JP2019016016A - 登録プログラム、携帯端末、登録方法、サーバ装置、管理プログラム及び管理方法 - Google Patents

登録プログラム、携帯端末、登録方法、サーバ装置、管理プログラム及び管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】建築設備に用いられる資機材を管理する際の管理負荷を低減させる。【解決手段】登録プログラムであって、資機材を、所定の建築設備に取り付け、該建築設備の一部として機能させるまでの複数の作業工程のうち、1の作業工程を選択する選択手順と、選択された前記作業工程に応じた読取手段によって、前記資機材に貼り付けられた識別部材より読み取られた、前記資機材を識別するための識別情報を取得する取得手順と、選択された前記作業工程を示す情報を、取得された前記識別情報と対応付けて、前記資機材を管理するサーバ装置に送信する送信手順とをコンピュータに実行させる。【選択図】図13

Description

本発明は、登録プログラム、携帯端末、登録方法、サーバ装置、管理プログラム及び管理方法に関する。
オフィスビルや工場等に納入される建築設備(例えば、空調システムや排煙設備等)には、多数の資機材が用いられる。一般に、これらの資機材は、部品業者によって製作され、工事業者によって現場に取り付けられた後、システム納入業者によって試運転が行われる。つまり、建築設備の一部として機能させるまでの間に、資機材は種々の作業工程を経ることになる。
このため、システム納入業者は、建築設備を納入するまでの間、各資機材がいずれの作業工程にあるのかを管理しておくことが求められる。
特開2005−108015号公報 特開2017−046085号公報
"IoT、CPSを活用したスマート建設生産システム"、[online]、2016年3月3日、産業競争力懇談会COCN、[平成29年6月30日検索]、インターネット(URL:http://www.cocn.jp/thema85-L.pdf) "MANICAタッチレンタルNFCカスタマイズ導入事例"、[online]、Hayato Information、[平成29年6月30日検索]、インターネット(URL:http://www.hayato.info/home/jirei_kajima.htm)
しかしながら、建築設備に用いられる資機材の数は膨大であり、資機材ごとに作業工程を管理しようとすると、システム納入業者等には高い管理負荷がかかることになる。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、建築設備に用いられる資機材を管理する際の管理負荷を低減させることを目的とする。
本発明の各実施形態に係る登録プログラムは、以下のような構成を有する。すなわち、
資機材を、所定の建築設備に取り付け、該建築設備の一部として機能させるまでの複数の作業工程のうち、1の作業工程を選択する選択手順と、
選択された前記作業工程に応じた読取手段によって、前記資機材に貼り付けられた識別部材より読み取られた、前記資機材を識別するための識別情報を取得する取得手順と、
選択された前記作業工程を示す情報を、取得された前記識別情報と対応付けて、前記資機材を管理するサーバ装置に送信する送信手順とをコンピュータに実行させる。
本発明の各実施形態によれば、建築設備に用いられる資機材を管理する際の管理負荷を低減させることができる。
複数の資機材を建築設備に取り付け、当該建築設備の一部として機能させるまでの作業工程の一例を示す図である。 各作業工程における登録処理の概要を示す図である。 資機材に貼り付けられる識別部材の一例を示す図である。 資機材に貼り付けられる識別部材の他の一例を示す図である。 資機材に貼り付けられる識別部材の他の一例を示す図である。 識別部材の資機材への貼り付け方法を示す図である。 登録処理を実現する管理システムのシステム構成の一例を示す図である。 管理システムにおいて実行される処理の流れを示すシーケンス図である。 サーバ装置に格納される管理データの一例を示す図である。 サーバ装置に格納されるBIMデータの一例を示す図である。 サーバ装置及びスマートフォンのハードウェア構成の一例を示す図である。 サーバ装置及びスマートフォンの機能構成の一例を示す図である。 実績登録フェーズにおいて実行される出荷登録処理の流れを示すシーケンス図である。 スマートフォンに表示される出荷登録画面の一例を示す図である。 実績登録フェーズにおいて実行される受取完了登録処理の流れを示すシーケンス図である。 スマートフォンに表示される受取完了登録画面の一例を示す図である。 実績登録フェーズにおいて実行される仮置完了登録処理の流れを示すシーケンス図である。 スマートフォンに表示される仮置完了登録画面の一例を示す図である。 スマートフォンに表示される取付完了登録画面の一例を示す図である。 スマートフォンに表示される検査完了登録画面の一例を示す図である。 スマートフォンに表示される試運転完了登録画面の一例を示す図である。 サーバ装置に格納される実績登録データの一例を示す図である。 サーバ装置による閲覧処理の流れを示すフローチャートである。 サーバ装置による履歴画面表示処理の流れを示すフローチャートである。 一覧画面の一例を示す図である。 履歴画面の一例を示す図である。
以下、各実施形態の詳細について添付の図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態に係る明細書及び図面の記載に際して、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
[第1の実施形態]
<作業工程の流れ>
はじめに、オフィスビルや工場等に建築設備を納入するまでの作業工程(当該建築設備に用いられる複数の資機材を、当該建築設備に取り付け、当該建築設備の一部として機能させるまでの作業工程)の流れについて説明する。なお、建築設備とは、建築物に設ける電気、ガス、給水、排水、換気、暖房、冷房、消火、排煙もしくは汚物処理の設備または煙突、昇降機もしくは避雷針を指し、一例として空調システムや排煙設備等が挙げられる。
図1は、複数の資機材を建築設備に取り付け、当該建築設備の一部として機能させるまでの作業工程の一例を示す図である。なお、図1に示すように、本実施形態では、各作業工程を実行する実行主体を、部品業者110と、システム納入業者120と、工事業者130とに大別している。本実施形態では、システム納入業者120は、空調システムや排煙設備等の建築設備を設計、施工する建築設備業者である。
ステップS101において、システム納入業者120は、管理データとBIM(Building Information Modeling)データとを作成する事前作業を行う。管理データとは、複数の資機材がいずれの作業工程にあるのかを管理するために、システム納入業者が事前に準備するデータである。BIMデータとは、3次元建物情報モデルを3次元CADで作成し、建築設備の設計、施工、維持管理において利用するデータである。本実施形態において、BIMデータは建築設備の維持管理において利用される。空調システムや排煙設備が設置される建築物のBIMデータは、ゼネコン等の建築物の設計業者から提供される。空調システムや排煙設備のBIMデータは、建築設備業者であるシステム納入業者120が3次元CADシステムを操作することにより作成される。システム納入業者120が作成するBIMデータには空調システムや排煙設備に利用される資機材の属性情報が含まれている。この属性情報をもとに、空調システムや排煙設備が施工される現場に取り付けられる資機材の一覧表が作成され、管理データとして作成される。
このように、発注作業を行う前に、現場ごとの管理データを作成することで、システム納入業者120は、多重発注を防止することができる。
ステップS102において、システム納入業者120は、管理データに登録した資機材を、部品業者110に発注する発注作業を行う。
ステップS103において、部品業者110は、システム納入業者から発注された資機材を製作する製作作業を行う。資機材の製作が完了すると、部品業者110は、各資機材を識別する識別情報が含まれる識別部材を各資機材に貼り付ける。
ステップS104において、部品業者110は、各資機材を出荷する出荷作業を行う。部品業者110は、各資機材の出荷に際して、各資機材に貼り付けられた識別部材より、各資機材を識別する識別情報を読み取り、システム納入業者120が有するサーバ装置に登録する出荷登録処理を行う。これにより、システム納入業者120は、部品業者110による各資機材の出荷が完了したことを管理することができる。
ステップS105において、システム納入業者120は、部品業者110によって出荷された各資機材を倉庫等にて受け取る受取作業を行う。システム納入業者120は、各資機材の受け取りに際して、各資機材に貼り付けられた識別部材より、各資機材を識別する識別情報を読み取り、システム納入業者120が有するサーバ装置に登録する受取完了登録処理を行う。これにより、システム納入業者120は、システム納入業者120による各資機材の受け取りが完了したことを管理することができる。
ステップS106において、工事業者130は、システム納入業者120が受け取った各資機材を、現場近くの仮置き場に移動させる仮置作業を行う。なお、本実施形態において、「現場」とは、建築設備が納入される納入先(例えば、オフィスビル等)を指すものとする。工事業者130は、各資機材を仮置き場に移動させた後に、各資機材に貼り付けられた識別部材より、各資機材を識別する識別情報を読み取り、システム納入業者120が有するサーバ装置に登録する仮置完了登録処理を行う。これにより、システム納入業者120は、工事業者130による各資機材の仮置作業が完了したことを管理することができる。
ステップS107において、工事業者130は、仮置き場に移動させた各資機材を、建築設備を納入する現場に搬入し、所定の取り付け位置に取り付ける取付作業を行う。各資機材を所定の取り付け位置に取り付けると、工事業者130は、各資機材に貼り付けられた識別部材より、各資機材を識別する識別情報を読み取り、システム納入業者120が有するサーバ装置に登録する取付完了登録処理を行う。これにより、システム納入業者120は、工事業者130による各資機材の取付作業が完了したことを管理することができる。
ステップS108において、システム納入業者120は、各資機材が所定の取り付け位置に正しく取り付けられているか否かを検査する検査作業を行う。システム納入業者120は、資機材が所定の取り付け位置に正しく取り付けられていることを確認する検査作業を行う際に、当該資機材に貼り付けられた識別部材より、当該資機材を識別する識別情報を読み取る。次いで、システム納入業者120は、読み取った識別情報をサーバ装置に登録する検査完了登録処理を行う。これにより、システム納入業者120は、検査作業が完了したことを管理することができる。
ステップS109において、システム納入業者120は、各資機材が、建築設備の一部として正しく機能するか否かを確認する試運転作業を行う。システム納入業者120は、試運転において各資機材が正しく機能していることを確認した場合、各資機材に貼り付けられた識別部材より、各資機材を識別する識別情報を読み取り、システム納入業者120が有するサーバ装置に登録する試運転完了登録処理を行う。これにより、システム納入業者120は、試運転作業が完了したことを管理することができる。
このように、本実施形態では、各作業工程において作業が完了すると、各作業工程の実行主体となる業者が、各作業工程において取り扱われた資機材に貼り付けられた識別部材より、当該資機材を識別する識別情報を読み取る。そして、各作業工程の実行主体となる業者が、システム納入業者120が有するサーバ装置に登録する登録処理を行う。これにより、システム納入業者120は、登録された識別情報を参照するだけで、各資機材がいずれの作業工程にあるのかを容易に管理することができる。つまり、本実施形態によれば、建築設備に用いられる資機材を管理する際の管理負荷を低減させることができる。
<各作業工程における登録処理の概要>
次に、各作業工程において、各作業工程の実行主体となる業者によって行われる登録処理の概要について説明する。図2は、各作業工程における登録処理の概要を示す図である。
図2に示すように、識別情報をサーバ装置に登録するにあたり、各作業工程の実行主体となる業者(部品業者110、システム納入業者120、工事業者130)はスマートフォン210を用いる。
スマートフォン210は、撮像部212を搭載しており、資機材250に貼り付けられた識別部材の一例であるQR(Quick Response)コード(登録商標)を撮影することで、QRコード230より識別情報を読み取る。本実施形態において、QRコード230より読み取られる識別情報には、管理番号、機器番号、品名が含まれるものとする。なお、管理番号及び品名は、システム納入業者120が管理データを作成する際に決定するものとする。また、機器番号は、部品業者110が資機材を製作する際に決定するものとする。
また、スマートフォン210は、RFID(Radio Frequency Identifier)リーダの接続が可能である。RFIDリーダ220は、資機材250に貼り付けられた識別部材の一例であるRFID240より、識別情報を読み取る。本実施形態において、RFIDリーダ220によって読み取られる識別情報には、管理番号、機器番号、品名が含まれるものとする。
識別情報に応じたQRコード230及び識別情報が書き込まれたRFID240は、部品業者110によって製作され、資機材250に貼り付けられる。部品業者110は、RFIDの製造業者が製造したRFID240を、RFID240の製造業者から購入し、資機材250に貼り付ける作業を行うようにしてもよい。
なお、識別情報を読み取るにあたり、読取手段として、撮像部212を用いるか、RFIDリーダ220を用いるかは、予め作業工程ごとに定められているものとする。
更に、スマートフォン210には、登録プログラムの一例である実績登録アプリケーション211がインストールされており、読み取った管理番号、機器番号、品名を含む各種情報を、実績登録データとして、ネットワーク260に送信する。
このように、撮像部212を搭載し、かつ、RFIDリーダ220の接続が可能であり、かつ、実績登録アプリケーション211がインストールされたスマートフォン210を用いることで、各作業工程の実行主体は、登録処理を簡単に行うことができる。
つまり、本実施形態によれば、各作業工程の実行主体となる業者は、当該実績登録アプリケーションを用いることで、各資機材がいずれの作業工程にあるのかを管理するために必要となる情報を、簡単な操作のみでサーバ装置に送信することができる。
<資機材に貼り付けられる識別部材の説明>
次に、資機材250に貼り付けられる識別部材(QRコード230、RFID240)のうち、RFID240について説明する。図3は、資機材に貼り付けられる識別部材の一例を示す図である。
このうち、図3(a)は、RFID240の上面図を示している。図3(a)に示すように、RFID240は、本体部310を形成する領域(第1の領域)とアンテナ部320を形成する領域(第2の領域)とを有する。本体部310を形成する領域とアンテナ部320を形成する領域とは、折り曲げ可能に一体化されている。
本体部310は、長さが43mmで幅が21mmの矩形形状を有するICタグである。本体部310は、RFIDリーダ220から電磁波が送信されることで起動し、内蔵するメモリに記録されたデータを、アンテナ部320を介して外部に送信する。アンテナ部320は、長さが17mmで幅が21mmの矩形形状を有しており、RFIDリーダ220からの電磁波を受信するとともに、本体部310が内蔵するメモリに記録されたデータを、外部に送信する。
図3(b)は、RFID240の側面図を示している。図3(b)に示すように、本体部310及びアンテナ部320は、ともに厚さが0.1mmである。
図4は、資機材に貼り付けられる識別部材の他の一例を示す図である。図3との相違点は、図4(a)に示すRFID240の場合、本体部310が有する表裏面のうち、資機材250に貼り付けられる貼り付け面とは反対側の面に、QRコード230が印刷されている点である。図4に示すように、RFID240とQRコード230とを一体化させることで、資機材250に識別部材を貼り付ける際の、貼り付け面積を小さくすることができる。
図5は、資機材に貼り付けられる識別部材の他の一例を示す図である。図4との相違点は、図5(b)に示すRFID240の場合、アンテナ部320の一方の面(QRコード230が印刷されている面とは反対側の面に、緩衝材510が取り付けられている点である。
これにより、資機材250に識別部材を貼り付けた際に、アンテナ部320が資機材250に直接接触することを回避することができる。一般に、資機材250は金属製であり、資機材250に識別部材を貼り付けた際に、アンテナ部320が資機材250に直接接触すると、RFIDリーダ220から送信された電磁波をアンテナ部320が精度よく受信できなくなる。これに対して、図5(b)に示すように緩衝材510が取り付けられ、アンテナ部320が資機材250に直接接触することを回避することで、RFID240は、RFIDリーダ220からの電磁波を精度よく受信することができる。
<識別部材の貼り付け方法>
次に、識別部材(QRコード230、RFID240)の資機材250への貼り付け方法について説明する。図6は、識別部材の資機材への貼り付け方法を示す図である。
図6(a)は、資機材250の一例である防煙・防火ダンパ610にQRコード230とRFID240とを別々に貼り付けた様子を示している。図6(a)に示すように、QRコード230、RFID240は、防煙・防火ダンパ610の外面であって、防煙・防火ダンパ610が現場に取り付けられた場合に露出する位置(外部から視認される位置)に貼り付けられる。ダンパ等の資機材は、ダクトと共に建築物に取り付けられた後、保温加工が施される。保温加工に際し、資機材が被覆部材により覆われるため、RFID240は、この被覆部材により覆われない箇所に貼り付けられる。ダンパで被覆部材で覆われない箇所とは、例えば開度調整レバーの取り付け金具である。
なお、図6(a)に示すように、RFID240の場合、防煙・防火ダンパ610に貼り付けられるのは、本体部310を形成する領域のみであり、アンテナ部320を形成する領域は、防煙・防火ダンパ610の外面とは接触していない。つまり、RFID240は、アンテナ部320を形成する領域が防煙・防火ダンパ610の外面に対して非接触となるように、本体部310を形成する領域の貼り付け位置を決定したうえで、防煙・防火ダンパ610に貼り付けられる。
図6(b)は、QRコード230がRFID240に印刷されている識別部材が、資機材250の一例である風量調整ダンパ620に貼り付けられた様子を示している。図6(b)に示すように、風量調整ダンパ620の場合、貼り付け領域が限られている。しかしながら、このような場合でも、QRコード230がRFID240に印刷されている識別部材を用いることで、アンテナ部320を形成する領域が風量調整ダンパ620の外面に接触することなく、識別部材を貼り付けることができる。
図6(c)は、QRコード230がRFID240に印刷され、かつ、緩衝材510がアンテナ部320に取り付けられた識別部材が、資機材250の一例であるアネモスタット630に貼り付けられた様子を示している。図6(c)に示すように、緩衝材510が取り付けられた識別部材を用いることで、アンテナ部320を形成する領域がアネモスタット630の外面に直接接触することを回避することができる。
このように、本実施形態では、本体部を形成する第1の領域と、アンテナ部を形成する第2の領域とを有する識別部材を、以下のような貼り付け方法により、資機材に貼り付ける。
・資機材の外面のうち、該資機材が所定の建築設備に取り付けられた場合に露出する位置であって、第1の領域を貼り付けた状態で第2の領域が資機材の外面に非接触となるように、第1の領域の貼り付け位置を決定する。
・第1の領域を貼り付けた状態で、第2の領域が資機材の外面に接触することを回避する部材を、第2の領域と資機材の外面との間に取り付ける。
・決定した貼り付け位置に第1の領域を貼り付けることで、識別部材を資機材に貼り付ける。
<管理システムのシステム構成>
次に、登録処理を実現する管理システムのシステム構成について説明する。図7は、登録処理を実現する管理システムのシステム構成の一例を示す図である。図7に示すように、管理システム700は、システム納入業者120が有するBIMシステム710と、操作端末720と、サーバ装置730とを含む。
また、管理システム700は、部品業者110が有するスマートフォン210_1と、システム納入業者120が有するスマートフォン210_2と、工事業者130が有するスマートフォン210_3とを含む。
なお、サーバ装置730と、スマートフォン210_1〜210_3とは、ネットワーク260を介して相互に接続される。また、BIMシステム710と、操作端末720と、サーバ装置730とは、例えば、システム納入業者120の所定のオフィス内の社内LAN(Local Area Network)等を介して接続される。
BIMシステム710は、システム納入業者120の社員751によって操作されることで、BIMデータを生成する。BIMシステム710によって生成されたBIMデータは、サーバ装置730に格納される。
操作端末720は、システム納入業者120の社員752によって操作されることで、管理データを生成する。本実施形態において、管理データには、資機材一覧データ、ユーザ一覧データ、マスタデータが含まれる(詳細は後述)。操作端末720によって生成された管理データは、サーバ装置730に格納される。
また、操作端末720は、システム納入業者120の社員752によって操作されることで、サーバ装置730に登録された実績登録データについての閲覧要求を送信する。これにより、操作端末720は、サーバ装置730より送信された実績登録データについての一覧画面等を表示することができる。
サーバ装置730は、各スマートフォン210_1〜210_3からのアプリケーション要求に応じて、実績登録アプリケーション211を送信する。また、サーバ装置730は、各スマートフォン210_1〜210_3からのマスタデータ要求に応じて、マスタデータを送信する。
また、サーバ装置730は、各作業工程において、各スマートフォン210_1〜210_3にインストールされた実績登録アプリケーション211が登録処理を実行することで送信した実績登録データを受信し、格納する。また、サーバ装置730は、操作端末720からの閲覧要求に応じて、実績登録データについての一覧画面等を生成し、操作端末720に送信する。
スマートフォン210_1は、ステップS104における出荷作業の際に、部品業者110の部品工場において、部品業者110の社員761によって操作される。スマートフォン210_1は、製作された資機材250に貼り付けられた識別部材より読み取った識別情報(管理番号、機器番号、品名)を含む各種情報を、実績登録データとして、サーバ装置730に送信する。
スマートフォン210_2は、ステップS104における受取作業の際に、システム納入業者120の倉庫において、システム納入業者120の社員753によって操作される。スマートフォン210_2は、受け取った資機材250に貼り付けられた識別部材より読み取った識別情報(管理番号、機器番号、品名)を含む各種情報を、実績登録データとして、サーバ装置730に送信する。
また、スマートフォン210_2は、ステップS108における検査作業の際に、現場において、システム納入業者120の社員753によって操作される。スマートフォン210_2は、取り付けられた資機材250に貼り付けられている識別部材より読み取った識別情報(管理番号、機器番号、品名)を含む各種情報を、実績登録データとして、サーバ装置730に送信する。
更に、スマートフォン210_2は、ステップS109における試運転作業の際に、現場において、システム納入業者120の社員753によって操作される。スマートフォン210_2は、取り付けられた資機材250に貼り付けられている識別部材より読み取った識別情報(管理番号、機器番号、品名)を含む各種情報を、実績登録データとして、サーバ装置730に送信する。
スマートフォン210_3は、ステップS106における仮置作業の際に、現場近くの仮置き場において、工事業者130の社員771によって操作される。スマートフォン210_3は、仮置きされた資機材250に貼り付けられている識別部材より読み取った識別情報(管理番号、機器番号、品名)を含む各種情報を、実績登録データとして、サーバ装置730に送信する。
また、スマートフォン210_3は、ステップS107における取付作業の際に、現場において、工事業者130の社員771によって操作される。スマートフォン210_3は、取り付けられた資機材250に貼り付けられている識別部材より読み取った識別情報(管理番号、機器番号、品名)を含む各種情報を、実績登録データとして、サーバ装置730に送信する。
<管理システムにおいて実行される処理>
次に、管理システム700において実行される処理の流れについて説明する。図8は、管理システムにおいて実行される処理の流れを示すシーケンス図である。図8に示すように、管理システム700において実行される処理は、事前準備フェーズと、実績登録フェーズと、維持管理フェーズとに大別することができる。
(1)事前準備フェーズ
ステップS801において、システム納入業者120の社員752が操作端末720を操作することで、操作端末720は、資機材一覧データを生成する。操作端末720は、生成した資機材一覧データをサーバ装置730に送信する。
ステップS802において、サーバ装置730は、操作端末720から送信された資機材一覧データを管理データの1つとして格納する。
ステップS803において、システム納入業者120の社員752が操作端末720を操作することで、操作端末720は、ユーザ一覧データを生成する。操作端末720は、生成したユーザ一覧データをサーバ装置730に送信する。
ステップS804において、サーバ装置730は、操作端末720から送信されたユーザ一覧データを管理データの1つとして格納する。
ステップS805において、システム納入業者120の社員752が操作端末720を操作することで、操作端末720は、マスタデータを生成する。操作端末720は、生成したマスタデータを管理データの1つとして格納する。
図9は、サーバ装置に格納される管理データの一例を示す図である。このうち、図9(a)は、資機材一覧データ910を示している。資機材一覧データ910は、現場ごとに生成される。図9(a)の例は、現場名=“AAA”の現場に納入される建築設備に用いられる資機材一覧データであることを示している。
図9(a)に示すように、資機材一覧データ910は、情報の項目として、“管理番号”、“品名”を含む。“管理番号”には、現場に納入される建築設備に用いられる資機材を識別するための番号が格納される。“品名”には、“管理番号”によって識別される資機材の品名が格納される。
図9(b)は、ユーザ一覧データ920を示している。ユーザ一覧データ920も、現場ごとに生成される。図9(b)の例は、現場名=“AAA”の現場への建築設備の納入に携わる、部品業者110、システム納入業者120、工事業者130のユーザ一覧データであることを示している。
図9(b)に示すように、ユーザ一覧データ920は、情報の項目として、“ユーザID”、“名前”、“パスワード”、“業者区分”を含む。
“ユーザID”には、スマートフォン210_1〜210_3をそれぞれ操作する部品業者110の社員761、システム納入業者120の社員753、工事業者130の社員771を識別する識別子が格納される。
“名前”には、“ユーザID”によって識別される社員の名前(“aaa”、“bbb”、“ccc”)が格納される。“パスワード”には、“ユーザID”によって識別される識別子に対応付けられたパスワードが格納される。“業者区分”には、部品業者、システム納入業者、工事業者のいずれかの区分を示す情報が格納される。
図9(c)は、マスタデータ930を示している。マスタデータ930は、現場ごと、作業工程ごとに生成される。図9(c)の例は、現場名=“AAA”の現場への建築設備の納入に際して、作業工程=“取付作業”において用いられるマスタデータであることを示している。
図9(c)に示すように、マスタデータ930は、情報の項目として、“階”、“場所”を含む。“階”には、作業工程における作業が実行される建物(受取作業の場合には倉庫、仮置作業の場合には、仮置き場、取付作業・検査作業・試運転作業の場合には、現場)の階を示す情報が格納される。“場所”には、作業工程における作業が実行される建物内の場所を示す情報が格納される。
図8の説明に戻る。ステップS807において、システム納入業者120の社員751がBIMシステム710を操作することで、BIMシステム710は、BIMデータを生成する。BIMシステム710は、生成したBIMデータをサーバ装置730に送信する。
ステップS808において、サーバ装置730は、BIMシステム710から送信されたBIMデータを格納する。
図10は、サーバ装置に格納されるBIMデータの一例を示す図である。BIMデータ1000は、現場ごと、階ごと、場所ごとに生成される。図10の例は、現場名=“AAA”の現場に納入される建築設備のうち、階=“1”、場所=“エリア1_1”に取り付けられた資機材の配置を示すBIMデータであることを示している。このように、建築設備のBIMデータには、資機材の属性情報が含まれている。この属性情報をもとに、建築設備の現場に取り付けられるべき資機材の一覧データがシステム納入業者120の操作により作成される。
図10に示すように、BIMデータ1000には、当該現場、当該階、当該場所に取り付けられる資機材を示すイラスト(または記号)が、取り付け位置に応じて図示される。
また、BIMデータ1000には、試運転完了登録処理においてスマートフォン210_2から送信された実績登録データに含まれる識別情報(管理番号、機器番号、品名)が、各資機材を示すイラスト(または記号)に対応する位置に反映される。
再び、図8の説明に戻る。ステップS809において、部品業者110の社員761がスマートフォン210_1を操作することで、スマートフォン210_1は、サーバ装置730に対して、実績登録アプリケーションのダウンロードを要求するアプリケーション要求を送信する。スマートフォン210_1によって送信されるアプリケーション要求には、部品業者110の社員761を識別するユーザIDが含まれているものとする。
同様に、システム納入業者120の社員753がスマートフォン210_2を操作することで、スマートフォン210_2は、サーバ装置730に対して、実績登録アプリケーションのダウンロードを要求するアプリケーション要求を送信する。スマートフォン210_2によって送信されるアプリケーション要求には、システム納入業者120の社員753を識別するユーザIDが含まれているものとする。
同様に、工事業者130の社員771がスマートフォン210_3を操作することで、スマートフォン210_3は、サーバ装置730に対して、実績登録アプリケーションのダウンロードを要求するアプリケーション要求を送信する。スマートフォン210_3によって送信されるアプリケーション要求には、工事業者130の社員771を識別するユーザIDが含まれているものとする。
ステップS810において、サーバ装置730は、スマートフォン210_1より送信されたアプリケーション要求に基づいて、ダウンロードすべき実績登録アプリケーションを決定する。具体的には、サーバ装置730は、アプリケーション要求に含まれるユーザIDに基づいて、ユーザ一覧データ920を参照し、部品業者110からのアプリケーション要求であることを認識する。そして、サーバ装置730は、ダウンロードすべき実績登録アプリケーションとして、出荷登録処理を実行可能な実績登録アプリケーションを決定する。更に、サーバ装置730は、決定した実績登録アプリケーションをスマートフォン210_1に送信する。
同様に、サーバ装置730は、スマートフォン210_2より送信されたアプリケーション要求に基づいて、ダウンロードすべき実績登録アプリケーションを決定する。具体的には、サーバ装置730は、アプリケーション要求に含まれるユーザIDに基づいて、ユーザ一覧データ920を参照し、システム納入業者120からのアプリケーション要求であることを認識する。そして、サーバ装置730は、ダウンロードすべき実績登録アプリケーションとして、受取完了登録処理、検査完了登録処理、試運転完了登録処理を実行可能な実績登録アプリケーションを決定する。更に、サーバ装置730は、決定した実績登録アプリケーションをスマートフォン210_2に送信する。
同様に、サーバ装置730は、スマートフォン210_3より送信されたアプリケーション要求に基づいて、ダウンロードすべき実績登録アプリケーションを決定する。具体的には、サーバ装置730は、アプリケーション要求に含まれるユーザIDに基づいて、ユーザ一覧データ920を参照し、工事業者130からのアプリケーション要求であることを認識する。そして、サーバ装置730は、ダウンロードすべき実績登録アプリケーションとして、仮置完了登録処理、取付完了登録処理を実行可能な実績登録アプリケーションを決定する。更に、サーバ装置730は、決定した実績登録アプリケーションをスマートフォン210_3に送信する。
ステップS811において、システム納入業者120の社員753がスマートフォン210_2を操作することで、スマートフォン210_2は、サーバ装置730に対して、マスタデータのダウンロードを要求する。スマートフォン210_2によって送信されるマスタデータ要求には、システム納入業者120の社員753を識別するユーザIDが含まれているものとする。
同様に、工事業者130の社員771がスマートフォン210_3を操作することで、スマートフォン210_3は、サーバ装置730に対して、マスタデータのダウンロードを要求する。スマートフォン210_3によって送信されるマスタデータ要求には、工事業者130の社員771を識別するユーザIDが含まれているものとする。
ステップS812において、サーバ装置730は、スマートフォン210_2より送信されたマスタデータ要求に基づいて、ダウンロードすべきマスタデータを決定する。具体的には、サーバ装置730は、マスタデータ要求に含まれるユーザIDに基づいて、ユーザ一覧データ920を参照し、システム納入業者120からのマスタデータ要求であることを認識する。そして、サーバ装置730は、ダウンロードすべきマスタデータとして、作業工程=受取作業、検査作業、試運転作業のマスタデータを決定する。更に、サーバ装置730は、決定したマスタデータをスマートフォン210_2に送信する。
同様に、サーバ装置730は、スマートフォン210_3より送信されたマスタデータ要求に基づいて、ダウンロードすべきマスタデータを決定する。具体的には、サーバ装置730は、マスタデータ要求に含まれるユーザIDに基づいて、ユーザ一覧データ920を参照し、工事業者130からのマスタデータ要求であることを認識する。そして、サーバ装置730は、ダウンロードすべきマスタデータとして、作業工程=仮置作業、取付作業のマスタデータを決定する。更に、サーバ装置730は、決定したマスタデータをスマートフォン210_3に送信する。
(2)実績登録フェーズ
続いて、実績登録フェーズについて説明する。部品業者110が資機材の出荷作業を開始すると、ステップS821において、部品業者110の社員761はスマートフォン210_1を操作し、実績登録アプリケーション211を起動する。これにより、スマートフォン210_1は、サーバ装置730との間で、出荷登録処理を実行する。
続いて、システム納入業者120が、資機材の受取作業を開始すると、ステップS822において、システム納入業者120の社員753はスマートフォン210_2を操作し、実績登録アプリケーション211を起動する。これにより、スマートフォン210_2は、サーバ装置730との間で、受取完了登録処理を実行する。
続いて、工事業者130が、資機材の仮置作業を開始すると、ステップS823において、工事業者130の社員771はスマートフォン210_3を操作し、実績登録アプリケーション211を起動する。これにより、スマートフォン210_3は、サーバ装置730との間で、仮置完了登録処理を実行する。
続いて、工事業者130が、資機材の取付作業を開始すると、ステップS824において、工事業者130の社員771はスマートフォン210_3を操作し、実績登録アプリケーション211を起動する。これにより、スマートフォン210_3は、サーバ装置730との間で、取付完了登録処理を実行する。
続いて、システム納入業者120が、資機材の検査作業を開始すると、ステップS825において、システム納入業者120の社員753はスマートフォン210_2を操作し、実績登録アプリケーション211を起動する。これにより、スマートフォン210_2は、サーバ装置730との間で、検査完了登録処理を実行する。
続いて、システム納入業者120が、資機材の試運転作業を開始すると、ステップS826において、システム納入業者120の社員753はスマートフォン210_2を操作し、実績登録アプリケーション211を起動する。これにより、スマートフォン210_2は、サーバ装置730との間で、試運転完了登録処理を実行する。
ステップS827において、システム納入業者120の社員752は、操作端末720を操作することで、サーバ装置730に対して、実績登録データの閲覧要求を送信する。これにより、操作端末720は、サーバ装置730との間で、閲覧処理を実行する。なお、閲覧処理は、ステップS821からS826の間のいずれのタイミングで実行されてもよい。
(3)維持管理フェーズ
続いて、維持管理フェーズについて説明する。ステップS831において、サーバ装置730は、試運転完了登録処理(ステップS826)において格納された実績登録データに含まれる識別情報(管理番号、機器番号、品名)をBIMデータ1000に反映させる。これにより、システム納入業者120は、納入した建築設備に用いられる各資機材について、BIMデータを参照しながら維持管理を行うことができる。
なお、図8の説明では、サーバ装置730は、維持管理フェーズにおいて識別情報をBIMデータ1000に反映させるものとして説明したが、実績登録フェーズにおいて、反映させるように構成してもよい。具体的には、資機材の取り付けが完了したことを示す記号、検査が完了したことを示す記号、試運転が完了したことを示す記号等を、BIMデータ1000上の各資機材に対応付けて表示するように構成してもよい。
これにより、システム納入業者120の社員752は、どの資機材の取り付け、検査、試運転が完了したのかを、BIMデータ1000上で確認することが可能となる。また、システム納入業者120の社員752は、検査が完了したことを示す記号が表示されたBIMデータ1000を、管理データとともに検査工程完了報告書として利用することができる。あるいは、システム納入業者120の社員752は、試運転が完了したことを示す記号が表示されたBIMデータ1000を、管理データとともに試運転工程完了報告書として利用することができる。
更に、システム納入業者120の社員752は、現場ごとの完成図書(システム納入後に作成される施工図面等)として、管理データとBIMデータ1000とを電子データにて納品することができる。なお、電子データによる完成図書の納品において、管理データやBIMデータは、例えば、リンク先として記載するようにしてもよい。
これにより、完成図書に記載されたリンク先にアクセスすることで、管理データやBIMデータを参照することができる。また、リニューアル工事等が発生した場合に、システム納入業者120の社員752は、管理データやBIMデータにアクセスすることで、リニューアル工事の提案書を簡単に作成することが可能となる。
<管理システムに含まれる各装置のハードウェア構成>
次に、管理システム700に含まれる各装置のうち、サーバ装置730とスマートフォン210のハードウェア構成について説明する。図11は、サーバ装置及びスマートフォンのハードウェア構成の一例を示す図である。
図11(a)に示すように、サーバ装置730は、CPU(Central Processing Unit)1101、ROM(Read Only Memory)1102、RAM(Random Access Memory)1103を有する。CPU1101、ROM1102、RAM1103は、いわゆるコンピュータを形成する。
また、サーバ装置730は、補助記憶部1104、入力部1105、表示部1106、通信部1107を備える。なお、サーバ装置730の各部は、バス1108を介して相互に接続されている。
CPU1101は、補助記憶部1104に格納された各種プログラム(例えば、後述する認証プログラム、実績管理プログラム、表示制御プログラム、生成プログラム等)を実行する。
ROM1102は不揮発性メモリである。ROM1102は、補助記憶部1104に格納された各種プログラムを、CPU1101が実行するために必要な各種プログラム、データ等を格納する、主記憶デバイスとして機能する。具体的には、BIOS(Basic Input/Output System)やEFI(Extensible Firmware Interface)等のブートプログラムなどを格納する。
RAM1103は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)等の揮発性メモリである。RAM1103は、補助記憶部1104に格納された各種プログラムがCPU1101によって実行される際に展開される作業領域を提供する、主記憶デバイスとして機能する。
補助記憶部1104は、CPU1101によって実行される各種プログラム及び各種プログラムがCPU1101によって実行される際に利用される各種データを格納する補助記憶デバイスである。なお、後述する管理データ格納部、実績登録データ格納部、BIMデータ格納部は、補助記憶部1104において実現される。
入力部1105は、各種指示を入力するための入力デバイスである。表示部1106は、サーバ装置730が有する各種情報を表示するための表示デバイスである。
通信部1107は、BIMシステム710、操作端末720、スマートフォン210_1〜210_3と通信を行うための通信デバイスである。
また、図11(b)に示すように、スマートフォン210は、サーバ装置730と同様のハードウェア構成を有するため、ここでは、サーバ装置730との相違点について説明する。サーバ装置730のハードウェア構成との相違点は、スマートフォン210の場合、撮像部212、接続部1119を有する点である。
撮像部212は、QRコード230を撮影し、撮影画像を生成する画像生成デバイスである。接続部1119は、RFIDリーダ220と接続するための接続デバイスである。
<管理システムに含まれる各装置の機能構成>
次に、管理システム700に含まれる各装置のうち、サーバ装置730とスマートフォン210の機能構成について説明する。図12は、サーバ装置及びスマートフォンの機能構成の一例を示す図であり、主に実績登録フェーズ及び維持管理フェーズにおいて実行される機能について示している。
(1)サーバ装置の機能構成
サーバ装置730には、主に実績登録フェーズ及び維持管理フェーズにおいて実行されるプログラムとして、認証プログラム、実績管理プログラム、表示制御プログラム、生成プログラムがインストールされている。サーバ装置730は、実績登録フェーズ及び維持管理フェーズにおいて当該プログラムを実行することで、認証部1201、実績管理部1202、表示制御部1203、生成部1204として機能する(図12(a))。
認証部1201は、スマートフォン210の実績登録アプリケーション211起動時に入力されるユーザID、パスワードを受信した場合に、管理データ格納部1205に格納されたユーザ一覧データ920を参照する。
また、認証部1201は、スマートフォン210より受信したユーザIDとパスワードとの組み合わせが、ユーザ一覧データ920に格納されたユーザIDとパスワードとの組み合わせと一致するか否かを判定する。一致すると判定した場合、認証部1201は、認証に成功したと判定し、ユーザ一覧データ920に格納された“名前”及び対応する“現場名”を、スマートフォン210に送信する。一方、一致しないと判定した場合、認証部1201は、認証に失敗したと判定し、スマートフォン210に対して認証エラーを送信する。
実績管理部1202は受信手段の一例であり、登録処理においてスマートフォン210より送信される実績登録データを受信する。また、実績管理部1202は格納手段の一例であり、受信した実績登録データを実績登録データ格納部1206に格納する。
表示制御部1203は表示制御手段の一例であり、操作端末720から送信される閲覧要求に応じて、実績登録データ格納部1206より実績登録データを読み出し、一覧画面を生成して操作端末720に送信する。また、表示制御部1203は、操作端末720から送信される履歴画面表示要求に応じて、実績登録データ格納部1206より実績登録データを読み出し、履歴画面を生成して、操作端末720に送信する。
生成部1204は、試運転完了登録処理(ステップS826)において実績登録データ格納部1206に格納された実績登録データより、識別情報を読み出し、BIMデータ1000に反映させる。
(2)スマートフォンの機能構成
スマートフォン210にインストールされる実績登録アプリケーション211は、ログイン部1211及び実績登録部1212を有する。
ログイン部1211は、実績登録アプリケーション211起動時に、ユーザIDとパスワードの入力を受け付ける。また、ログイン部1211は、受け付けたユーザIDとパスワードとを、サーバ装置730に送信する。サーバ装置730に送信したことに応じて、サーバ装置730より、ユーザIDに対応する“名前”及び“現場名”を受信した場合、ログイン部1211は、当該“名前”及び“現場名”を実績登録部1212に通知する。一方、サーバ装置730より、認証エラーが送信された場合、ログイン部1211は、表示部1116に認証エラーを表示する。
実績登録部1212は、ログイン部1211より通知を受けると、“名前”及び“現場名”を含む登録画面を表示する。また、実績登録部1212は、登録画面を介して各種操作を受け付けることで、マスタデータ格納部1213に格納されたマスタデータの中から選択された情報を登録画面に表示する。
また、実績登録部1212は、登録画面を介して各種操作を受け付けることで、識別部材より識別情報を読み取り、登録画面に表示する。更に、実績登録部1212は、登録画面を介して各種操作を受け付けることで、登録画面に表示された各種情報を含む実績登録データをサーバ装置730に送信する。
<実績登録フェーズにおける登録処理の詳細>
次に、実績登録フェーズにおける各登録処理(ステップS821〜S826)の詳細について説明する。
(1)出荷登録処理(ステップS821)の詳細
はじめに、実績登録フェーズにおいて実行される出荷登録処理(ステップS821)の詳細について説明する。図13は、実績登録フェーズにおいて実行される出荷登録処理の流れを示すシーケンス図である。
ステップS1301において、部品業者110の社員761は、スマートフォン210_1の表示画面1320において起動指示を入力する。具体的には、部品業者110の社員761は、出荷登録処理を実行可能な実績登録アプリケーションのアイコン1321を操作することで、起動指示を入力する。
ステップS1302において、スマートフォン210_1のログイン部1211は、起動指示が入力されたことに応じて、スマートフォン210_1にログイン画面1330を表示する。ログイン画面1330には、ユーザIDを入力する入力欄1331と、パスワードを入力する入力欄1332とが含まれる。
ステップS1303において、部品業者110の社員761は、入力欄1331、1332に、ユーザIDとパスワードをそれぞれ入力する。
ステップS1304において、スマートフォン210_1のログイン部1211は、入力されたユーザIDとパスワードとを含む認証要求を、サーバ装置730に送信する。
ステップS1305において、サーバ装置730の認証部1201は、認証要求に含まれるユーザIDとパスワードとの組み合わせが、ユーザ一覧データ920に格納されたユーザIDとパスワードとの組み合わせと一致するか否かを判定する。ここでは、認証部1201は、一致すると判定したものとする。
ステップS1306において、サーバ装置730の認証部1201は、ユーザ一覧データ920の“名前”及び“現場名”をスマートフォン210_1に送信する。
ステップS1307において、ログイン部1211は、スマートフォン210_1に初期画面1340を表示する。初期画面1340には、出荷登録処理の実行を指示する「出荷」ボタン1341が含まれる。
ステップS1308において、部品業者110の社員761が、「出荷」ボタン1341を選択すると、ステップS1309において、ログイン部1211は選択手段として機能し、「出荷」ボタン1341が選択されたことを、実績登録部1212に通知する。
ステップS1310において、実績登録部1212は、スマートフォン210_1に出荷登録画面を表示する。図14は、出荷登録画面の一例を示す図である。以下、図14の出荷登録画面1400を参照しながら、図13の出荷登録処理についての説明を進める。
図14に示すように、出荷登録画面1400には、現場名(“AAA”)及び担当者の“名前”(“aaa”)が表示される。また、出荷登録画面1400には、QRコードを撮影する際の撮影画像を表示するQRコード撮影画像表示領域1401と、撮像部212に対する撮影指示を入力するための“撮影”ボタン1402とが含まれる。
ステップS1311において、部品業者110の社員761は、QRコード撮影画像表示領域1401にQRコード230を表示させた状態で、“撮影”ボタン1402を押圧することで、読み込み操作を行う。
ステップS1312において、実績登録部1212は取得手段として機能し、QRコード230を撮影した撮像部212から、QRコード230の撮影画像を読み込み、QRコード230より識別情報を読み取ることで、識別情報を取得する。
ステップS1313において、実績登録部1212は、撮影したQRコード230より読み取った識別情報(管理番号、機器番号及び品名)を、出荷登録画面1400に表示する。図14に示すように、出荷登録画面1400には、読み取った識別情報を表示する識別情報表示欄1403が含まれる。なお、識別情報表示欄1403において、“作業工程”には、現在の作業工程(出荷作業が行われる作業工程)の1つ前の作業工程(発注作業が行われる作業工程)が表示される。
出荷登録画面1400には、更に、識別情報表示欄1403に表示された識別情報を含む各種情報を、実績登録データとして、サーバ装置730に送信するための“登録”ボタン1404が含まれる。また、出荷登録画面1400には、識別情報表示欄1403に表示された情報をリセットするための“キャンセル”ボタン1405が含まれる。
ステップS1314において、部品業者110の社員761は、“登録”ボタン1404を押圧することで、登録指示を行う。
ステップS1315において、実績登録部1212は送信手段として機能し、実績登録データをサーバ装置730に送信する。ステップS1315において送信される実績登録データには、
・識別情報表示欄1403に表示された識別情報(管理番号、機器番号、品名)、
・現在の作業工程(出荷)、
・現場名(“AAA”)
・担当者の“名前”(“aaa”)、
が含まれる。
ステップS1316において、サーバ装置730の実績管理部1202は、受信した実績登録データを、実績登録データ格納部1206に格納する。
(2)受取完了登録処理(ステップS822)の詳細
次に、実績登録フェーズにおいて実行される受取完了登録処理(ステップS822)の詳細について説明する。図15は、実績登録フェーズにおいて実行される受取完了登録処理の流れを示すシーケンス図である。
なお、ステップS1501〜ステップS1505までの処理は、図13のステップS1301〜ステップS1305までの処理と同様であるため、ここでは説明を省略する。
ステップS1507において、スマートフォン210_2のログイン部1211は、スマートフォン210_2に初期画面1540を表示する。初期画面1540には、受取完了登録処理、検査完了登録処理、試運転完了登録処理のいずれかの実行を指示する、「受取完了」ボタン1541、「検査完了」ボタン1542、「試運転完了」ボタン1543が含まれる。
ステップS1508において、システム納入業者120の社員753は、「受取完了」ボタン1541を選択する。ステップS1509において、スマートフォン210_2のログイン部1211は選択手段として機能し、「受取完了」ボタン1541が選択されたことを、実績登録部1212に通知する。
ステップS1510において、実績登録部1212は、マスタデータ格納部1213を参照する。ステップS1511において、実績登録部1212は、受取完了登録処理に応じたマスタデータをマスタデータ格納部1213より読み出す。
ステップS1512において、実績登録部1212は、スマートフォン210_2に受取完了登録画面を表示する。図16は、受取完了登録画面の一例を示す図である。以下、図16の受取完了登録画面1600を参照しながら、図15の受取完了登録処理についての説明を進める。
図16に示すように、受取完了登録画面1600には、現場名(“AAA”)及び担当者の“名前”(“bbb”)が表示される。また、受取完了登録画面1600には、RFIDリーダ220がRFID240より読み取った識別情報を表示するRFIDリーダ表示領域1601が含まれる。また、受取完了登録画面1600には、RFIDリーダ220に対する起動指示、出力指示を入力するための“起動”ボタン1602及び“出力”ボタン1603が含まれる。
ステップS1513において、システム納入業者120の社員753は、“起動”ボタン1602を押圧し、RFIDリーダ220を起動する。また、システム納入業者120の社員753は、RFIDリーダ表示領域1601に識別情報を表示させた状態で、“出力”ボタン1603を押圧する。
ステップS1514において、スマートフォン210_2の実績登録部1212は取得手段として機能し、RFIDリーダ220によって読み取られた識別情報を読み込むことで、識別情報を取得する。
ステップS1515において、スマートフォン210_2の実績登録部1212は、RFIDリーダ220によって読み取られた識別情報(管理番号、機器番号及び品名)を、受取完了登録画面1600に表示する。図16に示すように、受取完了登録画面1600には、読み取られた識別情報を表示する識別情報表示欄1605が含まれる。なお、識別情報表示欄1605において、“作業工程”には、現在の作業工程(受取作業が行われる作業工程)の1つ前の作業工程(出荷作業が行われる作業工程)が表示される。
識別情報表示欄1605には、更に、システム納入業者120の社員753が、資機材を受け取った倉庫の“階”、“場所”を入力する項目が含まれる。識別情報表示欄1605の“階、”“場所”には、受取完了登録処理に応じたマスタデータが表示される選択欄1604の中から、システム納入業者120の社員753によって選択された情報が表示される。
受取完了登録画面1600には、更に、識別情報表示欄1605に表示された識別情報を含む各種情報を、実績登録データとして、サーバ装置730に送信するための“登録”ボタン1606が含まれる。受取完了登録画面1600には、識別情報表示欄1605に表示された情報をリセットするための“キャンセル”ボタン1607が含まれる。
ステップS1516において、システム納入業者120の社員753は、“登録”ボタン1606を押圧することで、登録指示を行う。
ステップS1517において、実績登録部1212は送信手段として機能し、実績登録データをサーバ装置730に送信する。ステップS1517において送信される実績登録データには、
・識別情報表示欄1605に表示された識別情報(管理番号、機器番号、品名)、
・現在の作業工程(受取)、
・現場名(“AAA”)
・担当者の“名前”(“bbb”)、
・資機材を受け取った倉庫の“階”、“場所”、
が含まれる。
ステップS1518において、サーバ装置730の実績管理部1202は、受信した実績登録データを、実績登録データ格納部1206に格納する。
(3)仮置完了登録処理(ステップS823)の詳細
次に、実績登録フェーズにおいて実行される仮置完了登録処理(ステップS823)の詳細について説明する。図17は、実績登録フェーズにおいて実行される仮置完了登録処理の流れを示すシーケンス図である。
なお、ステップS1701〜ステップS1705までの処理は、図13のステップS1301〜ステップS1305までの処理と同様であるため、ここでは説明を省略する。
ステップS1707において、スマートフォン210_3のログイン部1211は、スマートフォン210_3に初期画面1740を表示する。初期画面1740には、仮置完了登録処理、取付完了登録処理のいずれかの実行を指示する、「仮置完了」ボタン1741、「取付完了」ボタン1742が含まれる。
ステップS1708において、工事業者130の社員771は、「仮置完了」ボタン1741を選択する。ステップS1709において、スマートフォン210_3のログイン部1211は選択手段として機能し、「仮置完了」ボタン1741が選択されたことを、実績登録部1212に通知する。
ステップS1710において、実績登録部1212は、マスタデータ格納部1213を参照する。ステップS1711において、実績登録部1212は、仮置完了登録処理に応じたマスタデータをマスタデータ格納部1213より読み出す。
ステップS1712において、実績登録部1212は、スマートフォン210_3に仮置完了登録画面を表示する。図18は、仮置完了登録画面の一例を示す図である。以下、図18の仮置完了登録画面1800を参照しながら、図17の仮置完了登録処理についての説明を進める。
図18に示すように、仮置完了登録画面1800には、現場名(“AAA”)及び担当者の“名前”(“ccc”)が表示される。また、仮置完了登録画面1800には、RFIDリーダ220がRFID240より読み取った識別情報を表示するRFIDリーダ表示領域1801が含まれる。また、仮置完了登録画面1800には、RFIDリーダ220に対する起動指示、出力指示を入力するための“起動”ボタン1802及び“出力”ボタン1803が含まれる。
ステップS1713において、工事業者130の社員771は、“起動”ボタン1802を押圧し、RFIDリーダ220を起動する。また、工事業者130の社員771は、RFIDリーダ表示領域1801に識別情報を表示させた状態で、“出力”ボタン1803を押圧する。
ステップS1714において、スマートフォン210_3の実績登録部1212は取得手段として機能し、RFIDリーダ220によって読み取られた識別情報を読み込むことで、識別情報を取得する。
ステップS1715において、スマートフォン210_3の実績登録部1212は、RFIDリーダ220によって読み取られた識別情報(管理番号、機器番号及び品名)を、仮置完了登録画面1800に表示する。図18に示すように、仮置完了登録画面1800には、読み取られた識別情報を表示する識別情報表示欄1805が含まれる。なお、識別情報表示欄1805において、“作業工程”には、現在の作業工程(仮置作業が行われる作業工程)の1つ前の作業工程(受取作業が行われる作業工程)が表示される。
識別情報表示欄1805には、更に、工事業者130の社員771が、資機材を仮置きした仮置き場の“階”、“場所”を入力する項目が含まれる。識別情報表示欄1805の“階”、“場所”には、仮置完了登録処理に応じたマスタデータが表示される選択欄1804の中から、工事業者130の社員771によって選択された情報が表示される。
仮置完了登録画面1800には、更に、識別情報表示欄1805に表示された識別情報を含む各種情報を、実績登録データとして、サーバ装置730に送信するための“登録”ボタン1806が含まれる。仮置完了登録画面1800には、識別情報表示欄1805に表示された情報をリセットするための“キャンセル”ボタン1807が含まれる。
ステップS1716において、工事業者130の社員771は、“登録”ボタン1806を押圧することで、登録指示を行う。
ステップS1717において、実績登録部1212は送信手段として機能し、実績登録データをサーバ装置730に送信する。ステップS1717において送信される実績登録データには、
・識別情報表示欄1805に表示された識別情報(管理番号、機器番号、品名)、
・現在の作業工程(仮置)、
・現場名(“AAA”)
・担当者の“名前”(“ccc”)、
・資機材を仮置きした仮置き場の“階”、“場所”、
が含まれる。
ステップS1718において、サーバ装置730の実績管理部1202は、受信した実績登録データを、実績登録データ格納部1206に格納する。
(4)取付完了登録処理(ステップS824)の詳細
次に、実績登録フェーズにおいて実行される取付完了登録処理(ステップS824)の詳細について説明する。なお、実績登録フェーズにおいて実行される取付完了登録処理の流れは、図17を用いて説明した仮置完了登録処理の流れと概ね同じであるため、ここでは、登録画面の違いについて説明する。
図19は、取付完了登録画面の一例を示す図である。図19に示すように、取付完了登録画面1900には、現場名(“AAA”)及び担当者の“名前”(“ccc”)が表示される。また、取付完了登録画面1900には、QRコードを撮影する際の撮影画像を表示するQRコード撮影画像表示領域1901と、撮像部212に対する撮影指示を入力するための“撮影”ボタン1902とが含まれる。
また、図19に示すように、取付完了登録画面1900には、読み取った識別情報を表示する識別情報表示欄1904が含まれる。なお、識別情報表示欄1904において、“作業工程”には、現在の作業工程(取付作業が行われる作業工程)の1つ前の作業工程(仮置作業が行われる作業工程)が表示される。
識別情報表示欄1904には、更に、工事業者130の社員771が、資機材を取り付けた現場の“階”、“場所”を入力する項目が含まれる。識別情報表示欄1904の“階”、“場所”には、取付完了登録処理に応じたマスタデータが表示される選択欄1903の中から、工事業者130の社員771によって選択された情報が表示される。
取付完了登録画面1900には、更に、識別情報表示欄1904に表示された識別情報を含む各種情報を、実績登録データとして、サーバ装置730に送信するための“登録”ボタン1905が含まれる。取付完了登録画面1900には、識別情報表示欄1904に表示された情報をリセットするための“キャンセル”ボタン1906が含まれる。
(5)検査完了登録処理(ステップS825)の詳細
次に、実績登録フェーズにおいて実行される検査完了登録処理(ステップS825)の詳細について説明する。なお、実績登録フェーズにおいて実行される検査完了登録処理の流れは、図15を用いて説明した受取完了登録処理の流れと概ね同じであるため、ここでは、登録画面の違いについて説明する。
図20は、検査完了登録画面の一例を示す図である。図20に示すように、検査完了登録画面2000には、現場名(“AAA”)及び担当者の“名前”(“bbb”)が表示される。また、検査完了登録画面2000には、QRコードを撮影する際の撮影画像を表示するQRコード撮影画像表示領域2001と、撮像部212に対する撮影指示を入力するための“撮影”ボタン2002とが含まれる。
また、図20に示すように、検査完了登録画面2000には、読み取った識別情報を表示する識別情報表示欄2004が含まれる。なお、識別情報表示欄2004において、“作業工程”には、現在の作業工程(検査作業が行われる作業工程)の1つ前の作業工程(取付作業が行われる作業工程)が表示される。
識別情報表示欄2004には、更に、システム納入業者120の社員753が検査した資機材が取り付けられている現場の“階”、“場所”を入力する項目が含まれる。識別情報表示欄2004の“階”、“場所”には、検査完了登録処理に応じたマスタデータが表示される選択欄2003の中から、システム納入業者120の社員753によって選択された情報が表示される。
検査完了登録画面2000には、更に、識別情報表示欄2004に表示された識別情報を含む各種情報を、実績登録データとして、サーバ装置730に送信するための“登録”ボタン2005が含まれる。検査完了登録画面2000には、識別情報表示欄2004に表示された情報をリセットするための“キャンセル”ボタン2006が含まれる。
(6)試運転完了登録処理(ステップS826)の詳細
次に、実績登録フェーズにおいて実行される試運転完了登録処理(ステップS826)の詳細について説明する。なお、実績登録フェーズにおいて実行される試運転完了登録処理の流れも、図15を用いて説明した受取完了登録処理の流れと概ね同じであるため、ここでは、登録画面の違いについて説明する。
図21は、試運転完了登録画面の一例を示す図である。図21に示すように、試運転完了登録画面2100には、現場名(“AAA”)及び担当者の“名前”(“bbb”)が表示される。また、検査完了登録画面2000には、QRコードを撮影する際の撮影画像を表示するQRコード撮影画像表示領域2101と、撮像部212に対する撮影指示を入力するための“撮影”ボタン2102とが含まれる。
また、図21に示すように、試運転完了登録画面2100には、読み取った識別情報を表示する識別情報表示欄2104が含まれる。なお、識別情報表示欄2104において、“作業工程”には、現在の作業工程(試運転作業が行われる作業工程)の1つ前の作業工程(検査作業が行われる作業工程)が表示される。
識別情報表示欄2104には、更に、システム納入業者120の社員753が、試運転を行った資機材が取り付けられている現場の“階”、“場所”を入力する項目が含まれる。識別情報表示欄2104の“階”、“場所”には、試運転登録処理に応じたマスタデータが表示される選択欄2103の中から、システム納入業者120の社員753によって選択された情報が表示される。
試運転完了登録画面2100には、更に、識別情報表示欄2104に表示された識別情報を含む各種情報を、実績登録データとして、サーバ装置730に送信するための“登録”ボタン2105が含まれる。検査完了登録画面2000には、識別情報表示欄2104に表示された情報をリセットするための“キャンセル”ボタン2106が含まれる。
<実績登録データの具体例>
次に、サーバ装置730の実績管理部1202によって、実績登録データ格納部1206に格納される実績登録データの具体例について説明する。図22は、サーバ装置に格納される実績登録データの一例を示す図である。
図22に示すように、サーバ装置730の実績管理部1202は、スマートフォン210から送信された実績登録データを、現場名、管理番号ごとに、分けて格納する。図22は、実績登録データ2201〜2203は、現場名=“AAA”で、管理番号=“A−123”、“B−456”、“C−789”の実績登録データをそれぞれ示している。
図22に示すように、実績登録データ2201には、情報の項目として、“処理日時”、“作業工程”、“場所”、“階”、“判定”、“備考”、“担当者”が含まれる。
“処理日時”には、登録処理が実行された日時が格納される。“作業工程”には、対応する処理日時にスマートフォン210から送信された実績登録データに含まれる“作業工程”が格納される。“場所”、“階”には、対応する登録処理において、スマートフォン210から送信された実績登録データに含まれる“場所”、”階“が格納される。
“判定”には、対応する登録処理が検査完了登録処理または試運転完了登録処理であった場合に、検査結果または試運転結果が格納される。
“担当者”には、対応する登録処理において、スマートフォン210から送信された実績登録データに含まれる担当者の“名前”が格納される。
<サーバ装置による閲覧処理>
次に、サーバ装置730による閲覧処理(ステップS827)の詳細について説明する。図23は、サーバ装置による閲覧処理の流れを示すフローチャートである。
操作端末720から、“現場名”が指定された閲覧要求が送信されると、サーバ装置730は、図23に示す閲覧処理を開始する。
ステップS2301において、表示制御部1203は、送信された閲覧要求を受け付ける。ステップS2302において、表示制御部1203は、実績登録データ格納部1206を参照し、閲覧要求に含まれる“現場名”に対応する1の実績登録データを読み出す。
ステップS2303において、表示制御部1203は、読み出した実績登録データの“管理番号”に格納された管理番号を読み出す。
ステップS2304において、表示制御部1203は、読み出した実績登録データの“作業工程”に格納された異なる作業工程のうち、処理日時が最新の作業工程を読み出す。
ステップS2305において、表示制御部1203は、ステップS2304において読み出した作業工程に対応する、“場所”、“階”、“判定”、“担当者”、“処理日時”を読み出す。
ステップS2306において、表示制御部1203は、実績登録データ格納部1206に格納された全ての実績登録データについて、ステップS2303からS2305の処理を実行したか否かを判定する。なお、ここでいう全ての実績登録データとは、閲覧要求に含まれる“現場名”に対応する全ての実績登録データである。
ステップS2306において、処理を実行していない実績登録データがあると判定した場合には(ステップS2306においてNoの場合には)、ステップS2302に戻る。一方、ステップS2306において、全ての実績登録データについて処理を実行したと判定した場合には(ステップS2306においてYesの場合には)、ステップS2307に進む。
ステップS2307において、表示制御部1203は、ステップS2303〜ステップS2305において、管理番号、作業工程、場所、階、判定、担当者、処理日時が読み出された実績登録データを、管理番号順に並び替える。
ステップS2308において、表示制御部1203は、管理番号順に並び替えられた実績登録データについて、一覧画面を生成し、操作端末720に一覧画面を送信する。
ステップS2309において、表示制御部1203は、操作端末720より“現場名”及び“管理番号”が指定された履歴画面表示要求を受信したか否かを判定する。ステップS2309において、履歴画面表示要求を受信していないと判定した場合には(ステップS2309においてNoの場合には)、ステップS2311に進む。
一方、ステップS2309において、履歴画面表示要求を受信したと判定した場合には(ステップS2309においてYesの場合には)、ステップS2310に進む。ステップS2310において、表示制御部1203は、履歴画面表示処理(詳細は後述)を実行する。
ステップS2311において、表示制御部1203は、閲覧処理を終了するか否かを判定する。ステップS2311において、閲覧処理を終了しないと判定した場合には(ステップS2311においてNoの場合には)、ステップS2309に戻る。
一方、ステップS2311において、閲覧処理を終了すると判定した場合には(ステップS2311においてYesの場合には)、閲覧処理を終了する。
<履歴画面表示処理の流れ>
次に、サーバ装置730の表示制御部1203による履歴画面表示処理(ステップS2310)の詳細について説明する。図24は、履歴画面表示処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS2401において、表示制御部1203は、履歴画面表示要求に含まれる現場名及び管理番号を認識する。ステップS2402において、表示制御部1203は、認識した現場名及び管理番号に対応する実績登録データを、実績登録データ格納部1206より読み出す。
ステップS2403において、表示制御部1203は、読み出した実績登録データに基づいて、履歴画面を生成し、操作端末720に送信する。
<一覧画面及び履歴画面の具体例>
次に、閲覧処理(図23)において操作端末720に送信される一覧画面、及び、履歴画面表示処理(図24)において操作端末720に送信される履歴画面の具体例について説明する。
図25は、一覧画面の具体例を示す図である。図25に示すように、一覧画面2500には、現場名(“AAA”)が含まれる。また、一覧画面2500には、情報の項目として、“管理番号”、“作業工程”、“場所”、“階”、“担当者”、“検査”、“日時”が含まれる。なお、各項目には、図23のステップS2303〜S2305において読み出された情報が表示される。
このように、システム納入業者120の社員752は、操作端末720を介してサーバ装置730にアクセスすることで、各資機材がいずれの作業工程にあるのかを、容易に把握することができる。
一覧画面2500には、更に、履歴画面表示要求を送信するための“履歴”ボタン2511が含まれる。システム納入業者120の社員752によって、“履歴”ボタン2511が押圧されることで、操作端末720は、現場名及び管理番号を指定した履歴画面表示要求を生成し、サーバ装置730に送信する。
なお、図25の例では、“履歴”ボタン2511が押圧されると、現場名=“AAA”、管理番号=“A−123”を含む履歴画面表示要求が生成され、サーバ装置730に送信される。
図26は、履歴画面の具体例を示す図である。図26に示すように、履歴画面2600には、履歴画面表示要求に含まれる現場名、管理番号を有する、実績登録データ2201が表示される。図26の例は、現場名=“AAA”、管理番号=“A−123”を有する、実績登録データが表示されたことを示している。
<まとめ>
以上の説明から明らかなように、本実施形態における実績登録アプリケーションは、
・資機材を、所定の建築設備に取り付け、該建築設備の一部として機能させるまでの複数の作業工程のうち、1の作業工程を選択することで、該作業工程に応じた登録画面を表示する。
・登録画面が表示された状態で、資機材に貼り付けられたQRコードまたはRFIDより識別情報を読み取り、読み取った識別情報を作業工程を示す情報と対応付けてサーバ装置に送信する。
これにより、各作業工程の実行主体は、当該実績登録アプリケーションを用いることで、各資機材がいずれの作業工程にあるのかを管理するために必要となる情報を、簡単な操作のみでサーバ装置に送信することが可能となる。
また、本実施形態におけるサーバ装置は、
・実績登録アプリケーションを実行する携帯端末と通信し、該携帯端末において取得された資機材を識別する識別情報と、作業工程を示す情報とを受信する。
・1の識別情報に対して受信した、複数の作業工程を示す情報のうち、受信したタイミングが最も遅い情報(つまり、現在の作業工程を示す情報)を、識別情報と対応付けて表示するよう制御する。
これにより、建築設備を納入するシステム納入業者は、サーバ装置にアクセスすることで、各資機材が現在いずれの作業工程にあるのかを、容易に把握することができる。
また、本実施形態におけるRFIDは、
・本体部とアンテナ部とを有し、資機材の外面のうち、建築設備に取り付けた場合に露出する位置に取り付けられる。
・本体部を資機材の外面に貼り付けた状態で、アンテナ部が資機材の外面に非接触となるように、本体部の貼り付け位置を決定することで、資機材に貼り付けられる。
これにより、各作業工程の実行主体が、RFIDリーダを介してRFIDより識別情報を読み取る際に、確実に読み取ることができる。
この結果、本実施形態によれば、建築設備に用いられる資機材を管理する際の管理負荷を低減させることができる。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、事前準備フェーズにおいて、スマートフォン210_1〜210_3がサーバ装置730からマスタデータ930を取得するものとして説明した。しかしながら、マスタデータ930の取得タイミングはこれに限定されず、実績登録フェーズにおいて、スマートフォン210_1〜210_3がサーバ装置730からマスタデータ930を取得するように構成してもよい。
また、マスタデータ930を取得するためのマスタデータ要求は、例えば、所定周期ごとに自動で送信されるように構成してもよい。これにより、スマートフォン210_1〜210_3は、最新のマスタデータ930を取得することができる。
また、上記第1の実施形態では、ユーザ一覧データ920をサーバ装置730が有し、実績登録アプリケーション211起動時の認証処理を、サーバ装置730が実行するものとして説明した。しかしながら、ユーザ一覧データ920をスマートフォン210に送信し、実績登録アプリケーション211起動時の認証処理を、スマートフォン210において実行するように構成してもよい。
これにより、実績登録フェーズにおける、スマートフォン210とサーバ装置730との間の通信回数を減らすことが可能となる。建築設備を納入する現場の場合、通信環境が整っていないことも多いことから、実績登録フェーズにおける、スマートフォン210とサーバ装置730との間の通信回数を減らすことで、管理システム700の利便性を向上させることができる。
[第3の実施形態]
上記第1の実施形態では、各作業工程の実行主体を3つに大別し、それぞれの実行主体に、各作業工程を割り当てる構成としたが、各作業工程の実行主体は3つに限定されず、4つ以上であってもよい。なお、管理システム700において、スマートフォンの台数及び実績登録アプリケーションの種類は、実行主体の数に応じて決定されるものとする。
また、上記第1の実施形態では、システム納入業者が受取作業と検査作業と試運転作業とを行い、工事業者が仮置作業と取付作業とを行うものとして説明した。しかしながら、各作業工程の作業の割り当てはこれに限定されない。なお、各実行主体への各作業工程の作業の割り当て結果に応じて、実績登録アプリケーションにおいて選択可能な作業工程が決定されるものとする。同様に、各実行主体への各作業工程の作業の割り当て結果に応じて、各スマートフォンに送信されるマスタデータが決定されるものとする。
[その他の実施形態]
上記第1の実施形態では、識別部材として、RFIDを用いるものとして説明したが、識別部材は、近距離無線通信が可能な部材であれば、RFID以外の部材であってもよい。
同様に、上記第1の実施形態では、識別部材として、QRコードを用いるものとして説明したが、識別部材は、QRコード以外の識別子であってもよい。
また、上記第1の実施形態では、出荷登録処理、取付完了登録処理、検査完了登録処理、試運転完了登録処理を実行する場合に、QRコードより識別情報を読み取るものとして説明した。また、受取完了登録処理、仮置完了登録処理を実行する場合に、RFIDより識別情報を読み取るものとして説明した。しかしながら、いずれの登録処理において、いずれの読取手段を介して識別部材より識別情報を読み取るように構成するかは任意である。
また、上記第1の実施形態では、アンテナ部320の一方の面に緩衝材510を取り付けるものとして説明した。しかしながら、緩衝材510の取り付け位置はこれに限定されず、アンテナ部320を形成する領域と、資機材250の外面との間の位置であれば、任意の位置に取り付けてもよい。
なお、上記実施形態に挙げた構成等に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した構成に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
210 :スマートフォン
220 :RFIDリーダ
230 :QRコード
240 :RFID
250 :資機材
310 :本体部
320 :アンテナ部
510 :緩衝材
710 :BIMシステム
720 :操作端末
730 :サーバ装置
910 :資機材一覧データ
920 :ユーザ一覧データ
930 :マスタデータ
1000 :BIMデータ
1201 :認証部
1202 :実績管理部
1203 :表示制御部
1204 :生成部
1211 :ログイン部
1212 :実績登録部
1400 :出荷登録画面
1600 :受取完了登録画面
1800 :仮置完了登録画面
1900 :取付完了登録画面
2000 :検査完了登録画面
2100 :試運転完了登録画面
2201〜2203 :実績登録データ
2500 :一覧画面
2600 :履歴画面

Claims (11)

  1. 資機材を、所定の建築設備に取り付け、該建築設備の一部として機能させるまでの複数の作業工程のうち、1の作業工程を選択する選択手順と、
    選択された前記作業工程に応じた読取手段によって、前記資機材に貼り付けられた識別部材より読み取られた、前記資機材を識別するための識別情報を取得する取得手順と、
    選択された前記作業工程を示す情報を、取得された前記識別情報と対応付けて、前記資機材を管理するサーバ装置に送信する送信手順と
    をコンピュータに実行させる登録プログラム。
  2. 前記作業工程が選択された場合に、該選択された作業工程に応じた表示画面を表示し、前記識別情報が取得された場合に、該表示画面に、取得された前記識別情報を表示する表示手順を更に前記コンピュータに実行させる、請求項1に記載の登録プログラム。
  3. 前記表示手順は、更に、前記作業工程における前記資機材の位置を示す情報を表示し、
    前記送信手順は、更に、前記資機材の位置を示す情報を、前記サーバ装置に送信する、請求項2に記載の登録プログラム。
  4. 前記読取手段は、前記資機材に貼り付けられた識別部材を撮影した撮影画像に基づいて、前記識別情報を読み取ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の登録プログラム。
  5. 前記読取手段は、前記資機材に貼り付けられた識別部材との間の近距離無線通信によって、前記識別情報を読み取ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の登録プログラム。
  6. 資機材を、所定の建築設備に取り付け、該建築設備の一部として機能させるまでの複数の作業工程のうち、1の作業工程を選択する選択手段と、
    選択された前記作業工程に応じた読取手段によって、前記資機材に貼り付けられた識別部材より読み取られた、前記資機材を識別するための識別情報を取得する取得手段と、
    選択された前記作業工程を示す情報を、取得された前記識別情報と対応付けて、前記資機材を管理するサーバ装置に送信する送信手段と
    を有することを特徴とする携帯端末。
  7. 資機材を、所定の建築設備に取り付け、該建築設備の一部として機能させるまでの複数の作業工程のうち、1の作業工程を選択する選択手順と、
    選択された前記作業工程に応じた読取手段によって、前記資機材に貼り付けられた識別部材より読み取られた、前記資機材を識別するための識別情報を取得する取得手順と、
    選択された前記作業工程を示す情報を、取得された前記識別情報と対応付けて、前記資機材を管理するサーバ装置に送信する送信手順と
    を有することを特徴とする登録方法。
  8. 資機材を、所定の建築設備に取り付け、該建築設備の一部として機能させるまでの複数の作業工程のうちの、少なくとも1の作業工程と対応付けられた携帯端末と通信するサーバ装置であって、
    前記携帯端末において取得された前記資機材を識別する識別情報と、該携帯端末に対応付けられた作業工程を示す情報とを、該携帯端末より受信する受信手段と、
    前記資機材を識別する識別情報に対して、異なる作業工程を示す情報を受信した場合に、該異なる作業工程を示す情報それぞれを、該資機材を識別する識別情報と対応付けて格納する格納手段と、
    前記格納手段に格納された前記異なる作業工程を示す情報のうち、受信したタイミングが最も遅い情報を、前記資機材を識別する識別情報と対応付けて一覧画面として表示するよう制御する表示制御手段と
    を有することを特徴とするサーバ装置。
  9. 前記表示制御手段は、前記一覧画面において前記資機材を識別する識別情報が指定された場合に、該指定された識別情報に対応付けて格納された前記異なる作業工程を示す情報それぞれを表示するよう制御することを特徴とする請求項8に記載のサーバ装置。
  10. 資機材を、所定の建築設備に取り付け、該建築設備の一部として機能させるまでの複数の作業工程のうちの、少なくとも1の作業工程と対応付けられた携帯端末と通信するサーバ装置のコンピュータに、
    前記携帯端末において取得された前記資機材を識別する識別情報と、該携帯端末に対応付けられた作業工程を示す情報とを、該携帯端末より受信する受信手順と、
    前記資機材を識別する識別情報に対して、異なる作業工程を示す情報を受信した場合に、該異なる作業工程を示す情報それぞれを、該資機材を識別する識別情報と対応付けて格納する格納手順と、
    前記格納手順において格納された前記異なる作業工程を示す情報のうち、受信したタイミングが最も遅い情報を、前記資機材を識別する識別情報と対応付けて一覧画面として表示するよう制御する表示制御手順と
    を実行させる管理プログラム。
  11. 資機材を、所定の建築設備に取り付け、該建築設備の一部として機能させるまでの複数の作業工程のうちの、少なくとも1の作業工程と対応付けられた携帯端末と通信するサーバ装置による管理方法であって、
    前記携帯端末において取得された前記資機材を識別する識別情報と、該携帯端末に対応付けられた作業工程を示す情報とを、該携帯端末より受信する受信手順と、
    前記資機材を識別する識別情報に対して、異なる作業工程を示す情報を受信した場合に、該異なる作業工程を示す情報それぞれを、該資機材を識別する識別情報と対応付けて格納する格納手順と、
    前記格納手順において格納された前記異なる作業工程を示す情報のうち、受信したタイミングが最も遅い情報を、前記資機材を識別する識別情報と対応付けて一覧画面として表示するよう制御する表示制御手順と
    を有することを特徴とする管理方法。
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