JP2023089359A - サイドウォールの貼付フォーマ - Google Patents
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Abstract
【課題】貼付フォーマから中間カバーを剥がれ易くする。【解決手段】、サイドウォールの貼付フォーマは、周方向に並べて配置される複数のセグメント21,22と、複数のセグメント21,22を径方向に移動させる拡縮機構31と、を備え、拡縮機構31は、複数のセグメント21,22を径方向外側へ移動させた拡径状態と拡径状態を解除した解除状態とに切り替える拡径部32,33と、複数のセグメント21,22を径方向内側へ付勢し、拡径部32,33の解除状態で複数のセグメント21,22を径方向内側へ移動させる縮径部34と、複数のセグメントの径方向外側への移動を所定位置で制限する規制部35と、を有している。【選択図】図2
Description
本発明は、サイドウォールの貼付フォーマに関する。
タイヤの製造工程では、インナーライナー、カーカスプライ、及びビードを一体にして生タイヤの中間生成物(以下、「中間カバー」ともいう)が成形され、この中間カバーにサイドウォールを貼り付ける作業が行われる。この貼り付け作業は、中間カバーを貼付フォーマに装着した状態で行われる。
サイドウォールの貼付フォーマは、中間カバーを装着したり取り外したりするために外径を縮小させる必要がある。そのため、貼付フォーマは、外周部が周方向に分割された複数のセグメントにより構成され、各セグメントが、拡縮手段により径方向内外に移動可能に構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された拡縮手段は、軸方向に移動可能に案内されかつ軸方向に対して傾斜したガイド面を有するスライド体と、セグメントを径方向内外に移動可能に案内するガイド部材と、セグメントを径方向内方へ付勢するバネ体と、を備えている。そして、拡縮手段は、スライド体を軸方向の一方側へ移動させることでガイド面によってセグメントを径方向外方へ移動させ、スライド体を軸方向他方側へ移動させることでバネ体によってセグメントを径方向内方へ移動させる。
特許文献1記載の拡縮手段では、各セグメントの径方向外側への移動が特に制限されていないため、バネ体の伸び量が限界に達するまでは、セグメントが径方向外側へ移動し得る。
一方、サイドウォールの貼り付けによって中間カバーが貼付フォーマの外周面に強く密着すると、貼付フォーマの外径を縮小しても中間カバーが剥がれないことがある。この状態で、貼付フォーマから中間カバーを取り外そうとすると、セグメントが中間カバーによって径方向外側へ引っ張られ、中間カバーがスムーズに取り外せずに取出不良となる虞がある。
一方、サイドウォールの貼り付けによって中間カバーが貼付フォーマの外周面に強く密着すると、貼付フォーマの外径を縮小しても中間カバーが剥がれないことがある。この状態で、貼付フォーマから中間カバーを取り外そうとすると、セグメントが中間カバーによって径方向外側へ引っ張られ、中間カバーがスムーズに取り外せずに取出不良となる虞がある。
また、セグメントがある程度引っ張られたところで中間カバーは剥がれるが、その瞬間、過度に伸びたバネ体が急激に収縮しセグメントを勢いよく径方向内方へ移動させる。そのため、セグメントを案内するガイド部材に強い衝撃が加わり、ガイド部材を損傷する虞がある。さらに、バネ体が過度に伸びることによって早期に劣化する虞もある。
本開示は、以上の実情に鑑みてなされたものであり、貼付フォーマの外周面から中間カバーを剥がれ易くすることを目的とする。
(1) 本発明の一態様に係るサイドウォールの貼付フォーマは、
周方向に並べて配置される複数のセグメントと、
前記複数のセグメントを径方向に移動させる拡縮機構と、を備え、
前記拡縮機構は、
前記複数のセグメントを径方向外側へ移動させた拡径状態と前記拡径状態を解除した解除状態とに切り替える拡径部と、
前記複数のセグメントを径方向内側へ付勢し、前記拡径部の解除状態で前記複数のセグメントを径方向内側へ移動させる縮径部と、
前記複数のセグメントの径方向外側への移動を所定位置で制限する規制部と、を有している。
周方向に並べて配置される複数のセグメントと、
前記複数のセグメントを径方向に移動させる拡縮機構と、を備え、
前記拡縮機構は、
前記複数のセグメントを径方向外側へ移動させた拡径状態と前記拡径状態を解除した解除状態とに切り替える拡径部と、
前記複数のセグメントを径方向内側へ付勢し、前記拡径部の解除状態で前記複数のセグメントを径方向内側へ移動させる縮径部と、
前記複数のセグメントの径方向外側への移動を所定位置で制限する規制部と、を有している。
上記構成によれば、セグメントの径方向外側への移動が規制部によって制限されるので、当該セグメントに密着した中間カバーを取り外すときに、セグメントが中間カバーで引っ張られても所定位置を越えて径方向外側へ移動することがなくなり、セグメントから中間カバーを剥がれ易くすることができる。その結果、貼付フォーマからの中間カバーの取出不良を削減することができる。
(2) 好ましくは、前記複数のセグメントが、第1セグメントと、前記第1セグメントに周方向に隣り合う第2セグメントとを含み、
前記第1セグメントの周方向の端部が、前記第2セグメントにおける周方向の端部の径方向外側にオーバーラップし、
前記規制部が、前記第1セグメントに対応して設けられている。
この構成によれば、規制部により第1セグメントの径方向外側の移動を制限することで、第2セグメントの径方向外側への移動も制限することができる。
前記第1セグメントの周方向の端部が、前記第2セグメントにおける周方向の端部の径方向外側にオーバーラップし、
前記規制部が、前記第1セグメントに対応して設けられている。
この構成によれば、規制部により第1セグメントの径方向外側の移動を制限することで、第2セグメントの径方向外側への移動も制限することができる。
(3) 好ましくは、前記第1セグメントの周方向の長さが、前記第2セグメントの周方向の長さよりも長い。
この構成によれば、1つの規制部によって径方向外側への移動を直接的に制限できるセグメントの周方向の範囲を拡大することができる。
この構成によれば、1つの規制部によって径方向外側への移動を直接的に制限できるセグメントの周方向の範囲を拡大することができる。
(4) 好ましくは、前記規制部が、
前記セグメントに設けられた当接部材と、
前記拡縮機構に設けられ、当該セグメントの径方向外側への移動で前記当接部材が当接する被当接部材と、を含む。
この構成によれば、当接部材を被当接部材に当接することによってセグメントの径方向外側への移動を制限することができる。
前記セグメントに設けられた当接部材と、
前記拡縮機構に設けられ、当該セグメントの径方向外側への移動で前記当接部材が当接する被当接部材と、を含む。
この構成によれば、当接部材を被当接部材に当接することによってセグメントの径方向外側への移動を制限することができる。
本発明は、貼付フォーマの外周面から中間カバーを剥がれ易くすることができる。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて、本発明が詳細に説明される。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係るサイドウォールの貼付フォーマを示す径方向から見た断面図である。図2は、貼付フォーマを軸方向から見た断面図である。図3の(a)は、図2のIII-III線における断面図、図3の(b)は、(a)のa矢視図、図3の(c)は、(a)のb矢視図である。図2及び図3には、貼付フォーマの外径の拡大と縮小とを対比するため、上半分に外径が拡大した状態が示され、下半分に外径が縮小した状態が示される。
図1は、第1実施形態に係るサイドウォールの貼付フォーマを示す径方向から見た断面図である。図2は、貼付フォーマを軸方向から見た断面図である。図3の(a)は、図2のIII-III線における断面図、図3の(b)は、(a)のa矢視図、図3の(c)は、(a)のb矢視図である。図2及び図3には、貼付フォーマの外径の拡大と縮小とを対比するため、上半分に外径が拡大した状態が示され、下半分に外径が縮小した状態が示される。
図1に示すように、サイドウォールSWの貼付フォーマ10は、回転可能なシャフト11に設けられた一対のフォーマ本体12を備える。一方(図1の右側)のフォーマ本体12は、シャフト11上を軸方向に移動可能であり、これにより、一対のフォーマ本体12の間隔を調整可能である。
なお、本明細書では、シャフト11の軸心Cに平行な方向を「軸方向」といい、シャフト11の軸心Cに垂直な方向を「径方向」といい、シャフト11の軸心C回りの方向を「周方向」という。また、一対のフォーマ本体12が互いに向かい合う方向(一対のフォーマ本体12の中心線CLに近づく方向)を「軸方向内側」ということがあり、その反対方向(一対のフォーマ本体12の中心線CLから離れる方向)を「軸方向外側」ということがある。
各フォーマ本体12は、複数のセグメント21,22と、拡縮機構31と、を有する。複数のセグメント21,22は、シャフト11の周りに周方向に並べて配置されている。各セグメント21,22は、円弧状の板材により形成されたセグメント本体23と、セグメント本体23の径方向内側の面に固定された移動体24とを有する。
図1及び図2に示すように、複数のセグメント21,22は、第1セグメント21と第2セグメント22とを含む。第1セグメント21と第2セグメント22とは、周方向に隣り合っている。本実施形態では、3個の第1セグメント21と3個の第2セグメント22とが周方向に交互に配置されている。なお、セグメント21,22の全体数や、第1セグメント21及び第2セグメント22のそれぞれの数は特に限定されるものではなく、適宜変更可能である。
第1セグメント21のセグメント本体23は、第2セグメント22のセグメント本体23よりも周方向に長く形成されている。また、第1セグメント21におけるセグメント本体23の周方向の端部は、第2セグメント22におけるセグメント本体23の周方向の端部に対して径方向外側にオーバーラップしている。
図3に示すように、各セグメント21,22の移動体24は、後述する拡縮機構31における支持部32cに設けられたガイド体36により径方向内外に移動可能に案内されている。ガイド体36には、例えば、リニアガイドが用いられる。また移動体24の径方向内端部には、ローラ25が回転自在に取り付けられている。このローラ25は、後述する拡縮機構31のガイド面33a上を転動する。
拡縮機構31は、拡径部32,33と、縮径部34と、規制部35とを有する。拡径部は、ベース体32と、ベース体32に取り付けられたスライド体33とを含む。縮径部は、バネ体34を含む。規制部は、ストッパ35を含む。
ベース体32は、シャフト11の外周面に軸方向に移動可能に嵌合された筒部32aと、筒部32aの軸方向一端から径方向外側に延びる円環状のフランジ部32bと、筒部32aの軸方向他端から径方向外方へ突出する支持部32cとを有する。この支持部32cに前述のガイド体36が固定されている。
スライド体33は、筒部32aの外周面に軸方向に移動可能に外嵌されている。スライド体33は、略円すい形状に形成されている。スライド体33の外周部には、軸方向に対して傾斜したガイド面33aが形成されている。このガイド面33a上を移動体24のローラ25が転動する。スライド体33とベース体32との間には空気室37が形成されている。この空気室37内に空気が供給されると、スライド体33はベース体32上を軸方向の一方側(軸方向内側)に移動する。また、空気室37内から空気が排出されると、スライド体33は、軸方向の他方側(軸方向外側)へ移動する。
スライド体33が軸方向の一方側(軸方向内側)に移動すると、ガイド面33a上を移動体のローラ25が転がり、セグメント21,22が径方向外側へ移動する。そのため、貼付フォーマ10の外径が拡大する。このときの拡径部32,33の状態を、貼付フォーマ10の外径を拡大する拡径状態という。また、スライド体33が軸方向の他方側(軸方向外側)へ移動すると、貼付フォーマ10の拡径状態が解除される(解除状態)。そのため、後述するバネ体34によってセグメント21,22が径方向内側へ移動し、貼付フォーマ10の外径が縮小する。
バネ体34は、図2に示すように、コイルスプリング等によって円環状に形成され、周方向に並べて配置された複数のセグメント21,22の移動体24に連結されている。バネ体34は、各セグメント21,22を径方向内側へ付勢する。スライド体33が、軸方向の一方側へ移動すると、バネ体34が伸長し、スライド体33が、軸方向の他方側へ移動すると、バネ体34が収縮する。
図2に示すように、第1セグメント21におけるセグメント本体23の周方向の端部は、第2セグメント22におけるセグメント本体23の周方向端部に対して径方向外側にオーバーラップして配置されている。貼付フォーマ10の外径が縮小すると、外径が拡大しているときよりも第1セグメント21のセグメント本体23と第2セグメント22のセグメント本体23とのオーバーラップ量が増大する。
図2及び図3に示すように、ストッパ35は、セグメント21,22の径方向外側への移動を所定位置で制限する。この所定位置とは、例えば、貼付フォーマ10に適用される中間カバー50の内径と同じかそれよりもやや大きい位置であり、バネ体34の許容伸び量を超えない位置に設定される。
本実施形態のストッパ35は、第1セグメント21に対応して設けられている。ストッパ35は、第1セグメント21に設けられた当接部材42と、スライド体33に設けられた被当接部材41とを含む。被当接部材41は、スライド体33の軸方向端部に設けられており、径方向に延びる長孔41aが形成された板部材である。当接部材42は、第1セグメント21の移動体24に設けられたピンにより構成されている。当接部材42は、移動体24から軸方向に突出している。当接部材42は、被当接部材41における長孔41aに挿入されている。
スライド体33が軸方向に移動すると、第1セグメント21が径方向に移動し、当接部材42も長孔41a内で径方向に移動する。そして、第1セグメント21の径方向外側への移動は、当接部材42が被当接部材41の長孔41aの径方向外端に当接することで所定位置で制限される。第1セグメント21の径方向内側への移動は、当接部材42が長孔41aの径方向内端に達する前にスライド体33が軸方向の移動限界に達することで制限される。
図2に示すように、第1セグメント21におけるセグメント本体23の周方向の端部は、第2セグメント22におけるセグメント本体23の周方向端部に径方向外側にオーバーラップしているので、ストッパ35によって第1セグメント21の径方向外側への移動が制限されることで、第2セグメント22の径方向外側への移動も間接的に制限される。
図1に示すように、未加硫のタイヤである生タイヤの中間生成物(中間カバー)50にサイドウォールSWを貼り付ける作業は、中間カバー50を貼付フォーマ10の一対のフォーマ本体12に装着した状態で行われる。具体的に、中間カバー50を装着したフォーマ本体12を回転させながら図示しない供給装置でサイドウォールSWを供給し、サイドウォールSWを中間カバー50の外周面に押さえ付けながら貼り付ける。中間カバー50にサイドウォールSWを貼り付けるときは貼付フォーマ10の外径を拡大し、貼付フォーマ10に中間カバー50を装着するときやサイドウォールSWを貼り付けた後の中間カバー50を貼付フォーマ10から取り外すときは、貼付フォーマ10の外径を縮小する。
サイドウォールSWを中間カバー50の外周面に貼り付けると、中間カバー50の内周面が貼付フォーマ10の外周面に強く密着することがある。そのため、サイドウォールSWを貼り付けた後に貼付フォーマ10を縮径したとしても貼付フォーマ10から中間カバー50が剥がれないことがある。この状態で中間カバー50を貼付フォーマ10から取り外そうとすると貼付フォーマ10のセグメント21,22が中間カバー50によって径方向外側へ引っ張られる。
本実施形態の貼付フォーマ10は、ストッパ35によってセグメント21,22の径方向外側への移動が直接的又は間接的に制限される。そのため、中間カバー50を貼付フォーマ10から取り外すときに、セグメント21,22から中間カバー50が剥がれ易くなる。これにより、中間カバー50の取出不良を削減することができる。また、バネ体34が過度に引っ張られることもなくなるので、バネ体34の劣化を抑制することができる。したがって、バネ体34の劣化に起因する貼付フォーマ10の縮径速度の低下を抑制することができる。
貼付フォーマ10のセグメント21,22が中間カバー50によって径方向外側へ引っ張られ、過度にバネ体34が伸びた場合、中間カバー50からセグメント21,22が剥がれた瞬間にバネ体34が急激に収縮し、セグメント21,22が勢いよく径方向内側へ移動することになる。このような現象が生じると、セグメント21,22を支持しているガイド体36に衝撃が伝わり、ガイド体36が損傷する可能性がある。本実施形態では、ストッパ35によってバネ体34の伸びも制限されるので、このような問題も生じ難くなる。
上記実施形態では、第1セグメント21に対応してストッパ35を設けることで第2セグメント22の径方向外側への移動をも制限している。そのため、セグメント21,22の全体数よりも少ないストッパ35を用いて全てのセグメント21,22の径方向外側への移動を制限することができる。
また、本実施形態では、より周方向に長いセグメント本体23を有する第1セグメント21に対応してストッパ35が設けられている。そのため、一つのストッパ35で直接的に移動を制限できるセグメントの周方向範囲を拡大することができる。
[第2実施形態]
図4の(a)は、第2実施形態に係る貼付フォーマの図3の(a)に相当する断面図であり、図4の(b)は、(a)のc矢視図、図4の(c)は、(a)のd矢視図である。
第2実施形態の貼付フォーマ10は、ストッパ(規制部)35の構成が第1実施形態とは異なっている。ストッパ35の被当接部材41は、拡縮機構31のベース体32における支持部32cに設けられた突起である。この突起は、支持部32cから軸方向に突出する。当接部材42は、第1セグメント21のセグメント本体23の径方向内側の面に取り付けられ、被当接部材41が挿入される長孔42aが形成された板部材である。本実施形態では、セグメント21が径方向外側の所定位置まで移動すると、被当接部材41が当接部材42の長孔42aの径方向内端に当接し、その移動が制限される。これによりセグメント21の径方向外側への移動が制限される。
図4の(a)は、第2実施形態に係る貼付フォーマの図3の(a)に相当する断面図であり、図4の(b)は、(a)のc矢視図、図4の(c)は、(a)のd矢視図である。
第2実施形態の貼付フォーマ10は、ストッパ(規制部)35の構成が第1実施形態とは異なっている。ストッパ35の被当接部材41は、拡縮機構31のベース体32における支持部32cに設けられた突起である。この突起は、支持部32cから軸方向に突出する。当接部材42は、第1セグメント21のセグメント本体23の径方向内側の面に取り付けられ、被当接部材41が挿入される長孔42aが形成された板部材である。本実施形態では、セグメント21が径方向外側の所定位置まで移動すると、被当接部材41が当接部材42の長孔42aの径方向内端に当接し、その移動が制限される。これによりセグメント21の径方向外側への移動が制限される。
上述した第1実施形態では、貼付フォーマ10の外径を拡縮する際に軸方向に移動するスライド体33にストッパ35を構成する部品41が設けられているので、ストッパ35の軸方向の寸法が大きくなっているが、本実施形態では、貼付フォーマ10の外径を拡縮する際に軸方向に移動しない部品23,32cに対してストッパ35が設けられているので、ストッパ35の軸方向の寸法をコンパクトに構成することができる。
今回開示した実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の技術的範囲は前述の実施形態に限定されるものではなく、この技術的範囲には特許請求の範囲に記載された構成と均等の範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、規制部35の具体的な構造は上記実施形態に限定されることなく変更可能であり、セグメントの径方向外側への移動を制限できる限り、特に限定されない。また、規制部35は、全てのセグメント21,22に対応して設けられていてもよい。
10 :貼付フォーマ
21 :第1セグメント
22 :第2セグメント
31 :拡縮機構
32 :ベース体(拡径部)
33 :スライド体(拡径部)
33a :ガイド面(拡径部)
34 :バネ体(縮径部)
35 :ストッパ(規制部)
41 :被当接部材
42 :当接部材
SW :サイドウォール
21 :第1セグメント
22 :第2セグメント
31 :拡縮機構
32 :ベース体(拡径部)
33 :スライド体(拡径部)
33a :ガイド面(拡径部)
34 :バネ体(縮径部)
35 :ストッパ(規制部)
41 :被当接部材
42 :当接部材
SW :サイドウォール
Claims (4)
- 周方向に並べて配置される複数のセグメントと、
前記複数のセグメントを径方向に移動させる拡縮機構と、を備え、
前記拡縮機構は、
前記複数のセグメントを径方向外側へ移動させた拡径状態と前記拡径状態を解除した解除状態とに切り替える拡径部と、
前記複数のセグメントを径方向内側へ付勢し、前記拡径部の解除状態で前記複数のセグメントを径方向内側へ移動させる縮径部と、
前記複数のセグメントの径方向外側への移動を所定位置で制限する規制部と、を有している、サイドウォールの貼付フォーマ。 - 前記複数のセグメントが、第1セグメントと、前記第1セグメントに周方向に隣り合う第2セグメントとを含み、
前記第1セグメントの周方向の端部が、前記第2セグメントにおける周方向の端部の径方向外側にオーバーラップし、
前記規制部が、前記第1セグメントに対応して設けられている、請求項1に記載のサイドウォールの貼付フォーマ。 - 前記第1セグメントの周方向の長さが、前記第2セグメントの周方向の長さよりも長い、請求項2に記載のサイドウォールの貼付フォーマ。
- 前記規制部が、
前記セグメントに設けられた当接部材と、
前記拡縮機構に設けられ、当該セグメントの径方向外側への移動で前記当接部材が当接する被当接部材と、を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載のサイドウォールの貼付フォーマ。
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