JP2018534150A - エンドミル - Google Patents

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Abstract

エンドミル(10)は、複数の歯(20)およびフルート(22)を含む。歯(20)およびそれらの関連フルート(22)は、相関物理的パラメータにしたがって構成される。1つのそうした関連パラメータは、有効切削長さ(LE)の前半分(24)の軸方向位置において、複数の歯(22)の少なくとも1つの歯が複数の歯(22)の平均すくい角の値よりも小さいすくい角(R)を有し、同一の軸方向位置において、各そうした歯に先行するフルートが複数のフルート(22)の平均ねじれ角の値より大きいねじれ角(H)を有することである。
【選択図】図1

Description

[0001] 本開示の主題は、深彫り肩削り用に構成されたエンドミルに関し、詳細には、高硬度材料上に良質な表面仕上げを提供することが可能な深彫り肩削りエンドミルに関する。主題は、詳細には、相関物理的パラメータを有する歯および関連フルートを含む、そのようなエンドミルを対象とする。
[0002]肩削り用途、すなわち、ワークピースの外周周りの切削用に設計されたエンドミルは、通常、エンドミルの直径の2倍の最大有効切削長さを有する(以下「2D」とし、同様の長さの寸法は同様に表される。例えば直径の2.5倍は、「2.5D」または「2.5D」などと表記されるであろう)。反対のことが記述されない限り、明細書および特許請求の範囲においてエンドミルの直径への言及は、切削端面における切削部分の直径を指す。
[0003] 理論上は、エンドミルは任意の有効切削長さを有し得るが、実際のところは、2Dよりも大きい深度で効果的に切削することができるエンドミルを見つけることは極めてまれである。なぜなら、深度を増大させるとエンドミルの振動は悪化し、ワークピースの表面仕上げおよびエンドミルの工具寿命の両方の基準が、業界に受け入れられる基準よりも低くなるからである。詳細に述べると、エンドミルはその一端でのみ保持され、その他端は、強固に保持されたワークピースに押し付けられそのワークピースに衝撃を与えるので、エンドミルは肩削りの間屈曲する。そうした衝撃はまたリバウンドタイプの効果も生じ、この効果は、エンドミルの長さが増加するにつれて比較的大きくなるものである。
[0004] 同様に、エンドミルにかかる切削力は硬質ワークピースへの各衝撃においてより大きいものなので、この効果はまた比較的硬質のワークピース材料を切削するときにより深刻である。
[0005] 切削の深度を増大させるにつれて深刻になるもう1つの問題は、チップの排出である。詳しく述べると、切断端面近傍で開始する歯によって、それが最初に材料に侵入するときに、各チップは最初に接触を受けるので、大きなフルート深度は切削端面近傍で最も重要である。チップは、エンドミルがワークピースで360°回転しフルートがワークピースから出てチップが放出されることが可能になったときのみフルートから排出されるので、切削端面近傍のフルート内に、フルートの他の部分よりも比較的多くの時間残存する。理論に縛られるものではないが、フルートにチップを含むほどのサイズがない場合は、エンドミルおよびワークピースに対するチップの当接(不十分なサイズのフルートから突出する)により、振動は増加し得、エンドミルの破損さえ生じ得る。エンドミルの固定されたシャンク部分からの距離が増すにつれて、この効果はより重大となっていくことが理解されるであろう。
[0006] 今日の業界における高性能要件により、エンドミルの設計への些細な変更とかつては考えられたことが、現在では、エンドミルが表面仕上げおよびチップ除去の業界標準にとって許容可能か否かを定義可能である。理論上は、任意のエンドミルによって任意の材料が機械加工され得るが、実際のところ、所与の材料除去速度において競争力がある工具寿命および所望のレベルの表面仕上げを提供することによってのみ、エンドミルは特定の用途に適していると考えられ得る。
[0007] 本開示の目的は、新規のかつ改良されたエンドミルを提供することである。
[0008] 高硬度材料上に良質な表面仕上げを提供しながらも深彫り肩削り(すなわち少なくとも2.5Dの深度における)が可能なエンドミルを製造するために、いくつかの振動低減の特徴が単一のエンドミルに組み込まれている。各発明の特徴は、単独でも組み合わせてでも、振動低減ならびにそれによる工具寿命の延長および達成される表面仕上げに有意に寄与していると考えられる。
[0009] 本開示の主題の第1の態様によると、複数の歯およびフルートを備える仕上げエンドミルであって、有効切削長さの前半分の軸方向位置において、複数の歯の少なくとも1つの歯が、平均外周すくい角の値より小さい外周すくい角を有し、そうした各歯(すなわち当該少なくとも1つの歯のそれぞれ)に先行するフルートが、複数のフルートの平均ねじれ角の値より大きいねじれ角を有する仕上げエンドミルが提供される。
[0010] この形状により、相対的に小さい外周すくい角を有する少なくとも1つの歯を、相対的に大きいねじれ角で補償しながら、異なる外周すくい角を有する歯を提供することによって振動を低減させると考えられる。該相対的に大きいねじれ角は、必要とされる径方向の切削力を減少させる。
[0011] 言い方を変えれば、本開示の主題の第2の態様によると、対向する軸方向の前方方向および後方方向(D、D)ならびに対向する回転の先行方向および後続方向(D、D)を画定する中心回転軸(A)の周りを回転するように構成された仕上げエンドミルであって、先行方向(D)は切削方向であり、エンドミルは、シャンク部分と;シャンク部分から切削端面まで前方に延在する切削部分と、を備え、切削部分は、有効切削長さ(L)、直径(D)、複数の一体形成された歯および複数の歯と交互に存在する複数のフルートを備え、各フルートは、ねじれ角およびフルート深度を有し、各歯は、すくい面;すくい面に後続し回転軸(A)に垂直な面で測定可能な逃げ面幅を有する逃げ面;すくい面と逃げ面の交点に形成された切削刃;切削刃から離間し逃げ面と歯に後続するフルートのフルート面の交点に形成された逃げ刃;および、切削刃から中心回転軸に延在する第1の放射状直線と中心回転軸から後続フルートの底部に延在する第2の放射状直線の間に画定された歯領域を備え、有効切削長さの前半分の軸方向位置において、フルートは、1つまたは複数のフルートが最小ねじれ角の値を有し1つまたは複数のフルートが最大ねじれ角の値を有する状態で、平均ねじれ角の値を有し、歯は、1つまたは複数の歯が最小外周すくい角の値を有し1つまたは複数の歯が最大外周すくい角の値を有する状態で、平均外周すくい角の値を有し、少なくとも1つの歯は、平均外周すくい角の値よりも小さい外周すくい角を有し、各そうした歯に先行するフルートは、平均ねじれ角の値よりも大きいねじれ角を有する、仕上げエンドミルが提供される。
[0012] 第1および第2の態様では、少なくとも1つの歯の外周すくい角が、同一の軸方向位置における平均外周すくい角よりも小さく、その関連フルートのねじれ角が、同一の軸方向位置における平均ねじれ角よりも大きいので、歯の外周すくい角は、その関連フルートのねじれ角と負の相関を持つと考えられ得る。
[0013] 本開示の主題のさらなる別の(第3の)態様によると、複数の歯およびフルートを備える仕上げエンドミルであって、有効切削長さの前半分の軸方向位置において、複数の歯の少なくとも1つの歯が、複数の歯の平均歯領域の値よりも大きい歯領域および平均逃げ面幅の値よりも小さい逃げ面幅を有する、仕上げエンドミルが提供される。
[0014] この形状により、歯の幅をただ減少させることによる小さい逃げ面幅を有する歯の構造的弱点を、比較的大きな歯領域で補償しながら、異なる形状の歯を提供することによって振動を低減させると考えられる。
[0015] この形状によりまた、エンドミルに、比較的大きなフルート、すなわち、比較的小さな逃げ面を有する歯に先行するフルートを設けることが可能になり、このことは、上記で説明したようなより多くのチップの排出領域を可能にすることによって振動を低減させるとも考えられる。
[0016] 言い方を変えれば、本開示の主題のさらに別の(第4)の態様によると、対向する軸方向の前方方向および後方方向(D、D)ならびに対向する回転の先行方向および後続方向(D、D)を画定する中心回転軸(A)の周りを回転するように構成された仕上げエンドミルであって、先行方向(D)は切削方向であり、エンドミルは、シャンク部分と;シャンク部分から切削端面まで前方に延在する切削部分と、を備え、切削部分は、有効切削長さ(L)、直径(D)、複数の一体形成された歯および複数の歯と交互に存在する複数のフルートを備え、各フルートは、ねじれ角およびフルート深度を有し、各歯は、すくい面;すくい面に後続し回転軸(A)に垂直な面で測定可能な逃げ面幅を有する逃げ面;すくい面と逃げ面の交点に形成された切削刃;切削刃から離間し逃げ面と歯に後続するフルートのフルート面の交点に形成された逃げ刃;および、切削刃から中心回転軸に延在する第1の放射状直線と中心回転軸から後続フルートの底部に延在する第2の放射状直線の間に画定された歯領域を備え、有効切削長さの前半分の軸方向位置において、歯は、1つまたは複数の歯が最小歯領域の値を有し1つまたは複数の歯が最大歯領域の値を有する状態で、平均歯領域の値を有し、歯は、1つまたは複数の歯が最小逃げ面幅の値を有し1つまたは複数の歯が最大逃げ面幅の値を有する状態で、平均逃げ面幅の値を有し、少なくとも1つの歯は、平均歯領域の値よりも大きい歯領域および平均逃げ面幅の値より小さい逃げ面幅を有する、仕上げエンドミルが提供される。
[0017] 注目すべきことに、上記の態様の発明の特徴の適用は、振動の問題はエンドミルの固定保持されたシャンクからの距離が増すにつれて深刻になるので、有効切削長さの前半分(すなわち、エンドミルのシャンクから遠位にある、有効切削長さの半分)の軸方向位置に配置される。それらの有効性は、シャンクからの距離が増すにつれて(すなわち切削端面への近位性が増すにつれて)高くなることが理解されよう。とはいえ、シャンクに対する、有効切削長さの近位半分でいかなる効果もないと述べてはいない。
[0018] 第3の態様および第4の態様では、少なくとも1つの歯の歯領域が平均より大きい歯領域の値を有し、その関連逃げ面が平均より小さい逃げ面幅の値を有するので、歯の歯領域は、その関連逃げ面の逃げ面幅と負の相関を持つと考えられ得る。
[0019] 本開示の主題のさらなる(第5の)態様によると、シャンクおよび切削部分を備える仕上げエンドミルであって、切削部分は、2.5Dより大きい有効切削長さを有し、複数の歯およびフルートを備え、複数の歯は、異なる外周すくい角を有する少なくとも2つの歯を備え、異なる外周すくい角の値の少なくともいくつかは、全ての他の非同一な値と2°以上異なり、複数のフルートの各フルートは、シャンクからの距離が増すにつれて増大する深度を有する、仕上げエンドミルが提供される。
[0020] 一方、この形状により、異例の長い有効切削長さが提供され、増加された切削長さに関連するより大きな振動を、シャンクから遠位のフルート深度の拡大と有意に異なるすくい角との組み合わせで切削中の振動を低減させることによって補償する。
[0021] 市場における比較的短いエンドミルでは、異なるすくい角は、それらは少なくとも他の振動低減の設計オプションと比較して振動低減に比較的小さく寄与するので、費用効率が高くない場合が多い。しかしながら、長いエンドミルの場合、まして多数の歯(例えば5以上の歯、歯の数が増加するとなおのこと)を有するかなり長いエンドミルではなおさら、異なる外周すくい角を提供し外周すくい角を特に有意に変えることにより、比較的顕著な振動低減効果が達成され、したがって、追加となる設計の複雑さおよび異なる外周すくい角を提供する費用が妥当となることが分かった。
[0022] 言い方を変えれば、本開示の主題のさらに別の(第6の)態様によると、対向する軸方向の前方方向および後方方向(D、D)ならびに対向する回転の先行方向および後続方向(D、D)を画定する中心回転軸(A)の周りを回転するように構成された仕上げエンドミルであって、先行方向(D)は切削方向であり、エンドミルは、シャンク部分と;シャンク部分から切削端面まで前方に延在する切削部分と、を備え、切削部分は、有効切削長さ(L)、直径(D)、複数の一体形成された歯および複数の歯と交互に存在する複数のフルートを備え、各フルートは、ねじれ角およびフルート深度を有し、各歯は、すくい面;すくい面に後続し回転軸(A)に垂直な面で測定可能な逃げ面幅を有する逃げ面;すくい面と逃げ面の交点に形成された切削刃;切削刃から離間し逃げ面と歯に後続するフルートのフルート面の交点に形成された逃げ刃;および、切削刃から中心回転軸に延在する第1の放射状直線と中心回転軸から後続フルートの底部に延在する第2の放射状直線の間に画定された歯領域を備え、有効切削長さの前半分の軸方向位置において、歯は、1つまたは複数の歯が最小外周すくい角の値を有し1つまたは複数の歯が最大外周すくい角の値を有する状態で、平均外周すくい角の値を有し、切削部分は2.5Dより大きい有効切削長さを有し、異なる外周すくい角の値を有する歯の少なくともいくつかは、全ての他の非同一な値と2°以上異なる値を有し、複数のフルートの各フルートは、シャンクからの距離が増すにつれて増大する深度を有する、仕上げエンドミルが提供される。
[0023] 第5および第6の態様では、相対的に大きな有効切削長さと、外周すくい角の値間における相対的に大きな差と、は正の相関を持つと考えられ得る。
[0024] 本開示の主題のさらなる(第7の)態様によると、シャンクおよび切削部分を備える仕上げエンドミルであって、切削部分は、複数の歯およびフルートを備え、複数の歯は、異なる外周すくい角を有する少なくとも3つの歯を備え、異なる外周すくい角の値の少なくともいくつかは、全ての他の非同一な値と2°以上異なり、複数のフルートは、6°以下のねじれ差異を有する、仕上げエンドミルが提供される。
[0025] 一方、この形状は、切削中の振動を低減させるために大幅に異なる外周すくい角を提供し、ごく普通のねじれ角の差異(例えば6°以下のねじれ角の差異)を補償する。大きなねじれ角の差異は、振動低減に対して、すくい角を変えることに比べてより効果的な設計オプションと考えられる。並みのねじれ角の差異の欠点が有益なものになり得るいくつかの適用は、特に、比較的長いエンドミル(例えば少なくとも2.5Dの有効切削長さを有する)および/または比較的多数の歯(例えば5以上の歯)を有するエンドミルに対する場合である。
[0026] 言い方を変えれば、本開示の主題のさらに別の(第8の)態様によると、対向する軸方向の前方方向および後方方向(D、D)ならびに対向する回転の先行方向および後続方向(D、D)を画定する中心回転軸(A)の周りを回転するように構成された仕上げエンドミルであって、先行方向(D)は切削方向であり、エンドミルは、シャンク部分と;シャンク部分から切削端面まで前方に延在する切削部分と、を備え、切削部分は、有効切削長さ(L)、直径(D)、複数の一体形成された歯および複数の歯と交互に存在する複数のフルートを備え、各フルートは、ねじれ角およびフルート深度を有し、各歯は、すくい面;すくい面に後続し回転軸(A)に垂直な面で測定可能な逃げ面幅を有する逃げ面;すくい面と逃げ面の交点に形成された切削刃;切削刃から離間し逃げ面と歯に後続するフルートのフルート面の交点に形成された逃げ刃;および、切削刃から中心回転軸に延在する第1の放射状直線と中心回転軸から後続フルートの底部に延在する第2の放射状直線の間に画定された歯領域を備え、有効切削長さの前半分の軸方向位置において、フルートは、1つまたは複数のフルートが最小ねじれ角の値を有し1つまたは複数のフルートが最大ねじれ角の値を有する状態で、平均ねじれ角の値を有し、歯は、1つまたは複数の歯が最小外周すくい角の値を有し1つまたは複数の歯が最大外周すくい角の値を有する状態で、平均外周すくい角の値を有し、有効切削長さの前半分の軸方向位置において、少なくとも3つの歯は、異なる外周すくい角を有し、異なる外周すくい角の値の少なくともいくつかが、全ての他の非同一な値と2°以上異なり、フルートは、6°以下のねじれ差異を有する、仕上げエンドミルが提供される。
[0027] 第7および第8の態様では、外周すくい角の値の相対的に大きな差とねじれ角の相対的に小さな差異とは、負の相関を持つと考えられ得る。
[0028] 明細書および特許請求の範囲における「負の相関」という用語は、1つの変数が増加すると他方が対応して減少するという厳密な数学的定義として解釈されるべきではなく、一般にこの概念を物理的オブジェクト、具体的にはエンドミルに関連させて記載する本出願の開示および特許請求の範囲を鑑みて理解されるであろうことを理解されたい。同様の理解が、明細書および特許請求の範囲における任意の「正の相関」に同様に適用されるべきである。
[0029] 態様は、明示的に述べられた場合を除き、2.5Dよりも小さい有効切削長さのエンドミルに対しても有益であり得ることがさらに理解されよう。
[0030] 同様に、本発明によるエンドミルは、仕上げ用途のために設計され、高硬度材料上で主にテストしたが、態様のいずれかによるそうしたエンドミルの特徴は、仕上げ以外の用途および低硬度のワークピース材料の機械加工に極めて有効であることも分かり得ることが理解されるべきである。
[0031] さらに別の(第9の)態様によると、対向する軸方向の前方方向および後方方向(D、D)ならびに対向する回転の先行方向および後続方向(D、D)を画定する中心回転軸(A)の周りを回転するように構成された仕上げエンドミルであって、先行方向(D)は切削方向であり、エンドミルは、シャンク部分と;シャンク部分から切削端面まで前方に延在する切削部分と、を備え、切削部分は、有効切削長さ(L)、直径(D)、複数の一体形成された歯および複数の歯と交互に存在する複数のフルートを備え、各フルートは、ねじれ角およびフルート深度を有し、各歯は、すくい面;すくい面に後続し回転軸(A)に垂直な面で測定可能な逃げ面幅を有する逃げ面;すくい面と逃げ面の交点に形成された切削刃;切削刃から離間し逃げ面と歯に後続するフルートのフルート面の交点に形成された逃げ刃;および、切削刃から中心回転軸に延在する第1の放射状直線と中心回転軸から後続フルートの底部に延在する第2の放射状直線の間に画定された歯領域を備え、有効切削長さの前半分の軸方向位置において、フルートは、1つまたは複数のフルートが最小ねじれ角の値を有し1つまたは複数のフルートが最大ねじれ角の値を有する状態で、平均ねじれ角の値を有し、歯は、1つまたは複数の歯が最小外周すくい角の値を有し1つまたは複数の歯が最大外周すくい角の値を有する状態で、平均外周すくい角の値を有し、歯は、1つまたは複数の歯が最小歯領域の値を有し1つまたは複数の歯が最大歯領域の値を有する状態で、平均歯領域の値を有し、歯は、1つまたは複数の歯が最小逃げ面幅の値を有し1つまたは複数の歯が最大逃げ面幅の値を有する状態で、平均逃げ面幅の値を有する、仕上げエンドミルが提供される。
[0032] 上述の事項は概要であり、上記の態様のいずれかは、以下に記載する特徴のいずれかをさらに備え得ることも理解されよう。具体的には、以下の特徴は、単独でまたは組み合わせてのいずれかで、上記の態様のいずれかに適用可能であり得る。
A.有効切削長さの少なくとも前半分の軸方向位置において、フルートは、1つまたは複数のフルートが最小ねじれ角の値を有し1つまたは複数のフルートが最大ねじれ角の値を有する状態で、平均ねじれ角の値を有し得る。
B.有効切削長さの少なくとも前半分の軸方向位置において、歯は、1つまたは複数の歯が最小外周すくい角の値を有し1つまたは複数の歯が最大外周すくい角の値を有する状態で、平均外周すくい角の値を有し得る。
C.有効切削長さの少なくとも前半分の軸方向位置において、歯は、1つまたは複数の歯が最小歯領域の値を有し1つまたは複数の歯が最大歯領域の値を有する状態で、平均歯領域の値を有し得る。
D.有効切削長さの少なくとも前半分の軸方向位置において、歯は、1つまたは複数の歯が最小逃げ面幅の値を有し1つまたは複数の歯が最大逃げ面幅の値を有する状態で、平均逃げ面幅の値を有し得る。
E.エンドミルは、高硬度材料(例えば38〜65HRcの硬度を有する材料)を切削するために構成され得る。例えば、この種のいくつかの有名な材料は、D2、H13およびP20として既知であり得る。
F.エンドミルは、中心回転軸(A)の周りを回転するように構成され得る。
G.中心回転軸(A)は、対向する軸方向の前方方向および後方方向(D、D)ならびに対向する回転の先行方向および後続方向(D、D)を画定し得、先行方向(D)は切削方向である。有効切削長さの「前半分」とは、残りの半分よりもさらに前方方向にある部分であることが理解されるであろう。言い方を変えると、「前半分」は、シャンクから遠位の半分である。
H.エンドミルは、シャンク部分およびシャンク部分から切削端面まで前方に延在する切削部分を備え得る。
I.エンドミル、より正確には、エンドミルの切削部分は、有効切削長さ(L)、直径(D)、複数の一体形成された歯および複数の歯と交互に存在する複数のフルートを備え得、フルートはそれぞれねじれ角およびフルート深度を有する。明確にすると、フルートは、様々な軸方向位置で変化する可変ねじれ角を有し得、とはいえ図3〜6に示したような各軸方向位置において、ねじれ角の値は存在する。さらに、直径Dは、様々な軸方向位置において異なっていてもよい(本明細書中でDEI,DEII・・・などとして示される)。
J.歯は、すくい面;すくい面に後続し回転角(A)に垂直な面で測定可能な逃げ面幅を有する逃げ面;すくい面と逃げ面の交点に形成された切削刃;切削刃から離間し逃げ面と歯に後続するフルートのフルート面の交点に形成された逃げ刃;および切削刃から中心回転軸に延在する第1の放射状直線と中心回転軸から後続のフルートの底部に延在する第2の放射状直線の間に画定された歯領域を備え得る。
K.有効切削長さの前半分の軸方向位置において、少なくとも1つの歯が、エンドミルの複数の歯の平均外周すくい角の値より小さい外周すくい角を有し得、各少なくとも1つの歯に先行するフルートが、エンドミルの複数のフル ートの平均ねじれ角の値より大きいねじれ角を有し得る。好ましくは、少なくとも2つの歯が、エンドミルの複数の歯の平均外周すくい角の値より小さい外周すくい角を有し得、少なくとも1つの歯の各歯に先行するフルートが、エンドミルの複数のフルートの平均ねじれ角の値より大きいねじれ角を有し得る。より好ましくは、ねじれ角は、複数のフルートのねじれ角の範囲の最大値に等しいことがあり得る。同様に、好ましくは、外周すくい角は、複数の歯の最小外周すくい角の値に等しいことがあり得る。最も好ましくは、複数の歯の最小外周すくい角の値に等しい外周すくい角を有する全ての歯は、複数のフルートの平均ねじれ角の値より大きいねじれ角、好ましくは複数のフルートの最大ねじれ角の値を有するフルートによって先行され得る。好ましくは、複数のフルートの平均ねじれ角の値より大きいねじれ角を有するフルートの大部分の各フルートは、複数の歯の平均すくい角の値よりも小さい外周すくい角を有する歯によって後続される。
L.有効切削長さの前半分の軸方向位置において、複数の歯の少なくとも1つの歯は、複数の歯の最大外周すくい角の範囲に等しい外周すくい角を有し、複数のフルートのうち各少なくとも1つの歯に先行するフルートは、最大ねじれ角より小さく最小ねじれ角より大きいねじれ角を有し得る。
M.有効切削長さの前半分の軸方向位置において、複数の歯の少なくとも1つの歯は、エンドミルの複数の歯の平均外周すくい角の値より大きい外周すくい角を有し得、少なくとも1つの歯の各歯に先行するフルートは、エンドミルの複数のフルートの平均ねじれ角の値より小さいねじれ角を有し得る。
N.複数の歯は、異なる外周すくい角を有する歯の少なくとも2つ、好ましくは3つ、最も好ましくはその大部分を含み得る。異なる外周すくい角の値の少なくともいくつか、好ましくは大部分は、全ての他の非同一な値と2°以上異なる。好ましくは、各外周すくい角の値は、全ての他の非同一な値と条件3°±1°によって異なる。
O.複数のフルートは、6°以下のねじれ差異を有し得る。明確にすると、このことは、複数のフルートの全ての最大ねじれ角の値および最小ねじれ角の値は6°以下異なるということを意味する。好ましくは、エンドミルの全てのねじれ角は、35°〜41°の範囲内に収まり得る。最も好ましくは、ねじれ差異は、4°以下である。
P.連続するフルートは、3°以下好ましくは2°以下変わる、異なるねじれ角を有し得る。
Q.複数のフルートはそれぞれ、シャンクからの距離が増すにつれて増大する深度を有し得る。エンドミルの後端のフルート深度は、好ましくは、直径(DEV)の10%〜14%の間に収まり得る。エンドミルの前端のフルート深度は、好ましくは、直径(DEI)の16%〜20%の間に収まり得る。
R.有効切削長さの前半分の軸方向位置において、複数の歯の少なくとも1つの歯、好ましくは少なくとも2つの歯は、複数の歯の平均歯領域より大きい歯領域および複数の歯の平均逃げ面幅の値より小さい逃げ面幅を有し得る。しかしながら、複数の歯のうち最大でもごく一部の歯のみが複数の歯の平均歯領域より大きい歯領域および複数の歯の平均逃げ面幅の値より小さい逃げ面幅を有することが好ましい場合がある。
S.有効切削長さの前半分内の軸方向位置は、好ましくは、有効切削長さの前1/3内に収まり得る。
T.既知のエンドミルは、通常、2D以下の有効切削長さを有する。しかしながら、上記の態様の少なくとも1つの主題によるエンドミルには、必要に応じて、2.5D以上の有効切削長ささえも提供され得る。その当時は並外れて長いと考えられていた有効切削長さ4Dを有する切削部分の初期試験は成功だった。したがって、有効切削長さは、3.5D以上でさえあり得る。4Dのエンドミルの試験に続いて、6Dの有効切削長さの切削部分を有するエンドミルの試験も成功した。したがって、有効切削長さは、5.5D以上でさえあり得る。試験に続いて、好ましい有効切削長さは、条件6D±2Dまたは6D±1Dでさえも満たし得る。しかしながら、本出願の主題の利益は、2.5Dより短い有効切削長さを有するエンドミルに対しても利用され得ること及び明示的に記述されない限り、上記に定義された長さよりさらに大きな長さは特許請求の範囲の範囲外であると見なされるべきではないことが理解されるであろう。
U.切削端面から後方の方向において、切削部分の断面における各隣接する切削刃のペアの間のインデックス角は、均等状態に接近し、続いてそこから逸脱し得る。好ましくは、インデックス角は、有効切削長さの中間への近接性が増すにつれて、均等状態に接近し得る。
V.エンドミルの前端におけるインデックス角は、有効切削長さの後端におけるインデックス角に対応し得る。エンドミルの前端におけるインデックス角の大部分は、不均等であり得る。
W.エンドミルの直径Dは、有効切削長さにわたって一定値であり得る(約30ミクロンより小さい差異は無視する)。好ましくは、エンドミルの直径は、端面において最大であり、シャンクへの近接性が増すにつれて、30ミクロンより少ない量減少し得る。特許請求の範囲を解釈するとき、検討される直径は、指定された軸方向位置における直径のはずであり、または、指定されない場合、端面における直径のはずである。
X.切削部分の外縁は円筒形であり得る。
Y.複数の歯は、好ましくは5以上の歯であり得る。上記の適用の場合、多数の歯とは、少なくとも5である。しかしながら、歯の数を増加させると、利用可能なフルート空間は減少する。したがって、複数の歯は、好ましくは11以下の歯である。最も好ましくは、複数の歯は、5、7または9の歯に等しく、7の歯がフルート空間を考慮すると最も好ましい歯の数であると考えられる。好ましくは、複数の歯は、非対称性により振動を低減させるために奇数の数の歯である。
Z.複数の歯の全ての歯は、完全に平滑(すなわち非鋸歯)であり得る。このことによって、より良好なワークピースの表面仕上げが可能になり得る。「鋸歯」によって、歯に複数のピーク−クレスト形状(必ずしも厳密に正弦波形状ではないが)が互いに隣接して形成されることが意味される。したがって、本明細書および特許請求の範囲による「平滑な」歯は、それでも、チップを破砕するものとして機能するが鋸歯の目的の荒削り用ではない単一のピーク−クレスト−ピーク形状(または、例えば有効切削長さの1/4より大きな距離で、互いから有意に離間したいくつかの形状)を有し得る。なぜなら、チップを破砕するものを全く有さない平滑な歯は、やや優れた表面仕上げを提供し得一部の用途において好ましい場合があるとしても、随時のチップ破砕は、やはり良好な表面仕上げを可能にし得るからである。
[0033] 本出願の主題をより良く理解し、本出願の主題は実施の際にどのように実行され得るかを示すために、添付の図面をここで参照する。
本出願の主題によるエンドミルの側面図である。 回転軸Aに沿う図1のエンドミルの切削端面、すなわちエンドミルの前端における図である。 切削部分の有効切削長さの前方1/4の軸方向位置に対応する図1の線III−IIIに沿う断面図である。 切削部分の有効切削長さの中間の軸方向位置に対応する図1の線IV−IVに沿う断面図である。 切削部分の有効切削長さの後方1/4の軸方向位置に対応する図1の線V−Vに沿う断面図である。 切削部分の有効切削長さの後方の軸方向位置すなわち後端に対応する図1の線VI−VIに沿う断面図である。
[0034] 図1および2は、その中心を長手方向に延在する中心回転軸Aの周りを回転するように構成された、超硬合金などの極めて硬質かつ耐摩耗性の材料から通常なるエンドミル10を示す。
[0035] 中心回転軸Aは、対向する軸方向の前方方向および後方方向D、Dならびに対向する回転の先行方向および後続方向D、Dを画定し、先行方向Dは、切削方向である。
[0036] エンドミル10は、シャンク部分12およびそこから前方方向Dに延在する切削部分14を備える。
[0037] 切削部分14は、切削端面16から最も遠いフルート端部18まで後方方向Dに延在する。
[0038] 切削部分14は、らせん形状の第1のフルート22A、第2のフルート22B、第3のフルート22C、第4のフルート22D、第5のフルート22E、第6のフルート22Fおよび第7のフルート22Gと交互に存在する第1の歯20A、第2の歯20B、第3の歯20C、第4の歯20D、第5の歯20E、第6の歯20Fおよび第7の歯20Gと一体形成される。
[0039] 本明細書中で用いられる相対的な用語を説明するために、例えば、第1のフルート22Aは、先行方向(D)において第1の歯20Aに隣接し、したがって、第1の歯20Aに先行するフルートとして記載され得る。別の例としては、第7のフルート22Gは、第1の歯20Aに後続し、またはもう1つの言い方で述べると、第1の歯20Aは、第7のフルート22Gに先行する、などがある。
[0040] 図1で、各フルート22は、中心回転軸Aに対して形成されたねじれ角Hを有する。様々なフルートのねじれ角は同一である必要はないこと及び任意の所与のフルートのねじれ角は、有効切削長さDに沿うその全長にわたって一定でなくてもよいことが理解される。
[0041] 切削部分14の有効切削長さLは、切削端面16から、歯の逃げ面がもはや有効ではない軸方向位置まで延在し、本例では、これは参照文字「29」として指定される軸方向位置において見ることができる(本例では、有効切削長さLの端部の軸方向位置は、セクションVI−VIと一致する)。
[0042] 例示された切削部分14の外縁は、円筒形である。より正確には、このことは優先的ではないが、エンドミルの直径Dは、ミクロンの大きさに拡大すると、切削端面16において、シャンク12により近接している位置よりも大きい。言い方を変えれば、直径Dは、シャンク12への近接性が増すにつれて減少する。したがって、DEIはDEIIより大きく、DEIIはDEIIIより大きく、DEIIIはDEIVより大きく、DEIVはDEVより大きい。また、一部の実施形態では、切削歯20A、切削歯20B、切削歯20C、切削歯20D、切削歯20E、切削歯20Fおよび切削歯20Gは全て、径方向外方に等しく延在して、直径Dを確立し得る。
[0043] 図1における歯20の切れ目のない外観から分かるように、歯20は、非鋸歯状である。
[0044] 図2では、第1のインデックス角IA1、第2のインデックス角IA2、第3のインデックス角IA3、第4のインデックス角IA4、第5のインデックス角IA5、第6のインデックス角IA6および第7のインデックス角IA7が示される。
[0045] 図1を参照すると、切削端面16すなわち有効切削長さLの前部および有効切削長さLの後端におけるセクションVI−VIに加えて、中間の軸方向位置またはセクション(すなわち中心回転軸Aに垂直な面の図)が、説明の目的のために選択されている。例えば、セクションIII−IIIは、切削端面16から有効切削長さLの1/4後方の軸方向位置またはセクションに対応し、セクションIV−IVは、セクションIII−IIIから有効切削長さLの1/4後方の軸方向位置またはセクションに対応し、したがって有効切削長さLの中間を表し、セクションV−Vは、セクションIV−IVから有効切削長さLの1/4後方の軸方向位置またはセクションに対応し、セクションVI−VIは、セクションV−Vから有効切削長さLの1/4後方の軸方向位置またはセクションである。
[0046] したがって、有効切削長さLの前半分24は、セクションIV−IVから切削端面16までであり、有効切削長さLの後半分26はセクションIV−IVからセクションVI−VIまでである。
[0047] 見易いように図3を用いて、いくつかのさらなる特徴が識別される。各歯20は、第1のすくい面、第2のすくい面、第3のすくい面、第4のすくい面、第5のすくい面、第6のすくい面および第7のすくい面(28A、28B、28C、28D、28E、28F、28G);各隣接するすくい面28に後続し第1の幅、第2の幅、第3の幅、第4の幅、第5の幅、第6の幅および第7の幅(W1、W2、W3、W4、W5、W6、W7)を有する第1の逃げ面、第2の逃げ面、第3の逃げ面、第4の逃げ面、第5の逃げ面、第6の逃げ面および第7の逃げ面(30A、30B、30C、30D、30E、30F、30G);すくい面28と逃げ面30のそれぞれの交点に形成された第1の切削刃、第2の切削刃、第3の切削刃、第4の切削刃、第5の切削刃、第6の切削刃および第7の切削刃(32A、32B、32C、32D、32E、32F、32G);各逃げ面30の後続端部における第1の逃げ刃、第2の逃げ刃、第3の逃げ刃、第4の逃げ刃、第5の逃げ刃、第6の逃げ刃および第7の逃げ刃(34A、34B、34C、34D、34E、34F、34G);および各逃げ刃34に後続する第1のフルート面、第2のフルート面、第3のフルート面、第4のフルート面、第5のフルート面、第6のフルート面および第7のフルート面(36A、36B、36C、36D、36E、36F、36G)を備える。各フルート面36は、後続方向Dにおいて、隣接する第1の底部、第2の底部、第3の底部、第4の底部、第5の底部、第6の底部または第7の底部(38A、38B、38C、38D、38E、38F、38G)に到達するまで延在する。
[0048] 逃げ面幅Wの測定を具体的な例を用いて説明すると、第1の逃げ面W1は、第1の切削刃32Aから逃げ刃34Aまで測定され、本例の逃げ刃34Aは、回転軸Aに垂直な面において不連続点を構成する。詳しく述べると、放射状直線が中心回転軸Aから第1の切削刃32Aまで延在し、放射状直線に平行な第2の線が逃げ刃34Aに交差して描写され、2つの直線の間の距離が測定されて幅を提供する。示すように、第1の逃げ面W1に、異なる傾斜を有する第1のフルート面36Aが続く。有効切削長さLに沿う断面において、逃げ面30は、切断刃32部分を除いて、切削直径Dのフットプリントから凹状であると理解される。逃げ面30が複数のサブ逃げ面(図示せず)を備える場合、幅測定が検討される逃げ刃(すなわち断面図における不連続部)は、フルートの底部(切削刃ではなく)に最も近接しているものである。
[0049] 各歯20は、歯領域Aを備える。歯領域Aは、切削刃32から中心回転軸Aに延在する第1の放射状直線LR1と中心回転軸Aから切削刃32に後続する底部38に延在する第2の放射状直線LR2の間で画定される。具体的な例を用いて説明すると、網かけを用いて見やすく示された第3の歯領域AT3は、第3の切削刃32Cから中心回転軸Aに延在する第1の放射状直線LR1と中心回転軸Aから第3の切削刃32Cに後続する第3の底部38Cに延在する第2の放射状直線LR2の間で画定される。
[0050] 本例では、図3に示す断面図において、最大歯領域を有する歯は、第2の歯、第3の歯および第6の歯(20B、20C、20F)である(これは、先行段落で第3の歯20Cに関して説明したように、それぞれに放射状直線を描写することによって視覚的に理解し得る)。第2の歯、第3の歯および第6の歯(20B、20C、20F)のそれぞれは、平均歯領域Aμ(図示せず)より大きい歯領域Aを有する。平均歯領域Aμは、等式Aμ=ΣATi/n(Tiは具体的な歯領域の値を表し、nは歯の数である)を用いて計算され得る。
[0051] 歯20はそれぞれ、中心回転軸Aから切削刃32に延在する放射状直線と関連すくい面28から接線方向に延在する接線Lの間で測定可能な外周すくい角Rを有する。具体的な例を用いて説明すると、第1の外周すくい角Rは、第1の放射状直線LRAと第1のすくい面28Aからの第1の接線LTAの間で測定可能である。
[0052] 本例では、図3に示す断面図において、最小外周すくい角を有する歯は、第3の歯および第6の歯(20C、20F)である。最大外周すくい角を有する歯は、第2の歯、第4の歯および第7の歯(20B、20D、20G)である。最小外周すくい角より大きく最大外周すくい角より小さい外周すくい角を有する歯は、第1の歯および第5の歯(20A、20E)である。
[0053] 本例では、第3の歯および第6の歯(20C、20F)は、6°の外周すくい角を有し、第2の歯、第4の歯および第7の歯(20B、20D、20G)は、12°の外周すくい角を有し、第1の歯および第5の歯(20A、20E)は、9°の外周すくい角を有する。平均外周すくい角Rμは、等式Rμ=ΣR/n(Riは具体的な外周すくい角の値を表し、nは歯の数である)を用いて計算され得る。本例では、平均外周すくい角は、以下のように計算される。
Rμ=(6+6+12+12+12+9+9)/7=9.43°
したがって、本例では、第2の歯、第4の歯および第7の歯(20B、20D、20G)は、平均外周すくい角より大きい外周すくい角を有し、残りの歯は、平均外周すくい角より小さい外周すくい角を有する。
[0054]本例では、最大ねじれ角Hを有するフルートは、第3のフルートおよび第6のフルート(22C、22F)である。最小ねじれ角を有するフルートは、第1のフルートおよび第5のフルート(22A、22E)である。最小ねじれ角より大きく最大ねじれ角より小さいねじれ角を有するフルートは、第2のフルート、第4のフルートおよび第7のフルート(22B、22D、22G)である。本例では、第3のフルートおよび第6のフルート(22C、22F)は、37°のねじれ角を有し、第2のフルート、第4のフルートおよび第7のフルート(22B、22D、22G)は、36°のねじれ角を有し、第1のフルートおよび第5のフルート(22A、22E)は、35°のねじれ角を有する。平均ねじれ角Hμは、
等式Hμ=ΣH/n(Hiは具体的なねじれ角の値を表し、nは歯の数である)
を用いて計算され得る。本例では、平均ねじれ角は、以下のように計算される。
Hμ=(37+37+36+36+36+35+35)/7=36°。
[0055] したがって、本例では、第2のフルート、第4のフルートおよび第7のフルート(22B、22D、22G)は、平均ねじれ角と等しいねじれ角を有し、第1のフルートおよび第5のフルート(22A、22E)は、平均ねじれ角より小さいねじれ角を有し、第3のフルートおよび第6のフルート(22C、22F)は、平均ねじれ角より大きいねじれ角を有する。
[0056] 第3の歯および第6の歯は平均より小さい外周すくい角を有し、それらが関連する第3のフルートおよび第6のフルートは、平均より大きいねじれ角を有するので、第3の歯および第6の歯は、それぞれの関連する第3のフルートのかつ第6のフルートのねじれ角と負の相関を持つ外周すくい角を有すると考えられ得る。
[0057] 各フルート22はフルート深度Fを有する。フルート深度Fは、関連断面において関連フルート22の底部38と直径Dの間で測定可能である。フルート深度Fは、シャンク12からの距離が増すにつれて増大し得る。
[0058] 本例では、図2を参照すると、第6のフルート22Fの第1のフルート深度F6Iが、切削端面16において示され、この部分において、軸方向位置は、シャンク12により近接している位置と比較して最大のフルート深度を有する。とりわけ、第1のフルート深度F6Iは、第7の底部38G(底部は、先行する歯と共通して番号付けをなされていることに留意)と直径Dの間で測定される。第6のフルート22Fの様々なフルート深度が、残りの図面に例示される。シャンク12により近接している各フルート深度は、切削端面16により近接している位置よりも相対的に小さな寸法を有する。例えば、切削端面16における第1のフルート深度F6Iは、より大きい(すなわち、図3における第6のフルート22Fの第2のフルート深度F6IIより寸法が大きい)。同様に、第2のフルート深度F6IIは、図4における第3のフルート深度F6IIIより大きく、そして第3のフルート深度F6IIIは、図5における第4のフルート深度F6IVより大きく、そして第4のフルート深度F6IVは、図6における第5のフルート深度F6Vより大きい。
[0059] 図2に戻って、インデックス角は、切削刃32の間で測定可能に示される。例えば、第1のインデックス角IA1は、第1の切削刃32Aと第2の切削刃32Bの間で測定可能である。同様に、第2のインデックス角、第3のインデックス角、第4のインデックス角、第5のインデックス角、第6のインデックス角および第7のインデックス角(IA2、IA3、IA4、IA5、IA6、IA7)が示される。
[0060] 本例では、第1のインデックス角IA1は、57.4°に等しく、第2のインデックス角IA2は、57.9°に等しく、第3のインデックス角IA3は、45.3°に等しく、第4のインデックス角IA4は、45°に等しく、第5のインデックス角IA5は、63.9°に等しく、第6のインデックス角IA6は、45.2°に等しく、第7のインデックス角は、45.3°に等しい。
[0061] 図3に戻って、第1のインデックス角、第2のインデックス角、第3のインデックス角、第4のインデックス角、第5のインデックス角、第6のインデックス角および第7のインデックス角(IB1、IB2、IB3、IB4、IB5、IB6、IB7)も、第1のフルート、第2のフルート、第3のフルート、第4のフルート、第5のフルート、第6のフルートおよび第7のフルート(22A、22B、22C、22D、22E、22F、22G)に対応するが、ねじれ値が等しくないため、図1における第1のインデックス角、第2のインデックス角、第3のインデックス角、第4のインデックス角、第5のインデックス角、第6のインデックス角および第7のインデックス角(IA1,IA2、IA3、IA4、IA5、IA6、IA7)とは異なる値を有する。
[0062] 注目すべきことに、ねじれ角およびインデックス角は、有効切削長さの中間で均等状態(この場合は51.4°、すなわち360°を歯の数で割る)に接近するように有利に構成され得る。すなわち図3において、インデックス角IBは、図2のインデックス角IAよりも51.4°に近接し、図4の第1のインデックス角、第2のインデックス角、第3のインデックス角、第4のインデックス角、第5のインデックス角、第6のインデックス角および第7のインデックス角(IC1、IC2、IC3、IC4、IC5、IC6、IC7)は、図3よりも51.4°により近接するかまたは等しい。
[0063] 注目すべきことに、ねじれ角およびインデックス角は、有効切削長さの中間における均等なまたは均等に近い値から逸脱するように構成される。すなわち図5において、インデックス角(ID1、ID2、ID3、ID4、ID5、ID6、ID7)は、図4の対応するインデックス角ICと比べて、値51.4°から離れている。
[0064] インデックス角の均等状態からの逸脱は、図3と5で、また図2と6で略同一であり得る(少なくとも絶対的な寸法において)。
[0065] 上記のエンドミルに対する試験結果は、(硬度38〜65HRcを有する鋼上に、エンドミルの直径の10%以下のチップ幅を用いて、深度4Dで)試験された比較エンドミルの性能をはるかに上回った。仕上げの業界標準による許容可能な表面仕上げのレベルは、Ra=0.4μmであり、Ra=0.3μmは深度4Dにおいても達成された。同様に、エンドミルは、トロコイド切削条件下で、ステンレス鋼上でも成功した。試験はまだ完了していないが、エンドミルの直径の25%までのチップに対しても試験の成功が達成された。これまでのところ、様々な条件および材料に対する全ての試験が成功している。
[0066] 特徴がそれぞれ性能の改良に明らかに寄与している一方、いくつかの具体的な改良はそれぞれ、異なる用途のエンドミルに対しても改良された性能を個別に提供すると考えられる。
[0067] 例えば、エンドミルの性能に特に寄与すると考えられる1つの設計特徴は、6°の外周すくい角(すなわち平均外周すくい角9.43°より小さい外周すくい角の値であり、好ましくはすくい角のセット6°、9°および12°の中で最小の外周すくい角)を有する第3の歯および第6の歯(20C、20F)の少なくとも1つ、好ましくはそれぞれが、フルート、すなわち、37°のねじれ角(すなわち平均ねじれ角36°より大きいねじれ角の値であり、好ましくはねじれ角のセット35°、36°および37°の中で最大のねじれ角の値)を有する第3のフルート22Cおよび第6のフルート22Fによってそれぞれ先行されることである。
[0068] 逆の配置は必ずしも不利益なものではない、すなわち、最大外周すくい角(すなわち12°であり、これは必要とされる径方向の切削力を低減させる)を有する歯は必ずしも、最小ねじれ角(すなわち35°)を有する先行フルートに関連付けられる必要はなく、より大きいねじれ角(すなわち36°、ねじれ角35°より少ない径方向の切削力を必要とする)の先行フルートと関連付けられることが有益であり得ることにも留意されたい。
[0069] 注目すべき独立した寄与を提供するさらなる別の設計特徴は、有意に異なる値を有する外周すくい角の提供である。特に長い有効切削長さおよび増大していくフルート深度を相殺するために、外周すくい角が、2°以上(本例では3°)異なる。しかしながら、特定の歯の切削力を過度に変化させそれによって摩耗が増大しないように、外周すくい角の値を過度に異ならせないことは有益であると考えられる。
[0070] 説明の目的のために、例示的な外周すくい角のセットは、7つの値、すなわち、6°、6°、12°、12°、12°、9°、9°を含むことに留意されたい。9°の外周すくい角の値を有する1つの歯は、6°の外周すくい角を有する歯と3°異なり、12°の外周すくい角を有する歯とも3°異なることに留意されたい。しかしながら、1つの歯は、同一の値9°を有するもう一方の歯とは全く異ならない。ここで、9°の外周すくい角の値を有する歯は、非同一な外周すくい角の値を有する全ての他の歯(すなわち、この記述は、それによって、同一の値9°を有するもう一方の歯を除外する)と少なくとも2°異なる(この場合はちょうど3°異なる)外周すくい角の値を有することが理解され得る。
[0071] そうした特徴は、4Dにおいて試験が成功した深彫り肩削りを達成する困難を特に可能にすると思われるが、6Dまでおそらくそれより大きくても実行可能であると考えられる。
[0072] 深彫り肩削りの能力は、異なるインデックス値が設けられて振動を低減させる一方、エンドミルの中央における均等状態に向けて収束し再度その状態から逸脱して歯の間に不利益に空間をあけないようにするインデックス角の構成などの他の設計特徴によって補助されると考えられる。
[0073] 同様の設計寄与は、ねじれ差異が近接する値セット(この場合では、差異は、全フルート間で合計3°である)に厳しく制限されることによって理解され得る。ねじれ角を変えると振動低減の利益になるが、この差異は、特に長い有効切削長さを有するエンドミルを製造するのに制限され、続いて、相対的に大きい外周すくい角の差異を用いて補償された(外周すくい角の差異は、通常、ねじれ差異に比べて振動低減において効果が少ないと考えられる)。
[0074] 他の因子(例えば外周すくい角、ねじれ角、インデックス角)と同様に、振動を低減させるためにフルート深度も変化させられるが、やはりエンドミルに不利益をもたらさない限定された量に収まるものである。
[0075] 振動を低減させるために組み込まれたさらなる別の設計特徴は、歯幅を変えることであった(すなわち、異なる逃げ面幅の提供)。歯幅は、通常、切削アクションに必要な力を提供するのに可能な限り大きく構成され、したがって歯幅の低減は、不利益なものと容易に考えられ得る。それでもやはり、振動を低減させるために、この差異は組み込まれ、より大きい歯領域を有する歯でのみ逃げ面幅を減少させることによって相殺された。
[0076] 上記の事項は、本出願の特許請求の範囲から非例示の実施形態を除外しない、例示的な実施形態を含む。
[0040] 図1で、各フルート22は、中心回転軸Aに対して形成されたねじれ角Hを有する。様々なフルートのねじれ角は同一である必要はないこと及び任意の所与のフルートのねじれ角は、有効切削長さ に沿うその全長にわたって一定でなくてもよいことが理解される。
[0047] 見易いように図3を用いて、いくつかのさらなる特徴が識別される。各歯20は、第1のすくい面、第2のすくい面、第3のすくい面、第4のすくい面、第5のすくい面、第6のすくい面および第7のすくい面(28A、28B、28C、28D、28E、28F、28G);各隣接するすくい面28に後続し第1の幅、第2の幅、第3の幅、第4の幅、第5の幅、第6の幅および第7の幅(W1、W2、W3、W4、W5、W6、W7)を有する第1の逃げ面、第2の逃げ面、第3の逃げ面、第4の逃げ面、第5の逃げ面、第6の逃げ面および第7の逃げ面(30A、30B、30C、30D、30E、30F、30G);すくい面28と逃げ面30のそれぞれの交点に形成された第1の切削刃、第2の切削刃、第3の切削刃、第4の切削刃、第5の切削刃、第6の切削刃および第7の切削刃(32A、32B、32C、32D、32E、32F、32G);各逃げ面30の後続端部における第1の逃げ刃、第2の逃げ刃、第3の逃げ刃、第4の逃げ刃、第5の逃げ刃、第6の逃げ刃および第7の逃げ刃(34A、34B、34C、34D、34E、34F、34G);および各逃げ刃34A、34B、34C、34D、34E、34F、34G)に後続する第1のフルート面、第2のフルート面、第3のフルート面、第4のフルート面、第5のフルート面、第6のフルート面および第7のフルート面(36A、36B、36C、36D、36E、36F、36G)を備える。各フルート面36は、後続方向Dにおいて、隣接する第1の底部、第2の底部、第3の底部、第4の底部、第5の底部、第6の底部または第7の底部(38A、38B、38C、38D、38E、38F、38G)に到達するまで延在する。

Claims (24)

  1. 対向する軸方向の前方方向および後方方向(D、D)ならびに対向する回転の先行方向および後続方向(D、D)を画定する中心回転軸(A)の周りを回転するように構成された仕上げエンドミルであって、
    前記先行方向(D)は切削方向であり、
    前記エンドミルは、 シャンク部分と;前記シャンク部分から切削端面まで前方に延在する切削部分と、を備え、
    前記切削部分は、有効切削長さ(L);直径(D);複数の一体形成された歯;および前記複数の歯と交互に存在する複数のフルートを備え、
    各フルートは、ねじれ角およびフルート深度を有し、
    各歯は、すくい面;前記すくい面に後続し前記回転軸(A)に垂直な面で測定可能な逃げ面幅を有する逃げ面;前記すくい面と前記逃げ面の交点に形成された切削刃;前記切削刃から離間し前記逃げ面と前記歯に後続する前記フルートのフルート面の交点に形成された逃げ刃;および、前記切削刃から前記中心回転軸に延在する第1の放射状直線と前記中心回転軸から前記後続フルートの底部に延在する第2の放射状直線の間に画定された歯領域を備え、
    前記有効切削長さの前半分の軸方向位置において、
    前記フルートは、1つまたは複数のフルートが最小ねじれ角の値を有し1つまたは複数のフルートが最大ねじれ角の値を有する状態で、平均ねじれ角の値を有し、
    前記歯は、1つまたは複数の歯が最小外周すくい角の値を有し1つまたは複数の歯が最大外周すくい角の値を有する状態で、平均外周すくい角の値を有し、
    少なくとも1つの歯は、前記平均外周すくい角の値より小さい外周すくい角を有し、各そうした歯に先行する前記フルートは、前記平均ねじれ角の値より大きいねじれ角を有する、仕上げエンドミル。
  2. 前記有効切削長さの前記前半分の軸方向位置において、
    前記歯が、1つまたは複数の歯が最小歯領域の値を有し1つまたは複数の歯が最大歯領域の値を有する状態で、平均歯領域の値を有し、
    前記歯が、1つまたは複数の歯が最小逃げ面幅の値を有し1つまたは複数の歯が最大逃げ面幅の値を有する状態で、平均逃げ面幅の値を有し、
    少なくとも1つの歯が、前記平均歯領域の値よりも大きい歯領域および前記平均逃げ面幅の値より小さい逃げ面幅を有する、請求項1に記載の仕上げエンドミル。
  3. 前記切削部分が2.5Dより大きい有効切削長さを有し;
    前記有効切削長さの前記前半分の軸方向位置において、前記歯の少なくとも2つが異なる外周すくい角の値を有し、前記異なる外周すくい角の値の少なくともいくつかが、全ての他の非同一な値と2°以上異なるものであり;
    各フルートの前記フルート深度が、前記シャンクからの距離が増すほどに増大する、請求項1または2に記載の仕上げエンドミル。
  4. 前記有効切削長さの前記前半分の軸方向位置において、前記歯の少なくとも3つが異なる外周すくい角を有し、 前記異なる外周すくい角の値の少なくともいくつかが、全ての他の非同一な値と2°以上異なるものであり;
    前記フルートが、6°以下のねじれ差異を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の仕上げエンドミル。
  5. 前記少なくとも1つの歯が、少なくとも2つの歯である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の仕上げエンドミル。
  6. 各そうした歯に先行する前記フルートの前記ねじれ角が、最大ねじれ角の値と等しい、請求項1〜5のいずれか一項に記載の仕上げエンドミル。
  7. 各そうした歯の前記外周すくい角が、最小外周すくい角の値と等しい、請求項1〜6のいずれか一項に記載の仕上げエンドミル。
  8. 最小外周すくい角の値に等しい外周すくい角を有する各歯が、前記平均ねじれ角の値より大きいねじれ角を有するフルートによって先行される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の仕上げエンドミル。
  9. 最小外周すくい角の値と等しい外周すくい角を有する各歯が、最大ねじれ角の値と等しいねじれ角を有するフルートによって先行される、請求項8に記載の仕上げエンドミル。
  10. 前記平均ねじれ角の値より大きいねじれ角を有するフルートの大部分が、前記平均外周すくい角の値より小さい外周すくい角を有する歯によって後続される、請求項1〜9のいずれか一項に記載の仕上げエンドミル。
  11. 有効切削長さの前半分の軸方向位置において、少なくとも1つの歯が、最大外周すくい角の値と等しい外周すくい角を有し、各そうした歯に先行する前記フルートが、最大ねじれ角の値より小さく最小ねじれ角の値より大きいねじれ角を有する、請求項1〜10のいずれか一項に記載の仕上げエンドミル。
  12. 有効切削長さの前半分の軸方向位置において、少なくとも1つの歯が、前記平均外周すくい角の値より大きい外周すくい角を有し、各そうした歯に先行する前記フルートが、前記平均ねじれ角の値より小さいねじれ角を有する、請求項1〜11のいずれか一項に記載の仕上げエンドミル。
  13. 前記複数のフルートの連続するフルートが、3°以下変わる、異なるねじれ角を有する、請求項1〜12のいずれか一項に記載の仕上げエンドミル。
  14. 各フルートの前記フルート深度が、前記シャンクからの距離が増すにつれて増大する、前記1〜13のいずれか一項に記載の仕上げエンドミル。
  15. 前記有効切削長さLが、2.5D以上である、請求項1〜14のいずれか一項に記載の仕上げエンドミル。
  16. 前記有効切削長さLが、3.5D以上である、請求項15に記載の仕上げエンドミル。
  17. 前記有効切削長さLが、条件L=6D±2Dを満たす、請求項16に記載の仕上げエンドミル。
  18. 前記有効切削長さLが、5.5D以上である、請求項15に記載の仕上げエンドミル。
  19. 前記切削端面から後方の方向で、前記切削部分の断面における各隣接する切削刃のペアの間のインデックス角が、均等状態に接近し、続いてその状態から逸脱する、請求項1〜18のいずれか一項に記載の仕上げエンドミル。
  20. 前記インデックス角が、前記有効切削長さの中間への近接性が増すにつれて均等状態に接近する、請求項19に記載の仕上げエンドミル。
  21. 前記エンドミルの前記直径Dが、前記有効切削長さにわたって一定値を有する、請求項1〜20のいずれか一項に記載の仕上げエンドミル。
  22. 前記複数の歯が、5以上の歯である、請求項1〜21のいずれか一項に記載の仕上げエンドミル。
  23. 前記複数の歯が、11以下の歯である、請求項1〜22のいずれか一項に記載の仕上げエンドミル。
  24. 前記複数の歯が、5、7または9の歯と等しい、請求項22に記載の仕上げエンドミル。
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