JP6815742B2 - レンズ装置、および、撮像装置 - Google Patents

レンズ装置、および、撮像装置 Download PDF

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Description

本発明は、絞り機構を制御する絞り制御装置に関する。
近年、カメラの連写速度の更なる向上が求められている。連写の際に、カメラは、メインミラーのミラーアップを行うと同時に、絞り機構を開放状態から所定の絞り値にまで絞り込む動作を行い、絞り機構の停止後に露光を開始する。このため、連写速度を向上させるには、絞り機構の駆動時間を短縮することが必要である。
特許文献1には、直流通電中において絞り機構の駆動が終了したという情報をカメラ本体部に送り、露光開始までの遅延時間中に直流通電が終了したとカメラ本体部に認識させることで、連写速度を向上させるレンズシステムが開示されている。
特許第4933049号
しかしながら、特許文献1のレンズシステムでは、絞り機構の駆動後に駆動電圧を低下させるため、次回の絞り機構の駆動時に再び初期通電を行う必要があり、連写速度を向上させることが困難である。また、連写速度を向上させる場合、消費電力の増加を抑制する必要がある。
そこで本発明は、連写速度を向上させるとともに消費電力の増加を抑制することが可能なレンズ装置、および、撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面としてのレンズ装置は、撮像装置に対して着脱可能なレンズ装置であって、光量を変化させる絞り機構と、前記絞り機構を駆動する駆動手段と、前記駆動手段に対する通電を制御する制御手段とを有し、前記駆動手段に対して、前記絞り機構の初期の位置決めを行うための初期通電と、該絞り機構を駆動するための駆動用通電と、該絞り機構の位置の変動を低減するための直流通電と、を連続的に行うことにより、前記絞り機構の駆動が可能であり、前記制御手段は、前記撮像装置で行われる連写撮影の連写速度情報に応じて設定された前記直流通電の延長時間に基づいて前記直流通電の通電時間を変更し、前記駆動手段が前記絞り機構の第1駆動における前記直流通電の通電時間内に、該第1駆動に続く第2駆動の指示を受けた場合、前記制御手段は前記第2駆動における前記初期通電を行うことなく前記第2駆動における前記駆動用通電を行うように前記駆動手段に対する通電を制御し、前記駆動手段が前記絞り機構の前記第1駆動における前記直流通電の通電時間内に、該絞り機構の前記第2駆動の指示を受けなかった場合、前記制御手段は前記直流通電に続いて前記直流通電よりも低い直流電圧での保持通電を行うように該駆動手段に対する通電を制御する。
本発明の他の側面としての撮像装置は、前記レンズ装置が着脱可能な撮像装置であって、前記レンズ装置の撮影光学系からの光の光量を検出して測光情報を出力する測光手段を有し、前記測光情報に基づいて連写速度情報を決定する決定手段と、前記連写速度情報を前記レンズ装置に送信する送信手段とを有する。
本発明の他の側面としての撮像装置は、前記レンズ装置が着脱可能な撮像装置であって、前記レンズ装置の撮影光学系からの光の光量を検出して測光情報を出力する測光手段を前記測光情報に基づいて連写速度情報を決定し、前記連写速度情報に応じて前記レンズ装置における前記延長時間を決定する決定手段と、前記レンズ装置に前記延長時間に関する情報を送信する送信手段と、を有する。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
本発明によれば、連写速度を向上させるとともに消費電力の増加を抑制することが可能なレンズ装置、および、撮像装置を提供することができる。
各実施例における撮像装置のブロック図である。 各実施例における絞り機構の制御方法の説明図である。 各実施例における絞り機構の制御方法の説明図である。 実施例1における絞り機構の制御方法のフローチャートである。 実施例1における絞り機構の制御方法のフローチャートである。 実施例2における絞り機構の制御方法のフローチャートである。 実施例2における絞り機構の制御方法のフローチャートである。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本発明の実施例1における撮像装置について説明する。図1は、本実施例における撮像装置1(カメラシステム)のブロック図である。
撮像装置1は、交換レンズ2(レンズ装置)とカメラボディ3(撮像装置本体)とを備えて構成される。なお本実施例において、撮像装置1はカメラボディ3とカメラボディ3に着脱可能な交換レンズ2とを備えて構成されるカメラシステムであるが、これに限定されるものではない。本実施例は、レンズ装置と撮像装置本体とが一体的に構成された撮像装置にも適用可能である。
カメラボディ3には、カメラCPU30、制御系電源31、駆動系電源32、通信ユニット33、レンズ装着検出部34、測距ユニット35、撮影モード選択部材36、および、測光ユニット37が設けられている。カメラCPU30(制御手段、決定手段、送信手段)は、カメラボディ3の全体の制御を司る。カメラCPU30は、RAM、ROM、EEPROMなどの記憶手段を内蔵している。制御系電源31は、測距ユニット35や測光ユニット37などの電力消費量が比較的少なく安定した出力電圧を必要とする制御系回路に電力を供給する。駆動系電源32は、制御系電源31の電圧または電力を検出し、交換レンズ2や不図示のシャッタ制御部などの電力消費量が比較的多い駆動系回路に電力を供給する。通信ユニット33は、後述のレンズCPU20と通信を行うための複数の通信端子を有し、フォーカスレンズ21や絞り機構23への駆動指示情報、測光情報に基づくカメラの連写速度情報、および、レンズ情報(レンズID)などを送受信する。レンズ装着検出部34は、交換レンズ2がカメラボディ3に装着されたことを検出する。
測距ユニット35は、交換レンズ2からの光束を用いて被写体までのデフォーカス量を検出する、いわゆる位相差検出方式の焦点検出を行う測距ユニット(焦点検出部)である。撮影モード選択部材36は、撮影モードとして、単写モードまたは連写モードを選択する。測光ユニット37(測光手段)は、被写体からの光量(光量情報)を検出して測光情報を出力する。そしてカメラCPU30は、測光ユニット37により検出された光量情報としての検出値(測光情報)に基づいて、シャッタ速度、連写速度、および、絞り機構23の駆動量および駆動速度などを決定する。またカメラボディ3には、撮像光学系(フォーカスレンズ21を含むレンズユニット)を介して形成された光学像を光電変換して画像データを出力するCMOSセンサなどの撮像素子38が設けられている。
交換レンズ2には、レンズCPU20、フォーカスレンズ21、フォーカスレンズ駆動回路22、複数枚の絞り羽根を備えた絞り機構23、絞り開放位置検出センサ24、ステッピングモータ25、絞り駆動回路26、および、通信ユニット27が設けられている。レンズCPU20(制御手段)は、交換レンズ2の全体の制御を司る。レンズCPU20は、RAM、ROM、EEPROM、および、ステッピングモータ25を駆動するための駆動制御部などを内蔵している。フォーカスレンズ駆動回路22は、レンズCPU20からの命令に従ってフォーカスレンズ21を光軸OAに沿って(光軸方向に)駆動させることにより、焦点調節(フォーカシング)を行う。絞り駆動回路26は、レンズCPU20からの命令に従ってステッピングモータ25を回転させることにより、絞り機構23を駆動し、絞り値を制御する。本実施例において、絞り駆動回路26とステッピングモータ25により駆動手段が構成される。絞り開放位置検出センサ24は、フォトインタラプタなどのセンサを有し、絞り機構23が開放位置にあるか否かを検出する。絞り開放位置検出センサ24の検出結果は、レンズCPU20により管理されている。通信ユニット27は、カメラCPU30と通信するための複数の通信端子を有し、レンズ情報(レンズID)などを送受信する。このような構成により、交換レンズ2はカメラボディ3と通信可能である。
次に、図2を参照して、本実施例におけるレンズCPU20による絞り機構23の制御方法について説明する。図2は、絞り機構23の制御方法の説明図である。図2において、横軸は時間、縦軸はステッピングモータ25一相分の駆動電圧である。図2(a)は従来の絞り機構の制御方法であり、図2(b)は本実施例における絞り機構23の制御方法をそれぞれ示している。
まず、図2(a)を参照して、従来の絞り機構の制御方法について説明する。カメラCPU30からの指示により絞り機構を駆動する場合、初期通電を行ってから駆動用の通電を行う。初期通電を行う理由は、絞り羽根の位置が前回の駆動終了時の位置から変化している可能性があり、絞り羽根の位置を前回駆動終了時の位置に引き戻すためである。絞り羽根の駆動後、絞り羽根のバウンド(駆動後の光量変動)が収まるまで直流通電を行う。そしてバウンドが収まり絞り羽根が停止した後、消費電力を低減するため、駆動電圧よりも低い電圧に下げる保持通電を行う。そして、再びカメラCPU30から絞り機構23を駆動する指示を受けた場合、再び初期通電を行ってから駆動を行う。このように、従来の絞り機構においては、絞り羽根を駆動する度に初期通電を行う制御方法が採用されていたため、連写速度向上の弊害となっていた。初期通電時間、駆動用通電時間、および、直流通電時間は、予め、交換レンズ内のROMに記憶されており、絞り機構の駆動は、その情報に基づいて行われる。
続いて、図2(b)を参照して、本実施例における絞り機構23の制御方法について説明する。図2(b)に示されるように、本実施例の制御方法は、直流通電時間を延長している点、および、直流通電中にカメラCPU30から絞り機構23を駆動する指示を受けた場合、初期通電を行うことなく駆動用通電を行う点で、従来の制御方法とは異なる。
レンズCPU20は、カメラCPU30にて設定された連写速度に関する情報と、絞り機構23の駆動量および駆動速度に関する情報とを通信により取得し、それらの情報に基づいて直流通電の延長時間を算出する。具体的には、直流通電の延長時間は、連写速度に関する情報と絞り機構23の駆動量および駆動速度に関する情報とに基づいてレリーズ動作による絞り機構23の駆動間隔が算出され、その駆動間隔から絞り機構23の駆動用通電の時間を減算して算出される。または、連写速度に関する情報と、絞り機構23の駆動量および駆動速度に関する情報とに応じた直流通電の延長時間情報テーブルを予めレンズCPU20内のROMに記憶しておき、そのテーブルから値を参照してもよい。すなわち、連写速度が速い場合、次回の絞り機構23の駆動(第1駆動に続く第2駆動)までの時間は短くなるため、直流通電の延長時間は短くなる。一方、連写速度が遅い場合、直流通電の延長時間は長くなる。このように、撮像装置1(カメラボディ3)の連写速度に応じて、適切な直流通電時間を設定することにより、次回の絞り機構の駆動時(第2駆動)の初期通電時間を省略することができ、撮像装置1の連写速度を向上させることが可能となる。
ただし、直流通電時間を延長すると、その分だけ消費電力が増加する。そこで、図3を参照して、消費電力の増加を抑制することが可能な絞り機構23の制御方法について説明する。図3は、絞り機構23の制御方法の説明図である。図3において、横軸は時間、縦軸はステッピングモータ25一相分の駆動電圧である。図3(a)は直流通電時間の延長中にカメラCPU30から絞り機構23の駆動指示を受けなかった場合、図3(b)は直流通電時間の延長中にカメラCPU30から絞り機構23の駆動指示を受けた場合をそれぞれ示している。
図3(a)に示されるように、撮像装置1の連写速度に関する情報に基づいて設定された直流通電時間中に絞り機構23の駆動指示を受けなかった場合、レンズCPU20は、駆動電圧を保持通電電圧に下げる。一方、図3(b)に示されるように、直流通電時間中にカメラCPU30から次回の駆動指示を受けた場合、前述のとおり、レンズCPU20は初期通電を行わずに絞り機構23を駆動する。このように、設定した直流通電時間中に、カメラCPU30から駆動指示を受けなかった場合、レンズCPU20は、絞り機構23に保持通電を行うことにより、消費電力を低減することができる。図2および図3を参照して説明した制御方法を用いることにより、撮像装置1の連写速度を向上させながら消費電力を低減することが可能となる。
次に、図4を参照して、本実施例におけるレンズCPU20による絞り機構23の制御方法(絞り駆動処理)について説明する。図4は、絞り機構23の制御方法のフローチャートである。図4の各ステップは、主に、レンズCPU20の指令に基づいて各部により実行される。
まず、ステップS100において、レンズCPU20は、絞り機構23の駆動を開始する指示があったか否か、すなわちカメラボディ3のレリーズ動作に基づく絞り機構23の駆動指示がカメラCPU30から通信されたか否かを判定する。またレンズCPU20は、カメラCPU30による駆動指示と同時に、絞り機構23の駆動量および駆動速度に関する情報を、カメラCPU30との通信により取得する。レンズCPU20は、絞り機構23の駆動指示をカメラCPU30から受けていない場合、ステップS100を繰り返し、駆動指示を受けるまで待機する。一方、絞り機構23の駆動指示を受けた場合、ステップS110に移行する。
ステップS110において、レンズCPU20は、撮影モード選択部材36により設定された撮影モード(撮影モード情報)を、カメラCPU30から通信により取得する。続いてステップS120において、レンズCPU20は、ステップS110にて取得した撮影モードが連写モード(連続撮影モード)または単写モードのいずれであるかを判定する。撮影モードが連写モードである場合、ステップS130に移行する。一方、撮影モードが単写モードである場合、ステップS160に移行する。
ステップS130において、レンズCPU20は、測光ユニット37の測光結果に基づいてカメラCPU30により決定された連写速度情報(連写速度に関する情報)を通信により取得する。続いてステップS140において、レンズCPU20は、ステップS130にて取得した連写速度情報と、ステップS100にて取得した絞り機構23の駆動量および駆動速度に関する情報と基づいて、直流通電の延長時間を決定する。具体的には、レンズCPU20は、連写速度情報と、カメラCPU30により指定された絞り機構23の駆動量および駆動速度に関する情報とに基づいて、レリーズ動作による絞り機構23の駆動間隔を算出することができる。そしてレンズCPU20は、算出した駆動間隔から絞り機構23の駆動用通電の時間を減算することにより、直流通電の延長時間を算出することが可能である。または、レンズCPU20は、連写速度情報と、絞り機構23の駆動量および駆動速度に関する情報とに応じた直流通電の延長時間情報テーブルを予めレンズCPU20内のROMに記憶しておき、そのテーブルから値(直流通電の通電時間)を参照してもよい。このように本実施例において、レンズCPU20は、カメラボディ3から連写速度情報を通信により取得し、取得した連写速度情報に応じて直流通電の通電時間を変更する。続いてステップS150において、レンズCPU20は、図2(b)および図3(a)、(b)を参照して説明したように本実施例の絞り駆動処理を行う。
ステップS160において、レンズCPU20は、従来と同様の絞り駆動処理を行う。従来と同様の絞り駆動処理は、図2(a)を参照して説明したように、初期通電、駆動用通電、直流通電、および、保持通電を順に行う処理である。
ここで、図5を参照して、本実施例における絞り駆動処理(ステップS150)について詳述する。図5は、本実施例における絞り駆動処理のフローチャートである。図5の各ステップは、主に、レンズCPU20の指令に基づいて実行される。
まずステップS200において、レンズCPU20は、絞り機構23の初期の位置決めを行うための初期通電を開始する。続いてステップS210において、レンズCPU20は、初期通電が終了したか否かを判定する。初期通電が終了した場合、ステップS220に移行する。一方、初期通電が終了していない場合、初期通電が終了するまでステップS210を繰り返す。
ステップS220において、レンズCPU20は、カメラCPU30から指定された駆動量および駆動速度で絞り機構23を駆動するように、ステッピングモータ25を制御する。絞り機構23の駆動方法としては、1−2相駆動やマイクロステップ駆動などがあるが、これらに限定されるものではない。なお、絞り機構23の駆動方法は、カメラCPU30からの指示に応じて変化する。続いてステップS230において、レンズCPU20は、指定された駆動量の駆動が終了したか否かを判定する。駆動が終了した場合、ステップ240に移行する。駆動が終了していない場合、駆動が終了するまでステップS230を繰り返す。
ステップS240において、レンズCPU20は、絞り機構23の駆動終了時の通電相で直流通電を開始する。続いてステップS250において、レンズCPU20は、ステップS140にて算出された直流通電の延長時間を経過したか否かを判定する。延長時間を経過した場合、すなわち設定した時間内でカメラCPU30から絞り機構23の駆動指示を受信しなかった場合、ステップS260に移行し、レンズCPU20は消費電力を低減するために保持通電を行う。一方、延長時間を経過していない場合、ステップ270に移行する。
ステップS270において、レンズCPU20は、直流通電中にカメラCPU30から絞り機構23の駆動指示(第2駆動の指示)を受信したか否かを判定する。絞り機構23の駆動指示を受信していない場合、ステップS250へ戻り、直流通電を継続する。一方、絞り機構23の駆動指示を受信した場合、ステップS220に移行し、レンズCPU20は次回の絞り機構23の駆動(第2駆動)を開始する。
本実施例によれば、絞り機構23を連続して駆動する際の初期通電時間を短縮することができ、連写速度を向上させることが可能となる。
次に、図6および図7を参照して、本発明の実施例2における絞り機構23の制御方法(絞り駆動処理)について説明する。実施例1において、レンズCPU20は、撮影モード情報および連写速度情報をカメラCPU30から通信により取得し、それらの情報に基づいて直流通電の延長時間を算出している。一方、本実施例では、交換レンズ2とカメラボディ3との間の通信量および交換レンズ2による処理を削減するため、カメラCPU30が直流通電の延長時間を算出し、レンズCPU20は延長時間情報を通信により取得する。なお本実施例において、撮像装置(カメラシステム)の基本構成は、図1を参照して説明した実施例1の撮像装置1と同様であるため、その説明を省略する。
図6および図7は、本実施例における絞り機構23の制御方法(絞り駆動処理)のフローチャートである。まず、図6を参照して、カメラボディ3側による絞り機構23の制御方法について説明する。図6の各ステップは、主に、カメラCPU30の指令に基づいて実行される。
まずステップS300において、カメラCPU30は、撮影モード選択部材36により選択された撮影モードが、連写モードであるか否かを判定する。撮影モードが連写モードでない場合(すなわち単写モードである場合)、ステップS340に移行する。一方、撮影モードが連写モードである場合、ステップS310に移行する。
ステップS310において、カメラCPU30は、測光ユニット37の測光結果に基づいて、連写速度情報と、絞り機構23の駆動量および駆動速度に関する情報とを決定する。そしてカメラCPU30は、これらの情報に基づいて、直流通電の延長時間を決定する。具体的には、カメラCPU30は、連写速度情報と、絞り機構23の駆動量および駆動速度に関する情報に基づいて、レリーズ動作による絞り機構23の駆動間隔を算出する。そしてカメラCPU30は、算出した駆動間隔から絞り機構23の駆動用通電の時間を減算することにより、直流通電の延長時間を算出する。または、カメラCPU30は、連写速度情報と、絞り機構23の駆動量および駆動速度に関する情報とに応じた直流通電の延長時間情報テーブルを予めカメラCPU30内のROMに記憶しておき、そのテーブルから値(直流通電の延長時間)を参照してもよい。
続いてステップS320において、カメラCPU30は、ステップS310にて算出(決定)された直流通電の延長時間をレンズCPU20に送信する。続いてステップS330において、カメラCPU30は、絞り機構23の駆動指示をレンズCPU20に送信する。このときカメラCPU30は、絞り機構23の駆動量および駆動速度に関する情報も併せてレンズCPU20に送信する。
ステップS340において、カメラCPU30は、絞り機構23の駆動指示をレンズCPU20に送信する。このときカメラCPU30は、絞り機構23の駆動量および駆動速度に関する情報も併せてレンズCPU20に送信する。
次に、図7を参照して、交換レンズ2側による絞り機構23の制御方法について説明する。図7の各ステップは、主に、レンズCPU20の指令に基づいて実行される。
まず、ステップS400において、レンズCPU20は、絞り機構23の駆動を開始する指示があったか否か、すなわちカメラボディ3のレリーズ動作に基づく絞り機構23の駆動指示がカメラCPU30から通信されたか否かを判定する。またレンズCPU20は、カメラCPU30による駆動指示と同時に、絞り機構23の駆動量および駆動速度に関する情報を、カメラCPU30との通信により取得する。レンズCPU20は、絞り機構23の駆動指示をカメラCPU30から受けていない場合、ステップS400を繰り返し、駆動指示を受けるまで待機する。一方、絞り機構23の駆動指示を受けた場合、ステップS410に移行する。
ステップS410において、レンズCPU20は、カメラCPU30から通信により直流通電の延長時間(直流通電の延長時間情報)を取得したか否か判定する。直流通電の延長時間を取得した場合、レンズCPU20は、直流通電の通電時間を決定する。そしてステップS420に移行し、レンズCPU20は、決定した直流通電の通電時間に従って本実施例の絞り駆動処理を行う。ステップS420にて実行される絞り駆動処理は、図4のステップS150にて実行される絞り駆動処理と同様であり、図5を参照して説明したとおりである。一方、直流通電の延長時間を取得していない、すなわち撮影モード選択部材36で単写モードが選択されている場合、ステップS430に移行し、レンズCPU20は従来と同様の絞り駆動処理を行う。
このように本実施例において、レンズCPU20は、カメラボディ3から、直流通電の延長時間情報を通信により取得し、取得した延長時間情報に応じて直流通電の通電時間を変更する。このため本実施例によれば、カメラボディ3(カメラCPU30)と交換レンズ2(レンズCPU20)との間の通信量を削減し、交換レンズ2(レンズCPU20)における処理負荷を低減することができる。
このように各実施例の絞り制御装置は、光量を変化させる絞り機構を制御する絞り制御装置であって、絞り機構23を駆動する駆動手段(絞り駆動回路26、ステッピングモータ25)と、駆動手段を制御する制御手段(レンズCPU20)とを有する。駆動手段は、絞り機構の初期の位置決めを行うための初期通電と、絞り機構を駆動するための駆動用通電と、絞り機構の駆動後の直流通電と、を連続的に行うことにより、絞り機構の駆動が可能である。制御手段は、連写速度情報に応じて直流通電の通電時間を変更する。また制御手段は、駆動手段が絞り機構の第1駆動における直流通電を行っている間に、第1駆動に続く第2駆動の指示を受けた場合、初期通電を行うことなく駆動用通電を行うことにより第2駆動を開始するように駆動手段を制御する。
好ましくは、制御手段は、連写速度情報に応じて直流通電の通電時間を変更する。また好ましくは、制御手段は、駆動手段が絞り機構の第1駆動における直流通電を行っている間に、絞り機構の第2駆動の指示を受けない場合、直流通電よりも低い直流電圧で保持通電を行うように駆動手段を制御する。より好ましくは、直流通電は、絞り機構の駆動後の光量変動が収まるのを待つための通電であり、保持通電は、絞り機構の駆動に要する消費電力を低減するための通電である。また好ましくは、制御手段は、第1のモード(連写モード)において、第1駆動における直流通電の後、保持通電および初期通電を行うことなく駆動用通電を行うことにより第2駆動を開始する。また制御手段は、第2のモード(単写モード)において、第1駆動における直流通電の後、保持通電を介して、初期通電を行うことにより第2駆動を開始する。
各実施例によれば、連写速度を向上させるとともに消費電力の増加を抑制することが可能な絞り制御装置、レンズ装置、および、撮像装置を提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
20 レンズCPU(制御手段)
26 絞り駆動回路(駆動手段)

Claims (10)

  1. 撮像装置に対して着脱可能なレンズ装置であって、
    光量を変化させる絞り機構と、
    前記絞り機構を駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段に対する通電を制御する制御手段とを有し、
    前記駆動手段に対して、前記絞り機構の初期の位置決めを行うための初期通電と、該絞り機構を駆動するための駆動用通電と、該絞り機構の位置の変動を低減するための直流通電とを連続的に行うことにより、前記絞り機構の駆動が可能であり、
    前記制御手段は、前記撮像装置で行われる連写撮影の連写速度情報に応じて設定された前記直流通電の延長時間に基づいて前記直流通電の通電時間を変更し、
    前記駆動手段が前記絞り機構の第1駆動における前記直流通電の通電時間内に、該第1駆動に続く第2駆動の指示を受けた場合、前記制御手段は前記第2駆動における前記初期通電を行うことなく前記第2駆動における前記駆動用通電を行うように前記駆動手段に対する通電を制御し、
    前記駆動手段が前記絞り機構の前記第1駆動における前記直流通電の通電時間内に、該絞り機構の前記第2駆動の指示を受けなかった場合、前記制御手段は前記直流通電に続いて前記直流通電よりも低い直流電圧での保持通電を行うように該駆動手段に対する通電を制御することを特徴とするレンズ装置。
  2. 前記撮像装置で単写撮影が行われる場合、前記制御手段は、
    前記第1駆動における前記直流通電の後、前記保持通電および第2駆動における前記初期通電を介してから、前記第2駆動における前記駆動用通電を行うように前記駆動手段に対する通電を制御することを特徴とする請求項に記載のレンズ装置。
  3. 前記駆動用通電において、周期的に変動する駆動電圧を通電することを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記撮像装置から前記連写速度情報を通信により取得し、
    取得した前記連写速度情報に基づいて前記延長時間を決定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のレンズ装置。
  5. 前記制御手段は、前記延長時間を、前記第1駆動と前記第2駆動の駆動間隔から前記第1駆動における前記駆動用通電の時間を減算することにより決定することを特徴とする請求項4に記載のレンズ装置。
  6. 前記制御手段は、
    前記撮像装置から、前記連写速度情報に応じて前記撮像装置で設定された前記延長時間に関する情報を通信により取得することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のレンズ装置。
  7. 請求項4または5に記載のレンズ装置着脱可能な撮像装置であって、
    前記レンズ装置の撮影光学系からの光の光量を検出して測光情報を出力する測光手段
    前記測光情報に基づいて連写速度情報を決定する決定手段と、
    前記連写速度情報を前記レンズ装置に送信する送信手段と
    を有することを特徴とする撮像装置。
  8. 請求項6に記載のレンズ装置が着脱可能な撮像装置であって、
    前記レンズ装置の撮影光学系からの光の光量を検出して測光情報を出力する測光手段と、
    前記測光情報に基づいて連写速度情報を決定し、前記連写速度情報に応じて前記レンズ装置における前記延長時間を決定する決定手段と、
    前記レンズ装置に前記延長時間に関する情報を送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  9. 撮影光学系と、
    該撮影光学系を介して形成された光学像を光電変換して画像データを出力する撮像素子と、
    光量を変化させる絞り機構と、
    前記絞り機構を駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段に対する通電を制御する制御手段とを有し、
    前記駆動手段に対して、前記絞り機構の初期の位置決めを行うための初期通電と、該絞り機構を駆動するための駆動用通電と、該絞り機構の位置の変動を低減するための直流通電とを連続的に行うことにより、前記絞り機構の駆動が可能であり、
    前記制御手段は、連写撮影の連写速度情報に応じて設定された前記直流通電の延長時間に基づいて前記直流通電の通電時間を変更し、
    前記駆動手段が前記絞り機構の第1駆動における前記直流通電の通電時間内に、該第1駆動に続く第2駆動の指示を受けた場合、前記制御手段は前記第2駆動における前記初期通電を行うことなく前記第2駆動における前記駆動用通電を行うように前記駆動手段に対する通電を制御し、
    前記駆動手段が前記絞り機構の前記第1駆動における前記直流通電の通電時間内に、該絞り機構の前記第2駆動の指示を受けなかった場合、前記制御手段は前記直流通電に続いて前記直流通電よりも低い直流電圧での保持通電を行うように該駆動手段に対する通電を制御することを特徴とする撮像装置。
  10. 前記撮影光学系からの光の光量を検出して測光情報を出力する測光手段を更に有し、
    前記制御手段は、
    前記測光情報に基づいて前記連写速度情報を決定することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
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