JP2018522856A - 新規なアミノ酸誘導体、その製造方法、及びそれを含有する医薬組成物 - Google Patents

新規なアミノ酸誘導体、その製造方法、及びそれを含有する医薬組成物 Download PDF

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Abstract

式(I):
[式中、R、R、R、R、R、R12、X、Y、A、E、及びnは、本説明中で定義されたとおりである]
で示される化合物。医薬。
Figure 2018522856

Description

本発明は、新規なアミノ酸誘導体、その製造方法、及びそれを含有する医薬組成物に関する。
本発明の化合物は新規であり、アポトーシス及びガン腫学の分野において非常に価値のある薬理学的特徴を有する。
アポトーシス又はプログラムされた細胞死は、胚発達及び組織の恒常性維持に重要な生理学的プロセスである。
アポトーシス型細胞死は、形態変化、例えば、核の凝集、DNAの断片化により、また、生化学的現象、例えば、細胞の重要な構造成分に傷を負わせることにより、その分解及び死を誘引するカスパーゼの活性化による。アポトーシスプロセスのレギュレーションは複雑であり、複数の細胞内シグナル伝達経路の活性化又はリプレッションによる(Cory S. et al., Nature Review Cancer 2002, 2, 647-656)。
アポトーシスのデレギュレーションは、特定の病理に関与する。向上したアポトーシスは、神経変性疾患、例えば、パーキンソン病、アルツハイマー病、及び虚血に関連する。逆に、アポトーシスの不実行における不足は、ガンの進行及びその化学物質抵抗性に、自己免疫疾患、炎症性疾患、ならびにウイルス感染に顕著な役割を果たす。したがって、アポトーシスの不存在は、ガンの表現型サインの1つである(Hanahan D. et al., Cell 2000, 100, 57-70)。
Bcl−2ファミリーの抗アポトーシス性タンパク質は、数多くの病理に関連している。Bcl−2ファミリーのタンパク質の関与は、数多くの種類のガン、例えば、結腸ガン、乳ガン、小細胞性肺ガン、非小細胞性肺ガン、膀胱ガン、卵巣ガン、前立腺ガン、慢性リンパ球性白血病、リンパ腫、骨髄腫、急性骨髄性白血病、膵臓ガン等において説明されている。Bcl−2ファミリーの抗アポトーシス性タンパク質の過剰発現は、腫瘍形成、化学療法に対する抵抗性、及びガンの影響を受けた患者の臨床的予後に関与する。特に、抗アポトーシス性Bcl−2ファミリーメンバーであるMcl−1は、種々の種類のガンにおいて過剰発現される(Beroukhim R. et al., Nature 2010, 899-905)。したがって、Bcl−2ファミリータンパク質の抗アポトーシス活性を阻害する化合物に対する、治療的必要性が存在している。
新規であることに加えて、本発明の化合物は、アポトーシスの欠損による病理に、例えば、ガンならびに免疫疾患及び自己免疫疾患の処置等に使用することが可能なアポトーシス促進特性を有する。
本発明は、とりわけ、式(I):
Figure 2018522856

[式中、
Aは、基
Figure 2018522856

[式中、1は、−NH−基に結合しており、2は、芳香環に結合している]
を表わし、
Eは、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基、又はヘテロアリール基を表わし、
Xは、窒素原子又はC−R基を表わし、
Yは、窒素原子又はC−R基を表わし、
は、ハロゲン原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルケニル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキニル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)ポリハロアルキル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ(C〜C)アルキル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルコキシ基、−S−(C〜C)アルキル、シアノ基、ニトロ基、−アルキル(C〜C)−NR’、−O−アルキル(C〜C)−NR’、−O−アルキル(C〜C)−R10、−C(O)−OR、−O−C(O)−R、−C(O)−NR’、−NR−C(O)−R’、−NR−C(O)−OR’、−アルキル(C〜C)−NR−C(O)−R’、−SO−NR’、−SO−アルキル(C〜C)を表わし、
、R、R、及びRは、互いに独立して、水素原子、ハロゲン原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルケニル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキニル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)ポリハロアルキル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ(C〜C)アルキル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルコキシ基、−S−(C〜C)アルキル、シアノ基、ニトロ基、−アルキル(C〜C)−NR’、−O−アルキル(C〜C)−NR’、−O−アルキル(C〜C)−R10、−C(O)−OR、−O−C(O)−R、−C(O)−NR’、−NR−C(O)−R’、−NR−C(O)−OR’、−アルキル(C〜C)−NR−C(O)−R’、−SO−NR’、又は−SO−アルキル(C〜C)を表わし、
又は、置換基のペア(R、R)は、それらを有する炭素原子と共に、5〜7個の環員で構成される芳香環又は非芳香環を形成しており、同環員は、酸素、硫黄、及び窒素から選択される1〜3個のヘテロ原子を含有していてもよく、得られた環は、ハロゲン、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル、−アルキル(C〜C)−NR’、−NR1111’、−アルキル(C〜C)−Cy、又はオキソから選択される1〜2個の基により置換されている場合があると理解され、
は、水素原子、ハロゲン原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルケニル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキニル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)ポリハロアルキル基、ヒドロキシ基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルコキシ基、−S−(C〜C)アルキル、シアノ基、ニトロ基、−アルキル(C〜C)−NR’、−O−Cy、−アルキル(C〜C)−Cy、−アルケニル(C〜C)−Cy、−アルキニル(C〜C)−Cy、−O−アルキル(C〜C)−R10、−C(O)−OR、−O−C(O)−R、−C(O)−NR’、−NR−C(O)−R’、−NR−C(O)−OR’、−アルキル(C〜C)−NR−C(O)−R’、−SO−NR’、又は−SO−アルキル(C〜C)を表わし、
は、水素原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基、−CHR基、アリール基、ヘテロアリール基、アリールアルキル(C〜C)基、又はヘテロアリールアルキル(C〜C)基を表わし、
は、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルケニル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキニル基、−Cy、ハロゲン原子、シアノ基、−C(O)−R11、又は−C(O)−NR1111’を表わし、
及びR’は、互いに独立して、水素原子、直鎖若しくは分岐鎖(C〜C)アルキル基を表わすか、
又は、置換基のペア(R、R’)は、それらを有する窒素原子と共に、5〜7個の環員で構成される芳香環若しくは非芳香環を形成しており、同環員は、該窒素原子に加えて、酸素、硫黄、及び窒素から選択される1〜3個のヘテロ原子を含有していることができ、当該窒素は、水素原子又は直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基を表わす基により置換されている場合があると理解され、
10は、−Cy、−Cy−アルキル(C〜C)−Cy、−C(O)−NR’、−NR’、−OR、−NR−C(O)−R’、−O−アルキル(C〜C)−OR、−SO−R、−C(O)−OR、又は−NH−C(O)−NH−Rを表わし、
11及びR11’は、互いに独立して、水素原子又は場合により置換されている直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基を表わし、
12は、水素原子、ヒドロキシ基、又はヒドロキシ(C〜C)アルキル基を表わし、
は、水素原子若しくは直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基を表わし、
は、−O−C(O)−O−R基、−O−C(O)−NR’基、又は−O−P(O)(OR基を表わし、
及びR’は、互いに独立して、水素原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基、シクロアルキル基、(C〜C)アルコキシ(C〜C)アルキル基、(C〜C)アルコキシカルボニル(C〜C)アルキル基を表わすか、
又は、置換基のペア(R、R’)は、それらを有する窒素原子と共に、5〜7個の環員で構成される非芳香環を形成しており、同環員は、該窒素原子に加えて、酸素及び窒素から選択される1〜3個のヘテロ原子を含有していることができ、当該窒素は、直鎖又は分岐鎖の(C〜C)アルキル基を表わす基により置換されている場合があると理解され、
Cy、Cy、Cy、及びCyは、互いに独立して、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基、又はヘテロアリール基を表わし、
nは、0、1、又は2の整数であり、
−「アリール」は、フェニル、ナフチル、ビフェニル基を意味し、
−「ヘテロアリール」は、少なくとも1つの芳香族部分を有し、酸素、硫黄、及び窒素から選択される1〜3個のヘテロ原子を含有する、5〜10個の環員で構成される、単環式又は二環式の基を意味し、
−「シクロアルキル」は、3〜10個の環員を含有する、単環式又は二環式の非芳香族炭素環基を意味し、
−「ヘテロシクロアルキル」は、3〜10個の環員を含有し、酸素、硫黄、及び窒素から選択される1〜3個のヘテロ原子を含有する、単環式又は二環式の非芳香族炭素環基を意味し、同非芳香族炭素環基は、縮合、架橋、又はスピロ環系を含む場合があると理解され、
該定義されたアリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、及びヘテロシクロアルキル基、ならびに、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ基は、場合により置換されている直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル、場合により置換されている直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルケニル、場合により置換されている直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキニル、場合により置換されている直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルコキシ、場合により置換されている(C〜C)アルキル−S−、ヒドロキシ、ヒドロキシ(C〜C)アルキル、オキソ(又は、適切な場合、N−オキシド)、ニトロ、シアノ、−C(O)−OR’、−O−C(O)−R’、−C(O)−NR’R’’、−O−C(O)−NR’R’’、−NR’R’’、−(C=NR’)−OR’’、−O−P(O)(OR’)、−O−P(O)(O、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)ポリハロアルキル、トリフルオロメトキシ、ハロゲン、又は式:
Figure 2018522856

[式中、各R’は独立して存在している]
で示されるアルドヘキソースから選択される、1〜4個の基により置換されていることができ、
R’及びR’’は、互いに独立して、水素原子又は場合により置換されている直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基を表わし、Mは、薬学的に許容し得る一価のカチオンを表わすと理解される]
で示される化合物、そのエナンチオマー、ジアステレオ異性体、及びアトロプ異性体、ならびに、薬学的に許容し得る酸又は塩基とのその付加塩に関する。
有利に、本発明は、
及びRが、互いに独立して、ハロゲン原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ(C〜C)アルキル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルコキシ基を表わすか、
又は、置換基のペア(R、R)が、それらを有する炭素原子と共に、5〜7個の環員で構成される芳香環を形成しており、同環員が、1〜3個の窒素原子を含有していてもよく、得られた環が、ハロゲン、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル、又は−アルキル(C〜C)−NR’から選択される1〜2個の基により置換されている場合があると理解され、
が、水素原子、ハロゲン原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基、ヒドロキシ基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルコキシ基、又は−O−アルキル(C〜C)−NR’を表わし、
及びRが、互いに独立して、水素原子、ハロゲン原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基、ヒドロキシ基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルコキシ基を表わし、
が、水素原子、ハロゲン原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)ポリハロアルキル基、ヒドロキシ基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルコキシ基、シアノ基、ニトロ基、−アルキル(C〜C)−NR’、−アルキル(C〜C)−Cy、−O−アルキル(C〜C)−R10、又は−C(O)−NR’を表わし、
が、水素原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基、−CHR基、又はヘテロアリールアルキル(C〜C)基を表わし、
が、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルケニル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキニル基、−Cy、ハロゲン原子、又は−C(O)−R11を表わし、
及びR’が、互いに独立して、水素原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基を表わし、
あるいは、置換基のペア(R、R’)が、それらを有する窒素原子と共に、5〜7個の環員で構成される非芳香環を形成しており、同環員が、該窒素原子に加えて、酸素及び窒素から選択される1〜3個のヘテロ原子を含有していてもよく、当該窒素が、直鎖又は分岐鎖の(C〜C)アルキル基を表わす基により置換されている場合があると理解され、
10が、−Cy又は−Cy−アルキル(C〜C)−Cyを表わし、
11が、直鎖又は分岐鎖の(C〜C)アルキル基を表わし、
該定義されたアリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、及びヘテロシクロアルキル基、ならびに、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ基は、場合により置換されている直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル、場合により置換されている直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルコキシ、ヒドロキシ、ヒドロキシ(C〜C)アルキル、オキソ(又は、適切な場合、N−オキシド)、−C(O)−OR’、−C(O)−NR’R’’、−O−C(O)−NR’R’’、−NR’R’’、−O−P(O)(OR’)、−O−P(O)(O、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)ポリハロアルキル、ハロゲン、又は式:
Figure 2018522856
[式中、各R’は独立して存在している]
で示されるアルドヘキソースから選択される、1〜4個の基により置換されていることができ、R’及びR’’が、互いに独立して、水素原子又は場合により置換されている直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基を表わし、Mが、薬学的に許容し得る一価のカチオンを表わすと理解される、式(I)で示される化合物に関する。
薬学的に許容し得る酸の中でも、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、乳酸、ピルビン酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、フマル酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、アスコルビン酸、シュウ酸、メタンスルホン酸、樟脳酸等に言及することができるが、これらに限定されない。
薬学的に許容し得る塩基の中でも、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、トリエチルアミン、tert−ブチルアミン等に言及することができるが、これらに限定されない。
とりわけ、優先される式(I)で示される化合物は、nが1の整数である、化合物である。
本発明の別の実施態様では、有利な可能性は、式(I−a):
Figure 2018522856

[式中、A、E、R、R、R、R、R、R12、X、Y、及びnが、式(I)について定義されたとおりである]
で示される化合物からなる。
アトロプ異性体は、単結合を中心とする回転の妨害により生じる立体異性体である。この場合、立体歪み又は他の要因によるエネルギー差により、個々の立体構造異性体の単離を可能にするのに十分な高さの回転に対する障壁が生じる。本発明の化合物について、アトロプ異性体は、下記:
Figure 2018522856

のとおりである。
Xが、C−R基を表わし、Yが、C−R基を表わす場合、好ましいアトロプ異性体は、(5S)である。
有利に、R、R、R、及びRから選択される少なくとも1つの基は、水素原子を表わさない。
好ましくは、R12は、水素原子、ヒドロキシメチル基、又はヒドロキシエチル基を表わす。より好ましくは、R12は、水素原子を表わす。
本発明の好ましい化合物では、Rは、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基又はハロゲン原子を表わす。より好ましくは、Rは、メチル基、エチル基、臭素原子、又は塩素原子を表わす。さらにより好ましくは、Rは、メチル基を表わす。
有利に、Rは、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、直鎖又は分岐鎖の(C〜C)アルコキシ基を表わす。より好ましくは、Rは、メトキシ基、ヒドロキシ基、フッ素原子、臭素原子、又は塩素原子を表わす。さらにより好ましくは、Rは、塩素原子を表わす。
本発明の一部の好ましい実施態様では、置換基のペア(R、R)は、それらを有する炭素原子と共に、芳香環を形成しており、
Figure 2018522856

[式中、R13が、水素原子、直鎖又は分岐鎖の(C〜C)アルキル基、又は−アルキル(C〜C)−NR’を表わし、ここで、R及びR’は、式(I)について定義されたとおりであり、R14が、水素原子、ハロゲン原子、又は直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基を表わす]
13は、好ましくは、水素原子、メチル基、又は−(CH−NR’を表し、ここで、mは、2又は3の整数であり、R及びR’は、メチル基を表わし、あるいは、置換基のペア(R、R’)は、それらを有する窒素原子と共に、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、又は4−メチル−ピペラジン−1−イル基を形成している。
14は、有利に、水素原子、臭素原子、ヨウ素原子、塩素原子、又はメチル基を表わす。R14は、好ましくは、窒素原子からのβ位において置換されている。
好ましくは、Xは、C−R基を表わす。本発明の好ましい実施態様では、Yは、C−R基を表わす。Rは、有利に、水素原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルコキシ基、又は−O−アルキル(C〜C)−NR’を表わす。Rは、好ましくは、水素原子を表わす。
本発明の一部の好ましい実施態様では、
Figure 2018522856

[式中、R、R、R、及びR’が、式(I)について定義されたとおりである]
本発明の好ましい化合物では、
Figure 2018522856

[式中、R及びR’が、式(I)について定義されたとおりである]
は、好ましくは、水素原子を表わす。
有利な実施態様では、置換基のペア(R、R)はが同一であり、置換基のペア(R、R)は同一である。本発明の好ましい化合物では、置換基のペア(R、R)は同一であり、(C〜C)アルキル基、好ましくは、メチル基を表わす。一方、置換基のペア(R、R)は同一であり、ハロゲン原子、好ましくは、塩素原子、又は水素原子を表わす。
本発明の別の実施態様では、Eは、フェニル基、ピリジン−2−イル、シクロヘキシル基、ピラゾール−1−イル基、シクロペンチル基、インドール−4−イル基、シクロプロピル基、ピリジン−3−イル基、インドール−3−イル基、ナフト−1−イル基、イミダゾール−4−イル基、又はピリジン−4−イル基を表わす。有利に、Eは、フェニル基を表わす。
本発明の好ましい化合物では、Rは、水素原子;フッ素原子;塩素原子;臭素原子;メチル基;トリフルオロメチル基;ヒドロキシ基;メトキシ基;ハロゲン原子、C(O)−NR’R’’基、又は−NR’R’’基により置換されている直鎖(C〜C)アルコキシ基;シアノ;ニトロ基;アミノメチル基;ベンジル基;−O−アルキル(C〜C)−R10;C(O)−NR’を表わす。好ましくは、Rは、メトキシ基、2,2,2−トリフルオロエトキシ基、又は−O−アルキル(C〜C)−R10を表わす。
本発明の別の実施態様では、有利な可能性は、式(I−b):
Figure 2018522856

[式中、R、R、R、R、R、R12、X、Y、A、及びnが、式(I)について定義されたとおりである]
で示される化合物からなる。
本発明の別の実施態様では、有利な可能性は、式(I−c):
Figure 2018522856

[式中、R、R、R、R’、R12、及びAが、式(I)について定義されたとおりである]
で示される化合物からなる。
好ましくは、Rは、水素原子、CHR基、場合により置換されている直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基、又はヘテロアリールアルキル(C〜C)基を表わす。好ましくは、Rは、CHR基[式中、Rが、水素原子又はメチル基を表わし、Rが、−O−C(O)−O−(C〜C)アルキル基;−O−C(O)−O−シクロアルキル基;−O−C(O)−NR’基(ここで、R及びR’が、互いに独立して、水素原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基、(C〜C)アルコキシ(C〜C)アルキル基、(C〜C)アルコキシカルボニル(C〜C)アルキル基を表わし、あるいは、置換基のペア(R、R’)が、それらを有する窒素原子と共に、5〜7個の環員で構成される非芳香環を形成しており、同環員が、該窒素原子に加えて、酸素及び窒素から選択される1〜3個のヘテロ原子を含有していることができ);又は−O−P(O)(OH)基を表わす]を表わす。好ましいR基は、下記:水素;メチル;エチル;(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メチル;CHR基(ここで、Rが、メチル基を表わし、Rが、−O−C(O)−O−CHCH基又は−O−C(O)−N(CH基を表わす)である。さらにより好ましくは、Rは、水素を表わす。
本発明の好ましい化合物では、Rは、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキニル基、アリール基、又はヘテロアリール基を表わす。より好ましくは、Rは、プロパ−1−イン−1−イル基、フェニル基、又はフラン−2−イル基を表わす。より好ましい実施態様では、Rは、プロパ−1−イン−1−イル基、4−フルオロフェニル基、又は5−フルオロフラン−2−イル基を表わす。さらにより優先的には、Rは、4−フルオロフェニル基を表わす。
本発明の好ましい化合物では、R及びR’は、互いに独立して、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基を表すか、又は、置換基のペア(R、R’)は、それらを有する窒素原子と共に、5〜7個の環員で構成される非芳香環を形成しており、同環員が、該窒素原子に加えて、酸素及び窒素から選択される1〜3個のヘテロ原子を含有していることができ、当該窒素は、直鎖又は分岐鎖の(C〜C)アルキル基により置換されている場合があると理解される。より好ましくは、R及びR’は、メチル基を表わすか、又は、置換基のペア(R、R’)は共に、4−メチル−ピペラジニル基を形成している。
有利に、R10は、−Cy又は−Cy−アルキル(C〜C)−Cyを表わす。好ましくは、R10は、−Cy又は−Cy−Cyを表わす。
Cyは、好ましくは、シクロアルキル基、特に、シクロペンチル基を表わす。好ましい実施態様では、Cyは、アリール基、特に、フェニル基を表わす。有利に、Cyは、ヘテロアリール基、特に、ピリミジニル基、ピラゾリル基、又はピリジニル基を表わす。より好ましくは、Cyは、ピリミジン−4−イル基、ピラゾール−5−イル基、又はピリジン−2−イル基を表わす。本発明の好ましい化合物では、Cyは、ピリミジン−4−イル基を表わす。本発明の別の実施態様では、Cyは、場合により置換されている直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基、場合により置換されている直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルコキシ基、又は直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)ポリハロアルキル基により置換されているヘテロアリール基を表わす。好ましくは、Cyは、2,2,2−トリフルオロエトキシ基、2−メトキシエチル基、エトキシ基;tert−ブチル基、エチル基、n−ブチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、又はメチル基により置換されているヘテロアリール基を表わす。
Cyは、好ましくは、フェニル基、ピリジニル基、ピリダジニル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、又はモルホリニル基を表わす。より好ましくは、Cyは、フェニル基を表わす。
優先される本発明の他の化合物は、
10が、
Figure 2018522856

を表し、
[式中、pが、0又は1の整数であり、R15が、水素原子、ヒドロキシ基、場合により置換されている直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルコキシ基、−O−(CHR16−CHR17−O)−R’基、−O−P(O)(OR’)基、−O−P(O)(O基、−O−C(O)−NR1819基、ジ(C〜C)アルキルアミノ(C〜C)アルコキシ基、ハロゲン原子、又は式:
Figure 2018522856

[式中、各R’は独立して存在している]
で示されるアルドヘキソースを表わし、
R’が、水素原子又は直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基を表わし、
16が、水素原子又は(C〜C)アルコキシ(C〜C)アルキル基を表わし、
17が、水素原子又はヒドロキシ(C〜C)アルキル基を表わし、
18が、水素原子又は(C〜C)アルコキシ(C〜C)アルキル基を表わし、
19が、(C〜C)アルコキシ(C〜C)アルキル基、−(CH−NR’基、又は−(CH−O−(CHR16−CHR17−O)−R’基を表わし、
qが、1、2、又は3の整数であり、rが、0又は1の整数であり、
が、薬学的に許容し得る一価のカチオンを表わすと、
理解される]、
ものである。
本発明のアルドヘキソースは、好ましくは、D−マンノースである。有利に、R15は、メトキシ基、2−メトキシエトキシ基、又はフッ素を表わす。好ましくは、基−(CH−R15は、フェニル基のオルト位に位置している。
本発明の好ましい化合物の中でも、
− N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−[(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)メトキシ]−D−フェニルアラニン
− N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−[(2−エトキシピリミジン−4−イル)メトキシ]−D−フェニルアラニン
− N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2−メトキシフェニル)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン
− N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(フラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−メトキシ−D−フェニルアラニン
− N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(5−フルオロフラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−メトキシ−D−フェニルアラニン
− N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(5−フルオロフラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−D−フェニルアラニン
− N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(5−フルオロフラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−(ピリジン−2−イルメトキシ)−D−フェニルアラニン
− N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(5−フルオロフラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−[(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)メトキシ]−D−フェニルアラニン
− N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(5−フルオロフラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−[(1−エチル−1H−ピラゾール−5−イル)メトキシ]−D−フェニルアラニン
− N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(5−フルオロフラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−[(2−エトキシピリミジン−4−イル)メトキシ]−D−フェニルアラニン
− 2−[(1−ブチル−1H−ピラゾール−5−イル)メトキシ]−N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(5−フルオロフラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
− N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(5−フルオロフラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン
− N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(5−フルオロフラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2−メトキシフェニル)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン
− N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(プロパ−1−イン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−メトキシ−D−フェニルアラニン
− 2−[(1−tert−ブチル−1H−ピラゾール−5−イル)メトキシ]−N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(プロパ−1−イン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
− N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(プロパ−1−イン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2−メトキシエチル)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン
− N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(プロパ−1−イン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−5−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン
− N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(プロパ−1−イン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン
− N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(プロパ−1−イン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン
− N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(プロパ−1−イン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2−メトキシフェニル)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン
− N−[5−{3−クロロ−4−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]−2−メチルフェニル}−6−(プロパ−1−イン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−5−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン
− N−[5−{3−クロロ−4−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]−2−メチルフェニル}−6−(プロパ−1−イン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン
− N−[5−{3−クロロ−4−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]−2−メチルフェニル}−6−(プロパ−1−イン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン
− N−[5−{3−クロロ−4−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]−2−メチルフェニル}−6−(プロパ−1−イン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2−メトキシフェニル)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン
− N−[5−{3−クロロ−4−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]−2−メチルフェニル}−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−({2−[2−(2−メトキシエトキシ)フェニル]ピリミジン−4−イル}メトキシ)−D−フェニルアラニン
− エチル N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2−メトキシフェニル)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニナト
− エチル N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(プロパ−1−イン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2−メトキシフェニル)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニナト
− エチル N−[(5S)−5−{3−クロロ−4−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]−2−メチルフェニル}−6−(プロパ−1−イン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2−メトキシフェニル)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニナト
− N−[5−{3,5−ジクロロ−2,6−ジメチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2−メトキシフェニル)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン
に言及することができる。
また、本発明は、
式(II−a):
Figure 2018522856

[式中、Zは、臭素又はヨウ素を表わし、Aは、式(I)について定義されたとおりであり、ここで、1は、塩素原子に結合しており、2は、Z基に結合している]
で示される化合物を出発物質として使用し、
同式(II−a)で示される化合物を、式(III):
Figure 2018522856

[式中、R、R12、E、及びnは、式(I)について定義されたとおりであり、Alkは、直鎖又は分岐鎖の(C〜C)アルキル基を表わす]
で示される化合物とカップリングさせて、式(IV):
Figure 2018522856

[式中、R、R12、A、E、及びnは、式(I)について定義されたとおりであり、Alkは、先に定義されたとおりである]
で示される化合物を生成し、
同式(IV)で示される化合物を、さらに、式(V):
Figure 2018522856

[式中、R、R、R、X、及びYは、式(I)について定義されたとおりであり、RB1及びRB2は、水素原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基を表わし、又は、RB1及びRB2は、それらを有する酸素と共に、場合によりメチル化されている環を形成している]
で示される化合物とカップリングさせて、式(VI):
Figure 2018522856

[式中、R、R、R、R、R12、X、Y、A、E、及びnは、式(I)について定義されたとおりであり、Alkは、先に定義されたとおりである]
で示される化合物を生成し、
同式(VI)で示される化合物のAlk−O−C(O)−エステル官能基を加水分解して、カルボン酸を生成し、同カルボン酸は場合により、式R’−OHで示されるアルコール又は式R’−Cl[式中、R’は、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基、−CHR基、アリール基、ヘテロアリール基、アリールアルキル(C〜C)基、又はヘテロアリールアルキル(C〜C)基を表わし、R及びRは、式(I)について定義されたとおりである]で示される塩素化化合物と場合により反応させてもよく、式(I)で示される化合物を生成する、同式(I)で示される化合物は、従来の分離技術に従って精製してもよく、同式(I)で示される化合物は、必要に応じて、薬学的に許容し得る酸又は塩基とのその付加塩に変換され、同式(I)で示される化合物を、場合により従来の分離技術に従ってその異性体に場合により分離し、
出発試薬又は合成中間体のいくつかの基(ヒドロキシ、アミノ・・・)を、上記された一連のプロセス中の適切であると考えられる任意の機会に、合成の必要に応じて、保護し、その後に脱保護し、官能基にすることができると理解されることを特徴とする、
式(I)で示される化合物を製造するための方法に関する。
本発明の他の実施態様では、式(I)で示される化合物は、代替的な方法を使用して得ることができる。同方法は、式(II−b):
Figure 2018522856

[式中、Aは、式(I)で定義されたとおりであり、ここで、1は、塩素原子に結合しており、2は、ヨウ素原子に結合している]
で示される化合物を出発物質として使用し、
同式(II−b)で示される化合物を、式(V):
Figure 2018522856

[式中、R、R、R、X、及びYは、式(I)について定義されたとおりであり、RB1及びRB2は、水素原子、直鎖若しくは分岐鎖(C〜C)アルキル基を表わし、又は、RB1及びRB2は、それらを有する酸素と共に、場合によりメチル化されている環を形成している]
で示される化合物とカップリングさせて、式(VII):
Figure 2018522856

[式中、R、R、R、A、X、及びYは、式(I)で定義されたとおりである]
で示される化合物を生成し、
同式(VII)で示される化合物を、さらに、式(III):
Figure 2018522856

[式中、R、R12、E、及びnは、式(I)について定義されたとおりであり、Alkは、直鎖又は分岐鎖の(C〜C)アルキル基を表わす]
で示される化合物とカップリングさせて、式(VI):
Figure 2018522856

[式中、R、R、R、R、R12、X、Y、A、E、及びnは、式(I)について定義されたとおりであり、Alkは、先に定義されたとおりである]
で示される化合物を生成し、
同式(VI)で示される化合物のAlk−O−C(O)−エステル官能基を加水分解して、カルボン酸を生成し、同カルボン酸は、場合により式R’−OHで示されるアルコール又は式R’−Cl[式中、R’は、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基、−CHR基、アリール基、ヘテロアリール基、アリールアルキル(C〜C)基、又はヘテロアリールアルキル(C〜C)基を表わし、R及びRは、式(I)について定義されたとおりである]で示される塩素化化合物と場合により反応させてもよく、式(I)で示される化合物を生成する、同式(I)で示される化合物は、従来の分離技術に従って精製してもよく、同式(I)で示される化合物は、必要に応じて、薬学的に許容し得る酸又は塩基とのその付加塩に変換され、同式(I)で示される化合物塩を、場合により、従来の分離技術に従ってその異性体に分離し、
出発試薬又は合成中間体のいくつかの基(ヒドロキシ、アミノ・・・)を、上記された一連のプロセス中の適切であると考えられる任意の機会に、合成の必要に応じて、保護し、その後に脱保護し、官能基にすることができると理解されることを特徴とする。
式(II−a)、(II−b)、(III)、(V)、R’−OH、及びR’−Clで示される化合物は、市販されているか、又は、当業者により、文献に記載された従来の化学反応を使用して得ることができるかのいずれかである。
本発明の化合物の薬理学的研究から、それらが、アポトーシス促進特性を有することが示されてきた。ガン細胞におけるアポトーシスプロセスを再活性化する能力は、ガンならびに免疫疾患及び自己免疫疾患の処置における主な治療関心である。
とりわけ、本発明の化合物は、化学療法抵抗性ガン又は放射線抵抗性ガンの処置に有用であろう。
想定されるガン処置の中でも、膀胱、脳、乳房、及び子宮のガン、慢性リンパ球性白血病、結腸、食道、及び肝臓のガン、リンパ芽球性白血病、急性骨髄性白血病、リンパ腫、メラノーマ、悪性血液疾患、骨髄腫、卵巣ガン、非小細胞性肺ガン、前立腺ガン、膵臓ガン、ならびに小細胞性肺ガンの処置に言及することができるが、これらに限定されない。
また、本発明は、少なくとも1つの式(I)で示される化合物を、1つ以上の薬学的に許容し得る賦形剤との組み合わせで含む、医薬組成物に関する。
本発明の医薬組成物の中でも、とりわけ、経口、非経口、鼻、経皮若しくは経皮(per- or trans-cutaneous)、直腸、舌下、眼、又は呼吸器投与に適したもの、特に、錠剤若しくは糖衣錠剤、舌下錠剤、小袋、パケット、カプセル剤、グロセット(glossette)、ロゼンジ剤、坐剤、クリーム剤、軟膏剤、皮膚ゲル剤、及び飲用若しくは注射用アンプルに言及することができる。
用量は、患者の性別、年齢、及び体重、投与経路、治療適応症の性質、又は任意の関連する処置に応じて変動し、1回以上の投与において、24時間当たりに0.01mg〜1gの範囲である。
またさらに、本発明は、式(I)で示される化合物と、遺伝毒性物質、細胞分裂毒、代謝拮抗物質、プロテアソーム阻害剤、キナーゼ阻害剤、及び抗体から選択される抗ガン剤との組み合わせ、ならびに、その種類の組み合わせを含む医薬組成物およびガンの処置に使用するための医薬の製造におけるその使用に関する。
また有利に、本発明は、式(I)で示される化合物と、EGFR阻害剤との組み合わせ、及び、その種類の組み合わせを含む医薬組成物に関する。
また、別の実施態様では、本発明は、式(I)で示される化合物と、mTOR/PI3K阻害剤との組み合わせ、及び、その種類の組み合わせを含む医薬組成物に関する。
また、好ましい実施態様では、本発明は、式(I)で示される化合物と、MEK阻害剤との組み合わせ、及び、その種類の組み合わせを含む医薬組成物に関する。
また、好ましくは、本発明は、式(I)で示される化合物と、HER2阻害剤との組み合わせ、及び、その種類の組み合わせを含む医薬組成物に関する。
また有利に、本発明は、式(I)で示される化合物と、RAF阻害剤との組み合わせ、及び、その種類の組み合わせを含む医薬組成物に関する。
また、別の実施態様では、本発明は、式(I)で示される化合物と、EGFR/HER2阻害剤との組み合わせ、及び、その種類の組み合わせを含む医薬組成物に関する。
また、好ましい実施態様では、本発明は、式(I)で示される化合物と、タキサンとの組み合わせ、及び、その種類の組み合わせを含む医薬組成物に関する。
また、別の実施態様では、本発明は、式(I)で示される化合物と、プロテアソーム阻害剤、免疫モデュレーター、又はアルキル化剤との組み合わせ、及び、その種類の組み合わせを含む医薬組成物に関する。
式(I)で示される化合物と抗ガン剤との組み合わせは、同時に又は連続的に投与することができる。投与経路は、好ましくは、経口経路である。対応する医薬組成物は、活性成分の即時又は遅延放出を可能にする。さらに、組み合わせの化合物は、それぞれが一方の活性成分を含有する2つの別々の医薬組成物の形態、又は、活性成分が混合された状態である1つの医薬組成物の形態で投与することができる。
本発明の化合物は、ガンの処置における放射線療法との組み合わせにおいても使用することができる。
最後に、本発明の化合物は、モノクローナル抗体若しくはそのフラグメントに結合することができ、又は、モノクローナル抗体に関連し、若しくは、関連しない場合がある足場タンパク質に結合することができる。
抗体フラグメントは、Fv、scFv、Fab、F(ab’)2、F(ab’)、scFv−Fc型のフラグメント、又はディアボディであると理解されるべきである。これらは、一般的には、それらが得られる抗体と同じ結合特異性を有する。本発明によれば、本発明の抗体フラグメントは、酵素、例えば、ペプシン若しくはパパインによる消化等の方法により、及び/又は、化学的還元によるジスルフィド結合の開裂により、抗体から開始して得ることができる。別の方法では、本発明に含まれる抗体フラグメントは、当業者に同様に周知の遺伝子組換え技術により、又は他に、例えば、自動ペプチド合成機、例えば、Applied Biosystems等の企業により供給されるものによるペプチド合成により得ることができる。
モノクローナル抗体に関連し、又は、関連しない場合がある足場タンパク質は、免疫グロブリンフォールドを含有するか、又は、含有せず、モノクローナル抗体に類似する結合能を生じるタンパク質を意味すると理解される。当業者であれば、タンパク質足場を選択する方法を知っている。とりわけ、以下のような(Skerra A., J. Mol. Recogn. 2000, 13, 167-187)複数の特性:系統学的に良好な保存、周知の三次元分子組織(例えば、結晶学又はNMR等)を有する堅牢なアーキテクチャ、小型、存在しない若しくは低い程度のみの翻訳後修飾、生成、発現、及び精製の容易性を表わすべきこのような足場が選択されるべきであることが公知である。このようなタンパク質足場は、
フィブロネクチン、及び優先的には、第10フィブロネクチンIII型ドメイン(FNfn10)、リポカリン、アンチカリン(Skerra A., J. Biotechnol. 2001, 74(4):257-75)、スタフィロコッカスプロテインAのドメインBからのプロテインZ誘導体、チオレドキシンA、又は、繰返しドメイン、例えば、「アンキリンリピート」(Kohl et al., PNAS 2003, 100(4), 1700-1705)、「アルマジロリピート」、「ロイシンリッチリピート」、若しくは「テトラトリコペプチドリピート」を有する任意のタンパク質からなる群より選択される構造であることができるが、これらに限定されない。トキシン(例えば、サソリ、昆虫、植物、又は軟体動物のトキシン等)からの足場誘導体又は神経型一酸化窒素シンターゼのタンパク質組成剤(PIN)にも言及することができる。
下記調製及び実施例は、本発明を例示するが、本発明を何ら限定するものではない。
全体的な手法
商業的な供給元から得られた全ての試薬を、さらに精製することなく使用した。無水溶媒を、商業的な供給元から得て、さらに乾燥させることなく使用した。
フラッシュクロマトグラフィーを、予め包装されたシリカゲルカートリッジを備えるISCO CombiFlash Rf 200i(RediSep(登録商標)Rf Gold High Performance)において行った。
薄層クロマトグラフィーを、Merck Type 60 F254シリカゲルをコートした、5×10cmプレートにより行った。
マイクロ波加熱を、Anton Parr MonoWave又はCEM Discover(登録商標)機器において行った。
調製用HPLC精製を、Gemini-NX(登録商標) 10μM C18、250mm×50mm(内径)カラムを備えるArmen Spot液体クロマトグラフィーシステム(特に指定のない限り、流速118mL分-1でランニング、UVダイオードアレイ検出(210〜400nm)、25mM NHHCO水溶液及びMeCNを溶離剤として使用)において行った。
分析用LC−MS:本発明の化合物を、Agilent 6140四重極LC/MSを備えるAgilent HP1200において、陽イオン又は陰イオン電子スプレーイオン化モードで動作させる高速液体クロマトグラフィー−質量分光法(HPLC−MS)により特徴決定した。分子量のスキャン範囲を、100〜1350とする。平行でのUV検出を、210nm及び254nmにおいて行った。サンプルを、ACN又はTHF/HO(1:1)中の1mM 溶液として、ループ注入 5μLで供給した。LCMS分析を、2つの機器において行った。その内の一方を、塩基性溶離剤で動作させ、他方を、酸性溶離剤で動作させた。
塩基性LCMS:Gemini-NX、3μm、C18、50mm×3.00mm(内径)カラム、23℃、流速1mL分-1、5mM 重炭酸アンモニウム(溶媒A)及びアセトニトリル(溶媒B)を、100% 溶媒Aから開始し、種々/特定の経過時間にわたって、100% 溶媒Bで終了する勾配で使用。
酸性LCMS:ZORBAX Eclipse XDB-C18、1.8μm、50mm×4.6mm(内径)カラム、40℃、流速1mL分-1、0.02%v/v ギ酸水溶液(溶媒A)及びアセトニトリル中の0.02%v/v ギ酸(溶媒B)を、100% 溶媒Aから開始し、種々/特定の経過時間にわたって、100% 溶媒Bで終了する勾配で使用。
H−NMR測定を、Bruker Avance III 500MHz分光計及びBruker Avance III 400MHz分光計において、溶媒として、DMSO−d又はCDClを使用して行った。H NMRデータを、内部標準としての溶媒の残留ピーク(DMSO−dについては2.50ppm及びCDClについては7.26ppm)を使用して、デルタ値の形式で、百万分の一(ppm)で与える。分離パターンを、s(シングレット)、d(ダブレット)、t(トリプレット)、q(カルテット)、quint(クインテット)、m(マルチプレット)、br s(ブロードシングレット)、dd(ダブレットのダブレット)、td(ダブレットのトリプレット)、dt(トリプレットのダブレット)、ddd(ダブレットのダブレットのダブレット)として示す。
ガスクロマトグラフィーと低解像質量分光法との組み合わせを、0.25μm HP-5MSコーティングを有する15m×0.25mmカラム及びキャリアガスとしてヘリウムを使用する、Agilent 6850ガスクロマトグラフィー及びAgilent 5975C質量分光計において行った。イオン源:EI、70eV、230℃、四重極:150℃、インターフェース:300℃。
HRMSを、Shimadzu IT-TOF、イオン源温度200℃、ESI+/−、イオン化電圧:(+−)4.5kV、質量解像 min.10000において決定した。
元素分析を、Thermo Flash EA 1112元素分析機において行った。
略語の一覧
略語 名称
2−Me−THF 2−メチル−テトラヒドロフラン
Ac アセチル
Ad アダマンチル
aq. 水溶液
AtaPhos ビス(ジ−tert−ブチル(4−ジメチルアミノフェニル)ホスフィン)ジクロロパラジウム(II)
BuPAd2 ブチル−ジ(アダマンタ−1−イル)ホスファン
cc. 濃縮
DAST 三フッ化ジエチルアミノ硫黄
dba ジベンジリデンアセトン
DCM 塩化メチレン
DIPA ジイソプロピルアミン
DMA ジメチルアセトアミド
DME 1,2−ジメトキシエタン
DMF ジメチルホルムアミド
DMSO ジメチルスルホキシド
dppf 1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン
eq. 当量
Et エチル
HILIC 親水性相互作用液体クロマトグラフィー
HMDS ヘキサメチルジシラザン
Pr イソプロピル
LDA リチウムジイソプロピルアミド
Me メチル
MeCN アセトニトリル
MTBE メチル tert−ブチルエーテル
MW マイクロ波
NBS N−ブロモスクシンイミド
Bu n−ブチル
NCS N−クロロスクシンイミド
Ph フェニル
Bu×HBF トリ−tert−ブチルホスホニウム テトラフルオロボラート
PCy×HBF トリシクロヘキシルホスホニウム テトラフルオロボラート
Q−Phos 1,2,3,4,5−ペンタフェニル−1’−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)フェロセン
室温 室温
TBAF フッ化テトラブチルアンモニウム
Bu tert−ブチル
TEA トリエチルアミン
TFA トリフルオロ酢酸
THF テトラヒドロフラン
TIPSCl トリイソプロピルシリルクロリド
XantPhos 4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン
一般手順Ia:
適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体の1当量、適切なアミノ酸誘導体の2当量及びKCOの2当量を、BuOH:水の4:1(4mL/mmol)で混合し、さらなる変換が観察されなくなるまで、還流温度(あるいは、必要であればMW反応器中、100℃で)で撹拌した。次に、混合物を水で希釈し、1M HCl溶液で酸性化し(pH=1に、又は塩基性アミノ基の存在下でpH=6に)、そしてEtOAcで抽出し、又は酸性化後に形成された沈殿物を濾過により単離した。抽出精製の場合において、合わせた有機相をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物を、他に指定しない限り、溶離剤としてNHHCO水溶液25mM及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより精製した。
一般手順Ib:
適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体の1当量、適切なアミノ酸誘導体の2当量及びKCOの3当量を、DMSO(10mL/mmol)で混合し、さらなる変換が観察されなくなるまで50℃で撹拌した。次に、混合物を水で希釈し、1M HCl溶液(pH=1に、又は塩基性アミノ基の存在下でpH=6に)で酸性化し、そしてEtOAcで抽出し、あるいは酸性化後に形成された沈殿物を濾過により単離した。抽出精製の場合において、合わせた有機相をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物を、他に指定しない限り、溶離剤としてNHHCO水溶液25mM及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより精製した。
一般手順Ic:
適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体の1当量、適切なアミノ酸誘導体の1.5当量及びCsCOの1.5当量を、DMSO(6mL/mmol)で混合し、さらなる変換が観察されなくなるまで70℃で撹拌した。次に、混合物を水で希釈し、1M HCl溶液(pH=1に、又は塩基性アミノ基の存在下でpH=6に)で酸性化し、そしてEtOAcで抽出し、あるいは酸性化後に形成された沈殿物を濾過により単離した。抽出精製の場合において、合わせた有機相をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物を、他に指定しない限り、溶離剤としてNHHCO水溶液25mM及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより精製した。
一般手順IIa:
適切な5−(又は6)−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体の1当量及び適切なボロン酸誘導体の3当量を、DME(15mL/mmol)に溶解し、次にKCOの5当量、Pddbaの0.2当量、BuPAdの0.4当量及び水(5mL/mmol)を加え、そしてさらなる変換が観察されなくなるまで、混合物をMW反応器中、60℃で撹拌した。次に、揮発物を真空下で除去し、残留物を、他に指定しない限り、溶離剤としてNHHCO水溶液25mM及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより精製した。
一般手順IIb:
適切な5−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体の1当量及び適切なボロン酸誘導体の5当量を、2−Me−THF(8mL/mmol)に溶解し、次にKCOの5当量、Q−Phosの0.1当量及びPddbaの0.05当量を加え、さらなる変換が観察されなくなるまで、混合物を80℃で撹拌した。混合物をセライトパッドで濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物を、他に指定しない限り、溶離剤としてヘプタン及びEtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。
一般手順IIc:
適切な5−(又は6)−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体の1当量及び適切なボロン酸誘導体の1.1当量を、2−Me−THF(8mL/mmol)に溶解し、次にAgCOの1.1当量及びPd(PPhの0.1当量を加え、そしてさらなる変換が観察されなくなるまで、混合物を100℃で撹拌した。混合物をセライトパッドで濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物を、他に指定しない限り、溶離剤としてヘプタン及びEtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。
一般手順IId:
適切な5−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体の1当量及び適切なボロン酸誘導体の3当量を、ジオキサン:水の2:1混合物(10mL/mmol)に溶解し、次にCsCOの2当量、Pd(OAc)5mol%及びPBu×HBFの0.2当量を加え、そしてさらなる変換が観察されなくなるまで、混合物をMW反応器中、120℃で撹拌した。混合物を1M HCl溶液で中和し、DCMで抽出した。合わせた有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして濾液を真空下で濃縮した。粗生成物を、他に指定しない限り、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより精製した。
一般手順IIIa:
適切な6−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体の1当量及び適切なボロン酸誘導体の4当量を、ジオキサン:水の4:1混合物(10mL/mmol)に溶解し、次にCsCOの2.2当量及びPd(dppf)Clの0.1当量を加え、そしてさらなる変換が観察されなくなるまで、混合物を40℃で撹拌した。次に、混合物を水で希釈し、DCMで抽出した。合わせた有機相を水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物を、他に指定しない限り、溶離剤としてNHHCO水溶液25mM及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより精製した。
一般手順IIIb:
適切な6−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体の1当量及び適切なボロン酸誘導体の3当量を、THF:水の1:1混合物(10mL/mmol)に溶解し、次にCsCOの3当量及びAtaPhosの0.1当量を加え、そしてさらなる変換が観察されなくなるまで、混合物をMW反応器中、100℃で撹拌した。揮発物を減圧下で蒸発させ、残留物を、他に指定しない限り、溶離剤としてNHHCO水溶液25mM及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより精製した。
一般手順IVa:
1当量の調製4iを、乾燥THF(5mL/mmol)に溶解し、−78℃に冷却した。LDA溶液(1.2当量 THF、ヘプタン、EtPh中2M)を、アルゴン下で滴下し、混合物を1.5時間撹拌した。次に、溶液(乾燥THF 3mL/mmolに溶解した)中の適切な求電子試薬の1.2当量も、又は原液(neat)を−78℃で加え、混合物を室温まで放温した。さらなる変換が観察されなくなるまで、それを撹拌した。反応混合物を濃NHCl溶液の注意深い添加によりクエンチした。混合物をMTBEで抽出し、有機相をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物を、他に指定しない限り、溶離剤としてヘプタン及びEtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。
一般手順Va:
さらなる変換が観察されなくなるまで、適切なアセタールの1当量を、2M HCl溶液(3mL/mmol)で60℃で撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、次に5.7当量のNaOHを少量ずつ加えた。PHを、10% KCO溶液を用いて8に調整し、次に2当量の水素化ホウ素ナトリウムを、温度を5℃未満に維持して少量ずつ加えた。添加後、さらなる変換が観察されなくなるまで、混合物を0℃で撹拌した。混合物をEtOAcで抽出し、合わせた有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物を、他に指定しない限り、溶離剤としてヘプタン及びEtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。
一般手順Vb:
工程A
乾燥THF(1.5mL/mmol)中の適切なN−アルキルピラゾールの1当量の溶液に、1.1当量のBuLiを−78℃で滴下した。混合物を30分間撹拌し、次に0℃まで放温し、それを30分間撹拌し、次に−78℃まで再び戻した。1.1当量のDMFを滴下し、次に反応混合物を室温まで到達させ、それを一晩撹拌した。混合物を濃NHCl溶液でクエンチした。相を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮した。残留物を、さらに精製することなく次の工程に用いた。
工程B
EtOH(0.5mL/mmol)中の適切な粗アルデヒドの1当量の溶液に、1.3当量の水素化ホウ素ナトリウムを少量ずつ−15℃で加え、さらなる変換が観察されなくなるまで、反応混合物を室温で撹拌した。混合物を砕氷に注ぎ、16時間撹拌した。沈殿物を濾別し、濾液を減圧下で濃縮した。油相を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮した。生成物を、必要であれば、フラッシュクロマトグラフィーによりさらに精製した。
一般手順Vc:
乾燥メタノール(0.5mL/mmol)中の適切なアミジン塩の1.2当量と調製8aの1当量の混合物に、1.2当量のナトリウムメトキシドを少量ずつ加え、そしてさらなる変換が観察されなくなるまで、混合物を75℃で撹拌した。反応混合物を冷却し、減圧下で濃縮した。水を残留物に加え、それをDCMで抽出した。合わせた有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物を、他に指定しない限り、溶離剤としてヘプタン及びEtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。
一般手順Vd:
乾燥メタノール(0.5mL/mmol)中の適切なヒドラジン又はヒドラジン塩酸塩の1.2当量と調製8aの1当量の混合物に、1.2当量のナトリウムメトキシドを少量ずつ加え、そしてさらなる変換が観察されなくなるまで、混合物を75℃で撹拌した。反応混合物を冷却し、減圧下で濃縮した。水を残留物に加え、それをDCMで抽出した。合わせた有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物を、他に指定しない限り、溶離剤としてヘプタン及びEtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。
一般手順Ve:
さらなる変換が観察されなくなるまで、適切なアセタールの1当量を、1M HCl溶液(3mL/mmol)を用いて50℃で撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、次に2.85当量の固体のNaOHを少量ずつ加えた。10% KCO溶液を用いてPHを8に調整し、次に2当量の水素化ホウ素ナトリウムを、温度を5℃未満に保持して少量ずつ加え、そしてさらなる変換が観察されなくなるまで0℃で撹拌した。混合物をEtOAcで抽出し、合わせた有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物を、他に指定しない限り、溶離剤としてヘプタン及びEtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。
一般手順VI:
適切なフェノール誘導体の1当量、適切なアルコール誘導体の2当量、及び3当量のPPhを、乾燥トルエン(7mL/mmol)にN雰囲気下で溶解し、次に3当量のジ−tert−ブチル アゾジカルボキシラートを室温で加え、次にさらなる変換が観察されなくなるまで、混合物を50℃で撹拌した。揮発物を真空下で除去し、残留物を、溶離剤としてヘプタン及びEtOAc(そして必要であればMeOH)を用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。必要であれば、生成物を、他に指定しない限り、溶離剤としてNHHCO水溶液25mM及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーによりさらに精製した。
一般手順VII:
適切なエステル誘導体の1当量を、THF(15mL/mmol)に溶解し、次に10当量のLiOH×HO及び水(15mL/mmol)を加えた。さらなる変換が観察されなくなるまで、混合物を室温で撹拌した(あるいは必要であれば60℃で)。1M HCl溶液を用いてPHを6に調整し、次に混合物をブラインで希釈し、DCM又はEtOAcで抽出した。有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物を、他に指定しない限り、溶離剤としてNHHCO水溶液25mM及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより精製した。
一般手順VIII:
適切なインドール誘導体の1当量及び適切なアルコール誘導体の2当量を、乾燥トルエン(8mL/mmol)にN雰囲気下で溶解し、混合物を0℃に冷却し、次に2当量の2−(トリブチル−ホスファニリデン)アセトニトリルを加えた。次に、混合物を100℃に加熱し、さらなる変換が観察されなくなるまで撹拌した。揮発物を真空下で除去し、次に水(4mL/mmol)、2M NaOH溶液(1mL/mmol)を加え、そしてさらなる変換が観察されなくなるまで、混合物を撹拌した。次に、1M HCl溶液を用いて混合物をpH=6に酸性化し、DCMで抽出した。合わせた有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物を、他に指定しない限り、溶離剤としてNHOAc(pH=4、AcOHで調整)水溶液40mM及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより精製した。
一般手順IXa:
工程A
1当量の調製9bを、乾燥トルエン(8mL/mmol)に溶解し、次に1.18当量のPPh、適切なアルコール誘導体の1.1当量及び1.18当量のジエチルアゾジカルボキシラート(トルエン中40%溶液)を室温で加えた。さらなる変換が観察されなくなるまで、混合物を室温で撹拌した。得られた沈殿物を濾別し、濾液を10% KHSO溶液、水、飽和NaHCO溶液で順次洗浄し、そして水で再び洗浄した。有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮した。残留物をジエチル−エーテル(5mL/mmol)で撹拌し、不溶性物質を濾別し、濾液を減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。
工程B
工程Aの生成物を、10当量のHCl溶液(MeOH中4.9M)で処理し、さらなる変換が観察されなくなるまで、それを室温で撹拌した。次に、混合物を減圧下で濃縮した。残留物を冷EtOAcと氷冷水に分配し、相を分離し、そして有機相を氷冷5% KHSO溶液で抽出した。合わせた水相を固体のNaCOで塩基性化し、生成物をEtOAcで抽出した。有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、標記生成物のメチルエステルを得た。
工程C
工程Bで得られたメチルエステルの1当量を、MeOH(9mL/mmol)に溶解し、次に1.05当量のNaOH及び水(1mL/mmol)を加え、さらなる変換が観察されなくなるまで、混合物を室温で撹拌した。メタノールを減圧下で除去し、混合物を1M HCl溶液を用いて中和し、次にそれをDCMで抽出した。有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、O−アルキル化アミノ酸誘導体を得て、これをさらに精製することなく用いた。
一般手順IXb:
工程A
1当量の調製9bを、乾燥DMF(10mL/mmol)に溶解し、4当量のKCO及び適切なアルキル化剤の2当量を室温で加えた。さらなる変換が観察されなくなるまで、混合物を50℃で撹拌した。混合物を水で希釈し、次にDCMで抽出した。有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮した。粗物質を、他に指定しない限り、溶離剤としてDCM及びメタノールを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。
工程B及び工程Cは、一般手順IXaに記載されているものと同じである。
調製1a: 5−ブロモ−4−クロロ−6−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン
工程A: 6−ヨード−3H−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
機械的撹拌器、温度計及び還流冷却器を備えた2Lの丸底フラスコに、酢酸433mL、硫酸13mL及び水87mLの溶液を入れた。3H−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オン69.3g(0.46mol)、過ヨウ素酸51.9g(0.23mol)及びヨウ素104g(0.41mol)を、撹拌した溶液に加え、これを60℃に1時間加熱した。得られた懸濁液を室温まで冷やし、濾別し、酢酸と水の混合物(5:1)で、そして次にジエチルエーテル洗浄した。得られたベージュ色の結晶質固体を空気乾燥した。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ: 12.57 (br s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.65 (s, 1H)
工程B: 4−クロロ−6−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン
機械的撹拌器、温度計、還流冷却器及びCaCl−チューブを備えた1Lの丸底フラスコに、オキシ塩化リン113mL及びN,N−ジメチルアニリン35mL(0.29mol)を入れた。6−ヨード−3H−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オン75.54g(0.27mol)を、数回に分けて5分間混合物に加えた。反応混合物を105℃で1時間撹拌した。得られた懸濁液を10℃に冷却し、濾過し、そしてヘキサンで洗浄した。粗生成物を氷水に加え、10分間撹拌し、濾別し、冷水、ジエチルエーテルで洗浄し、そして空気乾燥した。ベージュ色の結晶質固体を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 8.89 (s, 1H), 7.98 (s, 1H)
工程C: 調製1a
機械的撹拌器、温度計、還流冷却器及び気泡管(bubbler)を備えた2Lの丸底フラスコに、アセトニトリル600mLに入れた。4−クロロ−6−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン84.9g(0.29mol)、NBS 50.9g(0.29mol)及びテトラフルオロホウ酸ジエチルエーテル錯体8.5mLを加えた。反応混合物を室温で16時間撹拌した。さらにNBS 22.9g(0.12mol)を、混合物に3回に分けて加えた。懸濁液を0℃に冷却し、沈殿物をさらに1時間撹拌した後、濾別し、アセトニトリルで洗浄し、そして空気乾燥した。生成物を、ベージュ色の結晶質固体として得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ: 8.88 (s, 1H)
調製1b: 4−クロロ−5,6−ジヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン
工程A: 5,6−ジヨード−3H−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
3H−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オン61.3g(396mmol)の十分に撹拌したスラリーに、過ヨウ素酸92.4g(405mmol)、酢酸1L、水200mL、濃硫酸6mL、及びヨウ素203g(799mmol)を加えた。反応混合物を110℃に加熱し、3時間撹拌した。懸濁液を室温まで冷やし、次にジエチルエーテル940mLを加え、そして混合物をさらに10℃で30分間撹拌した。沈殿物を濾別し、ジエチルエーテルとエタノール(100mL)の2:1混合物で、最後にジエチルエーテル(3×250mL)で洗浄し、次にそれを空気乾燥して、生成物を黄褐色の粉末として与えた。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ: 12.60 (br s, 1H), 8.13 (s, 1H)
工程B: 調製1b
オキシ塩化リン2.5L中の5,6−ジヨード−3H−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オン180g(445mmol)の十分に撹拌したスラリーに、N,N−ジメチルアニリン64mLを加えた。反応混合物を105℃に加熱し、1.5時間撹拌した。得られた懸濁液を室温まで冷やし、ヘキサン1.5Lを加え、それをさらに20分間撹拌した。沈殿物を濾別し、ヘキサン(3×500mL)及び水(3×100mL)で洗浄し、次に空気乾燥して、生成物を灰色の結晶質固体として与えた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 8.88 (s, 1H)
調製1c: 4−クロロ−5−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン
調製1b 52.8g(125mmol)を、乾燥THF 400mLに溶解し、0℃に冷却した。BuMgCl 100mL(200mmol、ジエチルエーテル中2M)を15分間かけて加えた。次に、水50mLを加え、溶液をデカントし、そして減圧下で濃縮した。粗生成物を、アセトニトリルと水の混合物(3:1)で超音波処理し、次に濾過により集めた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 8.95 (s, 1H), 8.45 (s, 1H)
調製2a: 4−クロロ−6−エチル−5−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン
工程A: 6−エチル−3H−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
2−アミノ−5−エチル−チオフェン−3−カルボン酸エチルエステル701g(3.52mol)とホルムアミド2200mLの混合物を、200℃に加熱し、低沸点の溶媒を留去した。2時間後、さらにホルムアミド250mLを加え、混合物を同じ温度でさらなる時間撹拌し、次に室温で16時間撹拌した。得られた混合物を水7.5Lに注ぎ、沈殿物を濾別し、トルエン1.5L及び水3Lで洗浄し、次に空気乾燥して、生成物を褐色の結晶質固体として与えた。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ: 12.40 (br s, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.11 (t, 1H), 2.85 (qd, 2H), 1.27 (t, 3H)
工程B: 6−エチル−5−ヨード−3H−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
6−エチル−3H−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オン301g(1.67mol)、ヨウ素847g(3.34mol)、硫酸銀1040g(3.34mol)及びエタノール1.7Lの混合物を、室温で3日間撹拌した。得られた沈殿物を濾別し、エタノール(3×400mL)で洗浄した。生成物を、以下の手順を用いてフィルターケーキから溶離した:フィルターケーキをDMF 800mLを用いて50℃で1時間撹拌し、次に懸濁液を濾過した。このシーケンスを6回繰り返した。合わせた有機層を蒸発乾固させて、生成物を黄褐色の結晶質固体として与えた。
工程C: 調製2a
撹拌したオキシ塩化リン880mLとN,N−ジメチルアニリン102mLの混合物を、95℃に加熱し、6−エチル−5−ヨード−3H−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オン220g(0.719mol)を、同じ温度で素早く加え、次に15分間撹拌した。反応混合物を80℃に冷却し、水(1L)、砕氷(2kg)及びDCM(700mL)の撹拌した混合物に注いだ。得られた混合物を、温度を20℃未満に保持しながらさらに30分間撹拌した。相を分離し、無機層をDCM(100mL)で抽出し、そして有機相を水(100mL)で洗浄した。合わせた有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、生成物を黄褐色の結晶質固体として与えた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 8.79 (s, 1H), 3.02 (q, 2H), 1.39 (t, 3H)
調製2b: 5−ブロモ−4−クロロ−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン
調製1a 75.08g(200mmol)、2−(4−フルオロフェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン53.63g(240mmol)、炭酸セシウム130g(400mmol)、Pd(OAc)2.245g(10mmol)及びBuX−Phos 8.50g(20mmol)を、2Lのフラスコに入れた。THF 600mL及び水200mLを加え、次にアルゴン雰囲気下、70℃で一晩撹拌した。THFを蒸発させて、次に生成物を濾過により集めた。粗生成物をアセトニトリル250mLで超音波処理し、再び濾過した。次に、調製2bを、EtOH/THF(2:1)から結晶化した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 9.02 (s, 1H), 7.80-7.77 (m, 2H), 7.47-7.43 (m, 2H)
調製2c: 4−クロロ−5−ヨード−6−(プロパ−1−イニル)−チエノ[2,3−d]ピリミジン
調製1b 42.24g(100mmol)、Pd(PPhCl 3.509g(5mmol)及びCuI 1.904g(10mmol)を、DIPA 400mLに溶解し、次にプロピンを反応混合物でバブリングし、これを、さらなる変換が観察されなくなるまで室温で撹拌した。揮発物を減圧下で蒸発させ、粗生成物を溶離剤としてヘプタン/EtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 8.92 (s, 1H), 2.25 (s, 3H)
調製2d: 4−クロロ−5−ヨード−6−イソプロピル−チエノ[2,3−d]ピリミジン
工程A: 6−イソプロピル−5−ヨード−3H−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
6−イソプロピル−3H−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オン2.858g(14.7mmol)、ヨウ素7.468g(29.4mmol)、硫酸銀9.175g(29.4mmol)、及びエタノール55mLの混合物を、室温で3日間撹拌した。混合物をEtOで希釈し、得られた沈殿物を濾別し、そしてさらに精製することなく用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 12.49 (br s, 1H), 8.11 (s, 1H), 3.35 (m, 1H, overlapped by H2O signal), 1.28 (d, 6H)
MS(M−H):319.0
工程B: 調製2d
オキシ塩化リン15mL(161mmol)とN,N−ジメチルアニリン1.9mL(14.7mmol)の混合物を、95℃に加熱し、6−イソプロピル−5−ヨード−3H−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オン25.9g(14.7mmol)(0.719mol)を素早く加え、そして次にこの温度でさらに15分間撹拌した。反応混合物を80℃に冷却し、氷水(300g)とEtOAc(200mL)の撹拌した混合物に注いだ。得られた混合物を、温度を20℃未満に保持しながらさらに30分間撹拌した。相を分離し、無機層をEtOAc(100mL)で抽出し、そして有機相を水及びNaHCO溶液で洗浄した。合わせた有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮し、そして溶離剤としてヘプタン及びEtOACを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標記生成物を与えた。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 8.78 (s, 1H), 3.63 (septet, 1H), 1.41 (d, 6H)
MS(M+H):339.0
調製3a: (2R)−2−[(6−エチル−5−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−3−フェニル−プロパン酸
一般手順Ia、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製2a及び適切なアミノ酸誘導体としてD−フェニルアラニンを用いて、調製3aを得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6)δ: 8.44 (s, 1H), 7.45 (d, 1H), 7.30-7.20 (m, 5H), 5.07 (m, 1H), 3.35 (dd, 1H), 3.16 (dd, 1H), 2.82 (q, 2H), 1.22 (t, 3H)
HRMS C1716INSの計算値:453.0008; 実測値:454.0064(M+H)
調製4a: 4−クロロ−5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]−6−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン
工程A: 4−クロロ−5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]チエノ[2,3−d]ピリミジン
一般手順IIa、適切な5−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製1c及び適切なボロン酸誘導体として調製B4を用い、そして溶離剤としてDCM及びMeOHを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより生成物を精製して、4−クロロ−5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]チエノ[2,3−d]ピリミジンを与えた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ: 8.98 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.22 (d, 1H), 7.09 (s, 1H), 4.25-4.16 (m, 2H), 2.76 (t, 2H), 2.54 (br s, 4H), 2.32 (br s, 4H), 2.14 (s, 3H), 2.06 (s, 3H)
工程B: 調製4a
4−クロロ−5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]チエノ[2,3−d]ピリミジン10.935g(25mmol)を、乾燥THF 250mLに溶解し、−78℃に冷却した。LDA溶液25mL(50mmol、THF、ヘプタン、エチルベンゼン中2M)を、アルゴン雰囲気下で滴下し、混合物を15分間撹拌した。次に、ヨウ素12.69g(50mmol)を−78℃で加え、混合物を室温まで放温し、次に混合物をEtOAcで希釈し、NHCl溶液、次にNa溶液で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮した。粗生成物を、溶離剤としてDCM及びMeOHを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、調製4aを得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ: 8.93 (s, 1H), 7.15 (d, 1H), 7.13 (d, 1H), 4.22 (t, 2H), 2.77 (t, 2H), 2.56 (br s, 4H), 2.34 (br s, 4H), 2.16 (s, 3H), 2.00 (s, 3H)
調製4b: 4−クロロ−5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]−6−(2−フリル)チエノ[2,3−d]ピリミジン
一般手順IIa、適切な6−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4a及び適切なボロン酸誘導体として2−(2−フリル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランを用いて、調製4bを得た。MS:(M+H)=503.0
調製4c: 4−クロロ−5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]−6−(5−フルオロ−2−フリル)チエノ[2,3−d]ピリミジン
一般手順IIIa、適切な6−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4a及び適切なボロン酸誘導体として2−(5−フルオロ−2−フリル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランを用いて、調製4cを得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6)δ: 8.93 (s, 1H), 7.24 (d, 1H), 7.18 (d, 1H), 5.92 (dd, 1H), 5.68 (t, 1H), 4.23 (t, 2H), 2.79 (t, 2H), 2.58 (br s, 4H), 2.38 (br s, 4H), 2.19 (s, 3H), 2.05 (s, 3H)
HRMS C2423FSClの計算値:520.0903; 実測値:521.0972(M+H)
調製4d: 2−クロロ−4−(4−クロロ−6−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−フェノール
工程A: [2−クロロ−4−(4−クロロチエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−フェノキシ]−トリイソプロピル−シラン
一般手順IIa、適切な5−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製1c及び適切なボロン酸誘導体として調製B3を用いて、[2−クロロ−4−(4−クロロチエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−フェノキシ]−トリイソプロピル−シランを得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 8.95 (s, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.13 (d, 1H), 6.91 (d, 1H), 2.05 (s, 3H), 1.40-1.29 (m, 3H), 1.10 (dd, 18H)
工程B: [2−クロロ−4−(4−クロロ−6−ヨードチエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−フェノキシ]−トリイソプロピル−シラン
[2−クロロ−4−(4−クロロチエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−フェノキシ]−トリイソプロピル−シラン33.7g(72mmol)を、乾燥THF 300mLに溶解し、−78℃に冷却した。LDA溶液43.2mL(86.4mmol、THF、ヘプタン、エチルベンゼン中2M)を、アルゴン下で滴下し、混合物を15分間撹拌した。次に、ヨウ素23.8g(93.7mmol)を−78℃で加え、混合物を室温まで放温し、次に混合物をEtOAcで希釈し、そしてNHCl溶液で、次にNa溶液で洗浄した。有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 8.91 (s, 1H), 7.05 (d, 1H), 6.97 (d, 1H), 1.99 (s, 3H), 1.39-1.30 (m, 3H), 1.10 (dd, 18H)
工程C: 調製4d
[2−クロロ−4−(4−クロロ−6−ヨードチエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−フェノキシ]−トリイソプロピル−シラン10.0g(16.85mmol)を、乾燥THF 100mLに溶解し、TBAF溶液18.5mL(18.5mmol、THF中1M)を加え、そして混合物を室温で10分間撹拌した。次に、混合物をEtOAcで希釈し、1M HCl溶液及びブラインで洗浄した。有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮した。粗生成物を、溶離剤としてヘプタン及びEtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、調製4dを得た。HRMS C13ClINOSの計算値:435.8701、実測値:436.8780(M+H)
調製4e: 2−[2−クロロ−4−(4−クロロ−6−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−フェノキシ]−N,N−ジメチル−エタンアミン
一般手順VI、適切なフェノール誘導体として調製4d及び適切なアルコールとしてN,N−ジメチルエタノールアミンを用いて、調製4eを得た。MS(M+H):508.0
調製4f: 2−クロロ−4−[4−クロロ−6−(3−チエニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−3−メチル−フェノール
一般手順IIIa、適切な6−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4d及び適切なボロン酸誘導体としてチオフェン−3−ボロン酸ピナコールエステルを用いて、調製4fを得た。MS(M+H):393.0
調製4g: 4−クロロ−5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]−6−(3−チエニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン
一般手順VI、適切な6−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4f及び適切なアルコールとして2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エタノールを用いて、調製4gを得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ: 8.94 (s, 1H), 7.60 (dd, 1H), 7.56 (dd, 1H), 7.19 (d, 1H), 7.12 (d, 1H), 6.79 (dd, 1H), 4.21 (t, 1H), 2.77 (t, 1H), 2.56 (br, 4H), 2.33 (br, 4H), 2.15 (s, 3H), 2.04 (s, 3H)
HRMS C2424ClOSの計算値:518.0769; 実測値:519.0852(M+H)
調製4h: 4−[2−[2−クロロ−4−[4−クロロ−6−(3−チエニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−3−メチル−フェノキシ]エチル]モルホリン
一般手順VI、適切なフェノール誘導体として調製4f及び適切なアルコールとして2−モルホリノエタノールを用いて、調製4hを得た。
調製4i: 4−クロロ−5−(1−ナフチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン
工程A: エチル 2−アミノ−4−(1−ナフチル)チオフェン−3−カルボキシラート
1−(1−ナフチル)エタノン50.00g(293.8mmol)、シアノ酢酸エチル43.66g(386.0mmol)、硫黄18.84g(587.5mmol)、AcOH 8.4mL及びモルホリン38.39gを、EtOH 300mLに溶解し、さらなる変換が観察されなくなるまで60℃で撹拌した。揮発物を真空下で除去し、残留物を溶離剤としてヘプタン及びEtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、エチル 2−アミノ−4−(1−ナフチル)チオフェン−3−カルボキシラートを得た。HRMS C1715NOSの計算値:297.0823; 実測値:298.0891(M+H)
工程B: 5−(1−ナフチル)−3H−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
エチル 2−アミノ−4−(1−ナフチル)チオフェン−3−カルボキシラート9.40g(31.6mmol)を、ホルムアミド45mLに溶解し、さらなる変換が観察されなくなるまで200℃で撹拌した。混合物を室温まで冷やし、水に注いだ。沈殿した固体を濾過し、水で洗浄し、次に乾燥させて、5−(1−ナフチル)−3H−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オンを得た。HRMS C1610OSの計算値:278.0514; 実測値:279.0582(M+H)
工程C: 調製4i
5−(1−ナフチル)−3H−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オン8.50g(30.5mmol)、N,N−ジメチルアニリン4.07g(33.6mmol)及びオキシ塩化リン22.8mL(244mmol)を、100℃で1時間撹拌した。混合物を室温に冷やし、撹拌した氷水に注いだ。沈殿した固体を濾過し、アセトニトリルから再結晶化して、調製4iを得た。HRMS C16SClの計算値:296.0175; 実測値:297.0255(M+H)
調製4j: 4−クロロ−5−(3−クロロ−2−メチル−フェニル)−6−エチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン
一般手順IIb、適切な5−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製2a及び適切なボロン酸誘導体として(3−クロロ−2−メチル−フェニル)ボロン酸を用いて、調製4jを得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 8.89 (s, 1H), 7.55 (dd, 1H), 7.33 (t, 1H), 7.23 (dd, 1H), 2.65 (m, 2H), 2.03 (s, 3H), 1.17 (t, 3H)
HRMS C1512ClSの計算値:322.0098; 実測値:323.0164(M+H)
調製4k: 4−クロロ−6−エチル−5−(1−ナフチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン
一般手順IIb、適切な5−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製2a及び適切なボロン酸誘導体として1−ナフタレンボロン酸ネオペンチルグリコールエステルを用いて、調製4kを得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 8.91 (s, 1H), 8.07 (dd, 1H), 8.03 (dm, 1H), 7.63 (dd, 1H), 7.55 (tm, 1H), 7.51 (dd, 1H), 7.44 (tm, 1H), 7.33 (dm, 1H), 2.61 (q, 2H), 1.13 (t, 3H)
HRMS C1813ClNSの計算値:324.0488; 実測値:325.0562(M+H)
調製4l: 4−クロロ−6−メチル−5−(1−ナフチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン
一般手順IVa及び適切な求電子試薬としてメチル−ヨージドを用いて、調製4lを得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 8.90 (s, 1H), 8.04 (dd, 2H), 7.63 (dd, 1H), 7.54 (td, 1H), 7.49 (dd, 1H), 7.43 (td, 1H), 7.32 (d, 1H), 2.28 (s, 3H)
MS(M+H):311.0
調製4m: [4−クロロ−5−(1−ナフチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−イル]メタノール
工程A: 4−クロロ−5−(1−ナフチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボアルデヒド
一般手順Iva及び適切な求電子試薬としてDMFを用いて、4−クロロ−5−(1−ナフチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボアルデヒドを得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ: 9.65 (s, 1H), 9.00 (s, 1H), 8.07 (d, 1H), 7.99 (d, 1H), 7.68-7.52 (m, 3H), 7.47 (t, 1H), 7.33 (d, 1H)
工程B: 調製4m
4−クロロ−5−(1−ナフチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボアルデヒドを、THF:MeOH 1:1(4mL/mmol)に溶解し、3当量のNaBH 0℃で加えた。混合物を10分間撹拌し、次に1M クエン酸でクエンチした。混合物をDCMで抽出し、NaHCO溶液及びブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濾液を真空下で濃縮した。粗生成物を、溶離剤としてヘプタン及びEtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、調製4mを得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 8.92 (s, 1H), 8.06 (d, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.62 (m, 1H), 7.58-7.49 (m, 2H), 7.44 (m, 1H), 7.35 (d, 1H), 5.99 (t, 1H), 4.54 (dd, 1H), 4.33 (dd, 1H)
MS(M+H):327.0
調製4n1及び調製4n2: 1−[4−クロロ−5−(1−ナフチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−イル]エタノール
一般手順Iva及び適切な求電子試薬としてアセトアルデヒドを用いて、粗生成物をジアステレオ異性体の混合物として得て、それを溶離剤としてDCM−アセトン及びヘプタン−MTBEを用いる連続フラッシュクロマトグラフィーにより分離した。ジアステレオマー対の溶離の順序は、両方の溶離系で同じであった。調製4n1を、先に溶離しているジアステレオマー(ラセミ体)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 8.85 (s, 1H), 7.99 (d, 1H), 7.95 (d, 1H), 7.60-7.49 (m, 2H), 7.46-7.34 (m, 3H), 4.84 (m, 1H), 2.06 (d, 1H)1.53 (d, 3H)
MS(M+H):341.0
調製4n2を、後に溶離しているジアステレオマー(ラセミ体)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ: 8.85 (s, 1H), 7.99 (d, 1H), 7.94 (d, 1H), 7.60-7.49 (m, 2H), 7.46 (dd, 1H)7.43-7.37 (m, 1H), 7.27 (overlap, 1H), 4.98 (m, 1H), 2.14 (d, 1H)1.35 (d, 3H)
MS(M+H):341.0
調製4o: 1−[4−クロロ−5−(1−ナフチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−イル]エタノン
デス・マーチン試薬157mg(0.37mmol)を、DCM 2mLに溶解し、次に調製4n1と調製4n2の混合物(120mg、0.35mmol DCM 10mLに溶解)を加え、そしてさらなる変換が観察されなくなるまで混合物を撹拌した。次に、混合物をDCMで希釈し、NaOHとNaHCO溶液及びブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮した。粗生成物を、溶離剤としてヘプタン及びEtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、調製4oを得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ: 9.09 (s, 1H), 8.16 (dd, 1H), 8.08 (d, 1H), 7.72-7.65 (m, 2H), 7.62-7.57 (m, 1H), 7.52-7.43 (m, 2H), 1.71 (s, 3H)
MS(M+H):339.0
調製4p: 2−[4−クロロ−5−(1−ナフチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−イル]プロパン−2−オール
一般手順Iva及び適切な求電子試薬としてアセトンを用いて、調製4pを得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ: 8.80 (s, 1H), 7.98 (d, 1H), 7.92 (d, 1H), 7.59-7.46 (m, 2H), 7.46-7.34 (m, 2H), 7.30 (d, 1H), 2.53 (br s, 1H), 1.54 (s, 3H), 1.21 (s, 3H)
MS(M+H):355.0
調製4q: 4−クロロ−6−イソプロピル−5−(1−ナフチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン
工程A: 6−イソプロピル−5−(1−ナフチル)−3H−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
調製4p 250mg(0.705mmol)及びEtSiH 1.75mL(10.9mmol)を、フラスコに入れ、TFA 10mLを用いて−10℃で処理した。次に、さらなる変換が観察されなくなるまで、混合物を50℃で撹拌した。次に、混合物をDCMで希釈し、固体のKCO及びNaHCO溶液で中和した。相の分離後、有機相をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、6−イソプロピル−5−(1−ナフチル)−3H−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オンを粗中間体として得た。MS(M+H):321.0
工程B: 調製4q
オキシ塩化リン2mL及びN,N−ジメチルアニリン0.161mL(1.27mmol)を、フラスコにアルゴン下で入れ、そして6−イソプロピル−5−(1−ナフチル)−3H−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オン1.22gを、5分の間に数回に分けて混合物に加えた。さらなる変換が観察されなくなるまで、反応混合物を100℃で撹拌した。混合物を室温まで冷却し、撹拌した氷水に注いだ。得られた水性媒体を、固体のNaHCOの注意深い添加により中和した。ガスの発生が停止した後、生成物をDCMで3回抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮した。粗生成物を、溶離剤としてヘプタン及びEtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、調製4qを得た。
1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ: 8.80 (s, 1H), 7.97 (d, 1H), 7.94 (d, 1H), 7.57 (dd, 1H), 7.54-7.49 (m, 1H), 7.42-7.37 (m, 2H), 7.34 (d, 1H), 3.02 (septet, 1H), 1.31 (d, 3H), 1.20 (d, 3H)
MS(M+H):339.0
調製4r: 4−クロロ−6−(ジフルオロメチル)−5−(1−ナフチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン
4−クロロ−5−(1−ナフチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボアルデヒド0.250g(調製4mの合成における工程A中間体、0.77mmol)を、DCM 7mLに溶解し、次にDAST 270μl(1.16mmol)を加えた。さらなる変換が観察されなくなるまで、混合物を室温で撹拌した。次に、混合物をDCMで希釈し、そして水で、次にNaHCO溶液及びブラインで洗浄した。有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮した。粗生成物を、溶離剤としてヘプタン及びEtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、調製4rを得た。
1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ: 8.97 (s, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.97 (d, 1H), 7.62-7.54 (m, 2H), 7.49-7.43 (m, 2H), 7.28 (d, 1H), 6.47 (t, 1H)
MS(M+H):347.0
調製4s: 4−クロロ−6−ヨード−5−(1−ナフチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン
一般手順Iva及び適切な求電子試薬としてヨウ素を用いて、調製4sを得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ: 8.94 (s, 1H), 8.10 (dm, 1H), 8.05 (dm, 1H), 7.66 (dm, 1H), 7.56 (tm, 1H), 7.48 (dd, 1H), 7.44 (tm, 1H), 7.31 (dm, 1H)
HRMS C16SClIの計算値:421.9141; 実測値:422.9211(M+H)
調製4t: 4−クロロ−5−(3−クロロ−2−メチル−フェニル)−6−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン
工程A: 4−クロロ−5−(3−クロロ−2−メチル−フェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン
一般手順IIb、適切な5−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製1c及び適切なボロン酸誘導体として(3−クロロ−2−メチル−フェニル)ボロン酸を用いて、4−クロロ−5−(3−クロロ−2−メチル−フェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジンを得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 8.89 (s, 1H), 7.47 (dd, 1H), 7.43 (s, 1H), 7.20 (t, 1H), 7.14 (dd, 1H), 2.14 (s, 3H)
工程B: 調製4t
一般手順Iva、調製4iの代わりに4−クロロ−5−(3−クロロ−2−メチル−フェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン及び適切な求電子試薬としてヨウ素を用いて、調製4tを得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 8.82 (s, 1H), 7.52 (dd, 1H), 7.25 (t, 1H), 7.05 (dd, 1H), 2.09 (s, 3H)
調製4u: 4−クロロ−5−(3−クロロ−2−メチル−フェニル)−6−イソプロピル−チエノ[2,3−d]ピリミジン
一般手順IIb、適切な5−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製2d及び適切なボロン酸誘導体として(3−クロロ−2−メチル−フェニル)ボロン酸を用いて、調製4uを得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 8.90 (s, 1H), 7.56 (dd, 1H), 7.34 (t, 1H), 7.29-7.22 (m, 1H), 2.94 (septet, 1H), 2.04 (s, 3H), 1.26 (d, 3H), 1.22 (d, 3H)
HRMS C1614SClの計算値:336.0255; 実測値:337.0335(M+H)
調製4v: 4−クロロ−6−エチル−5−(1H−インドール−4−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン
ジメトキシエタン7.3mL及び水7.3mL中の調製2a 0.664g(2.0mmol)、1H−インドール−4−イルボロン酸0.400g(1.2当量、2.4mmol)、Pd(OAc)44.9mg(10mol%、0.2mmol)、PCy×HBF 152mg(20mol%、0.4mmol)、CsCO1.96g(3.0当量6.0mmol)の混合物を、さらなる変換が観察されなくなるまでマイクロ波反応器中、100℃で加熱した。粗反応混合物をセライトパッドで濾過し、MTBE 2×10mL及び水2×10mLで洗浄した。濾液の2つの層を分離し、有機相をブラインで洗浄し、次にNaSOで乾燥させ、濾過し、そして真空下で濃縮した。残留物を、溶離剤として水(0.1% TFAを含有)及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより精製して、調製4vを得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 11.22 (br s, 1H), 8.87 (s, 1H), 7.49 (dm, 1H), 7.32 (m, 1H), 7.19 (dd, 1H), 6.95 (dm, 1H), 5.96 (m, 1H), 2.67 (m, 2H), 1.14 (t, 3H)
HRMS C1612ClNSの計算値:313.0440; 実測値 314.0508(M+H)
調製4w: 4−クロロ−5−(1−ナフチル)−6−ビニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン
一般手順IIc、適切な6−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4s及び適切なボロン酸誘導体としてビニルボロン酸ピナコールエステルを用いて、調製4wを得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ: 8.95 (s, 1H), 8.09 (d, 1H), 8.05 (d, 1H), 7.65 (dd, 1H), 7.56 (t, 1H), 7.52 (dd, 1H), 7.45 (t, 1H), 7.35 (d, 1H), 6.34 (dd, 1H), 5.90 (d, 1H), 5.45 (d, 1H)
HRMS C1811ClNSの計算値:322.0331; 実測値 323.0415(M+H)
調製4x: 4−クロロ−5−(1−ナフチル)−6−[(E/Z)−プロパ−1−エニル]チエノ[2,3−d]ピリミジン
工程A: 5,5−ジメチル−2−[(Z/E)−プロパ−1−エニル]−1,3,2−ジオキサボリナン
2−Me−THF 6mL中の(Z)−プロパ−1−エン−1−イルボロン酸0.172g(2.0mmol、9:1 Z/E異性体混合物)及びネオペンチルグリコール0.208g(2.0mmol)の溶液に、20mgのAmberlyst 15H+イオン交換樹脂を加え、さらなる変換が観察されなくなるまで、それを室温で撹拌した。変換をCDCl溶液でH−NMR測定により追跡した。混合物をセライトパッドで濾過し、2−Me−THF 2×3mLで洗浄し、そして濾液を真空下で濃縮した。得られた粗物質は、NMR測定によりZ/E異性体の87:13混合物として次の工程に十分に純粋であった。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 6.57-6.43 (m, 1H), 5.39-5.27 (dd, 1H), 3.67 (s, 4H), 1.95-1.83 (dd, 3H), 0.97 (s, 6H)
工程B: 調製4x
一般手順IIc、適切な6−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4s及び適切なボロン酸誘導体として5,5−ジメチル−2−[(Z/E)−プロパ−1−エニル]−1,3,2−ジオキサボリナン(Z/E−混合物、工程A)を用いて、調製4xをZ/E異性体の63:37混合物として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ: 8.95-8.90 (s, 1H), 8.11-8.06 (m, 1H), 8.06-8.01 (m, 1H), 7.67-7.60 (m, 1H), 7.58-7.52 (m, 1H), 7.52-7.48 (m, 1H), 7.46-7.40 (m, 1H), 7.36-7.29 (m, 1H), 6.45-5.90 (m, 1H), 6.10-6.04 (m, 1H), 2.06-1.72 (dd, 3H)
HRMS C1913ClNSの計算値:336.0488; 実測値 337.0541(M+H)
調製4y: 4−クロロ−6−イソプロペニル−5−(1−ナフチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン
一般手順IIc、適切な6−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4s及び適切なボロン酸誘導体として2−イソプロペニル−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランを用いて、調製4yを得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ: 8.83 (s, 1H), 7.96 (d, 1H), 7.92 (d, 1H), 7.55-7.37 (m, 5H), 5.23 (m, 1H), 5.12 (m, 1H), 1.65 (dd, 3H)
HRMS C1913ClNSの計算値:336.0488; 実測値 337.0551(M+H)
調製4z: 4−クロロ−5−(1−ナフチル)−6−[(E)−プロパ−1−エニル]チエノ[2,3−d]ピリミジン
工程A: 5,5−ジメチル−2−[(E)−プロパ−1−エニル]−1,3,2−ジオキサボリナン
2−Me−THF 6mL中の(E)−プロパ−1−エン−1−イルボロン酸0.172g(2.0mmol)及びネオペンチルグリコール0.208g(2.0mmol)の溶液に、20mgのAmberlyst 15H+イオン交換樹脂を加え、さらなる変換が観察されなくなるまで、それを室温で撹拌した。変換をCDCl溶液でH−NMR測定により追跡した。混合物をセライトパッドで濾過し、2−Me−THF 2×3mLで洗浄し、そして濾液を真空下で濃縮した。得られた粗物質は、次の工程のために十分に純粋であった。それはE−立体異性体のみを含有していた。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 6.57 (m, 1H), 5.39 (dd, 1H), 3.63 (s, 4H), 1.83 (dd, 3H), 0.97 (s, 6H)
工程B: 調製4z
一般手順IIcIIIb、適切な6−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4s及び適切なボロン酸誘導体として5,5−ジメチル−2−[(E)−プロパ−1−エニル]−1,3,2−ジオキサボリナン(工程A)を用いて、調製4zを得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ: 8.90 (s, 1H), 8.09 (d, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.64 (dd, 1H), 7.58-7.53 (m, 1H), 7.50 (dd, 1H), 7.44 (m, 1H), 7.34 (d, 1H), 6.45 (m, 1H), 6.10-6.03 (m, 1H), 1.72 (dd, 3H)
HRMS C1913ClNSの計算値:336.0488; 実測値 337.0550(M+H)
調製5a: (2R)−2−[[5−(3−クロロ−2−メチル−フェニル)−6−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−フェニル−プロパン酸
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4t及び適切なアミノ酸誘導体としてD−フェニルアラニンを用いて、調製5aを合成した。粗生成物を、溶離剤として0.1% TFA溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより精製し、そして調製5aをジアステレオ異性体の1:1混合物として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ: 13.15 (br s, 1H), 8.42-8.41 (s, 1H), 7.62-7.54 (d, 1H), 7.39-7.17 (t, 1H), 7.21-7.01 (m, d, 1H), 7.21 (m, 4H), 6.82-6.79 (d, 1H), 5.15-5.11 (d, 1H), 4.82-4.76 (q, 1H), 3.23-3.14 (dd, 1H), 2.73-2.67 (dd, 1H), 2.02-1.80 (s, 3H)
HRMS C2217SClIの計算値:548.9775; 実測値 549.9842及び549.9864(M+H)
調製5b: (2R)−2−[[(5S)−5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]−6−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−[2−[(2−メチルピラゾール−3−イル)メトキシ]フェニル]プロパン酸
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4a及び適切なアミノ酸誘導体として調製A1を用い、続いてHILIC精製により、調製5bを、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。MS:(M+H)=802.0
調製5c: (2R)−2−[[5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]−6−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−[2−[(2−エチルピラゾール−3−イル)メトキシ]フェニル]プロパン酸
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4a及び適切なアミノ酸誘導体として調製A7を用い、続いてHILIC精製により、調製5cを、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。MS:(M+H)=816.0
調製6a: (2R)−2−[[5−ブロモ−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−(2−ヒドロキシフェニル)プロパン酸
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製2b及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−(2−ヒドロキシフェニル)プロパン酸を用いて、調製6aを得、濾過により単離した。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 12.90 (br s, 1H), 9.65 (br s, 1H), 8.41 (s, 1H), 7.70 (m, 2H), 7.45-7.34 (m, 3H), 7.18 (dd, 1H), 7.04 (td, 1H), 6.80 (d, 1H), 6.72 (t, 1H), 4.96 (m, 1H), 3.31 (dd, 1H), 3.08 (dd, 1H)
MS(M+H):488.0
調製6b: (2R)−3−(2−ヒドロキシフェニル)−2−[(5−ヨード−6−プロパ−1−イニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]プロパン酸
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製2c、及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−(2−ヒドロキシフェニル)プロパン酸を用いて、調製6bを得た。生成物を、クロマトグラフィーの代わりに濾過により単離した。MS:(M+H)=480.0
調製6c: メチル (2R)−2−[(6−エチル−5−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−3−フェニル−プロパノアート
調製2a 3.246g(10mmol)、[(1R)−1−ベンジル−2−メトキシ−2−オキソ−エチル]塩化アンモニウム3.70g(17mmol)及びCsCO 13.03g(40mmol)を、DMSO 15mLに溶解し、さらなる変換が観察されなくなるまでN雰囲気下、室温で撹拌した。次に、混合物を、2M HCl溶液でpH=1に酸性化し、EtOAc 2×300mLで抽出した。合わせた有機相をNaHCO溶液で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮した。粗生成物を、溶離剤としてヘプタン及びEtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、調製6cを得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ: 8.39 (s, 1H), 7.33 (d, 1H), 7.30 (m, 2H), 7.25-7.22 (m, 3H), 5.11 (m, 1H), 3.69 (s, 3H), 3.33 (dd, 1H), 3.18 (dd, 1H), 2.82 (q, 2H), 1.23 (t, 3H)
HRMS C1818INSの計算値:467.0164; 実測値 468.0242(M+H)
調製7a: エチル (2R)−2−[[5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−(2−ヒドロキシフェニル)プロパノアート
工程A: (2R)−2−[[5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−(2−ヒドロキシフェニル)プロパン酸
一般手順IId、適切な5−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製6a及び適切なボロン酸誘導体として調製B4を用いて、(2R)−2−[[5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−(2−ヒドロキシフェニル)プロパン酸を得た。HRMS C3535ClFNSの計算値:675.2082; 実測値 676.2097(M+H)
工程B: 調製7a
(2R)−2−[[5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−(2−ヒドロキシフェニル)プロパン酸2.3g(3.4mmol)を、EtOH中の1.25M HCl 20mLに溶解し、40℃で一晩撹拌した。次に、混合物をNaHCO溶液で希釈し、DCMで抽出した。合わせた有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして真空下で濃縮した。粗生成物を、溶離剤としてDCM及びMeOHを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、調製7aを得た。HRMS C3739ClFNSの計算値:703.2395; 実測値 704.2417(M+H)
調製7ad2: エチル (2R)−2−[[(5S)−5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−(2−ヒドロキシフェニル)プロパノアート
工程A: (2R)−2−[[(5S)−5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−(2−ヒドロキシフェニル)プロパン酸
一般手順IId、適切な5−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製6a及び適切なボロン酸誘導体として調製B4を用いて、(2R)−2−[[5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−(2−ヒドロキシフェニル)プロパン酸をジアステレオマーの混合物として得た。混合物を、HILIC溶離剤を用いるフラッシュクロマトグラフィーにより分離した。先に溶離しているジアステレオマーを、調製7a1として集めた。MS(M+H):676.2
後に溶離しているジアステレオマーを、調製7a2として集めた。MS(M+H):676.2
工程B: 調製7ad2
調製7a2 44.51g(6.67mmol)を、EtOH中の1.25M HCl 85mLに溶解し、40℃で一晩撹拌した。次に、混合物をNaHCO溶液で注意深く希釈し、DCMで抽出した。合わせた有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして真空下で濃縮した。粗生成物を、溶離剤としてDCM及びMeOHを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、調製7ad2を得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ: 9.49 (s, 1H), 8.40 (s, 1H), 7.34 (d, 1H), 7.27-7.21 (m, 3H), 7.20-7.14 (m, 2H), 7.00 (td, 1H), 6.71 (dd, 1H), 6.60 (td, 1H), 6.39 (dd, 1H), 5.03 (d, 1H), 4.92 (m, 1H), 4.26 (t, 2H), 4.03 (m, 2H), 3.03 (dd, 1H), 2.78 (t, 2H), 2.54 (br, 4H), 2.36 (dd, 1H), 2.30 (br, 4H), 2.12 (s, 3H), 1.83 (s, 3H), 1.10 (t, 3H)
HRMS C3739ClFNSの計算値:703.2395; 実測値 704.2450(M+H)
調製7b: エチル (2R)−2−[[(5S)−5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]−6−プロパ−1−イニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−(2−ヒドロキシフェニル)プロパノアート
工程A: (2R)−2−[[(5S)−5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]−6−プロパ−1−イニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−(2−ヒドロキシフェニル)プロパン酸
一般手順IIb、適切な5−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製6b及び適切なボロン酸誘導体として調製B4を用いて、触媒としてAtaphosと溶媒としてTHF:水の3:1混合物ジアステレオ異性体を得た。それらを、HILIC溶離剤を用いるフラッシュクロマトグラフィーにより分離した。後に溶離しているジアステレオマーを、(2R)−2−[[(5S)−5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]−6−プロパ−1−イニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−(2−ヒドロキシフェニル)プロパン酸として集めた。MS:(M+H):620.2
工程B: 調製7b
(2R)−2−[[(5S)−5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]−6−プロパ−1−イニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−(2−ヒドロキシフェニル)プロパン酸2.3g(3.71mmol)を、EtOH中の1.25M HCl 20mLに溶解し、40℃で一晩撹拌した。次に、混合物をNaHCO溶液で希釈し、DCMで抽出した。合わせた有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして真空下で濃縮した。粗生成物を、溶離剤としてEtOAc又はDCM及びMeOHを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、調製7bを得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ: 9.47 (s, 1H), 8.41 (s, 1H), 7.21 (s, 1H), 7.21 (s, 1H), 7.00 (td, 1H), 6.70 (dd, 1H), 6.60 (td, 1H), 6.34 (d, 1H), 5.11 (d, 1H), 4.89 (m, 1H), 4.27 (t, 2H), 4.03 (m, 2H), 3.06 (dd, 1H), 2.79 (t, 2H), 2.55 (br, 4H), 2.40 (dd, 1H), 2.30 (br, 4H), 2.12 (s, 3H), 2.00 (s, 3H), 1.97 (s, 3H), 1.11 (t, 3H)
HRMS C3438ClNSの計算値:647.2333; 実測値 648.2385(M+H)
調製7c: エチル (2R)−2−[[5−[3−クロロ−4−(2−ジメチルアミノエチルオキシ)−2−メチル−フェニル]−6−プロパ−1−イニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−(2−ヒドロキシフェニル)プロパノアート
工程A: (2R)−2−[[(5S)−5−[3−クロロ−4−(2−ジメチルアミノエチルオキシ)−2−メチル−フェニル]−6−プロパ−1−イニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−(2−ヒドロキシフェニル)プロパン酸
一般手順IId、適切な5−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製6b及び適切なボロン酸誘導体として調製B5を用いて、混合物のジアステレオ異性体を得た。それを、HILIC溶離剤を用いるフラッシュクロマトグラフィーにより分離した。後に溶離しているアステレオマーを、(2R)−2−[[(5S)−5−[3−クロロ−4−(2−ジメチルアミノエチルオキシ)−2−メチル−フェニル]−6−プロパ−1−イニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−(2−ヒドロキシフェニル)プロパン酸として集めた。MS(M+H):565.2
工程B: 調製7c
(2R)−2−[[(5S)−5−[3−クロロ−4−(2−ジメチルアミノエチルオキシ)−2−メチル−フェニル]−6−プロパ−1−イニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−(2−ヒドロキシフェニル)プロパン酸2.3g(4.07mmol)を、EtOH中の1.25M HCl 20mLに溶解し、40℃で一晩撹拌した。次に、混合物をNaHCO溶液で希釈し、DCMで抽出した。合わせた有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。粗生成物を、溶離剤としてDCM及びMeOHを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、調製7cを得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ: 9.45 (s, 1H), 8.41 (s, 1H), 7.21 (s, 1H), 7.21 (s, 1H), 7.00 (td, 1H), 6.70 (dd, 1H), 6.60 (td, 1H), 6.34 (d, 1H), 5.12 (d, 1H), 4.89 (m, 1H), 4.26 (m, 2H), 4.03 (m, 2H), 3.06 (dd, 1H), 2.74 (t, 2H), 2.39 (dd, 1H), 2.27 (s, 6H), 2.01 (s, 3H), 1.97 (s, 3H), 1.11 (t, 3H)
HRMS C3133ClNSの計算値:592.1911; 実測値 593.1954(M+H)
調製7d: エチル (2R)−2−[[5−ブロモ−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−(2−ヒドロキシフェニル)プロパノアート
調製6a 2.5g(5.1mmol)を、EtOH中の1.25M HCl 20mLに溶解し、40℃で一晩撹拌した。得られた混合物をNaHCO水溶液で希釈し、DCMで抽出した。合わせた有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして真空下で濃縮した。粗生成物を、溶離剤としてヘプタン及びEtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、調製7dを得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 9.67 (s, 1H), 8.42 (s, 1H), 7.70 (m, 2H), 7.43-7.37 (m, 3H), 7.14 (dd, 1H), 7.05 (td, 1H), 6.80 (dd, 1H), 6.72 (td, 1H), 5.01 (m, 1H), 4.12 (q, 2H), 3.26 (dd, 1H), 3.14 (dd, 1H), 1.17 (t, 3H)
調製7e: メチル (2R)−2−[[6−エチル−5−(4−ヒドロキシ−2−メチル−フェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−フェニル−プロパノアート
調製6c 934mg(2mmol)、調製B6 903mg(2.4mmol)、Pd(PPh231mg(0.2mmol)、AgCO662mg(2.4mmol)及びメタノール81μL(2mmol)を、2−Me−THF 20mLに溶解し、さらなる変換が観察されなくなるまで、MW反応器中、110℃で撹拌した。混合物をセライトで濾過し、EtOAc 100mLで希釈し、次にTBAF 2.5mL(THF中1M溶液)を加え、そしてさらなる変換が観察されなくなるまで、混合物を室温で撹拌した。次に、混合物をNHCl溶液及びブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、そして溶離剤としてヘプタン及びEtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、調製7eをジアステレオ異性体の混合物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 8.43-8.43 (s, 1H), 7.26-6.80 (m, 7H), 6.76-6.64 (m, 2H), 5.18 (m, 1H), 5.03 (m, 1H), 3.66-3.65 (s, 3H), 3.16-3.13 (dd, 1H), 2.73 (dd, 1H), 2.57 (m, 2H), 2.07-1.80 (s, 3H), 1.18-1.17 (t, 3H)
MS(M+H):448.2
調製7f: メチル (2R)−2−[[5−(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシ−2−メチル−フェニル)−6−エチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−フェニル−プロパノアート
調製7e 402mg(0.898mmol)及びNCS 300mg(2.245mmol)を、THF 5mLに溶解し、さらなる変換が観察されなくなるまで60℃で撹拌した。揮発物を真空下で除去し、残留物を溶離剤としてヘプタン及びEtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標記生成物をジアステレオ異性体の混合物として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ: 10.46-10.44 (s, 1H), 8.40-8.38 (s, 1H), 7.29-7.24 (s, 1H), 7.20 (m, 3H), 6.80-6.78 (d, 2H), 5.09-5.01 (d, 1H), 4.95 (m, 1H), 3.59-3.58 (s, 3H), 3.15-3.13 (dd, 1H), 2.78-2.61 (dd, 1H), 2.53 (q, 2H), 2.02-1.84 (s, 3H), 1.11 (t, 3H)
HRMS C2523ClSの計算値:515.0837; 実測値 516.0908(M+H)
調製7g: メチル (2R)−2−[[5−(3−クロロ−4−ヒドロキシ−2−メチル−フェニル)−6−エチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−フェニル−プロパノアート
一般手順IIc、適切な5−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製6c及び適切なボロン酸誘導体として調製B2を用いて、調製7gをジアステレオ異性体の混合物として得た。MS(M+H):482.1
調製7gd1: メチル (2R)−2−[[(5S)−5−(3−クロロ−4−ヒドロキシ−2−メチル−フェニル)−6−エチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−フェニル−プロパノアート
調製7gのジアステレオ異性体を、溶離剤としてヘプタン及びEtOAcsを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより分離した。後に溶離しているジアステレオマーを調製7gd1として集めた。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ: 10.53 (s, 1H), 8.36 (s, 1H), 7.23 (m, 2H), 7.20 (m, 1H), 7.04 (d, 1H), 6.98 (d, 1H), 6.80 (m, 2H), 5.11 (d, 1H), 4.90 (m, 1H), 3.57 (s, 3H), 3.10 (dd, 1H), 2.63 (dd, 1H), 2.51-2.46 (m, 2H), 1.86 (s, 3H), 1.10 (t, 3H)
HRMS C2524ClNSの計算値:481.1227; 実測値 482.1313(M+H)
調製7h: (2R)−2−[[6−エチル−5−(1H−インドール−4−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−フェニル−プロパン酸
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4v及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−(2−ヒドロキシフェニル)プロパン酸を用いて、調製7hをジアステレオ異性体の混合物として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ: 12.71-12.59 (br s, 1H), 11.48-11.37 (s, 1H), 8.35-8.30 (s, 1H), 7.64-7.53 (d, 1H), 7.45-7.39 (dd, 1H), 7.30-7.08 (t, 1H), 7.17-6.33 (m, 6H), 6.07-6.01 (s, 1H), 5.27 (d, 1H), 4.59/4.50 (m, 1H), 2.98-2.83 (dd, 1H), 2.56 (m, 2H), 2.35-2.15 (dd, 1H), 1.11-1.09 (t, 3H)
HRMS C2522Sの計算値:442.1463; 実測値 443.1529及び443.1538(M+H)
調製7i: メチル (2R)−2−[[5−(3−クロロ−1H−インドール−4−イル)−6−エチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−フェニル−プロパノアート
工程A: メチル (2R)−2−[[6−エチル−5−(1H−インドール−4−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−フェニル−プロパノアート
調製7h 8.87g(20mmol)を、MeOH 60mLに溶解し、濃HSO5.88mL(60mmol)を加えた。混合物をN雰囲気下、室温で2時間撹拌した。次に、混合物を氷水に注ぎ、沈殿物を濾過して、メチル (2R)−2−[[6−エチル−5−(1H−インドール−4−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−フェニル−プロパノアートをジアステレオ異性体の混合物として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 11.52-11.43 (s, 1H), 8.39-8.34 (s, 1H), 7.65-7.57 (d, 1H), 7.47-7.42 (t, 1H), 7.30-7.11 (dd, 1H), 7.18-6.79 (m, 2H), 7.02 (m, 1H), 6.93 (m, 1H), 6.65 (m, 1H), 6.34 (m, 1H), 6.05 (dt, 1H), 5.28 (m, 1H), 4.71-4.62 (m, 1H), 3.55-3.41 (s, 3H), 2.91-2.77 (dd, 1H), 2.57 (m, 2H), 2.37-2.23 (dd, 1H), 1.11-1.10 (t, 3H)
MS(M+H):457.2及び457.2
工程B: 調製7i
メチル (2R)−2−[[6−エチル−5−(1H−インドール−4−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−フェニル−プロパノアート8.477g(18.5mmol)、NCS 2.47g(18.5mmol)及び無水THF 30mLを、さらなる変換が観察されなくなるまで室温で撹拌した。次に、混合物を氷水に注ぎ、EtOAcで抽出した。合わせた有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮した。粗生成物を、溶離剤としてヘプタン及びEtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、調製7iをジアステレオ異性体の混合物として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ: 11.73-11.65 (d, 1H), 8.35-8.31 (s, 1H), 7.63-7.56 (d, 1H), 7.62-7.54 (d, 1H), 7.44-7.15 (dd, 1H), 7.20-7.03 (m, 3H), 7.04-6.84 (d, 1H), 6.70-6.44 (dm, 2H), 5.09-4.98 (d, 1H), 4.80-4.72 (m, 1H), 3.51-3.38 (s, 3H), 2.93-2.81 (dd, 1H), 2.52 (m, 2H), 2.46-2.29 (dd, 1H), 1.10-1.09 (t, 3H)
HRMS C2623ClNSの計算値:490.1230; 実測値 491.1282及び491.1316(M+H)
調製7j: 4−クロロ−5−(3−クロロ−1H−インドール−4−イル)−6−エチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン
CCl 20mL中の調製4v 1.099g(3.5mmol)とNCS 0.572g(4.2mmol)の混合物を、さらなる変換が観察されなくなるまで室温で撹拌した。次に、混合物を砕氷に注ぎ、それをDCMで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮した。粗生成物を、溶離剤としてヘプタン及びEtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、4−クロロ−5−(3−クロロ−1H−インドール−4−イル)−6−エチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン 調製7jを得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 8.79 (s, 1H), 8.33 (br s, 1H), 7.47 (dd, 1H), 7.31 (t, 1H), 7.18 (d, 1H), 7.03 (dd, 1H), 2.73 (m, 2H), 1.24 (t, 3H)
調製8a: (E)−4−(ジメチルアミノ)−1,1−ジメトキシ−ブタ−3−エン−2−オン
1,1−ジメトキシプロパン−2−オン502.1g(4.25mol)及び1,1−ジメトキシ−N,N−ジメチル−メタンアミン506.4g(4.25mol)を、2Lのフラスコ内で混合し、105℃で3時間撹拌した。形成されたMeOHを、蒸留により連続的に除去した。MeOH形成が停止した時(65℃ヘッド温度で)、反応混合物を真空蒸留(30mbarにゆっくり圧力を低下させる)して副生成物及び未反応出発物質を除去した。粗生成物を0.1mbarで蒸留させた。画分を、ヘッド温度(浴温度 160〜165℃)を107〜118℃の間で集めて、黄色の油状物を与えた。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ: 7.59 (d, 1H), 5.17 (d, 1H), 4.42 (s, 1H), 3.25 (s, 6H), 3.09 (s, 3H), 2.78 (s, 3H)
調製8b: 4−(ジメトキシメチル)−2−メチルスルホニル−ピリミジン
工程A: 4−(ジメトキシメチル)−2−メチルスルファニル−ピリミジン
ナトリウムメトキシド198g(3.67mmol)を、MeOH 3Lに溶解し、0℃に冷却た。チオカルバミド322g(4.23mol)を数回に分けて加え、混合物を1時間撹拌した。次に、調製8a 488g(2.82mol)を、0℃で滴下し、次にさらなる変換が観察されなくなるまで、それを70℃に加熱した。それを室温まで冷やし、温度を28℃未満に保持しながらヨウ化メチル237mL(3.81mol)を滴下し、得られた混合物を室温で一晩撹拌した。それを濾過し、濾液を減圧下で濃縮し、EtOAcで希釈し、水及びブラインで洗浄した。合わせた水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮した。残留物をEtO 500mLに溶解し、溶離剤としてEtOを用いるシリカのパッドで濾過した。濾液を減圧下で濃縮して、淡褐色の油状物を与えた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 8.69 (d, 1H), 7.23 (d, 1H), 5.22 (s, 1H), 3.33 (s, 6H), 2.52 (s, 3H)
工程B: 調製8b
メタノール1.5L及び水1.5L中の4−(ジメトキシメチル)−2−メチルスルファニル−ピリミジン180g(940mmol)の溶液に、Oxone(登録商標)752g(ペルオキシ一硫酸カリウム、1220mmol)を数回に分けて−5℃で加え、次に0℃で一晩撹拌した。反応混合物を、30℃浴を用いて、減圧下で半分の量に濃縮し、次に混合物を濾過し、そして沈殿物をDCMで洗浄した。濾液をDCMで抽出した。合わせた有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、淡褐色の油状物を与えた。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 8.98 (d, 1H), 7.97 (d, 1H), 5.36 (s, 1H), 3.47 (s, 6H), 3.39 (s, 3H)
調製9a: メチル (2R)−2−アミノ−3−(2−ヒドロキシフェニル)プロパノアート塩酸塩
(2R)−2−アミノ−3−(2−ヒドロキシフェニル)プロパン酸24.6g(136mmol)を、メタノール中の3M HCl 900mLの溶液で、室温で40時間撹拌した。反応混合物を、浴温度を40℃未満に保持しながら減圧下で濃縮した。残留物を、ジエチルエーテルでトリチュレートして、生成物をクリーム色の光る粉末cream colored shining powderとして与えた。HRMS C1115NO(遊離塩基)の計算値:209.1052; 実測値 210.1128(M+H)
調製9b: メチル (2R)−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(2−ヒドロキシフェニル)プロパノアート
調製9a 16.7g(73.0mmol)を、DCM 180mLに懸濁した。TEA 30.5mL(219mmol)を加え、水−氷浴を使用して溶液を冷却した。DCM 75mL中の重炭酸ジ−tert−ブチル15.6g(73.0mmol)の溶液をゆっくりと加えた(2.5時間)。混合物を室温で一晩撹拌した。次に、水100mLを加え、有機相を分離し、水、1M HCl溶液で、そして最後に再び水で洗浄した。有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、生成物を油状物として得た。
調製A1: (2R)−2−アミノ−3−[2−[(2−メチルピラゾール−3−イル)メトキシ]フェニル]プロパン酸
一般手順IXa及び適切なアルコール誘導体として(2−メチルピラゾール−3−イル)メタノールを用いて、調製A1を得た。MS(M+H):276.2
調製A2: (2R)−2−アミノ−3−[2−[(2−エトキシピリミジン−4−イル)メトキシ]フェニル]プロパン酸
一般手順IXa及び適切なアルコール誘導体として調製C1を用いて、調製A2を得た。MS(M+H):318.1
調製A3: (2R)−2−アミノ−3−[2−[(2−ブチルピラゾール−3−イル)メトキシ]フェニル]プロパン酸
一般手順IXa及び適切なアルコール誘導体として調製C2を用いて、調製A3を得た。MS(M+H):318.2
調製A4: (2R)−2−アミノ−3−[2−[[2−(2−メトキシフェニル)ピリミジン−4−イル]メトキシ]フェニル]プロパン酸
一般手順IXa及び適切なアルコール誘導体として調製C3を用いて、調製A4を得た。MS(M+H):380.2
調製A5: (2R)−2−アミノ−3−[2−(2−ピリジルメトキシ)フェニル]プロパン酸
一般手順IXa及び適切なアルコール誘導体として2−ピリジルメタノールを用いて、調製A5を得た。MS(M+H):273.1
調製A6: (2R)−2−アミノ−3−[2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]プロパン酸
一般手順IXb及び適切なアルキル化試薬として2,2,2−トリフルオロエチル トリフルオロメタンスルホナートを用いて、調製A6を得た。MS(M+H):264.1
調製A7: (2R)−2−アミノ−3−[2−[(2−エチルピラゾール−3−イル)メトキシ]フェニル]プロパン酸
一般手順IXa及び適切なアルコール誘導体として(2−エチルピラゾール−3−イル)メタノールを用いて、調製A7を得た。HRMS C1519の計算値:289.1426、実測値:290.1512(M+H)
調製A8: (2R)−2−アミノ−3−[2−[[2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリミジン−4−イル]メトキシ]フェニル]プロパン酸
一般手順IXa及び適切なアルコール誘導体として調製C8を用いて、調製A8を得た。MS(M+H):372.1
調製A9: (2R)−2−アミノ−3−[2−[2−(ジメチルアミノ)−2−オキソ−エトキシ]フェニル]プロパン酸
一般手順IXb及び適切なアルキル化試薬として2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミドを用いて、調製A9を得た。MS(M+H):267.1
調製A10: (2R)−2−アミノ−3−[2−(2−シクロペンチルエトキシ)フェニル]プロパン酸
一般手順IXa及び適切なアルコール誘導体として2−シクロペンチルエタノールを用いて、調製A10を得た。MS(M+H):278.2
調製A11: (2R)−2−アミノ−3−(2−フェネチルオキシフェニル)プロパン酸塩酸塩
一般手順IXa及び適切なアルコール誘導体として2−フェニルエタノールを用いて、調製A11を得た。MS(M+H):286.1
調製A12: (2R)−2−アミノ−3−[2−(3−フェニルプロポキシ)フェニル]プロパン酸
一般手順IXa及び適切なアルコール誘導体として3−フェニルプロパン−1−オールを用いて、調製A12を得た。MS(M+H):300.2
調製A13: (2R)−2−アミノ−3−[2−[(3−クロロフェニル)メトキシ]フェニル]プロパン酸
一般手順IXa及び適切なアルコール誘導体として(3−クロロフェニル)メタノールを用いて、調製A13を得た。MS(M+H):306.1
調製A14: (2R)−2−アミノ−3−[2−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]プロパン酸
一般手順IXa及び適切なアルコール誘導体として2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エタノールを用いて、調製A14を得た。MS(M+H):308.2
調製A15: (2R)−2−アミノ−3−[2−(2−ジメチルアミノエチルオキシ)フェニル]プロパン酸
一般手順IXa及び適切なアルコール誘導体として2−(ジメチルアミノ)エタノールを用いて、調製A15を得た。MS(M+H):253.2
調製A16: (2R)−2−アミノ−3−[2−[3−(ジメチルアミノ)プロポキシ]フェニル]プロパン酸
一般手順IXa及び適切なアルコール誘導体として3−(ジメチルアミノ)プロパン−1−オールを用いて、調製A16を得た。MS(M+H):267.2
調製B1: 3−メチル−4−(3,3,4,4−テトラメチルボロラン−1−イル)−1H−インドール
4−ブロモ−3−メチル−1H−インドール1.87g(8.9mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン5.028g(19.6mmol)、及び酢酸カリウム2.65g(26.7mmol)を、乾燥DMF 35mLにアルゴン下で溶解し、次に[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)652mg(0.89mmol)を加えた。反応混合物を85℃に加熱し、さらなる変換が観察されなくなるまで撹拌した。次に、それを減圧下で濃縮し、そして溶離剤としてヘプタン及びEtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、調製B1を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.92 (br s, 1H), 7.56 (d, 1H), 7.42 (dd, 1H), 7.16 (t, 1H), 7.01 (d, 1H), 2.47 (d, 3H), 1.40 (s, 12H)
HRMS C1520NOBの計算値:257.1587; 実測値 258.1665(M+H)
調製B2: 2−クロロ−3−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェノール
工程A: (4−ブロモ−2−クロロ−フェノキシ)−トリメチル−シラン
4−ブロモ−2−クロロ−フェノール20.8g(100mmol)を、乾燥THF 150mLに溶解し、次にHMDS 24.2g(150mmol)を加えた。反応混合物を、アルゴン雰囲気下、85℃で1.5時間撹拌し、次に減圧下で濃縮した。得られた粗生成物を、さらに精製することなく用いた。1H NMR (200 MHz, CDCl3) δ: 7.49 (d, 1H), 7.23 (dd, 1H), 6.75 (d, 1H), 0.26 (s, 9H)
工程B: 4−ブロモ−2−クロロ−3−メチル−フェノール
BuLi溶液48mL(120mmol、ヘキサン中2.5M)を、アルゴン雰囲気下、−78℃で、乾燥THF 250mL中の乾燥DIPA 12.1g(120mmol)の溶液に滴下した。混合物を同じ温度で30分間撹拌し、次に(4−ブロモ−2−クロロ−フェノキシ)−トリメチル−シラン28.0g(100mmol)を滴下した。2.5時間後、MeI 21.3g(150mmol)を滴下し、次に冷却浴を除去し、そして混合物を一晩撹拌した。反応物を、NHOH溶液100mL及びNHCl溶液200mLでクエンチし、次にEtOAcで抽出した。有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮した。得られた暗色の塊を、純粋なヘキサンで数回還流し(150〜150mL アリコート)、後の黒色のタールを残してデカントした。合わせた有機相を減圧下で濃縮して、粗生成物19.0gを与え、これをさらに精製することなく用いた。1H NMR (200 MHz, CDCl3) δ: 7.32 (d, 1H), 6.76 (d, 1H), 5.62 (s, 1H), 2.49 (s, 3H)
工程C: (4−ブロモ−2−クロロ−3−メチル−フェノキシ)−トリメチル−シラン
HMDS 20.8g(129mmol)を、乾燥THF 150mL中の4−ブロモ−2−クロロ−3−メチル−フェノール19.0g(86.0mmol)の溶液に加えた。混合物を、アルゴンバルーン下、85℃で1.5時間撹拌し、次に減圧下で濃縮し。得られた生成物を、さらに精製することなく用いた。1H NMR (200 MHz, CDCl3) δ: 7.30 (d, 1H), 6.63 (d, 1H), 2.50 (s, 3H), 0.28 (s, 9H)
工程D: 調製B2
乾燥THF 250mL中の(4−ブロモ−2−クロロ−3−メチル−フェノキシ)−トリメチル−シラン25.2g(86.0mmol)の溶液を、アルゴン下、−78℃まで冷却し、次にBuLi溶液38mL(94.6mmol、ヘキサン中2.5M)を滴下した。5分後、2−イソプロポキシ−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン19.2g(103mmol)を滴下した。冷却浴を取り外し、混合物を室温までゆっくりと放温した。次に、混合物をNHCl溶液200mLに加え、EtOAcで抽出した。合わせた有機層を減圧下で濃縮し、溶離剤としてヘキサン及びEtOAcを用いるシリカゲルのパッドで通した。粗生成物を、EtOAcとヘキサンの混合物から再結晶化して、調製B2を得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ: 10.40 (s, 1H), 7.42 (d, 1H), 6.80 (d, 1H), 2.49 (s, 3H), 1.27 (s, 12H)
調製B3: [2−クロロ−3−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェノキシ]−トリイソプロピル−シラン
工程A: (4−ブロモ−2−クロロ−フェノキシ)−トリイソプロピル−シラン
4−ブロモ−2−クロロ−フェノール200g(0.97mol)及びTIPSCl 126mL(1.18mol)を、DCM 1.6Lに溶解した。イミダゾール167g(2.45mol)を加え、混合物を室温で2時間撹拌した。次に、揮発物を減圧下で蒸発させ、残留物をEtOAc 1.5Lに溶解した。混合物をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮した。トリイソプロピルシリルヒドロキシド不純物を、蒸留により除去した(0.01mmHgで120℃)。残留物を、ヘキサンを用いたシリカのショートパッドで濾過し、減圧下で濃縮した。生成物(無色の油状物)を、さらに精製することなく次の工程で用いた。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.49 (d, 1H), 7.21 (dd, 1H), 6.78 (d, 1H), 1.31 (septet, 3H), 1.14 (d, 18H)
MS (EI, 70 eV) m/z (%相対強度、[イオン]): 63 (30), 79 (24), 93 (41), 170 (17), 235 (19), 251 (16), 265 (24), 293 (23), 319 (77), 321 (100), 323 (28), 362 (1, [M+]).
工程B: (4−ブロモ−2−クロロ−3−メチル−フェノキシ)−トリイソプロピル−シラン
乾燥DIPA 76.0mL(0.54mol)を、乾燥THF 1.2Lにアルゴン雰囲気下で溶解し、BuLi溶液51.2mL(0.512mol、ヘキサン中10M)を−78℃で滴下した。混合物を同じ温度で45分間撹拌した。次に、(4−ブロモ−2−クロロ−フェノキシ)−トリイソプロピル−シラン178g(0.488mol)を−78℃で滴下し、さらなる変換が観察されなくなるまで、白色の懸濁液を撹拌した。次に、MeI 36.5mL(0.586mmol)をこの温度で加え、反応混合物をさらに冷却することなく一晩撹拌した。揮発物を減圧下で蒸発した。残留物をEtOAc 1.5Lに溶解し、ブラインで洗浄した。有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物を、溶離剤としてヘキサンを用いるシリカのショートパッドで濾過し、減圧下で濃縮して、生成物を微黄色の油状物として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.30 (d, 1H), 6.68 (d, 1H), 2.53 (s, 3H), 1.32 (septet, 3H), 1.14 (d, 18H)
工程C: 調製B3
(4−ブロモ−2−クロロ−3−メチル−フェノキシ)−トリイソプロピル−シラン178g(0.472mol)を、乾燥THF 1.4Lにアルゴン雰囲気下で溶解し、BuLi溶液52mL(0.52mol、ヘキサン中10M)を−78℃で滴下した。混合物をこの温度で5分間撹拌した。次に、2−イソプロポキシ−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン116mL(0.569mol)を加え、混合物を室温まで放温した。揮発物を減圧下で蒸発させた。残留物をEtOAc 1.5Lに溶解し、ブラインで洗浄した。有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮した。2−イソプロポキシ−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン不純物を、蒸留により除去した(0.01mmHgで80℃)。粗生成物をMeOHでトリチュレートして、調製B3を白色の固体として与えた。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.53 (d, 1H), 6.74 (d, 1H), 2.60 (s, 3H), 1.34 (s, 12H), 1.32 (m, 3H), 1.12 (d, 18H)
調製B4: 1−[2−[2−クロロ−3−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェノキシ]エチル]−4−メチル−ピペラジン
調製B2 10.0g(37.2mmol)、2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エタノール8.7g(60.3mmol)及びPPh 15.8g(60.3mmol)を、乾燥トルエン100mLに溶解し、次にジエチルアゾジカルボキシラート27mL(60.3mmol、トルエン中40%溶液)を滴下した。混合物を、さらなる変換が観察されなくなるまでアルゴン下、50℃で撹拌した。揮発物を減圧下で蒸発させ、EtO 100mLを加えた。沈殿した白色の結晶を濾別し、EtOで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮し、そして溶離剤としてCHCl及びMeOHを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。得られた淡褐色の油状物をヘキサンから結晶化して、調製B4をオフホワイトの固体として与えた。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ: 7.56 (d, 1H), 6.99 (d, 1H), 4.15 (t, 2H), 2.72 (t, 2H), 2.51 (s, 3H), 2.50 (br s, 4H), 2.29 (br s, 4H), 2.13 (s, 3H), 1.29 (s, 12H)
調製B5: 1−[2−[2−クロロ−3−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェノキシ]エチル]−4−メチル−ピペラジン
調製B2 10.0g(37.2mmol)、N,N−ジメチルエタノールアミン5.366g(60.3mmol)及びPPh 15.8g(60.3mmol)を、乾燥トルエン100mLに溶解し、次にジエチルアゾジカルボキシラート27mL(60.3mmol、トルエン中40%溶液)を滴下した。さらなる変換が観察されなくなるまで、混合物をアルゴン下、50℃で撹拌した。揮発物を減圧下で蒸発させ、EtO 100mLを加えた。沈殿した白色の結晶を濾別し、EtOで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮し、そして溶離剤としてCHCl及びMeOHを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。得られた淡褐色の油状物をヘキサンから結晶化して、調製B5を与えた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 7.56 (d, 1H), 6.99 (d, 1H), 4.13 (t, 2H), 2.66 (t, 2H), 2.51 (s, 3H), 2.23 (s, 6H), 1.29 (s, 12H)
調製B6: [4−(5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサボリナン−2−イル)−3−メチル−フェノキシ]−トリイソプロピル−シラン
工程A: 4−(5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサボリナン−2−イル)−3−メチル−フェノール
(4−ヒドロキシ−2−メチル−フェニル)ボロン酸4.675g(30.76mmol)、ネオペンチルグリコール3.204(32.9mmol)、さらなる変換が観察されなくなるまで、Amberlyst 15H+及び2−Me−THF 150mLをN雰囲気下、室温で撹拌した。次に、混合物をセライトで濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、4−(5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサボリナン−2−イル)−3−メチル−フェノールを得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ: 7.64 (m, 1H), 6.60 (m, 2H), 5.23 (br s, 1H), 3.75 (s, 4H), 2.47 (s, 3H), 1.01 (s, 6H)
工程B: 調製B6
4−(5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサボリナン−2−イル)−3−メチル−フェノール30.76mmol、TIPSCl 8.56mL(40mmol)及びイミダゾール4.19g(61.52mmol)を、DCM 100mLに溶解し、さらなる変換が観察されなくなるまでN雰囲気下、室温で撹拌した。イミダゾリウム塩酸塩を濾過により除去し、濾液を減圧下で濃縮し、そして溶離剤としてヘプタン及びEtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、調製B6を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.62 (d, 1H), 6.68-6.66 (m, 2H), 3.76 (s, 4H), 2.47 (s, 3H), 1.32-1.21 (m, 3H), 1.11 (d, 18H), 1.03 (s, 6H)
調製B7: 2−(3−ブロモ−2−メチル−フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン
2,6−ジブロモ−トルエン2.362g(9.45mmol)を、乾燥THF 10mLにN雰囲気下下で溶解し、混合物を−78℃に冷却した。次に、nBuLi 5.2mL(ペンタン中2.0M、10.4mmol)を滴下し、混合物を15分間撹拌した。次に、2−イソプロポキシ−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン2.31mL(11.3mmol)を滴下し、混合物を室温まで放温した。それを、さらなる変換が観察されなくなるまで撹拌した。次に、混合物をNHCl水溶液でクエンチし、次にEtOAcで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物を、溶離剤としてヘプタン及びEtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、調製B7を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.67 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.10 (t, 1H), 2.53 (s, 3H), 1.29 (s, 12H)
調製C1: (2−エトキシピリミジン−4−イル)メタノール
工程A: 4−(ジメトキシメチル)−2−エトキシ−ピリミジン
調製8b 1500mg(6.46mmol)をエタノール60mLに溶解し、次にナトリウムエトキシド527mg(7.75mmol)を加え、そして混合物を室温で1時間撹拌した。揮発物を減圧下で蒸発させ、そして残留物を溶離剤としてヘプタン及びEtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、4−(ジメトキシメチル)−2−エトキシ−ピリミジンを与えた。MS(M+H):199.2
工程B: 調製C1
一般手順Va及び適切なアセタールとして4−(ジメトキシメチル)−2−エトキシ−ピリミジンを用いて、調製C1を得た。MS(M+H):155.2
調製C2: (1−ブチル−1H−ピラゾール−5−イル)メタノール
一般手順Vb及び適切なアルキルピラゾールとして1−ブチルピラゾールを用いて、調製C2を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 7.30 (d, 1H), 6.12 (d, 1H), 5.23 (t, 1H), 4.49 (d, 2H), 4.06 (t, 2H), 1.72 (m, 2H), 1.26 (m, 2H), 0.88 (t, 3H)
MS(M+H):155.2
調製C3: [2−(2−メトキシフェニル)ピリミジン−4−イル]メタノール
工程A: 4−(ジメトキシメチル)−2−(2−メトキシフェニル)ピリミジン
一般手順Vc及び適切なアミジン塩として2−メトキシベンズアミジン酢酸塩を用いて、4−(ジメトキシメチル)−2−(2−メトキシフェニル)ピリミジンを得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 8.93 (d, 1H), 7.55-7.44 (m, 3H), 7.16 (d, 1H), 7.06 (m, 1H), 5.31 (s, 1H), 3.76 (s, 3H), 3.37 (s, 6H)
工程B: 調製C3
4−(ジメトキシメチル)−2−(2−メトキシフェニル)ピリミジン261mg(1.0mmol)を、ジオキサン中のHCl(4M溶液)2mLに溶解し、次に水2mLを加え、そしてこの混合物を50℃で16時間撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、次にNaOH 320mg(8.0mmol)を数回に分けて加えた。10% KCO溶液を用いてPHを8に調整し、次に水素化ホウ素ナトリウム76mg(2.0mmol)を加え、そして混合物を0℃で30分間撹拌した。反応混合物を水5mLで希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物を、溶離剤としてヘプタン及びEtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、調製C3を与えた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 8.84 (d, 1H), 7.50-7.42 (m, 3H), 7.14 (d, 1H), 7.03 (m, 1H), 5.66 (t, 1H), 4.58 (d, 2H), 3.75 (s, 3H)
調製C4: (1−tert−ブチル−1H−ピラゾール−5−イル)メタノール
工程A: 1−tert−ブチル−5−(ジメトキシメチル)−1H−ピラゾール
一般手順Vd及び適切なヒドラジン塩酸塩としてtert−ブチルヒドラジン塩酸塩を用いて、1−tert−ブチル−5−(ジメトキシメチル)−1H−ピラゾールを得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 7.34 (d, 1H), 6.34 (d, 1H), 5.74 (s, 1H), 3.24 (s, 6H), 1.57 (s, 9H)
注意: 1−tert−ブチル−3−(ジメトキシメチル)−1H−ピラゾールも得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 7.75 (d, 1H), 6.18 (d, 1H), 5.34 (s, 1H), 3.24 (s, 6H), 1.50 (s, 9H)
工程B: 調製C4
一般手順Ve及び適切なアセタールとして1−tert−ブチル−5−(ジメトキシメチル)−1H−ピラゾールを用いて、調製C4を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 7.27 (d, 1H), 6.19 (d, 1H), 5.31 (t, 1H), 4.61 (d, 2H), 1.56 (s, 9H)
調製C5: [2−(2−メトキシエチル)ピリミジン−4−イル]メタノール
工程A: 4−(ジメトキシメチル)−2−(2−メトキシエチル)ピリミジン
一般手順Vc及び適切なアミジン塩酸塩として3−メトキシプロパンアミジン塩酸塩を用いて、4−(ジメトキシメチル)−2−(2−メトキシエチル)ピリミジンを得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 8.78 (d, 1H), 7.38 (d, 1H), 5.25 (s, 1H), 3.80 (t, 2H), 3.33 (s, 6H), 3.22 (s, 3H), 3.11 (t, 2H)
注意: 2−[4−(ジメトキシメチル)ピリミジン−2−イル]−N,N−ジメチル−エタンアミンも得た。MS(M+H):226.2
工程B: 調製C5
一般手順Va及び適切なアセタールとして4−(ジメトキシメチル)−2−(2−メトキシエチル)ピリミジンを用いて、調製C5を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 8.70 (d, 1H), 7.39 (d, 1H), 5.60 (t, 1H), 4.52 (d, 2H), 3.78 (t, 2H), 3.22 (s, 3H), 3.06 (t, 2H)
調製C6: [1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−5−イル]メタノール
工程A: 5−(ジメトキシメチル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オール
ナトリウムメトキシドの非存在下での一般手順Vdを用い、そしてメタノールの代わりにエタノール及び適切なヒドラジンとして2,2,2−トリフルオロエチルヒドラジン(水中70w/w%)を用いて、5−(ジメトキシメチル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オールを得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 6.83 (t, 1H), 6.03 (s, 1H), 4.30 (s, 1H), 3.95 (m, 1H), 3.47 (m, 1H), 3.40 (d, 6H), 2.88 (m, 1H), 2.50 (m, 1H)
工程B: 調製C6
一般手順Ve及び適切なアセタールとして5−(ジメトキシメチル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オールを用いて、調製C6を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 7.48 (d, 1H), 6.27 (d, 1H), 5.46 (t, 1H), 5.08 (q, 2H), 4.56 (d, 2H)
調製C7: (2−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−4−イル)メタノール
工程A: 4−[4−(ジメトキシメチル)ピリミジン−2−イル]モルホリン
調製8b 25.0g(107.6mmol)を、モルホリン161mLに溶解し、さらなる変換が観察されなくなるまで、混合物を室温で撹拌した。次にそれを減圧下で濃縮し、そして粗生成物を溶離剤としてヘプタン及びEtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、4−[4−(ジメトキシメチル)ピリミジン−2−イル]モルホリンを得た。
工程B: 調製C7
一般手順Va及び適切なアセタールとして4−[4−(ジメトキシメチル)ピリミジン−2−イル]モルホリンを用いて、調製C7を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 8.35 (d, 1H), 6.75 (dm, 1H), 5.431 (t, 1H), 4.36 (dm, 2H), 3.67 (m, 4H), 3.63 (m, 4H)
調製C8: [2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリミジン−4−イル]メタノール
工程A: 4−(ジメトキシメチル)−2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリミジン
調製8b 5.00g(21.5mmol)を、乾燥アセトニトリル54mLに溶解し、次にKCO5.95g(43.1mmol)及び2,2,2−トリフルオロエタノール3.24g(32.3mmol)を加え、そしてさらなる変換が観察されなくなるまで、混合物を60℃で撹拌した。反応混合物を冷却し、濾過し、固体をEtOAcで洗浄し、次に濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物を、溶離剤としてヘプタン及びEtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、4−(ジメトキシメチル)−2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリミジンを与えた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 8.74 (d, 1H), 7.32 (d, 1H), 5.25 (s, 1H), 5.05 (q, 2H), 3.34 (s, 6H)
工程B: 調製C8
一般手順Va及び適切なアセタールとして4−(ジメトキシメチル)−2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリミジンを用いて、調製C8を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 8.65 (d, 1H), 7.32 (d, 1H), 5.69 (t, 1H), 5.02 (q, 2H), 4.51 (d, 2H)
調製C9: [2−(2−フルオロフェニル)ピリミジン−4−イル]メタノール
工程A: 2−フルオロ−N’−ヒドロキシ−ベンズアミジン
ヒドロキシルアミン塩酸塩11.48g(165mmol)、NaHCO13.87g(165mmol)及びMeOH 120mLの混合物を、室温で30分間撹拌した。次に、2−フルオロベンゾニトリル10g(82.6mmol)を加え、さらなる変換が観察されなくなるまで、混合物を75℃で撹拌した。溶媒を減圧下で部分的に蒸発させ、残留物を濾過し、MeOHで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮し、次に水で希釈し、そしてEtOAcで抽出した。合わせた有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、2−フルオロ−N’−ヒドロキシ−ベンズアミジンを与えた。
工程B: 2−フルオロベンズアミジン
2−フルオロ−N’−ヒドロキシ−ベンズアミジン12.67g(81.55mmol)を、AcOH 300mLに0℃で溶解し、AcO 9.24mL(97.86mmol)を加えた。さらなる変換が観察されなくなるまで、混合物を室温で撹拌した。次に、10% Pd/C 630mgを加え、さらなる変換が観察されなくなるまで、混合物をH雰囲気(4bars)下で撹拌した。混合物をセライトで濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、2−フルオロベンズアミジン アセタートを得た。MS(M(遊離塩基)+H):139.4
工程C: 4−(ジメトキシメチル)−2−(2−フルオロフェニル)ピリミジン
一般手順Vc及び適切なアミジンとして2−フルオロベンズアミジンを用いて、4−(ジメトキシメチル)−2−(2−フルオロフェニル)ピリミジンを得た。MS(M+H):249.2
工程D: 調製C9
一般手順Va及び適切なアセタールとして4−(ジメトキシメチル)−2−(2−フルオロフェニル)ピリミジンを用いて、調製C9を得た。MS(M+H):205.2
調製C10: [2−[2−(2−メトキシエトキシ)フェニル]ピリミジン−4−イル]メタノール
工程A: N’−ヒドロキシ−2−メトキシエトキシ−ベンズアミジン
2当量のヒドロキシルアミン塩酸塩を、MeOH(1mL/mmol)に溶解し、次に2当量のNaHCOを加えた。混合物を室温で20分間撹拌し、次に1当量の2−メトキシエトキシ−ベンゾニトリルを加え、そしてさらなる変換が観察されなくなるまで、混合物を還流下で撹拌した。MeOHを部分的に蒸発させ、残留物を濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮した。得られたN’−ヒドロキシ−2−(2−メトキシエトキシ)ベンズアミジンを、さらに精製することなく用いた。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 9.48 (s, 1H), 7.45 (m, 1H), 7.34 (m, 1H), 7.08 (d, 1H), 6.94 (td, 1H), 5.65 (br s, 2H), 4.17 (m, 2H), 3.67 (m, 2H), 3.31 (s, 3H)
MS(M+H):211.2
工程B: 2−メトキシエトキシ−ベンズアミジン
N’−ヒドロキシ−2−(2−メトキシエトキシ)ベンズアミジン8.22g(39.1mmol)を、AcOH 80mLに0℃で溶解し、次にAcO 4.43mL(46.92mmol)を滴下した。さらなる変換が観察されなくなるまで、混合物を室温で撹拌した。10% Pd/C 575mgを加え、さらなる変換が観察されなくなるまで、混合物をH雰囲気(4bars)下で撹拌した。混合物をセライトで濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、2−(2−メトキシエトキシ)ベンズアミジン アセタートを得た。MS(M+H):195.2
工程C: 4−(ジメトキシメチル)−2−[2−メトキシエトキシ−フェニル]ピリミジン
一般手順Vc及び適切なアミジン塩として2−(2−メトキシエトキシ)ベンズアミジン アセタートを用いて、4−(ジメトキシメチル)−2−[2−メトキシエトキシ−フェニル]ピリミジンを得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 8.92 (d, 1H), 7.55 (m, 1H), 7.47 (m, 1H), 7.45 (m, 1H), 7.17 (d, 1H), 7.08 (m, 1H), 5.29 (s, 1H), 4.12 (m, 2H), 3.57 (m, 2H), 3.36 (s, 6H), 3.20 (s, 3H)
MS(M+H):305.0
工程D: 調製C10
一般手順Va及び適切なアセタールとして4−(ジメトキシメチル)−2−[2−メトキシエトキシ−フェニル]ピリミジンを用いて、調製C10を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 8.84 (d, 1H), 7.53 (m, 1H), 7.47 (m, 1H), 7.43 (m, 1H), 7.14 (d, 1H), 7.05 (td, 1H), 5.64 (t, 1H), 4.58 (d, 2H), 4.11 (m, 2H), 3.57 (m, 2H), 3.21 (s, 3H)
MS(M+H):261.0
実施例1: N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−メトキシ−D−フェニルアラニン
及び
実施例2: N−[(5R)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−メトキシ−D−フェニルアラニン
一般手順VI、適切なフェノール誘導体として調製7a及び適切なアルコールとしてメタノールを用い、次に一般手順VIIに従って形成された中間体を加水分解して、実施例1を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3637ClFNSの計算値:689.2240、実測値:345.6182(M+2H)
実施例2を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3637ClFNSの計算値:689.2240、実測値:345.6185(M+2H)
実施例3: N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−[(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)メトキシ]−D−フェニルアラニン
一般手順VI、適切なフェノール誘導体として調製7ad2及び適切なアルコールとして(2−メチルピラゾール−3−イル)メタノールを用い、次に一般手順VIIに従って形成された中間体を加水分解して、実施例3を得た。HRMS C4041ClFNSの計算値:769.2613、実測値:385.6378(M+2H)
実施例4: N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−[(2−エトキシピリミジン−4−イル)メトキシ]−D−フェニルアラニン
及び
実施例5: N−[(5R)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−[(2−エトキシピリミジン−4−イル)メトキシ]−D−フェニルアラニン
一般手順VI、適切なフェノール誘導体として調製7a及び適切なアルコールとして調製C1を用いて、次に一般手順VIIに従って形成された中間体を加水分解して、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤としてNHOAc水溶液40mM(pH=4、AcOHで調整)及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離して、実施例4を先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C4243ClFNSの計算値:811.2719、実測値:406.6417(M+2H)
実施例5を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C4243ClFNSの計算値:811.2719、実測値:406.6436(M+2H)
実施例6: 2−[(1−ブチル−1H−ピラゾール−5−イル)メトキシ]−N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
一般手順VI、適切なフェノール誘導体として調製7ad2及び適切なアルコールとして調製C2を用いて、次に一般手順VIIに従って形成された中間体を加水分解して、実施例6を得た。HRMS C4347ClFNSの計算値:811.3082、実測値:406.6616(M+2H)
実施例7: N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2−メトキシフェニル)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン
一般手順VI、適切なフェノール誘導体として調製7ad2及び適切なアルコールとして調製C3を用い、次に一般手順VIIに従って形成された中間体を加水分解して、実施例7を得た。HRMS C4745ClFNSの計算値:873.2875、実測値:437.6498(M+2H)
実施例8: N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(フラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−メトキシ−D−フェニルアラニン
及び
実施例9: N−[(5R)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(フラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−メトキシ−D−フェニルアラニン
一般手順Ic、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4b及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−(2−メトキシフェニル)プロパン酸を用いて、実施例8を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3436ClNSの計算値:661.2126、実測値:662.2203(M+H)
実施例9を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3436ClNSの計算値:661.2126、実測値:662.2203(M+H)
実施例10: 2−クロロ−N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(フラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン、ジアステレオマー1
一般手順Ic、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4b及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−(2−クロロフェニル)プロパン酸を用いて、実施例10を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3333ClSの計算値:665.1630、実測値:666.1670(M+H)
実施例11: 2−カルバモイル−N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(フラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
工程A: 5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]−4−フルオロ−6−(2−フリル)チエノ[2,3−d]ピリミジン
トルエン6mL中の調製4b 150mg(0.3mmol)とフッ化銀380mg(3.0mmol)の混合物を、還流温度で3時間加熱した。次にそれを室温まで冷やし、無機成分を濾別した。濾液を減圧下で濃縮して、粗生成物を得、これをさらに精製することなく次の工程で用いた。
工程B: 実施例11
DMSO 6mL中の5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]−4−フルオロ−6−(2−フリル)チエノ[2,3−d]ピリミジン316mg(0.65mmol)、(2R)−2−アミノ−3−(2−カルバモイルフェニル)プロパン酸271mg(1.30mmol)及びCsCO424mg(1.30mmol)の混合物を、40℃で30分間撹拌した。混合物を水で希釈し、1M HCl溶液を用いてpHを5に調整し、DCMで抽出した。有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物を、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより精製した。先に溶離しているジアステレオマーを実施例11として集めた。HRMS C3435ClNSの計算値:674.2078、実測値:675.2146(M+H)
実施例12: N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(フラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−(ピリジン−2−イルメトキシ)−D−フェニルアラニン
及び
実施例13: N−[(5R)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(フラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−(ピリジン−2−イルメトキシ)−D−フェニルアラニン
一般手順Ic、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4b及び適切なアミノ酸誘導体として調製A5を用いて、実施例12を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3939ClNSの計算値:738.2391、実測値:370.1269(M+2H)
実施例13を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3939ClNSの計算値:738.2391、実測値:370.1263(M+2H)
実施例14: N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(5−フルオロフラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−ヒドロキシ−D−フェニルアラニン
工程A: (2R)−2−[[(5S)−5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]−6−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−(2−ヒドロキシフェニル)プロパン酸
一般手順Ic、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4a及び(2R)−2−アミノ−3−(2−ヒドロキシフェニル)プロパン酸を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、HILICクロマトグラフィーにより分離した。(2R)−2−[[(5S)−5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]−6−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−(2−ヒドロキシフェニル)プロパン酸を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。MS(M+H):708.0
工程B: 実施例14
一般手順IIIb、適切な6−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として(2R)−2−[[(5S)−5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]−6−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−(2−ヒドロキシフェニル)プロパン酸及び適切なボロン酸エステル(boronic ester)誘導体として2−(5−フルオロ−2−フリル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランを用いて、実施例14を得た。HRMS C3333ClFNSの計算値:665.1875、実測値:333.6012(M+2H)
実施例15: N−[(5R)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(5−フルオロフラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−メトキシ−D−フェニルアラニン
及び
実施例16: N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(5−フルオロフラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−メトキシ−D−フェニルアラニン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4c及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−(2−メトキシフェニル)プロパン酸を用いて、実施例15を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3435ClFNSの計算値:679.2031、実測値:680.2100(M+H)
実施例16を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3435ClFNSの計算値:679.2031、実測値:680.2092(M+H)
実施例17: N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(5−フルオロフラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−D−フェニルアラニン
工程A: エチル (2R)−2−[[(5S)−5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]−6−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−(2−ヒドロキシフェニル)プロパノアート
(2R)−2−[[(5S)−5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]−6−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−(2−ヒドロキシフェニル)プロパン酸876mg(1.24mmol)を、エタノール5mLに溶解し、次に濃硫酸0.05mLを加え、そして混合物を70℃で2時間撹拌した。次に、混合物を水で希釈し、1M NaHCO溶液を用いてpHを5に設定し、そしてDCMで抽出した。有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物を、溶離剤としてDCM及びMeOHを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、エチル(2R)−2−[[(5S)−5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]−6−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−(2−ヒドロキシフェニル)プロパノアートを得た。MS(M+H):736.1
工程B: エチル (2R)−2−[[(5S)−5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]−6−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−[2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]プロパノアート
エチル (2R)−2−[[(5S)−5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]−6−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−(2−ヒドロキシフェニル)プロパノアート648mg(0.88mmol)を、DMF 10mLに溶解し、次にKCO415mg(3.00mmol)及び2,2,2−トリフルオロエチル トリフルオロメタンスルホナート348mg(1.50mmol)を室温で加えた。混合物を50℃で5時間撹拌した。反応混合物をブラインで希釈し、DCMで抽出した。有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮した。粗物質を、溶離剤としてDCM及びメタノールを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、エチル (2R)−2−[[(5S)−5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]−6−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−[2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]プロパノアートを得た。MS(M+H):818.1
工程C: 実施例17
エチル(2R)−2−[[(5S)−5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]−6−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−[2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]プロパノアートを、一般手順VIIに従って加水分解して、(2R)−2−[[(5S)−5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]−6−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−[2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]プロパン酸を与えた。この化合物を、適切な6−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として用い、そして適切なボロン酸誘導体として2−(5−フルオロ−2−フリル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランを用いて、一般手順IIIbに従って実施例17に変換した。HRMS C3534ClFSの計算値:747.1905、実測値:374.6006(M+2H)
実施例18: N−[(5R)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(5−フルオロフラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−(ピリジン−2−イルメトキシ)−D−フェニルアラニン
及び
実施例19: N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(5−フルオロフラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−(ピリジン−2−イルメトキシ)−D−フェニルアラニン
一般手順Ic、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4c及び適切なアミノ酸誘導体として調製A5を用いて、実施例18を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3938ClFNSの計算値:756.2296、実測値:379.1230(M+2H)
実施例19を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3938ClFNSの計算値:756.2296、実測値:379.1230(M+2H)
実施例20: N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(5−フルオロフラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−[(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)メトキシ]−D−フェニルアラニン
一般手順IIIb、適切な6−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製5b及び適切なボロン酸誘導体として2−(5−フルオロ−2−フリル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランを用いて、実施例20を得た。HRMS C3839ClFNSの計算値:759.2406、実測値:380.6271(M+2H)
実施例21: N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(5−フルオロフラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−[(1−エチル−1H−ピラゾール−5−イル)メトキシ]−D−フェニルアラニン
一般手順IIIb、適切な6−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製5c及び適切なボロン酸誘導体として2−(5−フルオロ−2−フリル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランを用いて、実施例21を得た。HRMS C3941ClFNSの計算値:773.2562、実測値:387.6358(M+2H)
実施例22: N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(5−フルオロフラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−[(2−エトキシピリミジン−4−イル)メトキシ]−D−フェニルアラニン
一般手順Ic、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4c及び適切なアミノ酸誘導体として調製A2を用いて、実施例22を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C4041ClFNSの計算値:801.2512、実測値:401.6326(M+2H)
実施例23: 2−[(1−ブチル−1H−ピラゾール−5−イル)メトキシ]−N−[(5R)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(5−フルオロフラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
及び
実施例24: 2−[(1−ブチル−1H−ピラゾール−5−イル)メトキシ]−N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(5−フルオロフラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
一般手順Ic、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4c及び適切なアミノ酸誘導体として調製A3を用いて、実施例23を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C4145ClFNSの計算値:801.2875、実測値:401.6502(M+2H)
実施例24を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C4145ClFNSの計算値:801.2875、実測値:401.6505(M+2H)
実施例25: N−[(5R)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(5−フルオロフラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン
及び
実施例26: N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(5−フルオロフラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン
一般手順Ic、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4c及び適切なアミノ酸誘導体として調製A8を用いて、実施例25を先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C4038ClFSの計算値:855.2228、実測値:428.6181(M+2H)
実施例26を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C4038ClFSの計算値:855.2228、実測値:428.6193(M+2H)
実施例27: N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(5−フルオロフラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2−メトキシフェニル)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン
工程A: エチル(2R)−2−[[(5S)−5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]−6−(5−フルオロ−2−フリル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−(2−ヒドロキシフェニル)プロパノアート
実施例14 0.97g(1.46mmol)を、HCl溶液15mL(EtOH中1.25M)に溶解し、40℃で一晩撹拌した。混合物を室温まで冷やし、NaHCO水溶液で中和し、そして混合物をDCMで抽出した。有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮した。残留物を、溶離剤としてDCM及びMeOHを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、エチル(2R)−2−[[(5S)−5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]−6−(5−フルオロ−2−フリル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−(2−ヒドロキシフェニル)プロパノアートを得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 9.48 (br s, 1H), 8.39 (s, 1H), 7.30 (s, 2H), 7.01 (td, 1H), 6.72 (d, 1H), 6.64 (t, 1H), 6.41 (d, 1H), 5.83 (m, 1H), 5.56 (t, 1H), 5.08 (d, 1H), 4.94 (m, 1H), 4.30 (t, 2H), 4.03 (m, 2H), 3.07 (dd, 1H), 2.81 (t, 2H), 2.56 (br, 4H), 2.36 (dd, 1H), 2.32 (br, 4H), 2.14 (s, 3H), 1.91 (s, 3H)
MS(M+H):694.2
工程B: 実施例27
一般手順VI、適切なフェノール誘導体としてエチル (2R)−2−[[(5S)−5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]−6−(5−フルオロ−2−フリル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−(2−ヒドロキシフェニル)プロパノアート及び適切なアルコール誘導体として調製C3を用い、次に一般手順VIIに従って形成された中間体を加水分解して、実施例27を得た。HRMS C4543ClFNSの計算値:863.2668、実測値:432.6414(M+2H)
実施例28: N−[(5S)−5−{3−クロロ−4−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]−2−メチルフェニル}−6−(5−フルオロフラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−ヒドロキシ−D−フェニルアラニン
工程A: 2−[2−クロロ−4−[4−クロロ−6−(5−フルオロ−2−フリル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−3−メチル−フェノキシ]−N,N−ジメチル−エタンアミン
一般手順IIIb、適切な6−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4e及び適切なボロン酸誘導体として2−(5−フルオロ−2−フリル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランを用いて、2−[2−クロロ−4−[4−クロロ−6−(5−フルオロ−2−フリル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−3−メチル−フェノキシ]−N,N−ジメチル−エタンアミンを得た。
工程B: 実施例28
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として2−[2−クロロ−4−[4−クロロ−6−(5−フルオロ−2−フリル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−3−メチル−フェノキシ]−N,N−ジメチル−エタンアミン及び適切なアミノ酸誘導体として2−ヒドロキシ−D−フェニルアラニンを用いて、実施例28を後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3028ClFNSの計算値:610.1453、実測値:611.1503(M+H)
実施例29: N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(チオフェン−3−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−3−ピリジン−2−イル−D−アラニン
及び
実施例30: N−[(5R)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(チオフェン−3−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−3−ピリジン−2−イル−D−アラニン
一般手順Ic、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4g及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−(2−ピリジル)プロパン酸を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤としてNHOAc水溶液40mM(pH=4、AcOHで調整)及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例29を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3233ClNの計算値:648.1744、実測値:649.1811(M+H)
実施例30を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3233ClNの計算値:648.1744、実測値:649.1816(M+H)
実施例31: N−[(5R)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(チオフェン−3−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−3−シクロヘキシル−D−アラニン
及び
実施例32: N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(チオフェン−3−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−3−シクロヘキシル−D−アラニン
一般手順Ic、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4g及び適切なアミノ酸誘導として(2R)−2−アミノ−3−シクロヘキシル−プロパン酸体を用いて、実施例31を先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3340ClNの計算値:653.2261、実測値:327.6194(M+2H)
実施例32を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3340ClNの計算値:653.2261、実測値:327.6195(M+2H)
実施例33: N−[(5R)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(チオフェン−3−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−フルオロ−D−フェニルアラニン
及び
実施例34: N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(チオフェン−3−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−フルオロ−D−フェニルアラニン
一般手順I、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4g及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−(2−フルオロフェニル)プロパン酸を用いて、実施例33を後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3333ClFNの計算値:665.1697、実測値:666.1776(M+H)
実施例34を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3333ClFNの計算値:665.1697、実測値:666.1776(M+H)
実施例35: N−[(5R)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(モルホリン−4−イル)エトキシ]フェニル}−6−(チオフェン−3−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−3−ピリジン−2−イル−D−アラニン
及び
実施例36: N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(モルホリン−4−イル)エトキシ]フェニル}−6−(チオフェン−3−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−3−ピリジン−2−イル−D−アラニン
一般手順Ic、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4h及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−(2−ピリジル)プロパン酸を用いて、実施例35を先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3130ClNの計算値:635.1428、実測値:636.1499(M+H)
実施例36を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3130ClNの計算値:635.1428、実測値:636.1508(M+H)
実施例37: 2−(アミノメチル)−N−[(5R)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(モルホリン−4−イル)エトキシ]フェニル}−6−(チオフェン−3−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
及び
実施例38: 2−(アミノメチル)−N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(モルホリン−4−イル)エトキシ]フェニル}−6−(チオフェン−3−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
一般手順Ic、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4h及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−[2−(アミノメチル)フェニル]プロパン酸を用いて、実施例37を先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3334ClNの計算値:663.1741、実測値:664.1808(M+H)
実施例38を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3334ClNの計算値:663.1741、実測値:664.1825(M+H)
実施例39: N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(プロパ−1−イン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−メトキシ−D−フェニルアラニン
一般手順VI、適切なフェノール誘導体として調製7b及び適切なアルコール誘導体としてメタノールを用い、次に一般手順VIIに従って形成された中間体を加水分解して、実施例39を得た。HRMS C3336ClNSの計算値:633.2176、実測値:317.6163(M+2H)
実施例40: 2−[(1−tert−ブチル−1H−ピラゾール−5−イル)メトキシ]−N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(プロパ−1−イン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
一般手順VI、適切なフェノール誘導体として調製7b及び適切なアルコール誘導体として調製C4を用い、次に一般手順VIIに従って形成された中間体を加水分解して、実施例40を得た。HRMS C4046ClNSの計算値:755.3021 実測値:378.6573(M+2H)
実施例41: N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(プロパ−1−イン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2−メトキシエチル)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン
一般手順VI、適切なフェノール誘導体として調製7b及び適切なアルコール誘導体として調製C5を用い、次に一般手順VIIに従って形成された中間体を加水分解して、実施例41を得た。HRMS C4044ClNSの計算値:769.2813、実測値:385.6476(M+2H)。
実施例42: N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(プロパ−1−イン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−5−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン
一般手順VI、適切なフェノール誘導体として調製7b及び適切なアルコール誘導体として調製C6を用い、次に一般手順VIIに従って形成された中間体を加水分解して、実施例42を得た。HRMS C3839ClFSの計算値:781.2425、実測値:391.6300(M+2H)
実施例43: N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(プロパ−1−イン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン
一般手順VI、適切なフェノール誘導体として調製7b及び適切なアルコール誘導体として調製C7を用い、次に一般手順VIIに従って形成された中間体を加水分解して、実施例43を得た。HRMS C4145ClNSの計算値:796.2922、実測値:399.1546(M+2H)
実施例44: N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(プロパ−1−イン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン
一般手順VI、適切なフェノール誘導体として調製7b及び適切なアルコール誘導体として調製C8を用い、次に一般手順VIIに従って形成された中間体を加水分解して、実施例44を得た。HRMS C3939ClFSの計算値:809.2374、実測値:405.6262(M+2H)
実施例45: N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(プロパ−1−イン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2−メトキシフェニル)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン
一般手順VI、適切なフェノール誘導体として調製7b及び適切なアルコール誘導体として調製C3を用い、次に一般手順VIIに従って形成された中間体を加水分解して、実施例45を得た。HRMS C4444ClNSの計算値:817.2813、実測値:409.6494(M+2H)
実施例46: N−[(5S)−5−{3−クロロ−4−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]−2−メチルフェニル}−6−(プロパ−1−イン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−5−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン
一般手順VI、適切なフェノール誘導体として調製7c及び適切なアルコール誘導体として調製C6を用い、次に一般手順VIIに従って形成された中間体を加水分解して、実施例46を得た。HRMS C3534ClFSの計算値:726.2003、実測値:727.2092(M+H)
実施例47: N−[(5S)−5−{3−クロロ−4−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]−2−メチルフェニル}−6−(プロパ−1−イン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン
一般手順VI、適切なフェノール誘導体として調製7c及び適切なアルコール誘導体として調製C7を用い、次に一般手順VIIに従って形成された中間体を加水分解して、実施例47を得た。HRMS C3840ClNSの計算値:741.2500、実測値:371.6331(M+2H)
実施例48: N−[(5S)−5−{3−クロロ−4−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]−2−メチルフェニル}−6−(プロパ−1−イン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン
一般手順VI、適切なフェノール誘導体として調製7c及び適切なアルコール誘導体として調製C8を用い、次に一般手順VIIに従って形成された中間体を加水分解して、実施例48を得た。HRMS C3634ClFSの計算値:754.1952、実測値:755.1971(M+H)
実施例49: N−[(5S)−5−{3−クロロ−4−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]−2−メチルフェニル}−6−(プロパ−1−イン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2−メトキシフェニル)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン
一般手順VI、適切なフェノール誘導体として調製7c及び適切なアルコール誘導体として調製C3を用い、次に一般手順VIIに従って形成された中間体を加水分解して、実施例49を得た。HRMS C4139ClNSの計算値:762.2391、実測値:371.6323(M+2H)
実施例50: N−[(5S)−5−{3−クロロ−4−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]−2−メチルフェニル}−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2−フルオロフェニル)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン
工程A: エチル (2R)−2−[[5−ブロモ−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−[2−[[2−(2−フルオロフェニル)ピリミジン−4−イル]メトキシ]フェニル]プロパノアート
一般手順VI、適切なフェノール誘導体として調製7d及び適切なアルコール誘導体として調製C9を用いて、エチル(2R)−2−[[5−ブロモ−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−[2−[[2−(2−フルオロフェニル)ピリミジン−4−イル]メトキシ]フェニル]プロパノアートを得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 8.84 (d, 1H), 8.39 (s, 1H), 7.95 (td, 1H), 7.58-7.52 (m, 3H), 7.39-7.24 (m, 8H), 7.13 (d, 1H), 6.95 (t, 1H), 5.29-5.15 (m, 3H), 4.16 (q, 2H), 3.63 (dd, 1H), 3.25 (dd, 1H), 1.19 (t, 3H)
工程B: エチル (2R)−2−[[5−[3−クロロ−4−(2−ジメチルアミノエチルオキシ)−2−メチル−フェニル]−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−[2−[[2−(2−フルオロフェニル)ピリミジン−4−イル]メトキシ]フェニル]プロパノアート
1当量のエチル (2R)−2−[[5−ブロモ−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−[2−[[2−(2−フルオロフェニル)ピリミジン−4−イル]メトキシ]フェニル]プロパノアート及び1.2当量の調製B5を、ジオキサン(5mL/mmol)に溶解し、次に5mol% AtaPhos、3当量のCsCO及び水(5mL/mmol)を加え、そしてさらなる変換が観察されなくなるまで、混合物をアルゴン雰囲気下、70℃で撹拌した。次に、混合物をEtOAcで希釈し、ブラインで洗浄した。有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物を、溶離剤としてDCM及びMeOHを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、エチル (2R)−2−[[5−[3−クロロ−4−(2−ジメチルアミノエチルオキシ)−2−メチル−フェニル]−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−[2−[[2−(2−フルオロフェニル)ピリミジン−4−イル]メトキシ]フェニル]プロパノアートをジアステレオ異性体の混合物として得た。MS(M+H):834.6
工程C: 実施例50
一般手順VII及び適切なエステル誘導体としてエチル (2R)−2−[[5−[3−クロロ−4−(2−ジメチルアミノエチルオキシ)−2−メチル−フェニル]−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−[2−[[2−(2−フルオロフェニル)ピリミジン−4−イル]メトキシ]フェニル]プロパノアートを用いて、実施例50を後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C4337ClFSの計算値:806.2254、実測値:807.2343(M+H)
実施例51: N−[(5S)−5−{3−クロロ−4−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]−2−メチルフェニル}−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−({2−[2−(2−メトキシエトキシ)フェニル]ピリミジン−4−イル}メトキシ)−D−フェニルアラニン
工程A: エチル (2R)−2−[[5−ブロモ−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−[2−[[2−[2−(2−メトキシエトキシ)フェニル]ピリミジン−4−イル]メトキシ]フェニル]プロパノアート
一般手順VI、適切なフェノール誘導体として調製7d及び適切なアルコール誘導体として調製C10を用いて、エチル(2R)−2−[[5−ブロモ−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−[2−[[2−[2−(2−メトキシエトキシ)フェニル]ピリミジン−4−イル]メトキシ]フェニル]プロパノアートを得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 8.80 (d, 1H), 8.41 (s, 1H), 7.57-7.53 (m, 3H), 7.46-7.23 (m, 7H), 7.16 (d, 1H), 7.07 (d, 1H), 7.03 (t, 1H), 6.94 (t, 1H), 5.28-5.23 (m, 1H), 5.19 (dd, 2H), 4.18-4.11 (m, 4H), 3.61-3.57 (m, 3H), 3.27 (dd, 1H), 3.21 (s, 3H), 1.19 (t, 3H)
工程B: エチル (2R)−2−[[5−[3−クロロ−4−(2−ジメチルアミノエチルオキシ)−2−メチル−フェニル]−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−[2−[[2−[2−(2−メトキシエトキシ)フェニル]ピリミジン−4−イル]メトキシ]フェニル]プロパノアート
1当量のエチル(2R)−2−[[5−ブロモ−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−[2−[[2−[2−(2−メトキシエトキシ)フェニル]ピリミジン−4−イル]メトキシ]フェニル]プロパノアート及び1.2当量の調製B5を、ジオキサン(5mL/mmol)に溶解し、次に5mol% AtaPhos、3当量のCsCO及び水(5mL/mmol)を加え、そしてさらなる変換が観察されなくなるまで、混合物をアルゴン雰囲気下、70℃で撹拌した。次に、混合物をEtOAcで希釈し、ブラインで洗浄した。有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物を、溶離剤としてDCM及びMeOHを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、エチル (2R)−2−[[5−[3−クロロ−4−(2−ジメチルアミノエチルオキシ)−2−メチル−フェニル]−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−[2−[[2−[2−(2−メトキシエトキシ)フェニル]ピリミジン−4−イル]メトキシ]フェニル]プロパノアートをジアステレオ異性体の混合物として得た。MS(M+H):890.6
工程C: 実施例51
一般手順VII及び適切なエステル誘導体としてエチル (2R)−2−[[5−[3−クロロ−4−(2−ジメチルアミノエチルオキシ)−2−メチル−フェニル]−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−[2−[[2−[2−(2−メトキシエトキシ)フェニル]ピリミジン−4−イル]メトキシ]フェニル]プロパノアートを用いて、実施例51を後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C4644ClFNSの計算値:862.2716、実測値:432.1442(M+2H)
実施例52: N−[(5R)−5−(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
及び
実施例53: N−[(5S)−5−(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
一般手順VII及び適切なエステル誘導体として調製7fを用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例52を先に溶離しているジアステレオマーとして得た。HRMS C2421ClSの計算値:501.0681、実測値:502.0755(M+H)
実施例53を、後に溶離しているジアステレオマーとして得た。HRMS C2421ClSの計算値:501.0681、実測値:502.0772(M+H)
実施例54: N−((5S)−5−{3,5−ジクロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−D−フェニルアラニン
及び
実施例55: N−((5R)−5−{3,5−ジクロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−D−フェニルアラニン
一般手順VI、適切なフェノール誘導体として調製7f及び適切なアルコール誘導体として2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エタノールを用い、次に一般手順VIIに従って形成された中間体を加水分解して、実施例54を後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3135ClSの計算値:627.1838、実測値:628.1935(M+H)
実施例55を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3135ClSの計算値:627.1838、実測値:628.1932(M+H)
実施例56: N−{(5S)−5−[3−クロロ−4−(2−ヒドロキシエトキシ)−2−メチルフェニル]−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}−D−フェニルアラニン
一般手順VI、適切なフェノール誘導体として調製7gd1及び適切なアルコール誘導体として10当量のエチレングリコールを用い、次に一般手順VIIに従って形成された中間体を加水分解して、実施例56を得た。HRMS C2626ClNSの計算値:511.1333、実測値:512.1390(M+H)
実施例57: N−{(5S)−5−[4−(カルボキシメトキシ)−3−クロロ−2−メチルフェニル]−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}−D−フェニルアラニン
一般手順VI、適切なフェノール誘導体として調製7gd1及び適切なアルコール誘導体として2−ヒドロキシ−N,N−ジメチルアセトアミドを用い、次に一般手順VIIに従って形成された中間体を加水分解して、実施例57を得た。HRMS C2624ClNSの計算値:525.1125、実測値:526.1217(M+H)
実施例58: N−((5R)−5−{3−クロロ−4−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]−2−メチルフェニル}−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−L−フェニルアラニン
及び
実施例59: N−((5S)−5−{3−クロロ−4−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]−2−メチルフェニル}−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−L−フェニルアラニン
一般手順VI、適切なフェノール誘導体として調製7g及び適切なアルコール誘導体として2−(ジメチルアミノ)エタノールを用い、次に一般手順VIIに従って形成された中間体を加水分解して、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤としてNHOAc水溶液40mM(pH=4、AcOHで調整)及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例58を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2831ClNSの計算値:538.1805、実測値:539.1869(M+H)
実施例59を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2831ClNSの計算値:538.1805、実測値:539.1866(M+H)
実施例60: N−((5S)−5−{3−クロロ−4−[3−(ジメチルアミノ)プロポキシ]−2−メチルフェニル}−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−D−フェニルアラニン
一般手順VI、適切なフェノール誘導体として調製7gd1及び適切なアルコール誘導体として3−(ジメチルアミノ)プロパノールを用い、次に一般手順VIIに従って形成された中間体を加水分解して、実施例60を得た。HRMS C2933ClNSの計算値:552.1962、実測値:553.2036(M+H)
実施例61: N−((5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(モルホリン−4−イル)エトキシ]フェニル}−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−D−フェニルアラニン
一般手順VI、適切なフェノール誘導体として調製7gd1及び適切なアルコール誘導体として2−モルホリノエタノールを用い、次に一般手順VIIに従って形成された中間体を加水分解して、実施例61を得た。HRMS C3033ClNSの計算値:580.1911、実測値:581.1981(M+H)
実施例62: N−((5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−D−フェニルアラニン
及び
実施例63 N−((5R)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−D−フェニルアラニン
一般手順VI、適切なフェノール誘導体として調製7g及び適切なアルコール誘導体として2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エタノールを用い、次に一般手順VIIに従って形成された中間体を加水分解して、実施例62を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3136ClNSの計算値:593.2227、実測値:594.2313(M+H)
実施例63を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3136ClNSの計算値:593.2227、実測値:594.2304(M+H)
実施例64: N−((5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロポキシ]フェニル}−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−D−フェニルアラニン
一般手順VI、適切なフェノール誘導体として調製7gd1及び適切なアルコール誘導体として3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロパン−1−オールを用い、次に一般手順VIIに従って形成された中間体を加水分解して、実施例64を得た。HRMS C3238ClNSの計算値:607.2384、実測値:608.2444(M+H)
実施例65: N−((5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−[5−(メトキシカルボニル)−4−メチルフラン−2−イル]チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−2−メトキシ−D−フェニルアラニン
及び
実施例66: N−((5R)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−[5−(メトキシカルボニル)−4−メチルフラン−2−イル]チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−2−メトキシ−D−フェニルアラニン
工程A: [4−クロロ−5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−イル]−トリメチル−スタンナン
4−クロロ−5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]チエノ[2,3−d]ピリミジン1.97g(4.50mmol、調製4aの工程Aから)を、乾燥THF 40mLにN雰囲気下で溶解し、混合物を−78℃に冷却した。次に、LDA 4.5mL(9mmol、ヘプタン、THF及びエチルベンゼン中2M溶液)を加え、混合物を−78℃で1時間撹拌した。次に、MeSnCl溶液13.5mL(13.5mmol、ヘキサン中1M)を加え、混合物を室温まで放温した。次に、混合物を濃NHCl溶液で希釈し、ジエチルエーテルで抽出した。有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮した。次に、それをEtOAc 60mLに溶解し、飽和NaF溶液40mLを加え、そして室温で一晩撹拌した。次に、それを濾過し、濾液の相を分離した。水相をEtOAcで抽出した。合わせた有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物を、溶離剤としてDCM及びMeOHを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、[4−クロロ−5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−イル]−トリメチル−スタンナンを得た。HRMS C2330OSClSnの計算値:600.0539、実測値:601.0584(M+H)
工程B: メチル 5−[4−クロロ−5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−フラン−2−カルボキシラート
[4−クロロ−5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−イル]−トリメチル−スタンナン900mg(1.50mmol)、メチル 5−ブロモ−3−メチル−フラン−2−カルボキシラート657mg(3mmol)、CuI 29mg(0.15mmol)、Pd(PhCN)Cl 29mg(0.075mmol)、PhAs 46mg(0.15mmol)及びNMP 2mLを、さらなる変換が観察されなくなるまで100℃で撹拌した。次に、混合物をEtOAcで希釈し、飽和NaF溶液で洗浄した。水相をEtOAcで抽出した。合わせた有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物を、溶離剤としてDCM及びMeOHを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、メチル 5−[4−クロロ−5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−フラン−2−カルボキシラートを得た。HRMS C2728ClSの計算値:574.1208、実測値:575.1263(M+H)
工程C: 実施例65
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体としてメチル 5−[4−クロロ−5−[3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−フラン−2−カルボキシラート及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−(2−メトキシフェニル)プロパン酸を用いて、実施例65を先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3740ClNSの計算値:733.23369、実測値:367.6263(M+2H)
実施例66を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3740ClNSの計算値:733.23369、実測値:367.6223(M+2H)
実施例67: N−[6−エチル−5−(3−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
一般手順IId、適切な5−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製3a及び適切なボロン酸誘導体として2−メチル−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェノールを用いて、実施例67をジアステレオ異性体の混合物として得た。HRMS C2423Sの計算値:433.1460、実測値:434.1545及び434.1535(M+H)
実施例68: N−[6−エチル−5−(3−フルオロ−2−メチルフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
一般手順IIa、適切な5−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製3a及び適切なボロン酸誘導として(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)ボロン酸体を用いて、実施例68をジアステレオマーの混合物として得た。HRMS C2422FNSの計算値:435.1417、実測値:436.1489及び436.1484(M+H)
実施例69: N−[6−エチル−(5S)−5−(3−フルオロ−2−メチルフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
及び
実施例70: N−[6−エチル−(5R)−5−(3−フルオロ−2−メチルフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
実施例68のジアステレオ異性体を、溶離剤としてNHHCO水溶液25mM及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例69を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2422FNSの計算値:435.1417、実測値:436.1481(M+H)
実施例70を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2422FNSの計算値:435.1417、実測値:436.1498(M+H)
実施例71: N−[6−エチル−5−(1H−インドール−7−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン、ジアステレオマー1
及び
実施例72: N−[6−エチル−5−(1H−インドール−7−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン、ジアステレオマー2
一般手順IIa、適切な5−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製3a及び適切なボロン酸誘導体として7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールを用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例71を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2522Sの計算値:442.1463、実測値:443.1540(M+H)
実施例72を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2522Sの計算値:442.1463、実測値:443.1537(M+H)
実施例73: N−[6−エチル−(5S)−5−(1H−インドール−4−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
及び
実施例74: N−[6−エチル−(5R)−5−(1H−インドール−4−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
調製7hのジアステレオ異性体を、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例73を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2522Sの計算値:442.1463、実測値:実測値:443.1529(M+H)
実施例74を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2522Sの計算値:442.1463、実測値:443.1538(M+H)
実施例75: N−[6−エチル−(5S)−5−(3−メトキシ−2−メチルフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
及び
実施例76: N−[6−エチル−(5R)−5−(3−メトキシ−2−メチルフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
一般手順IIb、適切な5−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製3a及び適切なボロン酸誘導体として2−(3−メトキシ−2−メチル−フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランを用い、2−Me−THFの代わりにDME:水 5:1を用いて、溶離剤としてNHHCO水溶液25mM及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーによりジアステレオ異性体を分離して、実施例75を先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2525Sの計算値:447.1617、実測値:448.1701(M+H)
実施例76を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2525Sの計算値:447.1617、実測値:448.1672(M+H)
実施例77: N−[(5R)−5−(2−クロロ−3−メチルピリジン−4−イル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
及び
実施例78 N−[(5S)−5−(2−クロロ−3−メチルピリジン−4−イル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
一般手順IIb、適切な5−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製3a及び適切なボロン酸誘導体として2−クロロ−3−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジンを用い、2−Me−THFの代わりにDME:水 5:1を用いて、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーによりジアステレオ異性体を分離して、実施例77を先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2321ClNSの計算値:452.1074、実測値:453.1158(M+H)
実施例78を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2321ClNSの計算値:452.1074、実測値:453.1165(M+H)
実施例79: N−[6−エチル−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
一般手順IIb、適切な5−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製3a及び適切なボロン酸誘導体として4,4,5,5−テトラメチル−2−(1−ナフチル)−1,3,2−ジオキサボロランを用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより精製して、実施例79をジアステレオ異性体の混合物として得た。HRMS C2723Sの計算値:453.1511、実測値:454.1580及び454.1580(M+H)
実施例80: N−[6−エチル−5−(キノリン−5−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
一般手順IIa、適切な5−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製3a及び適切なボロン酸誘導体として5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)キノロンを用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それを、溶離剤としてNHOAc水溶液40mM(pH=4、AcOHで調整)及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより精製した。実施例80を、ジアステレオ異性体の混合物として得た。HRMS C2622Sの計算値:454.1463、実測値:455.1554及び455.1518(M+H)
実施例81: N−[6−エチル−(5S)−5−(イソキノリン−4−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
及び
実施例82: N−[6−エチル−(5R)−5−(イソキノリン−4−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
工程A: 4−クロロ−6−エチル−5−(4−イソキノリル)チエノ[2,3−d]ピリミジン
一般手順IIc、適切な5−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジンとして調製2a及び適切なボロン酸誘導体として4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソキノリンを用いて、4−クロロ−6−エチル−5−(4−イソキノリル)チエノ[2,3−d]ピリミジンを得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ: 9.46 (s, 1H), 8.93 (s, 1H), 8.50 (s, 1H), 8.26 (m, 1H), 7.74 (m, 2H), 7.42 (m, 1H), 2.65 (q, 2H), 1.14 (t, 3H)
HRMS C1712ClNSの計算値:325.0440; 実測値:326.0502(M+H)
工程B: N−[6−エチル−5−(イソキノリン−4−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
一般手順Ia、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として工程Aの生成物及び適切なアミノ酸誘導体としてD−フェニルアラニンを用いて、N−[6−エチル−5−(イソキノリン−4−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニンをジアステレオ異性体の混合物として得た。それらを、溶離剤として水及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例81を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2622Sの計算値:454.1463、実測値:455.1526(M+H)
実施例82を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2622Sの計算値:454.1463、実測値:455.1538(M+H)
実施例83: N−[6−エチル−(5S)−5−(1−メチル−1H−インドール−7−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
及び
実施例84: N−[6−エチル−(5R)−5−(1−メチル−1H−インドール−7−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
一般手順IIb、適切な5−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製3a及び適切なボロン酸誘導体として1−メチル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)インドールを用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤としてNHOAc水溶液40mM(pH=4、AcOHで調整)及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例83を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2624Sの計算値:456.1620、実測値:457.1671(M+H)
実施例84を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2622Sの計算値:456.1620、実測値:457.1701(M+H)
実施例85: N−[6−エチル−(5S)−5−(3−メチル−1H−インドール−4−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
及び
実施例86: N−[6−エチル−(5R)−5−(3−メチル−1H−インドール−4−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
一般手順IIc、適切な5−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製3a及び適切なボロン酸誘導体として3−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールを用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤としてNHOAc水溶液40mM(pH=4、AcOHで調整)及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。HRMS C2624Sの計算値:456.1620、実測値:457.1691(M+H)
実施例86を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2624Sの計算値:456.1620、実測値:457.1688(M+H)
実施例87: N−[6−エチル−5−(1−メチル−1H−インダゾール−4−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
一般手順IIa、適切な5−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製3a及び適切なボロン酸誘導体として1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)インダゾールを用いて、実施例87をジアステレオ異性体の混合物として得た。HRMS C2523Sの計算値:457.1572、実測値:458.1646及び458.1648(M+H)
実施例88: N−[6−エチル−(5S)−5−(1−メチル−1H−インダゾール−7−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
及び
実施例89: N−[6−エチル−(5R)−5−(1−メチル−1H−インダゾール−7−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
一般手順IIa、適切な5−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製3a及び適切なボロン酸誘導体として(1−メチルインダゾール−7−イル)ボロン酸を用いて、実施例88を先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2523Sの計算値:457.1572、実測値:458.1641(M+H)
実施例89を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2523Sの計算値:457.1572、実測値:458.1634(M+H)
実施例90: N−[(5S)−5−(3−クロロ−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
及び
実施例91: N−[(5R)−5−(3−クロロ−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
調製7e 500mg(1.12mmol)及びNCS 157mg(1.173mmol)を、THF 30mL溶解し、混合物を60℃で一晩撹拌した。溶媒を減圧下で蒸発させ、残留物を溶離剤としてヘプタン及びEtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、メチル 2−[[5−(3−クロロ−4−ヒドロキシ−2−メチル−フェニル)−6−エチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−フェニル−プロパノアートをジアステレオ異性体の混合物として得た(他の位置異性体と共に)。粗混合物を一般手順VIIに従って加水分解した。ジアステレオ異性体を、溶離剤としてNHHCO水溶液25mM及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより精製し、分離した。実施例90を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2422ClNSの計算値:467.1070、実測値:468.1153(M+H)
実施例91を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2422ClNSの計算値:467.1070、実測値:468.1143(M+H)
実施例92: N−[(5R)−5−(2,3−ジクロロフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
及び
実施例93: N−[(5S)−5−(2,3−ジクロロフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
一般手順IIa、適切な5−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製3a及び適切なボロン酸誘導体として(2,3−ジクロロフェニル)ボロン酸を用い、BuPAdの代わりにXantphosを用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離して、実施例92を先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2319ClSの計算値:471.0575、実測値:472.0667(M+H)
実施例93を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2319ClSの計算値:471.0575、実測値:472.0654(M+H)
実施例94: N−[(5R)−5−(3,4−ジクロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
及び
実施例95: N−[(5S)−5−(3,4−ジクロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
一般手順IIb、適切な5−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製3a及び適切なボロン酸誘導体として(3,4−ジクロロ−2−メチル−フェニル)ボロン酸を用い、Q−Phosの代わりにリガンドとしてXantphos及び2−Me−THFの代わりにDME:水 4:1を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離して、実施例94を先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2421ClSの計算値:485.0731、実測値:486.0816(M+H)
実施例95を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2421ClSの計算値:485.0731、実測値:486.0797(M+H)
実施例96: N−[(5R)−5−(3−ブロモ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
及び
実施例97: N−[(5S)−5−(3−ブロモ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
一般手順IIa、適切な5−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製3a及び適切なボロン酸誘導体として調製B7を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤としてNHOAc水溶液40mM(pH=4、AcOHで調整)及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例96を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2422BrNSの計算値:495.0616、実測値:496.0673(M+H)
実施例97を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2422BrNSの計算値:495.0616、実測値:496.0687(M+H)
実施例98: N−[6−エチル−5−(1H−インダゾール−4−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
一般手順IIa、適切な5−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製3a及び適切なボロン酸誘導体として1H−インダゾール−4−イルボロン酸を用いて、次に溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより粗生成物を精製して、実施例98をジアステレオ異性体の混合物として与えた。HRMS C2421Sの計算値:443.1416、実測値:444.1485及び444.1481(M+H)
実施例99: N−[6−エチル−5−(キノリン−8−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
一般手順IId、適切な5−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製3a及び適切なボロン酸誘導体として8−キノリルボロン酸を用いて、実施例99をジアステレオ異性体の混合物として得た。HRMS C2628Sの計算値:454.1463、実測値:455.1558(M+H)
実施例100: N−[6−エチル−(5R)−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
及び
実施例101: N−[6−エチル−(5S)−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーを使用し、実施例79のジアステレオ異性体を分離して、実施例100を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2723Sの計算値:453.1511、実測値:454.1596(M+H)
実施例101を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2723Sの計算値:453.1511、実測値:454.1577(M+H)
実施例102: N−[6−エテニル−(5S)−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
及び
実施例103: N−[6−エテニル−(5R)−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
一般手順Ia、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4w及び適切なアミノ酸誘導体としてD−フェニルアラニンを用いて、実施例102を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2721Sの計算値:451.1354、実測値:452.1411(M+H)
実施例103を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2721Sの計算値:451.1354、実測値:452.1412(M+H)
実施例104: N−[(5S)−5−(ナフタレン−1−イル)−6−((1Z)−プロパ−1−エン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
及び
実施例105: N−[(5R)−5−(ナフタレン−1−イル)−6−((1Z)−プロパ−1−エン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4x及び適切なアミノ酸誘導体としてD−フェニルアラニンを用いて、、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤としてNHOAc水溶液40mM(pH=4、AcOHで調整)及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例104を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2823Sの計算値:465.1511、実測値:466.1577(M+H)
実施例104はまた、実施例108の55%を含有する。
実施例105を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2823Sの計算値:465.1511、実測値:466.1578(M+H)
実施例105はまた、実施例109の55%を含有する。
実施例106: N−[(5S)−5−(ナフタレン−1−イル)−6−(プロパ−1−エン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
及び
実施例107: N−[(5R)−5−(ナフタレン−1−イル)−6−(プロパ−1−エン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
一般手順Ia、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4y及び適切なアミノ酸誘導体としてD−フェニルアラニンを用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤としてNHOAc水溶液40mM(pH=4、AcOHで調整)及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例106を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2823Sの計算値:465.1511、実測値:466.1581(M+H)
実施例107を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2823Sの計算値:465.1511、実測値:466.1597(M+H)
実施例108: N−{(5S)−5−(ナフタレン−1−イル)−6−[(1E)−プロパ−1−エン−1−イル]チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}−D−フェニルアラニン
及び
実施例109: N−{(5R)−5−(ナフタレン−1−イル)−6−[(1E)−プロパ−1−エン−1−イル]チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}−D−フェニルアラニン
一般手順Ia、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4z及び適切なアミノ酸誘導体としてD−フェニルアラニンを用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤としてNHOAc水溶液40mM(pH=4、AcOHで調整)及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例108を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2823Sの計算値:465.1511、実測値:466.1593(M+H)
実施例109を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2823Sの計算値:465.1511、実測値:466.1581(M+H)
実施例110: N−[5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−3−(1H−ピラゾール−1−イル)アラニン
一般手順Ic、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4j及び適切なアミノ酸誘導体としてメチル 2−アミノ−3−ピラゾール−1−イル−プロパノアート塩酸塩を用いて、次に一般手順VIIに従って形成された中間体を加水分解して、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより精製して、実施例110をジアステレオ異性体の混合物として得た。HRMS C2120ClNSの計算値:441.1026、実測値:442.1120及び442.1123(M+H)
実施例111: N−[(5R)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−3−シクロペンチル−D−アラニン
及び
実施例112: N−[(5S)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−3−シクロペンチル−D−アラニン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4j及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−シクロペンチル−プロパン酸を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例111を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2326ClNSの計算値:443.1434、実測値:444.1519(M+H)
実施例112を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2326ClNSの計算値:443.1434、実測値:444.1518(M+H)
実施例113: N−[(5S)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
及び
実施例114: N−[(5R)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
一般手順IIa、適切な5−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製3a及び適切なボロン酸誘導体として(3−クロロ−2−メチル−フェニル)ボロン酸を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤としてNHOAc水溶液40mM(pH=4、AcOHで調整)及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例113を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2422ClNSの計算値:451.1121、実測値:452.1192(M+H)
実施例114を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2422ClNSの計算値:451.1121、実測値:452.1174(M+H)
実施例115: N−[(5S)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−L−フェニルアラニン
及び
実施例116: N−[(5R)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−L−フェニルアラニン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4j及び適切なアミノ酸誘導体としてL−フェニルアラニンを用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例115を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2422ClNSの計算値:451.1121、実測値:452.1207(M+H)
実施例116を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2422ClNSの計算値:451.1121、実測値:452.1183(M+H)
実施例117: N−[(5R)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−3−シクロヘキシル−D−アラニン
及び
実施例118: N−[(5S)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−3−シクロヘキシル−D−アラニン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4j及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−シクロヘキシル−プロパン酸を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例117を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2428ClNSの計算値:457.1591、実測値:458.1672(M+H)
実施例118を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2428ClNSの計算値:457.1591、実測値:458.1663(M+H)
実施例119: N−[5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−アルファ−メチル−D−フェニルアラニン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4j及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−2−メチル−3−フェニル−プロパン酸を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより精製した。実施例119をジアステレオ異性体の混合物として得た。HRMS C2524ClNSの計算値:465.1278、実測値:466.1372及び466.1356(M+H)
実施例120: N−[(5R)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−ヒドロキシ−D−フェニルアラニン
及び
実施例121: N−[(5S)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−ヒドロキシ−D−フェニルアラニン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4j、及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−(2−ヒドロキシフェニル)プロパン酸を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例120を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2422ClNSの計算値:467.1070、実測値:468.1135(M+H)
実施例121を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2422ClNSの計算値:467.1070、実測値:468.1162(M+H)
実施例122: (βS)−N−[(5R)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−ベータ−ヒドロキシ−D−フェニルアラニン
及び
実施例123: (βS)−N−[(5S)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−ベータ−ヒドロキシ−D−フェニルアラニン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4j及び適切なアミノ酸誘導体として(2R,3S)−3−フェニルセリンを用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例122を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2422ClNSの計算値:467.1070、実測値:468.1151(M+H)
実施例123を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2422ClNSの計算値:467.1070、実測値:468.1133(M+H)
実施例124: (βR)−N−[(5R)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−ベータ−ヒドロキシ−L−フェニルアラニン
及び
実施例125: (βR)−N−[(5S)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−ベータ−ヒドロキシ−L−フェニルアラニン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4j及び適切なアミノ酸誘導体として(2S,3R)−2−アミノ−3−ヒドロキシ−3−フェニルプロピオン酸を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例124を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2422ClNSの計算値:467.1070、実測値:468.1144(M+H)
実施例125を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2422ClNSの計算値:467.1070、実測値:468.1153(M+H)
実施例126: N−[(5R)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−シアノ−D−フェニルアラニン
及び
実施例127 N−[(5S)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−シアノ−D−フェニルアラニン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4j及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−(2−シアノフェニル)プロパン酸を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例126を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2521ClNSの計算値:476.1074、実測値:477.1129(M+H)
実施例127を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2521ClNSの計算値:476.1074、実測値:477.1134(M+H)
実施例128: N−[(5R)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−メトキシ−D−フェニルアラニン
及び
実施例129: N−[(5S)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−メトキシ−D−フェニルアラニン
一般手順Ic、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4j及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−(2−メトキシフェニル)プロパン酸を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例128を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2524ClNSの計算値:481.1227、実測値:482.1320(M+H)
実施例129を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2524ClNSの計算値:481.1227、実測値:482.1319(M+H)
実施例130: N−[(5R)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2,6−ジフルオロ−D−フェニルアラニン
及び
実施例131: N−[(5S)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2,6−ジフルオロ−D−フェニルアラニン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4j及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−(2,6−ジフルオロフェニル)プロパン酸を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例130を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2420ClFSの計算値:487.0933、実測値:488.1009(M+H)
実施例131を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2420ClFSの計算値:487.0933、実測値:488.1020(M+H)
実施例132: (2R)−2−{[(5R)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}−3−(1H−インドール−4−イル)プロパン酸
及び
実施例133: (2R)−2−{[(5S)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}−3−(1H−インドール−4−イル)プロパン酸
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4j及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−(1H−インドール−4−イル)プロパン酸塩酸塩を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例132を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2623ClNSの計算値:490.1230、実測値:491.1289(M+H)
実施例133を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2623ClNSの計算値:490.1230、実測値:491.1309(M+H)
実施例134: 2−カルバモイル−N−[(5S)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4j及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−(2−カルバモイルフェニル)プロパン酸を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリル用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例134を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2523ClNSの計算値:494.1179、実測値:495.1255(M+H)
実施例135: N−[(5R)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−ニトロ−D−フェニルアラニン
及び
実施例136: N−[(5S)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−ニトロ−D−フェニルアラニン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4j及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−(2−ニトロフェニル)プロパン酸を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例135を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2421ClNSの計算値:496.0972、実測値:497.1026(M+H)
実施例136を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2421ClNSの計算値:496.0972、実測値:497.1045(M+H)
実施例137: N−[(5R)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−(トリフルオロメチル)−D−フェニルアラニン
及び
実施例138: N−[(5S)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−(トリフルオロメチル)−D−フェニルアラニン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4j及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]プロパン酸を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例137を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2521ClFSの計算値:519.0995、実測値:520.1068(M+H)
実施例138を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2521ClFSの計算値:519.0995、実測値:520.1047(M+H)
実施例139: 2−ブロモ−N−[(5R)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
及び
実施例140: 2−ブロモ−N−[(5S)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4j及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−[2−ブロモフェニル]プロパン酸を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例139を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2421ClBrNSの計算値:529.0226、実測値:530.0312(M+H)
実施例140を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2421ClBrNSの計算値:529.0226、実測値:530.0294(M+H)
実施例141: N−[(5R)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−[2−(ジメチルアミノ)−2−オキソエトキシ]−D−フェニルアラニン
及び
実施例142: N−[(5S)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−[2−(ジメチルアミノ)−2−オキソエトキシ]−D−フェニルアラニン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4j及び適切なアミノ酸誘導体として調製A9を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例141を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2829ClNSの計算値:552.1598、実測値:553.1694(M+H)
実施例142を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2829ClNSの計算値:552.1598、実測値:553.1673(M+H)
実施例143: N−[(5R)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−(2−シクロペンチルエトキシ)−D−フェニルアラニン
及び
実施例144: N−[(5S)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−(2−シクロペンチルエトキシ)−D−フェニルアラニン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4j及び適切なアミノ酸誘導体として調製A10を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例143を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3134ClNSの計算値:563.2009、実測値:564.2106(M+H)
実施例144を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3134ClNSの計算値:563.2009、実測値:564.2101(M+H)
実施例145: N−[(5R)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−(2−フェニルエトキシ)−D−フェニルアラニン
及び
実施例146: N−[(5S)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−(2−フェニルエトキシ)−D−フェニルアラニン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4j及び適切なアミノ酸誘導体として調製A11を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例145を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3230ClNSの計算値:571.1696、実測値:572.1769(M+H)
実施例146を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3230ClNSの計算値:571.1696、実測値:572.1763(M+H)
実施例147: N−[(5R)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−(3−フェニルプロポキシ)−D−フェニルアラニン
及び
実施例148: N−[(5S)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−(3−フェニルプロポキシ)−D−フェニルアラニン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4j及び適切なアミノ酸誘導体として調製A12を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例147を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3332ClNSの計算値:585.1853、実測値:586.1917(M+H)
実施例148を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3332ClNSの計算値:585.1853、実測値:586.1906(M+H)
実施例149: 2−[(3−クロロベンジル)オキシ]−N−[(5R)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
及び
実施例150: 2−[(3−クロロベンジル)オキシ]−N−[(5S)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4j及び適切なアミノ酸誘導体として調製A13を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例149を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3127ClSの計算値:591.1150、実測値:592.1211(M+H)
実施例150を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3127ClSの計算値:591.1150、実測値:592.1234(M+H)
実施例151: N−[(5R)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−3−ピリジン−2−イル−D−アラニン
及び
実施例152: N−[(5S)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−3−ピリジン−2−イル−D−アラニン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4j及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−(2−ピリジル)プロパン酸を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例151を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2321ClNSの計算値:452.1074、実測値:453.1146(M+H)
実施例152を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2321ClNSの計算値:452.1074、実測値:453.1135(M+H)
実施例153: N−[(5R)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]−D−フェニルアラニン
及び
実施例154: N−[(5S)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]−D−フェニルアラニン
一般手順Ib、調製4jとして適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体及び適切なアミノ酸誘導体として調製A14を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例153を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3136ClNSの計算値:593.2227、実測値:594.2297(M+H)
実施例154を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3136ClNSの計算値:593.2227、実測値:594.2289(M+H)
実施例155: N−[(5R)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]−D−フェニルアラニン
及び
実施例156: N−[(5S)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]−D−フェニルアラニン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4j及び適切なアミノ酸誘導体として調製A15を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例155を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2831ClNSの計算値:538.1805、実測値:539.1890(M+H)
実施例156を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2831ClNSの計算値:538.1805、実測値:539.1887(M+H)
実施例157: N−[(5R)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−[3−(ジメチルアミノ)プロポキシ]−D−フェニルアラニン
及び
実施例158: N−[(5S)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−[3−(ジメチルアミノ)プロポキシ]−D−フェニルアラニン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4j及び適切なアミノ酸誘導体として調製A16を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例157を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2933ClNSの計算値:552.1962、実測値:553.2043(M+H)
実施例158を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2933ClNSの計算値:552.1962、実測値:553.2053(M+H).
実施例159: 3−シクロプロピル−N−[6−エチル−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−アラニン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4k及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−シクロプロピル−プロパン酸を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例159を、ジアステレオ異性体の混合物として得た。HRMS C2423Sの計算値:417.1511、実測値:418.1570(M+H)
実施例160: (2R)−{[6−エチル−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}(フェニル)エタン酸、ジアステレオマー1
及び
実施例161: (2R)−{[6−エチル−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}(フェニル)エタン酸、ジアステレオマー2
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4k及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−2−フェニル−酢酸を用い、DMSOの代わりに溶媒としてDMAを用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例160を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2621Sの計算値:439.1354、実測値:440.1428(M+H)
実施例161を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2621Sの計算値:439.1354、実測値:440.1412(M+H)
実施例162: N−[6−エチル−(5S)−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−3−ピリジン−3−イル−D−アラニン
及び
実施例163: N−[6−エチル−(5R)−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−3−ピリジン−3−イル−D−アラニン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4k及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−(3−ピリジル)プロパン酸を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤としてNHOAc水溶液40mM(pH=4、AcOHで調整)及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例162を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2622Sの計算値:454.1463、実測値:455.1520(M+H)
実施例163を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2622Sの計算値:454.1463、実測値:455.1536(M+H)
実施例164: 3−シクロヘキシル−N−[6−エチル−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−アラニン
一般手順Ia、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4k及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−シクロヘキシル−プロパン酸を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それを、溶離剤として0.02% HCOOH水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより精製た。実施例164を、ジアステレオ異性体の混合物として得た。HRMS C2729Sの計算値:459.1980、実測値:460.2042(M+H)
実施例165: 3−シクロヘキシル−N−[6−エチル−(5R)−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−アラニン
及び
実施例166: 3−シクロヘキシル−N−[6−エチル−(5S)−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−アラニン
実施例164のジアステレオ異性体を、溶離剤としてNHOAc水溶液40mM(pH=4、AcOHで調整)及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例165を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2729Sの計算値:459.1980、実測値:460.2043(M+H)
実施例166を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2729Sの計算値:459.1980、実測値:460.2058(M+H)
実施例167: N−[6−エチル−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−メチル−D−フェニルアラニン、ジアステレオマー1
及び
実施例168: N−[6−エチル−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−メチル−D−フェニルアラニン、ジアステレオマー2
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4k及び適切なアミノ酸誘導体としてD−2’−メチルフェニルアラニンを用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤としてNHOAc水溶液40mM(pH=4、AcOHで調整)及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例167を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2825Sの計算値:467.1667、実測値:468.1747(M+H)
実施例168を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2825Sの計算値:467.1667、実測値:468.1748(M+H)
実施例169: (2R)−2−{[6−エチル−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}−4−フェニルブタン酸
一般手順Ia、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4k及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−4−フェニル−ブタン酸を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それを、溶離剤として0.02% HCOOH水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより精製した。実施例169を、ジアステレオ異性体の混合物として得た。HRMS C2825Sの計算値:467.1667、実測値:468.1731(M+H)
実施例170: (2R)−2−{[6−エチル−(5S)−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}−4−フェニルブタン酸
及び
実施例171: (2R)−2−{[6−エチル−(5R)−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}−4−フェニルブタン酸
実施例169のジアステレオ異性体を、溶離剤としてNHOAc水溶液40mM(pH=4、でAcOH調整)及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例170を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2825Sの計算値:467.1667、実測値:468.1733(M+H)
実施例171を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2825Sの計算値:467.1667、実測値:468.1726(M+H)
実施例172: N−[6−エチル−(5R)−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−チロシン
及び
実施例173: N−[6−エチル−(5S)−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−チロシン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4k及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン酸を用い、DMSOの代わりに溶媒としてDMAを用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例172を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2723Sの計算値:469.1460、実測値:470.1539(M+H)
実施例173を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2723Sの計算値:469.1460、実測値:470.1534(M+H)
実施例174: N−[6−エチル−(5S)−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−ヒドロキシ−D−フェニルアラニン
及び
実施例175: N−[6−エチル−(5R)−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−ヒドロキシ−D−フェニルアラニン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4k及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−(2−ヒドロキシフェニル)プロパン酸を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤としてNHOAc水溶液40mM(pH=4、AcOHで調整)及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例174を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2723Sの計算値:469.1460、実測値:470.1546(M+H)
実施例175を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2723Sの計算値:469.1460、実測値:470.1520(M+H)
実施例176: N−[6−エチル−(5R)−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−4−フルオロ−D−フェニルアラニン
及び
実施例177: N−[6−エチル−(5S)−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−4−フルオロ−D−フェニルアラニン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4k及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−(4−フルオロフェニル)プロパン酸を用い、DMSOの代わりに溶媒としてDMAを用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例176を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2722FNSの計算値:471.1417、実測値:472.1493(M+H)
実施例177を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2722FNSの計算値:471.1417、実測値:472.1494(M+H)
実施例178: N−[6−エチル−(5R)−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−3−フルオロ−D−フェニルアラニン
及び
実施例179: N−[6−エチル−(5S)−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−3−フルオロ−D−フェニルアラニン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4k及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−(3−フルオロフェニル)プロパン酸を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例178を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2722FNSの計算値:471.1417、実測値:472.1486(M+H)
実施例179を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2722FNSの計算値:471.1417、実測値:472.1482(M+H)
実施例180: N−[6−エチル−(5R)−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−フルオロ−D−フェニルアラニン
及び
実施例181: N−[6−エチル−(5S)−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−フルオロ−D−フェニルアラニン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4k及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−(2−フルオロフェニル)プロパン酸を用い、DMSOの代わりに溶媒としてDMAを用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例180を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2722FNSの計算値:471.1417、実測値:472.1501(M+H)
実施例181を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2722FNSの計算値:471.1417、実測値:472.1492(M+H)
実施例182: N−[6−エチル−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−メトキシ−D−フェニルアラニン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4k及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−(2−メトキシフェニル)プロパン酸を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それを、溶離剤としてNHOAc水溶液40mM(pH=4、AcOHで調整)及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより精製した。実施例182をジアステレオ異性体の混合物として得た。HRMS C2825Sの計算値:483.1617、実測値:484.1682及び484.1695(M+H)
実施例183: 2−クロロ−N−[6−エチル−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4k及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−(2−クロロフェニル)プロパン酸を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより精製した。実施例183をジアステレオ異性体の混合物として得た。HRMS C2722ClNSの計算値:487.1121、実測値:488.1198及び488.1199(M+H)
実施例184: N−[6−エチル−(5R)−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−トリプトファン
及び
実施例185: N−[6−エチル−(5S)−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−トリプトファン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4k及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−(1H−インドール−3−イル)プロパン酸を用い、DMSOの代わりに溶媒としてDMAを用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例184を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2924Sの計算値:492.1620、実測値 493.1693(M+H)
実施例185を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2924Sの計算値:492.1620、実測値 493.1690(M+H)
実施例186: N−[6−エチル−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−3−ナフタレン−1−イル−D−アラニン、ジアステレオマー1
及び
実施例187: N−[6−エチル−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−3−ナフタレン−1−イル−D−アラニン、ジアステレオマー2
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4k及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−(1−ナフチル)プロパン酸を用い、DMSOの代わりに溶媒としてDMAを用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例186を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3125Sの計算値:503.1667、実測値:504.1754(M+H)
実施例187を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3125Sの計算値:503.1667、実測値:504.1758(M+H)
実施例188: (2R)−ビフェニル−2−イル{[6−エチル−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}エタン酸、ジアステレオマー2
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4k及び適切なアミノ酸誘導体として(R)−アミノ−ビフェニル−2−イル−酢酸を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤としてNHOAc水溶液40mM(pH=4、AcOHで調整)及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例188を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3225Sの計算値:515.1667、実測値:516.1747(M+H)
実施例189: (2R)−ビフェニル−3−イル{[6−エチル−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}エタン酸、ジアステレオマー1
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4k及び適切なアミノ酸誘導体として(R)−アミノ−ビフェニル−3−イル−酢酸を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤としてNHOAc水溶液40mM(pH=4、AcOHで調整)及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例189を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3225Sの計算値:515.1667、実測値:516.1743(M+H)
実施例190: N−[6−エチル−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−ヒスチジン
一般手順Ia、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4k及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−(1H−イミダゾール−4−イル)プロパン酸を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより精製した。実施例190を、ジアステレオ異性体の混合物として得た。HRMS C2421Sの計算値:443.1416、実測値:2つのジアステレオ異性体のための444.1462及び444.1471(M+H)
実施例191: N−[6−エチル−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−3−ピリジン−2−イル−D−アラニン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4k及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−(2−ピリジル)プロパン酸を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより精製した。実施例191を、ジアステレオ異性体の混合物として得た。HRMS C2622Sの計算値:454.1463、実測値:2つのジアステレオ異性体のための455.1537及び455.1558(M+H)
実施例192: N−[6−エチル−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−3−ピリジン−3−イル−D−アラニン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4k及び適切なアミノ酸誘導体として3−(3−ピリジル)−D−アラニンを用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより精製した。実施例192を、ジアステレオ異性体の混合物として得た。HRMS C2622Sの計算値:454.1445、実測値:2つのジアステレオ異性体のための455.1545及び455.1553(M+H)
実施例193: N−[6−エチル−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−3−ピリジン−4−イル−D−アラニン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4k及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−(4−ピリジル)プロパン酸を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより精製した。実施例193を、ジアステレオ異性体の混合物として得た。HRMS C2622Sの計算値:454.1440、実測値:2つのジアステレオ異性体のための455.1540及び455.1545(M+H)
実施例194: N−[6−エチル−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−1−メチル−D−ヒスチジン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4k及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−(1−メチルイミダゾール−4−イル)プロパン酸を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより精製した。実施例194を、ジアステレオ異性体の混合物として得た。HRMS C2523Sの計算値:457.1572、実測値:2つのジアステレオ異性体のための458.1641及び458.1654(M+H)
実施例195: 1−ベンジル−N−[6−エチル−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−ヒスチジン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4k及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−(1−ベンジルイミダゾール−4−イル)プロパン酸を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより精製した。実施例195をジアステレオ異性体の混合物として得た。HRMS C3127Sの計算値:533.1885、実測値:2つのジアステレオ異性体のための534.1934及び534.1934(M+H)
実施例196: N−[6−メチル−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
一般手順Ia、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4l及び適切なアミノ酸誘導体としてD−フェニルアラニンを用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより精製した。実施例196を、ジアステレオ異性体の混合物として得た。HRMS C2621Sの計算値:439.1354、実測値:440.1421及び440.1429(M+H)
実施例197: N−[6−(ヒドロキシメチル)−(5R)−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
及び
実施例198: N−[6−(ヒドロキシメチル)−(5S)−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
一般手順Ia、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4m及び適切なアミノ酸誘導体としてD−フェニルアラニンを用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例197を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2621Sの計算値:455.1304、実測値:456.1356(M+H)
実施例198を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2621Sの計算値:455.1304、実測値:456.1390(M+H)
実施例199: N−[6−アセチル−(5S)−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
及び
実施例200: N−[6−アセチル−(5R)−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
一般手順Ia、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4o及び適切なアミノ酸誘導体としてD−フェニルアラニンを用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤としてNHOAc水溶液40mM(pH=4、AcOHで調整)及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例199を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2721Sの計算値:467.1304、実測値:468.1379(M+H)
実施例200を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2721Sの計算値:467.1304、実測値:468.1377(M+H)
実施例201: N−[5−(ナフタレン−1−イル)−6−(プロパン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン、ジアステレオマー1
及び
実施例202: N−[5−(ナフタレン−1−イル)−6−(プロパン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン、ジアステレオマー2
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4q及び適切なアミノ酸誘導体としてD−フェニルアラニンを用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤としてNHOAc水溶液40mM(pH=4、AcOHで調整)及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例201を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2825Sの計算値:467.1667、実測値:468.1731(M+H)
実施例202を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2825Sの計算値:467.1667、実測値:468.1720(M+H)
実施例203: N−[6−(1−ヒドロキシエチル)−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン、ジアステレオマー1
及び
実施例204: N−[6−(1−ヒドロキシエチル)−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン、ジアステレオマー2
一般手順Ia、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4n1及び適切なアミノ酸誘導体としてD−フェニルアラニンを用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例203を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2723Sの計算値:469.1460、実測値:470.1511(M+H)
実施例204を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2723Sの計算値:469.1460、実測値:470.1536(M+H)
実施例205: N−[6−(1−ヒドロキシエチル)−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン、ジアステレオマー3
及び
実施例206: N−[6−(1−ヒドロキシエチル)−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン、ジアステレオマー4
一般手順Ia、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4n2及び適切なアミノ酸誘導体としてD−フェニルアラニンを用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例205を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2723Sの計算値:469.1460、実測値:470.1539(M+H)
実施例206を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2733Sの計算値:469.1460、実測値:470.1534(M+H)
実施例207: N−[6−(ジフルオロメチル)−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン、ジアステレオマー1
及び
実施例208: N−[6−(ジフルオロメチル)−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン、ジアステレオマー2
一般手順Ia、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4r及び適切なアミノ酸誘導体としてD−フェニルアラニンを用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤としてNHOAc水溶液40mM(pH=4、AcOHで調整)及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例207を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2619Sの計算値:475.1166、実測値:476.1242(M+H)
実施例208を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2619Sの計算値:475.1166、実測値:476.1244(M+H)
実施例209: N−[6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−(5R)−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
及び
実施例210: N−[6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−(5S)−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
一般手順Ia、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4p及び適切なアミノ酸誘導体としてD−フェニルアラニンを用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例209を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2825Sの計算値:483.1617、実測値:484.1689(M+H)
実施例210を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2825Sの計算値:483.1617、実測値:484.1704(M+H)
実施例211: N−[6−ヨード−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
一般手順Ia、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4s及び適切なアミノ酸誘導体としてD−フェニルアラニンを用い、DMSOの代わりに溶媒としてDMAを用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それを、溶離剤としてNHOAc水溶液40mM(pH=4、AcOHで調整)及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより精製した。実施例211をジアステレオ異性体の混合物として得た。HRMS C2518INSの計算値:551.0164、実測値:552.0258(M+H)
実施例212: N−[(5R)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エテニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
及び
実施例213: N−[(5S)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−エテニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
一般手順IIc、適切な6−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジンとして調製5a及び適切なボロン酸誘導体としてビニルボロン酸ピナコールエステルを用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例212を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2420ClNSの計算値:449.0965、実測値:450.1038(M+H)
実施例213を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2420ClNSの計算値:449.0965、実測値:450.1050(M+H)
実施例214: N−[(5R)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−(プロパ−1−エン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
及び
実施例215: N−[(5S)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−(プロパ−1−エン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
一般手順IIc、適切な6−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジンとして調製5a及び適切なボロン酸誘導体として2−イソプロペニル−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランを用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例214を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2522ClNSの計算値:463.1121、実測値:464.1178(M+H)
実施例215を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2522ClNSの計算値:463.1121、実測値:464.1179(M+H)
実施例216: N−[(5R)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−シクロプロピル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
及び
実施例217: N−[(5S)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−シクロプロピル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
一般手順IIa、適切な6−ヨード−チエノ[2,3−d]ピリミジンとして調製5a及び適切なボロン酸誘導体としてシクロプロピルボロン酸を用い、KCOの代わりにBuNOHを用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例216を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2522ClNSの計算値:463.1121、実測値:464.1177(M+H)
実施例217を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2522ClNSの計算値:463.1121、実測値:464.1182(M+H)
実施例218: N−[(5S)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−(プロパン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−L−フェニルアラニン
及び
実施例219: N−[(5R)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−(プロパン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−L−フェニルアラニン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4u及び適切なアミノ酸誘導体としてL−フェニルアラニンを用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例218を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2524ClNSの計算値:465.1278、実測値:466.1371(M+H)
実施例219を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2524ClNSの計算値:465.1278、実測値:466.1361(M+H)
実施例220: N−[(5R)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−(プロパン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
及び
実施例221: N−[(5S)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−(プロパン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4u及び適切なアミノ酸誘導体としてD−フェニルアラニンを用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例220を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2524ClNSの計算値:465.1278、実測値:466.1348(M+H)
実施例221を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2524ClNSの計算値:465.1278、実測値:466.1350(M+H)
実施例222: N−[(5R)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−(プロパン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−メトキシ−D−フェニルアラニン
及び
実施例223: N−[(5S)−5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−6−(プロパン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−メトキシ−D−フェニルアラニン
一般手順Ib、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4u及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−(2−メトキシフェニル)プロパン酸を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例222を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2626ClNSの計算値:495.1383、実測値:496.1460(M+H)
実施例223を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2626ClNSの計算値:495.1383、実測値:496.1454(M+H)
実施例224: N−[(5R)−5−(3−クロロ−1H−インドール−4−イル)−6−エチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
及び
実施例225: N−[(5S)−5−(3−クロロ−1H−インドール−4−イル)−6−エチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
調製7h 522mg(1mmol)、NCS 164mg(1.2mmol)、CCl 15mL及びTHF 10mLを、N雰囲気下、室温で2時間撹拌した。次に、混合物を氷水に注ぎ、DCMで抽出した。合わせた有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮した。形成されたジアステレオ異性体を、溶離剤としてNHOAc水溶液40mM(pH=4、AcOHで調整)及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例224を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2521ClNSの計算値:476.1074、実測値:477.1133(M+H)
実施例225を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2521ClNSの計算値:476.1074、実測値:477.1137(M+H)
実施例226: N−[(5S)−5−(3−ブロモ−1H−インドール−4−イル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
及び
実施例227: N−[(5R)−5−(3−ブロモ−1H−インドール−4−イル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
調製7h 522mg(1mmol)、NBS 216mg(1.2mmol)、CCl 15mL及びTHF 5mLを、N雰囲気下、室温で2時間撹拌した。次に、混合物を氷水に注ぎ、DCMで抽出した。合わせた有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮した。形成されたジアステレオ異性体を、溶離剤としてNHOAc水溶液40mM(pH=4、AcOHで調整)及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例226を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2521BrNSの計算値:520.0569、実測値:521.0653(M+H)
実施例227を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2521BrNSの計算値:520.0569、実測値:521.0629(M+H)
実施例228: N−[6−エチル−(5S)−5−(3−ヨード−1H−インドール−4−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
及び
実施例229: N−[6−エチル−(5R)−5−(3−ヨード−1H−インドール−4−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
調製7h 522mg(1mmol)、KOH 196mg(3.5mmol)、DMF 15mL及びヨウ素267mg(1.05mmol)を、N雰囲気下、室温で18時間撹拌した。次に、混合物を氷水に注ぎ、飽和Na溶液を加えた。混合物をDCMで抽出し、合わせた有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮した。形成されたジアステレオ異性体を、溶離剤としてNHOAc水溶液40mM(pH=4、AcOHで調整)及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例228を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2521INSの計算値:568.043、実測値:569.0498(M+H)
実施例229を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2521INSの計算値:568.043、実測値:569.0502(M+H)
実施例230: N−((5S)−5−{3−クロロ−1−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−1H−インドール−4−イル}−6−エチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−D−フェニルアラニン
及び
実施例231: N−((5R)−5−{3−クロロ−1−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−1H−インドール−4−イル}−6−エチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−D−フェニルアラニン
一般手順VIII、適切なインドール誘導体として調製7i及び適切なアルコールとして2−(N,N−ジメチルアミノ)エタノールを用いて、実施例230を先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2930ClNSの計算値:547.1809、実測値:548.1902(M+H)
実施例231を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2930ClNSの計算値:547.1809、実測値:548.1889(M+H)
実施例232: N−((5R)−5−{3−クロロ−1−[2−(ピロリジン−1−イル)エチル]−1H−インドール−4−イル}−6−エチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−D−フェニルアラニン
及び
実施例233: N−((5S)−5−{3−クロロ−1−[2−(ピロリジン−1−イル)エチル]−1H−インドール−4−イル}−6−エチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−D−フェニルアラニン
一般手順VIII、適切なインドール誘導体として調製7i及び適切なアルコールとして2−ピロリジン−1−イルエタノールを用いて、実施例232を後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3132ClNSの計算値:573.1965、実測値:574.2059(M+H)
実施例233を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3132ClNSの計算値:573.1965、実測値:574.2060(M+H)
実施例234: N−((5R)−5−{3−クロロ−1−[2−(ピペリジン−1−イル)エチル]−1H−インドール−4−イル}−6−エチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−D−フェニルアラニン
及び
実施例235: N−((5S)−5−{3−クロロ−1−[2−(ピペリジン−1−イル)エチル]−1H−インドール−4−イル}−6−エチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−D−フェニルアラニン
一般手順VIII、適切なインドール誘導体として調製7i及び適切なアルコールとして2−(1−ピペリジル)エタノールを用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例234を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3234ClNSの計算値:587.2122、実測値:588.2201(M+H)
実施例235を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3234ClNSの計算値:587.2122、実測値:588.2199(M+H)
実施例236: N−((5R)−5−{3−クロロ−1−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]−1H−インドール−4−イル}−6−エチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−D−フェニルアラニン
及び
実施例237: N−((5S)−5−{3−クロロ−1−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]−1H−インドール−4−イル}−6−エチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−D−フェニルアラニン
一般手順VIII、適切なインドール誘導体として調製7i及び適切なアルコールとして2−モルホリノエタノールを用いて、実施例236を後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3132ClNSの計算値:589.1914、実測値:590.1998(M+H)
実施例237を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3132ClNSの計算値:589.1914、実測値:590.1994(M+H).
実施例238: N−((5S)−5−{3−クロロ−1−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル]−1H−インドール−4−イル}−6−エチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−D−フェニルアラニン
及び
実施例239: N−((5R)−5−{3−クロロ−1−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル]−1H−インドール−4−イル}−6−エチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−D−フェニルアラニン
一般手順VIII、適切なインドール誘導体として調製7i及び適切なアルコールとして2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エタノールを用いて、実施例238を先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3235ClNSの計算値:602.2231、実測値:603.2312(M+H)
実施例239を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3235ClNSの計算値:602.2231、実測値:603.2311(M+H)
実施例240: N−((5S)−5−{3−クロロ−1−[3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロピル]−1H−インドール−4−イル}−6−エチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−D−フェニルアラニン
及び
実施例241: N−((5R)−5−{3−クロロ−1−[3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロピル]−1H−インドール−4−イル}−6−エチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−D−フェニルアラニン
一般手順VIII、適切なインドール誘導体として調製7i及び適切なアルコールとして3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロパン−1−オールを用いて、実施例240を先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3337ClNSの計算値:616.2387、実測値:617.2466(M+H)
実施例241を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C3337ClNSの計算値:616.2387、実測値:617.2473(M+H)
実施例242: 3−シクロヘキシル−N−[6−エチル−5−(1H−インドール−4−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−アラニン、ジアステレオマー1
及び
実施例243: 3−シクロヘキシル−N−[6−エチル−5−(1H−インドール−4−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−アラニン、ジアステレオマー2
一般手順Ia、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4v及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−シクロヘキシル−プロパン酸を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤として0.1% TFA水溶液及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例242を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2528Sの計算値:448.1933、実測値:449.1994(M+H)
実施例243を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2528Sの計算値:448.1933、実測値:449.2006(M+H)
実施例244: N−[(5S)−5−(3−クロロ−1H−インドール−4−イル)−6−エチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−3−ピリジン−2−イル−D−アラニン
及び
実施例245: N−[(5R)−5−(3−クロロ−1H−インドール−4−イル)−6−エチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−3−ピリジン−2−イル−D−アラニン
一般手順Ia、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製7j及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−(2−ピリジル)プロパン酸を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤としてNHOAc水溶液40mM(pH=4、AcOHで調整)及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例244を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2420ClNSの計算値:477.1026、実測値:478.1087(M+H)
実施例245を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2420ClNSの計算値:477.1026、実測値:478.1089(M+H)
実施例246: N−((5S)−5−{3−クロロ−1−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]−1H−インドール−4−イル}−6−エチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−3−ピリジン−2−イル−D−アラニン
工程A: メチル (2R)−2−[[(5S)−5−(3−クロロ−1H−インドール−4−イル)−6−エチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−(2−ピリジル)プロパノアート
実施例244 0.13g(0.27mmol)を、MeOH 13mLに溶解し、次に濃HSO 0.3mLを加え、そしてさらなる変換が観察されなくなるまで、混合物を室温で撹拌した。次に、それを減圧下で濃縮し、飽和NaHCO水溶液を加え、そして混合物を撹拌した。形成された沈殿物を濾過により集めて、メチル(2R)−2−[[(5S)−5−(3−クロロ−1H−インドール−4−イル)−6−エチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−(2−ピリジル)プロパノアートを得た。
工程B: 実施例246
一般手順VIII、適切なインドール誘導体としてメチル(2R)−2−[[(5S)−5−(3−クロロ−1H−インドール−4−イル)−6−エチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−(2−ピリジル)プロパノアート及び適切なアルコールとして2−モルホリノエタノールを用いて、実施例246を得た。HRMS C3031ClNSの計算値:590.1867、実測値:591.1938(M+H)
実施例247: N−((5R)−5−{3−クロロ−1−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]−1H−インドール−4−イル}−6−エチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−3−ピリジン−2−イル−D−アラニン
工程A: メチル (2R)−2−[[(5R)−5−(3−クロロ−1H−インドール−4−イル)−6−エチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−(2−ピリジル)プロパノアート
実施例245 0.157g(0.33mmol)を、MeOH 15mLに溶解し、次に濃HSO 0.3mLを加え、そしてさらなる変換が観察されなくなるまで、混合物を室温で撹拌した。次に、それを減圧下で濃縮し、飽和NaHCO水溶液を加え、そして混合物を撹拌した。形成された沈殿物を濾過により集めて、メチル (2R)−2−[[(5R)−5−(3−クロロ−1H−インドール−4−イル)−6−エチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−(2−ピリジル)プロパノアートを得た。
工程B: 実施例247
一般手順VIII、適切なアミンとしてメチル(2R)−2−[[(5R)−5−(3−クロロ−1H−インドール−4−イル)−6−エチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−(2−ピリジル)プロパノアート及び適切なアルコールとして2−モルホリノエタノールを用いて、実施例247を得た。HRMS C3031ClNSの計算値:590.1867、実測値:591.1918(M+H)
実施例248: N−((5S)−5−{3−クロロ−1−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル]−1H−インドール−4−イル}−6−エチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−3−ピリジン−2−イル−D−アラニン
工程A: メチル (2R)−2−[[(5S)−5−(3−クロロ−1H−インドール−4−イル)−6−エチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−(2−ピリジル)プロパノアート
実施例244 0.13g(0.27mmol)を、MeOH 13mLに溶解し、次に濃HSO 0.3mLを加え、そしてさらなる変換が観察されなくなるまで、混合物を室温で撹拌した。次に、それを減圧下で濃縮し、飽和NaHCO水溶液を加え、そして混合物を撹拌した。形成された沈殿物を濾過により集めて、メチル(2R)−2−[[(5S)−5−(3−クロロ−1H−インドール−4−イル)−6−エチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−(2−ピリジル)プロパノアートを得た。
工程B: 実施例248
一般手順VIII、適切なインドール誘導体としてメチル (2R)−2−[[(5S)−5−(3−クロロ−1H−インドール−4−イル)−6−エチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−(2−ピリジル)プロパノアート及び適切なアルコールとして2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エタノールを用いて、実施例248を得た。HRMS C3134ClNSの計算値:603.2183、実測値:302.6172(M+2H)
実施例249: N−((5R)−5−{3−クロロ−1−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル]−1H−インドール−4−イル}−6−エチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−3−ピリジン−2−イル−D−アラニン
工程A: メチル (2R)−2−[[(5R)−5−(3−クロロ−1H−インドール−4−イル)−6−エチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−(2−ピリジル)プロパノアート
実施例245 0.157g(0.33mmol)を、MeOH 15mLに溶解し、次に濃HSO 0.3mLを加え、そしてさらなる変換が観察されなくなるまで、混合物を室温で撹拌した。次に、それを減圧下で濃縮し、飽和NaHCO水溶液を加え、そして混合物を撹拌した。形成された沈殿物を濾過により集めて、メチル (2R)−2−[[(5R)−5−(3−クロロ−1H−インドール−4−イル)−6−エチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−(2−ピリジル)プロパノアートを得た。
工程B: 実施例249
一般手順VIII、適切なインドール誘導体としてメチル (2R)−2−[[(5R)−5−(3−クロロ−1H−インドール−4−イル)−6−エチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−(2−ピリジル)プロパノアート及び適切なアルコールとして2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エタノールを用いて、実施例249を得た。HRMS C3134ClNSの計算値:603.2183、実測値:302.6164(M+2H)
実施例250: N−[6−(ジフルオロメチル)−(5S)−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−3−ピリジン−2−イル−D−アラニン
及び
実施例251: N−[6−(ジフルオロメチル)−(5R)−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−3−ピリジン−2−イル−D−アラニン
一般手順Ia、適切な4−クロロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン誘導体として調製4r及び適切なアミノ酸誘導体として(2R)−2−アミノ−3−(2−ピリジル)プロパン酸を用いて、ジアステレオ異性体の混合物を得た。それらを、溶離剤としてNHOAc水溶液40mM(pH=4、AcOHで調整)及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより分離した。実施例250を、先に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2518Sの計算値:476.1119、実測値:477.1195(M+H)
実施例251を、後に溶離しているジアステレオ異性体として得た。HRMS C2518Sの計算値:476.1119、実測値:477.1182(M+H)
実施例252: N−[(5S)−5−(ナフタレン−1−イル)−6−プロピルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
実施例108 266mg(0.57mmol)を、MeOH 10mL及びAcOH 2mLに溶解し、次に10% Pd/C 61mgを加えた。混合物を、H雰囲気下、40℃で2時間撹拌した。それをセライトで濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物を、溶離剤としてNHOAc水溶液40mM(pH=4、AcOHで調整)及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより精製して、実施例252を得た。HRMS C2825Sの計算値:467.1667、実測値:468.1746(M+H)
実施例253: N−[(5R)−5−(ナフタレン−1−イル)−6−プロピルチエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン
実施例109 266mg(0.57mmol)を、MeOH 10mL及びAcOH 2mLに溶解し、次に10% Pd/C 61mgを加えた。混合物をH雰囲気下、40℃で2時間撹拌した。それをセライトで濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物を、溶離剤としてNHOAc水溶液40mM(pH=4、AcOHで調整)及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより精製して、実施例253を得た。HRMS C2825Sの計算値:467.1667、実測値:468.1736(M+H)
実施例254: メチル N−[6−エチル−(5S)−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニナート
実施例101 102mg(0.225mmol)を、MeOH 2mLに溶解し、混合物をN雰囲気下で0℃に冷却した。次に、ジアゾメチル135μL(トリメチル)シラン溶液(EtO中2M)を加え、混合物を室温まで放温した。次に、混合物を真空下で濃縮し、溶離剤としてヘプタン及びEtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、実施例254を得た。HRMS C2825Sの計算値:467.1667、実測値:468.1746(M+H)
実施例255: メチル N−[6−エチル−(5R)−5−(ナフタレン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニナート
実施例100 102mg(0.225mmol)を、MeOH 2mLに溶解し、混合物をN雰囲気下で0℃に冷却した。次に、ジアゾメチル(トリメチル)シラン溶液135μL(EtO中2M)を加え、混合物を室温まで放温した。混合物を真空下で濃縮し、溶離剤としてヘプタン及びEtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、実施例255を得た。HRMS C2825Sの計算値:467.1667、実測値:468.1737(M+H)
実施例256: エチル N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2−メトキシフェニル)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニナート
実施例7を、HCl溶液(20mL/mmol、EtOH中1.25M)に溶解し、混合物を室温で一晩撹拌した。次に、混合物をNaHCO溶液で中和し、それをDCMで抽出した。有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物を、溶離剤としてNHHCO水溶液25mM及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより精製して、実施例256を与えた。HRMS C4949ClFNSの計算値:901.3188、実測値:902.3225(M+H)
実施例257: エチル 2−[(1−tert−ブチル−1H−ピラゾール−5−イル)メトキシ]−N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(プロパ−1−イン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニナート
実施例40を、HCl溶液(20mL/mmol、EtOH中1.25M)に溶解し、混合物を室温で一晩撹拌した。次に、混合物をNaHCO溶液で中和し、それをDCMで抽出した。有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物を、溶離剤としてNHHCO水溶液25mM及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより精製して、実施例257を与えた。HRMS C4250ClNSの計算値:783.3334、実測値:392.6744(M+2H)
実施例258: エチル N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(プロパ−1−イン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2−メトキシフェニル)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニナート
実施例45を、HCl溶液(20mL/mmol、EtOH中1.25M)に溶解し、混合物を室温で一晩撹拌した。次に、混合物をNaHCO溶液で中和し、それをDCMで抽出した。有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物を、溶離剤としてNHHCO水溶液25mM及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより精製して、実施例258を与えた。HRMS C4648ClNSの計算値:845.3126、実測値:423.6650(M+H)
実施例259: エチル N−[(5S)−5−{3−クロロ−4−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]−2−メチルフェニル}−6−(プロパ−1−イン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2−メトキシフェニル)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニナート
実施例49を、HCl溶液(20mL/mmol、EtOH中1.25M)に溶解し、混合物を室温で一晩撹拌した。次に、混合物をNaHCO溶液で中和し、それをDCMで抽出した。有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物を、溶離剤としてNHHCO水溶液25mM及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより精製して、実施例259を与えた。HRMS C4343ClNSの計算値:790.2704、実測値:396.1425(M+2H)
実施例260: エチル N−[(5S)−5−{3−クロロ−4−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]−2−メチルフェニル}−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−({2−[2−(2−メトキシエトキシ)フェニル]ピリミジン−4−イル}メトキシ)−D−フェニルアラニナート
実施例51を、HCl溶液(20mL/mmol、EtOH中1.25M)に溶解し、さらなる変換が観察されなくなるまで、混合物を60℃で撹拌した。次に、混合物をNaHCO溶液で中和し、それをDCMで抽出した。有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物を、溶離剤としてNHHCO水溶液25mM及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより精製して、実施例260を得た。HRMS C4848ClFNSの計算値:890.3029、実測値:891.3105(M+H)
実施例261: (5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メチル N−[(5S)−5−{3−クロロ−4−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]−2−メチルフェニル}−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−({2−[2−(2−メトキシエトキシ)フェニル]ピリミジン−4−イル}メトキシ)−D−フェニルアラニナート
1当量の実施例51及び1.1当量の4−(クロロメチル)−5−メチル−1,3−ジオキソール−2−オンを、DMF(10mL/mmol)に溶解し、次に2当量のNaI及び2当量のCsCOを加え、さらなる変換が観察されなくなるまで、混合物を撹拌した。次に、混合物を直接注入しinjected、溶離剤としてNHHCO水溶液25mM及びアセトニトリルを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより精製して、実施例261を得た。HRMS C5148ClFNSの計算値:974.2876、実測値:975.2949(M+H)
実施例262: 1−[(エトキシカルボニル)オキシ]エチル N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2−メトキシフェニル)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニナート
実施例263: 1−[(ジメチルカルバモイル)オキシ]エチル N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2−メトキシフェニル)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニナート
実施例264: N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−({2−[3−(ヒドロキシメチル)フェニル]ピリミジン−4−イル}メトキシ)−D−フェニルアラニン
実施例265: N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−({2−[2−(ヒドロキシメチル)ピリジン−4−イル]ピリミジン−4−イル}メトキシ)−D−フェニルアラニン
実施例266: N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−({2−[6−(ヒドロキシメチル)ピリダジン−4−イル]ピリミジン−4−イル}メトキシ)−D−フェニルアラニン
実施例267: N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−({2−[6−(ヒドロキシメチル)ピラジン−2−イル]ピリミジン−4−イル}メトキシ)−D−フェニルアラニン
実施例268: N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2’−(ヒドロキシメチル)−2,5’−ビピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン
実施例269: N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−({2−[4−(ホスホノオキシ)フェニル]ピリミジン−4−イル}メトキシ)−D−フェニルアラニン
実施例270: N−[5−{3,5−ジクロロ−2,6−ジメチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2−メトキシフェニル)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン
工程A: 4−ブロモ−2,6−ジクロロ−3,5−ジメチル−フェノール
4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェノール30.16g(150mmol)を、1,2−ジクロロエタン75mLとアセトニトリル75mLの混合物に溶解し、次にNCS 40.06g(300mmol)を数回に分けて加え、さらなる変換が観察されなくなるまで、混合物を室温で撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物をDCMに溶解し、水及びブラインで洗浄した。有機相をNaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、さらに精製することなく次の工程で用いた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): 10.10 (s, 1H), 2.46 (s, 6H)
工程B: 1−ブロモ−3,5−ジクロロ−4−メトキシ−2,6−ジメチル−ベンゼン
MeCN 300mL中の4−ブロモ−2,6−ジクロロ−3,5−ジメチル−フェノール 26.0g(96.3mmol)及びKCO26.6g(192.6mmol)の溶液に、MeI 6.6mL(105.9mmol)を加え、さらなる変換が観察されなくなるまで、混合物を室温で撹拌した。固体を濾別し、濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物をDCMに溶解し、水及びブラインで洗浄した。有機相をNaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮し、そしてさらに精製することなく次の工程で用いた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): 3.78 (s, 3H), 2.49 (s, 6H)
工程C: 2−(3,5−ジクロロ−4−メトキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン
1−ブロモ−3,5−ジクロロ−4−メトキシ−2,6−ジメチル−ベンゼン10.0g(35.2mmol)を、乾燥THF 360mLに窒素下で溶解し、乾燥氷−アセトンを用いて−78℃に冷却した。nBuLi 23.2mL(ヘキサン中1.6M)(37.0mmol)を加え、混合物を15分間撹拌し、次に2−イソプロポキシ−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン8.6mL(42.24mmol)を加え、混合物を室温まで放温した。それをブラインでクエンチし、DCMで抽出し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮した。粗生成物を、溶離剤としてヘプタン及びEtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、2−(3,5−ジクロロ−4−メトキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランを得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): 3.81 (s, 3H), 2.33 (s, 6H), 1.34 (s, 12H)
工程D: エチル 4−(3,5−ジクロロ−4−メトキシ−2,6−ジメチル−フェニル)チオフェン−3−カルボキシラート
エチル 4−ブロモチオフェン−3−カルボキシラート3.92g(16.68mmol)及び2−(3,5−ジクロロ−4−メトキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン9.9g(30.0mmol)を、ジオキサン140mLに溶解し、次に水40mLで溶解したCsCO 10.87g(33.36mmol)を加えた。次に、AtaPhos 590mg(0.83mmol)を加え、さらなる変換が観察されなくなるまで、混合物を窒素下、還流温度で撹拌した。次に、それをDCM及びブラインで希釈した。相分離後、水相をDCMで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮した。粗生成物を、溶離剤としてヘプタン及びEtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、エチル 4−(3,5−ジクロロ−4−メトキシ−2,6−ジメチル−フェニル)チオフェン−3−カルボキシラートを得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): 8.53 (d, 1H), 7.47 (d, 1H), 4.02 (q, 2H), 3.83 (s, 3H), 1.95 (s, 6H), 1.00 (t, 3H)
HRMS(M+NH=376.0538
工程E: エチル 4−(3,5−ジクロロ−4−メトキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−2,5−ジヨード−チオフェン−3−カルボキシラート
4−(3,5−ジクロロ−4−メトキシ−2,6−ジメチル−フェニル)チオフェン−3−カルボキシラート2.65g(7.38mmol)を、アセトニトリル75mLに溶解し、次にフルオロホウ酸ジエチルエーテル錯体2.2mL(16.23mmol)及びN−ヨードスクシンイミド3.65g(16.23mmol)を加え、さらなる変換が観察されなくなるまで、混合物を室温で撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、粗生成物を溶離剤としてヘプタン及びEtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、エチル 4−(3,5−ジクロロ−4−メトキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−2,5−ジヨード−チオフェン−3−カルボキシラートを得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): 3.98 (q, 2H), 3.84 (s, 3H), 1.92 (s, 6H), 0.84 (t, 3H)
工程F: エチル 4−(3,5−ジクロロ−4−メトキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−5−ヨード−チオフェン−3−カルボキシラート
4−(3,5−ジクロロ−4−メトキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−2,5−ジヨード−チオフェン−3−カルボキシラート5.29g(8.66mmol)を、乾燥THF 90mLに溶解し、次にアルゴン雰囲気下で−78℃に冷却した。イソプロピルマグネシウムクロリド6.7mL、塩化リチウム錯体(THF中1.3M)(8.66mmol)を加え、混合物を−78℃で30分間撹拌した。次に、飽和NHCl水溶液を加え、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相をNaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗生成物を、溶離剤としてヘプタン及びEtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、エチル 4−(3,5−ジクロロ−4−メトキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−5−ヨード−チオフェン−3−カルボキシラートを得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): 8.71 (s, 1H), 4.01 (q, 2H), 3.86 (s, 3H), 1.89 (s, 6H), 0.99 (t, 3H)
工程G: エチル 4−(3,5−ジクロロ−4−メトキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−5−(4−フルオロフェニル)チオフェン−3−カルボキシラート
エチル 4−(3,5−ジクロロ−4−メトキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−5−ヨード−チオフェン−3−カルボキシラート4.20g(8.66mmol)及び4−フルオロフェニルボロン酸1.82g(13.0mmol)を、ジオキサン80mLに溶解し、次に水20mLで溶解したCsCO5.64g(17.32mmol)を加えた。次に、Pd(PPh500mg(0.43mmol)を加え、さらなる変換が観察されなくなるまで、混合物を窒素下、80℃で撹拌した。次に、それをDCM及びブラインで希釈した。相分離後、水相をDCMで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮した。粗生成物を、溶離剤としてヘプタン及びEtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、エチル 4−(3,5−ジクロロ−4−メトキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−5−(4−フルオロフェニル)チオフェン−3−カルボキシラートを得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): 8.58 (s, 1H), 7.22-7.10 (m, 4H), 4.03 (q, 2H), 3.82 (s, 3H), 1.92 (s, 6H), 1.00 (t, 3H)
HRMS(M+H)=453.0498
工程H: エチル 4−(3,5−ジクロロ−4−メトキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−5−(4−フルオロフェニル)−2−ニトロ−チオフェン−3−カルボキシラート
エチル 4−(3,5−ジクロロ−4−メトキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−5−(4−フルオロフェニル)チオフェン−3−カルボキシラート1.97g(4.34mmol)を、乾燥アセトニトリル40mLに溶解し、次にニトロニウムテトラフルオロボラート576mg(4.34mmol)を加え、そしてさらなる変換が観察されなくなるまで、混合物を室温で撹拌した。次に、それをDCM及びブラインで希釈した。相分離後、水相をDCMで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮した。粗生成物を、溶離剤としてヘプタン及びEtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、エチル 4−(3,5−ジクロロ−4−メトキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−5−(4−フルオロフェニル)−2−ニトロ−チオフェン−3−カルボキシラートを得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): 7.37-7.33 (m, 2H), 7.32-7.26 (m, 2H), 4.14 (q, 2H), 3.82 (s, 3H), 2.06 (s, 6H), 0.88 (t, 3H)
工程I: エチル 2−アミノ−4−(3,5−ジクロロ−4−メトキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−5−(4−フルオロフェニル)チオフェン−3−カルボキシラート
エチル 4−(3,5−ジクロロ−4−メトキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−5−(4−フルオロフェニル)−2−ニトロ−チオフェン−3−カルボキシラート1.85g(3.71mmol)を、酢酸90mLと水18mLの混合物に溶解し、次に亜鉛末2.43g(37.1mmol)を数回に分けて加え、そしてさらなる変換が観察されなくなるまで、混合物を室温で撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、粗生成物を溶離剤としてヘプタン及びEtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、エチル 2−アミノ−4−(3,5−ジクロロ−4−メトキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−5−(4−フルオロフェニル)チオフェン−3−カルボキシラートを得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): 7.73 (s, 2H), 7.12-7.06 (m, 2H), 7.02-6.97 (m, 2H), 3.86-3.80 (m, 2H), 3.80 (s, 3H), 2.01 (s, 6H), 0.72 (t, 3H)
HRMS(M+H)=456.0598
工程J: 5−(3,5−ジクロロ−4−メトキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−6−(4−フルオロフェニル)−3H−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
エチル 2−アミノ−4−(3,5−ジクロロ−4−メトキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−5−(4−フルオロフェニル)チオフェン−3−カルボキシラート1.1g(2.35mmol)を、ホルムアミド20mLに溶解し、さらなる変換が観察されなくなるまで、それを150℃で撹拌した。次に、それを水に注ぎ、沈殿した生成物を濾過により集めて、5−(3,5−ジクロロ−4−メトキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−6−(4−フルオロフェニル)−3H−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オンを与えた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): 12.53 (br s, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.23-7.16 (m, 4H), 3.84 (s, 3H), 1.96 (s, 6H)
HRMS(M+H)=449.0289
工程K: 4−クロロ−5−(3,5−ジクロロ−4−メトキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン
5−(3,5−ジクロロ−4−メトキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−6−(4−フルオロフェニル)−3H−チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オン700mg(1.56mmol)を、オキシ塩化リン6mLに溶解し、さらなる変換が観察されなくなるまで、それを90℃で撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、次に粗生成物に氷水を加え、そしてそれを10分間超音波処理した。沈殿した生成物を濾過により集めて、4−クロロ−5−(3,5−ジクロロ−4−メトキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジンを得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): 9.02 (s, 1H), 7.38-7.26 (m, 4H), 3.86 (s, 3H), 1.99 (s, 6H)
HRMS(M+H)=466.9954
工程L: 2,6−ジクロロ−4−[4−クロロ−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−3,5−ジメチル−フェノール及び4−[4−ブロモ−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−2,6−ジクロロ−3,5−ジメチル−フェノール
DCM 15mL中の4−クロロ−5−(3,5−ジクロロ−4−メトキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン700mg(1.50mmol)の撹拌した溶液に、三臭化ホウ素3.0mL(DCM中1M)(3.0mmol)を0℃で加え、混合物を室温まで放温し、そしてさらなる変換が観察されなくなるまで、それを撹拌した。混合物を飽和NHCl水溶液でクエンチし、DCMで抽出した。合わせた有機相をNaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を、溶離剤としてヘプタン及びEtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、2,6−ジクロロ−4−[4−クロロ−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−3,5−ジメチル−フェノール及び4−[4−ブロモ−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−2,6−ジクロロ−3,5−ジメチル−フェノールを生成物の37:63混合物として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): 10.14 (br s, 1H), 9.01 (s, 1H), 7.40-7.23 (m, 4H), 1.95 (s, 6H) 及び 10.14 (br s, 1H), 8.93 (s, 1H), 7.40-7.23 (m, 4H), 1.93 (s, 6H)
HRMS(M+H)=452.9800及び496.9287
工程M: 4−クロロ−5−[3,5−ジクロロ−2,6−ジメチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン及び4−ブロモ−5−[3,5−ジクロロ−2,6−ジメチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン
2,6−ジクロロ−4−[4−クロロ−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−3,5−ジメチル−フェノールと4−[4−ブロモ−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−2,6−ジクロロ−3,5−ジメチル−フェノール(0.62mmol)の混合物300mg、2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エタノール286mg(1.98mmol)及びトリフェニルホスフィン520mg(1.98mmol)を、乾燥トルエン10mLに溶解し、次にジtertブチル アゾジカルボキシラート460mg(1.98mmol)を加えた。さらなる変換が観察されなくなるまで、混合物を窒素下、50℃で撹拌した。揮発物を減圧下で蒸発させ、粗中間体を溶離剤としてEtOAc及びメタノールを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、4−クロロ−5−[3,5−ジクロロ−2,6−ジメチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン及び4−ブロモ−5−[3,5−ジクロロ−2,6−ジメチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジンを生成物の35:65混合物を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): 9.02 (S, 1H), 7.40-7.22 (m, 4H), 4.11 (t, 2H), 2.78 (t, 2H), 2.63-2.20 (m, 8H), 2.17 (br s, 3H), 1.98 (s, 6H)and 8.94 (S, 1H), 7.40-7.22 (m, 4H), 4.11 (t, 2H), 2.78 (t, 2H), 2.63-2.20 (m, 8H), 2.15 (br s, 3H), 1.98 (s, 6H)
HRMS(M+H)=579.0968及び623.0455
工程N: 実施例270
4−クロロ−5−[3,5−ジクロロ−2,6−ジメチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジンと4−ブロモ−5−[3,5−ジクロロ−2,6−ジメチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル]−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン(0.41mmol)の混合物250mg、(2R)−2−アミノ−3−[2−[[2−(2−メトキシフェニル)ピリミジン−4−イル]メトキシ]フェニル]プロパン酸327mg(調製A4、0.86mmol)及びCsCO280mg(0.86mmol)を、tert−ブタノール5mLに溶解し、さらなる変換が観察されなくなるまで、混合物を70℃で撹拌した。固体を濾別し、濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物を、NHHCO水溶液25mM及びMeCNを用いる分取逆相クロマトグラフィーにより精製し、実施例270を得た。HRMS C4846FSClの計算値:921.2642、実測値:461.6398(M+2H)
実施例271: N−[5−{2,6−ジメチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2−メトキシフェニル)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン
実施例272: N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−β−(ヒドロキシメチル)−2−{[2−(2−メトキシフェニル)ピリミジン−4−イル]メトキシ}フェニルアラニン
実施例273: N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−β−ヒドロキシ−2−{[2−(2−メトキシフェニル)ピリミジン−4−イル]メトキシ}フェニルアラニン
実施例274: N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−β−(2−ヒドロキシエチル)−2−{[2−(2−メトキシフェニル)ピリミジン−4−イル]メトキシ}フェニルアラニン
薬理学的研究
実施例A: 蛍光分極技術によるMcl−1の阻害
各化合物の相対的な結合活性を、蛍光分極(FP)により決定した。この方法には、蛍光ラベルリガンド(フルオレセイン−βAla−Ahx−A−REIGAQLRRMADDLNAQY−OH;mw2,765)を利用した。同リガンドは、Mcl−1タンパク質(MCl−1は、UniProtKB(登録商標)一次アクセッションナンバー:Q07820に対応する)に結合し、読取機を使用して、ミリ分極(mP)で測定される異方性の増大をもたらす。このリガンドと同じ部位に競合的に結合する化合物の添加により、mP単位での低下により示されるシステムにおける、より高い割合の結合していないリガンドがもたらされるであろう。
方法1: 各化合物の11点系列希釈を、DMSO中において調製し、2μlを、平底低結合性384ウェルプレートに移した(DMSO終濃度5%)。ついで、フルオレセインラベルリガンド(終濃度1nM)及びMcl−1タンパク質(終濃度5nM)を含有するバッファー(10mM 4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジンエタンスルホン酸[HEPES]、150mM NaCl、0.05% Tween20、pH7.4) 38μlを加えた。
アッセイプレートを、室温で約2時間インキュベーションした。その後、FPを、Biomek Synergy2リーダー(Ex.528nm、Em.640nm、カットオフ 510nm)において測定し、mP単位を算出した。試験化合物の用量増大における結合を、「5% DMSOのみ」と「100%阻害」対照との間で確立されたウィンドウと比較して、mPの% 低下として表現した。11点用量応答曲線を、4パラメータ論理モデル(シグモイド用量応答モデル)を使用するXL-Fitソフトウェアによりプロットし、mPの50%低下を与えた阻害濃度(IC50)を決定した。方法1を使用して得られた結果を、以下の表1に表わす。方法1を使用して得られたMcl−1阻害のIC50には、下線を引いていない。
方法2: 各化合物の11点系列希釈を、DMSO中において調製し、2μlを、平底低結合性384ウェルプレートに移した(DMSO終濃度5%)。ついで、フルオレセインラベルリガンド(終濃度10nM)及びMcl−1タンパク質(終濃度10nM)を含有するバッファー(20mM NaHPO、1mM EDTA、50mM NaCl、pH7.4) 38μlを加えた。
アッセイプレートを、室温で約2時間インキュベーションした。その後、FPを、Biomek Synergy2リーダー(Ex.528nm、Em.640nm、カットオフ 510nm)において測定し、mP単位を算出した。試験化合物の用量増大における結合を、「5% DMSOのみ」と「100%阻害」対照(50μM 非ラベルリガンド)との間で確立されたウィンドウと比較して、mPの% 低下として表現した。11点用量応答曲線を、4パラメータ論理モデル(シグモイド用量応答モデル)を使用するXL-Fitソフトウェアによりプロットし、mPの50%低下を与えた阻害濃度(IC50)を決定した。方法2を使用して得られた結果を、以下の表1に表わす。方法2を使用して得られたMcl−1阻害のIC50には、下線を引いている。
結果から、本発明の化合物は、Mcl−1タンパク質と先に記載された蛍光ペプチドとの間の相互作用を阻害することが示される。
実施例B: in vitro細胞傷害性
細胞傷害性研究を、H929多発性骨髄腫瘍系統において行った。
細胞を、マイクロプレートに広げ、試験化合物に48時間曝す。ついで、細胞の生存率を、比色アッセイ法であるMicroculture Tetrazoliumアッセイ法(Cancer Res., 1987, 47, 939-942)により定量する。
結果を、IC50(細胞生存を50%阻害する化合物濃度)で表現し、以下の表1に表わす。
結果から、本発明の化合物は、細胞傷害性であることが示される。
Figure 2018522856

Figure 2018522856

Figure 2018522856

Figure 2018522856

Figure 2018522856
実施例C: in vivoでの開裂型PARPの定量
開裂型PARPレベルを測定することによる、アポトーシスを誘引する本発明の化合物の能力を、AMO−1多発性骨髄腫細胞の異種移植モデルにおいて評価する。1.10個 AMO−1細胞を、免疫抑制マウス(SCID株)の皮下に移植する。移植後12〜14日で、動物を、種々の化合物による静脈内又は経口経路により処置する。処置後、腫瘍塊を回収し、溶解させる。開裂型PARPを、腫瘍ライゼート中において定量する。
「Meso Scale Discovery(MSD)ELISAプラットフォーム」試験を使用する定量を行う。同試験は、開裂型PARPを特異的にアッセイする。定量は、処置マウスにおける開裂型PARPの定量を、対照マウスにおける開裂型PARPの定量で割った比に対応する活性化係数の形式で表現される。
(以下の表2に表わされた)結果から、本発明の化合物は、in vivoにおいて、AMO−1腫瘍細胞におけるアポトーシスを誘引することができることが示される。
Figure 2018522856
実施例D: in vivoにおける抗腫瘍活性
本発明の化合物の抗腫瘍活性を、AMO−1多発性骨髄腫細胞の異種移植モデルにおいて評価する。
1×10個 AMO−1細胞を、免疫抑制マウス(SCID株)の皮下に移植する。
移植後6〜8日で、腫瘍塊が約150mm3に達した時点で、マウスを、種々の化合物により、毎日スケジュール(5日間の処置)で処置する。腫瘍の大きさを、処置の開始から1週間に2回測定する。
本発明の化合物は、AMO−1多発性骨髄腫モデルにおいて、−1.5〜−24.5%の範囲のΔT/C(生成物の活性の定量パラメータ、同パラメータを、最初の処置日での腫瘍体積の中央値から最後の処置日での腫瘍体積の中央値を差し引き、最後の処置日での非処置対照群の腫瘍体積により除することにより測定する)で、抗腫瘍活性(腫瘍縮小)を有する。得られた結果から、本発明の化合物は、処置期間中に、顕著な腫瘍縮小を誘引することが示される。
実施例E: 医薬組成物:錠剤
実施例1〜274から選択される化合物(用量5mg)の錠剤1000個・・・ 5g
小麦デンプン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20g
トウモロコシデンプン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20g
ラクトース・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30g
ステアリン酸マグネシウム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2g
シリカ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1g
ヒドロキシプロピルセルロース・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2g

Claims (41)

  1. 式(I):
    Figure 2018522856

    [式中、
    Aは、基
    Figure 2018522856

    [式中、1は、−NH−基に結合しており、2は、芳香環に結合している]
    を表わし、
    Eは、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基、又はヘテロアリール基を表わし、
    Xは、窒素原子又はC−R基を表わし、
    Yは、窒素原子又はC−R基を表わし、
    は、ハロゲン原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルケニル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキニル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)ポリハロアルキル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ(C〜C)アルキル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルコキシ基、−S−(C〜C)アルキル、シアノ基、ニトロ基、−アルキル(C〜C)−NR’、−O−アルキル(C〜C)−NR’、−O−アルキル(C〜C)−R10、−C(O)−OR、−O−C(O)−R、−C(O)−NR’、−NR−C(O)−R’、−NR−C(O)−OR’、−アルキル(C〜C)−NR−C(O)−R’、−SO−NR’、−SO−アルキル(C〜C)を表わし、
    、R、R、及びRは、互いに独立して、水素原子、ハロゲン原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルケニル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキニル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)ポリハロアルキル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ(C〜C)アルキル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルコキシ基、−S−(C〜C)アルキル、シアノ基、ニトロ基、−アルキル(C〜C)−NR’、−O−アルキル(C〜C)−NR’、−O−アルキル(C〜C)−R10、−C(O)−OR、−O−C(O)−R、−C(O)−NR’、−NR−C(O)−R’、−NR−C(O)−OR’、−アルキル(C〜C)−NR−C(O)−R’、−SO−NR’、又は−SO−アルキル(C〜C)を表わすか、
    又は、置換基のペア(R、R)は、それらを有する炭素原子と共に、5〜7個の環員で構成される芳香環若しくは非芳香環を形成しており、同環員は、酸素、硫黄、及び窒素から選択される1〜3個のヘテロ原子を含有していてもよく、得られた環は、ハロゲン、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル、−アルキル(C〜C)−NR’、−NR1111’、−アルキル(C〜C)−Cy、又はオキソから選択される1〜2個の基により置換されている場合があると理解され、
    は、水素原子、ハロゲン原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルケニル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキニル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)ポリハロアルキル基、ヒドロキシ基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルコキシ基、−S−(C〜C)アルキル、シアノ基、ニトロ基、−アルキル(C〜C)−NR’、−O−Cy、−アルキル(C〜C)−Cy、−アルケニル(C〜C)−Cy、−アルキニル(C〜C)−Cy、−O−アルキル(C〜C)−R10、−C(O)−OR、−O−C(O)−R、−C(O)−NR’、−NR−C(O)−R’、−NR−C(O)−OR’、−アルキル(C〜C)−NR−C(O)−R’、−SO−NR’、又は−SO−アルキル(C〜C)を表わし、
    は、水素原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基、−CHR基、アリール基、ヘテロアリール基、アリールアルキル(C〜C)基、又はヘテロアリールアルキル(C〜C)基を表わし、
    は、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルケニル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキニル基、−Cy、ハロゲン原子、シアノ基、−C(O)−R11、又は−C(O)−NR1111’を表わし、
    及びR’は、互いに独立して、水素原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基を表わすか、
    又は、置換基のペア(R、R’)は、それらを有する窒素原子と共に、5〜7個の環員で構成される芳香環若しくは非芳香環を形成しており、同環員は、該窒素原子に加えて、酸素、硫黄、及び窒素から選択される1〜3個のヘテロ原子を含有していてもよく、当該窒素は、水素原子、又は直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基を表わす基により置換されている場合があると理解され、
    10は、−Cy、−Cy−アルキル(C〜C)−Cy、−C(O)−NR’、−NR’、−OR、−NR−C(O)−R’、−O−アルキル(C〜C)−OR、−SO−R、−C(O)−OR、又は−NH−C(O)−NH−Rを表わし、
    11及びR11’は、互いに独立して、水素原子又は場合により置換されている直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基を表わし、
    12は、水素原子、ヒドロキシ基、又はヒドロキシ(C〜C)アルキル基を表わし、
    は、水素原子又は直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基を表わし、
    は、−O−C(O)−O−R基、−O−C(O)−NR’基、又は−O−P(O)(OR基を表わし、
    及びR’は、互いに独立して、水素原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基、シクロアルキル基、(C〜C)アルコキシ(C〜C)アルキル基、(C〜C)アルコキシカルボニル(C〜C)アルキル基を表わすか、
    又は、置換基のペア(R、R’)は、それらを有する窒素原子と共に、5〜7個の環員で構成される非芳香環を形成しており、同環員は、該窒素原子に加えて、酸素及び窒素から選択される1〜3個のヘテロ原子を含有していることができ、当該窒素は、直鎖又は分岐鎖の(C〜C)アルキル基を表わす基により置換されている場合があると理解され、
    Cy、Cy、Cy、及びCyは、互いに独立して、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基、又はヘテロアリール基を表わし、
    nは、0、1、又は2の整数であり、
    −「アリール」は、フェニル、ナフチル、ビフェニル基を意味し、
    −「ヘテロアリール」は、少なくとも1つの芳香族部分を有し、酸素、硫黄、及び窒素から選択される1〜3個のヘテロ原子を含有する、5〜10個の環員で構成される、単環式又は二環式の基を意味し、
    −「シクロアルキル」は、3〜10個の環員を含有する、単環式又は二環式の非芳香族炭素環基を意味し、
    −「ヘテロシクロアルキル」は、3〜10個の環員を含有し、酸素、硫黄、及び窒素から選択される1〜3個のヘテロ原子を含有する、単環式又は二環式の非芳香族炭素環基を意味し、同非芳香族炭素環基は、縮合、架橋、又はスピロ環系を含む場合があると理解され、
    該定義されたアリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、及びヘテロシクロアルキル基、ならびに、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ基は、場合により置換されている直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル、場合により置換されている直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルケニル、場合により置換されている直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキニル、場合により置換されている直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルコキシ、場合により置換されている(C〜C)アルキル−S−、ヒドロキシ、ヒドロキシ(C〜C)アルキル、オキソ(又は、適切な場合、N−オキシド)、ニトロ、シアノ、−C(O)−OR’、−O−C(O)−R’、−C(O)−NR’R’’、−O−C(O)−NR’R’’、−NR’R’’、−(C=NR’)−OR’’、−O−P(O)(OR’)、−O−P(O)(O、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)ポリハロアルキル、トリフルオロメトキシ、ハロゲン、又は式:
    Figure 2018522856

    [式中、各R’は独立して存在している]
    で示されるアルドヘキソースから選択される、1〜4個の基により置換されていることができ、
    R’及びR’’は、互いに独立して、水素原子又は場合により置換されている直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基を表わし、Mは、薬学的に許容し得る一価のカチオンを表わすと理解される]
    で示される化合物、そのエナンチオマー、ジアステレオ異性体、及びアトロプ異性体、ならびに、薬学的に許容し得る酸又は塩基とのその付加塩。
  2. 及びRが、互いに独立して、ハロゲン原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ(C〜C)アルキル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルコキシ基を表わすか、
    又は、置換基のペア(R、R)が、それらを有する炭素原子と共に、5〜7個の環員で構成される芳香族環を形成しており、同環員が、1〜3個の窒素原子を含有していてもよく、得られた環が、ハロゲン、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル、又は−アルキル(C〜C)−NR’から選択される1〜2個の基により置換されている場合があると理解され、
    が、水素原子、ハロゲン原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基、ヒドロキシ基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルコキシ基、又は−O−アルキル(C〜C)−NR’を表わし、
    及びRが、互いに独立して、水素原子、ハロゲン原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基、ヒドロキシ基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルコキシ基を表わし、
    が、水素原子、ハロゲン原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)ポリハロアルキル基、ヒドロキシ基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルコキシ基、シアノ基、ニトロ基、−アルキル(C〜C)−NR’、−アルキル(C〜C)−Cy、−O−アルキル(C〜C)−R10、又は−C(O)−NR’を表わし、
    が、水素原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基、−CHR基、又はヘテロアリールアルキル(C〜C)基を表わし、
    が、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルケニル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキニル基、−Cy、ハロゲン原子、又は−C(O)−R11を表わし、
    及びR’が、互いに独立して、水素原子又は直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基を表わし、
    あるいは、置換基のペア(R、R’)が、それらを有する窒素原子と共に、5〜7個の環員で構成される非芳香環を形成しており、同環員が、該窒素原子に加えて、酸素及び窒素から選択される1〜3個のヘテロ原子を含有していてもよく、当該窒素が、直鎖又は分岐鎖の(C〜C)アルキル基を表わす基により置換されている場合があると理解され、
    10が、−Cy又は−Cy−アルキル(C〜C)−Cyを表わし、
    11が、直鎖又は分岐鎖の(C〜C)アルキル基を表わし、
    該定義されたアリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、及びヘテロシクロアルキル基、ならびに、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ基が、場合により置換されている直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル、場合により置換されている直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルコキシ、ヒドロキシ、オキソ(又は、適切な場合、N−オキシド)、−C(O)−OR’、−C(O)−NR’R’’、−O−C(O)−NR’R’’、−NR’R’’、−O−P(O)(OR’)、−O−P(O)(O、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)ポリハロアルキル、ハロゲン、又は式:
    Figure 2018522856

    [式中、各R’は独立して存在している]
    で示されるアルドヘキソースから選択される、1〜4個の基により置換されていることができ、R’及びR’’が、互いに独立して、水素原子又は場合により置換されている直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基を表わし、Mが、薬学的に許容し得る一価のカチオンを表わす、請求項1記載の式(I)で示される化合物。
  3. nが、1の整数である、請求項1記載の化合物。
  4. 、R、R、及びRから選択される少なくとも1つの基が、水素原子を表わさない、請求項1記載の化合物。
  5. 12が、水素原子を表わす、請求項1記載の化合物。
  6. が、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基又はハロゲン原子を表わす、請求項1記載の化合物。
  7. が、直鎖又は分岐鎖の(C〜C)アルコキシ基、ヒドロキシ基、又はハロゲン原子を表わす、請求項1記載の化合物。
  8. Xが、C−R基を表わす、請求項1記載の化合物。
  9. Yが、C−R基を表わす、請求項1記載の化合物。
  10. 及びRが、水素原子を表わす、請求項1記載の化合物。
  11. 置換基のペア(R、R)が同一であり、置換基のペア(R、R)が同一である、請求項1記載の化合物。
  12. Figure 2018522856

    [式中、R、R、R、及びR’が、請求項1で定義されたとおりである]
    、請求項1記載の化合物。
  13. Figure 2018522856

    [式中、R及びR’が、請求項1で定義されたとおりである]
    、請求項1記載の化合物。
  14. Eが、フェニル基、ピリジン−2−イル、シクロヘキシル基、ピラゾール−1−イル基、シクロペンチル基、インドール−4−イル基、シクロプロピル基、ピリジン−3−イル基、インドール−3−イル基、ナフト−1−イル基、イミダゾール−4−イル基、又はピリジン−4−イル基を表わす、請求項1記載の化合物。
  15. 式(I−b):
    Figure 2018522856

    [式中、R、R、R、R、R、R12、X、Y、A、及びnが、式(I)について定義されたとおりである]
    で示される化合物である、請求項1記載の化合物。
  16. が、水素原子;フッ素原子;塩素原子;臭素原子;メチル基;トリフルオロメチル基;ヒドロキシ基;メトキシ基;ハロゲン原子により置換されている直鎖(C〜C)アルコキシ基、−C(O)−NR’R’’基、又は−NR’R’’基;シアノ;ニトロ基;アミノメチル基;ベンジル基;−O−アルキル(C〜C)−R10;−C(O)−NR’を表わす、請求項1記載の化合物。
  17. が、水素原子、場合により置換されている直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基、−CHR基、又はヘテロアリールアルキル(C〜C)基を表わす、請求項1記載の化合物。
  18. が、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキニル基、アリール基、又はヘテロアリール基を表わす、請求項1記載の化合物。
  19. 及びR’が、互いに独立して、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基を表わすか、又は、置換基のペア(R、R’)が、それらを有する窒素原子と共に、5〜7個の環員で構成される非芳香環を形成しており、同環員が、該窒素原子に加えて、酸素及び窒素から選択される1〜3個のヘテロ原子を含有していてもよく、当該窒素が、直鎖又は分岐鎖の(C〜C)アルキル基により置換されている場合があると理解される、請求項1記載の化合物。
  20. 10が、−Cy又は−Cy−アルキル(C〜C)−Cyを表わす、請求項1記載の化合物。
  21. Cyが、シクロアルキル基、アリール基、又はヘテロアリール基を表わす、請求項20記載の化合物。
  22. Cyが、フェニル基又はモルホリニル基を表わす、請求項20記載の化合物。
  23. 10が、
    Figure 2018522856

    を表し、
    [式中、pが、0又は1の整数であり、R15が、水素原子、ヒドロキシ基、場合により置換されている直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルコキシ基、−O−(CHR16−CHR17−O)−R’基、−O−P(O)(OR’)基、−O−P(O)(O基、−O−C(O)−NR1819基、ジ(C〜C)アルキルアミノ(C〜C)アルコキシ基、ハロゲン原子、又は式:
    Figure 2018522856

    [式中、各R’は独立して存在している]
    で示されるアルドヘキソースを表わし、
    R’が、水素原子又は直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基を表わし、
    16が、水素原子又は(C〜C)アルコキシ(C〜C)アルキル基を表わし、
    17が、水素原子又はヒドロキシ(C〜C)アルキル基を表わし、
    18が、水素原子又は(C〜C)アルコキシ(C〜C)アルキル基を表わし、
    19が、(C〜C)アルコキシ(C〜C)アルキル基、−(CH−NR’基、又は−(CH−O−(CHR16−CHR17−O)−R’基を表わし、
    qが、1、2、又は3の整数であり、rが、0又は1の整数であり、
    が、薬学的に許容し得る一価のカチオンであると、
    理解される]、請求項20記載の化合物。
  24. アルドヘキソースが、D−マンノースである、請求項23記載の化合物。
  25. 以下:
    − N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−[(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)メトキシ]−D−フェニルアラニン、
    − N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−[(2−エトキシピリミジン−4−イル)メトキシ]−D−フェニルアラニン、
    − N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2−メトキシフェニル)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン、
    − N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(フラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−メトキシ−D−フェニルアラニン、
    − N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(5−フルオロフラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−メトキシ−D−フェニルアラニン、
    − N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(5−フルオロフラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−D−フェニルアラニン、
    − N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(5−フルオロフラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−(ピリジン−2−イルメトキシ)−D−フェニルアラニン、
    − N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(5−フルオロフラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−[(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)メトキシ]−D−フェニルアラニン、
    − N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(5−フルオロフラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−[(1−エチル−1H−ピラゾール−5−イル)メトキシ]−D−フェニルアラニン、
    − N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(5−フルオロフラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−[(2−エトキシピリミジン−4−イル)メトキシ]−D−フェニルアラニン、
    − 2−[(1−ブチル−1H−ピラゾール−5−イル)メトキシ]−N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(5−フルオロフラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン、
    − N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(5−フルオロフラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン、
    − N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(5−フルオロフラン−2−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2−メトキシフェニル)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン、
    − N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(プロパ−1−イン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−メトキシ−D−フェニルアラニン、
    − 2−[(1−tert−ブチル−1H−ピラゾール−5−イル)メトキシ]−N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(プロパ−1−イン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−D−フェニルアラニン、
    − N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(プロパ−1−イン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2−メトキシエチル)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン、
    − N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(プロパ−1−イン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−5−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン、
    − N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(プロパ−1−イン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン、
    − N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(プロパ−1−イン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン、
    − N−[5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(プロパ−1−イン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2−メトキシフェニル)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン、
    − N−[5−{3−クロロ−4−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]−2−メチルフェニル}−6−(プロパ−1−イン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−5−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン、
    − N−[5−{3−クロロ−4−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]−2−メチルフェニル}−6−(プロパ−1−イン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン、
    − N−[5−{3−クロロ−4−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]−2−メチルフェニル}−6−(プロパ−1−イン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン、
    − N−[5−{3−クロロ−4−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]−2−メチルフェニル}−6−(プロパ−1−イン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2−メトキシフェニル)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン、
    − N−[5−{3−クロロ−4−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]−2−メチルフェニル}−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−({2−[2−(2−メトキシエトキシ)フェニル]ピリミジン−4−イル}メトキシ)−D−フェニルアラニン;
    − エチル N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2−メトキシフェニル)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニナト;
    − エチル N−[(5S)−5−{3−クロロ−2−メチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(プロパ−1−イン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2−メトキシフェニル)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニナト;
    − エチル N−[(5S)−5−{3−クロロ−4−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]−2−メチルフェニル}−6−(プロパ−1−イン−1−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2−メトキシフェニル)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニナト;
    − N−[5−{3,5−ジクロロ−2,6−ジメチル−4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−6−(4−フルオロフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−2−{[2−(2−メトキシフェニル)ピリミジン−4−イル]メトキシ}−D−フェニルアラニン
    である、請求項1記載の化合物。
  26. 式(II−a):
    Figure 2018522856

    [式中、Zは、臭素又はヨウ素を表わし、Aは、式(I)について定義されたとおりであり、ここで、1は、塩素原子に結合しており、2は、Z基に結合している]
    で示される化合物を出発物質として使用し、
    同式(II−a)で示される化合物を、式(III):
    Figure 2018522856

    [式中、R、R12、E、及びnは、式(I)について定義されたとおりであり、Alkは、直鎖又は分岐鎖の(C〜C)アルキル基を表わす]
    で示される化合物とカップリングさせて、式(IV):
    Figure 2018522856

    [式中、R、R12、A、E、及びnは、式(I)について定義されたとおりであり、Z及びAlkは、先に定義されたとおりである]
    で示される化合物を生成し、
    同式(IV)で示される化合物を、さらに、式(V):
    Figure 2018522856

    [式中、R、R、R、X、及びYは、式(I)について定義されたとおりであり、RB1及びRB2は、水素原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基を表わし、又は、RB1及びRB2は、それらを有する酸素と共に、場合によりメチル化されている環を形成している]
    で示される化合物とカップリングさせて、式(VI):
    Figure 2018522856

    [式中、R、R、R、R、R12、X、Y、A、E、及びnは、式(I)について定義されたとおりであり、Alkは、先に定義されたとおりである]
    で示される化合物を生成し、
    同式(VI)で示される化合物のAlk−O−C(O)−エステル官能基を加水分解して、カルボン酸を生成し、同カルボン酸は、場合により、式R’−OHで示されるアルコール又は式R’−Cl[式中、R’は、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基、−CHR基、アリール基、ヘテロアリール基、アリールアルキル(C〜C)基、又はヘテロアリールアルキル(C〜C)基を表わし、R及びRは、式(I)について定義されたとおりである]で示される塩素化化合物と場合により反応させてもよく、式(I)で示される化合物を生成し、同式(I)で示される化合物は、従来の分離技術に従って精製してもよく、同式(I)で示される化合物は、必要に応じて、薬学的に許容し得る酸又は塩基とのその付加塩に変換され、同式(I)で示される化合物を、場合により、従来の分離技術に従ってその異性体に分離し、
    出発試薬又は合成中間体のいくつかの基(ヒドロキシ、アミノ・・・)を、上記された一連のプロセス中の適切であると考えられる任意の機会に、合成の必要に応じて、保護し、その後に脱保護し、官能基にすることができると理解されることを特徴とする、
    請求項1記載の式(I)で示される化合物の製造方法。
  27. 式(II−b):
    Figure 2018522856

    [式中、Aは、式(I)で定義されたとおりであり、ここで、1は、塩素原子に結合しており、2は、ヨウ素原子に結合している]
    で示される化合物を出発物質として使用し、
    同式(II−b)で示される化合物を、式(V):
    Figure 2018522856

    [式中、R、R、R、X、及びYは、式(I)について定義されたとおりであり、RB1及びRB2は、水素原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基を表わし、又は、RB1及びRB2は、それらを有する酸素と共に、場合によりメチル化されている環を形成している]
    で示される化合物とカップリングさせ、式(VII):
    Figure 2018522856

    [式中、R、R、R、A、X、及びYは、式(I)で定義されたとおりである]
    で示される化合物を生成し、
    同式(VII)で示される化合物を、さらに、式(III):
    Figure 2018522856

    [式中、R、R12、E、及びnは、式(I)について定義されたとおりであり、Alkは、直鎖又は分岐鎖の(C〜C)アルキル基を表わす]
    で示される化合物とカップリングさせ、式(VI):
    Figure 2018522856

    [式中、R、R、R、R、R12、X、Y、A、E、及びnは、式(I)について定義されたとおりであり、Alkは、先に定義されたとおりである]
    で示される化合物を生成し、
    同式(VI)で示される化合物のAlk−O−C(O)−エステル官能基を加水分解して、カルボン酸を生成し、同カルボン酸は、場合により、式R’−OHで示されるアルコール又は式R’−Cl[式中、R’は、直鎖若しくは分岐鎖の(C〜C)アルキル基、−CHR基、アリール基、ヘテロアリール基、アリールアルキル(C〜C)基、又はヘテロアリールアルキル(C〜C)基を表わし、R及びRは、式(I)について定義されたとおりである]で示される塩素化化合物と場合により反応させてもよく、式(I)で示される化合物を生成し、同式(I)で示される化合物は、従来の分離技術に従って精製してもよく、同式(I)で示される化合物は、必要に応じて、薬学的に許容し得る酸又は塩基とのその付加塩に変換され、同式(I)で示される化合物を、場合により、従来の分離技術に従ってその異性体に分離し、
    出発試薬又は合成中間体のいくつかの基(ヒドロキシ、アミノ・・・)を、上記された一連のプロセス中の適切であると考えられる任意の機会に、合成の必要に応じて、保護し、その後に脱保護し、官能基にすることができると理解されることを特徴とする、
    請求項1記載の式(I)で示される化合物の製造方法。
  28. 請求項1〜25のいずれか一項に記載の式(I)で示される化合物、又は、その化合物の薬学的に許容し得る酸若しくは塩基とのその付加塩を、1つ以上の薬学的に許容し得る賦形剤との組み合わせにおいて含む、
    医薬組成物。
  29. アポトーシス促進剤として使用するための、請求項28記載の医薬組成物。
  30. ガンならびに自己免疫疾患及び免疫系疾患の処置に使用するための、請求項29記載の医薬組成物。
  31. 膀胱、脳、乳房、及び子宮のガン、慢性リンパ球性白血病、結腸、食道、及び肝臓のガン、リンパ芽球性白血病、急性骨髄性白血病、リンパ腫、メラノーマ、悪性血液疾患、骨髄腫、卵巣ガン、非小細胞性肺ガン、前立腺ガン、膵臓ガン、ならびに小細胞性肺ガンの処置に使用するための、請求項30記載の医薬組成物。
  32. アポトーシス促進剤として使用するための医薬の製造における、請求項28記載の医薬組成物の使用。
  33. ガンならびに自己免疫疾患及び免疫系疾患の処置に使用するための医薬の製造における、請求項28記載の医薬組成物の使用。
  34. 膀胱、脳、乳房、及び子宮のガン、慢性リンパ球性白血病、結腸、食道、及び肝臓のガン、リンパ芽球性白血病、急性骨髄性白血病、リンパ腫、メラノーマ、悪性血液疾患、骨髄腫、卵巣ガン、非小細胞性肺ガン、前立腺ガン、膵臓ガン、ならびに小細胞性肺ガンの処置に使用するための医薬の製造における、請求項28記載の医薬組成物の使用。
  35. 膀胱、脳、乳房、及び子宮のガン、慢性リンパ球性白血病、結腸、食道、及び肝臓のガン、リンパ芽球性白血病、急性骨髄性白血病、リンパ腫、メラノーマ、悪性血液疾患、骨髄腫、卵巣ガン、非小細胞性肺ガン、前立腺ガン、膵臓ガン、ならびに小細胞性肺ガンの処置に使用するための、請求項1〜25のいずれか一項記載の式(I)で示される化合物、又は、薬学的に許容し得る酸若しくは塩基とのその付加塩。
  36. 膀胱、脳、乳房、及び子宮のガン、慢性リンパ球性白血病、結腸、食道、及び肝臓のガン、リンパ芽球性白血病、急性骨髄性白血病、リンパ腫、メラノーマ、悪性血液疾患、骨髄腫、卵巣ガン、非小細胞性肺ガン、前立腺ガン、膵臓ガン、ならびに小細胞性肺ガンの処置に使用するための医薬の製造における、請求項1〜25のいずれか一項記載の式(I)で示される化合物、又は、薬学的に許容し得る酸若しくは塩基とのその付加塩の使用。
  37. 請求項1〜25のいずれか一項記載の式(I)で示される化合物と、遺伝毒性物質、細胞分裂毒、代謝拮抗物質、プロテアソーム阻害剤、キナーゼ阻害剤、及び抗体から選択される抗ガン剤との組み合わせ。
  38. 請求項37記載の組み合わせと、1つ以上の薬学的に許容し得る賦形剤との組み合わせを含む、
    医薬組成物。
  39. ガンの処置に使用するための、請求項37記載の組み合わせ。
  40. ガンの処置に使用するための医薬の製造における、請求項37記載の組み合わせの使用。
  41. 放射線療法を必要とするガンの処置に使用するための、請求項1〜25のいずれか一項記載の式(I)で示される化合物。
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