JP2018519226A - リフトシステムを動作させる方法及びリフトシステム - Google Patents

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Abstract

本発明は、リフトかご(3)が第1のシャフト(5)内で上方に移動され、第2のシャフト(6)内で下方に移動されるように、シャフトシステム(2)と、循環動作中にフロア(4)の間で互いに別々に移動される複数のリフトかご(3)とを有するリフトシステム(1)を動作させる方法に関する。この場合、リフトかご(3)がそれぞれ接近可能な少なくともいくつのシャフト位置(7)が、リフトかご(3)の台数に対応して規定され、これらの規定のシャフト位置(7)に対してリフトかご(3)の移動の同期が実行される。さらに、本発明は、シャフトシステム(2)と、シャフトシステム(2)内で移動可能な複数のリフトかご(3)と、リフトシステム(1)を動作させるための制御装置とを有するリフトシステム(1)に関するものであり、制御装置は、本発明による方法に従ってリフトシステム(1)を動作させるように設定される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シャフトシステム及び複数のエレベータかごを有するエレベータシステムを動作させるための方法に関する。エレベータかごは、循環動作中にフロア間で互いに別々に移動される。エレベータかごは、エレベータかごが第1のシャフト内で上方に移動され、第2のシャフト内で下方に移動されるように移動する。
さらに、本発明は、シャフトシステムと、シャフトシステム内を移動可能な複数のエレベータかごと、エレベータシステムを動作させるための制御装置とを有するエレベータシステムに関する。
高層ビルや階数の多い建物では、すべての移送プロセスを可能な限り効率的に克服するために複雑なエレベータシステムが必要である。特に、ピーク時には、多数の人が建物の地上階からその建物の異なるフロアへと移送されることを望んでいる場合がある。別のピーク時には、例えば、多数の人を異なるフロアから地上階に運ぶ必要がある。
このような目的のためのエレベータシステム、特に、マルチカーシステムとも呼ばれるものが既知であり、マルチカーシステムは、シャフトシステムにおいて、相互に別々に、すなわち概ね互いに独立して移動させることができる複数のかごを有するエレベータシステムである。先行技術において知られているそのようなエレベータシステムを動作させるための方法は、とりわけ、これに関連して循環モードと呼ばれるものを提供する。すなわち、パーテルノステル(paternoster)の場合と同様に、エレベータかごは、一方のシャフトでは上方に、他方のシャフトでは下方に移動される。しかしながら、循環動作中に動作される現代のマルチカーシステムでは、特に比較的多数の人を所望のフロアにより迅速に運ぶことができるように、そして、ユーザの待ち時間を短くするために、エレベータかごは互いに別々に移動されるべきであり、エレベータかごを適切に移動させるという問題が生じる。
したがって、循環動作中に動作されるマルチカーシステムにおいて、渋滞が発生する可能性がある。これは、複数のかごが同じシャフト内を移動し、その結果、互いに通過して移動することができないからである。エレベータかごは停止地点で異なる時間停止する必要があり、その時間は、特に、各停止地点で乗り降りする人数によって制限され、したがって、エレベータかごは適切な対策なしで異なる停止時間を有し、後続のエレベータかごは、前方を走行するエレベータかごに衝突する可能性がある。この場合、そのような渋滞は、一般に、最もゆっくりと再び分散し、運ばれる人の待ち時間が長くなり、人が占有するかごの別の移送中に、遅延時間が生じる。このような状況において、比較的長い待ち時間及び遅延が、人にとって特に苛立つ不愉快なものとして経験され得る。
さらに、そのような渋滞は、バンチング効果(bunching effect)と呼ばれるものを増幅する。これは、前方を走行するエレベータかごが待っている乗客を完全に載せているからである。この直後に続くエレベータかごを待っている乗客は少なくなる。このエレベータかごの停止時間は結果的に短くなり、このかごは前方を走行するかごによってさらに「動きが取れなくなる」。
循環動作中に動作されるマルチカーシステムの別の問題は、特にエレベータかごがリニアモータで動作するマルチカーシステムにおけるエネルギーピークの発生である。これらの前述のマルチカーシステムはケーブルやカウンタウエイトを有していないので、上方に移動されるべきエレベータかごを加速させるために、リニアモータによってすべてのエネルギーを導入しなければならない。例えば、複数のエレベータかごを同時に上方に移動させ、他のエレベータかごを下方に移動させる必要がなければ、マルチカーシステムに供給する電力システムからの非常に多くのエネルギー需要及び非常に高い電力消費が必要とされる。
このような背景の下で、本発明の目的は、エレベータが第1のシャフトにおいて上方に移動し、第2の領域において下方に移動するように、シャフトシステムと、循環動作中にフロア間で互いに別々に移動される複数のエレベータかごとを有するエレベータシステムを動作させる方法を改善することである。この方法は、特に、渋滞の発生が可能な限り回避されるという効果を向上させることを意図している。エレベータシステムを使用する人の待ち時間もできるだけ短くすることが好適である。さらに、動作に関して改善されたエレベータシステムが利用可能にされるべきである。
目的を達成するために、独立請求項によるエレベータシステム動作させる方法及びエレベータシステムが提案される。好適な発展形態及び改良形態が、従属請求項及び明細書において提案される。
提案された解決策は、シャフトシステムと、複数のエレベータかごとを備えるエレベータシステムを動作させる方法を提供する。エレベータかごは、ここでは循環動作中にフロア間で互いに別々に移動される。互いに別々に移動されることは、特に、エレベータかごを異なる速度で同時に移動させることができることを意味するが、特に、一部のエレベータかごが移動されず、他のエレベータかごが移動される場合もあり得る。エレベータかごは、エレベータかごが第1のシャフト内で上方に移動され、第2のシャフト内で下方に移動されるように循環動作中に移動される。また、第1のシャフト及び第2のシャフトを、これに関連してそれぞれシャフトの領域とすることができる。特に、1つの改良変形例として、エレベータかごが複数のシャフト内で上方に移動され、複数の他のシャフト内で下方に移動されるようになっている。本発明によれば、エレベータかごの移動の同期が、エレベータかごによってそれぞれ適合され得る規定のシャフト位置に対して実行されるようになっており、規定のシャフト位置の数は、少なくともエレベータかごの台数に対応する。この同期の結果、好適には最小距離、特に好適には最小時間間隔が、2つのエレベータかごの間で維持される。したがって、好適には、個々のエレベータかごの移動は、他のエレベータかごの全体を考慮に入れて、特定のシャフト位置に対して実行される。これに関連して、エレベータかごの同期の間、エレベータかごの移動に関連し、好適にはエレベータシステムを所定の又は予め定められる状態に変化させる少なくとも1つの動作が、ここではシャフト位置に対して好適に実行される。特に、可能な実施形態の変形例として、「リセット」と呼ばれるものと同様に、同期がエレベータかごを規定の位置に移動させるようになっている。その結果、好適には、エレベータかご間の最小時間間隔を確実に維持することが可能である。
エレベータかごは、必ずしもここで規定のシャフト位置で停止したり、位置付けされたりする必要はない。代わりに、シャフト位置において、エレベータかごは、減速段階又は加速段階又は停止段階のような、異なる動作段階にあることができる。
個々のエレベータかご又は比較的小さなグループのエレベータかご、特に3つ又は4つのエレベータかごを含むエレベータかごのグループを、好適には同期から除外することができる。このような好適な改良形態は、特に、「高層(High Rise)」フィールドと呼ばれるエレベータシステムについて、特に例えば呼び出し要求がないためにこれらの個々のエレベータかごが移動していないときに提供され、後続のエレベータかごからの距離は、エレベータかご間で維持されるべき安全距離を著しく超える。少なくとも1つの自由停止地点がエレベータかごと、このエレベータかごに続くエレベータかごとの間にある場合、安全距離を特に明らかに超える。
この方法の1つの好適な改良形態では、シャフト位置が一度で規定される。この一回限りの規定は、好ましくはエレベータかごの最初の移動の前に行われる。エレベータシステムが動作しなくなった場合、例えばエレベータシステムが夜間にスイッチオフされる場合、1つの改良変形例に従って、エレベータシステムが再び動作する前にシャフト位置が再び規定されるようになっている。シャフト位置の一回限りの規定は、制御ユニットが規定のシャフト位置に対するエレベータかごの移動の同期の実行を制御するエレベータシステムの制御ユニットをより簡単にすることができるという利点を有する。
一方、本発明による方法の別の好適な改良形態によれば、エレベータかごの移動の同期が行われるシャフト位置は、少なくとも1つの所定の事象が発生した後にそれぞれの場合に新たに規定される。その結果、移動を、好適には、エレベータシステムの変更された動作状態に動的に適合させることができる。特に、循環動作へのエレベータかごの供給及び/又は前記循環動作からのエレベータかごの解除は、このような所定の事象であるとされている。エレベータかごが供給される場合、これに関連して、例えばエレベータかごを循環から解除することができる格納シャフトを介して、エレベータシステムのシャフトシステム内で移動させるために追加のエレベータかごが導入されており、エレベータシステムの使用が少ないときはある程度駐車されている。そのような所定の事象は、所定の時間間隔の終了であることが好ましく、その結果、例えば10秒ごとに、同期が行われるシャフト位置が再度規定される。したがって、この改良形態によれば、シャフト位置を好適には時間依存的に規定することができる。別の所定の事象は、好適には、事前に検出された可能性のある動作中断及び/又はエレベータかごが停止地点で停止したときときの予測停止時間の超過である。
特に、本発明では、エレベータかごの移動の同期が、規定のシャフト位置でエレベータかごがそれぞれ同じ動作状態で動作するように実行される。エレベータかごの動作状態は、ここでは特に、エレベータかごの制動又はエレベータかごの加速又はエレベータかごの停止である。
本発明による方法の別の好適な改良形態によれば、エレベータかごがそれぞれ走行曲線に従って移動されるようになっている。エレベータかごの移動を同期させるために、それぞれの走行曲線は、ここでは特に、エレベータシステムの少なくとも1つの動作パラメータを考慮して、好ましくは少なくともそれぞれのシャフトのエレベータかごの位置を考慮して、好適に適合される。特に、各エレベータかごに対して、そのエレベータかごに適合した走行曲線が生成されるようになっている。エレベータかごの走行曲線は、好適には入力値に基づいて生成される。これらの入力値は、ここでは特に、エレベータかごの到達すべき速度、そのエレベータかごの加速又は減速、及び振動(jolt)と呼ばれるもの、すなわち、経時的な加速又は減速の変化を含む。特に、別の入力値として、振動の変化が提供される。それぞれのエレベータかごに対して異なる走行曲線及び/又はそれぞれのエレベータかごに対して実行されるそれらの走行曲線についての入力値の適合は、好適には、同期のため、及びエレベータかごの個々の停止時間、特に停止地点での個々の停止時間を許可にするために使用される。エレベータかごの同期のためのエレベータかごの走行曲線の適合は、エレベータかごの走行前及びエレベータかごの走行中にも行われることが好適である。しかしながら、特に、走行曲線の適応は、エレベータかごの走行前又はエレベータかごの走行中に行われるようなっている。
エレベータかごの走行曲線の適合はまた、特に、前方に位置する停止地点間の異なる垂直距離に基づいて行われる。これは、走行曲線の入力値が同じである場合、異なる垂直距離が異なる到着時間をもたらすからである。例えば同期した出発の場合に同期される到着時間を得るために、個々のエレベータかごの走行曲線の入力値は、好適には、次の停止時にエレベータかごの同時到着がもたらされるように互いに調整される。
本発明による方法の別の好適な改良形態では、エレベータシステムの停止地点がシャフト位置として規定される。この場合、エレベータシステムの通常の動作中、すなわちエレベータシステムの中断がないとき、エレベータかごは通常、特に乗客を苛立たせること避けるために、停止地点においてのみ停止するという事実を利用することが好適である。エレベータかごが停止地点から出発して次のエレベータかごがこの停止地点に到着するまでの時間は、できるだけエレベータシステムの使用要件に適合され、特に、高い乗客渋滞がある場合に長い待ち時間が回避されるので、同期が実行されるシャフト位置として停止地点を規定することが特に好適である。特にエレベータシステムの明示的に提供された動作のために、シャフトシステム内で停止地点よりも少ないエレベータかごが移動する場合、停止地点のサブセットが好適に決定され、このサブセットの停止地点のみがシャフト位置として規定される。この決定は、好適には状況に依存して、特に少なくとも1つの所定の事象の発生に応じて実行される。これに関連して、特に、エレベータかごの現在位置は、所定の事象として提供される。
好適には、本発明による方法では、それぞれの場合に、規定のシャフト位置の1つが、それぞれの場合にエレベータかごの1つに論理的に割り当てられる。したがって、特にエレベータかごの各々について、好適には、このエレベータかごの方法の同期が行われるシャフト位置の明確な規定が存在する。
別の好適な態様によれば、それぞれの場合に、エレベータかごの走行方向において次に到達されるように規定されるシャフト位置が、それぞれのエレベータかごに論理的に割り当てられるようになっている。1つの好適な改良形態によれば、このシャフト位置は、これに関連して、エレベータかごによって次に走行される停止地点である。この好適な改良形態によれば、エレベータかごが次に到達すべきそれぞれの規定のシャフト位置がそれぞれのエレベータかごに論理的に割り当てられるので、結果として、エレベータシステムの良好な予測可能性が好適に実現される。さらに、動作不良などの予期せぬ事象の発生に迅速に対応できることが好適である。
本発明による方法の別の好適な改良形態によれば、規定の時間間隔で、それぞれのシャフトにおけるエレベータかごの現在位置がシャフト位置として規定されるようになっている。この改良形態では、それぞれの場合に、1つのエレベータかごが、そのエレベータかごの前方を走行するエレベータかごの現在位置に論理的にリンクされていることが好適である。これに関連して、エレベータかごの移動の同期は、好ましくは、各エレベータかごに論理的にリンクされたシャフト位置に関してそれぞれの場合に行われる。その時間間隔は、好適には、運ばれる乗客のボリュームに適合させることができる。エレベータシステムで使用されるエレベータかごの数もまた、好適には、運ばれる乗客のボリュームに適合させることができる。これらの改良形態によって、現在の輸送量は、好適には、改善された方法で考慮され、改善された方法で輸送需要の増加に適合される。特に、5秒〜120秒の時間間隔が時間間隔として提供される。シャフトセクションごとの移動するエレベータかごの数が多いほど、選択される時間間隔が短くなることが好ましい。
本発明の別の好適な改良形態によれば、すべてのエレベータかごが同時に規定のシャフト位置に到達するように、エレベータかごの移動の同期が、規定のシャフト位置に対して実行される。特に、エレベータシステムの停止地点がシャフト位置として規定されるようになっている。エレベータかごの移動は、同期に関与し、シャフトシステムのシャフト内を移動するすべてのエレベータかごが同時に停止地点によって規定されるシャフト位置に到達するように同期されることが好適である。したがって、この改良形態では、同期に関与するすべてのエレベータかごが、シャフト位置を規定するそれぞれの停止地点に同時に移動することが好適である。このように、停止地点の到達に対して到着同期が行われる。これに関連して、エレベータかごが次の停止地点に同時に到着するように、入力値を適合させることによって、走行曲線が好適に変更される。特に、エレベータかごに対してそれぞれ長さが異なり得るエレベータかごのそれぞれの停止時間の後に、それらは個別に移動されるようなっている。つまり、それぞれの停止地点は、この改良形態において互いに独立して退出される。それぞれの規定のシャフト位置、特に規定のシャフト位置としての停止地点におけるエレベータかごに共通の到着時間は、好適には、走行曲線の適切な入力パラメータ又は動作パラメータを決定するために使用される。これに関連して、個々のエレベータかごの予想される停止時間及び/又は予想される残留停止時間が好適に考慮される。
これに加えて又はこれに代えて、本発明による方法の別の好適な改良形態では、エレベータかごの移動の同期は、同期に関与するすべてのエレベータかごが規定のシャフト位置を同時に離れるように、規定のシャフト位置に対して実行されるようになっている。これに関連して、エレベータシステムの停止地点は、好適には、同期が行われるシャフト位置として規定される。したがって、ある程度エレベータかごの出発同期は、それぞれの規定のシャフト位置の退出に対して、特に規定のシャフト位置としての停止地点の退出に対して実行される。好適には、他のエレベータかごの予測停止時間よりも著しく短いエレベータかごの予測停止時間の場合、このエレベータかごの次の規定のシャフト位置、特に次の停止地点での到着が、このエレベータかごの走行曲線を適合させることによって遅延される。これを、特にこのエレベータかごの停止地点への移動の間に、ただし特にエレベータかごの移動の前にも実施することができる。この手段及び短い停止時間によって達成され得る遅れた到着のために、このプロセスで追加の停止地点が生成されないという利点を伴って、エレベータかごの別の移動中にエレベータかごの同期した出発を実施することができることが好適である。
本発明による方法の1つの好適な発展形態では、エレベータかごの移動の同期が、それぞれの場合に、持続時間、すなわち時間間隔が事前に規定されるように規定のシャフト位置に対して実行され、それぞれのシャフトにおいて、エレベータかごは、この持続時間の終了後まで前方を走行しているエレベータかごのシャフト位置に到達しない。ここで、正確な持続時間は、好適には、エレベータかご間の最小時間間隔を表す。エレベータかごの走行曲線を相応に適合させることによって、特に、エレベータかごの停止後の出発前に及び/又はエレベータかごの移動中に走行曲線を適合させることによって、同期が好適に実行される。
停止地点が、同期が行われるシャフト位置として規定される場合、本発明による方法のこの発展形態では、特に、エレベータかごが停止地点に移動した後、後続のエレベータかごは、所定の時間間隔の終了後、最も早い時点でこの停止地点に移動する。特に、加えて、エレベータかごの移動の同期は、エレベータかごが所定の時間間隔の終了時に正確にそれぞれの規定のシャフト位置に到達するように行われるようなっている。
ここで、及び/又は本発明の別の改良形態では、エレベータかごがそれぞれ到達すべきシャフト位置が他のエレベータかごによって占有されないことを確実にする別の方法のステップが提供されることが好ましい。そのような方法のステップとして、特に、エレベータかごのドアが、恒久的に所定の時間間隔の後、又は好ましくは同期に適合された時間間隔の後、又は同期によって予め規定された時間間隔の後に閉じられるようなっている。これに関連して、改良変形例として、ドアが最初に通過幅の半分まで閉じるようなっている。これにより、好適には、他の人が進入するのを防ぎ、エレベータかごの別の移動をさらに遅延させない。
運ばれる人の苛立ちを軽減するために、行われるエレベータかごの移動及び/又はエレベータかごの同期は、運ばれる人や運ばれた人に音響的に示され、及び/又は視覚的に表示される。特に、この点では、エレベータかごのドアが閉じるまで、及び/又はエレベータかごが停止地点に移動するまで、及び/又はエレベータかごが停止地点を離れるまでの、時間及び/又はカウントダウンが表示されるようなっている。
このような表示装置は、好適には、エレベータかご内及び/又はエレベータかごの外側に、特に停止地点の入口領域又は出口領域におけるエレベータかごの外側に設けられる。さらに、エントリ情報は、好適には、フロアでユーザに利用可能にされる。このエントリ情報は、上記の時間だけでなく、信号処理装置、特に、エントリプロセスを規制する信号処理装置としての信号灯も含むことが好適である。
別の好適な改良形態に従って表示装置が設けられ、この表示装置は、何人の乗客がエレベータかごにさらに入ることができる、又はさらに入ることを許可されているかを示し、エレベータシステムのユーザのさらに改善された方向付けに好適に寄与する。特に、好適には、これにより運ばれる人が次のかごを待つ準備ができるようになる。エレベータかごに入ることができる人数に関する情報を提供する容量表示は、エレベータかごが到着しエレベータかごのドアが開く前に提供されることが好適である。しかしながら、この容量表示は、好適には、エントリプロセス中にも提供され、それに対応して更新される。
本発明による方法の別の好適な改良変形例又は発展形態として、エレベータかごの移動の同期が、規定のシャフト位置に対し、エレベータシステムの動作時間中、エレベータかごはそれぞれ所定の時間にそれぞれの規定のシャフト位置に到達するように実行される。この好適な同期の結果として、エレベータかごの移動は、タイムテーブルに従ってある程度好適に実行される。つまり、特定のエレベータかごが特定のシャフト位置に到達する時間を、例えばまる1日を通して規定することが可能である。1つ又は複数のエレベータかごによる比較的長い停止に適合させるために、ここでは、特に所定の時間が同期の範囲内で適合されるように、好ましくは所定の時間が特定の時間間隔によって適合されるようなっている。例えば、特定のシャフト位置に到達するための所定の時間があるエレベータかごについて10時12分30秒である場合、個々のエレベータかごの停止プロセスの遅延の場合、同期の範囲内でこの時間に30秒の時間間隔を適用することができ、結果として新しい時間は10時13分00秒になる。
本発明の別の好適な改良形態によれば、エレベータかごの移動の同期は、エレベータシステムの動作時間間隔中、エレベータかごがそれぞれ所定の時間にそれぞれの規定のシャフト位置を離れるように、規定のシャフト位置に対して実行される。この好適な同期のために、エレベータかごの移動はまた、好適には、ある程度タイムテーブルに従って実行され、特に、エレベータかごがそれぞれ規定のシャフト位置としての停止地点を離れる時間は、ここでは予め規定されている。つまり、特定のかごが特定のシャフト位置、特に特定の停止地点を離れる時間を、例えばまる1日を通して規定することが可能である。1つ又は複数のエレベータかごの比較的長い停止に適合させるために、ここでは、特に、好ましくは所定の時間が特定の時間間隔によって適合されるように、所定の時間が同期の範囲内で適合されるようになっている。例えば、特定のシャフト位置を離れるための所定の時間があるエレベータかごについて08時22分00秒である場合、個々のエレベータかごの停止プロセスの遅延の場合、同期の範囲内でこの時間に45秒の時間間隔を追加することができ、結果として新しい時間は8時22分45秒になる。
別の好適な改良形態では、エレベータかごの移動の同期が、それぞれの場合に持続時間がエレベータシステムの動作時間に対して予め規定されるように、規定のシャフト位置に対して実行され、それぞれのシャフトにおいて、エレベータかごは、この持続時間の終了後までそれぞれ前方を走行しているエレベータかごのシャフト位置に到達しない。ここで、正確な持続時間は、好適には、エレベータかご間の最小時間間隔を表す。輸送量の多い、特に午前中及び/又は昼間の動作時間帯では、最小時間間隔が最短であることが好適であり、その結果、エレベータかごの短い待ち時間がユーザに対して実施される。
動作パラメータは、好適には、エレベータかごの各々に関して取得される。各エレベータかごは、好ましくは、少なくともこのエレベータかごについて取得された動作パラメータを考慮して、及びこのエレベータかごの前方を走行するエレベータかごについて取得された動作パラメータを考慮して移動される。そのような動作パラメータは、エレベータかごについての、特に、現在位置及び/又は現在速度及び/又は現在加速度もしくは減速度及び/又は停止プロセスのための現在決定された待ち時間である。特に、同期中に、常に維持されるべき安全距離が、連続するエレベータかご間で考慮されるようになっており、その結果、エレベータシステムの動作中、エレベータかご間の安全距離はいつでもそれを下回ることはない。
本発明の特に好適な別の改良形態によれば、各かごが移動されない停止時間がエレベータかごの各々について予測され、これらの予測停止時間がそれぞれ動作パラメータの1つとして取得される。ここでは、特にエレベータかごの負荷を考慮して、エレベータかごの予想停止時間が予測される。この負荷は、好適には、エレベータかご内の人数についての結論を引き出すことを可能にする。特に、エレベータかごの停止時間の予測中に、エレベータかご内の人数がそれぞれ検出され、考慮されるようになっており、特に好ましくは、人によって行われる呼び出しエントリ、特に目的地の呼び出しエントリをさらに考慮する。これにより、好適には、停止地点でどれだけ多くの人が出入りするか、及びこの点において、停止地点での停止時間がどれくらい持続するかをさらに良好に推定することができる。停止地点で待機する乗客の数は、ここでは、目的地の呼び出し検出システムの手段によって、及び/又は特にカメラシステムなどの監視システムの手段によって推定されることが好適である。特に、加えて、停止時間の予測のために、一日の特定の時間帯、及びこれらの一日の特定の時間帯に通常関連する輸送流が考慮されるようなっている。これに関連して、好ましくは輸送流が学習され、この学習された輸送流もまた、停止時間の予測中に考慮される。特に、停止時間の予測の間に確率的方法が使用される。
個々のエレベータかごの静止時間は場合によっては大きく異なる可能性があるので、停止地点に対するかごの出発又は到着の同期が特に好適であり、その結果、別の手段なしに同期を維持することができるからである。
本発明の別の好適な改良形態では、エレベータシステムは、エレベータシステムのシャフト間でエレベータかごを移送するための少なくとも1つの移送装置を有し、少なくとも1つの移送装置は、前記移送装置によって移送されるエレベータかごのためのシャフト位置として規定される。このような移送装置を、エレベータかごを一方のシャフトから他方のシャフトに移送するために、シャフトの始端及び終端に設けることができる。シャフトの始端と終端との間に配置された移送装置は、エレベータかごの走行方向の変更のために、エレベータかごがシャフト全体を移動する必要がないという利点を有する。
2つのシャフトの間に移送装置を有する停止地点は、特に各シャフトにアクセスを有することができる。2つのシャフトの間を走行する距離がより短いために、及び移送システムの機械的設計に起因して、移送システムにおける水平移動のエレベータかご、及び/又は移送システムに移動するエレベータかごの同期プロセスにおいて特別な取り扱いシステムを提供することが好適である。特に、移送装置が遅れて「エレベータかごを移動させる」ことしかできない場合、エレベータかごの走行曲線への入力値の適合が提供される。エレベータかごの水平移動に関する移送システムの構造上の制限により、移送システムの水平移動は、垂直に移動されるエレベータかごの同期に適合されることが好適である。特に、ここでは、移送システムが、本発明による方法に関して規定のシャフト位置として「外向き」を考慮するようになっており、「内部」を考慮した場合にそのシャフト位置において2台以上のかごを配置することができる。別の改良変形例によれば、移送システムが主停止地点の下に、例えば主停止地点の下の停止地点に配置されている場合、又は複数のアクセス停止地点が設けられている場合、特に、その領域全体を、この特別な取り扱いシステムの主要なアクセスレベル部分の下に配置することもできる。
したがって、本発明の別の改良形態では、エレベータシステムのエレベータかごのサブセットが位置するシャフトシステムの少なくとも1つのサブ領域が、同期の実行から除外される。これは好適には、第2又は第3の停止地点ごとに同期を実行する可能性を提供する。したがって、これにより、これらの停止地点の間に、同期が実行されるサブ領域をもたらす。特に、シャフトシステムの他の部分とは独立した同期を、このサブ領域内で実行することができ、特に上述した又は後述する1つ又は複数の改良形態の後に同期させることができる。したがって、好適には、ある程度この少なくとも1つのサブ領域内で「内部」同期を実行することが可能である。
最初に述べた目的を達成するために、シャフトシステムと、シャフトシステム内を移動可能な複数のエレベータかごと、エレベータシステムを動作させるための、特にシャフトシステムにおけるエレベータかごの移動を制御するための制御装置を有するエレベータシステムが追加的に提案されており、制御装置は、特に上述した又は後述する1つ又は複数の改良形態に従って、エレベータシステムを、本発明による方法に従って動作させるように構成される。
特に、ここではエレベータシステムがシャトルシステムとなっている。このようなシャトルシステムは、特に、ユーザが他のエレベータシステム又はエスカレータなどの他の乗客コンベヤ装置に移動されるエレベータシステムである。このようなシャトルシステムでは、これに関連して、好ましくは、他の乗客コンベヤ装置にアクセスする特定の移送フロアのみに走行される。これは、隣接する停止地点間の距離が、特に、ここでは複数のフロアの合計になり得ることを意味する。
このような移送フロア間の距離が大きい場合、結果として、1つの移送フロアから次の移送フロアへの移動のために、例えば10秒以上の比較的長い走行時間が生じ、本発明の別の好適な改良形態によれば、エレベータシステムにおいて、エレベータかごが第1グループ及び第2グループに割り当てられるようになっている。これに関連して、好適には、第1グループのエレベータかごが移送停止地点に位置する一方で、第2グループのエレベータかごが移動されるようになっている。第1グループのエレベータかごが移送停止地点から加速される一方で、第2グループのエレベータかごは減速されることが好適である。
エレベータシステムがシャトルモードで同じフロアを出入りする2つの循環エレベータシステムが互いに隣接して動作している場合、好適には、エレベータシステムをさらに同期させて、一方のエレベータシステムのエレベータかごの静止時間の間、他方のエレベータシステムのエレベータかごが移動されるようになっている。これにより、好適には、循環するマルチカーシステム間のバンチング効果が防止される。
本発明のさらなる利点、特徴及び改良の詳細は、図面に示されている本発明の例示的な実施形態に関連してより詳細に説明される。
図1は、本発明によるエレベータシステムの例示的な実施形態の簡略化された概略図である。 図2は、本発明による方法の実行の例示的な実施形態の簡略化された概略図である。 図3は、本発明による方法の実行の別の例示的な実施形態の簡略化されたグラフ図である。 図4は、本発明による方法の実行の別の例示的な実施形態の簡略化されたグラフ図である。 図5は、本発明による方法の実行の別の例示的な実施形態の簡略化されたグラフ図である。
図1は、エレベータシステム1の例示的な実施形態を示している。エレベータシステム1は、この例示的な実施形態においてシャトルシステムと呼ばれるものであり、これにより、ユーザが、特に「高層ビル」と呼ばれるものにおいて、他の乗客コンベヤ装置、特に他のエレベータシステム及び/又はエスカレータに移動される。したがって、エレベータシステム1は、人が出入りすることができる比較的少数のフロア4しか有していない。
図1に例示されたエレベータシステム1は、第1のシャフト5及び第2のシャフト6を備えたシャフトシステム2を含む。これらのシャフト5,6は、構造的に分離されたシャフトである必要はない。特に、第1のシャフト5及び第2のシャフト6はそれぞれ、共通のシャフトの領域を形成することができる。本発明によるエレベータシステムの他の改良形態では、特に、1つの第1のシャフト5及び1つの第2のシャフト6よりも多いシャフトを設けることもできる。
図1に示すエレベータシステム1は、シャフトシステム2内を移動可能な複数のエレベータかご3をさらに備える。さらに、図1に示すエレベータシステム1は、そのそれぞれのシステムシャフト端部のそれぞれ及びシャフトシステム2の中央領域に、移送装置10を有する。エレベータかご3は、これらの移送装置10によって、第1のシャフト5と第2のシャフト6との間を切り替わることができる。特に、別の好適な改良変形例では、シャフトシステム2の端部(図1には図示せず)の間に複数の移送装置が設けられている。
さらに、図1に示すエレベータシステム1は、制御装置(図1に明示的に図示せず)を備える。この制御装置は、エレベータシステム1を動作させるように設計されている。特に、制御装置は、エレベータかご3の移動を制御するように設計されている。エレベータかご3の制御はここでは、エレベータかご3が循環動作中にフロア4の間で互いに別々に移動されるように行われ、エレベータかご3は、図1に矢印8で示されるように第1のシャフト5内でのみ上方に移動され、図1に矢印9で示されるように第2のシャフト6内でのみ下方に移動される。エレベータかご3は、移送装置10によって、ここでは、シャフトシステム2の上端で第1のシャフト5から第2のシャフト6に移動されるか、又はシャフトシステム2の下端で第2のシャフト6から第1のシャフト5に移動される。シャフトシステム2の中央領域にある別の移送装置10によって、シャフトシステム2を通る全循環運動を完了したエレベータかご3はなくても、シャフト5,6の間でのエレベータかご3の切り替えが可能となることが好適である。その結果、エレベータシステム1の制御装置は、好適には、人の一時的及び/又は局所的により高い移送要求に対してさらに改良された形で反応することができる。
図1に示されるエレベータシステム1の制御装置は、エレベータかご3がそれぞれ移動可能で、エレベータかご3の数に対応する少なくともいくつかのシャフト位置7を規定するようにさらに構成される。この例示的な実施形態では、フロア4における停止地点は、シャフト位置として規定される。次に、制御装置は、これらのシャフト位置7に対するエレベータかご3の移動、すなわちこの例示的な実施形態ではフロア4の停止地点に対するエレベータかご3の移動の同期を実行する。すなわち、エレベータかご3の上方及び/又は下方への別の移動は、規定のシャフト位置7に対して同期される。特に、エレベータシステム2が有する停止地点よりも、エレベータシステム2内で移動するエレベータかご3が多い場合、停止地点に加えてエレベータかご3の移動の同期が行われるように停止地点間に別のシャフト位置が規定されるようなっている。
このようなエレベータシステム2では、エレベータかご3の数を、図1に示すように、好適には需要の関数として適合させることができるので、エレベータシステム2の可動エレベータかご3の数がエレベータシステムの停止地点の数を超える場合、これは所定の事象として予め規定されることが好適である。この事象が発生すると、エレベータかご3の移動の同期が行われるシャフト位置が新たに規定されることが好適である。エレベータかご3がエレベータシステム2から解除され、その結果、エレベータシステムの停止地点の数が可動エレベータかご3の数に等しいか又はそれよりも多い場合、これは好適にはシャフト位置7の再規定をトリガする他の所定の事象を構成する。
シャフト位置の再規定をトリガする他のこのような所定の事象は、特に、増加した局所的な移送需要が生じる一日の特定の時間帯である。このような一日の特定の時間帯は、オフィスビル内で、特に仕事時間の開始時、すなわち、多数の人が地上階から及び/又は地下駐車場から高層階に運ばれることを望むとき、お昼や仕事時間の終了時、すなわち、多数の人が高層階から地上階又は地下駐車場に運ばれることを望むときである。これに関連して、エレベータかご3を、できるだけ短い時間間隔で利用できるようにすることが好適である。これに関連して、シャフト位置は、エレベータかご3の間に安全距離が維持され、エレベータかごの「エントリ停止地点」からの出発と、この「エントリ停止地点」への他のエレベータかごの移動と間に短い時間間隔が存在するように、「エントリ停止地点」から開始する所定の間隔で規定されることが好適である。特に、これに関連して、エレベータかごの「エントリ停止地点」からの出発と、他のエレベータかごのそれぞれのシャフト位置からの「他の移動」がそれぞれの次のシャフト位置と同時に起こるように、同期を実行することができる。
エレベータかごの移動を同期させるために、図1に示す例示的な実施形態では、制御装置は、各場合において、それぞれの場合にエレベータかご3の1つに規定のシャフト位置7の1つを論理的に割り当てる。これは好適には、それぞれのシャフト5,6内のエレベータかごのそれぞれの現在位置がシャフト位置として規定されるように実行される。すべてのエレベータかご3がフロア4上の停止地点で停止する場合、例えば各エレベータかご3が位置する停止地点は、このエレベータかご3に割り当てられたシャフト位置7である。別の方法のシーケンスでは、次に、各エレベータかご3には、好適には、このエレベータかご3の前方に移動しているエレベータかご3がまだ位置しているシャフト位置が割り当てられ、その結果、この新たに規定されたシャフト位置に関して、このエレベータかごについて考慮すると、次の同期が生じる。したがって、いつでもエレベータかごのシャフト位置が論理的に割り当てられ、特に、同期プロセスの後に、特に、「後方を移動している」別のエレベータかごが次にシャフト位置に割り当てられるように、新たに割当が生じることが好適である。
図1に示すエレベータシステム1の好適な改良変形例として、エレベータシステム1を動作させる方法の発明の改良形態によれば、移送装置10は、それぞれ、エレベータシステムの動作中に、移送装置10によって移送されるエレベータかご3のためのシャフト位置7として規定される。次いで、少なくとも1つのエレベータかごに対して、同期がこの移送装置10に対して実行される。
別の改良変形例によれば、エレベータシステム1は、エレベータかご3のサブセット、すなわちエレベータシステム1のすべてではないエレベータかご3が位置するシャフトシステム2のサブ領域が同期の実行から除外されるように、動作されるようになっている。エレベータシステム1の制御装置は、好適には、エレベータシステム1の対応する制御を実行するように設計されている。例えば、この改良変形例では、移送装置10を、同期の実行から除外されるシャフトシステムのサブ領域のように設計することができる。しかしながら、特に、シャフトシステムのサブ領域を、呼び出し要求に応じて同期の実行から除外することもできる。例えば、建物の低層部では多数の呼び出し要求があるが、建物の高層部では呼び出し要求が少ない場合、その結果、エレベータかご間の安全距離を大きく上回る離れた距離を有して、少数のエレベータかご3のみが建物の高層部で移動されるので、建物の高層部は好適には同期から除外される。次いで、シャフトシステム2の他の部分とは独立した同期が、建物のこの高層部、すなわち建物のこの高層部に割り当てられたシャフトシステム2のサブ領域に対して実行されることが好適である。
移送装置10を用いてエレベータシステムを動作させるための本発明による方法の例示的な実施形態が、図2に関してより詳細に説明される。ここでは、エレベータかご3の移動をより良く説明するために、実際には垂直に走るシャフト5,6が水平に示されており、それぞれ同じエレベータシステムが経時的に示されている。すなわち、図2の移送装置10の左側にそれぞれ示されているシャフト5は、実際には、エレベータかご3が上方に移動されるシャフトであり、これは矢印8で示されている。図2の移送装置10の右側にそれぞれ示されているシャフト6は、実際には、エレベータかご3が下方に移動されるシャフトであり、これは矢印9で示されている。エレベータかご3のためのエレベータシステムの停止地点が位置するフロア4は、垂直のダッシュで示されている。個々のエレベータかごを区別するために、参照符号「3」にさらに数字が追加され、図2ではエレベータかご30,31,32,33及び34が示されている。
エレベータかご30,31,32,33及び34は、互いに別々に移動され、すなわち、特に、循環動作中のエレベータシステムのフロア4の間で互いに連結されておらず、エレベータかご3が第1のシャフト5内で上方に移動し、第2のシャフト6内で下方に移動するようにする。これに関連して、フロア4内のエレベータかご30,31,32,33及び34によって移動可能な停止地点は、シャフト位置7として規定される。次に、エレベータかご30,31,32,33及び34の移動の同期が、規定のシャフト位置7であるこれらの停止地点に対して実行される。
図2に関連して説明した例示的な実施形態では、エレベータかご30,31,32,33及び34の移動の同期が、規定のシャフト位置7に対して、すなわち停止地点に対して実行されるようになっており、すべてのエレベータかご、すなわち、同期に関与するすべてのエレベータかごが同時に停止地点から離れるようにする。この点で、この同期を出発同期と呼ぶことができる。特に、エレベータかご30,31,32,33及び34はそれぞれ、ここでは走行曲線に従って移動されるようになっており、エレベータかご30,31,32,33及び34の移動を同期させるために、各走行曲線は、各シャフト5,6におけるエレベータかご30,31,32,33及び34の位置を考慮して適合される。ここでは、移送装置10と移送装置10に位置するエレベータかごとの同期が除外される。
これに関連して、動作パラメータは、好適には、エレベータかご30,31,32,33及び34の各々に関して検出され、同期に関与するエレベータかご30,31,32,33及び34の各々は、それぞれのエレベータかごについて検出された動作パラメータを少なくとも考慮に入れて、及びこのエレベータかごの前方を走行するエレベータかごについて検出された動作パラメータを考慮に入れて、移動する。これに関連して、特に、各エレベータかごの現在の位置、速度、加速度、及びそれぞれの停止地点におけるそれぞれの待ち時間が動作パラメータとして検出される。待ち時間、すなわちそれぞれのエレベータかごが移動していない間の各エレベータかごの停止時間は、エレベータかごの各々について予測され、動作パラメータの1つとして検出される。他のエレベータかごと比較して短いエレベータかごの次の停止のための待ち時間が予測された場合、そのエレベータかごの走行曲線の入力値を適合させることによってエレベータかごの到着を遅らせることができる。これは、エレベータかごが停止地点に走行している間だけでなく、停止地点での走行動作の出発前にも起こり得る。他のエレベータかごと比較して比較的遅い到着及び比較的短い停止時間の結果として、追加の待ち時間なしに次の走行動作の同期した出発が起こる。
図2は、「ステップ2」で例として、エレベータかご31及びエレベータかご34がそれぞれ、規定のシャフト位置7として1つのフロア4の停止地点にどのように停止するかを示している。停止地点からの退出との同期が行われるので、「ステップ3」に示すように、エレベータかご31とエレベータかご34はそれぞれの停止地点から同時に離れる。移送装置10内に位置するエレベータかご32,33は、ここでは同期から除外される。「ステップ4」では、エレベータかご30が規定のシャフト位置7のような停止地点にどのように移動するかが示されており、このシャフト位置7はこのエレベータかご30に論理的にリンクされている。エレベータかご31は、移送装置10内に移動し、その結果、移送装置10は、移送装置10内にまだ位置しているエレベータかご32と同様に、最初は、さらなる同期から除外される。一方、エレベータかご33は、移送装置10を出て規定のシャフト位置7のような停止地点に移動する。このエレベータかご33は、このシャフト位置に論理的にリンクされている。エレベータかご34は、他の停止地点(図2には図示せず)に移動される。この例示的な実施形態では、エレベータかご30,33及び34は、次の停止地点に同時に移動する必要はない。あるエレベータかご、例えばエレベータかご30の停止地点での停止時間がエレベータかご33のような他のエレベータかごの場合と比べてそれほど長くないと予測された場合には、好適には、運ばれる人が混乱するほどに長い時間を停止させないために、エレベータかご30の走行動作を遅らせ、結果としてエレベータかご33より後に割り当てられた停止地点に移動するようになっている。「ステップ5」では、どのようにしてエレベータかご30とエレベータかご33の両方がそれぞれの停止地点に位置するのかが示されており、これらのエレベータかご30,33を停止地点から再び同時に退出させることができる。
本発明による方法による同期の3つの好適な改良変形例を、図3、図4及び図5を参照して以下により詳細に説明する。理解をより明確かつ容易にするために、図3及び図4において、これに関連して2つの連続したエレベータかごのみが考慮される。
ここでは、例えばエレベータかごの上方への移動、すなわち建物内の比較的大きな高さ(h)に到達することが、図3及び図4の時間(t)に対してプロットされて示されている。
図3に示す例示的な実施形態では、シャフト位置71,71’,72,72’,73及び73’は、ここでは本発明による規定のシャフト位置である。エレベータかごの移動の同期は、以下でより詳細に説明するように、ここで規定のシャフトの位置に対して実行され、エレベータかごがすべて同時に規定のシャフト位置を離れるようにする。この例示的な実施形態では、規定のシャフト位置71,71’,72,72’,73及び73’はそれぞれ停止地点である。ただし、規定のシャフト位置として停止地点以外の位置を決定することも基本的に可能である。
図3に示す例示的な実施形態では、両方のエレベータかごが、ここでは、最初は停止地点71又は71’に位置している。エレベータかごの移動の同期は、ここで、規定のシャフト位置71,71’,72,72’,73及び73’に対して実行され、エレベータかごが規定のシャフト位置71,71’,72,72’,73及び73’を同時に離れるようにする。つまり、人が出入りしていないためにエレベータかごの1つが既に離れることがあったとしても、このエレベータかごは、同期プロセスに関与するエレベータかごすべての出発の準備が整うまで、それぞれのシャフト位置に保持される。この結果、図3に示すように異なる長さのエレベータかごの停止時間121及び121’が生じる。すべてのエレベータかごの出発の準備ができている場合、図3に例として示されているように、エレベータかごは一緒に出発する。本方法の好適な改良点の1つとして、過度に長い停止時間を防止するために、かごへのドアが所定の最大時間間隔の後に強制的に閉じられるようなっている。この時間間隔の終了は、好適には、特にカウントダウン表示装置及び/又はヘッドライトタイプの信号装置によって、そこにいる人に通知される。
図3に示す例示的な実施形態では、それぞれの次のシャフト位置にエレベータかごが到着する前に、すなわちシャフト位置72又は72’に到着する前に、特に好ましくは、それぞれの停止地点71又は71’からのエレベータかごの出発前に、それぞれのシャフト位置72,72’における各エレベータかごの停止時間が既に予測されている。この目的のために、特に確率的方法が使用される。これに関連して、それぞれのエレベータかご内のそれぞれの現在の負荷及び/又は学習された輸送流及び/又はそれぞれの停止地点での待機人数が考慮されることが好適である。待機人数は、特に、受信された目的地の呼び出しの数及び/又はカメラシステムによって決定される。
エレベータかごの走行曲線111,111’,112,112’は、好適には不必要に長い停止時間が殆ど回避されるように、エレベータかごのそれぞれの予測停止時間の関数として適合される。これは、長い停止時間が乗客にとって混乱していると感じられるからである。図3に示す例示的な実施形態では、前方を走行するエレベータかごの予測停止時間122’は、後方を走行するエレベータかごの予測停止時間122よりも短いので、各走行曲線111’及び111は、後方を走行するエレベータかごがシャフト位置72に到達した後に前方を走行するエレベータかごがシャフトの位置72’に到達するように適合される。したがって、走行曲線111は、走行曲線111’よりも急な進行を有する。
シャフト位置73又は73’における次の停止に関しては、前方を走行するエレベータかごの予測停止時間123’は、後続のエレベータかごの予測停止時間123よりも長い。したがって、前方を走行するエレベータかごの走行曲線112’は、後続のエレベータかごがシャフト位置73に到達するよりも速くシャフト位置73’に到達するように適合される。したがって、走行曲線112は、走行曲線112’よりも平坦な進行を有する。図3に示す例示的な実施形態に示されているものとは対照的に、走行曲線は線形の進行を有する必要はない。特に、走行曲線を変更された動作パラメータに適合させることができるようなっている。このような適合は、特に、エレベータかごの移動中に他の目的地の呼び出しが検出され、1つ又は複数のエレベータかごの予想される停止時間が変化する場合に生じる可能性がある。エレベータかごのそれぞれが規定のシャフト位置71及び71’又は72及び72’又は73及び73’を同時に離れて、エレベータかごが互いに「走っている(running up)」ので、バンチング効果が好適に防止される。加えて、エレベータかご間の安全距離は、好適には改善された形で維持される。
図4に示す例示的な実施形態では、エレベータかごの移動は、規定のシャフト位置71,71’,72,72’,73及び73’に対して同期されて、同期に関与するエレベータかごが規定のシャフト位置に同時に到達するようにする。図3に関連して説明した例示的な実施形態のように、図4に関連して説明する例示的な実施形態では、停止地点はそれぞれ、規定のシャフト位置71,71’,72,72’,73及び73’として規定されるようなっている。この例示的な実施形態では、エレベータかごは、規定のシャフト位置にそれぞれ論理的にリンクされている。図4の例では、例えば前方を走行するエレベータかごは、まずシャフト位置71’に、次にシャフト位置72’に、その次にシャフト位置73’に論理的にリンクされる。これに対応して、後続のエレベータかごは、シャフト位置71に、次にシャフト位置72に、その次にシャフト位置73に論理的にリンクされる。すなわち、それぞれの場合において、エレベータかごの走行方向においてエレベータかごが次に到達する規定のシャフトの位置は、各エレベータかごに論理的に割り当てられる。次いで、エレベータかごの移動の同期は、各場合において、エレベータかごに論理的にリンクされたそれぞれのシャフト位置に対して実行される。
図3に関連して説明したように、好適には、エレベータかごの予想停止時間121,121’,122,122’,123及び123’が予測される。エレベータかごは、個々の走行曲線111,111’,112及び112’に従ってそれぞれ移動される。これに関連して、エレベータかごの移動を同期させるために、エレベータかごのそれぞれの走行曲線111,111’,112及び112’は、現在の動作パラメータを考慮に入れて、特に各シャフトにおけるエレベータかごの位置を考慮に入れて、適合される。
図4に例として示すように、シャフト位置71及び71’は、エレベータかごによって同時に到達される。各停止地点からの各エレベータかごの出発が可能になるとすぐに、特に人が出入りすることがなくなると、エレベータかごはそれぞれの停止地点を離れる。この結果、エレベータかごの異なる停止時間121,121’,122,122’,123及び123’が生じる。それにもかかわらず、エレベータかごが次の規定のシャフト位置として次の停止地点に同時に到達するように、エレベータかごの走行曲線111,111’,112及び112’が対応して適合される。例えば前方を走行するエレベータかごは、後方を走行するエレベータかごがシャフト位置71を離れるよりも後にシャフトの位置71’を離れるので、前方を走行するエレベータかごは、後続のエレベータかごよりも高速で移動することになる。したがって、走行曲線111’は、走行曲線111よりも急である。これに対応して、後方を走行するエレベータかごの走行曲線112は、このエレベータかごが前方を走行するエレベータかごよりもゆっくりと移動するように適合される。したがって、走行曲線112’は、走行曲線112よりも平坦である。
図4に関連して説明したエレベータシステムの動作中、エレベータかごの走行曲線は、特に、エレベータかごが次の停止地点に同時に到着するように、走行曲線の入力値を適合させることによって変更される。次いで、エレベータかごは、それぞれの規定のシャフト位置でのそれぞれの停止時間の後に、次の停止地点まで個別に走行動作を開始することができる。次の停止地点における共通の到着時間は、好適には、エレベータかごの他の走行のための走行曲線の適切な入力パラメータを決定するために使用される。これに関連して、好適には、個々のエレベータかごの予想される走行時間及び/又は予想される残留走行時間が考慮される。この到着同期の利点は、エレベータかごの走行曲線のみが適合されるので、受動的に待つ必要がないことである。
同期は、好適には、エレベータかご間の所定の安全間隔が維持されることを常に考慮する。これを行うために、各エレベータかごについて好適には動作パラメータが検出され、各エレベータかごは、少なくともこのエレベータかごについて検出された動作パラメータを考慮に入れて、及びこのエレベータかごの前方を走行するエレベータかごについて検出された動作パラメータを考慮に入れて、移動する。
図5は、時間(t)にシャフトシステムにおける異なる位置(h)にあるエレベータかご31,32,33,34,35,36及び37を例として示している。エレベータかご31,32,33,34,35,36及び37の移動のこの同期は、ここでは好適には、図5において連続したエレベータかごの間の「サイクル時間」と呼ばれる時間間隔が維持されるように実行される。エレベータかご31,32,33,34,35,36及び37の同期は、この例示的な実施形態では、規定のシャフト位置7に対して実行される。
図5に示す例示的な実施形態では、エレベータかご31,32,33,34,35,36及び37の移動の同期は、規定のシャフト位置7に対して実行され、エレベータシステムの午前中の動作のようなエレベータシステムの動作時間に、エレベータかご31,32,33,34,35,36及び37はそれぞれ所定の時間にそれぞれのシャフト位置7にあり、特に所定の時間に各規定のシャフト位置7に到達するか又はそこから離れるようにする。この結果、ある程度エレベータかご31,32,33,34,35,36及び37の個々のエレベータかごについてのタイムテーブルが得られる。このタイムテーブルは、ここでは、同期の範囲内で必要なときに適合されることが好適である。同期の範囲内でのタイムテーブルのそのような適合は、ここで、エレベータかご31,32,33,34,35,36及び37の走行曲線の適合後に位置付けられる。すなわち、走行曲線の適合だけでは、同期を実行するのに十分でない場合にのみ、タイムテーブルが適合されるのが好適である。
したがって、特に、図5の図は、個々のエレベータかごについてのタイムテーブルであると考えることもでき、参照番号31,32,33,34,35,36及び37は、この場合、シャフトシステム内の特定の位置hにおける個々のエレベータかごを異なる時間に示している。これに関連して、例えば、参照番号31は09時20分00秒のエレベータかごを示し、参照番号32は09時20分20秒のエレベータかごを示し、参照番号33は09時20分40秒のエレベータかごを示し、参照番号34は09時21分00秒のエレベータかごを示し、参照番号35は09時21分20秒のエレベータかごを示し、参照番号36は09時21分40秒のエレベータかごを示し、参照番号37は09時22分00秒のエレベータかごを示す。
エレベータかごの移動の同期は、ここで、規定のシャフト位置7に対して実行されるが、エレベータかごを停止させることによってエレベータかごの他の移動が遅れる。
図面に示され、関連して説明される例示的な実施形態は、本発明を説明する役割を果たし、本発明を限定するものではない。
1 エレベータシステム
2 シャフトシステム
3 エレベータかご
31 エレベータかご
32 エレベータかご
33 エレベータかご
34 エレベータかご
34 エレベータかご
36 エレベータかご
37 エレベータかご
4 フロア
5 第1のシャフト
6 第2のシャフト
7 シャフト位置
71 シャフト位置
71’ シャフト位置
72 シャフト位置
72’ シャフト位置
73 シャフト位置
73’ シャフト位置
8 上方への走行動作を示す矢印
9 下方への走行動作を示す矢印
10 移送装置
11 走行曲線
111 エレベータかごの走行曲線
111’ エレベータかごの走行曲線
112 エレベータかごの走行曲線
112’ エレベータかごの走行曲線
121 エレベータかごの停止時間
121’ エレベータかごの停止時間
122 エレベータかごの停止時間
122’ エレベータかごの停止時間
123 エレベータかごの停止時間
123’ エレベータかごの停止時間
h シャフトシステムにおける位置
t 時間

Claims (21)

  1. シャフトシステム(2)と、循環動作中に複数のフロア(4)の間で互いに別々に移動させられる複数のエレベータかご(3)と、を有するエレベータシステム(1)を、前記複数のエレベータかご(3)が第1のシャフト(5)において上方に移動させられかつ第2のシャフト(6)において下方に移動させられるように、動作させる方法であって、
    前記複数のエレベータかご(3)の移動の同期が、該複数のエレベータかご(3)によってそれぞれ適合され得る複数の規定のシャフト位置(7)に対して実行され、
    複数の規定のシャフト位置(7)の数が、少なくとも複数のエレベータかご(3)の数に対応することを特徴とする方法。
  2. 前記複数のシャフト位置(7)が、一度規定されるか、又は、少なくとも1つの所定の事象が発生した後にそれぞれの場合に新たに規定される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記複数のエレベータかご(3)の移動の同期が、前記複数の規定のシャフト位置(7)で前記複数のエレベータかご(3)が各々同一の動作状態で動作するように実行される、請求項1又は請求項2に記載の方法。
  4. 前記複数のエレベータかご(3)が、各々、走行曲線(11)に従って移動させられ、
    前記複数のエレベータかご(3)の移動を同期させるために、各走行曲線(11)は対応する前記シャフト内の前記複数のエレベータかご(3)の位置(h)を考慮して適合される、請求項1から請求項3のいずれかに記載の方法。
  5. 前記複数のエレベータシステム(3)の複数の停止地点が、前記複数のシャフト位置(7)として規定される、請求項1から請求項4のいずれかに記載の方法。
  6. 各場合において、前記複数の規定のシャフト位置(7)の1つが、いずれの場合にも前記複数のエレベータかご(3)の1つに論理的に割り当てられる、請求項1から請求項5のいずれかに記載の方法。
  7. 各場合において、1つのエレベータかご(3)の走行方向(8,9)で次に到達すべき前記規定のシャフト位置(7)が、対応する前記エレベータかご(3)に論理的に割り当てられる、請求項6に記載の方法。
  8. 規定の時間間隔で、各場合において、対応する前記シャフトにおける前記複数のエレベータかご(3)の現在位置(h)が前記複数のシャフト位置(7)として規定される、請求項1から請求項7のいずれかに記載の方法。
  9. 前記複数のエレベータかご(3)の移動の同期が、前記複数のエレベータかご(3)が同時に前記複数の規定のシャフト位置(7)に到達するように、前記複数の規定のシャフト位置(7)に対して実行される、請求項1から請求項8のいずれかに記載の方法。
  10. 前記複数のエレベータかご(3)の移動の同期が、前記複数のエレベータかご(3)が同時に前記複数の規定のシャフト位置(7)を離れるように、前記複数の規定のシャフト位置(7)に対して実行される、請求項1から請求項9のいずれかに記載の方法。
  11. 前記複数のエレベータかご(3)の移動の同期が、それぞれの場合に持続時間が予め規定されるように、前記複数の規定のシャフト位置(7)に対して実行され、
    対応する前記シャフトにおいて、前記複数のエレベータかごは、この持続時間の終了後までそれぞれ前方を走行している前記エレベータかごの前記シャフト位置(7)に到達しない、請求項1から請求項10のいずれかに記載の方法。
  12. 前記複数のエレベータかご(3)の移動の同期が、前記エレベータシステム(1)の動作時間中、前記複数のエレベータかご(3)が各々所定の時間に対応する前記規定のシャフト位置(7)に到達するように、前記複数の規定のシャフト位置(7)に対して実行される、請求項1から請求項11のいずれかに記載の方法。
  13. 前記複数のエレベータかご(3)の移動の同期が、前記エレベータシステム(1)の動作時間中、前記複数のエレベータかご(3)が各々所定の時間に対応する前記規定のシャフト位置を離れるように、前記複数の規定のシャフト位置(7)に対して実行される、請求項1から請求項12のいずれかに記載の方法。
  14. 前記複数のエレベータかご(3)の移動の同期が、それぞれの場合に持続時間が前記エレベータシステム(1)の動作時間に対して予め規定されるように、前記複数の規定のシャフト位置(7)に対して実行され、
    対応する前記シャフトにおいて、前記複数のエレベータかごは、この持続時間の終了後までそれぞれ前方を走行している前記エレベータかごの前記シャフト位置(7)に到達しない、請求項1から請求項13のいずれかに記載の方法。
  15. 前記複数のエレベータかご(3)の各々について動作パラメータが取得され、
    前記複数のエレベータかご(3)の各々は、少なくともこのエレベータかご(3)について取得された前記動作パラメータを考慮して、及び、このエレベータかご(3)の前方を走行する前記エレベータかご(3)について取得された前記動作パラメータを考慮して、移動させられる、請求項1から請求項14のいずれかに記載の方法。
  16. 対応する前記エレベータかご(3)が移動させられない停止時間が、前記複数のエレベータかご(3)の各々について予測され、前記動作パラメータの1つとして取得される、請求項15に記載の方法。
  17. 前記エレベータシステム(1)が、該エレベータシステム(1)の複数のシャフト(5,6)の間で複数のエレベータかご(3)を移送するための少なくとも1つの移送装置(10)を有し、
    前記少なくとも1つの移送装置(10)が、該移送装置(10)によって移送される1つのエレベータかご(3)のための1つのシャフト位置(7)として規定される、請求項1から請求項16のいずれかに記載の方法。
  18. 前記エレベータシステム(1)の前記エレベータかご(3)のサブセットが位置する前記シャフトシステム(2)のサブ領域が、前記同期の実行から除外される、請求項1から請求項17のいずれかに記載の方法。
  19. 前記シャフトシステム(2)の前記サブ領域内で、前記シャフトシステム(2)の他の部分とは独立した同期が、好ましくは、請求項1から請求項18のいずれかに記載の特徴に従って実行される、請求項18に記載の方法。
  20. エレベータシステム(1)であって、
    シャフトシステム(2)と、該シャフトシステム(2)において移動することが可能な複数のエレベータかご(3)と、当該エレベータシステム(1)を動作させるための、特に前記シャフトシステム(2)における前記複数のエレベータかご(3)の移動を制御するための制御装置と、を有し、
    該制御装置が、請求項1から請求項17のいずれかに記載の方法に従って当該エレベータシステム(1)を動作させるように構成されている、エレベータシステム(1)
  21. シャトルシステムである、請求項20に記載のエレベータシステム(1)。
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