JP3392606B2 - ロール状パッド - Google Patents

ロール状パッド

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JP3392606B2
JP3392606B2 JP30655295A JP30655295A JP3392606B2 JP 3392606 B2 JP3392606 B2 JP 3392606B2 JP 30655295 A JP30655295 A JP 30655295A JP 30655295 A JP30655295 A JP 30655295A JP 3392606 B2 JP3392606 B2 JP 3392606B2
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和重 野沢
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床面艶出し機(ポ
リッシャー)或は床面洗浄機(スクラバー)に使用した
好適なロール状パッドに関する。
【0002】
【従来の技術】床面艶出し機と床面洗浄機に使用するパ
ッドには、従来より、例えば実開昭4−9305号公報
及び実開昭4−116941号公報等に示されているよ
うなデイスク状(円盤型)のものと、例えば実開平6−
72548号公報に示されているようなロール状のもの
とが存在し、これ等のパッドのうちデイスク状のパッド
に付いては、パッド全面を床面に接触させて床面のバッ
フイング又は洗浄を行うため、パッドに掛けられる負荷
が大き過ぎて、パッドを充分に高速回転することができ
ず、その結果、パッド単位面積当りの接地圧が少くなっ
てバッフイング効果、及び、洗浄効果が不足してしまう
問題があった。
【0003】上記の問題は、パッドの接地圧を調整する
ことによってある程度解決することが可能であるが、し
かし、上述したようにデイスク状のパッドは床面に対し
てパッド全面で接触して、デイスク(円盤)の如何なる
部分も常に一定の圧力で床面に接触するため、たとえ圧
力を変えたとしても其れ程パッドに掛る負荷を軽減する
ことができず、特に床面艶出し機の場合は、パッドの接
触面が筋状に残ってしまって、床面を光沢の有る状態に
バッフイングすることができなかった。
【0004】また、上記のパッド痕を床面上に残さない
ようにするためには、パッドをよりソフトな材質で造
り、床面に対する接触圧力を更に弱める必要があって、
1度のバッフイングでは到底床面を確実に艶出しするこ
とができず、バッフイングを2度以上繰返さなくてはな
らない煩わしさがあった。
【0005】これに対して、全体をロール状に造ったパ
ッドは、床面に対して線接触しながらバッフイング又は
洗浄を行うため、負荷を受ける面積をデイスク型のもの
に比較して少くして、パッド単位面積当りの接地圧を大
幅に増加し、バッフイング効果及び洗浄効果を向上でき
ると共に、比較的小さな出力でパッドを高速回転できる
実用性と経済性を備えている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然るに上記従来のロー
ル状パッドは、回転軸の周囲に直接フエルトを接着した
構造に成っているため、このロール状パッドを用いて床
面をバッフイング又は洗浄する場合に、床面の大きなピ
ッチの凹凸に対しては、回転軸に設けたゴム製のカップ
リング等の弾性によってこれに追従できるが、床面の細
かなピッチの凹凸に対してはこのパッドを充分に追従さ
せることできず、バッフイング及び洗浄の仕上がりにむ
らが発生する問題があった。
【0007】更に上記従来のロール状パッドは、床面に
対して線接触する関係で、必要以上に接地圧を高めた場
合には、床面に対する接触圧が極部的に高まってしま
い、その結果、床面にバッフイング或は洗浄の筋目を残
したり、パッドが床面に傷を付けたり、更には、床面の
ワックス層や塗装層等を剥がしてしまう問題もあった。
【0008】従って本発明の技術的課題は、パッドが受
ける負荷の面積を少くして、パッド単位面積当りの接地
圧を大幅に増加し、バッフイング効果及び洗浄効果を高
めると共に、床面洗浄機の細かなピッチの凹凸に対して
も充分に追従して、床面に傷等を付けることなくバッフ
イング効果と洗浄効果を更に高めることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために本発明で講じた手段は以下の如くである。
【0010】全体をロール状に形成し、これをモータで
高速回転して床面のバッフイング又は洗浄を行うロール
状パッドであって
【0011】(1) 上記パッドの芯材を硬質のロール
軸を用いて構成する一方、ロール軸の外周面にはスポン
ジ等のクッション材を用いたクッション層を形成し、且
つ、このクッション層の外周面にマジックファスナーを
用いた接着層を形成して、この接着層の外周面に不織布
を用いた表面層を剥離自在に接着すること。(マジック
ファスナーは登録商標である。)
【0012】(2) 表面層を構成する不織布として、
繊維同士を樹脂を用いてバインダー接着した樹脂接着不
織布を使用すること。
【0013】(3) 表面層を構成する不織布として、
繊維同士を研磨剤を入れた樹脂でバインダー接着した樹
脂接着不織布を使用すること。
【0014】上記(1)〜(3)で述べた各手段は以下
の如く作用する。
【0015】上記(1)で述べた手段によれば、表面層
が不織布で形成された円筒状のバフであるため、床面に
対するこのロール状バフの接触圧は、床面に接する真下
の部が最も強く、その前後は徐々に弱くなるから、ロー
ル状バフの真下が通常仕上げの接触圧であれば、その前
後は接触圧が下がって筋目を消しながら床面をきれいに
仕上げることを可能にする。
【0016】更に上記(1)で述べた手段によれば、芯
材のロール軸と表面層の不織布との間にクッション材が
介在されているため、このクッション材によるクッショ
ン作用と、パッド全体をロール状に形成したことによる
上述の作用とが相俟って、パッドを強い圧力で、而か
も、ソフトに床面に接触させて、床面に傷を付けること
なく安定したバッフイング効果及び洗浄効果を発揮でき
ると共に、床面の細かなピッチの凹凸にも追従して、床
面をむらなく仕上げることを可能にする。
【0017】また、上記(1)で述べた手段によれば、
使用によって表面層の不織布が傷んできた場合には、不
織布のみを簡単に交換できる経済性を備えると共に、マ
ジックファスナーは不織布の各繊維にからみ合ってこれ
を接着状態に保持するため、不織布側にマジックファス
ナーを設ける必要がなく、経済的に実施することを可能
にする
【0018】上記(2)で述べた手段によれば、表面層
の不織布として繊維同士を熱接着性のバインダー繊維で
接着した樹脂接着不織布を使用するため、繰返し使用し
たり洗濯しても変形せず、長期に亘って安定したバッフ
イング効果及び洗浄効果を発揮することを可能にする。
【0019】上記(3)で述べた手段によれば、繊維同
士をバインダー接着する樹脂として、研磨剤を入れた樹
脂を使用して不織布に研磨性を持たせたため、このロー
ル状パッドを床面洗浄機に使用して優れた洗浄効果を発
揮できると共に、混入する研磨剤の量を加減調整するこ
とにより、このロール状パッドを床面の状況に合せてバ
ッフイング専用に使用したり、洗浄を伴うバッフイング
用に選択して使用できるものであって、例えば、ワック
ス面の汚れを落しながらバッフイングを行うことも可能
にする。
【0020】以上の如くであるから、上記(1)〜
(3)に述べた手段によって上述した技術的課題を解決
して、前記従来の技術の問題点を解消することができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、上述した本発明に係るロ
ール状パッドの実施の形態を、添付した図面と共に詳細
に説明する。
【0022】図1は本発明に係るロール状パッドの斜視
図、図2はその側面図であって、図中1はロール状パッ
ドを示し、2は比較的硬質の合成樹脂材等を用いて構成
したロール軸、2a,2aはロール軸2の両端部に形成
した回転支持部、3はロール軸2の外周面に形成したク
ッション層、4はこのクッション層3の外周面に形成し
た不織布から成る表面層で、クッション層3としては例
えばスポンジの如き弾性材が使用され、表面層4として
は不織布の繊維同士を樹脂でバインダー接着した樹脂接
着不織布が使用される。
【0023】また、上記不織布の繊維同士を接着する樹
脂の中に、例えば酸化アルミや酸化珪素等の研磨剤を適
当量混入することによって、表面層4に研磨性を持たせ
る場合もある。
【0024】4aは上記不織布を用いた表面層4の継ぎ
目であって、不織布として菱形に形成したものを使用す
ることにより、この継ぎ目を図示したように螺旋状に造
って、バッフイング時或は洗浄時に床面に前進方向のス
ジが残らないように構成されている。
【0025】図3は本発明に係るロール状パッドの他の
実施の形態を示した斜視図、図4はその側面図を示した
ものであって、図中、5は上述したクッション層3の外
周面に形成したマジックファスナー製(マジックテープ
製)の接着層5,5a…は接着層を構成するマジックフ
ァスナーの各接着糸であって、この接着層5の外周面に
取付けられる表面層4は、その不織布の繊維を上記各接
着糸5a…にからませた状態で剥離自在に接着される仕
組に成っている。
【0026】尚、図3と図4に於いて、上記図1と図2
に示したものと同じ部材は同一の符号を付すことによっ
て、その説明を省略する。
【0027】本発明に係るロール状パッドは以上述べた
如き構成であるから、全体を細長いロール状に形成した
点、並びに、不織布を用いた表面層4の下地にスポンジ
製のクッション層3を介在した点で、パッドの真下の接
触圧を最も強くし、その前後の接触圧を徐々に弱めるた
め、この徐々に弱まる接触圧によって床面上に残ったバ
ッフイング或は洗浄の筋目を消して、床面をきれいに仕
上げることができると共に、負荷を受ける面積を少くし
てパッド単位面積当りの接地圧をソフトな状態で大幅に
増加できるから、優れたバッフイング効果及び洗浄効果
を発揮することができ、更に、クッション層3のクッシ
ョン作用によって上記の仕上げ効果をより高める一方、
表面層4を床面の細かなピッチの凹凸にも追従して、バ
ッフイングむら或は洗浄むらのない状態に床面を仕上げ
ることができる。
【0028】更に本発明では、表面層4として樹脂で繊
維同士をバインダー接着した樹脂接着不織布を使用して
いるため、繰返しの使用、及び、洗濯にも型崩れのしな
い丈夫で長持ちするパッドを提供できると共に、この樹
脂に対する研磨剤の混入量を加減調節することにより、
このパッドを床面の洗浄に使用したり、床面のバッフイ
ングと洗浄を兼ねるものにすることができるため、混入
量の異なるパッドを複数種用意して、床面の状況或は清
掃の目的に合せてこれ等を使い分けることが可能であ
る。
【0029】また本発明によれば、表面層4をマジック
ファスナーを用いた接着層5に接着する構造にすること
により、表面層4が痛んだり摩耗した場合には、パッド
自身を交換せずに表面層4のみを剥離して交換できる経
済性も備えている。
【0030】
【発明の効果】以上述べた次第で、本発明に係るロール
状パッドによれば、パッドの接地圧が高い割に床面をソ
フトにバッフイング又は洗浄して、床面に筋目を残さな
いように優れたバッフイング効果及び洗浄効果を発揮で
きるものであって、パッドに掛る負荷を少くしてモータ
及びバッテリの小型化を図り、床面艶出し機又は床面洗
浄機の全体を小型化できる利点を備えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロール状パッドの斜視図である。
【図2】同じくロール状パッドの側面図である。
【図3】本発明の他の実施例に係るロール状パッドの斜
視図である。
【図4】同じくロール状パッドの側面図である。
【符号の説明】
1 ロール状パッド 2 ロール軸 3 クッション層 4 表面層 5 接着層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−10565(JP,A) 実開 昭57−128963(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 11/18 D04H 13/00 D06M 17/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全体をロール状に形成し、これをモータ
    で高速回転して床面のバッフイング又は洗浄を行うロー
    ル状パッドであって、 上記パッドの芯材を硬質のロール軸を用いて構成する一
    方、ロール軸の外周面にはスポンジ等のクッション材を
    用いたクッション層を形成し、且つ、このクッション層
    の外周面にマジックファスナーを用いた接着層を形成し
    て、この接着層の外周面に不織布を用いた表面層を剥離
    自在に接着したことを特徴とするロール状パッド。
  2. 【請求項2】 表面層を構成する不織布として、繊維同
    士を樹脂を用いてバインダー接着した樹脂接着不織布を
    使用したことを特徴とする請求項1記載のロール状パッ
    ド。
  3. 【請求項3】 表面層を構成する不織布として、繊維同
    士を研磨剤を入れた樹脂でバインダー接着した樹脂接着
    不織布を使用したことを特徴とする請求項1又は2記載
    のロール状パッド。
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