JP4998409B2 - レーザ照射装置および方法 - Google Patents

レーザ照射装置および方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4998409B2
JP4998409B2 JP2008214107A JP2008214107A JP4998409B2 JP 4998409 B2 JP4998409 B2 JP 4998409B2 JP 2008214107 A JP2008214107 A JP 2008214107A JP 2008214107 A JP2008214107 A JP 2008214107A JP 4998409 B2 JP4998409 B2 JP 4998409B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser irradiation
laser
guide member
irradiation unit
optical axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008214107A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010048709A (ja
Inventor
洋 石倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2008214107A priority Critical patent/JP4998409B2/ja
Publication of JP2010048709A publication Critical patent/JP2010048709A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4998409B2 publication Critical patent/JP4998409B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、レーザ照射装置および方法に関し、より詳細には、被対象物に向けてスリット状のレーザ光を照射するレーザ照射手段と、レーザ照射手段を移動可能に支持する移動手段とを有するレーザ照射装置およびそれを用いたレーザ照射方法の技術に関する。
従来、様々な分野において産業ロボットによる作業が行われており、制御装置からの制御信号に基づいて溶接やシーリング、形状測定、塗装、切断、研磨、ハンドリング等の作業に応じた自動作業が行われる。産業ロボットとしては、例えば、レーザ光によってワークの溶接を行うレーザ溶接装置や、レーザ光による光切断画像に基づいて溶接部の形状を測定する形状測定装置等の構成が公知である。
一例として、形状測定装置では、自動車の製造工程にて薄板鋼板などの溶接部(溶接ビード)の外観形状が測定され、測定された表面形状や二次元形状に基づいて溶接欠陥などが判定される。従来の形状測定装置は、溶接部の表面に向けてスリット状のレーザ光を照射するレーザ照射部と、レーザ照射部を移動可能に支持する移動手段としてのロボットアームと、溶接部に向けて照射された照射光の反射光を受光して溶接部の外観形状を撮像する撮像装置等とが設けられており、撮像装置により取得された光切断画像に基づいて溶接部の外観形状が測定される。
産業ロボットでは、通常、被対象物の形状や種類に応じて入力されたデータに基づいてロボットアームやレーザ照射部等が自動制御され、予め定められた動作に基づいた自動作業が行われる。
ロボットアームの動作経路(開始位置、中継位置、終了位置)は、予めティーチングによって入力される。具体的には、被対象物に対するレーザ照射部の相対姿勢が正しい姿勢となるように調整された状態で、ロボットアームの位置及び姿勢が位置データとして連続して入力される。そして、作業時には、入力された位置データに基づいた動作経路に沿ってロボットアームが移動され、レーザ溶接や形状測定などの所定の作業が行われる。
上述した産業ロボットにおける作業精度、つまり、レーザ溶接装置における溶接精度や、形状測定装置における測定精度などは、被対象物に対するレーザ照射部の相対姿勢の調整精度に影響される。特に、産業ロボットでは、上述したティーチングにおいて被対象物に対するレーザ照射部の相対姿勢が決定されるため、産業ロボットの作業精度を向上させるには、かかるティーチング精度を向上させる必要がある。
これまでに、産業ロボットに関しレーザ照射部の相対姿勢の調整精度を向上させることを目的とした構成等が多く提案されている。例えば、特許文献1及び特許文献2には、非接触式位置検出装置において被対象物がレーザ照射部に対して基準位置にある場合の基準ポイントを指し示すニードル状の指示手段を設けた構成や(特許文献1参照)、レーザ照射部からの照射光が所定の出射状態となるように測定ヘッド(レーザ照射部)の姿勢を規制するガイド手段を設けた構成(特許文献2参照)などが開示されている。
特開平5−288516号公報 特許第3574044号公報
ところで、従来の産業ロボットにおいては、上述したティーチングにおいて被対象物に対するレーザ照射部の相対姿勢を調整する際には、通常、レーザ照射部より被対象物に向けてスリット状のレーザ光を照射し、被対象物に投影された投影光に基づいて作業者がロボットアームを手動操作することで、被対象物に対するレーザ照射部の3軸方向の相対姿勢が目視により調整されていた。
しかし、被対象物に投影された投影光に基づいてレーザ照射部の相対姿勢を目視により調整する構成では、被対象物に対してレーザ照射部を正確に位置決めすることができず、レーザ照射部からのレーザ光の焦点距離や、照射角度の調整精度に劣っていた。すなわち、かかる構成では、例えば、レーザ光軸回りの回転角度は、被対象物に照射されたスリット状のレーザ光から比較的精度よく調整できるが、レーザ照射部からのレーザ光の焦点距離やそれ以外の回転角度(レーザ光軸に対する他の直交軸回りの回転角度)は、調整精度にばらつきが生じていた。そのため、被対象物に対するレーザ照射部の相対姿勢を精度よく調整することができなかった。
特に、上述した特許文献1に開示される構成では、確かに、ニードル状の指示手段が設けられることで、被対象物の基準ポイントを明確にすることができるものの、被対象物に対してレーザ照射部を基準位置に位置決めする際には、やはり、被対象物に対するレーザ照射部の相対姿勢の調整精度にばらつきが生じてしまうため、上述した課題を解決するものではなかった。
そこで、本発明においては、レーザ照射装置および方法に関し、前記従来の課題を解決するものであって、被対象物に対するレーザ照射手段の相対姿勢を精度よく調整できるレーザ照射装置および方法を提供することを目的とするものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
すなわち、請求項1においては、被対象物に向けてスリット状のレーザ光を照射するレーザ照射手段と、前記レーザ照射手段を移動可能に支持する移動手段とを有するレーザ照射装置であって、前記移動手段に配設され、前記レーザ照射手段のレーザ光軸に沿ってレーザ光の焦点距離の終点まで延出されたガイド部材を具備してなり、被対象物の表面に前記ガイド部材の先端部を当接させ、前記レーザ照射手段より被対象物に向けてレーザ光を照射した状態で、被対象物に対する前記レーザ照射手段の相対姿勢を調整するものである。
請求項2においては、前記ガイド部材は、前記レーザ照射手段のレーザ光軸に対して平行に延出され、かつ、レーザ光軸を挟んで対向する位置に所定の離間を有して配設される一対の直状部材より構成されるものである。
請求項3においては、前記ガイド部材は、前記レーザ照射手段のレーザ光軸に対して平行に延出される一の直状部材より構成されるものである。
請求項4においては、前記ガイド部材は、前記レーザ照射手段のレーザ光軸に対して平行に形成される水平面状のガイド面を有するものである。
請求項5においては、被対象物に向けてスリット状のレーザ光を照射するレーザ照射手段と、前記レーザ照射手段を移動可能に支持する移動手段とを有するレーザ照射装置のレーザ照射方法であって、前記移動手段に、前記レーザ照射手段のレーザ光軸に沿ってレーザ光の焦点距離の終点まで延出されたガイド部材を配設し、被対象物の表面に前記ガイド部材の先端部を当接させ、前記レーザ照射手段より被対象物に向けてレーザ光を照射した状態で、被対象物に対する前記レーザ照射手段の相対姿勢を調整するものである。
請求項6においては、前記ガイド部材は、前記レーザ照射手段のレーザ光軸に対して平行に延出され、かつ、レーザ光軸を挟んで対向する位置に所定の離間を有して配設される一対の直状部材より構成されるものである。
請求項7においては、前記ガイド部材は、前記レーザ照射手段のレーザ光軸に対して平行に延出される一の直状部材より構成されるものである。
請求項8においては、前記ガイド部材は、前記レーザ照射手段のレーザ光軸に対して平行に形成される水平面状のガイド面を有するものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1に示す構成としたので、被対象物に対するレーザ照射手段の相対姿勢を精度よく調整できる。
請求項2に示す構成としたので、レーザ照射手段から照射されたレーザ光を被対象物の表面に投影させることができるとともに、被対象物に対するガイド部材の相対姿勢が正しい姿勢となるように調整するだけで、被対象物に対するレーザ照射手段の相対姿勢を正しい姿勢に調整することができ、レーザ照射手段の相対姿勢の調整が容易となる。
請求項3に示す構成としたので、被対象物に対するガイド部材の相対姿勢が正しい姿勢となるように調整するだけで、被対象物に対するレーザ照射手段の相対姿勢を正しい姿勢に調整することができ、レーザ照射手段の相対姿勢の調整が容易となる。
請求項4に示す構成としたので、レーザ照射手段に対してガイド部材を固定する際の位置決めが容易となり、ひいてはレーザ照射手段の相対姿勢の調整精度をより向上できる。できる。
請求項5に示す構成としたので、被対象物に対するレーザ照射手段の相対姿勢を精度よく調整できる。
請求項6に示す構成としたので、レーザ照射手段から照射されたレーザ光を被対象物の表面に投影させることができるとともに、被対象物に対するガイド部材の相対姿勢が正しい姿勢となるように調整するだけで、被対象物に対するレーザ照射手段の相対姿勢を正しい姿勢に調整することができ、レーザ照射手段の相対姿勢の調整が容易となる。
請求項7に示す構成としたので、被対象物に対するガイド部材の相対姿勢が正しい姿勢となるように調整するだけで、被対象物に対するレーザ照射手段の相対姿勢を正しい姿勢に調整することができ、レーザ照射手段の相対姿勢の調整が容易となる。
請求項8に示す構成としたので、レーザ照射手段に対してガイド部材を固定する際の位置決めが容易となり、ひいてはレーザ照射手段の相対姿勢の調整精度をより向上できる。
次に、発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は本発明の一実施例に係る形状測定装置の全体的な構成を示した側面図、図2は溶接部の構成を示した斜視図、図3はロボットアームの取付部の構成を示した正面図、図4は本実施例の三次元直交座標系を説明した図、図5は溶接部に対するレーザ照射部の相対姿勢を示した正面図、図6は図5と同じく溶接部に対するレーザ照射部の相対姿勢を示した側面図、図7は別実施例のロボットアームの取付部の構成を示した正面図である。
まず、本実施例の形状測定装置1の全体構成について、以下に概説する。
図1乃至図3に示すように、本実施例の形状測定装置1は、主に自動車の製造工程にて用いられ、被対象物としての薄板鋼板の溶接部2の外観形状(二次元形状)を測定する装置として構成されている。具体的には、溶接部2の表面に向けてスリット状のレーザ光を照射するレーザ照射部30と、レーザ照射部30を移動可能に支持する移動手段としてのロボットアーム31等とを有するレーザ照射装置3と、溶接部2に向けて照射された照射光の反射光を受光して溶接部2の外観形状を撮像する撮像装置4と、レーザ照射装置3及び撮像装置4を制御する制御装置5等とが設けられている。
溶接部2は、薄板鋼板やパイプ状鋼材などの一対若しくは複数の母材が重ね溶接(アーク溶接)された結合構造物であって、図示せぬレーザ溶接装置によるレーザ光の照射によって溶接ビード20が形成されている。なお、この溶接ビード20は、溶接部2において連続して帯状に生成される。
レーザ照射装置3は、多関節型ロボットとして構成されており、本体部32にロボットアーム31の一端が支持されている。ロボットアーム31の先端部(自由端)には、レーザ照射部30と後述する撮像装置4のカメラ部40が配設されており、ロボットアーム31が可動されることで、溶接部2に対してレーザ照射部30及びカメラ部40が直交座標系において三次元的に移動可能とされている。また、後述するように、形状測定時には、ロボットアーム31は、溶接部2に沿ってレーザ照射部30からレーザ光を照射し、かつ、カメラ部40で溶接部2からの反射光を撮像しながら移動される。
図3に示すように、レーザ照射部30は、溶接部2(の溶接ビード20)の表面に向けて照射光を照射するレーザ発信器として構成されており、直線状のスリット光としての赤外線レーザ光を照射可能に構成されている。レーザ照射部30は、ロボットアーム31の先端部の取付部31aに固定部材34により固定されている。なお、ロボットアーム31の取付部31aには、後述する撮像装置4のカメラ部40とガイド部材35とが配設されている。
撮像装置4は、分光感度特性を有するCCDイメージセンサが内蔵されたカメラ部40と、カメラ部40にて撮像された撮像データを画像処理する画像処理部41とで構成されている。カメラ部40は、ロボットアーム31において上述した取付部31aにレーザ照射部30と同一平面状に配設され、レーザ照射部30のレーザ光の照射方向(レーザ光軸方向)に対して、レンズ方向が斜め側方から向けられた状態で固定される。カメラ部40では、レーザ照射部30により照射された照射光の内、溶接部2の表面にて反射された反射光が受光されて、溶接部2(の溶接ビード20)の光切断画像が撮像される。
画像処理部41は、上述したカメラ部40と接続されており、カメラ部40にて撮像された溶接部2の光切断画像が画像データとして受信され、受信された画像データに基づいて、溶接部2の二次元形状(外観形状)が測定される。画像処理部41にて測定された溶接部2の二次元形状(外観形状)は、例えば、溶接ビード20の表面に形成されたアンダーカット・ブローホール・溶け落ち・穴あき等の穴欠陥や、溶接ビード22の芯ずれやくびれ等の品質不良などの品質判定に用いられる。
制御装置5は、各種処理が実行される図示せぬCPUや各種処理プログラム等が格納される記憶部としての図示せぬメモリ等で構成されており、制御装置5によって、溶接部2の形状や種類などに応じて、上述したレーザ照射装置3や撮像装置4等においてレーザ照射部30、ロボットアーム31及びカメラ部40等が予め定められた動作で自動制御される。
特に、制御装置5には、ロボットアーム31の動作経路(開始位置、中継位置、終了位置)が予めティーチングによって入力される。なお、本実施例のティーチングでは、作業者によってロボットアーム31が操作され、被対象物に対するレーザ照射部30の相対姿勢が正しい姿勢となるように調整された状態で、レーザ照射部30の位置及び姿勢が測定され、これがティーチングデータとして制御装置5に入力される。このティーチングデータは、ロボットアーム31の動作経路に沿って、つまり、溶接部2ごとの溶接ビード20の長さ方向(図2の矢印方向)に沿って連続して入力される。
このように、形状測定装置1では、形状測定の際には、レーザ照射部30にて溶接ビード20の長さ方向(図2の矢印方向)に対して直交する方向から溶接部2にレーザ光が照射され、撮像装置4のカメラ部40にて、溶接部2の表面にて反射された反射光が受光されて光切断画像が撮像される。具体的には、制御装置5によって予め入力されたデータに基づいてロボットアーム31等が自動制御され、ロボットアーム31がレーザ照射部30及びカメラ部40が溶接ビード20の長さ方向(図2の矢印方向)に沿って連続して移動されることで、略等間隔のスリット状に連続された光切断画像が得られ、取得された光切断画像に基づいて、画像処理部41にて溶接部2(の溶接ビード20)の二次元形状が測定される。
次に、ガイド部材35の構成について、以下に詳述する。
図3に示したように、ガイド部材35は、上述したティーチングにおいて用いられ、具体的には、溶接部2の表面にガイド部材35の先端部35aを当接させ、レーザ照射部30より溶接部2に向けてレーザ光を照射した状態で、溶接部2に対するレーザ照射部30の相対姿勢が調整される。具体的には、ガイド部材35は、全体として直線状の略棒状に形成され、本実施例では、直線状に延出された一対の直状部材35b・35bより構成されて、レーザ照射部30のレーザ光軸に対して平行に延出された状態でロボットアーム31の取付部31aにブラケット36を介して配設される。
ガイド部材35は、少なくとも、ブラケット36に固定された状態で、先端部35aがレーザ照射部30から照射されるレーザ光の焦点距離Lの終点まで延出されるように形成されている。換言すると、ブラケット36に固定される際には、先端部35aの到達位置がレーザ照射部30から照射されるレーザ光の焦点距離Lの終点位置と同一平面上に位置するように調整される。
ガイド部材35の先端部35aは、略球面状に面取り形成されるとともに、ゴムやシリコン樹脂等の低剛性部材層35cが形成されている。低剛性部材層35cは、溶接部2に対するレーザ照射部30の相対姿勢を調整する際に被対象物の表面に当接されるため、ゴム等の弾性部材が最も好ましいが、少なくとも被対象物(溶接部2)よりも剛性の低い材料であればよい。また、ガイド部材35は、固定端部35dにて側面視略L字型に形成されたブラケット36に固定される。
直状部材35bは、直線状の棒状部材であって、外周壁の一部が軸心方向に沿って面取りされた水平面状のガイド面35eが形成されている。ガイド面35eは、直状部材35bの長手方向の全領域に渡って形成される。本実施例のガイド部材35は、一対の直状部材35bが各ガイド面35eを対向させ、両ガイド面35e・35eが所定の離間を有するようにして構成されている。すなわち、ガイド部材35は、両直状部材35b・35bが略平行となるように対向位置に配設され、所定の離間を有するようにしてブラケット36に固定される。
ブラケット36は、ロボットアーム31の取付部31aにボルト37にて固定される水平部36aと、水平部36aに対して直角方向に延出され、所定の離間を有するように配置される一対の固定部36b・36b等とで形成されている。水平部36aは、取付部31aに対してボルト37を介して着脱可能とされており、ガイド部材35は、ブラケット36に固定されたままでロボットアーム31に対して着脱可能とされている。
固定部36b・36bには、ガイド部材35の各直状部材35b・35bがそれぞれ固定される。また、固定部36b・36bは、レーザ照射部30より照射されたレーザ光が妨げられることのないように離間を有するように配置されており、レーザ照射部30より照射されたレーザ光を固定部36b・36bの間を通過させるようにして配設されている。
ここで、ガイド部材35の取付構造としては、具体的には、レーザ照射部30から照射されるレーザ光の照射方向の下流側であって、レーザ照射部30のレーザ光軸に沿うようにしてブラケット36に固定される。特に、ブラケット36に固定された状態では、ガイド部材35は、レーザ照射部30から照射されるレーザ光を妨げない位置であって、かつレーザ光にできるだけ近接する位置に配設される。
通常、レーザ照射部30から照射されるレーザ光は、その焦点距離Lが予め設定されている。そして、形状測定装置1にて測定が行われる際には、レーザ照射部30は、溶接部2に対して焦点距離Lだけ離間され、レーザ光の焦点が溶接部2の表面に位置する状態で位置決めされる(図5及び図6参照)。本実施例のガイド部材35は、レーザ照射部30のレーザ光軸に沿ってレーザ光の焦点距離の終点まで延出され、かつ、レーザ光に近接する位置に配設されるため、溶接部2にガイド部材35の先端部35aを当接させた状態では、レーザ照射部30から溶接部2までの離間が焦点距離Lと一致され、レーザ照射部30のレーザ光の焦点が溶接部2の表面に位置される。
また、このようにガイド部材35がレーザ光軸に沿ってレーザ光に近接する位置に配設されることで、ガイド部材35の先端部35aがレーザ光軸位置を指し示す指示手段として用いられる。
特に、ガイド部材35は、ブラケット36に固定された状態では、直状部材35b・35bがレーザ照射部30のレーザ光軸に対して平行に延出されるとともに、レーザ光軸を挟んで対向する位置に所定の離間を有して配設される。レーザ照射部30から照射されるレーザ光は、レーザ光軸に対して直線状に照射されるとともに、レーザ光軸を含むスリット平面を通る放射状に照射されるが、本実施例では、直状部材35b・35bが、レーザ照射部30より照射されるレーザ光のスリット平面上に位置することなく、かかるスリット平面を挟むようにして配設される。
そのため、ガイド部材35では、一対の直状部材35b・35bがレーザ照射部30のレーザ光軸に対して平行に延出されることで、レーザ照射部30から照射されたスリット状のレーザ光がガイド部材35の先端部35aからレーザ光軸方向に向けて通過され、さらには、レーザ光軸を挟んで対向する位置に所定の離間を有して配設されることで、同じくスリット状のレーザ光が一対の直状部材35b・35bの離間を介してガイド部材35の側方(径方向)に向けて通過される(図5及び図6参照)。
ここで、ガイド部材35を用いたレーザ照射部30の相対姿勢の調整方法について、以下に詳述する。
なお、以下の実施例においては、図4において、レーザ照射部30の走査方向(溶接ビード20の長さ方向)をX軸方向、レーザ光のスリット平面方向(溶接ビード20の幅方向)をY軸方向、レーザ照射部30のレーザ光軸方向をZ軸方向とし、それぞれが直交する三次元直交座標系を用いて説明する。
図5及び図6に示すように、形状測定装置1では、予めティーチングによってロボットアーム31の位置及び姿勢が位置データとして連続して入力されるが、かかるティーチングの際には、溶接部2に対するレーザ照射部30の相対姿勢が正しい姿勢となるように調整される。そして、本実施例では、かかるティーチングの際に、溶接部2の表面にガイド部材35の先端部35aを当接させ、レーザ照射部30より溶接部2に向けてレーザ光を照射した状態で、溶接部2に対するレーザ照射部30の3軸方向の相対姿勢が調整されるのである。
なお、ティーチング及びレーザ照射部30の相対姿勢を調整する際には、ロボットアーム31の操作や相対姿勢の3軸方向の微調整などは、作業者の目視により手動で行われる。
具体的には、レーザ照射部30の相対姿勢を調整する際には、まず、レーザ照射部30からレーザ光が照射された状態で、溶接部2の表面の所定位置にガイド部材35の先端部35aが当接される。このとき、作業者は、溶接部2の所定位置に対するガイド部材35の先端部35aの位置決めに注力するだけで、レーザ照射部30のレーザ光軸位置、及び溶接部2までの焦点距離Lが適正に調整される。
溶接部2の表面にガイド部材35の先端部35aが当接され、レーザ照射部30より溶接部2に向けてレーザ光が照射された状態では、ガイド部材35のレーザ照射部30から照射されたスリット状のレーザ光は、ガイド部材35の先端部35aからレーザ光軸方向に向けて通過されるとともに、直状部材35b・35bの離間を介してガイド部材35の側方(径方向)に向けて通過されるため、溶接部2の表面にはガイド部材35を通過してスリット状のレーザ光がレーザラインとして投影される(図6参照)。
次いで、溶接部2の表面にガイド部材35の先端部35aを当接させ、レーザ照射部30より溶接部2に向けてレーザ光を照射した状態のままで、溶接部2の表面に投影されたレーザラインがレーザ照射部30の走査方向(X軸方向)に対して垂直となるように、レーザ照射部30がガイド部材35のレーザ光軸を中心に回転され、溶接部2に対するレーザ照射部30のZ軸回り回転角度が調整される。
そして、溶接部2の表面にガイド部材35の先端部35aを当接させたまま、溶接部2の表面すなわちXY平面に対してガイド部材35が略垂直となるように、レーザ照射部30がガイド部材35の先端部35aを中心に揺動され、溶接部2に対するレーザ照射部30のX軸回り及びY軸回りの回転角度が調整される。
なお、このようにして溶接部2に対するレーザ照射部30の3軸方向の相対姿勢が調整された状態で、レーザ照射部30の位置及び姿勢が測定され、ティーチングデータとして制御装置5に入力される。
以上のように、本実施例のレーザ照射装置3は、溶接部2に向けてスリット状のレーザ光を照射するレーザ照射部30と、レーザ照射部30を移動可能に支持するロボットアーム31とを有するレーザ照射装置3であって、ロボットアーム31に配設され、レーザ照射部30のレーザ光軸に沿ってレーザ光の焦点距離Lの終点まで延出されたガイド部材35を具備してなり、溶接部2の表面にガイド部材35の先端部35aを当接させ、レーザ照射部30より溶接部2に向けてレーザ光を照射した状態で、溶接部2に対するレーザ照射部30の相対姿勢を調整するため、溶接部2に対するレーザ照射部30の相対姿勢を精度よく調整することができる。
すなわち、溶接部2に対するレーザ照射部30の相対姿勢を調整する際に、本実施例のガイド部材35を用いることで、溶接部2に対するレーザ光軸位置、レーザ照射部30から溶接部2までの距離、溶接部2に対する3軸回りの回転角度などを精度よく調整することができ、レーザ照射部30の3軸方向の相対姿勢の調整精度を向上できるのである。まず、ガイド部材35は、レーザ照射部30のレーザ光軸に沿ってレーザ光の焦点距離Lの終点まで延出されるため、溶接部2にガイド部材35の先端部35aを当接させるだけで、レーザ照射部30から溶接部2までの離間を焦点距離Lと一致させることができる。また、ガイド部材35を溶接部2に当接させ、レーザ照射部30からレーザ光を照射することで、溶接部2の表面に投影されたレーザラインに基づいてレーザ光軸回りの回転角度を容易に調整することができ、さらには、溶接部2に対するガイド部材35の相対姿勢を調整することで、その他の軸回りの回転角度も容易に調整することができるのである。
特に、本実施例では、ガイド部材35は、レーザ照射部30のレーザ光軸に対して平行に延出され、かつ、レーザ光軸を挟んで対向する位置に所定の離間を有して配設される一対の直状部材35b・35bより構成されるため、直状部材35b・35bの離間を介して、レーザ照射部30から照射されたレーザ光がガイド部材35の側方(径方向)に向けて通過されるため、かかるレーザ光を溶接部2の表面に確実に投影させることができるとともに、溶接部2に対するガイド部材35の相対姿勢が正しい姿勢となるように調整するだけで、溶接部2に対するレーザ照射部30の相対姿勢を正しい姿勢に調整することができ、レーザ照射部30の相対姿勢の調整が容易となる。
また、ガイド部材35は、レーザ照射部30のレーザ光軸に対して平行に形成される水平面状のガイド面35eを有するため、レーザ照射部30に対してガイド部材35を固定する際の位置決めが容易となり、ひいてはレーザ照射部30の相対姿勢の調整精度をより向上できる。すなわち、レーザ照射部30に対するガイド部材35の相対位置がずれていると、レーザ照射部30から照射されたレーザ光がガイド面35eに当たるため、レーザ照射部30に対してガイド部材35を固定する際には、レーザ照射部30から照射されたレーザ光がガイド面35eに当たらないように注意すればガイド部材35を容易に位置決めすることができる。
なお、本実施例のレーザ照射装置3及び各構成部材の構成や形状等は、上述した実施例に限定されず、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
すなわち、上述した実施例では、レーザ照射装置3が設けられた産業ロボットとして形状測定装置1の構成について説明したが、その他に、例えば、アーク溶接装置、スポット溶接装置及びレーザ溶接装置等として構成されてもよい。ただし、アーク溶接装置やスポット溶接装置として構成される場合には、溶接トーチやスポットガンの他に、別途、被対象物に向けてスリット状のレーザ光を照射するレーザ照射部30が設けられる。
また、ガイド部材35の構成、形状、及び取付構造などは、上述した実施例に限定されない。例えば、ガイド部材35は、上述した実施例(図3参照)では、レーザ照射部30のレーザ光軸を挟んで対向する位置に所定の離間を有して配設される一対の直状部材35b・35bより構成されるが、これに限定されず、例えば、レーザ照射部30のレーザ光軸に対して平行に延出される少なくとも一の直状部材35bより構成されればよい。
具体的には、図7に示す実施例のガイド部材135は、レーザ照射部30のレーザ光軸に対して平行に延出された一の直状部材135bより構成され、一の直状部材135bがブラケット136の固定部136bに固定される。特に、本実施例のガイド部材135では、レーザ照射部30のレーザ光軸を挟んでカメラ部40と対向する位置に配設されることで、ティーチング中などであってもカメラ部40にて溶接部2の表面にて溶接部2(の溶接ビード20)の光切断画像を撮像することができるように構成することができる。
本発明の一実施例に係る形状測定装置の全体的な構成を示した側面図。 溶接部の構成を示した斜視図。 ロボットアームの取付部の構成を示した正面図。 本実施例の三次元直交座標系を説明した図。 溶接部に対するレーザ照射部の相対姿勢を示した正面図。 図5と同じく溶接部に対するレーザ照射部の相対姿勢を示した側面図。 別実施例のロボットアームの取付部の構成を示した正面図。
符号の説明
1 形状測定装置
2 溶接部(被対象物)
3 レーザ照射装置
4 撮像装置
20 溶接ビード
30 レーザ照射部(レーザ照射手段)
31 ロボットアーム(移動手段)
35 ガイド部材
35a 先端部
35b 直状部材
35e ガイド面

Claims (8)

  1. 被対象物に向けてスリット状のレーザ光を照射するレーザ照射手段と、
    前記レーザ照射手段を移動可能に支持する移動手段とを有するレーザ照射装置であって、
    前記移動手段に配設され、前記レーザ照射手段のレーザ光軸に沿ってレーザ光の焦点距離の終点まで延出されたガイド部材を具備してなり、
    被対象物の表面に前記ガイド部材の先端部を当接させ、前記レーザ照射手段より被対象物に向けてレーザ光を照射した状態で、被対象物に対する前記レーザ照射手段の相対姿勢を調整することを特徴とするレーザ照射装置。
  2. 前記ガイド部材は、前記レーザ照射手段のレーザ光軸に対して平行に延出され、かつ、レーザ光軸を挟んで対向する位置に所定の離間を有して配設される一対の直状部材より構成されることを特徴とする請求項1に記載のレーザ照射装置。
  3. 前記ガイド部材は、前記レーザ照射手段のレーザ光軸に対して平行に延出される一の直状部材より構成されることを特徴とする請求項1に記載のレーザ照射装置。
  4. 前記ガイド部材は、前記レーザ照射手段のレーザ光軸に対して平行に形成される水平面状のガイド面を有することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のレーザ照射装置。
  5. 被対象物に向けてスリット状のレーザ光を照射するレーザ照射手段と、
    前記レーザ照射手段を移動可能に支持する移動手段とを有するレーザ照射装置のレーザ照射方法であって、
    前記移動手段に、前記レーザ照射手段のレーザ光軸に沿ってレーザ光の焦点距離の終点まで延出されたガイド部材を配設し、
    被対象物の表面に前記ガイド部材の先端部を当接させ、前記レーザ照射手段より被対象物に向けてレーザ光を照射した状態で、被対象物に対する前記レーザ照射手段の相対姿勢を調整することを特徴とするレーザ照射方法。
  6. 前記ガイド部材は、前記レーザ照射手段のレーザ光軸に対して平行に延出され、かつ、レーザ光軸を挟んで対向する位置に所定の離間を有して配設される一対の直状部材より構成されることを特徴とする請求項5に記載のレーザ照射方法。
  7. 前記ガイド部材は、前記レーザ照射手段のレーザ光軸に対して平行に延出される一の直状部材より構成されることを特徴とする請求項5に記載のレーザ照射方法。
  8. 前記ガイド部材は、前記レーザ照射手段のレーザ光軸に対して平行に形成される水平面状のガイド面を有することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載のレーザ照射方法。
JP2008214107A 2008-08-22 2008-08-22 レーザ照射装置および方法 Expired - Fee Related JP4998409B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008214107A JP4998409B2 (ja) 2008-08-22 2008-08-22 レーザ照射装置および方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008214107A JP4998409B2 (ja) 2008-08-22 2008-08-22 レーザ照射装置および方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010048709A JP2010048709A (ja) 2010-03-04
JP4998409B2 true JP4998409B2 (ja) 2012-08-15

Family

ID=42065905

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008214107A Expired - Fee Related JP4998409B2 (ja) 2008-08-22 2008-08-22 レーザ照射装置および方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4998409B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107044826B (zh) * 2017-04-25 2023-04-21 东莞台一盈拓科技股份有限公司 激光相对位置测量仪
CN108680101B (zh) * 2018-04-11 2019-11-01 上海交通大学 机械臂末端空间重复定位精度测量装置与方法
CN110726997B (zh) * 2019-10-09 2023-11-03 秦皇岛达则科技有限公司 一种智能激光定位追踪系统

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0616949B2 (ja) * 1988-10-13 1994-03-09 新日本製鐵株式会社 管内溶接位置測定装置
JPH05288516A (ja) * 1992-04-07 1993-11-02 Honda Motor Co Ltd 非接触式位置検出装置
JP3720939B2 (ja) * 1997-02-05 2005-11-30 新日本製鐵株式会社 レーザー自動溶接装置と溶接方法
JP3126114B2 (ja) * 1997-11-12 2001-01-22 株式会社ミツトヨ 非接触表面粗さ測定装置
JP3574044B2 (ja) * 2000-03-23 2004-10-06 三洋電機株式会社 形状測定装置
EP1407224B1 (de) * 2001-07-16 2005-12-28 Werth Messtechnik GmbH Verfahren zur messung von oberflächeneigenschaften sowie koordinatenmessgerät

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010048709A (ja) 2010-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106573338B (zh) 借助传感器-扫描装置进行远程激光加工的装置
JP6913102B2 (ja) ビーム加工機械の軸較正
CA2774745C (en) Welding head and method for joining a workpiece
US10502555B2 (en) Laser processing system having measurement function
US11964396B2 (en) Device and method for acquiring deviation amount of working position of tool
US20090145888A1 (en) Preparing and performing of a laser welding process
KR101777618B1 (ko) 레이저 거리 센서를 구비한 용접 로봇 및 그의 교정방법
KR20070037328A (ko) 레이저 조사 상태의 표시 방법 및 레이저 조사 상태 표시시스템
KR102471348B1 (ko) 피스에 대한 리벳팅 작동 장치의 위치를 체크 및 수정하기 위한 장치를 포함하는 피스에 리벳을 적용하기 위한 장치
CN111069787B (zh) 用于加工工件的方法和加工机
US8509941B2 (en) Method and device for fine positioning of a tool having a handling apparatus
US20150336221A1 (en) Tool for assembling components and system and method for same
US11338440B2 (en) Robot system and calibration method
US20190126388A1 (en) Laser beam welding of geometric figures using oct seam tracking
JP2019063954A (ja) ロボットシステム、キャリブレーション方法及びキャリブレーションプログラム
JP2010058239A (ja) 加工方法
JP4998409B2 (ja) レーザ照射装置および方法
JP2000317660A (ja) レーザ光を利用したバリ取り方法及びバリ取り装置
KR20190104362A (ko) 아크점 조정봉 장착 구조, 다관절 용접 로봇 및 용접 장치
US11577398B2 (en) Robot, measurement fixture, and tool-tip-position determining method
JP5113623B2 (ja) 計測装置を用いてロボットの位置教示を行うロボット制御装置
JP2000263273A (ja) Yagレーザ加工機のティーチング方法及びその装置
JP2006187794A (ja) シームトラッキング溶接装置
JP5741417B2 (ja) レーザー加工ロボットシステム
JP2000326082A (ja) レーザ加工機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101019

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120412

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120417

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120430

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150525

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees