JP2019019376A - 成膜方法及びスパッタリング装置 - Google Patents

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【課題】プラズマの損失が生じたとしても、膜厚の面内分布の悪化を抑制できる成膜方法及び装置の提供。【解決手段】真空チャンバ1内にターゲット3と基板Wとを対向配置し、予め設定された処理時間でスパッタリングし、基板表面に薄膜を成膜する成膜方法は、ターゲットの基板との背面側に配置された磁石ユニット4によりターゲットの中心と外周部との間の所定領域にプラズマを偏在させると共に、この磁石ユニットを回転させることでターゲットの仮想円周上をプラズマが周回するようにし、ターゲットのスパッタリングによる基板への成膜に及ぼすプラズマの損失量が所定値以上となるか否を判定する判定工程と、プラズマの損失量が所定値以上となったときのプラズマの位相を特定する位相特定工程とを含み、処理時間経過後、位相特定工程で特定されたプラズマの位相にてプラズマの損失で生じた膜厚を補填する補正成膜を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、基板表面に薄膜を成膜する成膜方法及びスパッタリング装置に関する。
基板表面に薄膜を成膜する方法の一つとしてスパッタリング法によるものが従来から知られている。このものでは、真空チャンバ内に、成膜しようとする薄膜の組成に応じて選択されるターゲットと成膜対象物としての基板とを対向配置し、予め設定された処理時間でターゲットに所定電力を投入して真空チャンバ内にプラズマを発生させてターゲットをスパッタリングすることで、基板表面に所望の膜厚で薄膜が成膜される。このとき、ターゲットの基板との背面側に配置された磁石ユニットによりターゲットの中心と外周部との間の所定領域にプラズマを偏在させると共に、この磁石ユニットを所定の回転数で回転させることでターゲットの仮想円周上をプラズマが周回するようにしたものもある(例えば、特許文献1参照)。この場合、プラズマに対向するターゲットの部分が主としてスパッタリングされると共に、スパッタリングされるターゲットの部分に対向する基板の部分に主として成膜され、このプラズマが周回することで、ターゲットがその全面に亘ってスパッタリングされると共に、膜厚分布よく基板表面に薄膜が成膜される。
ここで、真空雰囲気でターゲットをスパッタリングする当初、例えばターゲットの表面状態によっては、設定通りの電力がターゲットに投入されずに、プラズマが一時的に不安定になってターゲットのスパッタレートが遅くなる場合がある(所謂放電遅れ)。また、ターゲットのスパッタリングによる成膜中には、何らかの原因で異常放電(アーク放電)が発生する場合があり、このような場合にはターゲットへの電力投入を一時的に中断して異常放電の消弧操作が行われるが(所謂プラズマの失活)、このとき、ターゲットは実質的にスパッタリングされない(即ち、スパッタリングレートがゼロになる)。
上記放電遅れやプラズマの失活といったプラズマの損失は、予め設定された処理時間内でターゲットをスパッタリングして基板表面に所望の膜厚で成膜することに影響を及ぼすことになる。そして、上述のようにプラズマを周回させながらターゲットをスパッタリングする場合に、プラズマの損失が仮想円周上における特定の位相で発生すると、基板の部分に成膜される薄膜の膜厚が局所的に薄くなり、これでは、膜厚の面内分布が悪化してしまう。
特開2016−11445号公報
本発明は、以上の点に鑑み、ターゲットをスパッタリングして成膜する際にプラズマの損失が生じたとしても、膜厚の面内分布の悪化を可及的に抑制できるようにした成膜方法及びスパッタリング装置を提供することをその課題とするものである。
上記課題を解決するために、真空チャンバ内にターゲットと基板とを対向配置し、予め設定された処理時間でターゲットに所定電力を投入して真空チャンバ内に発生させたプラズマによりターゲットをスパッタリングし、基板表面に薄膜を成膜する本発明の成膜方法は、ターゲットの基板との背面側に配置された磁石ユニットによりターゲットの中心と外周部との間の所定領域にプラズマを偏在させると共に、この磁石ユニットを回転させることでターゲットの仮想円周上をプラズマが周回するようにし、ターゲットのスパッタリングによる基板への成膜に及ぼすプラズマの損失量が所定値以上となるか否を判定する判定工程と、プラズマの損失量が所定値以上となったときのプラズマの位相を特定する位相特定工程とを含み、処理時間経過後、位相特定工程で特定されたプラズマの位相にてプラズマの損失で生じた膜厚を補填する補正成膜を行うことを特徴とする。尚、本発明において、プラズマの損失とは、例えば放電遅れやプラズマの失活のように、設定通りの電力をターゲットに投入できないことに起因してプラズマによるターゲットのスパッタリングレートが低下することを言うものとする。
本発明によれば、処理時間中に膜厚の補填が必要とされるプラズマの損失が生じたときのプラズマの位相を特定しておき、処理時間経過後、上記特定したプラズマの位相で膜厚を補填することで、基板面内における膜厚が局所的に薄い部分に対して膜厚を補填することができ、その結果として、膜厚面内分布の悪化を可及的に抑制することができる。
また、上記課題を解決するために、ターゲットと基板とが対向配置される真空チャンバと、ターゲットに電力投入して真空チャンバ内にプラズマを発生させるプラズマ発生手段とを備え、プラズマによりターゲットをスパッタリングして基板表面に薄膜を成膜する本発明のスパッタリング装置は、ターゲットの基板との背面側に配置されてターゲットの中心と外周部との間の所定領域に偏在する漏洩磁場を発生させる磁石ユニットと、この磁石ユニットをターゲットの中心を回転中心として回転させる駆動手段とを備え、ターゲットの仮想円周上をプラズマが周回するようにし、基板への成膜に及ぼすプラズマの損失量が所定値以上となったときのプラズマの位相を特定する位相特定手段と、位相特定手段で特定されたプラズマ位相にてプラズマの損失で生じた膜厚を補填する補正成膜制御を行う制御手段とを更に備えることを特徴とする。
本発明の実施形態のスパッタリング装置を示す模式的断面図。 図1に示す磁石ユニットの模式平面図。 プラズマの損失を説明する模式図。 補正成膜を説明する図。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態のスパッタリング装置について説明する。図1に示すように、スパッタリング装置SMは、処理室10を画成する真空チャンバ1を備える。以下においては、図1を基準とし、真空チャンバ1の天井部側を「上」、その底部側を「下」として説明する。
真空チャンバ1の側壁にはガス導入口が設けられ、ガス導入口には、ガス源11に連通する、マスフローコントローラ12が介設されたガス管13が接続され、Arなどの希ガスや反応ガスからなるスパッタガスを処理室10内に所定流量で導入できるようになっている。また、真空チャンバ1の側壁には排気口が設けられ、排気口は排気管14を介してターボ分子ポンプやロータリーポンプなどからなる真空ポンプPが接続され、処理室10を所定圧力(例えば1×10−5Pa)まで真空引きできるようにしている。
真空チャンバ1の底部には、後述するターゲット3と対向させてステージ2が絶縁部材Iを介して配置されている。ステージ2は図示省略する公知の静電チャックを有し、静電チャックの電極に所定電圧を印加することで、ステージ2上に基板Wをその成膜面を上にして位置決めした状態で保持できるようになっている。
真空チャンバ1の天井部には、処理室10を臨むようにターゲット3が着脱自在に設けられている。ターゲット3のスパッタ面3aと背向する面にはインジウムやスズ等のボンディング材を介してバッキングプレート31が接続され、このバッキングプレート31の周縁部が絶縁部材Iを介して真空チャンバ1の側壁上部に装着されている。ターゲット3は、成膜しようとする薄膜の組成に応じて適宜選択される金属や絶縁物製であり、公知の方法を用いて例えば平面視円形に作製されている。ターゲット3には、スパッタ電源Eとしての直流電源や高周波電源あるいは両電源からの出力が接続され、スパッタリング時、負の電位を持つ直流電力や高周波電力が投入されるか、あるいは高周波電力と直流電力とが重畳して投入される。バッキングプレート31は、熱伝導の良いCu等の金属製であり、内部に図示省略する冷媒循環通路が形成されている。冷媒循環通路に冷媒(例えば冷却水)を循環させることで、ターゲット3を冷却出来るようになっている。
ターゲット3のスパッタ面3aと背向する側には、スパッタ面3a側に漏洩磁場を発生させる磁石ユニット4が配置されている。この漏洩磁場により、ターゲット3の中心と外周部との間の所定領域にプラズマを偏在させるようにしている。図2も参照して、磁石ユニット4は、ヨーク41と、ヨーク41の下面に環状に列設した同磁化の複数個の第1の磁石42と、第1の磁石42の周囲を囲うように環状に列設した第1の磁石42と同磁化の複数個の第2の磁石43とを有する。ヨーク41の上面には、駆動手段44の駆動軸45が接続され、ターゲット3をスパッタリングして成膜する間、ターゲット3の中心を回転中心として磁石ユニット4を回転させることで、ターゲット3の仮想円周上をプラズマが周回するようにしている。
上記スパッタリング装置SMは、公知のマイクロコンピュータやシーケンサ等を備えた制御部5を有し、マスフローコントローラ12の稼働、真空ポンプPの稼働、駆動手段44の駆動、スパッタ電源Eの稼働等を統括制御するようにしている。制御部5は、後述する位相特定手段51を備える。以下、上記スパッタリング装置SMを用いた薄膜の成膜方法について説明する。
ターゲット3が配置された真空チャンバ1内を所定の真空度(例えば、1×10−5Pa)まで真空引きし、図外の搬送ロボットにより真空チャンバ1内に基板Wを搬送し、ステージ2に基板Wを受け渡し、静電吸着する。次いで、スパッタガスたるアルゴンガスを例えば、150〜250sccmの流量で導入し(このときの真空チャンバ1内の圧力は2〜4Pa)、スパッタ電源Eからターゲット3に予め設定された直流電力(例えば、3000W)を投入することにより、真空チャンバ1内にプラズマを形成し、ターゲット3をスパッタリングする。このスパッタリング中、駆動手段44により磁石ユニット4を所定の回転数で回転させることでターゲット3の仮想円周上をプラズマが周回するようにすることで、ターゲット3のスパッタ面3aがその全面に亘ってスパッタリングされると共に、ターゲット3から飛散したスパッタ粒子が基板W表面に付着、堆積することにより、膜厚分布よく基板W表面に薄膜が成膜される。
ここで、図3に示すように、ターゲット3のスパッタリング中、所謂放電遅れやプラズマの失活といったプラズマ損失が生じることがあり、このようなプラズマ損失は、予め設定された処理時間Ts内でターゲット3をスパッタリングして基板W表面に所望の膜厚で成膜することに影響を及ぼす。そして、磁石ユニット4を回転させてプラズマを周回させながらターゲット3をスパッタリングする場合、プラズマの損失が仮想円周Cv上における特定の位相で発生すると、当該損失が発生したときのプラズマに対向する部分に成膜される薄膜の膜厚が局所的に薄くなり、これでは、膜厚の面内分布が悪化する。
そこで、本実施形態では、ターゲット3のスパッタリングによる基板Wへの成膜に及ぼすプラズマの損失量が所定値以上となるか否を判定する(判定工程)。この場合、スパッタ電源Eからターゲット3への電力投入時にターゲット3を流れる電流値をスパッタ電源Eで取得し、この電流値を制御部5で監視し、電流値が所定値以下のときに、プラズマの損失量が所定値以上であると判定される。この所定値は、膜厚の補填が必要となるか否かを考慮して設定することができる。そして、処理時間Tsの間、位相特定手段51により、プラズマの損失量が所定値以上であると判定されたときのプラズマの位相を特定する(位相特定工程)。ここで、位相特定手段51は、駆動手段44によって回転される磁石ユニット4の回転角を用いてプラズマの位相を特定することができる。そして、処理時間Tsが経過した後、上記位相特定工程で特定されたプラズマの位相(磁石ユニット4の回転角)にてプラズマの損失で生じた膜厚を補填する補正成膜を行う。以下、図4を参照して、処理時間Ts内に発生した異常放電の消弧操作によりプラズマが失活した場合に行うものを例に、補正成膜について説明する。図4に示すように、処理時間Tsの間に磁石ユニット4は4回転するものとし、2回転目と4回転目にプラズマ失活によるプラズマの損失が生じている。これらのプラズマの損失量は所定値以上(つまり、膜厚の補填が必要である)と判定され、プラズマの位相として磁石ユニット4の回転角Rs〜Reが夫々特定される。
処理時間Tsが経過した後、電力投入を停止する。これと共に、磁石ユニット4の回転を継続させながら、上記特定されたプラズマの位相にてプラズマの損失で生じた膜厚を補填する補正成膜を行う。即ち、磁石ユニット4の5回転目及び6回転目の回転角Rs〜Reにて、プラズマを発生させてターゲットをスパッタリングする。このとき、制御部5による制御遅れ時間、プラズマ放電の立ち上がり時間などを考慮し、事前に条件出しを行うことで、特定された回転角Rs〜Reにてスパッタリングを行うことができる。
以上によれば、処理時間Ts中に膜厚の補填が必要なプラズマの損失が生じたときのプラズマの位相を特定しておき、処理時間Ts経過後、上記特定したプラズマの位相で膜厚を補填することで、基板W面内における膜厚が局所的に薄い部分に対して膜厚を補填することができ、その結果として、膜厚面内分布の悪化を可及的に抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記に限定されるものではない。上記実施形態では、プラズマの位相を磁石ユニット4の回転角で特定する場合を例に説明したが、特定方法はこれに限定されず、駆動手段44がステッピングモータで構成される場合にはステップ数で特定してもよい。
また、図4に示す例では、2回転目及び4回転目で特定されたプラズマの位相(回転角)が同じである場合について説明したが、特定されたプラズマの位相が異なる場合にも適用できることは明らかであり、この場合、5回転目で異なるプラズマの移動にてプラズマの損失で生じた膜厚を補填する補正成膜を行ってもよい。これによれば、6回転目での補正成膜を行う必要がなく、スループットを向上でき、有利である。
ところで、プラズマ放電の開始、停止時間と、膜厚補填のための制御信号の開始、停止時間には時間差が生じることがある。例えば、あるスパッタリングの放電では、電流が所定値になるまで所定の時間をかけて増加させ、電流がゼロになるまで所定の時間をかけて低下させているため、このような時間を予め取得(測定)し、制御信号の開始に対する放電の開始までの遅れ時間と、制御信号の停止に対する放電の停止までの遅れ時間だけ先行した制御を行うことで、補填の精度を高めることができる。
さらに、特定されたプラズマの位相にてプラズマの損失で生じた膜厚を補填する補正成膜を行うとき、補填すべき位相間(例えば、回転角Rs〜Re)より前に成膜レートが十分に低い放電電力で放電を維持し、補填すべき位相間のみ所定の放電電力を投入することが好ましい。これによれば、放電着火時の過渡現象を省略できるため、補填のための短時間の放電をより安定させることができる。ここで、成膜レートが十分に低い放電電力は、予め設定された直流電力より十分に低い直流電力とすることができ、例えば、予め設定された直流電力の5%以下の直流電力とすることができる。また、ターゲット3に高周波電力と直流電力とを重畳して投入する場合、補填すべき位相間より前に高周波電力のみを投入して成膜レートが低い放電を維持し、補填すべき位相間のみ直流電力を重畳して投入してもよい。
上記実施形態では、カソードユニットを構成する回転自在な磁石ユニット4と固定のステージ2とを備えるスパッタリング装置について説明したが、例えば、基板表面に対してスパッタ粒子が斜入射するように傾斜配置されるカソードと回転自在な回転ステージとを備えるスパッタリング装置に対しても本発明を適用することができる。この場合、回転ステージに位相特定手段を設け、プラズマの損失が所定量以上であると判定されるときの回転ステージ(基板)の回転角を用いてプラズマの位相を特定し、特定した位相で補正成膜を行うようにすればよい。尚、カソードは傾斜配置されるものに限定されず、回転ステージが回転することで基板表面にその全面に亘って膜厚分布よく薄膜を成膜できるカソードを用いることができる。
E…スパッタ電源(プラズマ発生手段)、SM…スパッタリング装置、Ts…処理時間、W…基板、1…真空チャンバ、12…マスフローコントローラ(プラズマ発生手段)、3…ターゲット、4…磁石ユニット、44…駆動手段、5…制御部(制御手段)、51…位相特定手段。

Claims (2)

  1. 真空チャンバ内にターゲットと基板とを対向配置し、予め設定された処理時間でターゲットに所定電力を投入して真空チャンバ内に発生させたプラズマによりターゲットをスパッタリングし、基板表面に薄膜を成膜する成膜方法であって、
    ターゲットの基板との背面側に配置された磁石ユニットによりターゲットの中心と外周部との間の所定領域にプラズマを偏在させると共に、この磁石ユニットを回転させることでターゲットの仮想円周上をプラズマが周回するようにしたものにおいて、
    ターゲットのスパッタリングによる基板への成膜に及ぼすプラズマの損失量が所定値以上となるか否を判定する判定工程と、プラズマの損失量が所定値以上となったときのプラズマの位相を特定する位相特定工程とを含み、
    処理時間経過後、位相特定工程で特定されたプラズマの位相にてプラズマの損失で生じた膜厚を補填する補正成膜を行うことを特徴とする成膜方法。
  2. ターゲットと基板とが対向配置される真空チャンバと、ターゲットに電力投入して真空チャンバ内にプラズマを発生させるプラズマ発生手段とを備え、プラズマによりターゲットをスパッタリングして基板表面に薄膜を成膜するスパッタリング装置であって、
    ターゲットの基板との背面側に配置されてターゲットの中心と外周部との間の所定領域に偏在する漏洩磁場を発生させる磁石ユニットと、この磁石ユニットをターゲットの中心を回転中心として回転させる駆動手段とを備え、ターゲットの仮想円周上をプラズマが周回するようにしたものにおいて、
    基板への成膜に及ぼすプラズマの損失量が所定値以上となったときのプラズマの位相を特定する位相特定手段と、
    位相特定手段で特定されたプラズマの位相にてプラズマの損失で生じた膜厚を補填する補正成膜制御を行う制御手段とを更に備えることを特徴とするスパッタリング装置。
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