JP5889764B2 - ブレーキキャリパ及びそれを備えた鞍乗型車両 - Google Patents

ブレーキキャリパ及びそれを備えた鞍乗型車両 Download PDF

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Description

本発明は、ブレーキキャリパ及びそれを備えた鞍乗型車両に関する。
停車中に後輪に制動力を付与することにより、停車状態を維持するようにした所謂パーキングブレーキ機構を備えたブレーキキャリパが特許文献1に開示されている。
この特許文献1に係るブレーキキャリパは、車体側に固定されるキャリパボディにピストンを収容し、通常(走行)時は、液圧でピストンを作動させて制動力を付与する一方、駐車時には、ピストンを機械的に押圧する機械式ブレーキロック機構によって、ピストンを押圧し、この押圧状態を維持することで、停車状態を維持するように構成されている。
特開2009−102005号公報
ところで、上記特許文献1に係るブレーキキャリパでは、通常時の制動用のピストンと駐車時の制動用のピストンを共通のものとして、機械式ブレーキロック機構を、ピストンを収容するとともに液圧が供給されるシリンダと、ピストンの軸方向で隣接させて構成している。このため、機械式ブレーキロック機構を、液圧供給のための油路等を配慮して構成する必要があり、機械式ブレーキロック機構が比較的煩雑な構成となっている。
このため、このブレーキキャリパは、多くの部材がピストンの軸方向に設けられ、ピストンの軸方向に比較的大きく、その側方に、マフラー等の車体部品を配置し難いものとなっている。
そこで、本発明は、ピストンの軸方向での寸法を可及的にコンパクト化でき、その側方に車体部品を配置し易くすることができるブレーキキャリパ及びそれを備えた鞍乗型車両を提供することを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載の発明は、車体側に固定されるキャリパボディ(10)と、前記キャリパボディ(10)に収容され、液圧に応じて作動する第1ピストン(12)と、前記キャリパボディ(10)に収容され、機械式ブレーキ機構(25)によって機械的に作動する第2ピストン(13)と、前記第1ピストン(12)又は前記第2ピストン(13)の作動に応じて、ブレーキディスク(7)を挟み込んで、該ブレーキディスク(7)に制動力を付与するブレーキパッド(17)と、を備え、前記第1ピストン(12)及び前記第2ピストン(13)は、それぞれの軸方向が平行で、かつそれぞれの軸方向に直交する方向で離間して配置され、前記機械式ブレーキ機構(25)には、前記キャリパボディ(10)に回動可能に支持される回動アーム(36)が含まれ、前記第2ピストン(13)は、前記回動アーム(36)が回動されることで作動し、前記キャリパボディ(10)には、前記第1ピストン(12)に液圧を供給するための油路(48)が、一端を、前記第1ピストン(12)を収容する第1シリンダ(18)に連通させるとともに、他端を、前記第1ピストン(12)の軸方向視で、該第1ピストン(12)の径方向外側に延ばして外部に開口するように形成され、前記第1ピストン(12)及び前記第2ピストン(13)の軸方向視で、これら第1ピストン(12)及び第2ピストン(13)を結んだ直線(L1)を挟んで一方側に、前記油路(48)が形成され、他方側に、前記回動アーム(36)が延びるように配置されることを特徴とするブレーキキャリパを提供する。
請求項に記載の発明は、請求項記載のブレーキキャリパにおいて、前記機械式ブレーキ機構(25)には、前記キャリパボディ(10)に回動可能に支持され、前記回動アーム(36)に連動して回動することで、前記第2ピストン(13)の軸方向に移動する螺子部材(35)と、前記キャリパボディ(10)内に配置され、前記螺子部材(35)に押圧されることで、前記第2ピストン(13)を押圧する押圧部材(37)と、が含まれ、前記螺子部材(35)には凹部(35A)が形成され、前記押圧部材(37)は、前記凹部(35A)にその一部が挿入され、前記凹部(35A)の底部内面に前記押圧部材(37)との当接面(35B)が設定されるとともに、前記押圧部材(37)の前記凹部(35A)内に位置する端面に前記凹部(35A)との当接面(37B)が設定されることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のブレーキキャリパにおいて、前記押圧部材(37)及び前記螺子部材(35)の相互の当接面(35B,37B)が、球面状に形成され、前記押圧部材(37)及び前記螺子部材(35)の当接面(35B,37B)のうちの一方が、前記第2ピストン(13)の軸方向の一方側に向けて凸の球面状であり、他方が、前記第2ピストン(13)の軸方向の一方側に向けて凹の球面状であることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載のブレーキキャリパにおいて、前記第1ピストン(12)及び前記第2ピストン(13)は、前記ブレーキディスク(7)の回転方向に沿って並んで配置され、前記ブレーキディスク(7)の回転方向における上流側に、前記第2ピストン(13)が配置されることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載のブレーキキャリパ(8)を備え、該ブレーキキャリパ(8)は、液圧に応じて作動する第1ピストン(12)をサービスブレーキ、機械的に作動する第2ピストン(13)をパーキングブレーキとして用いる鞍乗型車両を提供する。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の鞍乗型車両において、前記ブレーキキャリパ(8)の車幅方向外側にマフラー(6)が配置されることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、キャリパボディに収容される第1ピストン及び第2ピストンの軸方向が平行で、かつそれぞれの軸方向に直交する方向で、第1ピストン及び第2ピストンが離間することで、機械的に第2ピストンを作動させる機械式ブレーキ機構を、第1ピストン及びこれの周辺構成を特段配慮せずに構成できるので、機械式ブレーキ機構を簡素なものとして、第2ピストンの軸方向での寸法を抑制することができる。
これにより、ピストンの軸方向での寸法を可及的にコンパクト化でき、その側方に車体部品を配置し易くすることができる。
また、キャリパボディの外側で油路に配管を接続する場合に、この配管と回動アームとの配置自由度が増え、上記配管や回動アームに接続されるワイヤ等の配索を容易に行えるようにすることができる。
請求項に記載の発明によれば、螺子部材と押圧部材を使って第2ピストンを押圧する構成とする場合に、第2ピストンが、螺子部材の凹部にその一部が挿入され、凹部の底部内面に第2ピストンとの当接面が設定されるとともに、第2ピストンの凹部内に位置する端面に凹部との当接面が設定されることで、これら螺子部材と押圧部材の第2ピストンの軸方向での寸法を可及的に抑制することができる。
請求項に記載の発明によれば、押圧部材と螺子部材との当接面の誤差や、押圧部材と螺子部材との相対的な振れを吸収し易くでき、第2ピストンをスムーズに移動させることができる。
請求項に記載の発明によれば、ブレーキパッドは、ブレーキディスクの回転方向の上流側のほうが全体的にブレーキディスクにくい込み易いため、上流側に機械的に作動する第2ピストンを配置し、下流側に押圧力をより出しやすい液圧に応じて作動する第1ピストンを配置することで、ブレーキパッドのくい込み力と併せて偏摩耗を抑制できる。
請求項に記載の発明によれば、ブレーキキャリパの設置による車幅方向外側の張り出しを抑制できる。請求項5のものを用いる場合は、上流側にパーキング用として用いる第2ピストンが配置され、下流側に制動用(サービスブレーキ)として用いる頻繁に利用される第1ピストンが配置されることになり、ブレーキパッドのくい込み力と併せて偏摩耗を抑制できる。
請求項に記載の発明によれば、ブレーキキャリパ及びマフラーを車幅方向にコンパクトに配置できる。
本発明の実施形態に係る鞍乗型車両の後部の側面図である。 上記鞍乗型車両の後部に設けられた状態のブレーキキャリパの側面図である。 図2の拡大図である。 図3のA−A線に沿う断面図である。 図3のB−B線に沿う断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下で用いる図面において、矢印FRは車両の前方を示し、矢印UPは車両の上方を示し、矢印LHは車両の左方を示している。
図1には、本発明の実施形態に係るブレーキキャリパを備える鞍乗型車両としての自動二輪車1の後部が示されている。同図において、符号2は車体フレームを示し、車体フレーム2には、後方に向けて延びる左右一対のスイングアーム3の前部が上下方向に揺動可能に支持されている。左右のスイングアーム3の後部にはリヤアクスル4が横架され、リヤアクスル4には後輪5が回動可能に支持されている。また、スイングアーム3の右方には、マフラー6が配置されている。また、後輪5の中央には、後輪5と一体に回動するブレーキディスク7が設けられ、ブレーキディスク7は、ブレーキキャリパ8によって挟み込まれることで後輪5に制動力を付与する。ここで、本実施形態では、ブレーキキャリパ8が、マフラー6の車幅方向内側に配置され、図2に示すように、右のスイングアーム3の後部に固定されて上方に延びるキャリパブラケット9の上部に支持され、そしてスイングアーム3と一体に揺動するようになっている。また本実施形態においてブレーキキャリパ8は、ブレーキディスク7の軸中心に対して前上方に配置されている。なお、図1及び以下の説明で用いる図2においてブレーキディスク7の外観に表れない部位は、説明便宜上、二点鎖線で示している。
ブレーキキャリパ8は、キャリパブラケット9に対して車幅方向に沿って所定距離だけ移動可能に支持されるキャリパボディ10を備えている。キャリパボディ10は、キャリパブラケット9において前後方向に並ぶように形成された図示省略する一対の軸部に、その下部に形成された一対のボス部11を挿通させて、上記一対の軸部の軸方向に所定距離だけ移動可能に支持された状態で抜け止めされることで、キャリパブラケット9に支持されている。なお、図2及び図3を参照し、符号9Aは、キャリパブラケット9における、リヤアクスル4の前方かつブレーキキャリパ8の下方かつスイングアーム3の内側に位置する部位に形成されたスイングアーム係合凹部9Aを示している。スイングアーム凹部9Aは、スイングアーム3に設けられた凸部3Aとの係合により、キャリパブラケット9をリヤアクスル4との協働で揺動支持する。ちなみに、キャリパブラケット9の後部は、リヤアクスル4に挿通支持されている。
ブレーキキャリパ8は、キャリパボディ10に収容した第1ピストン12又は第2ピストン13を作動させることで、後輪5に制動力を付与する。以下、ブレーキキャリパ8について詳述する。
図3〜図5を参照し、ブレーキキャリパ8において、キャリパボディ10は、液圧に応じて作動する第1ピストン12及び機械的に作動する第2ピストン13を収容し、ブレーキディスク7の車幅方向外側に配置されたボディ本体14と、ボディ本体14からブレーキディスク7を跨ぐようにして延びたブリッジ部15(図4及び図5参照)と、ブリッジ部15からブレーキディスク7の中央に向けて延び、ブレーキディスク7を挟んでボディ本体14と対向した内側当接部16(図4及び図5参照)と、を一体に備えている。ボディ本体14と内側当接部16との間には、ブレーキディスク7を挟み込むようにして左右一対のブレーキパッド17が配置され、これらブレーキパッド17はキャリパボディ8の適所に支持され、第1ピストン12及び第2ピストン13の軸方向で移動可能とされている。なお、図3では、説明便宜上、ブレーキディスク7は二点鎖線で示している。
図3に示すように、ボディ本体14は、ブレーキディスク7の周方向に沿う扇形状に形成され、図4及び図5に示すように、車幅方向内側の壁部から穿設され、車幅方向外側に延びる第1シリンダ18に、第1ピストン12を摺動可能に収容し、車幅方向内側の壁部から穿設され、車幅方向外側に延びる第2シリンダ19に、第2ピストン13を摺動可能に収容している。
図3に示すように、第1ピストン12及び第2ピストン13は、それぞれの軸方向が車幅方向に沿って平行で、かつそれぞれの軸方向に直交する方向で離間して配置されている。ここで、本実施形態では、図2に示すように、第1ピストン12及び第2ピストン13が、ブレーキディスク7の周方向(回転方向R1)に沿って並んで配置され、液圧で作動する通常制動用の第1ピストン12が、ブレーキディスク7の回転方向で下流側に配置され、機械式の第2ピストン13が、ブレーキディスク7の回転方向で上流側に配置されている。なお、図2に示すように、回転方向の上流側(upp)は、回転方向に沿う円形の軌跡上の所定の位置を基準とした場合に、回転方向の反転側であり、下流側(low)は正転側である。
また、本実施形態では、ブレーキパッド17は、ブレーキディスク7の周方向に沿って第1ピストン12及び第2ピストン13に跨るように延びている。
図5に示すように、第1ピストン12は有底筒状に形成され、本実施形態では第1ピストン12が、その開口縁部をブレーキディスク7側に向けて第1シリンダ18に収容されている。そして、図3に示すように、第1ピストン12は、キャリパボディ10の外周面に接続されたブレーキホース20を通して第1シリンダ18に供給される圧油による液圧に応じて作動し、圧油が第1シリンダ18内に供給された際に、ブレーキディスク7側に推進してブレーキパッド17を介してブレーキディスク7を押圧するようになっている。
本実施形態では、ブレーキホース20は、キャリパボディ10から自動二輪車1の中央下部に設けられた図示しないマスタシリンダに接続されている。そして、マスタシリンダの近傍に揺動可能に支持されたフットペダルの操作によってマスタシリンダ内の圧油が第1シリンダ18に供給されるようになっている。
第1シリンダ18の車幅方向内側の開口縁部には、ダストシール21が嵌合されるダストシール溝22が形成されている。また、ダストシール溝22よりも内側の第1シリンダ18の内周面には、第1ピストン12の推進によってねじれることで第1ピストン12を縮退させる方向に向けた復元力を蓄積するロールバックシール23を収容するロールバックシール溝24が形成されている。
一方、図4に示すように、第2ピストン13は有底筒状に形成され、本実施形態では第2ピストン13が、その底部をブレーキディスク7側に向けて第2シリンダ19内に収容されている。ここで、ボディ本体14においては、第2シリンダ19の車幅方向外側に機械式ブレーキ機構25が構成され、第2ピストン13は、機械式ブレーキ機構25によって機械的に作動し、ブレーキディスク7側に推進してブレーキパッド17を介してブレーキディスク7を押圧する。
そして、第2シリンダ19の車幅方向内側の開口縁部には、ダストシール26が嵌合されるダストシール溝27が形成されている。また、ダストシール溝27よりも内側の第2シリンダ19の内周面には、第2ピストン13の推進によってねじれることで第2ピストン13を縮退させる方向に向けた復元力を蓄積するロールバックシール28を収容するロールバックシール溝29が形成されている。
ここで、ブレーキキャリパ8では、第1ピストン12又は第2ピストン13が、ブレーキディスク7側に推進して、ブレーキパッド17を介してブレーキディスク7を押圧した場合、キャリパボディ10が、ブレーキディスク7からの反作用を受けて車幅方向に移動するようになっている。そして、この際、内側当接部16が車幅方向内側からブレーキパッド17を介してブレーキディスク7を押圧することで、ブレーキディスク7が左右のブレーキパッド17によって挟み込まれる。これにより、ブレーキキャリパ8は、ブレーキディスク7に制動力を付与して、後輪5を制止させるようになっている。
また、ブレーキキャリパ8では、第1ピストン12又は第2ピストン13を推進させる作用力が解除された場合に、ロールバックシール23又はロールバックシール28の復元力により、第1ピストン12又は第2ピストン13が縮退し、ブレーキパッド17が、ブレーキディスク7から離間するようになっている。また、本実施形態では、第2ピストン13の外径寸法D2が、第1ピストン12の外径寸法D1よりも小さく設定されている。
なぜなら、本実施形態では、ブレーキパッド17は、ブレーキディスク7の回転方向の上流側のほうが全体的にブレーキディスク17にくい込み易いため、上流側の第2ピストン13の外径寸法D2を、第1ピストン12の外径寸法D1よりも小さく設定しても、くい込みの力を確保でき、第2ピストン13を小さくできるからである。
以下では、機械式ブレーキ機構25について詳述する。図4を参照し、キャリパボディ10のボディ本体14には、第2シリンダ19に連通するとともに車幅方向外側に開口する空間である機構室31が形成され、この機構室31内に、機械式ブレーキ機構25を構成する一部の部材が収容されている。
本実施形態において機械式ブレーキ機構25は、機構室31に配設されたサポートブロック32と、第2シリンダ19と同軸で第2シリンダ19に連通する、サポートブロック32に形成された貫通孔33の内周面の雌ねじ部34に螺合されるともに、その一部を貫通孔33から外側に露出させた有底筒状の螺子部材35と、螺子部材35の貫通孔33から外側に露出した部位に連結した回動アーム36と、貫通孔33及び第2シリンダ19に跨って第2ピストン13の軸方向に沿って延びるように配置され、螺子部材35に押圧されることで第2ピストン13を押圧する押圧部材37と、を備えている。
螺子部材35は、有底筒状の底部及び周壁部によって凹部35Aが形成され、その底部側を車幅方向外側に向けた状態で雌ねじ部34に螺合され、有底筒状の底部から車幅方向外側に突出したボス部34Aを有し、このボス部34Aに回動アーム36が連結されている。機械式ブレーキ機構25では、回動アーム36が回動されることで、螺子部材35が貫通孔33の軸方向に移動するように構成され、螺子部材35が第2ピストン13側に向けて移動して押圧部材37を第2ピストン13側に押圧した場合に、押圧部材37が第2ピストン13を押圧して、ブレーキディスク7側に推進させる。
ここで、本実施形態では、サポートブロック32に形成された貫通孔33の内周面の雌ねじ部34が例えば4条ねじのようにリードの比較的大きくものとされ、回動アーム36の回動が比較的小さい場合であっても、螺子部材35が大きく移動するようになっている。
図3を参照し、回動アーム36は、螺子部材35から下方に延び、先端でブレーキワイヤ38に連結している。ブレーキワイヤ38は、一端を回動アーム36に連結させるとともに、他方を、例えばハンドル等の車両適所に設けられる図示しないブレーキレバーに連結させており、このブレーキレバーが操作されることで牽引され、図中二点鎖線で示すように、回動アーム36を回動させる。
ここで、本実施形態では上記ブレーキレバーが、所定量だけブレーキワイヤ38を牽引した位置で解除可能に保持されるように構成され、機械式ブレーキ機構25によって、第2ピストン13がブレーキディスク7を押圧した状態を維持できるようになっている。すなわち、機械式ブレーキ機構25は、パーキングブレーキ機構を構成している。
また、上記ブレーキレバーは、操作によって所定量だけブレーキワイヤ38を牽引した位置で保持された状態を解除された場合に、操作前の状態に復帰するように付勢されており、上記解除がされた場合には、回動アーム36も回動前の状態に復帰するように、図示省略する付勢部材によって付勢されている。なお、回動アーム36の回動前の状態を、以下では初期位置と呼ぶものとする。
図4に戻り、本実施形態では、螺子部材35の周壁部の内側、すなわち凹部35A内に、押圧部材37の車幅方向外側の端部が挿入され、押圧部材37の車幅方向外側の端面が螺子部材35の底部の内面に当接している。すなわち、凹部35Aの底部内面に押圧部材37との当接面35Bが設定されるとともに、押圧部材37の凹部35A内に位置する端面に凹部35Aとの当接面37Bが設定され、螺子部材35と押圧部材37とが、螺子部材35を外側、押圧部材37の一部を内側にして、第2ピストン13の軸方向で一部重なって当接するように、キャリパボディ10内に設けられている。
ここで、本実施形態では、押圧部材37及び螺子部材35の当接面35B,37Bが、球面状に形成され、押圧部材37の螺子部材35との当接面37Bが、第2ピストン13の軸方向の一方側(車幅方向外側)に向けて凸の球面状とされている。また、螺子部材35の押圧部材37との当接面35Bが、第2ピストン13の一方側(車幅方向外側)に向けて凹の球面状とされている。
本実施形態の押圧部材37は、第2ピストン13の軸方向に沿って延びるナット筒部40と、ナット筒部40の内側に挿入されるとともに、ナット筒部40から第2ピストン13側に突出するロッド41と、ロッド41のナット筒部40から突出した側の部位の外周に配置され、縮められた状態で、ナット筒部40の端面に一端を当接するとともに、他端をロッド41の第2ピストン13側の端部に形成された傘部42に当接させるアジャスト・リターンスプリング43と、を備えている。
なお、本実施形態では、ナット筒部40の螺子部材35側の端面が螺子部材35に当接しており、このナット筒部40の螺子部材35側の端面が球面状に形成された当接面37Bとなっている。ここで、図中L2は、キャリパボディ10の車幅方向外側の端面に沿う直線を示し、この直線L2は、第2ピストン13の軸方向と直交している。そして、本実施形態では、当接面35B及び当接面37Bの一部領域(中央領域)が直線L2よりも車幅方向外側に位置している。これにより、本実施形態では、螺子部材35と押圧部材37とに亘る寸法を更に抑制している。
ロッド41は、ナット筒部40から突出した側の部位を第2ピストン13の周壁部の内側に進入させ、ナット筒部40から突出した側の部位の先端を第2ピストン13の底部に当接させている。アジャスト・リターンスプリング43は、第2ピストン13の周壁部の内側に配置され、ロッド41が貫通するスラスト軸受け44を介して、ロッド41の傘部42に当接している。
ナット筒部40は、その外周面に該ナット筒部40の軸方向に沿って延びる溝40Aが形成され、溝40Aには、サポートブロック32から延びるピン40Bがナット筒部40の軸方向に摺動可能に嵌合し、このピン40Bによってナット筒部40の回動が規制されている。ピン40Bは、キャリパボディ10のボディ本体14に形成された貫通孔14Aからサポートブロック32に形成された貫通孔32Aに挿入され、一端を貫通孔32Aに挿入された状態で、他端を溝40Aに嵌合させている。
また、ロッド41のナット筒部40の内側に挿入された部位の外周面には、雄ねじ部45が形成され、ロッド41は、雄ねじ部45を、ナット筒部40の内周面に形成された雌ねじ部46に螺合させた状態で、ナット筒部40に移動可能に挿入されている。ここで、ロッド41は、ナット筒部40の回動が規制されるため、アジャスト・リターンスプリング43によって繰り出されて、第2ピストン13を付勢する状態で第2ピストン13に当接している。
一方で、ロッド41の雄ねじ部45及びナット筒部40の雌ねじ部46は、ロッド41及びナット筒部40のいずれか一方に、急激あるいは過剰な軸方向の力が働いた場合に、一方が他方に対して相対的に回動できないように構成されている。具体的に、本実施形態では、回動アーム36が回動され、螺子部材35がナット筒部40を押圧して、ロッド41がナット筒部40に対して相対的に回動しようした場合であっても、ロッド41がナット筒部40に対して相対的に回動できないようになっている。
次に図2及び図5を参照し、キャリパボディ10のボディ本体14には、第1ピストン12に液圧を供給するために圧油を流通させる油路48が、一端を、第1シリンダ18に連通させるとともに、他端を、第1ピストン12の軸方向視で、第1ピストン12の径方向外側に延ばして外部に開口するように形成されている。
本実施形態では、油路48が第1ピストン12側から前上方に延びて、その上端開口にブレーキホース20が接続されている。そして、本実施形態では、第1ピストン12及び第2ピストン13の軸方向視で、これら第1ピストン12及び第2ピストン13を結んだ直線L1を挟んで一方側(上側)に、油路48が形成され、他方側(下側)に、回動アーム36が延びるように配置されている。
上述したブレーキキャリパ8では、図5を参照し、自動二輪車1の中央下部に揺動可能に支持されたフットペダルの操作によって第1シリンダ18内に圧油が供給され、第1ピストン12が、ブレーキディスク7側に推進してブレーキパッド17を介してブレーキディスク7を押圧することで、ブレーキディスク7に制動力を付与される。この際、ロールバックシール23に第1ピストン12を縮退させる方向に向けた復元力が蓄積される。そして、上記ハンドレバーの操作が解除されると、第1シリンダ18内の圧油が上記マスタシリンダ側に戻り、ロールバックシール23の復元力によって、第1ピストン12が縮退し、ブレーキパッド17が、ブレーキディスク7から離間する。
一方で、図4を参照し、車両適所に設けられる図示しないブレーキレバーによってブレーキワイヤ38が牽引され、回動アーム36が初期位置から回動された場合には、螺子部材35が回動して押圧部材37を押圧するとともに押圧部材37が第2ピストン13を押圧し、第2ピストン13が、ブレーキディスク7側に推進してブレーキパッド17を介してブレーキディスク7を押圧することで、ブレーキディスク7に制動力が付与される。
この際、押圧部材37では、ロッド41がナット筒部40に対して相対的に回動することなく一体に移動し、また、ロールバックシール28に第2ピストン13を縮退させる方向に向けた復元力が蓄積される。
そして、本実施形態では、上記ブレーキレバーが、所定量だけブレーキワイヤ38を牽引した位置で解除可能に保持されるように構成されるので、ブレーキレバーの解除がなされない限り、ブレーキディスク7に制動力が付与された状態が維持され、パーキングブレーキ状態が維持される。
そして、上記ブレーキレバーの操作が解除され、図示しない付勢部材によって回動アーム36及び螺子部材35が初期位置に戻ると、ロールバックシール28の復元力によって、第2ピストン13が縮退し、第2ピストン13が押圧部材37を螺子部材35側に縮退させて、押圧部材37を螺子部材35に当接させる。
一方で、ブレーキパッド17が摩耗した場合には、摩耗していない場合に比べて、第2ピストン13をブレーキパッド17側に向けてさらに摩耗分推進させる必要があるが、本実施形態の機械式ブレーキ機構25では、ブレーキパッド17が摩耗した場合でも、摩耗していない初期の状態と同等の移動距離で、第2ピストン13を推進させ、適正にブレーキディスク7に制動力を付与する自動調整がなされる。
この自動調整は、アジャスト・リターンスプリング43によって行われ、ロッド41が摩耗に応じて繰り出されることで実施される。すなわち、ブレーキパッド17が摩耗した場合、ロッド41がアジャスト・リターンスプリング43によって摩耗分だけ、ブレーキディスク7側に繰り出されることで、第2ピストン13も摩耗分だけブレーキディスク7側に繰り出される。
そして、その後のロールバックシール28の復元力による第2ピストン13が縮退する量は、ブレーキパッド17が摩耗した場合でも、摩耗していない場合でも基本的に同様であるが、ブレーキパッド17が摩耗した場合には、摩耗していない場合に比べて、第2ピストン13がブレーキディスク7側に上記摩耗分推進した状態で、縮退状態を維持される。
これにより、ブレーキパッド17の摩耗前に比べて、第2ピストン13が自動調整してブレーキパッド17側に位置するので、本実施形態の機械式ブレーキ機構25では、ブレーキパッド17が摩耗した場合でも、摩耗していない初期の状態と同等の移動距離で、第2ピストン13を推進させ、適正にブレーキディスク7に制動力を付与することが可能となる。すなわち、回動レバー36の回動操作量は、摩耗前と摩耗後とで一定に維持される。
以上に記載した上記実施形態に係るブレーキキャリパ8は、キャリパボディ10に収容される第1ピストン12及び第2ピストン13の軸方向が平行で、かつそれぞれの軸方向に直交する方向で、第1ピストン12及び第2ピストン13が離間することで、機械的に第2ピストン13を作動させる機械式ブレーキ機構25を、第1ピストン12及びこれの周辺構成(第1シリンダ18や油路48等)を特段配慮せずに構成できるので、機械式ブレーキ機構25を簡素なものとして第2ピストン13の軸方向での寸法を抑制することができる。これにより、このブレーキキャリパ8では、ピストンの軸方向での寸法を可及的にコンパクト化でき、その側方に車体部品を配置し易くすることができる。
また、本実施形態では、機械式ブレーキ機構25に、キャリパボディ10に回動可能に支持される回動アーム36が含まれ、第2ピストン13が、回動アーム36が回動されることで作動し、キャリパボディ10には、第1ピストン12に液圧を供給するための油路48が、一端を、第1ピストン12を収容する第1シリンダ18に連通させるとともに、他端を、第1ピストン12の軸方向視で、この第1ピストン12の径方向外側に延ばして外部に開口するように形成され、第1ピストン12及び第2ピストン13の軸方向視で、これら第1ピストン12及び第2ピストン13を結んだ直線L1を挟んで一方側に、油路48が形成され、他方側に、回動アーム36が延びるように配置される。
この構成では、キャリパボディ10の外側で油路48に配管であるブレーキホース20を接続する場合に、このブレーキホース20と回動アーム36との配置自由度が増え、ブレーキホース20や回動アーム36に接続されるブレーキワイヤ38の配索を容易に行えるようにすることができる。
また、本実施形態では、機械式ブレーキ機構25に、キャリパボディ10に回動可能に支持され、回動アーム36に連動して回動することで、第2ピストン13の軸方向に移動する螺子部材35と、キャリパボディ10内に配置され、螺子部材35に押圧されることで、第2ピストン13を押圧する押圧部材37と、が含まれ、第2ピストン13が、螺子部材35の凹部35Aにその一部が挿入され、凹部35Aの底部内面に第2ピストン13との当接面35Bが設定されるとともに、第2ピストン13の凹部35A内に位置する端面に凹部35Aとの当接面37Bが設定されることで、これら螺子部材35と押圧部材37の第2ピストン13の軸方向での寸法を可及的に抑制することができる。
また、本実施形態では、押圧部材37及び螺子部材35の当接面が、球面状に形成されるので、押圧部材37と螺子部材35との当接面の誤差や、押圧部材37と螺子部材35との相対的な振れを吸収し易くでき、第2ピストン13をスムーズに移動させることができる。
また、本実施形態では、第1ピストン12及び第2ピストン13が、ブレーキディスク7の回転方向に沿って並んで配置され、ブレーキディスク7の回転方向における上流側に、第2ピストン13が配置される。この場合、ブレーキパッド17は、ブレーキディスク7の回転方向の上流側のほうが全体的にブレーキディスク7にくい込み易いため、上流側に機械的に作動する第2ピストン13を配置し、下流側に押圧力をより出しやすい液圧に応じて作動する第1ピストン12を配置することで、ブレーキパッド17のくい込み力と併せて偏摩耗を抑制できる。より詳しくは、上流側にパーキング用として用いる第2ピストン13が配置され、下流側に制動用(サービスブレーキ)として用いる頻繁に利用される第1ピストン12が配置されることになり、ブレーキパッド17のくい込み力と併せて偏摩耗を抑制できる。
しかも、本実施形態では、上流側に配置される第2ピストン13の外径寸法D2が、下流側に配置される第1ピストン12の外径寸法D1よりも小さく設定され、第2ピストン13を小さくしても、上流側のほうが全体的にブレーキディスク7にくい込み易いためくい込みの力を確保できる。
また、本実施形態では、幅寸法が抑制されたブレーキキャリパ8の車幅方向外側にマフラー6が配置されるので、ブレーキキャリパ8及びマフラー6を車幅方向にコンパクトに配置できるとともに、ブレーキキャリパ8をマフラー6で保護できる構造である。
なお、上記サービスブレーキとは、運転中に使用される常用ブレーキのことであり、パーキングブレーキは、主に駐車時に使用する駐車用ブレーキのことである。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記各実施形態では、アジャスト・リターンスプリング43を単一のものとしたが、2つにスプリングを用いてもよい。また、上記実施形態では、回動アーム36の回動によって螺子部材35を移動させるようにしたが、回動アーム36と押圧部材37との間に、回動を直線運動に変換するカム機構を設ける等してもよい。また、上記実施形態では、ブレーキキャリパ8を後輪用とする例を説明したが、ブレーキキャリパ8は前輪用として設けられてもよい。また、ブレーキキャリパ8を自動二輪車1以外の鞍乗型三輪車等で用いてもよい。
1 自動二輪車(鞍乗型車両)
6 マフラー
7 ブレーキディスク
8 ブレーキキャリパ
10 キャリパボディ
12 第1ピストン
13 第2ピストン
17 ブレーキパッド
25 機械式ブレーキ機構
35 螺子部材
36 回動アーム
37 押圧部材
48 油路

Claims (6)

  1. 車体側に固定されるキャリパボディ(10)と、
    前記キャリパボディ(10)に収容され、液圧に応じて作動する第1ピストン(12)と、
    前記キャリパボディ(10)に収容され、機械式ブレーキ機構(25)によって機械的に作動する第2ピストン(13)と、
    前記第1ピストン(12)又は前記第2ピストン(13)の作動に応じて、ブレーキディスク(7)を挟み込んで、該ブレーキディスク(7)に制動力を付与するブレーキパッド(17)と、を備え、
    前記第1ピストン(12)及び前記第2ピストン(13)は、それぞれの軸方向が平行で、かつそれぞれの軸方向に直交する方向で離間して配置され
    前記機械式ブレーキ機構(25)には、前記キャリパボディ(10)に回動可能に支持される回動アーム(36)が含まれ、
    前記第2ピストン(13)は、前記回動アーム(36)が回動されることで作動し、
    前記キャリパボディ(10)には、前記第1ピストン(12)に液圧を供給するための油路(48)が、一端を、前記第1ピストン(12)を収容する第1シリンダ(18)に連通させるとともに、他端を、前記第1ピストン(12)の軸方向視で、該第1ピストン(12)の径方向外側に延ばして外部に開口するように形成され、
    前記第1ピストン(12)及び前記第2ピストン(13)の軸方向視で、これら第1ピストン(12)及び第2ピストン(13)を結んだ直線(L1)を挟んで一方側に、前記油路(48)が形成され、他方側に、前記回動アーム(36)が延びるように配置されることを特徴とするブレーキキャリパ。
  2. 前記機械式ブレーキ機構(25)には、前記キャリパボディ(10)に回動可能に支持され、前記回動アーム(36)に連動して回動することで、前記第2ピストン(13)の軸方向に移動する螺子部材(35)と、前記キャリパボディ(10)内に配置され、前記螺子部材(35)に押圧されることで、前記第2ピストン(13)を押圧する押圧部材(37)と、が含まれ、
    前記螺子部材(35)には凹部(35A)が形成され、前記押圧部材(37)は、前記凹部(35A)にその一部が挿入され、前記凹部(35A)の底部内面に前記押圧部材(37)との当接面(35B)が設定されるとともに、前記押圧部材(37)の前記凹部(35A)内に位置する端面に前記凹部(35A)との当接面(37B)が設定されることを特徴とする請求項に記載のブレーキキャリパ。
  3. 前記押圧部材(37)及び前記螺子部材(35)の相互の当接面(35B,37B)が、球面状に形成され、前記押圧部材(37)及び前記螺子部材(35)の当接面(35B,37B)のうちの一方が、前記第2ピストン(13)の軸方向の一方側に向けて凸の球面状であり、他方が、前記第2ピストン(13)の軸方向の一方側に向けて凹の球面状であることを特徴とする請求項に記載のブレーキキャリパ。
  4. 前記第1ピストン(12)及び前記第2ピストン(13)は、前記ブレーキディスク(7)の回転方向に沿って並んで配置され、
    前記ブレーキディスク(7)の回転方向における上流側に、前記第2ピストン(13)が配置されることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のブレーキキャリパ。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載のブレーキキャリパ(8)を備え、該ブレーキキャリパ(8)は、液圧に応じて作動する第1ピストン(12)をサービスブレーキ、機械的に作動する第2ピストン(13)をパーキングブレーキとして用いる鞍乗型車両。
  6. 前記ブレーキキャリパ(8)の車幅方向外側にマフラー(6)が配置されることを特徴とする請求項に記載の鞍乗型車両。
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