JP2013050661A - 交換レンズおよび中間アダプタ - Google Patents

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Abstract

【課題】絞りの駆動により被写体像の見栄えが悪化しない交換レンズおよび中間アダプタを提供する。
【解決手段】カメラボディが着脱可能に取り付けられる取付手段と、焦点距離を変化させるズーミングレンズが含まれる光学系と、光学系を通過する光量を調節する絞りと、絞りを所定速度で所定開口径まで駆動する指令をカメラボディから受信する受信手段と、受信手段により受信された指令に応じて、所定速度で所定開口径まで絞りを駆動する絞り駆動手段と、ズーミングレンズを駆動するレンズ駆動手段と、レンズ駆動手段によりズーミングレンズが駆動されている場合に、所定速度が所定の上限速度を上回るか否かを判定する判定手段とを備え、絞り駆動手段は、判定手段により所定速度が所定の上限速度を上回ると判定された場合には、所定の上限速度以下の速度で絞りを駆動する交換レンズ。
【選択図】図1

Description

本発明は、交換レンズおよび中間アダプタに関する。
動画を撮影可能なデジタルカメラが知られている。一般的に、このようなデジタルカメラは、映像と共に音声を記録して記憶媒体に記憶可能である。例えば特許文献1には、カメラ本体と交換レンズとから成る、動画撮影可能なデジタルカメラが記載されている。この交換レンズは、最高速度と最低速度で絞りを駆動したときに発生する駆動音のうち小さい方の駆動音のレベルと同じかまたはそれよりも小さい駆動音のレベルで絞りを駆動可能な駆動速度を、静音速度としてカメラ本体に送信する。これにより、動画撮影時など、録音が行われている場合に、絞りの駆動音が録音されないように絞りを駆動することが可能となる。
特開2009−288778号公報
特許文献1に記載されたデジタルカメラは、駆動音のみを考慮しているため、絞りの駆動により被写体像の見栄えが悪化するという問題があった。
請求項1に係る発明は、カメラボディが着脱可能に取り付けられる取付手段と、焦点距離を変化させるズーミングレンズを含む光学系と、光学系を通過する光量を調節する絞りと、絞りを所定の駆動速度で所望の開口径まで駆動する指令をカメラボディから受信する受信手段と、受信手段により受信された指令に応じて、所定の駆動速度で所望の開口径まで絞りを駆動する絞り駆動手段と、ズーミングレンズを駆動するレンズ駆動手段と、レンズ駆動手段によるズーミングレンズの駆動中に絞り駆動手段による絞りの駆動を行う場合に、所定の駆動速度が所定の上限速度を上回るか否かを判定する判定手段と、を備え、絞り駆動手段は、判定手段により所定の駆動速度が所定の上限速度を上回ると判定された場合には、所定の上限速度以下の速度で、指令に応じた絞りの駆動を行うことを特徴とする交換レンズである。
請求項4に係る発明は、カメラボディが着脱可能に取り付けられる第1取付手段と、焦点距離を変化させるズーミングレンズが含まれる光学系および光学系を通過する光量を調節する絞りを有する交換レンズが着脱可能に取り付けられる第2取付手段と、絞りを所定速度で所定開口径まで駆動する指令をカメラボディから受信する受信手段と、受信手段により受信された指令に応じて、所定の駆動速度で所定開口径まで絞りが駆動されるように駆動制御する絞り制御手段と、ズーミングレンズを駆動する指令を交換レンズに送信する送信手段と、ズーミングレンズの駆動中に絞り制御手段による絞りの駆動制御を行う場合に、所定の駆動速度が所定の上限速度を上回るか否かを判定する判定手段と、を備え、絞り制御手段は、判定手段により所定の駆動速度が所定の上限速度を上回ると判定された場合には、所定の上限速度以下の速度で、指令に応じた絞りの駆動制御を行うことを特徴とする中間アダプタである。
本発明によれば、絞りの駆動により被写体像の見栄えが悪化しない。
本発明を適用したレンズ交換式のカメラシステムを示した斜視図である。 本発明を適用したレンズ交換式のカメラシステムを示した断面図である。 保持部102,202の詳細を示す模式図である。 コマンドデータ通信の例を示すタイミングチャートである。 ホットライン通信の例を示すタイミングチャートである。 ズーム制御および絞り制御に関する処理のフローチャートである。 本発明を適用した、中間アダプタを含むレンズ交換式のカメラシステムを示した斜視図である。 絞り連動レバーの構成を示す模式図である。 本発明を適用した、中間アダプタを含むレンズ交換式のカメラシステムを示した斜視図である。
(第1の実施の形態)
図1(a)は、本発明を適用したレンズ交換式のカメラシステムを示した斜視図である。なお、図1(a)では本発明に係わる機器および装置のみを示し、それ以外の機器および装置については図示と説明を省略する。カメラシステム1は、カメラボディ100と、カメラボディ100に着脱可能な交換レンズ200とから構成される。
カメラボディ100には交換レンズ200が着脱可能に取り付けられるボディ側マウント部101が設けられている。ボディ側マウント部101の近傍(ボディ側マウント部101の内周側)の位置には、ボディ側マウント部101の内周側に部分的に突出する状態で、接点を保持する保持部(電気的な接続部)102が設けられている。この保持部102には複数の接点が設けられている。
また交換レンズ200には、ボディ側マウント部101に対応する、カメラボディ100が着脱可能に取り付けられるレンズ側マウント部201が設けられている。レンズ側マウント部201の近傍(レンズ側マウント部201の内周側)の位置には、レンズ側マウント部201の内周側に部分的に突出する状態で、接点を保持する保持部(電気的な接続部)202が設けられている。この保持部202には複数の接点が設けられている。
カメラボディ100に交換レンズ200が装着されると、複数の接点が設けられたカメラボディ100側の保持部102が、複数の接点が設けられた交換レンズ200側の保持部202に電気的に且つ物理的に接続される。両保持部102,202は、カメラボディ100から交換レンズ200への電力供給、および、カメラボディ100と交換レンズ200との信号の送受信に利用される。
カメラボディ100内のボディ側マウント部101後方には、例えばCMOSやCCDなどの撮像素子104が設けられる。カメラボディ100の上方には、入力装置たるボタン105が設けられている。ユーザはボタン105等の入力装置を用いてカメラボディ100に撮影指示や撮影条件の設定指示等を行う。交換レンズ200の側面(マウント面とは異なる面)には、交換レンズ200内に設けられたズーミングレンズ(後述)を駆動させるためのズーム操作部材であるスライドスイッチ219が設けられている。
図1(b)は、スライドスイッチ219の正面図である。スライドスイッチ219は可動域220、221を移動可能に構成されている。図1(b)の上方に位置する可動域220は望遠方向に、図1(b)の下方に位置する可動域221は広角方向に、それぞれ対応している。スライドスイッチ219は不図示のバネ等により、外部から力が加えられていない場合には両可動域220、221の中央に位置するように構成されている。撮影者がスライドスイッチ219を可動域220の方向に押し上げると、後述するズーミングレンズがスライドスイッチ219の移動量に応じた速度で駆動され、交換レンズ200の焦点距離が望遠側に変化する。同様に、可動域221の方向にスライドスイッチ219を動かすと、交換レンズの焦点距離が広角側に変化する。
図2は、本発明を適用したレンズ交換式のカメラシステムを示した断面図である。交換レンズ200は、被写体像を結像させる結像光学系210を備える。結像光学系210は複数のレンズ210a〜210dおよび絞り211により構成されている。これら複数のレンズ210a〜210dには、結像光学系210の焦点距離を変化させるズーミングレンズ210bおよび被写体像のピント位置を調節するためのフォーカシングレンズ210cが含まれている。
交換レンズ200内部には、交換レンズ200の各部の制御を司るレンズ制御部203が設けられている。レンズ制御部203は不図示のマイクロコンピュータおよびその周辺回路等から構成される。レンズ制御部203には、レンズ側第1通信部217、レンズ側第2通信部218、ズーム駆動部212、絞り駆動部213、フォーカス駆動部214、ROM215、およびRAM216が接続されている。
レンズ側第1通信部217およびレンズ側第2通信部218は、保持部102、202の各通信接点を介してカメラボディ100との信号の送受信を行う。このレンズ側第1通信部217とレンズ側第2通信部218はそれぞれ、交換レンズ200側の通信インターフェースである。レンズ制御部203はこれら通信インターフェースを使って、カメラボディ100(後述するボディ制御部103)との間で後述する各通信(ホットライン通信、コマンドデータ通信)を行う。
ズーム駆動部212は駆動力を発生させるモータ(例えばステッピングモータ等のアクチュエータ)と、当該駆動力をズーミングレンズ210bに伝達する伝達系(例えば複数のギア等を組み合わせたもの)を有している。ズーム駆動部212はレンズ制御部203により制御され、ズーミングレンズ210bを、レンズ制御部203が指定した駆動速度で光軸方向に駆動する。つまり、交換レンズ200は、いわゆるパワーズーム機能を有するズームレンズである。
フォーカス駆動部214は、駆動対象がフォーカシングレンズ210cであることを除き、ズーム駆動部212と同様の構成を有する。絞り駆動部213もこれらの各駆動部と同様に、絞り211を所定のモータにより駆動して絞り211の開口径を変化させる。
ROM215は不揮発性の記憶媒体であり、レンズ制御部203が実行する所定の制御プログラムや、後述する絞り211の最大駆動速度等が予め記憶される。RAM216は揮発性の記憶媒体であり、レンズ制御部203により各種データの一時記憶領域として利用される。
撮像素子104の前面には、撮像素子104の露光状態を制御するためのシャッター115と、光学的ローパスフィルターや赤外線カットフィルターを組み合わせた光学フィルター116とが設けられている。結像光学系210を透過した被写体光は、シャッター115およびフィルター116を介して撮像素子104に入射する。
カメラボディ100内部には、カメラボディ100の各部の制御を司るボディ制御部103が設けられている。ボディ制御部103は不図示のマイクロコンピュータ、RAMおよびその周辺回路等から構成される。
ボディ制御部103には、ボディ側第1通信部117およびボディ側第2通信部118が接続されている。ボディ側第1通信部117は保持部102に接続されており、保持部102に設けられた複数の接点を介して、レンズ側第1通信部217と信号の送受信を行うことができる。同様に、ボディ側第2通信部118はレンズ側第2通信部218と信号の送受信を行うことができる。換言すれば、ボディ側第1通信部117とボディ側第2通信部118はそれぞれ、ボディ側の通信インターフェースである。ボディ制御部103はこれら通信インターフェースを使って、交換レンズ200(レンズ制御部203)との間で、後述する各通信(ホットライン通信、コマンドデータ通信)を行う。
カメラボディ100の背面には、LCDパネル等により構成される表示装置111が配置される。ボディ制御部103はこの表示装置111に対し、撮像素子104の出力に基づく被写体の画像(いわゆるスルー画)や、撮影条件等を設定するための各種のメニュー画面を表示する。
カメラボディ100は、静止画を撮影する静止画撮影モードと、動画を撮影する動画撮影モードと、の2種類の撮影モードを有している。ユーザがカメラボディ100に対してこれらの撮影モードの設定を指示すると、ボディ制御部103は当該撮影モードでの動作を開始する。カメラボディ100は不図示のマイクを備えており、動画撮影時にはこのマイクに入力された音声が映像と共に不図示の記憶媒体に記憶される。
カメラボディ100に静止画撮影モードが設定されているとき、ボディ制御部103は所定間隔(例えば60分の1秒)ごとに繰り返し撮像素子104を用いた撮像を行う。そして、その撮像結果に種々の画像処理を施し被写体像の画像データを作成し、スルー画として表示装置111に表示させる。撮影者により所定の撮影操作(例えばボタン105が押下される等)が為されると、ボディ制御部103は撮像素子104により被写体像を撮像して静止画像データを作成し、不図示の記憶媒体(例えばメモリーカード)にこの静止画像データを記憶する。
カメラボディ100に動画撮影モードが設定されているとき、撮影者により所定の撮影開始操作(例えばボタン105が押下される等)が為されると、ボディ制御部103は所定間隔(例えば60分の1秒)ごとに繰り返し撮像素子104を用いた撮像を行うようになる。そして、この撮像結果から周知の技術により作成された動画像データと、不図示のマイクにより録音された音声データとから成る動画ファイルを作成し、不図示の記憶媒体(例えばメモリーカード)に記憶する。撮影者が所定の撮影終了操作(例えばボタン105が押下される等)を行うか、撮影開始から所定の上限時間(例えば5分)が経過すると、ボディ制御部103は動画の撮影を終了する。なお、動画の撮影前や撮影中に、静止画撮影モードの場合と同様のスルー画を表示装置111に表示してもよい。
(保持部102,202の説明)
図3は保持部102,202の詳細を示す模式図である。なお図3において保持部102がボディ側マウント部101の右側に配置されているのは、実際のマウント構造に倣ったものである。すなわち、本実施形態の保持部102は、ボディ側マウント部101のマウント面よりも奥まった場所(図3においてボディ側マウント部101よりも右側の場所)に配置されている。同様に、保持部202がレンズ側マウント部201の右側に配置されているのは、本実施形態の保持部202がレンズ側マウント部201のマウント面よりも突出した場所に配置されていることを表している。保持部102と保持部202がこのように配置されているので、ボディ側マウント部101のマウント面とレンズ側マウント部201のマウント面とを接触させて、カメラボディ100と交換レンズ200とをマウント結合させると、保持部102と保持部202とが接続され、両保持部に設けられている電気接点同士も接続することになる。このようなマウント構造については周知であるのでこれ以上の説明、図示を省略する。
図3に示すように、保持部102にはBP1〜BP12の12個の接点が存在する。また保持部202には、上記の12個の接点にそれぞれ対応する、LP1〜LP12の12個の接点が存在する。
接点BP1および接点BP2は、カメラボディ100内の第1電源回路130に接続されている。第1電源回路130は、接点BP1に、アクチュエータ等の駆動系を有し消費電力が比較的大きい回路(ズーム駆動部212、絞り駆動部213、フォーカス駆動部214など)を除く交換レンズ200内の各部の動作電圧を供給する。すなわち、接点BP1および接点LP1からは、上記の各駆動部を除く交換レンズ200内の各部の動作電圧が供給される。この接点BP1に供給可能な電圧値は、最小電圧値〜最大電圧値の範囲(例えば3V台での電圧幅)をもつが、標準的に供給される電圧値はその最大電圧値と最小電圧値の中間値近傍の電圧値である。そしてこれにより、カメラボディ100側から交換レンズ200側に供給される電流値は、電源ON状態において、約数10mA〜数100mAの範囲内の電流値である。
接点BP2は、接点BP1に与えられる上記動作電圧に対応する接地端子である。すなわち、接点BP2および接点LP2は、上記の動作電圧に対応する接地端子電圧である。
以下の説明では、接点BP1および接点LP1により構成される信号線を、信号線V33と呼ぶ。また、接点BP2および接点LP2により構成される信号線を、信号線GNDと呼ぶ。これらの接点LP1,LP2、BP1,BP2は、カメラボディ100側から交換レンズ200側へ電源供給するための、電源系接点を構成する。
接点BP3,BP4,BP5,およびBP6は、ボディ側第1通信部117に接続されている。これらの接点に対応する交換レンズ200側の接点LP3,LP4,LP5,およびLP6は、レンズ側第1通信部217に接続されている。ボディ側第1通信部117とレンズ側第1通信部217は、これらの接点(通信系接点)を用いて、互いに信号の送受信を行う。ボディ側第1通信部117とレンズ側第1通信部217が行う通信の内容については、後に詳述する。
なお以下の説明では、接点BP3および接点LP3により構成される信号線を、信号線CLKと呼ぶ。同様に、接点BP4および接点LP4により構成される信号線を信号線BDATと、接点BP5および接点LP5により構成される信号線を信号線LDATと、接点BP6および接点LP6により構成される信号線を信号線RDYと呼ぶ。
接点BP7,BP8,BP9,およびBP10は、ボディ側第2通信部118に接続されている。これらの接点に対応する交換レンズ200側の接点LP7,LP8,LP9,およびLP10は、レンズ側第2通信部218に接続されている。レンズ側第2通信部218は、これらの接点(通信系接点)を用いて、ボディ側第2通信部118に信号の送信を行う。ボディ側第2通信部118とレンズ側第2通信部218が行う通信の内容については、後に詳述する。
なお以下の説明では、接点BP7および接点LP7により構成される信号線を、信号線HREQと呼ぶ。同様に、接点BP8および接点LP8により構成される信号線を信号線HANSと、接点BP9および接点LP9により構成される信号線を信号線HCLKと、接点BP10および接点LP10により構成される信号線を信号線HDATと呼ぶ。
接点BP11および接点BP12は、カメラボディ100内の第2電源回路131に接続されている。第2電源回路131は、接点BP12に、アクチュエータ等の駆動系を有し消費電力が比較的大きい回路(ズーム駆動部212、絞り駆動部213、フォーカス駆動部214など)の駆動電圧を供給する。すなわち、接点BP12および接点LP12からは、ズーム駆動部212、絞り駆動部213、およびフォーカス駆動部214の駆動電圧が供給される。この接点BP12に供給可能な電圧値は、最小電圧値〜最大電圧値の範囲をもつが、その範囲はいずれも、前述した接点BP1に供給可能な電圧値範囲よりも大きい電圧値である(例えば、接点BP12に供給可能な最大電圧値は、接点BP1に供給可能な最大電圧値の数倍程度)。即ち接点BP12に供給される電圧値は、上述の接点BP1に供給される電圧値とは、その大きさが異なる電圧値である。なお接点BP12に標準的に供給される電圧値は、接点BP12に供給可能な最大電圧値と最小電圧値の中間値近傍の電圧値である。そしてこれにより、カメラボディ100側から交換レンズ200側に供給される電流は、電源ON状態において、約10mA〜数Aの電流値となる。
接点BP11は、接点BP12に与えられる上記駆動電圧に対応する接地端子である。すなわち、接点BP11および接点LP11は、上記駆動電圧に対応する接地端子である。
以下の説明では、接点BP11および接点LP11により構成される信号線を、信号線PGNDと呼ぶ。また、接点BP12および接点LP12により構成される信号線を、信号線BATと呼ぶ。これらの接点LP11,LP12、BP11,BP12は、カメラボディ100側から交換レンズ200側へ電源供給するための、電源系接点を構成する。
なお、上述の接点BP12、接点LP12に供給される電圧値(電流値)と、接点BP1,LP1に供給される電圧値(電流値)との大小関係から明らかなように、それら各接点に供給される電圧にそれぞれに対する接地端子となる接点BP11および接点LP11を流れる電流の最大値と最小値との差は、接点BP2および接点LP2を流れる電流の最大値と最小値との差よりも大きくなっている。これは、アクチュエータ等の駆動系を有する各駆動部が消費する電力が、交換レンズ200内のレンズ制御部203等の電子回路に比べて大きいこと、ならびに、それら各駆動部により駆動される被駆動部材を駆動する必要がない場合には各駆動部が電力を消費しないことに拠る。
(コマンドデータ通信の説明)
レンズ制御部203は、レンズ側第1通信部217を制御して、接点LP3〜LP6、すなわち信号線CLK,BDAT,LDAT,およびRDYを介して、ボディ側第1通信部117からの制御データの受信と、ボディ側第1通信部117への応答データの送信とを並行して、第1の所定周期(本実施形態では例えば16ミリ秒)で行う。以下、レンズ側第1通信部217とボディ側第1通信部117との間で行われる通信の詳細を説明する。
なお、本実施形態において、レンズ制御部203およびレンズ側第1通信部217と、ボディ制御部103およびボディ側第1通信部117との間で行われる通信を「コマンドデータ通信」と称する。また、コマンドデータ通信に利用される4つの信号線(信号線CLK,BDAT,LDAT,およびRDY)から成る伝送路を第1伝送路と称する。
図4は、コマンドデータ通信の例を示すタイミングチャートである。ボディ制御部103およびボディ側第1通信部117は、コマンドデータ通信の開始時(T1)、まず信号線RDYの信号レベルを確認する。信号線RDYの信号レベルはレンズ側第1通信部217の通信可否を表している。レンズ制御部203およびレンズ側第1通信部217は、通信できない状態である場合には、接点LP6からH(High)レベルの信号を出力する。すなわち、信号線RDYの信号レベルをHレベルにする。ボディ制御部103およびボディ側第1通信部117は、信号線RDYがHレベルである場合、これがLレベルになるまで通信開始しない。また通信中の次の処理を実行しない。
信号線RDYがL(Low)レベルであれば、ボディ制御部103およびボディ側第1通信部117は接点BP3からクロック信号401を出力する。すなわち、信号線CLKを介してレンズ側第1通信部217にクロック信号401を伝送する。ボディ制御部103およびボディ側第1通信部117はこのクロック信号401に同期して、接点BP4から制御データの前半部分であるボディ側コマンドパケット信号402を出力する。すなわち、信号線BDATを介してレンズ側第1通信部217にボディ側コマンドパケット信号402を伝送する。
また、信号線CLKにクロック信号401が出力されると、レンズ制御部203およびレンズ側第1通信部217は、クロック信号401に同期して接点LP5から応答データの前半部分であるレンズ側コマンドパケット信号403を出力する。すなわち、信号線LDATを介してボディ側第1通信部117にレンズ側コマンドパケット信号403を伝送する。
レンズ制御部203およびレンズ側第1通信部217は、レンズ側コマンドパケット信号403の送信完了に応じて、信号線RDYの信号レベルをHレベルにする(T2)。レンズ制御部203は、受信したボディ側コマンドパケット信号402の内容に応じた処理
である第1制御処理404(後述)を開始する。
レンズ制御部203は第1制御処理404が完了すると、レンズ側第1通信部217に第1制御処理404の完了を通知する。レンズ側第1通信部217はこの通知に応じて、接点LP6からLレベルの信号を出力する。すなわち、信号線RDYの信号レベルをLレベルにする(T3)。ボディ制御部103およびボディ側第1通信部117はこの信号レベルの変化に応じて、接点BP3からクロック信号405を出力する。すなわち、信号線CLKを介してレンズ側第1通信部217にクロック信号405を伝送する。
ボディ制御部103およびボディ側第1通信部117はこのクロック信号405に同期して、接点BP4から制御データの後半部分であるボディ側データパケット信号406を出力する。すなわち、信号線BDATを介してレンズ側第1通信部217にボディ側データパケット信号406を伝送する。
また、信号線CLKにクロック信号405が出力されると、レンズ制御部203およびレンズ側第1通信部217はクロック信号405に同期して接点LP5から応答データの後半部分であるレンズがデータパケット信号407を出力する。すなわち、信号線LDATを介してボディ側第1通信部117にレンズ側データパケット信号407を伝送する。
レンズ制御部203およびレンズ側第1通信部217は、レンズ側データパケット信号407の送信完了に応じて、信号線RDYの信号レベルを再びHレベルにする(T4)。レンズ制御部203は、受信したボディ側データパケット信号406の内容に応じた処理である第2制御処理408(後述)を開始する。
ここで、レンズ制御部203が行う第1制御処理404、および第2制御処理408について述べる。
例えば、受信したボディ側コマンドパケット信号402が、交換レンズ側の特定のデータを要求する内容であった場合について述べる。レンズ制御部203は、第1制御処理404として、コマンドパケット信号402の内容を解析処理すると共に、当該要求されている特定データを生成する処理を実行する。更にレンズ制御部203は、第1制御処理404として、コマンドパケット信号402に含まれているチェックサムデータを用いて、コマンドパケット信号402の通信にエラーがないか否かをデータバイト数から簡易的にチェックする通信エラーチェック処理をも実行する。この第1制御処理404で生成された特定データの信号は、レンズ側データパケット信号407としてボディ側に出力される。なお、この場合においてコマンドパケット信号402の後でボディ側から出力されるボディ側データパケット信号406は、レンズ側にとっては特に意味をなさないダミーデータ信号(チェックサムデータは含む)となっている。この場合にはレンズ制御部203は、第2制御処理408として、ボディ側データパケット信号406に含まれるチェックサムデータを用いた、上述の如き通信エラーチェック処理を実行する。
また例えば、受信したボディ側コマンドパケット信号402が、レンズ側の被駆動部材を駆動する指示であった場合について述べる。例えば、コマンドパケット信号402がフォーカシングレンズ210cの駆動指示であり、受信したボディ側データパケット信号406がフォーカシングレンズ210cの駆動量であった場合について述べる。レンズ制御部203は、第1制御処理404として、コマンドパケット信号402の内容を解析処理すると共に、その内容を理解したことを表す了解信号を生成する。更にレンズ制御部203は、第1制御処理404として、コマンドパケット信号402に含まれているチェックサムデータを用いて、上述の如き通信エラーチェック処理をも実行する。この第1制御処理404で生成された了解信号は、レンズ側データパケット信号407としてボディ側に
出力される。またレンズ制御部203は、第2制御処理408として、ボディ側データパケット信号406の内容の解析処理を実行すると共に、ボディ側データパケット信号406に含まれるチェックサムデータを用いた上述の如き通信エラーチェック処理を実行する。
レンズ制御部203は第2制御処理408が完了すると、レンズ側第1通信部217に第2制御処理408の完了を通知する。これによってレンズ制御部203は、レンズ側第1通信部217に、接点LP6からLレベルの信号を出力させる。すなわち、信号線RDYの信号レベルをLレベルにする(T5)。
なお受信したボディ側コマンドパケット信号402が、上述のようなレンズ側の被駆動部材(たとえばフォーカシングレンズ210c)を駆動する指示であった場合、レンズ制御部203は、レンズ側第1通信部217に信号線RDYの信号レベルをLレベルにさせつつ、フォーカス駆動部214に対して、フォーカシングレンズ210cを当該駆動量だけ駆動する処理を実行させる。
上述した時刻T1〜時刻T5に行われた通信が、1回のコマンドデータ通信である。上述のように、1回のコマンドデータ通信では、ボディ制御部103およびボディ側第1通信部117により、ボディ側コマンドパケット信号402およびボディ側データパケット信号406がそれぞれ1つずつ送信される。すなわち、処理の都合上2つに分割されて送信されるものの、ボディ側コマンドパケット信号402およびボディ側データパケット信号406は2つ合わせて1つの制御データを構成する。
同様に、1回のコマンドデータ通信では、レンズ制御部203およびレンズ側第1通信部217によりレンズ側コマンドパケット信号403およびレンズ側データパケット信号407がそれぞれ1つずつ送信される。すなわち、レンズ側コマンドパケット信号403およびレンズ側データパケット信号407は2つ合わせて1つの応答データを構成する。
以上のように、レンズ制御部203およびレンズ側第1通信部217は、ボディ側第1通信部117からの制御データの受信と、ボディ側第1通信部117への応答データの送信とを並行して行う。コマンドデータ通信に利用される接点LP6および接点BP6は、他のクロック信号に同期しない非同期信号(信号線RDYの信号レベル/H(High)レベル、またはL(Low)レベル)が伝送される接点である。
(ホットライン通信の説明)
レンズ制御部203は、レンズ側第2通信部218を制御して、接点LP7〜LP10、すなわち信号線HREQ,HANS,HCLK,およびHDATを介して、ボディ側第2通信部118へレンズ位置データを送信する。以下、レンズ側第2通信部218とボディ側第2通信部118との間で行われる通信の詳細を説明する。
なお、本実施形態において、レンズ制御部203およびレンズ側第2通信部218と、ボディ制御部103およびボディ側第2通信部118との間で行われる通信を「ホットライン通信」と称する。また、ホットライン通信に利用される4つの信号線(信号線HREQ,HANS,HCLK,およびHDAT)から成る伝送路を第2伝送路と称する。
図5は、ホットライン通信の例を示すタイミングチャートである。本実施形態のボディ制御部103は、ホットライン通信を第2の所定周期(本実施形態では例えば1ミリ秒)毎に開始するように構成されている。この周期は、コマンドデータ通信を行う周期よりも短い。図5(a)は、ホットライン通信が所定周期Tn毎に繰り返し実行されている様子を示す図である。繰り返し実行されるホットライン通信のうち、ある1回の通信の期間T
xを拡大した様子が図5(b)に示されている。以下、図5(b)のタイミングチャートに基づいて、ホットライン通信の手順を説明する。
ボディ制御部103およびボディ側第2通信部118は、ホットライン通信の開始時(T6)、まず接点BP7からLレベルの信号を出力する。すなわち、信号線HREQの信号レベルをLレベルにする。レンズ側第2通信部218は、この信号が接点LP7に入力されたことをレンズ制御部203に通知する。レンズ制御部203はこの通知に応じて、レンズ位置データを生成する生成処理501の実行を開始する。生成処理501とは、レンズ制御部203が不図示のフォーカシングレンズ位置検出部にフォーカシングレンズ210cの位置を検出させ、検出結果を表すレンズ位置データを生成する処理である。
レンズ制御部203が生成処理501を実行完了すると、レンズ制御部203およびレンズ側第2通信部218は接点LP8からLレベルの信号を出力する(T7)。すなわち、信号線HANSの信号レベルをLレベルにする。ボディ制御部103およびボディ側第2通信部118は、この信号が接点BP8に入力されたことに応じて、接点BP9からクロック信号502を出力する。すなわち、信号線HCLKを介してレンズ側第2通信部218にクロック信号を伝送する。
レンズ制御部203およびレンズ側第2通信部218は、このクロック信号502に同期して、接点LP10からレンズ位置データを表すレンズ位置データ信号503を出力する。すなわち、信号線HDATを介してボディ側第2通信部118にレンズ位置データ信号503を伝送する。
レンズ位置データ信号503の送信が完了すると、レンズ制御部203およびレンズ側第2通信部218は接点LP8からHレベルの信号を出力する。すなわち、信号線HANSの信号レベルをHレベルにする(T8)。ボディ側第2通信部118は、この信号が接点BP8に入力されたことに応じて、接点LP7からHレベルの信号を出力する。すなわち、信号線HREQの信号レベルをHレベルにする(T9)。
上述した時刻T6〜時刻T9に行われた通信が、1回のホットライン通信である。上述のように、1回のホットライン通信では、レンズ制御部203およびレンズ側第2通信部218により、レンズ位置データ信号503が1つ送信される。ホットライン通信に利用される接点LP7、LP8、BP7、およびBP8は、他のクロック信号に同期しない非同期信号が伝送される接点である。つまり接点LP7およびBP7は、非同期信号(信号線HREQの信号レベル/H(High)レベル、またはL(Low)レベル)が伝送される接点であり、接点LP8およびBP8は、非同期信号(信号線HANSの信号レベル/H(High)レベル、またはL(Low)レベル)が伝送される接点である。
なお、コマンドデータ通信とホットライン通信は、同時にも或いは一部並行的にも実行することが可能である。すなわち、レンズ側第1通信部217とレンズ側第2通信部218との一方は、その他方がカメラボディ100と通信を行っている場合であってもカメラボディ100と通信を行うことが可能である。
(ズーム制御と絞り制御の説明)
ボディ制御部103は、コマンドデータ通信により、レンズ制御部203にズーム駆動コマンドを送信可能に構成されている。ズーム駆動コマンドは、駆動方向および駆動距離を少なくとも含むコマンドである。レンズ制御部203はこのズーム駆動コマンドを受信すると、ズーム駆動コマンドにより指定された駆動方向に、ズーム駆動コマンドにより指定された駆動距離だけズーミングレンズ210bが駆動されるように、ズーム駆動部212を制御する。
撮影者により交換レンズ200のズーム操作部材(スライドスイッチ219)が操作されると、レンズ制御部203は、そのズーム操作部材(スライドスイッチ219)への操作に応じたスライドスイッチ219の位置情報(換言すれば、ズームレンズのズーミング方向やズーミング速度を指定するための情報)をコマンドデータ通信系を介してカメラボディ側のボディ制御部103に送信する。ボディ制御部103では、交換レンズ200から受信したこのスライドスイッチ219の位置情報に基づいて、交換レンズ200に対するズーミング指示を示すズーム用コマンドデータ(ズーム駆動コマンド)を生成する。具体的には、カメラボディ100は、ズーム操作部材(スライドスイッチ219)の位置情報に応じたテーブル情報を予め備えている。このテーブル情報は、スライドスイッチ219の操作位置と、ズーミングレンズ210bに対する指令内容(テレ方向、ワイド方向などのズーミング方向と、高速、中速、低速などのズーミング速度)とを関係付けるものである。そしてボディ制御部103は、交換レンズ200に送信すべきズーム駆動コマンドを準備すると、それをコマンドデータ通信系を用いてレンズ制御部203に送信する。
ボディ制御部103は、カメラボディ100に静止画撮影モードと動画撮影モードのどちらが設定されている場合であっても、上述したズーム駆動コマンドをレンズ制御部203に送信する。例えば静止画撮影モードの場合、撮影者の操作に応じてズーム駆動コマンドがレンズ制御部203に送信されると、表示装置111に表示されるスルー画はズーミングレンズ210bの駆動に応じて変化する(画角が広くなったり狭くなったりする)。他方、動画撮影モードが設定されている場合、動画撮影中であれば、不図示の記憶媒体に記憶される動画像データは、ズーミングレンズ210bの駆動開始時の画角から徐々に画角が変化し、最終的に駆動終了後の画角となるような映像を含むことになる。
ボディ制御部103は、コマンドデータ通信により、レンズ制御部203に絞り駆動コマンドを送信可能に構成されている。絞り駆動コマンドは、絞り値と絞り駆動速度とを含むコマンドである。レンズ制御部203は絞り駆動コマンドを受信すると、絞り駆動部213を制御し、絞り駆動コマンドにより指定された絞り値に相当する開口径まで絞り211を駆動させる。このとき、絞り211の駆動速度は、絞り駆動コマンドにより指定された絞り駆動速度となる。なお、絞り駆動コマンドが、絞り値の代わりに開口径に相当する値を含むようにしてもよい。また、現在の開口径からの変化量を絞り段数等により含むようにしてもよい。
本実施形態のカメラボディ100は、スルー画の表示を撮影絞り値(制御絞り値)で行う。つまり、自動露出制御の結果として決定された絞り値や、撮影者により指定された絞り値を、被写体像を不図示の記憶媒体に記憶するために撮像するときだけではなく、スルー画を表示するために撮像する際にも、絞り211に設定する。ボディ制御部103は、例えば露出演算の結果が変化したとき(いわゆるシャッタースピード優先AE等の、絞り値をボディ制御部103が自動的に決定するモードが設定されている場合)や、撮影者が操作部材により現在の撮影絞り値とは異なる撮影絞り値を指定したとき(いわゆる絞り優先AE等の、撮影者が指定した絞り値を使用するモードが設定されている場合)に、レンズ制御部203に絞り駆動コマンドを送信する。
例えば焦点距離の変化により露出演算の結果が変化した場合や、撮影者が操作部材を操作した場合、前述のズーム駆動コマンドによりズーム駆動部212がズーミングレンズ210bを駆動している最中に、ボディ制御部103が絞り駆動コマンドを送信することがある。このような場合に、絞り211を高速に駆動してしまうと、画角の変化の最中に、撮影画面の明るさや被写界深度が急激に変化することになる。動画撮影を行っている場合、このような急激な変化のある動画は視聴者を困惑させることになり、動画の見栄えが悪化してしまう。また、スルー画の表示中にこのような急激な変化が発生すると、撮影者は画角の決定に集中できず、使い勝手の悪いカメラシステムとなってしまう。
そこで本実施形態のレンズ制御部203は、絞り駆動コマンドを受信したときにズーム駆動部212によりズーミングレンズ210bが駆動されている場合、絞り駆動コマンドにより指定された駆動速度が所定の上限速度を上回るか否かを判定する。そして、指定された駆動速度がこの上限速度を上回ると判定した場合には、指定された駆動速度の代わりに、この上限速度で絞り211が駆動されるように絞り駆動部213を制御する。この上限速度は、交換レンズ200の機種ごとに固有の値であり、交換レンズ200の製造時に予めROM215に記憶されている。レンズ制御部203はROM215に記憶されている上限速度を読み取って上記判定を行う。
ところで、上記実施形態では、ズームレンズに対するズーム操作として、上述したようにズームレンズを電気的に駆動する電動ズーム(パワーズーム)を説明したが、本実施形態において上述のパワーズームの他に、ズームレンズを手動で駆動する手動ズーム(マニュアルズーム)を行うことも可能である。そして、本実施形態では、この手動ズームを行っている場合においても、上述の電動ズームの場合と同様に、ズーム動作(ズーム操作)中の絞り駆動速度に上限を設けるように制御する。具体的には、ズームレンズを手動操作する操作環にエンコーダを設けておき、そのエンコーダによりズーム操作環の回転を検知する。このズーム操作環の回転検知は所定時間内にエンコーダ出力が変化しているか否かによって検知することができる。そしてレンズ制御部203は、エンコーダ出力変化を検知するとズーム操作中であると認識して、その間における絞り駆動制御の際には上述と同様に駆動速度に上限を設けて制御する。
図6は、ズーム制御および絞り制御に関する処理のフローチャートである。図6の左側には交換レンズ200のレンズ制御部203が実行する処理が、図6の右側にはカメラボディ100のボディ制御部103が実行する処理が、それぞれ示されている。なお、これら2つの処理の間に記された破線の矢印は、カメラボディ100と交換レンズ200との間で何らかのデータが授受されることを示している。レンズ制御部203およびボディ制御部103は、図6に示す処理を繰り返し実行する。以下、まずカメラボディ100の処理(図6の右側)について説明し、その後に交換レンズ200の処理(図6の左側)について説明する。
まずステップS200では、ボディ制御部103が、ボディ側第1通信部117によりズーム操作部材(スライドスイッチ219)の位置情報が受信されたか否かを判定する。位置情報が受信されていた場合にはステップS210に進み、ボディ制御部103がボディ側第1通信部117を介してズーム駆動コマンドを送信する。ステップS220ではボディ制御部103が、結像光学系210の透過光量を測光する不図示の測光センサの出力(または撮像素子104の出力)に基づいて、周知の露出演算を行う。ステップS230ではボディ制御部103が、ステップS220で実行した露出演算の結果が現在の絞り211の開口径と異なっているか否か、すなわち絞り211を駆動する必要があるか否かを判定する。絞り211を駆動する必要があると判定した場合にはステップS240に進み、ボディ制御部103がボディ側第1通信部117を介して交換レンズ200に絞り駆動コマンドを送信する。
次に、交換レンズ200側の処理について説明する。まずステップS100においてレンズ制御部203が、撮影者によりスライドスイッチ219が操作されたか否かを判定する。スライドスイッチ219が操作されている場合にはステップS110に進み、レンズ制御部203がレンズ側第1通信部217を介してカメラボディ100にスライドスイッチ219の位置情報を送信する。この位置情報を送信したことにより、カメラボディ100からはズーム駆動コマンドが送信される(ステップS210)。ステップS120ではレンズ制御部203が、レンズ側第1通信部217によりズーム駆動コマンドが受信されたか否かを判定する。ズーム駆動コマンドが受信されていた場合にはステップS130に進み、レンズ制御部203がズーム駆動部212にズーミングレンズ210bの駆動を開始させる。
ステップS140ではレンズ制御部203が、レンズ側第1通信部217により絞り駆動コマンドが受信されたか否かを判定する。絞り駆動コマンドは、図6のステップS240において露出演算の結果が(例えばズームによる画角の変化や被写体の光量の変化等により)変化したことに応じて、ボディ制御部103により送信される。絞り駆動コマンドが受信されていた場合にはステップS150に進む。ステップS150ではレンズ制御部203が、ズーム駆動部212によりズーミングレンズ210bが駆動されている最中か否かを判定する。ズーム駆動中ではない場合、ステップS170に進み、レンズ制御部203はステップS140において受信された絞り駆動コマンドが指定する通りの絞り駆動速度で絞り211が駆動されるように絞り駆動部213を制御する。
他方、ステップS150においてズーミングレンズ210bが駆動されていた場合にはステップS160に進む。ステップS160ではレンズ制御部203が、ステップS140において受信された絞り駆動コマンドの指定する絞り駆動速度が、所定の上限速度を上回るか否かを判定する。指定された絞り駆動速度が所定の上限速度を上回らなければ、ステップS170に進み、指定された通りの絞り駆動速度で絞り211が駆動される。他方、絞り駆動コマンドにより指定された絞り駆動速度が所定の上限速度を上回る場合にはステップS180に進む。ステップS180ではレンズ制御部203は、指定された絞り駆動速度ではなく、所定の上限速度により絞り211が駆動されるよう絞り駆動部213を制御する。
なお、上記の判定(ステップS150およびステップS160の判定)により絞り211が上限速度で駆動されている最中にズーミングレンズ210bの駆動が停止した場合、レンズ制御部203はその時点で指定された駆動速度による絞り211の駆動を開始させてもよい。また逆に、絞り211が指定された駆動速度で駆動されている最中にズーム駆動コマンドが受信された場合には、その時点で上記判定を行い、判定結果に応じて絞り211の駆動速度を変更してもよい。
上述した第1の実施の形態によるカメラシステムによれば、次の作用効果が得られる。(1)レンズ側第1通信部217は、絞り値と絞り駆動速度とを含む絞り駆動コマンドをカメラボディ100から受信する。レンズ制御部203は、レンズ側第1通信部217により受信された絞り駆動コマンドに応じて、指定された駆動速度で指定された開口径まで絞り駆動部213に絞り211を駆動させる。レンズ制御部203は、ズーム駆動部212によりズーミングレンズ210bが駆動されている場合に、絞り駆動コマンドにより指定された駆動速度が所定の上限速度を上回るか否かを判定し、上回ると判定した場合に、当該上限速度で絞り211が駆動されるように絞り駆動部213を制御する。このようにしたので、絞り211の駆動により被写体像の見栄えが悪化しない。
(2)結像光学系210は、光軸方向に駆動されるフォーカシングレンズ210cを有している。レンズ側第2通信部218は、第2伝送路を介したホットライン通信により、カメラボディ100にフォーカシングレンズ210cのレンズ位置データを送信する。レンズ側第1通信部217は、その第2伝送路とは異なる第1伝送路を介したコマンドデータ通信により、カメラボディ100から絞り駆動コマンドを受信する。このようにしたので、レンズ位置データの授受と絞り駆動コマンドの授受が互いに伝送路の輻輳等の影響を及ぼさず、データ通信の確実性とカメラシステム1のレスポンスが向上する。
(第2の実施の形態)
図7は、第2の実施の形態に係るカメラシステムを示した斜視図である。本実施形態のカメラシステム2は、カメラボディ100Xと、カメラボディ100Xに着脱可能な中間アダプタ700と、中間アダプタ700に着脱可能な交換レンズ600とから構成される。なお、以下の説明において、第1の実施の形態と同一の部材等については第1の実施の形態と同一の符号を付し、説明を省略する。
カメラボディ100Xは、スライドスイッチ219を備えていることを除いて、第1の実施の形態に係るカメラボディ100と同一の構成を有している。スライドスイッチ219は、第1の実施の形態に係る交換レンズ200が備えていたスライドスイッチと同一のものである。ボディ制御部103は、スライドスイッチ219が撮影者により操作されると、第1の実施の形態においてスライドスイッチ219の位置情報を受信した場合と同様に、カメラボディ100Xに取り付けられている中間アダプタ700にズーム駆動コマンドを送信する。
交換レンズ600は、カメラボディ100Xとはマウント規格の異なるカメラボディに着脱可能な交換レンズである。すなわち、交換レンズ600のレンズ側マウント部601は、カメラボディ100Xのボディ側マウント部101とはマウント規格が異なっているために取り付けることはできない。また、交換レンズ600のレンズ側マウント部601近傍には、複数の接点が設けられた保持部602が、図1(a)に示した交換レンズ200と同様に存在するが、その形状はカメラボディ100Xが有する保持部102とは異なっている。
中間アダプタ700は、以上のような交換レンズ600をカメラボディ100Xに装着するためのマウントアダプタである。具体的には、中間アダプタ700の筐体は円筒形の形状を有している。中間アダプタ700の一方の側面には、ボディ側マウント部101に対応する(ボディ側マウント部101に対応するマウント規格である)第1マウント部701が設けられている。中間アダプタ700の他方の側面には、レンズ側マウント部601に対応する(レンズ側マウント部601に対応するマウント規格である)第2マウント部703が設けられている。なお、筐体の形状は円筒形の形状に限られるものではなく、他の形状でもよい。第1マウント部701は、カメラボディ100Xのボディ側マウント部101に着脱可能に取り付けることができる。また、第2マウント部703は、交換レンズ600のレンズ側マウント部601に着脱可能に取り付けることができる。
中間アダプタ700の第1マウント部701の近傍(第1マウント部701の内周側)の位置には、第1の実施の形態に係る交換レンズ200と同様に、第1マウント部701の内周側に部分的に突出する状態で、接点を保持する保持部702が設けられている。この保持部702には複数の接点が設けられている。カメラボディ100Xに中間アダプタ700が装着されると、複数の接点が設けられた保持部702が、複数の接点が設けられた保持部102に電気的に且つ物理的に接続される。第1マウント部701および保持部702はそれぞれ、第1の実施の形態に係るレンズ側マウント部201および保持部202と同様の構成となっているので、これ以上の説明を省略する。
また、中間アダプタ700の第2マウント部703の近傍(第2マウント部703の内周側)の位置には、第2マウント部703の内周側に部分的に突出する状態で、接点を保持する保持部704が設けられている。この保持部704には複数の接点が設けられている。交換レンズ600のレンズ側マウント部601の近傍の位置には、接点を保持する保持部602が設けられている。この保持部602には複数の接点が設けられている。中間アダプタ700に交換レンズ600が装着されると、複数の接点が設けられた保持部602が、複数の接点が設けられた保持部704に電気的に且つ物理的に接続される。
図8は、絞り連動部材を示す図である。本実施形態の交換レンズ600は、第1の実施の形態に係る交換レンズ200と同様に絞り211を備えるが、絞りを駆動するモータを有する絞り駆動部213は備えていない。その代わりに、交換レンズ600は、絞り211の開口径と連動する絞り連動部材51を備えている。交換レンズ600の外部からこの絞り連動部材51が動かされると、その動きに対応して交換レンズ600の絞り211は開口径を変化させる。
絞り連動部材51には、最大開口径に対応する第1位置(図8に破線で示す上方向の位置)と、最小開口径に対応する第2位置(図8に実線で示す下方向の位置)とが存在し、絞り連動部材51はこの第1位置と第2位置との間(図8の範囲R1)を移動可能に構成されている。絞り連動部材51は交換レンズ600内に設けられているバネ等による所定の付勢力により、最小開口径に対応する第2位置に向けて(絞り込み側に)付勢されている。すなわち、絞り連動部材51に外部から力が加えられていない場合、絞り連動部材51は第2位置にあり、絞り211の開口径は最小開口径となる。
他方、中間アダプタ700は、第2マウント部703の近傍(第2マウント部703の内周側)の位置に、第2マウント部703の内周側に部分的に突出する状態で、絞り連動部材51に対応する絞り駆動レバー52を備えている。交換レンズ600が中間アダプタ700の第2マウント部703に取り付けられると、絞り駆動レバー52は絞り連動部材51に当接する。中間アダプタ700は、不図示の駆動部によりこの絞り駆動レバー52を図8の上下方向に、最大開口径に対応する位置(図8に破線で示す上方向の位置)と最小開口径に対応する位置(図8に実線で示す下方向の位置)の間(図8の範囲R2)を駆動させることが可能である。絞り駆動レバー52が図8の上下方向に駆動されると、交換レンズ600の絞り連動部材51は絞り駆動レバー52により図8の上下方向に移動され、絞り211の開口径が最大開口径から最小開口径の範囲で変化することとなる。中間アダプタ700はこのように、絞り駆動レバー52を駆動することにより、交換レンズ600の絞り211の開口径を制御する。
更に、中間アダプタ700は、不図示のアダプタ制御部を有している。このアダプタ制御部は、上記交換レンズ200のレンズ制御部203と同様に、ボディ制御部103との間で通信動作を行うものである。またアダプタ制御部は、中間アダプタ700内に設けられている絞り駆動レバー52の駆動制御を行う。
カメラボディ100Xのボディ制御部103は、カメラボディ上のスライドスイッチ219が操作されると、その操作位置に応じてズーム駆動コマンドを生成し(詳細は第1の実施の形態において交換レンズ200に対して行っていたのと同様であるため省略する)、中間アダプタ700に対して絞り駆動コマンドおよびズーム駆動コマンドの送信を行う。絞り駆動コマンドを受信したアダプタ制御部は、上述した絞り駆動レバー52を駆動させることにより、第1の実施の形態と同様に交換レンズ600の絞り211を駆動する。また、ズーム駆動コマンドを受信したアダプタ制御部は、保持部704に設けられた各接点を介して交換レンズ600にズーム駆動の指令を送信する。交換レンズ600内には、第1の実施の形態に係る交換レンズ200と同様に、ズーミングレンズ210bやズーム駆動部212が設けられている。この指令を受信した交換レンズ600内の制御部は、ズーム駆動部212を制御することにより、第1の実施の形態と同様にズーミングレンズ210bを駆動させ、結像光学系の焦点距離を変化させる。
上述した不図示のアダプタ制御部は、第1の実施の形態においてレンズ制御部203が行っていたのと同様に、ズーム駆動中は絞り211の駆動速度を制限する。すなわち、アダプタ制御部は、絞り駆動コマンドを受信したときにズーム駆動部212によりズーミングレンズ210bが駆動されている場合、絞り駆動コマンドにより指定された駆動速度が所定の上限速度を上回るか否かを判定する。そして、指定された駆動速度がこの上限速度を上回ると判定した場合には、指定された駆動速度の代わりに、この上限速度で絞り211が駆動されるように絞り駆動レバー52の駆動部を制御する。
上述した第2の実施の形態によるカメラシステムによれば、第1の実施の形態と同様の作用効果を、中間アダプタにおいても得ることができる。
次のような変形も本発明の範囲内であり、変形例の一つ、もしくは複数を上述の実施形態と組み合わせることも可能である。
(変形例1)
上述した各実施の形態では、絞り駆動コマンドにより指定された絞り駆動速度が上限速度を上回っていた場合、当該絞り駆動速度の代わりに上限速度で絞り211が駆動されるよう制御を行っていた。このとき、上限速度の代わりに、上限速度以下のどのような絞り駆動速度を用いてもよい。
(変形例2)
本発明は、レンズ交換可能なカメラシステムで用いられる交換レンズであれば、上述した各実施の形態に限定されず、どのようなものに対しても適用することができる。例えば、クイックリターンミラーを有する、いわゆる一眼レフレックス方式のカメラシステムに対しても本発明を適用することが可能である。
(変形例3)
第2の実施の形態において、中間アダプタは、所定の光学系を有する、いわゆるワイドコンバータ(ワイコン)やテレコンバータ(テレコン)であってもよい。そのような構成の一例として、図9にカメラシステム3を示す。カメラシステム3に含まれる中間アダプタ800は、第1の実施の形態に係るカメラボディ100と交換レンズ200との間に装着され、カメラボディ100に対応する第3マウント部801と、交換レンズ200に対応する第4マウント部803とを有し、交換レンズ200の光学系の焦点距離を所定の倍率だけ長くする。このような中間アダプタ800にも、本発明を適用することが可能である。以下、このような構成について詳細に説明する。
図9において、第3マウント部801の近傍には、カメラボディ100の保持部102と接続される保持部802が設けられている。また、第4マウント部803の近傍には、交換レンズ200の保持部202と接続される保持部804が設けられている。中間アダプタ800内の不図示のアダプタ制御部は、保持部802に設けられた各接点を介してカメラボディ100から絞り駆動コマンド以外の各種データを受信すると、そのデータをそのまま、保持部804に設けられた各接点を介して交換レンズ200に送信する。また、交換レンズ200から受信した各種データについても同様に、カメラボディ100にそのまま送信する。アダプタ制御部は、コマンドデータ通信およびホットライン通信の両方について、このような動作を行う。つまり、アダプタ制御部はホットライン通信により交換レンズ200からフォーカシングレンズ210cの位置情報を受信し、それをホットライン通信によりそのままカメラボディ100に送信する。
他方、アダプタ制御部がカメラボディ100から絞り駆動コマンドを受信したときに、交換レンズ200がズーム駆動部212によりズーミングレンズ210bを駆動している状態であれば、アダプタ制御部は絞り駆動コマンドにより指定された駆動速度が所定の上限速度を上回るか否かを判定する。そして、指定された駆動速度がこの上限速度を上回ると判定した場合には、指定された駆動速度の代わりに、この上限速度で絞り211が駆動されるように、絞り駆動速度として上限速度を含んだ絞り駆動コマンドを交換レンズ200に送信する。
なお、この上限速度は、交換レンズ200のROM215に記憶されているものをアダプタ制御部が読み出してそのまま利用してもよい。あるいは、アダプタ制御部が読み出した上限速度に対し何らかの加工(例えば所定の係数を乗算する等)を行って利用する用にしてもよい。
以上のように中間アダプタ800を構成することで、本発明を中間アダプタ800においても実現することが可能である。
(変形例4)
上述した各実施の形態では、本発明をカメラボディに着脱可能な交換レンズや中間アダプタ等に適用していた。本発明は、カメラボディに着脱可能な、交換レンズや中間アダプタ以外のアクセサリーに対しても適用することが可能である。
(変形例5)
上述のズーム操作部材(スライドスイッチ219)は、第1の実施の形態のように交換レンズ200に設けられている場合に限られず、カメラボディ100側に設けるようにしても良い。この場合には、カメラ制御部103がカメラ側のズーム操作部材の操作に応じたズーム用コマンドデータ(ズーム駆動コマンド)を準備して、コマンドデータ通信系を介してレンズ制御部203に通信する。
(変形例6)
第1の実施の形態では、上述のテーブル情報(ズーム操作部材の位置と、ズーム方向および駆動速度との関係を示すテーブル情報)を、予めカメラボディ100が具備するものとして説明した。しかしながらこのテーブル情報を、交換レンズ200のレンズ制御部203にそれぞれ具備させておき、カメラボディ100に交換レンズ200を装着した際に、コマンドデータ通信系を使って、例えば初期通信時に、レンズ制御部203からボディ制御部103へ送信させるようにしても良い。
(変形例7)
第2の実施の形態において、カメラボディ100Xではなく中間アダプタ700にスライドスイッチ219を設けてもよい。この場合、中間アダプタ700の制御部は第1の実施の形態における交換レンズ200と同様に、スライドスイッチ219の操作に応じてスライドスイッチ219の位置情報をカメラボディ100Xに送信する。また、カメラボディ100Xは第1の実施の形態に係るカメラボディ100と同様に、この位置情報に応じて、ズーム駆動コマンドを中間アダプタ700に送信する。
本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
1、2、3…カメラシステム、100、100X…カメラボディ、101…ボディ側マウント部、102、202、602、702、704、802、804…保持部、103…ボディ制御部、117…ボディ側第1通信部、118…ボディ側第2通信部、200、600…交換レンズ、201、601…レンズ側マウント部、203…レンズ制御部、210…結像光学系、210b…ズーミングレンズ、210c…フォーカシングレンズ、211…絞り、212…ズーム駆動部、213…絞り駆動部、214…フォーカス駆動部、215…ROM、217…レンズ側第1通信部、218…レンズ側第2通信部、219…スライドスイッチ、700、800…中間アダプタ

Claims (7)

  1. カメラボディが着脱可能に取り付けられる取付手段と、
    焦点距離を変化させるズーミングレンズを含む光学系と、
    前記光学系を通過する光量を調節する絞りと、
    前記絞りを所定の駆動速度で所望の開口径まで駆動する指令を前記カメラボディから受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された前記指令に応じて、前記所定の駆動速度で前記所望の開口径まで前記絞りを駆動する絞り駆動手段と、
    前記ズーミングレンズを駆動するレンズ駆動手段と、
    前記レンズ駆動手段による前記ズーミングレンズの駆動中に前記絞り駆動手段による前記絞りの駆動を行う場合に、前記所定の駆動速度が所定の上限速度を上回るか否かを判定する判定手段と、を備え、
    前記絞り駆動手段は、前記判定手段により前記所定の駆動速度が前記所定の上限速度を上回ると判定された場合には、前記所定の上限速度以下の速度で、前記指令に応じた前記絞りの駆動を行うことを特徴とする交換レンズ。
  2. 請求項1に記載の交換レンズにおいて、
    前記光学系は、光軸方向に駆動されるフォーカシングレンズを有し、
    第1の伝送路を介して前記カメラボディに前記フォーカシングレンズの位置情報を送信する送信手段を更に備え、
    前記受信手段は、前記第1の伝送路とは異なる第2の伝送路を介して前記カメラボディから前記指令を受信することを特徴とする交換レンズ。
  3. 請求項1または2に記載の交換レンズにおいて、
    前記絞り駆動手段は、前記判定手段により前記所定の駆動速度が前記所定の上限速度を上回ると判定された場合には、当該所定の上限速度で前記絞りを駆動することを特徴とする交換レンズ。
  4. カメラボディが着脱可能に取り付けられる第1取付手段と、
    焦点距離を変化させるズーミングレンズが含まれる光学系および前記光学系を通過する光量を調節する絞りを有する交換レンズが着脱可能に取り付けられる第2取付手段と、
    前記絞りを所定速度で所定開口径まで駆動する指令を前記カメラボディから受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された前記指令に応じて、前記所定の駆動速度で前記所定開口径まで前記絞りが駆動されるように駆動制御する絞り制御手段と、
    前記ズーミングレンズを駆動する指令を前記交換レンズに送信する送信手段と、
    前記ズーミングレンズの駆動中に前記絞り制御手段による前記絞りの駆動制御を行う場合に、前記所定の駆動速度が所定の上限速度を上回るか否かを判定する判定手段と、を備え、
    前記絞り制御手段は、前記判定手段により前記所定の駆動速度が前記所定の上限速度を上回ると判定された場合には、前記所定の上限速度以下の速度で、前記指令に応じた前記絞りの駆動制御を行うことを特徴とする中間アダプタ。
  5. 請求項4に記載の中間アダプタにおいて、
    前記交換レンズは、前記絞りの開口径に連動する絞り連動部材であって、最大開口径に対応する第1位置と最小開口径に対応する第2位置との間を移動可能に構成された絞り連動部材を有し、
    前記絞り制御手段は、前記絞り連動部材を前記所定開口径に対応する位置に移動させることにより、前記絞りを駆動させることを特徴とする中間アダプタ。
  6. 請求項4に記載の中間アダプタにおいて、
    前記絞り制御手段は、前記所定速度で前記所定開口径まで前記絞りを駆動する指令を前記交換レンズに送信することにより、前記絞りを前記交換レンズに駆動させることを特徴とする中間アダプタ。
  7. 請求項4〜6のいずれか一項に記載の中間アダプタにおいて、
    前記交換レンズは、光軸方向に駆動されるフォーカシングレンズを有し、
    第1の伝送路を介して前記カメラボディに前記フォーカシングレンズの位置情報を送信する位置情報送信手段を更に備え、
    前記受信手段は、前記第1の伝送路とは異なる第2の伝送路を介して、前記カメラボディから前記絞りを前記所定速度で前記所定開口径まで駆動する指令を受信することを特徴とする中間アダプタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019012288A (ja) * 2018-10-03 2019-01-24 株式会社ニコン 交換レンズ

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