JP2019001132A - タイヤ成形装置、及び、タイヤの製造方法 - Google Patents

タイヤ成形装置、及び、タイヤの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な手段によって未加硫のタイヤ部材の折り返し不良を抑制することができる、タイヤ成形装置を提供する。
【解決手段】ドラム主軸体と、該ドラム主軸体の外周側に円環状に配置された複数本のアームと、該アームを前記ドラム主軸体の延在方向に沿って未加硫のタイヤ部材に近接する方向に押す、押し手段と、を備えるタイヤ成形装置であって、前記アームは、該アームの一方端側に設けられ、前記押し手段に摺接する、摺接部と、該アームの他方端側に設けられ、前記未加硫のタイヤ部材に当接して該未加硫のタイヤ部材を押圧する、押圧部と、該アームの延在方向における前記摺接部及び前記押圧部間であって、該摺接部と該押圧部とを結ぶ線分よりも前記ドラム主軸体側にて該ドラム主軸体に接続する、接続部と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、タイヤ成形装置、及び、タイヤの製造方法に関する。
タイヤの製造においては、成形ドラム上で、未加硫のカーカスプライ等のタイヤ部材をビードコア周りにドラムの径方向内側から外側に折り返す、タイヤ部材の折り返し工程がある。
従来、タイヤ部材の折り返し工程においては、図4に、従来のタイヤ成形装置300の一部を示すように、ドラム主軸体31と、該ドラム主軸体31の外周側に円環状に配置された複数本のアーム32(図4では、複数本のアーム32のうちの1本を図示)と、該アーム32を束ねるゴムバンド35等のバネ部材と、該アーム32をドラム主軸体31の軸線方向に沿って、タイヤ部材に近接する方向に押す任意の押し手段33と、を備えるタイヤ成形装置300が用いられる場合がある。
タイヤ成形装置300において、アーム32は、押し手段33によりドラム主軸体31の軸線方向に押されて、該アーム32の先端部32Aが、ビードコア(不図示)周辺のカーカスプライ30に押しつけられると(図4の実線で示す状態)、アーム32の後端部32Bを支点として、カーカスプライ30を押しつけながらドラム主軸体31の径方向外側に開動する(図4の破線で示す状態)。
このとき、カーカスプライ30には、押し手段33からの押付力Nに起因する押圧力に加えて、ゴムバンド35の張力による付勢力T(図中、バネ記号で示す)に起因する押圧力が、アーム32の先端部32Aを介して与えられる(図中、押圧力F)。ゴムバンド35の張力による付勢力Tは、アーム32の開動に伴って増加するため、カーカスプライ30に与えられる押圧力Fは、アーム32の、ドラム主軸体31の軸線方向に対する傾斜角度θ(以下、「アーム角度θ」という)に比例して大きくなる。
すなわち、図4に二点鎖線で示す、アーム32がビードコア周辺よりもドラム主軸体31の径方向外側領域を押し付ける際(例えば、アーム角度θが30°)の押圧力Fは、同じく図4に実線で示す、アーム32がビードコア周辺を押し付ける際(例えば、アーム角度θが0°)の押圧力Fに比し大きくなる。
具体的には、図5のグラフに示すように、例えば、アーム角度θが30°における押圧力Fは、アーム角度θが0°における押圧力Fの2倍を超える。
従来のタイヤ成形装置300では、アーム32の開動に伴って、押圧力Fが上記のように推移するため、ビードコア周辺では押圧力が不十分となり、ビードコアとカーカスプライ30との間にエア入りが生じる場合があり、また、ビードコア周辺よりもドラム主軸体31の径方向外側領域では押圧力が過大となり、カーカスプライ30の貼付面に押し付け跡が残る、凹凸不良が生じる場合があった。
このような、未加硫のタイヤ部材の折り返し不良を抑制することを所期して、例えば、特許文献1には、カーカスプライの貼付対象となるタイヤ位置に応じて、予め定めた押圧力を作用可能な押圧部材の移動軌跡を格納する記憶手段と、該記憶手段に格納された移動軌跡に従い押圧部材を移動制御する制御部と、を有する、カーカスプライの折り返し装置を用い、アームによるカーカスプライへの押圧力を任意に調整する技術が開示されている。
特開2014−177108号公報
しかしながら、より簡易な手段によって、未加硫のタイヤ部材に対する押圧力をタイヤ位置に応じて調整し、もって該タイヤ部材の折り返し不良を抑制することが求められている。
そこで、本発明は、簡易な手段によって、未加硫のタイヤ部材の折り返し不良を抑制可能である、タイヤ成形装置、及び、タイヤの製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明のタイヤ成形装置は、ドラム主軸体と、該ドラム主軸体の外周側に円環状に配置された複数本のアームと、該アームを前記ドラム主軸体の軸線方向に沿って未加硫のタイヤ部材に近接する方向に押す、押し手段と、を備えるタイヤ成形装置であって、前記アームは、該アームの一方端側に設けられ、前記押し手段に摺接する、摺接部と、該アームの他方端側に設けられ、前記未加硫のタイヤ部材に当接して該未加硫のタイヤ部材を押圧する、押圧部と、該アームの延在方向における前記摺接部及び前記押圧部間であって、該摺接部と該押圧部とを結ぶ線分よりも前記ドラム主軸体側にて該ドラム主軸体に接続する、接続部と、を有することを特徴とする。
この構成によれば、簡易な手段によって、未加硫のタイヤ部材の折り返し不良を抑制することができる。
なお、本明細書において、「ドラム主軸体」とは、アームが上記軸線方向に沿って相対移動する対象の構成部材を意味する。従って、「ドラム主軸体」とは、タイヤ成形装置における、所謂、ドラム主軸のみならず、該ドラム主軸の外周側に設けられた、例えば、ビードロック機構等の他の構成部材を含む。
また、「ドラム主軸体に接続する、接続部」とは、接続部がドラム主軸体に直接接続する場合はもちろん、該接続部が他の構成部材を介してドラム主軸体に間接的に接続する場合も含む。
また、本明細書において、「アームの延在方向」とは、アームの摺接部と押圧部とを結ぶ線分に沿う方向をいう。
本発明のタイヤ成形装置において、前記アームは、前記摺接部と前記押圧部とを連結する、アーム本体部と、該アーム本体部と前記接続部とを連結する、アーム分岐部と、を有することが好ましい。
この構成によれば、タイヤ成形装置を簡潔に構成することができる。
本発明のタイヤ成形装置では、前記摺接部の前記押し手段に対する摺接面が、該押し手段に向かって凸となる曲面からなることが好ましい。
この構成によれば、摺接部がより摺動し易くなる。
本発明のタイヤ成形装置では、前記摺接部が、回転ローラからなることが好ましい。
この構成によれば、摺接部がさらに摺動し易くなる。
また、本発明のタイヤの製造方法は、請求項1から4のいずれか一項に記載のタイヤ成形装置を用いてタイヤを成形することを特徴とする。
この製造方法によれば、未加硫のタイヤ部材の折り返し不良を抑制することができる。
本発明によれば、簡易な手段によって、未加硫のタイヤ部材の折り返し不良を抑制可能である、タイヤ成形装置、及び、タイヤの製造方法を提供することができる。
(a)は、本発明の一実施形態に係るタイヤ成形装置の一部を示す模式図であり、アーム角度θが0°の状態を示す図である。(b)は、同タイヤ成形装置の一部を示す模式図であり、アーム角度θが30°の状態を示す図である。 図1のタイヤ成形装置の押圧力を示すグラフである。 (a)は、本発明の他の実施形態に係るタイヤ成形装置の一部を示す模式図であり、アーム角度θが0°の状態を示す図である。(b)は、同タイヤ成形装置の一部を示す図であり、アーム角度θが30°の状態を示す図である。 従来のタイヤ成形装置の一部を示す模式図であり、実線にてアーム角度θが0°の状態を示し、二点鎖線にてアーム角度θが30°の状態を示す図である。 図4のタイヤ成形装置の押圧力を示すグラフである。
以下に、図面を参照しながら、本発明に係るタイヤの実施形態を例示説明する。
本実施形態に係るタイヤ成形装置100は、図1(a)に示すように、ドラム主軸体1と、該ドラム主軸体1の外周側に円環状に、図示しないが本実施形態ではほぼ等間隔で、配置された複数本のアーム2と、該複数本のアーム2を、ドラム主軸体1の軸線方向に沿って、未加硫のタイヤ部材(本実施形態では、未加硫のカーカスプライ10)に近接する方向に押す押し手段3と、を備えている。ここでは、説明のため、複数本のアーム2のうちの1本とその周辺の構成を図示している。
アーム2は、ドラム主軸体1の軸線方向において、未加硫のカーカスプライ10と、押し手段3との間に配置されている。アーム2は、該アーム2の一方端側に設けられ、押し手段3に摺接する、摺接部2Aと、該アーム2の他方端側に設けられ、カーカスプライ10に当接して該カーカスプライ10を押圧する、押圧部2Bと、該アーム2の延在方向における摺接部2A及び押圧部2B間であって、該摺接部2Aと押圧部2Bとを結ぶ線分よりもドラム主軸体1側にて該ドラム主軸体1に接続する、接続部2Cと、を有している。
本実施形態におけるアーム2は、摺接部2Aと押圧部2Bとを連結する、アーム本体部21と、該アーム本体部21と接続部2Cとを連結する、アーム分岐部22と、を有し、該アーム本体部21及びアーム分岐部22は、いずれも直線状に延在している。また、アーム分岐部22が、アーム本体部21に直交するようにして、アーム2全体が一体に構成されている。
また、本実施形態における押し手段3は、例えば、モータやシリンダ等の駆動源3Aと、アーム2が摺接する被摺接面S′を有し、駆動源3Aによってドラム主軸体1の軸線方向に付勢される押付部3Bと、を有している。
なお、本実施形態では、アーム2のそれぞれに対応する複数の押し手段3が配置されているが、押し手段3は、円環状に配置された複数本のアーム2をまとめて押し付け可能な構成とすることもできる。
上述の構成では、アーム2が、押し手段3によって、該アーム2の一方端側に設けられた摺接部2A位置にてドラム主軸体1の軸線方向に押され、該アーム2の他方端側に設けられた押圧部2Bが、ビードコア周辺のカーカスプライ10に押しつけられると(図1(a)の状態)、アーム2は、ドラム主軸体1の径方向外側向きのモーメントにより、接続部2Cを支点として、カーカスプライ10を押しつけながらドラム主軸体1の径方向外側に開動する(図1(b)の状態)。すなわち、アーム2は、支点となる接続部2Cを介して、ドラム主軸体1の軸線方向一方側では、摺接部2Aがドラム主軸体1に近接し、また、ドラム主軸体1の軸線方向他方側では、押圧部2Bがドラム主軸体1から離間するようにして開動する。
このとき、アーム2の摺接部2Aは、押し手段3によるドラム主軸体1の軸線方向の押付力(本実施形態では、押し手段3の押付部3Bからの反力)Nを受けながら、該押し手段3(本実施形態では、押し手段3の押付部3B)の被摺接面S′上を、ドラム主軸体1の径方向外側から内側に向かって摺接移動する。すなわち、アーム本体部21の開動時、摺接部2Aは、押し手段3の被摺接面S′に接触しつつ該押し手段3に対して相対移動する。
また、このとき、アーム2の押圧部2Bは、カーカスプライ10を該カーカスプライ10の延在方向に垂直な方向の押圧力Fで押圧しながら、該カーカスプライ10上を、ドラム主軸体1の径方向内側から外側へと移動し、当該カーカスプライ10を折り返して圧着する。
さらに、このとき、アーム2の接続部2Cは、押し手段3によるドラム主軸体1の軸線方向の押付力Nにより、本実施形態ではドラム主軸体1上を、該ドラム主軸体1の軸線方向に沿って摺接移動する。すなわち、アーム本体部21の開動時、接続部2Cは、本実施形態ではドラム主軸1に接触しつつ該ドラム主軸1に対して相対移動する。
以上のように、本実施形態におけるアーム2は、ドラム主軸体1の径方向外側向きのモーメントを受けて開動するが、該アーム2の摺接部2A、押圧部2B及び接続部2Cが上述の位置関係にあり、かつ摺接部2Aが押し手段3の被摺接面S′上を、ドラム主軸体1の径方向外側から内側に向かって摺接移動するため、当該アーム2の開動に伴ってアーム角度θが大きくなると、ドラム主軸体1の軸線方向に沿って付与された押付力Nの、アーム本体部21の延在方向に垂直な方向(本実施形態では、アーム分岐部22の延在方向)の成分が大きくなる。その結果、当該成分(及びアーム2にかかる重力(不図示))に起因する押圧力Fは小さくなる。
このように、本実施形態に係るタイヤ成形装置100においては、図2のグラフに示すように、アーム角度θの増加に伴い、押圧力Fが低減する。具体的には、例えば、アーム角度θが30°における押圧力Fは、アーム角度θが0°における押圧力Fの60%程である。このように、タイヤ成形装置100においては、一定の押付力Nのもとに、アーム角度θに応じて、未加硫のカーカスプライ10に対する押圧力Fを好適に増減させることができる。
従って、本実施形態に係るタイヤ成形装置100では、未加硫のタイヤ部材間のエア入り等を抑制する観点から比較的大きな押圧力が要求される、ビードコア周辺と、未加硫のタイヤ部材の貼付面における凹凸不良を抑制する観点から比較的小さな押圧力に止めたい、該ビードコア周辺よりもドラム主軸体1の径方向外側領域と、における押圧力Fを、上述の簡潔な構成により好適に調整できる。これにより、簡易な手段によって、未加硫のタイヤ部材の折り返し不良を抑制することができる。
なお、上記押圧力Fは、下記式(1)にて表わされる。
下記式(1)において、N:押し手段3による押付力、F:アーム2の押圧力、L1:アーム2の押し手段3側の端と、接続部2Cの中心との間のアーム延在方向の長さ、L2:摺接部2Aと押圧部2Bとを結ぶ線分と、接続部2Cの端との間の、アームの延在方向に垂直な方向の長さ、L3:アーム2の押圧部2Bの端と、接続部2Cの中心との間のアームの延在方向の長さ、α:ドラム主軸体1の軸線方向に対するカーカスプライ10の傾斜角度、及び、θ:ドラム主軸体1の軸線方向に対するアーム2の傾斜角度(アーム角度)(θ<α<90°)である。
Figure 2019001132
上記式(1)からも、本実施形態に係るタイヤ成形装置100では、アーム角度θが大きくなるほど、カーカスプライ10に対する押圧力Fが低減することが分かる。さらに、アーム2の押し手段3側の端と、接続部2Cの中心との間のアームの延在方向の長さL1を長くすることにより、アーム角度θの増加に伴う押圧力Fの低減割合を調整できる。すなわち、長さL1を長くするほど、アーム角度θの増大に伴う押圧力Fの低減割合は大きくなる。
その一方で、従来のタイヤ成形装置300では、アーム32がゴムバンド35の張力による付勢力Tを受けており、付勢力Tがアーム角度θの増大に伴って増加するため、アーム角度θの増大に伴って押圧力Fも増加する。アーム32は、該アーム32の後端部32Bが押し手段33上を摺接移動することなく開動するため、ゴムバンド35の張力Tなしには、アーム32のアーム角度θが一定以上になると該アーム32の先端部32Aが図中上方に跳ね上がり、未加硫のタイヤ部材30に対する押圧力Fが極端に低減してしまう。この場合、生タイヤのタイヤ径方向外側の成形を適切に行うことができない。
本発明に係るタイヤ成形装置100では、押し手段3からの押付力Nが、アーム2の摺接部2Aに直接付与され、該摺接部2Aが押手段3上をタイヤ径方向に摺接移動するため、未加硫のタイヤ部材10に、タイヤ径方向に亘って適切な押圧力を付与することができる。
なお、本実施形態に係るタイヤ成形装置100では、上述のように、アーム2が、摺接部2Aと押圧部2Bとを連結する、アーム本体部21と、該アーム本体部21と接続部2Cとを連結する、アーム分岐部22と、を有し、また、アーム本体部21及びアーム分岐部22がいずれも直線状に延在して、タイヤ成形装置が簡潔に構成されている。
しかしながら、接続部2Cが、アーム2の延在方向における摺接部2A及び押圧部2B間であって、該摺接部2Aと該押圧部2Bとを結ぶ線分よりもドラム主軸体1側にて該ドラム主軸体1に接続している限り、摺接部2A、押圧部2B及び接続部2Cを任意に一体的に連結することができる。
例えば、摺接部2Aと押圧部2Bとを曲線状に連結する(アーム本体部21を曲線状とする)ことや、アーム本体部21と接続部2Cとを曲線状に連結する(アーム分岐部22を曲線状とする)こと、又は、摺接部2A及び押圧部2Bを、接続部2Cを介して一体的に接続すること等ができる。
また、図3に、本発明の他の実施形態に係るタイヤ成形装置200を示すように、アーム2は、該アーム2とドラム主軸体1との間に配置された他の構成部材、例えば、アーム支持体3Cを介して、間接的に、ドラム主軸体1に接続することもできる。
なお、タイヤ成形装置200は、当該アーム支持体3Cを備えること以外は、上述のタイヤ成形装置100と同じ構成である。
アーム支持体3Cは、例えば、ドラム主軸体1の軸線方向に沿って延びるボールねじ(不図示)によって、該軸線方向に沿ってドラム主軸体1上を摺動可能であり、アーム2とドラム主軸体1との間に介在してアーム2を支持するとともに、該アーム2をドラム主軸体1の軸線方向に沿って、未加硫のタイヤ部材(本実施形態では、未加硫のカーカスプライ10)に近接する方向に押すことができる。タイヤ成形装置200では、駆動部3A、押付部3B及びアーム支持体3Cにより、押し手段3を構成している。
このように、アーム2を、アーム支持体3Cを介してドラム主軸体1に接続した場合、例えば、該アーム支持体3Cをドラム主軸体1の周方向に回転可能に構成することによって、アーム2をドラム主軸1の周方向に回転させることができる。
また、アーム2がカーカスプライ10と離間している状態から、該アーム2の押圧部2Bがビードコア周辺のカーカスプライ10に当接する(図3(a)の状態)までの間及び、アーム2がカーカスプライ10を押しつけながらドラム主軸体1の径方向外側に開動する(図1(b)の状態)間に、接続部2Cがドラム主軸体1等の他の構成部材上を摺接移動することなく、アーム2をカーカスプライ10に近接させること及び、押し付けることができる。
以上のとおり、タイヤ成形装置100,200では、一定の押付力Nのもとに、アーム角度θに応じて、未加硫のタイヤ部材(上述の実施形態では、未加硫のカーカスプライ10)に対する押圧力Fを好適に増減させることがでる。さらには、押し手段3による押付力Nそれ自体を制御することにより、未加硫のカーカスプライ10の押し付け部位に応じて、押圧力Fをさらに好適に増減させることができる。
なお、アーム2の摺接部2Aの、押し手段3に対する摺接面(本実施形態では、押付部3Bに対する摺接面)Sは、押し手段3に向かって凸となる曲面(例えば、半円状の曲面)からなることが好ましい。この場合、摺接部2Aが、押し手段3の被摺接面S′上を摺動し易くなるため、アーム2がより滑らかに開動可能となるからである。
さらに、アーム2の摺接部2Aを回転ローラにより構成すれば、摺接部2Aが押し手段3の被摺接面(本実施形態では、押付部3Bの被摺接面)S′上をさらに摺動し易くなる。この場合、アーム本体部21は、該摺接部2Aの周りに回動可能なように構成される。
また、アーム2の摺接部2Aは、該摺接部2Aの摺接面Sをメッキ処理や窒化処理することによって摺動性を高めることができる。なお、メッキ処理として、例えば、ハードクロムメッキ処理を用いることができる。
また、アーム2の押圧部2Bは、例えば、1つ、2つ又は3つ以上の回転ローラにより構成することができる。
また、アーム2の接続部2Cは、例えば、回転ローラ又はヒンジ体により構成することができる。この場合、アーム分岐部22は、該接続部2Cの中心軸周りに回動可能なように構成される。
また、上述の実施形態における押し手段3(上述の実施形態では、押し手段3の押付部3B)の被摺接面S′は、ドラム主軸体1に対して垂直に構成されているが、例えば、ドラム主軸体1に対して傾斜して構成することや、1つ、2つ又は複数の円弧をつないでなる曲線から構成することもできる。
このように、押付部3Bの被摺接面S′をドラム主軸体1の軸線方向に対して傾斜させる及び/又は湾曲させることにより、押し手段3による推力の変位を調整することができる。
なお、被摺接面S′をドラム主軸体1に対して傾斜させる場合、該被摺接面S′を、例えば、被摺接面S′とドラム主軸体1との間の角度が押し手段3側にて鋭角となるように傾斜させると、アーム角度θの増大に応じて、未加硫のタイヤ部材(本実施形態では、未加硫のカーカスプライ10)に対する押圧力Fを減少させるのに有利である。
また、上記のタイヤ成形装置100,200を用いてタイヤを成形する、タイヤの製造方法によれば、未加硫のタイヤ部材の折り返し不良を抑制することができる。
1,31:ドラム主軸体、 2,32:アーム、 2A:摺接部、 2B:押圧部、 2C:接続部、 21:アーム本体部、 22:アーム分岐部、 3,33:押し手段、 3A:駆動源、 3B:押し付け部、 3C:アーム支持体、 10,30:未加硫のカーカスプライ(未加硫のタイヤ部材)、 32A:先端部、 32B:後端部、 35:ゴムバンド、 100,300:タイヤ成形装置、 S:摺接面、 S′:被摺接面

Claims (5)

  1. ドラム主軸体と、該ドラム主軸体の外周側に円環状に配置された複数本のアームと、該アームを前記ドラム主軸体の軸線方向に沿って未加硫のタイヤ部材に近接する方向に押す、押し手段と、を備えるタイヤ成形装置であって、
    前記アームは、
    該アームの一方端側に設けられ、前記押し手段に摺接する、摺接部と、
    該アームの他方端側に設けられ、前記未加硫のタイヤ部材に当接して該未加硫のタイヤ部材を押圧する、押圧部と、
    該アームの延在方向における前記摺接部及び前記押圧部間であって、該摺接部と該押圧部とを結ぶ線分よりも前記ドラム主軸体側にて該ドラム主軸体に接続する、接続部と、
    を有することを特徴とする、タイヤ成形装置。
  2. 前記アームは、前記摺接部と前記押圧部とを連結する、アーム本体部と、該アーム本体部と前記接続部とを連結する、アーム分岐部と、を有する、請求項1に記載のタイヤ成形装置。
  3. 前記摺接部の前記押し手段に対する摺接面が、該押し手段に向かって凸となる曲面からなる、請求項1又は2に記載のタイヤ成形装置。
  4. 前記摺接部が、回転ローラからなる、請求項1から3のいずれか一項に記載のタイヤ成形装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のタイヤ成形装置を用いてタイヤを成形する、タイヤの製造方法。
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