JP2019003025A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】廃棄現像剤回収容器を効率的に使用することが可能な画像形成装置を提供すること。【解決手段】第2装着部37には、ブラックのトナーコンテナ9Kを廃トナーコンテナとして装着可能である。判定処理部83は、過去に行われた画像形成処理におけるブラックのトナー消費量と廃トナー量とに基づいて、新たなトナーコンテナ9Kが第1装着部36Kに装着されてから当該新たなトナーコンテナ9Kが空になるまでの間に画像形成部3から回収される予測廃トナー量がトナーコンテナ9Kの全容量を上回るか否かを判定する。通知処理部84は、第1装着部36Kに装着中のトナーコンテナ9Kが空になったことが検知され、判定処理部83により前記予測廃トナー量がトナーコンテナ9Kの全容量を上回ると判定された場合に、空になったトナーコンテナ9Kを保管しておくようにユーザーに通知する。【選択図】図2

Description

本発明は、現像剤を用いてシートに画像を形成する画像形成部を備える画像形成装置に関する。
トナーのような現像剤を用いてシートに画像を形成する画像形成部を備える画像形成装置では、現像に用いられるトナーは、装置本体に着脱可能なトナーコンテナから供給される。そして、前記画像形成部から回収されたトナーは、装置本体に着脱可能な廃トナーコンテナに収容される。
なお、使用済みのトナーコンテナを廃トナーコンテナとして流用することが可能な画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。これにより、廃トナーコンテナを別途用意する必要がなく、使用済みのトナーコンテナを有効に利用することができる。
特開2006−171609号公報
ところで、トナーコンテナが空になるタイミングは、廃トナーコンテナが満杯になるタイミングとは一致しないのが普通である。そのため、トナーコンテナが空になったタイミングでトナーコンテナを新たなトナーコンテナに交換し、廃トナーコンテナが満杯になったタイミングで廃トナーコンテナを新たな廃トナーコンテナに交換する場合、それぞれのタイミングで本体カバーを開けるなどの交換作業が必要になるため、ユーザーにとって手間である。
そこで、上記のような手間を軽減するために、トナーコンテナが空になったタイミングで、当該空になったトナーコンテナを、現在装着中の廃トナーコンテナの代わりに新たな廃トナーコンテナとして装着することが考えられる。この場合、現在装着中の廃トナーコンテナは、まだ満杯になっていない状態で取り外されて、リサイクル業者などによって回収される。よって、その後、トナーコンテナが空になる前に廃トナーコンテナが満杯になってしまった場合には、ユーザーは、新たな廃トナーコンテナを購入する必要がある。
本発明の目的は、廃棄現像剤回収容器を効率的に使用することが可能な画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る画像形成装置は、複数の第1装着部と、画像形成部と、第2装着部と、空検知処理部と、判定処理部と、通知処理部とを備える。前記第1装着部には、各色の現像剤容器を装着可能である。前記画像形成部は、前記第1装着部に装着されている現像剤容器から供給される現像剤を用いてシートに画像を形成する画像形成処理を行う。前記第2装着部には、前記各色の現像剤容器のうちの特定色の現像剤容器である特定現像剤容器を廃棄現像剤回収容器として装着可能である。前記空検知処理部は、前記第1装着部に装着中の特定現像剤容器が空になったことを検知する。前記判定処理部は、過去に行われた前記画像形成処理における前記特定色の現像剤消費量と廃棄現像剤量とに基づいて、新たな特定現像剤容器が前記第1装着部に装着されてから当該新たな特定現像剤容器が空になるまでの間に前記画像形成部から回収される予測廃棄現像剤量が前記特定現像剤容器の全容量を上回るか否かを判定する。前記通知処理部は、前記空検知処理部により前記特定現像剤容器が空になったことが検知され、前記判定処理部により前記予測廃棄現像剤量が前記特定現像剤容器の全容量を上回ると判定された場合に、空になった前記特定現像剤容器を保管しておくようにユーザーに通知する。
本発明によれば、廃棄現像剤回収容器を効率的に使用することが可能な画像形成装置が提供される。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 図2は、本発明の実施形態に係る画像形成装置のシステム構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で用いられる履歴情報の一例を示す図である。 図4は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で実行される履歴記録処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図5は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で実行される交換通知処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図6は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で実行される第1予測処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図7は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で実行される第2予測処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図8は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で用いられる通知画面の一例を示す図である。 図9は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で用いられる通知画面の一例を示す図である。 図10は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で用いられる通知画面の一例を示す図である。 図11は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で用いられる通知画面の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
まず、図1及び図2を参照しつつ、本発明の実施形態に係る画像形成装置10の構成について説明する。
画像形成装置10は、画像データに基づいて画像を形成するプリント機能と共に、スキャン機能、ファクシミリ機能、及びコピー機能などの複数の機能を有する複合機である。なお、本発明は、プリンター装置、ファクシミリ装置、及びコピー機などの画像形成装置に適用可能である。
画像形成装置10は、ADF1、画像読取部2、画像形成部3、給紙部4、操作表示部5、通信I/F6、記憶部7、及び制御部8を備える。
ADF1は、画像読取部2によって読み取られる原稿を搬送する自動原稿搬送装置である。
画像読取部2は、原稿台に載置された原稿、又はADF1によって搬送される原稿の画像を読み取ることが可能である。
画像形成部3は、画像読取部2によって生成される画像データに基づいて、トナー(現像剤の一例)を用いて電子写真方式でシートにカラーの画像を形成する画像形成処理(印刷処理)を実行することが可能である。また、画像形成部3は、通信I/F6を通じて外部のパーソナルコンピューター等の情報処理装置から入力された画像データに基づいて前記印刷処理を実行することも可能である。
給紙部4は、画像形成部3にシートを供給する。例えば、前記シートは、紙、コート紙、ハガキ、封筒、及びOHPシートなどである。
操作表示部5は、制御部8からの制御指示に応じて各種の情報を表示する液晶ディスプレーなどの表示部、及びユーザー操作に応じて制御部8に各種の情報を入力する操作キー又はタッチパネルなどの操作部を有する。
通信I/F6は、電話回線、インターネット、又はLANなどの通信網を介して、外部のファクシミリ装置又はパーソナルコンピューターなどの情報処理装置との間で所定の通信プロトコルに従った通信処理を実行することが可能な通信インターフェイスである。
記憶部7は、ハードディスク又はEEPROM(登録商標)などの不揮発性の記憶部である。記憶部7には、制御部8によって実行される各種の処理を実行するための制御プログラム及びデータなどが記憶される。なお、記憶部7には、後述の履歴情報D1(図3参照)及び保管状態情報も記憶される。
制御部8は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を備える。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは、前記CPUが各種の処理を実行する際に一時記憶メモリー(作業領域)として使用される揮発性又は不揮発性の記憶部である。
次に、画像形成部3の構成についてより詳細に説明する。
図1に示されるように、画像形成部3は、作像ユニット31Y,31C,31M,31K、光走査装置32、中間転写ベルト33、二次転写ローラー34、及び定着装置35を備える。
作像ユニット31Y,31C,31M,31Kは、それぞれ、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックに対応する電子写真方式の画像形成ユニットである。なお、以下の説明において、作像ユニット31Y,31C,31M,31Kを特に区別する必要がない場合には、これらの各々を作像ユニット31と総称する。
作像ユニット31は、感光体ドラム、帯電ローラー、現像部、一次転写ローラー、及びドラム清掃部を備える。
光走査装置32は、各作像ユニット31の前記感光体ドラムの表面に静電潜像を形成する。
中間転写ベルト33は、各作像ユニット31の前記感光体ドラムの表面に形成されたトナー像が転写される無端状のベルト部材である。
二次転写ローラー34は、中間転写ベルト33の表面に付着したトナー像を前記シートに転写する。
定着装置35は、二次転写ローラー34によって前記シートに転写されたトナー像を前記シートに溶融定着させる。
画像形成部3は、図1に示されるように、第1装着部36Y,36C,36M,36Kと、第2装着部37とを更に備える。
第1装着部36Y,36C,36M,36Kには、それぞれ、画像形成部3に補給されるトナーの補給元となるトナーコンテナ9Y,9C,9M,9K(現像剤容器の一例)が着脱可能に装着される。
トナーコンテナ9Yには、イエローのトナーが収容されており、当該イエローのトナーが、作像ユニット31Yの前記現像部に供給される。トナーコンテナ9Cには、シアンのトナーが収容されており、当該シアンのトナーが、作像ユニット31Cの前記現像部に供給される。トナーコンテナ9Mには、マゼンタのトナーが収容されており、当該マゼンタのトナーが、作像ユニット31Mの前記現像部に供給される。トナーコンテナ9Kには、ブラックのトナーが収容されており、当該ブラックのトナーが、作像ユニット31Kの前記現像部に供給される。
例えば、作像ユニット31Kの前記現像部に設けられているトナー濃度センサー(不図示)によって、前記現像部内のトナー濃度が低下していることが検知されると、トナーコンテナ9Kを駆動するトナー補給動作が行われて、トナーコンテナ9Kから作像ユニット31Kにブラックのトナーが補給される。
第2装着部37には、画像形成部3から回収される廃トナー(廃棄現像剤の一例)の排出先となる廃トナーコンテナ(廃棄現像剤回収容器の一例)が着脱可能に装着される。第2装着部37には、使用済みのトナーコンテナ9K(すなわち、空のトナーコンテナ9K)を廃トナーコンテナとして装着することが可能である。各作像ユニット31の前記ドラム清掃部によって前記感光体ドラムから除去されたトナーなどの廃トナーが、第2装着部37に装着されている廃トナーコンテナに収容される。
ところで、トナーコンテナ9Kが空になるタイミングは、廃トナーコンテナが満杯になるタイミングとは一致しないのが普通である。そのため、トナーコンテナ9Kが空になったタイミングでトナーコンテナ9Kを新たなトナーコンテナ9Kに交換し、廃トナーコンテナが満杯になったタイミングで廃トナーコンテナを新たな廃トナーコンテナに交換する場合、それぞれのタイミングで本体カバー(不図示)を開けるなどの交換作業が必要になるため、ユーザーにとって手間である。
そこで、上記のような手間を軽減するために、トナーコンテナ9Kが空になったタイミングで、当該空になったトナーコンテナ9Kを、現在装着中の廃トナーコンテナの代わりに新たな廃トナーコンテナとして第2装着部37に装着することが考えられる。この場合、現在装着中の廃トナーコンテナは、まだ満杯になっていない状態で取り外されて、リサイクル業者などによって回収される。よって、その後、トナーコンテナ9Kが空になる前に廃トナーコンテナが満杯になってしまった場合には、ユーザーは、新たな廃トナーコンテナを購入する必要がある。
これに対して、本実施形態に係る画像形成装置10では、以下で説明するように、廃トナーコンテナを効率的に使用することが可能である。
具体的に、制御部8は、履歴処理部81、空検知処理部82、判定処理部83、通知処理部84、記録処理部85、満杯検知処理部86、及び予測処理部87を含む。なお、制御部8は、前記制御プログラムに従って各種の処理を実行することによりこれらの各処理部として機能する。また、制御部8は、これらの各処理部の一部又は複数の処理機能を実現する電子回路を備えるものであってもよい。
履歴処理部81は、画像形成部3で行われる画像形成処理におけるブラックのトナー消費量と廃トナー量とを、履歴情報D1として記憶部7に記録する。具体的に、履歴処理部81は、画像形成部3で1ページ分の画像形成処理が行われるごとに、そのページの印字率に基づいて、ブラックのトナー消費量と、廃トナー量とを算出する。そして、図3に示される履歴情報D1のように、算出されたブラックのトナー消費量と、廃トナー量とをページごと記録する。
なお、各ページの画像形成処理で消費されるブラックのトナー消費量は、そのページのブラックの印字率に、ブラックの印字率1%当たりのブラックのトナー消費量を示す係数を乗算することによって算出することができる。前記係数の値は、例えば、実測結果に基づいて予め設定されて、記憶部7等に記憶されていてもよい。
また、各ページの画像形成処理で廃トナーコンテナに回収される廃トナー量は、そのページの画像形成処理で消費される各色のトナー消費量の合計値に、トナー消費量に対する廃トナー量の比率を示す係数を乗算することによって算出することができる。前記係数は、例えば、1から転写効率(%)を減算した値である。前記転写効率の値は、例えば、実測結果に基づいて予め設定されて、記憶部7等に記憶されていてもよい。
空検知処理部82は、第1装着部36Kに装着中のトナーコンテナ9K(特定現像剤容器の一例)が空になったことを検知する。例えば、空検知処理部82は、トナーコンテナ9Kを駆動するトナー補給動作が行われたにも関わらず、作像ユニット31Kの前記現像部内のトナー濃度が低下したままである場合に、トナーコンテナ9Kが空になったと判定してもよい。なお、空検知処理部82は、他の任意の検知方法によって、トナーコンテナ9Kが空になったことを検知してもよい。また、空検知処理部82は、トナーコンテナ9Kのトナー残量が特定量以下になった時点で、トナーコンテナ9Kが空になった(ほぼ空になった)と判定してもよい。
判定処理部83は、過去に行われた前記画像形成処理におけるブラックのトナー消費量と廃トナー量とに基づいて、新たなトナーコンテナ9K(すなわち、新品のトナーコンテナ9K)が第1装着部36Kに装着されてから当該新たなトナーコンテナ9Kが空になるまでの間に画像形成部3から回収される予測廃トナー量がトナーコンテナ9Kの全容量を上回るか否かを判定する。具体的に、判定処理部83は、予め定められた期間に行われた前記画像形成処理におけるブラックのトナー消費量と廃トナー量とに基づいて、前記予測廃トナー量を算出する。前記期間は、例えば、直近5000ページ分の画像形成処理が行われた期間であってもよい。もしくは、前記期間は、直近の一定期間(例えば、1週間、1ヶ月間、1年間など)であってもよい。
例えば、判定処理部83は、前記期間に行われた前記画像形成処理におけるページごとの印字率に基づいて1ページ当たりの平均廃トナー量(平均廃棄現像剤量の一例)を算出する。そして、判定処理部83は、新たなトナーコンテナ9Kが第1装着部36Kに装着されてから当該新たなトナーコンテナ9Kが空になるまでの間に画像形成部3で処理される予測ページ数を当該平均廃トナー量に乗算して、前記予測廃棄現像剤量を算出する。なお、判定処理部83は、前記期間に行われた前記画像形成処理における1ページ当たりのブラックの平均トナー消費量に基づいて前記予測ページ数を算出してもよい。
なお、トナーコンテナ9Kが完全に空になる前に、空検知処理部82によってトナーコンテナ9Kが空になった(ほぼ空になった)と判定される場合には、判定処理部83は、トナーコンテナ9Kに残っているトナー残量を考慮して前記判定を行ってもよい。具体的に、判定処理部83は、前記トナー残量と、新たなトナーコンテナ9K(すなわち、新品のトナーコンテナ9K)が第1装着部36Kに装着されてから当該新たなトナーコンテナ9Kが空になるまでの間に画像形成部3から回収される廃トナー量との和を、前記予測廃トナー量として算出してもよい。
通知処理部84は、空検知処理部82によりトナーコンテナ9Kが空になったことが検知され、判定処理部83により前記予測廃トナー量がトナーコンテナ9Kの全容量を上回ると判定された場合に、空になったトナーコンテナ9Kを保管しておくようにユーザーに通知する。例えば、通知処理部84は、図8に示されるような通知画面P1を操作表示部5に表示することによって、空になったトナーコンテナ9Kを保管しておくようにユーザーに通知してもよい。この結果、第1装着部36Kから取り外された空のトナーコンテナ9Kは、ユーザーによって保管される。こうして保管される空のトナーコンテナ9Kは、第2装着部37に装着中の廃トナーコンテナが満杯になった時点で、当該満杯になった廃トナーコンテナの代わりに第2装着部37に装着される。よって、廃トナーで満杯になるまで廃トナーコンテナが使用されるので、廃トナーコンテナを効率的に使用することができる。
なお、通知処理部84は、空検知処理部82によりトナーコンテナ9Kが空になったことが検知され、前記予測廃トナー量が第2装着部37に装着中の廃トナーコンテナの残容量よりも大きく且つトナーコンテナ9Kの全容量以下である場合に、空になったトナーコンテナ9Kを前記廃トナーコンテナの代わりに第2装着部37に装着するようにユーザーに通知してもよい。例えば、通知処理部84は、図9に示されるような通知画面P2を操作表示部5に表示することによって、空になったトナーコンテナ9Kを第2装着部37に装着するようにユーザーに通知してもよい。この結果、第2装着部37に装着中の廃トナーコンテナ(すなわち、満杯にはなっていないが、廃トナーがいくらか溜まっている状態の廃トナーコンテナ)の代わりに、空のトナーコンテナ9Kが第2装着部37に装着される。
記録処理部85は、通知処理部84により空になったトナーコンテナ9Kを保管しておく旨の通知が行われた場合に、空のトナーコンテナ9Kが保管されている状態であることを示す保管状態情報を記憶部7(不揮発性メモリーの一例)に記録する。すなわち、記憶部7に前記保管状態情報が記録されているということは、空のトナーコンテナ9Kが保管されている状態であることを示す。なお、前記保管状態情報を記憶部7に記録するということは、例えば、特定のデータを記憶部7に書き込むことであってもよいし、記憶部7に記憶されている特定のフラグを立てることであってもよい。
満杯検知処理部86は、第2装着部37に装着中の廃トナーコンテナが満杯になったことを検知する。例えば、満杯検知処理部86は、第2装着部37に設けられているフォトセンサー、超音波センサー、重量センサーなどのセンサー(不図示)からの出力信号に基づいて、前記廃トナーコンテナが満杯になったことを検知することができる。
通知処理部84は、満杯検知処理部86により前記廃トナーコンテナが満杯になったことが検知され、記憶部7に前記保管状態情報が記録されている場合(すなわち、空のトナーコンテナ9Kが保管されている状態である場合)に、保管されている空のトナーコンテナ9Kを満杯になった前記廃トナーコンテナの代わりに第2装着部37に装着するようにユーザーに通知してもよい。例えば、通知処理部84は、図10に示されるような通知画面P3を操作表示部5に表示することによって、保管されている空のトナーコンテナ9Kを第2装着部37に装着するようにユーザーに通知してもよい。この結果、満杯になった廃トナーコンテナの代わりに、空のトナーコンテナ9Kが第2装着部37に装着される。
予測処理部87は、第1装着部36Kに装着中のトナーコンテナ9Kが空になる前に第2装着部37に装着中の廃トナーコンテナが満杯になるか否かを予測する。例えば、予測処理部87は、後述の図7に示されるフローチャートに従って、第1装着部36Kに装着中のトナーコンテナ9Kが空になるまでに前記廃トナーコンテナに回収される廃トナー量を予測廃トナー量として算出する。そして、予測処理部87は、当該予測廃トナー量が前記廃トナーコンテナの残容量よりも大きい場合に、第1装着部36Kに装着中のトナーコンテナ9Kが空になる前に前記廃トナーコンテナが満杯になると予測する。
通知処理部84は、記憶部7に前記保管状態情報が記録されておらず(すなわち、空のトナーコンテナ9Kが保管されていない状態)、予測処理部87によりトナーコンテナ9Kが空になる前に前記廃トナーコンテナが満杯になると予測された場合に、新たな廃トナーコンテナを用意しておくようにユーザーに通知してもよい。例えば、通知処理部84は、図11に示されるような通知画面P4を操作表示部5に表示することによって、新たな廃トナーコンテナを用意しておくようにユーザーに通知してもよい。この結果、ユーザーは、前記廃トナーコンテナが満杯になる前に新たな廃トナーコンテナを前もって購入しておくことができるので、前記廃トナーコンテナが満杯になった時点ですぐに新たな廃トナーコンテナを第2装着部37に装着することができる。
[履歴記録処理]
次に、図4を参照しつつ、制御部8(履歴処理部81)によって実行される履歴記録処理の手順の一例について説明する。ここで、ステップS11,S12,・・・は、制御部8により実行される処理手順(ステップ)の番号を表している。なお、前記履歴記録処理は、例えば、画像形成装置10の電源がオンされたことに応じて開始され、その後、画像形成装置10の電源がオフされたことに応じて終了される。
<ステップS11>
まず、ステップS11において、制御部8は、画像形成部3により1ページ分の画像形成処理が行われたか否かを判断する。そして、1ページ分の画像形成処理が行われたと判断されると(S11:Yes)、処理がステップS12に移行する。一方、1ページ分の画像形成処理が行われていないと判断されると(S11:No)、1ページ分の画像形成処理が行われたと判断されるまでステップS11の処理が繰り返される。
<ステップS12>
ステップS12において、制御部8は、画像形成部3により処理されたページの画像データに基づいて、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの色ごとの印字率を算出する。
<ステップS13>
ステップS13において、制御部8は、前記ページの画像形成処理で消費されたブラックのトナー消費量を算出する。例えば、制御部8は、前記ページのブラックの印字率に、ブラックの印字率1%当たりのブラックのトナー消費量を示す係数を乗算することによって、ブラックのトナー消費量を算出する。
<ステップS14>
ステップS14において、制御部8は、前記ページの画像形成処理で廃トナーコンテナに回収された廃トナー量を算出する。例えば、制御部8は、前記ページの画像形成処理で消費された各色のトナー消費量の合計値に、トナー消費量に対する廃トナー量の比率を示す係数(例えば、1から転写効率(%)を減算した値)を乗算することによって、廃トナー量を算出する。
<ステップS15>
ステップS15において、制御部8は、前記ステップS13で算出されたブラックのトナー消費量と、前記ステップS14で算出された廃トナー量とに基づいて、履歴情報D1を更新する。すなわち、制御部8は、前記履歴情報D1に、前記ページの画像形成処理で消費されたブラックのトナー消費量の情報と、前記ページの画像形成処理で廃トナーコンテナに回収された廃トナー量の情報とを追加する。そして、処理が前記ステップS11に戻る。
このように、前記履歴記録処理では、画像形成部3により新たなページの画像形成処理が行われるごとに、前記ページの画像形成処理で消費されたブラックのトナー消費量の情報と、前記ページの画像形成処理で廃トナーコンテナに回収された廃トナー量の情報とが履歴情報D1に順次に追加される。
なお、他の実施形態では、画像形成部3により新たなページの画像形成処理が行われるごとに、前記ページの色ごとの印字率が履歴情報D1として記録されてもよい。この場合、制御部8は、履歴情報D1に含まれる各ページの色ごとの印字率に基づいて、必要に応じて、各ページに対応するブラックのトナー消費量と、廃トナー量とを算出することが可能である。
[交換通知処理]
次に、図5〜図7を参照しつつ、制御部8によって実行される交換通知処理の手順の一例について説明する。ここで、ステップS21,S22,・・・は、制御部8により実行される処理手順(ステップ)の番号を表している。なお、前記交換通知処理は、例えば、画像形成装置10の電源がオンされたことに応じて開始され、その後、画像形成装置10の電源がオフされたことに応じて終了される。
<ステップS21>
まず、ステップS21において、制御部8(空検知処理部81)は、第1装着部36Kに装着されているトナーコンテナ9Kが空であるか否かを判断する。そして、第1装着部36Kに装着されているトナーコンテナ9Kが空であると判断されると(S21:Yes)、処理がステップS22に移行する。一方、第1装着部36Kに装着されているトナーコンテナ9Kが空ではないと判断されると(S21:No)、処理がステップS29に移行する。
<ステップS22>
ステップS22において、制御部8(判定処理部83)は、第1予測処理を実行する。前記第1予測処理は、新たなトナーコンテナ9Kが第1装着部36Kに装着されてから当該新たなトナーコンテナ9Kが空になるまでの間に画像形成部3から回収される廃トナー量を予測するための処理である。以下、図6を参照して、前記第1予測処理の手順の一例について説明する。
<ステップS221>
ステップS221において、制御部8は、履歴情報D1に基づいて、1ページ当たりのブラックの平均トナー消費量を算出する。例えば、制御部8は、履歴情報D1に含まれる所定ページ分(例えば、直近5000ページ分)のブラックのトナー消費量の平均値を算出することによって、1ページ当たりのブラックの平均トナー消費量を算出する。
<ステップS222>
ステップS222において、制御部8は、履歴情報D1に基づいて、1ページ当たりの平均廃トナー量を算出する。例えば、制御部8は、履歴情報D1に含まれる所定ページ分(例えば、直近5000ページ分)の廃トナー量の平均値を算出することによって、1ページ当たりの平均廃トナー量を算出する。
<ステップS223>
ステップS223において、制御部8は、新たなトナーコンテナ9K(すなわち、新品のトナーコンテナ9K)が第1装着部36Kに装着されてから当該新たなトナーコンテナ9Kが空になるまでの間に画像形成部3で処理される予測ページ数を算出する。
<ステップS224>
ステップS224において、制御部8は、前記ステップS222で算出された前記平均廃トナー量に、前記ステップS223で算出された前記予測ページ数を乗算して、予測廃トナー量を算出する。そして、処理が図5のステップS23に移行する。
<ステップS23>
ステップS23において、制御部8(判定処理部83)は、前記ステップS224で算出された予測廃トナー量が、トナーコンテナ9Kの全容量よりも大きいか否かを判断する。なお、トナーコンテナ9Kの全容量は、トナーコンテナ9Kに収容することが可能なトナー量の上限であって、例えば、記憶部7に予め記憶されている。そして、前記予測廃トナー量がトナーコンテナ9Kの全容量よりも大きいと判断されると(S23:Yes)、処理がステップS24に移行する。一方、前記予測廃トナー量がトナーコンテナ9Kの全容量以下であると判断されると(S23:No)、処理がステップS26に移行する。
<ステップS24>
ステップS24において、制御部8(通知処理部84)は、予め定められた第1メッセージを操作表示部5に表示させる。前記第1メッセージは、空になったトナーコンテナ9Kを保管しておくようにユーザーに通知するメッセージである。例えば、制御部8は、図8に示されるような通知画面P1を操作表示部5に表示させて、ユーザーによる交換作業(すなわち、空になったトナーコンテナ9Kの代わりに新たなトナーコンテナ9Kを第1装着部36Kに装着する作業)が終了するまで待機する。
なお、前記ステップS23において前記予測廃トナー量がトナーコンテナ9Kの全容量よりも大きいと判断されたということは、空になったトナーコンテナ9Kを第2装着部37にすぐに装着すると、新たなトナーコンテナ9Kが空になる前に廃トナーコンテナが満杯になる可能性が高いことを意味する。このような状況としては、例えば、画像形成部3において主にブラック以外の色のトナーを用いる画像形成処理(例えば、マゼンタとシアンの2色印刷など)が頻繁に行われている状況が挙げられる。このような状況では、第1装着部36Kに装着中のトナーコンテナ9Kが空になったタイミングで第2装着部37に装着中の廃トナーコンテナ(すなわち、満杯にはなっていないが、廃トナーがいくらか溜まっている状態の廃トナーコンテナ)を交換してしまうと、廃トナーコンテナの効率的な使用が妨げられると共に、廃トナーコンテナの交換頻度が高くなってしまう。そこで、当該ステップS24において、制御部8は、第2装着部37に装着中の廃トナーコンテナが満杯になるまで使用されるように、空になったトナーコンテナ9Kを第2装着部37にすぐに装着するのではなく保管しておくようにユーザーに通知する。その結果、廃トナーコンテナを効率的に使用することが可能となる。
制御部8は、例えば、画像形成装置10の本体カバーが一旦開けられた後に閉じられたことを検知すると、前記交換作業が終了したと判断する。そして、処理がステップS25に移行する。
<ステップS25>
ステップS25において、制御部8(記録処理部85)は、記憶部7に前記保管状態情報(すなわち、空のトナーコンテナ9Kが保管されている状態であることを示す情報)を記録する。そして、処理がステップS29に移行する。
<ステップS26>
ステップS26において、制御部8は、前記ステップS224で算出された予測廃トナー量が、第2装着部37に装着中の廃トナーコンテナの残容量よりも大きいか否かを判断する。例えば、制御部8は、第2装着部37に設けられているフォトセンサー、超音波センサー、重量センサーなどのセンサー(不図示)からの出力信号に基づいて、前記廃トナーコンテナの残容量を算出する。もしくは、制御部8は、前記廃トナーコンテナが第2装着部37に装着されてから現時点までの間に画像形成部3から回収された廃トナー量を算出し、当該算出された廃トナー量に基づいて前記廃トナーコンテナの残容量を算出してもよい。そして、前記予測廃トナー量が廃トナーコンテナの残容量よりも大きいと判断されると(S26:Yes)、処理がステップS27に移行する。一方、前記予測廃トナー量が廃トナーコンテナの残容量以下であると判断されると(S26:No)、処理がステップS28に移行する。
<ステップS27>
ステップS27において、制御部8(通知処理部84)は、予め定められた第2メッセージを操作表示部5に表示させる。前記第2メッセージは、第2装着部37に装着中の廃トナーコンテナ(すなわち、満杯にはなっていないが、廃トナーがいくらか溜まっている状態の廃トナーコンテナ)の代わりに、空になったトナーコンテナ9Kを第2装着部37に装着するようにユーザーに通知するメッセージである。例えば、制御部8は、図9に示されるような通知画面P2を操作表示部5に表示させて、ユーザーによる交換作業(すなわち、空になったトナーコンテナ9Kを第2装着部37に装着すると共に新たなトナーコンテナ9Kを第1装着部36Kに装着する作業)が終了するまで待機する。
なお、前記ステップS26において前記予測廃トナー量が廃トナーコンテナの残容量よりも大きいと判断されたということは、第2装着部37に装着中の廃トナーコンテナを使用し続けると、新たなトナーコンテナ9Kが空になる前に当該廃トナーコンテナが満杯になる可能性が高いことを意味する。もしそうなれば、廃トナーコンテナを交換するために本体カバーを開ける必要があるため、ユーザーにとって手間である。そこで、当該ステップS27において、制御部8は、ユーザーの手間が軽減されるように、第2装着部37に装着中の廃トナーコンテナの代わりに、空になったトナーコンテナ9Kを第2装着部37に装着するようにユーザーに通知する。その結果、少なくとも新たなトナーコンテナ9Kが空になるまでの間は廃トナーコンテナを交換する必要がなくなるので、ユーザーの手間が軽減される。
制御部8は、例えば、画像形成装置10の本体カバーが一旦開けられた後に閉じられたことを検知すると、前記交換作業が終了したと判断する。そして、処理がステップS29に移行する。
<ステップS28>
ステップS28において、制御部8(通知処理部84)は、予め定められた第3メッセージを操作表示部5に表示させる。前記第3メッセージは、空になったトナーコンテナ9Kの代わりに新たなトナーコンテナ9Kを第1装着部36Kに装着するようにユーザーに通知するメッセージである。例えば、制御部8は、前記第3メッセージを操作表示部5に表示させて、ユーザーによる交換作業(すなわち、空になったトナーコンテナ9Kの代わりに新たなトナーコンテナ9Kを第1装着部36Kに装着する作業)が終了するまで待機する。
なお、前記ステップS26において前記予測廃トナー量が廃トナーコンテナの残容量以下であると判断されたということは、第2装着部37に装着中の廃トナーコンテナをこのまま使用し続けても、新たなトナーコンテナ9Kが空になるまで当該廃トナーコンテナが満杯にはならない可能性が高いことを意味する。また、この場合は、少なくとも新たなトナーコンテナ9Kが空になるまでの間は廃トナーコンテナを交換する必要がないので、空になったトナーコンテナ9Kを保管しておく必要がない。そこで、当該ステップS28では、廃トナーコンテナを交換する手間、及び空のトナーコンテナ9Kを保管する手間が省けるように、制御部8は、空になったトナーコンテナ9Kの代わりに新たなトナーコンテナ9Kを第1装着部36Kに装着することだけをユーザーに通知する。なお、前記第3メッセージには、空になったトナーコンテナ9Kをリサイクル業者などによって回収してもらうようにユーザーに通知するメッセージが含まれていてもよい。
制御部8は、例えば、画像形成装置10の本体カバーが一旦開けられた後に閉じられたことを検知すると、前記交換作業が終了したと判断する。そして、処理がステップS29に移行する。
<ステップS29>
ステップS29において、制御部8は、第2装着部37に装着されている廃トナーコンテナの残容量が予め定められた閾値を下回ったか否かを判断する。なお、前記閾値は、後述の通知画面P4(図11参照)が表示されるタイミングに関係するので、例えば、ユーザーが新しい廃トナーコンテナを用意するのに必要な時間を考慮して設定される。なお、前記閾値をユーザーが任意に設定又は選択できるように構成されてもよい。そして、前記廃トナーコンテナの残容量が前記閾値を下回ったと判断されると(S29:Yes)、処理がステップS30に移行する。一方、前記廃トナーコンテナの残容量が前記閾値を下回っていないと判断されると(S29:No)、処理が前記ステップS21に戻る。
<ステップS30>
ステップS30において、制御部8(満杯検知処理部86)は、第2装着部37に装着されている廃トナーコンテナが満杯であるか否かを判断する。例えば、制御部8は、第2装着部37に設けられているフォトセンサー、超音波センサー、重量センサーなどのセンサー(不図示)からの出力信号に基づいて、前記廃トナーコンテナが満杯であるか否かを判断する。もしくは、制御部8は、前記廃トナーコンテナが第2装着部37に装着されてから現時点までの間に画像形成部3から回収された廃トナー量を算出し、当該算出された廃トナー量に基づいて、前記廃トナーコンテナが満杯であるか否かを判断してもよい。そして、前記廃トナーコンテナが満杯であると判断されると(S30:Yes)、処理がステップS31に移行する。一方、前記廃トナーコンテナが満杯ではないと判断されると(S30:No)、処理がステップS35に移行する。
<ステップS31>
ステップS31において、制御部8は、記憶部7に前記保管状態情報が記録されているか否かを判断する。そして、前記保管状態情報が記録されていると判断されると(S31:Yes)、処理がステップS33に移行する。一方、前記保管状態情報が記録されていないと判断されると(S31:No)、処理がステップS32に移行する。
<ステップS32>
ステップS32において、制御部8(通知処理部84)は、予め定められた第4メッセージを操作表示部5に表示させる。前記第4メッセージは、満杯になった廃トナーコンテナの代わりに新たな廃トナーコンテナ(例えば、図11に示される通知画面P4を見てユーザーが予め購入していた廃トナーコンテナ)を第2装着部37に装着するようにユーザーに通知するメッセージである。例えば、制御部8は、前記第4メッセージを操作表示部5に表示させて、ユーザーによる交換作業(すなわち、満杯になった廃トナーコンテナの代わりに新たな廃トナーコンテナを第2装着部37に装着する作業)が終了するまで待機する。制御部8は、例えば、画像形成装置10の本体カバーが一旦開けられた後に閉じられたことを検知すると、前記交換作業が終了したと判断する。そして、処理が前記ステップS21に戻る。
<ステップS33>
ステップS33において、制御部8(通知処理部84)は、予め定められた第5メッセージを操作表示部5に表示させる。前記第5メッセージは、保管されている空のトナーコンテナ9Kを満杯になった廃トナーコンテナの代わりに第2装着部37に装着するようにユーザーに通知するメッセージである。例えば、制御部8は、図10に示されるような通知画面P3を操作表示部5に表示させて、ユーザーによる交換作業(すなわち、保管されている空のトナーコンテナ9Kを満杯になった廃トナーコンテナの代わりに第2装着部37に装着する作業)が終了するまで待機する。制御部8は、例えば、画像形成装置10の本体カバーが一旦開けられた後に閉じられたことを検知すると、前記交換作業が終了したと判断する。そして、処理がステップS34に移行する。こうして、図8に示される通知画面P1を見てユーザーが保管していた空のトナーコンテナ9Kが、廃トナーコンテナとして確実に再利用されることになる。
<ステップS34>
ステップS34において、制御部8は、記憶部7に記録されている前記保管状態情報を削除する。そして、処理が前記ステップS21に戻る。
<ステップS35>
ステップS35において、制御部8は、記憶部7に前記保管状態情報が記録されているか否かを判断する。そして、前記保管状態情報が記録されていると判断されると(S35:Yes)、処理が前記ステップS21に戻る。一方、前記保管状態情報が記録されていないと判断されると(S35:No)、処理がステップS36に移行する。
<ステップS36>
ステップS36において、制御部8(予測処理部87)は、第2予測処理を実行する。前記第2予測処理は、第1装着部36Kに装着中のトナーコンテナ9Kが空になるまでの間に画像形成部3から回収される廃トナー量を予測するための処理である。以下、図7を参照して、前記第2予測処理の手順の一例について説明する。
<ステップS361>
ステップS361において、制御部8は、履歴情報D1に基づいて、1ページ当たりのブラックの平均トナー消費量を算出する。例えば、制御部8は、履歴情報D1に含まれる所定ページ分(例えば、直近5000ページ分)のブラックのトナー消費量の平均値を算出することによって、1ページ当たりのブラックの平均トナー消費量を算出する。
<ステップS362>
ステップS362において、制御部8は、履歴情報D1に基づいて、1ページ当たりの平均廃トナー量を算出する。例えば、制御部8は、履歴情報D1に含まれる所定ページ分(例えば、直近5000ページ分)の廃トナー量の平均値を算出することによって、1ページ当たりの平均廃トナー量を算出する。
<ステップS363>
ステップS363において、制御部8は、第1装着部36Kに装着中のトナーコンテナ9Kが空になるまでの間に画像形成部3で処理される予測ページ数を算出する。
<ステップS364>
ステップS364において、制御部8は、前記ステップS362で算出された前記平均廃トナー量に、前記ステップS363で算出された前記予測ページ数を乗算して、予測廃トナー量を算出する。そして、処理が図5のステップS37に移行する。
<ステップS37>
ステップS37において、制御部8(予測処理部87)は、前記ステップS364で算出された予測廃トナー量が、第2装着部37に装着中の廃トナーコンテナの残容量よりも大きいか否かを判断する。なお、前記予測廃トナー量が前記廃トナーコンテナの残容量よりも大きいということは、第1装着部36Kに装着中のトナーコンテナ9Kが空になる前に前記廃トナーコンテナが満杯になる可能性が高いことを意味する。そして、前記予測廃トナー量が前記廃トナーコンテナの残容量よりも大きいと判断されると(S37:Yes)、処理がステップS38に移行する。一方、前記予測廃トナー量が前記廃トナーコンテナの残容量以下であると判断されると(S37:No)、処理が前記ステップS21に戻る。
<ステップS38>
ステップS38において、制御部8(通知処理部84)は、予め定められた第6メッセージを操作表示部5に表示させる。前記第6メッセージは、新たな廃トナーコンテナを用意しておくようにユーザーに通知するメッセージである。例えば、制御部8は、図11に示されるような通知画面P4を操作表示部5に表示させる。これにより、ユーザーは、第2装着部37に装着中の廃トナーコンテナが満杯になる前に、新たな廃トナーコンテナを前もって購入しておくことができる。その結果、ユーザーは、第2装着部37に装着中の廃トナーコンテナが満杯になった時点ですぐに、新たな廃トナーコンテナを第2装着部37に装着することができる。
なお、記憶部7に前記保管状態情報が記録されている場合(すなわち、空のトナーコンテナ9Kが保管されている場合)には、前記ステップS35から前記ステップS21へと処理が移行するため、通知画面P4が表示されることはない。よって、空のトナーコンテナ9Kが保管されているにも関わらず、ユーザーが新たな廃トナーコンテナを無駄に購入してしまうことを防止することができる。
当該ステップS38の処理が終了すると、処理が前記ステップS21に戻る。
以上のように、本実施形態に係る画像形成装置10によれば、第1装着部36Kに装着されているトナーコンテナ9Kが空になったことが検知されたときに、新たなトナーコンテナ9Kが第1装着部36Kに装着されてから当該新たなトナーコンテナ9Kが空になるまでの間に画像形成部3から回収される予測廃棄現像剤量がトナーコンテナ9Kの全容量を上回るか否かが判定される。そして、前記予測廃棄現像剤量がトナーコンテナ9Kの全容量を上回ると判定された場合に、空になったトナーコンテナ9Kを保管しておくようにユーザーに通知される。よって、第2装着部37に装着中の廃トナーコンテナは、廃トナーで満杯になるまで使用されるので、廃トナーコンテナを効率的に使用することができる。また、空になったトナーコンテナ9Kは、第2装着部37に装着中の廃トナーコンテナが満杯になった時点で、当該満杯になった廃トナーコンテナの代わりに新たな廃トナーコンテナとして再利用される。よって、空になったトナーコンテナ9Kを有効に再利用することができる。
なお、本実施形態では、判定処理部83は、予め定められた期間に行われた前記画像形成処理におけるブラックのトナー消費量と廃トナー量とに基づいて、前記予測廃トナー量を算出し、当該予測廃トナー量がトナーコンテナ9Kの全容量を上回るか否かを判定しているが、本発明はこれに限定されない。例えば、他の実施形態では、判定処理部83は、1ページ当たりの平均廃トナー量が1ページ当たりのブラックの平均トナー消費量を上回っている場合に、新たなトナーコンテナ9Kが第1装着部36Kに装着されてから当該新たなトナーコンテナ9Kが空になるまでの間に画像形成部3から回収される予測廃トナー量がトナーコンテナ9Kの全容量を上回るとみなしてもよい。また、さらに他の実施形態では、判定処理部83は、第1装着部36Kに新たなトナーコンテナ9Kが装着されてから当該トナーコンテナ9Kが空になるまでの間に画像形成部3から回収される廃トナー量を、第2装着部37に設けられているフォトセンサー、超音波センサー、重量センサーなどのセンサー(不図示)からの出力信号に基づいて実測してもよい。そして、判定処理部83は、当該実測された廃トナー量がトナーコンテナ9Kの全容量を上回っている場合に、新たなトナーコンテナ9Kが第1装着部36Kに装着されてから当該新たなトナーコンテナ9Kが空になるまでの間に画像形成部3から回収される予測廃トナー量がトナーコンテナ9Kの全容量を上回るとみなしてもよい。
3 画像形成部
8 制御部
81 履歴処理部
82 空検知処理部
83 判定処理部
84 通知処理部
85 記録処理部
86 満杯検知処理部
87 予測処理部
9Y,9C,9M,9K トナーコンテナ
10 画像形成装置
31Y,31C,31M,31K 作像ユニット
36Y,36C,36M,36K 第1装着部
37 第2装着部

Claims (7)

  1. 各色の現像剤容器を装着可能な複数の第1装着部と、
    前記第1装着部に装着されている現像剤容器から供給される現像剤を用いてシートに画像を形成する画像形成処理を行う画像形成部と、
    前記各色の現像剤容器のうちの特定色の現像剤容器である特定現像剤容器を廃棄現像剤回収容器として装着可能な第2装着部と、
    前記第1装着部に装着中の特定現像剤容器が空になったことを検知する空検知処理部と、
    過去に行われた前記画像形成処理における前記特定色の現像剤消費量と廃棄現像剤量とに基づいて、新たな特定現像剤容器が前記第1装着部に装着されてから当該新たな特定現像剤容器が空になるまでの間に前記画像形成部から回収される予測廃棄現像剤量が前記特定現像剤容器の全容量を上回るか否かを判定する判定処理部と、
    前記空検知処理部により前記特定現像剤容器が空になったことが検知され、前記判定処理部により前記予測廃棄現像剤量が前記特定現像剤容器の全容量を上回ると判定された場合に、空になった前記特定現像剤容器を保管しておくようにユーザーに通知する通知処理部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記通知処理部は、前記空検知処理部により前記特定現像剤容器が空になったことが検知され、前記予測廃棄現像剤量が前記第2装着部に装着中の廃棄現像剤回収容器の残容量よりも大きく且つ前記特定現像剤容器の全容量以下である場合に、空になった前記特定現像剤容器を前記廃棄現像剤回収容器の代わりに前記第2装着部に装着するようにユーザーに通知する、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記通知処理部により空になった前記特定現像剤容器を保管しておく旨の通知が行われた場合に、空の特定現像剤容器が保管されている状態であることを示す保管状態情報を不揮発性メモリーに記録する記録処理部と、
    前記第2装着部に装着中の廃棄現像剤回収容器が満杯になったことを検知する満杯検知処理部とを更に備え、
    前記通知処理部は、前記満杯検知処理部により前記廃棄現像剤回収容器が満杯になったことが検知され、前記不揮発性メモリーに前記保管状態情報が記録されている場合に、保管されている空の特定現像剤容器を満杯になった前記廃棄現像剤回収容器の代わりに前記第2装着部に装着するようにユーザーに通知する、
    請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記通知処理部により前記特定現像剤容器を保管しておく旨の通知が行われた場合に、空の特定現像剤容器が保管されている状態であることを示す保管状態情報を不揮発性メモリーに記録する記録処理部と、
    前記第1装着部に装着中の特定現像剤容器が空になる前に前記第2装着部に装着中の廃棄現像剤回収容器が満杯になるか否かを予測する予測処理部とを更に備え、
    前記通知処理部は、前記不揮発性メモリーに前記保管状態情報が記録されておらず、前記予測処理部により前記特定現像剤容器が空になる前に前記廃棄現像剤回収容器が満杯になると予測された場合に、新たな廃棄現像剤回収容器を用意しておくようにユーザーに通知する、
    請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記判定処理部は、予め定められた期間に行われた前記画像形成処理における前記特定色の現像剤消費量と廃棄現像剤量とに基づいて、前記予測廃棄現像剤量を算出する、
    請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記判定処理部は、前記予め定められた期間に行われた前記画像形成処理におけるページごとの印字率に基づいて1ページ当たりの平均廃棄現像剤量を算出し、前記新たな特定現像剤容器が前記第1装着部に装着されてから当該新たな特定現像剤容器が空になるまでの間に前記画像形成部で処理される予測ページ数を当該平均廃棄現像剤量に乗算して、前記予測廃棄現像剤量を算出する、
    請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記判定処理部は、前記予め定められた期間に行われた前記画像形成処理における1ページ当たりの前記特定色の現像剤消費量に基づいて前記予測ページ数を算出する、
    請求項6に記載の画像形成装置。
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