JP2018528443A - 電柱用鉄筋破断検出装置 - Google Patents

電柱用鉄筋破断検出装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、電柱用鉄筋破断検出装置に関し、電柱の円周方向の外面に沿って密着し、電柱(1)内に埋設された複数の鉄筋(3)と対応する位置で、鉄筋(3)から発生する電場を検出する検出ユニット(10)と、検出ユニット(10)が検出した鉄筋(3)に対する磁場データの印加を受けて保存するデータロガーユニット(20)と、データロガーユニット(20)に保存された磁場データの磁場の変化量に基づいて鉄筋(3)の破断状態を検出する破断状態検出部(30)とを含む。本発明は、複数の鉄筋破断状態検出作業を同時に行うことができ、直径の異なるさまざまな電柱に対する鉄筋破断状態検出作業も容易に行うことができるという利点がある。
【選択図】図3

Description

本発明は、電柱用鉄筋破断検出装置に関し、より詳細には、コンクリート電柱などの内部に鉄筋が埋設された構造物から鉄筋破断を検出することができる電柱用鉄筋破断検出装置に関する。
一般に、配電線路に用いられる支持物は、ほとんどがコンクリート電柱であって、プレストレスト(P.S)コンクリート構造となる。P.Sコンクリート電柱は、長期使用の際に、電柱内部の鉄筋が破断する原因によってコンクリートが倒壊する事故が発生する。
P.Sコンクリート構造は、曲げモーメントを鉄筋の引張力で支持するように設計されるので、電柱内部の鉄筋が破断して引張力を失ってしまうと、コンクリート電柱が倒壊する事故が発生する。
最近、コンクリート電柱を交換するために、作業者が電柱に接続されたケーブルを切断すると、力のバランスの崩れに伴い電柱が突然倒壊して安全事故が発生した事例がある。
P.Sコンクリート電柱を使用する韓国の場合、電柱に変圧器、開閉器などのさまざまな装置が設置されているので、コンクリート内部の鉄筋が破断することによる事故発生の危険が非常に高い。よって、コンクリート内部の鉄筋が破断することを診断して、倒壊事故が発生する前に電柱を交換または補強することが必要である。
これに関連した先行特許として、韓国公開特許第10−2014−0042240号(2014年4月7日公開)がある。
ところが、先行特許は、スマートフォン機能の一つであるセンサーを用いてコンクリート電柱内の鉄筋破断部位を診断する方法であって、破断部の近くでのみ鉄筋破断を診断することができるため、遠隔地では鉄筋破断を診断することが難しいという問題点がある。
すなわち、図1aに示すように、コンクリート電柱1の地表面2の上部で鉄筋破断Pが発生すると、コンクリート電柱1にセンサーを接触させて鉄筋破断有無の検出が可能であるが、図1bに示すように、コンクリート電柱1の地表面2の下部で鉄筋破断Pが発生すると、センサーの接触が不可能であって鉄筋破断の検出が不可能である。
また、先行特許は、複数の鉄筋を検査するために電柱の外表面に円周に沿ってセンサーを順次配置しなければならないだけでなく、鉄筋を長さ方向に検査するために上下方向に移動しながら鉄筋破断状態を検査しなければならないので、作業時間が増大しながら作業性が大幅に低くなるという問題点がある。
韓国公開特許第10−2014−0042240号
そこで、本発明の目的は、内部に鉄筋が埋設された構造物、例えばコンクリート電柱などから、電柱の外面に沿って密着接触して、複数の鉄筋から発生する磁場を検出することにより、複数の鉄筋破断状態を同時に検出することができるようにした電柱用鉄筋破断検出装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、直径の異なる様々な電柱に対する鉄筋破断状態検出作業も検出ユニットの交換なしで容易に実施することができるようにした電柱用鉄筋破断検出装置を提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明の特徴によれば、本発明は、電柱の円周方向の外面に沿って密着し、前記電柱内に埋設された複数の鉄筋と対応する位置で、前記鉄筋から発生する電場を検出する検出ユニットと、前記検出ユニットが検出した鉄筋に対する磁場データの印加を受けて保存するデータロガーユニットと、前記データロガーユニットに保存された磁場データの磁場の変化量に基づいて前記鉄筋の破断状態を検出する破断状態検出部とを含む。
前記検出ユニットは、作業者に把持領域を提供する把持部と、前記把持部の一側に回動自在に結合し、湾曲するように形成され、一側面が前記電柱の円周方向の外面に沿って密着する検出本体と、前記検出本体の長さ方向に沿って一定間隔ごとに設置される複数の電場検出部とを含んでいてもよい。
前記検出本体は、複数の回動ブロックを固定部材を介して相互回動自在に結合して湾曲するように形成されていてもよい。
前記固定部材は、ボルト・ナット方式で構成され、隣接する回動ブロックと回動ブロックとの結合状態を固定するものであってもよい。
前記電場検出部は前記回動ブロックに設置されるものであってもよい。
前記検出ユニットは、作業者に把持領域を提供する把持部と、前記把持部から延びた一側に固定され、他側が前記把持部から遠ざかる方向に湾曲するように延びるステビライザーバーと、一側が前記把持部から延びた一側に回動自在に結合し、他側が前記ステビライザーバーに弾性手段を介して連結され、一側面が前記電柱の円周方向の外面に弾性変形によって密着する検出本体と、前記検出本体の長さ方向に沿って一定間隔ごとに設置される複数の電場検出部とを含んでいてもよい。
前記検出本体は、回動部材を介して相互回動自在に結合する複数のチェーンブロックと、前記チェーンブロック同士の間を通過して連結される弾性バンドとを含んでいてもよい。
前記電場検出部は前記チェーンブロックに設置されていてもよい。
本発明は、電柱の外面に沿って密着接触して、電柱内に埋設された複数の鉄筋と対応する位置で、鉄筋から発生する電場を検出する。よって、複数の鉄筋破断状態を同時に検出することができるので、作業性を大幅に向上させることができるという効果がある。
また、本発明は、検出本体が複数の回動ブロックを結合して形成され、各回動ブロックの角度を固定して電柱の外周面に密着する。したがって、検出ユニットの交換なしで直径の異なる様々な電柱に対する鉄筋破断状態検出作業を容易に行うことができるという効果がある。
また、本発明は、検出本体が複数のチェーンブロックを結合して形成され、弾性手段及び弾性バンドを用いて弾性変形によって電柱の外周面に密着する。よって、上部から下部へ行くほど直径が次第に大きくなり、上部と下部の外径が異なる電柱に対する鉄筋破断状態検出作業も容易に行うことができるという効果がある。
コンクリート電柱の地表面上部部分に対する鉄筋破断例を示す図である。 コンクリート電柱の地表面下部部分に対する鉄筋破断例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る電柱用鉄筋破断検出装置を示す図である。 本発明の一実施形態に係る電柱用鉄筋破断検出装置を示す図である。 本発明の一実施形態を電柱の円周方向の外面に沿って密着させて鉄筋破断を検出する方法を示す図である。 本発明に係る電柱用鉄筋破断検出装置を用いて磁場を検出した複数の鉄筋に対する磁場データを示すグラフである。 本発明の他の実施形態に係る電柱用鉄筋破断検出装置を示す図である。 本発明の他の実施形態を電柱の円周方向の外面に密着させて鉄筋破断を検出する方法を示す図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
[一実施形態]
本発明の一実施形態に係る電柱用鉄筋破断検出装置は、図2及び図3に示すように、検出ユニット10が、データロガーユニット20及び破断状態検出部30を含む。
図4に示すように、検出ユニット10は、電柱1の円周方向の外面に沿って密着し、電柱1内に埋設された複数の鉄筋3と対応する位置で鉄筋3からの電場を検出する。
電柱1の内部には、複数の鉄筋3が円形の形状に一定の間隔で埋設される。電柱1の内部に埋設された鉄筋3の長さは、地表面から底部まで略2.5m(16mの電柱の場合)となる。
上述したような場合、電柱1の円周方向の外面に沿って密着して上下方向に移動しながら、電柱1内に埋設された複数の鉄筋3に対する磁場を検出すると、電場の変化量に基づいて複数の鉄筋3破断状態検出処理を同時に行うことができる。
その原理は、鉄筋3の長さ方向に電場変化量が急激な部分で鉄筋3が破断状態であることを検出することができる。
また、電柱1の一定の高さで円周方向の外面に沿って密着して、電柱1内に埋設された複数の鉄筋3に対する磁場を検出すると、相対的な電場の強度に基づいて、地表面下部の鉄筋3が破断した場合でも検出することができる。
その原理は、電柱1の地表面上部の一定高さで円周方向に複数の鉄筋3に対する磁場データを検出すると、これをグラフで示し、電場の強度を比較して破断状態の鉄筋を診断することができる。
地表面下部の鉄筋が破断した場合でも、破断した鉄筋は、破断していない鉄筋との間で電場強度の差が生じるので検出することができる。
円周方向別の鉄筋3の磁場強度を比較すると、破断していない鉄筋は、ほぼ同一の磁場強度を示すが、いずれか一つの部分が破断した鉄筋の場合、磁場強度が破断していない鉄筋とは差が生じる。
検出ユニット10は、把持部11、検出本体13及び磁場検出部19を含む。
把持部11は、作業者が検出本体13を電柱1の上下方向に移動させることができるように、作業者に把持領域を提供する部分である。把持部11は、作業者が把持しやすいように、所定の長さを有するバー形状に形成することができる。
検出本体13は把持部11の一側に回動自在に結合する。検出本体13は、磁場検出部19の設置領域を提供するとともに、電柱1の外面に密着して、電柱1の内部に埋設された鉄筋3の磁場を電場検出部19が検出することができるようにする。
検出本体13は、電柱1の円周方向の外面と対応する形状に湾曲するように形成することができる。検出本体13は、湾曲するように形成されることにより、一側面を電柱1の円周方向の外面に沿って密着させることができる。
検出本体13は、複数の回動ブロック15を固定部材17を介して相互回動自在に結合して湾曲するように形成することができる。
固定部材17は、回動ブロック15を連結して検出本体13を形成するとともに、相互に連結された回動ブロック15の角度を固定して、電柱1に埋設された鉄筋3と対応する位置に後述の磁場検出部19が配置されるようにする。
図3に示すように、各回動ブロック15の両端には、固定部材17が結合する通過孔16が設けられ、固定部材17は、一般なボルト17a・ナット17b方式で構成できる。
固定部材17は、互いに隣接する回動ブロック15aと回動ブロック15bの通過孔16に結合して回動ブロック15aと回動ブロック15bとの結合状態を固定することができる。
磁場検出部19は、検出本体13の長さ方向に沿って一定間隔ごとに設置される複数個から構成できる。
具体的には、磁場検出部19は、複数の回動ブロック15の一側にそれぞれ設置され、複数の回動ブロック15が電柱1の外面に密着した状態で、鉄筋3から発生する電場を検出する。磁場検出部19は、各回動ブロック15の一側に埋め込み設置できる。本実施形態において、磁場検出部19は各回動ブロック15の中央に埋め込み設置される。
磁場検出部19は、電磁誘導現象によって鉄筋3から発生する電流である磁場を測定する磁気センサーであり得る。
上述したように、検出本体13は、回動ブロック15を複数個結合して電柱1の外面を円周方向に囲むように形成することができる。ところが、検出本体13は、磁場検出の際に、隣接する磁場検出部19同士の間で発生するノイズを考慮すると、電柱の円周サイズの略1/2程度の長さに形成することが好ましい。
データロガーユニット20は、検出ユニット10が検出した鉄筋3に対する磁場データの印加を受けて保存する。データロガーユニット20は、検出ユニット10と電気的に接続され、実質的に検出ユニット10の磁場検出部19が検出した鉄筋3に対する磁場データの印加を受けて保存する。
破断状態検出部30は、データロガーユニット20に保存された磁場データの磁場の変化量に基づいて鉄筋の破断状態を検出する。具体的に、破断状態検出部30は、データロガーユニット20と電気的に接続され、データロガーユニット20に保存された磁場データの伝送を受けることができ、データロガーユニット20に保存された磁場データの磁場の変化量に基づいて鉄筋の破断状態を検出する。
以下、本発明の作用について説明する。
まず、検出本体を電柱の円周方向の外面に沿って密着させて鉄筋破断を検出する方法を説明する。
このため、図4に示すように、作業者が把持部11を把持した状態で、複数の回動ブロック15のうち、把持部11に回動自在に結合した回動ブロック15の一側面を電柱1の外面に支持する。
次いで、残りの複数の回動ブロック15を電柱1の外面と密着する方向に回動させることにより、複数の回動ブロック15の一側面を電柱1の外面に密着させる。
次いで、各回動ブロック15同士を連結している固定部材17、すなわち、ボルトとナットを締めて、回動ブロック15が回動した状態を固定する。
それにより、複数の回動ブロック15からなる検出本体13が電柱1の外面に密着した状態が維持でき、各回動ブロック15に設置された磁場検出部19は、それに対応する位置にある鉄筋3の磁場を検出することができる。
その後、把持部11を上方に移動させるにつれて複数の回動ブロック15が上方に移動して、電場検出部19が鉄筋3の磁場を長さ方向に検出する。
つまり、把持部11が上方に移動すると、把持部11に連結された複数の回動ブロック15が電柱1の外面と接触した状態で上方に移動するので、各鉄筋3から発生する磁場を鉄筋3の長さ方向に沿って検出することができる。
磁場検出部19が検出した鉄筋3に対する磁場データは、データロガーユニット20に保存される。
また、破断状態検出部30は、データロガーユニット20に保存された磁場データに基づいて各鉄筋3に対する磁場変化を検出し、磁場の変化量に基づいて鉄筋の破断状態を検出する。
例えば、複数の鉄筋のうちのいずれかに対する長さ方向の磁場データを示したとき、磁場の変化量が急激な部分で鉄筋が破断状態であることを検出することができる。
また、電柱の地表面上部の一定高さで円周方向に検出した複数の鉄筋に対する磁場データを比較したとき、電場強度に差がある場合、把持部11を上方に把持して移動させなくても、破断状態の鉄筋を診断することは可能である。
上述したように、本発明は、検出本体13が電柱1の外面に沿って密着接触して、複数の鉄筋3と対応する位置で鉄筋3からの電場を検出することにより、複数の鉄筋破断状態を同時に検出することができる。
また、検出本体13は、回動ブロック15の角度を固定して電柱1の外周面に密着するので、直径の異なる様々な電柱1に対する鉄筋破断状態検出作業も容易に行うことができる。
一方、図5には本発明の一実施形態を適用して磁場を検出した複数の鉄筋に対する磁場データが示されている。これを参照すると、磁場の変化量が急激な部分が確認されるが、磁場の変化量が急激な部分で鉄筋が破断状態であることを検出する。
[他の実施形態]
他の実施形態は一実施形態と比較して検出ユニットの構成に違いがあるので、検出ユニットの構成についてのみ詳細に説明する。
図6に示すように、検出ユニット40は、把持部41、ステビライザーバー43、検出本体47及び電場検出部55を含む。
把持部41は、作業者がステビライザーバー43及び検出本体47を電柱1の上下方向に移動させることができるように、作業者に把持領域を提供する部分である。
把持部は、作業者が把持しやすいように、所定の長さを有するバー形状に形成することができる。また、把持部41は、プラスチック材質などで構成して、作業者が把持しやすくすることができる。
ステビライザーバー43は、検出本体47を支持するためのものである。ステビライザーバー43は、検出本体47が電柱1の外面に密着するときに弾性変形できる空間を提供するように形成される。ステビライザーバー43は、把持部41から延びる一側に固定され、他側は把持部41から遠ざかる方向に湾曲するように延設される。
ステビライザーバー43の一側は、把持部41から延びる一側にボルトなどを用いて固定できる。ステビライザーバー43の他側には固定孔43aが設けられる。固定孔43aには、検出本体47の他側を固定するための連結部46が掛けられて固定できる。ステビライザーバー43は、剛性確保のために、金属材質で形成できる。
検出本体47は、磁場検出部55の設置領域を提供するとともに、電柱1の外面に密着して、電柱1の内部に埋設された鉄筋3の磁場を磁場検出部55が検出することができるようにする。
検出本体47は、一側は把持部41から延びる一側に回動自在に結合し、他側はステビライザーバー43に弾性手段45を介して連結される。また、検出本体47は、一側面が電柱の円周方向の外面に弾性変形によって密着する。
弾性手段45は、検出本体47の他側に結合するスプリングであり得る。スプリングは、一側が検出本体47の他側に結合し、他側が連結部46に固定される。連結部46は、紐状をし、ステビライザーバー43の固定孔43aに掛けて固定することにより、検出本体47の他側をステビライザーバー43に固定し、検出本体47がステビライザーバー方向に弾性変形できるようにする。
検出本体47は複数のチェーンブロック49と弾性バンド53を含む。
検出本体47は、チェーンブロック49を連結して検出本体47を形成するとともに、相互に連結されたチェーンブロック49の角度が弾性変形によって調節され、電柱に埋設された鉄筋3と対応する位置に後述の磁場検出部55が配置されるようにする。
チェーンブロック49は、略「H」字状をし、先端が相手側のチェーンブロック49の後端の回動部51に嵌め込まれて固定される方式で相互連結されてもよい。或いは、チェーンブロック49の先端を相手側のチェーンブロック49の後端と重なり合うように配置した後、重なり合った部分を回動部51で固定する方式で相互連結されてもよい。
回動部51は、互いに隣接するチェーンブロック49とチェーンブロック49とを連結してチェーンブロック49とチェーンブロック49との結合状態を固定することができる。
弾性バンド53は、チェーンブロック4同士の間を交差通過して連結される。弾性バンド53は、検出本体47が電柱1の円周方向の外面に密着する方向に弾性力を提供する。弾性バンド53は、チェーンブロック49同士の間を通過するように設置した後、末端を接着剤などを用いて弾性バンド53と固定することができる。
検出本体47は、電柱の外面に密着させると、弾性手段45によってステビライザーバー43の方向に押されながら各チェーンブロック49の角度が調整されて電柱1の外面と対応する。この過程でチェーンブロック49同士の間を通過するように設置された弾性バンド53が各チェーンブロック49を円周方向に押すことにより、検出本体47が電柱の外面に密着することができる。
つまり、検出本体をステビライザーバー方向に弾性変形させる弾性手段と、検出本体を電柱方向に押す弾性バンドとが相互作用して、検出本体を電柱の外面に密着させるのである。
もし弾性バンドを設置せずに弾性部材のみを設置すると、電柱の外周に沿って検出本体47が電柱1の外面に密着し難く、電柱1と検出本体47との間の浮き上がる部分が発生するおそれがある。
磁場検出部55は、検出本体47の長さ方向に沿って一定間隔ごとに設置される複数個から構成できる。
具体的には、磁場検出部55は、複数のチェーンブロック49の一側にそれぞれ設置され、複数のチェーンブロック49が電柱1の外面に密着した状態で、鉄筋3から発生する電場を検出する。磁場検出部55は、各チェーンブロック49の一側に埋め込み設置できる。本実施形態において、磁場検出部55は各チェーンブロック49の中央に埋め込み設置される。
磁場検出部55は、電磁誘導現象によって鉄筋3から発生する電流である磁場を測定する磁気センサーであり得る。
把持部41から延びた一側に受信部57がさらに備えられる。受信部57は、磁場検出部55が検出した電場信号を受け取り、データロガーユニット20へ伝達する。受信部57は、ボックス形状をし、内部には電場信号を受信するための様々な装置が備えられ得る。
以下、他の実施形態の作用を説明する。
まず、検出本体を電柱の円周方向の外面に沿って密着させて鉄筋破断を検出する方法を説明する。
このため、図7に示すように、作業者が把持部41を把持した状態で検出本体を電柱の外面に密着させる。
検出本体47を電柱1の外面に密着させると、検出本体47は、弾性手段45によってステビライザーバー43の方向に押されながら各チェーンブロック49の角度が調整されて電柱1の外面と対応する。この過程で、チェーンブロック49同士の間を通過するように設置された弾性バンド53が各チェーンブロック49を電柱方向に押すことにより、検出本体47が電柱1の外面に密着した状態が維持でき、各チェーンブロック49に設置された磁場検出部55は、それと対応する位置にある鉄筋3の磁場を検出することができる。
その後、把持部41を上方に移動させるにつれて複数のチェーンブロック49がステビライザーバー43と一緒に上方に移動し、電場検出部55が鉄筋3の磁場を長さ方向に検出することができる。
把持部41を上方に移動させる過程で電柱1の直径が変わる場合でも、弾性バンド53が各チェーンブロック49を電柱方向に押すことにより、検出本体47が電柱の外面に密着した状態が維持できる。それにより、各鉄筋3から発生する電場を鉄筋3の長さ方向に沿って検出することができる。
磁場検出部55が検出した鉄筋3に対する磁場データは、受信部57へ伝達された後、データロガーユニット20に保存される。
また、破断状態検出部30は、データロガーユニット20に保存された磁場データに基づいて各鉄筋3に対する磁場変化を検出し、磁場の変化量に基づいて鉄筋の破断状態を検出することができる。
上述したように、他の実施形態は、電柱の外周に対応するように検出本体の角度を調整する作業を行わなくてもよいので、使用が簡便である。
また、上部の直径と下部の直径とが異なる電柱1において検出本体47を電柱1の外面に接触した状態で上方に移動させる場合でも、検出本体47が電柱1の外面に密着した状態を常に維持することができるため、磁場の検出が容易である。
本発明の権利範囲は、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載されたところによって定義され、本発明の技術分野における通常の知識を有する者が、請求の範囲に記載された権利範囲内で様々な変形及び改変を行うことができるのは自明のことである。

Claims (8)

  1. 電柱の円周方向の外面に沿って密着し、前記電柱内に埋設された複数の鉄筋と対応する位置で、前記鉄筋から発生する電場を検出する検出ユニットと、
    前記検出ユニットが検出した鉄筋に対する磁場データの印加を受けて保存するデータロガーユニットと、
    前記データロガーユニットに保存された磁場データの磁場の変化量に基づいて前記鉄筋の破断状態を検出する破断状態検出部とを含むことを特徴とする、電柱用鉄筋破断検出装置。
  2. 前記検出ユニットは、
    作業者に把持領域を提供する把持部と、
    前記把持部の一側に回動自在に結合し、湾曲するように形成され、一側面が前記電柱の円周方向の外面に沿って密着する検出本体と、
    前記検出本体の長さ方向に沿って一定間隔ごとに設置される複数の電場検出部とを含むことを特徴とする、請求項1に記載の電柱用鉄筋破断検出装置。
  3. 前記検出本体は、複数の回動ブロックを固定部材を介して相互回動自在に結合して湾曲するように形成されることを特徴とする、請求項2に記載の電柱用鉄筋破断検出装置。
  4. 前記固定部材は、ボルト・ナット方式で構成され、隣接する回動ブロックと回動ブロックとの結合状態を固定することを特徴とする、請求項2に記載の電柱用鉄筋破断検出装置。
  5. 前記電場検出部は前記回動ブロックに設置されることを特徴とする、請求項3に記載の電柱用鉄筋破断検出装置。
  6. 前記検出ユニットは、
    作業者に把持領域を提供する把持部と、
    前記把持部から延びた一側に固定され、他側が前記把持部から遠ざかる方向に湾曲するように延びるステビライザーバーと、
    一側が前記把持部から延びた一側に回動自在に結合し、他側が前記ステビライザーバーに弾性手段を介して連結され、一側面が前記電柱の円周方向の外面に弾性変形によって密着する検出本体と、
    前記検出本体の長さ方向に沿って一定間隔ごとに設置される複数の電場検出部とを含むことを特徴とする、請求項1に記載の電柱用鉄筋破断検出装置。
  7. 前記検出本体は、
    回動部材を介して相互回動自在に結合する複数のチェーンブロックと、
    前記チェーンブロック同士の間を通過して連結される弾性バンドとを含むことを特徴とする、請求項6に記載の電柱用鉄筋破断検出装置。
  8. 前記電場検出部は前記チェーンブロックに設置されることを特徴とする、請求項7に記載の電柱用鉄筋破断検出装置。
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