JPH11240523A - 識別ラベルの取り付け方法 - Google Patents
識別ラベルの取り付け方法Info
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- JPH11240523A JPH11240523A JP10046883A JP4688398A JPH11240523A JP H11240523 A JPH11240523 A JP H11240523A JP 10046883 A JP10046883 A JP 10046883A JP 4688398 A JP4688398 A JP 4688398A JP H11240523 A JPH11240523 A JP H11240523A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 識別対象物20の情報を格納するICチップ
12と、ICチップ12の情報を受送信装置との間で受
送信可能なアンテナ14とを備え、識別対象物20に取
り付けて標識する識別ラベル10の取り付け方法であっ
て、識別対象物20の種類が異なった場合であっても、
情報の伝達性が優れた取り付け方法を提供する。 【解決手段】 識別対象物20と識別ラベル10の間に
空隙部22を形成するように、識別ラベル10を取り付
ける。
12と、ICチップ12の情報を受送信装置との間で受
送信可能なアンテナ14とを備え、識別対象物20に取
り付けて標識する識別ラベル10の取り付け方法であっ
て、識別対象物20の種類が異なった場合であっても、
情報の伝達性が優れた取り付け方法を提供する。 【解決手段】 識別対象物20と識別ラベル10の間に
空隙部22を形成するように、識別ラベル10を取り付
ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、識別対象物の情報
を受送信装置との間で交信して、非接触で標識すること
が可能なICチップ内蔵型識別ラベルの、取り付け方法
に関するものである。
を受送信装置との間で交信して、非接触で標識すること
が可能なICチップ内蔵型識別ラベルの、取り付け方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、物体の種類を識別したり物体
の単価などの情報を得たりするために、識別ラベルが用
いられている。この識別ラベルは、情報の取得の対象と
なる物体である識別対象物の表面に貼着するなどして識
別対象物に取り付けて使用されるものである。
の単価などの情報を得たりするために、識別ラベルが用
いられている。この識別ラベルは、情報の取得の対象と
なる物体である識別対象物の表面に貼着するなどして識
別対象物に取り付けて使用されるものである。
【0003】近年、識別対象物の情報を非接触で得るこ
とができる識別ラベルとして、識別対象物の情報を格納
したICチップと、ICチップに電気的に接続されるア
ンテナとを基材に設けることによって形成した識別ラベ
ルが検討されている。この識別ラベルは、受送信装置か
ら送られてくる特定周波数の電波を受信すると共に、こ
の受信した電波に応答してICチップの情報を受送信装
置に特定周波数の電波を用いて送信することにより作動
するものである。そして識別ラベルのアンテナは、識別
ラベルと受送信装置との間で受送信される電波の特定周
波数に同調するように設定されている。
とができる識別ラベルとして、識別対象物の情報を格納
したICチップと、ICチップに電気的に接続されるア
ンテナとを基材に設けることによって形成した識別ラベ
ルが検討されている。この識別ラベルは、受送信装置か
ら送られてくる特定周波数の電波を受信すると共に、こ
の受信した電波に応答してICチップの情報を受送信装
置に特定周波数の電波を用いて送信することにより作動
するものである。そして識別ラベルのアンテナは、識別
ラベルと受送信装置との間で受送信される電波の特定周
波数に同調するように設定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなア
ンテナを備えた識別ラベルを識別対象物の表面に取り付
けた場合、識別対象物の種類によっては、識別対象物の
誘電率の影響を受けて、送受信装置から送信される電波
の周波数と識別ラベルのアンテナで受信可能な周波数と
の同調ずれや、識別ラベルのアンテナから送信される電
波の周波数と送受信装置が受信しようとする周波数との
同調ずれが発生する場合があった。そして、このような
同調ずれが発生した場合、アンテナが受信する電波や受
送信装置が受信する電波の強度が弱まり、識別対象物の
情報が得にくくなる場合があるという問題があった。
ンテナを備えた識別ラベルを識別対象物の表面に取り付
けた場合、識別対象物の種類によっては、識別対象物の
誘電率の影響を受けて、送受信装置から送信される電波
の周波数と識別ラベルのアンテナで受信可能な周波数と
の同調ずれや、識別ラベルのアンテナから送信される電
波の周波数と送受信装置が受信しようとする周波数との
同調ずれが発生する場合があった。そして、このような
同調ずれが発生した場合、アンテナが受信する電波や受
送信装置が受信する電波の強度が弱まり、識別対象物の
情報が得にくくなる場合があるという問題があった。
【0005】本発明は、上記問題点を改善するために成
されたもので、その目的とするところは、識別対象物の
情報を格納するICチップと、ICチップの情報を受送
信装置との間で受送信可能なアンテナとを備え、識別対
象物に取り付けて標識する識別ラベルの取り付け方法で
あって、識別対象物の種類が異なった場合であっても情
報の伝達信頼性が優れる、識別ラベルの取り付け方法を
提供することにある。
されたもので、その目的とするところは、識別対象物の
情報を格納するICチップと、ICチップの情報を受送
信装置との間で受送信可能なアンテナとを備え、識別対
象物に取り付けて標識する識別ラベルの取り付け方法で
あって、識別対象物の種類が異なった場合であっても情
報の伝達信頼性が優れる、識別ラベルの取り付け方法を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
識別ラベルの取り付け方法は、識別対象物の情報を格納
するICチップと、ICチップの情報を受送信装置との
間で受送信可能なアンテナとを備え、識別対象物に取り
付けて標識する識別ラベルの取り付け方法において、識
別対象物に識別ラベルを取り付ける方法が、識別対象物
と識別ラベルの間に空隙部を形成するように、識別ラベ
ルを識別対象物に取り付ける方法であることを特徴とす
る。
識別ラベルの取り付け方法は、識別対象物の情報を格納
するICチップと、ICチップの情報を受送信装置との
間で受送信可能なアンテナとを備え、識別対象物に取り
付けて標識する識別ラベルの取り付け方法において、識
別対象物に識別ラベルを取り付ける方法が、識別対象物
と識別ラベルの間に空隙部を形成するように、識別ラベ
ルを識別対象物に取り付ける方法であることを特徴とす
る。
【0007】本発明の請求項2に係る識別ラベルの取り
付け方法は、請求項1記載の識別ラベルの取り付け方法
において、識別対象物と識別ラベルの間に空隙部を形成
する方法が、中空物を介して、識別対象物に識別ラベル
を取り付ける方法であることを特徴とする。
付け方法は、請求項1記載の識別ラベルの取り付け方法
において、識別対象物と識別ラベルの間に空隙部を形成
する方法が、中空物を介して、識別対象物に識別ラベル
を取り付ける方法であることを特徴とする。
【0008】本発明の請求項3に係る識別ラベルの取り
付け方法は、請求項2記載の識別ラベルの取り付け方法
において、中空物が、内部に空気を封入した袋状中空物
であることを特徴とする。
付け方法は、請求項2記載の識別ラベルの取り付け方法
において、中空物が、内部に空気を封入した袋状中空物
であることを特徴とする。
【0009】本発明の請求項4に係る識別ラベルの取り
付け方法は、請求項2記載の識別ラベルの取り付け方法
において、中空物が、内部に気泡を有する発泡物である
ことを特徴とする。
付け方法は、請求項2記載の識別ラベルの取り付け方法
において、中空物が、内部に気泡を有する発泡物である
ことを特徴とする。
【0010】本発明の請求項5に係る識別ラベルの取り
付け方法は、請求項2から請求項4のいずれかに記載の
識別ラベルの取り付け方法において、中空物が、空気の
誘電率と略同じ誘電率の材料により形成されていること
を特徴とする。
付け方法は、請求項2から請求項4のいずれかに記載の
識別ラベルの取り付け方法において、中空物が、空気の
誘電率と略同じ誘電率の材料により形成されていること
を特徴とする。
【0011】本発明の請求項6に係る識別ラベルの取り
付け方法は、請求項2から請求項5のいずれかに記載の
識別ラベルの取り付け方法において、中空物の外側の面
に、識別ラベルを挿入可能な物入れを設け、その物入れ
に識別ラベルを挿入して識別対象物に識別ラベルを取り
付けることを特徴とする。
付け方法は、請求項2から請求項5のいずれかに記載の
識別ラベルの取り付け方法において、中空物の外側の面
に、識別ラベルを挿入可能な物入れを設け、その物入れ
に識別ラベルを挿入して識別対象物に識別ラベルを取り
付けることを特徴とする。
【0012】本発明の請求項7に係る識別ラベルの取り
付け方法は、請求項6記載の識別ラベルの取り付け方法
において、物入れの外側の面に、バーコードを形成して
いることを特徴とする。
付け方法は、請求項6記載の識別ラベルの取り付け方法
において、物入れの外側の面に、バーコードを形成して
いることを特徴とする。
【0013】本発明によると、識別対象物と識別ラベル
の間に形成した空隙部によって、識別対象物の識別ラベ
ルを取り付ける部分の材質等の違いにより生ずる誘電率
の違いが吸収され、送受信装置から送信される電波の周
波数と、識別ラベルのアンテナで受信可能な周波数との
同調ずれや、識別ラベルのアンテナから送信される電波
の周波数と、送受信装置が受信しようとする周波数との
同調ずれが発生しにくくなる。そのため、識別対象物の
種類が異なった場合であっても伝達信頼性が優れた情報
の伝達が可能となる。
の間に形成した空隙部によって、識別対象物の識別ラベ
ルを取り付ける部分の材質等の違いにより生ずる誘電率
の違いが吸収され、送受信装置から送信される電波の周
波数と、識別ラベルのアンテナで受信可能な周波数との
同調ずれや、識別ラベルのアンテナから送信される電波
の周波数と、送受信装置が受信しようとする周波数との
同調ずれが発生しにくくなる。そのため、識別対象物の
種類が異なった場合であっても伝達信頼性が優れた情報
の伝達が可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明に係る識別ラベルの取り付
け方法を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る
識別ラベルの取り付け方法の、一実施の形態を説明する
断面図である。図2は本発明に係る識別ラベルの取り付
け方法の一実施の形態の、識別ラベルを説明する図であ
り、(a)は平面図、(b)は断面図である。また、図
3は本発明に係る識別ラベルの取り付け方法の、他の実
施の形態を説明する断面図である。図4は本発明に係る
識別ラベルの取り付け方法の、他の実施の形態の変形例
を説明する図であり、(a)は断面図、(b)は平面図
である。図5は本発明に係る識別ラベルの取り付け方法
の、更に他の実施の形態を説明する断面図である。ま
た、図6は本発明に係る識別ラベルを、使用する方法を
説明する図である。
け方法を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る
識別ラベルの取り付け方法の、一実施の形態を説明する
断面図である。図2は本発明に係る識別ラベルの取り付
け方法の一実施の形態の、識別ラベルを説明する図であ
り、(a)は平面図、(b)は断面図である。また、図
3は本発明に係る識別ラベルの取り付け方法の、他の実
施の形態を説明する断面図である。図4は本発明に係る
識別ラベルの取り付け方法の、他の実施の形態の変形例
を説明する図であり、(a)は断面図、(b)は平面図
である。図5は本発明に係る識別ラベルの取り付け方法
の、更に他の実施の形態を説明する断面図である。ま
た、図6は本発明に係る識別ラベルを、使用する方法を
説明する図である。
【0015】本発明に係る識別ラベルの取り付け方法
の、一実施の形態は、図1に示すように、識別対象物2
0の情報を格納するICチップ12と、ICチップ12
の情報を受送信装置50との間で受送信可能なアンテナ
14とを備えた識別ラベル10を、平面方向断面略四角
型の筒状中空物24を介して取り付けることにより、識
別対象物20と識別ラベル10の間に空隙部22を形成
するように取り付ける識別ラベル10の取り付け方法で
ある。
の、一実施の形態は、図1に示すように、識別対象物2
0の情報を格納するICチップ12と、ICチップ12
の情報を受送信装置50との間で受送信可能なアンテナ
14とを備えた識別ラベル10を、平面方向断面略四角
型の筒状中空物24を介して取り付けることにより、識
別対象物20と識別ラベル10の間に空隙部22を形成
するように取り付ける識別ラベル10の取り付け方法で
ある。
【0016】この識別ラベル10は、図2に示すよう
に、基材16にICチップ12とアンテナ14を設けて
形成されている識別ラベル10である。基材16は合成
樹脂等の短冊状の薄い二枚のフィルム材16a,16b
を貼り合わせて作成されており、この二枚のフィルム材
16a,16bの間にICチップ12とアンテナ14が
挟み込まれている。なお図示しないが、1枚のフィルム
材の片面にアンテナが露出するように形成した識別ラベ
ルや、樹脂でアンテナ等を封止成形した識別ラベル等で
も良い。
に、基材16にICチップ12とアンテナ14を設けて
形成されている識別ラベル10である。基材16は合成
樹脂等の短冊状の薄い二枚のフィルム材16a,16b
を貼り合わせて作成されており、この二枚のフィルム材
16a,16bの間にICチップ12とアンテナ14が
挟み込まれている。なお図示しないが、1枚のフィルム
材の片面にアンテナが露出するように形成した識別ラベ
ルや、樹脂でアンテナ等を封止成形した識別ラベル等で
も良い。
【0017】ICチップ12には、識別対象物20の固
有の情報が格納されており、例えば、識別対象物20の
種類や大きさや構成材料名などの情報が格納されてい
る。また識別対象物20が商品(物品)であれば、IC
チップ12には識別対象物20の単価や商品コードなど
の情報が格納されている。
有の情報が格納されており、例えば、識別対象物20の
種類や大きさや構成材料名などの情報が格納されてい
る。また識別対象物20が商品(物品)であれば、IC
チップ12には識別対象物20の単価や商品コードなど
の情報が格納されている。
【0018】また、アンテナ14は、ICチップ12と
電気的に接続されているものであり、薄い導体の回路パ
ターンで形成されている。この導体としては銅箔などの
金属箔を用いることができる。またアンテナ14は、基
材16の長手方向と略平行で基材16の略全長に亘って
配置される本体部と、本体部の一方の端部から本体部と
略平行になるように折り返して形成される折り返し部と
から構成されている。このように形成される標準的な識
別ラベル10のアンテナ14の長さは、図6に示すよう
な、識別ラベル10を使用して識別対象物20を標識す
る際に、識別ラベル10と受送信装置50との間で受送
信される電波の特定周波数に同調するように設定されて
いる。
電気的に接続されているものであり、薄い導体の回路パ
ターンで形成されている。この導体としては銅箔などの
金属箔を用いることができる。またアンテナ14は、基
材16の長手方向と略平行で基材16の略全長に亘って
配置される本体部と、本体部の一方の端部から本体部と
略平行になるように折り返して形成される折り返し部と
から構成されている。このように形成される標準的な識
別ラベル10のアンテナ14の長さは、図6に示すよう
な、識別ラベル10を使用して識別対象物20を標識す
る際に、識別ラベル10と受送信装置50との間で受送
信される電波の特定周波数に同調するように設定されて
いる。
【0019】なお、図1に示すように、識別対象物20
に識別ラベル10を取り付ける場合には、識別対象物2
0と識別ラベル10の間に空隙部22を形成するよう
に、識別ラベル10を識別対象物20に取り付けること
が重要である。識別対象物20と識別ラベル10の間に
空隙部22を形成すると、この空隙部22によって識別
対象物20の識別ラベル10を取り付ける部分の材質等
の違いにより生ずる誘電率の違いが吸収され、送受信装
置から送信される電波の周波数と、識別ラベル10のア
ンテナ14で受信可能な周波数との同調ずれや、識別ラ
ベル10のアンテナ14から送信される電波の周波数
と、送受信装置が受信しようとする周波数との同調ずれ
が発生しにくくなる。そのため、識別対象物20の種類
が異なった場合であっても伝達信頼性が優れた情報の伝
達が可能となる。
に識別ラベル10を取り付ける場合には、識別対象物2
0と識別ラベル10の間に空隙部22を形成するよう
に、識別ラベル10を識別対象物20に取り付けること
が重要である。識別対象物20と識別ラベル10の間に
空隙部22を形成すると、この空隙部22によって識別
対象物20の識別ラベル10を取り付ける部分の材質等
の違いにより生ずる誘電率の違いが吸収され、送受信装
置から送信される電波の周波数と、識別ラベル10のア
ンテナ14で受信可能な周波数との同調ずれや、識別ラ
ベル10のアンテナ14から送信される電波の周波数
と、送受信装置が受信しようとする周波数との同調ずれ
が発生しにくくなる。そのため、識別対象物20の種類
が異なった場合であっても伝達信頼性が優れた情報の伝
達が可能となる。
【0020】しかし、識別対象物20と識別ラベル10
の間に空隙部22を形成しない場合は、識別ラベル10
を取り付ける部分の金属・非金属等の材質の違いによっ
て、アンテナ14と受送信装置との間で受送信する周波
数にずれが生じてしまい、情報の伝達信頼性が低下す
る。
の間に空隙部22を形成しない場合は、識別ラベル10
を取り付ける部分の金属・非金属等の材質の違いによっ
て、アンテナ14と受送信装置との間で受送信する周波
数にずれが生じてしまい、情報の伝達信頼性が低下す
る。
【0021】なお、識別対象物20に識別ラベル10を
固定する方法は、接着剤等を用いて識別対象物20に識
別ラベル10を貼り付けて固定しても良く、セロハンテ
ープ等を用いて表面を覆うようにして固定しても良い。
固定する方法は、接着剤等を用いて識別対象物20に識
別ラベル10を貼り付けて固定しても良く、セロハンテ
ープ等を用いて表面を覆うようにして固定しても良い。
【0022】図3に、本発明に係る識別ラベルの取り付
け方法の、他の実施の形態を示す。この実施の形態は、
内部に空気を封入した袋状中空物26を介して、識別対
象物20に識別ラベル10を取り付けることにより、識
別対象物20と識別ラベル10の間に空隙部22を形成
するように取り付けた実施の形態である。このような袋
状中空物26を介して取り付けた場合、内部に封入した
空気によって確実に空隙部22が形成されるため、特に
伝達信頼性が優れた情報の伝達が可能となり好ましい。
け方法の、他の実施の形態を示す。この実施の形態は、
内部に空気を封入した袋状中空物26を介して、識別対
象物20に識別ラベル10を取り付けることにより、識
別対象物20と識別ラベル10の間に空隙部22を形成
するように取り付けた実施の形態である。このような袋
状中空物26を介して取り付けた場合、内部に封入した
空気によって確実に空隙部22が形成されるため、特に
伝達信頼性が優れた情報の伝達が可能となり好ましい。
【0023】なお、この袋状中空物26の外周部が、空
気の誘電率と略同じ誘電率の材料により形成されている
と、この外周部も誘電率の違いの吸収に働くため、特に
伝達信頼性が優れた情報の伝達が可能となり好ましい。
また、袋状中空物26の外周部が、多少の力をかけても
変形しない程度の強度を持った材料により形成されてい
ると、より確実に空隙部22が形成されるため、特に好
ましい。
気の誘電率と略同じ誘電率の材料により形成されている
と、この外周部も誘電率の違いの吸収に働くため、特に
伝達信頼性が優れた情報の伝達が可能となり好ましい。
また、袋状中空物26の外周部が、多少の力をかけても
変形しない程度の強度を持った材料により形成されてい
ると、より確実に空隙部22が形成されるため、特に好
ましい。
【0024】なおこの場合、袋状中空物26の外側の面
に識別ラベル10を貼り付けて固定しても良いが、図4
(a)及び(b)に示すように、袋状中空物26の外側
の面に、識別ラベル10を挿入可能な物入れ28を設け
ておき、その物入れ28に識別ラベル10を挿入して識
別対象物20に識別ラベル10を取り付けるようにして
も良い。この場合、容易に識別ラベル10の取り外しが
できるため、識別ラベル10の再使用が容易となり好ま
しい。
に識別ラベル10を貼り付けて固定しても良いが、図4
(a)及び(b)に示すように、袋状中空物26の外側
の面に、識別ラベル10を挿入可能な物入れ28を設け
ておき、その物入れ28に識別ラベル10を挿入して識
別対象物20に識別ラベル10を取り付けるようにして
も良い。この場合、容易に識別ラベル10の取り外しが
できるため、識別ラベル10の再使用が容易となり好ま
しい。
【0025】また、図4(b)に示すように、物入れ2
8の外側の面にバーコード29を形成していても良い。
この場合、受送信装置が無い場所では、バーコード29
を用いて識別対象物20の標識が可能となるため、識別
の汎用性が高まり好ましい。
8の外側の面にバーコード29を形成していても良い。
この場合、受送信装置が無い場所では、バーコード29
を用いて識別対象物20の標識が可能となるため、識別
の汎用性が高まり好ましい。
【0026】なお、中空物としては、上記のような筒状
中空物24や袋状中空物26に限定するものではなく、
例えば図5に示すような内部に気泡(空隙部22)を有
する発泡物30や、多少の力をかけても変形しない程度
の強度を持った材料により形成された、その軸の方向が
アンテナ14の長手方向と略一致した筒状中空物を介し
て、識別対象物20に識別ラベル10を取り付けても良
い。発泡物30を介して取り付けた場合も、内部の気泡
によって確実に空隙部22が形成されるため、特に伝達
信頼性が優れた情報の伝達が可能となり好ましい。なお
発泡物30としては、発泡スチロール、発泡ウレタン等
の発泡プラスチックが挙げられる。
中空物24や袋状中空物26に限定するものではなく、
例えば図5に示すような内部に気泡(空隙部22)を有
する発泡物30や、多少の力をかけても変形しない程度
の強度を持った材料により形成された、その軸の方向が
アンテナ14の長手方向と略一致した筒状中空物を介し
て、識別対象物20に識別ラベル10を取り付けても良
い。発泡物30を介して取り付けた場合も、内部の気泡
によって確実に空隙部22が形成されるため、特に伝達
信頼性が優れた情報の伝達が可能となり好ましい。なお
発泡物30としては、発泡スチロール、発泡ウレタン等
の発泡プラスチックが挙げられる。
【0027】
【発明の効果】本発明に係る識別ラベルの取り付け方法
は、識別対象物と識別ラベルの間に空隙部を形成するよ
うに取り付けるため、材質等の違いにより生ずる誘電率
の違いが空隙部によって吸収され、識別対象物の種類が
異なった場合であっても伝達信頼性が優れた情報の伝達
が可能となる。
は、識別対象物と識別ラベルの間に空隙部を形成するよ
うに取り付けるため、材質等の違いにより生ずる誘電率
の違いが空隙部によって吸収され、識別対象物の種類が
異なった場合であっても伝達信頼性が優れた情報の伝達
が可能となる。
【0028】本発明の請求項6に係る識別ラベルの取り
付け方法は、上記の効果に加え、容易に識別ラベルの取
り外しができるため、識別ラベルの再使用が容易とな
る。
付け方法は、上記の効果に加え、容易に識別ラベルの取
り外しができるため、識別ラベルの再使用が容易とな
る。
【0029】本発明の請求項7に係る識別ラベルの取り
付け方法は、上記の効果に加え、受送信装置が無い場所
では、バーコードを用いて識別対象物の標識が可能とな
るため、識別の汎用性が高まる。
付け方法は、上記の効果に加え、受送信装置が無い場所
では、バーコードを用いて識別対象物の標識が可能とな
るため、識別の汎用性が高まる。
【図1】本発明に係る識別ラベルの取り付け方法の、一
実施の形態を説明する断面図である。
実施の形態を説明する断面図である。
【図2】本発明に係る識別ラベルの取り付け方法の一実
施の形態の、識別ラベルを説明する図であり、(a)は
平面図、(b)は断面図である。
施の形態の、識別ラベルを説明する図であり、(a)は
平面図、(b)は断面図である。
【図3】本発明に係る識別ラベルの取り付け方法の、他
の実施の形態を説明する断面図である。
の実施の形態を説明する断面図である。
【図4】本発明に係る識別ラベルの取り付け方法の、他
の実施の形態の変形例を説明する図であり、(a)は断
面図、(b)は平面図である。
の実施の形態の変形例を説明する図であり、(a)は断
面図、(b)は平面図である。
【図5】本発明に係る識別ラベルの取り付け方法の、更
に他の実施の形態を説明する断面図である。
に他の実施の形態を説明する断面図である。
【図6】本発明に係る識別ラベルを、使用する方法を説
明する図である。
明する図である。
10 識別ラベル 12 ICチップ 14 アンテナ 16 基材 20 識別対象物 22 空隙部 24 筒状中空物 26 袋状中空物 28 物入れ 29 バーコード 30 発泡物 50 受送信装置
Claims (7)
- 【請求項1】 識別対象物の情報を格納するICチップ
と、ICチップの情報を受送信装置との間で受送信可能
なアンテナとを備え、識別対象物に取り付けて標識する
識別ラベルの取り付け方法において、識別対象物に識別
ラベルを取り付ける方法が、識別対象物と識別ラベルの
間に空隙部を形成するように、識別ラベルを識別対象物
に取り付ける方法であることを特徴とする識別ラベルの
取り付け方法。 - 【請求項2】 識別対象物と識別ラベルの間に空隙部を
形成する方法が、中空物を介して、識別対象物に識別ラ
ベルを取り付ける方法であることを特徴とする請求項1
記載の識別ラベルの取り付け方法。 - 【請求項3】 中空物が、内部に空気を封入した袋状中
空物であることを特徴とする請求項2記載の識別ラベル
の取り付け方法。 - 【請求項4】 中空物が、内部に気泡を有する発泡物で
あることを特徴とする請求項2記載の識別ラベルの取り
付け方法。 - 【請求項5】 中空物が、空気の誘電率と略同じ誘電率
の材料により形成されていることを特徴とする請求項2
から請求項4のいずれかに記載の識別ラベルの取り付け
方法。 - 【請求項6】 中空物の外側の面に、識別ラベルを挿入
可能な物入れを設け、その物入れに識別ラベルを挿入し
て識別対象物に識別ラベルを取り付けることを特徴とす
る請求項2から請求項5のいずれかに記載の識別ラベル
の取り付け方法。 - 【請求項7】 物入れの外側の面に、バーコードを形成
していることを特徴とする請求項6記載の識別ラベルの
取り付け方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10046883A JPH11240523A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 識別ラベルの取り付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10046883A JPH11240523A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 識別ラベルの取り付け方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11240523A true JPH11240523A (ja) | 1999-09-07 |
Family
ID=12759769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10046883A Pending JPH11240523A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 識別ラベルの取り付け方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11240523A (ja) |
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1998
- 1998-02-27 JP JP10046883A patent/JPH11240523A/ja active Pending
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