JP2019012288A - 交換レンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】絞り等の被駆動部材の最大駆動速度が状況により変化する場合に、その最大駆動速度に追従して被駆動部材を駆動することを指示可能な交換レンズおよびカメラボディを提供する。【解決手段】交換レンズは、カメラボディが着脱可能に取り付けられる取付部と、駆動力を受けて状態が変化する被駆動部材と、駆動速度を示す駆動速度データと、駆動量を示す駆動量データとを含み、被駆動部材を駆動速度で駆動量だけ駆動する指示を示す駆動指示データをカメラボディから受信する受信部と、受信部により受信された駆動指示データに基づいて、被駆動部材を駆動速度で駆動量だけ駆動する駆動部とを備え、駆動部は、受信部により駆動速度データとして所定の特別値を含む駆動指示データが受信された場合には、被駆動部材を駆動可能な最高速度で駆動する。【選択図】図1

Description

本発明は、交換レンズに関する。
従来、絞り値と絞り駆動速度とを含む絞り駆動コマンドを受信し、受信した絞り駆動コマンドに応じて絞りを駆動する交換レンズが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2013−50661号公報
従来技術では、絞り等の被駆動部材の最大駆動速度が状況により変化する場合に、カメラボディからその最大駆動速度に追従して被駆動部材を駆動することを指示できないという問題があった。
請求項1に記載の交換レンズは、カメラボディが着脱可能に取り付けられる取付部と、駆動力を受けて状態が変化する被駆動部材と、駆動速度を示す駆動速度データと、駆動量を示す駆動量データとを含み、前記被駆動部材を前記駆動速度で前記駆動量だけ駆動する指示を示す駆動指示データを前記カメラボディから受信する受信部と、前記受信部により受信された前記駆動指示データに基づいて、前記被駆動部材を前記駆動速度で前記駆動量だけ駆動する駆動部とを備え、前記駆動部は、前記受信部により前記駆動速度データとして所定の特別値を含む前記駆動指示データが受信された場合には、前記被駆動部材を駆動可能な最高速度で駆動することを特徴とする。
本発明によれば、被駆動部材の最大駆動速度が状況により変化する場合であっても、その最大駆動速度に追従して被駆動部材を駆動することを指示することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るカメラシステムの構成を模式的に示す断面図である。 絞り駆動指示データの構造を模式的に示す図である。 ボディCPU311が実行する起動処理のフローチャートである。 レンズCPU211が実行する絞り駆動処理のフローチャートである。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るカメラシステムの構成を模式的に示す断面図である。なお図1では、本発明に特に関係する各部を中心に図示し、カメラシステム1を構成する他の各部については図示を省略している。以下、本発明に特に関係する各部を中心に説明し、他の各部については説明を省略する。
カメラシステム1は、いわゆる一眼レフレックス方式のデジタルカメラである。カメラシステム1は、交換レンズ2と、カメラボディ3とから構成される。ユーザは、カメラボディ3に適合する(カメラボディ3に装着可能な)複数の種類の交換レンズ2からいずれか1つを選択してカメラボディ3に装着し、撮影を行うことができる。
カメラボディ3と交換レンズ2とは、例えばバヨネット式のレンズマウント機構を有している。交換レンズ2のカメラボディ3への装着は、交換レンズ2のマウント部をカメラボディ3のマウント部に嵌め込むことにより行われる。
交換レンズ2のマウント部の近傍には、保持部20が設けられている。保持部20は、複数のレンズ側接点を備える。カメラボディ3のマウント部の近傍には、保持部30が設けられている。保持部30は、複数のボディ側接点を備える。交換レンズ2をカメラボディ3に装着すると、保持部20が備える複数のレンズ側接点と、保持部30が備える複数のボディ側接点とが電気的に接続される。これにより、カメラボディ3から交換レンズ2への電力供給が開始されると共に、カメラボディ3と交換レンズ2との間で双方向のデータ通信が可能になる。
交換レンズ2は、撮影光学系22と、絞り26と、絞り駆動部25と、レンズCPU211と、ROM212とを備える。撮影光学系22は、レンズ23およびフォーカシングレンズ24から構成される。撮影光学系22は、後述する撮像素子32の撮像面に被写体像を結像させる。絞り駆動部25は、絞り26を駆動する不図示のアクチュエータを有する。絞り駆動部25は、レンズCPU211の制御に従って、このアクチュエータにより絞り26を駆動する。
ROM212は不揮発性の記憶媒体である。ROM212には、所定の制御プログラムと、絞り速度情報とが予め記憶される。絞り速度情報は、絞り26を駆動可能な最高速度に関する情報である。絞り速度情報については後に詳述する。
レンズCPU211は、不図示のマイクロプロセッサおよびその周辺回路から構成される。レンズCPU211は、ROM212から制御プログラムを読み込んで実行することにより、交換レンズ2の各部の制御と、カメラボディ3とのデータ通信を行う。レンズCPU211には、上述した複数のレンズ側接点が接続される。
カメラボディ3は、いわゆる一眼レフレックスタイプのカメラボディである。カメラボディ3は、撮像素子32と、ROM312と、ボディCPU311とを備える。撮像素子32は、例えばCCDやCMOS等の撮像素子である。撮像素子32は、撮影光学系22により結像された被写体像を撮像して撮像信号を出力する。ROM312は不揮発性の記憶媒体である。ROM312には、所定の制御プログラムが予め記憶される。
ボディCPU311は、不図示のマイクロプロセッサおよびその周辺回路から構成される。ボディCPU311は、不揮発性の記憶媒体であるROM312に予め記憶されている制御プログラムを読み込んで実行することにより、カメラボディ3の各部の制御と、交換レンズ2とのデータ通信を行う。ボディCPU311には、上述した複数のボディ側接点が接続される。
(絞り26の駆動制御の説明)
ボディCPU311は、レンズCPU211に絞り駆動指示データを送信することにより、絞り26の駆動制御を行う。レンズCPU211は、受信した絞り駆動指示データの内容に基づいて、絞り駆動部25に絞り26を駆動させる。
図2は、絞り駆動指示データの構造を模式的に示す図である。図2(a)に示すように、絞り駆動指示データ40は、識別子41と、絞り段数42と、絞り駆動速度43とから成る。識別子41は、本データが絞り駆動指示データであることを表す1バイトのデータである。本実施形態では、識別子41は12Hである。レンズCPU211は、受信したデータの先頭1バイトが12Hであった場合、受信したデータが絞り駆動指示データであると判断する。
絞り段数42は、駆動目標とする絞り値を表すデータであって、開放絞り値からの絞り段数を3分の1段単位で表す1バイトの整数である。例えば交換レンズ2の開放絞り値がF1.4である場合に、絞り26をF2.0まで絞り込みたい場合、ボディCPU311は絞り段数42を3にした絞り駆動指示データ40を送信する。絞り駆動速度43は、絞り26の駆動速度を表す2バイトの整数である。絞り駆動速度43の値が大きいほど、絞り26は高速に駆動される。
図2(b)に、実際にボディCPU311からレンズCPU211に送信される絞り駆動指示データ40aの例を示す。図2(b)に示した絞り駆動指示データ40aは、絞り段数42の値が6H、絞り駆動速度43の値が1AHに設定されている。この絞り駆動指示データ40aを受信したレンズCPU211は、開放絞り値から2段分だけ絞り込んだ絞り値になるよう、絞り駆動部25に、1AHという数値で表される絞り駆動速度で絞り26を駆動させる。
交換レンズ2は、通常駆動モードと静音駆動モードの2種類の絞り駆動モードを有する。レンズCPU211は、絞り駆動モードを、例えばユーザによる不図示の操作部材の操作に応じて変更する。交換レンズ2に静音駆動モードが設定されている場合、レンズCPU211は、絞り26の駆動の際に発せられる騒音が小さくなるように、絞り駆動部25を制御する。例えば、絞り26の駆動に際し、加速や減速が通常駆動モードに比べてゆるやかに為されるように絞り駆動部25を制御する。
絞り駆動速度43に指定可能な最高速度は、交換レンズの機種ごとに定められている。更に、絞り駆動速度43に指定可能な最高速度は、通常駆動モードと静音駆動モードとで個別に定められる。交換レンズ2のROM212には、通常駆動モードにおける最高速度と、静音駆動モードにおける最高速度とを表す絞り速度情報がそれぞれ格納されている。ボディCPU311は、電源オン後にデータ通信を行い、レンズCPU211から絞り速度情報を受信する。そして、通常駆動モード時には、通常駆動モードにおける最高速度を上限として絞り駆動速度43の指定を行い、静音駆動モード時には、静音駆動モードにおける最高速度を上限として絞り駆動速度43の指定を行う。
交換レンズ2の絞り駆動部25が絞り26を駆動可能な最高速度(限界速度)は、絞り26の駆動範囲の全域において一定とは限らない。例えば、F1.4からF5.6に絞り26を駆動する場合と、F8からF16に絞り26を駆動する場合とを比べると、絞り駆動部25や絞り26の駆動機構の特性によっては、前者の場合の方が、後者の場合よりも絞り26の駆動速度が遅くなってしまうことがある。つまり、絞り26の駆動速度の限界速度は、駆動開始時の絞り値や駆動目標の絞り値に応じて変化する。この場合、絞り速度情報は、あらゆる絞り値の組み合わせの中で「最も遅い」最高速度を表さなければならない。これは、ボディCPU311が実際には達成不可能な絞り駆動速度43を指定してしまうのを防止するためである。交換レンズ2のROM212には、上記の理由により、あらゆる絞り値の組み合わせの中で「最も遅い」最高速度を表す絞り速度情報が各モード毎(通常駆動モードと静音駆動モード)にそれぞれ記憶されている。
本実施形態では、絞り駆動速度43として、MAXVHという特別な値を指定することが可能である。この値は、ボディCPU311が絞り26を可能な限り高速に駆動することを望んでいる、ということを表す数値である。レンズCPU211は、絞り駆動速度43としてMAXVHが指定された絞り駆動指示データを受信すると、絞り駆動部25を、可能な限り高速に絞り26が駆動されるよう制御する。つまり、絞り駆動速度43としてMAXVHを指定すると、駆動開始時の絞り値や駆動目標の絞り値に応じた最高速度で絞り26が駆動される。
また、F1.4からF16に駆動する場合など、駆動量が大きい場合、駆動の途中で最高速度が変化する可能性がある。例えば、F1.4からF8に駆動する間は20ミリメートル毎秒での駆動が限界であっても、F8からF16に駆動する間は30ミリメートル毎秒の速度で絞り26を駆動できる場合がある。絞り駆動速度43としてMAXVHが指定された場合、レンズCPU211は可能な限り高速に絞り26を駆動するので、このように駆動中に最高速度が変化する場合には、最高速度の変化に追従して絞り26の駆動速度を変化させる。
図2(c)に、絞り駆動速度43としてMAXVHが指定された絞り駆動指示データの例を示す。絞り駆動指示データ40bは、開放絞りから6段分だけ、可能な限り高速に絞り26を駆動するように指示するデータである。
図3は、ボディCPU311が実行する起動処理のフローチャートである。図3に示す処理は、ROM312内の制御プログラムに含まれる。まずステップS110でボディCPU311は、所定の電源オン操作が為されたか否かを判定する。電源オン操作は、例えば不図示の電源スイッチの押下等である。ボディCPU311は、電源オン操作が為されるまで、ステップS110の処理を繰り返し実行する。電源オン操作が為されると、ボディCPU311は処理をステップS120に進める。
ステップS120でボディCPU311は、カメラボディ3の初期化処理を実行する。初期化処理は、例えば、周辺回路への電源供給の開始や、周辺回路へのリセット信号の入力、各部の自己診断等の処理である。ステップS130においてボディCPU311は、所定の撮影操作が為されたか否かを判定する。撮影操作は、例えば不図示のレリーズスイッチの押下等である。撮影操作が為されていない場合、ボディCPU311は処理をステップS180に進める。ステップS180でボディCPU311は、装着されている交換レンズに対し、絞り速度情報を要求する。ステップS190でボディCPU311は、ステップS180で送信した要求に応じて交換レンズから送信される絞り速度情報を受信する。
以上の処理が完了すると、カメラボディ3は撮影可能な状態になる。これ以降、ボディCPU311は、ステップS190で受信した絞り速度情報に基づいて交換レンズに絞り駆動指示データを送信し、絞り26を駆動させる。
他方、ステップS130において、ユーザが電源オン操作と撮影操作とを同時に行っていた場合や、電源オン操作の直後に撮影操作を行った場合には、ボディCPU311は処理をステップS140に進める。ステップS140においてボディCPU311は、絞り駆動速度43をMAXVHに設定した絞り駆動指示データを交換レンズに送信する。
ここで、絞り駆動速度43をMAXVHに設定しているのは、ボディCPU311がまだ絞り速度情報を受信していないため、絞り駆動速度43に指定可能な最高速度が不明であることに因る。ボディCPU311は、どのような絞り速度情報を有する交換レンズであっても、絞り駆動速度43にMAXVHを指定すれば、レンズCPU211が絞り26を最高速度で駆動することを知っている。そこで、絞り速度情報を受信する前に絞り駆動指示データを送信する必要がある場合、ボディCPU311は、絞り駆動速度43をMAXVHに指定して絞り駆動指示データを送信する。
ステップS150においてボディCPU311は、ステップS140で送信した絞り駆動指示データに応じて交換レンズから送信される予測駆動時間を受信する。予測駆動時間は、レンズCPU211により予測された、絞り駆動指示データで指定した通りに絞り26を駆動させるのに必要な時間である。ステップS160でボディCPU311は、ステップS150で受信した予測駆動時間だけ時間が経過するのを待機する。予測駆動時間だけ待機すると、絞り26は絞り駆動部25により指定した絞り値まで駆動された状態になる。
ステップS170でボディCPU311は、所定の撮影シーケンスを実行し、被写体像を撮像素子32により撮像する。そして、撮像素子32から出力された撮像信号に種々の画像処理を施して画像データを作成する。ボディCPU311は、作成した画像データを不図示の記憶媒体(例えばメモリカード等)に記憶する。ステップS180でボディCPU311は、装着されている交換レンズに対し、絞り速度情報を要求する。ステップS190でボディCPU311は、ステップS180で送信した要求に応じて交換レンズから送信される絞り速度情報を受信する。
図4は、レンズCPU211が実行する絞り駆動処理のフローチャートである。図4に示す処理は、ROM212内の制御プログラムに含まれる。ステップS210において、レンズCPU211は、絞り駆動指示データをカメラボディ3から(ボディCPU311から)受信する。
ステップS220において、レンズCPU211は、絞り駆動モードとして静音駆動モードが設定されているか否かを判定する。静音駆動モードが設定されていた場合、レンズCPU211は処理をステップS230に進める。ステップS230でレンズCPU211は、ステップS210で受信した絞り駆動指示データにおいて、絞り駆動速度43の値がMAXVHであるか否かを判定する。絞り駆動速度43がMAXVHであった場合、レンズCPU211は、処理をステップS240に進める。
ステップS240においてレンズCPU211は、絞り26の駆動速度として、静音動作下における最高速度を設定する。ステップS280でレンズCPU211は、絞り26を、静音動作下における最高速度で、ステップS210で受信した絞り駆動指示データにおいて指定された絞り段数42まで駆動するのに要する予測駆動時間を演算する。予測駆動時間は、例えば所定の数式に絞りの駆動速度や絞り段数を当てはめることにより演算してもよいし、所定の駆動時間テーブルをルックアップすることにより演算してもよい。
ステップS290でレンズCPU211は、ステップS280で演算した予測駆動時間をカメラボディ3に送信する。ステップS300でレンズCPU211は、静音動作下における最高速度で、絞り駆動部25に絞り26を駆動させる。
他方、ステップS230において、絞り駆動速度43の値がMAXVHでなかった場合、レンズCPU211は処理をステップS260に進める。ステップS260においてレンズCPU211は、絞り26の駆動速度を、絞り駆動速度43で指定された駆動速度に設定する。そして、ステップS280で予測駆動時間を演算し、ステップS290で予測駆動時間をカメラボディ3に送信し、ステップS300で絞り駆動部25に絞り26を駆動させる。
ステップS220において、静音駆動モードではなく通常駆動モードが設定されていた場合、レンズCPU211は処理をステップS250に進める。ステップS250においてレンズCPU211は、ステップS230と同様に、ステップS210で受信した絞り駆動指示データにおいて、絞り駆動速度43の値がMAXVHであるか否かを判定する。絞り駆動速度43がMAXVHであった場合、レンズCPU211は、処理をステップS270に進める。
ステップS270においてレンズCPU211は、絞り26の駆動速度として、通常動作下における最高速度を設定する。そして、ステップS280で予測駆動時間を演算し、ステップS290で予測駆動時間をカメラボディ3に送信し、ステップS300で絞り駆動部25に絞り26を駆動させる。
ステップS250において、絞り駆動速度43の値がMAXVHでなかった場合、レンズCPU211は処理をステップS260に進める。ステップS260においてレンズCPU211は、絞り26の駆動速度を、絞り駆動速度43で指定された駆動速度に設定する。そして、ステップS280で予測駆動時間を演算し、ステップS290で予測駆動時間をカメラボディ3に送信し、ステップS300で絞り駆動部25に絞り26を駆動させる。
なお、説明を簡単にするため、図4では、絞り駆動速度43の値がMAXVHでない場合には、通常駆動モードでも静音駆動モードでもステップS260に処理が進むものとして説明を行った。実際には、通常駆動モードと静音駆動モードとでは、絞り26の駆動方式に違いが生じる。例えば、静音駆動モードが設定されている場合には、絞り26の加減速度が通常駆動モードに比べて小さく設定される。
上述した第1の実施の形態によるカメラシステムによれば、次の作用効果が得られる。(1)レンズCPU211は、駆動速度を示す絞り駆動速度43と、駆動量を示す絞り段数42とを含み、絞り26を指定した駆動速度で指定した駆動量だけ駆動する指示を示す絞り駆動指示データ40をカメラボディ3から受信する。レンズCPU211は、受信した絞り駆動指示データ40に基づいて、絞り駆動部25に、絞り26を指定した駆動速度で指定した駆動量だけ駆動させる。レンズCPU211は、絞り駆動速度43として所定の特別値であるMAXVHを含む絞り駆動指示データ40を受信した場合には、絞り26を最高速度(レンズCPU211がその駆動指示データを受領したときに、レンズ側で実現できる最も速い絞り駆動速度)で駆動する。このようにしたので、被駆動部材である絞り26の最大駆動速度(レンズが出し得る絞り駆動速度)が状況により変化する場合であっても、その出し得る最大駆動速度の変化に追従して、絞り26をそのときどきにおいて最も速い駆動速度で駆動することを指示することができる。
(2)絞り駆動部25が絞り26を駆動させることができる最高速度は、絞り26の駆動前の状態と、駆動量を表す絞り段数42とに応じて変化する。このようにしたので、最高速度が単一の絞り駆動速度43で表現できない場合であっても、常に最高速度で絞り26を駆動することができる。
(3)レンズCPU211は、絞り26の駆動前の状態と、駆動量を表す絞り段数42と、の少なくとも一方に応じて変化する最高速度のうち、最も小さい最高速度を示す絞り速度情報を、カメラボディ3に送信する。このようにしたので、実際に駆動不可能な駆動速度をボディCPU311から指定されることがない。
(4)ボディCPU311は、絞り速度情報を受信する前に絞り駆動指示データ40を送信する場合には、当該絞り駆動指示データ40の絞り駆動速度43を所定の特別値であるMAXVHとする。このようにしたので、電源オンから撮影までのタイムラグを最小限にすることができる。
次のような変形も本発明の範囲内であり、変形例の一つ、もしくは複数を上述の実施形態と組み合わせることも可能である。
(変形例1)
上述した実施の形態では、最高速度を表す絞り駆動速度43として、MAXVHという値を使用していたが、これ以外の任意の値を、最高速度を表す特別な値として利用することができる。
(変形例2)
絞り速度情報は、必ずしも交換レンズ2内のROM212に記憶されていなくてもよい。例えば、所定の絞り速度情報をカメラボディ3へ送信するようにレンズCPU211を構成することも可能である。
(変形例3)
上述した実施の形態では、絞り26の駆動開始時の絞り値と、駆動目標とする絞り値と、に応じて絞り26の最高駆動速度が変化する例について説明したが、最高駆動速度がそれ以外の要因により変化する場合であっても、本発明を適用することが可能である。
(変形例4)
レンズCPU211が、絞り26の駆動予測時間をカメラボディ3へ送信しないようにしてもよい。この場合、ボディCPU311が、絞り駆動指示データ40を交換レンズ2に送信してから、絞り26の駆動が完了するために十分な所定時間だけ待機するようにすればよい。あるいは、レンズにて絞り駆動が完了したことをボディに伝えることにより、ボディ側で絞り駆動を完了したことを確認出来るようにしても良い。
(変形例5)
上述した実施の形態では、絞り26の駆動を例に挙げて説明をしたが、駆動の対象とする被駆動部材は絞り26に限定されない。例えば、焦点調節を行うためのフォーカシングレンズや、焦点距離を可変するズームレンズ、被写体像の像ぶれを補正するぶれ補正レンズなど、カメラボディから駆動が指示される交換レンズ側の被駆動部材であれば本発明を適用することが可能である。
本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
1…カメラシステム、2…交換レンズ、3…カメラボディ、20、30…保持部、22…撮影光学系、25…絞り駆動部、26…絞り、32…撮像素子、211…レンズCPU、212、312…ROM、311…ボディCPU

Claims (1)

  1. カメラボディが着脱可能に取り付けられる取付部と、
    駆動力を受けて状態が変化する被駆動部材と、
    駆動速度を示す駆動速度データと、駆動量を示す駆動量データとを含み、前記被駆動部材を前記駆動速度で前記駆動量だけ駆動する指示を示す駆動指示データを前記カメラボディから受信する受信部と、
    前記受信部により受信された前記駆動指示データに基づいて、前記被駆動部材を前記駆動速度で前記駆動量だけ駆動する駆動部とを備え、
    前記駆動部は、前記受信部により前記駆動速度データとして所定の特別値を含む前記駆動指示データが受信された場合には、前記被駆動部材を駆動可能な最高速度で駆動することを特徴とする交換レンズ。
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