JPH11328344A - 非接触icカード - Google Patents

非接触icカード

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JPH11328344A
JPH11328344A JP14042698A JP14042698A JPH11328344A JP H11328344 A JPH11328344 A JP H11328344A JP 14042698 A JP14042698 A JP 14042698A JP 14042698 A JP14042698 A JP 14042698A JP H11328344 A JPH11328344 A JP H11328344A
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Hidekazu Mizukawa
英一 水川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の非接触ICカードにおいては、非接触
ICカードと通信を行う外部処理装置の通信条件の種類
毎に1枚の非接触ICカードを使用しなければならず、
カード利用者が複種類の外部処理装置との通信を望む場
合には、複種類の非接触ICカードを所持しなければな
らず、また発行カードの数が増すにつれて廃棄カードに
よる公害問題も深刻となってきているという問題もあ
る。 【解決手段】 本発明の非接触ICカードは、カード基
材内にICモジュールと該ICモジュールに接続されて
外部処理装置と非接触で信号の受発信を行う受発信用コ
イルが内蔵されている非接触ICカードにおいて、通信
条件の異なる複数の外部処理装置からの信号に対応する
ことが可能な複数の受発信用コイルとICモジュール
が、カード基材に内蔵されていることを特徴とするもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部処理装置との
信号の受発信を無線により非接触で行うことができる非
接触ICカードに関するものである。特に、周波数等の
通信条件の異なる複数の外部処理装置からの信号に対し
て、1枚の非接触ICカードを用いて併用して通信処理
を行うことができる非接触ICカードに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年における、カードの利用状況の増加
は目覚ましく、社会の高度情報化の進展に伴なって、益
々カードの活用は社会生活において不可欠なものとなっ
てきている。また、カード自体の技術的進歩も早く、従
来の磁気ストライプカードに対して、ICを装着したI
Cカードも様々な分野で利用されている。例えば、社員
食堂、各種の売店利用、社内貯金利用、福利厚生利用、
入出退管理、出退勤管理、健康管理等の様々な目的に利
用されており、また、金融、医療、販売、サービス、交
通、製造、教育等の分野でもICカードの活用方法の検
討が行われている状況である。
【0003】従来、これらのICカードは、外部処理装
置とのデータ情報の交換を行うために、外部処理装置に
対する電気的かつ機械的に接続するための接続用の接触
端子電極を有している接触型ICカードと、また外部処
理装置とのデータ情報の交換を、例えば電磁誘導方式や
電波・光方式等の非接触で行うことのできる非接触IC
カードとの2種類がある。
【0004】特に外部処理装置との通信を非接触で行う
非接触ICカードは、通常カード基材がプラスチック製
であり、例えばポリ塩化ビニル基材による0.76mm
の厚さのカードの内部に、信号の受発信を非接触で行う
受発信用コイルと該受発信用コイルに接続された半導体
集積回路(ICチップ)からなる非接触ICモジュール
が内蔵された構成からなるものが一般的である。これら
の非接触ICカードは、通常プラスチック製であるため
内蔵する非接触ICモジュールの形状によって、カード
基材の加工,成形等が必要なことから磁気カード等と比
べるとカードの製品価格が比較的高く、非接触方式の顧
客サービスシステムを導入してサービスの改善を図ろう
とする各業界の動向を阻害する要因にもなっている。
【0005】しかしながら、近年において、ICカード
を使用したカードサービスシステムが様々な分野で用い
られてきているにつれて、これらのICカードを所持し
て各種のカードサービスを利用しようとする人々が増え
ている。しかしながら、通常これらのカードサービス
は、カードサービスの利用分野毎に別々のICカードを
使用するのが一般的であり、従って複数のカードサービ
スを受けようとする場合、利用者はカードサービスの種
類の数だけのICカードを所持しなければならない。つ
まり、カードサービスの利用分野が多いほど、その分、
数多くのICカードを利用者は所持しなければならず、
常に複数のICカードを所持することで荷物になった
り、かさばったりして不便である。また、カードサービ
スを受ける際に、これらの複数のICカードの中から目
的のICカードを捜し出すのに手間がかかったりして不
便である。
【0006】また、これらICカードの中でも、接触型
ICカードについてはカード基材に複数のICモジュー
ルを埋設することで1枚の接触型ICカードで複数の利
用分野に対応する技術が公知となっているが、特に非接
触ICカードについては、複数の利用分野に対応する技
術が今だ明確化されておらず、しかも非接触ICカード
は、価格が比較的高いため利用分野毎に1枚の非接触I
Cカードを必要とすることは、資源的にも経済的にも問
題がある。特に、非接触ICカードを利用する場合の利
点としては、カードサービスの利用に際して、接触型I
Cカードのようにカードをいちいちリーダーライダー装
置へ挿入する必要がなく、接触型ICカードを外部処理
装置から発信される通信信号の通信可能領域内にかざす
だけで、外部処理装置との各種データのやり取りを無線
の通信で行えることにあるものであり、従って異なるカ
ードシステムとの利用の度に、それに対応する非接触I
Cカードを捜し出し取り出して処理しているのでは、非
接触ICカード本来の利便性の効果が果たせないもので
ある。
【0007】また、近年におけるカードサービスシステ
ムの普及の増加によって、廃棄カードの数も増加してき
ており、これらの廃棄カードの焼却処理や埋め立て処理
に伴う大気汚染や自然環境の破壊等の公害問題も深刻化
してきている。従って、出来るだけ1枚の非接触ICカ
ードを複数のカードサービスシステムに併用して利用で
きるようにしてカードサービスシステムの効率化や省資
源化を図り、出来るだけ無駄なカードを製造しなくてす
むようにすることが社会的にも望まれているのが現状で
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の問題を解決するために、通信条件の異なる複数の
外部処理装置を有する様々な非接触ICカードシステム
に対して、1枚の非接触ICカードによりこれら複数の
外部処理装置からの信号に対応して処理することを可能
とする非接触ICカードを提供することを目的とするも
のである。つまり、1枚の非接触ICカードによりこれ
ら複数の外部処理装置からの信号に対応して処理するこ
とを可能とすることによって、カード使用者が複数の異
なるカードシステムを利用する場合の各外部処理装置と
の対応に際しての作業の効率化を図るようにするもので
ある。また、出来るだけ少ない非接触ICカードによ
り、多くの種類の非接触ICカードシステムに対応する
ことができるようにすることで、カード製造コストの減
少による経済的効果や省資源化の促進、および無駄なカ
ードを製造しなくてすむことによる廃棄カードの焼却処
理や埋め立て処理に伴う大気汚染や自然環境の破壊等の
公害問題の予防等の様々な課題に対する対応を図ること
ができる非接触ICカードを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明による非接触ICカードは、カード基材内
にICモジュールと該ICモジュールに接続されて外部
処理装置と非接触で信号の受発信を行う受発信用コイル
が内蔵されている非接触ICカードにおいて、通信条件
の異なる複数の外部処理装置からの信号に対応すること
が可能な複数の受発信用コイルとICモジュールが、カ
ード基材に内蔵されていることを特徴とするものであ
る。また、前記複数の受発信用コイルとICモジュール
は、各々複数の外部処理装置から発信される異なる周波
数の電波に対して応答することができるものであること
を特徴とするものである。そして、また前記受発信用コ
イルとICモジュールが、カードを構成するカード基材
の一部の基材に形成された凹部に埋設されてなることを
特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の非接触ICカード
の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明
する。図1は本発明の非接触ICカードの構造図,図2
は本発明の非接触ICカードの平面図,図3は本発明で
用いるICモジュールと受発信用コイルの構造を示す平
面図,図4は本発明の非接触ICカードの断面図,図5
は本発明の非接触ICカードのICモジュールと受発信
用コイルを3つ内蔵した場合の平面図,図6は非接触I
Cカードと外部処理装置との通信を説明するための図,
図7は本発明の非接触ICカードを入退室管理システム
に使用した場合を示す図,図8は本発明の非接触ICカ
ードを食堂自動清算システムに使用した場合を示す図で
ある。
【0011】本発明の非接触ICカードは、ICモジュ
ールと該ICモジュールに接続されて外部処理装置と非
接触で信号の受発信を行う受発信用コイルを、カード基
材内にそれぞれ2つ以上内蔵したものであり、しかもカ
ード基材内に内蔵した各々のICモジュールと受発信用
コイルは、複数の外部処理装置から発信される異なる周
波数の電波に対応して応答することが可能な機能を有す
るものが内蔵されているものである。
【0012】次に、本発明の非接触ICカード1と外部
処理装置との信号の送受信の関係について、図6を用い
て説明する。図6は、受信側としての非接触ICカード
1と、送信側としての外部処理装置22との送受信を説
明するための図である。図6に示すように、例えば、外
部処理装置22からの通信信号に応じた磁界がアンプ2
3を介してコイルL1に生じ、コイルL1からの磁界に
よって、コイルL2に磁界が非接触で誘導される。そし
て、コイルL2に誘導された磁界によって生じた起電力
による電流が、コイデンサC1を介して整流回路24で
整流され、コイデンサC2および抵抗Rを介してICチ
ップ25に外部処理装置からの通信信号に応じた電圧が
生じ、この電圧に基づいてICチップ25は外部処理装
置からの通信信号を検出する。また、ICチップ25か
ら外部処理装置に通信信号を出力する場合には、上述し
た流れと逆の流れで信号が伝播される。
【0013】本発明の非接触ICカード1においては、
複数の外部処理装置から発信される複数の異なる周波数
の電磁波に対応することのできる受発信用コイルおよび
ICモジュールをカード基材内に複数個、内蔵させたも
のであり、それらの交信周波数の設定条件は、外部処理
装置から発信される周波数との相対関係において、適宜
定めればよいものである。
【0014】次に、本発明の非接触ICカード1の構造
について説明する。図1において、2は非接触ICカー
ド1を構成する一部の基材である樹脂板(表)、3も非
接触ICカード1を構成する一部の基材である樹脂板
(裏)である。これら樹脂板2,3は、単体樹脂、積層
樹脂、繊維強化樹脂等よりなる樹脂板である。また、図
1に示すように、樹脂板(裏)3の上側には、2つのI
Cモジュール4,5とこのICモジュール4,5にそれ
ぞれ接続された2つの受発信用コイル8,10とを装着
できるような2つの凹部6,7が形成されている。この
ような凹部6,7は、彫刻機あるいはフライス盤等によ
る切削加工により形成することができる。また、金型を
作って射出成形によって製造すると量産に向いている。
樹脂板(表)2と樹脂板(裏)3は、同様の材料や同様
の製造方法によって作ることができるが、必ずしも同様
である必要はなく、用途や目的に応じて自由な選択が可
能である。
【0015】ICモジュール4には、半導体集積回路9
が内蔵され、また、ICモジュール5には、半導体集積
回路11が内蔵されている。ICモジュール5に接続さ
れた受発信用コイル10は、ICモジュール4に接続さ
れた受発信用コイル8の外側を囲む大きさであり、これ
らの受発信用コイル8,10が樹脂板(裏)3の上側に
納まるように、樹脂板(裏)3の凹部7も凹部6を囲う
状態に形成されている。
【0016】本発明の非接触ICカードは、上記樹脂板
(表)2を多面付けした大判シート(表)と樹脂板
(裏)3を多面付けした大判シート(裏)を作製し、上
記大判シート(裏)の上記凹部6,7に、ICモジュー
ル4とこれに接続された受発信用コイル8とICモジュ
ール5とこれに接続された受発信用コイル10を装着し
て、しかる後に、上記大判シート(表)と大判シート
(裏)が合わさる面の両方または大判シート(裏)に接
着剤を塗布して、また、大判シート(裏)においては上
記凹部6,7にそれぞれ装着したICモジュール4と受
発信用コイル8およびICモジュール5と受発信用コイ
ル10の両方の凹部6,7の空隙を接着剤20で埋め、
かつ表面を覆うように接着剤20を塗布して接着面12
を合わせて加圧し、接着剤20が硬化するまで加圧し続
け、その後カードサイズの大きさに打ち抜くことで、図
2に示すような本発明の非接触ICカード1を製造す
る。
【0017】図3は、本発明に利用できる2つのICモ
ジュール4,5とこのICモジュール4,5にそれぞれ
接続された受発信用コイル8,10の一例を示してい
る。図3において、13a,13bは、プリント回路基
盤である。プリント回路基盤13a,13bの上には、
9,11に示すように、CPU、メモリー、アナログI
C等の半導体集積回路(ICチップ)がボンディングさ
れており、更にキャパシティー14a,14b等の電子
回路部品、その他が実装されている。半導体集積回路
9,11等は、回路基盤上に形成された導伝パターンの
必要箇所にワイヤーボンディングあるいはワイヤレスボ
ンディング等により電気的に接続されている。また、種
々の目的を持った端子が設けられている。図3におい
て、15a,15bは、絶縁被覆銅線等からなる円状あ
るいは楕円状の受発信用コイルであって、ループアンテ
ナを構成している。そのループアンテナ15a,15b
は、プリント基板13a,13b上のアンテナ端子16
a,16bにそれぞれ接続している。
【0018】
【実施例】次に、本発明の非接触ICカード1の具体的
な実施例について、説明する。図4は、本発明の非接触
ICカード1の断面図である。図1における樹脂板
(表)2と樹脂板(裏)3は、図4に示すように多重構
造となっており、樹脂板(表)2は軟質塩化ビニル樹脂
の透明オーバーシート17a、白色顔料等の充填材を含
有する塩化ビニル樹脂の白色コア18a、白色コアと同
様であるが白色コアよりも物理的性質が透明オーバーシ
ートに近い白色オーバーシート19aの3層から構成さ
れている。また、樹脂板(裏)3も同様に、透明オーバ
ーシート17b、白色コア18b、白色オーバーシート
19bの3層から構成されている。これら樹脂板(裏)
3には、その内側の領域に受発信用コイルであるループ
アンテナ15aとICモジュール4を装着することので
きる凹部6と、その外側の領域に受発信用コイルである
ループアンテナ15bとICモジュール5を装着するこ
とのできる凹部7が形成されており、図4に示すよう
に、接着剤20によって、それぞれの凹部6,7とそれ
ぞれのICモジュール4,5およびループアンテナ15
a,15bの空隙は埋められ、かつ樹脂板2,3の表裏
面が接着されて密封封入された状態になっている。
【0019】また、樹脂板(表)2の白色コア18a表
面および樹脂板(裏)3の白色コア18b表面には、各
種の絵柄や模様、文字などを印刷した印刷層21a,2
1bが設けられている。
【0020】上記の実施例では、カード基材内に2つの
ICモジュール4,5と受発信用コイルである2つのル
ープアンテナ15a,15bを内蔵した場合の一実施例
を説明したが、これに限らずカード基材内に2つ以上の
ICモジュールとループアンテナを内蔵してもよいもの
である。図5には、カード基材内に3つのICモジュー
ル4a,4,5と受発信用コイルであるループアンテナ
15c,15a,15bを内蔵した場合の実施例を示し
ており、また、カード基材内にどの様な形式や構造で内
蔵してもよいものであり、上記の形態に限定されるもの
ではない。
【0021】次に、本発明の非接触ICカード1を入退
室管理システムと食堂自動清算システムに用いた例につ
いて説明する。図7は本発明の非接触ICカードを入退
室管理システムに使用した場合を示す図であり、また、
図8は本発明の非接触ICカードを食堂自動清算システ
ムに使用した場合を示す図である。図7において、26
は部屋のドアであり、このドア26には電気方式の鍵
(図示せず)が外部処理装置27の管理システムに基づ
いて作動するようになっている。外部処理装置27に
は、13.56MHzの交信周波数を用いた非接触で信
号の受発信を行う受発信用コイル(図示せず)を有する
データ処理システムが内蔵化されている。
【0022】また、非接触ICカード1にも、13.5
6MHzの交信周波数に対応して、信号の受発信を行う
ことができる受発信用コイル29およびICモジュール
30が内蔵されているため、利用者28がこのドア26
を開けたい場合には、非接触ICカード1を、非接触I
Cカード1と外部処理装置27との交信可能な距離であ
る約20cm以内に近づけることにより、外部処理装置
27から発信された信号に対応して、あらかじめ非接触
ICカード1のメモリに記録されている特定番号を外部
処理装置27側に送信した後、外部処理装置27内で番
号の照合が行われ、番号の照合で一致した場合だけ、ド
ア26の電気方式の鍵が開鍵することができるものであ
る。
【0023】次に、上記と同人物の利用者28が上記と
同じ非接触ICカード1を用いて食堂自動清算システム
に使用する場合には、食事後の金銭支払いにおいて、非
接触ICカード1をレジスタ31と接続されている外部
処理装置32の近傍に近づける。外部処理装置32に
は、125KMHzの交信周波数を用いた非接触で信号
の受発信を行う受発信用コイル(図示せず)を有するデ
ータ処理システムが内蔵化されており、また、非接触I
Cカード1にも、125KMHzの交信周波数に対応し
て、信号の受発信を行うことができる受発信用コイル3
3およびICモジュール34が内蔵されている。
【0024】したがって、外部処理装置32と非接触I
Cカード1とで信号の受送信が行われ、外部処理装置3
2から発信された信号に対応して、あらかじめ非接触I
Cカード1のメモリに記録されている特定番号を外部処
理装置32側に送信した後、外部処理装置32内で番号
の照合が行われ、番号の照合で一致した場合だけ、飲食
代金を後日にまとめて金融機関を通じて支払うことので
きる支払い管理システムを利用して代金処理をしてもら
うことができるものである。
【0025】上記の異なる非接触ICカードを用いた管
理システムに、同じ1枚の非接触ICカードを使用した
場合でも、カード基材内に内蔵された2つの受発信用コ
イル29,33およびICモジュール30,34はそれ
ぞれ異なる交信周波数に対して通信するように設定され
ているので、各々の非接触ICカードシステムに確実に
対応することができるものである。
【0026】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
非接触ICカードは、通信条件の異なる複数の外部処理
装置を有する様々な非接触ICカードシステムに対し
て、1枚の非接触ICカードによりこれら複数の外部処
理装置からの信号に対応して処理することができるもの
である。従って、カードの利用者は、サービスの異なる
複数の非接触ICカードシステムを受けようとする場合
にも、従来のようにカードシステム毎にそれぞれの非接
触ICカードを持ち歩かなくてもすみ、また一方非接触
ICカードシステムを提供する側の事業者もカードシス
テム毎に通信機能の異なる非接触ICカードをいちいち
発行する必要がなく、1枚の非接触ICカードを併用し
て複数のカードシステムに対応できるので、カード利用
者側の利便性とカード提供者側の経済性をより高めるこ
とができるものである。また、出来るだけ無駄なカード
を製造しなくてすむことにより、社会的にも省資源化が
図られると共に、廃棄カードの数も減少させることがで
きるので、廃棄カードの焼却処理や埋め立て処理に伴う
大気汚染や自然環境の破壊等の公害問題をできるだけ減
少させる効果もある。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非接触ICカードの構造図である。
【図2】本発明の非接触ICカードの平面図である。
【図3】本発明で用いるICモジュールと受発信用コイ
ルの構造を示す平面図である。
【図4】本発明の非接触ICカードの断面図である。
【図5】本発明の非接触ICカードの非接触ICモジュ
ールを3つ内蔵した場合の平面図である。
【図6】非接触ICカードと外部処理装置との通信を説
明するための図である。
【図7】本発明の非接触ICカードを入退室管理システ
ムに使用した場合を示す図である。
【図8】本発明の非接触ICカードを食堂自動清算シス
テムに使用した場合を示す図である。
【符号の説明】
1 非接触ICカード 2 樹脂板(表) 3 樹脂板(表) 4 非接触ICモジュール 5 非接触ICモジュール 6 凹部 7 凹部 8 データ通信用コイル 9 半導体集積回路 10 データ通信用コイル 11 半導体集積回路 12 接着面 13a プリント回路基板 13b プリント回路基板 14a キャパシティー 14b キャパシティー 15a ループアンテナ 15b ループアンテナ 16a アンテナ端子 16b アンテナ端子 17a 透明オーバーシート 17b 透明オーバーシート 18a 白色コア 18b 白色コア 19a 白色オーバーシート 19b 白色オーバーシート 20 接着剤 21a 印刷層 21b 印刷層 22 外部処理装置 23 アンプ 24 整流回路 25 ICチップ 26 ドア 27 外部処理装置 28 利用者 29 受発信用コイル 30 ICモジュール 31 レジスタ 32 外部処理装置 33 受発信用コイル 34 ICモジュール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード基材内に、ICモジュールと該I
    Cモジュールに接続されて外部処理装置と非接触で信号
    の受発信を行う受発信用コイルが内蔵されている非接触
    ICカードにおいて、通信条件の異なる複数の外部処理
    装置からの信号に対応することが可能な複数の受発信用
    コイル(8,10)とICモジュール(4,5)が、カ
    ード基材(2,3)に内蔵されていることを特徴とする
    非接触ICカード。
  2. 【請求項2】 前記複数の受発信用コイル(8,10)
    とICモジュール(4,5)は、各々複数の外部処理装
    置から発信される異なる周波数の電波に対応して応答す
    ることができるものであることを特徴とする請求項1記
    載の非接触ICカード。
  3. 【請求項3】 前記受発信用コイル(8,10)とIC
    モジュール(4,5)が、カードを構成するカード基材
    (2,3)の一部の基材(3)に形成された凹部(6,
    7)に埋設されてなることを特徴とする請求項1記載の
    非接触ICカード。
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