JP2018512976A5 - - Google Patents
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Description
現在では、「プロバイオティック洗浄衛生システム」(PCHS)との商品名で知られているシステムの使用に対して、出願人によって用いられる、現在の表面の洗浄および浄化のための既知の製品が存在し、そこでは、特にバシラス属の、プロバイオティックバクテリア胞子が、洗浄、浄化および衛生化作用と共に、混合物に供給される。
バシラスバクテリアにより生成される胞子は、乾燥、熱および多くの化学物質に対する彼らの耐性のため、非常に長い期間生命維持に必要なことを維持することが可能であり、したがって、浄化分野におけるプロバイオティックの応用に理想的である。
特定の実施形態に従い、本発明の目的である洗浄、浄化および衛生化のための製品は、以下の特徴の1つ以上を、単独で、または組み合わせで、考慮して、備えている:
−非イオン性界面活性剤の濃度が、0.001〜30%に、好ましくは5〜15%にある;
−陽イオン界面活性剤の濃度が、0.001〜15%に、好ましくは0.001〜5%にある;
−両性界面活性剤の濃度が、0.001〜15%に、好ましくは0.001〜5%にある;
−プロバイオティックバクテリア胞子の濃度が、102〜109胞子/mlに、好ましくは106〜107胞子/mlにある;
−バクテリオファージ成分の濃度が、103〜109pfu/mlに、好ましくは106〜107pfu/mlにある;
−プロバイオティックバクテリアが、バシラス属である;
−プロバイオティックバクテリアが、枯草菌、バシラスメガテリウムおよびバシラスプミリス種である;
−バクテリオファージ成分が、カウドウイルス科ファミリー、および/またはミクロウイルス科ファミリー、および/またはレヴィウイルス科ファミリー、および/またはイノウイルス科ファミリー、および/またはテクティウイルス科ファミリー、および/またはコルチコウイルス科ファミリーの、バクテリオファージを備える;
−洗浄、浄化および衛生化のための製品が、表面および/または環境の処理に用いられる。
−非イオン性界面活性剤の濃度が、0.001〜30%に、好ましくは5〜15%にある;
−陽イオン界面活性剤の濃度が、0.001〜15%に、好ましくは0.001〜5%にある;
−両性界面活性剤の濃度が、0.001〜15%に、好ましくは0.001〜5%にある;
−プロバイオティックバクテリア胞子の濃度が、102〜109胞子/mlに、好ましくは106〜107胞子/mlにある;
−バクテリオファージ成分の濃度が、103〜109pfu/mlに、好ましくは106〜107pfu/mlにある;
−プロバイオティックバクテリアが、バシラス属である;
−プロバイオティックバクテリアが、枯草菌、バシラスメガテリウムおよびバシラスプミリス種である;
−バクテリオファージ成分が、カウドウイルス科ファミリー、および/またはミクロウイルス科ファミリー、および/またはレヴィウイルス科ファミリー、および/またはイノウイルス科ファミリー、および/またはテクティウイルス科ファミリー、および/またはコルチコウイルス科ファミリーの、バクテリオファージを備える;
−洗浄、浄化および衛生化のための製品が、表面および/または環境の処理に用いられる。
本発明の、洗浄、浄化および衛生化のために提案された製品は、以下を備える:
−非イオン性界面活性剤、陽イオン界面活性剤および両性界面活性剤の中から選択される界面活性剤を少なくとも含有する、浄化および/または衛生化作用を有する基礎液;
−このような基礎液に混合されるプロバイオティックバクテリア胞子;
−このような基礎液に混合され、かつ、所定の不要な細菌種に対する殺菌作用を有する、バクテリオファージ成分であって、このようなバクテリオファージ成分は、プロバイオティックバクテリア胞子と協力し、有害な微生物に対して複合および相乗作用を遂行することが可能である、該バクテリオファージ成分。
−非イオン性界面活性剤、陽イオン界面活性剤および両性界面活性剤の中から選択される界面活性剤を少なくとも含有する、浄化および/または衛生化作用を有する基礎液;
−このような基礎液に混合されるプロバイオティックバクテリア胞子;
−このような基礎液に混合され、かつ、所定の不要な細菌種に対する殺菌作用を有する、バクテリオファージ成分であって、このようなバクテリオファージ成分は、プロバイオティックバクテリア胞子と協力し、有害な微生物に対して複合および相乗作用を遂行することが可能である、該バクテリオファージ成分。
プロバイオティックバクテリアに関しては、限定実施例の方法としてではなく、バシラス属とすることが可能であり、例えば、枯草菌、バシラスメガテリウムおよびバシラスプミルス種とすることが可能である。
その他のプロバイオティックバクテリアを、闘うべき不要な細菌種に従って用いることが可能なことが、明らかである。
プロバイオティックバクテリア胞子とバクテリオファージ成分との複合使用に由来する協力効果を、プロバイオティックバクテリア胞子またはバクテリオファージ成分の一回使用と比較して、強調するための、実験室の実験試験を、遂行した。
第1試験(プロバイオティックバクテリア胞子の一回使用)
プロバイオティック胞子を有するPCHS界面活性剤の活性は、日常使用を約1ヵ月間延長することで、従来の界面活性剤に対して約90%以上、微生物数を減少することが可能であることが示された分野で、広く評価された。
プロバイオティック胞子を有するPCHS界面活性剤の活性は、日常使用を約1ヵ月間延長することで、従来の界面活性剤に対して約90%以上、微生物数を減少することが可能であることが示された分野で、広く評価された。
第3試験(プロバイオティックバクテリア胞子とバクテリオファージとの複合の使用)
以下の表では、示される特定微生物によって汚染される表面に対しての、プロバイオティックバクテリア胞子とバクテリオファージとの同時発現により得られる複合および共働の抗菌作用の影響を示す。
以下の表では、示される特定微生物によって汚染される表面に対しての、プロバイオティックバクテリア胞子とバクテリオファージとの同時発現により得られる複合および共働の抗菌作用の影響を示す。
表面は、微生物の既知量で汚染され(103CFU/24cm2)、次に、プロバイオティックバクテリア胞子を有する溶液の適用(103 胞子/ml)、および、特定バクテリオファージ(104pfu/ml)により、処理した。
表面を、既知量の黄色ブドウ球菌で汚染し(103CFU/24cm2)、次に、プロバイオティックバクテリア胞子(103 胞子/ml)のみ、特定バクテリオファージ(104pfu/ml)のみ、または、適応される濃度でのプロバイオティックおよびバクテリオファージの組み合わせを、含有した溶液の適用により、処理された。
これは、数時間でターゲットバクテリアを死滅させることが可能なバクテリオファージ成分により、ならびに、病原体の場所を迅速に理解することにより持続的に処理される対象に定着することが可能なプロバイオティックバクテリアにより、実施される複合および相乗作用が原因である。
これは、洗浄、浄化および衛生化処理の初期ステップでの効果を保証するものであり、従って、プロバイオティックバクテリアに対して、処理環境および対象で潜在的に病原となるバクテリアが存在する時間に、従来の製品より高速で、低下、安定、かつ、継続を判断させる。
Claims (7)
- 洗浄、浄化および衛生化のための製品であって:
非イオン性界面活性剤と、陽イオン性界面活性剤と、両性界面活性剤とから選択される界面活性剤を少なくとも含有する、洗浄、浄化および衛生化作用を備える基礎液と;
この基礎液に混合されるプロバイオティックバクテリア胞子と;
を備え、
この基礎液に混合され、汚染表面で生じた所定の不要な細菌種に対しての殺菌作用を有する、バクテリオファージ成分、をさらに備え、前記バクテリオファージ成分は、バクテリオファージ成分が、カウドウイルス科ファミリー、および/またはミクロウイルス科ファミリー、および/またはレヴィウイルス科ファミリー、および/またはイノウイルス科ファミリー、および/またはテクティウイルス科ファミリー、および/またはコルチコウイルス科ファミリーの、バクテリオファージを備え、プロバイオティックバクテリア胞子と協同して、有害な微生物に対して複合および相乗作用を実施することが可能なことを特徴とする、洗浄、浄化および衛生化のための製品。 - 非イオン性界面活性剤の濃度が、0.001〜30%であり、陽イオン性界面活性剤の濃度が、0.001〜15%であり、両性界面活性剤の濃度が、0.001〜15%の間であることを特徴とする、請求項1に記載の製品。
- 基礎液に混合されるプロバイオティックバクテリア胞子の濃度が、102〜109胞子/mlであることを特徴とする、請求項1または2に記載の製品。
- 基礎液に混合されるバクテリオファージ成分の濃度が、103〜109pfu/mlであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の製品。
- プロバイオティックバクテリアが、バシラス属であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の製品。
- プロバイオティックバクテリアが、枯草菌、バシラス−メガテリウムおよびバシラスプミリス種であることを特徴とする、請求項5に記載の製品。
- 表面の処理のための、請求項1〜6のいずれか1項に記載の洗浄、浄化および衛生化のための製品の使用。
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