JP2019015396A - ドラムブレーキの隙間の自動補正装置 - Google Patents

ドラムブレーキの隙間の自動補正装置 Download PDF

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Abstract

【課題】過度に磨耗したブレーキシューとドラムとの隙間を補正する。【解決手段】固定座と、ハウジングと、連接摺動座と、回動ガイド機構とを含み、ハウジングは、固定座に枢設され、連接摺動座は、ハウジングの内径空洞に沿って移動自在とし、連接摺動座の片方の端面にワンウェイベアリングが嵌設され、かつ、ワンウェイベアリングに調整スクリューが嵌まり、連接摺動座のもう片方の端面にブレーキケーブルに連接される連接部を有し、回動ガイド機構は、互いに対応して嵌合するガイドロッド及びガイド溝を含み、ガイドロッド及びガイド溝は、それぞれ、ハウジングと連接摺動座に設置され、ガイド溝は、互いに連接する直線溝及び斜め溝を含み、ブレーキケーブルの引張力が所定の値に達すると、連接摺動座が一つの角度で回動して調整スクリューを回動させ、ブレーキアームの初期角度を大きくし、広がったドラムブレーキの隙間を補正する。【選択図】図1

Description

本発明は、ブレーキの隙間の自動補正装置に関し、特に、ドラムブレーキの隙間を維持するブレーキシステムを提供する。
従来のドラムブレーキは、良好な自己倍力効果を有し、かつ、同等なブレーキトルクを発生させる条件において、ドラムブレーキのドラムの直径をディスクブレーキのディスクの直径より小さくすることができる。
さらに、ドラムブレーキは、部品のコストが低く、修理し易いなどの利点を有するので、自動車、バイク、自転車その他の車両のブレーキシステムに広く使われている。
注意すべきは、ドラムブレーキは、ブレーキ回数を重ねるごとに、ブレーキシューが磨耗して、ブレーキシューとドラムとの間隔が広がるので、ブレーキシューをドラムに接触させるためには、ブレーキシューを動かすブレーキケーブルが、さらに長い距離をもって引っ張られなければならない。
すなわち、ブレーキシューが磨耗する前と同等なブレーキ力を得るために、ユーザーがブレーキレバーを引くか、ブレーキペダルを踏むストロークを長くしなければならない。
図19Aに示されるように、特許文献1には、ブレーキレバー11、ブレーキユニット12及びブレーキケーブル13を含むドラムブレーキ装置1が開示されている。
ブレーキケーブル13が、それぞれブレーキレバー11及びスクリュー131に連接されている。
ブレーキユニット12は、スイングアーム121を含む。
スイングアーム121は、スクリュー131に枢結され、かつ、スクリュー131に螺合されたナット122により位置決めされる。
これにより、ユーザーがブレーキレバー11を引くとき、ブレーキレバー11に連接されたブレーキケーブル13も引っ張られて、スクリュー131に螺合されたナット122がブレーキケーブル13に従って移動し、スイングアーム121に当接する。
したがって、スイングアーム121がブレーキシュー(図示せず)を駆動して外側へ拡張させて、リムに取り付けられたドラムを押し付けて、ブレーキ力が生じる。
使用時間が経つにつれて、前述のブレーキシューは次第に磨耗して、ブレーキシューとドラムとの間隔が広がってしまう。
そこで、ユーザーは、ブレーキシューをドラムに接触させてブレーキ効果を生じるように、さらに長いストロークでブレーキレバー11を引かなければならない。
よって、従来のドラムブレーキ装置1では、ブレーキ効果を維持するために、人力でナット122を締めて、スイングアーム121をブレーキケーブル13へ移動させることでブレーキシューを外側へ少し拡張させて、ブレーキシューとドラムとの間隔が磨耗前と同等なレベルとなるようにしなければならなかった。
しかしながら、メンテナンスに詳しくないユーザーにとって、専門の整備士に依頼してナット122を調整してもらうのが一般的であり、ブレーキシューが磨耗した直後にナット122によってスイングアーム121を締めることができず、車両のブレーキ力が不足し、ブレーキ距離が大幅に増加し、走行の安全性を大いに損なうことがあった。
さらに、整備士は、上記の状況を避けるために、ブレーキシューとドラムとの間隔を極めて狭くするようにナット122を大幅に締めて、ブレーキシューが磨耗した後もドラムブレーキ装置1が一定のブレーキ効果を保てるようにすることが多かった。
しかしながら、ブレーキシューとドラムとの間隔が狭すぎると、ブレーキが効きすぎるので、ユーザーが不注意でブレーキレバー11を引く際に予期されないブレーキ行動(例えば、タイヤのロックによる滑走)によって事故が引き起こされる可能性があった。
上記の問題を解決するために、特許文献1には、さらに、ブレーキ自動調整装置2が開示されている。
図19Bに示されるように、起動スイッチ21、動力源22、ギアボックス23及び制御ユニット24を含むブレーキ自動調整装置2は、ドラムブレーキ装置1に応用されることができる。
起動スイッチ21は、ブレーキレバー11に連結され、動力源22は、ブレーキユニット12のスイングアーム121に固定され、ギアボックス23は、噛み合う第一歯車部材231及び第二歯車部材232を有し、第一歯車部材231は、動力源22に結合され、かつ、動力源22に駆動され、第二歯車部材232は、ブレーキユニット12のナット122に結合され、かつ、第二歯車部材232とナット122とが互いに連結して一体に連動する。
制御ユニット24は、それぞれ起動スイッチ21及び動力源22にカップリングされている。
ブレーキ自動調整装置2を設置することにより、ブレーキシューが磨耗してブレーキシューとドラムとの間隔が拡大した場合、ユーザーがブレーキレバー11を引くストロークが長くなるため、起動スイッチ21に接触し、起動スイッチ21にカップリングされた制御ユニット24が動力源22を起動させ、動力源22が第一歯車部材231を駆動し回動させ、さらに、第二歯車部材232及びナット122を回動させ、スイングアーム121をブレーキケーブル13へ移動させて、ブレーキシューを外側へ拡張させることで、ブレーキシューとドラムとの間隔を磨耗前と同等なレベルにする。
これにより、ブレーキ自動調整装置2は、ブレーキシューとドラムとの間隔を一定に維持し、従来のドラムブレーキ装置1のブレーキ効果のばらつきを効果的に制御できる。
しかしながら、ブレーキ自動調整装置2は、起動スイッチ21、動力源22及び制御ユニット24などの素子を必要としているため、コストと故障率が高く、修理し難いなどの欠点があった。
低コスト及びメンテナンスの便利性が従来のドラムブレーキの利点である以上、ブレーキ自動調整装置2の設置はドラムブレーキの市場価値を損ない、業界の需要に噛み合わない。
さらに、動力源22は、ブレーキユニット12のスイングアーム121に固定される必要があるが、実際、現在の車両のブレーキシステムにおいて、動力源22を設置するための空間的余裕が無く、現在の車両のスイングアーム121にも動力源22を結合するための対応箇所がない。
すなわち、ブレーキ自動調整装置2は、市販の自動車に適用することができず、ユーザーが自ら購入して取り付けるように販売されることができないので、適用できる範囲が著しく制限されている。
なお、ブレーキ自動調整装置2は、ブレーキレバーまたはブレーキペダルの位置に起動スイッチ21を取り付け、さらに、リード線で制御ユニット24をそれぞれ起動スイッチ21及び動力源22にカップリングする必要があるので、車体の空間が制限されたバイクや自転車に応用することが難しいという問題があった。
台湾特許549283号
本発明は、ブレーキがかけられる過程において、ドラムブレーキの隙間を自動的に補正できる装置を提供することを目的とする。
前記装置は連接摺動座によってブレーキアームの調整スクリュー及びブレーキ力が入力されるブレーキケーブルを連接し、さらに前記連接摺動座と固定座に枢設されるハウジングとの相互運動により前記調整スクリューを回動させることで、ドラムブレーキのブレーキアームが前記ブレーキケーブルへ一つの角度でスイングした後バランス状態に達するようにし、これにより、過度に磨耗したブレーキシューとドラムとの隙間を補正する。
上記の目的を達成する為に、本発明の技術的手段は、固定座と、ハウジングと、連接摺動座と、回動ガイド機構とを含み、前記ハウジングは、固定座に枢設され、前記ハウジングの内部に内径空洞を有し、前記連接摺動座は、前記内径空洞に沿って移動自在とし、前記連接摺動座の片方の端面にワンウェイベアリングが嵌設され、かつ、前記ワンウェイベアリングの内径部に前記調整スクリューが嵌まった後、前記調整スクリューの末端が回動可能に前記連接摺動座内に結合され、前記連接摺動座のもう片方の端面に前記ブレーキケーブルに揺動自在に連接される連接部を有し、前記回動ガイド機構は、互いに対応して嵌合するガイドロッド及びガイド溝を含み、前記ガイドロッド及び前記ガイド溝は、それぞれ、前記ハウジング及び前記連接摺動座に設置され、前記ガイド溝は、互いに連接する直線溝及び斜め溝を含み、前記ブレーキケーブルの引張力が所定の値に達すると、前記連接摺動座が一つの角度で回動して前記調整スクリューを回動させ、前記ブレーキアームの初期角度を大きくする。
一つの実施例において、前記固定座が、前記ドラムブレーキの車体、フレームまたは前記ドラムに固定されている。
一つの実施例において、前記ガイド溝の直線溝の開設方向が、前記連接摺動座の移動方向と平行であり、前記ガイド溝の斜め溝の開設方向が、前記直線溝の開設方向と夾角を成す。
前記回動ガイド機構による前記連接摺動座の回動方向が、前記ワンウェイベアリングの内径部及び外径部がロックされた状態における回動方向である。
一つの実施例において、前記回動ガイド機構のガイド溝が前記連接摺動座の表面に設置され、前記ガイドロッドが、前記ハウジングに設置されて、かつ、前記ガイド溝に対応して嵌設され、前記固定座は、底板と、天板と、前記底板及び天板に連接される側壁とを含み、前記底板は、前記固定座を前記ドラムに螺合するための結合孔を有し、前記天板は、前記ハウジングが枢結する枢結穴を有し、前記側壁は、前記ブレーキケーブルが通過する溝穴を有する。
前記調整スクリューの末端には、頚部を有し、前記連接摺動座の中心軸には、前記調整スクリューの末端を挿入する挿入孔を有し、前記挿入孔のラジアル方向の壁面には、前記調整スクリューが前記連接摺動座から抜けることを防ぎ、かつ、前記調整スクリューを前記連接摺動座に対して回転自在にするように、前記頚部まで延伸する少なくとも一つの固定ロッドが突出している。
上記のように、本発明の特性は、ブレーキアームとブレーキケーブルとの間に設置されるので、現在のドラムブレーキ構造を大幅に改装しなくても適用できる点と、動態駆動されるので、電力が要らず、電力中断の場合でも通常作動できる点と、異なる形状の開口で異なるブレーキケーブルの引張力に対応し、連接摺動座を往復移動のみをガイドし、或いは移動及び回動の組み合わせをガイドすることにより、ブレーキケーブルの引張力に基づいて単純にブレーキアームを引っ張ってブレーキをかけ(ブレーキライニングが磨耗されていない場合)、或いは、ブレーキアームを引っ張り、かつ調整スクリューを締める(ブレーキライニングが磨耗した場合)点とを含む。
本発明に係る自動補正装置の実施例の斜視図である。 図1における自動補正装置の実施例の別角度からの斜視図である。 図2における自動補正装置の実施例の分解図である。 本発明に係る自動補正装置が隙間を調整する前の正面図である。 本発明に係る自動補正装置が隙間を調整する際の作動を示す図である。 本発明に係る自動補正装置が隙間を調整した後の正面図である。 本発明に係るスイングアーム端補正装置の実施例の背面図である。 本発明に係るスイングアーム端補正装置の実施例の分解図である。 図8のスイングアーム端補正装置を組み立てた斜視図である。 ブレーキがかけられていない場合における本発明に係るスイングアーム端補正装置の背面図である。 本発明に係るスイングアーム端補正装置のブレーキがかけられる場合及びブレーキが離される場合に関する作動を示す背面図である。 本発明に係るスイングアーム端補正装置のもう一つの実施例の背面図である。 図12の斜視図である。 本発明に係るスイングアーム端補正装置のさらにもう一つの実施例の斜視図である。 本発明に係るスイングアーム端補正装置と自動補正装置とを組み合わせた第一実施例の斜視図である。 図15におけるスイングアーム端補正装置のブレーキがかけられる場合及びブレーキが離される場合に関する作動を示す背面図である。 本発明に係るスイングアーム端補正装置と自動補正装置とを組み合わせた第二実施例の斜視図である。 本発明に係るスイングアーム端補正装置と自動補正装置とを組み合わせた第三実施例の斜視図である。 従来のドラムブレーキ装置の略正面図である。 従来のもう一つのドラムブレーキ装置の正面図である。
本発明の実施の一形態について、以下、図面を参照して説明する。
図面は、何れも簡略化された概略図であり、本発明の基本的な構造を概略的に説明しているため、それらの図面においては、本発明に係る部品のみを示している。
また、示された部品は、実施される場合における数量、形状、寸法によって作図されたものではなく、実際に実施される場合において、その規格や寸法は、選択的な設計であり、部品のレイアウト形態がさらに複雑になることがある。
図1、2、3に示されるように、本発明に係るドラムブレーキの隙間の自動補正装置3は、ドラムブレーキ4のドラム41外側におけるブレーキケーブル42及びブレーキアームユニット43に連接されている。
ブレーキケーブル42の他端は、ブレーキ力をかけられるブレーキレバーまたはブレーキペダル51に連接されている。
ブレーキアームユニット43は、ブレーキアーム432、リターンスプリング433、調整スクリュー434及びスリーブナット435を含む。
ブレーキアーム432は、シャフト431を軸として所定の角度でスイングした後、てこの原理(ブレーキシステム設計の基本的な原理である)により、ドラムブレーキ4内のライニング(図示せず)の表面とその表面が対応するドラム41の内壁面との間にある隙間の広さを変更することができる。
リターンスプリング433は、ブレーキアーム432とシャフト431との間に設置され、スイングしたブレーキアーム432を元の位置(ブレーキがかけられていない場合のブレーキアーム432の初期位置)に戻す作用を有する。
スリーブナット435は、ブレーキアーム432の揺動端部4321における調整スクリュー434に螺接され、調整スクリュー434の位置決め及び作用長さを調整することができる。
作用長さとは、図4に示されるように、調整スクリュー434においてブレーキ力を受ける端面から、調整スクリュー434とブレーキアーム432の揺動端部4321とが連接する箇所までの距離である。
通常設置では、前述の作用長さが長ければ長いほど、ブレーキアーム432のブレーキがかけられていない場合の初期角度Aが小さく、ドラムブレーキ4の隙間が大きい。
本実施例に係る自動補正装置3は、固定座31、ハウジング32、連接摺動座33及び回動ガイド機構34を含む。
固定座31は、ドラムブレーキ4のドラム41に固定されるが、これに限定されない(例えば、固定座31は、ドラムブレーキ4が設けられた車体またはフレーム5に固定されても良い)。
ハウジング32は、固定座31に枢設され、ハウジング32の内部に内径空洞321を有する。
連接摺動座33は、内径空洞321に沿って自在に移動することができ、連接摺動座33の片方の端面にワンウェイベアリング331が嵌設され、かつ、ワンウェイベアリング331の内径部に調整スクリュー434が嵌まった後、調整スクリュー434の末端が、回動可能に連接摺動座33内に結合される。
連接摺動座33のもう片方の端面には、ブレーキケーブル42に揺動自在に連接される連接部332を有している。
回動ガイド機構34は、互いに対応して嵌合するガイドロッド341及びガイド溝342を含む。
ガイドロッド341及びガイド溝342は、それぞれ、ハウジング32と連接摺動座33とが対面する箇所に設置されている。
ガイド溝342は、互いに連接する直線溝3421及び斜め溝3422を含む。
具体的に述べると、ガイド溝342は、連接摺動座33の表面に設置され、ガイドロッド341は、ハウジング32に設置され、かつ、ガイド溝342に対応して嵌設される。
もう一つの実施例では、ガイドロッド341とガイド溝342との設置箇所を互換することもできる(すなわち、ガイドロッド341が、連接摺動座33の表面に設置され、ガイド溝342が、ハウジング32に設置される)。
また、直線溝3421及び斜め溝3422の順序、角度や方向を調整しても、同じ効果を達することができる。
続いて、図4、図5、図6に示されるように、上記の実施例によると、ユーザーがブレーキレバーまたはブレーキペダル51でブレーキケーブル42にブレーキ引張力Pを入力する際、ブレーキケーブル42が連接摺動座33をブレーキケーブル42の方向(図4の右側)へ移動させるように引っ張り、連接摺動座33の他端に接合された調整スクリュー434が連接摺動座33に連動して同じ方向へ移動する。
調整スクリュー434が、ブレーキケーブル42の方向へ引っ張られると、ブレーキアーム432が、初期角度A(図4に示す)から揺動角度C(図5に示す)に回動する。
それと同時に、リターンスプリング433がエネルギーの蓄積作用を生じ、ドラムブレーキ4の隙間を埋めて、ブレーキ作用を発生させることができる。
特筆すべきは、ドラムブレーキ4のライニング(ブレーキシューとも言う)が磨耗していない場合、ブレーキケーブル42にブレーキ引張力Pを入力すれば、ドラムブレーキ4の隙間を埋めて、十分なブレーキ力を得ることができ、かつ、ブレーキ引張力Pが取り除かれた後、ブレーキアーム432が、リターンスプリング433の復元力により初期角度Aの位置まで戻されるとともに、調整スクリュー434、連接摺動座33及びブレーキケーブル42も、ブレーキがかけられる前の位置まで戻される。
この際、連接摺動座33の往復ストロークは、固定されて移動しないガイドロッド341に対応するガイド溝342の直線溝3421の範囲で移動するので、連接摺動座33は単純な前後移動のみを行い、回動を行わない。
一方、ドラムブレーキ4のライニング(ブレーキシューともいう)が磨耗した場合、ブレーキケーブル42にブレーキ引張力Pを入力するだけでは、ドラムブレーキ4の隙間を埋めて十分なブレーキ力を得ることができないので、この場合、ユーザー(例えば、運転者)がブレーキケーブル42にかける力を直感的に強く込めることで、ブレーキケーブル42にブレーキ引張力Pより大きい力が入力される。
この際、連接摺動座33が引っ張られるストロークは、ガイドロッド341が対応する直線溝3421から斜め溝3422へ移行し、さらに、連接摺動座33が対応して第一方向へ回動する。
連接摺動座33が回動した後、ワンウェイベアリング331によって調整スクリュー434が連動して同時に第一方向へ回動する(ワンウェイベアリング331が第一方向へ回動する際、その内径部及び外径部がロックされた状態である)ので、調整スクリュー434とスリーブナット435との螺合作用(スリーブナット435が移動せずに、調整スクリュー434が回動し移動する)を起こすことによって、調整スクリュー434の作用長さを適切な距離だけ縮める。
ユーザーがブレーキ引張力Pより大きい力を取り除いた後、連接摺動座33が戻り、かつ、ガイドロッド341の対応する斜め溝3422の範囲から直線溝3421の範囲まで戻るとき、連接摺動座33が対応して第一方向の逆方向へ回動し、連接摺動座33が回動した後、ワンウェイベアリング331によって調整スクリュー434を同時に第一方向の逆方向へ回動させる(ワンウェイベアリング331が第一方向の逆方向へ回動する際、その内径部及び外径部がフリーの状態になり回動自在である)ので、調整スクリュー434にて同時に回動することはなく、調整された作用長さが回復することもない。
この場合、図6に示されるように、ブレーキがかけられていないとき、ブレーキアーム432は、補正後のブレーキ前の初期角度Bに位置するので、隙間が狭くなり、ライニングの磨耗により隙間が広くなる問題も修正される。
当然ながら、連接摺動座33がブレーキケーブル42の方向へ移動して、調整スクリュー434を同方向へ引く際、調整スクリュー434が、ブレーキアーム432における揺動端部4321のホイール内部へ(即ちブレーキケーブル42の方向へ)の揺動に制限されるので、その水平位置が上がる。
また、調整スクリュー434の他端に連接された連接摺動座33の外部に従って移動するハウジング32は、固定されて移動しない固定座31に枢結されるので、ハウジング32と固定座31とが枢結軸322を軸として揺動する構造となるので、ハウジング32、ハウジング32の内部で移動する連接摺動座33及び調整スクリュー434などの部品は自然に角度を成し、このため、ブレーキアーム432の揺動による振れ幅に適応できる。
上記の実施例において、ガイド溝342の直線溝3421の開設方向は、連接摺動座33の移動方向と平行である。
ガイド溝342の斜め溝3422の開設方向は、直線溝3421の開設方向と夾角を成している。
一つの実施例においては、図1〜図3に示されるように、固定座31は、底板312と、天板311と、底板312及び天板311に連接される側壁313とを含む。
底板312は、固定座31をドラム41に螺合する結合孔3121を有し、天板311は、ハウジング32が枢結する枢結穴3111を有し、側壁313は、ブレーキケーブル42(或いはブレーキケーブル42の外管)が通過する溝穴3131を有している。
一つの実施例において、調整スクリュー434の末端には、頚部4341を有し、連接摺動座33の中心軸には、調整スクリュー434の末端を挿入する挿入孔333を有している。
挿入孔333のラジアル方向の壁面には、調整スクリュー434が連接摺動座33から抜けることを防ぎ、かつ、調整スクリュー434を連接摺動座33に対して回転自在にするように、頚部4341まで延伸する少なくとも一つの固定ロッド334が突出している。
また、図7〜図9に示すように、本実施例に係るドラムブレーキの隙間のブレーキアーム端補正装置6は、ブレーキアームユニット43とブレーキケーブル42との間に設置されている。
ブレーキアームユニット43は、上述したとおり、ブレーキの際にスイング後に元の位置に戻ることができるブレーキアーム432と、ブレーキアーム432の揺動端部4321における棒軸4322を貫通する調整スクリュー434と、調整スクリュー434に螺接され、かつ、調整スクリュー434を位置決めするスリーブナット435とを含む。
ブレーキアーム端補正装置6は、下記の部品を含む。
固定バー61は、固定部611及び固定部611から延伸される第一係合部612を有している。
固定部611は、揺動端部4321に組み立てられ、第一係合部612はスリーブナット435の片側に向かって延伸している。
回動押動部62は、リング621及びリング621の中心から外周へ放射状に延伸する第二係合部622を有している。
ワンウェイベアリング63は、単一方向に回動する内径部631及び外径部632を有する。
内径部631は、スリーブナット435のスリーブ部4351に被っている。
外径部632は、回動押動部62のリング621が係合し固定されるのに用いられる。
図10、図11を併せて参照すると、ブレーキアーム端補正装置6の部品において、第一係合部612または第二係合部622は、制限空間64を含み、第一係合部612及び第二係合部622が制限空間64において互いに係合してけん制し合う(図10に示されるように、制限空間64における第二係合部622が断面Sである)。
制限空間64において、対向する面は押圧面641及び押戻し面642を含む。
固定バー61がブレーキアーム432のブレーキ動作に従って回動或いは元の位置に戻る際に、ドラムブレーキの隙間を調整する必要がない場合、第一係合部612及び第二係合部622は、制限空間64において互いに干渉しない(図11に示されるように、第一係合部612の初期位置は、実線で示され、この際に制限空間64における第二係合部622は、断面S1であり、固定バー61が隙間の調整を伴わない回動を行った後、第一係合部612は、二点鎖線で示され、第二係合部622は、断面S2に対応する)。
ドラムブレーキの隙間が大きすぎる場合、ブレーキアーム432がブレーキ動作を行う際に、その回動角度も大きくなり、このときブレーキアーム432が回動すると、第一係合部612の移動距離が制限空間64を越え(図11に示されるように、第一係合部612の位置は、破線で示され、第二係合部622は、断面S3に対応する)、さらに、押圧面641を圧迫して動かせ、第二係合部622に力を加え、回動押動部62が連動して回動し、さらにワンウェイベアリング63をその内径部631及び外径部632が共に回動する方向へ回動させ、スリーブナット435が連動して調整スクリュー434に沿って回動して前進することで、ドラムブレーキの隙間を狭くする。
ブレーキアーム432が逆方向へ回動すると、第一係合部612は、押圧面641を圧迫して動かせ、回動押動部62がそれに連動してワンウェイベアリング63を、その内径部631及び外径部632が共に回動しない方向へ回動させ(この際内径部631が回動しない)、スリーブナット435を回動させずに、スリーブナット435の片方向における回動前進を完成させる。
本実施例において、第一係合部612は、溝開口6121であり、溝開口6121において相対する壁面は、押圧面641及び押戻し面642である。
第二係合部622は、溝開口6121に挿入した凸縁6221である。
特筆すべきは、調整スクリュー434の末端に向かって、スリーブナット435が時計回りに回動すれば、調整スクリュー434の作用長さが短縮され、ドラムブレーキの隙間が狭くされる。
この場合、図7に示された実施例の固定バー61は、調整スクリュー434とドラム41との間に設置される(すなわち、調整スクリュー434が、ドラム41の片側に対向する)。
図12、図13に示されるように、もう一つの実施例に係るブレーキアーム端補正装置6’では、第二係合部622’は開口6222であり、開口6222において対向する面は、それぞれ押圧面641及び押戻し面642である。
第一係合部612’は、開口6222に挿入する棒6122である。
図14に示されるように、さらにもう一つの実施例に係るブレーキアーム端補正装置6’’では、第二係合部622は複数の歯を有する扇形歯車組であり、この扇形歯車組において一対の歯の相対する面は、それぞれ押圧面641及び押戻し面642である。
第一係合部612’’は、扇形歯車組に対応して挿入するフォーク6123である。
図15、図17及び図18に示されるように、本発明の調整スクリューは、ブレーキアームを挟んでスリーブナットの反対側に請求項1に記載の自動補正装置が設置されているので、ドラムブレーキの隙間調整は、ブレーキアーム端補正装置6、6’、6’’と自動補正装置3とが共に担っている。
図16は、図15におけるブレーキアーム端補正装置6の配置及び作動を示す。
図16において、実線で示された第一係合部612及び断面S1は、ブレーキがかけられていない場合の初期位置であり、二点鎖線で示された第一係合部612及び断面S2は、ブレーキがかけられる際にドラムブレーキ隙間調整作用が発揮されていない場合の位置であり、破線で示された第一係合部612及び断面S3は、ブレーキがかけられる際にドラムブレーキ4の隙間調整作用が発揮されている場合の位置である。
図16によると、ブレーキを引く際、自動補正装置3が作動した後、調整スクリュー434は軸方向にも回動するが、このとき、ブレーキアーム端補正装置6、6’、6’’が調整スクリュー434に正常に相互に作用することができ、共同にドラムブレーキ4の隙間調整を達成することができる。
本実施例において、調整スクリュー434の末端に向かって、スリーブナット435が時計回りに回動すれば、調整スクリュー434の作用長さが短縮され、ドラムブレーキの隙間が狭くされる。
この場合、図15、図17、図18に示された実施例の固定バー61、61’、61’’は、調整スクリュー434において調整スクリュー434とドラム41とが対向する側の反対側に設置される。
本発明は、その精神と必須の特徴事項から逸脱することなく他のやり方で実施することができる。
従って、本明細書に記載した好ましい実施形態は、例示的なものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
1 ・・・従来のドラムブレーキ装置
11 ・・・ブレーキレバー
12 ・・・ブレーキユニット
121 ・・・スイングアーム
122 ・・・ナット
13 ・・・ブレーキケーブル
131 ・・・スクリュー
2 ・・・従来のブレーキ自動調整装置
21 ・・・起動スイッチ
22 ・・・動力源
23 ・・・ギアボックス
231 ・・・第一歯車部材
232 ・・・第二歯車部材
24 ・・・制御ユニット
3 ・・・自動補正装置
31 ・・・固定座
311 ・・・天板
3111 ・・・枢結穴
312 ・・・底板
3121 ・・・結合孔
313 ・・・側壁
3131 ・・・溝穴
32 ・・・ハウジング
321 ・・・内径空洞
322 ・・・枢結軸
33 ・・・連接摺動座
331 ・・・ワンウェイベアリング
332 ・・・連接部
333 ・・・挿入孔
334 ・・・固定ロッド
34 ・・・回動ガイド機構
341 ・・・ガイドロッド
342 ・・・ガイド溝
3421 ・・・直線溝
3422 ・・・斜め溝
4 ・・・ドラムブレーキ
41 ・・・ドラム
42 ・・・ブレーキケーブル
43 ・・・ブレーキアームユニット
431 ・・・シャフト
432 ・・・ブレーキアーム
4321 ・・・揺動端部
4322 ・・・棒軸
433 ・・・リターンスプリング
434 ・・・調整スクリュー
4341 ・・・頚部
435 ・・・スリーブナット
4351 ・・・スリーブ部
5 ・・・車体またはフレーム
51 ・・・ブレーキレバーまたはブレーキペダル
6、6’、6’’ ・・・ブレーキアーム端補正装置
61、61’、61’’ ・・・固定バー
611 ・・・固定部
612、612’、612’’ ・・・第一係合部
6121 ・・・溝開口
6122 ・・・棒
6123 ・・・フォーク
62、62’ ・・・回動押動部
621 ・・・リング
622、622’ ・・・第二係合部
6221 ・・・凸縁
6222 ・・・開口
63、63’、63’’ ・・・ワンウェイベアリング
631 ・・・内径部
632 ・・・外径部
64、64’、64’’ ・・・制限空間
641 ・・・押圧面
642 ・・・押戻し面
A ・・・ブレーキ前の初期角度
B ・・・補正後のブレーキ前の初期角度
C ・・・揺動角度
D ・・・適応角度
P ・・・ブレーキ引張力
S1、S2、S3、S4 ・・・断面

Claims (10)

  1. ドラムブレーキの隙間の自動補正装置であって、
    前記自動補正装置は、前記ドラムブレーキのドラム外側におけるブレーキケーブル及びブレーキアームユニットに連接され、
    前記ブレーキアームユニットは、シャフトを軸として所定の角度でスイングすることで前記ドラムブレーキの隙間を変更するブレーキアームと、スイングした前記ブレーキアームを元の位置に戻すリターンスプリングと、前記ブレーキアームの揺動端部に螺接される調整スクリューと、前記調整スクリューの位置決め及び作用長さを調整するスリーブナットとを含み、
    前記自動補正装置は、固定座と、ハウジングと、連接摺動座と、回動ガイド機構とを含み、
    前記ハウジングは、固定座に枢設され、前記ハウジングの内部に内径空洞を有し、
    前記連接摺動座は、前記内径空洞に沿って移動自在とし、前記連接摺動座の片方の端面にワンウェイベアリングが嵌設され、かつ、前記ワンウェイベアリングの内径部に前記調整スクリューが嵌まった後、前記調整スクリューの末端が回動可能に前記連接摺動座内に結合され、前記連接摺動座のもう片方の端面に前記ブレーキケーブルに揺動自在に連接される連接部を有し、
    前記回動ガイド機構は、互いに対応して嵌合するガイドロッド及びガイド溝を含み、
    前記ガイドロッド及び前記ガイド溝は、それぞれ、前記ハウジング及び前記連接摺動座に設置され、
    前記ガイド溝は、互いに連接する直線溝及び斜め溝を含み、
    前記ブレーキケーブルの引張力が所定の値に達すると、前記連接摺動座が一つの角度で回動して前記調整スクリューを回動させ、前記ブレーキアームの初期角度を大きくすることを特徴とする、ドラムブレーキの隙間の自動補正装置。
  2. 前記固定座が、前記ドラムブレーキの車体、フレームまたは前記ドラムに固定されていることを特徴とする、請求項1に記載のドラムブレーキの隙間の自動補正装置。
  3. 前記ガイド溝の直線溝の開設方向が、前記連接摺動座の移動方向と平行であり、
    前記ガイド溝の斜め溝の開設方向が、前記直線溝の開設方向と夾角を成すことを特徴とする、請求項1に記載のドラムブレーキの隙間の自動補正装置。
  4. 前記回動ガイド機構による前記連接摺動座の回動方向が、前記ワンウェイベアリングの内径部及び外径部がロックされた状態における回動方向であることを特徴とする、請求項1に記載のドラムブレーキの隙間の自動補正装置。
  5. 前記回動ガイド機構のガイド溝が、前記連接摺動座の表面に設置され、
    前記ガイドロッドが、前記ハウジングに設置されて、かつ、前記ガイド溝に対応して嵌設され、
    前記固定座は、底板と、天板と、前記底板及び天板に連接される側壁とを含み、
    前記底板は、前記固定座を前記ドラムに螺合するための結合孔を有し、
    前記天板は、前記ハウジングが枢結する枢結穴を有し、
    前記側壁は、前記ブレーキケーブルが通過する溝穴を有し、
    前記調整スクリューの末端には、頚部を有し、
    前記連接摺動座の中心軸には、前記調整スクリューの末端を挿入する挿入孔を有し、
    前記挿入孔のラジアル方向の壁面には、前記調整スクリューが前記連接摺動座から抜けることを防ぎ、かつ、前記調整スクリューを前記連接摺動座に対して回転自在にするように、前記頚部まで延伸する少なくとも一つの固定ロッドが突出していることを特徴とする、請求項1に記載のドラムブレーキの隙間の自動補正装置。
  6. ドラムブレーキの隙間のブレーキアーム端補正装置であって、
    前記ブレーキアーム端補正装置は、ブレーキアームユニットとブレーキケーブルとの間に設置され、
    前記ブレーキアームユニットは、ブレーキの際にスイングする後に元の位置に戻るブレーキアームと、前記ブレーキアームの揺動端部における棒軸を貫通する調整スクリューと、前記調整スクリューに螺接され、前記調整スクリューを位置決めするスリーブナットとを含み、
    前記ブレーキアーム端補正装置は、固定バーと、回動押動部と、ワンウェイベアリングとを含み、
    前記固定バーは、固定部及び前記固定部から延伸される第一係合部を有し、
    前記固定部は、前記揺動端部に組み立てられ、
    前記第一係合部は、前記スリーブナットの片側に向かって延伸し、
    前記回動押動部は、リング及び前記リングの中心から外周へ放射状に延伸する第二係合部を有し、
    前記ワンウェイベアリングは、単一方向に回動する内径部及び外径部を有し、
    前記内径部は、前記スリーブナットのスリーブ部に被り、
    前記外径部は、前記回動押動部のリングが係合し固定されるために用いられ、
    前記第一係合部または第二係合部は、制限空間を含み、
    前記第一係合部及び第二係合部が、前記制限空間において互いに係合してけん制し合い、
    前記制限空間において対向する面は、押圧面及び押戻し面を含み、
    前記固定バーが前記ブレーキアームのブレーキ動作に従って回動或いは元の位置に戻る際に、前記第一係合部及び第二係合部は、前記制限空間において互いに干渉せず、或いは前記ブレーキアームが回動すると、前記第一係合部が前記押圧面を圧迫して前記第二係合部に力を加え、前記回動押動部が連動して前記ワンウェイベアリングを前記内径部及び外径部が共に回動する方向へ回動させ、前記スリーブナットが連動して前記調整スクリューに沿って回動して前進することで、ドラムブレーキの隙間を狭くし、前記ブレーキアームが逆方向へ回動すると、前記第一係合部は前記押圧面を圧迫し、前記回動押動部がそれに連動して、前記ワンウェイベアリングを前記内径部及び外径部が共に回動しない方向へ回動させ、前記スリーブナットを回動させないことを特徴とする、ドラムブレーキの隙間のブレーキアーム端補正装置。
  7. 前記第一係合部は、溝開口であり、
    前記溝開口において相対する壁面は、前記押圧面及び前記押戻し面であり、
    前記第二係合部は、前記溝開口に挿入した凸縁であることを特徴とする、請求項6に記載のドラムブレーキの隙間のブレーキアーム端補正装置。
  8. 前記第二係合部は、開口であり、
    前記開口において対向する面は、それぞれ前記押圧面及び前記押戻し面であり、
    前記第一係合部は、前記開口に挿入する棒であることを特徴とする、請求項6に記載のドラムブレーキの隙間のブレーキアーム端補正装置。
  9. 前記第二係合部は、複数の歯を有する扇形歯車組であり、
    前記扇形歯車組において一対の歯の相対する面は、それぞれ前記押圧面及び前記押戻し面であり、
    前記第一係合部は、扇形歯車組に対応して挿入するフォークであることを特徴とする、請求項6に記載のドラムブレーキの隙間のブレーキアーム端補正装置。
  10. 前記調整スクリューは、前記ブレーキアームを挟んで前記スリーブナットの反対側に請求項1に記載の自動補正装置が設置されていることを特徴とする、請求項6に記載のドラムブレーキの隙間のブレーキアーム端補正装置。
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