JP2018535916A - ガラスリボン形成装置および方法 - Google Patents

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Abstract

ガラスリボン形成装置は、両側を向いた第1および第2の形成面を有する形成体を備える。端部堰アセンブリは、第1の形成面の第1の端部に沿って、ドロー方向に延伸する第1の形成堰壁部を含む。第2の形成堰壁部は、第2の形成面の第1の端部に沿って、ドロー方向に延伸する。第1のブリッジ堰壁部は、形成体の上面に配置されて、第1の形成堰壁部と第2の形成堰壁部の間に延伸して連結しうる。形成体、および、端部堰アセンブリは、各々、耐火性材料から形成される。方法は、溶融ガラスを、形成面の対向する第1および第2の端部に沿ってドロー方向に延伸した形成堰壁部によって画定された溝部を通って、流す工程を含む。

Description

関連出願の相互参照
本願は、2015年11月20日出願の米国仮特許出願第62/258、176号の優先権の利益を主張し、その内容は依拠され、全体として参照により本明細書に組み込まれる。
本開示は、ガラスリボン形成装置および方法に関する。
ガラスリボンは、様々な異なる処理を用いて製造しうる。そのような処理の1つは、フュージョンドロー処理であり、溶融ガラス流が、形成体の両側を向いた外側形成面を流れて、ドローラインで合流する。両側を向いた外側形成面を流れる溶融ガラス流は、ドローラインで合流して、ガラスリボンを形成する。
本明細書において、ガラスリボン形成装置および方法を開示する。
本明細書において、例示的なガラスリボン形成装置を開示し、装置は、両側を向いた第1および第2の形成面を有する形成体を備える。装置は、第1の形成面の第1の端部に沿って、ドロー方向に延伸する形成堰壁部を含む、端部堰アセンブリを備える。形成体、および、端部堰アセンブリが、各々、耐火性材料を含む。
本明細書において、例示的なガラスリボン形成装置を開示し、装置は、両側を向いた第1および第2の形成面を有する下側形成体と、下側形成体の上方に配置されて、両側を向いた第1および第2の形成面を有する上側形成体とを備える。下側ブリッジ堰壁部が、下側形成体と上側形成体の間の間隙に配置されている。下側形成体、上側形成体、および、下側ブリッジ堰壁部は、各々、耐火性材料を含む。
本明細書において、例示的なガラスリボン形成装置を開示し、装置は、両側を向いた第1および第2の形成面を有する形成体を備える。装置は、第1の形成面の第1の端部に沿って、ドロー方向に延伸する第1の形成堰壁部と、第2の形成面の第1の端部に沿って、ドロー方向に延伸する第2の形成堰壁部と、形成体の上面に配置されて、第1の形成堰壁部と第2の形成堰壁部の間に延伸して連結する第1のブリッジ堰壁部と、第1の形成面の第2の端部に沿って、ドロー方向に延伸する第3の形成堰壁部と、第2の形成面の第2の端部に沿って、ドロー方向に延伸する第4の形成堰壁部と、形成体の上面に配置されて、第3の形成堰壁部と第4の形成堰壁部の間に延伸して連結する第2のブリッジ堰壁部とを含む、端部堰アセンブリを備える。形成体、および、端部堰アセンブリは、各々、耐火性材料を含む。
本明細書において、例示的なガラスリボン形成方法を開示し、方法は、溶融ガラスを、形成体の形成面に沿って、ドロー方向に流す工程を含む。溶融ガラスが、形成面の対向する第1および第2の端部に沿ってドロー方向に延伸した形成堰壁部によって画定された溝部内を、流れる。形成体、および、形成堰壁部が、各々、耐火性材料を含む。
更なる特徴、および、利点を、以下の詳細な記載で示し、部分的には、当業者には、その記載から容易に明らかであるか、以下の詳細な記載、請求項、および、添付の図面を含む本明細書に記載の実施形態を実施することで分かるだろう。
上記のような概略的記載、および、以下の詳細な記載の両方が、例示的なものにすぎず、請求した主題の本質および特徴を理解するための、概観または枠組みを提供することを意図すると、理解すべきである。添付の図面は、更なる理解を提供するために含められたものであり、本明細書に組み込まれ、その一部を形成する。図面は、1つ以上の実施形態を示し、記載と共に、様々な実施形態の原理および動作を説明する役割を果たす。
ガラスリボン形成装置の一実施形態の斜視図である。 図1に示した装置の形成体の断面図である。 図1に示した装置の立面図である。 図1に示した装置の部分分解図である。 図1に示した装置の形成体の圧縮端部の拡大斜視図であり、端部堰アセンブリが備えられていない。 図1に示した装置の形成体の圧縮端部の拡大斜視図であり、端部堰アセンブリが備えられている。 図1に示した装置の形成体の投入端部の拡大斜視図であり、端部堰アセンブリが備えられていない。 図1に示した装置の形成体の投入端部の拡大斜視図であり、端部堰アセンブリの形成堰壁部が備えられている。 図1に示した装置の形成体の投入端部の拡大斜視図であり、端部堰アセンブリの形成堰壁部およびブリッジ堰壁部が、備えられている。 形成体のチャネルに、あし継ぎジョイントで連結するように構成された形成堰壁部の一実施形態の断面図である。 形成体のチャネルに、L型スロットジョイントで連結するように構成された形成堰壁部の一実施形態の断面図である。 形成体のチャネルに、T型スロットジョイントで連結するように構成された形成堰壁部の一実施形態の断面図である。 積層ガラスリボン形成装置の一実施形態の斜視図である。 図13に示した装置の部分分解図である。
ここで、添付の図面に示した例示的な実施形態を、詳細に記載する。全図を通して、同じ、または、類似した部分を参照するには、可能な限り、同じ参照番号を用いている。図面中の要素は、必ずしも、縮尺通りではなく、例示的な実施形態の原理を示すことに重点を置いている。
本明細書において、「耐火性材料」という用語は、ASTM C71“Standard Terminology Relating to Refractories”に規定されたような「1000°F(538℃)より高温の環境に曝される構造物への、または、システムの要素としての利用を可能にする化学および物理特性を有する非金属性材料」のことを称する。
本明細書において、「平均熱膨張率」または「平均CTE」は、0℃と300℃の間での特定の材料の線形熱膨張率の平均のことを称する。本明細書において、「熱膨張率」または「CTE」は、断りがない限り、平均熱膨張率のことを称する。CTEは、例えば、ASTM E228“Standard Test Method for Linear Thermal Expansion of Solid Materials With a Push−Rod Dilatometer”に記載された手順を用いて、決定しうる。
様々な実施形態において、ガラスリボン形成装置は、形成体、および、端部堰アセンブリを含む。形成体は、両側を向いた第1および第2の形成面を有する。いくつかの実施形態において、装置は、複数の形成体を含み、形成体は、装置の上側形成体、または、下側形成体であってもよい。端部堰アセンブリは、第1の形成面の第1の端部に沿って、ドロー方向に延伸する第1の形成堰壁部を含む。したがって、第1の形成面は、第1の端部で、端部堰アセンブリの形成堰壁部と境界を接する。いくつかの実施形態において、端部堰アセンブリは、第2の形成面の第1の端部に沿って、ドロー方向に延伸する第2の形成堰壁部を含む。したがって、第2の形成面は、第1の端部で、端部堰アセンブリの形成堰壁部と境界を接する。いくつかの実施形態において、端部堰アセンブリは、形成体の上面に配置されて、第1の形成堰壁部と第2の形成堰壁部の間に延伸して連結する、ブリッジ堰壁部を含む。形成体、および、端部堰アセンブリは、各々、耐火性材料を含むか、または、それから形成される。本明細書に記載したように、形成体、および、端部堰アセンブリの各々を、耐火性材料から形成することで、非耐火性材料から形成された端部堰アセンブリを含む装置と比べて、加熱、および/または、装置の動作中の端部堰アセンブリの変形を減らしうる。
図1は、ガラスリボン形成装置100の一実施形態の斜視図である。装置100は、ウェッジ状の形成体110、および、端部堰アセンブリ150を含む。図2は、形成体110の概略的な断面図である。図3は、装置100の立面図である。図4は、装置100の部分分解図である。図1から4に示すように、形成体110は、第1の形成面112、および、第1の形成面の反対側の第2の形成面114を含む。第1および第2の形成面112、114は、ドローライン116で収束する。動作中に、溶融ガラス流が、両側を向いた第1および第2の形成面112、114を流れ落ちる。溶融ガラス流は、ドローライン116で、または、そこに隣接して収束し、ガラスリボンを形成する。ガラスリボンを、装置100から、ドロー方向(例えば、Z方向)に、連続して引き出す。
いくつかの実施形態において、装置は、オーバーフロー分散器として構成される。例えば、装置100は、その上部に形成されたトラフ部118を含む。トラフ部118は、第1の側壁部120、および、第1の側壁部と対向する第2の側壁部122と境界を接する。第1の側壁部120の外面は、第1の形成面112の少なくとも一部として機能する。第2の側壁部122の外面は、第2の形成面114の少なくとも一部として機能する。動作中に、溶融ガラスを、溶融、および/または、送出システム(不図示)から、トラフ部118内に供給する。溶融ガラスが、トラフ部を満たし、次に、第1の側壁部120、および、第2の側壁部122の各々から溢れて、両側を向いた第1および第2の形成面112、114を流れ落ちる溶融ガラス流を形成する。
いくつかの実施形態において、第1の形成面112は、上部112A、および、下部112Bを含む。更に、または、その代わりに、第2の形成面114は、上部114A、および、下部114Bを含む。例えば、図1から4に示した実施形態において、第1の形成面112の上部112A、および、第2の形成面114の上部114Aは、各々、トラフ部118の第1の側壁部120の外面、および、第2の側壁部122の外面を含み、第1の形成面の下部112B、および、第2の形成面の下部114Bは、各々、トラフ部の第1の側壁部および第2の側壁部の下流側に、ドロー方向に配置されている。いくつかの実施形態において、第1の形成面112の上部112Aは、第2の形成面114の上部114Aに、略平行、または、平行である。第1の形成面112の下部112Bと、第2の形成面114の下部114Bとは、互いに傾いて、形成体110のウェッジ形状を画定する。
図1から4に示した形成体110は、形成体が、形成体の中心面(例えば、XZ面)に対して対称となるように、(例えば、形成面の上面からドローライン116までの)長さが等しい第1および第2の形成面112、114を含むが、本開示は、他の実施形態も含む。例えば、いくつかの実施形態において、第1の形成面は、第2の形成面より長く、形成体は、中心面に対して非対称となる。そのような実施形態において、ドローラインは、形成体の中心面から、厚さ方向(例えば、Y方向)にずれる。
図1から4に示した形成体110は、溶融ガラスが、トラフ部118から溢れて、トラフ部の対向する第1および第2の側壁部120、122を越えて流れるオーバーフロー分散器(例えば、両面オーバーフロー分散器)として構成されているが、本開示は、他の実施形態も含む。例えば、いくつかの実施形態において、形成体は、溶融ガラスが、トラフ部から溢れて、トラフ部の1つの側壁部だけを越えて流れるオーバーフロー分散器(例えば、片面オーバーフロー分散器)として構成される。他の実施形態において、トラフ部を省略して、溶融ガラスを、オーバーフロー分散器の上面に載せて、形成面を流れ落ちさせる。
端部堰アセンブリ150は、第1の形成面112の第1の端部124に沿って、ドロー方向に延伸する第1の形成堰壁部152を含む。したがって、第1の形成面112は、第1の端部124で、第1の形成堰壁部152と境界を接する。更に、または、その代わりに、端部堰アセンブリ150は、第2の形成面114の第1の端部126に沿って、ドロー方向に延伸する第2の形成堰壁部154を含む。したがって、第2の形成面114は、第1の端部126で、第2の形成堰壁部154と境界を接する。更に、または、その代わりに、端部堰アセンブリ150は、形成体110の上面に配置されて、厚さ方向(例えば、Y方向)に延伸する、第1のブリッジ堰壁部156を含む。第1のブリッジ堰壁部156は、第1の形成堰壁部152と第2の形成堰壁部154の間に延伸し連結する。いくつかの実施形態において、第1の形成堰壁部152、および、第2の形成堰壁部154は、形成体110のドローライン116で、または、その近くで収束する。例えば、第1の形成堰壁部152、および、第2の形成堰壁部154は、ドローライン116の真下で互いに連結して、形成体110を逸れて流れるガラスリボンを導く。
いくつかの実施形態において、端部堰アセンブリ150は、第1の形成面112の第1の端部124と対向する第2の端部128に沿って、ドロー方向に延伸する第3の形成堰壁部158を含む。したがって、第1の形成面112は、第2の端部128で、第3の形成堰壁部158と境界を接する。更に、または、その代わりに、端部堰アセンブリ150は、第2の形成面114の第1の端部126と対向する第2の端部130に沿って、ドロー方向に延伸する第4の形成堰壁部160を含む。したがって、第2の形成面114は、第2の端部130で、第4の形成堰壁部160と境界を接する。更に、または、その代わりに、端部堰アセンブリ150は、形成体110の上面に配置されて、厚さ方向に延伸する、第2のブリッジ堰壁部162を含む。第2のブリッジ堰壁部162は、第3の形成堰壁部158と第4の形成堰壁部160の間を延伸し、連結する。いくつかの実施形態において、第3の形成堰壁部158、および、第4の形成堰壁部160は、形成体110のドローライン116で、または、その近くで収束する。例えば、第3の形成堰壁部158、および、第4の形成堰壁部160は、ドローライン116の真下で互いに連結して、形成体110を逸れて流れるガラスリボンを導く。
図1から4に示した実施形態において、端部堰アセンブリ150は、形成体110の圧縮端部の近くに配置された第1の形成堰壁部152、第2の形成堰壁部154、および、第1のブリッジ堰壁部156、並びに、形成体110の圧縮端部の反対側の投入端部の近くに配置された第3の形成堰壁部158、第4の形成堰壁部160、および、第2のブリッジ堰壁部162を含む。第1の形成面112は、第1の端部124で、第1の形成堰壁部152と境界を接し、第2の端部128で、第3の形成堰壁部158と境界を接する。したがって、第1の形成面112は、第1の形成堰壁部152と第3の形成堰壁部158の間を、横方向(例えば、X方向)に延伸する。第2の形成面114は、第1の端部126で、第2の形成堰壁部154と境界を接し、第2の端部130で、第4の形成堰壁部160と境界を接する。したがって、第2の形成面114は、第2の形成堰壁部154と第4の形成堰壁部160の間を、横方向(例えば、X方向)に延伸する。
端部堰アセンブリは、溶融ガラスを、形成面上に、および/または、その下方に導くか、並びに/若しくは、溶融ガラスが、形成面の端部および/または両側から逸れて流れるのを防ぐのを助ける。例えば、第1の形成堰壁部152、および、第3の形成堰壁部158は、第1の形成面112を越えて、(例えば、形成体110から離れるように)外側に延伸する。したがって、第1の形成堰壁部152、第3の形成堰壁部158、および、第1の形成面112が、共同で、溝部を形成し、装置100の動作中に、溶融ガラスが、その中を流れる。更に、または、その代わりに、第2の形成堰壁部154、および、第4の形成堰壁部160は、第2の形成面114を越えて、外側に延伸する。したがって、第2の形成堰壁部154、第4の形成堰壁部160、および、第2の形成面114が、共同で、溝部を形成し、装置100の動作中に、溶融ガラスが、その中を流れる。いくつかの実施形態において、第1のブリッジ堰壁部156、および/または、第2のブリッジ堰壁部162は、形成体110の上面を越えて、外側に延伸する。そのようにブリッジ堰壁部を延伸させることで、溶融ガラスが、形成堰壁部を回り込んで、および/または、形成体の端部を越えて流れるのを防ぎ、溶融ガラスを、形成面上へと向ける。
形成体110、および、端部堰アセンブリ150は、各々、耐火性材料を含むか、または、それから形成される。例えば、耐火性材料は、ジルコニア、炭化ケイ素、アルミナ、および、それらの組合せからなる群から選択される。いくつかの実施形態において、形成体110、および、端部堰アセンブリ150は、同じ耐火性材料を含むか、または、それから形成される。他の実施形態において、形成体110、および、端部堰アセンブリ150は、異なる耐火性材料を含むか、または、それから形成される。いくつかの実施形態において、端部堰アセンブリ150の異なる部分は、異なる材料を含むか、または、それから形成される。例えば、端部堰アセンブリ150の形成堰壁部は、非耐火性材料を含むか、または、それから形成され、端部堰アセンブリ150のブリッジ堰壁部は、耐火性材料を含むか、または、それから形成される。更に、例えば、端部堰アセンブリ150の形成堰壁部は、耐火性材料を含むか、または、それから形成され、端部堰アセンブリ150のブリッジ堰壁部は、非耐火性材料を含むか、または、それから形成される。
動作中に、形成体、および、端部堰アセンブリ、または、それらの一部が、溶融ガラスと接触する。したがって、動作中に、形成体、および、端部堰アセンブリは、1000℃を超えた温度に曝されうる。本明細書に記載したような耐火性材料を含む形成体、および、端部堰アセンブリを有する装置は、加熱、および/または、動作中に、非耐火性材料(例えば、白金、ロジウム、チタン、それらの合金、または、それらの組合せなどの金属性材料)から形成された端部堰アセンブリを有する装置と比べて、小さい変形を示す。例えば、耐火性材料を含む形成体、および、非耐火性材料を含む端部堰アセンブリを有する装置を加熱した場合、(例えば、より低いCTEを有する耐火性材料と比べて、非耐火性材料のCTEが高いことの結果として、)端部堰アセンブリは、形成体よりも膨張しうる。そのように端部堰アセンブリの膨張が高まることで、形成堰壁部の歪みを生じ、それは、形成面を流れ落ちる溶融ガラスのフロープロファイルの乱れにつながり、ガラスリボンを不完全なものにする。更に、または、その代わりに、そのような歪みは、形成堰壁部と形成面の間の間隙の生成につながりうるので、溶融ガラスが、間隙を通って漏れて、形成面から離れるのを可能にしうる。これに対し、各々が耐火性材料から形成された形成体110、および、端部堰アセンブリ150を含む装置100を加熱した場合には、端部堰アセンブリの膨張は、形成体の膨張に匹敵するので、形成堰壁部の歪みが避けられる。したがって、形成体、および、端部堰アセンブリを、耐火性材料から形成することで、形成体と端部堰アセンブリの間の許容誤差を、より厳しく維持するのを助け、それは、より精密なガラスフロープロファイルを可能にするか、および/または、ガラスの漏れる可能性を低下しうる。
いくつかの実施形態において、端部堰アセンブリ150、または、その一部は、形成体110から分離されて、それと接触しているか、または、連結している。そのように形成体および端部堰アセンブリをモジュール構成にすることで、装置100の製造処理を簡略化しうるが、独立した構成要素間の接点での弱点を生じうる。他の実施形態において、端部堰アセンブリ150、または、その一部を、形成体110と一体化させる。例えば、形成体110、および、端部堰アセンブリ150、または、その一部は、耐火性材料から形成(例えば、機械加工、鋳造、鍛造、または、3Dプリント)された一体構造体を含む。そのような形成体、および、端部堰アセンブリの一体構成は、比較的強いかもしれないが、製造が難しことがありうる。
図4に示した実施形態において、端部堰アセンブリ150は、形成体110から分離されており、複数の端部堰区分を含む。端部堰区分は、互いに分離されている。端部堰を区分に分かれた構成にすることで、各端部堰区分を、形成体上の適切な位置に、および/または、1つ以上の隣接した端部堰区分に連結することによって、装置の組立てを可能にしうる。例えば、第1の形成堰壁部152は、互いに分離した上側区分152A、および、下側区分152Bを含む。組み立てた場合には、上側区分152Aは、第1の形成面112の上部112Aに隣接し、下側区分152Bは、第1の形成面の下部112Bに隣接し、更に、上側区分と下側区分は、互いに係合して、第1の形成堰壁部152を、協働して画定する。端部堰部を区分に分かれた構成とすることで、第1の形成面112の上部112Aと下部112Bが互いに角度を成して配置されていても、剛性を有する上側および下側区分152A、152Bを、上部112Aと下部112Bに沿って挿入するのを可能にする。例えば、堰壁部区分を、本明細書に記載したように形成体110に形成されたチャネルの各々の部分に、剛性を有する堰壁部区分が互いに角度を成して配置されるように、挿入しうる。更に、または、その代わりに、第2の形成堰壁部154は、互いに分離された上側区分154A、および、下側区分154Bを含む。組み立てた場合には、上側区分154Aは、第2の形成面114の上部114Aに隣接し、下側区分154Bは、第2の形成面の下部114Bに隣接し、更に、上側区分と下側区分は、互いに係合して、第2の形成堰壁部154を、協働して画定する。更に、または、その代わりに、第1のブリッジ堰壁部156は、第1の形成堰壁部152、および、第2の形成堰壁部154から分離している。組み立てた場合には、第1のブリッジ堰壁部156は、第1の形成堰壁部152と第2の形成堰壁部154の間に延伸し、各々と係合する。
図4に示した実施形態において、第3の形成堰壁部158は、互いに分離した上側区分158A、および、下側区分158Bを含む。組み立てた場合には、上側区分158Aは、第1の形成面112の上部112Aに隣接し、下側区分158Bは、第1の形成面の下部112Bに隣接し、更に、上側区分と下側区分は、互いに係合して、第3の形成堰壁部158を、協働して画定する。更に、または、その代わりに、第4の形成堰壁部160は、互いに分離した上側区分160A、および、下側区分160Bを含む。組み立てた場合には、上側区分160Aは、第2の形成面114の上部114Aに隣接し、下側区分160Bは、第2の形成面の下部114Bに隣接し、更に、上側区分と下側区分は、互いに係合して、第4の形成堰壁部160を、協働して画定する。更に、または、その代わりに、第2のブリッジ堰壁部162は、第3の形成堰壁部158、および、第4の形成堰壁部160から分離されている。組み立てた場合には、第2のブリッジ堰壁部162は、第3の形成堰壁部158と第4の形成堰壁部160の間に延伸し、各々と係合する。
様々な実施形態において、端部堰アセンブリは、所定の数の区分を含みうる。更に、または、その代わりに、端部堰アセンブリの異なる区分は、互いに分離されるか、または、一体化されていてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、ブリッジ堰壁部は、隣接した形成堰壁部の1つまたは両方の上部と一体化されている。様々な実施形態において、端部堰アセンブリの一部は、形成体と一体化しうるものであり、一方、端部堰アセンブリの他の一部は、形成体から分離している。
端部堰アセンブリ、または、その一部が、形成体から分離している実施形態において、端部堰アセンブリ、または、その一部を、形成体に連結してもよい。図5は、端部堰アセンブリが設置されていない、形成体110の圧縮端部の拡大斜視図であり、図6は、端部堰アセンブリ150が設置された、形成体の圧縮端部の拡大斜視図である。図5に示すように、形成体110は、そこに形成されたチャネル132を含む。チャネル132は、第1の形成面112の第1の端部124に沿って、ドロー方向に延伸する。更に、または、その代わりに、チャネル132は、第2の形成面114の第1の端部126に沿って、ドロー方向に延伸する。更に、または、その代わりに、チャネル132は、形成体110の上面に沿って、厚さ方向に延伸する。いくつかの実施形態において、端部堰アセンブリ、または、その一部を、形成体のチャネル内に受け入れる。例えば、図6に示した実施形態において、第1の形成堰壁部152、第2の形成堰壁部154、および、第1のブリッジ堰壁部156を、チャネル132内に受け入れる。
隣接した構成要素を接合して堰壁部を形成するように、端部堰アセンブリの隣接部分を互いに連結しうる。例えば、図6に示した実施形態において、第1の形成堰壁部152の上部152Aは、第1のブリッジ堰壁部156と隣接して配置される。第1のブリッジ堰壁部156は、第1の形成堰壁部152の上部152Aに当接し、更に、それと重なって、略連続した形成壁部を形成する。同様に、上部152Aと下部152Bは、互いに当接して、略連続した形成壁部を形成しうる。いくつかの実施形態において、端部堰アセンブリの隣接部分を、本明細書に記載したようなピンとスロットの嵌合部などの嵌合部で、互いに連結する。
図7は、端部堰アセンブリが設置されていない、形成体110の投入端部の拡大斜視図である。図8は、端部堰アセンブリ150の第3の形成堰壁部158、および、第4の形成堰壁部160が設置されているが、ブリッジ堰壁部が設置されていない、形成体110の投入端部の拡大斜視図である。図9は、端部堰アセンブリ150の第3の形成堰壁部158、第4の形成堰壁部160、および、第2のブリッジ堰壁部162の各々が設置された、形成体110の投入端部の拡大斜視図である。図7に示したように、形成体110は、そこに形成されたチャネル134を含む。チャネル134は、第1の形成面112の第2の端部128に沿って、ドロー方向に延伸する。更に、または、その代わりに、チャネル134は、第2の形成面114の第2の端部130に沿って、ドロー方向に延伸する。図7に示した実施形態において、チャネル134は、形成体110の上面に沿って、厚さ方向に延伸しない。いくつかの実施形態において、端部堰アセンブリ、または、その一部を、形成体のチャネル内に受け入れる。例えば、図8および9に示した実施形態において、第3の形成堰壁部158、および、第4の形成堰壁部160を、チャネル134内に受け入れる。図9に示すように、第2のブリッジ堰壁部162を、形成体110の上面に配置するが、チャネル134内に受け入れない。したがって、第2のブリッジ堰壁部162は、トラフ部118への投入部が第2のブリッジ堰壁部の下で開口するように、形成体110の上面に配置される。
隣接した構成要素を接合して堰壁部を形成するように、端部堰アセンブリの隣接部分を、嵌合部で、互いに連結しうる。例えば、図8および9に示した実施形態において、第3の形成堰壁部158の上部158Aは、第2のブリッジ堰壁部160と隣接して配置される。第3の形成堰壁部158の上部158Aは、その上面から突出したピン164を含む。第2のブリッジ堰壁部162は、そこに形成されて、ピン164と係合するように構成されたスロット166を含む。したがって、第3の形成堰壁部158の上部158Aと第2のブリッジ堰壁部162を、ピンとスロットの嵌合部で、互いに連結しうる。例えば、ピン164およびスロット166は、ピンがスロットと係合自在となるように、相補的な断面形状を有する。図8および9に示した実施形態において、ピン164、および、スロット166は、各々、正方形断面形状を有して、ピンを、スロットに挿入して、第3の形成堰壁部158の上部158Aと第2のブリッジ堰壁部162を連結しうる。他の実施形態において、ピン、および、スロットは、円形、三角形、矩形、五角形、六角形、若しくは、他の多角形または非多角形形状を含む。同様に、第3の形成堰壁部158の上部158Aおよび下部158Bを、互いに連結して、略連続した形成壁部を形成しうる。
いくつかの実施形態において、端部堰アセンブリ、または、その一部を、接合部で、形成体内のチャネルに連結している。例えば、接合部は、あし継ぎジョイント、L型スロットジョイント、T型スロットジョイント、または、それらの組合せからなる群から選択しうる。図10から12は、第1の形成堰壁部152の例示的な構成の断面図であり、端部堰アセンブリ150、または、その一部を、形成体110内のチャネル132に連結するのに使用しうる3つの異なる接合構成を有している。図10に示した実施形態において、接合部は、あし継ぎジョイントを含む。第1の形成堰壁部152は、そこから延伸したテーパ状の突出部168Aを含む。突出部168Aは、その近位端における比較的細い窪み部分から、遠位端における比較的幅広い基部へ徐々に細くなっている。図11に示した実施形態において、接合部は、L型スロットジョイントを含む。第1の形成堰壁部152は、そこから延伸するL型の突出部168Bを含む。図12に示した実施形態において、接合部は、T型スロットジョイントを含む。第1の形成堰壁部152は、そこから延伸するT形の突出部168Cを含む。様々な実施形態において、チャネル132は、突出部が、(例えば、突出部を、チャネルの端部から、チャネル内にスライドさせることによって、)チャネルと係合自在となるように、突出部の断面形状に相補的な断面形状を含む。したがって、形成堰壁部を、接合部で、形成体内のチャネルに連結しうる。
接合部の構成は、図10から12に示したものに限定されない。他の実施形態において、突出部、および、チャネルは、形成堰壁部と形成体の間の容易な係合を可能にしうる、任意の適切な断面形状を有しうる。いくつかの実施形態において、形成体は、(例えば、図5から9を参照して記載したチャネルの代わりに)突出部を含み、端部堰アセンブリ、または、その一部が、対応するチャネルを含む。
いくつかの実施形態において、装置は、形成体の形成面と形成堰壁部の間に延伸する1つ以上の縁部延伸部を含む。縁部延伸部は、形成体の形成面上を、および/または、逸れて流れる溶融ガラスを導いて、均一なガラスリボンの形成を可能にするのを助けうる。縁部延伸部は、例えば、米国特許第7,685,841号明細書に記載されたように構成しうるものであり、その記載は、全体として、参照により、本明細書に組み込まれる。例えば、図1から4に示した実施形態において、装置100は、形成体110の第1の形成面112と端部堰アセンブリ150の第1の形成堰壁部152の間に延伸する第1の縁部延伸部170を含む。第1の縁部延伸部170は、第1の形成面112の下部112Bに隣接して位置する。第1の縁部延伸部170は、第1の形成面112と第1の形成堰壁部152の間に延伸するガイド面を含む。いくつかの実施形態において、第1の縁部延伸部170は、第1の形成面112と係合自在である内面、第1の形成堰壁部152と係合自在である後面、並びに/若しくは、ガイド面、内面、および/または、後面の間をつなぐ下面を含む。いくつかの実施形態において、第1の縁部延伸部170は、三角形の底面を有する斜角錐形状を含む。図1から4に示した実施形態において、装置100は、形成体110の第2の形成面114と端部堰アセンブリ150の第2の形成堰壁部154の間に延伸する第2の縁部延伸部172を含む。第2の縁部延伸部172は、第2の形成面114の下部114Bに隣接して位置する。第2の縁部延伸部172は、第2の形成面114と第2の形成堰壁部154の間に延伸するガイド面を含む。いくつかの実施形態において、第2の縁部延伸部172は、第2の形成面114と係合自在である内面、第2の形成堰壁部154と係合自在である後面、並びに/若しくは、ガイド面、内面、および/または、後面の間をつなぐ下面を含む。いくつかの実施形態において、第2の縁部延伸部172は、三角形の底面を有する斜角錐形状を含む。
第1の縁部延伸部170、および、第2の縁部延伸部172は、形成体110のドローライン116の近傍で収束しうる。いくつかの実施形態において、第1の縁部延伸部170、および、第2の縁部延伸部172は、一体構造の縁部延伸部アセンブリの一部である。他の実施形態において、第1の縁部延伸部170、および、第2の縁部延伸部172は、分離した構成要素である。
図1から4に示した実施形態において、装置100は、形成体110の第1の形成面112と端部堰アセンブリ150の第3の形成堰壁部158の間に延伸する第3の縁部延伸部174を含む。第3の縁部延伸部174は、第1の形成面112の下部112Bに隣接して位置する。第3の縁部延伸部174は、第1の形成面112と第3の形成堰壁部158の間に延伸するガイド面を含む。いくつかの実施形態において、第3の縁部延伸部174は、第1の形成面112と係合自在である内面、第3の形成堰壁部158と係合自在である後面、並びに/若しくは、ガイド面、内面、および/または、後面の間をつなぐ下面を含む。いくつかの実施形態において、第3の縁部延伸部174は、三角形の底面を有する斜角錐形状を含む。図1から4に示した実施形態において、装置100は、形成体110の第2の形成面114と端部堰アセンブリ150の第4の形成堰壁部160の間に延伸する第4の縁部延伸部176を含む。第4の縁部延伸部176は、第2の形成面114の下部114Bに隣接して位置する。第4の縁部延伸部176は、第2の形成面114と第4の形成堰壁部160の間に延伸するガイド面を含む。いくつかの実施形態において、第4の縁部延伸部176は、第2の形成面114と係合自在である内面、第4の形成堰壁部160と係合自在である後面、並びに/若しくは、ガイド面、内面、および/または、後面の間をつなぐ下面を含む。いくつかの実施形態において、第4の縁部延伸部176は、三角形の底面を有する斜角錐形状を含む。
第3の縁部延伸部174、および、第4の縁部延伸部176は、形成体110のドローライン116の近傍で収束しうる。いくつかの実施形態において、第3の縁部延伸部174、および、第4の縁部延伸部176は、一体構造の縁部延伸部アセンブリの一部である。他の実施形態において、第3の縁部延伸部174、および、第4の縁部延伸部176は、分離した構成要素である。
いくつかの実施形態において、縁部延伸部を、取外し自在に、端部堰アセンブリに取り付けうる。例えば、図4に示した実施形態において、縁部延伸部は、そこから(例えば、裏面から)突出した1つ以上の小突起部178を含む。小突起部178は、端部堰アセンブリ150の形成堰壁部と係合して(例えば、周りから包み込んで)、そこに、縁部延伸部を取り付けうる。例えば、小突起部178を、形成堰壁部の内面上に形成された細溝部(例えば、図4に示したような、第1の形成堰壁部152の下側区分152Bの内面に形成された細溝部179)内に、配置しうる。したがって、本明細書に記載したように、小突起部178を、形成堰壁部の周りを包み込むようにするか、および/または、形成堰壁部の形成体との係合を妨げずに、形成堰壁部と形成体の間に挟むようにしうる。更に、または、その代わりに、縁部延伸部は、そこから突出した1つ以上のフック部180を含む。フック部180は、端部堰アセンブリ150の形成堰壁部と係合して、縁部延伸部を、そこに取り付けうる。いくつかの実施形態において、縁部延伸部は、非耐火性材料を含むか、または、それから形成される。例えば、縁部延伸部は、金属から形成される。取外し自在に取り付けることで、劣化した縁部延伸部の効率的な交換を可能にしうる。
図13は、他の実施形態のガラスリボン形成装置200の斜視図である。図14は、装置200の部分分解図である。装置200は、積層ガラスリボンを形成するように構成されている。したがって、装置200は、例えば、米国特許第4,214,886号に記載されたような多数の形成体を含み、その記載は、参照により、全体として、本明細書に組み込まれる。図13、14に示した実施形態において、装置200は、形成体110、および、第2の形成体210を含む。第2の形成体210は、形成体110の上方に配置されている。したがって、形成体210は、上側形成体を含み、形成体110は、下側形成体を含む。第2の形成体210は、本明細書において形成体110について記載したように形成しうるが、ここで記載するような違いがある。例えば、第2の形成体210は、第1の形成面212、および、第1の形成面の反対側の第2の形成面214を含む。形成体110と異なり、第2の形成体210の第1および第2の形成面212、214は、収束せず、第2の形成体の下流側端部においても分離したままである。動作中に、溶融ガラス流が、両側を向いた第1および第2の形成面212、214を流れ落ちる。第2の形成体210からの溶融ガラス流は、形成体110の第1および第2の形成面112、114を流れた溶融ガラス流と合流するか、または、融合する。第1および第2の形成面112、114を流れて合流した溶融ガラス流は、ドローライン116で、または、そこに隣接して収束し、積層ガラスリボンを形成する。ガラスリボンを、装置200から、連続して、ドロー方向(例えば、Z方向)に引き出す。
いくつかの実施形態において、装置200は、オーバーフロー分散器として構成される。例えば、装置200は、その上部に形成されたトラフ部218を含む。動作中に、溶融ガラスが、トラフ部218に、溶融、および/または、送出システム(不図示)から供給される。溶融ガラスが、トラフ部218を満たし、トラフ部の対向する側壁部から溢れて、両側を向いた第1および第2の形成面212、214を流れ落ちる溶融ガラス流を形成する。いくつかの実施形態において、第1の形成面212は、第2の形成面214に、略平行か、または、平行である。
いくつかの実施形態において、第2の形成体210の両側を向いた第1および第2の形成面212、214を流れ落ちる溶融ガラスは、形成体110の両側を向いた第1および第2の形成面112、114を流れ落ちる溶融ガラスとは異なるガラス組成物を含む。したがって、積層ガラスリボンは、異なるガラス組成物を有する複数の層を含む。積層ガラスリボンの特性は、少なくとも部分的には、ガラス組成物の物性によって決定される。例えば、第2の形成体210を流れ落ちるガラス組成物は、形成体110を流れ落ちるガラス組成物より低いCTEを有しうるので、したがって、積層ガラスリボンは、比較的低いCTEのクラッド層の間に、比較的高いCTEのコア層を含む。冷却時に、そのような積層ガラスリボンのクラッド層は、圧縮状態で、コア層は、引張状態でありうる。
装置200は、第2の端部堰アセンブリ250を含む。したがって、端部堰アセンブリ150は、下端部堰アセンブリを含み、第2の端部堰アセンブリ250は、上端部堰アセンブリを含む。第2の端部堰アセンブリ250は、概して、本明細書において、端部堰アセンブリ150について記載したように構成しうるが、ここで記載するような違いがある。例えば、第2の端部堰アセンブリ250は、第1の形成面212の第1の端部224に沿って、ドロー方向に延伸する第1の形成堰壁部252、および/または、第2の形成面214の第1の端部226に沿って、ドロー方向に延伸する第2の形成堰壁部254を含む。更に、または、その代わりに、第2の端部堰アセンブリ250は、形成体210の上面に配置されて、厚さ方向(例えば、Y方向)に延伸する第1のブリッジ堰壁部256を含む。第1のブリッジ堰壁部256は、第1の形成堰壁部252と第2の形成堰壁部254の間に延伸して連結する。
いくつかの実施形態において、第2の端部堰アセンブリ250は、第1の形成面212の第1の端部224に対向する第2の端部228に沿って、ドロー方向に延伸する第3の形成堰壁部258、および/または、第2の形成面214の第1の端部226に対向する第2の端部230に沿って、ドロー方向に延伸する第4の形成堰壁部260を含む。更に、または、その代わりに、第2の端部堰アセンブリ250は、形成体210の上面に配置されて、厚さ方向に延伸する、第2のブリッジ堰壁部262を含む。第2のブリッジ堰壁部262は、第3の形成堰壁部258と第4の形成堰壁部260の間に延伸して連結する。
いくつかの実施形態において、図13に示したように、第1の形成堰壁部252、および、第1の形成堰壁部152は、第1の形成面212、および、第1の形成面112の第1の端部に沿って延伸する略連続した形成堰壁部の一部である。更に、または、その代わりに、第2の形成堰壁部254、および、第2の形成堰壁部154は、第2の形成面214、および、第2の形成面114の第1の端部に沿って延伸する略連続した形成堰壁部の一部である。更に、または、その代わりに、第3の形成堰壁部258、および、第3の形成堰壁部158は、第1の形成面212、および、第1の形成面112の第2の端部に沿って延伸する略連続した形成堰壁部の一部である。更に、または、その代わりに、第4の形成堰壁部260、および、第4の形成堰壁部160は、第2の形成面214、および、第2の形成面114の第2の端部に沿って延伸する略連続した形成堰壁部の一部である。
いくつかの実施形態において、図13、14に示したように、第2の形成体210は、第1のブリッジ堰壁部156、および/または、第2のブリッジ堰壁部162上に配置される。例えば、第2の形成体210を、第1のブリッジ堰壁部156、および/または、第2のブリッジ堰壁部162上に載置して、第2の形成体と形成体110を互いに連結しうる。したがって、第1のブリッジ堰壁部156、および/または、第2のブリッジ堰壁部162を、上側形成体と下側形成体の間の間隙に配置しうるか、および/または、上側形成体と下側形成体の間のスペーサーとして機能させうる。
いくつかの実施形態において、第1のブリッジ堰壁部156、および/または、第2のブリッジ堰壁部162は、図13、14に示したようなH形状の断面を有する。したがって、下側形成体と上側形成体の間の間隙内に配置された下側ブリッジ堰壁部は、H形状の断面を有する。形成体110を、H形状の断面を有する下側開口部内に配置、または、受け入れうる。更に、または、その代わりに、第2の形成体210を、H形状の断面を有する上側開口部内に配置、または、受け入れうる。したがって、H形状の断面を有する2つの端部材の間に配置された交差部材を、下側形成体と上側形成体の間に配置する一方、その2つの端部材を、下側形成体の両側を向いた面、および、上側形成体の両側を向いた面に沿って、配置しうる。そのようなH形状の断面を有する下側ブリッジ堰壁部は、上側形成体と下側形成体の間での(例えば、Y方向の)移動を防いで、装置の安定性を維持するのを助ける。
形成体110、端部堰アセンブリ150、第2の形成体210、および/または、第2の端部堰アセンブリ250は、同じ、または、異なる耐火性材料を含むか、または、それから形成される。例えば、第1のブリッジ堰壁部156、および/または、第2のブリッジ堰壁部162は、耐火性材料を含むか、または、それから形成される。いくつかの実施形態において、端部堰アセンブリ150、または、第2の端部堰アセンブリ250の1つが、耐火性材料を含むか、または、それから形成され、端部堰アセンブリ、または、第2の端部堰アセンブリの他方が、非耐火性材料を含む。形成堰壁部は、ブリッジ堰壁部と同じ、または、異なる材料から形成しうる。例えば、上端部堰アセンブリの形成堰壁部は、耐火性材料を含むか、または、それから形成され、更に、下端部堰アセンブリの形成堰壁部は、非耐火性材料を含むか、または、それから形成され、そのブリッジ堰壁部は、必ずしも、そうでない。更に、例えば、上端部堰アセンブリの形成堰壁部は、非耐火性材料を含むか、それから形成され、下端部堰アセンブリの形成堰壁部は、耐火性材料を含むか、それから形成される。本明細書で記載したように、耐火性材料を含む形成体、および、少なくとも1つの端部堰アセンブリを有する装置は、非耐火性材料から形成された端部堰アセンブリを有する装置と比べて、加熱、および/または、動作中に、小さい変形を示す。装置200の変形の縮小程度は、装置100の変形の縮小より、著しい。例えば、上側形成体と下側形成体を互いに連結するので、形成堰壁部は、その上端部および下端部で制約されうる。そのように制約されることで、装置の加熱または動作中に、形成堰壁部の上端部、および/または、下端部が、形成体に対して移動するのを防ぎうる。したがって、形成体と形成堰壁部の間で膨張に差異があると、形成堰壁部の歪みを生じうる。
本明細書において、端部堰アセンブリ150について記載したように、様々な実施形態において、第2の端部堰アセンブリ250、または、その一部は、形成体210から分離されて、または、一体化していてもよい。更に、または、その代わりに、本明細書において、(例えば、接合部を有する)端部堰アセンブリ150について記載したように、第2の端部堰アセンブリ250、または、その一部を、形成体210に連結しうる。更に、または、その代わりに、本明細書において、端部堰アセンブリ150について記載したように、第2の端部堰アセンブリ250は、1つ以上の堰壁部区分を含みうる。更に、または、その代わりに、第1の端部堰アセンブリ150、または、その一部は、形成体210から分離されるか、または、一体化されうる。例えば、第1のブリッジ堰壁部156、および/または、第2のブリッジ堰壁部162は、形成体210から分離されるか、または、一体化されうる。更に、または、その代わりに、形成体110は、第2の形成体210から分離されるか、または、一体化されうる。いくつかの実施形態において、装置は、一体構造の、または、モノリシックな本体を含み、その中で、上側および下側形成体、並びに、第1および第2の端部堰アセンブリが、互いに一体化されている。
いくつかの実施形態において、ガラスリボン形成装置は、両側を向いた第1および第2の形成面を有する形成体と、第1の形成面の第1の端部に沿って、ドロー方向に延伸する形成堰壁部を含む、端部堰アセンブリとを備え、形成体、および、端部堰アセンブリが、各々、耐火性材料を含む。更に、または、その代わりに、端部堰アセンブリが、第2の形成面の第1の端部に沿って、ドロー方向に延伸する第2の形成堰壁部を、更に含む。更に、または、その代わりに、装置は、形成体の上面に配置されて、第1の形成堰壁部と第2の形成堰壁部の間に延伸して連結する、ブリッジ堰壁部を、更に含む。更に、または、その代わりに、ブリッジ堰壁部は、第1の形成堰壁部、または、第2の形成堰壁部の少なくとも1つから分離されて、それに接触する。更に、または、その代わりに、ブリッジ堰壁部は、第1の形成堰壁部、または、第2の形成堰壁部の少なくとも1つと一体化したものである。更に、または、その代わりに、形成体の第1および第2の形成面は、ドローラインで収束し、第1の形成堰壁部と第2の形成堰壁部は、ドローラインに隣接して収束する。更に、または、その代わりに、形成堰壁部が、形成体のチャネル内に配置されたものである。更に、または、その代わりに、形成堰壁部が、接合部で、形成体のチャネルに連結されたものである。更に、または、その代わりに、接合部は、あし継ぎジョイント、L型スロットジョイント、T型スロットジョイント、または、それらの組合せからなる群から選択される。更に、または、その代わりに、端部堰アセンブリの少なくとも一部が、形成体から分離されて、それに接触するものである。更に、または、その代わりに、端部堰アセンブリの少なくとも一部が、形成体と一体化したものである。更に、または、その代わりに、形成体および端部堰アセンブリの各々が、同じ耐火性材料を含む。更に、または、その代わりに、耐火性材料は、ジルコニア、アルミナ、炭化ケイ素、および、それらの組合せからなる群から選択される。更に、または、その代わりに、形成体が、第1と第2の形成面が互いに略平行である上部、および、第1と第2の形成面が互いに傾いて、形成体のウェッジ形状を画定する下部を含むものである。更に、または、その代わりに、端部堰アセンブリは、第1の形成面の第1の端部と対向する第1の形成面の第2の端部に沿って、ドロー方向に延伸する第3の形成堰壁部と、第2の形成面の第1の端部と対向する第2の形成面の第2の端部に沿って、ドロー方向に延伸する第4の形成堰壁部とを、更に含むものである。更に、または、その代わりに、装置は、形成体の上面に配置されて、第3の形成堰壁部と第4の形成堰壁部の間に延伸して連結する、第2のブリッジ堰壁部を、更に含むものである。更に、または、その代わりに、装置は、形成体の上方に配置されて、両側を向いた第1および第2の形成面を有する上側形成体と、上側形成体の第1の形成面の第1の端部に沿って、ドロー方向に延伸する形成堰壁部を含む上端部堰アセンブリとを、更に備え、上側形成体と上端部堰アセンブリは、各々、耐火性材料を含むものである。更に、または、その代わりに、上端部堰アセンブリは、上側形成体の第2の形成面の第1の端部に沿って、ドロー方向に延伸する第2の形成堰壁部を更に含む。更に、または、その代わりに、装置は、上側形成体の上面に配置されて、上端部堰アセンブリの形成堰壁部と上端部堰アセンブリの第2の形成堰壁部の間に延伸し連結する、ブリッジ堰壁部を更に含む。更に、または、その代わりに、下側ブリッジ堰壁部が、形成体と上側形成体の間の間隙内に配置されたものである。更に、または、その代わりに、下側ブリッジ堰壁部は、H形状の断面を有し、形成体を、H形状の断面の下側開口部内に受け入れて、上側形成体を、H形状の断面の上側開口部内に受け入れるものである。更に、または、その代わりに、上端部堰アセンブリは、端部堰アセンブリと連通して、上側形成体の第1の形成面、および、形成体の第1の形成面の各々の第1の端部に沿って、ドロー方向に延伸する連続した形成堰壁部を、協働で画定するものである。
いくつかの実施形態において、ガラスリボン形成装置は、両側を向いた第1および第2の形成面を有する下側形成体と、下側形成体の上方に配置されて、両側を向いた第1および第2の形成面を有する上側形成体と、下側形成体と上側形成体の間の間隙に配置された下側ブリッジ堰壁部とを備え、下側形成体、上側形成体、および、下側ブリッジ堰壁部は、各々、耐火性材料を含む。更に、または、その代わりに、装置は、下側形成体の第1の形成面の第1の端部に沿って、ドロー方向に延伸する形成堰壁部を含む下端部堰アセンブリと、上側形成体の第1の形成面の第1の端部に沿って、ドロー方向に延伸する形成堰壁部を含む上端部堰アセンブリとを備え、下端部堰アセンブリ、または、上端部堰アセンブリの少なくとも1つが、耐火性材料を含むものである。更に、または、その代わりに、下端部堰アセンブリ、または、上端部堰アセンブリの1つが、耐火性材料を含み、下端部堰アセンブリ、または、上端部堰アセンブリの他方が、非耐火性材料を含むものである。更に、または、その代わりに、非耐火性材料は、金属性材料を含むものである。更に、または、その代わりに、金属性材料は、白金、ロジウム、チタン、それらの合金、および、それらの組合せからなる群から選択したものである。更に、または、その代わりに、下端部堰アセンブリ、および、上端部堰アセンブリは、各々、耐火性材料を含むものである。更に、または、その代わりに、下側ブリッジ堰壁部は、H形状の断面を有し、下側形成体は、H形状の断面の下側開口部内に配置され、上側形成体は、H形状の断面の上側開口部内に配置されるものである。更に、または、その代わりに、下側形成体、上側形成体、および、下側ブリッジ堰壁部の各々は、同じ耐火性材料を含むものである。更に、または、その代わりに、耐火性材料は、ジルコニア、アルミナ、炭化ケイ素、および、それらの組合せからなる群から選択される。
いくつかの実施形態において、ガラスリボン形成装置は、両側を向いた第1および第2の形成面を有する形成体、および、第1の形成面の第1の端部に沿って、ドロー方向に延伸する第1の形成堰壁部と、第2の形成面の第1の端部に沿って、ドロー方向に延伸する第2の形成堰壁部と、形成体の上面に配置されて、第1の形成堰壁部と第2の形成堰壁部の間に延伸して連結する第1のブリッジ堰壁部と、第1の形成面の第2の端部に沿って、ドロー方向に延伸する第3の形成堰壁部と、第2の形成面の第2の端部に沿って、ドロー方向に延伸する第4の形成堰壁部と、形成体の上面に配置されて、第3の形成堰壁部と第4の形成堰壁部の間に延伸して連結する第2のブリッジ堰壁部とを含む、端部堰アセンブリを備え、形成体、および、端部堰アセンブリは、各々、耐火性材料を含む。更に、または、その代わりに、装置は、端部堰アセンブリの第1のブリッジ堰壁部、および、第2のブリッジ堰壁部に連結されて、第1および第2の形成面を有する上側形成体を、更に含み、上端部堰アセンブリは、上側形成体の第1の形成面の第1の端部に沿って、ドロー方向に延伸する第1の形成堰壁部と、上側形成体の第2の形成面の第1の端部に沿って、ドロー方向に延伸する第2の形成堰壁部と、上側形成体の第1の形成面の第1の端部に対向する第2の端部に沿って、ドロー方向に延伸する第3の形成堰壁部と、上側形成体の第2の形成面の第1の端部に対向する第2の端部に沿って、ドロー方向に延伸する第4の形成堰壁部とを、更に含み、上側形成体、および、上端部堰アセンブリは、各々、耐火性材料を含む。
いくつかの実施形態において、ガラスリボン形成方法は、溶融ガラスを、ウェッジ状の形成体の形成面に沿って、ドロー方向に流し、溶融ガラスが、形成面の対向する第1および第2の端部に沿ってドロー方向に延伸した形成堰壁部によって画定された溝部内を流れる工程を含み、形成体、および、形成堰壁部は、各々、耐火性材料を含む。
当業者には、請求した主題の精神または範囲を逸脱することなく、様々な変更および変形が可能なことが明らかだろう。したがって、請求した主題は、添付の請求項、および、その等価物以外によっては、限定されるべきはない。
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
実施形態1
ガラスリボン形成装置において、
両側を向いた第1および第2の形成面を有する形成体と、
第1の形成面の第1の端部に沿って、ドロー方向に延伸する形成堰壁部を含む、端部堰アセンブリと、
を備え、
前記形成体、および、前記端部堰アセンブリが、各々、耐火性材料を含むものである装置。
実施形態2
前記端部堰アセンブリが、前記第2の形成面の第1の端部に沿って、前記ドロー方向に延伸する第2の形成堰壁部を、更に含むものである、実施形態1に記載の装置。
実施形態3
前記形成体の上面に配置されて、前記第1の形成堰壁部と前記第2の形成堰壁部の間に延伸して連結する、ブリッジ堰壁部を、
更に含む、実施形態2に記載の装置。
実施形態4
前記ブリッジ堰壁部は、前記第1の形成堰壁部、または、前記第2の形成堰壁部の少なくとも1つから分離されて、それに接触するものである、実施形態3に記載の装置。
実施形態5
前記ブリッジ堰壁部は、前記第1の形成堰壁部、または、前記第2の形成堰壁部の少なくとも1つと一体化したものである、実施形態3または4に記載の装置。
実施形態6
前記形成堰壁部が、前記形成体のチャネル内に配置されたものである、実施形態1から5のいずれか1つに記載の装置。
実施形態7
前記形成堰壁部が、あし継ぎジョイント、L型スロットジョイント、T型スロットジョイント、または、それらの組合せからなる群から選択された接合部で、前記形成体の前記チャネルに連結されたものである、実施形態6に記載の装置。
実施形態8
前記端部堰アセンブリの少なくとも一部が、前記形成体から分離されて、それに接触するものである、実施形態1から7のいずれか1つに記載の装置。
実施形態9
前記端部堰アセンブリの少なくとも一部が、前記形成体と一体化したものである、実施形態1から8のいずれか1つに記載の装置。
実施形態10
前記形成体および前記端部堰アセンブリの各々の前記耐火性材料は、ジルコニア、アルミナ、炭化ケイ素、および、それらの組合せからなる群から、独立に選択したものである、実施形態1から9のいずれか1つに記載の装置。
実施形態11
前記形成体が、前記第1と第2の形成面が互いに略平行である上部、および、該第1と第2の形成面が互いに傾いて、該形成体のウェッジ形状を画定する下部を含むものである、実施形態1から10のいずれか1つに記載の装置。
実施形態12
前記端部堰アセンブリは、
前記第1の形成面の前記第1の端部と対向する該第1の形成面の第2の端部に沿って、前記ドロー方向に延伸する第3の形成堰壁部と、
前記第2の形成面の前記第1の端部と対向する該第2の形成面の第2の端部に沿って、前記ドロー方向に延伸する第4の形成堰壁部と、
前記形成体の上面に配置されて、前記第3の形成堰壁部と前記第4の形成堰壁部の間に延伸して連結する、第2のブリッジ堰壁部と
を更に含むものである、実施形態1から11のいずれか1つに記載の装置。
実施形態13
前記形成体の上方に配置されて、両側を向いた第1および第2の形成面を有する上側形成体と、
前記上側形成体の前記第1の形成面の第1の端部に沿って、前記ドロー方向に延伸する形成堰壁部を含む上端部堰アセンブリと、
を更に備え、
前記上側形成体と前記上端部堰アセンブリは、各々、耐火性材料を含むものである、実施形態1から12のいずれか1つに記載の装置。
実施形態14
前記上端部堰アセンブリは、
前記上側形成体の前記第2の形成面の第1の端部に沿って、前記ドロー方向に延伸する第2の形成堰壁部と、
前記上側形成体の上面に配置されて、前記上端部堰アセンブリの前記形成堰壁部と該上端部堰アセンブリの前記第2の形成堰壁部の間に延伸し連結する、ブリッジ堰壁部と、
を更に含むものである、実施形態13に記載の装置。
実施形態15
下側ブリッジ堰壁部が、前記形成体と前記上側形成体の間の間隙に配置されたものである、実施形態13または14に記載の装置。
実施形態16
前記下側ブリッジ堰壁部は、H形状の断面を有し、
前記形成体を、前記H形状の断面の下側開口部内に受け入れ、
前記上側形成体を、前記H形状の断面の上側開口部内に受け入れるものである、実施形態15に記載の装置。
実施形態17
前記上端部堰アセンブリは、前記端部堰アセンブリと連通して、前記上側形成体の前記第1の形成面、および、前記形成体の前記第1の形成面の各々の第1の端部に沿って、前記ドロー方向に延伸する連続した形成堰壁部を、協働で画定するものである、実施形態13から16のいずれか1つに記載の装置。
実施形態18
ガラスリボン形成装置において、
両側を向いた第1および第2の形成面を有する下側形成体と、
前記下側形成体の上方に配置されて、両側を向いた第1および第2の形成面を有する上側形成体と、
前記下側形成体と前記上側形成体の間の間隙に配置された下側ブリッジ堰壁部と、
を備え、
前記下側形成体、前記上側形成体、および、前記下側ブリッジ堰壁部は、各々、耐火性材料を含むものである装置。
実施形態19
前記下側形成体の前記第1の形成面の第1の端部に沿って、ドロー方向に延伸する形成堰壁部を含む下端部堰アセンブリと、
前記上側形成体の前記第1の形成面の第1の端部に沿って、前記ドロー方向に延伸する形成堰壁部を含む上端部堰アセンブリと、
を備え、
前記下端部堰アセンブリ、または、前記上端部堰アセンブリの少なくとも1つが、耐火性材料を含むものである、実施形態18に記載の装置。
実施形態20
前記下端部堰アセンブリ、または、前記上端部堰アセンブリの1つが、前記耐火性材料を含み、該下端部堰アセンブリ、または、該上端部堰アセンブリの他方が、非耐火性材料を含むものである、実施形態19に記載の装置。
実施形態21
前記非耐火性材料は、白金、ロジウム、チタン、それらの合金、および、それらの組合せからなる群から選択した金属性材料を含むものである、実施形態20に記載の装置。
実施形態22
前記下端部堰アセンブリ、および、前記上端部堰アセンブリは、各々、前記耐火性材料を含むものである、実施形態19に記載の装置。
実施形態23
前記下側ブリッジ堰壁部は、H形状の断面を有し、
前記下側形成体は、前記H形状の断面の下側開口部内に配置され、
前記上側形成体は、前記H形状の断面の上側開口部内に配置されるものである、実施形態18から22のいずれか1つに記載の装置。
実施形態24
ガラスリボン形成方法において、
溶融ガラスを、ウェッジ状の形成体の形成面に沿って、ドロー方向に流し、前記溶融ガラスが、前記形成面の対向する第1および第2の端部に沿って前記ドロー方向に延伸した形成堰壁部によって画定された溝部内を流れる工程を、
含み、
前記形成体、および、前記形成堰壁部は、各々、耐火性材料を含むものである方法。
100、200 装置
110、210 形成体
112、212 第1の形成面
114、214 第2の形成面
116 ドローライン
118、218 トラフ部
120 第1の側壁部
122 第2の側壁部
124、126、224、226 第1の端部
128、130、228、230 第2の端部
132、134 チャネル
150 端部堰アセンブリ
152、252 第1の形成堰壁部
154、254 第2の形成堰壁部
156、256 第1のブリッジ堰壁部
158、258 第3の形成堰壁部
160、260 第4の形成堰壁部
162、262 第2のブリッジ堰壁部
170 第1の縁部延伸部
172 第2の縁部延伸部
174 第3の縁部延伸部
176 第4の縁部延伸部
250 第2の端部堰アセンブリ

Claims (10)

  1. 実施形態1
    ガラスリボン形成装置において、
    両側を向いた第1および第2の形成面を有する形成体と、
    第1の形成面の第1の端部に沿って、ドロー方向に延伸する形成堰壁部を含む、端部堰アセンブリと、
    を備え、
    前記形成体、および、前記端部堰アセンブリが、各々、耐火性材料を含むものである装置。
  2. 前記端部堰アセンブリが、
    前記第2の形成面の第1の端部に沿って、前記ドロー方向に延伸する第2の形成堰壁部と、
    前記形成体の上面に配置されて、前記第1の形成堰壁部と前記第2の形成堰壁部の間に延伸して連結する、ブリッジ堰壁部と、
    を更に含む、請求項1に記載の装置。
  3. 前記ブリッジ堰壁部は、前記第1の形成堰壁部、または、前記第2の形成堰壁部の少なくとも1つから分離されて、それに接触するものであるか、
    前記ブリッジ堰壁部は、前記第1の形成堰壁部、または、前記第2の形成堰壁部の少なくとも1つと一体化したものであるか、
    の少なくとも1つである、請求項2に記載の装置。
  4. 前記端部堰アセンブリの少なくとも一部が、前記形成体から分離されて、それに接触するものであるか、
    前記端部堰アセンブリの少なくとも一部が、前記形成体と一体化したものであるか、
    の少なくとも1つである、請求項1から3のいずれか1項に記載の装置。
  5. 前記端部堰アセンブリは、
    前記第1の形成面の前記第1の端部と対向する該第1の形成面の第2の端部に沿って、前記ドロー方向に延伸する第3の形成堰壁部と、
    前記第2の形成面の前記第1の端部と対向する該第2の形成面の第2の端部に沿って、前記ドロー方向に延伸する第4の形成堰壁部と、
    前記形成体の上面に配置されて、前記第3の形成堰壁部と前記第4の形成堰壁部の間に延伸して連結する、第2のブリッジ堰壁部と、
    を更に含むものである、請求項1から4のいずれか1項に記載の装置。
  6. 前記形成体の上方に配置されて、両側を向いた第1および第2の形成面を有する上側形成体と、
    前記上側形成体の前記第1の形成面の第1の端部に沿って、前記ドロー方向に延伸する形成堰壁部を含む上端部堰アセンブリと、
    を更に備え、
    前記上側形成体と前記上端部堰アセンブリは、各々、耐火性材料を含むものである、請求項1から5のいずれか1項に記載の装置。
  7. 前記上端部堰アセンブリは、
    前記上側形成体の前記第2の形成面の第1の端部に沿って、前記ドロー方向に延伸する第2の形成堰壁部と、
    前記上側形成体の上面に配置されて、前記上端部堰アセンブリの前記形成堰壁部と該上端部堰アセンブリの前記第2の形成堰壁部の間に延伸し連結する、ブリッジ堰壁部と、
    を更に含むものである、請求項6に記載の装置。
  8. 下側ブリッジ堰壁部が、前記形成体と前記上側形成体の間の間隙内に配置されたものであり、
    前記下側ブリッジ堰壁部は、H形状の断面を有し、
    前記形成体を、前記H形状の断面の下側開口部内に受け入れ、
    前記上側形成体を、前記H形状の断面の上側開口部内に受け入れるものである、請求項6または7に記載の装置。
  9. 前記上端部堰アセンブリは、前記端部堰アセンブリと連通して、前記上側形成体の前記第1の形成面、および、前記形成体の前記第1の形成面の各々の第1の端部に沿って、前記ドロー方向に延伸する連続した形成堰壁部を、協働で画定するものである、請求項6から8のいずれか1項に記載の装置。
  10. ガラスリボン形成方法において、
    溶融ガラスを、ウェッジ状の形成体の形成面に沿って、ドロー方向に流し、前記溶融ガラスが、前記形成面の対向する第1および第2の端部に沿って前記ドロー方向に延伸した形成堰壁部によって画定された溝部内を流れる工程を、
    含み、
    前記形成体、および、前記形成堰壁部は、各々、耐火性材料を含むものである方法。
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