JP4449563B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、プラテンローラと対向する印画ヘッドを備えるプリンタ、複写機、ファクシミリ等の各種の画像形成装置に係るものであり、詳しくは、印画紙等の被記録媒体を搬送するプラテンローラの駆動と、プラテンローラに対する印画ヘッドの開閉とを1つのモータで兼用できるようにした技術に関するものである。
従来より、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置には、プラテンローラと対向する印画ヘッドを備えるものがある。
例えばサーマルヘッドプリンタの場合は、プラテンローラ上に搬送された感熱記録紙を対向するサーマルヘッドで押圧し、プラテンローラを駆動して感熱記録紙を搬送しながら画像を形成する。
ここで、印画時だけでなく、待機中においてもサーマルヘッドの押圧力がプラテンローラに作用していると、プラテンローラが変形してしまう。そのため、待機中は、プラテンローラからサーマルヘッドを離間させておく必要がある。
そこで、サーマルヘッドの開閉機構を設け、印画時は、プラテンローラを押圧するように、プラテンローラに対してサーマルヘッドを閉じ、待機中は、プラテンローラから離れるように、サーマルヘッドを開けておくようにしている。
このようなサーマルヘッドの開閉は、手動で行う場合もあるが、一般的にはモータが動力源として使用されている。すなわち、一方向クラッチと扇形ギヤとを組み合わせることにより、モータを用いてサーマルヘッドを開閉できるようにしたサーマルヘッドプリンタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3328079号公報
特許文献1に記載のサーマルヘッドプリンタは、特許文献1の図2に示されているように、給紙ローラ16を駆動させるモータ10をサーマルヘッド25の開閉機構の動力源とするものであり、モータ10によって駆動される給紙ローラ駆動用ギヤ12及び回転カム駆動用ギヤ13と、回転カム駆動用ギヤ13から一方向クラッチ17を介して駆動される扇形ギヤ19と、扇形ギヤ19によって回転駆動されるヘッドアップギヤ20と、ヘッドアップギヤ20と同軸に設けられてサーマルヘッド25を開閉させる回転カム21とを備えている。
特許文献1に記載の開閉機構によってサーマルヘッド25を開けるには、モータ10を反時計回りに回転させる。すると、回転カム駆動用ギヤ13が時計回りに回転し、一方向クラッチ17を介して扇形ギヤ19も時計回りに回転する。扇形ギヤ19が時計回りに回転すると、扇形ギヤ19と扇形のヘッドアップギヤ20とがかみ合い、ヘッドアップギヤ20が反時計回りに回転し、同軸に設けられた回転カム21も反時計回りに回転する。その結果、回転カム21のカム山の斜面がサーマルヘッド25を持ち上げ、サーマルヘッド25を開ける。
一方、サーマルヘッド25を閉じる場合も、モータ10を反時計回りに回転させる。すると、回転カム駆動用ギヤ13及び一方向クラッチ17を介して扇形ギヤ19が時計回りに回転し続け、最終的に、扇形のヘッドアップギヤ20とのかみ合いが外れる。かみ合いが外れたヘッドアップギヤ20は、自由に回転することができる状態となるので、同軸に設けられた回転カム21も自由になる。
ここで、特許文献1に記載の技術では、回転カム21のカム山の斜面がサーマルヘッド25で押圧されている。そのため、サーマルヘッド25の押圧力により、回転カム21が今度は逆に、時計回りに回転する。その結果、回転カム21のカム山の斜面によるサーマルヘッド25の持上げが解除され、サーマルヘッド25が閉じることとなる。
このように、上記の特許文献1に記載の技術によれば、モータによってサーマルヘッドを自動的に開閉させることができる。
しかし、サーマルヘッドの開閉状態を維持するためには、サーマルヘッドを開けた状態や閉めた状態で、モータの回転を止めておく必要がある。すなわち、サーマルヘッドの開閉にはモータの間欠動作が必要となるのである。
ところが、サーマルヘッドと対向するプラテンローラは、印画中の感熱記録紙を搬送するため、一方向に連続して回転させておく必要がある。
そのため、間欠動作となるサーマルヘッドの開閉用モータは、印画中に常時回転するプラテンローラの駆動用モータと別に設けなければならず、その結果、モータが2個必要となり、コストダウンの大きな障害となっていた。
また、上記の特許文献1に記載の技術では、サーマルヘッドを閉じる際に、モータの駆動力ではなく、サーマルヘッドの押圧力を利用している。
そのため、サーマルヘッドとカム山の斜面との位置関係によっては、サーマルヘッドの押圧力が、回転カムを時計回りに回転させる回転力に、適切に変換されなかったり、サーマルヘッドとカム山の斜面との摩擦力が非常に大きくなったりすることが考えられる。すると、サーマルヘッドが閉じなくなることが懸念され、開閉機構の信頼性にも問題があった。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、印画紙等の被記録媒体を搬送するプラテンローラの駆動と、プラテンローラに対する印画ヘッドの開閉とを1つのモータで兼用できるようにし、コストダウンを可能とするとともに、印画ヘッドの開閉機構の信頼性を向上させることができる画像形成装置を提供することである。
本発明は、以下の解決手段によって、上述の課題を解決する。
本発明の1つである請求項1に記載の発明は、プラテンローラと、前記プラテンローラに対向する印画ヘッドとを備える画像形成装置であって、前記プラテンローラを駆動するモータと、前記モータに連動して回転するアイドラギヤと、前記アイドラギヤと部分的にかみ合い、前記プラテンローラに対して前記印画ヘッドを開閉させる開閉ギヤと、前記アイドラギヤの回転により、前記アイドラギヤの回転方向に移動する振り子と、前記振り子に設けられ、前記アイドラギヤとかみ合う振り子ギヤとを備え、前記モータを一方向に回転させると、前記アイドラギヤとかみ合った状態の前記開閉ギヤが回転し、前記印画ヘッドを閉じるとともに、前記アイドラギヤと前記開閉ギヤとがかみ合わない状態となり、前記モータを逆方向に回転させると、前記振り子が移動して前記振り子ギヤと前記開閉ギヤとが連動するようになり、前記アイドラギヤの逆方向の回転が前記振り子ギヤを介して前記開閉ギヤに伝達され、前記印画ヘッドを開けるとともに、前記アイドラギヤと前記開閉ギヤとがかみ合う状態となることを特徴とする。
ここで、プラテンローラに対して印画ヘッドを開閉させるには、例えば開閉ギヤに開閉カムを備えるようにすることができる。
また、アイドラギヤの回転を振り子ギヤを介して開閉ギヤに伝達するには、例えば開閉ギヤとかみ合う中間ギヤを備えるようにし、振り子ギヤが中間ギヤとかみ合うようにすれば良い。
上記の発明において、被記録媒体に画像を形成するために、印画ヘッドを閉じながら被記録媒体を搬送するには、ただ1つのモータを一方向に回転させるだけで良い。すると、モータに連動してアイドラギヤが回転し、アイドラギヤとかみ合った状態の開閉ギヤが回転して印画ヘッドを閉じる。また、このモータは同時にプラテンローラを駆動し、被記録媒体を搬送する。
ここで、印画ヘッドを閉じたまま(適当な位置で止めたまま)被記録媒体を搬送するには、モータを回転させてプラテンローラを駆動しつつ、開閉ギヤは、所定の角度だけ回転させ、その後は、開閉ギヤの回転を止めておく必要がある。そのため、開閉ギヤは、アイドラギヤと部分的にかみ合うようになっている。
すなわち、印画ヘッドが開いた状態では、アイドラギヤと開閉ギヤとがかみ合っているので、アイドラギヤの回転により、開閉ギヤも回転する。
ところが、開閉ギヤが所定の角度だけ回転し、印画ヘッドが閉じると、アイドラギヤと開閉ギヤとがかみ合わない状態となる。そして、アイドラギヤと開閉ギヤとがかみ合っていなければ、プラテンローラを駆動するためにモータを回転させ続けても、もはや開閉ギヤは回転せず、印画ヘッドの閉じた状態が維持される。したがって、印画ヘッドを閉じたまま被記録媒体を搬送することができるようになる。
一方、待機のために、印画ヘッドを開ける場合には、モータを逆方向に回転させれば良い。すると、アイドラギヤの回転により、振り子がアイドラギヤの回転方向に移動し、振り子ギヤと開閉ギヤとが連動するようになる。
そのため、アイドラギヤと開閉ギヤとがかみ合っていなくても、アイドラギヤの逆方向の回転は、アイドラギヤとかみ合う振り子ギヤを介して開閉ギヤに伝達される。したがって、モータの逆回転により、印画ヘッドを開けることができる。
ここで、印画ヘッドを開け、その状態を維持するには、開閉ギヤを所定の角度だけ逆回転させ、その後は、開閉ギヤの回転を止めておく必要がある。そのため、印画ヘッドが開いたら、モータの回転を止める。この場合、待機中であるから、被記録媒体を搬送する必要はなく、モータを止めても何ら問題は生じない。なお、振り子ギヤによって印画ヘッドが開くと、アイドラギヤと開閉ギヤとがかみ合う状態に復帰する。
本発明の画像形成装置によれば、モータを一方向に回転させると、アイドラギヤとかみ合った状態の開閉ギヤが回転し、印画ヘッドを閉じるとともに、アイドラギヤと開閉ギヤとがかみ合わない状態となる。また、モータを逆方向に回転させると、振り子が移動して振り子ギヤと開閉ギヤとが連動するようになり、アイドラギヤの逆方向の回転が振り子ギヤを介して開閉ギヤに伝達され、印画ヘッドを開ける。
そのため、ただ1つのモータにより、印画紙等の被記録媒体を搬送するプラテンローラの連続回転動作と、プラテンローラに対して印画ヘッドを開閉する間欠動作とを両立させることができる。しかも、印画ヘッドの開閉がともにモータの駆動力によって行われるので、印画ヘッドの開閉機構の信頼性を向上させることができる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
本発明における印画ヘッドは、下記実施形態では、画像データを感熱記録紙に印画するサーマルヘッド11に相当する。また、本発明における画像形成装置は、下記実施形態では、プラテンローラ12と、プラテンローラ12に対向するサーマルヘッド11とを備えるサーマルヘッドプリンタ10に相当する。さらに、下記実施形態では、プラテンローラ12を駆動するモータとして、パルスモータ13を用いている。
図1は、本実施形態のサーマルヘッドプリンタ10を示す断面図であり、サーマルヘッドプリンタ10の待機中の状態を示す図である。
図2は、本実施形態のサーマルヘッドプリンタ10を示す斜視図であり、サーマルヘッドプリンタ10の印画時の状態を示す図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態のサーマルヘッドプリンタ10は、筐体の内部に、サーマルヘッド11、プラテンローラ12及びパルスモータ13が設置されている。ここで、サーマルヘッド11は、プラテンローラ12に対向して上側に配置されており、待機中は、図1に示すように、プラテンローラ12に対してサーマルヘッド11が開いた状態となっている。そのため、サーマルヘッド11の押圧力がプラテンローラ12に作用せず、プラテンローラ12の変形が防止される。
一方、図2に示すような印画時は、プラテンローラ12に対してサーマルヘッド11が閉じた状態となり、プラテンローラ12上に給紙された感熱記録紙30を押圧する。そして、パルスモータ13によってプラテンローラ12が回転し、感熱記録紙30を搬送しながら、サーマルヘッド11により、プリントコマンドに応じた画像を感熱記録紙30上に形成する。
すなわち、プリントコマンドが送信されると、パルスモータ13が反時計回りに回転する。すると、第1のタイミングベルト14によってパルスモータ13と直結されたプーリ15が反時計回りに回転する。また、第2のタイミングベルト16によってプーリ15と直結されたプラテンローラ12が反時計回りに回転する。そのため、図2に示すように、感熱記録紙30が左方向に搬送される。なお、第1のタイミングベルト14は、バネ、レバー及びローラで構成される第1のテンション付与手段17によって張力が調整され、第2のタイミングベルト16は、同様の構成の第2のテンション付与手段18によって張力が調整されている。
また、パルスモータ13が反時計回りに回転すると、ギヤ列19を介してアイドラギヤ20が時計回りに回転する。さらに、図1に示すように、アイドラギヤ20とかみ合う開閉ギヤ21が反時計回りに回転する。ここで、サーマルヘッド11の開閉レバー23は、開閉ギヤ21と一体的に回転する開閉カム22によって上下動する。そのため、開閉ギヤ21が反時計回りに回転すると、開閉カム22のカム山が低くなって開閉レバー23の先端部が下降し、図2に示すように、プラテンローラ12に対してサーマルヘッド11が閉じた状態となる。
このように、本実施形態のサーマルヘッドプリンタ10は、プラテンローラ12を駆動する1つのパルスモータ13により、プラテンローラ12を回転させるとともに、サーマルヘッド11を自動的に閉じることができる。なお、パルスモータ13を時計回りに回転させることにより、サーマルヘッド11を自動的に開けることもできる。
ここで、プラテンローラ12は、印画中は常時回転させておく必要があるが、サーマルヘッド11は、印画中は閉じ、待機中は開けておくという間欠動作を必要とする。
そこで次に、パルスモータ13を連続回転させてもサーマルヘッド11が閉じた状態で止まり、また、サーマルヘッド11を開けることもできる開閉機構について説明する。
図3は、サーマルヘッドの開閉機構を示す側面図であり、図2と同じ方向から見た印画時の状態を示す図である。
図4は、サーマルヘッドの開閉機構を示す側面図であり、図2と反対の方向から見た印画時の状態を示す図である。
サーマルヘッド11(図1及び図2参照)の開閉機構は、図3及び図4に取り出して示すように、パルスモータ13(図1及び図2参照)に連動して回転するアイドラギヤ20と、アイドラギヤ20と部分的にかみ合う開閉ギヤ21と、開閉ギヤ21と一体的に回転する開閉カム22と、開閉カム22と接するサーマルヘッド11の開閉レバー23と、アイドラギヤ20の回転により、アイドラギヤ20の回転方向に移動する振り子24と、振り子24に設けられ、アイドラギヤ20とかみ合う振り子ギヤ25と、開閉ギヤ21とかみ合う中間ギヤ26とによって構成されている。
まず、図1に示す待機中の状態においては、振り子ギヤ25と中間ギヤ26とがかみ合い状態にある。この状態で、プラテンローラ12を駆動するパルスモータ13を反時計回りに回転させると、上記の通り、ギヤ列19を介してアイドラギヤ20が時計回りに回転する。すると、図3及び図4に示すように、中間ギヤ26から振り子ギヤ25が離れるようになる。
すなわち、図3に示すように、アイドラギヤ20が時計回り(図4では反時計回り)に回転すると、振り子24も時計回りに移動するので、振り子ギヤ25が中間ギヤ26から離れる。ここで、振り子24の移動は、アイドラギヤ20との適度な摩擦力によるものである。そのため、振り子24は、図2に示すように、ギヤ列19中の大ギヤに振り子ギヤ25がかみ合うまで移動し、その後は、アイドラギヤ20が時計回りの回転を続けても、それ以上移動しなくなる。
また、図1に示すように、待機中のアイドラギヤ20は、開閉ギヤ21とかみ合っている。そのため、アイドラギヤ20が時計回りに回転すると、振り子ギヤ25が中間ギヤ26から離れても、開閉ギヤ21が反時計回りに回転し、開閉ギヤ21と一体的に回転する開閉カム22も反時計回りに回転する。
このように、開閉カム22が反時計回りに回転すると、図3に示すように、開閉カム22のカム山が低くなる。そのため、開閉レバー23の後端部(開閉カム22側)が上昇するとともに、支点を挟んだ反対側であって、サーマルヘッド11(図1及び図2参照)を開閉させる先端部が下降する。したがって、図1に示す開いた状態のサーマルヘッド11は、図2に示すように、プラテンローラ12に対して閉じた状態となる。
さらに、開閉レバー23の先端部が下降するまで開閉ギヤ21が回転すると、図4に示すように、アイドラギヤ20と開閉ギヤ21とがかみ合わなくなる。すなわち、開閉ギヤ21は、アイドラギヤ20と部分的にかみ合うように、かみ合い歯と、その欠落部とを備えている。そして、開閉レバー23の先端部が下降し、サーマルヘッド11が閉じた状態(図2参照)になると、図4に示すように、開閉ギヤ21の欠落部にアイドラギヤ20のかみ合い歯が位置するようになる。なお、開閉ギヤ21の欠落部は、かみ合い歯をその部分で全てなくすのではなく、アイドラギヤ20の幅分だけかみ合い歯を削って欠落部としても良い。
そのため、図2に示す印画時において、プラテンローラ12を駆動するために反時計回りにパルスモータ13を回転させ続け、それに伴ってアイドラギヤ20が引続き回転しても、図4に示すように、その回転が開閉ギヤ21に伝達されることはない。したがって、開閉レバー23の先端部のそれ以上の下降が止まるので、サーマルヘッド11は、プラテンローラ12に対して適切な位置で閉じ、その状態が維持されることとなる。
図5は、サーマルヘッドの開閉機構を示す側面図であり、図1と同じ方向から見た待機中の状態を示す図である。
図6は、サーマルヘッドの開閉機構を示す側面図であり、図1と反対の方向から見た待機中の状態を示す図である。
待機中は、図1に示すように、サーマルヘッド11を開けておくことにより、プラテンローラ12の変形を防止する。そのため、印画の終了後は、印画時とは逆に、パルスモータ13を時計回りに回転させる。すなわち、図2に示す印画時の状態において、パルスモータ13を時計回りに回転させると、ギヤ列19を介してアイドラギヤ20が反時計回りに回転する。すると、振り子24も反時計回りに移動するので、ギヤ列19中の大ギヤから振り子ギヤ25が離れる。
そして、移動した振り子ギヤ25は、図5及び図6に示すように、中間ギヤ26とかみ合うようになる。ここで、振り子ギヤ25は、アイドラギヤ20とかみ合っているので、アイドラギヤ20が反時計回りに回転すると、図4に示すように、たとえアイドラギヤ20と開閉ギヤ21とがかみ合っていなくても、開閉ギヤ21は、振り子ギヤ25及び中間ギヤ26を介して回転力が伝達されることとなり、時計回りに回転する。
開閉ギヤ21が時計回りに回転すると、開閉ギヤ21と一体的に回転する開閉カム22も時計回りに回転する。そのため、図5に示すように、開閉カム22のカム山が高くなり、開閉レバー23の後端部(開閉カム22側)を下降させるとともに、支点を挟んだ反対側であって、サーマルヘッド11(図2参照)が取り付けられた先端部を上昇させる。したがって、図2に示す閉じた状態のサーマルヘッド11は、図1に示すように、プラテンローラ12に対して開いた状態となる。
また、開閉レバー23の先端部が上昇するまで開閉ギヤ21が回転すると、図6に示すように、アイドラギヤ20と開閉ギヤ21とがかみ合うようになる。そのため、アイドラギヤ20の時計回りの回転により、開閉ギヤ21が反時計回りに回転することができる状態に復帰する。そして、図5及び図6に示す状態でパルスモータ13(図1参照)の回転を止める。なお、図5及び図6に示す状態は、待機中の状態であるから、感熱記録紙30(図2参照)を搬送する必要はなく、パルスモータ13を止めても問題は生じない。
このように、本実施形態のサーマルヘッドプリンタ10によれば、サーマルヘッド11の開閉レバー23は、図3及び図4に示すように、アイドラギヤ20の回転が続いていても、適当な位置で停止する。そのため、印画時は、図2に示すように、パルスモータ13を駆動する(反時計回りに回転させる)ことによってサーマルヘッド11を閉じることができるとともに、同じパルスモータ13によってプラテンローラ12を回転させておくことができる。
一方、待機中は、パルスモータ13を逆回転させる(時計回りに回転させる)ことにより、図1に示すように、サーマルヘッド11を開けることができる。そして、その後、パルスモータ13を停止させることにより、プラテンローラ12の回転を停止させることができる。なお、パルスモータ13の停止により、図5及び図6に示すように、開閉レバー23の開いたままの状態が維持される。
そのため、サーマルヘッド11の開閉という間欠動作と、プラテンローラ12の回転という連続動作とを1つのパルスモータ13で兼用させることができる。しかも、サーマルヘッド11の開閉がともにパルスモータ13の駆動によって行われるので、サーマルヘッド11を確実に開閉させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、以下のような種々の変形等が可能である。すなわち、
(1)本実施形態は、サーマルヘッドプリンタのサーマルヘッドを開閉させているが、これに限らず、各種のプリンタ、複写機、ファクシミリ等の印画ヘッドの開閉機構に適用することもできる。
(2)本実施形態のサーマルヘッドプリンタのモータには、パルスモータを使用しているが、これに限らず、各種のモータを使用することができる。また、サーマルヘッドの開閉には、開閉カムを利用しているが、これに限らず、回転運動を直線運動に変換する種々の方式を採用することができる。
本発明の画像形成装置によれば、印画紙等の被記録媒体を搬送するプラテンローラの駆動と、プラテンローラに対する印画ヘッドの開閉とをただ1つのモータで兼用させることができるので、コストダウンが可能となる。また、印画ヘッドの開閉をモータによって行うので、開閉動作の信頼性が向上する。そのため、本発明の画像形成装置の適用範囲は非常に広い。
本実施形態のサーマルヘッドプリンタを示す断面図であり、サーマルヘッドプリンタの待機中の状態を示す図である。 本実施形態のサーマルヘッドプリンタを示す斜視図であり、サーマルヘッドプリンタの印画時の状態を示す図である。 サーマルヘッドの開閉機構を示す側面図であり、図2と同じ方向から見た印画時の状態を示す図である。 サーマルヘッドの開閉機構を示す側面図であり、図2と反対の方向から見た印画時の状態を示す図である。 サーマルヘッドの開閉機構を示す側面図であり、図1と同じ方向から見た待機中の状態を示す図である。 サーマルヘッドの開閉機構を示す側面図であり、図1と反対の方向から見た待機中の状態を示す図である。
符号の説明
10 サーマルヘッドプリンタ(画像形成装置)
11 サーマルヘッド(印画ヘッド)
12 プラテンローラ
13 パルスモータ(モータ)
20 アイドラギヤ
21 開閉ギヤ
22 開閉カム
24 振り子
25 振り子ギヤ
26 中間ギヤ

Claims (3)

  1. プラテンローラと、
    前記プラテンローラに対向する印画ヘッドとを備える画像形成装置であって、
    前記プラテンローラを駆動するモータと、
    前記モータに連動して回転するアイドラギヤと、
    前記アイドラギヤと部分的にかみ合い、前記プラテンローラに対して前記印画ヘッドを開閉させる開閉ギヤと、
    前記アイドラギヤの回転により、前記アイドラギヤの回転方向に移動する振り子と、
    前記振り子に設けられ、前記アイドラギヤとかみ合う振り子ギヤと
    を備え、
    前記モータを一方向に回転させると、前記アイドラギヤとかみ合った状態の前記開閉ギヤが回転し、前記印画ヘッドを閉じるとともに、前記アイドラギヤと前記開閉ギヤとがかみ合わない状態となり、
    前記モータを逆方向に回転させると、前記振り子が移動して前記振り子ギヤと前記開閉ギヤとが連動するようになり、前記アイドラギヤの逆方向の回転が前記振り子ギヤを介して前記開閉ギヤに伝達され、前記印画ヘッドを開けるとともに、前記アイドラギヤと前記開閉ギヤとがかみ合う状態となる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記開閉ギヤは、開閉カムを備え、前記開閉カムにより、前記プラテンローラに対して前記印画ヘッドを開閉させる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記開閉ギヤとかみ合う中間ギヤを備え、前記振り子ギヤは、前記中間ギヤとかみ合うことにより、前記アイドラギヤの回転を前記開閉ギヤに伝達する
    ことを特徴とする画像形成装置。
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