JP2019004423A - 画像読取装置 - Google Patents

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Hidenori Sunada
秀則 砂田
郁加 中島
Fumika Nakajima
郁加 中島
朝弘 仲吉
Asahiro Nakayoshi
朝弘 仲吉
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Abstract

【課題】読取位置の背景部材に汚れがある場合であっても、原稿の画像がカラー画像か白黒画像かを適切に判別する。【解決手段】画像読取装置200は、搬送手段304により背景部材6cに対向する読取位置RPを搬送されている原稿の画像を読み取る画像読取部201と、読取領域を設定する読取領域設定手段321と、搬送手段により搬送される原稿の読取領域の先端から後端までの画像読取部の読取結果に基づいて第一の色判別結果を出力する第一の色判別手段331と、搬送手段により搬送される原稿の後端を検出する後端検出手段14と、後端検出手段の検出結果に基づいて設定される原稿の後端から読取領域の後端までの画像読取部の読取結果に基づいて第二の色判別結果を出力する第二の色判別手段332と、第一の色判別結果と第二の色判別結果に基づいて原稿の画像がカラー画像か白黒画像かを判別する制御手段と、を備える。【選択図】図8

Description

本発明は、原稿の画像がカラー画像か白黒画像かを判別する機能を有する画像読取装置に関する。
従来、カラー複写機は、画像読取装置により読み取られた原稿の画像がカラー画像か白黒画像かを自動的に判別する自動カラー選択機能(Automatic Color Selection、以下、ACSという)を有する。ACSの結果に基づいて、カラー複写機は、読み取った画像を記録紙上に形成する画像形成部をカラー画像形成動作または白黒画像形成動作で起動させる。これにより、記録紙上に白黒画像を形成する場合、画像形成部がカラー画像形成動作を無駄に行うことを防止する。
特許文献1は、原稿の画像を主走査方向および副走査方向にそれぞれ複数の領域に分割し、有彩色が主走査方向に連続する領域を探し、その領域が副走査方向に連続した時に原稿の画像がカラーであると判別するACSを開示している。特許文献1によれば、斜めの色線に対しても適切にACSを行うことができる。
ところで、読み取った画像データをデジタルデータへ変換する場合、画像の読み取り前に予め原稿サイズに対応した記憶領域を設定することにより、画像データの処理効率を向上させる方法がある。この方法によれば、複数枚の原稿の画像データを順次処理する際、ある原稿を読み取って得られたデジタルデータを記憶装置の所定の記憶領域に格納するのと並行して、次の原稿の画像データの受け取り準備を行うことができる。
自動原稿搬送装置は、原稿トレイに載置された原稿のサイズを検出するための原稿サイズセンサを有する。原稿サイズセンサの検出結果に基づいて、原稿トレイに載置された原稿の定型サイズを決定することができる。しかし、原稿トレイに載置される原稿は、必ずしもA4サイズなどの定型サイズとは限らず、不定形サイズであることがある。原稿が不定形サイズである場合、搬送される原稿の後端を検出したタイミングに従って原稿の搬送方向の長さを検出し、検出された長さに基づいて原稿の実際のサイズを決定することができる。
ここで、不定形サイズの原稿の画像を読み取る場合、メモリに予め保存された記憶領域が設定される。画像読み取りは、搬送される原稿の先端から開始されるが、原稿の後端が読取位置に到達した時点で終了されるのではなく、設定された記憶領域の全てにデジタルデータが転送されるまで継続される。原稿の後端が読取位置を過ぎた後も画像読み取りが継続されると、原稿の背後に配置された背景部材が読み取られて不要なデジタルデータが生成される。そこで、画像処理部は、原稿の後端が読取位置を過ぎた後は、イメージセンサから出力されるデータの代わりに白紙画像のデータをメモリへ転送する。原稿の後端が読取位置を過ぎた直後に素早く白紙画像のデータへ切り替えることにより、背景部材から読み取られた画像データがACSへ与える影響を低減することができる。
しかし、原稿の後端を検出する原稿センサが原稿読取位置の手前の原稿搬送路上に配置されている場合、原稿センサの検出結果に基づいて白紙画像のデータへの切り替えタイミングを決定すると、原稿搬送のばらつきにより、画像の欠けを生じることがある。画像の欠けを防止するために、原稿の後端が原稿読取位置から少なくとも数ミリ(例えば、5mm)程度の距離だけ離れた時点で、白紙画像のデータへの切り替えが行われる。
特開2010‐288146号公報
しかし、原稿の後端から数ミリの余裕を持って白紙画像のデータへ切り替えられる場合、原稿画像のデータと白紙画像のデータの間に、読取位置の背景部材の画像データが生成される。背景部材に色のついた汚れが付いていると、実際の原稿画像が白黒であっても、ACSによりカラー画像であると誤判別される。前述したように、背景部材の画像データの読み込みを無くすために白紙画像のデータへの切り替えを早くすると、画像の欠けを生じるおそれがある。この問題は、不定形サイズの原稿の読み取りが指定された場合だけではなく、定型サイズの原稿の読み取りが指定された場合にも生じる。定型サイズの原稿の読み取りが指定された場合でも、実際には指定された定型サイズより小さいサイズの原稿が搬送されると、定型サイズに対応する記憶領域に背景部材の画像データが含まれてしまう。そのため、背景部材の汚れの画像データがACSの判別結果に誤りを生じさせる。白黒原稿を誤ってカラー原稿であると誤判別すると、白黒画像を形成するにもかかわらずカラー画像形成動作が行われて、印刷コストの上昇という不利益が使用者にもたらされる。
そこで、本発明は、読取位置の背景部材に汚れがある場合であっても、原稿の画像がカラー画像か白黒画像かを適切に判別する画像読取装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明の一実施例による画像読取装置は、
原稿が載置される原稿トレイと、
前記原稿トレイから給送された原稿を背景部材に対向する読取位置へ搬送する搬送手段と、
前記背景部材に対向する前記読取位置を搬送されている前記原稿の画像を読み取る画像読取部と、
前記画像読取部による前記原稿の前記画像の読み取り開始前に読取領域を設定する読取領域設定手段と、
前記搬送手段により搬送される前記原稿の前記読取領域の先端から後端までの前記画像読取部の読取結果に基づいて第一の色判別結果を出力する第一の色判別手段と、
前記搬送手段により搬送される前記原稿の後端を検出する後端検出手段と、
前記後端検出手段の検出結果に基づいて設定される前記原稿の後端から前記読取領域の前記後端までの前記画像読取部の読取結果に基づいて第二の色判別結果を出力する第二の色判別手段と、
前記第一の色判別結果と前記第二の色判別結果とに基づいて前記原稿の前記画像がカラー画像か白黒画像かを判別する制御手段と、
を備える。
以上、本発明によれば、読取位置の背景部材に汚れがある場合であっても、原稿の画像がカラー画像か白黒画像かを適切に判別することができる。
実施例1の画像読取システムを示す図。 実施例1の画像読取システムのブロック図。 実施例1の原稿搬送動作を示す説明図。 実施例1の不定形サイズの原稿の画像読取動作の説明図。 実施例1のACSモジュールのブロック図。 実施例1の色判別信号生成部のブロック図。 実施例1の原稿種判別部により実行される原稿種判別処理の説明図。 実施例1の不定形サイズの原稿のカラー判別処理の説明図。 有彩色の画素が主走査方向に連続する部分の数のカウント動作の説明図。 有彩色の画素が副走査方向に連続する部分の数のカウント動作の説明図。 実施例1のCPUにより実行される読取制御動作の流れ図。 実施例1のCPUにより実行される読取制御動作の流れ図。 実施例1のCPUにより実行される読取制御動作の流れ図。 実施例1のCPUにより実行される紙詰まり終了処理の流れ図。 センサの出力と原稿の定型サイズの関係を示す表。 A4サイズの原稿のACS用の判別領域を示す図。 実施例2の2つのACSモジュールの判別領域の説明図。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態を説明する。
以下、実施例1を説明する。
(画像読取システム)
図1は、実施例1の画像読取システム20を示す図である。画像読取システム20は、画像読取装置(以下、リーダという)200、自動原稿給送装置(以下、ADFという)100およびコントローラ部400を有する。図2は、実施例1の画像読取システム20のブロック図である。
(ADF)
本実施例において、ADF100は、リーダ200に設けられた制御手段としてのCPU321により、リーダ200とともに包括的に制御される。ADF100は、原稿トレイ30上に載置された原稿を流し読みガラス201へ搬送するために、ローラを駆動する給送モータ303、搬送モータ304、排出モータ305、ソレノイド306およびクラッチ307を有する。また、ADF100は、原稿有無センサ11、分離後センサ12、レジストレーションセンサ13、リードセンサ14および排出センサ15を有する。これらのセンサは、ADF100により搬送される原稿を検出するために、図1に示すように、原稿の搬送路に配置されている。また、原稿トレイ30上に載置された原稿のサイズ(寸法)を検出するために、ADF100は、原稿トレイ30上に配置された第一原稿サイズセンサ16、第二原稿サイズセンサ17およびトレイ幅センサ18を有する。第一原稿サイズセンサ16および第二原稿サイズセンサ17は、原稿トレイ30上に載置された原稿の搬送方向の長さを検出する原稿長検出手段である。トレイ幅センサ18は、原稿トレイ30上に載置された原稿の搬送方向に直交する幅方向の幅を検出する原稿幅検出手段である。
(リーダ)
リーダ200は、CPU321、バックアップ部330、読取画像処理部325、CCDセンサユニット210、画像メモリ(記憶手段)329を有する。また、リーダ200は、ROM(記憶部)322、作業領域としてのRAM(記憶部)323、紙間補正部324、光学系モータ326、光源203およびリーダセンサ327を有する。CPU321は、バスライン301を通してROM322およびRAM323に接続されている。CPU321は、ROM322に格納された制御プログラムに従い、ADF100に接続される出力ポート311および入力ポート312を通してADF100による原稿搬送を制御する。出力ポート311には、給送モータ303、搬送モータ304、排出モータ305、ソレノイド306およびクラッチ307が接続されている。入力ポート312には、原稿有無センサ11、分離後センサ12、レジストレーションセンサ13、リードセンサ14、排出センサ15、第一原稿サイズセンサ16、第二原稿サイズセンサ17およびトレイ幅センサ18が接続されている。
CPU321は、ADF100の制御だけではなく、リーダ200の制御もすべて行う。バックアップ部330は、制御に使用する作業用データの一部やリーダ200毎に設定を持つ場合の設定値等をバックアップ可能である。光学系モータ326は、スキャナユニット(読取部)209を副走査方向SS(図1)に移動させる。図1に示すように、スキャナユニット209は、光源203および反射鏡204を有する。図2に示すように、画像読取部としてのCCDセンサユニット210は、原稿の画像からの反射光を画像信号へ変換するCCDイメージセンサ(以下、CCDという)211と、CCD211を制御するCCD制御部212を有する。CPU321は、光学系モータ326を制御するとともに、読取画像処理部325を介してCCDセンサユニット210を制御することで画像読取処理を実行する。リーダセンサ327は、リーダ200に対するADF100の開閉を検出する圧板開閉センサ、および原稿台ガラス202に載置された原稿の長さを検出する原稿サイズセンサを含む。
CPU321は、原稿有無センサ11、分離後センサ12、レジストレーションセンサ13,リードセンサ14,排出センサ15、第一原稿サイズセンサ16および第二原稿サイズセンサ17の検出結果をモニタする。CPU321は、これらのセンサの検出結果に基づいて、給送モータ303、ソレノイド306およびクラッチ307を駆動し、原稿の搬送を制御する。CPU321は、ADF100による原稿の搬送制御に同期して、CCDセンサユニット210による画像読取処理を行う。
紙間補正部324は、搬送される原稿と原稿の間の間隔を補正する。図1に示すように、光源203は、プラテンガラス(透明部材)としての流し読みガラス201上を搬送される原稿を照明する。原稿からの反射光は、反射鏡204、205および206を介してレンズ207へ入射する。レンズ207は、反射光をCCDセンサユニット210上に結像させる。CCDセンサユニット210は、反射光をアナログ電気信号としての画像信号へ変換し、画像信号は、さらに、デジタル画像データへ変換される。デジタル画像データは、読取画像データ通信線354を通して読取画像処理部325へ転送される。読取画像処理部325は、デジタル画像データにシェーディング補正を施し、デジタル画像データ上のスジ画像等のゴミ画像の検出および補正を行う。さらに、読取画像処理部325は、デジタル画像データがカラー画像のデータであるか白黒画像のデータであるかの判別を行う。画像がカラー画像か白黒画像かの判別は、自動カラー選択(Auto Color Selection)といわれ、以下、ACSという。読取画像処理部325は、画像処理の作業領域として画像メモリ329を用いる。
読取画像処理部325により処理された画像データは、順次、画像転送用クロック信号線を含むコントローラインターフェース画像通信線353を通してコントローラ部400へ送信される。本実施例による読取画像処理部325は、ACSを行うモジュールとしての第一のACSモジュール331と第二のACSモジュール332が設けられている。また、読取画像処理部325は、白紙画像の真っ白画像データを生成するパターンジェネレータ(データ生成手段)333が設けられている。
原稿画像データの先端の基準となる画先信号は、CPU321でタイミングを調整して、コントローラインターフェース制御通信線352を通してコントローラ部400へ送信される。
((コントローラ部))
画像処理用のコントローラ部400は、リーダ200およびADF100を含む画像読取システム20の全体を制御する。コントローラ部400は、制御部401、画像の変倍および回転を行う変倍回転処理用の画像制御回路402、補正回路403、画像メモリ404および操作部405を有する。
読取画像処理部325を介してコントローラ部400へ送られたデジタル画像データは、画像制御回路402により画像制御された後、補正回路403へ送信される。補正回路403は、画像データに対して色味などの補正処理を行い、画像メモリ404に保存する。読取画像処理部325は、原稿の画像領域内にある画像データに対して画像処理を実行して、画像形成部で記録媒体に形成される画像の画像データを生成する。操作部405は、使用者からの画像読取システム20全体に対する画像読取動作の指示や読み取られた画像の表示を行う。操作部405は、制御部401との間で通信して表示や入力を実施する。
[画像の読取モード]
画像読取システム20は、流し読みモード(第一の読取モード)と固定読みモード(第二の読取モード)で動作可能である。流し読みモードにおいて、スキャナユニット209は、読取位置RPで流し読みガラス201の下に位置させられる。スキャナユニット209は、ADF100により流し読みガラス201上を搬送される原稿の画像を読み取る。固定読みモードにおいて、スキャナユニット209は、左から右へ副走査方向SSに移動しながら、プラテンガラス(透明部材)としての原稿台ガラス202上に載置された原稿の画像を読み取る。
基準白板219は、シェーディング補正のための白レベル基準データを生成するために用いられる。原稿の画像読取ジョブ開始直後に、スキャナユニット209は、基準白板219の直下へ移動され、基準白板219を読み取る。基準白板219の読取結果に基づいて、シェーディング補正データを生成する。読取画像処理部325は、シェーディング補正データに基づいて画像データにシェーディング補正を実行する。
固定読みモードにおいて、リーダ200は、スキャナユニット209を副走査方向SSへ移動させながら、原稿台ガラス202上に載置された原稿の画像を光学的に読み取る。光源203は、原稿台ガラス202上に載置された原稿を照明する。原稿からの反射光は、反射鏡204、205、206を介してレンズ207へ入射する。レンズ207は、反射光をCCDセンサユニット210上に結像させる。CCDセンサユニット210は、受光した光を光電変換してアナログ画像信号を生成し、さらに、アナログ画像信号をデジタル画像データへ変換する。CCDセンサユニット210は、電気信号としてのデジタル画像データをコントローラ部400へ送信する。
[ADFによる原稿搬送動作]
次に、図3を参照して、流し読みモードにおいて原稿の片面の画像を読み取る場合のADF100による原稿搬送動作を説明する。図3は、実施例1の原稿搬送動作を示す説明図である。流し読みモードにおける原稿の画像読取ジョブが開始されると、スキャナユニット209は、基準白板219の直下へ移動され、基準白板219を読み取る。読取画像処理部325は、基準白板219の読取結果に基づいてシェーディングデータを生成する。シェーディングデータの生成後、スキャナユニット209は、流し読みガラス201の下へ移動され、原稿が読取位置RPに到達するまで待機する。
ADF100は、ジョブが開始されると、図3(a)に示すように、原稿束Dの最上位原稿の表面上に給送ローラ1を落下させ、給送ローラ1の回転を開始する。給送ローラ1の回転により、原稿束Dの最上位原稿が給送路へ給送される。1枚以上の原稿で構成される原稿束Dが積載される原稿トレイ30から最上位原稿を1枚ずつ給送する際に、原稿束Dから最上位原稿の下の1枚以上の原稿が重送されることを規制するため、分離ローラ2と分離パッド10が設けられている。給送ローラ1によって給送された原稿は、分離ローラ2と分離パッド10の作用によって最上位原稿の1枚のみ搬送され、それ以外の原稿は、分離パッド10によってせき止められることで、分離ローラ2の下流へは、最上位原稿のみが給送される。
図3(b)に示すように、分離ローラ2と分離パッド10によって1枚に分離された原稿D1は、レジストレーションローラ3へ搬送される。給送ローラ1、分離ローラ2、レジストレーションローラ3は、給送モータ303(図2)により駆動される。給送ローラ1と分離ローラ2により給送される原稿D1の先端が、停止したレジストレーションローラ3へ突き当たると、原稿D1にループが形成される。必要なループ量が形成されるタイミングで給送モータ303を停止させ、給送モータ303から給送ローラ1および分離ローラ2への駆動を伝達するクラッチ307(図2)が切られる。原稿D1にループが形成されることにより、原稿D1の斜行が補正される。
レジストレーションローラ3の下流側には、搬送ローラ4および上流リードローラ5が設けられている。搬送ローラ4および上流リードローラ5は、原稿を流し読みガラス201へ搬送する搬送路を構成する。コントローラ部400は、原稿読み取りによる画像データの受け入れの準備が整うと、リーダ200へ画像読取要求を出力する。
リーダ200は、画像読取要求を受信すると、レジストレーションローラ3の下流へ向けて原稿D1の給送を再開する。給送再開時において、給送モータ303を回転させると同時に、給送モータ303から駆動力が伝達される分離ローラ2に接続されたクラッチ307は切られたままにしておく。これにより、分離ローラ2は、回転せず、レジストレーションローラ3のみで原稿を給送する。搬送ローラ4、上流リードローラ5、プラテン上流ローラ6a、プラテン下流ローラ6bおよび下流リードローラ7は、搬送モータ304から駆動力を受ける。給送モータ303が回転を再開してから原稿D1の先端が搬送ローラ4へ到達するタイミングに合わせて搬送モータ304の回転を開始する。
このようにレジストレーションローラ3を通過した原稿D1は、搬送ローラ4により上流リードローラ5へ搬送される(図3(c)、図3(d))。原稿D1は、さらに、上流リードローラ5を通過し、プラテン上流ローラ6aとプラテン下流ローラ6bの間にあるプラテンガイド6cの対向にある流し読みガラス201の読取位置RPへ搬送される。画先位置(画像読み取りが開始される瞬間の原稿先端の位置)が流し読みガラス201の読取位置RPに到達するタイミングを判断するために、リードセンサ14は、原稿の先端を検出する。リードセンサ14は、原稿を検出する原稿有としてのON状態(第一の状態)と原稿を検出しない原稿無としてのOFF状態(第二の状態)をとる。リードセンサ14がOFF状態からON状態へ変化したときから、CPU321に内蔵されたカウンタは、上流リードローラ5およびプラテン上流ローラ6aの駆動源となる搬送モータ304の駆動パルスを計数する。カウンタのカウント値から原稿D1の先端の位置を計算する。リードセンサ14と読取位置RPとの間の距離とカウント値に基づいて、CPU321は、画先信号を出力するタイミングを決定する。決定された画先信号に基づいて、CCDセンサユニット210により原稿D1の表面の画像の読み取りが開始される。
リーダ200は、画像読取要求を受信するとレジストレーションローラ3により原稿D1の搬送を再開するので、CCDセンサユニット210による原稿D1の画像の読み取りが開始される前に、リーダ200は、必ず画像読取要求を受信する。CCDセンサユニット210により読み取られた画像データに対する読取画像処理部325による画像処理が終了するとすぐに、リーダ200は、コントローラ部400へ画像データを送信する。
ここで、原稿D1の後端に関係する処理を説明する。図3(e)に示す例において、搬送される原稿D1の長さは、リードセンサ14の下流部からレジストレーションセンサ13の上流部までである。リードセンサ14の検出結果が原稿無から原稿有へ変化した後、レジストレーションセンサ13の検出結果が原稿有から原稿無へ変化する。つまり、原稿D1の先端がリードセンサ14に到達したことが検出された後、原稿D1の後端がレジストレーションセンサ13に到達したことが検出される。原稿D1の後端がレジストレーションセンサ13により検出されたときに、原稿有無センサ11は、原稿トレイ30上に次原稿が有るか否かを検出する。リーダ200は、原稿有無センサ11の検出結果をコントローラ部400へ送信する。
原稿D1は、搬送されて、原稿後端が搬送ローラ4を通過する(図3(f))。この時点で、原稿D1の先端は、排出センサ15に達する前である。原稿D1の先端が排出センサ15に到達した時点で排出ローラ8を駆動する排出モータ305の回転が開始される。この後、原稿D1の後端は、リードセンサ14を通過する(図3(g))。後端検出手段としてのリードセンサ14は、搬送モータ304により駆動される搬送ローラ4および排出モータ305により駆動される排出ローラ8により搬送される原稿D1の後端を検出してCPU321へ検出結果を出力する。CPU321は、原稿D1の後端がリードセンサ14を通過するタイミングを基準として、原稿D1の搬送方向Yにおける長さおよび原稿D1の画像データ(読取結果)の切替タイミングを決定する。引き続き、原稿D1は、搬送されて、原稿D1の後端は、上流リードローラ5、プラテン上流ローラ6a、プラテン下流ローラ6bおよび下流リードローラ7を順に通過する。原稿D1の後端が排出センサ15により検出されると(図3(h))、排出センサ15から排出トレイ31上に排出されるまでの距離に相当する分だけ排出ローラ8を駆動するように排出モータ305が回転される。これにより、原稿D1は、排出トレイ31へ排出され、給送ローラ1を上げた時点で、一枚の原稿D1の片面の画像読取ジョブが終了される(図3(i))。
コントローラ部400により設定された原稿の枚数分だけ読み取る場合を除き、基本的には、原稿トレイ30上の原稿がなくなるまで、前述のように、原稿の給送、画像の読み取り、原稿の排出が繰り返される。読み取る原稿の枚数が設定された場合、もし、原稿トレイ30に載置された原稿の枚数が設定枚数より少なければ、原稿トレイ30に載置された原稿を全て読み取った後、設定された枚数の原稿の読み取りができなかったことが操作部405に表示される。図3(e)に示すように原稿D1の後端がレジストレーションセンサ13により検出された際に原稿有無センサ11が原稿無を検出した場合、給送中の原稿D1が最終原稿と判断される。最終原稿D1が排出トレイ31へ排出されると、給送モータ303、搬送モータ304および排出モータ305の全てが停止される。そして、最後に、図3(i)に示すように給送ローラ1を元の位置へ戻してから画像読取ジョブが終了される。給送ローラ1を元の位置へ上昇させるために、クラッチ307をつないだ状態で給送モータ303を若干逆回転させてから所定量だけ正回転させると良い。
一方、原稿D1の後端が分離後センサ12により検出された際に原稿有無センサ11により原稿有が検出された場合、分離後センサ12により原稿D1の後端が検出されたときから所定時間後にクラッチ307がつながれ分離ローラ2が回転される。クラッチ307がつながれると、給送モータ303により分離ローラ2とともに給送ローラ1も回転され、原稿トレイ30上の次原稿の給送が開始される。
なお、ADF100による原稿搬送動作において、レジストレーションセンサ13、リードセンサ14および排出センサ15の検出結果が所定の時間以上経過しても原稿有のまままたは原稿無のままである場合、原稿の紙詰まりが発生したと判断される。
[流し読みモードにおけるスキャナユニットの読取処理]
ADF100により搬送されている原稿の画像を読み取る流し読みモードにおけるスキャナユニット209の読取処理を説明する。画像読取ジョブが開始されると、スキャナユニット209は、基準白板219の直下へ移動され、シェーディング補正データを生成する。スキャナユニット209は、ADF100の流し読みガラス201の下へ移動される。ADF100は、原稿トレイ30上の原稿を一枚ずつ流し読みガラス201上の読取位置RPへ搬送する。スキャナユニット209は、流し読みガラス201の下に位置して、流し読みガラス201上を搬送される原稿の画像を読み取る。具体的には、光源203は、流し読みガラス201上を搬送される原稿を照明する。原稿からの反射光は、反射鏡204、205、206を介してレンズ207へ入射する。レンズ207は、反射光をCCDセンサユニット210上に結像させる。CCDセンサユニット210は、受光した光を光電変換して電気信号としてのデジタル画像データを生成し、デジタル画像データを読取画像処理部325へ送信する。読取画像処理部325は、デジタル画像データにシェーディング補正などの画像処理を施し、画像データをコントローラ部400へ送信する。
[不定形原稿の画像読取]
原稿トレイ30に積載される原稿は、A4/A3/LTR/LDRなどの定型サイズの原稿だけでなく、使用者独自のサイズなどの不定形サイズの原稿であることもある。そこで、操作部405により設定される定型サイズの原稿の画像読取動作だけでなく、使用者が予めサイズを指定することなく画像読取システム20が検出した原稿の幅と長さに従って画像読取動作を行うことができる。具体的には、不定形サイズの原稿の画像読取動作が選択されると、原稿トレイ30に設けられたトレイ幅センサ18、第一原稿サイズセンサ16および第二原稿サイズセンサ17の検出結果に基づいて原稿の幅と長さを設定し、画像読取動作を行う。
図4は、実施例1の不定形サイズの原稿の画像読取動作の説明図である。使用者が操作部405で不定形サイズの原稿の画像読取動作を選択し、画像読取ジョブを開始すると、原稿トレイ30に積載された原稿束Dの最上位原稿の画像データを読み取るための記憶領域を画像メモリ329に確保する。この時に確保される記憶領域は、原稿トレイ30上に設けられた一対の側端規制部材を最大に広げた最大幅Wmaxと、ADF100により搬送可能な最大長さLmaxと、を有する最大サイズARmaxの原稿の画像データを記憶可能な領域に相当する。読取領域設定手段としてのCPU321は、CCDセンサユニット210による原稿の画像の読み取り開始前に、最大サイズARmaxを読取領域(所定の読取サイズ)として設定する。
その後、CPU321は、トレイ幅センサ18の検出結果に基づいて、一対の側端規制部材の間の距離としての原稿トレイ幅Wtrayを検出する。原稿トレイ幅Wtrayは、原稿トレイ30に載置された原稿の搬送方向Yに直交する幅方向Xの長さに相当する。トレイ幅センサ18には可変抵抗器が使用されており、1mm単位で原稿トレイ幅Wtrayが検出される。原稿の画像読取前に、トレイ幅センサ18により原稿トレイ幅Wtrayが検出される。原稿トレイ幅Wtrayは、主走査方向MSにおける原稿の有効な読み取り幅(読取幅)に相当するが、原稿トレイ幅Wtrayの外側の領域ARoutに対しても読み取りが行われて画像メモリ329に保存される。後述するACSの判別領域(第一の判別領域51)は、原稿トレイ幅Wtrayの内側の領域だけである。原稿トレイ幅Wtrayの内側の領域を読み取った画像データに基づいて、ACSが実行される。原稿トレイ幅Wtrayの外側の領域ARoutを読み取った画像データは、ACSに影響しない。原稿トレイ幅Wtrayの外側の領域ARoutの画像データは、プラテンガイド(背景部材)6cを読み取った画像データである。
原稿の搬送方向Yにおける長さLcは、次のようにして検出される。原稿の先端がリードセンサ14に到達してリードセンサ14がOFF状態からON状態へ変化したときに、CPU321のカウンタは、搬送モータ304の駆動パルスの計数を開始する。原稿の後端がリードセンサ14を抜けてリードセンサ14がON状態からOFF状態へ変化したときに、カウンタは、搬送モータ304の駆動パルスの計数を終了する。駆動パルスのカウント数を、1駆動パルスあたりの搬送モータ304による上流リードローラ5の回転距離と掛け合わせることにより、原稿の搬送方向Yの長さLcが算出される。搬送手段としての搬送モータ304は、搬送ローラ4、上流リードローラ5、プラテン上流ローラ6a、プラテン下流ローラ6bおよび下流リードローラ7を駆動して、原稿を読取位置RPへ搬送する。
CCDセンサユニット210から出力される画像データに対する処理を説明する。原稿の後端がリードセンサ14を抜けると、リードセンサ14がON状態からOFF状態へ変化する。リードセンサ14がOFF状態になったときから待機時間(所定の時間)が経過するまで、CCDセンサユニット210から出力される画像データは、読取画像データ通信線354および読取画像処理部325を介して画像メモリ329に保存される。待機時間は、リードセンサ14から流し読みガラス201上の読取位置RPまでの距離Ld(図1)に所定の距離Le(図4)を加えた値を原稿の搬送速度で除算することにより得られる。待機時間は、原稿の後端がリードセンサ14から流し読みガラス201上の読取位置RPまでの距離Ld+所定の距離Leまで移動するのにかかる時間である。CPU321は、待機時間に基づいて、画像メモリ329に保存される画像データの切替タイミングを設定する。
待機時間が経過した時点(切替タイミング)で、CPU321は、画像メモリ329に保存される画像データを、CCDセンサユニット210により生成された画像データ(読取結果)からパターンジェネレータ333により生成された真っ白画像データへ切り替える。画像データの切り替えにより、原稿が無い状態でCCDセンサユニット210がプラテンガイド6cを読み取って生成される画像データが画像メモリ329に保存されることを防ぐことができる。ただし、リードセンサ14から流し読みガラス201上の読取位置RPまでの原稿の搬送のばらつきや原稿の後端の主走査方向MSの位置のばらつきにより、原稿の後端部の画像欠けが生じることがある。画像欠けを防ぐために、原稿の後端が読取位置RPから所定の距離Leだけ移動した時点で(図4中の点線で示す領域内で)、画像データをパターンジェネレータ333により生成された真っ白画像データへ切り替える。所定の距離Leは、例えば、5mmに設定される。
このように、原稿の後端が通過した後でプラテンガイド6cの画像データが画像メモリ329に保存されることを防ぐために、画像データは、真っ白画像データへ切り替えられる。しかし、画像欠けを防止するために原稿の後端から所定の距離LeだけCCDセンサユニット210により生成された画像データが画像メモリ329に保存される。従って、図4から分かるように、不定形サイズの原稿の画像読取動作においては、原稿の画像データと真っ白画像データの間にプラテンガイド6cの画像データがわずかであるが画像メモリ329に保存される。原稿の画像データと真っ白画像データの間のプラテンガイド6cの画像データは、ACSにおいて、白黒画像をカラー画像であると誤って判別させる原因になることがある。本実施例によるリーダ200は、原稿の画像データと真っ白画像データの間のプラテンガイド6cの画像データに起因する誤判別を防止することができる。
[原稿のカラー判別処理]
(ACSモジュール)
図5は、実施例1のACSモジュール300のブロック図である。ACSモジュール300は、原稿の画像がカラー画像(有彩色画像)か白黒画像(無彩色画像)かを判別する自動カラー判別手段(自動カラー選択部)である。ACSモジュール300は、第一のACSモジュール(第一の色判別手段)331および第二のACSモジュール(第二の色判別手段)332からなる。本実施例においては、ACSモジュール300は、二つのACSモジュールを使用しているが、本発明は、これに限定されるものではない。ACSモジュール300は、少なくとも二つ以上のACSモジュールを使用することができる。
第一のACSモジュール331および第二のACSモジュール332は、判別領域が異なる点を除いて同様の構造を有する。第一のACSモジュール331および第二のACSモジュール332のそれぞれは、色判別信号生成部601および原稿種判別部602を有する。CCDセンサユニット210は、デジタル画像データを読取画像処理部325へ入力する。読取画像処理部325は、デジタル画像データに入力色補正処理を施した後、注目画素におけるR/G/Bからなる信号値を生成する。注目画素におけるR/G/Bからなる信号値は、第一のACSモジュール331および第二のACSモジュール332へ入力される。色判別信号生成部601は、入力された注目画素におけるR/G/Bからなる信号値に基づいて、注目画素が有彩色か無彩色かを判断する。色判別信号生成部601の判別結果は、1bitの判別信号として出力される。判別信号は、画素の有彩色/無彩色情報である。色判別信号生成部601から出力される判別信号は、原稿種判別部602へ逐次的に入力される。原稿種判別部602は、原稿1ページ分の画像データを処理し終えると、原稿の画像がカラー画像か白黒画像かを判別し、判別結果をコントローラ部400へ送信する。以下、色判別信号生成部601および原稿種判別部602のそれぞれを説明する。
((色判別信号生成部))
図6は、実施例1の色判別信号生成部601のブロック図である。色判別信号生成部601は、色空間変換部701、彩度量抽出部720および有彩色/無彩色判別部703を有する。CCDセンサユニット210から出力される画像データは、読取画像処理部325により入力色補正処理が施された後、R/G/Bからなる信号値に生成される。R/G/Bからなる信号値は、色空間変換部701により、明るさを表す明度信号Lおよび色味を表す色度信号(Ca,Cb)へ変換される。ここで、明度信号Lと色度信号(Ca,Cb)は、測色的にCIE1976(L*a*b*)色空間の3変数L*,a*,b*や、CIE1976(L*u*v*)色空間の3変数L*,u*,v*でもよい。また、明度信号Lと色度信号(Ca,Cb)は、さらに簡易的に決められた任意の色空間の変数でもよい。本実施形態においては、R/G/Bからなる信号値から簡易的に変換が可能な変数L,Ca,Cbが用いられる。
以下の式(1)は、R/G/Bからなる信号値を変数L、Ca、Cbへ簡易的に変換する一例を示す。
Figure 2019004423
彩度量抽出部702は、色空間変換部701により変換された明度信号Lおよび色度信号(Ca、Cb)を用いて彩度信号Sを生成する。彩度信号Sは、色の鮮やかさを表す信号であり、たとえば、以下の式(2)によって決められる。
Figure 2019004423
彩度信号Sは、簡易的に、以下の式(3)によって決められてもよい。
S=MAX(Ca、Cb) 式(3)
ここで、関数MAX(A,B)は、変数Aの絶対値と変数Bの絶対値のうち最大の値を出力する。
有彩色/無彩色判別部703は、彩度量抽出部702から入力される彩度信号Sに従って、注目画素が有彩色か無彩色かを判別する。有彩色/無彩色判別部703は、判別結果として1bitの判別信号KCを出力する。有彩色/無彩色判別部703は、彩度信号Sを所定の閾値Sthと比較する。彩度信号Sが閾値Sthより小さい場合、有彩色/無彩色判別部703は、その彩度信号Sの画素が白黒(無彩色)であると判別する。彩度信号Sが閾値Sth以上の場合、有彩色/無彩色判別部703は、その彩度信号Sの画素がカラー(有彩色)であると判別する。よって、判別信号KCは、簡易的に、所定の閾値Sthを用いて式(4)によって決められる。
S<Sthの場合、KC=無彩色
S≧Sthの場合、KC=有彩色 式(4)
閾値Sthは、色空間変換部701で生成される明度信号Lに従って変更してもよい。例えば、明度信号Lが所定値以上高い(=明るい)場合、色ずれや偽色の発生確率が高いので、閾値Sthを大きくして無彩色と判別される範囲を増やしてもよい。
本実施形態では、上記の方法で原稿の画素が有彩色か無彩色かを判別するが、画素単位で有彩色か無彩色かを判別する方法は、他にもさまざまな方法が提案されている。上記の方法は、一例であって、どのような手法を用いてもよい。
((原稿種判別部))
有彩色/無彩色判別部703から出力された判別信号KCは、原稿種判別部602へ入力される。原稿種判別部602は、原稿全体の種類(以下、原稿種という)がカラー原稿か白黒原稿かを判別する原稿種判別処理を行う。図7は、実施例1の原稿種判別部602により実行される原稿種判別処理の説明図である。図7(a)は、有彩色と判別された画素が主走査方向MSに連続しているか否かを判断する処理の説明図である。図7(b)は、有彩色と判別された画素が副走査方向SSに連続しているか否かを判断する処理の説明図である。本実施形態において、原稿種判別部602は、主走査方向MSおよび副走査方向SSに有彩色の画素が連続しているか否かの判断に基づいて、原稿種がカラー原稿か白黒原稿かを判別する。
まず、図7(a)を参照して、有彩色と判別された画素が主走査方向MSに連続しているか否かを判断する処理を説明する。原稿は、図7の上側を先頭にして搬送方向Yに搬送される。原稿種判別処理は、原稿の判別領域50内の画素について実行される。主走査方向MSは、原稿の面内において搬送方向Yに垂直な方向で、図7(a)の横方向である。原稿種判別部602は、第一のカウンタ(主走査方向MSの連続カウンタ)603と第二のカウンタ(副走査方向SSの連続カウンタ)604を有する(図5)。原稿種判別部602の第一のカウンタ603は、主走査方向MSの1ラインで有彩色の画素が連続する部分の数をカウントする。原稿種判別部602は、有彩色の画素が所定の数以上連続した時に第一のカウンタ603のカウント値を1つ増やす。例えば、連続する有彩色の画素の数が1つだけであるまたは所定の数より少ない場合、読み取り時のノイズや突発の色ずれの可能性があるので、有彩色の画素が孤立していると判断し、第一のカウンタ603のカウント値を増やさない。原稿種判別部602は、主走査方向MSの1ラインで有彩色の画素が連続しているか否かの判断を、判別領域50内の全ての主走査ラインについて実行する。主走査方向MSに有彩色の画素が連続しているか否かの判断を判別領域50の全ての主走査ラインについて実行した後、原稿種判別部602は、第一のカウンタ603の主走査方向MSのラインごとのカウント値を保持する。
次に、図7(b)を参照して、有彩色と判別された画素が副走査方向SSに連続しているか否かを判断する処理を説明する。副走査方向SSは、原稿の面内において搬送方向Yと平行な方向で、図7(b)の縦方向である。原稿種判別部602の第二のカウンタ604は、副走査方向SSの1ラインで有彩色の画素が連続する部分の数をカウントする。原稿種判別部602は、有彩色の画素が所定の数以上連続した時に第二のカウンタ604のカウント値を1つ増やす。原稿種判別部602は、副走査方向SSの1ラインで有彩色の画素が連続しているか否かの判断を、判別領域50内の全ての副走査ラインについて実行する。副走査方向SSに有彩色の画素が連続しているか否かの判断を判別領域50の全ての副走査ラインについて実行した後、原稿種判別部602は、第二のカウンタ604の副走査方向SSのラインごとのカウント値を保持する。
原稿種判別部602は、第一のカウンタ603の主走査方向MSのラインごとのカウント値または第二のカウンタ604の副走査方向SSのラインごとのカウント値が所定の閾値より大きい場合、原稿種がカラー原稿であると判別する。また、原稿種判別部602は、第一のカウンタ603の主走査方向MSのラインごとのカウント値の合計または第二のカウンタ604の副走査方向SSのラインごとのカウント値の合計が所定の閾値より大きい場合、原稿種がカラー原稿であると判別してもよい。
[不定形原稿のカラー判別処理]
図8は、実施例1の不定形サイズの原稿のカラー判別処理の説明図である。図8(a)は、不定形サイズの原稿においてプラテンガイド6cの汚れによって生じるACSの誤判別の説明図である。[不定形原稿の画像読取]において説明したように、不定形サイズの原稿の場合、CCDセンサユニット210により生成された画像データが真っ白画像データへ切り替えられるときに所定の距離Leだけプラテンガイド6cの画像データが読み込まれる。そのため、プラテンガイド6cに汚れが有ると、主走査方向MSにおける同じ位置でプラテンガイド6cの汚れが連続して読み取られるので、図8(a)に示すように原稿の領域外にスジ44および45が搬送方向Yに発生する。主走査方向MSにおいて原稿トレイ幅Wtrayの外側の領域ARoutにあるスジ44は、ACSの判別領域(第一の判別領域51および第二の判別領域52)に含まれない。一方、原稿トレイ幅Wtray内において原稿の後端からパターンジェネレータ333により生成された真っ白画像データへ切り替わるまでに生じるスジ45は、ACSの判別領域内にあるので、汚れに色がついているとACSに影響を与える。
プラテンガイド6cの汚れによるスジ45のACSへの影響を除去するために、本実施形態においては、第一のACSモジュール331および第二のACSモジュール332が並行して用いられる。図8(b)は、第一のACSモジュール331の第一の判別領域51および第二のACSモジュール332の第二の判別領域52を示す図である。第一のACSモジュール331の第一の判別領域51は、図8(b)において破線で囲まれた領域である。第一の判別領域51は、副走査方向SSにおいて原稿の先端から読取領域の後端までである。本実施形態において、読取領域は、原稿の最大サイズARmaxである。原稿の先端から読取領域の後端までの長さは、ADF100により搬送可能な最大長さLmaxである。第一のACSモジュール331は、搬送方向Yに搬送される原稿の読取領域の先端から後端まで第一の判別領域51においてACSにより色判別を行い、第一の色判別結果を出力する。第二のACSモジュール332の第二の判別領域52は、図8(b)において二点鎖線で囲まれた領域である。第二の判別領域52は、副走査方向SSにおいて原稿の後端から読取領域の後端までである。主走査方向MSにおける第一の判別領域51および第二の判別領域52の幅は、原稿トレイ幅Wtrayの検出結果に従って設定される。第二のACSモジュール332は、搬送方向Yに搬送される原稿の後端を検出するリードセンサ14の検出結果に基づいて設定される原稿の後端から読取領域の後端まで第二の判別領域52においてACSにより色判別を行い、第二の色判別結果を出力する。
第一のACSモジュール331の第一の判別領域51と第二のACSモジュール332の第二の判別領域52は、一部重複している。重複した領域に対して、第一のACSモジュール331および第二のACSモジュール332のそれぞれの第一のカウンタ603および第二のカウンタ604は、有彩色の画素が連続する部分の数をカウントする。第一のACSモジュール331および第二のACSモジュール332のそれぞれの第一のカウンタ603および第二のカウンタ604のカウント値に基づいて、原稿の画像データのみに対する有彩色の画素が連続する部分の数のカウント値が得られる。
第一のACSモジュール331の第一のカウンタ603の第一のカウント値から第二のACSモジュール332の第一のカウンタ603の第二のカウント値を減算して、有彩色の画素が主走査方向MSに連続する部分の数の第一の差を得る。第一のACSモジュール331の第二のカウンタ604の第三のカウント値から第二のACSモジュール332の第二のカウンタ604の第四のカウント値を減算して、有彩色の画素が副走査方向SSに連続する部分の数の第二の差を得る。第一の差と第二の差とに基づいてACSを実行することにより、原稿の後端から真っ白画像に切り替わるまでの間に読み取られるプラテンガイド6cの画像データによる誤った色判別を防ぐことができる。第一の差と第二の差に基づくACSは、原稿の画像データのみに対してACSを実行するのと同じ結果を得られる。これにより、図8(b)に示すようなプラテンガイド6cの汚れによるスジ45のACSへの影響を防止することができる。
実際には、ACSのための第一の判別領域51および第二の判別領域52は、搬送される原稿の端部の挙動が不安定であるので、原稿の周辺5mmずつの領域が除外さる。第一の判別領域51および第二の判別領域52は、主走査方向MSにおいて原稿トレイ幅Wtrayの両端から5mmずつ内側の領域である。第一の判別領域51は、副走査方向SSにおいて原稿の先端から5mm過ぎた位置から読取領域(原稿の最大サイズARmax)の後端から5mm手前の位置までである。第二の判別領域52は、副走査方向SSにおいて原稿の後端から5mm手前の位置から読取領域の後端から5mm手前の位置までである。
(不定形原稿のカラー判別処理におけるカウンタの動作)
図9および図10を参照して、不定形サイズの原稿のカラー判別処理における第一のカウンタ603および第二のカウンタ604の動作を説明する。図9は、有彩色の画素が主走査方向MSに連続する部分の数のカウント動作の説明図である。図10は、有彩色の画素が副走査方向SSに連続する部分の数のカウント動作の説明図である。実際には、第一の判別領域51の全てのラインで有彩色の画素が連続する部分の数が判断される。しかし、説明を簡略化するために、ここでは、第一の判別領域51において有彩色の画素が副走査方向SSに連続する部分の数を判断するラインの数を8個とする。第一の判別領域51において有彩色の画素が主走査方向MSに連続する部分の数を判断するラインの数を12個とする。副走査方向SSにおいて、原稿の先端のライン1から読取領域の後端のライン12までの原稿の画像データまたは真っ白画像データが画像メモリ329に保存される。原稿が存在する領域は、副走査方向SSにおいて、ライン1からライン9(図9および図10の網点領域)までである。有彩色の画素が連続する部分は、斜線で示されている。ただし、斜線で示される部分の位置を判断することはできず、実際には、ライン毎に有彩色の画素が主走査方向MSに連続する部分の数およびライン毎に有彩色の画素が副走査方向SSに連続する部分の数しか得られない。
図9を参照して、有彩色の画素が主走査方向MSに連続する部分の数のカウント動作を説明する。図9に示すように、有彩色の画素が主走査方向MSに連続する部分(斜線領域)は、第一のACSモジュール331の第一のカウンタ603の第一のカウント値によれば、第一の判別領域51内に9個検出されている。有彩色の画素が主走査方向MSに連続する部分(斜線領域)は、第二のACSモジュール332の第一のカウンタ603の第二のカウント値によれば、第二の判別領域52内に5個検出されている。第一の判別領域51における副走査方向SSのライン10からライン12までの画像データは、第二の判別領域52における副走査方向SSのライン10からライン12までの画像データと同じである。よって、第一のACSモジュール331の第一のカウント値から第二のACSモジュール332の第二のカウント値を減算して得られた第一の差は、図9の右側に示すように原稿のみに対してACSを実行して得られたカウント値と推測される。
図9において、第一のACSモジュール331の第一のカウント値は、副走査方向SSにライン1からライン12へ0,0,1,0,0,1,1,1,0,5,0,0である。第二のACSモジュール332の第二のカウント値は、副走査方向SSにライン10からライン12へ5,0,0である。ライン1からライン9の各列で、以下のように第一の差を得る。
ライン1:0
ライン2:0



ライン9:0
第一の差は、原稿が存在すると推測される領域において有彩色の画素が主走査方向MSに連続する部分のカウント値と推測する。
図10を参照して、有彩色の画素が副走査方向SSに連続する部分の数のカウント動作を説明する。図10に示すように、有彩色の画素が副走査方向SSに連続する部分(斜線領域)は、第一のACSモジュール331の第二のカウンタ604の第三のカウント値によれば、第一の判別領域51内に9個検出されている。有彩色の画素が副走査方向SSに連続する部分(斜線領域)は、第二のACSモジュール332の第二のカウンタ604の第四のカウント値によれば、第二の判別領域52内に5個検出されている。第一の判別領域51における副走査方向SSのライン10からライン12までの画像データは、第二の判別領域52における副走査方向SSのライン10からライン12までの画像データは同じである。よって、第一のACSモジュール331の第三のカウント値から第二のACSモジュール332の第四のカウント値を減算して得られた第二の差は、図10の右側に示すように原稿のみに対してACSを実行して得られたカウント値と推測される。
図10において、第一のACSモジュール331の第三のカウント値は、主走査方向MSにラインAからラインHへ1,2,1,0,2,0,2,1である。第二のACSモジュール332の第四のカウント値は、主走査方向MSにラインAからラインHへ1,1,0,0,1,0,1,1である。ラインAからラインHの各ラインで、以下のように第二の差を得る。
ラインA:1(第三のカウント値)−1(第四のカウント値)=0
ラインB:2(第三のカウント値)−1(第四のカウント値)=1
ラインC:1(第三のカウント値)−0(第四のカウント値)=1
ラインD:0(第三のカウント値)−0(第四のカウント値)=0
ラインE:2(第三のカウント値)−1(第四のカウント値)=1
ラインF:0(第三のカウント値)−0(第四のカウント値)=0
ラインG:2(第三のカウント値)−1(第四のカウント値)=1
ラインH:1(第三のカウント値)−1(第四のカウント値)=0
第二の差は、原稿が存在すると推測される領域において有彩色の画素が副走査方向SSに連続する部分のカウント値と推測する。
このように、第一の差から原稿のみの主走査方向MSのカウント値が得られ、第二の差から副走査方向SSのカウント値が得られる。第一の差と第二の差に基づいて、原稿に対するACSを実行することができる。
本実施形態によれば、画像メモリ329に保存された画像データを、判別領域が異なる2つのACSモジュールにより並行して判別し、原稿の画像がカラー画像か白黒画像かを適切に判別することができる。なお、画像メモリ329に保存された画像データを、1つのACSモジュールにより判別領域を変更して2回判別し、原稿の画像がカラー画像か白黒画像かを判別してもよい。しかし、1つのACSモジュールにより判別領域を変更して2回判別することに比べて、判別領域が異なる2つのACSモジュールにより並行して判別することは、ACSにかかる時間つまり実質的な原稿の画像の読取完了までの時間を短縮することができる。
(CPUにより実行される読取制御動作)
図11、図12および図13を参照して、CPU321により実行される読取制御動作を説明する。図11、図12および図13は、実施例1のCPU321により実行される読取制御動作の流れ図である。使用者が操作部405から原稿トレイ30上の原稿のサイズが不定形サイズであると設定し、読取開始を指示すると、コントローラ部400の制御部401からリーダ200へ給送開始要求が出力される。
リーダ200のCPU321は、給送開始要求を受けたか否かを判断する(S1401)。CPU321は、給送開始要求を受けると(S1401でYES)、1枚目の原稿の給送を開始する前に、原稿トレイ幅Wtrayを検出する。原稿トレイ幅Wtrayの検出結果から原稿の画像の主走査方向MSの位置を決定する(S1402)。給送開始要求は、読み取るべき原稿のサイズが不定形サイズであるという設定情報を含んでいる。CPU321は、設定情報に基づいて画像データを保存する記憶領域を画像メモリ329内に確保する(S1403)。この時、原稿の主走査方向MSの幅は、S1402で決定した原稿トレイ幅Wtrayであり、原稿の副走査方向SSの長さは定型サイズの中で一番大きいA3サイズの搬送方向長さである420mmにする。その後、CPU321は、給送ローラ1および分離ローラ2の回転を開始し、原稿トレイ30上の原稿の給送を開始する(S1404)。
原稿の給送を開始した後、CPU321は、レジストレーションセンサ13が原稿有を検出したか否かを判断する(S1405)。レジストレーションセンサ13が原稿有を検出しない場合(S1405でNO)、CPU321は、所定時間が経過したか否かを判断する(S1406)。所定時間が経過した場合(S1406でYES)、CPU321は、紙詰まり終了処理を実行する(S1600)。所定時間が経過してもレジストレーションセンサ13が原稿有を検出しない場合、原稿が正常に給送されないために紙詰まりが発生したと判断できる。従って、図14を用いて後述する紙詰まり終了処理を実行する(S1600)。
レジストレーションセンサ13が原稿有を検出した場合(S1405でYES)、CPU321は、給送ローラ1および分離ローラ2により原稿をレジストレーションローラ3へ搬送する(S1407)。回転が停止した状態のレジストレーションローラ3に原稿の先端を突き当てて、原稿にループを形成する(S1408)。原稿にループが形成されると、CPU321は、分離ローラ2の回転を止めて、原稿の給送を停止する(S1409)。これにより、原稿の斜行が補正される。
CPU321は、コントローラ部400から原稿読込要求を受けたか否かを判断する(S1410)。コントローラ部400から原稿読込要求を受けた場合(S1410でYES)、CPU321は、レジストレーションローラ3および分離ローラ2を駆動して原稿の給送を再開する(S1411)。CPU321は、原稿の先端が搬送ローラ4に到達する前に搬送ローラ4の駆動を開始する(S1412)。原稿は、搬送ローラ4によりリードセンサ14へ搬送される。CPU321は、リードセンサ14が原稿有を検出したか否かを判断する(S1413)。
搬送ローラ4の駆動源である搬送モータ304は、上流リードローラ5、プラテン上流ローラ6a、プラテン下流ローラ6bおよび下流リードローラ7へも接続されている。搬送モータ304が搬送ローラ4を駆動するとき、同時に、上流リードローラ5、プラテン上流ローラ6a、プラテン下流ローラ6bおよび下流リードローラ7も駆動される。リードセンサ14が原稿有りを検出しない場合(S1413でNO)、CPU321は、所定時間が経過したか否かを判断する(S1414)。所定時間が経過してもリードセンサ14が原稿有を検出しない場合、原稿が正常に給送されないために紙詰まりが発生したと判断できる。所定時間が経過した場合(S1414でYES)、CPU321は、紙詰まり終了処理を実行する(S1600)。
リードセンサ14で原稿有を検出した場合(S1413でYES)、CPU321は、そのタイミングで搬送モータ304の駆動パルスの計数を開始する。CPU321は、搬送モータ304の駆動パルスの計数値に基づいて、原稿の画像読取開始位置が読取位置RPに到達したか否かを判断する(S1415)。原稿の画像読取開始位置が読取位置RPに到達した場合(S1415でYES)、CCDセンサユニット210による原稿の画像の読み取りを開始する(S1416)。読み取られた画像データは、画像メモリ329へ保存が開始される。CPU321は、第一のACSモジュール331の第一の判別領域51を画像メモリ329に設定する(S1417)。第一の判別領域51の主走査方向MSにおける位置は、S1402で原稿トレイ幅Wtrayに従って決定された位置に設定さる。第一の判別領域51の副走査方向SSにおける位置は、読取開始位置としての原稿の先端から420mm経過した位置に設定される(S1417)。
次に、CPU321は、レジストレーションセンサ13が原稿無を検出したか否かを判断する(S1418)。レジストレーションセンサ13の原稿検出状態が原稿有から原稿無へ変化することにより、原稿の後端がレジストレーションセンサ13に到達したことを確認できる。レジストレーションセンサ13が原稿無を検出しない場合(S1418でNO)、CPU321は、所定時間が経過したか否かを判断する(S1419)。所定時間が経過した場合(S1419でYES)、CPU321は、紙詰まり終了処理を実行する(S1600)。
レジストレーションセンサ13が原稿無を検出した場合(S1418でYES)、CPU321は、リードセンサ14が原稿無を検出したか否かを判断する(S1420)。リードセンサ14の原稿検出状態が原稿有から原稿無へ変化することにより、原稿の後端がリードセンサ14に到達したことを確認できる。リードセンサ14が原稿無を検出しない場合(S1420でNO)、CPU321は、所定時間が経過したか否かを判断する(S1421)。所定時間が経過した場合(S1421でYES)、CPU321は、紙詰まり終了処理を実行する(S1600)。
リードセンサ14が原稿無を検出した場合(S1420でYES)、CPU321は、原稿の長さを算出する(S1422)。つまり、リードセンサ14で原稿の先端を検出したタイミング(S1413でYES)からリードセンサ14で原稿の後端を検出したタイミング(S1420でYES)までの搬送モータ304の駆動パルスの計数値を求める。搬送モータ304の駆動パルス1発あたりの原稿の搬送距離を計数値に掛けることにより、原稿の副走査方向SSの長さを算出する。
リードセンサ14が原稿無を検出した場合(S1420でYES)、CPU321は、そのタイミングで搬送モータ304の駆動パルスの計数を開始する。CPU321は、原稿の後端が流し読みガラス201上の読取位置RPに到達したか否かを判断する(S1423)。原稿の後端が流し読みガラス201上の読取位置RPに到達した場合(S1423でYES)、CPU321は、第二のACSモジュール332の第二の判別領域52を画像メモリ329に設定する(S1424)。第二の判別領域52の主走査方向MSにおける位置は、S1402で原稿トレイ幅Wtrayに従って決定された位置に設定される。第二の判別領域52の副走査方向SSにおける位置は、画像メモリ329に格納される画像データのうち、副走査方向SSにおいて原稿の後端の位置から読取開始位置としての原稿の先端から420mm経過した位置までに設定される。原稿の先端から420mm経過した位置は、第一ACSモジュール331の第一の判別領域51の後端の位置と一致する。
CPU321は、原稿の後端が読取位置RPから下流へ5mm経過したか否かを判断する(S1425)。原稿の後端が読取位置RPから下流へ5mm経過した場合(S1425でYES)、CPU321は、画像メモリ329に保存する画像データを、パターンジェネレータ333により生成された真っ白画像データへ切り替える(S1426)。画像メモリ329に保存される画像データは、CCDセンサユニット210により生成される画像データから真っ白画像データへ切り替えられる。
CPU321は、排出センサ15が原稿無を検出したか否かを判断する(S1427)。排出センサ15が原稿無を検出すると、原稿の後端が排出センサ15を通過したことを確認できる。排出センサ15が原稿無を検出しない場合(S1427でNO)、CPU321は、所定時間が経過したか否かを判断する(S1428)。所定時間が経過しない場合(S1428でNO)、CPU321は、画像メモリ329に所望の長さとして予め設定した副走査方向SSに420mm分の画像データが全て保存されたか否かを判断する(S1429)。画像データが全て画像メモリ329に保存されていない場合(S1429でNO)、処理は、S1427へ戻る。画像データが全て画像メモリ329に保存された場合(S1429でYES)、画像読み取り完了とする(S1430)。処理は、S1427へ戻る。排出センサ15が原稿無を検出せずに(S1427でNO)所定時間が経過した場合(S1428でYES)、CPU321は、紙詰まり終了処理を実行する(S1600)。所定時間が経過しても排出センサ15が原稿無を検出しない場合、原稿が正常に搬送されないために紙詰まりが発生したおそれがあるので、処理を終了する。
排出センサ15が原稿無を検出した場合(S1427でYES)、CPU321は、原稿が排出トレイ31上へ排出される排出完了までの時間が経過したか否かを判断する(S1431)。排出完了までの時間が経過していない場合(S1431でNO)、CPU321は、画像データが全て画像メモリ329に保存されたか否かを判断する(S1432)。画像データが全て画像メモリ329に保存されていない場合(S1432でNO)、処理は、S1431へ戻る。画像データが全て画像メモリ329に保存された場合(S1432でYES)、画像読み取り完了とする(S1433)。処理は、S1431へ戻る。S1430において、すでに画像読み取り完了となっている場合、すぐに画像読み取り完了と判断される。
排出完了までの時間が経過した場合(S1431でYES)、CPU321は、コントローラ部400の制御部401へ排出完了を通知する(S1434)。CPU321は、画像データが全て画像メモリ329に保存されたか否かを判断する(S1435)。画像データが全て画像メモリ329に保存された場合(S1435でYES)、画像読み取り完了とする(S1436)。S1430またはS1433において、すでに画像読み取り完了となっている場合、すぐに画像読み取り完了と判断される。予め設定した副走査方向SSに420mm分の画像データが画像メモリ329に保存された状態で、第一ACSモジュール331と第二ACSモジュール332のそれぞれのカウント値を求める(S1437)。具体的には、第一のACSモジュール331の第一のカウンタ603により第一のカウント値を求め、第二のACSモジュール332の第一のカウンタ603により第二のカウント値を求める。第一のACSモジュール331の第二のカウンタ604により第三のカウント値を求め、第二のACSモジュール332の第二のカウンタ604により第四のカウント値を求める。
第一のカウント値から第二のカウント値を減算して、原稿の領域において有彩色の画素が主走査方向MSに連続する部分の数を表す第一の差を算出する(S1438)。第三のカウント値から第四のカウント値を減算して、原稿の領域において有彩色の画素が副走査方向SSに連続する部分の数を表す第二の差を算出する(S1438)。CPU321は、第一の差が所定の閾値より大きいか否かまたは第二の差が所定の閾値より大きいか否かを判断する(S1439)。差が所定の閾値より大きい場合(S1439でYES)、原稿は、カラー原稿であると判断される(S1440)。差が所定の閾値より大きくない場合(S1439でNO)、原稿は、白黒原稿であると判断される(S1441)。CPU321は、コントローラ部400の制御部401へACSの判別結果と画像読み取り完了を通知する(S1442)。CPU321は、処理を終了する。
図14を用いて、S1600の紙詰まり終了処理を説明する。図14は、CPU321により実行される紙詰まり終了処理の流れ図である。紙詰まりが発生したと判断すると、CPU321は、給送モータ303および搬送モータ304を止め、原稿の搬送動作を停止させる(S1601)。CPU321は、紙詰まり発生をコントローラ部400の制御部401へ通知する(S1602)。CPU321は、処理を終了する。
本実施形態によれば、不定形サイズの原稿の画像がカラー画像か白黒画像かを判別するために2つのACSモジュールを用いてプラテンガイド6cの画像データが色判別に与える影響を除去することができる。第一のACSモジュール331は、原稿の領域を含む第一の判別領域51について有彩色の画素が連続する部分の数をカウントしてカウント値を出力する。第一の判別領域51は、主走査方向MSにおいて原稿トレイ幅Wtrayの検出結果に従って設定される幅と、副走査方向SSにおいて原稿の先端から5mm過ぎた位置から読取領域の後端から5mm手前の位置までの長さを有する。第二のACSモジュール332は、第一の判別領域51と異なる第二の判別領域52について有彩色の画素が連続する部分の数をカウントしてカウント値を出力する。第一の判別領域51の一部は、第二の判別領域52と重複する。第二の判別領域52は、主走査方向MSにおいて原稿トレイ幅Wtrayの検出結果に従って設定される幅と、副走査方向SSにおいて原稿の後端から5mm手前の位置から読取領域の後端から5mm手前の位置までの長さを有する。第一のACSモジュール331のカウント値と第二のACSモジュール332のカウント値の差に基づいて原稿の画像がカラー画像か白黒画像かを判別する。これによって、原稿の後端が読取位置RPを通過した後のプラテンガイド6cの画像データが色判別に与える影響を除去することができる。よって、原稿の領域のみについて色判別を実行することと同様の効果を奏することができる。
本実施例によれば、読取位置RPのプラテンガイド6cに汚れがある場合であっても、原稿の画像がカラー画像か白黒画像かを適切に判別することができる。
以下、図15、図16および図17を参照して、実施例2を説明する。実施例1と同様の構造には同様の参照符号を付して説明を省略する。実施例2の画像読取システム20は、実施例1と同様であるので説明を省略する。実施例1においては、不定形サイズの原稿の画像読取動作が選択された場合に、2つのACSモジュールを用いてACSが実行される。本実施例では、不定形サイズの原稿の画像読取動作が指定されていない場合でも、2つのACSモジュールを用いてACSを実行することができる。定型サイズの原稿の画像読取動作が指定されたにもかかわらず指定された定型サイズよりも小さいサイズの原稿が読み取られる場合であっても、原稿の領域のみについてACSを実行することができる。以下、実施例1と異なる点を主に説明する。
図15は、センサの出力と原稿の定型サイズの関係を示す表(定型サイズ設定表)である。不定形サイズの原稿の画像読取動作が指定されてない場合、CPU321は、トレイ幅センサ18、第一原稿サイズセンサ16および第二原稿サイズセンサ17のそれぞれの出力結果に基づいて、図15に示す表から定型サイズを設定する。図15は、トレイ幅センサ18により検出されたmm単位の値と、第一原稿サイズセンサ16および第二原稿サイズセンサ17による紙有無検出結果の組み合わせとから原稿の定型サイズを設定するための変換表である。第一原稿サイズセンサ16および第二原稿サイズセンサ17は、紙有を検出するとONになり、紙無を検出するとOFFになる。図15において、例えば、トレイ幅センサ18の検出結果が210mmで第一原稿サイズセンサ16が紙無(=OFF)の時、CPU321は、原稿がA5サイズであると判断する。図15中の“−”は、適切な定型サイズが無いことを示す。
定型サイズが設定された場合、読取領域設定手段としてのCPU321は、CCDセンサユニット210による原稿の画像の読み取り開始前に、設定された定型サイズを読取領域として設定する。定型サイズが設定された場合、ACS用の判別領域は、搬送される原稿の端部の挙動が不安定であるので実施例1と同様に、原稿の周辺5mmずつの領域が除外される。例えば、トレイ幅センサ18の検出結果が297mmであり、第一原稿サイズセンサ16がOFFである場合、CPU321は、図15から、原稿がA4サイズであると判断する。図16は、A4サイズの原稿D2のACS用の判別領域54を示す図である。A4サイズの原稿D2の幅方向Xの幅は297mmであり、搬送方向Yの長さは210mmである。図16に示すように、A4サイズの原稿D2のACS用の判別領域54の幅方向Xつまり主走査方向MSの幅は287mmであり、搬送方向Yつまり副走査方向SSの長さは200mmである。
定型サイズが設定された状態で、実際には、設定された定型サイズより小さいサイズの原稿がADF100により搬送され画像読取動作が実行されると、定型サイズ分の領域の画像を読み取ることになる。この場合、プラテンガイド6cの汚れがACSに影響を与えることになる。そこで、本実施形態においては、実際に読み取られる原稿の搬送方向Yの長さが、設定された定型サイズの長さより小さい場合、2つのACSモジュール331、332を用いてACSを実行する。
図17は、実施例2の2つのACSモジュール331、332の判別領域51,52の説明図である。図17(a)は、第一のACSモジュール331の第一の判別領域51を示す説明図である。図17(b)は、第二のACSモジュール332の第二の判別領域52を示す。第一の判別領域51および第二の判別領域52は、主走査方向MSにおいてトレイ幅センサ18により検出された原稿トレイ幅Wtrayの両端から5mmずつ内側の領域である。第一の判別領域51は、副走査方向SSにおいて予め設定された定型サイズの長さLfixの先端から5mm過ぎた位置から定型サイズの長さLfixの後端から手前5mmまでである。第二の判別領域52は、副走査方向SSにおいて画像読取動作中に検出された実際の原稿の長さLcの後端から5mm手前の位置から予め設定された定型サイズの長さLfixの後端から5mm手前の位置までである。第二の判別領域52は、第一の判別領域51に含まれる。第二の判別領域52は、CCDセンサユニット210により読み取られた画像データのうち主に原稿の無い領域の画像データについてACSを実行する領域である。
実施例1と同様に、第一のACSモジュール331の第一のカウンタ603の第一のカウント値から第二のACSモジュール332の第一のカウンタ603の第二のカウント値を減算して、有彩色の画素が主走査方向MSに連続する部分の数の第一の差を得る。第一のACSモジュール331の第二のカウンタ604の第三のカウント値から第二のACSモジュール332の第二のカウンタ604の第四のカウント値を減算して、有彩色の画素が副走査方向SSに連続する部分の数の第二の差を得る。第一の差および第二の差をそれぞれ所定の閾値と比較し、比較結果に基づいて、原稿がカラー原稿か白黒原稿かを判別する。このように色判別することにより、実際に読み取られる原稿のサイズが、設定された定型サイズより小さい場合であっても、プラテンガイド6cの汚れが色判別に影響を与えることを防止できる。
なお、実際に読み取られた原稿の搬送方向Yの長さが定型サイズの長さと同じまたは定型サイズの長さより長い場合、第二のACSモジュール332は動作しない。
本実施例においては、設定された定型サイズの原稿の領域内に第一の判別領域51が設定される。第二の判別領域52は、搬送される原稿の後端の検出結果に基づいて副走査方向SSにおける範囲が設定される。第一の判別領域51および第二の判別領域52は、トレイ幅センサ18の検出結果に基づいて主走査方向MSにおける範囲が設定される。第一の判別領域51における判別結果と第二の判別領域52における判別結果に基づいて、ACSが実行されるので、原稿の領域のみについてACSを実行することができる。
本実施例によれば、原稿の実際のサイズが予め判明していなくても、2つのACSモジュールを用い、原稿の後端の検出結果に従って第二のACSモジュール332を動作させる。よって、原稿の領域のみについて適切にACSを実行することができる。
本実施例によれば、読取位置RPのプラテンガイド6cに汚れがある場合であっても、原稿の画像がカラー画像か白黒画像かを適切に判別することができる。
6c・・・プラテンガイド(背景部材)
14・・・リードセンサ(後端検出手段)
30・・・原稿トレイ
200・・・リーダ(読取装置)
201・・・CCDセンサユニット(画像読取部)
304・・・搬送モータ(搬送手段)
321・・・CPU(読取領域設定手段、制御手段)
331・・・第一のACSモジュール(第一の色判別手段)
332・・・第二のACSモジュール(第二の色判別手段)
RP・・・読取位置

Claims (5)

  1. 原稿が載置される原稿トレイと、
    前記原稿トレイから給送された原稿を背景部材に対向する読取位置へ搬送する搬送手段と、
    前記背景部材に対向する前記読取位置を搬送されている前記原稿の画像を読み取る画像読取部と、
    前記画像読取部による前記原稿の前記画像の読み取り開始前に読取領域を設定する読取領域設定手段と、
    前記搬送手段により搬送される前記原稿の前記読取領域の先端から後端までの前記画像読取部の読取結果に基づいて第一の色判別結果を出力する第一の色判別手段と、
    前記搬送手段により搬送される前記原稿の後端を検出する後端検出手段と、
    前記後端検出手段の検出結果に基づいて設定される前記原稿の後端から前記読取領域の前記後端までの前記画像読取部の読取結果に基づいて第二の色判別結果を出力する第二の色判別手段と、
    前記第一の色判別結果と前記第二の色判別結果とに基づいて前記原稿の前記画像がカラー画像か白黒画像かを判別する制御手段と、
    を備える画像読取装置。
  2. 前記第一の色判別手段および前記第二の色判別手段のそれぞれは、前記原稿が前記読取位置を搬送される搬送方向に直交する幅方向に有彩色の画素が連続する部分の数をカウントする第一のカウンタと、前記搬送方向に有彩色の画素が連続する部分の数をカウントする第二のカウンタとを有することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記制御手段は、前記第一の色判別手段の前記第一のカウンタの第一のカウント値と前記第二の色判別手段の前記第一のカウンタの第二のカウント値との第一の差が所定の閾値より大きい場合、前記原稿の前記画像が前記カラー画像であると判別し、
    前記制御手段は、前記第一の色判別手段の前記第二のカウンタの第三のカウント値と前記第二の色判別手段の前記第二のカウンタの第四のカウント値との第二の差が所定の閾値より大きい場合、前記原稿の前記画像が前記カラー画像であると判別することを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記原稿トレイに載置された原稿の長さを検出する原稿長検出手段と、
    前記原稿の幅を検出する原稿幅検出手段と、
    を更に備え、
    前記制御手段は、前記原稿長検出手段の検出結果と前記原稿幅検出手段の検出結果とに基づいて原稿の定型サイズを設定し、
    前記読取領域設定手段は、前記定型サイズに基づいて前記読取領域を設定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  5. 真っ白画像データを生成するデータ生成手段と、
    前記画像読取部の読取結果を保存する記憶手段と、
    を更に備え、
    前記制御手段は、前記後端検出手段の前記検出結果に基づいて、前記画像読取部の読取結果を真っ白画像データへ切り替える切替タイミングを設定し、前記切替タイミングで、前記画像読取部の読取結果に代えて前記真っ白画像データを前記記憶手段へ保存することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像読取装置。
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