JP2015080170A - 原稿読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガラス上の異物の存在によって白黒原稿がカラー原稿であると誤判定されることを回避する。【解決手段】ACSが有効である場合、全ての読取ラインRにおいて異物の存在が検知されると、流し読みガラス201に異物有りと検知され、異物が最小となるような読取ラインRが原稿読取位置として設定される。異物の存在を示さないような読取ラインRが1つでもあれば、異物無しと検知され、異物無しと検知された読取ラインRの1つが原稿読取位置として設定される。異物有りの場合、色モードの選択をユーザから受け付け、色選択がない場合は、制御部401は、異物に対応する画素を周辺の画素で補間する異物画素補正処理、または、原稿画像の画素の色を判断する対象となる領域を変更するACS処理対象領域変更のいずれかによる、ACS変更の処理を実行する。【選択図】図8

Description

本発明は、原稿を搬送しながらガラスを通して原稿の画像を読み取る原稿読取装置に関する。
従来、複写機、ファクシミリ装置等の画像処理装置には一般に、原稿の画像を読み取るための原稿読取装置が備えられている。また、自動原稿給紙装置(ADF:AutoDocumentFeeder)を備えた装置もある。近年の画像処理装置においては、原稿がカラー原稿なのか白黒原稿なのかを判断する自動カラー原稿選択(ACS:AutoColorSelection)機能という機能がある。この機能により、原稿束のページ毎にカラー原稿なのか白黒原稿なのかが判定され、読み取られた原稿束のページ毎にカラー情報の属性が判明する。
原稿の読み取り画像を、画像形成を行う装置で印刷出力する際には、例えば、白黒原稿であると判明した画像についてはカラー画像形成を行わずに黒のみの印刷処理をする。これにより、黒以外の色の画像形成に関わる処理をすることなく画像形成することが可能である。
ACS機能を実施する場合には、基本的には原稿サイズ範囲を覆う領域を色情報認識範囲として、その範囲の原稿画像の色情報を認識することでカラー原稿か白黒原稿かを判定している。すなわち、原稿サイズが判明している場合には、その判明しているサイズ領域を色情報認識範囲とすればよい。しかし、原稿サイズを検知する機構がない場合は原稿サイズが不明であり、仮に原稿読み取り可能な最大サイズを色情報認識範囲とすると、原稿範囲外の背景やエッジの影等をカラー画像であると誤判定してしまう可能性がある。
そこで、特許文献1の画像処理装置においては、ADF搬送した複数ページの原稿束を読み取る場合、読み取られた画像を印刷する記録紙のサイズをACS処理実施範囲(色情報認識範囲)とする。そして、1ページ目の原稿サイズがACS処理実施範囲より小さい場合、次ページの画像読み取りを中断し、画像データをカラー処理または白黒処理のいずれのモードで処理するかをユーザに選択させ、選択されたモードを優先させている。これにより、原稿サイズ検知機構がない機種であっても、ACS処理での誤判定をなくすことができる。
特開2010−4278号公報
しかしながら、特許文献1の画像処理装置では、流し読み用のガラスに付着等により存在する異物(ゴミ、汚れ、傷等)の影響については考慮していない。すなわち、ADFにより原稿を読み取る際に、原稿に付着している異物が原稿搬送によって移動して流し読み用のガラスに付着する場合がある。ガラスに異物が存在する状態でACS処理を行う場合、異物の影響で、読み取られた原稿画像のうち異物に対応する領域に異物の色が残って、白黒原稿と判定すべきところをカラー原稿と判定するという、誤判定をするおそれがある。
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、ガラス上の異物の存在によって白黒原稿がカラー原稿であると誤判定されることを回避することができる原稿読取装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、原稿を副走査方向へ搬送しながら流し読み用のガラスを通して前記原稿の画像を原稿読取位置で読み取る読取手段と、前記ガラスに前記原稿を搬送していない状態で、前記原稿読取位置での前記読取手段の出力に基づき前記ガラスにおける異物の有無を検知する検知手段と、前記原稿読取位置で前記読取手段により読み取られた前記原稿の画像に基づいて、前記原稿がカラー原稿であるか白黒原稿であるかを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に応じて、前記読取手段により読み取られた前記原稿の画像をカラー画像または白黒画像として生成する生成手段とを有し、前記判定手段は、前記検知手段により前記ガラスに異物が有ると検知された場合は、前記読取手段により読み取られた前記原稿の画像のうち異物の画像を用いないで、前記原稿がカラー原稿であるか白黒原稿であるかを判定することを特徴とする。
本発明によれば、ガラス上の異物の存在によって白黒原稿がカラー原稿であると誤判定されることを回避することができる。
本実施の形態に係る原稿読取装置の構成を示す断面図である。 原稿読取動作を示す原稿読取装置の断面図である。 原稿読取動作を示す原稿読取装置の断面図である。 原稿読取動作を示す原稿読取装置の断面図である。 ADF、リーダおよびコントローラ部の構成を示すブロック図である。 スキャナユニット及び流し読みガラスとそれらの周辺の拡大図である。 原稿読取位置と異物との関係の例示、ACS処理対象領域変更の態様の例を示す図である。 ADFジョブ処理のフローチャートである。 ADFジョブ処理における信号や処理の流れを説明するブロック図である。 色モード選択受け付けの画面例を示す図である。 原稿読取装置の構成を示す断面図、A部の拡大図である。 ADF、リーダおよびコントローラ部の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本実施の形態に係る原稿読取装置の構成を示す断面図である。この原稿読取装置500は、画像読取装置(リーダ)200、自動原稿給紙装置(ADF)100およびコントローラ部400(図5参照)から構成される。
(ADFからの原稿給紙処理)
このADF100を使用した原稿の画像読取動作について説明する。ADF100による原稿読取ジョブが開始されると、スキャナユニット209が基準白色板219の直下の位置まで移動し、シェーディング動作が行われる。
シェーディング動作が行われた後、スキャナユニット209は流し読み用のプラテンガラス(以下、流し読みガラス)201の直下の原稿読取位置まで移動し、原稿が原稿読取位置に到達するまで待機する。
図2〜図4は、原稿読取動作を示す原稿読取装置500の断面図である。
ADF100は、図2(a)に示すように、ジョブが開始されると、原稿トレイ30に積載された原稿束Sの原稿面(読み取られる面)に給紙ローラ1が落下し、回転を開始する。これにより、原稿束Sの最上面の原稿S1が給紙される。その際、原稿束Sから最上面の1枚の原稿S1以外の原稿が重なって搬送されることを規制する分離ローラ2、分離パッド8および給紙ローラ1によって、給紙・搬送が行われる。給紙ローラ1によって給紙・搬送された原稿S1は、分離ローラ2と分離パッド8の作用によって1枚に分離される。この分離は周知の分離技術によって実現されている。原稿トレイ30には、原稿サイズを検知するトレイサイズ検知センサ10、11が備えられる。
図2(b)に示すように、分離ローラ2と分離パッド8によって分離された原稿S1は、レジストローラ3に搬送されレジストローラ3に突き当てられる。これにより、原稿S1の搬送における斜行が解消される。レジストローラ3の下流側には、原稿読取前ローラ4が設けられている。レジストローラ3から原稿読取前ローラ4を経て流し読みガラス201の方向に原稿S1を搬送する給紙パスが形成される。
図2(c)に示すように、給紙パスに送られた原稿S1は、レジストローラ3により原稿読取前ローラ4に送られる。さらに、この原稿S1は、原稿読取前ローラ4を通過し、原稿読取プラテンローラ5の近傍にある流し読みガラス201の原稿読取位置を通過するように搬送される。
なお、原稿S1が流し読みガラス201の原稿読取位置に搬送される際、原稿読取先端位置を検知するため、リードセンサ14により原稿の先端が検知される。ADF100は、リードセンサ14のONタイミングから、原稿が流し読みガラス201の原稿読取位置に達するまでの時間を、原稿読取前ローラ4および原稿読取プラテンローラ5の駆動源(モータ303;図5参照)のクロック計数により把握する。
このように、ADF100は、流し読みガラス201上の原稿読取位置に原稿先端が到達するタイミングを予測する。この予測された原稿先端到達タイミングで、スキャナユニット209により原稿表面の流し読み画像取り込みが行われる。
図3(a)に示すように、ADF100は、分離後センサ12で原稿S1の後端を検知した際、原稿トレイ30における次原稿の有無を原稿有無検知センサ16で検知する。原稿S1の後端が原稿読取プラテンローラ5及びローラ6を通過し、さらに原稿S1が搬送されると、排紙センサ15により原稿S1の後端が検知される。この排紙センサ15による原稿後端検知タイミングをトリガとし、さらに、排紙ローラ7から排紙トレイ31に原稿S1が排出されると(図3(b))、原稿1枚の片面原稿読取搬送シーケンスは終了となる。
ADF100は、ジョブ設定で枚数設定分だけ原稿を読み取る場合を除き、基本的に原稿トレイ30に原稿がなくなるまで、前述したような、原稿給紙、原稿画像取り込みおよび原稿排出を繰り返す。
図3(a)に示すように、ADF100は、原稿後端を分離後センサ12により検知した際、原稿無し状態が検知された場合には、搬送中の原稿を最終原稿と判断し、最終原稿が排紙トレイ31に排出されるまで待つ。そして、最終原稿が排紙トレイ31に排出されると、ADF100は、各ローラの駆動源となる搬送モータ(モータ303;図5参照)を停止し、給紙ローラ1を元の位置に戻す。これにより、原稿読取ジョブは終了する。
(両面原稿読取時の原稿給紙処理)
原稿の両面読取時における原稿の搬送について説明する。図2(a)〜(c)、図3(a)、(b)に示すように、原稿の表面読取時、片面原稿の読み取りと同様に、原稿S1が搬送され、レジストローラ3により斜行補正が行われ、排紙ローラ7まで搬送される。
表面読取終了時に、原稿S1の後端によって排紙センサ15がOFFにされて後端検知がされた後、さらに、原稿S1の後端が排紙ローラ7の手前18mmのところに到達するまで原稿S1が搬送され、その後、原稿S1の搬送が停止する(図4(a))。
次に、原稿S1の裏面を読み取るために、原稿読取装置500は、原稿S1の表裏を反転させる。図4(b)に示すように、原稿読取装置500は、排紙ローラ7に原稿S1を噛ませた状態で、排紙ローラ7を逆転させて排紙フラッパ21を切り替える。この排紙ローラ7を逆転方向に駆動することにより、原稿読取装置500は、原稿S1を反転パス20(戻し搬送経路)に搬送し、上流に位置するレジストローラ3に突き当て、斜行補正を行う。
その後、原稿読取装置500は、レジストローラ3を駆動し、排紙ローラ7を離間させ、排紙ローラ7の駆動を停止する。ここで、排紙ローラ7を離間させて停止させる理由は、原稿サイズがA3サイズのように大きい場合、反転中の原稿の後端が排紙ローラ7に残った状態で原稿が反転し、裏面読取中の原稿の先端が排紙ローラ7に再度突入する場合が想定されるためである。この場合、排紙ローラ7を離間させておかないと、排紙ローラ7で原稿の先端側と後端側とのすれ違いが発生するので、排紙ローラ7がニップを形成した状態で押しつけていると、搬送中の原稿の先端と後端の衝突が発生する。このため、このような衝突が発生しないように、排紙ローラ7を離間させておくのである。
図4(c)に示すように、原稿読取装置500は、原稿S1の先端が原稿読取前ローラ4を通過すると、原稿読取プラテンローラ5により再び原稿S1を流し読みガラス201へ移動させる。そして、原稿読取装置500は、原稿S1の裏面を流し読みガラス201上の原稿読取位置で読み取る。
なお表面読取時と同様に、リードセンサ14のONタイミングから、流し読みガラス201の原稿読取位置へ原稿先端が到達するタイミングが、原稿読取プラテンローラ5の駆動源(モータ303;図5参照)のクロック計数により把握される。
このように、原稿読取装置500は、原稿流し読みガラス201上の原稿読取位置への原稿先端の到達タイミングを予測し、この予測されたタイミングでスキャナユニット209により原稿裏面流し読みによる画像の取り込みを行う。
原稿裏面画像の読み取りが終了した後、原稿読取装置500は、このまま排紙トレイ31に原稿S1を排紙するのではなく、再度、反転パス20を用いて原稿S1を反転させて排紙する。これは、原稿S1を排紙トレイ31に排紙し、全ての原稿の読み取りが終了した際、原稿のページの順番が元の原稿束Sと同じ順番になるようにするためである。
(スキャナユニットによる読取処理)
ADF100に積載された原稿、原稿台プラテンガラス(以下、原稿台ガラス)202に載置された原稿は、それぞれ、流し読みガラス201、原稿台ガラス202を介して光学系により読み取られる。この光学系は、光源ランプ203と折り返しミラー204を有するスキャナユニット209、並びに、折り返しミラー205、206、レンズ207、およびCCDセンサユニット210を備える。
リーダ200において、原稿台ガラス202に載置された原稿については、スキャナユニット209が図1に示す矢印F1方向(副走査方向)に原稿を走査することで、原稿に記録された画像情報を光学的に読み取る。
また、ADF100上の原稿については、ADF100が、原稿トレイ30に積載された原稿を1枚ずつ原稿読取位置に搬送しながら、リーダ200が、スキャナユニット209を流し読みガラス201の原稿読取位置に移動させる。そして、その位置で搬送中の原稿をスキャナユニット209が読み取る。CCDセンサユニット210によって読み取られた画像情報は光電変換され、コントローラ部400(図5参照)に画像データとして入力される。
基準白色板219は、シェーディング補正処理における白レベルの基準データを作成するための白板である。原稿読取ジョブの開始直後に、リーダ200は、スキャナユニット209を基準白色板219の直下まで移動させ、基準白色板219を読み取ることで、シェーディング補正処理を行う。
(制御系の構成)
図5は、ADF100、リーダ200およびコントローラ部400の構成を示すブロック図である。
ADF100は、中央演算処理装置であるCPU300、リードオンリメモリ(以下、ROMという)301、ランダムアクセスメモリ(以下、RAMという)302、出力ポートおよび入力ポートを備える。
ROM301には、制御用プログラムが格納されている。RAM302には、入力データや作業用データが格納される。出力ポートには、各種搬送用のローラを駆動するモータ303、ソレノイド306、クラッチ307などが接続されている。入力ポートには、各種センサ304が接続されている。各種センサ304には、分離後センサ12、レジ前センサ13、排紙センサ15、原稿幅検知センサ17等が該当する。
CPU300は、バスラインを介して接続されたROM301に格納された制御プログラムに従って、原稿搬送を制御する。また、CPU300は、リーダ200内のCPU321と制御用通信線351を介してシリアル通信を行い、リーダ200との間で制御データの授受を行う。また、原稿画像データの先端の基準となる画先信号も、制御用通信線351を通してリーダ200に通知される。
リーダ200内のCPU321は、リーダ200の全体の制御を行う。CPU321には、プログラムを格納するROM322およびワークRAMであるRAM323が接続される。光学系用のモータドライバ326は、光学系駆動モータを駆動するためのドライバ回路である。
リーダ200には、光源ランプ203およびCCDセンサユニット210が接続されている。CCDセンサユニット210には、カラー画像読取用のCCDセンサ211およびCCD制御部212が設けられている。CPU321は、モータドライバ326を制御し、画像処理部325を介してCCDセンサユニット210を制御することで、画像読取処理を行う。
原稿搬送を実現するために、CPU321は、ADF100のCPU300に制御用通信線351を介して紙搬送制御コマンドを指示する。CPU300は、紙搬送制御コマンドが指示されると、搬送パスに設置されている各種センサ304をモニタし、負荷である搬送用のモータ303、ソレノイド306およびクラッチ307を駆動し、紙搬送制御を行う。このように、CPU321は、ADF100による原稿搬送制御およびリーダ200における画像読取制御を行う。
紙間補正部324は、先行原稿と後続原稿との距離の補正を行う。レンズ207(図1)を介してCCDセンサユニット210に結像された原稿の反射光像はデジタル画像データに変換される。この変換されたデジタル画像データに対し、さらに、画像処理部325でシェーディング補正処理や、画像データ上のスジ画像等を検知して除去する不要画像除去処理等の各種画像処理が施される。各種画像処理が施された画像データは、ライン画像を記憶する画像メモリ329に書き込まれる。画像メモリ329に書き込まれたデータは、順次、画像転送用クロック信号線を含む画像通信線353を通してコントローラ部400へ送信される。
さらに、原稿画像データの先端の基準となる画先信号は、CPU321によってタイミングが調整され、制御通信線352を通してコントローラ部400に通知される。また、ADF100からの制御用通信線351で通知される画先信号も同様に、リーダ200のCPU321によってタイミングが調整され、制御通信線352を通じてコントローラ部400に通知される。
コントローラ部400は、制御部401、変倍回転処理等のための画像制御回路402、補正回路403、画像メモリ404および操作部405を有する。コントローラ部400は、リーダ200およびADF100を含む原稿読取装置500の全体を制御する。
CPU321は制御バスラインに接続された画像処理部325を制御する。さらに、CPU321は、画像処理部325を介して制御用通信線354から制御信号をCCDセンサユニット210に伝達することでCCDセンサユニット210を制御する。
CCDセンサユニット210によって原稿画像を走査する過程で、CCDセンサ211による読み取りの1ラインごとに、アナログ画像信号が、画像転送用クロック信号線を含む通信線213を介してCCD制御部212に出力される。
CCD制御部212でアナログ画像信号がデジタル画像データに変換される。デジタル画像データは、画像転送用クロック信号線を含む画像データ情報通信線355から画像メモリ329を経由してコントローラ部400に送信される。それらの信号は、画像制御回路402により変倍・回転等の画像処理が施された後、補正回路403に送信される。そして補正回路403は画像信号に対して補正処理を行い、画像メモリ404に書き込む。上述した様々な処理が施された画像データは、原稿の読取画像として扱われる。
(自動色モード選択機能:AotoColorSelection(ACS))
リーダ200により読み取られた1ページの画像データについて、ページ内のレッド(R)/グリーン(G)/ブルー(b)で管理されたカラー画像データが、コントローラ部400で色変換される。すなわち、プリンタ等の画像形成装置で印刷するためのイエロー(Y)/マゼンタ(M)/シアン(C)/ブラック(Bk)に色変換される。そして、色変換されたY/M/C/Bkの各色の画像データが画像形成装置に送信されることでカラーの画像形成がなされる。
プリンタ等の画像形成装置では、画像データがフルカラー画像か白黒画像かによって、各色トナーの全てを使用したフルカラー画像形成処理を実行するのか、あるいはブラックトナーのみを使用した単色画像形成処理を実行するのかが決定される。フルカラー画像形成の場合、使用するトナーも全ての色を使用することになるので、画像形成に必要なコストは、単色ブラックによる白黒画像に比較して通常は高く設定される。こうした事情があるため、読み取られた原稿画像データが白黒画像なのかフルカラー画像なのかが重要となる。
そこで、原稿画像のR/G/Bで管理された画像データをY/M/C/Bkのトナー画像の色画像情報に変換する過程で、Bkの色画像情報のみに変換される場合には、制御部401は、白黒画像と判断するように制御する。一方、Y/M/C/Bkの色画像情報に変換される場合には、制御部401は、フルカラー画像と判断するように制御する。これを自動で処理する機能を「自動色モード選択機能:以下ACS機能」と呼ぶ。ACS機能が有効であれば、カラー画像モード/白黒画像モードの選択は、原稿画像の画素の色の判断に基づき自動でなされる。ACS機能が無効であれば、ユーザによる指定に従って、カラー画像モード/白黒画像モードの選択がなされる。このACS機能の有効/無効の設定は、ユーザが操作部405で行えるようになっている。
(流し読みゴミ検知制御)
ADF100を使用した原稿画像読取動作において、原稿に付着していた埃、ゴミ、髪の毛等(以下、総称して「異物」と呼称することもある)が一緒に搬送され、その異物が流し読みガラス201上に残留してしまうことがある。流し読みガラス201と原稿との間に異物があると、異物も画像として読み込まれてしまい、その結果、異物の部分が色のついたスジとして画像データに現れてしまう。スジとして現れる画像データを、以降「異物画像」または「ゴミ画像」と略記することもある。また、「異物」の概念には、読みガラス201についた傷や汚れも含まれる。
このようなゴミ画像が原稿画像として読み込まれないようにするため、流し読みガラス201での原稿読取位置の主走査1ライン中に異物の有無を検知するための制御が必要となる。これを「流し読みゴミ検知制御」と呼んでいる。この流し読みゴミ検知制御では、CCDセンサ211によって原稿読取位置で読み取られる主走査1ライン分の画素の濃度と基準画像濃度との比較によりCPU321が異物の有無を検知する。ここで基準画像濃度は、異物であると判断するためのレベルとして予め決定されている。CPU321は、読み取られ主走査1ライン分の各画素の濃度が基準画像濃度よりも高い/低い場合に、その画素に対応する位置に異物が付着している(異物有り)/していない(異物無し)と検知する。流し読みゴミ検知制御により、異物の位置についても把握することができる。
異物検知がされた後に実行される原稿画像読取において、異物位置の画素については、読み取られた異物位置の画素を捨て、異物に対応する画素を周辺の画素で補間する「異物画素補正処理」を適用することができる。すなわちCPU321は、異物位置の画素を挟む周辺画素間の濃度差分の線形濃度変換処理をした上で、変換処理された画像濃度の画素データを、異物位置の画素として使用することで、異物位置の画素について補正する。ここでいう周辺の画素は、主走査方向において異物に対して両側に隣接する画素である。例えば、異物位置を主走査方向において挟む画素データがほとんど“白”の画像濃度であれば、異物位置の画素も“白”で補正されることになる。
ただし、異物画素補正処理は、所定の画素幅未満の異物であれば異物の画素がきれいに補正されて大変有効である。しかし所定の画素幅以上の異物については、補正しても異物画素として残ってしまう場合もあり、あまり効果が期待できないので注意が必要である。
(ADFジョブにおけるACS変更)
本実施の形態では、ADF100を使用する原稿読取ジョブ(流し読みジョブ)が実行される場合に、流し読みガラス201に付着している異物の画像がACS処理での色判定に影響を与えないようにするために、各種の対応処置が実行される。これらの対応処置には、上記した「異物画素補正処理」のほか、「モードユーザ選択」、「ACS処理対象領域変更」がある。
「モードユーザ選択」は、ACS設定を解除して色モード(カラー画像モード/白黒画像モード)をユーザの指示によって決定する処置である。「ACS処理対象領域変更」は、原稿がカラー原稿であるか白黒原稿であるかを判定するための原稿画像の画素の色を判断する対象となる領域を変更する処置である。以下、これらを図6〜図10で説明する。
図6は、スキャナユニット209及び流し読みガラス201とそれらの周辺の拡大図である。図7(a)、(b)は、原稿読取位置と異物との関係の例示、図7(c)は、ACS処理対象領域変更の態様の例を示す図である。
本実施の形態では、原稿読取位置は固定ではなく、図6、図7(a)、(b)に示すような主走査方向に沿う5つの読取ラインR0〜R4の中から1つの読取ラインRが選択されて原稿読取位置として設定される。原稿読取位置の複数の候補である各読取ラインRは、副走査方向における位置が例えば等間隔に少しずつ異なっている。ACS処理が有効である場合は、設定された原稿読取位置にて読み取られる原稿画像に基づき、原稿がカラー原稿であるか白黒原稿であるかが判定され、原稿画像がカラー画像または白黒画像として生成される。
読取ラインRの選択においては、CPU321は、まず、読取ラインR0〜R4のそれぞれにおいて、流し読みガラス201上に原稿がない状態におけるCCDセンサユニット210の出力に基づいて異物の存在を検知する。その際、検知処理する読取ラインRの順番は問わない。異物が存在しないような読取ラインRが存在すれば、CPU321は、その読取ラインRを次の原稿画像を読み取る読取ラインR、すなわち原稿読取位置として設定する。これにより、異物の影響を受けることなくACS処理が可能となる。しかし全ての読取ラインRにおいて異物の存在が検知された場合は、CPU321は、原稿読取位置を、異物画像が最小となる読取ラインRに設定する。
このような制御は、異物の影響を受けないようにするため、あるいは受けにくくするためになされ、これを「流し読みゴミ回避制御」と呼ぶ。流し読みゴミ回避制御は、主に、ADF100を使用した原稿画像読取動作終了後の装置停止直前、または装置電源起動直後のADF100の準備制御として実施される。ただし、流し読みガラス201に原稿を搬送していない状態であれば、任意のタイミングで実行するようにしてもよい。
異物無しの読取ラインRが存在しない場合、上記した対応処置を採る。ACS処理の方法を変え、「異物画素補正処理」または「ACS処理対象領域変更」により、読み取られた原稿画像のうち異物の画像を用いないでACS処理を行うことで、異物の影響を回避することが可能である。図8、図9と併せてこれらを詳細に説明する。
図8は、ADFジョブ処理のフローチャートである。図9は、ADFジョブ処理における信号や処理の流れを説明するブロック図である。
図8の処理は、ADF100を使用する原稿読取ジョブが指示されたときに開始される。
コントローラ部400の制御部401は、ACSが有効となっているか否かを判別する(ステップS101)。初期設定ではACSは無効に設定されているが、ACSの有効は上述したように操作部405によってユーザが設定することができる。また、ACSが無効の場合に、色モードをカラー画像モードまたは白黒画像モードのいずれにするかも、操作部405によってユーザが選択することができる。
その判別の結果、ACSが無効に設定されている場合は、制御部401は、選択されている色モードに設定して(ステップS108)、原稿読取動作に移行するよう原稿読取装置500の全体を制御する(ステップS112)。
一方、ACSが有効である場合は、制御部401は、処理をステップS102に進める。ステップS102では、リーダ200のCPU321が、上述の流し読みゴミ回避制御で説明した検知手法により、全ての読取ラインRにおいて異物の存在が検知されたか否かを判別する。その判別の結果、CCDセンサユニット210の出力が異物の存在を示さないような読取ラインRが1つも無い場合は、CPU321は、流し読みガラス201に異物有りと検知する(ステップS103)。そしてCPU321は、5つの読取ラインRのうち異物が最小となるような読取ラインRを、原稿読取位置として設定する(ステップS104)。
一方、CCDセンサユニット210の出力が異物の存在を示さないような読取ラインRが1つでもあれば、CPU321は、流し読みガラス201に異物無しと検知する(ステップS109)。そしてCPU321は、5つの読取ラインRのうち異物無しと検知された読取ラインRの1つを、原稿読取位置として設定する(ステップS110)。
例えば、図7(a)に示す状態は、読取ラインR0、R1ではCCDセンサユニット210の出力が異物の存在を示すが、読取ラインR2、R3、R4では示さない。この場合は、流し読みガラス201に異物無しと検知され、読取ラインR2、R3、R4のいずれかが原稿読取位置として設定される。原稿読取位置として設定される読取ラインRの優先順位は予め定められており、例えば読取ラインR0に近い方から順に、R0、R1、R3、R2、R4の順とされる。
また、図7(b)に示す状態は、全ての読取ラインRでCCDセンサユニット210の出力が異物の存在を示し、流し読みガラス201に異物有りと検知される。この場合、CCDセンサユニット210の出力から判断して、存在する異物が最も小さいことを示す読取ラインR(例えば、R2またはR4)が、原稿読取位置として設定される。
なお、ステップS102、S103、S109(検知手段)は、図8の処理の中で実行される形態に限られない。例えば、上述したように、ADF100使用後の装置停止直前や装置電源起動直後等、流し読みガラス201に原稿を搬送していない状態時にCPU321が実行してもよい。その場合、CPU321の実行による検知結果の情報をRAM323に記憶しておく。そして、ADF100を使用する原稿読取ジョブが指示されたときにCPU321がRAM323を参照して、原稿読取位置の設定(ステップS104、S110)を行うようにしてもよい。
ステップS102〜S104、S109、S110における検知結果や設定結果の情報は、CPU321から制御部401に通知される。ステップS104の処理後は、制御部401は、生成する画像をカラー画像とするか白黒画像とするかの指示、すなわち、色モードの選択をユーザから受け付ける(ステップS105)。
図10に、色モード選択受け付けの画面例を示す。この受け付け画面は、操作部405の表示画面に表示される。受け付け画面では、ユーザは、色モードとしてカラー画像、白黒画像のいずれかを選択してACSの設定を解除できるほか、「続ける」を押下することで、色モードを選択することなくACSの有効状態を継続することができる。
すなわち、受け付け画面で「フルカラーにする」、または「白黒にする」が押下されると、制御部401は、処理をステップS108に進める。その場合、受け付け画面での選択に応じた色モードに設定され、ACSは無効(解除)となる。色モードの選択は、図9のステップS1305で操作部405からユーザ設定情報として入力されて、制御部401に通知される。一方、「続ける」が選択されると、制御部401は、処理をステップS107に進める。なお、一定時間が経過しても受け付け画面での選択操作がなかった場合にも、処理をステップS107に進めるようにしてもよい。
ステップS107では、制御部401は、ACS変更の処理を実行する。具体的には、上述の異物画素補正処理またはACS処理対象領域変更のいずれかを実行する。これらのいずれを採用するかは、予めユーザが設定できるようにしてもよいが、本実施の形態では、制御部401が判断することとする。すなわち、制御部401は、異物画素補正処理により異物の影響の回避が可能と判断すれば異物画素補正処理を採用し、回避可能でなければACS処理対象領域変更を採用する。
まず、図9に示すように、読み取られたR/G/Bの各色の画像データにつき、設定されている読取ラインRにおいて画像処理部325が異物画素補正処理を実施することで異物の影響回避が可能か否かをCPU321が判断する。そして可能である場合は異物画素補正処理を実施するようCPU321が制御する(ステップS1301)。この異物画素補正処理では、異物に対応する画素が周辺画素を使用した画像データへ変換されることで、ACS処理時の判定への影響がなくなる。
ACS処理対象領域変更については、読み取られた原稿画像のうち、図7(c)に示すように、主走査方向において異物が存在する領域を含まない画像領域をACS処理対象領域として新たに設定する。まず、主走査方向における異物の位置は異物の検知によって判明しているので、異物が存在する領域をACS処理対象領域から除外する。
例えば、図7(b)に示すような異物付着状態において、図7(c)に示すように、主走査方向において異物の存在する領域を含んだ領域を異物領域903とする。制御部401は、主走査方向において、異物領域903を挟んで格子で表示された第1領域901及び第2領域902を、新たなACS処理対象領域として設定する。異物領域903をACS処理対象領域から外してACS処理を実行することで、異物の影響がキャンセルされ、本来白黒画像と判断すべき画像をカラー画像と誤検知することがなくなる。
なお、異物領域903の決定については、例えば、主走査方向における異物の中心位置P1から所定範囲としてもよい。あるいは、主走査方向における異物の端位置から、それぞれの側に所定画素分だけ離間した位置の間の領域としてもよい。
ここで、信号や処理の流れを図9で改めて確認すると、原稿読取画像が画像メモリ329からラスタデータとして転送され(ステップS1302)、画像制御回路402でラスタデータから画像データに変換される(ステップS1303)。そしてそれが補正回路403に転送される。ステップS1304では、制御部401は、補正回路403の一部の設定機能により、元のACS処理対象領域から異物領域903を除くように変更する。
ステップS1306では、ACSが有効であれば、制御部401が、転送されたR/G/Bの各色の画像データの色を、設定されているACS処理対象領域について、設定されているACSの方法で判断する。図8のステップS107処理後は、制御部401は、処理をステップS112に進める。
ステップS110を処理した場合、異物無しの読取ラインRにて原稿の読み取りがなされることになるので、ACS処理においてもカラー画像・白黒画像の判定に影響が生じない。そのため、制御部401は、ACSの設定を通常のACSに設定する(ステップS111)。すなわち、ACSの方法の変更を行わない。
ステップS112における原稿読取動作では、図9のステップS1306にも示されるように、その時点で設定されている方法でACS処理が実行され、カラー画像・白黒画像の判定がなされる(判定手段)。そしてその判定結果に応じて、読み取られた原稿画像をカラー画像または白黒画像として生成する処理がなされる(生成手段)。またACSが無効となっている場合は、選択されている色モードに従って画像生成の処理がなされる。
本実施の形態によれば、流し読みガラス201に異物が有ると検知された場合は、ACS処理において、読み取られた原稿画像のうち異物の画像を用いないで原稿がカラー原稿であるか白黒原稿であるかが判定される。これにより、流し読みガラス201上の異物の存在によって白黒原稿がカラー原稿であると誤判定されることを回避することができる。
また、複数ある原稿読取位置の候補(読取ラインR)のいずれにおいてもCCDセンサユニット210の出力が異物の存在を示す場合に、「異物有り」と検知される。一方、出力が異物の存在を示さないような読取ラインRがある場合は、「異物無し」と検知されて、その読取ラインRが原稿読取位置として設定される。これにより、異物有りと検知される頻度を低くし、ACS変更の頻度を下げることができる。
また、いずれの読取ラインRにおいてもCCDセンサユニット210の出力が異物の存在を示す場合であっても、存在する異物が最も小さいことを示す読取ラインRが、原稿読取位置として設定される。これにより、異物画素補正処理における補正領域(補間画素数)、ACS処理対象領域変更における異物領域903を小さく設定することが可能となり、ACS変更による誤判定防止に有利となる。
また、流し読みガラス201に異物が有ると検知された場合に、ユーザにより選択される色モードが優先されるので、誤判定を確実に防止することができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態では、反転パスを用いることなく原稿を副走査方向へ搬送しながら原稿の表面の画像と裏面の画像とを並行して読み取れるようにする。さらに、モードユーザ選択、異物画素補正処理、ACS処理対象領域変更を、表面、裏面のそれぞれについて独立に行えるようにする。
図11(a)は、第2の実施の形態に係る原稿読取装置の構成を示す断面図である。図11(b)は、図11(a)のA部の拡大図である。
この原稿読取装置500は、第1の実施の形態のもの(図1)に対して、ADF100に、裏面を読み取るための裏面用スキャナユニット1018を設ける。また、ローラ6に代えてローラ1021を備え、さらに搬送ローラ1023、リードセンサ1020を備える。反転パス20及びそれに関連する構成要素は備えていない。
図11(b)に示す矢印F2が、裏面読み取りにおける原稿の搬送方向(副走査方向)となる。流し読み用の裏面用プラテンガラス1019は、矢印F2の方向に往復移動可能であり、裏面画像読取用にシェーディングを実施するための裏面用基準白色板1022を備える。搬送路を搬送される原稿画像の裏面画像は裏面用プラテンガラス1019を通して読み取られる。裏面用基準白色板1022が裏面用の原稿読取位置にくるように裏面用プラテンガラス1019を搬送方向上流側に移動させた状態でシェーディング処理が実施される。
裏面の流し読みにおいても、表面と同様に、原稿読取位置は固定ではなく、図11(b)の点線1101内に示されるように、主走査方向に沿う3つの読取ラインR0〜R2の中から1つの読取ラインRが選択されて原稿読取位置として設定される。
図12は、ADF100、リーダ200およびコントローラ部400の構成を示すブロック図である。
ADF100は、図1の画像処理部325に相当する画像処理部1208を備える。ADF100において、裏面用スキャナユニット1018は、図1のCCDセンサ211に相当するCCDセンサ1211、CCD制御部212に相当するCCD制御部1212を備える。その他の構成は、第1の実施の形態の原稿読取装置500と同様である。裏面用スキャナユニット1018が裏面用、CCDセンサユニット210が表面用の読取手段となる。
コントローラ部400により、画像読取制御のための各種コマンドがリーダ200に発行される。そのコマンドを受けて、リーダ200がADF100と通信処理により各種情報をやり取りしながら原稿を搬送し、原稿画像を読み取るように制御する。そして、原稿画像のデータがコントローラ部400に通知されることで、原稿画像が読み取られる。裏面用スキャナユニット1018で読み取られた裏面画像データは、通信線1254を通じてリーダ200を介してコントローラ部400に通知される。
本実施の形態で、原稿の裏面が単独で読み取りされる場合は、図8のADFジョブ処理と同様の処理が、裏面の読み取りに関して実行される。また、原稿の表面と裏面とが1回の原稿搬送にて並行して読み取られる場合は、図8のADFジョブ処理が表面の読み取りに関して実行されるのと並行して、それと同様の処理が裏面の読み取りに関して実行される。
裏面の読み取りに関しては、図8のステップS102〜S104、S109、S110の処理は、ADF100のCPU300が実行し、検知結果や設定結果の情報がリーダ200を介して制御部401に通知される。
本実施の形態によれば、原稿の裏面の読み取りに関し、裏面用プラテンガラス1019上の異物の存在によって白黒原稿がカラー原稿であると誤判定されることを回避することができる。特に、表面と裏面を並行して読み取る際にも、表裏の双方について誤判定を回避することができる。
なお、第1、第2の実施の形態において、原稿読取位置の候補となる読取ラインRは5つ、または3つであったが、複数であればよく数は問わない。また、読取ラインRは等間隔で段階的に設けたが、無段階に設定できるようにしてもよい。
なお、異物画素補正処理またはACS処理対象領域変更によって異物の影響を回避することに主眼を置くならば、原稿読取位置の候補となる読取ラインRは単一(固定)であってもよい。読取ラインRを単一とした場合は、図8のステップS102では、単一の読取ラインRにおいて異物の存在が検知された場合に流し読みガラス201に異物有りと検知するようにすればよい。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
201 流し読みガラス
321 CPU
401 制御部
405 操作部
210 CCDセンサユニット
1018 裏面用スキャナユニット
1019 裏面用プラテンガラス

Claims (8)

  1. 原稿を副走査方向へ搬送しながら流し読み用のガラスを通して前記原稿の画像を原稿読取位置で読み取る読取手段と、
    前記ガラスに前記原稿を搬送していない状態で、前記原稿読取位置での前記読取手段の出力に基づき前記ガラスにおける異物の有無を検知する検知手段と、
    前記原稿読取位置で前記読取手段により読み取られた前記原稿の画像に基づいて、前記原稿がカラー原稿であるか白黒原稿であるかを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に応じて、前記読取手段により読み取られた前記原稿の画像をカラー画像または白黒画像として生成する生成手段とを有し、
    前記判定手段は、前記検知手段により前記ガラスに異物が有ると検知された場合は、前記読取手段により読み取られた前記原稿の画像のうち異物の画像を用いないで、前記原稿がカラー原稿であるか白黒原稿であるかを判定することを特徴とする原稿読取装置。
  2. 前記判定手段は、前記読取手段により読み取られた前記原稿の画像のうち、主走査方向において異物が存在する領域を含まない領域の画像に基づいて、前記原稿がカラー原稿であるか白黒原稿であるかを判定することを特徴とする請求項1に記載の原稿読取装置。
  3. 前記判定手段は、前記読取手段により読み取られた前記原稿の画像に対して異物に対応する画素を周辺の画素で補正した画像に基づいて、前記原稿がカラー原稿であるか白黒原稿であるかを判定することを特徴とする請求項1に記載の原稿読取装置。
  4. 副走査方向に複数ある読取位置の候補のうち1つを、次の原稿を読み取る前記原稿読取位置として設定する設定手段を有し、
    前記候補のいずれにおいても前記読取手段の出力が異物の存在を示す場合に、前記検知手段は前記ガラスに異物が有ると検知することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の原稿読取装置。
  5. 前記候補のうち、前記読取手段の出力が異物の存在を示さないような読取位置がある場合は、前記検知手段は前記ガラスに異物が無いと検知すると共に、前記設定手段は、その読取位置を次の原稿を読み取る前記原稿読取位置として設定することを特徴とする請求項4に記載の原稿読取装置。
  6. 前記候補のいずれにおいても、前記読取手段の出力が異物の存在を示す場合は、前記設定手段は、前記候補のうち、存在する異物が最も小さいことを示す読取位置を、次の原稿を読み取る前記原稿読取位置として設定することを特徴とする請求項4または5に記載の原稿読取装置。
  7. 前記検知手段により前記ガラスに異物が有ると検知された場合に、生成する画像をカラー画像とするか白黒画像とするかの指示をユーザから受け付ける受け付け手段を有し、前記受け付け手段により前記指示を受け付けた場合は、前記生成手段は、前記判定手段の判定に依ることなく、前記読取手段により読み取られた原稿の画像を前記受け付けた前記指示に従ってカラー画像または白黒画像として生成することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の原稿読取装置。
  8. 原稿を副走査方向へ搬送しながら前記原稿の表面の画像と裏面の画像とを並行して読み取ることが可能に構成され、流し読み用の前記ガラス、前記読取手段及び前記検知手段は、前記原稿の表面用と裏面用のそれぞれが設けられたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の原稿読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019109937A (ja) * 2014-06-23 2019-07-04 株式会社リコー 端末装置、プログラム、コンテンツ共有方法及び情報処理システム

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