JP2019015250A - エンジンの冷却システム - Google Patents
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Abstract
Description
1.冷却システム
本実施形態に係るエンジンの冷却システムの概要について、図1を用い説明する。
EGRクーラ22の配置箇所について、図2及び図3を用い説明する。図2は、エンジンを側方側(即ち、車幅方向)から見た模式側面図であり、図3は、エンジンを後方側(即ち、車両前後方向の後側)から見た模式背面図である。
なお、図3に示すように、取出口14とクーラ導入口22aを接続する冷却液流路(中継流路)FL4は、取出口14よりも左方の領域において配索されており、EGRクーラ22の上方を通るように配索されている。
図3に示すように、エンジン本体1の右方には、冷却液の送液を実行する可変ウォーターポンプ20が配設されている。
シリンダブロック1aにおける冷却構造について、図4を用い説明する。図4は、エンジン本体1のシリンダブロック1aとウォータージャケットスペーサ30とを示す模式展開斜視図である。なお、図4においては、右方側がエンジン本体1の#1気筒側であり、左方側がエンジン本体1の#4気筒側である。
ウォータージャケットスペーサ30の構成について、図5を用い説明する。図5は、ウォータージャケットスペーサ30の構成を示す模式斜視図である。
シリンダブロック1aのブロックウォータージャケット12内での冷却液の流れについて、図6から図8を用い説明する。図6は、シリンダブロック1aのブロックウォータージャケット12内での冷却液の流れを模式的に示す模式図であり、図7は、ウォータージャケットスペーサ30に対する冷却液の流れを示す模式図であり、図8は、図6のVIII−VIII断面を示す模式断面図である。
EGRクーラ22及び冷却液流路FL4の配設について、図9を用い補足説明しておく。図9は、シリンダブロック1aからEGRクーラ22に至る冷却液の流れを示す模式図である。
本実施形態に係るエンジンの冷却システム2では、図2,3,8を用い説明したように、エンジン本体1に対して水冷式熱交換器であるEGRクーラ22がX方向左側の領域(下流側領域)に配置されているとともに、エンジン本体1における取出口14とクーラ導入口22aとを接続する冷却液流路FL4が取出口14よりもX方向左側の領域内で配索されている。即ち、本実施形態に係るエンジンの冷却システム2では、EGRクーラ22及冷却液流路FL4が、エンジン本体1におけるブロックウォータージャケット12内を流れる冷却液に対して順方向となる側に配されている。
実施形態2に係るエンジンの冷却システムについて、図10を用い説明する。図10では、エンジン本体4のシリンダブロック4aにおいて、ブロックウォータージャケット42a,42bにおける冷却液の流れを模式的に示す。なお、本実施形態において、図示及び説明を省略する構成については、上記実施形態1と同様の構成を採用している。
上記実施形態1及び上記実施形態2では、ウォータージャケットスペーサ30,50に設けたリブ部30l〜30nによって冷却液流路FL22を規定することとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、ウォータージャケットスペーサにX方向に延びる溝部を形成することで、冷却液を導くこととしてもよい。また、冷却液流路FL21と冷却液流路FL22とをリブ部30lで区画する必要は必ずしもない。
1a,4a シリンダブロック
2 冷却システム
12 ブロックウォータージャケット
12a,42a 排気側ウォータージャケット
14 取出口
15 取出部
22 EGRクーラ(水冷式熱交換器)
22a クーラ導入口(熱交換器導入口)
22b ガス導入部
30,50 ウォータージャケットスペーサ
30a2 #1ボア下部
30b2 #2ボア下部
30c2 #3ボア下部
30d2 #4ボア下部
30l〜30n リブ部
31 GPF
31a ガス分岐部
Claims (7)
- 複数の気筒が直列配置され、シリンダブロックに冷却液が流通するためのブロックウォータージャケットが形成されてなるエンジン本体と、
前記エンジン本体の外方に配置され、前記冷却液を用いて熱交換を行う水冷式熱交換器と、
を備えるエンジンの冷却システムにおいて、
前記ブロックウォータージャケットでは、前記複数の気筒の配列方向である気筒列方向において、一端側に配された前記気筒に対応する部分から他端側に配された前記気筒に対応する部分に向けた前記冷却液の流れが形成され、
前記シリンダブロックの側壁には、前記ウォータージャケットから前記冷却液の一部を取り出すための取出口が開口されており、
前記エンジン本体の外方の領域において、前記ウォータージャケット内における前記冷却液の流れ方向を基準として、前記取出口よりも下流側となる領域を下流側領域とするとき、
前記水冷式熱交換器は、前記下流側領域に配置されているとともに、前記取出口を通り取り出された前記冷却液を導入するための熱交換器導入口を有し、
前記取出口と前記熱交換器導入口とを接続する中継流路は、前記下流側領域内において、前記ウォータージャケット内における前記冷却液の流れ方向に沿って前記冷却液が流れるように配索されている、
エンジンの冷却システム。 - 請求項1に記載のエンジンの冷却システムであって、
前記シリンダブロックには、前記複数の気筒を囲むシリンダボア壁が形成されており、
前記ブロックウォータージャケットは、前記シリンダボア壁を囲むように形成されており、
前記シリンダブロックの側壁には、前記ウォータージャケットに対して前記冷却液を導入するためのブロック導入口が開口されており、
前記ブロックウォータージャケット内に挿入されたウォータージャケットスペーサを更に備え、
前記ブロックウォータージャケットでは、前記ウォータージャケットスペーサの外周面と該ブロックウォータージャケットの外側壁との間に形成された流路が、前記ブロック導入口から前記取出口に至る前記冷却液の第1流路として構成されている、
エンジンの冷却システム。 - 請求項2に記載のエンジンの冷却システムであって、
前記ブロックウォータージャケットは、前記気筒列方向における前記他端側に配された前記気筒に対応する部分に、前記冷却液を当該ブロックウォータージャケットから排出するための排出部を有し、
前記ブロックウォータージャケットでは、前記ウォータージャケットスペーサの内周側を通り、前記ブロック導入口から前記排出部に至る前記冷却液の第2流路が構成されており、
前記第1流路と前記第2流路とは、互いに連通している、
エンジンの冷却システム。 - 請求項2又は請求項3に記載のエンジンの冷却システムであって、
前記ブロック導入口及び前記取出口は、ともに前記シリンダブロックにおける吸気側の側壁又は排気側の側壁に開口されている、
エンジンの冷却システム。 - 請求項1から請求項4の何れかに記載のエンジンの冷却システムであって、
前記複数の気筒の内、前記気筒列方向の前記一端側に配された前記気筒を除く所定の気筒のシリンダボアにおいて、当該シリンダボアの開口中心を通り前記気筒列方向に沿った軸と、前記シリンダボアの中心軸との双方に直交する仮想軸を仮定するとき、
前記ブロックウォータージャケットから前記取出口に至る流路である取出部は、前記仮想軸に沿って形成されている、
エンジンの冷却システム。 - 請求項5に記載のエンジンの冷却システムであって、
前記所定の気筒は、前記気筒列方向の前記他端側に配された気筒である、
エンジンの冷却システム。 - 請求項1から請求項6の何れかに記載のエンジンの冷却システムであって、
前記水冷式熱交換器は、前記エンジン本体から排気される排気ガスを吸気通路に還流させるEGRガスの通路に配置されたEGRクーラであり、
前記EGRガスの通路は、前記エンジン本体から排気された前記排気ガスの排気通路から分岐して設けられており、
前記EGRクーラは、前記熱交換器導入口が前記取出口よりも上方に位置し、且つ、前記EGRガスが前記EGRクーラに導入されるガス導入部が、前記排気通路から分岐した部分よりも上方に位置するように、設けられている、
エンジンの冷却システム。
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JP2012052515A (ja) * | 2010-09-03 | 2012-03-15 | Toyota Motor Corp | 内燃機関のシリンダブロックおよび冷却装置 |
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2017
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