JP2001351084A - 非接触式データキャリア装置および補助アンテナ - Google Patents
非接触式データキャリア装置および補助アンテナInfo
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- G06K19/067—Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components
- G06K19/07—Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components with integrated circuit chips
- G06K19/077—Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier
- G06K19/07749—Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier the record carrier being capable of non-contact communication, e.g. constructional details of the antenna of a non-contact smart card
- G06K19/0775—Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier the record carrier being capable of non-contact communication, e.g. constructional details of the antenna of a non-contact smart card arrangements for connecting the integrated circuit to the antenna
- G06K19/07756—Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier the record carrier being capable of non-contact communication, e.g. constructional details of the antenna of a non-contact smart card arrangements for connecting the integrated circuit to the antenna the connection being non-galvanic, e.g. capacitive
Abstract
(57)【要約】
【課題】 非接触式データキャリアおよび補助アンテナ
を有し、非接触式データキャリアの通信距離を拡大可能
な非接触式データキャリア装置を提供する。 【解決手段】 非接触式データキャリア装置１０は、非
接触式データキャリア１２と、補助アンテナ１４とを有
する。補助アンテナ１４は、絶縁基材１１と、絶縁基材
１１の表面に形成されたアンテナコイル１５と、アンテ
ナコイル１５に接続された部材１７とを有し、アンテナ
コイル１５および部材１７は、非接触式データキャリア
１２からの送信信号に対して共振を起こす共振回路を構
成している。非接触式データキャリア１２は、絶縁基材
７１と、絶縁基材７１の表面に形成されたアンテナコイ
ル７５とを有し、前記共振回路を介してリーダライタと
の通信を行う。アンテナコイル１５が囲む領域は、アン
テナコイル７５が囲む領域の２倍以上の面積を有する。
を有し、非接触式データキャリアの通信距離を拡大可能
な非接触式データキャリア装置を提供する。 【解決手段】 非接触式データキャリア装置１０は、非
接触式データキャリア１２と、補助アンテナ１４とを有
する。補助アンテナ１４は、絶縁基材１１と、絶縁基材
１１の表面に形成されたアンテナコイル１５と、アンテ
ナコイル１５に接続された部材１７とを有し、アンテナ
コイル１５および部材１７は、非接触式データキャリア
１２からの送信信号に対して共振を起こす共振回路を構
成している。非接触式データキャリア１２は、絶縁基材
７１と、絶縁基材７１の表面に形成されたアンテナコイ
ル７５とを有し、前記共振回路を介してリーダライタと
の通信を行う。アンテナコイル１５が囲む領域は、アン
テナコイル７５が囲む領域の２倍以上の面積を有する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、非接触式データキ
ャリアおよび補助アンテナを有する非接触式データキャ
リア装置と、前記非接触式データキャリア装置で使用可
能な補助アンテナとに関する。
ャリアおよび補助アンテナを有する非接触式データキャ
リア装置と、前記非接触式データキャリア装置で使用可
能な補助アンテナとに関する。
【０００２】
【従来の技術】非接触式データキャリアが、万引防止装
置や物流システム等で使用されている。このような非接
触式データキャリアは、例えば、製品の包装箱や製品自
体に貼付されて使用され、または、定期券として使用さ
れる。従来の非接触式データキャリアには、一例とし
て、最大通信距離が３８ｃｍ程度のカードサイズ程度ま
たは名刺サイズ程度のものがある。
置や物流システム等で使用されている。このような非接
触式データキャリアは、例えば、製品の包装箱や製品自
体に貼付されて使用され、または、定期券として使用さ
れる。従来の非接触式データキャリアには、一例とし
て、最大通信距離が３８ｃｍ程度のカードサイズ程度ま
たは名刺サイズ程度のものがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】図１は、物流システム
を例示する説明図であり、物流システムは、例えば、宅
配便に利用される。この物流システム１５０は、ベルト
コンベア１５５と、このベルトコンベア１５５に搭載さ
れた段ボール箱１５１と、非接触式データキャリア１１
２と、柱１５９に設置されたリーダライタ１５８とを有
する。
を例示する説明図であり、物流システムは、例えば、宅
配便に利用される。この物流システム１５０は、ベルト
コンベア１５５と、このベルトコンベア１５５に搭載さ
れた段ボール箱１５１と、非接触式データキャリア１１
２と、柱１５９に設置されたリーダライタ１５８とを有
する。
【０００４】段ボール箱１５１の上面は折り畳まれてお
り、柱１５９側の側面１５３には非接触式データキャリ
ア１１２が貼付されている。この段ボール箱１５１は、
ベルトコンベア１５５により矢印１５５Ａの方向に移動
し、非接触式データキャリア１１２は、リーダライタ１
５８との通信距離の範囲外から範囲内に移動し、リーダ
ライタ１５８との無線通信を行う。リーダライタ１５８
は、非接触式データキャリア１１２との無線通信によ
り、段ボール箱１５１の出荷先等の情報を読み取り、読
み取った情報を不図示のコンピュータに供給する。
り、柱１５９側の側面１５３には非接触式データキャリ
ア１１２が貼付されている。この段ボール箱１５１は、
ベルトコンベア１５５により矢印１５５Ａの方向に移動
し、非接触式データキャリア１１２は、リーダライタ１
５８との通信距離の範囲外から範囲内に移動し、リーダ
ライタ１５８との無線通信を行う。リーダライタ１５８
は、非接触式データキャリア１１２との無線通信によ
り、段ボール箱１５１の出荷先等の情報を読み取り、読
み取った情報を不図示のコンピュータに供給する。
【０００５】段ボール箱１５１は、ベルトコンベア１５
５により矢印１５５Ａの方向にさらに移動し、非接触式
データキャリア１１２は、リーダライタ１５８との通信
距離の範囲外に移動する。
５により矢印１５５Ａの方向にさらに移動し、非接触式
データキャリア１１２は、リーダライタ１５８との通信
距離の範囲外に移動する。
【０００６】上記の物流管理システム１５０では、非接
触式データキャリア１１２とリーダライタ１５８とを通
信距離の範囲内に近づける必要があり、通信距離が短い
場合は、ベルトコンベア１５５と柱１５９との距離を短
くする必要があると共に、段ボール箱１５１の搭載位置
がかなり制約される。
触式データキャリア１１２とリーダライタ１５８とを通
信距離の範囲内に近づける必要があり、通信距離が短い
場合は、ベルトコンベア１５５と柱１５９との距離を短
くする必要があると共に、段ボール箱１５１の搭載位置
がかなり制約される。
【０００７】図２は、自動改札システムを例示する説明
図である。この自動改札システム１６０は、自動改札機
１６９と、非接触式データキャリア１１２とを有する。
非接触式データキャリア１１２は、定期券として使用さ
れている。自動改札機１６９の上面１６７にはリーダラ
イタ１６８が設置されている。
図である。この自動改札システム１６０は、自動改札機
１６９と、非接触式データキャリア１１２とを有する。
非接触式データキャリア１１２は、定期券として使用さ
れている。自動改札機１６９の上面１６７にはリーダラ
イタ１６８が設置されている。
【０００８】自動改札システム１６０の利用者は、改札
口を通過する場合に、非接触式データキャリア１１２を
自動改札機１６９のリーダライタ１６８に近づける。そ
して、非接触式データキャリア１１２は、リーダライタ
１６８との通信距離の範囲外から範囲内に移動し、リー
ダライタ１６８との無線通信を行う。リーダライタ１６
８は、非接触式データキャリア１１２との無線通信によ
り、定期券の有効期限等の情報を読み取り、前記情報に
基づいて自動改札機１６９は不図示のゲートを開閉す
る。
口を通過する場合に、非接触式データキャリア１１２を
自動改札機１６９のリーダライタ１６８に近づける。そ
して、非接触式データキャリア１１２は、リーダライタ
１６８との通信距離の範囲外から範囲内に移動し、リー
ダライタ１６８との無線通信を行う。リーダライタ１６
８は、非接触式データキャリア１１２との無線通信によ
り、定期券の有効期限等の情報を読み取り、前記情報に
基づいて自動改札機１６９は不図示のゲートを開閉す
る。
【０００９】上記の自動改札システム１６０では、非接
触式データキャリア１１２とリーダライタ１６８とを通
信距離の範囲内に近づける必要があり、通信距離が短い
場合は利用者は非接触式データキャリア１１２をリーダ
ライタ１６８にかざす必要があり、手間がかかる。
触式データキャリア１１２とリーダライタ１６８とを通
信距離の範囲内に近づける必要があり、通信距離が短い
場合は利用者は非接触式データキャリア１１２をリーダ
ライタ１６８にかざす必要があり、手間がかかる。
【００１０】本発明の目的は、非接触式データキャリア
および補助アンテナを有する非接触式データキャリア装
置であって、非接触式データキャリアの通信距離を拡大
可能な非接触式データキャリア装置と、この非接触式デ
ータキャリア装置で使用可能な補助アンテナとを提供す
ることにある。
および補助アンテナを有する非接触式データキャリア装
置であって、非接触式データキャリアの通信距離を拡大
可能な非接触式データキャリア装置と、この非接触式デ
ータキャリア装置で使用可能な補助アンテナとを提供す
ることにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明に係る非接触式デ
ータキャリア装置は、非接触式データキャリアと、前記
非接触式データキャリア用の補助アンテナとを有する非
接触式データキャリア装置であって、前記補助アンテナ
は、第１の絶縁基材と、この第１の絶縁基材の表面に形
成された第１のアンテナコイルと、前記第１のアンテナ
コイルに接続された第１の部材とを有し、前記第１のア
ンテナコイルおよび前記第１の部材は、前記非接触式デ
ータキャリアからの送信信号に対して共振を起こす第１
の共振回路を構成しており、前記非接触式データキャリ
アは、第２の絶縁基材と、この第２の絶縁基材の表面に
形成された第２のアンテナコイルとを有し、前記第１の
共振回路を介してリーダライタとの通信を行い、前記第
１のアンテナコイルが囲む領域は、前記第２のアンテナ
コイルが囲む領域の２倍以上の面積を有する。
ータキャリア装置は、非接触式データキャリアと、前記
非接触式データキャリア用の補助アンテナとを有する非
接触式データキャリア装置であって、前記補助アンテナ
は、第１の絶縁基材と、この第１の絶縁基材の表面に形
成された第１のアンテナコイルと、前記第１のアンテナ
コイルに接続された第１の部材とを有し、前記第１のア
ンテナコイルおよび前記第１の部材は、前記非接触式デ
ータキャリアからの送信信号に対して共振を起こす第１
の共振回路を構成しており、前記非接触式データキャリ
アは、第２の絶縁基材と、この第２の絶縁基材の表面に
形成された第２のアンテナコイルとを有し、前記第１の
共振回路を介してリーダライタとの通信を行い、前記第
１のアンテナコイルが囲む領域は、前記第２のアンテナ
コイルが囲む領域の２倍以上の面積を有する。
【００１２】本発明に係る非接触式データキャリア装置
では、好適には、前記補助アンテナは、前記非接触式デ
ータキャリアを収納するポケットをさらに有し、前記ポ
ケットは絶縁物からなる。
では、好適には、前記補助アンテナは、前記非接触式デ
ータキャリアを収納するポケットをさらに有し、前記ポ
ケットは絶縁物からなる。
【００１３】本発明に係る非接触式データキャリア装置
では、好適には、前記補助アンテナは、前記第１の絶縁
基材上に形成された前記第１のアンテナコイルを覆う保
護層と、前記非接触式データキャリアを収納するポケッ
トとをさらに有し、前記ポケットは、前記保護層により
形成されている。
では、好適には、前記補助アンテナは、前記第１の絶縁
基材上に形成された前記第１のアンテナコイルを覆う保
護層と、前記非接触式データキャリアを収納するポケッ
トとをさらに有し、前記ポケットは、前記保護層により
形成されている。
【００１４】本発明に係る非接触式データキャリア装置
では、好適には、前記非接触式データキャリアは、接着
剤またはのりにより前記補助アンテナに接着されてい
る。
では、好適には、前記非接触式データキャリアは、接着
剤またはのりにより前記補助アンテナに接着されてい
る。
【００１５】本発明に係る非接触式データキャリア装置
では、好適には、前記第１のアンテナコイルのうち前記
第２のアンテナコイルに近接する部分と、前記第２のア
ンテナコイルのうち前記第１のアンテナコイルに近接す
る部分とが、平行または略平行である。
では、好適には、前記第１のアンテナコイルのうち前記
第２のアンテナコイルに近接する部分と、前記第２のア
ンテナコイルのうち前記第１のアンテナコイルに近接す
る部分とが、平行または略平行である。
【００１６】本発明に係る非接触式データキャリア装置
では、好適には、前記第１のアンテナコイルが囲む領域
と前記第２のアンテナコイルが囲む領域とが重なるよう
に、前記補助アンテナおよび前記非接触式データキャリ
アが配置されており、前記第１の絶縁基材のうち前記第
１のアンテナコイルの形成面と、前記第２の絶縁基材の
うち前記第２のアンテナコイルの形成面とが、平行また
は略平行である。
では、好適には、前記第１のアンテナコイルが囲む領域
と前記第２のアンテナコイルが囲む領域とが重なるよう
に、前記補助アンテナおよび前記非接触式データキャリ
アが配置されており、前記第１の絶縁基材のうち前記第
１のアンテナコイルの形成面と、前記第２の絶縁基材の
うち前記第２のアンテナコイルの形成面とが、平行また
は略平行である。
【００１７】本発明に係る非接触式データキャリア装置
では、例えば、前記非接触式データキャリアの第２の絶
縁基材は、カードサイズまたは名刺サイズと同一または
略同一であり、前記第１のアンテナコイルの最内周と、
前記第２のアンテナコイルの最外周との最短距離は、２
ｃｍ以下または略２ｃｍ以下である構成としてもよい。
では、例えば、前記非接触式データキャリアの第２の絶
縁基材は、カードサイズまたは名刺サイズと同一または
略同一であり、前記第１のアンテナコイルの最内周と、
前記第２のアンテナコイルの最外周との最短距離は、２
ｃｍ以下または略２ｃｍ以下である構成としてもよい。
【００１８】本発明に係る非接触式データキャリア装置
では、例えば、前記非接触式データキャリアの第２の絶
縁基材は、カードサイズまたは名刺サイズと同一または
略同一であり、前記第１のアンテナコイルの最外周と、
前記第２のアンテナコイルの最外周との最短距離は、２
ｃｍ以下または略２ｃｍ以下である構成としてもよい。
では、例えば、前記非接触式データキャリアの第２の絶
縁基材は、カードサイズまたは名刺サイズと同一または
略同一であり、前記第１のアンテナコイルの最外周と、
前記第２のアンテナコイルの最外周との最短距離は、２
ｃｍ以下または略２ｃｍ以下である構成としてもよい。
【００１９】本発明に係る非接触式データキャリア装置
では、好適には、前記第１の絶縁基材は、硬質の絶縁基
板である。
では、好適には、前記第１の絶縁基材は、硬質の絶縁基
板である。
【００２０】本発明に係る非接触式データキャリア装置
では、好適には、前記非接触式データキャリアは、前記
第２のアンテナコイルに接続された第２の部材をさらに
有し、前記第２のアンテナコイルおよび前記第２の部材
は、第２の共振回路を構成しており、前記第１および第
２の共振回路の共振周波数は、同一または略同一であ
る。
では、好適には、前記非接触式データキャリアは、前記
第２のアンテナコイルに接続された第２の部材をさらに
有し、前記第２のアンテナコイルおよび前記第２の部材
は、第２の共振回路を構成しており、前記第１および第
２の共振回路の共振周波数は、同一または略同一であ
る。
【００２１】本発明に係る補助アンテナは、非接触式デ
ータキャリア用の補助アンテナであって、第１の絶縁基
材と、この第１の絶縁基材の表面に形成された第１のア
ンテナコイルと、前記第１のアンテナコイルに接続され
た第１の部材とを有し、前記第１のアンテナコイルおよ
び前記第１の部材は、前記非接触式データキャリアから
の送信信号に対して共振を起こす第１の共振回路を構成
しており、前記非接触式データキャリアは、第２の絶縁
基材と、この第２の絶縁基材の表面に形成された第２の
アンテナコイルとを有し、前記第１の共振回路を介して
リーダライタとの通信を行い、前記第１のアンテナコイ
ルが囲む領域は、前記第２のアンテナコイルが囲む領域
の２倍以上の面積を有する。
ータキャリア用の補助アンテナであって、第１の絶縁基
材と、この第１の絶縁基材の表面に形成された第１のア
ンテナコイルと、前記第１のアンテナコイルに接続され
た第１の部材とを有し、前記第１のアンテナコイルおよ
び前記第１の部材は、前記非接触式データキャリアから
の送信信号に対して共振を起こす第１の共振回路を構成
しており、前記非接触式データキャリアは、第２の絶縁
基材と、この第２の絶縁基材の表面に形成された第２の
アンテナコイルとを有し、前記第１の共振回路を介して
リーダライタとの通信を行い、前記第１のアンテナコイ
ルが囲む領域は、前記第２のアンテナコイルが囲む領域
の２倍以上の面積を有する。
【００２２】本発明に係る補助アンテナは、好適には、
前記非接触式データキャリアを収納するポケットをさら
に有し、前記ポケットは絶縁物からなる。
前記非接触式データキャリアを収納するポケットをさら
に有し、前記ポケットは絶縁物からなる。
【００２３】本発明に係る補助アンテナは、好適には、
前記第１の絶縁基材上に形成された前記第１のアンテナ
コイルを覆う保護層と、前記非接触式データキャリアを
収納するポケットとをさらに有し、前記ポケットは、前
記保護層により形成されている。
前記第１の絶縁基材上に形成された前記第１のアンテナ
コイルを覆う保護層と、前記非接触式データキャリアを
収納するポケットとをさらに有し、前記ポケットは、前
記保護層により形成されている。
【００２４】本発明に係る補助アンテナでは、例えば、
前記非接触式データキャリアが、接着剤またはのりによ
り接着される構成としてもよい。
前記非接触式データキャリアが、接着剤またはのりによ
り接着される構成としてもよい。
【００２５】本発明に係る補助アンテナでは、好適に
は、前記第１のアンテナコイルは、前記第１のアンテナ
コイルのうち前記第２のアンテナコイルに近接する部分
と、前記第２のアンテナコイルのうち前記第１のアンテ
ナコイルに近接する部分とが、平行または略平行になる
ように、配置される。
は、前記第１のアンテナコイルは、前記第１のアンテナ
コイルのうち前記第２のアンテナコイルに近接する部分
と、前記第２のアンテナコイルのうち前記第１のアンテ
ナコイルに近接する部分とが、平行または略平行になる
ように、配置される。
【００２６】本発明に係る補助アンテナでは、好適に
は、前記第１のアンテナコイルは、前記第１のアンテナ
コイルが囲む領域と前記第２のアンテナコイルが囲む領
域とが重なるように配置され、前記第１の絶縁基材のう
ち前記第１のアンテナコイルの形成面は、前記第２の絶
縁基材のうち前記第２のアンテナコイルの形成面に対し
て、平行または略平行となるように、配置される。
は、前記第１のアンテナコイルは、前記第１のアンテナ
コイルが囲む領域と前記第２のアンテナコイルが囲む領
域とが重なるように配置され、前記第１の絶縁基材のう
ち前記第１のアンテナコイルの形成面は、前記第２の絶
縁基材のうち前記第２のアンテナコイルの形成面に対し
て、平行または略平行となるように、配置される。
【００２７】本発明に係る補助アンテナでは、例えば、
前記非接触式データキャリアの第２の絶縁基材は、カー
ドサイズまたは名刺サイズと同一または略同一であり、
前記第１のアンテナコイルの最内周と、前記第２のアン
テナコイルの最外周との最短距離は、２ｃｍ以下または
略２ｃｍ以下である構成としてもよい。
前記非接触式データキャリアの第２の絶縁基材は、カー
ドサイズまたは名刺サイズと同一または略同一であり、
前記第１のアンテナコイルの最内周と、前記第２のアン
テナコイルの最外周との最短距離は、２ｃｍ以下または
略２ｃｍ以下である構成としてもよい。
【００２８】本発明に係る補助アンテナでは、例えば、
前記非接触式データキャリアの第２の絶縁基材は、カー
ドサイズまたは名刺サイズと同一または略同一であり、
前記第１のアンテナコイルの最外周と、前記第２のアン
テナコイルの最外周との最短距離は、２ｃｍ以下または
略２ｃｍ以下である構成としてもよい。
前記非接触式データキャリアの第２の絶縁基材は、カー
ドサイズまたは名刺サイズと同一または略同一であり、
前記第１のアンテナコイルの最外周と、前記第２のアン
テナコイルの最外周との最短距離は、２ｃｍ以下または
略２ｃｍ以下である構成としてもよい。
【００２９】本発明に係る補助アンテナでは、好適に
は、前記第１の絶縁基材は、硬質の絶縁基板である。
は、前記第１の絶縁基材は、硬質の絶縁基板である。
【００３０】本発明に係る補助アンテナでは、好適に
は、前記非接触式データキャリアは、前記第２のアンテ
ナコイルに接続された第２の部材をさらに有し、前記第
２のアンテナコイルおよび前記第２の部材は、第２の共
振回路を構成しており、前記第１および第２の共振回路
の共振周波数は、同一または略同一である。
は、前記非接触式データキャリアは、前記第２のアンテ
ナコイルに接続された第２の部材をさらに有し、前記第
２のアンテナコイルおよび前記第２の部材は、第２の共
振回路を構成しており、前記第１および第２の共振回路
の共振周波数は、同一または略同一である。
【００３１】補助アンテナは、第１のアンテナコイルお
よび第１の部材を有し、前記第１のアンテナコイルおよ
び第１の部材は、非接触式データキャリアからの送信信
号に対して共振を起こす第１の共振回路を構成してい
る。非接触式データキャリアは、補助アンテナの共振回
路を介してリーダライタとの通信を行うことで、通信距
離を拡大可能である。
よび第１の部材を有し、前記第１のアンテナコイルおよ
び第１の部材は、非接触式データキャリアからの送信信
号に対して共振を起こす第１の共振回路を構成してい
る。非接触式データキャリアは、補助アンテナの共振回
路を介してリーダライタとの通信を行うことで、通信距
離を拡大可能である。
【００３２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。
図面を参照して説明する。
【００３３】図３は、本発明に係る非接触式データキャ
リア装置の第１の実施の形態を示す構成図である。この
非接触式データキャリア装置１０は、補助アンテナ１４
と、非接触式データキャリア１２とを有する。
リア装置の第１の実施の形態を示す構成図である。この
非接触式データキャリア装置１０は、補助アンテナ１４
と、非接触式データキャリア１２とを有する。
【００３４】補助アンテナ１４は、矩形状または略矩形
状の絶縁基材１１と、アンテナコイル１５と、部材１７
とを有する。絶縁基材１１の表面には、絶縁基材１１の
周縁に沿って周回する線パターンからなるアンテナコイ
ル１５が形成されている。絶縁基材１１は、一例とし
て、硬質の絶縁基板とする。
状の絶縁基材１１と、アンテナコイル１５と、部材１７
とを有する。絶縁基材１１の表面には、絶縁基材１１の
周縁に沿って周回する線パターンからなるアンテナコイ
ル１５が形成されている。絶縁基材１１は、一例とし
て、硬質の絶縁基板とする。
【００３５】このアンテナコイル１５は、最外周の線パ
ターン１６Ｃと、最内周の線パターン１６Ａと、線パタ
ーン１６Ａ，１６Ｃ間の線パターン１６Ｂとを有する。
最内周の線パターン１６Ａの端子と最外周の線パターン
１６Ｃの端子とは、部材１７を介して接続されており、
線パターンの巻数は３である。部材１７は、例えば、Ｉ
Ｃチップ、コンデンサ等により構成され、また、当該Ｉ
Ｃチップにコンデンサをパターン形成してもよい。
ターン１６Ｃと、最内周の線パターン１６Ａと、線パタ
ーン１６Ａ，１６Ｃ間の線パターン１６Ｂとを有する。
最内周の線パターン１６Ａの端子と最外周の線パターン
１６Ｃの端子とは、部材１７を介して接続されており、
線パターンの巻数は３である。部材１７は、例えば、Ｉ
Ｃチップ、コンデンサ等により構成され、また、当該Ｉ
Ｃチップにコンデンサをパターン形成してもよい。
【００３６】非接触式データキャリア１２は、補助アン
テナ１４の絶縁基材１１の表面に固定されている。非接
触式データキャリア１２の絶縁基材７１の表面には、絶
縁基材７１の周縁に沿って周回する線パターンからなる
アンテナコイル７５が形成されている。
テナ１４の絶縁基材１１の表面に固定されている。非接
触式データキャリア１２の絶縁基材７１の表面には、絶
縁基材７１の周縁に沿って周回する線パターンからなる
アンテナコイル７５が形成されている。
【００３７】非接触式データキャリア装置１０におい
て、アンテナコイル１５のうちアンテナコイル７５に近
接する部分と、アンテナコイル７５のうちアンテナコイ
ル１５に近接する部分とが、平行または略平行になって
いる。
て、アンテナコイル１５のうちアンテナコイル７５に近
接する部分と、アンテナコイル７５のうちアンテナコイ
ル１５に近接する部分とが、平行または略平行になって
いる。
【００３８】非接触式データキャリア１２および補助ア
ンテナ１４は、アンテナコイル１５が囲む領域とアンテ
ナコイル７５が囲む領域とが重なるように配置されてお
り、絶縁基材１１のうちアンテナコイル１５の形成面
と、絶縁基材７１のうちアンテナコイル７５の形成面と
が、平行または略平行になっている。
ンテナ１４は、アンテナコイル１５が囲む領域とアンテ
ナコイル７５が囲む領域とが重なるように配置されてお
り、絶縁基材１１のうちアンテナコイル１５の形成面
と、絶縁基材７１のうちアンテナコイル７５の形成面と
が、平行または略平行になっている。
【００３９】非接触式データキャリア１２の絶縁基材７
１は、カードサイズまたは名刺サイズと同一または略同
一であり、補助アンテナ１４がない場合の通信距離は、
一例として約４０ｃｍ〜約３８ｃｍである。アンテナコ
イル１５の最内周の線パターン１６Ａと、アンテナコイ
ル７５の最外周の線パターンとの最短距離は、２ｃｍ以
下または略２ｃｍ以下とし、または、アンテナコイル１
５の最外周の線パターン１６Ｃと、アンテナコイル７５
の最外周の線パターンとの最短距離は、２ｃｍ以下また
は略２ｃｍ以下とする。
１は、カードサイズまたは名刺サイズと同一または略同
一であり、補助アンテナ１４がない場合の通信距離は、
一例として約４０ｃｍ〜約３８ｃｍである。アンテナコ
イル１５の最内周の線パターン１６Ａと、アンテナコイ
ル７５の最外周の線パターンとの最短距離は、２ｃｍ以
下または略２ｃｍ以下とし、または、アンテナコイル１
５の最外周の線パターン１６Ｃと、アンテナコイル７５
の最外周の線パターンとの最短距離は、２ｃｍ以下また
は略２ｃｍ以下とする。
【００４０】非接触式データキャリア装置１０におい
て、補助アンテナ１４のアンテナコイル１５が囲む領域
は、非接触式データキャリア１２のアンテナコイル７５
が囲む領域の２倍以上の面積を有している。補助アンテ
ナ１４において、アンテナコイル１５および部材１７
は、第１の共振回路を構成している。そして、補助アン
テナ１４は、リーダライタからの送信信号に対して共振
を起こし、この共振により当該送信信号を増幅して非接
触式データキャリア１２に供給する。また、補助アンテ
ナ１４は、非接触式データキャリア１２からの送信信号
に対して共振を起こし、この共振により当該送信信号を
増幅して前記リーダライタに供給する。
て、補助アンテナ１４のアンテナコイル１５が囲む領域
は、非接触式データキャリア１２のアンテナコイル７５
が囲む領域の２倍以上の面積を有している。補助アンテ
ナ１４において、アンテナコイル１５および部材１７
は、第１の共振回路を構成している。そして、補助アン
テナ１４は、リーダライタからの送信信号に対して共振
を起こし、この共振により当該送信信号を増幅して非接
触式データキャリア１２に供給する。また、補助アンテ
ナ１４は、非接触式データキャリア１２からの送信信号
に対して共振を起こし、この共振により当該送信信号を
増幅して前記リーダライタに供給する。
【００４１】図４は、図３の非接触式データキャリア装
置を縦方向に切断した場合の概略的な要部拡大断面図で
ある。絶縁基材１１の表面には、線パターン１６Ａ〜１
６Ｃが形成されており、また、不図示の接着剤またはの
りを介して非接触式データキャリア１２が固定されてい
る。
置を縦方向に切断した場合の概略的な要部拡大断面図で
ある。絶縁基材１１の表面には、線パターン１６Ａ〜１
６Ｃが形成されており、また、不図示の接着剤またはの
りを介して非接触式データキャリア１２が固定されてい
る。
【００４２】図５は、図３中の補助アンテナのアンテナ
コイルの両端付近を拡大した要部拡大図である。なお、
部材１７は、線パターンの様子を判り易くするため、四
角形の枠で示している。
コイルの両端付近を拡大した要部拡大図である。なお、
部材１７は、線パターンの様子を判り易くするため、四
角形の枠で示している。
【００４３】部材１７には、１対の電極端子が形成され
ており、一方の電極端子は最内周の線パターン１６Ａの
端子１８Ａにバンプを介して接続されており、他方の電
極端子は最外周の線パターン１６Ｃの端子１８Ｂにバン
プを介して接続されており、部材１７は、フリップチッ
プ実装されている。
ており、一方の電極端子は最内周の線パターン１６Ａの
端子１８Ａにバンプを介して接続されており、他方の電
極端子は最外周の線パターン１６Ｃの端子１８Ｂにバン
プを介して接続されており、部材１７は、フリップチッ
プ実装されている。
【００４４】最内周の線パターン１６Ａと中間の線パタ
ーン１６Ｂは、端子１８Ａ，１８Ｂ間において線幅が狭
くなっており、端子１８Ａの側でつながっている。最外
周の線パターン１６Ｃと中間の線パターン１６Ｂは、端
子１８Ａ，１８Ｂ間において線幅が狭くなっており、端
子１８Ｂの側でつながっている。
ーン１６Ｂは、端子１８Ａ，１８Ｂ間において線幅が狭
くなっており、端子１８Ａの側でつながっている。最外
周の線パターン１６Ｃと中間の線パターン１６Ｂは、端
子１８Ａ，１８Ｂ間において線幅が狭くなっており、端
子１８Ｂの側でつながっている。
【００４５】円形のマーク１９Ａ，１９Ｂは、部材１７
をフリップチップ実装する場合に、位置合わせ用に用い
られる。例えば、フリップチップボンダ等の実装装置に
より部材１７を実装する場合に、マーク１９Ａ，１９Ｂ
を撮影して画像処理することで、正確な位置に実装する
ことができる。
をフリップチップ実装する場合に、位置合わせ用に用い
られる。例えば、フリップチップボンダ等の実装装置に
より部材１７を実装する場合に、マーク１９Ａ，１９Ｂ
を撮影して画像処理することで、正確な位置に実装する
ことができる。
【００４６】図６は、図３中の非接触式データキャリア
を示す概略的な構成図である。この非接触式データキャ
リア１２は、矩形状または略矩形状の絶縁基材７１と、
アンテナコイル７５と、部材７８と、マーク７１Ａ，７
１Ｂ等とを有する。部材７８は、フリップチップ実装さ
れており、線パターンの様子を判り易くするため、図中
では四角形の枠で示している。
を示す概略的な構成図である。この非接触式データキャ
リア１２は、矩形状または略矩形状の絶縁基材７１と、
アンテナコイル７５と、部材７８と、マーク７１Ａ，７
１Ｂ等とを有する。部材７８は、フリップチップ実装さ
れており、線パターンの様子を判り易くするため、図中
では四角形の枠で示している。
【００４７】絶縁基材７１の一方の面には、アンテナコ
イル７５、マーク７１Ａ，７１Ｂ等が形成されている。
アンテナコイル７５は、絶縁基材７１の表面に、周縁に
沿って周回する線パターン７６からなる。
イル７５、マーク７１Ａ，７１Ｂ等が形成されている。
アンテナコイル７５は、絶縁基材７１の表面に、周縁に
沿って周回する線パターン７６からなる。
【００４８】アンテナコイル７５の一端７２Ａおよび他
端７２Ｂの近傍に、マーク７１Ａ，７１Ｂ等が形成され
ている。アンテナコイル７５の一端７２Ａから他端７２
Ｂまでの線パターン７６の巻数は６である。アンテナコ
イル７５は、例えば、約５μｍ〜約５０μｍの一定また
は略一定の厚さの銅箔、鉄箔、アルミニウム箔等とし、
好ましくはアルミニウム箔とする。
端７２Ｂの近傍に、マーク７１Ａ，７１Ｂ等が形成され
ている。アンテナコイル７５の一端７２Ａから他端７２
Ｂまでの線パターン７６の巻数は６である。アンテナコ
イル７５は、例えば、約５μｍ〜約５０μｍの一定また
は略一定の厚さの銅箔、鉄箔、アルミニウム箔等とし、
好ましくはアルミニウム箔とする。
【００４９】非接触式データキャリア１２において、ア
ンテナコイル７５および部材７８は、第２の共振回路を
構成している。この第２の共振回路の共振周波数と、前
記第１の共振回路の共振周波数は、同一または略同一と
なっている。部材７８は、例えば、ＩＣチップ、コンデ
ンサ等により構成され、また、当該ＩＣチップにコンデ
ンサをパターン形成してもよい。
ンテナコイル７５および部材７８は、第２の共振回路を
構成している。この第２の共振回路の共振周波数と、前
記第１の共振回路の共振周波数は、同一または略同一と
なっている。部材７８は、例えば、ＩＣチップ、コンデ
ンサ等により構成され、また、当該ＩＣチップにコンデ
ンサをパターン形成してもよい。
【００５０】図７は、図６中のアンテナコイルの両端付
近を拡大した部分拡大図である。アンテナコイル７５の
一端７２Ａの近傍には、円形のマーク７１Ａが導体パタ
ーンにより形成されている。アンテナコイル７５の他端
７２Ｂの近傍には、円形のマーク７１Ｂが導体パターン
により形成されている。
近を拡大した部分拡大図である。アンテナコイル７５の
一端７２Ａの近傍には、円形のマーク７１Ａが導体パタ
ーンにより形成されている。アンテナコイル７５の他端
７２Ｂの近傍には、円形のマーク７１Ｂが導体パターン
により形成されている。
【００５１】また、アンテナコイル７５の線パターンの
間に、四角形のマーク７３Ａ，７３Ｂが導体パターンに
より形成されている。マーク７１Ａ，７１Ｂ，７３Ａ，
７３Ｂは、円形のマーク７１Ａ，７１Ｂの中心を結ぶ直
線と、四角形のマーク７３Ａ，７３Ｂの中心を結ぶ直線
とが直交または実質的に直交するような配置になってい
る。
間に、四角形のマーク７３Ａ，７３Ｂが導体パターンに
より形成されている。マーク７１Ａ，７１Ｂ，７３Ａ，
７３Ｂは、円形のマーク７１Ａ，７１Ｂの中心を結ぶ直
線と、四角形のマーク７３Ａ，７３Ｂの中心を結ぶ直線
とが直交または実質的に直交するような配置になってい
る。
【００５２】この非接触式データキャリア１２では、ア
ンテナコイル７５と、マーク７１Ａ，７１Ｂとを絶縁性
のレジスト材料による絶縁膜（絶縁層）で覆い、端子７
２Ａ，７２Ｂおよびマーク７３Ａ，７３Ｂを露出させて
部材７８を接続してもよく、さらには端子７２Ａ，７２
Ｂのうち、部材７８との接続部分のみを露出させ、他の
部分を絶縁膜で覆うようにしてもよい。
ンテナコイル７５と、マーク７１Ａ，７１Ｂとを絶縁性
のレジスト材料による絶縁膜（絶縁層）で覆い、端子７
２Ａ，７２Ｂおよびマーク７３Ａ，７３Ｂを露出させて
部材７８を接続してもよく、さらには端子７２Ａ，７２
Ｂのうち、部材７８との接続部分のみを露出させ、他の
部分を絶縁膜で覆うようにしてもよい。
【００５３】円形のマーク７１Ａ，７１Ｂは、部材７８
をフリップチップ実装する場合に、位置合わせ用に用い
られる。例えば、フリップチップボンダ等の実装装置に
より部材７８を実装する場合に、マーク７１Ａ，７１Ｂ
を撮影して画像処理することで、正確な位置に実装する
ことができる。また、部材７８の実装では、四角形のマ
ーク７３Ａ，７３Ｂのうち一方のマークを用い、当該一
方のマークおよび端子７２Ａ，７２Ｂに部材７８の表面
電極を接合することで、部材７８を３箇所で接合して安
定性を向上可能である。
をフリップチップ実装する場合に、位置合わせ用に用い
られる。例えば、フリップチップボンダ等の実装装置に
より部材７８を実装する場合に、マーク７１Ａ，７１Ｂ
を撮影して画像処理することで、正確な位置に実装する
ことができる。また、部材７８の実装では、四角形のマ
ーク７３Ａ，７３Ｂのうち一方のマークを用い、当該一
方のマークおよび端子７２Ａ，７２Ｂに部材７８の表面
電極を接合することで、部材７８を３箇所で接合して安
定性を向上可能である。
【００５４】図８は、本発明に係る非接触式データキャ
リア装置の第２の実施の形態を示す概略的な構成図であ
る。この非接触式データキャリア装置２０は、図１の非
接触式データキャリア装置１０中の補助アンテナ１４に
対して保護層２９を設けた構成である。なお、非接触式
データキャリア装置２０において、図１の非接触式デー
タキャリア装置１０と同一構成部分には同一符号を付し
ており、同一構成部分の説明を適宜省略する。
リア装置の第２の実施の形態を示す概略的な構成図であ
る。この非接触式データキャリア装置２０は、図１の非
接触式データキャリア装置１０中の補助アンテナ１４に
対して保護層２９を設けた構成である。なお、非接触式
データキャリア装置２０において、図１の非接触式デー
タキャリア装置１０と同一構成部分には同一符号を付し
ており、同一構成部分の説明を適宜省略する。
【００５５】非接触式データキャリア装置２０は、補助
アンテナ２４と、非接触式データキャリア１２とを有す
る。補助アンテナ２４は、絶縁基材１１と、アンテナコ
イル１５と、部材１７と、保護層２９と、絶縁性のポケ
ット２８とを有する。
アンテナ２４と、非接触式データキャリア１２とを有す
る。補助アンテナ２４は、絶縁基材１１と、アンテナコ
イル１５と、部材１７と、保護層２９と、絶縁性のポケ
ット２８とを有する。
【００５６】絶縁基材１１上のアンテナコイル１５およ
び部材１７は、保護層２９により覆われている。ポケッ
ト２８は、保護層２９により構成されており、非接触式
データキャリア１２を収納している。
び部材１７は、保護層２９により覆われている。ポケッ
ト２８は、保護層２９により構成されており、非接触式
データキャリア１２を収納している。
【００５７】図９は、図８の非接触式データキャリア装
置を縦方向に切断した場合の概略的な要部拡大断面図で
ある。補助アンテナ２４の絶縁基材１１上の線パターン
１６Ａ〜１６Ｃは、保護層２９により覆われており、ポ
ケット２８には、絶縁基材１１の表面に接するように非
接触式データキャリア１２が収納されている。ポケット
２８により、非接触式データキャリア１２を容易に出入
れできるようになっている。
置を縦方向に切断した場合の概略的な要部拡大断面図で
ある。補助アンテナ２４の絶縁基材１１上の線パターン
１６Ａ〜１６Ｃは、保護層２９により覆われており、ポ
ケット２８には、絶縁基材１１の表面に接するように非
接触式データキャリア１２が収納されている。ポケット
２８により、非接触式データキャリア１２を容易に出入
れできるようになっている。
【００５８】図１０は、本発明に係る非接触式データキ
ャリア装置の第３の実施の形態を示す概略的な構成図で
ある。この非接触式データキャリア装置３０は、図１の
非接触式データキャリア装置１０中の補助アンテナ１４
に対して保護層３９を設けた構成である。なお、非接触
式データキャリア装置３０において、図１の非接触式デ
ータキャリア装置１０と同一構成部分には同一符号を付
しており、同一構成部分の説明を適宜省略する。
ャリア装置の第３の実施の形態を示す概略的な構成図で
ある。この非接触式データキャリア装置３０は、図１の
非接触式データキャリア装置１０中の補助アンテナ１４
に対して保護層３９を設けた構成である。なお、非接触
式データキャリア装置３０において、図１の非接触式デ
ータキャリア装置１０と同一構成部分には同一符号を付
しており、同一構成部分の説明を適宜省略する。
【００５９】非接触式データキャリア装置３０は、補助
アンテナ３４と、非接触式データキャリア１２とを有す
る。補助アンテナ３４は、絶縁基材１１と、アンテナコ
イル１５と、部材１７と、保護層３９と、絶縁性のポケ
ット３８とを有する。
アンテナ３４と、非接触式データキャリア１２とを有す
る。補助アンテナ３４は、絶縁基材１１と、アンテナコ
イル１５と、部材１７と、保護層３９と、絶縁性のポケ
ット３８とを有する。
【００６０】絶縁基材１１上のアンテナコイル１５およ
び部材１７は、保護層３９により覆われている。ポケッ
ト３８は、保護層３９により構成されており、非接触式
データキャリア１２を収納している。
び部材１７は、保護層３９により覆われている。ポケッ
ト３８は、保護層３９により構成されており、非接触式
データキャリア１２を収納している。
【００６１】図１１は、図１０の非接触式データキャリ
ア装置を縦方向に切断した場合の概略的な要部拡大断面
図である。補助アンテナ３４の絶縁基材１１の上面と、
この上面に形成された線パターン１６Ａ〜１６Ｃは、保
護層３９により覆われており、ポケット３８には、非接
触式データキャリア１２が収納されている。ポケット３
８により、非接触式データキャリア１２を容易に出入れ
できるようになっている。
ア装置を縦方向に切断した場合の概略的な要部拡大断面
図である。補助アンテナ３４の絶縁基材１１の上面と、
この上面に形成された線パターン１６Ａ〜１６Ｃは、保
護層３９により覆われており、ポケット３８には、非接
触式データキャリア１２が収納されている。ポケット３
８により、非接触式データキャリア１２を容易に出入れ
できるようになっている。
【００６２】図１２は、図１０の非接触式データキャリ
ア装置３０を取り付けた段ボール箱を例示する説明図で
ある。図１２（Ａ）では、段ボール箱４１の４つの側面
のうち１つの側面４４に対し、非接触式データキャリア
装置３０が貼付されている。段ボール箱４１の上面には
段ボール４２Ａ，４２Ｂが折り畳まれている。前記側面
４４の段ボールは、段ボール４２Ａに隣接しており、段
ボール４２Ａ，４２Ｂ間の間隙４２Ｃに対して平行また
は略平行になっている。側面４３の段ボールは、側面４
４の段ボールに隣接しており、段ボール４２Ａ，４２Ｂ
間の間隙４２Ｃに対して垂直または略垂直になってい
る。
ア装置３０を取り付けた段ボール箱を例示する説明図で
ある。図１２（Ａ）では、段ボール箱４１の４つの側面
のうち１つの側面４４に対し、非接触式データキャリア
装置３０が貼付されている。段ボール箱４１の上面には
段ボール４２Ａ，４２Ｂが折り畳まれている。前記側面
４４の段ボールは、段ボール４２Ａに隣接しており、段
ボール４２Ａ，４２Ｂ間の間隙４２Ｃに対して平行また
は略平行になっている。側面４３の段ボールは、側面４
４の段ボールに隣接しており、段ボール４２Ａ，４２Ｂ
間の間隙４２Ｃに対して垂直または略垂直になってい
る。
【００６３】図１２（Ｂ）では、段ボール箱５１の４つ
の側面のうち１つの側面５３に対し、非接触式データキ
ャリア装置３０が貼付されている。段ボール箱５１の上
面には段ボール５２Ａ，５２Ｂが折り畳まれている。側
面５４の段ボールは、段ボール５２Ａに隣接しており、
段ボール５２Ａ，５２Ｂ間の間隙５２Ｃに対して平行ま
たは略平行になっている。側面５３の段ボールは、側面
５４の段ボールに隣接しており、段ボール５２Ａ，５２
Ｂ間の間隙５２Ｃに対して垂直または略垂直になってい
る。
の側面のうち１つの側面５３に対し、非接触式データキ
ャリア装置３０が貼付されている。段ボール箱５１の上
面には段ボール５２Ａ，５２Ｂが折り畳まれている。側
面５４の段ボールは、段ボール５２Ａに隣接しており、
段ボール５２Ａ，５２Ｂ間の間隙５２Ｃに対して平行ま
たは略平行になっている。側面５３の段ボールは、側面
５４の段ボールに隣接しており、段ボール５２Ａ，５２
Ｂ間の間隙５２Ｃに対して垂直または略垂直になってい
る。
【００６４】図１３は、非接触式データキャリア装置を
用いた物流システムを例示する説明図である。この物流
システム５０は、ベルトコンベア５５と、このベルトコ
ンベア５５に搭載された段ボール箱５１と、非接触式デ
ータキャリア装置３０と、柱５９に設置されたリーダラ
イタ５８とを有する。
用いた物流システムを例示する説明図である。この物流
システム５０は、ベルトコンベア５５と、このベルトコ
ンベア５５に搭載された段ボール箱５１と、非接触式デ
ータキャリア装置３０と、柱５９に設置されたリーダラ
イタ５８とを有する。
【００６５】段ボール箱５１の側面には、非接触式デー
タキャリア装置３０が貼付されている。この段ボール箱
５１は、ベルトコンベア５５により矢印５５Ａの方向に
移動し、非接触式データキャリア装置３０は、リーダラ
イタ５８との通信距離の範囲外から範囲内に移動し、リ
ーダライタ５８との無線通信を行う。リーダライタ５８
は、非接触式データキャリア装置３０との無線通信を行
い、非接触式データキャリア１２から段ボール箱５１の
出荷先等の情報を読み取り、読み取った情報を不図示の
コンピュータに供給する。
タキャリア装置３０が貼付されている。この段ボール箱
５１は、ベルトコンベア５５により矢印５５Ａの方向に
移動し、非接触式データキャリア装置３０は、リーダラ
イタ５８との通信距離の範囲外から範囲内に移動し、リ
ーダライタ５８との無線通信を行う。リーダライタ５８
は、非接触式データキャリア装置３０との無線通信を行
い、非接触式データキャリア１２から段ボール箱５１の
出荷先等の情報を読み取り、読み取った情報を不図示の
コンピュータに供給する。
【００６６】段ボール箱５１は、ベルトコンベア５５に
より矢印５５Ａの方向にさらに移動し、非接触式データ
キャリア装置３０は、リーダライタ５８との通信距離の
範囲外に移動する。
より矢印５５Ａの方向にさらに移動し、非接触式データ
キャリア装置３０は、リーダライタ５８との通信距離の
範囲外に移動する。
【００６７】上記の物流管理システム５０では、非接触
式データキャリア装置３０とリーダライタ５８とを通信
距離の範囲内に近づける必要がある。非接触式データキ
ャリア装置３０の通信距離は、補助アンテナ３４がない
場合の非接触式データキャリア１２の通信距離よりも大
きいので、非接触式データキャリア１２のみを側面に貼
付した段ボール箱の場合に比べて、ベルトコンベア５５
と柱５９との距離を大きくすることができ、段ボール箱
５１の搭載位置の自由度を広げることができる。
式データキャリア装置３０とリーダライタ５８とを通信
距離の範囲内に近づける必要がある。非接触式データキ
ャリア装置３０の通信距離は、補助アンテナ３４がない
場合の非接触式データキャリア１２の通信距離よりも大
きいので、非接触式データキャリア１２のみを側面に貼
付した段ボール箱の場合に比べて、ベルトコンベア５５
と柱５９との距離を大きくすることができ、段ボール箱
５１の搭載位置の自由度を広げることができる。
【００６８】図１４は、カバンを例示する説明図であ
る。このカバン６１には、非接触式データキャリア装置
３０が収納されている。非接触式データキャリア装置３
０内の非接触式データキャリア１２は、定期券として使
用される。
る。このカバン６１には、非接触式データキャリア装置
３０が収納されている。非接触式データキャリア装置３
０内の非接触式データキャリア１２は、定期券として使
用される。
【００６９】図１５は、非接触式データキャリア装置を
用いた自動改札システムを例示する説明図である。この
自動改札システム６０は、自動改札機６９と、非接触式
データキャリア装置３０とを有する。非接触式データキ
ャリア装置３０は、カバン６１に収納されている。自動
改札機６９の側面６６にはリーダライタ６８が設置され
ている。
用いた自動改札システムを例示する説明図である。この
自動改札システム６０は、自動改札機６９と、非接触式
データキャリア装置３０とを有する。非接触式データキ
ャリア装置３０は、カバン６１に収納されている。自動
改札機６９の側面６６にはリーダライタ６８が設置され
ている。
【００７０】自動改札システム６０の利用者は、改札口
を通過する場合に、カバン６１を自動改札機６９のリー
ダライタ６８に近づける。非接触式データキャリア装置
３０は、リーダライタ６８との通信距離の範囲外から範
囲内に移動し、リーダライタ６８との無線通信を行う。
リーダライタ６８は、非接触式データキャリア装置３０
との無線通信を行い、定期券の有効期限等の情報を非接
触式データキャリア１２から読み取り、前記情報に基づ
いて自動改札機６９は不図示のゲートを開閉する。
を通過する場合に、カバン６１を自動改札機６９のリー
ダライタ６８に近づける。非接触式データキャリア装置
３０は、リーダライタ６８との通信距離の範囲外から範
囲内に移動し、リーダライタ６８との無線通信を行う。
リーダライタ６８は、非接触式データキャリア装置３０
との無線通信を行い、定期券の有効期限等の情報を非接
触式データキャリア１２から読み取り、前記情報に基づ
いて自動改札機６９は不図示のゲートを開閉する。
【００７１】上記の自動改札システム６０では、非接触
式データキャリア装置３０とリーダライタ６８とを通信
距離の範囲内に近づける必要がある。非接触式データキ
ャリア装置３０の通信距離は、補助アンテナ３４がない
場合の非接触式データキャリア１２の通信距離よりも大
きいので非接触式データキャリア装置３０とリーダライ
タ６８との距離を大きくすることができ、利用者は、非
接触式データキャリア１２をカバン６１から取り出す手
間を省くことができる。
式データキャリア装置３０とリーダライタ６８とを通信
距離の範囲内に近づける必要がある。非接触式データキ
ャリア装置３０の通信距離は、補助アンテナ３４がない
場合の非接触式データキャリア１２の通信距離よりも大
きいので非接触式データキャリア装置３０とリーダライ
タ６８との距離を大きくすることができ、利用者は、非
接触式データキャリア１２をカバン６１から取り出す手
間を省くことができる。
【００７２】なお、上記実施の形態は本発明の例示であ
り、本発明は上記実施の形態に限定されない。
り、本発明は上記実施の形態に限定されない。
【００７３】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、非接触式データキャリアおよび補助アンテナを有
し、非接触式データキャリアの通信距離を拡大可能な非
接触式データキャリア装置と、この非接触式データキャ
リア装置で使用可能な補助アンテナとを提供することが
できる。
ば、非接触式データキャリアおよび補助アンテナを有
し、非接触式データキャリアの通信距離を拡大可能な非
接触式データキャリア装置と、この非接触式データキャ
リア装置で使用可能な補助アンテナとを提供することが
できる。
【図１】物流システムを例示する説明図である。
【図２】自動改札システムを例示する説明図である。
【図３】本発明に係る非接触式データキャリア装置の第
１の実施の形態を示す構成図である。
１の実施の形態を示す構成図である。
【図４】図３の非接触式データキャリア装置を縦方向に
切断した場合の概略的な要部拡大断面図である。
切断した場合の概略的な要部拡大断面図である。
【図５】図３中の補助アンテナのアンテナコイルの両端
付近を拡大した要部拡大図である。
付近を拡大した要部拡大図である。
【図６】図３中の非接触式データキャリアを示す概略的
な構成図である。
な構成図である。
【図７】図６中のアンテナコイルの両端付近を拡大した
部分拡大図である。
部分拡大図である。
【図８】本発明に係る非接触式データキャリア装置の第
２の実施の形態を示す概略的な構成図である。
２の実施の形態を示す概略的な構成図である。
【図９】図８の非接触式データキャリア装置を縦方向に
切断した場合の概略的な要部拡大断面図である。
切断した場合の概略的な要部拡大断面図である。
【図１０】本発明に係る非接触式データキャリア装置の
第３の実施の形態を示す概略的な構成図である。
第３の実施の形態を示す概略的な構成図である。
【図１１】図１０の非接触式データキャリア装置を縦方
向に切断した場合の概略的な要部拡大断面図である。
向に切断した場合の概略的な要部拡大断面図である。
【図１２】図１０の非接触式データキャリア装置を取り
付けた段ボール箱を例示する説明図である。
付けた段ボール箱を例示する説明図である。
【図１３】非接触式データキャリア装置を用いた物流シ
ステムを例示する説明図である。
ステムを例示する説明図である。
【図１４】非接触式データキャリア装置を収納したカバ
ンを例示する説明図である。
ンを例示する説明図である。
【図１５】非接触式データキャリア装置を用いた自動改
札システムを例示する説明図である。
札システムを例示する説明図である。
１０，２０，３０…非接触式データキャリア装置、１１
…絶縁基材（第１の絶縁基材）、１２…非接触式データ
キャリア、１４，２４，３４…補助アンテナ、１５…ア
ンテナコイル（第１のアンテナコイル）、１６Ａ〜１６
Ｃ，７６Ｉ…線パターン、１７…部材（第１の部材）、
１８Ａ，１８Ｂ，７２Ａ，７２Ｂ…端子、１９Ａ，１９
Ｂ，７１Ａ，７１Ｂ，７３Ａ，７３Ｂ…マーク、２８，
３８…ポケット、２９，３９…保護層、４１，５１，１
５１…段ボール箱、４２Ａ，４２Ｂ，５２Ａ，５２Ｂ…
段ボール、４２Ｃ，５２Ｃ…間隙、４３，４４，５３，
５４，６６，１５３…側面、５０，１５０…物流システ
ム、５５，１５５…ベルトコンベア、５８，６８，１５
８，１６８…リーダライタ、５９，１５９…柱、６０…
自動改札システム、６１…カバン、６９，１６９…自動
改札機、７１…絶縁基材（第２の絶縁基材）、７５…ア
ンテナコイル（第２のアンテナコイル）、７８…部材
（第２の部材）、１１２…非接触式データキャリア、１
６７…上面。
…絶縁基材（第１の絶縁基材）、１２…非接触式データ
キャリア、１４，２４，３４…補助アンテナ、１５…ア
ンテナコイル（第１のアンテナコイル）、１６Ａ〜１６
Ｃ，７６Ｉ…線パターン、１７…部材（第１の部材）、
１８Ａ，１８Ｂ，７２Ａ，７２Ｂ…端子、１９Ａ，１９
Ｂ，７１Ａ，７１Ｂ，７３Ａ，７３Ｂ…マーク、２８，
３８…ポケット、２９，３９…保護層、４１，５１，１
５１…段ボール箱、４２Ａ，４２Ｂ，５２Ａ，５２Ｂ…
段ボール、４２Ｃ，５２Ｃ…間隙、４３，４４，５３，
５４，６６，１５３…側面、５０，１５０…物流システ
ム、５５，１５５…ベルトコンベア、５８，６８，１５
８，１６８…リーダライタ、５９，１５９…柱、６０…
自動改札システム、６１…カバン、６９，１６９…自動
改札機、７１…絶縁基材（第２の絶縁基材）、７５…ア
ンテナコイル（第２のアンテナコイル）、７８…部材
（第２の部材）、１１２…非接触式データキャリア、１
６７…上面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０１Ｑ 7/00 Ｈ０１Ｑ 25/00 21/24 Ｈ０４Ｂ 5/02 25/00 Ｇ０６Ｋ 19/00 Ｈ Ｈ０４Ｂ 5/02 Ｋ Ｆターム(参考） 2C005 MA22 MB07 NA09 5B035 AA00 BA01 BA09 BB09 BC00 CA01 CA07 CA08 CA23 5J021 AA02 AA06 AB04 CA06 GA01 GA08 HA05 HA10 5J046 AA04 AB11 AB12 PA07 5K012 AA05 AB03 AC06 AC07 AC08 AC10 BA02
Claims (20)
- 【請求項１】非接触式データキャリアと、前記非接触式
データキャリア用の補助アンテナとを有する非接触式デ
ータキャリア装置であって、 前記補助アンテナは、第１の絶縁基材と、この第１の絶
縁基材の表面に形成された第１のアンテナコイルと、前
記第１のアンテナコイルに接続された第１の部材とを有
し、前記第１のアンテナコイルおよび前記第１の部材
は、前記非接触式データキャリアからの送信信号に対し
て共振を起こす第１の共振回路を構成しており、 前記非接触式データキャリアは、第２の絶縁基材と、こ
の第２の絶縁基材の表面に形成された第２のアンテナコ
イルとを有し、前記第１の共振回路を介してリーダライ
タとの通信を行い、 前記第１のアンテナコイルが囲む領域は、前記第２のア
ンテナコイルが囲む領域の２倍以上の面積を有する非接
触式データキャリア装置。 - 【請求項２】前記補助アンテナは、前記非接触式データ
キャリアを収納するポケットをさらに有し、前記ポケッ
トは絶縁物からなる請求項１記載の非接触式データキャ
リア装置。 - 【請求項３】前記補助アンテナは、前記第１の絶縁基材
上に形成された前記第１のアンテナコイルを覆う保護層
と、前記非接触式データキャリアを収納するポケットと
をさらに有し、 前記ポケットは、前記保護層により形成されている請求
項１記載の非接触式データキャリア装置。 - 【請求項４】前記非接触式データキャリアは、接着剤ま
たはのりにより前記補助アンテナに接着されている請求
項１記載の非接触式データキャリア装置。 - 【請求項５】前記第１のアンテナコイルのうち前記第２
のアンテナコイルに近接する部分と、前記第２のアンテ
ナコイルのうち前記第１のアンテナコイルに近接する部
分とが、平行または略平行である請求項１〜４の何れか
に記載の非接触式データキャリア装置。 - 【請求項６】前記第１のアンテナコイルが囲む領域と前
記第２のアンテナコイルが囲む領域とが重なるように、
前記補助アンテナおよび前記非接触式データキャリアが
配置されており、 前記第１の絶縁基材のうち前記第１のアンテナコイルの
形成面と、前記第２の絶縁基材のうち前記第２のアンテ
ナコイルの形成面とが、平行または略平行である請求項
１〜５の何れかに記載の非接触式データキャリア装置。 - 【請求項７】前記非接触式データキャリアの第２の絶縁
基材は、カードサイズまたは名刺サイズと同一または略
同一であり、 前記第１のアンテナコイルの最内周と、前記第２のアン
テナコイルの最外周との最短距離は、２ｃｍ以下または
略２ｃｍ以下である請求項６記載の非接触式データキャ
リア装置。 - 【請求項８】前記非接触式データキャリアの第２の絶縁
基材は、カードサイズまたは名刺サイズと同一または略
同一であり、 前記第１のアンテナコイルの最外周と、前記第２のアン
テナコイルの最外周との最短距離は、２ｃｍ以下または
略２ｃｍ以下である請求項６記載の非接触式データキャ
リア装置。 - 【請求項９】前記第１の絶縁基材は、硬質の絶縁基板で
ある請求項１〜８の何れかに記載の非接触式データキャ
リア装置。 - 【請求項１０】前記非接触式データキャリアは、前記第
２のアンテナコイルに接続された第２の部材をさらに有
し、前記第２のアンテナコイルおよび前記第２の部材
は、第２の共振回路を構成しており、 前記第１および第２の共振回路の共振周波数は、同一ま
たは略同一である請求項１〜９の何れかに記載の非接触
式データキャリア装置。 - 【請求項１１】非接触式データキャリア用の補助アンテ
ナであって、 第１の絶縁基材と、この第１の絶縁基材の表面に形成さ
れた第１のアンテナコイルと、前記第１のアンテナコイ
ルに接続された第１の部材とを有し、 前記第１のアンテナコイルおよび前記第１の部材は、前
記非接触式データキャリアからの送信信号に対して共振
を起こす第１の共振回路を構成しており、 前記非接触式データキャリアは、第２の絶縁基材と、こ
の第２の絶縁基材の表面に形成された第２のアンテナコ
イルとを有し、前記第１の共振回路を介してリーダライ
タとの通信を行い、 前記第１のアンテナコイルが囲む領域は、前記第２のア
ンテナコイルが囲む領域の２倍以上の面積を有する補助
アンテナ。 - 【請求項１２】前記非接触式データキャリアを収納する
ポケットをさらに有し、前記ポケットは絶縁物からなる
請求項１１記載の補助アンテナ。 - 【請求項１３】前記第１の絶縁基材上に形成された前記
第１のアンテナコイルを覆う保護層と、前記非接触式デ
ータキャリアを収納するポケットとをさらに有し、 前記ポケットは、前記保護層により形成されている請求
項１１記載の補助アンテナ。 - 【請求項１４】前記非接触式データキャリアが、接着剤
またはのりにより接着される請求項１１記載の補助アン
テナ。 - 【請求項１５】前記第１のアンテナコイルは、前記第１
のアンテナコイルのうち前記第２のアンテナコイルに近
接する部分と、前記第２のアンテナコイルのうち前記第
１のアンテナコイルに近接する部分とが、平行または略
平行になるように、配置される請求項１１〜１４の何れ
かに記載の補助アンテナ。 - 【請求項１６】前記第１のアンテナコイルは、前記第１
のアンテナコイルが囲む領域と前記第２のアンテナコイ
ルが囲む領域とが重なるように配置され、 前記第１の絶縁基材のうち前記第１のアンテナコイルの
形成面は、前記第２の絶縁基材のうち前記第２のアンテ
ナコイルの形成面に対して、平行または略平行となるよ
うに、配置される請求項１１〜１５の何れかに記載の補
助アンテナ。 - 【請求項１７】前記非接触式データキャリアの第２の絶
縁基材は、カードサイズまたは名刺サイズと同一または
略同一であり、 前記第１のアンテナコイルの最内周と、前記第２のアン
テナコイルの最外周との最短距離は、２ｃｍ以下または
略２ｃｍ以下である請求項１６記載の補助アンテナ。 - 【請求項１８】前記非接触式データキャリアの第２の絶
縁基材は、カードサイズまたは名刺サイズと同一または
略同一であり、 前記第１のアンテナコイルの最外周と、前記第２のアン
テナコイルの最外周との最短距離は、２ｃｍ以下または
略２ｃｍ以下である請求項１６記載の補助アンテナ。 - 【請求項１９】前記第１の絶縁基材は、硬質の絶縁基板
である請求項１１〜１８の何れかに記載の補助アンテ
ナ。 - 【請求項２０】前記非接触式データキャリアは、前記第
２のアンテナコイルに接続された第２の部材をさらに有
し、前記第２のアンテナコイルおよび前記第２の部材
は、第２の共振回路を構成しており、 前記第１および第２の共振回路の共振周波数は、同一ま
たは略同一である請求項１１〜１９の何れかに記載の補
助アンテナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000312474A JP4624537B2 (ja) | 2000-04-04 | 2000-10-12 | 非接触式データキャリア装置、収納体 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000106725 | 2000-04-04 | ||
| JP2000-106725 | 2000-04-04 | ||
| JP2000312474A JP4624537B2 (ja) | 2000-04-04 | 2000-10-12 | 非接触式データキャリア装置、収納体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001351084A true JP2001351084A (ja) | 2001-12-21 |
| JP4624537B2 JP4624537B2 (ja) | 2011-02-02 |
Family
ID=26589694
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000312474A Expired - Fee Related JP4624537B2 (ja) | 2000-04-04 | 2000-10-12 | 非接触式データキャリア装置、収納体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4624537B2 (ja) |
Cited By (106)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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