JP3163378U - 鉄筋破断検査装置 - Google Patents

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直也 松野
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Abstract

【課題】安価であるとともに、鉄筋破断箇所の検出に、広い範囲の探査が不要な、コンクリート電柱など、鉄筋を内部に有する鉄筋コンクリートの、鉄筋破断検査装置を提供する。【解決手段】空隙42を有する弧状の鉄芯40と、空隙に設けられたホール素子50とを備えて構成される。鉄芯は、磁束を集束する。ホール素子は、鉄芯に集束された磁束に応じた電気信号を出力する。また、ホール素子から出力される電気信号を増幅するオペアンプ60を備える。【選択図】図1

Description

この考案は、コンクリート電柱など、鉄筋を内部に有する鉄筋コンクリートの、鉄筋破断箇所を検出する鉄筋破断検査装置に関する。
コンクリート電柱などの鉄筋コンクリートの鉄筋を、強力な永久磁石等で外部から磁化させると、鉄筋破断箇所から磁束が漏れる。この漏れ出る磁束(以下、単に漏れ磁束と称する。)は微量であるため、この微量の漏れ磁束を測定して、鉄筋破断箇所を検出する装置として、MIセンサまたはフラックスゲート型センサが用いられている(例えば、特許文献1参照)。
また、汎用的な磁界センサとしてホール素子が知られている。
特許第3734822号公報
しかしながら、MIセンサ又はフラックスゲート型センサを用いる鉄筋破断検査装置は、高価であるので、多数導入することは容易ではない。
一方、ホール素子を用いる場合、素子からの出力信号に対する増幅率を高める必要があるので、安定度が低くなり、その結果、調整が難しいという課題がある。
さらに、従来技術では、鉄筋自体の位置が分からないため、鉄筋破断箇所を検出するために、鉄筋コンクリートの表面全体など、広い範囲を探査する必要がある。
この考案は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、この考案の目的は、安価であるとともに、鉄筋破断箇所の検出に、広い範囲の探査が不要な、鉄筋破断検査装置を提供することにある。
上述した目的を達成するために、この考案の鉄筋破断検査装置は、空隙を有する弧状の鉄芯と、空隙に設けられたホール素子とを備えて構成される。鉄芯は、磁束を集束する。ホール素子は、鉄芯に集束された磁束に応じた電気信号を出力する。
この考案の鉄筋破断検査装置は、分割型直流電流センサとして知られるホールCTの、ホール素子を内蔵する部分を利用して構成することができるので、安価での提供が可能である。また、この考案の鉄筋破断検査装置によれば、鉄筋破断箇所以外の場所での磁束を測定できるので、鉄筋位置が分かり、この結果、鉄筋に沿った位置の探査で鉄筋破断箇所を検出することができる。すなわち、この考案の鉄筋破断検査装置を用いると、広い範囲の探査が不要になる。
この考案の鉄筋破断検査装置の模式図である。 鉄筋破断検査方法を説明する模式図である。
以下、図を参照して、この考案の実施の形態について説明するが、各構成要素の形状、大きさ及び配置関係については、この考案が理解できる程度に概略的に示したものに過ぎない。また、以下、この考案の好適な構成例につき説明するが、各構成要素の材質及び数値的条件などは、単なる好適例にすぎない。従って、この考案は以下の実施の形態に限定されるものではなく、この考案の構成の範囲を逸脱せずにこの考案の効果を達成できる多くの変更又は変形を行うことができる。
(構成)
図1を参照して、この考案の鉄筋破断検査装置について説明する。図1は、この考案の鉄筋破断検査装置の模式図である。図1(A)は、外観を示している。また、図1(B)は、内部の基本構成図である。
鉄筋破断検査装置10は、コンクリート電柱など、鉄筋を内部に有する鉄筋コンクリートの、鉄筋破断箇所を検出するのに用いることができる。
鉄筋破断検査装置10は、内部に鉄筋破断検出回路を備えるとともに、電源回路20、信号強度を示すレベルメータ30、鉄筋破断箇所の検出を知らせるブザー(図示を省略する。)等を備えている。
鉄筋破断検査回路11は、空隙42を有する弧状の鉄芯(コア)40と、空隙42に設けられたホール素子50とを備えて構成される。
鉄芯40は、周囲の磁束を集束する。ホール素子50は、いわゆるホール効果を利用して磁界を検出する素子であり、鉄芯40に集束された磁束に応じた電気信号を出力する。この電気信号の信号強度と極性は、磁界の強さとその向きを示している。
鉄筋破断検査回路11は、ホール素子50から出力される電気信号を増幅する演算増幅器(オペアンプ)60を備えるのが良い。
なお、鉄芯40が一度磁化されると、残留磁束が発生するので、その値によりゼロ点が変化することがある。また、ホール素子50の出力電圧レベルは低いため、電源電圧の変化や、残留磁束により、鉄筋破断個所の検出に影響を及ぼす恐れがある。また、鉄筋破断検査装置10を、鉄芯を備えない構成とした場合であっても、センサが収納されるケースに用いられるネジの磁化や、電池電圧の変動などにより、測定ごとにゼロ点調整を行う必要がある。
これに対し、鉄筋破断検査回路11は、従来周知の、分割型直流電流センサとして用いられるホールCT(例えば、U_RD社のHCS−AP−CLシリーズや、HCS−APCLSシリーズ)を用いて構成する、すなわち、ホールCTを構成する鉄芯を分割した一方の、ホール素子を内蔵する部分を用いて構成することができる。このような分割型電流センサを用いて鉄筋破断検査装置を構成すると、ゼロ点変動や、電源電圧の変動が抑制され、安定度が優れる。
この考案の鉄筋破断検査装置は、分割型直流電流センサとして知られるホールCTを分割して得られる一方の、ホール素子を内蔵する部分を利用して構成することができるので、安価での提供が可能である。
(検査方法)
図2を参照して、この鉄筋破断検査装置10を用いた、検査方法を説明する。図2は、鉄筋破断検査方法を説明する模式図である。図2(A)は、鉄筋を磁化させる過程を示している。図2(B)は、この考案に係る鉄筋破断検査装置を用いた場合の例を示し、図2(C)は、比較のため、従来の検査装置を用いた場合の例を示している。なお、図2(A)、(B)及び(C)では、断面を示すハッチングを省略している。
この検査方法では、先ず、コンクリート電柱など、鉄筋110を内部に有する鉄筋コンクリート100の表面100a上で永久磁石120を動かして、内部の鉄筋110を磁化させる。この場合、両端にN極及びS極を有する永久磁石120を、その磁力線の方向が鉄筋110の延在方向(図2(A)中、矢印Iで示す。)となるように配置し、鉄筋110の延在方向に動かす(図2(A))。
次に、この考案に係る鉄筋破断検査装置を用いて、鉄筋破断箇所の探索を行う(図2(B))。この過程では、弧状の鉄芯40の両端部40a及び40bを結ぶ方向が、鉄筋110の延在方向となるように、鉄筋破断検査装置を配置する。なお、図2(B)では、鉄筋破断検査装置として、鉄芯40及びホール素子50を示している。
鉄筋破断検査装置を、鉄筋110の延在方向に直交する方向に、鉄筋コンクリート100の表面上を動かすなどして、磁化された鉄筋110に起因する磁界を検出すると、磁界の強さなどから鉄筋位置がわかる。その後、鉄筋110に沿って、鉄筋破断検査装置を動かすと、鉄筋破断箇所(図2(B)中、Aで示す。)において、鉄芯40に集束される磁束の向きが反転する。すなわち、鉄筋破断箇所以外(図2(B)中、Bで示す。)では、鉄芯40の一方の端部40aがS極となるのに対し、鉄筋破断箇所では、鉄芯40一方の端部40aがN極となる。従って、この鉄芯40に集束される磁束の向きと強さの変化により、鉄筋破断箇所を検出することができる。
従来の鉄筋破断検査装置では、磁気センサ90を2つ用いて、鉄筋破断箇所付近に発生する、極性の異なる漏れ磁束を検出している(図2(C))。この場合、磁気センサ90は、鉄筋コンクリート100の表面100aに対して直角方向の磁束を測定するので、鉄筋破断箇所付近(図2(C)中、Aで示す。)でしか磁束の検出ができない。従って、鉄筋破断箇所を検出するにあたり、鉄筋コンクリートの表面全体にわたる広い範囲を探索する必要がある。
これに対し、この考案の鉄筋破断検査装置によれば、磁化された鉄筋に起因する磁界を、鉄筋破断箇所以外の場所においても検出できるので、鉄筋位置が分かり、この結果、鉄筋110に沿った位置の探査によって、鉄筋破断箇所を検出することができる。すなわち、この考案の鉄筋破断検査装置によれば、鉄筋位置が分かった後は、鉄筋コンクリートの表面のうち、鉄筋に沿った場所の探査のみで良く、広い範囲の探査が不要になる。
10 鉄筋破断検査装置
11 鉄筋破断検査回路
20 電源回路
30 レベルメータ
40 鉄芯
42 空隙
50 ホール素子
60 演算増幅器(オペアンプ)

Claims (3)

  1. 磁束を集束する、空隙を有する弧状の鉄芯と、
    前記鉄芯に集束された磁束に応じた電気信号を出力する、前記空隙に設けられたホール素子と
    を備えて構成される鉄筋破断検査装置。
  2. 前記ホール素子から出力される電気信号を増幅する演算増幅器
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の鉄筋破断検査装置。
  3. 当該鉄筋破断検査装置は、
    ホールCTを構成する鉄芯を分割して得られる一方の、ホール素子を内蔵する部分を用いて構成される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の鉄筋破断検査装置。
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