JP7026376B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、ランプやモータ等が組み込まれた電装品を備えた遊技機に関する。
パチンコ機やスロットマシン等の遊技機は、遊技の興趣を高める等の理由からランプやモータ等が組み込まれた複数種の電装品を備えており、これらの各種電装品は遊技機の内部に設けられた制御装置により制御されるようになっている。そして、この制御装置と各種電装品とはそれぞれハーネス等の接続ケーブルにより接続されるようになっており、各種電装品に対する接続ケーブルの接続は、コネクタを介して行なわれている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005-329124号公報
ところで、前記電装品においては、接続ケーブルを接続するためのコネクタが電装品の外面とほぼ面一または当該外面から突出するようにして設けられている。コネクタには接続ケーブルを接続する必要があるので、このコネクタが電装品の外面より奥側にあると、接続ケーブルを接続し難くなるからである。
このような電装品は工場等で遊技機に組み付けられたり、または輸送箱等に収納され、所定の場所に輸送されたりする。このため、電装品を遊技機に組み付ける際に、当該電装品をそのコネクタが配置されている外面を下側に向けて作業台に仮置きすると、コネクタが作業台に接触することによって当該コネクタの接触箇所が故障する虞がある。
また、コネクタを輸送箱等に収納して輸送すると、輸送中にコネクタが輸送箱の内壁に接触することによって当該コネクタの接触箇所が故障する虞がある。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、遊技機への組付け時や輸送時に電装品のコネクタの故障を防止できる遊技機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の遊技機は、電装品を備えた遊技機において、
前記電装品は、その外面と面一または当該外面から突出するコネクタを備え、
前記外面に、少なくとも前記コネクタよりも突出する突出部が設けられていることを特徴とする。
本発明においては、電装品の外面に少なくとも前記コネクタよりも突出する突出部が設けられているので、電装品を遊技機に組み付ける際に、当該電装品をそのコネクタが配置されている外面を下側に向けて作業台に仮置きしても、突出部が作業台に接触することによって、コネクタが作業台に接触するのを防止できる。
また、電装品の輸送中は突出部が輸送箱の内壁に接触することによって、コネクタが当該内壁に接触するのを防止できる。
したがって、遊技機への組付け時や輸送時に電装品のコネクタの故障を防止できる。
また、本発明の前記構成において、前記突出部は前記コネクタの近傍に配置されていることが好ましい。
このような構成によれば、突出部がコネクタの近傍に配置されているので、突出部をコネクタから前記近傍より遠い位置に配置する場合に比して、突出部の突出長さを短くできる。
ところで、電装品のコネクタに予め接続ケーブルを接続しておき、この接続ケーブルを備えた電装品を遊技機に組み付けたり、輸送箱に収納して輸送する場合、この接続ケーブルが組付け時に作業台に接触したり、輸送時に輸送箱の内壁に接触することで、この接続ケーブルからコネクタに無理な力が作用して、遊技機への組付け時や輸送時にコネクタに故障が生じる虞がある。
そこで、本発明の前記構成において、前記突出部は、前記コネクタに接続されている接続ケーブルのうち前記外面上に位置する部分より突出していることが好ましい。
このような構成によれば、突出部が、コネクタに接続されている接続ケーブルのうち前記外面上に位置する部分より突出しているので、電装品を遊技機に組み付ける際に、当該電装品をそのコネクタが配置されている外面を下側に向けて作業台に仮置きしても、突出部が作業台に接触することによって、接続ケーブルが作業台に接触するのを防止できる。
また、電装品の輸送中は突出部が輸送箱の内壁に接触することによって、接続ケーブルが当該内壁に接触するのを防止できる。
したがって、遊技機への組付け時や輸送時に接続ケーブルからコネクタに無理な力が作用するのを防止できるので、遊技機への組付け時や輸送時に電装品のコネクタの故障を防止できる。
本発明によれば、遊技機への組付け時や輸送時に突出部が作業台や輸送箱の内壁に接触することで、コネクタや接続ケーブルが作業台や内壁に接触するのを防止できるので、コネクタの故障を防止できる。
本発明の実施の形態に係る遊技機の一例を示すもので、その斜視図である。 同、演出ボタンユニットの取付け状態を示す斜視図である。 同、演出ボタンユニットの斜め前側から見た分解斜視図である。 同、演出ボタンユニットの斜め後側から見た分解斜視図である。 同、演出ボタンユニットのボタンユニット本体を基板とカバー部材とともに示す分解斜視図である。 同、演出ボタンユニットの断面斜視図である。 同、演出ボタンユニットを背面側から見た斜視図である。 同、演出ボタンユニットの背面図である。 同、演出ボタンユニットを作業台に仮置きした状態を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、遊技機の概略構成について説明する。なお、以下では遊技機の一つであるスロットマシンについて説明するが、本発明に係る遊技機は、スロットマシンに限ることなく、パチンコ遊技機等のその他の遊技機であってもよい。
また、以下の説明においては、基本的に「前後」とは、スロットマシンの前側に遊技者が居る場合に、遊技者側が「前」で、スロットマシン側が「後」を意味し、「上下」とはスロットマシンの上面側が「上」で、下面側が「下」を意味し、「左右」とはスロットマシンを遊技する遊技者の左手側が「左」を意味し、右手側が「右」を意味する。
まず、発明が適用されるスロットマシンMの概略構成について説明する。
図1はスロットマシンMを示す斜視図である。このスロットマシンMは、筐体1を備えており、この筐体1は、底板、左右の側板、天板および背板を備え、当該筐体1の正面側に開口する正面開口部を有する箱形に形成されている。なお、底板の上面には、図示は省略するが、各部品に電力を供給するための電源装置を内蔵した電源ユニット、メダルを貯留するとともにメダルを払い出す払い出し装置としてのホッパーユニット等が設けられている。
また、筐体1の正面には、筐体1の正面開口部を開閉可能に閉塞する前扉3が設けられており、この前扉3は、前記正面開口部の開口上部を開閉可能に閉塞する上扉30と、開口下部を開閉可能に閉塞する下扉40とを備えている。
前記筐体1内には、図示は省略するが、交換ユニットが着脱可能に設けられている。交換ユニットは、種々の部品を設置あるいは固定するための支持体としての枠体と、この枠体に固定されたリールユニットおよび基板ユニットとから構成されている。ここで、リールユニットは、周囲に複数の図柄を表示した3個の回転リールと、回転リールを回転させるための駆動モータ(ステッピングモータ)を有している。また、基板ユニットは、CPU、ROM、RAM、I/O等の電子部品を備えた基板を、基板ケースに収納したものである。そして、基板ユニットは、スロットマシンMの遊技を制御するための遊技制御装置として機能する。
上扉30の下部中央には、表示窓31が設けられ、この表示窓31の奥には、前記3個の回転リールが横一列に設けられている。各回転リールの外周面には複数種類の図柄が配列されており、回転リールが停止すると表示窓を通して1リール当たり3個の図柄が表示される。スロットマシンMでは、横3本と斜め2本とからなる計5本の入賞有効ラインが設定されている。
そして、3個の回転リールが停止したときに入賞有効ライン上に停止した図柄の組み合わせによって当選役が入賞したか否かが表示される。
また、上扉30の上部中央には、表示窓31の上方に表示窓32が設けられている。この表示窓32は上扉30に設けられた液晶表示パネルを有する画像表示装置(ディスプレイ)の表示面を見るために設けられたものであり、この画像表示装置では、その表示面に遊技機における演出用の画像が表示されるようになっている。なお、画像表示装置は、演出用の画像を表示できるものであれば、液晶ディスプレイ以外のディスプレイであってもよい。
また、上扉30の表示窓32の上部および左右両側部には、報知や演出などを行うためのランプ33a,33bが設けられている。
また、上扉30は、筐体1内に設けられた前記交換ユニットにヒンジを介して回動可能に連結されることで、筐体1の開口上部を開閉するようになっている。また、下扉40は筐体1にヒンジを介して回動可能に連結されることで、筐体1の開口下部を開閉するようになっている。
なお、このスロットマシンMは、分離型筐体タイプの構造を有するものであり、遊技店における機種の交換時に、上扉30が回動自在に取り付けられた交換ユニットを交換するようになっており、機種の交換時に筐体1、下扉40および筐体1内の電源ユニットやホッパーユニット等は、遊技店の島設備に取り付けられたままで、交換されないようになっている。また、スロットマシンMは、分離型筐体タイプに限られるものではなく、機種交換時にスロットマシン全体を交換するものであってもよい。この場合に、前扉3を上扉30と下扉40とに分けない一体の構造としてもよい。また、上扉30と下扉40とに分ける場合に、上扉30を、筐体1の側板にヒンジを介して回動自在に取り付けてもよい。
また、上扉30の下端部には、下扉40の前面より後方側で下扉40の上端より下側に突出する係合部が設けられ、下扉40が閉じた状態で、上扉30を開放することができない構造になっている。
また、下扉40の上部には、スロットマシンMを操作するための操作部50が設けられている。操作部50には、クレジットされたメダルを払い出すための精算スイッチ52、ゲームを開始させるためのスタートレバー53、回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチ54、メダルを投入するためのメダル投入口42、メダル投入口42の下方のメダル通路内で発生したメダル詰まりを解消するリジェクトボタン55、最大数の3枚のメダルをゲームに投資するときに操作されるMAXベットスイッチボタン56等が設けられる他、遊技の演出等を選択するための操作盤57や、表示ユニット58が設けられている。操作盤57は操作部50の幅方向(左右方向)の略中央部に配置され、メダル投入口42およびリジェクトボタン55を挟んで、右側に表示ユニット58が配置されている。なお、操作盤57には、演出等の選択用の十字キー、決定ボタン、キャンセルボタン等を有している。
また、操作部50の右側上方でかつ表示窓31の右横には、演出ボタンユニット(電装品)100が設けられている。この演出ボタンユニット100は、遊技者によって演出ボタン101が押下操作されるものであり、押下されることで例えば表示窓32を通して見える液晶表示パネルを有する画像表示装置に表示される演出画像の態様を変化させ、遊技者に対して遊技への参加意識を高めるとともに、興趣を高めるようにしたものである。例えば、演出ボタン101の操作に連動して画像表示装置に表示される演出画像を選択することができる。
また、下扉40の下部には、スロットマシン内部よりメダルを排出するためのメダル払い出し口と、メダル払い出し口から排出されたメダルを溜めておくためのメダル受け皿43とが形成されている。また、操作部50とメダル受け皿43との間には液晶表示パネル45が取り付けられている。また、この液晶表示パネル45の左右両側にはそれぞれ報知や演出などを行うためのランプ33dが設けられている。
前記演出ボタンユニット(電装品)100は、図2に示すように、表示窓31が設けられるフレーム80に右側部に取り付けられている。フレーム80は横長矩形枠上に形成されており、フレーム80の中央部に表示窓31が設けられ、右側の演出ボタンユニット100がフレーム80の裏面側から取り付けられ、演出ボタン101の先端部が遊技機Mの前面側に露出している。演出ボタン101の先端部は遊技機Mの前面側に露出しているので、意匠部を構成している。このように、演出ボタン101の先端部は意匠部を構成しているので、演出ボタンユニット100を遊技機Mに組み付ける際に、当該演出ボタンユニット100を図9に示すように作業台150に仮置きする場合に、演出ボタン101が上側になるように仮置きして、演出ボタン101が傷付くのを防止している。
演出ボタンユニット100は、図3および図4に示すように、演出ボタン101を備えたボタンユニット本体102と、ボタンユニット本体102の裏面に取り付けられた電子基板103と、ボタンユニット本体102の裏面に電子基板103のほぼ全体を覆うようにして取り付けられた透明なカバー部材104とを備えている。ボタンユニット本体102はその外周部に取付部102a,102aを備えており、この取付部102a,102aをフレーム80の裏面側に設けられた図示しない固定部に当接したうえで、取付部102a,102aから図示しないネジを前記固定部にねじ込むことによって、演出ボタンユニット100がフレーム80に取り付けられている。
ボタンユニット本体102は、図5および図6に示すように、演出ボタン101と、取付ベース105と、ケーシング106とを備えている。
演出ボタン101は、前面が閉塞された円筒状に形成されており、その基端部にはフランジ部101aが形成されている。フランジ部101aの外周部には取付部101b,101bが径方向に対向し、かつ径方向外側に突出するようにして設けられるとともに、係合部101cが取付部101bから周方向に離間し、かつ軸方向基端側(図5においてZ方向右側)に突出するようにして設けられている。また、取付部101bにはネジ110aを挿通するための孔が形成されている。
取付ベース105は、ボタン取付部105aと、このボタン取付部105aの下部に一体的に設けられたモータ取付部105bとを備えている。
ボタン取付部105aは略円形キャップ状に形成されており、その外周壁105cの先端面に演出ボタン101のフランジ部101aが当接されるようになっている。また、外周壁105cには円筒状の固定部105d,105dがその軸をZ方向に向け、かつ径方向に対向するようにして設けられるとともに、凹部105eが固定部105dから周方向に離間して設けられている。また、固定部105dの内周面には前記ネジ110aをねじ込むための雌ねじ部が形成されている。また、外周壁105cの外周面には断面略半円状でかつZ方向に延在する凸条105gが周方向に所定間隔で複数設けられている。
そして、演出ボタン101は、そのフランジ部101aをボタン取付部105aの外周壁105cの先端面に当接するとともに係合部101cを凹部105eに係合することで、取付ベース105に対する位置決め(軸方向(Z方向)および周方向の位置決め)がなされている。この状態において、演出ボタン101の取付部101b,101bの孔と取付ベース105の固定部105d,105dの雌ねじ部とが同軸に配置され、当該孔にネジ110aを挿通したうえで、雌ねじ部にねじ込むことによって、演出ボタン101が取付ベース105のボタン取付部105aに取付け固定されている。
モータ取付部105bは、取付ベース105の前面側(図5にZ方向左側)に開口した略矩形箱状に形成されており、底壁は上下2段に形成されている。そして、低い側の底壁にモータ107が設置されている。モータ取付部105bの開口部には矩形板状の蓋105fがネジ110b,110bによって固定され、これによって、モータ取付部105bにモータ107が固定されている。つまり、蓋105fはモータ107に圧接して、当該モータ107をモータ取付部105bの奥側の壁部に押し付けることによって、モータ107を固定している。
また、モータ107の駆動軸107aはZ方向と直交する方向に向けられており、当該駆動軸107aには偏心錘107bが取付けられている。偏心錘107bは、駆動軸107aに同軸に取付けられたリング状の回転体と、この回転体の内側略半分に設けられた半円板とを備えている。そして、このようなモータ107は、駆動軸107aが駆動することによって偏心錘107bが回転し、これによって振動するようになっている。モータ107が振動することによって、取付ベース105が振動し、演出ボタン101が振動するようになっている。
ケーシング106は前面側が開口した略箱状に形成され、当該ケーシング106には取付ベース105が軸方向(図5においてZ方向)に移動可能に収納されている。すなわち、ケーシング106は略3/4円筒状の円筒外周壁106aと、この円筒外周壁106aの下側に設けられて、当該円筒外周壁106aの両端部に接続された略矩形箱状の矩形外周壁106bとを備えている。また、円筒外周壁106aの上部には、径方向外側に略半円筒状に膨出する膨出部106cが設けられている。
また、ケーシング106の奥側の壁部106kには、円筒外周壁106aの内側において円筒状の支持部106d,106dと、円柱状の支持部106e,106eとが立設されている。支持部106d,106eは隣り合って配置されており、支持部106d,106dどうしおよび支持部106e,106eどうしは斜め上下に離間して配置されている。なお、支持部106eの方が支持部106dより若干長く形成されている。
さらに、壁部106kには円筒外周壁106aの内側においてバネ部材106fが設けられ、このバネ部材106fの左側でかつ壁部106kの左側部にハーネス挿通用の挿通孔106hが設けられている。
そして、取付ベース105のボタン取付部105aがケーシング106の円筒外周壁106aの内側にZ方向に移動可能に挿入され、取付ベース105のモータ取付部105bがケーシング106の矩形外周壁106bの内側にZ方向に移動可能に挿入されている。この状態において、取付ベース105の裏面とケーシング106の壁部106kとの間には隙間が設けられ、取付ベース105の裏面がバネ部材106fに当接している。
また、取付ベース105の凸条105gがケーシング106の円筒外周壁106aの内周面にZ方向に摺動可能に摺接し、取付ベース105のモータ取付部105bの左側壁がケーシング106の矩形外周壁106bの左側壁の内面にZ方向に摺動可能に摺接している。
したがって、取付ベース105はバネ部材106fの付勢力に抗してケーシング106の奥側の壁部106kに向けて移動可能であるとともに、バネ部材106fの付勢力によって壁部106kから離間する方向に移動可能となっている。このような取付ベース105には演出ボタン101が取り付けられているので、遊技者が演出ボタン101を押圧することによって、演出ボタン101はバネ部材106fの付勢力に抗して奥側(Z方向右側)に移動し、遊技者が演出ボタン101を押圧しないか、または押圧力を小さくすることによって、バネ部材106fの付勢力によって前側(Z方向右側)に移動するようになっている。
なお、取付ベース105の裏面には2本の突出部105h,105hが裏面から後方に突出するようにして設けられ、当該突出部105h,105hがケーシング106の壁部106kに設けられた挿通孔にZ方向に移動可能に挿通されている。図6に示すように、突出部105hの先端部にはネジ110dがねじ込まれ、このネジ110dの頭部が挿通孔の内周面に形成されたリング状のフランジ部106jに当接することによって、取付ベース105がケーシング106からバネ部材106fの付勢力によって逸脱しないように規制している。
また、取付ベース105の内側には、複数のLED112aを有するLED基板112が配置されている。このLED基板112は取付ベース105の奥側の壁部105kから離間しており、取付ベース105に固定されていない。すなわち、ケーシング106の壁部106kに設けられている支持部106d,106eの先端部が壁部105kを摺動可能に挿通されており、当該支持部106d,106eの先端面がLED基板112の裏面に当接されている。支持部106dにはLED基板112を通してネジ110cがねじ込まれており、支持部106eの先端に設けられている小径突起106iがLED基板112に形成された位置決孔に挿通されている。これによって、LED基板112はその位置決めがされるとともに、支持部106d,106eを介してケーシング106に固定されている。また、LED基板112の裏面にはコネクタ112cが設けられている。このコネクタ112cは取付ベース105の壁部105kに設けられた開口部(図示略)を介して取付ベース105の裏面側に露出している。
ボタンユニット本体102の裏面に取り付けられた電子基板103(以下、基板と略称することもある。)103はプリント基板であり、図4に示すように、その裏面に3つのコネクタ115,116,117を備えている。コネクタ115は横長の略直方体状に形成されており、このコネクタ115には、遊技機の内部に設けられた図示しない制御基板に接続された、接続ケーブルとしてのハーネス(図示略)が接続されるようになっている。ハーネスは電源供給や信号通信に用いられる複数の電線を束ねた構造をなし、その両端部には接続用の接続コネクタが取り付けられている。一方の接続コネクタがコネクタ115に接続され、他方の接続コネクタが制御基板に設けられたコネクタに接続されるようになっている。
基板103は中継基板として機能するものであり、当該中継基板103には前記制御基板からハーネス、コネクタ115を介して電源(電流)や制御信号が供給されるようになっている。
また、中継基板103の一方の側部には切欠部103aが形成され、他方の側部には切欠部103bが形成されている。
また、図3および図5に示すように、中継基板103の表面には略コ字形のフォトセンサ103dが設けられている。一方、図4に示すように、ケーシング106の裏面には突起106gが設けられており、この突起106gは演出ボタン101を押下することによって、フォトセンサ103dの内側に進入するようになっている。これによって、演出ボンタン101が押下されたことを検出するようになっている。
コネクタ116は縦長の略直方体状に形成されており、このコネクタ116に接続ケーブルとしてのハーネスC1の一端部が接続されている。このハーネスC1は中継基板103の裏面側を切欠部103aに向けて引き回され、さらに切欠部103a、ケーシング106に設けられた挿通孔106hを通って、他端部がLED基板112のコネクタ112cに接続されている。
なお、ハーネスC1の両端部にはそれぞれ図示しない接続コネクタが取り付けられており、一方の接続コネクタがコネクタ116に接続され、他方の接続コネクタがLED基板112のコネクタ112cに接続されている。そしてLED基板112には、ハーネスC1を介して電源(電流)や制御信号が供給されるようになっている。
コネクタ117は縦長の略直方体状に形成されており、コネクタ116の直下に設けられている。このコネクタ117に接続ケーブルとしてのハーネスC2の一端部が接続されている。このハーネスC2は中継基板103の裏面側を切欠部103bに向けて引き回され、さらに切欠部103b、ケーシング106に設けられた挿通孔106hを通って、他端部がモータ107用の図示しない基板のコネクタに接続されている。なお、ハーネスC2の両端部にはそれぞれ図示しない接続コネクタが取り付けられており、一方の接続コネクタがコネクタ117に接続され、他方の接続コネクタがモータ107用の基板のコネクタに接続されている。そして、モータ107用の基板には、ハーネスC2を介して電源(電流)や制御信号が供給されるようになっている。
図7および図8に示すように、このような中継基板103はケーシング106の裏面にネジ止めによって固定されており、さらに、このケーシング106の裏面には、透明なカバー部材104が中継基板103の裏面をほぼ覆うようにして、ネジ止めによって固定されている。
図3および図4に示すように、カバー部材104は、略矩形板状に形成されており、一方の側部に矩形状の切欠部104aが形成されている。この切欠部104aによって中継基板103の切欠部103aの一部が露出している(図7および図8参照)。また、カバー部材104は立壁104dを有している。この立壁104dはカバー部材104の平板部104eの外周縁部からケーシング106の裏面側に向けて突出するようにして設けられている。また、平板部104eの上縁部の略中央部には、中継基板103側にケーシング106の裏面側に向けて突出する突出部104fが設けられている。
このようなカバー部材104は立壁104dおよび突出部104fをケーシング106の裏面に当接した状態で当該ケーシング106に固定されている。したがって、ケーシング106の裏面とカバー部材104との平板部104eとの間には隙間があり、この隙間に中継基板103が配置され、当該中継基板103はケーシング106の裏面に固定されている。この状態において、中継基板103の表面とカバー部材104の平板部104eとの間には隙間がある。したがって、カバー部材104の平板部104eが中継基板103の表面に形成されている配線パターンに接触することはない。
また、図7および図8に示すように、カバー部材104の略中央部には縦長の矩形状の開口部104bがカバー部材104を貫通して形成され、この開口部104bの上側に横長の矩形状の開口部104cがカバー部材104を貫通して形成されている。
開口部104bはコネクタ116,117をまとめてカバー部材の104の表面側に露出させるのに十分な大きさとなっている。例えば、開口部104bの矩形状の縁とコネクタ116,117との間には所定の隙間が設けられている。開口部104bの縦縁とコネクタ116,117の縦方向の外形線との間には、コネクタ116,117の左右の幅より大きい隙間が設けられている。
また、コネクタ116,117はカバー部材104の表面104sより後方に向けて突出している。
そして、コネクタ116,117にハーネスC1,C2が接続され、このハーネスC1,C2は、開口部104bから後方に突出し、カバー部材104の表面104sから所定の高さ位置で開口部104bに向けて折り返されている。折り返されたハーネスC1は開口部104bの一方(図7において左方)の縦縁から中継基板103の裏面側に引き回されたうえで、図4に示すように、中継基板103の切欠部103a、ケーシング106に設けられた挿通孔106hを通って、LED基板112のコネクタ112cに接続されている。また、折り返されたハーネスC2は開口部104bの他方(図7において右方)の縦縁から中継基板103の裏面側に引き回されたうえで、図4に示すように、中継基板103の切欠部103b、ケーシング106に設けられた挿通孔106hを通って、モータ107用の図示しない基板のコネクタに接続されている。なお、図8においては、ハーネスC1,C2は図示を省略している。
開口部104cはコネクタ115をカバー部材の104の表面側に露出させるのに十分な大きさとなっている。例えば、開口部104cの矩形状の縁とコネクタ115との間には所定の隙間が設けられている。また、コネクタ115はカバー部材104の表面104sより後方に向けて突出している。
また、カバー部材104の表面104sには、少なくともコネクタ115,116,117より後方(図7においてZ方向右側)に突出する突出部120,121が立設されている。この突出部120,121は、コネクタ116,117に接続されているハーネスC1,C2のうち、カバー部材104の表面104s上に位置する部分より後方に突出している。
すなわち、突出部120はコネクタ116,117の近傍、例えば、開口部104bの開口縁部(縦縁部)の近傍に立設されている。突出部120は矩形板状に形成されており、先端側ほど薄くなっている。この突出部120の先端は前記ハーネスC1,C2の折曲部位C1a,C2aより後方に突出している。ハーネスC1,C2はカバー部材104の開口部104bより突出しており、表面104sからの突出高さが最も高い部分は折曲部位C1a,C2aであるので、突出部120の先端はこの折曲部位C1a,C2aより後方に突出している。
突出部121はコネクタ115の近傍、例えば、開口部104cの開口縁部(縦縁部)の近傍に立設されている。突出部121は円柱状に形成されており、その先端は前記ハーネスC1,C2の折曲部位C1a,C2aより後方に突出している。
このように突出部120,121は、少なくともコネクタ115,116,117より後方に突出しているが、突出部120,121の突出高さは以下のように設定されている。
すなわち、図9に示すように、演出ボタンユニット100を例えば作業台150に載置し(仮置きし)、突出部120,121およびカバー部材104の端部104tが作業台150の上面に当接することによって、演出ボタンユニット100が支持されている場合に、ハーネスC1,C2の折曲部位C1a,C2aおよびコネクタ115が作業台150の上面に接触しないように、突出部120,121の表面104sからの突出高さが設定されている。このように突出部120,121の突出高さを設定する場合、突出部120,121をコネクタ115,116,117の近傍に設けることによって、突出部120,121の長さ(高さ)を極力短く設定できるが、突出部120,121はコネクタ115,116,117の近傍に設けなくてもよいし、突出部の本数は2本に限ることはない。突出部を1本としても、この突出部とカバー部材104の縁部によって演出ボタンユニット100を作業台150の上面に支持できる。また、突出部を3本以上としてもよい。さらに、カバー部材104の外周縁部の少なくとも一部を表面104sより突出させれば、この突出している部分を突出部としてもよい。いずれの場合にしても、突出部の突出高さはハーネスC1,C2の折曲部位C1a,C2aおよびコネクタ115が作業台150の上面に接触しないような高さに設定すればよい。
以上のように本実施の形態によれば、演出ボタンユニット100の外面(カバー部材104の表面104s)に少なくともコネクタ115,116,117よりも突出する突出部120,121が設けられているので、演出ボタンユニット100を遊技機に組み付ける際に、当該演出ボタンユニット100をそのコネクタ115,116,117が配置されている外面(カバー部材104の表面104s)を下側に向けて作業台150に仮置きしても、突出部120,121が作業台150に接触することによって、コネクタ115,116,117が作業台150に接触するのを防止できる。
また、演出ボタンユニット100の輸送中は115,116,117が輸送箱の内壁に接触することによって、コネクタ115,116,117が当該内壁に接触するのを防止できる。
したがって、遊技機への組付け時や輸送時に演出ボタンユニット100のコネクタ115,116,117の故障を防止できる。
また、突出部120,121がコネクタ115,116,117の近傍に配置されているので、突出部120,121をコネクタ115,116,117から前記近傍より遠い位置に配置する場合に比して、突出部120,121の突出長さ(高さ)を短くできる。
また、突出部120,121が、コネクタ116,117に接続されているハーネスC1,C2のうち外面(表面104s)上に位置する部分より突出しているので、演出ボタンユニット100を遊技機に組み付ける際に、当該演出ボタンユニット100をそのコネクタ116,117が配置されている外面を下側に向けて作業台150に仮置きしても、突出部120,121が作業台150に接触することによって、ハーネスC1,C2が作業台150に接触するのを防止できる。
また、演出ボタンユニット100の輸送中は突出部120,121が輸送箱の内壁に接触することによって、ハーネスC1,C2が当該内壁に接触するのを防止できる。
したがって、遊技機への組付け時や輸送時にハーネスC1,C2からコネクタ116,117に無理な力が作用するのを防止できるので、遊技機への組付け時や輸送時に演出ボタンユニット100のコネクタ116,117の故障を防止できる。
なお、本実施の形態では、電装品として演出ボタンユニット100を採用した場合を例にとって説明したが、電装品は演出ボタンユニット100に限ることはない。電装品は、遊技機に組み付けられるとともに、外面と面一かまたは当該外面から突出するコネクタを備えたものであればよく、また、全体が遊技機の内部に組み込まれる電装品であってもよいし、一部または全部が遊技機の前面側に露出する電装品であってもよい。
また、本実施の形態では、コネクタ115,116,117を有する中継基板103をケーシング106の裏面に取り付け、中継基板103のほぼ全体を覆うようにカバー部材104を設け、このカバー部材104にコネクタ115,116,117をカバー部材104の表面104sから突出させた場合を例にとって説明したが、本発明はカバー部材を備えておらず、コネクタが電装品の外面から突出しているものであれば適用できる。
M スロットマシン(遊技機)
100 演出ボタンユニット(電装品)
104s 表面(電装品の外面)
115,116,117 コネクタ
120,121 突出部
C1,C2 ハーネス(接続ケーブル)

Claims (3)

  1. 電装品を備えた遊技機において、
    前記電装品は、その外面と面一または当該外面から突出するコネクタを備え、
    前記外面に、少なくとも前記コネクタよりも突出し、且つ前記コネクタの近傍に配置される突出部が設けられ、
    前記電装品は、前記外面を床面等側に向けて且つ該床面等に対して傾斜して仮置きした場合に、前記突出部および前記電装品の端部が前記床面等に当接するように支持され、前記コネクタが前記床面等に接触しないことを特徴とする遊技機。
  2. 電装品を備えた遊技機において、
    前記電装品は、その外面と面一または当該外面から突出するコネクタを備え、
    前記外面に、少なくとも前記コネクタよりも突出し、且つ前記コネクタの近傍に配置される突出部が設けられ、
    前記突出部の前記外面からの突出高さは、前記電装品を、前記外面を床面等側に向けて且つ該床面等に対して傾斜して仮置きし、前記突出部および前記電装品の端部が前記床面等に当接するように支持されている場合に、前記コネクタが前記床面等に接触しないように設定されていることを特徴とする遊技機。
  3. 前記突出部は、前記コネクタに接続されている接続ケーブルのうち前記外面上に位置する部分より突出していることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
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