JP2019018234A - 計測機器用保護装置 - Google Patents

計測機器用保護装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019018234A
JP2019018234A JP2017140130A JP2017140130A JP2019018234A JP 2019018234 A JP2019018234 A JP 2019018234A JP 2017140130 A JP2017140130 A JP 2017140130A JP 2017140130 A JP2017140130 A JP 2017140130A JP 2019018234 A JP2019018234 A JP 2019018234A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
sheet member
welding
protection
shielding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017140130A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6881121B2 (ja
Inventor
啓佑 篠原
Keisuke Shinohara
啓佑 篠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP2017140130A priority Critical patent/JP6881121B2/ja
Publication of JP2019018234A publication Critical patent/JP2019018234A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6881121B2 publication Critical patent/JP6881121B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

【課題】 ワークを溶接するときに用いる計測機器による計測結果の信頼性を確保するのに有効な計測機器用保護装置を提供する。【解決手段】 計測機器用保護装置10は、ワークWを溶接するときに用いる計測機器4を保護する装置であり、計測機器4においてワークWの溶接箇所Waを計測する計測光が通過する通過部としての通過領域4a,4bと溶接箇所Waとの間に介在する保護部材としてのシート部材11と、このシート部材11を計測機器4の通過領域4a,4bが溶接箇所Waに対して遮蔽される遮蔽位置とこの遮蔽が解除される遮蔽解除位置との間で動かすための駆動部17と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、ワークを溶接するときに用いる計測装置を保護するための保護装置に関する。
下記の特許文献1には、被加工物であるワークを溶接する溶接装置のレーザ加工ヘッドが開示されている。このレーザ加工ヘッドは、ワークの溶接処理中に飛散したスパッタ等の微粒子から集光レンズを保護するための保護構造を備えている。この保護構造は、集光レンズを覆う保護ガラスと、この保護ガラスに向けて空気を供給するエアノズルと、このエアノズルから供給された空気を乱流化させて保護ガラスの表面に付着したスパッタ等の微粒子を除去する保護ガラスクリーニング手段と、によって構成されている。この保護構造によれば、ワークの溶接処理中に飛散して保護ガラスの表面に付着した微粒子を除去する効果が得られる。
特開2005−177760号公報
ところで、この種の溶接作業では、ワークの溶接処理前の位置合わせや、溶接処理後の溶接状態の検査のために、センサ類やカメラ等の計測機器が使用される。これらの計測機器は、ワークの溶接箇所に向けて配置されるため、上記のレーザ加工ヘッドの場合と同様にワークの溶接処理中に飛散した微粒子の影響を受け易く、この微粒子からの保護が必要になる。
そこで、この計測機器に対して上述の保護構造を適用することが考えられる。即ち、この計測機器に対して、保護ガラスと、エアノズルと、保護ガラスクリーニング手段と、を組み合わせて設置することができる。
しかしながら、上述の保護構造を採用したとしても、保護ガラスに一旦付着した微粒子を完全に除去するのは難しい。そして、微粒子が除去されないで保護ガラスに残留した場合には、レーザ加工ヘッドの場合とは異なり、この微粒子の影響によって計測光の通過が邪魔されるため、計測機器による計測結果の信頼性を確保するのが難しい。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、ワークを溶接するときに用いる計測機器による計測結果の信頼性を確保するのに有効な計測機器用保護装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、
ワークを溶接するときに用いる計測機器を保護する計測機器用保護装置であって、
上記計測機器において上記ワークの溶接箇所を計測する計測光が通過する通過部と上記溶接箇所との間に介在する保護部材と、
上記保護部材を上記計測機器の上記通過部が上記溶接箇所に対して遮蔽される遮蔽位置とこの遮蔽が解除される遮蔽解除位置との間で動かすための駆動部と、
を備える、計測機器用保護装置、
にある。
上記の計測機器用保護装置において、保護部材は、駆動部によって遮蔽位置と遮蔽解除位置との間で動くことができる。保護部材が遮蔽位置にあるときには、計測機器の通過部が溶接箇所に対して遮蔽される。このため、ワークの溶接処理前に保護部材を駆動部によって予め遮蔽位置に設定することで、この溶接処理中に飛散したスパッタ等の微粒子から計測機器の通過部を保護することができる。
一方で、保護部材が遮蔽解除位置にあるときには、計測機器の通過部が溶接箇所に対して遮蔽されない。このため、ワークの溶接処理前や溶接処理後のタイミングで保護部材を駆動部によって遮蔽解除位置に設定することで、計測光が通る経路が形成されるため、ワークの溶接箇所を計測機器で計測することができる。このとき、微粒子の影響によって計測光の通過が邪魔されることがないため、計測機器による計測結果の信頼性を確保することができる。
以上のごとく、上記の態様によれば、ワークを溶接するときに用いる計測機器による計測結果の信頼性を確保するのに有効な計測機器用保護装置を提供することができる。
実施形態1にかかる溶接設備の側面図。 図1中のセンサにおいてシート部材が遮蔽解除位置にあるときの側面図。 図2のセンサを下方から視た図。 図3のIV-IV線断面矢視図。 図3のV-V線断面矢視図。 図3のVI-VI線断面矢視図。 図1中のセンサにおいてシート部材が遮蔽位置にあるときの側面図。 図7のセンサを下方から視た図。 図3のIX-IX線断面矢視図。 図8のX-X線断面矢視図。 実施形態2にかかる溶接設備の側面図。
上述の態様の好ましい実施形態について以下に説明する。
上記の計測機器用保護装置(以下、単に「保護装置」という。)において、上記保護部材は、可撓性を有するシート部材によって構成されているのが好ましい。
この保護装置によれば、シート部材を計測機器の多様な形状に追従させて動かすことができる。このため、汎用性に優れた保護装置を実現できる。
上記の保護装置において、上記駆動部は、上記シート部材をその張設方向に弾性付勢するバネ部材と、上記バネ部材による弾性付勢力に対抗して上記シート部材を引張り可能なアクチュエータと、を備え、上記弾性付勢力に対する上記アクチュエータの引張り荷重を調節することによって、上記シート部材を上記遮蔽位置と上記遮蔽解除位置との間でスライドさせるように構成されているのが好ましい。
この保護装置によれば、バネ部材による弾性付勢力を上回る引張り荷重をアクチュエータからシート部材に付与することによって、このシート部材を一方の方向にスライドさせることができる。これに対して、バネ部材による弾性付勢力を下回る引張り荷重をアクチュエータからシート部材に付与することによって或いは引張り動作を解除することによって、このシート部材を他方の方向にスライドさせることができる。
このため、可撓性を有するシート部材を使用した場合に、このシート部材を遮蔽位置と遮蔽解除位置との間で確実にスライドさせることができる。
上記の保護装置は、上記シート部材のシート幅方向にいずれも延在し且つシート長手方向に互いに離間した状態でこのシート部材に接合された複数の支持軸と、上記複数の支持軸のそれぞれの両端部に回転可能に取付けられたローラーと、上記ローラーを上記シート部材が動く方向に走行可能にガイドするガイドフレームと、を備えるのが好ましい。
この保護装置によれば、シート部材が駆動部によって遮蔽位置と遮蔽解除位置との間で動くときに、複数の支持軸のそれぞれに回転可能に取付けられたローラーがガイドフレームに沿ってシート部材と同方向に走行する。このため、シート部材が動くときの抵抗を低く抑えることができ、駆動部の動力が少なくて済む。
上記の保護装置において、上記シート部材は、上記複数の支持軸を挟んでその両側に配置された2つのシート片を互いに貼り合わせることによって成るのが好ましい。
この保護装置によれば、シート部材の剛性を高めることができ、このシート部材の弛みや潰れの発生を防ぐことができる。
上記の保護装置において、上記アクチュエータは、上記シート部材に連結されたロッドと、上記ロッドを媒体の圧力を利用して伸縮可能に収容するシリンダーと、を有するシリンダー装置によって構成されているのが好ましい。
この保護装置によれば、シート部材を動かすためのアクチュエータとしてシリンダー装置を使用することによって、駆動部の構造を簡素化できる。
上記の保護装置において、上記計測機器の上記通過部には、上記ワークの上記溶接箇所に向けて照射した照射光が上記計測光として通過する第1通過領域と、上記ワークの上記溶接箇所で反射した反射光が上記計測光として通過する第2通過領域と、が含まれており、上記保護部材は、上記第1通過領域を上回る大きさの第1貫通穴と、上記第2通過領域を上回る大きさの第2貫通穴と、上記第1貫通穴及び上記第2貫通穴を除く非貫通部と、を有し、上記第1貫通穴及び上記第2貫通穴が上記第1通過領域と上記第2通過領域との間の距離に相当する間隔を隔てて配置されており、上記保護部材が上記遮蔽解除位置にあるときにこの保護部材の上記第1貫通穴が上記第1通過領域に合致し且つ上記第2貫通穴が上記第2通過領域に合致する一方で、上記保護部材が上記遮蔽位置にあるときに上記第1通過領域及び上記第2通過領域がともに上記非貫通部によって遮蔽されるように構成されているのが好ましい。
この保護装置によれば、計測機器の2つの通過領域は、保護部材が遮蔽位置に設定されたときにこの保護部材の非貫通部によって遮蔽される一方で、保護部材が遮蔽解除位置に設定されたときにそれぞれがこの保護部材の2つの貫通穴のそれぞれに位置合わせされる。このため、2つの通過領域を含む計測機器に対して2つの貫通穴を有する保護部材を使用することで、この保護部材を遮蔽位置と遮蔽解除位置との間で動かすときの移動距離を短く抑えることができる。
上記の保護装置において、上記駆動部は、上記ワークが溶接処理中であることを示す情報を検出したときに上記保護部材を上記遮蔽位置に設定するように作動する一方で、上記ワークが溶接処理中でないことを示す情報を検出したときに上記保護部材を上記遮蔽解除位置に設定するように作動するのが好ましい。
この保護装置によれば、ワークの実際の溶接処理に連動した好ましいタイミングで駆動部を制御して、保護部材を遮蔽位置と遮蔽解除位置との間で動かすことができるため合理的である。
以下、ワークの溶接作業で使用する溶接設備について、図面を参照しつつ説明する。
この実施形態を説明するための図面において、特にことわらない限り、計測機器用保護装置を構成する保護部材としてのシート部材のシート長手方向を矢印Xで示し、このシート部材のシート幅方向を矢印Yで示し、このシート部材のシート厚み方向を矢印Zで示すものとする。
(実施形態1)
図1に示されるように、実施形態1にかかる溶接設備1は、溶接機2と、この溶接機2にブラケット3を介して一体化されたセンサ4と、センサ4に取付けられた計測機器用保護装置10(以下、単に「保護装置10」という。)と、制御部20と、出力部30と、備えている。
溶接機2は、レーザ光Lcを金属製のワークWに照射し、このワークWを局部的に溶融・凝固させることによってその下方の部材と接合するレーザ溶接機として構成されている。特に図示しないものの、この溶接機2は、レーザ発振器で発振されたレーザ光Lcが集光された状態でヘッド部2aからワークWの溶接箇所Waに向けて照射されるようになっている。この溶接機2は、制御部20によって制御されるように構成されている。例えば、レーザ光Lcの照射開始を指示するための指令信号が制御部20から溶接機2へ出力される。
センサ4は、ワークWを溶接するときに用いる計測機器であり、本実施形態では、三角測距を検出原理とした光学式変位センサとして構成されている。詳細については後述するが、このセンサ4は、ワークWの溶接箇所Waを計測する計測光が通過する通過部(第1通過領域4a及び第2通過領域4b)を有する。このセンサ4は、制御部20によって制御され、またこのセンサ4で検出された検出情報は制御部20に伝送されて処理される。
保護装置10は、センサ4を保護する装置であり、このセンサ4に取付けられるように構成されている。なお、この保護装置10は、1つのセンサ4に専用の装置として構成されてもよいし、或いはこのセンサ4を含む複数の計測機器(同種のセンサ4を含む)に兼用の装置として構成されてもよい。この保護装置10は、複数の計測機器での兼用の場合には、各計測機器との着脱を可能とする着脱構造を有するのが好ましい。
この保護装置10は、保護部材としてのシート部材11と、このシート部材11を遮蔽位置(後述の遮蔽位置P1)と遮蔽解除位置(後述の遮蔽解除位置P2)との間で動かすための駆動部17と、を備えている。
シート部材11は、折り曲げが容易である柔軟な性質であることをあらわす可撓性を有し、センサ4の第1通過領域4a及び第2通過領域4bとワークWの溶接箇所Waとの間に介在する部材として構成されている。
ここで、「遮蔽位置」は、シート部材11がセンサ4の第1通過領域4a及び第2通過領域4bをともに溶接箇所Waに対して遮蔽する位置である。これに対して、「遮蔽解除位置」は、シート部材11がセンサ4の第1通過領域4a及び第2通過領域4bをともに溶接箇所Waに対して遮蔽しない位置である
駆動部17は、シリンダー装置19を含み、このシリンダー装置19が制御部20によって制御されるようになっている。
制御部20は、特に図示しないものの、入力された情報を記憶する記憶手段、予め設定された演算式に基づいて演算処理を実行する演算手段、出力部へ情報を出力するための出力手段、アクチュエータへ駆動信号を出力するための駆動手段等を備えている。
出力部30は、制御部20に電気的に接続されたモニターとして構成されている。従って、制御部20から出力された情報がこの出力部30に画面表示される。作業者は、センサ4による計測結果を出力部30に画面表示された情報によって確認することができる。
図2に示されるように、センサ4のハウジングには、レーザ出力用の光源5と、投光レンズ6と、受光レンズ7と、受光素子8と、が内蔵されている。また、このセンサ4において、ハウジングの下面には平板状のガラス部材9が取付けられている。このガラス部材9は、センサ4に関する照射光La及び反射光Lbの通過を許容する一方で、溶接機2からレーザ光Lcが照射された溶接処理中に飛散したスパッタ等の微粒子の通過を阻止する機能を有する。この場合、ガラス部材9の一部によってセンサ4の第1通過領域4a及び第2通過領域4bが構成されている。このガラス部材9を、微粒子に対する保護のための「保護ガラス」ということもできる。
このセンサ4において、光源5から出力された計測光としての照射光Laは、投光レンズ6で集光された後、保護ガラス9の第1通過領域4aを通って下向きに照射される。従って、ワークWの溶接箇所Waを計測する場合、この溶接箇所Waに向けて照射した照射光Laが第1通過領域4aを常時に通過するようになっている。
また、ワークWの溶接箇所Waで拡散反射した計測光としての反射光Lbは、センサ4の保護ガラス9の第2通過領域4bを通って受光レンズ7で集光された後に、受光素子8で受光される。従って、ワークWの溶接箇所Waを計測する場合、この溶接箇所Waで反射した反射光Lbが第2通過領域4bを常時に通過するようになっている。
制御部20は、受光素子8による受光情報から、対象物の位置、形状、厚み、幅、段差、反り量などの物理量を、センサ4による計測情報として検出することができる。本実施形態の場合、制御部20は、ワークWの溶接処理前においては、センサ4の計測情報に基づいて、溶接箇所Waの位置と溶接予定位置との間の位置ずれを検出するように構成されている。また、この制御部20は、ワークWの溶接処理後においては、センサ4の計測情報に基づいて、溶接箇所Waの溶接形状を検出するように構成されている。
図2及び図3に示されるように、駆動部17は、バネ部材18と、シリンダー装置19と、を備えている。
バネ部材18は、シート部材11のシート長手方向Xの一端部12とセンサ4のハウジングとを連結するように構成されており、このシート部材11をその張設方向である第1方向D1に弾性付勢する機能を有する。
シリンダー装置19は、バネ部材18による弾性付勢力に対抗してシート部材11を、第1方向D1とは逆方向である第2方向D2へ引張り可能なアクチュエータとして構成されている。このシリンダー装置19は、シート部材11の他端部13に連結されたロッド19aと、このロッド19aを媒体である空気の圧力を利用して伸縮可能に収容するシリンダー19bと、を有する。そして、制御部20からの指令信号にしたがって、空気供給源(図示省略)からシリンダー19bへ高圧の空気が供給され、或いはこの空気の供給が遮断されるようになっている。
このシリンダー装置19の構造は既知であり、その具体的な説明は省略するが、シリンダー19b内の空気圧の上昇によってロッド19aがシリンダー19bから下方へ突出する一方で、この空気圧の下降によってシリンダー19b内へ突入するように構成されている。このシリンダー装置19は、「エアシリンダー」とも称呼される。
このシリンダー装置19によれば、バネ部材18の弾性付勢力に対するロッド19aの引張り荷重を調節することによって、シート部材11を遮蔽位置(後述の遮蔽位置P1)と遮蔽解除位置P2との間でスライドさせることができる。この場合、ロッド19aの上下方向の直線運動が、シート部材11のシート長手方向Xのスライド動作に変換される。
図2〜図4に示されるように、保護装置10は、上記のシート部材11及び駆動部17に加えて、複数の支持軸14と、複数のローラー15と、ガイドフレーム16と、を備えている。
複数の支持軸14は、シート部材11のシート幅方向Yにいずれも延在し且つシート長手方向Xに概ね等間隔で互いに離間した状態でこのシート部材11に接合されている。ローラー15は、複数の支持軸14のそれぞれの両端部に回転可能に取付けられた車輪である。ガイドフレーム16は、各ローラー15をシート部材11が動く方向、即ちシート長手方向Xに走行可能にガイドする走行面16a(図4を参照)を有する。このため、各ローラー15がガイドフレーム16の走行面16aを走行することによって、シート部材11がシート長手方向Xにスライドする。
図3に示されるように、シート部材11は、第1貫通穴11bと、第2貫通穴11cと、これら2つの第1貫通穴11b及び第2貫通穴11cを除く非貫通部11dと、を有する。第1貫通穴11bは、センサ4の第1通過領域4aを上回る大きさになるように寸法設定されている。第2貫通穴11cは、センサ4の第2通過領域4bを上回る大きさになるように寸法設定されている。
図4に示されるように、シート部材11は、複数の支持軸14を挟んでその両側に配置された2つのシート片11aを互いに貼り合わせることによって成る。これにより、シート部材11は、細長い複数の部材を簾のように連接したシャッターのような形状を呈する。シート片11aは、溶接機2による溶接処理中に飛散したスパッタ等の高温の微粒子との接触に耐えることができるように、耐熱性或いは防火性に優れた素材によって構成されるのが好ましい。
図5に示されるように、シート部材11の第1貫通穴11bは、シート部材11及び支持軸14の一部をカットすることによって形成されている。また、図6に示されるように、シート部材11の第2貫通穴11cは、第1貫通穴11bの場合と同様に、シート部材11及び支持軸14の一部をカットすることによって形成されている。
また、このシート部材11において、第1貫通穴11b及び第2貫通穴11cがセンサ4の第1通過領域4aと第2通過領域4bとの間の距離に相当する間隔を隔てて配置されている。
このため、シート部材11が遮蔽解除位置P2にあるときにこのシート部材11の第1貫通穴11bがセンサ4の第1通過領域4aに合致し且つ第2貫通穴11cがセンサ4の第2通過領域4bに合致するように構成されている。一方で、シート部材11が遮蔽位置(図8中の遮蔽位置P1を参照)にあるときに、センサ4の第1通過領域4a及び第2通過領域4bがともにこのシート部材11の非貫通部11dによって遮蔽されるように構成されている。
ここで、図1〜図3に加えて図7〜図10を参照しながら、上記の溶接設備1における溶接作業について説明する。
図1に示されるように、溶接機2でワークWの溶接箇所Waを溶接する場合、溶接処理前にセンサ4によって溶接箇所Waを計測する。この計測に際して、図2に示されるように、ロッド19aがシリンダー19bから下方へ突出するようにシリンダー装置19を作動させる。これにより、図3に示されるように、シート部材11は、バネ部材18から第1方向D1の弾性付勢力を受けながら遮蔽解除位置P2までこの第1方向D1にスライドする。
シート部材11が遮蔽解除位置P2に設定されると、その第1貫通穴11bがセンサ4の第1通過領域4aに合致し、且つその第2貫通穴11cがセンサ4の第2通過領域4bに合致する。即ち、図3に示されるように、第1貫通穴11bの領域内に第1通過領域4aの全体が位置し、且つ第2貫通穴11cの領域内に第2通過領域4bの全体が位置する。これにより、図9に示されるように、照射光Laが通過する経路と、反射光Lbが通過する経路との双方が形成される。従って、センサ4による溶接箇所Waの計測が可能になる。この計測では、溶接予定位置に対する溶接箇所Waの位置ずれが検出され、この検出結果に基づいて、溶接箇所Waの位置ずれを補正するように溶接機2の位置が調節される。
なお、第1貫通穴11bと第1通過領域4aとが合致するという形態については、上述のように第1貫通穴11bの領域内に第1通過領域4aの全体が位置する形態は勿論、第1貫通穴11bと第1通過領域4aとが互いに部分的に重なる形態が包含される。同様に、第2貫通穴11cと第2通過領域4bとが合致するという形態については、上述のように第2貫通穴11cの領域内に第2通過領域4bの全体が位置する形態は勿論、第2貫通穴11cと第2通過領域4bとが互いに部分的に重なる形態が包含される。
その後、溶接機2のヘッド部2aからワークWの溶接箇所Waへレーザ光Lcを照射することによって、このワークWの実際の溶接処理が実施される。このとき、図7に示されるように、ロッド19aがシリンダー19b内へ突入するようにシリンダー装置19を作動させる。これにより、図8に示されるように、シート部材11は、バネ部材18から第1方向D1の弾性付勢力を受けながらこの弾性付勢力に抗して遮蔽位置P1まで第2方向D2にスライドする。
シート部材11が遮蔽位置P1に設定されると、その非貫通部11dによってセンサ4の第1通過領域4a及び第2通過領域4bがともに遮蔽される。即ち、図8に示されるように、第1貫通穴11bの領域外に第1通過領域4aの全体が位置し、且つ第2貫通穴11cの領域外に第2通過領域4bの全体が位置する。これにより、図10に示されるように、ガラス部材9のうち第1通過領域4a及び第2通過領域4bのそれぞれに相当する部位に、溶接機2による溶接処理中に飛散したスパッタ等の微粒子Cが付着するのが阻止される。
ワークWの溶接処理後に、センサ4によって溶接箇所Waを再び計測する。この計測では、溶接箇所Waに形成された溶接線に沿ってセンサ4を走査することによって、その溶接線の溶接形状が検出される。これにより、作業者は、溶接形状が正常であるか否かを判定できる。この計測に際して、溶接処理前の計測時と同様に、ロッド19aがシリンダー19bから下方へ突出するようにシリンダー装置19を作動させて、シート部材11を遮蔽解除位置P2に設定する。これにより、センサ4による溶接箇所Waの計測が可能になる。
なお、上述の溶接作業において、保護装置10の駆動部17は、ワークWが溶接処理中であることを示す情報を検出したときにシート部材11を遮蔽位置P1に設定するように作動するのが好ましい。また、駆動部17は、ワークWが溶接処理中でないことを示す情報を検出したときにシート部材11を遮蔽解除位置P2に設定するように作動するのが好ましい。
このような制御を実現するために、制御部20は、例えば、溶接機2に運転開始のための指令信号を出力する前に駆動部17のシリンダー装置19に対してシート部材11を遮蔽位置P1に設定するための指令信号を出力するように構成される。この場合、制御部20からの指令信号を検出したシリンダー装置19は、シート部材11を遮蔽位置P1に設定するように作動する。
また、制御部20は、例えば、溶接機2に運転停止のための指令信号を出力した後で駆動部17のシリンダー装置19に対してシート部材11を遮蔽解除位置P2に設定するための指令信号を出力するように構成される。この場合、制御部20からの指令信号を検出したシリンダー装置19は、シート部材11を遮蔽解除位置P2に設定するように作動する。
このような制御は、ワークWを溶接機で溶接するときに用いるセンサ4を保護する保護装置10と、この保護装置10を溶接機2とともに制御する制御部20と、を備える保護装置用制御システムによって実行することができる。
次に、上記の実施形態1の作用効果について説明する。
実施形態1の保護装置10において、シート部材11は、シリンダー装置19によって遮蔽位置P1と遮蔽解除位置P2との間で動くことができる。シート部材11が遮蔽位置P1にあるときには、センサ4の通過領域4a,4bが溶接箇所Waに対して遮蔽される。このため、溶接機2による溶接処理中にシート部材11をシリンダー装置19によって予め遮蔽位置P1に設定することで、この溶接処理中に飛散した微粒子Cからガラス部材9のうちセンサ4の通過領域4a,4bに相当する部位を保護することができる。即ち、溶接処理中にガラス部材9のうちセンサ4の2つの通過領域4a,4bに相当する部位に微粒子Cが付着するのが阻止される。
一方で、シート部材11が遮蔽解除位置P2にあるときには、センサ4の通過領域4a,4bが溶接箇所Waに対して遮蔽されない。このため、ワークWの溶接処理前や溶接処理後のタイミングでシート部材11をシリンダー装置19によって遮蔽解除位置P2に設定することで、照射光Laが通過する経路と、反射光Lbが通過する経路との双方が形成されるため、ワークWの溶接箇所Waをセンサ4で計測することができる。
このとき、ガラス部材9のうちセンサ4の2つの通過領域4a,4bに相当する部位には微粒子Cが付着しておらず、この微粒子Cの影響によって照射光La及び反射光Lbのそれぞれの通過が邪魔されることがないため、センサ4による計測結果の信頼性を確保することができる。即ち、ワークWの溶接箇所Waの溶接処理前の位置ずれや溶接処理後の溶接状態について誤った判定がなされるのを防ぐことができ、誤った判定に対応するための不要な作業をなくすことができる。また、微粒子Cの付着が原因となって生じる、ガラス部材9の清掃や交換の頻度を少なく抑えることができる。
また、実施形態1の保護装置10によれば、可撓性を有するシート部材11を使用しており、このシート部材11をセンサ4の多様な形状に追従させて動かすことができる。このため、汎用性に優れた保護装置10を実現できる。
また、実施形態1の保護装置10によれば、バネ部材18による弾性付勢力を上回る引張り荷重をシリンダー装置19からシート部材11に付与することによって、このシート部材11を第2方向D2にスライドさせることができる。これに対して、バネ部材18による弾性付勢力を下回る引張り荷重をシリンダー装置19からシート部材11に付与することによって或いは引張り動作を解除することによって、このシート部材11を第1方向D1にスライドさせることができる。このため、シート部材11を遮蔽位置P1と遮蔽解除位置P2との間で確実にスライドさせることができる。
また、実施形態1の保護装置10によれば、シート部材11がシリンダー装置19によって遮蔽位置P1と遮蔽解除位置P2との間で動くときに、複数の支持軸14のそれぞれに回転可能に取付けられたローラー15がガイドフレーム16に沿ってシート部材11と同方向に走行する。このため、シート部材11が動くときの抵抗を低く抑えることができ、シート部材11を動かすためのシリンダー装置19の動力が少なくて済む。
また、実施形態1の保護装置10によれば、複数の支持軸14を挟んでその両側に配置された2つのシート片11aを互いに貼り合わせてシート部材11が形成されるため、シート部材11の剛性を高めることができ、このシート部材11の弛みや潰れの発生を防ぐことができる。
また、実施形態1の保護装置10によれば、シート部材11を動かすためのアクチュエータとしてシリンダー装置19を使用することによって、駆動部17の構造を簡素化できる。
また、実施形態1の保護装置10によれば、2つの通過領域4a,4bを含むセンサ4に対して2つの貫通穴11b,11cを有するシート部材11を使用することで、このシート部材11を遮蔽位置P1と遮蔽解除位置P2との間で動かすときの移動距離、即ちシリンダー装置19におけるロッド19aのストローク量を短く抑えることができる。このため、シリンダー装置19の配置について省スペース化が図られる。
また、実施形態1の保護装置10によれば、ワークWの実際の溶接処理に連動した好ましいタイミングで制御部20によってシリンダー装置19を制御して、保護部材11を遮蔽位置P1と遮蔽解除位置P2との間で動かすことができるため合理的である。
以下、上記の実施形態1に関連する他の実施形態について図面を参照しつつ説明する。他の実施形態において、実施形態1の要素と同一の要素には同一の符号を付しており、当該同一の要素についての説明は省略する。
(実施形態2)
図11に示されるように、実施形態2にかかる溶接設備101は、保護装置110の構造についてのみ、実施形態1の溶接設備1と相違している。即ち、この保護装置110は、実施形態1の保護装置10に更にエアノズル120が追加された構造を有する。このエアノズル120は、空気供給源(図示省略)から供給された圧縮空気をシート部材11の下方の領域に吹き付ける機能を有する。
その他の構成は、実施形態1と同様である。
この実施形態2によれば、溶接機2による溶接処理中にシート部材11に向けて飛散する微粒子Cを、エアノズル120によって吹き付けられた空気によって吹き飛ばすことができる。従って、センサ4を保護するシート部材11自体を微粒子Cから保護することができる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を奏する。
本発明は、上述の実施形態1,2のみに限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の応用や変形が考えられる。例えば、各実施形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
上記の実施形態では、シリンダー装置19のロッド19aの上下方向の直線運動を、シート部材11のシート長手方向Xのスライド動作に変換する構造について例示したが、この構造に代えて、シート部材11を巻き取り可能な巻取り軸と、この巻取り軸を回転駆動するアクチュエータと、を有する駆動部を採用し、巻取り軸の回転運動をシート部材11のシート長手方向Xのスライド動作に変換する構造を採用することもできる。
上記の実施形態では、シリンダー装置19としてエアシリンダーを使用する場合について例示したが、これに代えて、空気以外の媒体の圧力を利用した別のタイプのシリンダー装置(例えば、油圧シリンダー)や、電磁石で得られる動力を利用したソレノイドアクチュエータなどを使用することもできる。
上記の実施形態では、シート部材11を動かすための駆動部17がバネ部材18及びシリンダー装置19によって構成される場合について例示したが、例えばシリンダー装置19のみでシート部材11を弛ませることなく動かすことができるような場合には、バネ部材18を省略することもできる。
上記の実施形態では、複数の支持軸14を挟んでその両側に配置された2つのシート片11aを互いに貼り合わせてシート部材11を形成する場合について例示したが、これに代えて、一方のシート片11aのみが複数の支持軸14に接合された構造を採用することもできる。
上記の実施形態では、可撓性を有するシート部材11を用いる場合について例示したが、このシート部材11に代えて硬質の板状部材を採用することもできる。
上記の実施形態では、シート部材11に2つの貫通穴11b,11cを設ける場合について例示したが、センサ4において測定光が通過する通過領域の数に応じて、この数と同数となるように貫通穴の数を変更することもできる。また、シート部材11を遮蔽位置P1と遮蔽解除位置P2との間で動かすときの移動距離に制限が無い場合には、このシート部材11に代えて、貫通穴のないシート部材を採用することもできる。
上記の実施形態では、センサ4をレーザ溶接機とともに使用するについて例示したが、これに代えて、例えばアーク溶接やスポット溶接などを行う溶接機とともにこのセンサ4を使用することもできる。
上記の実施形態では、保護装置10,110によって保護する保護対象であるセンサ4が変位センサである場合について例示したが、これに代えて、変位センサ以外のセンサや、画像センサとしてのカメラなどの他の計測機器を保護するために、保護装置10,110の構造を適用することもできる。
また、上記の実施形態や、他の変更例に鑑みた場合、以下のような態様が考えられる。
一つの態様として、
「ワークを溶接機で溶接するときに用いる計測機器を保護する保護装置と、
上記保護装置を上記溶接機とともに制御する制御部と、
を備える、保護装置用制御システムであって、
上記保護装置は、上記計測機器において上記ワークの溶接箇所を計測する計測光が通過する通過部と上記溶接箇所との間に介在する保護部材と、上記保護部材を上記計測機器の上記通過部が上記溶接箇所に対して遮蔽される遮蔽位置とこの遮蔽が解除される遮蔽解除位置との間で動かすための駆動部と、を備え、
上記制御部は、上記溶接機に運転開始のための指令信号を出力する前に上記駆動部に対して上記保護部材を上記遮蔽位置に設定するための指令信号を出力する一方で、上記溶接機に運転停止のための指令信号を出力した後で上記駆動部に対して上記保護部材を上記遮蔽解除位置に設定するための指令信号を出力するように構成されている、保護装置用制御システム。」
という態様を採り得る。
この態様によれば、ワークの実際の溶接処理に連動した好ましいタイミングで制御部によって駆動部を制御して、保護部材を遮蔽位置と遮蔽解除位置との間で動かすことができるため合理的である。
4 センサ(計測機器)
4a 第1通過領域(通過部)
4b 第2通過領域(通過部)
9 ガラス部材
10,110 計測機器用保護装置(保護装置)
11 シート部材(保護部材)
11a シート片
11b 第1貫通穴
11c 第2貫通穴
11d 非貫通部
14 支持軸
15 ローラー
16 ガイドフレーム
17 駆動部
18 バネ部材
19 シリンダー装置(アクチュエータ)
19a ロッド
19b シリンダー
D1 第1方向(張設方向)
La 照射光(計測光)
Lb 反射光(計測光)
P1 遮蔽位置
P2 遮蔽解除位置
W ワーク
Wa 溶接箇所
X シート長手方向
Y シート幅方向

Claims (8)

  1. ワークを溶接するときに用いる計測機器を保護する計測機器用保護装置であって、
    上記計測機器において上記ワークの溶接箇所を計測する計測光が通過する通過部と上記溶接箇所との間に介在する保護部材と、
    上記保護部材を上記計測機器の上記通過部が上記溶接箇所に対して遮蔽される遮蔽位置とこの遮蔽が解除される遮蔽解除位置との間で動かすための駆動部と、
    を備える、計測機器用保護装置。
  2. 上記保護部材は、可撓性を有するシート部材によって構成されている、請求項1に記載の計測機器用保護装置。
  3. 上記駆動部は、上記シート部材をその張設方向に弾性付勢するバネ部材と、上記バネ部材による弾性付勢力に対抗して上記シート部材を引張り可能なアクチュエータと、を備え、上記弾性付勢力に対する上記アクチュエータの引張り荷重を調節することによって、上記シート部材を上記遮蔽位置と上記遮蔽解除位置との間でスライドさせるように構成されている、請求項2に記載の計測機器用保護装置。
  4. 上記シート部材のシート幅方向にいずれも延在し且つシート長手方向に互いに離間した状態でこのシート部材に接合された複数の支持軸と、
    上記複数の支持軸のそれぞれの両端部に回転可能に取付けられたローラーと、
    上記ローラーを上記シート部材が動く方向に走行可能にガイドするガイドフレームと、
    を備える、請求項2または3に記載の計測機器用保護装置。
  5. 上記シート部材は、上記複数の支持軸を挟んでその両側に配置された2つのシート片を互いに貼り合わせることによって成る、請求項2〜4のいずれか一項に記載の計測機器用保護装置。
  6. 上記アクチュエータは、上記シート部材に連結されたロッドと、上記ロッドを媒体の圧力を利用して伸縮可能に収容するシリンダーと、を有するシリンダー装置によって構成されている、請求項2〜5のいずれか一項に記載の計測機器用保護装置。
  7. 上記計測機器の上記通過部には、上記ワークの上記溶接箇所に向けて照射した照射光が上記計測光として通過する第1通過領域と、上記ワークの上記溶接箇所で反射した反射光が上記計測光として通過する第2通過領域と、が含まれており、
    上記保護部材は、上記第1通過領域を上回る大きさの第1貫通穴と、上記第2通過領域を上回る大きさの第2貫通穴と、上記第1貫通穴及び上記第2貫通穴を除く非貫通部と、を有し、上記第1貫通穴及び上記第2貫通穴が上記第1通過領域と上記第2通過領域との間の距離に相当する間隔を隔てて配置されており、
    上記保護部材が上記遮蔽解除位置にあるときにこの保護部材の上記第1貫通穴が上記第1通過領域に合致し且つ上記第2貫通穴が上記第2通過領域に合致する一方で、上記保護部材が上記遮蔽位置にあるときに上記第1通過領域及び上記第2通過領域がともに上記非貫通部によって遮蔽されるように構成されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の計測機器用保護装置。
  8. 上記駆動部は、上記ワークが溶接処理中であることを示す情報を検出したときに上記保護部材を上記遮蔽位置に設定するように作動する一方で、上記ワークが溶接処理中でないことを示す情報を検出したときに上記保護部材を上記遮蔽解除位置に設定するように作動する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の計測機器用保護装置。
JP2017140130A 2017-07-19 2017-07-19 計測機器用保護装置 Active JP6881121B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017140130A JP6881121B2 (ja) 2017-07-19 2017-07-19 計測機器用保護装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017140130A JP6881121B2 (ja) 2017-07-19 2017-07-19 計測機器用保護装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019018234A true JP2019018234A (ja) 2019-02-07
JP6881121B2 JP6881121B2 (ja) 2021-06-02

Family

ID=65354811

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017140130A Active JP6881121B2 (ja) 2017-07-19 2017-07-19 計測機器用保護装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6881121B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102022127449A1 (de) * 2022-10-19 2024-04-25 Precitec Gmbh & Co. Kg Laserbearbeitungskopf mit Lidar-Sensor

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0938774A (ja) * 1995-07-28 1997-02-10 Kawasaki Steel Corp 固定管の円周溶接観察装置
JP2002028786A (ja) * 2000-07-10 2002-01-29 Daihen Corp 溶接用レーザセンサ
JP2004195502A (ja) * 2002-12-18 2004-07-15 Jfe Koken Corp 溶接用レーザセンサ
JP2012040571A (ja) * 2010-08-13 2012-03-01 Disco Corp レーザー加工装置
JP2014024114A (ja) * 2012-07-30 2014-02-06 Tsuchiya Co Ltd スパッタ付着防止シート
JP2015202600A (ja) * 2014-04-11 2015-11-16 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 レーザー遮光シート

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0938774A (ja) * 1995-07-28 1997-02-10 Kawasaki Steel Corp 固定管の円周溶接観察装置
JP2002028786A (ja) * 2000-07-10 2002-01-29 Daihen Corp 溶接用レーザセンサ
JP2004195502A (ja) * 2002-12-18 2004-07-15 Jfe Koken Corp 溶接用レーザセンサ
JP2012040571A (ja) * 2010-08-13 2012-03-01 Disco Corp レーザー加工装置
JP2014024114A (ja) * 2012-07-30 2014-02-06 Tsuchiya Co Ltd スパッタ付着防止シート
JP2015202600A (ja) * 2014-04-11 2015-11-16 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 レーザー遮光シート

Also Published As

Publication number Publication date
JP6881121B2 (ja) 2021-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8981257B2 (en) Method and device for laser-joining sheet metal parts
EP1815938B1 (en) Carriage for automating welding, brazing, cutting and surface treatment processes
JP2019529111A (ja) 工作物加工機械及び工作物加工機械の駆動方法
US20110290780A1 (en) Apparatus Having Scanner Lens for Material Processing by way of Laser
EP3242766A2 (en) Automated welding translation platform
KR20130133839A (ko) 공작물에 대한 절삭 가공을 모니터링하는 절삭 가공의 모니터링 방법
KR20130100184A (ko) 레이저 비임 및 이동가능한 가압 요소에 의해 작업편을 결합하는 장치 및 방법
JP2008511449A (ja) レーザ加工装置でのレーザ加工ビーム軸と加工ガス流軸の相互位置を求める方法、およびレーザ加工装置でのレーザ加工ビーム軸と加工ガス流軸の相互位置を調整する方法、ならびに当該方法に代わる装置を有するレーザ加工装置
CA2888794A1 (en) Robotic laser seam stepper
US8509941B2 (en) Method and device for fine positioning of a tool having a handling apparatus
JP2019018234A (ja) 計測機器用保護装置
JP2022515952A (ja) 加工プロセスの特性値を求める方法および加工機械
JP4751285B2 (ja) 半自動型レーザ接合装置
US20150076126A1 (en) Welding and cutting laser displacement compensation system
EP2537622B1 (en) Laser processing machine with bellows device
JP4998409B2 (ja) レーザ照射装置および方法
WO2021065066A1 (ja) 溶接不良検出装置、溶接装置及び溶接不良検出方法
JP2007075848A (ja) レーザ加工装置
JPWO2020031406A1 (ja) レーザ加工装置
WO2012014879A1 (ja) レーザ加工機およびレーザ光保護装置
JP2010046679A (ja) レーザ溶接品質検査方法及び装置
JP2009000698A (ja) レーザ加工装置及びレーザ加工方法
WO2022224713A1 (ja) 溶接装置および温度測定装置
KR102368325B1 (ko) 레이저 집광헤드 유닛 및 이를 포함하는 레이저 가공기
JP2024506353A (ja) マシニングプロセス中の欠陥を識別する方法及びマシニング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210406

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210419

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6881121

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250