JP6172137B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、RFID通信等の電磁界結合を利用した通信に用いるアンテナ装置に関する。
現在、各種の非接触ICを用いた近接型の通信システムが、各種分野で広く利用されている。このような通信システムでは、例えば非接触ICカードや非接触ICタグ等とカードリーダとを所定距離内に近づけることで近距離無線通信が行われる。そして、データキャリアである無線通信用ICとアンテナとを一体化したモジュールを備える構造の非接触ICカードや非接触ICタグ等が各種考案されている。
例えば、特許文献1には、無線通信用ICと、それに接続された給電コイルとを有する電磁結合モジュールと、絶縁性基材の第1主面に沿って巻回する第1コイル電極および第1主面に対向する第2主面に沿って巻回する第2コイル電極を有するアンテナを備えるアンテナモジュールが記載されている。
上記アンテナは、第1コイル電極と第2コイル電極のコイル開口を電磁結合モジュールの給電コイルのコイル開口より大きく形成することができ、そのことで、通信相手側(カードリーダ側)のアンテナコイルと鎖交する磁束を多くできる。すなわち上記アンテナは電磁結合モジュールに対するブースターアンテナとして作用する。
特許第4788850号公報
ブースターアンテナと電磁結合モジュール(RFICモジュール)の給電コイルとの結合度は、ブースターアンテナを介して無線通信用IC(RFIC素子)が受け取ることのできる磁界エネルギーの量に関わるため、できる限り高くすることが好ましい。この結合度を高くすることにより、通信システムにおける通信距離を大きくすることができる。上記結合度を高くするため、特許文献1では、電磁結合モジュール(RFICモジュール)の給電コイルと電磁界結合するブースターアンテナの結合部の巻回数を多くして、電磁結合モジュール(RFICモジュール)の給電コイルが上記結合部に重なるように搭載されている。
上記ブースターアンテナおよびRFICモジュール(RFIC素子、およびそれに接続された給電コイル)の共振周波数は、通信周波数に定められる。しかし、特許文献1に示されるような構成では、ブースターアンテナの結合部に対するRFICモジュールの搭載位置がずれると、ブースターアンテナの結合部と給電コイルとの間に発生する容量や上記結合度が変化してしまう。上記共振周波数は回路に存在するインダクタンス(誘導性リアクタンス)と容量(容量性リアクタンス)によって定まる。そのため、ブースターアンテナの結合部と給電コイルとの間に発生する容量や上記結合度が変化することにより、ブースターアンテナおよびRFICモジュール(RFIC素子、およびそれに接続された給電コイル)の共振周波数は変動してしまう。したがって、これらの共振周波数が通信に使用する通信周波数からずれるため、通信システムにおける通信距離が低下する。
本発明の目的は、ブースターアンテナ(LC共振回路)およびRFICモジュール(RFIC素子、およびそれに接続された給電コイル)の共振周波数の変動を抑制して、通信システムにおける通信距離の低下を抑制することのできるアンテナ装置を提供することにある。
(1)本発明のアンテナ装置は、
RFIC素子と、
前記RFIC素子に接続される給電コイルと、
第1大径ループ状導体と、前記第1大径ループ状導体の端部に接続される第1小径ループ状導体とを有する第1コイル導体と、
前記第1大径ループ状導体に対向して配置される第2大径ループ状導体と、前記第1小径ループ状導体に対向して配置され、前記第2大径ループ状導体の端部に接続される第2小径ループ状導体とを有する第2コイル導体と、
を備え、
前記第1大径ループ状導体は、平面視で、前記第2大径ループ状導体の巻回方向とは逆方向に巻回され、
前記第1小径ループ状導体は、巻回数が1であり、かつ、平面視で前記第1大径ループ状導体の形成領域内に配置され、
前記第2小径ループ状導体は、巻回数が1であり、かつ、平面視で前記第2大径ループ状導体の形成領域内に配置され、
前記第1コイル導体および前記第2コイル導体は、前記第1コイル導体および前記第2コイル導体のインダクタンスと前記第1コイル導体および前記第2コイル導体の間に発生する容量とで、ブースターアンテナを構成し、
前記給電コイルは、平面視で、前記第1小径ループ状導体の形成領域内および前記第2小径ループ状導体の形成領域内に配置され、前記第1小径ループ状導体および前記第2小径ループ状導体と磁界を介して結合することを特徴とする。
この構成により、第1小径ループ状導体および第2小径ループ状導体と給電コイルとの間に発生する相互インダクタンスを小さくできる。そのため、第1小径ループ状導体および第2小径ループ状導体に対して給電コイルの搭載位置に多少のずれがあっても、相互インダクタンスの変動は小さい。その結果、ブースターアンテナ(LC共振回路)の共振周波数の変動や、RFIC素子およびそれに接続される給電コイルの共振周波数の変動が抑制できる。
(2)前記第1大径ループ状導体および前記第2大径ループ状導体は、巻回数がそれぞれ1であることが好ましい。この構成では、第1大径ループ状導体および第2大径ループ状導体の巻回数が少ないため、コイルの開口部を広く確保しつつ、第1大径ループ状導体および第2大径ループ状導体の線幅を広く形成することができる。したがって、互いに対向して配置される第1大径ループ状導体と第2大径ループ状導体との間で位置ずれが生じても、第1大径ループ状導体と第2大径ループ状導体との間に発生する容量(キャパシタンス)の変動は抑制される。そのため、第1コイル導体と第2コイル導体とで構成されるブースターアンテナ(LC共振回路)の共振周波数の変動が抑制される。
(3)前記第1小径ループ状導体は、平面視で、前記第1大径ループ状導体の巻回方向と同方向に巻回され、前記第2小径ループ状導体は、平面視で、前記第2大径ループ状導体の巻回方向と同方向に巻回されることが好ましい。この構成により、第1小径ループ状導体および第2小径ループ状導体に流れる電流は、第1大径ループ状導体および第2大径ループ状導体と同じ方向になる。したがって、第1小径ループ状導体および第2小径ループ状導体に発生する磁界によって、第1コイル導体および第2コイル導体の磁界が打ち消されない。そのため、第1コイル導体および第2コイル導体の実効的なコイル開口部の面積を広く確保することができ、通信距離を大きくすることができる。
(4)前記RFIC素子および前記給電コイルは、これらがワンチップ化されたRFICモジュールとして構成されることが好ましい。この構成では、RFIC素子と、RFIC素子に接続された給電コイルを有するRFICモジュールを容易に構成できる。また、RFIC素子と給電コイルとの間の電気的接続の信頼性を高めることができる。
(5)前記RFICモジュールは、複数の基材層を積層してなる積層体を備え、前記給電コイルは、前記積層体の内部に形成される構造とすることができる。
(6)第1主面および第2主面を有する基材シートをさらに備え、前記第1コイル導体は、前記基材シートの前記第1主面に形成され、前記第2コイル導体は、前記基材シートの前記第2主面に形成され、前記RFICモジュールは、前記基材シートの表面または内部に配置されることが好ましい。この構成により、第1コイル導体および第2コイル導体が容易に形成でき、ブースターアンテナ(LC共振回路)を容易に構成できる。
(7)前記第1小径ループ状導体、前記第2小径ループ状導体および前記給電コイルは、平面視で、巻回軸が同一軸上に配置されることが好ましい。この構成により、第1コイル導体および第2コイル導体と給電コイルとの間の結合度を高めることができ、通信距離を大きくすることができる。
本発明によれば、ブースターアンテナ(LC共振回路)およびRFICモジュールの共振周波数の変動を抑制し、かつ、通信システムにおける通信距離を大きくすることのできるアンテナ装置を実現できる。
図1(A)は第1の実施形態に係るアンテナ装置101の外観斜視図であり、図1(B)はアンテナ装置101のコイル導体およびRFICモジュールを示す分解斜視図である。 図2(A)は第1の実施形態に係るアンテナ装置101の平面図であり、図2(B)はアンテナ装置101におけるRFICモジュールの実装部分を示した平面詳細図である。 図3(A)は第1大径ループ状導体および第2大径ループ状導体の形成領域を示す平面図であり、図3(B)は第1小径ループ状導体および第2小径ループ状導体の形成領域を示す図である。 図4(A)は第1の実施形態に係るアンテナ装置101の断面図であり、図4(B)はアンテナ装置101におけるRFICモジュールの実装部分を示した断面詳細図である。 図5は、第1の実施形態に係るアンテナ装置101の動作原理を示す分解斜視図である。 図6は、第1の実施形態に係るアンテナ装置101の等価回路図である。 図7(A)は第2の実施形態に係るアンテナ装置102の外観斜視図であり、図7(B)は、図7(A)におけるA−A断面図である。
以降、図を参照していくつかの具体的な例を挙げて、本発明を実施するための複数の形態を示す。各図中には同一箇所に同一符号を付している。各実施形態は例示であり、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能である。
《第1の実施形態》
第1の実施形態に係るアンテナ装置について、各図を参照して説明する。図1(A)は第1の実施形態に係るアンテナ装置101の外観斜視図であり、図1(B)はアンテナ装置101のコイル導体およびRFICモジュールを示す分解斜視図である。図2(A)は第1の実施形態に係るアンテナ装置101の平面図であり、図2(B)はアンテナ装置101におけるRFICモジュールの実装部分を示した平面詳細図である。
アンテナ装置101は、RFICモジュール10と、基材シート1と、第1コイル導体L1と、第2コイル導体L2とを備える。このアンテナ装置101は、HF帯をキャリア周波数帯とするカードサイズのRFIDタグ(ICカード)として構成されている。
RFICモジュール10は、RFIC素子40と、複数の基材層を積層してなる積層体20と、給電コイル30とを有する。給電コイル30は、積層体20の内部に形成され、RFIC素子40に接続される。なお、本実施形態においてRFICモジュール10は、RFIC素子40および給電コイル30がワンチップ化された構成である。
基材シート1は、樹脂等の絶縁性材料からなる矩形状の平板であり、第1主面および第2主面を有する。第1コイル導体L1は、基材シート1の第1主面に沿って形成され、第1大径ループ状導体L1aと第1小径ループ状導体L1bとを有する。第2コイル導体L2は、基材シート1の第2主面に沿って形成され、第2大径ループ状導体L2aと第2小径ループ状導体L2bとを有する。第1コイル導体L1および第2コイル導体L2は、例えばCu箔のエッチング等によりパターニングされたものである。
図3(A)は第1大径ループ状導体および第2大径ループ状導体の形成領域を示す平面図であり、図3(B)は第1小径ループ状導体および第2小径ループ状導体の形成領域を示す図である。図3(A)における大径ループ状導体形成領域Lleは、平面視で第1大径ループ状導体の形成領域、および平面視で第2大径ループ状導体の形成領域を示している。図3(B)における小径ループ状導体形成領域Lseは、平面視で第1小径ループ状導体および第2小径ループ状導体の形成領域を示している。
第1大径ループ状導体L1aは基材シート1の縁周端に沿ってループ状に形成される導体パターンであり、第1大径ループ状導体L1aの第1端E11は第1小径ループ状導体L1bに接続されている。また、第1大径ループ状導体L1aは、図1に示すように、第1大径ループ状導体L1aの第2端E12から第1端E11に向かって右回り(時計回り)に巻回している。第1大径ループ状導体L1aは、基材シート1の第1主面の略全周に沿って略一周しているため、実質的な巻回数は1である。
第1小径ループ状導体L1bは、第1大径ループ状導体L1aのループ状の導体パターンよりも小さな内外径のループ状に形成される導体パターンであり、第1大径ループ状導体L1aから延伸するように形成される。第1小径ループ状導体L1bは、矩形状の基材シート1の角部(図1における右下の角部)に配置されている。言い換えると、第1小径ループ状導体L1bは、基材シート1の第1主面の略全周に沿って略一周される第1大径ループ状導体L1aの形成領域Lle内に配置される。また、第1小径ループ状導体L1bは、図1等に示すように、基材シート1の第1主面に沿って、第1大径ループ状導体L1aの第1端E11から右回り(時計回り)に巻回して略一周している。したがって、第1小径ループ状導体L1bは、平面視で、第1大径ループ状導体L1aの巻回方向と同方向に巻回されており、実質的な巻回数(つまり、ターン数。以下同じ)は1である。
第2大径ループ状導体L2aは基材シート1の縁周端に沿ってループ状に形成される導体パターンであり、第2大径ループ状導体L2aの第1端E21は第2小径ループ状導体L2bに接続されている。また、第2大径ループ状導体L2aは、図1に示すように、第2大径ループ状導体L2aの第2端E22から第1端E21に向かって左回り(反時計回り)に巻回している。したがって、第2大径ループ状導体L2aは、平面視で、第1大径ループ状導体L1aの巻回方向とは逆方向に巻回している。また、第2大径ループ状導体L2aは、基材シート1の第2主面の略全周に沿って略一周しているため、実質的な巻回数は1である。
第2小径ループ状導体L2bは、第2大径ループ状導体L2aのループ状の導体パターンよりも小さな内外径のループ状に形成される導体パターンであり、第2大径ループ状導体L2aから延伸するように形成される。第2小径ループ状導体L2bは、矩形状の基材シート1の角部(図1における右下の角部)に配置されている。言い換えると、第2小径ループ状導体L2bは、基材シート1の第2主面の略全周に沿って略一周される第2大径ループ状導体L2aの形成領域Lle内に配置される。また、第2小径ループ状導体L2bは、図1等に示すように、基材シート1の第2主面に沿って、第2大径ループ状導体L2aの第1端E21から右回り(時計回り)に巻回して略一周している。したがって、第2小径ループ状導体L2bは、平面視で、第2大径ループ状導体L2aの巻回方向と同方向に巻回されており、実質的な巻回数は1である。
これら、第1大径ループ状導体L1aおよび第2大径ループ状導体L2aが、後に詳述するように、ブースターアンテナ(LC共振回路)のアンテナ部APとして通信相手側と主に磁界を介する通信に寄与する。また、第1小径ループ状導体L1bおよび第2小径ループ状導体L2bが、後に詳述するように、ブースターアンテナ(LC共振回路)の結合部CPとしてRFICモジュール10の給電コイル30と主に磁界を介する結合に寄与する。
図4(A)は第1の実施形態に係るアンテナ装置101の断面図であり、図4(B)はアンテナ装置101におけるRFICモジュールの実装部分を示した断面詳細図である。図4では、図および原理を分かりやすくするために、アンテナ装置101の構造を簡略化して図示している。
図4に示すように、第2大径ループ状導体L2aは、基材シート1を挟んで第1大径ループ状導体L1aに対向して配置され、平面視で第1大径ループ状導体L1aと略重なる。そのため、第1大径ループ状導体L1aと第2大径ループ状導体L2aとの間には、容量が発生する。第2小径ループ状導体L2bは、基材シート1を挟んで第1小径ループ状導体L1bに対向して配置され、平面視で第1小径ループ状導体L1bと略重なる。そのため、第1小径ループ状導体L1bと第2小径ループ状導体L2bとの間には、容量が発生する。
また、RFICモジュール10は、図1から図3に示すように、平面視で、大径ループ状導体形成領域Lse内に配置されている。さらに、第1小径ループ状導体L1b、第2小径ループ状導体L2bおよびRFICモジュール10の給電コイル30は、平面視で、巻回軸が同一軸上になるように配置されている。第1小径ループ状導体L1bおよび第2小径ループ状導体L2bは、給電コイル30と磁界を介して結合する結合部CPを構成する。
また、RFICモジュール10は、基材シート1の内部に配置されている。このようなRFICモジュール10は、例えば次の工程で基材シート1に実装される。
まず、下部保持シート2の主面にRFICモジュール10を実装し、基材シート1にRFICモジュール10を実装するための孔を設ける。次に、RFICモジュール10が孔に収まるように、RFICモジュール10が実装された下部保持シート2を、基材シート1の第2主面に貼付する。次に、基材シート1の孔にある空隙部分に樹脂5を充填した後、上部保持シート3を貼付する(封止する)。
なお、RFIC素子40は、給電コイル30を有する積層体20の上部に実装する構成に限るものではない。給電コイル30が、平面視で小径ループ状導体形成領域Lse内に配置され、RFIC素子40は、小径ループ状導体形成領域Lse外に配置される構成であってもよい。
図5は、第1の実施形態に係るアンテナ装置101の動作原理を示す分解斜視図であり、RFICモジュール10の給電コイルと第1コイル導体L1および第2コイル導体L2との結合の仕方を示している。図6は、第1の実施形態に係るアンテナ装置101の等価回路図である。
図5に示すように、RFICモジュール10の給電コイルに流れる電流i0によって第1小径ループ状導体L1bに電流i1bが誘起される。すなわち、給電コイルと第1小径ループ状導体L1bとが近接する部分で、電流i0によって第1小径ループ状導体L1bに電流i0を打ち消す方向(図5における反時計回り)の電流i1bが流れる。第1小径ループ状導体L1bは第1大径ループ状導体L1aの一端に接続されるため、この電流i1bは第1大径ループ状導体L1aにも流れる(図5中の電流i1a)。電流i1aと電流i1bの値は等しい。
また、RFICモジュール10の給電コイルに流れる電流i0によって第2小径ループ状導体L2bに電流i2bが誘起される。すなわち、給電コイルと第2小径ループ状導体L2bとが近接する部分で、電流i0によって第2小径ループ状導体L2bに電流i0を打ち消す方向(図5における反時計回り)の電流i2bが流れる。第2小径ループ状導体L2bは第2大径ループ状導体L2aの一端に接続されるため、この電流i2bは第2大径ループ状導体L2aにも流れる(図5中の電流i2a)。なお、電流i2aと電流i2bの値は等しい。
図5に示すように、RFICモジュール10の給電コイルに流れる電流i0によって誘起された電流(i1a,i1b)と電流(i2a,i2b)とは、同方向(図5における反時計回り)である。ただし、第1小径ループ状導体L1bは、第2小径ループ状導体L2bの巻回方向とは逆方向に巻回されており、第1大径ループ状導体L1aは、第2大径ループ状導体L2aの巻回方向とは逆方向に巻回されている。そのため、第1小径ループ状導体L1bと第2小径ループ状導体L2bとの間には容量が発生し(図5における容量Cb)、第1大径ループ状導体L1aと第2大径ループ状導体L2aとの間には容量が発生する(図5における容量Ca)。
なお、第1コイル導体L1と第2コイル導体L2との間に発生する容量Ca,Cb(キャパシタンス)は、基材シート1の材料や厚みを変更することにより、所望の値になるよう設計可能である。また、基材シート1の材質はPET(polyethylene-terephthalate)などの有機シートや絶縁性の接着剤だけでなく、紙であってもよい。
第1コイル導体L1および第2コイル導体L2は、図6に示すように、第1コイル導体L1および第2コイル導体L2のインダクタンス(L1a,L1b,L2a,L2b)と、第1コイル導体L1および第2コイル導体L2との間に発生する容量(第1大径ループ状導体L1aと第2大径ループ状導体L2aとの間に発生する容量Ca、および第1小径ループ状導体L1bと第2小径ループ状導体L2bとの間に発生する容量Cb)とで、ブースターアンテナ50(LC共振回路)を構成する。このブースターアンテナ50の共振周波数は、RFIDシステムの通信周波数と実質的に等しい周波数(例えば13.56MHz)となるように選定される。
本実施形態に係るアンテナ装置101では、RFICモジュール10の給電コイル30のコイル外径が、第1小径ループ状導体L1bおよび第2小径ループ状導体L2bのコイル内径よりも小さい。また、給電コイル30は、平面視で、小径ループ状導体形成領域Lse内に配置される。つまり、第1小径ループ状導体L1bおよび第2小径ループ状導体L2bが給電コイル30を周回し、給電コイル30の全方位が第1小径ループ状導体L1bおよび第2小径ループ状導体L2bに囲まれる構成となる。そのため、給電コイル30の全体が、第1小径ループ状導体L1bおよび第2小径ループ状導体L2bと高い結合度で磁界結合する。したがって、ブースターアンテナ50(LC共振回路)を介してRFICモジュール10は通信相手側アンテナから高効率で磁界エネルギーを受け取ることができる。
また、給電コイル30は、平面視で、第1小径ループ状導体L1bおよび第2小径ループ状導体L2bとは重ならないため、第1小径ループ状導体L1bおよび第2小径ループ状導体L2bと給電コイル30との間に発生する容量を抑制できる。
なお、給電コイル30の形状は、全方位が第1小径ループ状導体L1bおよび第2小径ループ状導体L2bに囲まれた構成とするために、第1小径ループ状導体L1bおよび第2小径ループ状導体L2bと類似の形状とすることが好ましい。
本実施形態に係るアンテナ装置101では、給電コイル30の全方位が第1小径ループ状導体L1bおよび第2小径ループ状導体L2bに囲まれる構成となるため、結合部CPと給電コイル30との間の結合度KCPは高い。一般に、結合度KCPが高いと高効率で磁界エネルギーを受け取ることができるが、同時に結合部CPと給電コイル30との間の相互インダクタンスMは大きくなる。この相互インダクタンスMが大きくなることで、ブースターアンテナ50全体のインダクタンス(L1a+L1b+L2a+L2b)が変化するため、ブースターアンテナ50の共振周波数は変化してしまう。
しかし、本実施形態に係るアンテナ装置101では、第1小径ループ状導体L1b、第2小径ループ状導体L2bのインダクタンスは小さい(第1コイル導体L1および第2コイル導体L2に必要なインダクタンスに対して相対的に小さい)。例えば、結合部CPのインダクタンス(L1b+L2b)は、ブースターアンテナ50全体のインダクタンス(L1a+L1b+L2a+L2b)の1/5以下である。そのため、第1小径ループ状導体L1bおよび第2小径ループ状導体L2bと給電コイル30とで生じる相互インダクタンスMは、第1コイル導体L1と第2コイル導体L2とで生じる全体の相互インダクタンスに対して相対的に小さい。
したがって、第1小径ループ状導体L1bおよび第2小径ループ状導体L2bに対して、RFICモジュール10(給電コイル30)の搭載位置が多少ずれたとしても、結合度KCPの変化による上記全体の相互インダクタンスの変動は小さい。その結果、ブースターアンテナ50(LC共振回路)およびRFICモジュール10(RFIC素子40およびそれに接続された給電コイル30)の共振周波数の変動は抑制できる。すなわち、RFICモジュール10(給電コイル30)の搭載位置のずれに対するブースターアンテナ50(LC共振回路)およびRFICモジュール10の共振周波数の変化率は小さくなる。
本発明のアンテナ装置の具体的なパラメータは下記の通りである。
・結合部CPと給電コイル30との間の結合度:KCP=0.1以上0.6以下
・(結合部CPのインダクタンス:L1b+L2b)≦(ブースターアンテナ50全体のインダクタンス:L1a+L1b+L2a+L2b)×1/5
・ブースターアンテナ50と給電コイル30との間の結合度:KAL=0.02以上0.1以下
本実施形態によれば、上記パラメータを有するアンテナ装置を容易に構成できる。なお、上記パラメータは実施例の一つであり、この数値に限定されるものではない。
本実施形態によれば次のような効果を奏する。
(a)第1小径ループ状導体L1bおよび第2小径ループ状導体L2bとRFICモジュール10の給電コイル30との間に発生する相互インダクタンスMを小さくできる。そのため、第1小径ループ状導体L1bおよび第2小径ループ状導体L2bに対するRFICモジュール10の給電コイル30の搭載位置に多少のずれがあっても、相互インダクタンスMの変動は小さく、結果的にブースターアンテナ50(LC共振回路)およびRFICモジュール10の共振周波数の変動が抑制できる。
(b)第1小径ループ状導体L1bが、平面視で、第1大径ループ状導体L1aの巻回方向と同方向に巻回され、第2小径ループ状導体L2bは、平面視で、第2大径ループ状導体L2aの巻回方向と同方向に巻回されている。この構成により、第1小径ループ状導体L1bに流れる電流i1bおよび第2小径ループ状導体L2bに流れる電流i2bは、第1大径ループ状導体L1aに流れる電流i1aおよび第2大径ループ状導体L2aに流れる電流i2aと同じ方向になる。したがって、第1小径ループ状導体L1bおよび第2小径ループ状導体L2bに発生する磁界によって、第1大径ループ状導体L1aおよび第2大径ループ状導体L2aに発生する磁界は打ち消されない。そのため、第1コイル導体L1および第2コイル導体L2の実効的なコイル開口部の面積を広く確保することができ、通信距離を大きくすることができる。
(c)本実施形態に係るアンテナ装置101では、給電コイル30が、平面視で、小径ループ状導体形成領域Lse内に配置される。そのため、第1小径ループ状導体L1bおよび第2小径ループ状導体L2bに対して、給電コイル30の搭載位置が多少ずれたとしても、結合度の急激な変化は抑制される。したがって、結合度の急激な変化による相互インダクタンスの変動を小さくでき、結果的にブースターアンテナ50(LC共振回路)およびRFICモジュール10の共振周波数の変動が抑制できる。
(d)本実施形態では、結合部CPを構成する第1小径ループ状導体L1bおよび第2小径ループ状導体L2bは線幅が広く形成されており、巻回数が1である。そのため、第1小径ループ状導体L1bおよび第2小径ループ状導体L2bの抵抗成分は低い。また、第1小径ループ状導体L1bおよび第2小径ループ状導体L2bの相互インダクタンスMbは小さい。
(e)本実施形態のアンテナ装置101は、第1大径ループ状導体L1aおよび第2大径ループ状導体L2aは線幅が広く形成されており、巻回数がそれぞれ1である。そのため、第1大径ループ状導体L1aおよび第2大径ループ状導体L2aの抵抗成分は低い。また、第1大径ループ状導体L1aおよび第2大径ループ状導体L2aの相互インダクタンスMaは小さい。さらに、第1大径ループ状導体L1aおよび第2大径ループ状導体L2aの巻回数が少ないため、コイルの開口部を広く確保できる。したがって、互いに対向して配置される第1大径ループ状導体L1aと第2大径ループ状導体L2aとの間で位置ずれが生じても、第1大径ループ状導体L1aと第2大径ループ状導体L2aとの間に発生する容量Ca(キャパシタンス)の変動は抑制される。そのため、第1コイル導体L1と第2コイル導体L2とで構成されるブースターアンテナ50(LC共振回路)の共振周波数の変動が抑制される。
(f)本実施形態では、第1コイル導体L1(第1大径ループ状導体L1a、第1小径ループ状導体L1b)および第2コイル導体L2(第2大径ループ状導体L2a、第2小径ループ状導体L2b)の巻回数はそれぞれ1である。そのため、同じ導体同士が隣り合うことがなく、線間容量の発生が抑制される。したがって、ブースターアンテナ50(LC共振回路)に水滴等が付着することによって発生する容量(キャパシタンス)の変化を抑制できるため、本発明のアンテナ装置は水滴等が付着する可能性の高い食料品のタグ等にも使用することができる。
(g)本実施形態では、結合部CP(第1小径ループ状導体L1bおよび第2小径ループ状導体L2b)が、平面視で大径ループ状導体形成領域Lle内に配置される。そのため、基材シート1に対するブースターアンテナ50(LC共振回路)のコイル開口部を大きく形成することができ、通信相手側のアンテナコイルと鎖交する磁束を多くできる。すなわち、通信距離を大きくすることができる。
(h)本実施形態に係るアンテナ装置101では、第1小径ループ状導体L1b、第2小径ループ状導体L2bおよび給電コイル30が、平面視で、巻回軸が同一軸上に配置される。そのため、第1コイル導体L1および第2コイル導体L2とRFICモジュール10との間の結合度を高めることができ、通信距離を大きくすることができる。
(i)本実施形態のRFICモジュール10は、複数の基材層を積層してなる積層体20を備え、給電コイル30は、積層体20の内部に形成される構造である。この構造により、給電コイルの巻回数を容易に変更できるため、所望のインダクタンス値を得ることができる。
(j)本実施形態では、基材シート1を備え、基材シート1の第1主面に第1コイル導体L1が形成され、基材シート1の第2主面に第2コイル導体L2が形成されている。この構成により、第1コイル導体L1および第2コイル導体L2が容易に形成でき、ブースターアンテナ50(LC共振回路)を容易に構成できる。
(k)本実施形態では意図的にアンテナ装置101に静電気(高電圧)を印加することにより、基材シート1を絶縁破壊(ショート)させることで、アンテナ装置101の機能を破壊し、RFICモジュール10のみが動作可能な状態を作ることができる。これによりRFICモジュール10に書き込まれた情報を遠方から読み取ることができなくなり、近傍界(20mm以下)のみでの読み取りが可能となる。
《第2の実施形態》
第2の実施形態に係るアンテナ装置について、各図を参照して説明する。図7(A)は第2の実施形態に係るアンテナ装置102の外観斜視図であり、図7(B)は、図7(A)におけるA−A断面図である。
第2の実施形態に係るアンテナ装置102は、第1コイル導体L1および第2コイル導体L2の形状が第1の実施形態に係るアンテナ装置101と異なる。また、アンテナ装置102では、アンテナ装置101に対して、RFICモジュール10を基材シート1の第1主面に実装する点で異なる。その他の構成は、第1の実施形態に係るアンテナ装置101と同じである。
以下、第1の実施形態に係るアンテナ装置101と異なる部分について説明する。
図7(A)に示すように、アンテナ装置102では、第1小径ループ状導体L1bおよび第2小径ループ状導体L2bが、基材シート1の外周端である一辺(図7(A)における基材シート1の下側の一辺)の中間付近に形成されている。
図7(B)に示すように、第1大径ループ状導体L1aは、第2大径ループ状導体L2aに比べて、線幅が広く形成されている。また、第1小径ループ状導体L1bは、第2小径ループ状導体L2bに比べて、線幅が広く形成されている。つまり、第1コイル導体L1は、第2コイル導体L2に比べて、線幅が広く形成されている。
また、RFICモジュール10は、図示しない接着層を介して、基材シート1の第1主面(表面)に実装(配置)されている。上記接着層は、例えば両面粘着テープであるが、接着材等であってもよい。この接着層は、RFICモジュール10を基材シート1の表面に実装できるものであれば、適宜変更可能である。RFICモジュール10の給電コイル30は、アンテナ装置101と同様に、平面視で、第1小径ループ状導体L1bおよび第2小径ループ状導体L2bの形成領域(小径ループ状導体形成領域)内に配置されている。
このような構成であっても、第1の実施形態に係るアンテナ装置と同様の作用・効果を奏することができる。このように、RFICモジュール10とブースターアンテナ50(LC共振回路)との結合部の位置は、第1コイル導体L1および第2コイル導体L2の角部に限らず適宜変更可能である。
また、本実施形態に係るアンテナ装置102では、第1コイル導体L1は第2コイル導体L2に比べて、線幅が広く形成されている。この構成により、第1コイル導体L1と第2コイル導体L2との形成位置にずれが生じたとしても、第1コイル導体L1と第2コイル導体L2との間に発生する容量(第1大径ループ状導体L1aと第2大径ループ状導体L2aとの間に発生する容量、および第1小径ループ状導体L1bと第2小径ループ状導体L2bとの間に発生する容量)は一定に保たれ、共振周波数のばらつきを小さくすることができる。
さらに、RFICモジュール10を基材シート1の表面に配置するだけでよいため、第1の実施形態に係るアンテナ装置101に比べて、製造工程を低減することができる。なお、本実施形態では、RFICモジュール10を基材シート1の第1主面(図7(B)の上側)に実装する例を示したが、この構成に限るものではない。RFICモジュール10は、基材シート1の第2主面(図7(B)の下側)に実装する構成であってもよい。
《その他の実施形態》
上述の実施形態では、ブースターアンテナ50(LC共振回路)を構成する第1コイル導体L1および第2コイル導体L2の形状が平面視で矩形状である例を示したが、この構成に限るものではない。ブースターアンテナ50(LC共振回路)を構成する第1コイル導体L1および第2コイル導体L2の形状は、平面視で多角形状・円形状・楕円形状等、適宜変更可能である。
同様に、上述の実施形態では、基材シート1の形状が平面視で矩形状である例を示したが、この構成に限るものではない。基材シート1の形状は、平面視で多角形状・円形状・楕円形状等、適宜変更可能である。また、そのサイズもカードサイズに限定されるものではない。
また、上述の実施形態では、基材シート1の第1主面および第2主面に第1コイル導体L1および第2コイル導体L2を形成する例を示したが、基材シート1は必須の構成ではない。例えば、第1コイル導体L1を形成した基材板の主面と第2コイル導体L2を形成した基材板の主面とを所定間隔で対向して配置することにより、第1コイル導体L1と第2コイル導体L2とが、空気の層を介して対向配置する構成であってもよい。このような構成であっても、第1コイル導体L1と第2コイル導体L2との間に発生するキャパシタは正常に構成され、LC共振回路が正常に構成される。
CP…結合部
AP…アンテナ部
CP…結合度
Ca,Cb…容量
E11…第1端
E12…第2端
E21…第1端
E22…第2端
i0,i1a,i1b,i2a,i2b…電流
L1…第1コイル導体
L2…第2コイル導体
L1a…第1大径ループ状導体
L1b…第1小径ループ状導体
L1b…第1大径ループ状導体
L2a…第2大径ループ状導体
L2b…第2小径ループ状導体
Lle…大径ループ状導体形成領域
Lse…小径ループ状導体形成領域
M,Ma,Mb…相互インダクタンス
1…基材シート
2…下部保持シート
3…上部保持シート
5…樹脂
10…RFICモジュール
20…積層体
30…給電コイル
40…RFIC素子
50…ブースターアンテナ
101,102…アンテナ装置

Claims (7)

  1. RFIC素子と、
    前記RFIC素子に接続される給電コイルと、
    第1大径ループ状導体と、前記第1大径ループ状導体の端部に接続される第1小径ループ状導体とを有する第1コイル導体と、
    前記第1大径ループ状導体に対向して配置される第2大径ループ状導体と、前記第1小径ループ状導体に対向して配置され、前記第2大径ループ状導体の端部に接続される第2小径ループ状導体とを有する第2コイル導体と、
    を備え、
    前記第1大径ループ状導体は、平面視で、前記第2大径ループ状導体の巻回方向とは逆方向に巻回され、
    前記第1小径ループ状導体は、巻回数が1であり、かつ、平面視で前記第1大径ループ状導体の形成領域内に配置され、
    前記第2小径ループ状導体は、巻回数が1であり、かつ、平面視で前記第2大径ループ状導体の形成領域内に配置され、
    前記第1コイル導体および前記第2コイル導体は、前記第1コイル導体および前記第2コイル導体のインダクタンスと前記第1コイル導体および前記第2コイル導体の間に発生する容量とで、ブースターアンテナを構成し、
    前記給電コイルは、平面視で、前記第1小径ループ状導体の形成領域内および前記第2小径ループ状導体の形成領域内に配置され、前記第1小径ループ状導体および前記第2小径ループ状導体と磁界を介して結合することを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記第1大径ループ状導体および前記第2大径ループ状導体は、巻回数がそれぞれ1である、請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記第1小径ループ状導体は、平面視で、前記第1大径ループ状導体の巻回方向と同方向に巻回され、
    前記第2小径ループ状導体は、平面視で、前記第2大径ループ状導体の巻回方向と同方向に巻回される、請求項1または2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記RFIC素子および前記給電コイルは、これらがワンチップ化されたRFICモジュールとして構成されている、請求項1から3のいずれかに記載のアンテナ装置。
  5. 前記RFICモジュールは、複数の基材層を積層してなる積層体を備え、
    前記給電コイルは、前記積層体の内部に形成される、請求項4に記載のアンテナ装置。
  6. 第1主面および第2主面を有する基材シートをさらに備え、
    前記第1コイル導体は、前記基材シートの前記第1主面に形成され、
    前記第2コイル導体は、前記基材シートの前記第2主面に形成され、
    前記RFICモジュールは、前記基材シートの表面または内部に配置される、請求項4または5に記載のアンテナ装置。
  7. 前記第1小径ループ状導体、前記第2小径ループ状導体および前記給電コイルは、平面視で、巻回軸が同一軸上に配置される、請求項1から6のいずれかに記載のアンテナ装置。
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