JP2018531057A6 - 掃除ローラ - Google Patents

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Abstract

掃除対象面を処理するための掃除機(2)用の掃除ローラ(1)、特に湿式掃除機用の拭きローラであって、前記掃除ローラ(1)が、長手軸(3)の周りで回転可能なローラコア(4)と、駆動シャフトのためのベアリング(5)と、前記ローラコア(4)を周方向に囲包するローラカバー(6)とを有する、前記掃除ローラにおいて、
前記ローラコア(4)が、前記長手軸(3)に垂直な断面において前記掃除ローラ(1)の周方向に互いに隣り合って配置された複数のバネ要素(7)を有し、前記バネ要素の各々が前記ベアリング(5)から前記ローラカバー(6)まで延在することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、掃除対象面を処理するための掃除機用の掃除ローラに関し、特に湿式掃除機のための拭きローラに関し、その掃除ローラが、長手軸の周りで回転可能なローラ芯を有し、駆動軸用のベアリングとローラ芯を周方向に巻くローラカバーを具備する。
さらに、本発明は、回転可能な掃除ローラを有する掃除機に関し、その掃除ローラが、長手軸の周りで回転可能なローラ芯を有し、駆動軸用のベアリングとローラ芯を周方向に巻くローラカバーを具備する。
上述したタイプの掃除ローラは、従来公知である。それらの掃除ローラは、濡れた掃除面又は乾いた掃除面に用いられる。
掃除ローラは、通常、発泡体からなる円筒形のローラコアを有する。ローラコアは、ローラコアの中心に収容された長手軸を中心に回転可能である。このために、ローラコアは、掃除機の駆動シャフト用のベアリングを有する。ローラカバーが、ローラコアの外側に固定されている。このカバーは、通常、マイクロファイバ材からなり、好適にはローラコアから取り外し可能である。
特許文献1は、掃除ローラを具備する掃除機を開示し、掃除ローラが着脱可能に固定された管状掃除要素を有するような掃除機用の掃除ローラであると共に、この掃除要素が管状の軟発泡中空体を有する。掃除カバーが、発泡中空体の外面上に適用され、外面に密着している。
独国特許出願公開第10 2007 052 982号公報
上述した従来技術に鑑み、本発明の目的は、特に最適な掃除効果に関連して、掃除ローラ又はこのような掃除ローラを有する掃除機をさらに改善することである。
上記の目的を達成するために、本発明は、掃除ローラのローラコアが、長手軸に垂直な断面において掃除ローラの周方向に互いに隣り合って配置された複数のバネ要素を有し、それらが各々ベアリングからローラカバーまで延在していることを提示する。
従って、ローラコアが、ベアリングの周りに配置された複数のバネ要素を有する。バネ要素は、一方では掃除ローラの長手軸の方向に延在し、他方ではベアリングとローラカバーとの間に延在する。バネ要素は、好適には、ここでは平坦な板として形成され、それらがベアリング上に配置され、ローラカバーの方に向いている。この構成の結果、汎用的な発泡ローラコアを具備する掃除ローラにおけるローラカバーが、掃除対象面に対して強いバネ力により押し付けられ、より大きな接触面で掃除対象面上に載置される。従来技術と比較してバネ要素の強いバネ力により、掃除ローラの重量が印加されたときにローラカバーがバネ力により引っ張られることによって、掃除プロセス中にローラカバーに皺が寄ることがない。もし皺が寄ってしまったならば掃除効果は低下してしまう。バネ要素のバネ力は、掃除対象面上の凹凸を相殺することを可能とするので、ローラカバーは掃除対象面に最大限に接触することとなる。掃除対象面との接触中におけるバネ要素の変位又は拡張は、掃除ローラの周長を一定に維持することにより、ローラカバーの皺を防止する。柔らかい発泡体と比較してバネ要素の利点は、復元力がより強く直接的に作用することである。特に、重量による力は、掃除ローラと掃除対象面との間の接触面の縁領域にも伝えられる。
もちろん、本発明は、ベアリングが掃除ローラの全長に亘って形成されておらず掃除ローラの端部領域にのみ駆動シャフトと接続するためのベアリング位置を設けた掃除ローラにも適用することができる。従って、ベアリングが形成されていない断面が、掃除ローラの長手軸方向の多様な断面に関して存在し得る。本発明の主旨において、バネ要素は、−この断面に関して−、長手軸からローラカバーまでの一つの方向に延在している。
バネ要素が、弾性的に変形可能な材料、特にプラスチックから作製されることが提示される。特に、押出成形又は射出成形により処理可能なプラスチックが適切であるので、バネ要素は量産品として押出成形又は射出成形され、その後バネ要素に型押しすることができる。バネ要素は、その後掃除ローラのベアリング上に搭載される。それに替えて、バネ要素を金属から作製することも可能であり、特に金属板から作製することが可能である。
さらに、バネ要素の第1端部領域がベアリングに割り当てられると共に、バネ要素の第2端部領域がローラカバーに割り当てられることが提示され、結合したバネ要素の複数の第1端部領域と複数の第2端部領域のいずれもが、周方向において互いに離れている。バネ要素は、ベアリングの周面上の1つの線形領域(第1端部領域)からローラカバーまで延在する。ここでは、バネ要素がローラカバーに接続される必要はない。その替わりに、特にローラカバーがローラコアから分離されることが推奨され、それによってローラカバーをローラコアから必要に応じて掃除後に取り外すことができる。バネ要素の第2端部領域は、ここではローラコアの周面上に位置することが有利であり、ローラコアはバネ要素を囲包する閉鎖面として、又は、ある種の開放構造として構成されている。その場合、バネ要素の第2端部領域は、ベアリングから同じ距離だけ離れており、従ってやはり掃除ローラの長手軸に垂直な断面において円を描いている。第1端部領域及び/又は第2端部領域が、各周面上に等間隔に配置されることが推奨され、それによってローラコアが均一に配置されたバネ要素を有することになる。しかしながらそれに替えて、幾つかのバネ要素の第1端部領域が、ベアリングの同じ周方向位置に形成されると共にローラカバーの異なる周方向位置まで延在するような変形形態を設けることも可能である。これは、ローラコアの内側のバネ要素の不均一配置を形成する。
さらに、バネ要素に掃除ローラの重量を加えることにより、掃除対象面上において周方向に隣り合うバネ要素同士の間で引っ張られたローラカバーの支持面が拡大するように、隣り合うバネ要素が互いに対して変位可能であることが提示される。この構成の結果、掃除ローラを掃除対象面に置いたときに掃除ローラの重量が印加されることにより、2又はそれ以上の隣り合うバネ要素が変位して互いに離れ、それによってそれらの端部領域同士の間の距離が大きくなる。それにより、個々のバネ要素に割り当てられたローラカバーの領域が、バネ要素の端部領域同士の間で引っ張られることによって、バネ要素同士の間の掃除対象面上のローラカバーの支持面が拡大する。その結果、掃除ローラがより大きな面で掃除対象面上に載置され、それがより良好な掃除結果をもたらす。支持面を引っ張ることは、ローラカバーに皺が寄ることを防止する。例えば、1kgの重量がかかる場合、直径45mmの掃除ローラの支持面が(周方向において)例えば20mmから25mmへと達する。ここでは、掃除ローラについて、250〜500回転/分の速度と、約250mmの長さが想定されている。
バネ要素からなるローラコアと組み合わせて、ローラカバーが布製(特に弾性の)掃除層、例えばマイクロファイバー層を有することが推奨される。それは、掃除ローラの周面を一定に維持し、すなわち皺の防止に寄与し、かつなお掃除対象面上で最大限広い支持面を有するべく変形可能である。ローラカバーはさらに、掃除ローラの重量を支持面の縁領域まで伝達する。
本発明の可能な実施形態では、バネ要素が実質的にU形に形成される。その場合、隣り合うバネ要素が、特に周方向において互いに蛇行して連結されている。U形のバネ要素の脚部は、ここではベアリングの領域で互いに連結されることが有利であり、それらの脚部同士の間に位置するU形の部分領域がローラカバーの方に向いている。必要に応じて、バネ要素は、ローラカバーが当接するローラコアの周面上にウェブを用いて配置することができる。これにより、ベアリングとローラカバーとの間のバネ要素の蛇行構造が得られる。その場合、蛇行形状の隣り合うループは、周方向に等間隔に配置されている。バネ要素に掃除ローラの重量が印加されると、掃除対象面の領域に配置された蛇行形状のループが圧縮されることによって、掃除ローラの支持面が拡大する。バネ要素とローラカバーとの間に配置されたウェブは、ここでは可能な限りオープンに拡がり、すなわち互いに離れることによって、掃除ローラの可能な最大限の表面が掃除対象面上に載置される。同時に、ローラカバーが皺に対抗するように引っ張られる。
バネ要素が、ベアリングとローラカバーとの間に径方向に形成されることが提示される。特に単純な構成においては、バネ要素が、ベアリングからローラカバーの方に径方向に向いた板であり、その板は、長手軸に垂直な断面においてベアリングから径方向外側に向いている。しかしながら、上述したU形のバネ要素の実施形態に関して、これらもまたベアリングとローラカバーとの間において径方向に揃うことができ、それによって蛇行形状のループの対称軸が径方向に向くことになる。
別の実施形態では、バネ要素を、周方向及び径方向に互いに隣り合って配置された鎌状の湾曲した薄板とすることができ、それらの凹面がベアリングに向いている。この実施形態は、例えば虹彩絞りの薄板において知られているバネ要素の配置をもたらす。従って、バネ要素は、ベアリングの周囲に沿って互いにずれて配置されており、その場合、バネ要素の複数の第1端部領域及び複数の第2端部領域が、ベアリング上又はロールカバーの領域上で互いにずれていることによって、バネ要素は、径方向において互いに上下に配置されている。バネ要素の鎌状の湾曲はまた、バネ要素を掃除ローラの周方向に拡張させることによって、一方では支持面の自由に動く縁領域で径方向の拡大を生じ、他方では支持面の中央領域に大きな圧縮を生じる。
さらに、バネ要素がベアリングに対して旋回させられることが提示される。例えば、ベアリングにおけるローラコアの方に向いている側が、バネ要素のための溝付きの受容部を有することができ、その中にバネ要素の第1端部領域が係合し、そして規定された角度範囲内で旋回することができる。このことは、バネ要素に隣り合う開口を拡げることに寄与することができ、それによってバネ要素は、一方ではその弾性により、そして他方ではそのベアリング上での旋回性により互いに離れることができる。さらに、一実施形態におけるバネ要素が剛性であり、すなわち非弾性的に形成されることも可能であり、そしてバネ要素をベアリングと接続することにより、例えばベアリング上のバネ要素のための弾性受容要素を用いて接続することにより、バネ特性が得られることも可能である。
バネ要素が、長手軸の方向に掃除ローラの全長に亘って形成されていることが提示される。バネ要素は、ここでは薄い板であることが有利であり、それらは一方では掃除ローラの長手軸全体に沿って延在し、他方ではベアリングとローラカバーとの間に延在する。しかしながらそれに替えて、バネ要素がローラコアの長手軸に沿った所定の部分にのみ形成されることもできる。バネ要素が配置された長手軸の方向から視ると、これにより、バネ要素が配置されたローラコア内の領域と、バネ要素が無く例えば発泡体で充填された領域とを生じる。
本発明においては、掃除ローラがさらに、特に、掃除ローラの長手軸に沿った部分領域を変えることに関して多様なタイプの上述したバネ要素を有することができる。加えて、バネ要素は、例えばU形バネ要素、鎌状に湾曲した薄板、又はベアリングとローラカバーとの間に径方向に形成されたバネ要素に関係して、異なるバネ要素の構成が付与された場合に、上述したベアリング上に旋回可能に装着することができる。
本発明によれば、掃除ローラのローラコアの別の構成も提示され、その場合、ローラコアが少なくとも1つのエア室を有する。この実施形態でも、掃除ローラは、長手軸の周りで回転可能なローラコアと、駆動シャフトのためのベアリングと、ローラコアを周方向に囲包するローラカバーとを有する。エア室は、ベアリングの周りに同軸状に配置され、同じく長手軸の方向に延在する。エア室は、ここでは掃除ローラの全長に亘って形成することができ、又は、長手軸の一部にのみ形成することもできる。エア室を有しない部分は、例えば発泡体で充填することができる。ここでは、エア室が、長手軸に垂直な断面において単一の連続した空間として形成されることが提示される。しかしながらこれに替えて、ローラコアが複数のエア室を有し、それらがローラコアの周方向に互いに隣り合って配置されることも可能である。この場合、複数の分離されたエア空間が周方向に形成される。1つのエア室又は周方向に互いに隣り合う複数のエア室は、ホースの一種としてベアリングと接続されたリムに装着される。リムは、プラスチックから作製されることが有利であり、それによりできるだけ軽量とすることができ、処理中にエア室を担持し、エア室を挟むための十分に実質的な剛性も有する。1又は複数のエア室は、掃除ローラ又は掃除機の重量が印加されたとき、表面に対向したエア室が平らとなるような種類の圧力に曝されるのみであり、従って、掃除対象面上のローラコア又はローラカバーの支持面においては部分円を形成せずに、それと比較して平坦な面を形成し、このことは、相互作用面が拡大するという点において掃除対象面のより良好な掃除を可能とする。加えて、掃除対象面の凹凸も、掃除ローラがそれに対して合わせることができるので平滑化される。1又は複数のエア室を有する掃除ローラは、ここでは不完全に空気を入れたタイヤをもつ車輪に似ており、タイヤの載置されている部分円周面をもって表面に置かれたときに平坦となる。。
均一な掃除結果を得るために、ローラカバーの外面が長い繊維と短い繊維をもつ領域を有することによって、ローラカバー内に蓄積した水分のどのような不均一さも、支持面上で低減することができる。さらに、ローラカバーが、支持面と非支持面の双方を有することができ、そのことによってローラカバーは、一方では掃除対象面上で最大限に拡大することができ、他方では塵の分解と収集の作業を満たすことができる。
上述した掃除ローラとは別に、本発明は回転可能な掃除ローラ、特に上述した掃除ローラを有する掃除機も提示する。その場合、掃除ローラが、長手軸の周りで回転可能なローラコアと、駆動シャフトのためのベアリングと、ローラコアを周方向に囲包するローラカバーとを有し、ローラコアは、長手軸に垂直な断面において互いに隣り合って配置された複数のバネ要素を有し、それらは各々ベアリングからローラカバーまで延在している。掃除機についての本発明により得られる利点は、掃除ローラの特徴及び利点から導出されるものと同様のものが可能である。従って、総じてこのことは、掃除対象面の特に徹底したかつ迅速な掃除を可能とする掃除機をもたらす。
図1は、本発明による掃除機である。 図2は、掃除ローラの第1の実施形態の斜視図である。 図3は、図2の掃除ローラの断面図である。 図4は、無負荷状態の掃除ローラの第2の実施形態である。 図5は、負荷状態の図4の掃除ローラである。 図6は、掃除ローラの第3の実施形態の斜視図である。 図7は、図6の掃除ローラの断面図である。 図8は、掃除ローラの第4の実施形態の斜視図である。 図9は、図8の掃除ローラの断面図である。 図10は、無負荷状態の掃除ローラの第5の実施形態である。 図11は、負荷状態の図10の掃除ローラである。 図12は、掃除ローラの第6の実施形態である。 図13は、掃除ローラの第7の実施形態である。 図14は、掃除ローラの第8の実施形態である。
図1は、ここでは手動で案内される湿式掃除機として構成された掃除機2を示す。掃除機2は、ベースユニット12と、ベースユニット12に配置されたアタッチメント11とを有する。アタッチメント11は掃除ローラ1を有し、その長手軸3は、掃除機2の特に掃除動作に関する通常の移動方向に対して垂直であり、ユーザは掃除機2を前方に押したり後方に引いたりする。アタッチメント11はさらに、液体タンク(図示せず)を設けられ、タンクに洗浄液を充填するために上部に充填孔15を有する。ベースユニット12には、特に伸縮可能でユーザの体格に合わせて調整される柄13も形成されている。柄13の自由端領域に取っ手14が配置され、オンオフスイッチ等を有することができる。
図示しないが、本発明はさらに、掃除ローラ1を用いて床面を乾式掃除するように構成された掃除機2への適用も可能である。以下に説明する掃除機1の構造設計は、このことによる不利な影響無しに維持される。
図1及び図2は、掃除ローラ1の第1の実施形態の斜視図である。掃除ローラ1は、長手軸3を具備する円筒体として実質的に構成されている。特に、掃除ローラ1は、掃除ローラ1を回転させる掃除機2の駆動シャフトを保持するための中央のベアリング5と、ローラコア4と、ローラコア4を囲包するローラカバー6とを有する。ローラカバー6は、ここではマイクロファイバ層であり、ローラコア4上を長手軸3の方向に取り外し可能に滑らせることができる。ローラカバー6は、交換又は掃除のために掃除ローラ1から取り外すことができる。ローラコア4は、複数のバネ要素7を有し、この実施形態では、それらは鎌状の湾曲した薄板である。バネ要素7は、掃除ローラ1の長手軸3の方向及びその周方向の双方において延在する。バネ要素7は、ここでは弾性的に変形可能なプラスチックからなることによって、掃除ローラ1又は掃除機2の重量が印加されたとき、特にベアリング5の方に曲がるように変形することができる。
バネ要素7は、各々、第1端部領域8と第2端部領域9とを有する。第1端部領域8がベアリング5に割り当てられる一方、第2端部領域9はローラカバー6に隣接するローラコア4の周縁領域に割り当てられる。ローラカバー6は、ここではバネ要素7の第2端部領域9上に直接載置され、ローラコア4の閉じた円筒形の周縁表面を形成する。ローラカバー6が弾性的に形成されることにより、引っ張られたときローラコア4に対して当接すると共に、掃除ローラ1が回転するときローラコア4の周りで回転しない。バネ要素7の第1端部領域8は、溝を有する共有の端部領域ベース17を有し、その中にベアリング5の突起18が係合することができる。それらの溝及び突起18は、掃除ローラ1の長手軸3に対して平行に、すなわち掃除ローラ1の回転方向に垂直な方向に延在することによって、それらは互いに回転不能に結合されている。図3は、掃除ローラ1の断面図である。図示の通り、鎌状のバネ要素7が存在し、その凹面がベアリング5に向いている。
図4及び図5は、掃除ローラ1の第2の実施形態を示し、無負荷状態(図4)と負荷状態(図5)が比較されている。図4では、掃除ローラ1は未だ掃除対象面上に置かれていないので、バネ要素7は未だ変形しておらず、その替わりにローラコア4及びローラカバー6にはなお、掃除機ローラ1又は掃除機2の重量の印加による変形を生じていないバネ要素7が等間隔で配置されている。掃除ローラ1の構成は、第1実施形態と類似しており、ベアリング5がここでは単純な点の形状でのみ示されている。さらに、図4及び図5における実施形態は、バネ要素9の第2端部領域9が、ローラコア4の閉鎖された円筒形の周面を形成しておらず、その上にローラカバー6が載置される開放構造を形成している点で異なっている。図5は、掃除対象面上に置かれた状態の掃除ローラ1を示す。ローラカバー6と掃除対象面との間の接触領域を構成する支持面10が存在することが見てとれる。バネ要素7に作用する掃除ローラ1又は掃除機2の重量が、支持面10で終端するバネ要素7を圧縮する。支持面10の縁領域に割り当てられたバネ要素7が径方向に伸張する一方、支持面10の中央領域に割り当てられたバネ要素7は実質的に圧縮される。圧縮又は膨張に起因するバネ要素7の伸張又は拡がりが支持面10を周方向に拡げることにより、掃除ローラ1は、掃除対象面上で特に大きな支持面10を有することになる。同時に、掃除ローラ1の周長が一定に維持されることによって、ローラカバー6には皺が寄らず、最適な掃除を行うことができる。
図6及び図7は、本発明の第3の実施形態を示し、掃除ローラ1が、ベアリング5とローラカバー6との間に径方向に形成されたバネ要素7を有する。バネ要素7は、ここでは長手軸3の方向に形成され、ベアリング5から径方向に突出するプラスチック板である。バネ要素7は、ベアリング5に対して旋回させられ、バネ要素7の第1端部領域8がそれぞれ、ベアリング5の外面上の対応する溝19内に係合している。溝19の開口幅とバネ要素7の厚さが、ベアリング5に対するバネ要素7の旋回可能な最大角度を決定する。掃除ローラ1の負荷状態において、掃除対象面上に起立するバネ要素は、一方では最大旋回角度を利用して互いに離間し、そして他方ではバネ要素7が弾性的に変形する。その結果、ローラカバー6がここでも挟まれることによって、可能な最大の支持面10を掃除対象面上に形成する。
図8及び図9は、本発明の第4の実施形態を示し、複数のU形のバネ要素7がローラコア4の周方向に蛇行して連結されている。ここで、蛇行した形状のループは周方向にあり、その曲面の頂点は、一方ではベアリング5の方に向いた第1端部領域8を形成し、他方ではローラカバー6の方に向いた第2端部領域9を形成する。第2端部領域9の各々はウェブ16を有し、それはローラコア4の円筒形の周面と接続されている。ローラカバー6は、この周面に対して当接している。掃除ローラ1に対し掃除ローラ1又は掃除機2の重量が印加されると、ローラカバーの方に向いた蛇行形状の第2端部領域9が圧縮されることによって掃除対象面上で支持面10が拡大し、それによって掃除ローラ1が最大限に掃除対象面に載置されることとなる。同時に、掃除ローラ1の周長は一定に維持されることで、ローラカバー6に皺が形成されることはない。
図10及び図11に示す第5の実施形態は、各々L形に形成されたバネ要素7からなる。バネ要素7は、L形の2つの脚部の接続部にてテーパー状であり、それによってフィルムヒンジと同様の弾性的変形特性を生じる。これらのバネ要素7に重量が印加されると、ローラカバー6に割り当てられた脚部のうち1又は複数がローラカバー6に対して有効に当接するまで、バネ要素7が折り曲げられる。これにより、特に大きな支持面10を形成する。
図12は、掃除ローラ1の第6の実施形態を示し、バネ要素7が各々Y字状に形成されている。各バネ要素7は、ここではベアリング5上に配置された1つの第1端部領域8と、ローラコア4の外周面に配置された2つの第2端部領域とを有する。バネ要素7が負荷を受けると、バネ要素7の2つの第2端部領域9が互いに離間することによって、2つの第2端部領域9同士の間に挟まれた面が、掃除ローラ1の特に大きな支持面10を形成する。
図13及び図14は、掃除ローラ1のさらに別の実施形態を示し、それは、エア室20を具備するローラコア4を有する。特に、図13における掃除ローラ1は、中央のベアリング5にリム21を有する。リム21は、エア室20を担持しており、エア室20の外側はローラカバー6により覆われている。エア室20は、ここでは単一のエア空間をもって形成されている。エア室20に掃除ローラ1又は掃除機2の重量が印加されると、掃除対象面上に起立するエア室20の周縁部が押圧され、それに影響される一部のエア空間のエアが、エア室20の周縁部の残りの部分へと逃げる。エア室20は、支持面10において、それまでの実質的な円形から変位し、掃除対象面に対して平坦に載置される。他の要因の中でもとりわけ、エア室20内のエア圧と大気圧とが、平坦さの程度を決定する。さらに、掃除ローラ1又は掃除機2による重量と共に、エア室の大きさ及び材料が重量な役割を果たす。
図14における実施形態では、掃除ローラ1が、複数のエア室20を有し、それらは掃除ローラ1の周方向に互いに隣り合っている。各エア室20は、掃除ローラ1の周縁の一部及び長手軸3に亘って延在する密閉されたエア空間を形成する。掃除ローラ1が掃除対象面上に載置されると、掃除対象面に隣接するエア室20が圧縮され、このエア室20に含まれるエアのみが移動する。ここではエア室20の外側の円形が平坦化され、平坦化の程度は、図13の実施形態よりも小さい。
1 掃除ローラ
2 掃除機
3 長手軸
4 ローラコア
5 ベアリング
6 ローラカバー
7 バネ要素
8 第1端部領域
9 第2端部領域
10 支持面
11 アタッチメント
12 ベースユニット
13 柄
14 取っ手
15 充填孔
16 ウェブ
17 端部領域ベース
18 突起
19 溝
20 エア室
21 リム

Claims (11)

  1. 掃除対象面を処理するための掃除機(2)用の掃除ローラ(1)、特に湿式掃除機用の拭きローラであって、前記掃除ローラ(1)が、長手軸(3)の周りで回転可能なローラコア(4)と、駆動シャフトのためのベアリング(5)と、前記ローラコア(4)を周方向に囲包するローラカバー(6)とを有する、前記掃除ローラにおいて、
    前記ローラコア(4)が、前記長手軸(3)に垂直な断面において前記掃除ローラ(1)の周方向に互いに隣り合って配置された複数のバネ要素(7)を有し、前記バネ要素の各々が前記ベアリング(5)から前記ローラカバー(6)まで延在することを特徴とする掃除ローラ。
  2. 前記掃除要素(7)が、弾性変形可能な材料、特にプラスチックから作製されることを特徴とする請求項1に記載の掃除ローラ(1)。
  3. バネ要素(7)の第1端部領域(8)が前記ベアリング(5)に割り当てられると共に、
    前記バネ要素(7)の第2端部領域(9)が前記ローラカバー(6)に割り当てられ、隣り合う前記バネ要素(7)同士の前記第1端部領域(8)及び前記第2端部領域(9)の双方が、周方向に互いに離間していることを特徴とする請求項1又は2に記載の掃除ローラ(1)。
  4. 前記バネ要素(7)に掃除ローラ(1)の重量を印加することにより、周方向において前記バネ要素(7)の間に挟まれた前記ローラカバー(6)の支持面(10)が前記掃除対象面上で拡大されるように、隣り合う前記バネ要素(7)が互いに対して変位可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の掃除ローラ(1)。
  5. 前記バネ要素(7)が実質的にU形に形成され、隣り合うバネ要素(7)が、特に周方向において互いに蛇行して連結されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の掃除ローラ(1)。
  6. 前記バネ要素(7)が、前記ベアリング(5)と前記ローラカバー(6)との間に径方向に形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の掃除ローラ(1)。
  7. 前記バネ要素(7)が、周方向及び径方向に互いに隣り合って配置され凹面が前記ベアリング(5)に向いた鎌状の湾曲した薄板であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の掃除ローラ(1)。
  8. 前記バネ要素(7)が、前記ベアリング(5)に対して旋回させられることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の掃除ローラ(1)。
  9. 前記バネ要素(7)が、前記長手軸(3)の方向において前記掃除ローラ(1)の全長に亘って形成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の掃除ローラ(1)。
  10. 掃除対象面を処理するための掃除機(2)用の掃除ローラ(1)、特に湿式掃除機用の拭きローラであって、前記掃除ローラ(1)が、長手軸(3)の周りで回転可能なローラコア(4)と、駆動シャフトのためのベアリング(5)と、前記ローラコア(4)を周方向に囲包するローラカバー(6)とを有する、前記掃除ローラにおいて、
    前記ローラコア(4)が少なくとも1つのエア室(20)を有することを特徴とする掃除ローラ。
  11. 回転可能な掃除ローラ(1)、特に請求項1〜10のいずれかに記載する掃除ローラを有する掃除機(2)であって、前記掃除ローラ(1)が、長手軸(3)の周りで回転可能なローラコア(4)と、駆動シャフトのためのベアリング(5)と、前記ローラコア(4)を周方向に囲包するローラカバー(6)とを有する、前記掃除機において、
    前記ローラコア(4)が、前記長手軸(3)に垂直な断面において前記掃除ローラ(1)の周方向に互いに隣り合って配置された複数のバネ要素(7)を有し、前記バネ要素の各々が前記ベアリング(5)から前記ローラカバー(6)まで延在することを特徴とする掃除機。
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