JP2018533186A - 車両加熱装置用機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 操作中に生成される電界の力線をできるだけ集中させず電流密度を低くできるようにする。【解決手段】 車両加熱装置用機器に含まれる層積層体(101)は積層方向(105)において加熱導体層(102)と、接触領域(129)を形成する導電層(103)とを有し、積層方向(105)において導電層(103)の突出部の形状(110)は、導電層(103)上のホットスポットを防止するために、加熱導体層(102)の中央領域(114)に対向する導電層(103)の前側(113)の予め指定された幅(112)、加熱導体層(102)の接合部(119)からの予め指定された間隔(116)、及び形状(110)の予め指定された湾曲、のうち少なくとも1つにより予め指定される。【選択図】図4

Description

本発明は車両加熱装置用機器、特に電気加熱装置に関する。
自動車の内部を加熱するために自動車では加熱装置が使用される。この点では電気抵抗加熱装置も使用される。こうした装置は電圧が印加されると熱くなる加熱導体層を含む。このため操作中に加熱導体層を電圧源に電気接続しなければならない。
確実な操作を可能とする車両加熱装置用機器を明記することが望ましい。
本発明のある実施形態によると、車両加熱装置用機器は層積層体を有する。層積層体は加熱導体層を有する。層積層体は積層方向において加熱導体層上に導電層を有する。導電層は接触領域を形成し、特に電圧源に接続するために加熱導体層用の接触領域を形成する。導電層上のホットスポットを防止するために積層方向における導電層の突出部の形状は予め指定される。形状は少なくとも以下のいずれか1つにより予め指定される。
− 予め指定される導電層の前側の幅。前側は加熱導体層の中央領域に対向する。
− 予め指定される加熱導体層の接合部からの間隔。
− 予め指定される形状の湾曲。
例えば10アンペア以上、例えば20アンペアまで、又は30アンペアまでの電流がある場合でも操作中に接触領域で電流密度が十分低くなるように幅、間隔及び/又は湾曲を予め指定する。このため操作中の導電層上の温度を予め指定された最大値よりも低くすることができる。予め指定された最大値は例えば250°Cである。別の実施形態によると、予め指定された最大値は例えば200°C又は195°Cである。
特に温度の最大値を超えないように、又は操作中の比較的長い間に温度の最大値を超えないように幅、間隔、湾曲は相互依存して予め指定される。このため、形状の事前指定によりホットスポットを防ぐことができる。ホットスポットを防ぐとは、特に導電層のすぐ隣の領域において操作中に温度を温度最大値未満に保つことを意味する。
例として、幅はなるべく大きくなるよう予め指定されるが、予め指定された間隔が保たれる程度の幅であることが好ましい。湾曲は例えば幅と予め指定される間隔に従い予め指定される。幅と湾曲は特に接触領域が加熱導体層の導体トラックの方向に延びるように予め指定される。
導電層の形状は幅、間隔及び/又は湾曲により予め指定されるため、加熱装置の確実な操作に悪影響をもたらす程高い温度が発生するホットスポットを防ぐことができる。
実施形態によると、前側沿いの積層方向の突出部において予め指定される湾曲は、2つの予め指定される前側の半径により予め指定され、2つの前側の半径は互いに異なる。このため特に半径がやや大きい前側領域を形成することができ、前側領域は突出部の中央にある。例として、前側中央領域は略直線である。2つの側面領域の半径は比較的小さいため湾曲がより深くなる。結果として接触領域は加熱導体層の導体トラックの方向に定められる。操作中に接触領域から加熱導体層に流れる電流方向に突出領域を備えるように接触領域が形成される。この結果、操作中に生成される電界の力線をできるだけ集中させず電流密度を低くすることができる。
実施形態によると、積層方向の突出部における前側には直線部を有する。特に直線部は前側中央領域に配置される。実施形態によると、予め指定された半径が1つ以上ある湾曲領域が直線部の両側に設けられる。
別の実施形態によると、前側には凹部と凸部を有する。このようにして加熱導体層の導体トラックの方向に接触領域を延ばすことができ、接合部からの間隔も十分大きく保つことができる。
別の実施形態によると、積層方向の突出部において少なくとも導電層のサブ領域では導電層の幅が前側の幅から先細りとなる。突出部の前側の幅は例えば導電層の残り部分の最大幅よりも大きい。操作中に発生する電流方向の突出部における導電層は上流方向よりも幅が広い。このため、十分低い電流密度を実現することができる。
別の実施形態によると、機器は、導電性材料からなる導通ストリップを有する。機器は、導通ストリップにより導電層との電気的及び/又は機械的接触を形成するために導電層と導通ストリップとを互いに接続する接続部を有する。導通ストリップは例えば導電層に対する電気的及び/又は機械的接触インターフェースとなる。導通ストリップにより導電層に電圧を印加することができ、これにより加熱導体層に電圧を印加することができる。例えば別の線により導通ストリップを自動車の電力供給システムに接続することができる。例として、導電層に対する導通ストリップの接続は溶接接続である。実施形態によると、導通ストリップは導電層に溶接される。導通ストリップは例えば銅を含み、又は銅合金から形成される。
実施形態によると、接合部からの間隔は積層方向と交差する加熱導体層の導体トラックの幅に応じて予め指定される。特に導体トラックの幅は操作中の加熱出力を確実にするために予め指定される。導体トラックの幅に応じて操作中にホットスポットを防ぐように接合部からの間隔は予め指定される。
別の実施形態によると、導電層の面積は、導通ストリップが導電層と接する接触面積よりも大きく、導電層の面積は加熱導体層から外れている。導電層により形成される接触領域は、加熱導体層との共通接触領域を形成する導通ストリップの領域よりも大きい。これにより操作中のホットスポットが更に防止される。
実施形態によると、導電層は溶射導電層である。特に導電層は銅を含む。例として、導電層は溶射銅層である。実施形態によると、加熱導体層は溶射加熱導体層である。導電層及び/又は加熱導体層を生成する選択肢がこのように簡単に実現される。
操作中の電流を十分高くでき、又は工程中に発生するホットスポットがないように又は視覚的に皆無にすることができるように、機器により、加熱導体層の接触領域を形成することが可能になる。
更なる利点、特徴ならびに開発は図面と関連して説明される以下の例で明らかになる。
図面を通して同一要素、同様要素及び同一効果を備える要素に同じ引用符号を付す場合がある。
図1は一実施形態に係る機器の概略正面図を示す。 図2は一実施形態に係る機器の断面図の概略例を示す。 図3は一実施形態に係る機器の断面図の概略例を示す。 図4は一実施形態の接触領域の概略例を示す。 図5は一実施形態に係る機器の詳細の概略図を示す。 図6は一実施形態に係る機器の概略正面図を示す。 図7は一実施形態に係る機器の概略正面図を示す。 図8は一実施形態に係る機器の概略正面図を示す。
図1は機器100の概略正面図を示す。特に図1はx−y面上の機器100の突出部を示す。機器100は特に自動車の加熱装置の一部である。加熱装置は操作中に電圧が印加されると熱を発生する電気加熱装置である。
機器100は層積層体101を有する。層積層体101は加熱導体層102を有する。加熱導体層102は電圧が印加されると熱くなる材料から形成される。加熱導体層102は特に溶射により作成される。別の例示的な実施形態によると、加熱導体層は加熱導体層用導電材を層積層体101の別の層128(図2)に塗布するのに適した別の方法により作成される。加熱導体層102は特にニッケルとクロム(NiCr)を含む。
導電層103が加熱導体層102の表面117の一部に塗布される。加熱導体層102の接触領域を形成するために導電層103は特に表面117の2つ以上のサブ領域で塗布される。
特に溶射工程により、特に大気プラズマ溶射により導電層103が塗布される。別の例示的な実施形態によると、別の生産方法により導電層103が塗布される。導電層103は銅又は銅合金を含む。別の例示的な実施形態によると、別の十分高い導電性材料を導電層103に用いる。
導通ストリップ104が導電層103に密着して施される。導通ストリップ104は特に、溶接接続109により導電層103に接続される。例えばはんだ接続といった別の種類の接続も可能である。
図2に示すように、溶接接続を形成するために、接続109が形成されるように少なくともレーザ118のレーザビーム108を照射される。
同じく図2に示すように、導電層103は加熱導体層102の表面117に積層方向105で配置される。長手方向106は積層方向105と交差して延びる。
導電層103は、断面において積層方向105に延び長手方向106と交差する前側113を有する。前側113は加熱導体層102の中央領域114に対向する。中央領域114は長手方向106に沿って2つの外縁132、133の間に配置される。中央領域114は長手方向106に沿って表面117の略中央に配置される。前側113の主伝搬方向は図1の座標系のy方向に沿って通っている。近い方の外縁132に対向する導電層103の側面に前側113がある。前側113はもっと遠くに位置する遠い方の外縁133に対向する。2つの外縁132、133はそれぞれ略y方向に通っている。
導電層103の表面115は加熱導体層102の表面117から外れて積層方向105と交差して延びる。導電層103と導通ストリップ104とが互いに接触する接触領域107が表面115に形成される。導電層103の表面115は接触領域107よりも大きい。
図3は、機器100の断面を示し、機器100の内部に溶接接続109が形成される。
図4〜8に関連してさらに詳細に説明するように、導電層103は積層方向105の突出部において予め指定された形状110、特に導電層により形成された接触領域の1つが予め指定された形状110を有する。図4〜8はそれぞれx−y面上の積層方向105における機器100の突出部を示す。
図4は機器100の平面図の詳細を示す。図4による機器100は、導電層103により形成される中央の接触領域129を有する。機器100は、それぞれ同様に導電層103により形成される更に2つの接触領域130を有する。別の実施形態によると、接触領域が増減したとしても、少なくとも2つの接触領域129、130が設けられ、加熱導体層102の加熱回路を電圧源の正極と負極に接続できる。
図4による機器100は、それぞれ接触領域129と別の接触領域130の一方に接続される2つの加熱回路を有する。加熱回路を2つより多く設けることもできる。この場合、2つより多い別の接触領域130が適宜設けられる。
特に、中央の接触領域129の形状110は予め指定される。実施形態によると、更なる接触領域130の形状は接触領域129の形状110とは異なるように設計される。
中央の接触領域129の形状110は前側113の幅112により予め指定される。また、形状110の湾曲、特に側面111への移行の湾曲を予め指定する半径121により形状110が予め指定される。側面111は前側113と交差する長手方向106に沿って通っている。また、形状110は接触領域129の接合部119からの間隔116により予め指定される。接合部119により加熱導体層102は複数の導体トラック127に分割される。接触領域129に隣接して複数の接合部119、例えば図4のように3つの接合部119が第1加熱回路の一部を形成する上側領域に配置される場合、接触領域129とそれぞれの接合部119との間の間隔116a、116b、116cがそれぞれ予め指定される。間隔116は特に、接合部119の外縁と接触領域129の外縁との間にあり、接合部119の外縁は、接触領域129に対向し、接触領域129の外縁は、接合部119に対向する。
接触領域129は、幅126を有する。幅126は前側113から側面111に沿ってサブ領域125で先細りになる。このため接触領域129は長手方向106に沿って広がる。前側113の幅112は、前側113に対向するサブ領域125の端部の接触領域129の幅126よりも大きい。このため、前側113の領域において形状110を、外縁132から始まり接触領域129のすぐ隣の外縁133の方向に通る湾曲した形状を有する2つの直接接合部119の輪郭に追随させることができる。これら2つの接合部119は、2つの接合部119の間に配置された加熱導体層102の領域が前側113の領域で導体トラック127の方向に広がるように通っている。
例として、接触領域129は中央領域114に対向する端部よりも中央領域114から離れた端部の方が狭い設計である。これは例えば半径121及び幅112により予め指定される。
特に幅112、半径121及び間隔116により定まる形状110は、電流が接触領域129を介して加熱導体層102に流れる操作中にいわゆるホットスポットが防止されるように予め指定される。形状110は特に接触領域129及び加熱導体層102のすぐ隣の領域において操作中の最大温度が予め指定された最大値よりも低く保たれるように予め指定される。よって、自動車分野における高電圧印加が例えば100Vまで、及び電流が30アンペアまでの場合でも温度を220°C未満、例えば210°C未満、特に200°C未満に保つことができる。このため加熱装置の確実な操作が可能となり、材料軟化現象が防止される。
図5に示すように、例示実施形態によると、特に前側113の領域の形状110は半径121及び別の半径120により予め指定される。特に前側113の中央領域を定める別の半径120は、側面111へと移行する2つの側面領域を定める半径121よりも大きい。例として、別の半径120は11mm、半径121は0.5mmである。
別の実施形態によると、直線部122が前側113の中央領域に設けられる(図4及び図8)。別の半径120の大きさと半径121の大きさはそれぞれ特に前側113の幅112に応じて予め指定される。幅112は同様に加熱装置、加熱導体層102、又は接触領域129の設置スペースにより予め指定される。
幅112ならびに半径121、別の半径120及び実施形態では湾曲領域間に設けられた直線部122は、側面111への移行を形成する前側113の両側の関連導体トラック127それぞれの方向に接触領域129が延びるように予め指定される。このため接触領域129はその形状が操作中に接触領域107から導電層103を介して加熱導体層102に、特に加熱導体層102の2つの加熱回路に方向付けられた電流に追随するように形成される。この場合、形状110は接触領域129の力線ができる限り集中しないように、但しできるかぎり均一に配置されるように予め指定される。このため接触領域129では低電流密度が実現される。
図6は接触領域129の形状110に関する別の例示的な実施形態を示す。本実施形態において、接触領域129の幅126は変化せず前側113の幅112に等しい。
前側113は、長手方向106及び積層方向105と交差する凸部124、該凸部に隣接する凹部123、別の凸部124を有する。
この前側113の湾曲により、接触領域129が導体トラック127の方向に広がる。凸部124はそれぞれ操作中に発生する電流の方向に湾曲し、結果として電流密度が低く保たれるためホットスポットが防止される。2つの凸部124は導体トラック127の方向に領域が突出する形状である。例示実施形態によると、凸部124にはそれぞれ少なくとも2つの互いに異なる半径120、121を有する。このため凸部124に沿ってそれぞれ異なる湾曲となる。別の実施形態によると、各凸部124は、1つの半径121を有する。このため、湾曲がそれぞれ凸部124に沿って変化することはない。
例示実施形態によると、凹部123には少なくとも2つの互いに異なる半径を有する。このため湾曲が凹部123に沿って変化する。別の実施形態によると、凹部123は、1つの半径を有する。このため、湾曲がそれぞれ凹部123に沿って変化することはない。
図7は接触領域129の形状110の別の実施形態を示す。図6の実施形態と同等に、前側113は、2つの凸部124と、2つの凸部124の間に配置された凹部123を有する。図6とは異なり、図7の実施形態による前側113の幅112は、外縁132に対向する部分の接触領域129の幅126よりも広い。また、側面111が長手方向に沿って図6よりも長い。このため接触領域129を導体トラック127の近くに定めることができる。接触領域107に変化はない。よって、操作中に発生する電流の方向において導体トラック127に対し接触領域129が定められる。
図8は接触領域129の形状110の別の実施形態を示す。図8の形状110は図7に示す形状に略対応する。図7とは異なり、図8の例示実施形態によると、2つの凸部124の間の直線部122は前側113に配置される。図8による形状110についても、例示実施形態によると、凸部124にはそれぞれ異なる2つの半径120、121を有する。このため、湾曲がそれぞれ凸部124に沿って変化する。このため形状110の湾曲は直線部122から側面111への移行で変化する。別の実施形態によると、凸部124は、それぞれ半径121を1つ有する。このため湾曲がそれぞれ凸部124に沿って変化することはない。
このため、例えば加熱導体層102の積層方向105の厚みが20μm、接触領域129の積層方向105の厚みが40μm、接触領域129への印加電圧が400V、接触領域130への印加電圧が0V、また加熱導体層102の平均温度が150°Cの場合、205°C未満、特に200°C未満、例えば196°C未満温度の接触パッドで最大温度に達することが可能である。操作中に最も温度が高くなる領域は、例えば接触領域129の凸部124の真向かいの加熱導体層102である。この領域において幅112、半径120、121ならびに間隔116a、116b、116cを対応マッチングさせて予め指定した構成の形状110とは、最大温度が加熱導体層102の平均温度よりもせいぜい60°C高いということを意味する。これが達成されるのは、できるかぎり均一な電流の力線輪郭が達成され、結果として、ホットスポットが防止されるように形状110が予め指定されるためである。例示実施形態によると、第2半径121ができる限り小さい場合に接触領域129での最大温度を最も低くすることができる。例として半径121は0.5mmである。この結果、半径120が11mmの場合に最大温度が最も低くなる。
湾曲半径120、121に加え、前側113の幅112にも役割がある。半径121が比較的小さいと前側113の幅が広くなり、結果として力線の集中が弱まるため、電流密度が低いことにより熱の発生が少なくなる。このため特に図8に示す形状110のように最大温度を195.1°C未満とすることができる。半径121が1mm、半径120が例えば11mmの場合、最大温度を201°C未満とすることができる。
幅112、半径121及び/又は半径120ならびに間隔116は相互依存して予め指定される。接触領域は長手方向106に沿って、積層方向105の突出部において、少なくとも接触領域129の幅126の大きさが幅112に関連して大きくなるサブ領域125を有する。また、前側113と2つの側面111の間の移行部はそれぞれ湾曲しており、特に丸みを帯びている。互いの相対寸法は可変であるが、低電流密度の効果とホットスポットの防止が達成されるように常に予め指定される。形状110についてはそれぞれ異なる多数の構成が可能であり、各構成は幅112、特に側面111へと移行する前側113の湾曲、間隔116により予め指定され、操作中にホットスポットが防止されるように設計される。例えば最初に確認される導体トラック127の幅131と前側113の幅112、該幅に応じて確認される半径120、121、該半径に応じて確認される間隔116に応じて様々な修正を行うことで低電流密度とこれに伴うホットスポットの防止という結果が達成される。
100 機器
101 層積層体
102 加熱導体層
103 導電層
104 導通ストリップ
105 積層方向
106 長手方向
107 接触領域
108 レーザビーム
109 溶接接続
110 形状
111 側面
112 幅
113 前側
114 中央領域
115 表面
116 間隔
117 表面
118 レーザ
119 接合部
120 半径
121 半径
122 直線部
123 凹部
124 凸部
125 サブ領域
126 幅
127 導体トラック
128 層
129 接触領域
130 接触領域
131 幅
132 外縁
133 外縁

Claims (12)

  1. 層積層体(101)を含み、積層方向(105)において
    加熱導体層(102)と、
    接触領域(129)を形成する導電層(103)と、を含む車両加熱装置用機器であって、前記導電層(103)上のホットスポットを防止するために、前記積層方向(105)における前記導電層(103)の突出部の形状(110)は、
    該加熱導体層(102)の中央領域(114)に対向する前記導電層(103)の前側(113)の予め指定された幅(112)と、
    前記加熱導体層(102)の接合部(119)からの予め指定された間隔(116)と、
    前記形状(110)の予め指定された湾曲と、
    のうち少なくとも1つにより予め指定される車両加熱装置用機器。
  2. 前記前側(113)に沿った前記積層方向(105)の突出部において予め指定された湾曲は、前記前側(113)の予め指定された2つの半径(120、121)により予め指定され、該2つの半径(120、121)は互いに異なることを特徴とする、請求項1に記載の機器。
  3. 前記積層方向(105)の突出部において、前記前側(113)は直線部(122)を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の機器。
  4. 前記積層方向(105)の突出部において、前記前側は凹部(123)と凸部(124)を有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1つに記載の機器。
  5. 前記積層方向(105)の突出部において、前記導電層(103)の幅(126)は、少なくとも前記導電層のサブ領域(125)において前記前側(113)の幅(112)から先細りになることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1つに記載の機器。
  6. 導電性材料から構成される導通ストリップ(104)と、
    前記導通ストリップ(104)を介して前記導電層(103)との電気的及び/又は機械的な接触を形成するために、前記導電層(103)と該導通ストリップ(104)とを互いに接続する接続(109)と、を含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1つに記載の機器。
  7. 前記接続(109)は溶接接続であることを特徴とする、請求項6に記載の機器。
  8. 前記導通ストリップ(104)は銅を含むことを特徴とする、請求項6又は7に記載の機器。
  9. 前記導電層(103)の領域(115)は、前記導通ストリップ(104)が前記導電層(103)と接触する接触領域(107)よりも大きく、領域(115)は前記加熱導体層(102)から外れていることを特徴とする、請求項6〜8のいずれか1つに記載の機器。
  10. 前記導電層(103)は溶射導電層(103)であることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1つに記載の機器。
  11. 前記加熱導体層(102)は溶射加熱導体層であることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1つに記載の機器。
  12. 前記導電層(103)は銅を含むことを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1つに記載の機器。
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