JP2019003036A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents
定着装置および画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019003036A JP2019003036A JP2017117647A JP2017117647A JP2019003036A JP 2019003036 A JP2019003036 A JP 2019003036A JP 2017117647 A JP2017117647 A JP 2017117647A JP 2017117647 A JP2017117647 A JP 2017117647A JP 2019003036 A JP2019003036 A JP 2019003036A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fixing device
- reflecting
- notch
- heating element
- rotating body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Fixing For Electrophotography (AREA)
Abstract
Description
また、特許文献2には、定着ベルトの内周面をガイドするガイド部を備え、ガイド部が定着ベルトの内周面と接触して反射部材の熱を有効活用する定着装置が開示されている。
さらに、定着装置では、定着ベルト内の低摩擦化、低摩耗化を図るために潤滑剤を用いることが知られている。
特に、定着装置の低トルク化の為に低粘度の潤滑剤を用いた場合には、低粘度潤滑剤は高粘度潤滑剤よりも揮発蒸発量が多くなる問題もあった。
加えて、ハロゲンヒータの上方に反射部材を配置し、反射面が下方を向いた構成では上方へ揮発蒸発する油が付着しやすく、上述した問題が発生しやすい状況であった。
また、特許文献2には、ガイド部は、開口部またはスリットにより、定着ベルトに塗布された潤滑剤が溜まるのを抑える構成となっているが、潤滑剤の揮発成分が反射部材に付着することを抑えるものではない。
前記回転体の外周面と接触する接触部材と、前記回転体の内側に配置され、前記回転体を介して前記接触部材と当接しニップ部を形成するニップ形成部材と、前記回転体の内側に配置された少なくとも一つの発熱体と、前記回転体の内側に配置され、前記少なくとも一つの発熱体から前記ニップ形成部材に向けて放射される輻射熱を反射する反射部材と、を備える定着装置であって、前記反射部材は、前記少なくとも一つの発熱体と、上方で対向する反射面に、切り欠き孔を形成した切り欠き部を設けたことを特徴とする。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の一例である複写機500の概略構成図である。
複写機500は、画像形成部200と、画像形成部200の下方に配置された給紙部400と、画像形成部200の上方に配置されたスキャナ部300と、を備える。
さらに、中間転写ベルト16と対向して二次転写ニップを形成し、中間転写ベルト16上のトナー像を記録材としての転写紙Sに転写する二次転写ローラ26を備える。
二次転写ニップよりも転写紙Sの搬送方向上流側には、転写紙Sを一旦待機させるレジストローラ対12を備える。
コンタクトガラス31上に原稿を載置して画像形成動作を開始させると、原稿照明用光源32aが光を照射し、原稿で反射した反射光は、第一ミラー32b、第二ミラー35a及び第三ミラー35bで反射し、レンズ33で結像されてCCD34に入射する。
スキャナ部300では、CCD34に入射した光に基づいて転写紙Sに形成させる画像情報を生成する。
書込ユニット100は、光源から画像情報に基づいて照射光を発し、一様帯電された感光体3の表面を走査することにより感光体3に静電潜像を形成する。この静電潜像に、現像装置5の現像ローラ15から現像剤(トナー)が供給されることによって現像がなされ、可視像としてのトナー像になる。
そして、四つの一次転写ニップで各色のトナー像が重ね合わせて転写された中間転写ベルト16上のトナー像に、転写紙Sを重ね合わせるタイミングでレジストローラ対12が回転を開始することにより、転写紙Sが二次転写ニップに送り出される。
二次転写ニップでトナー像が転写された転写紙Sは、除電ブラシとの接触によって除電され、中間転写ベルト16から機械的に分離された後、定着装置9に送られる。
定着装置9を通過してトナー像が定着された転写紙Sは、排紙ローラ18によって排紙トレイ8上に排紙される。
一次転写ニップを通過した後の感光体3の表面に残留した転写残トナーは、クリーニング装置7によって感光体3上から除去され、回収される。 転写残トナーが回収された感光体3の表面は除電装置によって除電され、次の作像工程に備える。
複写機500は、パソコンなどの外部の電子機器から入力される画像情報に基づいて作像することもできる。
転写紙Sにトナー像を転写する方式としては、中間転写方式に限らず、感光体から直接に転写紙Sにトナー像を転写する直接方式としてもよい。
図2は、本実施形態に係る定着装置の一例の概略構成図である。
定着装置9は、回転駆動する接触部材である加圧ローラ30と、略円筒状の定着部材である定着ベルト(回転体)38とが設けられている。
円筒状の定着ベルト38の内側には、ニップ形成部材を構成する加圧パッド60及びステー部材61と、複数の発熱体としての第一ハロゲンヒータ50a及び第二ハロゲンヒータ50bと、が設けられている。
さらに、二つのハロゲンヒータ50とステー部材61との間には、ハロゲンヒータ50から放射された輻射熱を定着ベルト38の内周面に向けて反射する反射部材40が配置されている。
弾性層は、シリコーンゴムで形成されており厚みは50〜150[μm]である。
定着ベルト38の最表層には、耐久性を高めて離型性を確保するために、フッ素系樹脂からなる厚みが5〜50[μm]の離型層が形成されている。
フッ素系樹脂としては、PFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合)やPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)を挙げることができるが、これに限るものではない。
また、定着ベルト基体はニッケルに限らず、SUS(ステンレス鋼)などの金属基体もしくはPI(ポリイミド)等の耐熱性樹脂であってもよい。
弾性層30bはシリコーンゴムで形成されており厚みは5[mm]である。
弾性層30bの表面には、離型性を高めるために厚みが40[μm]程度のフッ素樹脂からなる離型層30cを形成するのが望ましい。
加圧ローラ30は付勢手段により定着ベルト38に向けて付勢され、加圧ローラ30と定着ベルト38とが圧接される構成となっている。
加圧パッド60が定着ベルト38を挟んで加圧ローラ30と圧接して定着ニップSNを形成している。
ステー部材61の長手方向の両端部は支持側板70によって支持され、加圧ローラ30の加圧パッド60に対する押し圧力を、加圧パッド60を内側から補強する補強部材であるステー部材61が受け止め、定着ニップSNを形成している。
第一ハロゲンヒータ50aは、小サイズの転写紙Sの幅に対応する幅狭の領域に第一発光部フィラメント51aが長手方向に配されている。
第二ハロゲンヒータ50bは、大サイズの転写紙Sの幅に対応する幅広領域における小サイズの転写紙Sの幅よりも外側の領域に第二発光部フィラメント51bが長手方向に配されている。
なお、以下の説明において、第一ハロゲンヒータ50aと第二ハロゲンヒータ50bとを特に区別しない場合には、単にハロゲンヒータ50と記載することもある。
反射部材40は、アルミニウム製の基体とこの基体表面に塗布された銀ペーストと更に上層の酸化防止層で形成され、ハロゲンヒータ50の輻射熱を反射面40Fで定着ベルト38へ向けて反射する。
反射部材40は、ステー部材61及び加圧パッド60と、ハロゲンヒータ50との間を遮るように、板状の部材を複数回折り曲げた形状となっている。
このように折り曲げた形状とすることで、反射部材40は、反射面40Fにおけるハロゲンヒータ50と対向する位置の表面の角度が変化している構成(多角形)となっている。言い換えると、図3に示す反射部材40は、異なる傾斜の反射面を有する複数の反射平面部から構成され、複数の反射面部により反射面40Fを形成している。
このような山型形状43を備えることにより、ハロゲンヒータ50から照射された輻射熱のうち、上記垂線に沿って反射面40Fに入射する輻射熱は、山型形状43の斜面に入射する。
このとき、輻射熱の入射方向と山型形状43の斜面とは直角ではないため、輻射熱は入射した方向とは異なる方向に向けて反射する。
このため、反射面40Fに入射した輻射熱をハロゲンヒータ50の通過を避けて定着ベルト38へ向けて反射でき、輻射熱がハロゲンヒータ50自体を加熱することを防止できる。
図3において、反射部材40以外の構成は、図2と同様であるため適宜説明を省略する。また、図3では、支持側板70を省略している。
定着装置9は、加圧パッド60に対して起立して支持するステー部材61の起立部を覆うように反射部材40a、40bを配置する。反射部材40a、40bの当該箇所は、図3に示すように平行で且つ段違いの2つの平面部である反射平面部48Aおよび反射平面部48Cと、その反射平面部48Aと反射平面部48Cとを繋ぐ傾斜平面部である反射平面部48Bとで形成されている。また、反射部材40a、40bは、反射平面部48Cと隣接する反射平面部48Dを有する。
よって、図3に示すように、反射平面部48Bに入射したハロゲンヒータ50からの輻射熱は、ハロゲンヒータ50には戻らず、加圧パッド60とは反対側の定着ベルト38に向かって反射される。
したがって、輻射熱がハロゲンヒータ50自体(ハロゲンヒータ50を構成するガラス管)を加熱することを防止することにより、定着ベルト38を効率良く加熱することができる。
ハロゲンヒータおよび反射部材を配置する定着構成について、加熱効率に影響を与える要因はハロゲンヒータ効率(出力)、定着ベルトの内面放射率に加え、反射部材の形状、および反射部材の反射率が挙げられる。
反射部材は、反射膜として銀層による鏡面層に保護層を備えた構成が用いられる。反射部材は熱吸収率が低く(0.03〜0.05%)、油は0.9%程度で高く熱を吸収しやすい。また、付着した油分に劣化変色することによっても反射部材の反射率を低下させてしまう。
潤滑剤は、グリスの場合は基油と増ちょう剤、固体潤滑剤より構成される。低トルクを維持するには基油の粘度を低粘度化することで実現できるが、低粘度化、すなわち低分子化することで加熱温度に対する蒸発量も多くなってしまう。加熱した基油は気化により上方に移動するため、上方近傍の部材に付着しやすい。
定着ベルト38は均熱部60bと加圧ローラ30からの圧力によって摩擦摺動している。この摩擦力を低減、さらに摩擦による摩耗を抑制するために定着ベルト38の内面若しくは均熱部60b上に予め潤滑剤80、例えばフッ素グリス、シリコーングリスのような半固体状のものや、フッ素オイル、シリコーンオイルといった液状の潤滑剤を用いることができる。
低摩擦力を維持するためには、一般的にオイル分が低粘度の潤滑剤を選定することにより低トルクを実現しやすい。
また、潤滑剤は発熱体や加熱される定着ベルト38の近傍になるため、一般的に耐熱性の高い物が選択される。
熱源近傍に反射部材40を備えざるを得ない構成の定着装置においては、反射部材40の反射面40Fに揮発した潤滑剤成分が付着することで反射率を低下させ、経時でウォームアップタイムが延びてしまう。例えば、図4の定着装置では、反射部材40に設けた山型形状の頂点41は飛散した揮発オイル分81の流れを阻害し、頂点41より図面右側では行き場を失い滞留し反射部材の反射面40Fに付着し易くなる。反射面40Fに付着した揮発オイル分81は徐々に堆積し曇り状となることで反射面40Fの反射率が低下する不具合が生じ得る。
ステー部材61は加圧ローラ30からの荷重を受ける加圧パッド60を支持しており、加熱温度によって機械的物性が低下することで加圧ローラ30からの荷重によって両端部を支点として撓み変形量が増加する。この結果、ニップ幅SNの長手方向中央付近の幅が低減し、紙へ与える熱量不足による定着不良、オフセットといった異常画像やニップ面の撓みにより用紙搬送性不良を発生させてしまう場合がある。
図5は、実施形態1の切り欠き部について説明する図である。反射部材40の反射面40Fの一部に切り欠き部82を設けたものである。切り欠き部82は、図5では説明を容易にするため広く記載しているが、幅は0.5mm以下のスリット状の穴で長さは10〜20mm程度の物を長手方向に配置しても良い。
切り欠き部82は、反射部材40の反射面40Fのうち、第二ハロゲンヒータ50bに対向し、かつ、第二ハロゲンヒータ50bの上方に位置する反射面に、潤滑剤から揮発した揮発成分(揮発オイル分81)を通過させる切り欠き孔(微小孔、スリット)を形成した部分である。
図中、揮発オイル分81の移動経路の一例を矢印で示している。二つの矢印のうち、一方は、切り欠き部82を通過し、反射部材の反射面と対向する面に移動し、他方は、反射部材40の外側の領域に移動する状態を表している。なお、以降の図面においても、揮発成分の動きの一例を、矢印を用いて表す。
例えば、切り欠き部82は、反射部材を構成する複数の反射平面部のうち、鉛直方向の最も上方に配置された反射平面部と、鉛直方向の最も上方に配置された反射平面部に隣接する反射平面部との少なくともいずれかに設けることが好ましい。また、鉛直方向の最も上方に配置された反射平面部に隣接する反射平面部に設ける場合には、切り欠き部82を、反射平面部の鉛直方向上部に設けることが好ましい。これは、潤滑剤から揮発する揮発成分が鉛直方向上方に移動するからである。
図5の例では、切り欠き部82は、揮発成分が滞留しやすい反射面40Fの頂点41と曲げ点42間の任意の箇所に設けることが好ましく、切り欠き部82は、反射面40Fの水平方向最上面を含む範囲に備えることがより好ましい。
図6は、実施形態2の切り欠き部について説明する図である。
図6では、切り欠き部82は、反射部材40の起立面43に対して垂直かつ第二ハロゲンヒータ50bの中心を結ぶ線上に設けている。また、切り替え部82は、鉛直方向の最も上方に配置された反射平面部に隣接する反射平面部に設けられたともいえる。
第二ハロゲンヒータ50bから放射される輻射熱は、反射部材40に対して垂直位置に第二ハロゲンヒータ50bの中心があるとき、反射部材40の正反射によって、再度第二ハロゲンヒータ50bに戻り、定着ベルト38へは到達しない。このため、輻射熱が第二ハロゲンヒータ50bに正反射する正反射位置は、反射面としては、非効率的な箇所となる。
前述した反射部材40の頂点41のように、反射方向を任意の角度に変更することにより、定着ベルト38へ到達する輻射熱の方向を調整できる。しかし、反射を繰り返すことになるため、反射率が低下してしまう。
揮発オイル分81を通過させる切り欠き部82を正反射位置に配置して、元々反射率の低い箇所で揮発オイル分81を通過させることによって、定着装置の加熱効率を極力低下させることなく、揮発成分が反射面に付着するという不具合を削減することができる。
図7は、本実施形態に係る発熱体の構成例について説明する図である。図8は、実施形態3の切り欠き部について説明する図である。
図7に示すように、第一および第二ハロゲンヒータ50a、50bは、ステー部材61を挟んで配置される。また、図8に示すように、第一ハロゲンヒータ50aは、小サイズ紙加熱用であり、定着ベルト38の長手方向の中央部分を加熱し、第二ハロゲンヒータ50bは、A3などの大サイズ紙加熱用であり、用紙端部付近を加熱する。加えて、第二ハロゲンヒータ50bは、ステー部材61の鉛直方向下側に配置される。
切り欠き部82は、第二ハロゲンヒータ50bの発熱部より搬送中心側の非発熱部(図8に矢印で示すSの範囲)に設けられる。これにより、反射部材40は、反射率の影響を受け難い位置で揮発オイル分81を通過させることを可能にし、効率低下を抑制する。
なお、本実施形態は、切り欠き部82を、各実施形態で説明する位置のいずれに設ける場合であっても適用できる。
図9は、実施形態4の切り欠き部について説明する図である。図10は、実施形態4の切り欠き部の効果について説明する図である。
本実施形態では、図9に示すように、定着装置にオイル吸収部材44を設ける態様について説明する。まず、図10を参照して、揮発オイル分81による不具合の発生について説明する。
図10に示すように、揮発オイル分81は、切り欠き部82を通過後、反射部材40の起立面43裏面(反射面と対向する反射部材40の面)を伝わり鉛直下方に滴下し、反射部材40の下方端面にグリス溜まり45として堆積する。堆積したグリス溜まり45は、反射部材40の表面を伝わり第二ハロゲンヒータ50b対向側に周り込むと、反射面を覆うことになり、反射率低下を招く。
図9に示すように、反射部材40の起立面43裏面にオイル吸収部材44を配置することによって揮発オイル分81を吸収回収することで反射率低下を抑制する。
なお、本実施形態のオイル吸収部材44は、実施形態1に示すように、切り欠き部が設けられる位置が異なる場合であっても適用可能であり、切り欠き部を通過した揮発成分が、反射部材の裏面を伝わりグリス溜まりが堆積する場合には有効に機能する。
図11は、実施形態5の切り欠き部について説明する図である。図12は、切り欠き部の形状の一例について説明する図である。
上述したように、正反射位置は、定着ベルト38の加熱効率が悪く、反射部材を切り欠くことによって更に効率が低下しやすい。実施形態3の構成例は、第二ハロゲンヒータ50bの非発熱部に切り欠き部82を配置することによって、その加熱効率低下を抑制する。しかし、反射部材40への揮発オイル分81が広範囲に付着するような構成においては、第二ハロゲンヒータ50bの発熱幅範囲(発熱領域)にも切り欠き部82を設けることが好ましい。
第二の反射部46は、図11に一例として表しているように別部材を新たに設けても良いし、図12のように反射部材40を絞り加工によって変形させて同様の効果を得るようにしても良い。
図13(a)は、図12の切り欠き部82と同様に、反射部材40を絞り加工によって変形させた形状である。切り欠き部82は、切り欠き孔としてスリット孔が形成され、スリット孔から揮発成分を反射部材40の裏面に移動させる。また、反射部材40の絞り加工によって形成された傾斜面40Gは、第二ハロゲンヒータ50bからの輻射熱を反射する反射面として機能する。例えば、切り欠き部82を設けた反射面40Fの箇所が正反射面である場合には、傾斜面40Gは、非正反射面として機能するため、反射率の低下を抑えることができる。
図13(c)は、切り欠き孔の大きさについて、反射部材40の裏面を反射面40F側より小さい開口とし、切り欠き孔の周囲に傾斜面を形成した例である。傾斜面40Gは、第二ハロゲンヒータ50bからの輻射熱を反射することから、反射面40Fの減少を補うことができる。また、図13(a)と同様に、切り欠き部82を設けた反射面40Fの箇所が正反射面である場合には、傾斜面40Gは、非正反射面として機能し、反射率の低下を抑えることができる。
また、図には表していないが、図13(c)の構成例に、図13(b)に示す第二の反射部46を追加する構成も可能である。
図14は、実施形態6の切り欠き部について説明する図である。
図14の定着装置において、第一および第二ハロゲンヒータ50a、50bは、ステー部材61および反射部材40の下方に、二本とも反射面と対向して配置されている。
切り欠き部82は、第一および第二ハロゲンヒータ50a、50bと上方で対向する反射平面部のうち、最上部の反射平面部に隣接する反射平面部の二箇所に設けられ、さらに、切り欠き部82が設けられた反射平面部に下方で隣接する反射平面部に一箇所設けられている。図14に示すように、反射部材40の形状に応じて、揮発成分が滞留しやすい箇所に複数の切り欠き部40を設けることが好ましい。
発熱体の配置が図14に示すような構成においても、上記各実施形態と同様の効果を生じさせることができる。
30 加圧ローラ
38 定着ベルト
40、40a、40b 反射部材
40F 反射面
40G 傾斜面
44 オイル吸収部材
45 グリス溜まり
46 第二の反射部
48A〜48D 反射平面部
50a 第一ハロゲンヒータ
50b 第二ハロゲンヒータ
81 揮発オイル分
82 切り欠き部
Claims (9)
- 回転可能に設けられた無端状の回転体と、
前記回転体の外周面と接触する接触部材と、
前記回転体の内側に配置され、前記回転体を介して前記接触部材と当接しニップ部を形成するニップ形成部材と、
前記回転体の内側に配置された少なくとも一つの発熱体と、
前記回転体の内側に配置され、前記少なくとも一つの発熱体から前記ニップ形成部材に向けて放射される輻射熱を反射する反射部材と、を備える定着装置であって、
前記反射部材は、前記少なくとも一つの発熱体と、上方で対向する反射面に、切り欠き孔を形成した切り欠き部を設けたことを特徴とする定着装置。 - 前記反射部材は、異なる傾斜を有する複数の反射平面部から構成され、
前記切り欠き部は、前記複数の反射平面部のうち、鉛直方向の最も上方に配置された反射平面部と、前記鉛直方向の最も上方に配置された反射平面部に隣接する反射平面部との、少なくともいずれかに設けられたことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。 - 前記切り欠き部は、前記反射面の垂線と、前記少なくとも一つの発熱体の中心とを結ぶ線上に設けられたことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
- 前記少なくとも一つの発熱体は、前記回転体の軸と平行である長手方向に、発熱部と非発熱部とを有する発熱体を含み、
前記切り欠き部は、前記反射面のうち、前記非発熱部と対向する範囲に設けられたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の定着装置。 - オイル吸収部材を、前記切り欠き部より鉛直方向下方の位置であって、前記反射面に対向する前記反射部材の裏面に、さらに備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の定着装置。
- 前記反射部材は、前記切り欠き部と前記少なくとも一つの発熱体の中心とを結ぶ線上に、前記輻射熱を反射する第二の反射部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の定着装置。
- 前記切り欠き部は、前記反射面から、前記反射面に対向する前記反射部材の裏面に向けて突き出す凹みであり、前記裏面に突き出した部分に切り欠き孔が形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の定着装置。
- 前記切り欠き部は、前記切り欠き孔が前記反射面と対向する反射部材の裏面の開口部が前記反射面側より小さくなるように形成され、前記反射面と前記裏面との間の傾斜面が前記輻射熱を反射するように機能することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の定着装置。
- 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の定着装置を備えた画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017117647A JP6885208B2 (ja) | 2017-06-15 | 2017-06-15 | 定着装置および画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017117647A JP6885208B2 (ja) | 2017-06-15 | 2017-06-15 | 定着装置および画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019003036A true JP2019003036A (ja) | 2019-01-10 |
JP6885208B2 JP6885208B2 (ja) | 2021-06-09 |
Family
ID=65006338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017117647A Active JP6885208B2 (ja) | 2017-06-15 | 2017-06-15 | 定着装置および画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6885208B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3690554A1 (en) * | 2019-01-31 | 2020-08-05 | Ricoh Company, Ltd. | Fixing device and image forming apparatus including same |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06118819A (ja) * | 1992-10-09 | 1994-04-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 画像形成装置の定着器 |
US20060165445A1 (en) * | 2005-01-25 | 2006-07-27 | Lexmark International, Inc. | Toner image fixing apparatus having concentrated area heating |
JP2010078839A (ja) * | 2008-09-25 | 2010-04-08 | Kyocera Mita Corp | 定着装置及びそれを備えた画像形成装置 |
JP2011022430A (ja) * | 2009-07-17 | 2011-02-03 | Kyocera Mita Corp | 定着装置及び画像形成装置 |
JP2013178316A (ja) * | 2012-02-28 | 2013-09-09 | Ricoh Co Ltd | 定着装置、及び、画像形成装置 |
JP2016212278A (ja) * | 2015-05-11 | 2016-12-15 | 株式会社リコー | 定着装置および画像形成装置 |
-
2017
- 2017-06-15 JP JP2017117647A patent/JP6885208B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06118819A (ja) * | 1992-10-09 | 1994-04-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 画像形成装置の定着器 |
US20060165445A1 (en) * | 2005-01-25 | 2006-07-27 | Lexmark International, Inc. | Toner image fixing apparatus having concentrated area heating |
JP2010078839A (ja) * | 2008-09-25 | 2010-04-08 | Kyocera Mita Corp | 定着装置及びそれを備えた画像形成装置 |
JP2011022430A (ja) * | 2009-07-17 | 2011-02-03 | Kyocera Mita Corp | 定着装置及び画像形成装置 |
JP2013178316A (ja) * | 2012-02-28 | 2013-09-09 | Ricoh Co Ltd | 定着装置、及び、画像形成装置 |
JP2016212278A (ja) * | 2015-05-11 | 2016-12-15 | 株式会社リコー | 定着装置および画像形成装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3690554A1 (en) * | 2019-01-31 | 2020-08-05 | Ricoh Company, Ltd. | Fixing device and image forming apparatus including same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6885208B2 (ja) | 2021-06-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6476620B2 (ja) | 定着装置及び画像形成装置 | |
US9291967B2 (en) | Fixing device and image forming apparatus incorporating same | |
US9869955B2 (en) | Fixing device provided with nip member capable of preventing outflow of lubricant | |
JP6311818B2 (ja) | 定着装置および画像形成装置 | |
JP6455104B2 (ja) | 定着装置及び画像形成装置 | |
JP5263206B2 (ja) | 定着装置 | |
US20110135353A1 (en) | Lubricant Retention Features on Heater Body of a Fuser | |
JP2017207535A (ja) | 定着装置及び画像形成装置 | |
JP2011164514A (ja) | 定着装置と画像形成装置 | |
JP6677929B2 (ja) | 定着装置及び画像形成装置 | |
JP6052611B2 (ja) | 定着装置及び画像形成装置 | |
JP6124118B2 (ja) | 定着装置及び画像形成装置 | |
JP2017083520A (ja) | 定着装置及び画像形成装置 | |
JP2019003036A (ja) | 定着装置および画像形成装置 | |
JP2017173359A (ja) | 定着装置及び画像形成装置 | |
JP2017125961A (ja) | 定着装置および画像形成装置 | |
JP2017111333A (ja) | 定着装置および画像形成装置 | |
JP6650107B2 (ja) | 定着装置及び画像形成装置 | |
JP6682840B2 (ja) | 定着装置および画像形成装置 | |
JP6516154B2 (ja) | 定着装置、画像形成装置 | |
JP6684476B2 (ja) | 定着装置 | |
JP6919834B2 (ja) | 定着装置及び画像形成装置 | |
JP2018072551A (ja) | 定着装置及び画像形成装置 | |
JP2017111332A (ja) | 定着装置および画像形成装置 | |
JP2015165276A (ja) | 定着装置と画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200226 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20201214 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210105 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210302 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210413 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210426 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6885208 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |