JP2019014036A - カッター刃移動機構、カッターおよびプリンター - Google Patents

カッター刃移動機構、カッターおよびプリンター Download PDF

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英昭 西島
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Abstract

【課題】媒体を切断する前進位置に向ってカッター刃を付勢することなく、小さな出力の駆動モーターでカッター刃を前進位置に移動できるカッター刃移動機構を提供すること。【解決手段】カッター刃移動機構24は第1カッター刃21を進退させる駆動歯車32、駆動モーター31、駆動モーター31の回転が伝達される複合歯車40を有する。複合歯車40の間欠歯部43aは、駆動モーター31の駆動により複合歯車40が回転を開始した後に伝達歯車51と噛合して回転伝達経路を形成する。駆動モーター31の駆動開始時点と駆動モーター31から駆動歯車32に至る回転伝達経路が形成される回転伝達経路形成時点との間には時間差があるので、この間に複合歯車40に回転運動エネルギーが蓄積される。従って、複合歯車40と伝達歯車51が噛合した時点では、大きな駆動力(回転運動エネルギー)で伝達歯車51を回転させることができる。【選択図】図6

Description

本発明は、カッター刃を直線的に移動させてシート状の媒体を切断するカッター移動機構およびカッターに関する。また、かかるカッターを搭載するプリンターに関する。
カッターを搭載するプリンターは特許文献1に記載されている。同文献のカッターは、記録紙を切断する前進位置と前進位置から離間した後退位置との間でカッター刃を進退させるカッター刃移動機構を備える。カッター刃移動機構は、駆動モーターと、駆動モーターからの駆動力が伝達される2つのカッター駆動歯車と、可動刃を進退方向に案内するガイドを備える。2つのカッター駆動歯車は、可動刃の移動面に対して回転中心軸を直交する方向に向けた状態で可動刃の進退方向と直交する直交方向に配列されている。また、2つのカッター駆動歯車は、互いに噛合しており、同期して回転する。各カッター駆動歯車には、その端面の中心から外れた位置に駆動ピンが設けられている。可動刃には、直交方向に延びる長孔が形成されており、この長孔に各カッター駆動歯車の駆動ピンが挿入されている。
駆動モーターの駆動力によって2つのカッター駆動歯車が回転すると、各駆動ピンは、長穴内を直交方向に移動しながら進退方向に移動する。従って、各駆動ピンは長穴の開口縁に当接して可動刃を進退方向に移動させる。各カッター駆動歯車が1回転する間に、可動刃は、固定刃と重なる前進位置と、固定刃との間に隙間が形成された後退位置との間を1往復する。特許文献1に記載のカッター刃移動機構では、可動刃を後退位置の側から前進位置に付勢するコイルバネを備える。
特開2005−161481号公報
特許文献1のカッター刃移動機構では、カッター刃の後退位置から前進位置への移動をコイルバネがアシストする。従って、カッター刃を駆動する駆動モーターとして比較的出力の小さい安価なものを用いることができる。しかし、コイルバネによってカッター刃を前進位置に付勢する構成では、振動などにより可動刃が前進位置に移動する可能性がある。従って、安全性に問題がある。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、媒体を切断する前進位置に向ってカッター刃を付勢することなく、当該カッター刃を比較的小さな出力の駆動モーターで後退位置から前進位置に移動させることができるカッター移動機構およびカッターを提供することにある。また、このようなカッターを搭載するプリンターを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、シート状の媒体を切断する前進位置と当該前進位置から離間する後退位置との間でカッター刃を往復移動させるカッター刃移動機構において、第1歯車と、第2歯車と、前記第1歯車の回転によって前記カッター刃を進退させる回転変換機構と、駆動モーターと、間欠歯車と、前記駆動モーターの回転を前記間欠歯車を介して前記第1歯車に伝達する伝達機構とを有し、前記駆動モーターの駆動によって前記間欠歯車が回転を開始した後に、前記間欠歯車の歯部は前記第2歯車と噛合し、前記間欠歯車の歯部が前記第2歯車と噛合して前記駆動モーターの回転が前記第1歯車に伝達される間に、前記カッター刃は前記回転変換機構によって前記後退位置から前記前進位置に移動することを特徴とする。
本発明によれば、間欠歯車は、駆動モーターの駆動によって当該間欠歯車が回転を開始した後に、その歯部が第2歯車と噛合して駆動モーターから第1歯車への回転伝達経路を形成する。従って、駆動モーターの駆動開始時点と、回転伝達経路が形成される回転伝達経路形成時点との間には時間差がある。ここで、回転伝達経路が形成される前であれば、駆動モーターにかかる負荷はカッター刃を移動させない分だけ小さくて済む。従って、この時間差の期間中に、駆動モーターの回転数を上昇させることができる。また、駆動モーターの回転数を上昇させれば、駆動モーターおよび間欠歯車に回転運動エネルギーを蓄積できる。従って、間欠歯車と第2歯車とが噛合した時点では、これらが予め噛合した状態で駆動モーターを駆動した場合と比較して、大きな駆動力(回転運動エネルギー)で第2歯車を回転させることができる。この結果、第1カッター刃の移動を開始させる時点で第1歯車を駆動モーターの出力以上の大きな力で回転させることができる。よって、駆動モーターとして比較的小さな出力の駆動モーターを用いてカッターを後退位置から前進位置に移動させることができる。
本発明において、間欠歯車を介して駆動モーターの駆動力を第1歯車に伝達するためには、前記伝達機構における前記第2歯車は、前記間欠歯車の回転経路の下流側に配置されるものとすることができる。
この場合において、間欠歯車から第2歯車を介して第1歯車に駆動力を伝達するためには、前記伝達機構は第3歯車を有し、前記第3歯車は前記第1歯車と前記第2歯車の間に配置され、前記第3歯車は前記第1歯車と噛合し、かつ前記第3歯車は前記第2歯車と噛合するものとすることができる。
本発明において、前記回転変換機構は、ラックアンドピニオン機構とすることができる。ラックアンドピニオン機構によれば、第1歯車の回転角度とカッター刃の移動距離とを対応させることができるので、回転変換機構にリンク機構を利用する場合と比較して、カッター刃を正確に移動させることができる。
本発明において、前記カッター刃を付勢する付勢部材を備え、前記間欠歯車の前記歯部と前記第2歯車との噛合が解除されると、前記付勢部材の付勢力によって前記カッター刃が前記前進位置から前記後退位置に移動することが望ましい。このようにすれば、カッター刃を後退位置に復帰させることが容易である。
本発明において、前記駆動モーターは、DCモーターとすることができる。出力の小さいDCモーターは安価なので、このようにすれば、カッター刃移動機構の製造コストを抑制できる。
次に、本発明のカッターは、上記のカッター刃移動機構と、前記カッター刃移動機構によって前記前進位置と前記後退位置との間を移動する第1カッター刃と、前記後退位置から前記前進位置に向う前記第1カッター刃に擦接可能な第2カッター刃と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、第1カッター刃を駆動する駆動モーターとして、比較的出力の小さいものを用いることができる。従って、カッターの製造コストを抑制できる。
次に、本発明のプリンターは、上記のカッターと、印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドによる印刷位置および前記カッターによる切断位置を経由する搬送路に沿ってシート状の媒体を搬送する搬送機構と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、カッターの製造コストを抑制できるので、カッターを搭載するプリンターの製造コストを抑制できる。
本発明の実施の形態に係るプリンターの斜視図である。 図1のプリンターの概略断面図である。 カッターの斜視図である。 カッターの側面図である。 カッターによる記録紙の切断動作の説明図である。 カッターによる記録紙の切断動作の説明図である。 カッターによる記録紙の切断動作の説明図である。 カッターによる記録紙の切断動作の説明図である。
以下に図面を参照して本発明の実施の形態にかかるプリンターを説明する。
(全体構成)
図1(a)は本発明の実施の形態に係るプリンターの斜視図であり、図1(b)は図1のプリンターの外装を取り外した斜視図である。図2は図1のプリンターの概略断面図である。本例のプリンター1はロール紙2から繰り出される長尺状の記録紙3に印刷を行うロール紙プリンターである。図1に示すように、プリンター1は全体として直方体形状をしたプリンターケース4を備える。プリンターケース4の上面の前側部分には記録紙3を排出するための排出口5が設けられている。排出口5はプリンター1の幅方向に延びている。なお、以下では、互いに直交する方向をプリンター幅方向X、プリンター前後方向Y、プリンター上下方向Zとして説明する。
プリンターケース4は、箱型のケース本体6と、ケース本体6に上方から被せられた開閉扉8を備える。ケース本体6は、内部にロール紙収納部7(図2参照)を備えており、開閉扉8は、ロール紙収納部7のロール紙投入口7aを上方(プリンター上下方向Zの上方)から封鎖する。
開閉扉8は排出口5の後方Y2(プリンター前後方向Yの後方Y2)に設けられている。開閉扉8のプリンター幅方向Xの一方X1には開閉ボタン9が設けられている。開閉ボタン9の後方Y2には電源スイッチ10が設けられている。開閉ボタン9を操作すると開閉扉8のロックを解除することができる。ロックが解除されると、開閉扉8は、その後端部分においてプリンター幅方向Xに延びる回転軸回りに回動可能となる。開閉扉8は図1に示すように平伏した姿勢でロール紙収納部7を封鎖する封鎖位置8Aと、図2に点線で示すように、起立した姿勢でロール紙収納部7を開放状態とする開放位置8Bの間を移動する。
図2に示すように、プリンターケース4の内部には、印刷ヘッド14、カッター15が搭載されている。また、プリンターケース4の内部には、ロール紙収納部7から、印刷ヘッド14による印刷位置Aおよびカッター15による切断位置Bを経由して排出口5に至る記録紙3の搬送路16が設けられている。
印刷ヘッド14はサーマルヘッドである。印刷位置Aは印刷ヘッド14と対峙するプラテンローラー17によって規定されている。プラテンローラー17には搬送モーター18の回転駆動力が伝達される。プラテンローラー17および搬送モーター18は記録紙3を搬送路16に沿って搬送する搬送機構を構成する。
プリンター1は、搬送モーター18を駆動してプラテンローラー17を回転させ搬送路16に沿ってセットされた記録紙3を一定速度で搬送する。また、プリンター1は、印刷ヘッド14を駆動して印刷位置Aを搬送される記録紙3に印刷を施す。さらに、プリンター1はカッター15を駆動して印刷が済んだ記録紙3の記録紙部分を切断する。
(カッター)
図3はカッター15の斜視図である。図4はカッター15の側面図である。なお、図4では、複合歯車40の間欠歯部43aおよびカム44cがよく判るように、これらを記載している。図1(b)および図3に示すように、カッター15は、第1カッター刃21と、第1カッター刃21とともに記録紙3を切断する第2カッター刃22を備える。また、カッター15は、第1カッター刃21を、予め設定した移動面23(図2参照)に沿って移動させる第1カッター刃移動機構24を備える。移動面23は切断位置Bにおいて搬送路16と交差する面であり、排出口5の下方でプリンター上下方向Zと直交する。図4に示すように、第1カッター刃移動機構24は記録紙3を切断する前進位置21Aと前進位置21Aから離間した後退位置21Bの間で第1カッター刃21を往復移動させる。
また、カッター15は、第2カッター刃22を、第1カッター刃21に擦接して記録紙3を切断する擦接位置22Aと、第1カッター刃21(移動面23)から離間する離間位置22Bとの間で揺動させる第2カッター刃移動機構25を有する。
カッター15は、第2カッター刃22が擦接位置22Aに配置された状態で第1カッター刃21が後退位置21Bから前進位置21Aに移動することにより、搬送路16上の記録紙3を切断位置Bにおいて切断する。
(第1カッター刃および第2カッター刃)
図3に示すように、第1カッター刃21はその刃先21aを前方Y1(プリンター前後方向Yの前方Y1)に向けている。第1カッター刃21は、板状であり、左右対象の平面形状を備える。第1カッター刃21は、その前側にプリンター幅方向Xの中央が後方Y2に後退したV字形状の刃部21bを備える。また、第1カッター刃21は、刃部21bのプリンター幅方向Xの両側に前方Y1に突出する一対の乗り上げ部21cを備える。各乗り上げ部21cは、プリンター上下方向Zから見た場合に第2カッター刃22におけるプリンター幅方向Xの両端部分(被乗り上げ部22c)と重なる位置まで延びている。第1カッター刃21の後側部分はラック部材27によって支持されている。また、カッター15刃およびラック部材27は、プリンター前後方向Yに移動可能な状態で扉側フレーム28(図1(b)参照)に支持されている。
第2カッター刃22はその刃先22aを後方Y2に向けている。第2カッター刃22は、板状であり、全体としてプリンター幅方向Xに長い長方形の平面形状を備える。第2カッター刃22は、その後側(第1カッターは21と対向する側)のプリンター幅方向Xの両端部分に、第1カッター刃21の乗り上げ部21cが上方から擦接可能な被乗り上げ部21cを備える。第2カッター刃22の刃部22bは、被乗り上げ部21cの間においてプリンター幅方向Xに直線状に延びている。第2カッター刃22は支持フレーム29に搭載されている。
(第1カッター刃移動機構)
図3に示すように、第1カッター刃移動機構24は、駆動源となる駆動モーター31と、駆動歯車(第1歯車)32と、駆動歯車32の回転を直動に変換して第1カッター刃21を移動面23に沿って進退させる回転直動変換機構(回転変換機構)33と、駆動モーター31の回転を駆動歯車32に伝達する伝達機構34を有する。また、第1カッター刃移動機構24は、第1カッター刃21を前進位置21Aの側から後退位置21Bに付勢する付勢部材を有する。付勢部材はコイルバネ35である。
回転直動変換機構33は、ラックアンドピニオン機構である。すなわち、回転直動変換機構33は、駆動歯車32と同軸に配置されて一体に回転するピニオン37と、第1カッター刃21を支持するラック部材27に設けられたラック27aを備える。ピニオン37はラック27aに噛合する。駆動モーター31はDCモーターであり、一方向に回転駆動される。ここで、回転直動変換機構33は、駆動歯車32が第1回転方向R1(図4参照)へ規定回転角度だけ回転することにより、第1カッター刃21を後退位置21Bから前進位置21Aに移動させる。
伝達機構34は、複合歯車(間欠歯車)40と、駆動モーター31の回転の回転伝達経路において複合歯車40よりも上流側に位置する上流側伝達機構41と、複合歯車40よりも下流側に位置する下流側伝達機構42を備える。第1カッター刃21は、駆動モーター31の駆動によって複合歯車40が一方向に1回転する間に、前進位置21Aと後退位置21Bの間を1往復する。
複合歯車40は、第1カッター刃21の移動面23よりも下方において、その回転軸をプリンター幅方向Xに向けて配置されている。複合歯車40は所定の角度範囲に形成された間欠歯部(歯部)43aを備える間欠歯車部43と、間欠歯車部43よりも大径で当該間欠歯車部43と同軸に形成された大径歯車部44を備える。大径歯車部44は間欠歯車部43のプリンター幅方向Xの一方X1の側(外側)に位置している。大径歯車部44はその外周に全周に渡る歯部44aを備える。
また、複合歯車40は、カム44cを備える。カム44cは間欠歯部43aおよび大径歯車部44と一体に形成されている。
上流側伝達機構41は、駆動モーター31の回転軸に取り付けられたピニオン46と、ピニオン46の回転が伝達されるウオーム47と、ウオーム47とピニオン38との間に設けられたクラッチ機構48を備える。駆動モーター31は、その回転軸をプリンター上下方向Zに向けた状態で配置されている。ウオーム47は、その回転軸をプリンター上下方向Zに向けて配置されている。ウオーム47は複合歯車40における大径歯車部44の歯部44aと噛合している。クラッチ機構48は、回転伝達経路の下流側から上流側に向かって大きな回転力が入力された場合などに、ウオーム47とピニオン38の間で、回転伝達経路を切断する。これにより、クラッチ機構48は第1カッター刃移動機構24が破損することを防止する。
下流側伝達機構42は、駆動歯車32と噛合するアイドラ歯車(第3歯車)50と、複合歯車40の回転をアイドラ歯車50に伝達する伝達歯車(第2歯車)51を有する。駆動歯車32、アイドラ歯車50および伝達歯車51は、複合歯車40の間欠歯車部43よりも上方に配置されている。また、駆動歯車32、アイドラ歯車50および伝達歯車51は前方Y1から後方Y2に向かってこの順番に配置されている。駆動歯車32の回転軸は複合歯車40の回転軸よりも前方Y1に位置し、伝達歯車51の回転軸は複合歯車40の回転軸よりもプリンター後方Y2に位置する。伝達歯車51は間欠歯車部43の回転経路の下流側に配置されている。
伝達歯車51は複合歯車40(間欠歯車部43)の間欠歯部43aと噛合可能である。アイドラ歯車50は間欠歯車である。アイドラ歯車50の間欠歯部50aは駆動歯車32および伝達歯車51の双方に噛合する。なお、アイドラ歯車50は、全周に歯部を備える通常の歯車とすることもできる。
一対のコイルバネ35は、プリンター幅方向Xに離間した位置でプリンター前後方向Yに延びている。各コイルバネ35は、それぞれ前端部分がラック部材27に取り付けられ、後端部分が扉側フレーム28に取り付けられている。
駆動モーター31の回転が伝達された複合歯車40が1回転する間であって複合歯車40の間欠歯部43aと伝達歯車51とが噛合している期間中は、複合歯車40の回転が伝達歯車51からアイドラ歯車50を介して駆動歯車32に伝達される。これにより、駆動歯車32は第1回転方向R1に規定回転角度だけ回転する。この結果、第1カッター刃21は後退位置21Bから前進位置21Aへと移動する。ここで、各コイルバネ35は、第1カッター刃21が後退位置21Bから前進位置21Aに移動するのに伴って伸張して付勢力を蓄積する。従って、第1カッター刃移動機構24は、各コイルバネ35の付勢力に抗して、第1カッター刃21を後退位置21Bから前進位置21Aに移動させる。
その後、複合歯車40がさらに回転して複合歯車40の間欠歯部43aと伝達歯車51との噛合が解除されると、各コイルバネ35は、その蓄積した付勢力を利用して、第1カッター刃21を前進位置21Aから後退位置21Bに引き戻す。すなわち、複合歯車40の間欠歯部43aと伝達歯車51との噛合が解除されると、駆動モーター31から駆動歯車32に至る伝達機構34の回転伝達経路が遮断される。この結果、伝達歯車51、アイドラ歯車50、駆動歯車32が回転自在な状態となるので、第1カッター刃21は、各コイルバネ35の付勢力によって後方に移動して、後退位置21Bに戻る。
ここで、プラテンローラー17、第1カッター刃移動機構24の上流側伝達機構41(伝達歯車51およびアイドラ歯車50)、駆動歯車32、ラック部材27、第1カッター刃21、および、コイルバネ35は、扉側フレーム28に支持されている。従って、プラテンローラー17、上流側伝達機構41、駆動歯車32、ラック部材27、第1カッター刃21、および、コイルバネ35は、開閉扉8を開く際に、開閉扉8とともに回動してケース本体6から離間する。
(第2カッター刃移動機構)
図4に示すように、第2カッター刃22は、第1カッター刃21と擦接可能な擦接位置22Aでは、第1カッター刃21の後退位置21Bに向って(プリンター後方Y2に向かって)第1カッター刃21の移動面23に接近する方向に傾斜した傾斜姿勢とされている。傾斜姿勢では第2カッター刃22の刃先22aは移動面23上にある。第2カッター刃移動機構25は、その刃先21aを傾斜姿勢よりも移動面23から離れる下方に変位させることによって第2カッター刃22を擦接位置22Aから離間位置22Bに移動させる。
第2カッター刃移動機構25は第1カッター刃21の移動面23よりも下方に構成されている。図3、図4に示すように、第2カッター刃移動機構25は、第2カッター刃22を予め定めた回転軸回りに揺動可能に支持する支持機構55と、第1カッター刃移動機構24による前記第1カッター刃21の移動に同期させて第2カッター刃22を揺動させるリンク機構56を備える。
支持機構55は、第2カッター刃22を搭載する支持フレーム29と、支持フレーム29を揺動可能に支持する支軸58と、支持フレーム29を付勢することにより第2カッター刃22を擦接位置22Aに付勢する付勢部材59を備える。本例では、付勢部材59はコイルバネである。
図3に示すように、支持フレーム29はプリンター幅方向Xに延びて第2カッター刃22を下方から支持するカッター支持部分61と、カッター支持部分61のプリンター幅方向Xの一方X1の側の端部分から下方に延びるリンクフレーム部分62を備える。リンクフレーム部分62は、下方に延びる前側フレーム部62aと前側フレーム部62aの下端部分から後方Y2に延びる中間フレーム部分62bと中間フレーム部分62bの後端部分から上方に延びる後側フレーム部62cを備える。後側フレーム部62cの上端部分には、複合歯車40のカム44cに当接可能なカムフォロワー部29aが設けられている。
支軸58は、前側フレーム部62aの前側の上端部分をプリンター幅方向Xに貫通している。支軸58は第2カッター刃22の回転軸であり、支軸58の中心線は第2カッター刃22の揺動中心線(回転中心線)である。付勢部材59は前側フレーム部62aの上端部分であって、支軸58を間に挟んで第2カッター刃22の刃先21aとは反対側に位置する前端部分を下方に付勢する。
支持フレーム29のカムフォロワー部29aと複合歯車40のカム44cは、リンク機構56を構成する。複合歯車40が1回転する間であって、カムフォロワー部29aと複合歯車40のカム44cとが擦接していない期間では、付勢部材59によって、支持フレーム29は支軸58回りを図3、図4に矢印で示す反時計回りの付勢方向S1に付勢される。支持フレーム29が反時計回りの付勢方向S1に付勢されると、第2カッター刃22の被乗り上げ部21cが下方から第1カッター刃21の乗り上げ部21cに当接する。従って、第2カッター刃22は傾斜姿勢で擦接位置22Aに配置される。また、第2カッター刃22が擦接位置22Aに配置された状態では、第2カッター刃22は、付勢部材59の付勢力によって、第1カッター刃21に押し付けられる。
一方、複合歯車40が回転して支持フレーム29のカムフォロワー部29aと複合歯車40のカム44cとが擦接すると、付勢部材59の付勢力に抗して、後側フレーム部62cが下方に変位する。これにより、支持フレーム29は支軸58回りを図3、図4に矢印で示す時計回りS2に回動する。この結果、第2カッター刃22は、その刃先21aが移動面23から下方に離間して、第1カッター刃21と擦接しない離間位置22Bに配置される。第2カッター刃22は、カムフォロワー部29aと複合歯車40のカム44cが擦接している期間中、離間位置22Bに配置される。
ここで、第2カッター刃移動機構25は、第1カッター刃移動機構24が第1カッター刃21を後退位置21Bから前進位置21Aに移動させる前に、第2カッター刃22を擦接位置22Aに配置する。また、第2カッター刃移動機構25は、第1カッター刃移動機構24が第1カッター刃21を前進位置21Aから後退位置21Bに移動させる前に、第2カッター刃22を離間位置22Bに配置する。
(切断動作)
次に、図5乃至図8を参照してカッター15による記録紙3の切断動作を説明する。図5はカッター15の待機状態を示す。図6は第1カッター刃21が移動を開始する直前の状態を示す。図7は第1カッター刃21が前進位置21Aに到達した状態を示す。図8は第1カッター刃21が後退位置21Bに到達した状態を示す。各図の(a)はカッター15の平面図であり、各図の(b)はカッター15を回転直動変換機構33のピニオン37を通過する面で切断した縦断面図であり、各図の(c)はカッター15の側面図であり、各図の(d)は、複合歯車40の周囲の部分拡大図である。各図の(c)、(d)では、間欠歯部43a、カム44cおよびカムフォロワー部29aの位置がよく判るように、これらを記載している。
まず、プリンター1が電源オフの状態とされている場合、或いは、プリンター1が印刷データの供給を待つ待機状態とされている場合には、カッター15は待機状態とされる。待機状態では、図5(a)に示すように、第1カッター刃21は後退位置21Bに配置されている。図5(b)に示すように、駆動歯車32と同軸のピニオン37は、ラック部材27のラック27aの前端部分に噛合している。図5(c)、(d)に示すように、複合歯車40の間欠歯部43aは、伝達歯車51から離間する角度位置に配置されており、伝達歯車51とは噛合していない。一方、第2カッター刃22を支持する支持フレーム29のカムフォロワー部29aは、図5(c)に示すように、複合歯車40のカム44cに接している。これにより支持フレーム29の後側フレーム部62cはコイルバネ35の付勢力に抗して下方に押し下げられており、第2カッター刃22は第1カッター刃21から離間する離間位置22Bに配置されている。
外部の機器から印刷データが供給されると、プリンター1は、搬送モーター18を駆動してプラテンローラー17を回転させて、搬送路16に沿ってセットされた記録紙3を一定速度で搬送する。また、プリンター1は、印刷ヘッド14を駆動して、印刷位置Aを搬送される記録紙3に印刷を行う。印刷が終了すると、プリンター1は、駆動モーター31を規定駆動時間だけ同一方向に回転駆動する。これにより、カッター15を動作させて、印刷が済んだ記録紙3の記録紙部分を切断する。
駆動モーター31が駆動されると複合歯車40が回転方向D1(時計回り)に回転を開始する。複合歯車40が回転すると、その直後に、支持フレーム29のカムフォロワー部29aと複合歯車40のカム44cとの当接が解除される。これにより支持フレーム29は付勢部材59の付勢力により支軸58回りを反時計回りS1に回動する(図6(c)参照)。この結果、第2カッター刃22は、第1カッター刃21に擦接可能な擦接位置22Aに移動する。
その後、複合歯車40がさらに回転すると、図6に示すように、駆動モーター31の駆動開始時点から所定時間経過後に複合歯車40の間欠歯部43aが伝達歯車51と噛合する。すなわち、間欠歯部43aは、駆動モーター31の駆動開始時点から、角度θだけ回転した後に伝達歯車51と噛合する。本例では、角度θは90°以上である。
複合歯車40の間欠歯部43aと伝達歯車51が噛合すると、図6(d)に示すように、伝達歯車51は反時計回りに回転する。また、伝達歯車51と噛合しているアイドラ歯車50が時計回りに回転する。そして、アイドラ歯車50と噛合している駆動歯車32が反時計回りの第1回転方向R1に回転する。複合歯車40の間欠歯部43aが伝達歯車51と噛合している間に駆動歯車32は第1回転方向R1に規定回転角度だけ回転する。
駆動歯車32の第1回転方向R1への規定回転角度の回転は、回転直動変換機構33により第1カッター刃21の前方Y1への直動に変換される。従って、第1カッター刃21は後退位置21Bから前進位置21Aに向かって規定距離だけ移動する。これにより、第1カッター刃21は、その刃部21bを第2カッター刃22の刃部22bに擦接させながら搬送路16の切断位置Bを通過して、前進位置21Aに到達する。この結果、切断位置Bに配置された記録紙3が切断される。ここで、第1カッター刃21が前進位置21Aに移動する間、コイルバネ35は伸張して付勢力を蓄積している。
第1カッター刃21が前進位置21Aに到達すると、図7に示すように、複合歯車40と間欠歯部43aと伝達歯車51の噛合が解除される。これにより、複合歯車40の回転が駆動歯車32に伝達されなくなるので、第1カッター刃21は、前進位置21Aにおいて、その移動を停止する。第1カッター刃21が前進位置21Aに配置された状態では、駆動歯車32はラック部材27のラック27aの後端部分に噛合している。
また、複合歯車40と間欠歯部43aと伝達歯車51の噛合が解除されると、駆動モーター31から駆動歯車32に至る伝達機構34の回転伝達経路が遮断され、伝達歯車51、アイドラ歯車50、駆動歯車32が回転自在な状態となる。従って、図8に示すように、第1カッター刃21は、各コイルバネ35の付勢力により、前進位置21Aから後退位置21Bに引き戻される。これにより第1カッター刃21は後退位置21Bに配置される。
なお、第1カッター刃21が後退位置21Bに戻る間に、各コイルバネ35の付勢力はラック部材27から駆動歯車32に伝達される。従って、駆動歯車32は第1回転方向R1とは逆の第2回転方向R2に規定回転角度だけ回転する。よって、第1カッター刃21が後退位置21Bに配置された状態では、駆動歯車32はラック部材27のラック27aの前端部分に噛合する。
ここで、複合歯車40と間欠歯部43aと伝達歯車51の噛合が解除されるのと並行して、複合歯車40のカム44cと、第2カッター刃22を支持する支持フレーム29のカムフォロワー部29aが擦接する。これにより、図8(b)に示すように、支持フレーム29の後側フレーム部62cが下方に押し下げられて、支持フレーム29は支軸58回りを時計回りS2に揺動する。この結果、第2カッター刃22は、第1カッター刃21と離間する離間位置22Bに移動する。
しかる後に、駆動モーター31が停止する。すなわち、第1カッター刃21が後退位置21Bに配置された後に、駆動モーター31の駆動時間が規定駆動時間に達し、駆動モーター31が停止する。これにより、カッター15は図5に示す待機状態に戻る。
図5に示す待機状態では、複合歯車40の間欠歯部43aは、伝達歯車51から離間する角度位置に配置されており、伝達歯車51とは噛合していない。一方、第2カッター刃22を支持する支持フレーム29のカムフォロワー部29aは、複合歯車40のカム44cに接している。これにより支持フレーム29の後側フレーム部62cはコイルバネ35の付勢力に抗して下方に押し下げられており、第2カッター刃22は第1カッター刃21から離間する離間位置22Bに配置されている。
ここで、プリンター1が待機状態のときに、ロール紙2の装填などのために開閉扉8を開いて開放位置8Bに配置すると、プラテンローラー17、第1カッター刃21、ラック部材27、駆動歯車32、上流側伝達機構41(アイドラ歯車50および伝達歯車51)およびコイルバネ35は、開閉扉8とともに移動するが、待機状態では複合歯車40の間欠歯部43aは伝達歯車51と噛合しない位置にある。従って、開閉扉8を開く開動作が、伝達歯車51と複合歯車40の間欠歯部43aの噛合によって妨げられることがない。また、開閉扉8を開放位置8Bから封鎖位置8Aに移動させる閉動作に際しても、伝達歯車51と複合歯車40の間欠歯部43aが衝突することがない。さらに、待機状態では、第2カッター刃22は、離間位置22Bに配置されているので、第2カッター刃22の刃部22bが第1カッター刃21の移動面23よりも下方に位置する。従って、開閉扉8を開放位置8Bに配置した状態でも、第2カッター刃22の刃部22bがケース本体6から上方に突出することがなく、安全である。
(作用効果)
本例では、カッター15が待機状態とされているときに、複合歯車40の間欠歯部43aと伝達歯車51は、複合歯車40の回転軸回りで90°以上の角度θだけ離間している。従って、駆動モーター31の駆動によって複合歯車40が回転を開始した後に間欠歯部43aは伝達歯車51と噛合して回転伝達経路を形成する。すなわち、本例では、駆動モーター31の駆動開始時点と、駆動モーター31の回転を駆動歯車32に伝達する回転伝達経路が形成される回転伝達経路形成時点との間に時間差がある。
ここで、回転伝達経路が形成される前であれば駆動モーター31にかかる負荷は、第1カッター刃21を移動させない分だけ小さくて済む。従って、この時間差の期間中に駆動モーター31の回転数が上昇する。また、駆動モーター31の回転数が上昇すれば、複合歯車40に回転運動エネルギーが蓄積される。従って、複合歯車40と伝達歯車51が噛合した時点では、予め複合歯車40と伝達歯車51が噛合している状態で駆動モーター31を駆動した場合と比較して、大きな駆動力(回転運動エネルギー)で伝達歯車51を回転させることができる。この結果、第1カッター刃の移動を開始させる時点で駆動歯車32を駆動モーター31の出力以上の大きな力で回転させることができる。よって、駆動モーター31として比較的小さな出力の安価なDCモーターを用いてカッター15を後退位置21Bから前進位置21Aに移動させることができる。
なお、回転運動エネルギーKは、以下の式で表される。以下の式においてIは慣性モーメントであり、Nは回転数である。
K=1/2×I×(2πn)^2
また、本例では、複合歯車40の間欠歯部43aと伝達歯車51が噛合している期間中、駆動歯車32が第1回転方向R1に回転し、これにより、第1カッター刃21が後退位置21Bから前進位置21Aに移動する。従って、複合歯車40の間欠歯部43aと伝達歯車51が噛合する期間を設定することにより、第1カッター刃21が後退位置21Bから前進位置21Aに向う移動距離を所望に距離に設定できる。よって、第1カッター刃21を前進位置21Aに正確に配置できる。
さらに、本例では、第1カッター刃21を移動させる回転直動変換機構33としてラックアンドピニオン機構を採用している。ラックアンドピニオン機構によれば、駆動歯車32の回転角度と第1カッター刃21の移動距離を対応させることができるので、回転直動変換機構33にリンク機構を利用する場合と比較して、第1カッター刃21を正確に移動させることができる。
また、本例では、第1カッター刃21を前進位置21Aの側から後退位置21Bに向って付勢するコイルバネ35を備え、複合歯車40の間欠歯部43aと伝達歯車51の噛合が解除されると、コイルバネ35の付勢力によって第1カッター刃21を前進位置21Aから後退位置21Bに移動させる。従って、第1カッター刃21を後退位置21Bに復帰させることが容易である。また、第1カッター刃21を比較的速い速度で後退位置21Bに戻すことができる。
さらに、本例では、駆動モーター31として、出力の小さい比較的安価DCモーターを用いることができるので、カッター15の製造コストを抑制できる。また、カッター15を搭載するプリンターの製造コストを抑制できる。
(変形例)
本発明において、駆動歯車32は、伝達歯車51を兼ねていてもよい。すなわち、複合歯車40の間欠歯部43aを駆動歯車32に噛合させてもよい。このようにすれば、アイドラ歯車50および伝達歯車51を省くことができるので、部品点数を削減できる。この場合でも、カッター15が待機状態とされているときに、複合歯車40の間欠歯部43aと駆動歯車32を複合歯車40の回転軸回りで角度θだけ離間させ、駆動モーター31の駆動によって複合歯車40が回転を開始した後に間欠歯部43aと駆動歯車32が噛合して回転伝達経路を形成するものとする。
1・・プリンター、2・・ロール紙、3・・記録紙(媒体)、4・・プリンターケース、5・・排出口、6・・ケース本体、7・・ロール紙収納部、7a・・ロール紙投入口、8・・開閉扉、8A・・開閉扉の封鎖位置、8B・・開閉扉の開放位置、9・・開閉ボタン、10・・電源スイッチ、14・・印刷ヘッド、15・・カッター、16・・搬送路、17・・プラテンローラー、18・・搬送モーター、21・・第1カッター刃、21a・・第1カッター刃の刃先、21b・・第1カッター刃の刃部、21c・・第1カッター刃の乗り上げ部、21A・・第1カッター刃の前進位置、21B・・第1カッター刃の後退位置、22・・第2カッター刃、22a・・第2カッター刃の刃先、22b・・第2カッター刃の刃部、22c・・第2カッター刃の被乗り上げ部、22A・・第2カッター刃の擦接位置、22B・・第2カッター刃の離間位置、23・・第1カッター刃の移動面、24・・第1カッター刃移動機構、25・・第2カッター刃移動機構、27・・ラック部材、27a・・ラック、28・・扉側フレーム、29・・支持フレーム、29a・・カムフォロワー部、31・・駆動モーター、32・・駆動歯車(第1歯車)、33・・回転直動変換機構、34・・伝達機構、35・・コイルバネ(付勢部材)、37・・回転直動変換機構のピニオン、38・・ピニオン、40・・複合歯車(間欠歯車)、41・・上流側伝達機構、42・・下流側伝達機構、43・・間欠歯車部、43a・・間欠歯部(歯部)、44・・大径歯車部、44a・・大径歯車部の歯部、44c・・カム、46・・ピニオン、47・・ウオーム、48・・クラッチ機構、50・・アイドラ歯車(第3歯車)、50a・・アイドラ歯車の間欠歯部、51・・伝達歯車(第2歯車)、55・・支持機構、56・・リンク機構、58・・支軸、59・・付勢部材、61・・支持フレームのカッター支持部分、62・・支持フレームのリンクフレーム部分、62a・・前側フレーム部、62b・・中間フレーム部分、62c・・後側フレーム部、θ・・待機状態における間欠歯車の歯部と伝達歯車の間の角度、A・・印刷位置、B・・切断位置、R1・・第1回転方向、R2・・第2回転方向、X・・プリンター幅方向、X1・・プリンター幅方向の一方、Y・・プリンター前後方向、Y1・・プリンター前後方向の前方、Y2・・プリンター前後方向の後方、Z・・プリンター上下方向

Claims (5)

  1. シート状の媒体を切断する前進位置と当該前進位置から離間する後退位置との間でカッター刃を往復移動させるカッター刃移動機構において、
    動力伝達機構によって前記カッター刃を進退させる回転変換機構と、駆動モーターと、間欠歯車と、前記駆動モーターの回転を前記間欠歯車を介して前記回転変換機構に伝達する伝達機構とを有し、
    前記駆動モーターの回転が前記動力伝達機構に伝達される間に、前記カッター刃は前記回転変換機構によって前記後退位置から前記前進位置に移動し、
    前記カッター刃を付勢する付勢部材を備え、
    前記間欠歯車の前記歯部と前記歯部と噛合する嵌合部との噛合が解除されると、前記付勢部材の付勢力によって前記カッター刃が前記前進位置から前記後退位置に移動することを特徴とするカッター刃移動機構。
  2. 請求項1において、
    前記回転変換機構は、ラックアンドピニオン機構であることを特徴とするカッター刃移動機構。
  3. 請求項1または2において、
    前記駆動モーターは、DCモーターであることを特徴とするカッター刃移動機構。
  4. 請求項1ないし3のうちのいずれかの項に記載のカッター刃移動機構と、
    前記カッター刃移動機構によって前記前進位置と前記後退位置との間を移動する第1カッター刃と、
    前記後退位置から前記前進位置に向う前記第1カッター刃に擦接可能な第2カッター刃と、
    を有することを特徴とするカッター。
  5. 請求項4に記載のカッターと、
    印刷ヘッドと、
    前記印刷ヘッドによる印刷位置および前記カッターによる切断位置を経由する搬送路に沿ってシート状の媒体を搬送する搬送機構と、
    を有することを特徴とするプリンター。
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