JP2803251B2 - マーカ方式 - Google Patents

マーカ方式

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はマーカ方式に関し、特にILS(Instrument La
nding System)の構成要素として、平行な滑走路を有す
る空港で運用するマーカ方式に関する。
〔従来の技術〕
従来、複数の平行な滑走路を有する空港にあってILS
のマーカを設置する場合には、平行な滑走路の中心線と
直交する直線を含む地面に垂直な面内に進入端からそれ
ぞれ予め規定された距離ごとに1台ずつマーカを設置す
る。これら2台の送出するマーカ信号の混信を防止する
には、2台のマーカの送信周波数差を航空機に装備する
マーカ受信機の受信帯域内に含まれるようにし、感度抑
圧効果を利用して互いの混信を防止するか、もしくは前
述した滑走路の中心線の延長線と直交する直線を含む地
面に垂直な面内の指向性を尖鋭にすることによって混信
を防止する2通りの方法が利用されていた。
滑走路端から所定の距離を示す上向きの指向性パター
ンを放射するマーカは、基本的には滑走路に近い点から
遠い方に、順次インナマーカ,ミドルマーカ、アウタマ
ーカが配設され、それぞれ75MHzの搬送波が固有の識別
符号で振幅変調されたものが利用される。
第3図は従来のマーカ方式の第一例の構成を示す平面
図,第4図は第3図のマーカ方式の覆域8a,8bのB−
B′線断面図である。第3図は相隣る平行な航走路9a,9
bの進入端が同一線上にある場合を例とし、これら滑走
路9a,9bの中心点の延長線上の対象な位置に配設したマ
ーカ7a,7bから垂直上方にそれぞれ覆域8a,8bを有するマ
ーカビーコンを送出する。第3図の場合は一対2台のマ
ーカのみを示しているが、一般的にはアウター,ミド
ル,インナもしくは、アウター,ミドルごとの対のマー
カが運用に供される。
覆域8aおよび8bを形成するマーカ7a,7bの指向性パタ
ーンの進入方向に直角な面の特性は第4図に示すとおり
であり、2つの指向性パターンは重複し合う領域をも
つ。進入航空機が滑走路9a,9bのいずれかに進入する場
合、横断面が長方形の進入範囲を指定する進入指定領域
が設定されており、いずれの滑走路に進入する航空機も
進入指定領域においてマーカ7a,7bによるマーカ信号が
混在する空間を経由するが、第1例の場合は2つのマー
カの送出するマーカ信号の中心周波数に進入航空機のマ
ーカ受信機の受信帯域内で設定する周波数差を付与し、
この周波数差にもとづくマーカ受信機の感度抑圧効果を
利用して所望の進入滑走路に進入する際に必要な電界強
度の確保を図っている。
第5図は従来のマーカ方式の第2例の構成を示す平面
図,第6図は第5図のマーカ方式の覆域11a,11bのC−
C′線断面図である。
この第2例では、マーカ10a,10bの覆域11a,11bは指向
性を尖鋭にして、一方の覆域が他方の滑走路の進入指定
領域まで延びないようにして混信を避けている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来のマーカ方式では、第3図および第4図
に示すマーカ受信機の感度抑圧効果を利用して混信を防
止する第1例では、マーカを配設する滑走路の進入端か
らの距離が予め規定された同一線上にあり、かつ2つの
滑走路の進入端も同一線上にあることが前提条件となっ
ている。しかしながら、2つの滑走路の進入端が同一線
上に配列するような場合は一般に極めて稀であり、従っ
ていずれかのマーカの位置が他方のマーカの位置よりも
進入方向により進んだ状態となり、進入航空機は他方の
マーカの覆域を通過して自己のマーカの覆域に入ること
となり、自己の覆域突入前に他方のマーカの異る電波形
式のマーカ信号を受けマーカ認識が混乱することが避け
られないという欠点がある。
また、第5図および第6図に示すマーカ信号の指向性
を尖鋭にして混信を防止する第2例では、2つのマーカ
の送出するマーカ信号の形成する覆域が互いの滑走路の
中心線の延長線までは延びないようにして交互の混雑を
防止しているが、マーカの覆域はマーカ受信機を搭載す
る航空機のアンテナ利得及びマーカ受信機の受信感度に
よって左右されるため、アンテナ利得及び受信感度が高
い場合には混信を起す可能性があり、また2つの滑走路
の間隔が覆域よりも狭い場合にも混信を生じ、さらに、
運用中の空港で滑走路を増設した場合には現用のマーカ
を交換しなければならないという欠点がある。
本発明の目的は上述した欠点を除去し、進入端の位置
が同一線上にない場合にも混信を防止しうるマーカ方式
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のマーカ方式は、互いに平行かつ進入端の位置
を異にする2つの滑走路の中心線の延長線上に配設する
ILSのマーカ方式において、前記互いに平行な滑走路の
中心線の延長線上に配設する固有のマーカの中心から互
いに他方の滑走路の中心線の延長線に下した垂線の足の
位置にそれぞれ、前記2つの滑走路それぞれの固有マー
カのマーカ信号とは進入航空機搭載のマーカ受信機の受
信帯域内の周波数差を有しかつ電波形式を異にするより
強勢な電界強度を形成するマーカ信号を送出する付加マ
ーカを配設して構成される。
また、本発明のマーカ方式は、前記付加マーカから送
出するマーカ信号の電波形式を連続波かつ前記固有のマ
ーカのマーカ信号とは前記マーカ受信機の受信帯域内の
周波数差を付与した無変調信号とした構成を有してい
る。
〔実施例〕
次に、図面を参照して本発明を説明する。
第1図は本発明のマーカ方式の一実施例の構成図、第
2図は第1図の実施例の覆域3a,4bの縦断面図である。
第1図および第2図において、1a,1bはそれぞれ滑走
路5a,5b用の固有のマーカ2a,2bは付加マーカ、3a,3bは
マーカ1a,1bによって形成される覆域、4a,4bは付加マー
カ2a,2bによって形成される覆域、6aは進入指定領域境
界601と覆域3aおよび4bで形成される混在領域、6bは進
入指定領域境界602と覆域3b及び4aで形成される混在領
域である。
次に第1図の実施例の動作について説明する。
覆域3aは、滑走路5bの中心線の延長線上まで拡がって
いる為、混在領域6aにおいては混信が発生する。ここ
で、付加マーカ2bの無変調アンテナから進入航空機搭載
のマーカ受信機の受信帯域内の周波数差を持つ無変調信
号を送信し、覆域4b内ではマーカ1aから送信される信号
より強い電界強度を形成させ、進入航空機のマーカ受信
機の感度抑圧効果を積極的に利用し、かつマーカ1aから
送信されるマーカ信号が進入航空機のマーカ受信機では
受信されないようにして混信を防いでいる。
同様にして、マーカ1bのマーカアンテナの送信信号に
ついても付加マーカ2aを設置することにより、滑走路5a
中心線の延長線上で混信を防ぐことが可能となる。
なお、進入航空機のマーカ受信機が無変調信号を受信
した場合、無変調であるため検波出力は出力されず、マ
ーカ受信機の運用上の支障はない。
また、付加マーカは現用の固有のマーカに比して変調
機が不必要なため簡単な構成で実現できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、進入端が同一線上にな
い平行な滑走路において、マーカ設置位置が近接し、そ
の覆域が他方の滑走路延長線上空に拡がった場合、周波
数のわずかに離れた信号を混信領域に放射する付加マー
カを設置することにより、簡単な構成で滑走路の位置関
係に大きく左右されず混信等を除去することができると
いう効果がある。
また、運用中の空港において、滑走路を増設した場合
においても現用のマーカ装置に変更をきたすことなど容
易に併設が可能であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のマーカ方式の一実施例の平面図、第2
図は第1図の実施例の覆域3a,4bのA−A′線断面図、
第3図は従来のマーカ方式の第1例を示す平面図、第4
図は第3図の覆域8a,8bのB−B′線断面図、第5図は
従来のマーカ方式の第2例を示す平面図、第6図は第5
図の覆域11a,11bのC−C′線断面図である。 1a,1b,7a,7b,10a,10b……マーカ、2a,2b……付加マー
カ、3a,3b,4a,4b,8a,8b,11a,11b……覆域、5a,5b,9a,9
b,12a,12b……滑走路、6a,6b……混在領域。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに平行かつ進入端の位置を異にする2
    つの滑走路の中心線の延長線上に配設するILSのマーカ
    方式において、前記互いに平行な滑走路の中心線の延長
    線上に配設する固有のマーカの中心から互いに他方の滑
    走路の中心線の延長線に下した垂線の足の位置にそれぞ
    れ、前記2つの滑走路それぞれの固有マーカのマーカ信
    号とは進入航空機搭載のマーカ受信機の受信帯域内の周
    波数差を有しかつ電波形式を異にするより強勢な電界強
    度を形成するマーカ信号を送出する付加マーカを配設し
    て成ることを特徴とするマーカ方式。
  2. 【請求項2】前記付加マーカから送出するマーカ信号の
    電波形式を連続波の無変調信号としたことを特徴とする
    請求項(1)記載のマーカ方式。
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岡田實編 「航空電子装置〈改訂版〉」 日刊工業新聞社 昭和53年1月30日改訂版発行 P.57〜P.59,P.67

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