JP2019011261A - 外用組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、キダチアロエエキス及び/又はアロエベラエキスを含み、析出物の発生が抑制され、優れた製剤安定性を有する外用組成物を提供することである。【解決手段】外用組成物において、キダチアロエエキス及び/又はアロエベラエキスと共に、トコフェロール及び/又はその誘導体を配合することによって、析出物の発生を抑制して、優れた製剤安定性を備えることができる。【選択図】なし

Description

本発明は、キダチアロエエキス及び/又はアロエベラエキスを含み、析出物の発生が抑制され、優れた製剤安定性を有する外用組成物に関する。
近年、様々な効能を有する植物エキスが見出されており、植物エキスを配合した外用組成物が種々開発されている。例えば、キダチアロエエキスには、育毛、白癬菌の増殖抑制、創傷治癒、ヒアルロン酸産生促進、消炎、保湿等の作用があることが知られている。また、アロエベラエキスにも、育毛、創傷治癒、美白、肌荒れ改善、コラーゲン産生促進、消炎、保湿等の作用があることが知られている。そこで、従来より、キダチアロエエキスやアロエベラエキスを含む外用組成物の製剤や処方について種々提案がなされている。
例えば、特許文献1には、キダチアロエエキスと、酵母及び/又は酵母エキスと、特定のビフェニル化合物とを含む化粧料は、優れた老化防止効果及び美肌効果を奏することが報告されている。また、特許文献2には、キダチアロエエキスと、トルマリンの微粉末とを含有する外用組成物は、優れた鎮痒効果を奏することが報告されている。
また、特許文献3には、アロエベラエキスとコバテイシエキスを含む育毛剤は、優れた育毛効果を奏することが報告されている。また、特許文献4には、ウヤクエキスとアロエベラエキスを含む養毛・育毛剤は、優れた発毛・育毛効果を奏し、更に毛髪にツヤ・張り・滑らかさを与え得ることが報告されている。
一方、キダチアロエエキス及びアロエベラエキスには、水との共存下で不安定化され、析出を生じ易いという欠点がある。例えば、特許文献5では、キダチアロエエキスは90%エタノール水溶液中で濁りが生じることが開示されている。しかしながら、従来、キダチアロエエキス及び/又はアロエベラエキスを含む外用組成物において、当該エキスの安定化を図って析出物の発生を抑制する技術については、十分な検討がなされていない。
特開平10−194959号公報 国際公開第2012/23179号 特開2010−184916号公報 特開2000−344632号公報 特開2015−34157号公報
本発明の目的は、キダチアロエエキス及び/又はアロエベラエキスを含み、析出物の発生が抑制され、優れた製剤安定性を有する外用組成物を提供することである。
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を行ったところ、外用組成物において、キダチアロエエキス及び/又はアロエベラエキスと共に、トコフェロール及び/又はその誘導体を配合することによって、析出物の発生を抑制して、優れた製剤安定性を備えさせ得ることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて、更に検討を重ねることにより完成したものである。
即ち、本発明は、下記に掲げる態様の発明を提供する。
項1. キダチアロエエキス及び/又はアロエベラエキス、並びにトコフェロール及び/又はその誘導体を含有する、外用組成物。
項2. キダチアロエエキス及び/又はアロエベラエキスの総量が、乾燥重量換算で0.000005〜1重量%である、項1に記載の外用組成物。
項3. キダチアロエエキス及びアロエベラエキスを含有する、項1又は2に記載の外用組成物。
項4. キダチアロエエキスが乾燥重量換算で0.03重量%以上である、項3に記載の外用組成物。
項5. 前記トコフェロール及び/又はその誘導体として、酢酸トコフェロールを含む、項1〜4のいずれかに記載の外用組成物。
項6. 液剤である、項1〜5のいずれかに記載の外用組成物。
項7. 育毛剤である、項1〜6のいずれかに記載の外用組成物。
項8. キダチアロエエキス及び/又はアロエベラエキスを含む外用組成物における析出物の発生を抑制する方法であって、
外用組成物に、キダチアロエエキス及び/又はアロエベラエキスと共に、トコフェロール及び/又はその誘導体を配合する、抑制方法。
本発明の外用組成物によれば、キダチアロエエキス及び/又はアロエベラエキスを含んでいながらも、析出物の生成を抑制でき、優れた製剤安定性を備えさせることができる。
また、従来技術では、キダチアロエエキス及び/又はアロエベラエキスの効能を高めるために、これらの含有量を増加させると、析出物の生成が顕著になる傾向が認められるが、本発明の外用組成物よれば、キダチアロエエキス及び/又はアロエベラエキスの含有量を乾燥重量換算で0.03重量%以上に高めても、析出物の生成を効果的に抑制できる。そのため、本発明の外用組成物は、キダチアロエエキス及び/又はアロエベラエキスの含有量を増加して、当該エキスによって発揮される効能を高めることもできる。
1.外用組成物
本発明の外用医薬組成物は、キダチアロエエキス及び/又はアロエベラエキス、並びにトコフェロール及び/又はその誘導体を含有することを特徴とする。以下、本発明の外用組成物について詳述する。
キダチアロエエキス及び/又はアロエベラエキス
キダチアロエエキスとは、キダチアロエ(Aloe arborescens)を原料として抽出処理することにより得られる抽出物である。
キダチアロエエキスの抽出原料として使用されるキダチアロエの部位については、特に制限されないが、例えば、葉、茎、根等が挙げられる。これらの部位の中でも、葉は、薬学的又は香粧学的な効能を示す成分が多く含まれており、抽出原料として好適に使用される。抽出処理に供されるキダチアロエの部位は、抽出効率を高めるために、細切物又は粉砕物にしておくことが好ましく、更に、未乾燥物、乾燥物、凍結物等のいずれであってもよい。
キダチアロエエキスの抽出処理に使用される抽出溶媒については、特に制限されないが、例えば、水、有機溶媒、及びこれらの混合物が挙げられる。有機溶媒としては、具体的には、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロピルアルコール、ブタノール等の炭素数1〜4の低級アルコール;1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリン等の多価アルコール;酢酸エチル、酢酸メチル等のエステル;アセトン等のケトン等が挙げられる。これらの有機溶媒は、1種単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。これらの抽出溶媒の中でも、薬学的又は香粧学的な効能を示す成分を効率的に抽出するという観点から、好ましくは、水、炭素数1〜4の低級アルコール、及び多価アルコールよりなる群から選択される少なくとも1種;更に好ましくは、水、エタノール、及び1,3−ブチレングリコールよりなる群から選択される少なくとも1種;特に好ましくはエタノール、及び含水エタノールが挙げられる。
キダチアロエエキスの抽出方法については、特に制限されず、植物抽出物の製造に使用される一般的な抽出手法であればよい。例えば抽出溶媒中に冷浸、温浸等によって浸漬し、必要に応じて撹拌する方法;パーコレーション法;水蒸気蒸留法等を挙げることができる。
キダチアロエを抽出処理することにより得られた抽出液を、必要に応じてろ過または遠心分離によって固形物を除去することにより、キダチアロエエキスを回収できる。本発明の外用組成物では、抽出処理により得られた液状のキダチアロエエキスをそのまま使用してもよいが、必要に応じて、一部又は全ての溶媒を除去して濃縮液若しくは乾燥物(エキス末、乾燥エキス)として使用してもよい。また、これらの濃縮物若しくは乾燥物を更に精製処理に供してもよく、更にこれらを適当な溶剤に溶解して用いることもできる。
アロエベラエキスとは、アロエベラ(Aloe vera)を原料として抽出処理することにより得られる抽出物である。
アロエベラエキスの抽出原料として使用されるアロエベラの部位については、特に制限されないが、例えば、葉、茎、根等が挙げられる。これらの部位の中でも、葉は、薬学的又は香粧学的な効能を示す成分が多く含まれており、抽出原料として好適に使用される。抽出処理に供されるアロエベラの部位は、抽出効率を高めるために、細切物又は粉砕物にしておくことが好ましく、更に、未乾燥物、乾燥物、凍結物等のいずれであってもよい。
アロエベラエキスの抽出処理に使用される抽出溶媒については、特に制限されないが、例えば、水、有機溶媒、及びこれらの混合物が挙げられる。有機溶媒としては、具体的には、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロピルアルコール、ブタノール等の炭素数1〜4の低級アルコール;1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリン等の多価アルコール;酢酸エチル、酢酸メチル等のエステル;アセトン等のケトン等が挙げられる。これらの有機溶媒は、1種単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。これらの抽出溶媒の中でも、薬学的又は香粧学的な効能を示す成分を効率的に抽出するという観点から、好ましくは、水、炭素数1〜4の低級アルコール、及び多価アルコールよりなる群から選択される少なくとも1種;更に好ましくは、水、エタノール、及び1,3−ブチレングリコールよりなる群から選択される少なくとも1種;特に好ましくはエタノール、1,3−ブチレングリコール及びこれらの混合物が挙げられる。
アロエベラエキスの抽出方法については、前記キダチアロエエキスの場合と同様である。
アロエベラを抽出処理することにより得られた抽出液を、必要に応じてろ過または遠心分離によって固形物を除去することにより、アロエベラエキスを回収できる。本発明の外用組成物では、抽出処理により得られた液状のアロエベラエキスをそのまま使用してもよいが、必要に応じて、一部又は全ての溶媒を除去して濃縮液若しくは乾燥物(エキス末、乾燥エキス)として使用してもよい。また、これらの濃縮物若しくは乾燥物を更に精製処理に供してもよく、更にこれらを適当な溶剤に溶解して用いることもできる。
本発明の外用組成物において、キダチアロエエキス又はアロエベラエキスのいずれか一方を含んでいてもよく、これらのエキスを組み合わせて含んでいてもよい。特に、従来技術では、キダチアロエエキスとアロエベラエキスを組み合わせて含む場合には、析出物の発生が顕著になる傾向があるが、本発明の外用組成物では、キダチアロエエキスとアロエベラエキスを組み合わせて含んでいても、析出物の発生を効果的に抑制することができる。このような本発明の効果を鑑みれば、好適な一態様として、キダチアロエエキス及びアロエベラエキスの双方を含む態様が挙げられる。
キダチアロエエキスとアロエベラエキスを組み合わせて使用する場合、これらの比率については、特に制限されないが、例えば、キダチアロエエキスの乾燥重量換算100重量部当たり、アロエベラエキスが乾燥重量換算で、0.001〜50重量部、好ましくは0.005〜10重量部、更に好ましくは0.005〜1重量部が挙げられる。
本発明の外用組成物におけるキダチアロエエキス及び/又はアロエベラエキスの含有量については、特に制限されず、当該外用組成物の用途や製剤形態等に応じて適宜設定すればよいが、例えば、これらの総量の乾燥重量換算で、0.000005〜1重量%、好ましくは0.01〜1重量%が挙げられる。従来技術では、キダチアロエエキス及び/又はアロエベラエキスの含有量の総量が乾燥重量換算で0.03重量%以上になると、析出物の発生が顕著になる傾向を示すが、本発明の外用組成物では、このような高含有量でキダチアロエエキス及び/又はアロエベラエキスを含んでいても、析出物の発生を効果的に抑制することができる。このような本発明の効果を鑑みれば、本発明の外用組成物におけるキダチアロエエキス及び/又はアロエベラエキスの含有量として、これらの総量の乾燥重量換算で、更に好ましくは0.03〜1重量%、特に好ましくは0.03〜0.1重量%が挙げられる。
より具体的には、キダチアロエエキスの場合であれば、乾燥重量換算で0.01〜1重量%、好ましくは0.02〜0.5重量%、更に好ましくは0.03〜0.1重量%が挙げられる。特に、キダチアロエエキスを乾燥重量換算で0.03重量%以上含む場合には、従来技術では析出物の生成が顕著になる傾向を示すが、本発明の外用組成物では、このような高含有量でキダチアロエエキスを含んでいても、析出物の発生を効果的に抑制することができる。
また、アロエベラエキスの場合であれば、乾燥重量換算で0.000001〜1重量%、好ましくは0.000003〜0.5重量%、更に好ましくは0.000005〜0.1重量%が挙げられる。
特に、キダチアロエエキスとアロエベラエキスの双方を含み、且つキダチアロエエキスの含有量が乾燥重量換算で0.03重量%以上と高い場合では、従来技術では、析出物の生成がより一層顕著になる傾向を示す。これに対して、本発明の外用組成物では、このように析出物が発生し易い態様でキダチアロエエキスとアロエベラエキスを含んでいても、析出物の発生を効果的に抑制することができる。このような本発明の効果を鑑みれば、本発明の外用組成物における好適な態様として、キダチアロエエキスが乾燥重量換算で0.03重量%以上、且つアロエベラエキスを含む態様;とりわけ、キダチアロエエキスが乾燥重量換算で0.03〜0.1重量%且つアロエベラエキスが乾燥重量換算で0.000001重量%以上(好ましくは0.000003〜0.1重量%)を含む態様が挙げられる。
トコフェロール及び/又はその誘導体
本発明の外用組成物では、トコフェロール及び/又はその誘導体を含有することによって、キダチアロエエキス及び/又はアロエベラエキスに起因する析出の発生を抑制し、優れた製剤安定性を備えさせることが可能になっている。
トコフェロールは、ビタミンEとして知られる公知の化合物である。トコフェロールは、d体、l体、dl体のいずれであってもよいが、好ましくはdl体が挙げられる。また、トコフェロールは、α体、β体、γ体、δ体のいずれであってもよいが、好ましくはα体が挙げられる。
トコフェロールの誘導体としては、薬学的に許容されることを限度として特に制限されないが、例えば、酢酸、ニコチン酸、コハク酸等のカルボン酸とのエステル体、リン酸とのジエステル体等が挙げられる。これらのトコフェロールの誘導体の中でも、好ましくはカルボン酸とのエステル体、更に好ましくは酢酸トコフェロールが挙げられる。また、トコフェロールの誘導体は、d体、l体、dl体のいずれであってもよいが、好ましくはdl体が挙げられる。更に、トコフェロールの誘導体は、α体、β体、γ体、δ体のいずれであってもよいが、好ましくはα体が挙げられる。
本発明の外用組成物において、トコフェロール及びその誘導体の中から1種を選択して単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。トコフェロール及びその誘導体の中でも、析出物の発生をより一層効果的に抑制するという観点から、好ましくはトコフェロールの誘導体、更に好ましくはトコフェロールのカルボン酸とのエステル体、より好ましくは酢酸トコフェロール、特に好ましくは酢酸d−α−トコフェロール、酢酸l−α−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロールが挙げられる。
本発明の外用組成物におけるトコフェロール及び/又はその誘導体の含有量については、外用組成物の製剤形態等に応じて適宜設定すればよいが、例えば0.01〜10重量%が挙げられる。より一層効果的に、析出物の発生を抑制するという観点から、本発明の外用組成物におけるトコフェロール及び/又はその誘導体の含有量として、好ましくは0.03〜0.5重量%、更に好ましくは0.05〜0.2重量%が挙げられる。
本発明の外用組成物において、キダチアロエエキス及び/又はアロエベラエキスとトコフェロール及び/又はその誘導体との比率については、前述する各含有量の範囲で定まるが、例えば、キダチアロエエキス及び/又はアロエベラエキスの総量の乾燥重量100重量部当たり、トコフェロール及び/又はその誘導体の総量が50〜500重量部が挙げられる。より一層効果的に、析出物の発生を抑制するという観点から、キダチアロエエキス及び/又はアロエベラエキスの総量の乾燥重量100重量部当たり、トコフェロール及び/又はその誘導体の総量が、好ましくは60〜400重量部、更に好ましくは80〜300重量部が挙げられる。
1価の低級アルコール
本発明の外用組成物には、必要に応じて、析出物の発生の抑制効果の向上等を目的として、1価の低級アルコールが含まれていてもよい。
1価の低級アルコールとしては、薬学的又は香粧学的に許容されることを限度として特に制限されないが、例えば、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、sec−ブタノール、tert−ブタノール等の炭素数1〜4の1価低級アルコールが挙げられる。これらの中でも、好ましくはエタノールが挙げられる。これらの低級アルコールは、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
本発明の外用組成物に1価の低級アルコールを含有させる場合、その含有量については、使用する1価の低級アルコールの種類、外用組成物の製剤形態等に応じて適宜設定すればよいが、例えば、5〜60重量%、好ましくは10〜60重量%、更に好ましくは30〜60重量%が挙げられる。
多価アルコール
本発明の外用組成物には、必要に応じて、析出物の発生の抑制効果の向上等を目的として、多価アルコールが含まれていてもよい。
多価アルコールとしては、薬学的又は香粧学的に許容されることを限度として特に制限されないが、例えば、プロピレングリコール、エチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、イソプレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン等が挙げられる。これらの多価アルコールは、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。これらの多価アルコールの中でも、好ましくはグリセリンが挙げられる。
本発明の外用組成物において、多価アルコールを含有させる場合、その含有量については、使用する多価アルコールの種類、外用組成物の製剤形態等に応じて適宜設定すればよいが、例えば0.5〜30重量%、好ましくは1〜20重量%、更に好ましくは1〜10重量%が挙げられる。
界面活性剤
本発明の外用組成物には、必要に応じて、析出物の発生の抑制効果の向上等を目的として、界面活性剤が含まれていてもよい。
本発明で使用される界面活性剤の種類については、薬学的又は香粧学的に許容されることを限度として特に制限されず、非イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両性界面活性剤のいずれであってもよい。
非イオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ショ糖脂肪酸エステル、マルトース脂肪酸エステル、マルチトール脂肪酸エステル、ラクトール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン高級アルコールエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル等が挙げられる。
陰イオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム、N−ラウロイルサルコシン酸ナトリウム、N−ミリストリルサルコシン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、水素添加ココナッツ脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸ナトリウム、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム、N−パルミトイルグルタルミン酸ナトリウム、N−メチル−N−アシルタウリンナトリウム等が挙げられる。
陽イオン性界面活性剤としては、例えば、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えば、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルジメチルアミンオキシド、2-アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリウムベタイン、N−ラウリルジアミノエチルグリシン、N−ミリスチルジアミノエチルグリシン、N−アルキル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリンベタインナトリウム等が挙げられる。
これらの界面活性剤は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
これらの界面活性剤の中でも、好ましくは非イオン性界面活性剤、更に好ましくはポリオキシエチレン硬化ヒマシ油が挙げられる。
本発明の外用組成物において、界面活性剤を含有させる場合、その含有量については、使用する多界面活性剤の種類、外用組成物の製剤形態等に応じて適宜設定すればよいが、例えば0.001〜20重量%、好ましくは0.01〜10重量%、更に好ましくは0.1〜5重量%が挙げられる。

本発明の外用組成物は、所望の製剤形態への調製等のために、水が含まれる。従来技術では、キダチアロエエキス及び/又はアロエベラエキスを含む外用組成物において、水が含まれる場合には、析出物が発生するが、本発明の外用組成物では、水共存下で生じる析出物の発生を抑制することができる。
本発明の外用組成物における水の含有量については、特に制限されないが、例えば20重量%以上が挙げられる。通常、水の含有量が多い程、析出物の発生が顕著になる傾向があるが、本発明の外用組成物では、水の含有量が多くても、析出物の発生を効果的に抑制することができる。かかる本発明の効果を鑑みれば、本発明の外用組成物における水の含有量として、好ましくは20〜90重量%、更に好ましくは20〜70重量%、特に好ましくは30〜60重量%が挙げられる。
その他の成分
本発明の外用組成物には、前述する成分以外に、所望の製剤形態にするために、外用組成物に通常使用される他の添加剤が含まれていてもよい。このような添加剤としては、例えば、油性基剤、増粘剤、pH調節剤、乳化剤、可溶化剤、防腐剤、保存剤、酸化防止剤、安定化剤、キレート剤、香料、着色料等が挙げられる。
また、本発明の外用組成物には、本発明の効果を妨げない限り、前述する成分の他に、必要に応じて、他の薬理成分を含んでいてもよい。本発明の外用組成物に配合可能な薬理成分については、特に制限されないが、例えば、植物エキス(センブリエキス、オトギソウエキス、ショウチョウチンキ等)、抗炎症剤(グリチルレチン酸、グリチルリチン酸カリウム、サリチル酸グリコール、サリチル酸メチル、インドメタシン、フェルビナク、ジクロフェナクナトリウム、ロキソプロフェンナトリウム等)、ビタミン類(ピリドキシン塩酸塩、アスコルビン酸、フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム、シアノコバラミン、レチノール酢酸エステル、レチノールパルミチン酸エステル、パンテノール、パントテン酸カルシウム、パントテン酸ナトリウム等)、清涼化剤(メントール、ゲラニオール、リナロール、ボルネオール、カンフル、メントン、シトラール、シトロネラール、ハッカ油、ペパーミント油、スペアミント油等)、抗ヒスタミン剤(ジフェンヒドラミン、マレイン酸クロルフェニラミン等)、局所麻酔剤(プロカイン、テトラカイン、ブピパカイン、メピパカイン、クロロプロカイン、プロパラカイン、メプリルカイン又はこれらの塩、安息香酸アルキルエステル(例えば塩酸パラブチルアミノ安息香酸ジエチルアミノエチル)、オルソカイン、オキセサゼイン、オキシポリエントキシデカン、ロートエキス、ペルカミンパーゼ、テシットデシチン等)、抗炎症剤(サリチル酸グリコール、サリチル酸メチル、インドメタシン、フェルビナク、ジクロフェナクナトリウム、ロキソプロフェンナトリウム等)、殺菌剤(塩化デカリニウム、塩化セチルピリジニウム、塩酸クロルヘキシジン、グルコン酸クロルヘキシジン、アンモニア水、スルファジアジン、フェノール等)、鎮痒剤(チアントール等)、皮膚保護剤(ヒマシ油等)、血行促進成分(ノニル酸ワニリルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、カプサイシン、トウガラシエキス等)、ムコ多糖類(コンドロイチン硫酸ナトリウム、グルコサミン等)、保湿剤(トリメチルグリシン、メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンおよびその共重合体(例えばメタクリル酸アルキルとの共重合体)等)等が挙げられる。これらの薬効成分は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。また、本発明の外用組成物において、これらの薬理成分を含有させる場合、その含有量については、使用する薬理成分の種類、期待する効果等に応じて適宜設定すればよい。
製剤形態
本発明の外用組成物の剤型については、経皮適用が可能であることを限度として特に制限されず、液状又は半固形状(ゲル状、軟膏状、ペースト状等)のいずれであってもよい。
本発明の外用組成物は、化粧料、外用医薬品等の経皮適用される製剤として使用される。特に、本発明の外用組成物に含まれるキダチアロエエキス及び/又はアロエベラエキスには優れた育毛効果があるので、本発明の外用組成物は、育毛剤(育毛用の化粧料又は外用医薬品)として好適に使用される。
本発明の外用組成物の製剤形態については、経皮適用可能であることを限度として特に制限されず、例えば、液剤(ローション剤、スプレー剤、エアゾール剤、及び乳液剤を含む)、水溶性軟膏剤、クリーム剤、フォーム剤、ジェル剤、貼付剤等が挙げられる。これらの中でも、従来技術では、キダチアロエエキス及び/又はアロエベラエキスを含む液剤は、析出物の発生が顕著になる傾向があるが、本発明では、液剤であっても、析出物の発生を効果的に抑制することができる。このような本発明の効果を鑑みれば、本発明の外用組成物の好適な製剤形態として液剤が挙げられる。これらの製剤形態への調製は、公知の方法に従って、製剤形態に応じた添加剤を用いて製剤化することにより行うことができる。
2.析出の抑制方法
更に、本発明は、キダチアロエエキス及び/又はアロエベラエキスを含む外用組成物における析出物の発生を抑制する方法であって、外用組成物に、キダチアロエエキス及び/又はアロエベラエキスと共に、トコフェロール及び/又はその誘導体を配合する、析出抑制方法を提供する。
当該析出抑制方法において、使用する成分の種類や使用量、外用組成物の製剤形態等については、前記「1.外用組成物」の欄に示す通りである。
以下に実施例を示して本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
以下の試験例において使用した「キダチアロエエキス」は、キダチアロエの葉部をエタノールで抽出することにより得られた抽出物であり、固形分含量が1.2重量%の液状エキスである。また、以下の試験例において使用した「アロエベラエキス」は、アロエベラ液汁から得られた粉末を水に溶解し、1,3−ブチレングリコールを添加することにより得られた抽出物であり、固形分含量が0.5重量%の液状エキスである。
試験例1
表1に示す組成の液剤(育毛用化粧料)を調製した。調製した液剤200mlをガラス製スクリュー管瓶(容量225mL)に充填し、遮光条件下で、5℃で1か月間静置して保管した。1か月間保管後の各液剤の外観を観察し、以下に示す判定基準に従って、析出物の生成の程度を評点化した。なお、調製直後の液剤は、いずれも析出物が認められず、良好な外観であった。
<析出物の生成の程度の判定基準>
1:析出物は全く認められない。
2:顕微鏡で観察されるレベルの僅かな析出物が生成しているが、全体的に良好な外観性状が維持できている。
3:目視上確認できる微量の析出物が生成しており、外観性状の悪化が認められる。
4:析出物が凝集し、1mm程度の塊になっている。
5:析出物が凝集し、1mm超3mm以下程度の塊になっている。
6:析出物が凝集し、5mm以上程度の塊になっている。
得られた結果を表1及び2に示す。酢酸dl-α-トコフェロールを含まない場合には、キダチアロエエキスを含む液剤では、析出物の生成が認められた(比較例1〜8)。特に、キダチアロエエキスを乾燥重量換算で0.03重量%以上含む場合には、析出物の生成が顕著になる傾向が認められ(比較例3及び6)、更に、キダチアロエエキスを乾燥重量換算で0.03重量%以上と共にアロエベラエキスを含む場合には、析出物の生成がより一層顕著になる傾向が認められた(比較例4、5、7及び8)。
これに対して、乾燥重量換算で0.03重量%以上のキダチアロエエキスを含んでいても、酢酸dl-α-トコフェロールを含む場合には、析出物の生成を抑制できていた(実施例1〜7)。更に、乾燥重量換算で0.03重量%以上のキダチアロエエキスと共にアロエベラエキスを含んでいても、酢酸dl-α-トコフェロールを含有させることにより、析出物の生成を効果的に抑制できていた(実施例4〜7)。特に、このような析出物の発生を抑制する効果は、酢酸dl-α-トコフェロールを0.09重量%以上含む場合にとりわけ高くなっていた(実施例1、2、及び4〜7)。
Figure 2019011261
Figure 2019011261

Claims (8)

  1. キダチアロエエキス及び/又はアロエベラエキス、並びにトコフェロール及び/又はその誘導体を含有する、外用組成物。
  2. キダチアロエエキス及び/又はアロエベラエキスの総量が、乾燥重量換算で0.000005〜1重量%である、請求項1に記載の外用組成物。
  3. キダチアロエエキス及びアロエベラエキスを含有する、請求項1又は2に記載の外用組成物。
  4. キダチアロエエキスが乾燥重量換算で0.03重量%以上である、請求項3に記載の外用組成物。
  5. 前記トコフェロール及び/又はその誘導体として、酢酸トコフェロールを含む、請求項1〜4のいずれかに記載の外用組成物。
  6. 液剤である、請求項1〜5のいずれかに記載の外用組成物。
  7. 育毛剤である、請求項1〜6のいずれかに記載の外用組成物。
  8. キダチアロエエキス及び/又はアロエベラエキスを含む外用組成物における析出物の発生を抑制する方法であって、
    外用組成物に、キダチアロエエキス及び/又はアロエベラエキスと共に、トコフェロール及び/又はその誘導体を配合する、抑制方法。
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