JP2001215552A - 電磁式絞りの駆動回路 - Google Patents

電磁式絞りの駆動回路

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JP2001215552A JP2000020998A JP2000020998A JP2001215552A JP 2001215552 A JP2001215552 A JP 2001215552A JP 2000020998 A JP2000020998 A JP 2000020998A JP 2000020998 A JP2000020998 A JP 2000020998A JP 2001215552 A JP2001215552 A JP 2001215552A
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Nobuyuki Nagai
伸幸 永井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイルからの発熱を防止し、しかも、外部か
ら与える制御信号を単純化することのできる、電磁式絞
りの絞り駆動回路を提供する。 【解決手段】 本発明の絞り駆動回路は、絞りターレッ
トを中立位置から所定角度傾斜した位置に回転移動させ
る為に必要な第1の電圧と、前記絞りターレットを前記
傾斜した位置で保持させる為に必要な、第1の電圧より
低い電圧である第2の電圧とを切り替えて、電磁式絞り
を駆動する絞り駆動手段を有する。撮影が開始されて、
絞りターレットが前記中立位置から前記傾斜した位置に
回転移動するのを完了するまでの間、電磁式絞りに対し
て第1の電圧が印加されるが、絞りターレットの動作完
了後から撮影期間の終了までは、電磁式絞りには第2の
電圧が印加される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁式の絞りを有
するカメラの、絞り駆動回路に関し、一層詳しくは、回
転子に固定された絞りターレットが、無通電時に中立位
置に保持され、通電期間中に所定角度傾斜した状態で保
持される所謂単安定型の電磁式絞り(以下、「単安定型
電磁式絞り」と記す。)を駆動する為の駆動回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、単安定型電磁式絞りが、カメ
ラの絞り機構として使用されている。図5は、単安定型
電磁式絞りを表わしている。この単安定型電磁式絞り5
は、電磁石14、永久磁石よりなる回転子12及び絞り
ターレット11から構成されている。回転子12と絞り
ターレット11が互いに固定されている為、回転子12
が回動することによって絞りターレット11も同時に回
動する。また、絞りターレット11には、絞りとして機
能する径の異なる3つの開口が設けられている。3つの
開口は、図5上の、中央の開口aが絞り開放、右側の開
口bが中間絞り、左側の開口cが最小絞りとして使用さ
れる。
【0003】単安定型電磁式絞り5は、電磁石14のコ
イル13に通電しない場合に絞りターレット11が図5
のような中立位置に保たれるように、例えば、絞りター
レット11の中央部の符号11sで示す部分を、一端が
カメラ筐体に固定されたコイルバネ16で釣り上げた状
態で使用される。また、単安定型電磁式絞り5は、絞り
ターレット11が図5のような中立位置にある時、中央
の開口aが絞りとして選択されるように使用される。
【0004】図6には、コイル13に通電中の状態が示
されている。絞りターレット11は、図6(a)に示す
矢印A方向に電流を流した場合には、図のように左側に
傾斜した位置で保持され、また、図6(b)に示す矢印
B方向に電流を流した場合には、図のように右側に傾斜
した位置で保持される。また、コイル13への通電を止
めた場合には、絞りターレット11は図5の中立位置に
戻る。すなわち、この単安定型電磁式絞り5は、無通電
で絞り開放、図6の矢印A方向への通電で絞り中間、そ
の反対方向への通電で絞り最小となる。
【0005】このように、単安定型電磁式絞り5による
絞り機構をカメラに用いた場合に、絞り開放で撮影する
場合は、単安定型電磁式絞り5に対して通電する必要が
生じないが、絞り開放以外で撮影する場合には通電する
必要が生じ、特に、長いシャッタースピードで撮影を行
う場合或いは短時間に撮影を繰り返す場合には、コイル
13に連続的に電流が流れることとなって、コイル13
が発熱することとなり好ましくない。
【0006】図7には、コイルの発熱を防止することの
できる単安定型電磁式絞りの駆動回路(図7(a))及
びその制御方式を表わすタイミングチャート(図7
(b))が示されている。図7(a)において、ドライ
バIC4は、ENA信号がHighである間、OUT
1,OUT2端子間に、VC1端子に入力される電圧を
発生させる。ENA信号がLowである場合には、OU
T1,OUT2端子間に電圧は発生しない。OUT1端
子,OUT2端子間に発生する電圧の極性は、DIR信
号のHigh/Low状態によって切り替わる。したが
って、ドライバIC4で単安定型電磁式絞り5を駆動す
る場合、ENA信号がLowで絞り開放となり、ENA
信号がHighの場合はDIR信号の状態に応じて、中
間絞り或いは最小絞りとなる。なお、ドライバIC4の
VC1端子は、絞りターレット11を図5で示した中立
位置から、図6(a)或いは図6(b)のように傾斜し
た位置に傾斜させるのに必要な直流電圧(以下、
「V」と記す。)を発生する電源に接続される。
【0007】図7(b)は、ドライバIC4に与えるE
NA信号のタイミングチャートを示している。図7
(b)において、ENA信号が制御される(t1+t
2)時間は、カメラのシャッター釦が押されて撮影終了
するまで撮影期間である。中間絞り或いは最小絞りでの
撮影が行われる場合、始めに、絞りターレット11が中
立位置から傾斜した位置に傾斜するのを完了するのに必
要な時間(t1)を経過するまでは、ENA信号がHi
ghのまま維持される。
【0008】単安定型電磁式絞り5へ通電される電圧波
形がクロック波形状であっても、絞りターレット11を
傾斜した位置に保持させることは可能である為、t1時
間経過後から撮影期間終了までの期間(t2)中、EN
A信号はクロックパルスにされる。このように、t2間
のENA信号をクロックパルスとしたことで、撮影期間
全体(t1+t2時間)に渡ってENA信号をHigh
状態にしてコイル13に通電する場合に比較すると、コ
イル13への通電時間が全体として減少する為、コイル
13からの発熱が防止されることとなる。
【0009】しかしながら、図7(a)の駆動回路をカ
メラに搭載した場合、カメラの各機能を制御するCPU
が、ENA信号を図7(b)のように複雑に制御する必
要が生じる為、CPUの処理の負担が大きくなるという
問題がある。また、このクロックパルスの周波数を可聴
帯域に選んだ場合には、撮影時に音が聞こえてしまうと
いう問題もある。更に、クロックパルスを使用すること
で、撮像素子であるCCDにノイズが入り、画質の低下
をもたらす虞が生ずるこということも問題となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑みてなされたものであり、コイルからの発熱を防止
することを可能とし、しかも、外部からの制御が簡潔で
ある、単安定型電磁式絞りの駆動回路を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為、
本発明の請求項1に記載の単安定型の電磁式絞りの絞り
駆動回路は、絞りターレットを中立位置から所定角度傾
斜した位置に回転移動させる為に必要な第1の電圧と、
前記絞りターレットを前記傾斜した位置で保持させる為
に必要な、前記第1の電圧より低い電圧である第2の電
圧とを切り替えて、前記電磁式絞りを駆動する絞り駆動
手段を有する。この絞り駆動手段は、撮影期間中に前記
電磁式絞りに対して出力する電圧を、前記第1の電圧と
前記第2の電圧とに順次切り替える。撮影が開始され
て、絞りターレットが前記中立位置から前記傾斜した位
置に回転移動するのを完了するまでの間、電磁式絞りに
対して前記第1の電圧が印加されるが、絞りターレット
の動作完了後から撮影期間の終了までは、前記電磁式絞
りに対して、第2の電圧が印加される。従って、前記電
磁式絞りに対して、撮影期間全体に渡って第1の電圧が
印加される場合に比較すると、電磁式絞りからの発熱を
防止することが可能となる。
【0012】前記絞り駆動手段は、例えば、絞りターレ
ットが前記中立位置から前記傾斜した位置へ回転移動す
るのを完了する為に必要な期間中Highとなる出力パ
ルスを発生するワンショット・マルチバイブレータと、
ワンショット・マルチバイブレータの出力パルスのHi
gh/Lowの状態に応じて前記第1の電圧と前記第2
の電圧のいずれかを出力する電源切替え回路と、撮影期
間中のみHighとなるイネーブル信号がHighであ
る間のみ、電源切替え回路から供給される電圧を電磁式
絞りに対して出力するドライブ回路とによって構成する
ことができる。なお、ワンショット・マルチバイブレー
タは、イネーブル信号のLowからHighへの変化を
トリガとして出力パルスを生成する。この場合、この絞
り駆動手段に与えるイネーブル信号は、撮影期間中のみ
Highとなる単純な信号で良い(請求項2)。
【0013】前記電源切替え回路に対し、前記第1の電
圧を発生する電源と前記第2の電圧を発生する電源の2
つの電源が入力される場合には、前記電源切替え回路を
スイッチング素子によって構成されるセレクタとするこ
とができる。この場合、前記セレクタは、前記ワンショ
ット・マルチバイブレータの出力パルスのHigh/L
owの状態に応じて前記第1の電圧と前記第2の電圧の
いずれかを選択して出力する(請求項3)。
【0014】また、前記電源切替え回路をスイッチング
素子と所定の抵抗値の抵抗によって構成することで、前
記電源切替え回路に入力する電源の種類を、前記第1の
電圧を発生する電源のみとすることができる。この場
合、前記電源切替え回路は、前記第1の電圧を出力する
場合には、前記電源切替え回路に入力される前記第1の
電圧を前記スイッチング素子を介して出力し、前記第2
の電圧を出力する場合には、前記電源切替え回路に入力
される前記第1の電圧を前記抵抗を介して出力すること
により、前記第1の電圧を前記第2の電圧に降下させて
出力する(請求項4)。
【0015】また、請求項5に記載の絞り駆動回路は、
前記電磁式絞りに対して出力される前記第1の電圧と前
記第2の電圧とが、直流電圧であることを特徴としてい
る。
【0016】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の1つの実施形
態である、絞り駆動回路10が示されている。絞り駆動
回路10には、図5で示した単安定型電磁式絞り5が接
続される。また、図1には、バッテリ9及びDC/DC
コンバータ7,8で構成される定電圧源が示されてい
る。DC/DCコンバータ8は、バッテリ9の直流電圧
を、前述した直流電圧Vに変換する。DC/DCコン
バータ7は、バッテリ9の直流電圧を直流電圧Vに変
換する(Vの値については後述する)。中間絞り又は
最小絞りでの撮影を行う場合に、絞り駆動回路10は、
ドライバIC4のOUT1,OUT2端子から電圧を出
力して、単安定型電磁式絞り5を駆動する。以下、絞り
駆動回路10の動作について詳述する。
【0017】絞り駆動回路10は、図1に示すように、
ワンショット・マルチバイブレータ1、ドライバIC
4,MOS−FET2,ダイオード3によって構成され
る。絞り駆動回路10には、単安定型電磁式絞り5を動
作させて(すなわち、中間絞り又は最小絞りで)撮影を
行う撮影期間中のみHighとなるENA信号と、単安
定型電磁式絞り5に印加する電圧の方向を決定するDI
R信号が入力される。
【0018】図3は、図1の絞り駆動回路10の動作タ
イミングチャートである。図3には、絞り駆動回路10
に入力されるENA信号、ワンショット・マルチバイブ
レータ1の出力信号(図1の符号1bで示す部分の信
号)及びドライバIC4のOUT1,OUT2端子から
電磁式絞り5に対して供給される電圧のタイミングチャ
ートが示されている。中間絞り又は、最小絞りでの撮影
を行う場合に、カメラのレリーズ釦が押下されると、カ
メラ内部のCPUによって、ENA信号がLowからH
ighに立ち上げられ、撮影終了までの撮影期間中(T
)High状態が維持される。なお、DIR信号も撮
影期間中High又はLowの何れかの状態に維持され
る。ENA信号が立ち上がると、それをトリガとして、
ワンショット・マルチバイブレータ1が動作を開始し、
図3のように一定時間(T)Highとなるパルスが
生成される。
【0019】ところで、単安定型電磁式絞り5に電圧を
かけて絞りターレット11を、図5の中立位置から図6
(a)或いは図6(b)に示されるような傾斜した位置
に回転移動させる場合、絞りターレット11が中立位置
から動き始めて移動完了するまでに必要な電圧(V
の大きさに比較して、一旦傾斜した位置にある状態を保
持させるのに必要な電圧(以下、「V」と記す。)は
低くても良いという性質がある。絞り駆動回路10は、
単安定型電磁式絞り5のこのような性質を利用してい
る。なお、Vの値は、概ねVの6割程度の値とする
ことが可能である。
【0020】MOS−FET2は、ワンショット・マル
チバイブレータ1の出力がHighである時にON状態
となり、LowであるときにOFF状態となるタイプの
ものが用いられる。従って、ワンショット・マルチバイ
ブレータ1の出力がHighである間、ドライバIC4
のVC1端子には電圧Vが供給され、ワンショット・
マルチバイブレータ1の出力がLowである間は、ドラ
イバIC4のVC1端子には電圧Vが供給される。
【0021】図2は、ドライバIC4の内部回路を示し
ており、また、下記に示す表1はドライバIC4の動作
の真理値表を示している。表1に示すように、ドライバ
IC4は、ENA端子がHighである間のみ、IN端
子の状態に応じて、OUT1,OUT2端子間にVC1
端子に供給される電圧を出力する。例えば、VC1端子
に電圧Vが入力される場合、ENA端子がHigh,
IN端子がLowである場合にOUT1端子がVレベ
ル,OUT2端子がGNDレベルとなり、ENA端子が
High,IN端子がHighである場合にOUT1端
子がGNDレベル,OUT2端子がVレベルとなる。
ENA信号がLowである場合には、OUT1,OUT
2端子は開放状態となり出力はOFFされる。
【0022】
【表1】
【0023】従って、図3のタイミングチャートに示す
ように、ワンショット・マルチバイブレータ1の出力が
Highである間(T)、ドライバIC4から単安定
型電磁式絞り5に対して電圧Vが供給され、ワンショ
ット・マルチバイブレータ1の出力がLowに変化して
から撮影期間の終了までは、電圧Vが供給される。な
お、ワンショット・マルチバイブレータ1の出力がHi
ghとなるパルス巾(T)は、絞りターレット11が
図5の状態から図6(a)又は図6(b)の状態に回転
移動を完了するのに十分な時間が選択される。この時間
は、通常は50ms程度である。
【0024】このように、単安定型電磁式絞り5に供給
される電圧は、絞りターレット11が回転移動する間の
みが高い電圧(V)で、その後は低い電圧(V)に
落とされて、絞りターレット11が傾斜した位置にある
状態が保持される。従って、単安定型電磁式絞り5に対
し撮影期間中全体に渡って、電圧Vが供給される場合
に比較すると、単安定型電磁式絞り5のコイル13に流
れる電流が減少され、コイル13からの発熱が防止され
る。
【0025】また、本実施形態によれば、ENA信号
は、図3のタイミングチャートに示すように、撮影時間
中Highとなる単純なパルスとすることができるの
で、外部から絞り駆動回路10を制御するCPUの負担
は軽減される。
【0026】図4の絞り駆動回路20は、本発明の別の
実施形態を示している。絞り駆動回路20は、図1の絞
り駆動回路10に対して、ワンショット・マルチバイブ
レータ1からの出力に応じてドライバIC4のVC1端
子に供給する電源を切り替える部分の構成が異なってい
るが、外部からみた動作は絞り駆動回路10と同一であ
り、図3で示したタイミングチャートで動作する。ま
た、図4にはバッテリ9及びDC/DCコンバータ8か
ら構成される定電圧源が示されている。前述したよう
に、DC/DCコンバータ8は、バッテリ9の直流電圧
を直流電圧Vに変換する。
【0027】絞り駆動回路20においてMOS−FET
2は、ワンショット・マルチバイブレータ1の出力がH
ighである時にONし、LowであるときにOFFす
る。従って、ワンショット・マルチバイブレータ1の出
力がHighである間、ドライバIC4のVC1端子に
は電圧Vが供給される。ワンショット・マルチバイブ
レータ1の出力がLowである間はMOS−FET2が
OFFするので、ドライバIC4のVC1端子に供給さ
れる電圧は抵抗6によって降下する。ここで、抵抗6の
抵抗値Rを、コイル13の抵抗値をRとして、 R={(V−V)/V}・R となるように決定することで、MOS−FET2がOF
Fしている場合に、抵抗6を介してドライバIC4のV
C1端子に供給される電圧をVにすることが可能であ
る。
【0028】図4に示す絞り駆動回路20は、電圧V
を発生する定電圧源を必要としないので、電圧Vを発
生する定電圧源を独立に用意できない場合に有益であ
る。
【0029】なお、以上で説明した実施形態で用いられ
るMOS−FET2は、スイッチング素子として機能す
るものであれば、トランジスタ等の他の種類の素子で置
き換えることも可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、絞
りターレットを傾斜させるときのみ、電磁式絞りのコイ
ルに高い電圧が印加され、絞りターレットを傾斜した状
態で保持する間は、コイルにかけられる電圧は必要最低
限の低い電圧に落とされる。したがって、長時間の撮影
を行う場合でも、コイルからの発熱を防止することが可
能となる。また、このことにより、カメラを制御するソ
フトウエアの誤動作により、誤って絞りが長時間動作す
ることとなった場合においても、コイルでの発熱が防止
されることになる。
【0031】また、本発明による絞り駆動回路は、撮影
期間中Highとなる単純なENA信号を与えることで
動作可能である為、ENA信号を生成するCPU等の負
担が軽減されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】定電圧源から直流電圧V及び直流電圧V
供給される場合の、本発明による絞り駆動回路を示す図
である。
【図2】ドライバICの内部ブロック図である。
【図3】本発明による絞り駆動回路のタイミングチャー
トを示す図である。
【図4】定電圧源から直流電圧Vのみが供給される場
合の、本発明による絞り駆動回路を示す図である。
【図5】無通電状態の単安定型電磁式絞りを示す図であ
る。
【図6】通電状態の単安定型電磁式絞りを示す図であ
る。
【図7】従来技術による、単安定型電磁式絞りの駆動回
路及びその制御方法を示す図である。
【符号の説明】
1 ワンショット・マルチバイブレータ 2 MOS−FET 3 ダイオード 4 ドライバIC 5 単安定型電磁式絞り 6 抵抗 7 DC/DCコンバータ 8 DC/DCコンバータ 9 バッテリ 10 絞り駆動回路 11 絞りターレット 12 回転子 13 コイル 14 電磁石

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転子に固定された絞りターレットが、
    無通電時に中立位置に保持され、通電期間中に所定角度
    傾斜した位置に保持される所謂単安定型の電磁式絞りを
    有するカメラの前記電磁式絞りを駆動する為の回路であ
    って、 前記絞りターレットを中立位置から所定角度傾斜した位
    置に回転移動させる為に必要な第1の電圧と、前記絞り
    ターレットを前記傾斜した位置で保持させる為に必要
    な、前記第1の電圧より低い電圧である第2の電圧とを
    切り替えて、前記電磁式絞りを駆動する絞り駆動手段を
    有し、 前記絞り駆動手段は、撮影期間中に前記電磁式絞りに対
    して出力する電圧を、前記第1の電圧と前記第2の電圧
    とに順次切り替えること、を特徴とする電磁式絞りの駆
    動回路。
  2. 【請求項2】 前記絞り駆動手段が、 前記絞りターレットが前記中立位置から前記傾斜した位
    置へ回転移動するのを完了する為に必要な期間中Hig
    hとなる出力パルスを発生するワンショット・マルチバ
    イブレータと、 前記ワンショット・マルチバイブレータの出力パルスの
    High/Lowの状態に応じて前記第1の電圧と前記
    第2の電圧のいずれかを出力する電源切替え回路と、 撮影期間中のみHighとなるイネーブル信号がHig
    hである間のみ、前記電源切替え回路から供給される電
    圧を前記電磁式絞りに対して出力するドライブ回路とを
    有し、 前記ワンショット・マルチバイブレータは、前記イネー
    ブル信号のLowからHighへの変化をトリガとして
    前記出力パルスを生成すること、を特徴とする請求項1
    に記載の電磁式絞りの駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記電源切替え回路がスイッチング素子
    を有するセレクタであり、 前記セレクタは、前記セレクタに入力される前記第1の
    電圧と前記第2の電圧を選択して出力すること、を特徴
    とする請求項2に記載の電磁式絞りの駆動回路。
  4. 【請求項4】 前記電源切替え回路がスイッチング素子
    と所定の抵抗値の抵抗とを有し、 前記電源切替え回路は、前記第1の電圧を出力する場合
    には、前記電源切替え回路に入力される第1の電圧を前
    記スイッチング素子を介して出力し、 前記電源切替え回路は、前記第2の電圧を出力する場合
    には、前記電源切替え回路に供給される前記第1の電圧
    を前記抵抗を介して出力することにより、前記第1の電
    圧を前記第2の電圧に降下させて出力すること、を特徴
    とする請求項2に記載の電磁式絞りの駆動回路。
  5. 【請求項5】 前記第1の電圧と前記第2の電圧が直流
    電圧であること、を特徴とする請求項1から請求項4の
    いずれかに記載の電磁式絞りの駆動回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010039030A (ja) * 2008-08-01 2010-02-18 Olympus Corp 光調節装置の駆動方法、光調節装置の制御装置、及び光調節装置
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