JP2019017528A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電装品である演出ボタンユニット100は、その外面104sから突出するコネクタ115〜117を備え、外面104sに、少なくともコネクタよりも突出する突出部120,121が設けられているので、演出ボタンユニット100を遊技機に組み付ける際に、演出ボタンユニット100をそのコネクタが配置されている外面104sを下側に向けて作業台に仮置きしても、突出部が作業台に接触することによって、コネクタが作業台に接触するのを防止でき、また、輸送中は突出部が輸送箱の内壁に接触することによって、コネクタが当該内壁に接触するのを防止できる。したがって、遊技機への組付け時や輸送時にコネクタの故障を防止できる。
【選択図】図7
Description
このような電装品は工場等で遊技機に組み付けられたり、または輸送箱等に収納され、所定の場所に輸送されたりする。このため、電装品を遊技機に組み付ける際に、当該電装品をそのコネクタが配置されている外面を下側に向けて作業台に仮置きすると、コネクタが作業台に接触することによって当該コネクタの接触箇所が故障する虞がある。
また、コネクタを輸送箱等に収納して輸送すると、輸送中にコネクタが輸送箱の内壁に接触することによって当該コネクタの接触箇所が故障する虞がある。
前記電装品は、その外面と面一または当該外面から突出するコネクタを備え、
前記外面に、少なくとも前記コネクタよりも突出する突出部が設けられていることを特徴とする。
また、電装品の輸送中は突出部が輸送箱の内壁に接触することによって、コネクタが当該内壁に接触するのを防止できる。
したがって、遊技機への組付け時や輸送時に電装品のコネクタの故障を防止できる。
また、電装品の輸送中は突出部が輸送箱の内壁に接触することによって、接続ケーブルが当該内壁に接触するのを防止できる。
したがって、遊技機への組付け時や輸送時に接続ケーブルからコネクタに無理な力が作用するのを防止できるので、遊技機への組付け時や輸送時に電装品のコネクタの故障を防止できる。
まず、遊技機の概略構成について説明する。なお、以下では遊技機の一つであるスロットマシンについて説明するが、本発明に係る遊技機は、スロットマシンに限ることなく、パチンコ遊技機等のその他の遊技機であってもよい。
また、以下の説明においては、基本的に「前後」とは、スロットマシンの前側に遊技者が居る場合に、遊技者側が「前」で、スロットマシン側が「後」を意味し、「上下」とはスロットマシンの上面側が「上」で、下面側が「下」を意味し、「左右」とはスロットマシンを遊技する遊技者の左手側が「左」を意味し、右手側が「右」を意味する。
図1はスロットマシンMを示す斜視図である。このスロットマシンMは、筐体1を備えており、この筐体1は、底板、左右の側板、天板および背板を備え、当該筐体1の正面側に開口する正面開口部を有する箱形に形成されている。なお、底板の上面には、図示は省略するが、各部品に電力を供給するための電源装置を内蔵した電源ユニット、メダルを貯留するとともにメダルを払い出す払い出し装置としてのホッパーユニット等が設けられている。
前記筐体1内には、図示は省略するが、交換ユニットが着脱可能に設けられている。交換ユニットは、種々の部品を設置あるいは固定するための支持体としての枠体と、この枠体に固定されたリールユニットおよび基板ユニットとから構成されている。ここで、リールユニットは、周囲に複数の図柄を表示した3個の回転リールと、回転リールを回転させるための駆動モータ(ステッピングモータ)を有している。また、基板ユニットは、CPU、ROM、RAM、I/O等の電子部品を備えた基板を、基板ケースに収納したものである。そして、基板ユニットは、スロットマシンMの遊技を制御するための遊技制御装置として機能する。
そして、3個の回転リールが停止したときに入賞有効ライン上に停止した図柄の組み合わせによって当選役が入賞したか否かが表示される。
また、上扉30の上部中央には、表示窓31の上方に表示窓32が設けられている。この表示窓32は上扉30に設けられた液晶表示パネルを有する画像表示装置(ディスプレイ)の表示面を見るために設けられたものであり、この画像表示装置では、その表示面に遊技機における演出用の画像が表示されるようになっている。なお、画像表示装置は、演出用の画像を表示できるものであれば、液晶ディスプレイ以外のディスプレイであってもよい。
また、上扉30の表示窓32の上部および左右両側部には、報知や演出などを行うためのランプ33a,33bが設けられている。
また、上扉30の下端部には、下扉40の前面より後方側で下扉40の上端より下側に突出する係合部が設けられ、下扉40が閉じた状態で、上扉30を開放することができない構造になっている。
演出ボタン101は、前面が閉塞された円筒状に形成されており、その基端部にはフランジ部101aが形成されている。フランジ部101aの外周部には取付部101b,101bが径方向に対向し、かつ径方向外側に突出するようにして設けられるとともに、係合部101cが取付部101bから周方向に離間し、かつ軸方向基端側(図5においてZ方向右側)に突出するようにして設けられている。また、取付部101bにはネジ110aを挿通するための孔が形成されている。
ボタン取付部105aは略円形キャップ状に形成されており、その外周壁105cの先端面に演出ボタン101のフランジ部101aが当接されるようになっている。また、外周壁105cには円筒状の固定部105d,105dがその軸をZ方向に向け、かつ径方向に対向するようにして設けられるとともに、凹部105eが固定部105dから周方向に離間して設けられている。また、固定部105dの内周面には前記ネジ110aをねじ込むための雌ねじ部が形成されている。また、外周壁105cの外周面には断面略半円状でかつZ方向に延在する凸条105gが周方向に所定間隔で複数設けられている。
また、モータ107の駆動軸107aはZ方向と直交する方向に向けられており、当該駆動軸107aには偏心錘107bが取付けられている。偏心錘107bは、駆動軸107aに同軸に取付けられたリング状の回転体と、この回転体の内側略半分に設けられた半円板とを備えている。そして、このようなモータ107は、駆動軸107aが駆動することによって偏心錘107bが回転し、これによって振動するようになっている。モータ107が振動することによって、取付ベース105が振動し、演出ボタン101が振動するようになっている。
さらに、壁部106kには円筒外周壁106aの内側においてバネ部材106fが設けられ、このバネ部材106fの左側でかつ壁部106kの左側部にハーネス挿通用の挿通孔106hが設けられている。
また、取付ベース105の凸条105gがケーシング106の円筒外周壁106aの内周面にZ方向に摺動可能に摺接し、取付ベース105のモータ取付部105bの左側壁がケーシング106の矩形外周壁106bの左側壁の内面にZ方向に摺動可能に摺接している。
基板103は中継基板として機能するものであり、当該中継基板103には前記制御基板からハーネス、コネクタ115を介して電源(電流)や制御信号が供給されるようになっている。
また、中継基板103の一方の側部には切欠部103aが形成され、他方の側部には切欠部103bが形成されている。
また、図3および図5に示すように、中継基板103の表面には略コ字形のフォトセンサ103dが設けられている。一方、図4に示すように、ケーシング106の裏面には突起106gが設けられており、この突起106gは演出ボタン101を押下することによって、フォトセンサ103dの内側に進入するようになっている。これによって、演出ボンタン101が押下されたことを検出するようになっている。
なお、ハーネスC1の両端部にはそれぞれ図示しない接続コネクタが取り付けられており、一方の接続コネクタがコネクタ116に接続され、他方の接続コネクタがLED基板112のコネクタ112cに接続されている。そしてLED基板112には、ハーネスC1を介して電源(電流)や制御信号が供給されるようになっている。
図3および図4に示すように、カバー部材104は、略矩形板状に形成されており、一方の側部に矩形状の切欠部104aが形成されている。この切欠部104aによって中継基板103の切欠部103aの一部が露出している(図7および図8参照)。また、カバー部材104は立壁104dを有している。この立壁104dはカバー部材104の平板部104eの外周縁部からケーシング106の裏面側に向けて突出するようにして設けられている。また、平板部104eの上縁部の略中央部には、中継基板103側にケーシング106の裏面側に向けて突出する突出部104fが設けられている。
開口部104bはコネクタ116,117をまとめてカバー部材の104の表面側に露出させるのに十分な大きさとなっている。例えば、開口部104bの矩形状の縁とコネクタ116,117との間には所定の隙間が設けられている。開口部104bの縦縁とコネクタ116,117の縦方向の外形線との間には、コネクタ116,117の左右の幅より大きい隙間が設けられている。
また、コネクタ116,117はカバー部材104の表面104sより後方に向けて突出している。
すなわち、突出部120はコネクタ116,117の近傍、例えば、開口部104bの開口縁部(縦縁部)の近傍に立設されている。突出部120は矩形板状に形成されており、先端側ほど薄くなっている。この突出部120の先端は前記ハーネスC1,C2の折曲部位C1a,C2aより後方に突出している。ハーネスC1,C2はカバー部材104の開口部104bより突出しており、表面104sからの突出高さが最も高い部分は折曲部位C1a,C2aであるので、突出部120の先端はこの折曲部位C1a,C2aより後方に突出している。
突出部121はコネクタ115の近傍、例えば、開口部104cの開口縁部(縦縁部)の近傍に立設されている。突出部121は円柱状に形成されており、その先端は前記ハーネスC1,C2の折曲部位C1a,C2aより後方に突出している。
すなわち、図9に示すように、演出ボタンユニット100を例えば作業台150に載置し(仮置きし)、突出部120,121およびカバー部材104の端部104tが作業台150の上面に当接することによって、演出ボタンユニット100が支持されている場合に、ハーネスC1,C2の折曲部位C1a,C2aおよびコネクタ115が作業台150の上面に接触しないように、突出部120,121の表面104sからの突出高さが設定されている。このように突出部120,121の突出高さを設定する場合、突出部120,121をコネクタ115,116,117の近傍に設けることによって、突出部120,121の長さ(高さ)を極力短く設定できるが、突出部120,121はコネクタ115,116,117の近傍に設けなくてもよいし、突出部の本数は2本に限ることはない。突出部を1本としても、この突出部とカバー部材104の縁部によって演出ボタンユニット100を作業台150の上面に支持できる。また、突出部を3本以上としてもよい。さらに、カバー部材104の外周縁部の少なくとも一部を表面104sより突出させれば、この突出している部分を突出部としてもよい。いずれの場合にしても、突出部の突出高さはハーネスC1,C2の折曲部位C1a,C2aおよびコネクタ115が作業台150の上面に接触しないような高さに設定すればよい。
また、演出ボタンユニット100の輸送中は115,116,117が輸送箱の内壁に接触することによって、コネクタ115,116,117が当該内壁に接触するのを防止できる。
したがって、遊技機への組付け時や輸送時に演出ボタンユニット100のコネクタ115,116,117の故障を防止できる。
また、演出ボタンユニット100の輸送中は突出部120,121が輸送箱の内壁に接触することによって、ハーネスC1,C2が当該内壁に接触するのを防止できる。
したがって、遊技機への組付け時や輸送時にハーネスC1,C2からコネクタ116,117に無理な力が作用するのを防止できるので、遊技機への組付け時や輸送時に演出ボタンユニット100のコネクタ116,117の故障を防止できる。
また、本実施の形態では、コネクタ115,116,117を有する中継基板103をケーシング106の裏面に取り付け、中継基板103のほぼ全体を覆うようにカバー部材104を設け、このカバー部材104にコネクタ115,116,117をカバー部材104の表面104sから突出させた場合を例にとって説明したが、本発明はカバー部材を備えておらず、コネクタが電装品の外面から突出しているものであれば適用できる。
100 演出ボタンユニット(電装品)
104s 表面(電装品の外面)
115,116,117 コネクタ
120,121 突出部
C1,C2 ハーネス(接続ケーブル)
Claims (3)
- 電装品を備えた遊技機において、
前記電装品は、その外面と面一または当該外面から突出するコネクタを備え、
前記外面に、少なくとも前記コネクタよりも突出する突出部が設けられていることを特徴とする遊技機。 - 前記突出部は前記コネクタの近傍に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記突出部は、前記コネクタに接続されている接続ケーブルのうち前記外面上に位置する部分より突出していることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
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