JP4592872B2 - 非接触式データキャリア装置および補助アンテナ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、非接触式データキャリアおよび補助アンテナを有する非接触式データキャリア装置と、前記非接触式データキャリア装置で使用可能な補助アンテナの波長調整(チューニング)技術に関する。
【0002】
【従来技術】
非接触式データキャリアが、万引防止装置や物流システム等で使用されている。このような非接触式データキャリアは、例えば、製品の包装箱や製品自体に貼付されて使用され、または、定期券として使用される。
従来の非接触式データキャリアには、一例として、最大通信距離が38cm程度のカードサイズ程度または名刺サイズ程度のものがある。
【0003】
図1は、物流システムを例示する説明図であり、物流システムは、例えば、宅配便に利用される。
この物流システム150は、ベルトコンベア155と、このベルトコンベア155に搭載された段ボール箱151と、非接触式データキャリア112と、柱159に設置されたリーダライタ158とを有する。
【0004】
段ボール箱151の上面は折り畳まれており、柱159側の側面153には非接触式データキャリア112が貼付されている。
この段ボール箱151は、ベルトコンベア155により矢印155Aの方向に移動し、非接触式データキャリア112は、リーダライタ158との通信距離の範囲外から範囲内に移動し、リーダライタ158との無線通信を行う。
リーダライタ158は、非接触式データキャリア112との無線通信により、段ボール箱151の出荷先等の情報を読み取り、読み取った情報を不図示のコンピュータに供給する。
【0005】
段ボール箱151は、ベルトコンベア155により矢印155Aの方向にさらに移動し、非接触式データキャリア112は、リーダライタ158との通信距離の範囲外に移動する。
【0006】
上記の物流システム150では、非接触式データキャリア112とリーダライタ158とを通信距離の範囲内に近づける必要があり、通信距離が短い場合は、ベルトコンベア155と柱159との距離を短くする必要があると共に、段ボール箱151の搭載位置がかなり制約される。
【0007】
図2は、自動改札システムを例示する説明図である。
この自動改札システム160は、自動改札機169と、非接触式データキャリア112とを有する。非接触式データキャリア112は、定期券として使用されている。
自動改札機169の上面167にはリーダライタ168が設置されている。
【0008】
自動改札システム160の利用者は、改札口を通過する場合に、非接触式データキャリア112を自動改札機169のリーダライタ168に近づける。
そして、非接触式データキャリア112は、リーダライタ168との通信距離の範囲外から範囲内に移動し、リーダライタ168との無線通信を行う。
リーダライタ168は、非接触式データキャリア112との無線通信により、定期券の有効期限等の情報を読み取り、前記情報に基づいて自動改札機169は不図示のゲートを開閉する。
【0009】
上記の自動改札システム160では、非接触式データキャリア112とリーダライタ168とを通信距離の範囲内に近づける必要があり、通信距離が短い場合は利用者は非接触式データキャリア112をリーダライタ168にがざす必要があり、手間がかかる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、非接触式データキャリアおよび補助アンテナを有する非接触式データキャリア装置であって、非接触式データキャリアの通信距離を拡大可能な非接触式データキャリア装置と、この非接触式データキャリア装置で使用可能な補助アンテナとを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る非接触式データキャリア装置は、非接触式データキャリアと、前記非接触式データキャリアの通信距離を拡大する補助アンテナとを有する非接触式データキャリア装置であって、前記補助アンテナは、絶縁基材の表面に形成された第1のアンテナコイルと、前記第1のアンテナコイルに接続された第1の部材と、第1のアンテナコイルの内側に前記非接触式データキャリアを収納する絶縁性のポケットとを有し、前記第1のアンテナコイルおよび前記第1の部材は、前記非接触式データキャリアからの送信信号に対して共振を起こす共振回路を構成しており、さらに前記第1のアンテナコイルは、共振周波数を調整するための複数のパターンに分割された容量パターンを有するものであり、前記非接触式データキャリアは、絶縁基材の表面に形成された第2のアンテナコイルを有し、該第2のアンテナコイルのうち前記記第1のアンテナコイルに近接する部分と第1のアンテナコイルの一部とが、前記非接触式データキャリアが前記ポケットに収納された際に並行または略並行するようにされており、その状態で前記第1の共振回路を介してリーダライタとの通信を行う、ことを特徴とする
【0012】
本発明に係る非接触式データキャリア装置では、好適には、第1の部材がICチップまたはコンデンサである。
【0013】
本発明に係る非接触式データキャリア装置では、好適には、前記第1のアンテナコイルが囲む領域と前記第2のアンテナコイルが囲む領域とが重なるように、前記補助アンテナおよび前記非接触式データキャリアが配置されており、前記補助アンテナの絶縁基材のうち前記第1のアンテナコイルの形成面と、前記非接触式データキャリアの絶縁基材のうち前記第2のアンテナコイルの形成面とが、並行または略並行である。
【0014】
本発明に係る非接触式データキャリア装置では、好適には、複数枚の非接触式データキャリアを収納できる。
【0015】
本発明に係る非接触式データキャリア装置では、好適には、前記非接触式データキャリアの絶縁基材は、カードサイズまたは名刺サイズと同一または略同一であり、前記第1のアンテナコイルの最内周と、前記第2のアンテナコイルの最外周との最短距離は、2cm以下である。
【0016】
本発明に係る非接触式データキャリア装置では、好適には、前記非接触式データキャリアの絶縁基材は、カードサイズまたは名刺サイズと同一または略同一であり、前記第1のアンテナコイルの最外周と、前記第2のアンテナコイルの最外周との最短距離は、2cm以下である。
【0018】
本発明に係る非接触式データキャリア装置では、好適には、前記補助アンテナの絶縁基材は、硬質のプラスチック樹脂基材である。
【0019】
本発明に係る非接触式データキャリア装置では、好適には、前記補助アンテナの絶縁基材は、絶縁性の紙、ダンボール基材である。
【0020】
本発明に係る非接触式データキャリア装置では、好適には、前記非接触式データキャリアは、前記第2のアンテナコイルに接続された第2の部材をさらに有し、前記第2のアンテナコイルおよび前記第2の部材は、第2の共振回路を構成しており、前記第1および第2の共振回路の共振周波数は、同一または略同一である。
【0021】
本発明に係る補助アンテナは、非非接触式データキャリアの通信距離を拡大する補助アンテナであって、絶縁基材の表面に形成されたアンテナコイルと、前記アンテナコイルに接続されたICチップまたはコンデンサと、アンテナコイルの内側に前記非接触式データキャリアを収納する絶縁性のポケットとを有し、前記アンテナコイルおよび前記ICチップまたはコンデンサは、前記非接触式データキャリアからの送信信号に対して共振を起こす共振回路を構成しており、さらに前記補助アンテナのアンテナコイルは、共振周波数を調整するための複数のパターンに分割された容量パターンを有するものであり、前記非接触式データキャリアが前記ポケットに収納された際に、非接触式データキャリアのアンテナコイルのうち前記補助アンテナのアンテナコイルに近接する部分と補助アンテナのアンテナコイルの一部とが、並行または略並行するようにされている、ことを特徴とする
【0028】
本発明に係る補助アンテナは、好適には、前記補助アンテナの絶縁基材は、硬質のプラスチック樹脂基材である。
【0029】
本発明に係る補助アンテナは、好適には、前記補助アンテナの絶縁基材は、絶縁性の紙、ダンボール基材である。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図3は、本発明に係る非接触式データキャリア装置の第1の実施の形態を示す概略的な構成図である。この非接触式データキャリア装置10は、補助アンテナ14と、非接触式データキャリア12とを有する。
【0032】
補助アンテナ14は、矩形状または略矩形状の絶縁基材11と、アンテナコイル15と、容量パターン8と、部材17とを有する。また、線パターン16Cと部材17に接続する配線13を有する。配線13は、好ましくは絶縁基材11のアンテナコイル15形成面に対して絶縁基材11の裏面(以下、「基材裏面」ともいう。)に形成する。
【0033】
絶縁基材11の表面には、絶縁基材11の周縁に沿って周回する線パターンからなるアンテナコイル15が形成されている。絶縁基材11は、一例として、硬質の絶縁基材とする。具体的には、ポリエチレンテレフタレート(PET)、塩化ビニール、ポリプロピレン、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、アセテート樹脂等のプラスチック樹脂シートであって硬質のものが使用できる。
【0034】
このアンテナコイル15は、最外周の線パターン16Cと、最内周の線パターン16Aと、線パターン16A,16C間の線パターン16Bとを有する。
最外周の線パターン16Cの端部と部材17の接続部とは、配線13を介して接続されており、配線13と線パターン16Aの端部間には、共振周波数を調整するための容量パターン8と、部材17とを並列に有する。図3の場合、線パターンの巻数は3であるが、3に限られるものではない。
部材17は、例えば、ICチップ、コンデンサ等により構成され、また、当該ICチップにコンデンサパターンを形成してもよい。
【0035】
非接触式データキャリア12は、補助アンテナ14の絶縁基材11の表面に固定されている。非接触式データキャリア12の絶縁基材71の表面には、絶縁基材71の周縁に沿って周回する線パターンからなるアンテナコイル75が形成されている。非接触式データキャリア装置10内に設置する非接触式データキャリア12は、1枚に限らず複数枚設置することができる。
【0036】
非接触式データキャリア装置10において、アンテナコイル15のうちアンテナコイル75に近接する部分と、アンテナコイル75のうちアンテナコイル15に近接する部分とが、並行または略並行になっている。
複数の非接触式データキャリア12を非接触式データキャリア装置10内に設置する場合も、アンテナコイル15のうちアンテナコイル75に近接する部分と、アンテナコイル75のうちアンテナコイル15に近接する部分とが、いずれも並行または略並行とする。
【0037】
非接触式データキャリア12および補助アンテナ14は、アンテナコイル15が囲む領域とアンテナコイル75が囲む領域とが重なるように配置されており、絶縁基材11のうちアンテナコイル15の形成面と、絶縁基材71のうちアンテナコイル75の形成面とが、並行または略並行になっている。
【0038】
非接触式データキャリア12の絶縁基材71は、カードサイズまたは名刺サイズと同一または略同一であり、補助アンテナ14がない場合の通信距離は、一例として約40cm〜約38cmである。
アンテナコイル15の最内周の線パターン16Aと、アンテナコイル75の最外周の線パターンとの最短距離は、2cm以下または略2cm以下とし、または、アンテナコイル15の最外周の線パターン16Cと、アンテナコイル75の最外周の線パターンとの最短距離は、2cm以下または略2cm以下とする。
これらの間隔が離れる場合は、磁気結合効率が低下するからである。
【0039】
非接触式データキャリア装置10において、補助アンテナ14のアンテナコイル15を囲む領域は、非接触式データキャリア12のアンテナコイル75が囲む領域の2倍以上の面積を有している。
補助アンテナ14において、アンテナコイル15および部材17は、第1の共振回路を構成している。そして、補助アンテナ14(内の前記第1の共振回路)は、リーダライタからの送信信号に対して共振を起こし、この共振により当該共振信号を増幅して非接触式データキャリア12に供給する。また、補助アンテナ14(内の前記第1の共振回路)は、非接触式データキャリア12からの送信信号に対して共振を起こし、この共振により当該送信信号を増幅して前記リーダライタに供給する。
【0040】
共振周波数を調整するための容量パターン8は、LC共振回路におけるC成分を調整することにより共振周波数の微小調整を可能にするもので、等容量または漸増減する容量の数個の容量パターン8A,8B,・・,8Nが並列に接続して形成されている。
【0041】
各容量パターン8A,8B,・8Nと容量パターンに導く導線9は絶縁基材11の表裏に形成される。図3において斜線によるハッチングを施した部分は、補助アンテナ15とは反対の絶縁基材11の裏面に配線9または容量パターン8を形成した部分に相当する。容量パターン8の場合、この部分には表裏に同一形状、同一サイズまたは略同一形状、同一サイズの導電性パターンが対面して形成されることになる。
【0042】
共振周波数を調整するための容量パターン8は、原則的にはコンデンサ容量を減少させる調整のみが可能であるが、一度切断した導線を再接続する場合は切断後に容量を増加させる調整も可能である。
コンデンサ容量を減少させる場合は、容量パターン8の先端部分8A側から導線9を9a、9bの位置で順次切断することにより行う。表裏の導線の双方を切断する必要はなく、いずれか容易な一方の導線を切断すればよい。導線の切断は剃刀刃等により行うことができる。
コンデンサ容量を増加させる場合は、9nの側から一度切断した導線を再接続する修復が必要になる。この場合は、半田による接続やその他の適宜な手段を行うことができる。
【0043】
コンデンサ容量の調整量は、各単位の調整により最良の通信状態が得られる共振周波数の許容範囲内に調整できるように、各容量パターンの静電容量はそれぞれの切断により共振周波数の変化に及ぼす値があらかじめ計算された値であることが好ましい。
通常は、13.6MHzの周波数の場合、1箇所の切断が、0.05〜0.1MHzの調整量であれば目的に適合することになる。図3では、4個の容量調整パターンが図示されているが4個に限定されるものではない。
【0044】
図4は、図3の非接触式データキャリア装置を非接触式データキャリアを縦断する部分で縦方向に切断した場合の概略的な要部拡大断面図である。
絶縁基材11の表面には、線パターン16A〜16Cが形成されており、また、不図示の接着剤またはのりを介して非接触式データキャリア12が、絶縁基材11に固定されている。
容量パターン8の導電性パターン8u,8dは、絶縁基材11の両面にパターン形成されている。
【0045】
図5は、図3中の補助アンテナのアンテナコイルの両端と容量パターン付近を拡大した要部拡大図である。第1の部材17は、前記のように、ICチップ、コンデンサ等により構成される。
部材17がICチップである場合には、1対の電極端子を形成しておき、一方の電極端子は最内周の線パターン16Aの端子にバンプを介して接続されており、他方の電極端子は最外周の線パターン16Cから配線13により導かれる端子19にバンプを介して接続されているようにする。部材17は、フリップチップ実装される。
【0046】
第1の部材17がICチップである場合、ICチップ内には、RF回路部、コントローラ回路部、メモリ部、キャパシタンス部等が設けられる。
配線13は、アンテナコイル15の線パターン16Cと端子19にスルーホールを形成し基材裏面に導通を行うようにする。図5においては、配線13はアンテナコイルの表面に形成されているように見えるが、基材裏面に形成されているものとする。
【0047】
部材17がコンデンサである場合には、部材17と調整用の容量パターン8は、並列に接続しており、これらの合成容量Cと補助アンテナ15によるLと、により第1の共振回路を構成し、これにより一定の共振周波数を有することになる。
【0048】
第1の実施の形態における非接触式データキャリア装置10のアンテナコイル15や容量パターン8の形成は、前記した絶縁基材11の表面にラミネートされた、例えば約5μm〜50μmのアルミ箔や銅箔あるいは鉄箔を、フォトエッチングやレジスト印刷後のエッチング技術によりエッチングして形成する。容量パターン8の部分は、両面に同一または略同一の容量パターンを形成するので、両面にフォトマスクを使用して露光した後、レジスト膜を介してするフォトエッチングにより精度の高い容量パターンを形成することができる。
【0049】
図6は、図3中の非接触式データキャリアを示す概略的な構成図である。
この非接触式データキャリア12は、矩形状または略矩形状の絶縁基材71と、アンテナコイル75と、部材78と、マーク71A,71B等とを有する。部材78は、フリップチップ実装されており、線パターンの様子を判り易くするため、図中では単に四角形の枠で示している。
【0050】
絶縁基材71の一方の面には、アンテナコイル75、マーク71A,71B等が形成されている。アンテナコイル75は、絶縁基材71の表面に、周縁に沿って周回する線パターン76Iからなる。
【0051】
アンテナコイル75の一端72Aおよび他端72Bの近傍に、マーク71A,71B等が形成されている。図6において、アンテナコイル75の一端72Aから他端72Bまでの線パターン76の巻数は6であるが、6に限定されるものではない。アンテナコイル75は、例えば、約5μm〜50μmの一定または略一定の厚さの銅箔、鉄箔、アルミニウム箔等とし、好ましくはアルミニウム箔とする。アンテナコイル75の形成は、補助アンテナ15と同様に形成できる。
【0052】
非接触式データキャリア12において、アンテナコイル75および部材78は、第2の共振回路を構成している。この第2の共振回路の共振周波数と、前記第1の共振回路の共振周波数は、同一または略同一となっている。部材78は、例えば、ICチップ、コンデンサ等により構成され、また、当該ICチップにコンデンサパターンを形成してもよい。
【0053】
図7は、図6中のアンテナコイルの両端付近を拡大した部分拡大図である。
アンテナコイル75の一端72Aの近傍には、円形のマーク71Aが導体パターンにより形成されている。
アンテナコイル75の他端72Bの近傍には、円形のマーク71Bが導体パターンにより形成されている。
【0054】
また、アンテナコイル75の線パターンの間に、四角形のマーク73A,73Bが導体パターンにより形成されている。
マーク71A,71B,73A,73Bは、円形のマーク71A,71Bの中心を結ぶ直線と、四角形のマーク73A,73Bの中心を結ぶ直線とが直交または実質的に直交するような配置になっている。
【0055】
この非接触式データキャリア12では、アンテナコイル75と、マーク71A,71Bとを絶縁性のレジスト材料による絶縁膜(絶縁層)で覆い、端子72A,72Bおよびマーク73A,73Bを露出させて部材78を接続してもよく、さらには端子72A,72Bのうち、部材78との接続部分のみを露出させ、他の部分を絶縁膜で覆うようにしてもよい。
【0056】
円形のマーク71A,71Bは、部材78をフリップチップ実装する場合に、位置合わせ用に用いられる。例えば、フリップチップボンダ等の実装装置により部材78を実装する場合に、マーク71A,71Bを撮影して画像処理することで、正確な位置に実装することができる。
また、部材78の実装では、四角形のマーク73A,73Bのうち一方のマークを用い、当該一方のマークおよび端子72A,72Bに部材78の表面電極を接合することで、部材78を3箇所で接合して安定性を向上可能である。
【0057】
図8は、本発明に係る非接触式データキャリア装置の第2の実施の形態を示す概略的な構成図である。この非接触式データキャリア装置20は、図の非接触式データキャリア装置10中の補助アンテナ14に対して保護層29を設けた構成である。なお、非接触式データキャリア装置20において、図の非接触式データキャリア装置10と同一構成部分には略同一符号を付しており、同一構成部分の説明を適宜省略する。
【0058】
この非接触式データキャリア装置20は、補助アンテナ24と、非接触式データキャリア装置12とを有する。非接触式データキャリア装置20内に設置する非接触式データキャリア12は、1枚に限らず複数枚設置することができる。
補助アンテナ24は、絶縁基材21と、アンテナコイル15と、容量パターン8と、部材17と、保護層29と、絶縁性のポケット28とを有する。
最内周の線パターン16Aの端子と最外周の線パターン16Cの端子とは、配線13を介して部材17に接続されており、配線13と線パターン16Aの間には、共振周波数を調整するための容量パターン8と部材17を有するのも第1の実施の形態の場合と同様である。
【0059】
図9は、図8の非接触式データキャリア装置を非接触式データキャリアを縦断する部分で縦方向に切断した場合の概略的な要部拡大断面図である。
補助アンテナ24の絶縁基材21上の線パターン16A〜16Cは、保護層29により覆われており、ポケット28には、絶縁基材21の表面に接するように非接触式データキャリア12が収納されている。ポケット28により、非接触式データキャリア12を容易に出し入れできるようになっている。ポケット28は保護層29に開口を設ける等により形成する。
【0060】
第2の実施の形態における非接触式データキャリア装置20のアンテナコイル15や容量パターン8の形成は、第1の実施の形態の場合と同一の条件で製造できる。ただし、第2の実施の形態では保護層29を設けるので、絶縁基材21と同等か薄層であって非接触式データキャリア12を保持することができる強度を有する材料を積層してラミネートする加工が必要になる。保護層29の材料としては、ポリエチレンやポリプロピレンあるいはPETや紙等を使用することができる。
容量パターン8の導電性パターン8u,8dは、絶縁基材21の両面にパターン形成されている。
【0061】
図10は、本発明に係る非接触式データキャリア装置の第3の実施の形態を示す概略的な構成図である。この非接触式データキャリア装置30は、図の非接触式データキャリア装置10中の補助アンテナ14に対して補助アンテナ34を絶縁基材31に直接印刷して形成したものである。絶縁基材31としては、紙、ダンボール等の絶縁基材を使用することができる。さらに補助アンテナ上に保護層39を設けた構成とすることもできる。紙、ダンボール等は吸湿している場合は、絶縁基材とは言えないので、乾燥した絶縁性であることを前提とし、表面に絶縁性の塗膜を設ける等の処理がされていればなお好ましい。なお、非接触式データキャリア装置30において、図の非接触式データキャリア装置10と同一構成部分には同一符号を付しており、同一構成部分の説明を適宜省略する。
【0062】
非接触式データキャリア装置30は、補助アンテナ34と、非接触式データキャリア12とを有する。非接触式データキャリア装置30内に設置する非接触式データキャリア12は、1枚に限らず複数枚設置することができる。
補助アンテナ34は、紙、ダンボール等の絶縁基材31と、アンテナコイル15と、容量パターン8と、部材17と、必要により保護層39と、絶縁性のポケット38とを有する。
【0063】
最外周の線パターン16Cの端部と部材17の接続部とは、配線13を介して接続されており、配線13と線パターン16Aの端部間には、共振周波数を調整するための容量パターン8と、部材17とを有するのも第1、第2の実施の形態の場合と同様である。
【0064】
第3の実施の形態における非接触式データキャリア装置30のアンテナコイル15や容量パターン8の形成は、前記した紙、ダンボール等の絶縁基材31の表面に、カーボンやアルミペーストを含有する導電性の印刷インキでアンテナコイル15や容量パターン8を印刷することにより形成する。
【0065】
紙、ダンボール等は剛性があり、ある程度厚みのあるものを前提としているのでその両面に容量パターンを形成してもコンデンサを形成できない。
そこで、紙、ダンボール等の絶縁基材31の表面に積層して導電性パターンを印刷することにより行う。この場合は、まず表面に導電性の印刷インキで下層側の導電性パターン8dを印刷した後、当該導電性パターンの全体を覆う絶縁性の印刷インキによる絶縁皮膜18を印刷し、当該印刷インキ絶縁皮膜上に上層側の導電性パターン8uを導電性インキで印刷することにより容量パターン8を形成する。
容量パターンに導く導線9や配線13も同様にして形成することができる。
【0066】
図11は、図10の非接触式データキャリア装置を非接触式データキャリアを縦断する部分で縦方向に切断した場合の概略的な要部拡大断面図である。
補助アンテナ34の絶縁基材31の上面と、この上面に印刷された線パターン16A〜16Cは、保護層39により覆われており、ポケット38には、非接触式データキャリア12が収納されている。ポケット38により、非接触式データキャリア12を容易に出し入れできるようになっている。
容量パターン8の導電性パターン8u,8dは、絶縁皮膜18を介して印刷して形成されている。
【0067】
図12は、図10の非接触式データキャリア装置20を取り付けた段ボール箱を例示する説明図である。
図12(A)では、段ボール箱41の4つの側面のうち1つの側面44に対し、非接触式データキャリア装置20が貼付されている。
段ボール箱41の上面には段ボール42A,42Bが折り畳まれている。前記側面44の段ボールは、段ボール42Aに隣接しており、段ボール42A,42B間の間隙42Cに対して平行または略平行になっている。側面43の段ボールは、側面44の段ボールに隣接しており、段ボール42A,42B間の間隙42Cに対して垂直または略垂直になっている。
【0068】
図12(B)では、段ボール箱51の4つの側面のうち1つの側面53に対し、非接触式データキャリア装置30の補助アンテナ34が直接印刷されている。非接触式データキャリア12は補助アンテナ34に設けたポケット内に収容されている。
段ボール箱51の上面には段ボール52A,52Bが折り畳まれている。側面54の段ボールは、段ボール52Aに隣接しなおり、段ボール52A,52B間の間隙52Cに対して平行または略平行になっている。側面53の段ボールは、側面54の段ボールに隣接しなおり、段ボール52A,52B間の間隙52Cに対して垂直または略垂直になっている。
【0069】
図13は、非接触式データキャリア装置を用いた物流システムを例示する説明図である。
この物流システム50は、ベルトコンベア55と、このベルトコンベア55に搭載された段ボール箱51と、非接触式データキャリア装置30と、柱59に設置されたリーダライタ58とを有する。
【0070】
段ボール箱51の側面には、非接触式データキャリア装置30が貼付または直接印刷されている。非接触式データキャリア装置20であってもよい。
この段ボール箱51は、ベルトコンベア55により矢印55Aの方向に移動し、非接触式データキャリア装置30は、リーダライタ58との通信距離の範囲外から範囲内に移動し、リーダライタ58との無線通信を行う。
リーダライタ58は、非接触式データキャリア装置30との無線通信を行い、非接触式データキャリア12から段ボール箱51の出荷先等の情報を読み取り、読み取った情報を不図示のコンピュータに供給する。
非接触式データキャリア装置30が複数枚の非接触式データキャリア12を保持する場合は、リーダライタはデータキャリアの識別コードにより必要な非接触式データキャリアを識別して当該データキャリアだけから出荷先等の目的の情報を取得することができる。
【0071】
段ボール箱51は、ベルトコンベア55により矢印55Aの方向にさらに移動し、非接触式データキャリア装置30は、リーダライタ58との通信距離の範囲外に移動する。
【0072】
上記の物流システム50では、非接触式データキャリア装置30とリーダライタ58とを通信距離の範囲内に近づける必要がある。
非接触式データキャリア装置30の通信距離は、補助アンテナ34がない場合の非接触式データキャリア12の通信距離よりも大きいので、非接触式データキャリア12のみを側面に貼付した段ボール箱の場合に比べて、ベルトコンベア55と柱59との距離を大きくすることができ、段ボール箱51の搭載位置の自由度を広げることができる。
【0073】
図14は、非接触式データキャリア装置を収納したカバンを例示する説明図である。
このカバン61には、非接触式データキャリア装置20が収納されている。
非接触式データキャリア装置20内の非接触式データキャリア12は、定期券として使用される。
【0074】
図15は、非接触式データキャリア装置を用いた自動改札システムを例示する説明図である。この自動改札システム60は、自動改札機69と、非接触式データキャリア装置20とを有する。非接触式データキャリア装置20は、カバン61に収納さている。自動改札機69の側面66にはリーダライタ68が設置されている。
【0075】
自動改札システム60の利用者は、改札口を通過する場合に、カバン61を自動改札機69のリーダライタ68に近づける。
非接触式データキャリア装置20は、リーダライタ68との通信距離の範囲外から範囲内に移動し、リーダライタ68との無線通信を行う。
リーダライタ68は、非接触式データキャリア装置20との無線通信を行い、定期券の有効期限等の情報を非接触式データキャリア12から読み取り、前記情報に基づいて自動改札機69は不図示のゲートを開閉する。
非接触式データキャリア装置20が複数枚の非接触式データキャリア12を保持する場合は、リーダライタはデータキャリア12の識別コードにより必要な非接触式データキャリアを識別して当該データキャリアだけから有効期限等の目的の情報を取得することになる。
【0076】
上記の自動改札システム60では、非接触式データキャリア装置20とリーダライタ68とを通信距離の範囲内に近づける必要がある。
非接触式データキャリア装置20の通信距離は、補助アンテナ24がない場合の非接触式データキャリア12の通信距離よりも大きいので非接触式データキャリア装置20とリーダライタ68との距離を大きくすることができ、利用者は、非接触式データキャリア12をカバン61から取り出す手間を省くことができる。
【0077】
なお、上記実施の各形態は本発明の例示であり、本発明は上記各実施の形態に限定されない。
【0078】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、非接触式データキャリアおよび補助アンテナを有し、非接触式データキャリアの通信距離を拡大可能であって、共振周波数を調整(チューニング)可能な非接触式データキャリア装置と、この非接触式データキャリア装置で使用可能な補助アンテナを提供することができる。
これにより、通信条件を最適に調整できるので通信距離を拡大でき、宅配便の仕分け等の荷扱いを容易にし、交通機関における改札業務を円滑化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 物流システムを例示する説明図である。
【図2】 自動改札システムを例示する説明図である。
【図3】 本発明に係る非接触式データキャリア装置の第1の実施の形態を示す概略的な構成図である。
【図4】 図3の非接触式データキャリア装置を非接触式データキャリアを縦断する部分で縦方向に切断した場合の概略的な要部拡大断面図である。
【図5】 図3中の補助アンテナのアンテナコイルの両端と容量パターン付近を拡大した要部拡大図である。
【図6】 図3中の非接触式データキャリアを示す概略的な構成図である。
【図7】 図6中のアンテナコイルの両端付近を拡大した部分拡大図である。
【図8】 本発明に係る非接触式データキャリア装置の第2の実施の形態を示す概略的な構成図である。
【図9】 図8の非接触式データキャリア装置を非接触式データキャリアを縦断する部分で縦方向に切断した場合の概略的な要部拡大断面図である。
【図10】 本発明に係る非接触式データキャリア装置の第3の実施の形態を示す概略的な構成図である。
【図11】 図10の非接触式データキャリア装置を非接触式データキャリアを縦断する部分で縦方向に切断した場合の概略的な要部拡大断面図である。
【図12】 図10の非接触式データキャリア装置を取り付けた段ボール箱を例示する説明図である。
【図13】 非接触式データキャリア装置を用いた物流システムを例示する説明図である。
【図14】 非接触式データキャリア装置を収納したカバンを例示する説明図である。
【図15】 非接触式データキャリア装置を用いた自動改札システムを例示する説明図である。
【符号の説明】
8 容量パターン
8u,8d 導電性パターン
9 導線
10,20,30 非接触式データキャリア装置
11,21,31 絶縁基材(第1の絶縁基材)
12 非接触式データキャリア
13 配線
14,24,34 補助アンテナ
15 アンテコイル(第1のアンテナコイル)
16A〜16C,76I 線パターン
17 部材(第1の部材)
18 絶縁皮膜
19 端子
28,38 ポケット
29,39 保護層
41,51,151 段ボール箱
42A,42B,52A,52B 段ボール
42C,52C 間隙
43,44,53,54,66,153 側面
50,150 物流システム
55,155 ベルトコンベア
58,68,158,168 リーダライタ
59,159 柱
60,160 自動改札システム
61 カバン
69,169 自動改札機
71 絶縁基材(第2の絶縁基材)
75 アンテナコイル(第2のアンテナコイル)
78 部材(第2の部材)
112 非接触式データキャリア
167 上面。

Claims (12)

  1. 非接触式データキャリアと、前記非接触式データキャリアの通信距離を拡大する補助アンテナとを有する非接触式データキャリア装置であって、
    前記補助アンテナは、絶縁基材の表面に形成された第1のアンテナコイルと、前記第1のアンテナコイルに接続された第1の部材と、第1のアンテナコイルの内側に前記非接触式データキャリアを収納する絶縁性のポケットとを有し、前記第1のアンテナコイルおよび前記第1の部材は、前記非接触式データキャリアからの送信信号に対して共振を起こす共振回路を構成しており、さらに前記第1のアンテナコイルは、共振周波数を調整するための複数のパターンに分割された容量パターンを有するものであり、
    前記非接触式データキャリアは、絶縁基材の表面に形成された第2のアンテナコイルを有し、該第2のアンテナコイルのうち前記記第1のアンテナコイルに近接する部分と第1のアンテナコイルの一部とが、前記非接触式データキャリアが前記ポケットに収納された際に並行または略並行するようにされており、その状態で前記第1の共振回路を介してリーダライタとの通信を行う、
    ことを特徴とする非接触式データキャリア装置。
  2. 第1の部材がICチップまたはコンデンサである請求項1に記載の非接触式データキャリア装置。
  3. 前記第1のアンテナコイルが囲む領域と前記第2のアンテナコイルが囲む領域とが重なるように、前記補助アンテナおよび前記非接触式データキャリアが配置されており、前記補助アンテナの絶縁基材のうち前記第1のアンテナコイルの形成面と、前記非接触式データキャリアの絶縁基材のうち前記第2のアンテナコイルの形成面とが、並行または略並行である請求項1または2に記載の非接触式データキャア装置。
  4. 複数枚の非接触式データキャリアを収納できる請求項1〜3の何れか1の請求項に記載の非接触式データキャリア装置
  5. 前記非接触式データキャリアの絶縁基材は、カードサイズまたは名刺サイズと同一または略同一であり、前記第1のアンテナコイルの最内周と、前記第2のアンテナコイルの最外周との最短距離は、2cm以下である請求項1〜4の何れか1の請求項に記載の非接触式データキャア装置。
  6. 前記非接触式データキャリアの絶縁基材は、カードサイズまたは名刺サイズと同一または略同一であり、前記第1のアンテナコイルの最外周と、前記第2のアンテナコイルの最外周との最短距離は、2cm以下である請求項1〜4の何れか1の請求項に記載の非接触式データキャア装置。
  7. 前記補助アンテナの絶縁基材は、硬質のプラスチック樹脂基材である請求項1〜6の何れか1の請求項に記載の非接触式データキャア装置。
  8. 前記補助アンテナの絶縁基材は、絶縁性の紙、ダンボール基材である請求項1〜6の何れか1の請求項に記載の非接触式データキャア装置。
  9. 前記非接触式データキャリアは、前記第2のアンテナコイルに接続された第2の部材をさらに有し、前記第2のアンテナコイルおよび前記第2の部材は、第2の共振回路を構成しており、前記第1および第2の共振回路の共振周波数は、同一または略同一である請求項1〜の何れか1の請求項に記載の非接触式データキャア装置。
  10. 非接触式データキャリアの通信距離を拡大する補助アンテナであって、
    絶縁基材の表面に形成されたアンテナコイルと、前記アンテナコイルに接続されたICチップまたはコンデンサと、アンテナコイルの内側に前記非接触式データキャリアを収納する絶縁性のポケットとを有し、前記アンテナコイルおよび前記ICチップまたはコンデンサは、前記非接触式データキャリアからの送信信号に対して共振を起こす共振回路を構成しており、さらに前記補助アンテナのアンテナコイルは、共振周波数を調整するための複数のパターンに分割された容量パターンを有するものであり、前記非接触式データキャリアが前記ポケットに収納された際に、非接触式データキャリアのアンテナコイルのうち前記補助アンテナのアンテナコイルに近接する部分と補助アンテナのアンテナコイルの一部とが、並行または略並行するようにされている、ことを特徴とする補助アンテナ。
  11. 前記補助アンテナの絶縁基材は、硬質のプラスチック樹脂基材である請求項10に記載の補助アンテナ。
  12. 前記補助アンテナの絶縁基材は、絶縁性の紙、ダンボール基材である請求項10に記載の補助アンテナ。
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