JP2018527330A5 - - Google Patents

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[本発明1001]
個体における線維症を処置する方法であって、インスリン調節性アミノペプチダーゼ(IRAP)のインヒビタを投与することを含み、それによって、線維症を処置する方法。
[本発明1002]
前記個体は、線維症を患っていると同定される、本発明1001の方法。
[本発明1003]
線維症の、少なくとも1つの臨床的にまたは生化学的に観察可能な特性の進行を遅らせることによって、線維症を処置する、本発明1001または1002の方法。
[本発明1004]
線維症の、少なくとも1つの臨床的にまたは生化学的に観察可能な特性を逆転することによって、線維症を処置する、本発明1001または1002の方法。
[本発明1005]
臨床的にまたは生化学的に観察可能な特性は、臓器機能障害、瘢痕化、正常な細胞外マトリックスバランスの変化、コラーゲン沈着の増大、筋線維芽細胞への線維芽細胞の分化、マトリックスメタロプロテイナーゼレベルの下降、マトリックスメタロプロテイナーゼの組織インヒビタレベルの上昇、I型プロコラーゲンのN末端プロペプチドもしくはC末端プロペプチド(PINPまたはPICP)どちらかのレベルの上昇、I型コラーゲンのC末端テロペプチド(CTPまたはCITP)のレベルの下降、コラーゲン沈着の増大、または種々の非侵襲性の撮像技術によって測定される心機能障害、ならびに、タンパク尿およびアルブミン尿の増大によって測定される腎機能障害、糸球体濾過速度の低下、血漿クレアチニンレベルの倍増のうちのいずれか1つを含む、本発明1003または1004の方法。
[本発明1006]
コラーゲンは、1型コラーゲンα1の前駆体または成熟形態である、本発明1005の方法。
[本発明1007]
前記線維症は、年齢起因性である、本発明1001〜1006のいずれかの方法。
[本発明1008]
前記線維症は、ストレス起因性または損傷起因性である、本発明1001〜1006のいずれかの方法。
[本発明1009]
前記線維症は、高血圧性心疾患、高血圧心筋症もしくは心不全、または、糖尿病を伴うもしくは伴わない腎症、または、基礎心血管疾患を伴うもしくは伴わない、線維化反応を包含してもよい他のストレス起因性もしくは損傷起因性の心血管後遺症を伴う、本発明1008の方法。
[本発明1010]
線維症を患う個体を同定する工程をさらに含む、本発明1001〜1009のいずれかの方法。
[本発明1011]
前記線維症は、心線維症、肝線維症、腎線維症、血管線維症、肺線維症、および真皮線維症からなる群より選択される、本発明1001〜1010のいずれかの方法。
[本発明1012]
前記線維症は、心線維症である、本発明1011の方法。
[本発明1013]
前記線維症は、腎線維症である、本発明1011の方法。
[本発明1014]
前記線維症は、肝線維症である、本発明1011の方法。
[本発明1015]
前記線維症は、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)である、本発明1014の方法。
[本発明1016]
IRAPの前記インヒビタは、IRAPの酵素活性を直接的にまたは間接的に阻害する、本発明1001〜1015のいずれかの方法。
[本発明1017]
IRAPのインヒビタは、IRAPの酵素活性を直接的に阻害する、本発明1001〜1016のいずれかの方法。
[本発明1018]
前記インヒビタは、IRAPに結合する、本発明1017の方法。
[本発明1019]
前記インヒビタは、IRAPの活性部位に結合する、本発明1017または1018の方法。
[本発明1020]
IRAPの前記インヒビタは、IRAPへの結合について、IRAPの基質と競合する、本発明1017または1018の方法。
[本発明1021]
IRAPの前記インヒビタは、アミノペプチダーゼ活性または基質分解のアッセイによって決定される、1mM未満、好ましくは100μM未満、より好ましくは10μM未満のK 値を示す、本発明1001〜1020のいずれかの方法。
[本発明1022]
アミノペプチダーゼ活性の前記アッセイは、蛍光性製品MCAの放出によって監視される合成基質L−ロイシン7−アミド−4−メチルクマリンヒドロクロリド(Leu−MCA)の加水分解を含む、本発明1021の方法。
[本発明1023]
基質分解の前記アッセイは、ペプチド基質CYFQNCPRGまたはYGGFLの分解である、本発明1022の方法。
[本発明1024]
前記インヒビタは、小分子、抗体、およびペプチドからなる群より選択される、本発明1001〜1023のいずれかの方法。
[本発明1025]
前記インヒビタは、干渉RNAである、本発明1001〜1015のいずれかの方法。
[本発明1026]
前記インヒビタは、式(I)
Figure 2018527330
(式中、
Aは、
アリール、ヘテロアリールカルボシクリル、もしくはヘテロシクリルであり、これらはそれぞれ、R 1 がNHCOR 8 である場合、置換されていてもよく;
または、キノリニル、イソキノリニル、シンノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、1,8−ナフチリジル、フタラジニル、もしくはプテリジニルであり、これらはそれぞれ、R 1 がNR 7 8 、NHCOR 8 、N(COR 8 2 、N(COR 7 )(COR 8 )、N=CHOR 8 、もしくはN=CHR 8 である場合、置換されていてもよく;
Xは、O、NR’、またはSであり、R’は、水素、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアルケニル、置換されていてもよいアルキニル、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいアシル、置換されていてもよいヘテロアリール、置換されていてもよいカルボシクリル、または置換されていてもよいヘテロシクリルであり;
7 およびR 8 は、独立して、水素、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアリールから選択され、またはR 7 およびR 8 は、これらが結合する窒素原子と共に、置換されていてもよい3〜8員環を形成しており;
2 は、CN、CO 2 9 、C(O)O(O)R 9 、C(O)R 9 、またはC(O)NR 9 10 であり、R 9 およびR 10 は、独立して、それぞれ置換されていてもよいアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル、ヘテロシクリル、および水素から選択され;またはR 9 およびR 10 は、これらが結合する窒素原子と共に、置換されていてもよい3〜8員環を形成しており;
3 〜R 6 は、独立して、水素、ハロ、ニトロ、シアノアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、カルボシクリル、ヒドロキシ、アルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アルキニルオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、アミノ、アシル、アシルオキシ、カルボキシ、カルボキシエステル、メチレンジオキシ、アミド、チオ、アルキルチオ、アルケニルチオ、アルキニルチオ、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、ヘテロシクリルチオ、カルボシクリルチオ、アシルチオ、およびアジドから選択され、これらはそれぞれ、適切な場合には置換されていてもよく、または、任意の2つの隣接するR 3 〜R 6 は、これらが結合する原子と共に、置換されていてもよい3〜8員環を形成しており;かつ
Yは、水素またはC 1〜10 アルキルである)
に従う構造、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を有する、本発明1001〜1024のいずれかの方法。
[本発明1027]
Aは、R 1 がNHCOR 8 である場合、置換されていてもよいヘテロアリールである、本発明1026の方法。
[本発明1028]
Aはピリジニルである、本発明1026または1027の方法。
[本発明1029]
XはOである、本発明1026〜1028のいずれかの方法。
[本発明1030]
2 はCO 2 9 である、本発明1026〜1029のいずれかの方法。
[本発明1031]
5 はヒドロキシルである、本発明1026〜1030のいずれかの方法。
[本発明1032]
前記インヒビタは、構造
Figure 2018527330
を有する、本発明1026〜1031のいずれかの方法。
[本発明1033]
前記インヒビタは、式(II)
Figure 2018527330
(式中、
Aは、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、カルボシクリル、カルボシクリルアルキルから選択され、これらはそれぞれ置換されていてもよく;
およびR は、独立して、水素、アルキル、およびアシルから選択され;
1 は、CNまたはCO 2 から選択され;
2 は、CO 2 およびアシルから選択され;
3 は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、カルボシクリル、カルボシクリルアルキルから選択され、これらはそれぞれ置換されていてもよく;または
2 およびR 3 は共に、5〜6員の飽和ケト炭素環
Figure 2018527330
を形成しており、
式中、nは、1もしくは2であり;
前記環は、C 1〜6 アルキルによって1回もしくは複数回置換されていてもよく;または
2 およびR 3 は共に、5員ラクトン環(a)もしくは6員ラクトン環(b)
Figure 2018527330
を形成しており、
式中、
Figure 2018527330
は、任意選択の二重結合であり、R’はアルキルであり、
は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、カルボシクリル、カルボシクリルアルキルから選択され、これらはそれぞれ置換されていてもよい)
に従う構造、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグを有する、本発明1001〜1024のいずれかの方法。
[本発明1034]
Aは、置換されていてもよいアリールである、本発明1033の方法。
[本発明1035]
Aは、−COOHで置換されているアリール、またはその塩、エステル、もしくはプロドラッグである、本発明1033または1034の方法。
[本発明1036]
Aは、−CO 2 NH 4 で置換されているアリールである、本発明1035の方法。
[本発明1037]
1 はCNである、本発明1033〜1036のいずれかの方法。
[本発明1038]
2 はアシルである、本発明1033〜1037のいずれかの方法。
[本発明1039]
前記インヒビタは、構造
Figure 2018527330
を有する、本発明1033〜1038のいずれかの方法。
[本発明1040]
前記インヒビタは、式(III)
Figure 2018527330
(式中、
1 は、HまたはCH 2 COOHであり;
nは、0または1であり;
mは、1または2であり;
Wは、CHまたはNである)
に従う構造、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグを有する、本発明1001〜1024のいずれかの方法。
[本発明1041]
前記インヒビタは、構造
Figure 2018527330
を有する、本発明1040の方法。
[本発明1042]
前記インヒビタは、以下の配列:
Val−Tyr−Ile−His−Pro−Phe、
c[Cys−Tyr−Cys]−His−Pro−Phe、および
c[Hcy−Tyr−Hcy]−His−Pro−Phe
のいずれか1つに従う構造を有する、本発明1001〜1024のいずれかの方法。
[本発明1043]
前記インヒビタは、以下に従う構造
Figure 2018527330
を有する、本発明1001〜1024のいずれかの方法。
本発明の更なる態様、および先の段落に記載される態様の更なる実施形態が、添付の図面を参照して、例示的に説明される以下の記載から明らかとなろう。

Claims (23)

  1. 個体における線維症を処置する方法であって、インスリン調節性アミノペプチダーゼ(IRAP)のインヒビタを投与することを含み、それによって、線維症を処置する方法。
  2. 前記個体は、線維症を患っていると同定される、請求項1に記載の方法。
  3. 線維症の、少なくとも1つの臨床的にもしくは生化学的に観察可能な特性の進行を遅らせることまたは該特性を逆転することによって、線維症を処置する、請求項1記載の方法。
  4. 臨床的にまたは生化学的に観察可能な特性は、臓器機能障害、瘢痕化、正常な細胞外マトリックスバランスの変化、コラーゲン沈着の増大、筋線維芽細胞への線維芽細胞の分化、マトリックスメタロプロテイナーゼレベルの下降、マトリックスメタロプロテイナーゼの組織インヒビタレベルの上昇、I型プロコラーゲンのN末端プロペプチドもしくはC末端プロペプチド(PINPまたはPICP)どちらかのレベルの上昇、I型コラーゲンのC末端テロペプチド(CTPまたはCITP)のレベルの下降種々の非侵襲性の撮像技術によって測定されるコラーゲン沈着増大または心機能障害、ならびに、タンパク尿およびアルブミン尿の増大によって測定される腎機能障害、糸球体濾過速度の低下、血漿クレアチニンレベルの倍増のうちのいずれか1つを含む、請求項3記載の方法。
  5. コラーゲンは、1型コラーゲンα1の前駆体または成熟形態である、請求項に記載の方法。
  6. 前記線維症は、年齢起因性である、請求項1記載の方法。
  7. 前記線維症は、ストレス起因性または損傷起因性である、請求項1記載の方法。
  8. 前記線維症は、高血圧性心疾患、高血圧心筋症もしくは心不全、または、糖尿病を伴うもしくは伴わない腎症、または、基礎心血管疾患を伴うもしくは伴わない、線維化反応を包含してもよい他のストレス起因性もしくは損傷起因性の心血管後遺症を伴う、請求項に記載の方法。
  9. 前記線維症は、心線維症、肝線維症、腎線維症、血管線維症、肺線維症、および真皮線維症からなる群より選択される、請求項1記載の方法。
  10. 前記線維症は、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)である、請求項に記載の方法。
  11. IRAPの前記インヒビタは、IRAPの酵素活性を直接的阻害する、請求項1記載の方法。
  12. (i)前記インヒビタは、IRAPに結合するか、
    (ii)IRAPの活性部位に結合するか、または
    (iii)IRAPへの結合について、IRAPの基質と競合する
    請求項11に記載の方法。
  13. IRAPの前記インヒビタは、アミノペプチダーゼ活性または基質分解のアッセイによって決定される、1mM未満値を示し、
    アミノペプチダーゼ活性のアッセイは、蛍光産物MCAの放出によって監視される合成基質L−ロイシン7−アミド−4−メチルクマリンヒドロクロリド(Leu−MCA)の加水分解を含み、
    基質分解のアッセイは、ペプチド基質CYFQNCPRGまたはYGGFLの分解である
    請求項1記載の方法。
  14. 前記インヒビタは、小分子、抗体、およびペプチドからなる群より選択される、請求項1記載の方法。
  15. 前記インヒビタは、干渉RNAである、請求項1記載の方法。
  16. 前記インヒビタは、式(I)
    Figure 2018527330
    (式中、
    Aは、
    アリール、ヘテロアリールカルボシクリル、もしくはヘテロシクリルであり、これらはそれぞれ、RがNHCORである場合、置換されていてもよく;
    または、キノリニル、イソキノリニル、シンノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、1,8−ナフチリジル、フタラジニル、もしくはプテリジニルであり、これらはそれぞれ、RがNR、NHCOR、N(COR、N(COR)(COR)、N=CHOR、もしくはN=CHRである場合、置換されていてもよく;
    Xは、O、NR’、またはSであり、R’は、水素、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアルケニル、置換されていてもよいアルキニル、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいアシル、置換されていてもよいヘテロアリール、置換されていてもよいカルボシクリル、または置換されていてもよいヘテロシクリルであり;
    およびRは、独立して、水素、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアリールから選択され、またはRおよびRは、これらが結合する窒素原子と共に、置換されていてもよい3〜8員環を形成しており;
    は、CN、CO、C(O)O(O)R、C(O)R、またはC(O)NR10であり、RおよびR10は、独立して、それぞれ置換されていてもよいアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル、ヘテロシクリル、および水素から選択され;またはRおよびR10は、これらが結合する窒素原子と共に、置換されていてもよい3〜8員環を形成しており;
    〜Rは、独立して、水素、ハロ、ニトロ、シアノアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、カルボシクリル、ヒドロキシ、アルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アルキニルオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、アミノ、アシル、アシルオキシ、カルボキシ、カルボキシエステル、メチレンジオキシ、アミド、チオ、アルキルチオ、アルケニルチオ、アルキニルチオ、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、ヘテロシクリルチオ、カルボシクリルチオ、アシルチオ、およびアジドから選択され、これらはそれぞれ、適切な場合には置換されていてもよく、または、任意の2つの隣接するR〜Rは、これらが結合する原子と共に、置換されていてもよい3〜8員環を形成しており;かつ
    Yは、水素またはC1〜10アルキルである)
    に従う構造、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を有する、請求項1記載の方法。
  17. 前記インヒビタは、構造
    Figure 2018527330
    を有する、請求項16に記載の方法。
  18. 前記インヒビタは、式(II)
    Figure 2018527330
    (式中、
    Aは、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、カルボシクリル、カルボシクリルアルキルから選択され、これらはそれぞれ置換されていてもよく;
    およびRは、独立して、水素、アルキル、およびアシルから選択され;
    は、CNまたはCOから選択され;
    は、COおよびアシルから選択され;
    は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、カルボシクリル、カルボシクリルアルキルから選択され、これらはそれぞれ置換されていてもよく;または
    およびRは共に、5〜6員の飽和ケト炭素環
    Figure 2018527330
    を形成しており、
    式中、nは、1もしくは2であり;
    前記環は、C1〜6アルキルによって1回もしくは複数回置換されていてもよく;または
    およびRは共に、5員ラクトン環(a)もしくは6員ラクトン環(b)
    Figure 2018527330
    を形成しており、
    式中、
    Figure 2018527330
    は、任意選択の二重結合であり、R’はアルキルであり、
    は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、カルボシクリル、カルボシクリルアルキルから選択され、これらはそれぞれ置換されていてもよい)
    に従う構造、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグを有する、請求項1記載の方法。
  19. 前記インヒビタは、構造
    Figure 2018527330
    を有する、請求項18に記載の方法。
  20. 前記インヒビタは、式(III)
    Figure 2018527330
    (式中、
    は、HまたはCHCOOHであり;
    nは、0または1であり;
    mは、1または2であり;
    Wは、CHまたはNである)
    に従う構造、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグを有する、請求項1記載の方法。
  21. 前記インヒビタは、構造
    Figure 2018527330
    を有する、請求項20に記載の方法。
  22. 前記インヒビタは、以下の配列:
    Val−Tyr−Ile−His−Pro−Phe、
    c[Cys−Tyr−Cys]−His−Pro−Phe、および
    c[Hcy−Tyr−Hcy]−His−Pro−Phe
    のいずれか1つに従う構造を有する、請求項1記載の方法。
  23. 前記インヒビタは、以下に従う構造
    Figure 2018527330
    を有する、請求項1記載の方法。
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