JP2018535720A - ミシン針、ミシン針の製造方法及び縫製方法 - Google Patents

ミシン針、ミシン針の製造方法及び縫製方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、実質的に針の長手方向に延びる針幹と、実質的に針の高さ方向に針を貫通する糸穴と、糸穴の後方において針に沿って延びるエグリと、を有するミシン針に関するものである。針幹の輪郭と比較して、エグリの輪郭は、針の高さ方向に窪んでいる。針に沿ったエグリの延在部の少なくとも一部において、針の長手方向と直交する断平面でのエグリの輪郭は、実質的に円弧状になっている。この円弧状の領域は、針の周囲の第1の角度部分にわたっている。本発明に係るミシン針は、針に沿ったエグリの延在部の一部において、針の周囲の第1の角度部分における、実質的に円弧状の輪郭の半径が、針の横方向の最大リーチの、35%と100%との間である、という点で特徴付けられる。針の横方向は、針の長手方向及び高さ方向と直交している。

Description

本発明は、ミシン針、ミシン針の製造方法及び縫製方法に関するものである。様々な種類のミシン針、ミシン針の製造方法及び縫製方法が知られている。
独国特許発明第69220550T3号明細書は、エグリ(Hohlkehle)の幅を低減したミシン針の製造方法を開示している。エグリの幅は、エグリの高さよりも格段に小さくなっている。その意図は、針の針入抵抗を低下させるためである。
欧州特許第1052324A2号明細書は、縫製される生地に損傷を与えるエグリの鋭い端部(Kanten)を回避するために、丸みを帯びて形成された平坦なエグリを開示している。従って、エグリの中心部近傍の、エグリの断面の輪郭は、全く丸みを帯びていないか、或いは、少なくとも非常に大きな曲率半径を有している。エグリの端部近傍では、半径が非常に小さくなっている。結果として、針の糸穴としての方向に、ライン9と平行な幅広の側面が存在する。
米国特許第3589428A号明細書は、長溝の形成より前に平坦部を形成する、ミシン針の製造方法を開示している。ミシン針はエグリを有していない。
独国特許出願公開第3027534A1号明細書は、針幹の残部(restlichen)と平行に配置されたエグリを備えるミシン針を開示している。配置されたエグリは、糸と針との間に拡張されたスペースを提供する。従って、ループのピッキングが、ルーパーにとって容易になる。針を引き込む際の針幹の変位(Versatz)、特にシフトされた部位への下降(Ubergang)が、縫製される生地へ損傷を与える虞がある。エグリの部分における針の断面領域は、エグリから離れた針幹の断面領域と同じであるか、それより僅かに小さくなっている。現在の(vorliegenden)発明に対する同じ相違点を備えた類似の解決策が、米国特許第4458614A号明細書及び欧州特許第1052323A2号明細書に開示されている。
本発明の目的は、生地に損傷を与えることなく、縫製中の機能的な信頼性がより高いミシン針を提供することである。更に、ミシン針の合理的な製造方法を提供する。故障に影響され難い縫製方法が、本発明の付加的な内容を構成する。
上記の目的は、請求項1に係るミシン針と、請求項9に係るミシン針の製造方法と、請求項12に係る縫製方法とによって達成される。
本発明のミシン針は、概して、その2つの端部の一方に、ミシンにおいてミシン針がクランプされる部位である、縦断的な針シャンクを有すること特徴としている。原則として円筒形であるシャンクの中心軸は、ミシン針の中心軸を規定している。ミシン針の他方の端部は、一体成形された縦断的な針先部を特徴としており、縫製中には、縫製される生地に針の針先部が突き刺される。縫糸が通過する糸穴は、針先部の直ぐ近傍にある。ミシン針の長さの大部分を形成する針幹は、糸穴とシャンクとの間で延びている。上記の針の各部位の間には、移行領域が存在していてもよい。
糸穴は、実質的に高さ方向として参照される方向で、針を貫通している。その高さ方向は、ミシン針の長手方向と直交する。長手方向は、ミシン針の後端部にあるシャンクから、針の前端部にある針先部への方向である。長手方向は、通常は中心軸と平行である。上記の2つの方向と直交する方向が、横方向として参照される。
糸穴の後方では、針の針幹部において、縦断的なエグリが延びている。高さ方向について、エグリの輪郭は、針幹と比較して窪んでいる。すなわち、ここでの高さ方向の値は、針の中心から外側へ、エグリを越えて上昇する。縫製中にミシン針が生地を貫通すると、縫糸は、ルーパーによってエグリ領域内に引っ掛けられ、針の返し工程の間、生地の手前で保持される。ルーパーがより確実に糸を引っ掛けることができるように、ミシン針はエグリを有している。エグリという用語は、ミシン針の窪んだ部分を示している。それは、ルーパーのためにループ用のスペースが設けられるように形成され、そのスペースでは、針幹及び糸穴にエグリよりも高い隣接領域が存在するために、縫糸が針と直接的に接触しない。エグリは、糸穴の直ぐ近傍から、針幹の長さの一部にわたって延びている。
エグリ領域における針の輪郭の高さ方向の最大リーチは、エグリ領域における針の輪郭の横方向の最大リーチの、65%であることが好ましい。針の最大高さは、横方向に対する2本の平行線の間で測定することができ、そのうち1つ目の平行線は、2つの溝縁部と接線的に接触し、2つ目の平行線は、エグリと接線的に接触する。エグリにおける針の最大高さは、エグリにおける針の最大幅の、60%と70%との間であってもよい。エグリにおける針の最大高さは、エグリにおける針の最大幅の、55%と75%との間であることが好ましい。このエグリの構造は、ルーパーとの衝突事象において針を逸らせ、針への損傷や破損でさえも防ぐことができる。
ミシン針の長手方向でのエグリ領域における針の断面積は、針幹の残りの部分の、長手方向と直交する最小断面積の70%であってもよい。エグリにおける断面積は、針幹の残りの部分の断面積の、65%と75%との間であってもよい。エグリにおける断面積は、針幹の残りの部分の断面積の、60%と80%との間であることが好ましい。信頼できる縫製工程のため、及び、縫製される生地を守るために必要な、針の強度に関する要求と、針の構造に関する要求とは、エグリ領域の断面積の選択を適用することよって、調整及び最適化することができる。好適には、エグリの構造は、エグリの幅が隣接する針幹の幅と等しくなるように選択される。そのような幅は、針に対して十分な強度を提供する。より大きい幅は、縫製される生地に損傷を与える虞がある。一方では、断面積を低減することによって、エグリの高さ方向のリーチを、横方向のリーチよりも小さくすることができ、又、縫製中の針の機能的な信頼性を向上させるように、半径を選択することができる。他方では、断面積を低減することによって、針幹の残りの部分よりも、エグリを長溝の方へシフトさせる必要がなくなる。従って、針は、縫製される生地に損傷を与えない。
本発明に係る針は、針幹の長さの一部にわたって、一定の断面積を有していてもよく、或いは、少なくとも部分的に、針先部へ向かって細くなっていてもよい。この種の細身化は、輪郭がその形状を維持したまま、針幹の長さ方向にわたって単に連続的に縮尺されるように、実行してもよい。細身部分は、エグリ領域及び/又は針幹の残りの領域に存在していてもよい。針幹及びエグリの双方が前方へ向かって細くなる場合、針幹の残りの領域に最も近い端部におけるエグリの最大断面積は、エグリに最も近い端部における針幹領域の最小断面積の、65%であることが好適である。
エグリ領域における針の横方向の最大リーチは、針幹の残りの領域における針の横方向の最大リーチと、実質的に一致してもよい。エグリ及び針幹が同じ幅を有することの利点によって、針は、縫製工程に必要な強度をエグリに具備することになる。他の利点は、針穴がエグリで必要とされる以上に拡張されないことであり、これにより、生地に対して最大限の防護が付与される。針幹及びエグリの双方が前方へ向かって先細りする場合、エグリに最も近い針幹の端部における針幹の最小幅と、針幹の残領域に最も近いエグリの端部におけるエグリの最大幅とは、一致することになる。
エグリ領域において、長手方向と直交する断平面、すなわち、移行領域を除くエグリ領域における全ての断平面では、ミシン針のエグリ側の輪郭が、実質的に円弧状になる。特に、真直ぐではない平たい部分が存在し、それは、針の中心軸を通る断平面において高さ方向に延びる対称軸と、直接的に接している。それよりも、少なくとも略円弧状の輪郭が、エグリの中心から始まり、横方向の両側へと延びている。従って、この断平面では、針の中心軸から高さ方向に最も離れた位置に、少なくとも明白な平坦域が形成されない。これが、本願で用いられている「実質的に円弧状に形成される」という表現の意味するところである。円形からの逸脱は、それらの逸脱が許容される限りのものであり、その目的は、縫製工程に必要な、高さ及び幅に関する幾何学的な状態を守ることであって、エグリに捩じれや鋭利部を発生させることではない。
エグリの輪郭の円弧状領域は、針の周囲の第1の角度部分をカバーしている。この第1の角度部分は、ミシン針の中心軸と高さ方向とによって断平面に規定される、対称軸の両側へ延びていることが好ましい。エグリの輪郭を完成させる追加の角度部分を、この第1の角度部分に加えてもよい。エグリの輪郭、換言すれば、エグリの輪郭を形成する角度部分の合計角度は、全体で、針の周囲全体の半分(すなわち180°)をカバーする。角度部分の頂点は、高さ方向に延在する対称軸と、エグリ領域において針が横方向の最大リーチを有する位置で、横方向に延びる線との、交点によって特定される。
エグリ領域における実質的に円弧状の針の輪郭の、円形部の半径は、エグリ領域における針の横方向の最大リーチの、約50%であることが好ましく、より好ましくは、エグリ領域における針の横方向の最大リーチの、35%と100%との間である。この半径は、エグリ領域における針の横方向の最大リーチの、40%と80%との間や、45%と60%との間であってもよい。円形部半径のこの特別な選択は、ルーパーによる縫糸のピックアップの確実化に、特に良く適したエグリ形状を作るためである。縫製のために、ルーパーは、通常、ミシン針とルーパーとが互いに接触しないように調整される。ミシン針の返し工程の間、縫糸は、ルーパーがエグリと協働して引っ掛けるループを形成する。その際、ルーパーは、ミシン針の横方向の要素を含む移動を、少なくとも断続的に行い、それによって、ルーパーが横方向からミシン針に接近する。ミシン内の振動、高い糸張力、ミシンの粗末な設定、或いは他の不備は、例えば、ミシン針とルーパーとの互いの接触を引き起こす虞がある。エグリの高さが一定である場合、すなわち、ミシン針が機械的に平坦域を備えるエグリを有する場合、ルーパーは、少なくともルーパーの移動方向と略直交するミシン針の側面に対して、露骨に衝突することになる。縫い損ないに加えて、この種の衝突は、ミシン針及び/又はルーパーを損傷させる虞がある。本発明に従うエグリの輪郭の結果、ミシン針は、ルーパーに対して、許容される接触事象のための、エグリ領域の曲げられた面領域を提供し、それは、好ましくは、ルーパーを正しい方向に逸らせ、露骨な衝突を防止する。このようにして、ミシン針は、縫製中の機能的な信頼性が向上される。
エグリ領域における針の実質的に円弧状の輪郭は、少なくとも90°の角度部分にわたって延びていてよい。その半径範囲は、少なくとも100°の角度部分にわたっていてよい。又、半径範囲は、少なくとも110°の角度部分にわたっていてもよい。比較的広い角度部分にわたることによって、ルーパーのために好適に曲げられたエグリの面が、接近の際の十分な逃げ部分をルーパーへ提供することが確実になる。従って、針の利用可能なスペースは、最適に利用される。
好ましくは、針は、中心軸の下の、エグリ領域における針の横方向の最大リーチが、エグリとは反対の側から測定される、針の高さ方向の最大リーチの、特に32%の位置で達成されていてもよい。針は、その高さの30%と35%との間の位置において、その最大幅に達していてもよい。又、針は、その高さの25%と40%との間の位置において、その最大幅に達していてもよい。この寸法の結果、好ましくない角度でルーパーが衝突する虞のある側面は、許容される最大限の大きさへと低減される。
針幹は、実質的に針の長手方向に延びる長溝を有している。エグリと長溝とは、針幹の、高さ方向についての反対の側にある。長溝は、好ましくは、シャンクへの移行部から糸穴まで通して、実質的に針幹の全長にわたって延びている。その全長にわたって、特にエグリ領域において、長溝は、実質的にミシン針の中心軸と平行にかつ中心軸から一定距離離れて、好適に延びている。この形状もまた、生地の保護を助長するものである。長溝は、生地が突き通される際に、縫糸を守るように機能する。原則として、この機能は、その長さに沿って中心軸からの距離が変化する長溝によっても果たされる。しかしながら、この種の長溝は、異なる高さにある溝の区間の間に移行領域を有しており、それらの移行領域は、突き通される間、或いは、返し工程の間でさえも、生地を損傷する虞がある。実質的に中心軸と平行にかつ中心軸から一定距離離れて溝が形成されていれば、エグリ領域において、溝の縁が僅かに内側に低くなる態様でもよい。これは、溝の底部についても同様である。エグリ領域において、溝の底部は、針幹の残りの領域における溝の底部と比較して、僅かに高くなっていてもよい。針幹の残りの領域と比較したときの、エグリ領域における、溝の、すなわち、溝の縁及び/又は溝の底部の、中心軸との平行度の偏差、或いは、溝の縁及び/又は溝の底部の、中心軸からの距離の偏差は、最大で針幹の平均幅の10%である。平行性からの溝の偏差、或いは、中心軸からの溝の距離の偏差は、針幹の平均幅の5%を超えなくてもよい。又、平行性からの溝の偏差、或いは、中心軸からの溝の距離の偏差は、針幹の平均幅の2%を超えなくてもよい。
針幹は、縦方向に延びてエグリから続く溝を有していてもよい。この溝は、裏溝と呼ばれることが多い。高さ方向について、それは長溝と反対側で延びている。裏溝は、エグリからシャンクまで達していてもよい。エグリと比較して高い領域が、エグリと裏溝との間に存在することも可能である。上述したように、この種の高い領域の目的は、エグリにおいて、ルーパーが糸を容易に引っ掛けることができるようにするためである。本発明に係る全てのミシン針は、この種の裏溝を有していてもよい。
その長さに対して針を直角に切断して得られる断面図で視認される、エグリ領域における針の輪郭は、第1の角度部分に加えて、少なくとも、直線で延びる第2の角度部分と、第1及び第2の角度部分を接続する第3の角度部分とを有していてもよい。第3の部分は、他の2つの部分の間に滑らかな接続部を形成する。直線部分は、短いことが好ましく、又、横方向の両側に存在することが好ましい。直線部分は、高さ方向に対して18°の角度であってもよい。又、直線部分は、高さ方向に対して15°から21°の角度であってもよい。更に、直線部分は、高さ方向に対して12°から24°の角度であってもよい。第3の角度部分は、第1の角度部分の円形部の範囲を、第2の角度部分の直線部へと、接線方向に滑らかに導く。少なくとも第3の角度部分、すなわち、第1及び第2の角度部分の間の移行部の輪郭は、衝突の虞があるルーパーに関連して、2つの要素が接触するにも関わらず、損傷のない縫製工程が続けられるように曲げられている。より好適な実施形態では、エグリ領域において第2の角度部分をカバーする直線部分の角度が、針幹の領域に沿って進むにつれて変化するものであってもよい。例えば、その角度は、30°から36°へと、シャンクの方向に増大してもよい。又、その角度は、別の分量で増大してもよい。同様に、エグリに隣接する位置の針幹の角度は、30°以外の値であってもよく、これは、どのようにエグリが形成されるのかに依存する。
針の長さに沿ってエグリが延びている領域では、ミシン針が、長手方向と直交する断平面において、高さ方向及び中心軸で規定される対称軸に関して、鏡面対称に形成されていてもよい。この対称性の利点により、ミシン針は、ルーパーが左側からエグリ内へ引っ掛けるミシンと、ルーパーが針の右側から引っ掛けるミシンとの、双方で使用することができる。同様に、針は、エグリに傾斜が必要なミシンに、或いは、エグリに傾斜を適用するために、使用することができる。本発明に係るミシン針におけるエグリの輪郭は、不要だが(uberflussig)、エグリに付加的な傾斜を提供する。これは、対称性と併せて、それが必要であるかもしれないエグリの側に関係なく、どの傾斜にも当てはまる。対称性は、長溝に対しても好適に適用してよい。その際、長溝の中心は、横方向に対する平行線が接線的に接触する、エグリの輪郭の円弧上のポイントと正に同じように、対称軸上にある。同様に、第1、第2及び第3の全ての角度部分について、鏡面対称に配置されていることが好ましい。
本発明に係るミシン針の製造方法は、針幹の長手延在方向の一部において、針幹の断面積を低減する第1のステップを、少なくとも含んでいる。少なくとも第2のステップでは、少なくともエグリを形成するために、針幹を非切削で変形させる。この方法は、横方向におけるエグリの最大リーチの35%と100%との間の曲率半径で、エグリが形成されるように、エグリを形成するステップが行われる点で特徴付けられる。更に、針幹を形成するステップが不要である。例えば、後のステップで生じる針の別の部分のバリや凹凸が作用せざるを得ず、更に針幹が悪影響を受ける場合に、非切削で形成された針幹の形状は、後のステップにおいて僅かに丸み付けされる。
針幹の一部の断面積を低減するステップは、針から材料を除去することなく実行することができる。この方法では、処分する廃棄物がない。更に有利な点として、針に必要な量だけの材料を使用するようにする。その結果、ミシン針の製造方法が経済的になる。又、断面積を低減するステップは、切削作業であってもよい。このような作業は、加工時間が短く、従って経済的である。又、断面積を低減するステップは、明確な切断刃を備えない道具を使用して、材料を除去することによって実行してもよい。このような作業は、非常に精密である。材料を変形及び/又は除去する、更に異なる作業を、好適に利用してもよい。
針幹の一部の断面積を低減するステップは、針の残りの材料を強化することができる。これは、後のステップにおいて、針幹のその部分にエグリが形成される際に、特に好都合である。エグリは、縫製中に高い負荷に曝されるため、エグリの長手延在部には、高い強度が推奨される。このため、縫製される生地を針が損傷しないような、低減された断面積をエグリに備えた、同時に、縫製中の負荷によって針が恒久的に壊れない又は曲がらないような、十分な強度を備えた、針を製造することができる。
本発明に係る縫製方法では、少なくとも1つのミシン針及び少なくとも1つのルーパーが用いられる。ミシン針は、以下のような特徴を備えている。すなわち、実質的に針の長手方向に延びる針幹と、実質的に針の高さ方向(針の高さ方向は針の長手方向と直交している)に針を貫通する糸穴と、糸穴の後方で針に沿って延び、その輪郭が針幹の輪郭と比較して窪んでいるエグリと、を備えている。針に沿ったエグリの延在部分の少なくとも一部において、針の長手方向に対して直交する断面におけるエグリの輪郭は、実質的に円弧状である。円弧状の領域は、針の周囲の第1の角度部分に及んでいる。
定常作業の際、ルーパーは、長い針を越えて達するまでの間に、引っ掛け動作の一部として糸のループを引っ掛ける。ルーパーは、針のエグリ領域において、糸のループを引っ掛ける。その際、ルーパーは、回転或いは旋回移動を行ってもよい。ルーパーによって実行されるあらゆる種類の移動が、ミシン針の横方向に対応する方向の成分を有している。
針の運用上の曲がりについて言及すると、ルーパーは、針のエグリの輪郭の第1の角度部分において、針と衝突する。本発明に係る縫製工程では、横方向における針の最大リーチの、35%と100%との間の曲率半径を備える輪郭を、この第1の角度部分に有する針を使用する。針の横方向は、針の長手方向及び高さ方向と直交する。本発明に係る方法でその類の針を使用する結果、縫製工程は問題に影響され難くなり、これは、故障及び針とルーパー間の必然の衝突の場合に、針とルーパーとが互いに適切にすれ違うことができ、中断することなく縫製工程を続けることができるためである。ルーパーは、エグリの輪郭の他の角度部分でも針と衝突してよい。ルーパーと針との間が衝突しても、横方向に関して縫製工程が継続できるように、少なくとも第3の角度部分においても、針のエグリの輪郭が曲げられている。
図1は、本発明に係るミシン針のエグリの簡略的な斜視図を示している。 図2は、本発明に係るミシン針の長溝の簡略的な斜視図を示している。 図3は、本発明に係るミシン針の、エグリにおける輪郭の断面図を示している。 図4は、本発明に係るミシン針の、針幹における輪郭の断面図を示している。
図1は、本発明に係るミシン針1のエグリ10の、簡略的な斜視図を示している。このミシン針1は、長手方向Lにおいて、シャンク4から針幹5及び糸穴6を通って針先部7まで延びている。エグリ10の部位9も示されており、この部位は、糸穴6のすぐ近傍から、針幹5の長さの一部にわたって延びている。更に、針幹5の残りの部位12も示されている。エグリ10の部位9を通る、長手方向Lと直交する断平面における、針の輪郭11は、おおよそ認識することができる。長手方向L、横方向B及び高さ方向Hは、方向づけを目的として付記されている。
図2は、本発明に係るミシン針1の長溝8の、簡略的な斜視図を示している。エグリ10を除き、ミシン針1の長さに沿って個々の部分が、ここでも同じように示されている。縫製中に縫糸(図示省略)を保護する長溝8及びその縁が、真直ぐで段差を有していないことが、特に明らかになっている。
図3は、本発明に係るミシン針1の、図1のエグリにおける輪郭11の断面図を示している。この部分は、エグリ10の部位9と糸穴6との間、及び、エグリ10の部位9と針幹5の残りの部位12との間の、移行領域を除いて、エグリ10の部位9の任意の位置において切断してよい。この図では、エグリ10が上部にあり、長溝8が下部にある。円形部の半径rが、矢印線で示されている。角度部分w1、w2及びw3が、破線で示されている。横方向B及び高さ方向Hを示す座標系が、明確化のために付加されている。長手方向Lは、図の平面と直交している。輪郭の内部かつ横方向Bと平行に、エグリ10の部位9におけるミシン針1の最大リーチbを確認することができる。この図において、中心軸Mは、図の平面と直交して延びると共に、2本の不連続線の交点により規定されており、高さ方向Hと平行なそのうちの1本に、参照符号Sが付与されている。エグリ10の部位9における、ミシン針1の輪郭11は、対称軸Sに関して鏡面対称になっている。角度部分w1、w2及びw3の頂点は、対称軸Sと横方向Bに平行な線との交点であり、その線では、針がその最大横リーチbを有している。長溝8と中心軸Mとの間の距離lが、矢印で示されている。輪郭11の左側には、移行部13及び直線部14が示されている。移行部13は、直線部14を、滑らかな(knickfrei)態様で、第1の角度部分w1の実質的に円弧状の輪郭へと接続している。
図4は、本発明に係るミシン針1の、針幹5における輪郭の断面図を示している。この輪郭も、針幹5から外れている移行領域を除いて、針幹5に沿った任意の位置から取得してよい。横方向B及び高さ方向Hでの座標系が、方向づけを目的として再度付記されている。ここでもまた、中心軸Mを通り高さ方向Hと平行な軸Sに関して、輪郭が鏡面対称になっている。針幹5の残りの部位12における、ミシン針1の最大横リーチbsが示されている。これは、図3のミシン針1の、エグリ10の部位9における、横方向Bでの最大リーチbに対応するものである。最大リーチbsは、例えば針がテーパ状のデザインの場合は、最大リーチbと異なっていてもよい。
1:ミシン針、3:針の周囲、4:シャンク、5:針幹、6:糸穴、7:針先部、8:長溝、9:エグリの部位、10:エグリ、11:輪郭、12:針幹の残りの部位、13:移行部、14:直線部、b:エグリ10の部位9におけるミシン針1の横方向Bの最大リーチ、bs:針幹5の残りの部位12におけるミシン針1の横方向Bの最大リーチ、h:エグリ10の部位9におけるミシン針1の高さ方向Hの最大リーチ、l:長溝8と中心軸Mとの間の距離、r:円形部半径、w1:第1の角度部分、w2:第2の角度部分、w3:第3の角度部分、B:横方向、H:高さ方向、L:長手方向、M:中心軸、S:対称軸

Claims (12)

  1. ミシン針(1)であって、
    実質的に針の長手方向(L)に延びる針幹(5)と、
    実質的に針の高さ方向(H)で針(1)を貫通し、針の前記高さ方向(H)が針の前記長手方向(L)と直交する糸穴(6)と、
    針の前記長手方向(L)において前記糸穴(6)の上流側にあり、その輪郭(11)が前記針幹(5)の輪郭と比較して高さ的に窪んでいるエグリ(10)と、を含み、
    針(1)に沿った前記エグリ(10)の延在部の領域(9)における、針(1)の最大断面積は、前記針幹(5)の残りの部位が長手方向に延在している領域(12)において、針の前記長手方向(L)と直交して測定される最小断面積の、60%と80%との間であり、
    前記エグリの領域(9)における針(1)の高さ方向の最大リーチ(h)は、前記エグリの領域(9)における針の横方向の最大リーチ(b)の、55%と75%との間であり、
    針(1)に沿った前記エグリ(10)の延在部の少なくとも一部において、針の前記長手方向(L)と直交する断平面での、前記エグリ(10)の輪郭(11)は、実質的に円弧状であり、
    該円弧状の領域が、針の周囲(3)の第1の角度部分(w1)にわたっており、
    針(1)に沿った前記エグリの延在部の前記一部において、針の周囲(3)の前記第1の角度部分(w1)における、実質的に円弧状の輪郭の半径(r)は、針の横方向(B)における針の最大リーチ(b)の、35%と100%との間であり、
    前記横方向(B)は、針の前記長手方向(L)及び前記高さ方向(H)と直交していることを特徴とするミシン針(1)。
  2. 針(1)の前記エグリの領域(9)を通る断平面において、針の実質的に円弧状の輪郭(11)は、少なくとも90°の第1の角度部分(w1)にわたることを特徴とする請求項1記載のミシン針(1)。
  3. 針(1)に沿った前記エグリ(10)の延在部の領域(9)において、針(1)は、中心軸(M)の下方、特に、高さ方向の最大リーチ(h)の、前記エグリ(10)と反対側から測定したときの、25%と40%との間の位置で、針の横方向の最大リーチ(b)に達することを特徴とする請求項1又は2記載のミシン針(1)。
  4. 前記エグリの領域(9)における、針の横方向の最大リーチ(b)は、前記針幹の残りの領域(12)における、針(1)の横方向の最も小さい最大リーチ(bs)に、実質的に一致していることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載のミシン針(1)。
  5. 針(1)は、実質的に針(1)の前記長手方向(L)に延在し、針(1)の、前記エグリ(10)とは反対側に配置される長溝(8)を有していることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載のミシン針(1)。
  6. その全長にわたって特に前記エグリの領域(9)において、前記長溝(8)は、ミシン針(1)の中心軸(M)と実質的に平行にかつ前記中心軸から一定距離離れて延びていることを特徴とする請求項5記載のミシン針(1)。
  7. 前記エグリ(10)が長手に延在している前記領域(9)において、針(1)をその長さに対して直角に切断して得られる断面図で視認される針の輪郭(11)は、前記第1の角度部分(w1)に加えて、少なくとも、直線で延びる第2の角度部分(w2)と、前記第1の角度部分(w1)と前記第2の角度部分(w2)とを接続する第3の角度部分(w3)と有し、該第3の角度部分(w3)が、他の2つの部分(w1、w2)を、滑らかな態様で接続していることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載のミシン針(1)。
  8. 前記エグリ(10)が針の前記長手方向(L)に延びている前記領域(9)における、前記長手方向(L)と直交する断平面において、ミシン針(1)は、前記高さ方向(H)及び前記中心軸(M)によって規定される対称軸に関して、鏡面対称に形成されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載のミシン針(1)。
  9. ミシン針(1)の製造方法であって、
    前記ミシン針(1)は、実質的に針の長手方向(L)に延びる針幹(5)と、実質的に針の高さ方向(H)に前記針(1)を貫通する糸穴(6)と、を含むものであり、
    前記針幹(5)の長手延在方向の一部において、前記針幹(5)の断面積を低減するステップと、
    少なくともエグリ(10)を形成するために、非切削で前記針幹(5)を変形させるステップと、を含み、
    前記エグリの領域(9)における、前記針の横方向(B)の最大リーチ(b)の、35%と100%との間の半径(r)で、前記エグリ(10)を形成し、
    前記横方向(B)は、針の前記長手方向(L)及び前記高さ方向(H)と直交していることを特徴とするミシン針(1)の製造方法。
  10. 前記断面積の低減を、材料を除去することなく実行することを特徴とする請求項9記載のミシン針(1)の製造方法。
  11. 前記断面積を低減することによって、残りの材料を強化させることを特徴とする請求項9又は10記載のミシン針(1)の製造方法。
  12. 少なくとも1つのミシン針(1)と、少なくとも1つのルーパーとを用いる縫製方法であって、
    前記ミシン針(1)は、実質的に前記針(1)の長手方向(L)に延びる針幹(5)と、実質的に針の高さ方向(H)に前記針(1)を貫通し、針(1)の前記高さ方向(H)が針の前記長手方向(L)と直交している糸穴(6)と、針の前記長手方向(L)において前記糸穴(6)の上流側にあり、その輪郭(11)が前記針幹(5)の輪郭と比較して高さ的に窪んでいるエグリ(10)と、を含むものであり、
    前記エグリ(10)は、針に沿って延びるエグリの延在部の少なくとも一部において、針の前記長手方向(L)と直交する断平面での、前記エグリの輪郭(11)が、実質的に円弧状であり、該円弧状の領域が、針の周囲(3)の第1の角度部分(w1)にわたっており、
    前記ルーパーは、定常作業の際に、長い前記針(1)を越えて達するまでの間に、引っ掛け動作の一部として糸のループを引っ掛けるものであり、
    前記針(1)の運用上の曲がりに関して、前記ルーパーを、前記針(1)の前記第1の角度部分(w1)において、前記針(1)と衝突させ、
    横方向(B)における針の最大リーチ(b)の、35%と100%との間の円形部半径(r)を備える輪郭(11)を、前記第1の角度部分(w1)に有する前記針(1)を使用し、
    前記横方向(B)が、針の前記長手方向(L)及び前記高さ方向(H)と直交していることを特徴とする縫製方法。
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