JP2018508770A - 原子炉モジュール支持構造物 - Google Patents

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Abstract

原子炉建屋内に収容された1つ以上の原子炉モジュール(10)における地震力を減衰させるための支持構造物(100)は、原子炉建屋の床に支持構造物(100)を固定するように構成され得る取り付け構造物を含む。受容領域(510)は、原子炉モジュール(10)の下部を受容するサイズに形成されてもよく、支持構造物(100)は、受容領域内で原子炉モジュール(10)の下部を少なくとも部分的に囲むように構成されてもよい。支持構造物(100)は、支持構造物(100)の上面の近くに配置される保持システムをさらに含んでもよい。保持システムは、地震発生中に原子炉モジュール(10)と接触するように構成されてもよく、原子炉モジュール(10)の上部は、支持構造物(100)に接触することなく保持システムの上方に延在してもよい。【選択図】 図1

Description

(政府の権利)
本発明は、米国エネルギー省によって与えられた契約番号DE−NE0000633による政府支援によってなされた。米国政府は、本発明に一定の権利を有する。
本開示は、一般に、原子炉システムにおいて原子炉モジュールを支持する、および/または動的力を減衰させるためのシステム、装置、構造物、および方法に関する。
震動絶縁は、垂直方向および水平方向の地面入力運動または加速度に対する構成要素または構造物の応答を制御または低減するために利用され得る。震動絶縁は、下部構造物の駆動運動から構成要素/構造物の運動を切り離すことによってこれを達成し得る。場合により、建築金物(例えば、ばね)が、下部構造物と上部構造物との間に配置されることもある。このような建築金物の使用は、構成要素または構造物の振動の基本周期を増加させて、構造物内の加速度および力を低下させることにより、構造物の動的応答を最小限に抑え得る。スペクトル応答振幅(例えば、振れ、力など)をさらに低減するために、ピーク振幅を管理可能なレベルに効果的に低減する他のメカニズムが採用される場合もある。
原子炉と二次冷却システムまたは発電設備内の他のシステムとの間には、配管および他の接続部が設けられ得る。地震または他の震動活動の発生中、接続部に大きな応力を発生させ得るかなりの力または振動が、接続部に、または接続部によって伝えられ得る。熱膨張による力も、接続部に応力を発生させる。これらの接続部の完全性の維持は、様々なシステムからの放射性物質または他の物質の不測な放出を防ぐことに役立ち、保守、または接続部の1つ以上が機能不全を起こした場合に生じ得る損傷を減少させる。
地震発生中、動的力および/または地震力は、地面、支持面、または周囲の原子炉建屋から原子炉モジュールに伝達され得る。原子炉モジュールに伝えられる地震力は、地震力が原子炉モジュールに到達する際に伝わる介在する構造物および/またはシステムの数および/または長さに応じて振幅および/または周波数の累積的な増大および/または増幅を受け得る。地震力が一定以上大きくなると、炉心および/または燃料要素が損害を受け得る。
本発明は、これらのおよび他の問題に対処する。
原子炉モジュール用の例示的な支持構造物の上面斜視図を示す。 図1の例示的な支持構造物の上面図を示す。 複数の原子炉ベイを備える例示的な原子炉建屋を示す。 図3の原子炉建屋内に収容された多数の原子炉モジュールを示す。 1つ以上の原子炉モジュール用の例示的な支持構造物を示す。 図5の例示的な支持構造物内に収容された複数の原子炉モジュールを示す。 1つ以上の原子炉モジュール用の例示的な支持システムを示す。 個別の原子炉モジュール用の例示的な支持構造物の拡大図を示す。 環状バンパーを備える例示的な支持構造物を示す。 格納容器フランジを支持する図8Bの例示的な支持構造物を示す。 互いに離間された複数の止め具を備える例示的な支持構造物を示す。 格納容器フランジを支持する図8Dの例示的な支持構造物を示す。 フランジを有する例示的な格納容器を示す。 支持構造物に組み付けられた図8Fの例示的な格納容器を示す。 1つ以上の原子炉モジュール用のさらに別の例示的な支持構造物を示す。 1つ以上の原子炉モジュール用のさらなる例示的な支持構造物を示す。 複数の原子炉モジュールおよび第1の構成の例示的な支持構造物を示す。 複数の原子炉モジュールおよび第2の構成の例示的な支持構造物を示す。 代替構成で構成された原子炉モジュールと共に例示的な支持システムを示す。 少なくとも部分的に地面の下に配置された例示的な支持構造物を示す。 1つ以上の原子炉モジュールを支持するための例示的なプロセスを示す。
図1は、原子炉モジュール10用の例示的な支持構造物100の上面斜視図を示す。原子炉モジュール10は、格納容器内に収容された加圧原子炉容器を備えてもよい。原子炉容器および格納容器の両方は鋼から作られてもよい。一部の例では、原子炉モジュール10の外面は、主として格納容器を備えてもよく、原子炉容器は、周囲の格納容器内に配置されて、外の視点から隠されてもよい。原子炉容器および格納容器の一方または両方は、実質的にカプセル形状の内面および/または外面を備えてもよい。
原子炉モジュール10は、原子炉モジュール10を少なくとも部分的に囲む3つ以上の壁を備える原子炉ベイ20内に配置されたものとして示されている。原子炉モジュール10は、1つ以上の蒸気発生器接続部40またはアクセスポートおよび格納容器フランジ60を備えてもよい。蒸気発生器接続部40は、蒸気発生器システムの1つ以上の上部接続部または蒸気出口部を備えてもよい。一部の例では、蒸気発生器システムの1つ以上の下部接続部または冷却材入口部は、蒸気発生器接続部40と格納容器フランジ60との中間に配置されてもよい。
格納容器フランジ60は、下部格納ヘッドを原子炉モジュール10の本体に組み付けることに関連するフランジ付き構造物または溶接部を備えてもよい。フランジ60の下方に位置する、原子炉モジュール10の下部格納ヘッドまたは下部の長さは、原子炉モジュール10の全高の約3分の1であってもよい。同様に、フランジ60の上方に位置する、原子炉モジュール10の上部の長さは、原子炉モジュール10の全高の約3分の2であってもよい。
原子炉モジュール10の上部は、原子炉モジュール10の本体に溶接された上部格納ヘッドを備えてもよい。一部の例では、下部格納ヘッドを原子炉モジュール10の本体に組み付けるために使用されるフランジ60に加えてまたはこれの代わりに、フランジ60と同様のフランジが、上部格納ヘッドを原子炉モジュール10の本体に組み付けるために使用されてもよい。さらに、原子炉モジュール10の下部格納ヘッドは、原子炉モジュール10の重量の一部または実質的にすべてを支持するように構成されたベース構造物によって原子炉ベイ20の床上に支持されてもよい。
支持構造物100は、原子炉ベイ20の1つ以上の壁から原子炉モジュール10へ延在する1つ以上の支持部材を備えてもよい。支持部材は、おおよそ蒸気発生器接続部40の高さに配置されてもよい。1つ以上の蒸気発生器接続部40および/または支持構造物100の支持部材は、格納容器フランジ60の上方に配置されてもよい。一部の例では、支持部材は、蒸気発生器接続部40と格納容器フランジ60との中間の高さに配置されてもよい。
図2は、図1の例示的な支持構造物100の上面図を示す。原子炉モジュール10は、キー、ラグ、ボス、スタブ、他の種類の突出特徴、またはこれらの任意の組み合わせとして構成された1つ以上の半径方向延在部230を備えてもよい。半径方向延在部230は、地震力または動的力の状態の最中に支持構造物100の少なくとも一部に接触するように構成された1つ以上の対応面を備えてもよい。例えば、半径方向延在部230は、支持構造物100の2つ以上の部材(第1の支持部材210および第2の支持部材220など)の間に嵌合するように構成されてもよい。
第1の支持部材210および/または第2の支持部材220は、原子炉モジュール10の、その長手方向軸線周りの周方向回転を阻止、抑止、または制限するように構成されてもよい。さらに、第1の支持部材210および/または第2の支持部材220は、原子炉ベイ20の1つ以上の壁への原子炉モジュール10の半径方向移動を阻止、抑止、または制限するように構成されてもよい。一部の例では、支持構造物100は、原子炉モジュール10または原子炉モジュール10に関連する構成要素(燃料集合体、制御棒駆動機構、配管など)が受ける力、加速度、または振動の量を低減するように構成された1つ以上のダンピング装置または減衰装置を備えてもよい。
原子炉モジュール10は、少なくとも部分的に液体に浸漬されてもよい。例えば、原子炉ベイ20は、水のプールを収容するように構成されてもよい。水のプールは、原子炉モジュール10用の最高のヒートシンクとして機能し得る。地震発生中、広範囲の周波数スペクトルにおける複数の共振周波数が、支持構造物100を介して原子炉モジュール10に伝達され得る。
図3は、複数の原子炉ベイ(第1の原子炉ベイ310および第2の原子炉ベイ320など)を備える例示的な原子炉建屋300を示す。一部の例では、原子炉建屋300は、6〜12の原子炉ベイを備えてもよい。原子炉建屋300は、原子炉ベイ内に収容された1つ以上の原子炉モジュールを少なくとも部分的に囲む水のプールを収容するように構成された共用原子炉プール375を備えてもよい。さらに、原子炉プール375は、原子炉建屋300内に配置された使用済燃料貯蔵領域330に及んでもよい。
原子炉プール375の底部は、原子炉建屋床350によって画成されてもよい。原子炉建屋床350は、地面の上または中に配置された鉄骨鉄筋コンクリートを備えてもよい。一部の例では、原子炉建屋300の上面360は、原子炉プール375の一部または全部が地面の下に配置され得るように、おおよそ地面の高さに配置されてもよい。同様に、原子炉建屋床350は、地下構造物として構成されてもよく、30フィート以上程度だけ地面の下に配置されてもよい。
原子炉建屋300は、原子炉ベイ内に収容された原子炉モジュールを持ち上げるおよび/または移動させるように構成されたクレーンまたは他の巻上装置を備えてもよい。例えば、クレーンは、オフラインの原子炉モジュールを第1の原子炉ベイ310から燃料交換ステーションに移動させるように構成されてもよい。一部の例では、燃料交換ステーションもまた、原子炉モジュールが燃料交換手続きの全体にわたって水のプールに少なくとも部分的に浸漬され続けるように、原子炉プール375内に配置されてもよい。
図4は、第1の原子炉ベイ310内に収容された第1の原子炉モジュール450および第2の原子炉ベイ320内に収容された第2の原子炉モジュール460を含む、図3の原子炉建屋300内に収容された多数の原子炉モジュールを示す。第1の原子炉ベイ310は、外壁315および中間壁325を備えてもよい。中間壁325は、第2の原子炉ベイ320から第1の原子炉ベイ310を分離してもよい。一部の例では、中間壁325は、第1の原子炉ベイ310および第2の原子炉ベイ320の両方の一部を形成してもよい。
第1の耐荷重支持体410は、外壁315に関連付けられてもよく、第2の耐荷重支持体420は、中間壁325に関連付けられてもよい。第1の原子炉モジュール450は、第1の耐荷重支持体410と第2の耐荷重支持体420との間に配置されてもよい。第1の耐荷重支持体410および/または第2の耐荷重支持体420は、支持構造物100の支持部材(図2)と同様に構成されてもよい。他の例では、第1の耐荷重支持体410および第2の耐荷重支持体420は、第1の原子炉モジュール450を部分的に囲むように構成され得る部分支持リングまたは「cリング」の端部を備えてもよい。第1の耐荷重支持体410および第2の耐荷重支持体420の一方または両方は、第1の原子炉モジュール450を第1の原子炉ベイ310から取り出すか、または第1の原子炉ベイ310に設置することができるように格納、回転、あるいは移動されるよう構成されてもよい。
一部の例では、第1の耐荷重支持体410は、外壁315および第1の原子炉モジュール450の一方または両方に動作可能に結合されてもよい。同様に、第2の耐荷重支持体420は、中間壁325および第1の原子炉モジュール450の一方または両方に動作可能に結合されてもよい。第1の耐荷重支持体410および第2の耐荷重支持体420の一方または両方は、第1の原子炉モジュール450の半径方向移動および/または周方向回転を阻止、抑止、または制限するように構成されてもよい。
第1の原子炉モジュール450は、ベース構造物470によって原子炉建屋床350上に支持されるように構成されてもよい。ベース構造物470は、第1の原子炉モジュール450の重量を垂直方向に支持するスカートまたは実質的に円筒形の構造物として構成されてもよい。一部の例では、ベース構造物470は、第1の原子炉モジュール450の半径方向移動および/または周方向回転を阻止、抑止、または制限するようにさらに構成されてもよい。さらに、ベース構造物470は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、2014年10月30日に提出された、原子炉用の地震減衰システムと題する米国特許出願公開第14/528,123号明細書に開示されているような例示的なベース構造物および/またはベーススカートの1つ以上と同様に構成されてもよい。
第1の耐荷重支持体410および/または第2の耐荷重支持体420は、第1の原子炉モジュール450に関連する1つ以上の蒸気発生器接続部440またはアクセスポートより下の高さに配置されてもよい。一部の例では、第1の耐荷重支持体410および/または第2の耐荷重支持体420は第1の原子炉モジュール450の格納容器フランジのおおよその高さに一致する支持高さ455におおよそ配置されてもよい。支持高さ455は、第1の原子炉モジュール450の全高の約4分の1から2分の1の位置に配置されてもよい。一部の例では、支持高さ455は、第1の原子炉モジュール450の全高の約3分の1であってもよい。
原子炉モジュールの例示的な格納容器フランジ60は、図1に示されている。格納容器フランジは、原子炉モジュールの追加の補強なしに、第1の耐荷重支持体410および/または第2の耐荷重支持体420によって伝達される水平方向荷重を容易に伝え得るように非常に強固に設計されてもよい。フランジの上方に位置する、第1の原子炉モジュール450の上部は、原子炉建屋および/または原子炉ベイの外壁315または中間壁325のいずれとも接触することなく、第1の耐荷重支持体410および/または第2の耐荷重支持体420の上方に延在してもよい。
一部の例では、原子炉建屋または関連する原子炉ベイが受ける実質的にすべての地震力および/または動的力は、第1の耐荷重支持体410、第2の耐荷重支持体420、およびベース構造物470、またはこれらの任意の組み合わせを介して第1の原子炉モジュール450に伝達されてもよい。第1の耐荷重支持体410および第2の耐荷重支持体420を格納容器フランジの位置またはその近くに配置することによって、第1の原子炉モジュール450に伝達される地震力および/または動的力は、これらの力が支持構造物100(図2)を介して原子炉モジュール10に伝達される場所よりも低い、第1の原子炉モジュール450の位置または垂直高さで発生し得る。
地震力または動的力が原子炉モジュールに伝達され得る位置、場所、または高さを選択することによって、力に関連する周波数、振幅、および/または加速度は、原子炉モジュールに関連する様々なまたは選択された構成要素に関して制御可能に調整され得るまたは制御され得る。有効力伝達点を下げて原子炉建屋床350に近づけることにより、第1の原子炉ベイ310から第1の原子炉モジュール450に伝達される力に関してベース構造物470に対するモーメントアームを小さくすることができる。
図5は、1つ以上の原子炉モジュール用の例示的な支持構造物525を示す。支持構造物525は、複数の原子炉モジュールを保持するように機能可能な複数の受容領域を備えるマルチモジュール支持構造物として構成されてもよい。例えば、支持構造物525は、第1の原子炉モジュールを保持するように構成された第1の凹部510またはキャビティを備えてもよく、第2の凹部520は、第2の原子炉モジュールを保持するように構成されてもよい。一部の例では、支持構造物525の一部または全部が、鉄骨鉄筋コンクリートから形成されてもよい。
第1の凹部510および/または第2の凹部520は、支持構造物525内にまたは支持構造物525を貫通して形成された実質的に丸いまたは円柱形の孔として構成されてもよい。孔に関連する直径は、対応する原子炉モジュールの直径よりわずかに大きくてもよい。一部の例では、支持構造物525は、6〜12もの数の原子炉モジュールを保持するように構成されてもよい。
図6は、図5の例示的な支持構造物525内に収容された複数の原子炉モジュールを示す。支持構造物525は、原子炉建屋床550上に配置されてもよい。第1の原子炉モジュール650は、第1の凹部510に配置されて示され、第2の原子炉モジュール660は、第2の凹部520に配置されて示されている。第1の原子炉モジュール650は、第1の凹部510と第2の凹部520との間隔に応じて第2の原子炉モジュール660から離されてもよい。
間隔を設ける、第1の凹部510と第2の凹部520との中間の、支持構造物520の部分は、リガメント(ligament)530と呼ばれ得る。リガメント530は、第1の凹部510などの第1の受容領域と、第2の凹部520などの第2の受容領域とを接続するように構成されてもよい。一部の例では、リガメント530は、第1の原子炉モジュール650と第2の原子炉モジュール660との間の最小間隔を維持するように構成されてもよい。
支持構造物525の上面は、原子炉建屋床550の上方の支持高さ555に配置されてもよい。支持高さ555に対応する、第1の原子炉モジュール650の部分は、支持構造物525内で支持されてもよい。一部の例では、支持高さ555は、第1の原子炉モジュール650および/または第2の原子炉モジュール660に関連する格納容器フランジのおおよその位置に対応してもよい。他の例では、支持高さ555は、1つ以上の蒸気発生器接続部またはアクセスポートに対応してもよい。
第1の原子炉モジュール650の重量は、支持構造物525内に配置されたベース支持体または支持スカートによって原子炉建屋床550上に支持されてもよい。他の例では、第1の原子炉モジュール650の重量の実質的にすべてが、鶏卵箱(egg carton)によって支持される鶏卵と同様に、第1の原子炉モジュール650の下部ヘッドが原子炉建屋床550の表面の上方に浮き得るように、支持構造物525によって支持されてもよい。
支持構造物525は、例えば原子炉モジュールの動作中に発生する熱を除去するために、液体に原子炉モジュールの下部ヘッドの周りを流通させるように構成された1つ以上の内部流路を備えてもよい。さらに、支持構造物525は、原子炉ベイの壁575に結合されてもよいし、あるいはこれに接触していてもよい。他の例では、支持構造物525は、支持構造物525が原子炉建屋床550のみを介して原子炉建屋に接触し得るように壁575から離されてもよいし、これから震動絶縁されてもよい。
支持構造物525は、原子炉建屋床550に固定して取り付けられ、組み付けられ、ボルト留めされ、溶接され、あるいは結合されてもよい。一部の例では、支持構造物525は、原子炉建屋床550上に直接、または原子炉建屋床550と同時にコンクリート構造物を打つおよび/または形成するなどして、原子炉建屋床550に不動に結合されてもよいし、これと一体構造物として作られてもよい。
第1の原子炉モジュール650および/または第2の原子炉モジュール660は、支持構造物525内に配置され得るが、必ず支持構造物525または原子炉建屋床550のいずれかに取り付けられなければならないわけではない。したがって、原子炉モジュール650、660の一方または両方は、1回以上の燃料交換作業中などに、繰り返し、支持構造物525内から取り出され、および/または支持構造物525内に設置され得る。第1の凹部510および第2の凹部520は、それぞれ第1の原子炉モジュール650および第2の原子炉モジュール660よりも大きい直径を備え得るが、地震発生中には、1つ以上の原子炉モジュール650、660と支持構造物525との接触が発生し得る。地震の発生により、原子炉モジュール650、660の一方または両方は、支持構造物525内でわずかに動き得る。
保持システムが、支持構造物525の上面の近くに配置されてもよい。一部の例では、第1の凹部510および/または第2の凹部520の内面または内縁は、保持システムを備えてもよい。保持システムは、地震発生中に原子炉モジュールの下部と接触するように構成されてもよい。一方、原子炉モジュールの上部は、支持構造物525に接触することなく保持システムの上方に延在してもよい。
図7は、第1の支持構造物710および第2の支持構造物720を含む、1つ以上の原子炉モジュール用の例示的な支持システム700を示す。第1の支持構造物710は、第1の原子炉モジュールを支持するように構成されてもよく、第2の支持構造物720は、第2の原子炉モジュールを支持するように構成されてもよい。第1の支持構造物710は、第1の原子炉モジュールを支持するように構成されたキャビティ715を備えてもよい。キャビティ715の形状は、略円柱形であってもよい。一部の例では、キャビティ715は、五角形、六角形、七角形、八角形などの幾何学的構成に配置された複数の側壁を備えてもよい。
第1の支持構造物710および/または第2の支持構造物720は、原子炉建屋床750に組み付けられてもよい。一部の例では、別々の支持構造物が、各原子炉モジュールのために用意され、マルチモジュール原子炉ベイ構成で設けられてもよい。原子炉ベイは、1つ以上の原子炉建屋壁775を備えてもよい。第1の支持構造物710および/または第2の支持構造物720は、1つ以上の原子炉建屋壁775に取り付けられてもよい。他の例では、第1の支持構造物710および/または第2の支持構造物720は、原子炉建屋壁775のすべてからある程度の距離だけ物理的に離されてもよく、これにより、支持構造物710、720は、原子炉建屋床750のみによって物理的に支持されてもよい。
原子炉建屋壁775から第1の支持構造物710および/または第2の支持構造物720を物理的に離すことは、地震発生中に、原子炉建屋壁775から対応する原子炉モジュールへの励振を効果的に緩和する働きをし得る。例えば、第1の支持構造物710は、原子炉建屋床750のみ(すなわち、原子炉建屋床750だけ)に結合された構造物として構成されてもよい。地震発生中、原子炉建屋は、原子炉モジュールに関連する構成要素の敏感な周波数範囲に多数の異なるモードを有し得る。原子炉建屋壁775から支持構造物710、720を震動絶縁するまたは引き離すことによって、原子炉モジュールが受けるピーク加速度は、それぞれ、対応する支持構造物710、720から伝達されるピーク加速度に限定され得る。
図8Aは、個別の原子炉モジュールを支持するように構成され得る、図7の第1の支持構造物710などの例示的な支持構造物の拡大図を示す。支持構造物710は、1つ以上の壁を備えるエンクロージャ730を備えてもよい。エンクロージャ730の上面は、原子炉建屋床750の上方の支持高さ755に配置されてもよい。支持高さ755に対応する、原子炉モジュールの部分は、支持構造物710内に収容されてもよい。
支持高さ755は、支持構造物710内に含まれる原子炉モジュールに関連する格納容器フランジのおおよその位置に対応してもよい。支持構造物710内での原子炉モジュールの浮揚の抑止は、格納容器フランジを支持構造物710に係合するように構成された拘束装置を設けることによって達成され得る。一部の例では、支持高さ755は、原子炉モジュールの1つ以上の蒸気発生器接続部またはアクセスポートに対応してもよい。
原子炉モジュールは、支持構造物710内に配置された支持スカートによって原子炉建屋床750上に支持されてもよい。他の例では、原子炉モジュールの重量は、原子炉モジュールの下部ヘッドが原子炉建屋床750の表面の上方に浮くように、支持構造物710によって支持されてもよい。支持構造物710は、熱を除去するために、液体に原子炉モジュールの下部ヘッドの周りを流通させるように構成された1つ以上の流路を備えてもよい。
部分開口740は、エンクロージャ730を貫通して形成されてもよい。部分開口740は、支持構造物710内への/からの原子炉モジュールの進入および/または取り出しのために壁の高さを低くするように構成されてもよい。一部の例では、原子炉建屋の天井高および/または最大有効揚高が、燃料交換作業中などに原子炉建屋床750から原子炉モジュールを持ち上げ得る距離を制限する場合がある。部分開口740は、原子炉モジュールの底部ヘッドが依然として少なくとも部分的にエンクロージャ730の上面より下にあったとしても支持構造物710から原子炉モジュールを取り出すことができるようにすることによって、原子炉モジュールの取り出しおよび/または挿置を容易にし得る。
保持システムが、支持構造物710の上面の近くに配置されてもよい。一部の例では、支持構造物710の内面または内縁は、保持システムを備えてもよい。保持システムは、地震発生中に原子炉モジュールの下部と接触するように構成されてもよい。一方、原子炉モジュールの上部は、支持構造物710に接触することなく保持システムの上方に延在してもよい。
キャビティ715は、支持構造物710内に降ろされる、原子炉モジュールの下部に適合するサイズに形成された凹状空間を備える凹状領域または受容領域を形成してもよい。凹状空間は、支持構造物710の上面から原子炉建屋床750まで延在する実質的に円柱形状の受容領域を形成してもよい。キャビティ715は、支持構造物710の5つ以上の互いに隣接する壁によって形成されてもよい、および/または囲まれてもよい。
図8Bは、環状バンパー812を備える例示的な支持構造物810を示す。バンパー812は、支持構造物810の上面の位置またはその近くに配置されてもよく、その中で支持された格納容器を少なくとも部分的に囲むように構成されてもよい。支持構造物810は、図8Aの支持構造物710と同様に構成されてもよく、部分開口840が、エンクロージャ830内に形成されてもよい。一部の例では、バンパー812は、エンクロージャ830の内部に沿って接触面を設け、部分開口840の両方の側面で終端するように構成されてもよい。
部分開口840は、格納容器の設置および/または取り出しを容易にするために、エンクロージャ830およびバンパー812の両方を通る開口を備えてもよい。バンパー812は、その中で支持される格納容器の直径よりもわずかに大きい直径を有する半円形構造物として形作られてもよい。部分開口840の幅は、バンパー812の直径よりも小さいものとして示されている。
エンクロージャ830は、二重壁構造物を備えてもよい。外壁811は、エンクロージャ830の外面を形成してもよく、内壁813は、エンクロージャ830の内面を形成してもよい。内壁813は、構造部材819によって外壁811に結合されてもよい。第1の貫通孔815および第2の貫通孔817などの複数の貫通孔は、外壁811および内壁813の一方または両方を貫通する通路を提供するように構成されてもよい。エンクロージャ830の外側に位置する冷却材または水は、その中に配置された格納容器を冷却するために、エンクロージャ830の内部に向かって複数の貫通孔を通過し、その後、外に向かってエンクロージャ830を逆に通過し得る。さらに、第1の貫通孔815などの複数の貫通孔は、格納容器の緊急炉心冷却を可能にするように構成されてもよい。
複数の貫通孔は、エンクロージャ830の二重壁構造物内に流体接続されてもよい。例えば、複数の通路が、第1の貫通孔815と第2の貫通孔817とを相互接続するように外壁811と内壁813との間に形成されもよい。複数の通路は、構造部材819を通過しておよび/または貫通して形成され、これにより、冷却材がエンクロージャ830の外壁811と内壁813との間に位置する空間を通って流通し、格納容器からの熱除去を促進することを可能にしてもよい。
一部の例では、バンパー812は、五角形、六角形、七角形、八角形などの幾何学的構成に配置された複数の側壁を備えてもよい、および/またはこれらに取り付けられてもよい。幾何学的構成の1つ以上の壁は、部分開口840を設けるために少なくとも部分的に取り除かれてもよい。例えば、図8Bでは、エンクロージャ830は、8つの壁を備えるものとして示され、部分開口840は、これらの壁のうちの3つを少なくとも部分的に通って延在するものとして示されている。同様に、バンパー812は、エンクロージャ830の5つの壁の全体および2つの壁の一部に沿って配置されたものとして示されている。エンクロージャ830の周りの各壁は、第1の貫通孔815および/または第2の貫通孔817と同様の複数の貫通孔を備えてもよい。
図8Cは、格納容器フランジ860を支持する図8Bの例示的な支持構造物810を示す。格納容器フランジ860は、説明の目的のためにのみ格納容器の残りから切り離して示されている。支持構造物810によっておよび/または支持構造物810との間で伝達される荷重を再分散させるために、バンパー812は、格納容器フランジ860からの地震圧縮荷重および/または動的圧縮荷重を伝えるように構成されてもよい。
格納容器フランジ860は、バンパー812と格納容器フランジ860との間に隙間814が存在するように支持構造物810内に配置されてもよい。例えば、実質的な地震力および/または動的力がなければ、隙間814は維持され得て、格納容器フランジ860のいずれの部分も、バンパー812に直接接触し得ない。一部の例では、格納容器フランジ860または関連する格納容器のいずれの部分も、格納容器が格納容器フランジ860を動かすのに十分な力を受けていないとき、支持構造物810のいずれの部分にも接触し得ない。さらに、隙間814は、バンパー812に接触することなく格納容器フランジ860が熱膨張することを可能にする空間を提供してもよい。
部分開口840は、格納容器フランジ860が格納容器に作用する力の方向に関係なく(格納容器が真っすぐに部分開口840に向かって動かされた場合であっても)バンパー812に接触するようなサイズに形成されてもよい。格納容器の下部の直径は、格納容器の設置および/または取り出しを容易にするために、例えば格納容器フランジ860がバンパー812より上に持ち上げられた状態で、幅845未満の直径を備えてもよい。一部の例では、部分開口840の幅845は、エンクロージャ830の直径の約4分の3または格納容器フランジ860の直径の約4分の3であってもよい。
図8Dは、互いに離間された複数の止め具825を備える例示的な支持構造物820を示す。一部の例では、止め具825は、支持構造物820の頂部の位置またはその近くに配置された取り付け構造物822から内側に突出していてもよい。取り付け構造物822は、図8Bのバンパー812と同様の位置に配置されてもよい。同様に、止め具825は、バンパー812と同様に機能するように、すなわち、格納容器を支持するように構成されてもよい。
止め具825は、支持構造物820の内面の周りで互いに離間されてもよい。一部の例では、一連の止め具825は、図8Bで説明した部分開口と同様に部分開口840の両方の側面で終わっていてもよい。さらに、支持構造物820は、図8Bの第1の貫通孔815および第2の貫通孔817と同様に複数の貫通孔816を備えてもよい。
図8Eは、格納容器フランジ870を支持する図8Dの例示的な支持構造物820を示す。格納容器フランジ870は、多数のスロット875を備えるものとして示されている。スロット875の数は、取り付け構造物822から内側に突出する互いに離間された止め具825の数と等しくてもよい。一部の例では、止め具825は、スプライン結合を形成するためにスロット875に挿入され得るスプラインまたはキーとして構成されてもよい。スプライン結合は、スプラインの歯を通して地震剪断荷重および/または動的剪断荷重を伝えるように構成されてもよい。さらに、スプライン結合は、支持構造物820内での格納容器のスピンまたは回転を防止するように構成されてもよい。
格納容器フランジ870は、取り付け構造物822と格納容器フランジ870との間に隙間824が存在するように支持構造物820内に配置されてもよい。例えば、実質的な地震力および/または動的力がなければ、隙間824は維持され得て、格納容器フランジ870のいずれの部分も、取り付け構造物822に直接接触し得ない。一部の例では、格納容器フランジ870または関連する格納容器のいずれの部分も、格納容器が格納容器フランジ870を動かすのに十分な力を受けていないとき、取り付け構造物822のいずれの部分にも接触し得ない。
図8Fは、フランジ855を有する例示的な格納容器850を示す。フランジ855は、取り外し可能な端部を格納容器850の本体に組み付けるように構成されてもよい。フランジ855の直径は、端部の直径より大きくてもよく、さらに、格納容器850の本体の直径より大きくてもよい。格納容器850の端部は、ベース支持体852によって地面上に支持されてもよい。一部の例では、ベース支持体852は、地面上に置かれる円筒形スカートとして構成されてもよい。
格納容器850に作用する動的力880を示す代表的な矢印は、フランジ855の周囲の様々な位置に示されている。一部の例では、動的力880は、格納容器850に対して、フランジ855と交差する平面に沿って任意の方向に作用し得る。
図8Gは、図7の支持構造物710などの支持構造物に組み付けられた図8Fの例示的な格納容器850を示す。第1の支持構造物710は、1つ以上の原子炉建屋壁775に取り付けられてもよい。前述したように、支持構造物710は、原子炉建屋壁775のすべてからある程度の距離だけ物理的に離されてもよく、これにより、支持構造物710は、原子炉建屋床750のみによって物理的に支持されてもよい。一部の例では、格納容器850のベース支持体852(図8F)は、支持構造物710内に挿入され、原子炉建屋床750上に置かれるように構成されてもよい。
原子炉建屋壁775から第1の支持構造物710を物理的に離すことは、地震発生中に、原子炉建屋壁775から格納容器850への励振を効果的に緩和する働きをし得る。例えば、地震発生中、原子炉建屋は、原子炉モジュールに関連する構成要素の敏感な周波数範囲に多数の異なるモードを有し得る。原子炉建屋壁775から支持構造物710を震動絶縁するまたは引き離すことによって、格納容器850が受けるピーク加速度は、支持構造物710から伝達される動的力880に限定され得る。
図9は、1つ以上の原子炉モジュールを保持するように構成されたさらに別の例示的な支持構造物900または上部構造物を示す。支持構造物900は、第1のサブ構造物910および第2のサブ構造物920を含む、12の原子炉モジュール保持サブ構造物を含むものとして示されている。一部の例では、サブ構造物の2つ以上の列が、中間構造物940によって互いに結合されてもよい。
第1のサブ構造物910は、リガメント構造物930によって第2のサブ構造物920から離されてもよい。リガメント構造物930は、原子炉モジュールの外面を冷却する目的で十分な量および/または流量の周囲の冷却材(水など)を供給するために、隣り合う原子炉モジュール間の所定の距離を維持するよう構成されてもよい。さらに、支持構造物900は、冷却材が支持構造物900を通り抜けて、原子炉モジュールの下部ヘッドの周りを実質的に自由に流れることを可能にする相互結合され、かつ互いに離間された複数のビームを備えてもよい。支持構造物900は、従来のフレーム、ハニカムフレーム、八角形フレーム、他の幾何学的形状、またはこれらの任意の組み合わせに配置された1つ以上のビーム、ガーダ、リブ付きパネル、デッキ、他の支持部材を備えてもよい。
第1の原子炉モジュール受容領域915は、第1のサブ構造物910と関連してもよく、第2の原子炉モジュール受容領域925は、第2のサブ構造物920と関連してもよい。支持構造物900の頂部は、原子炉建屋床の上方の支持高さ955に配置されてもよい。支持高さ955に対応する、原子炉モジュールの部分は、支持構造物900によって支持されてもよい。支持高さ955は、支持構造物900の1つ以上の受容領域内に含まれる原子炉モジュールに関連する格納容器フランジのおおよその位置に対応してもよい。一部の例では、支持高さ955は、原子炉モジュールの1つ以上の蒸気発生器接続部またはアクセスポートに対応してもよい。
原子炉モジュールは、支持構造物900の受容領域内に配置された支持スカートによって原子炉建屋床上に支持されてもよい。一部の例では、原子炉モジュールの重量は、原子炉モジュールの下部ヘッドが原子炉建屋床の上方に浮くように、支持構造物900によって(第1のサブ構造物910などによって)直接支持されてもよい。
図10は、1つ以上の原子炉モジュール用のさらなる例示的な支持構造物1000を示す。支持構造物1000は、2つの上部構造物1040、1060であって、それぞれ、第1のサブ構造物1010および第2のサブ構造物1020などの6つの原子炉モジュール保持サブ構造物を備える2つの上部構造物1040、1060を含むものとして示されている。
第1のサブ構造物1010は、隣り合う原子炉モジュール間の所定の距離を維持するように構成されたリガメント構造物1030によって第2のサブ構造物1020から離されてもよい。第1の原子炉モジュール受容領域1015は、第1のサブ構造物1010と関連してもよく、第2の原子炉モジュール受容領域1025は、第2のサブ構造物1020と関連してもよい。
上部構造物1040、1060の一方または両方の頂部は、原子炉建屋床1050の上方の支持高さ1055に配置されてもよい。支持高さ1055に対応する、原子炉モジュールの部分は、支持構造物1000内に含まれてもよい。支持高さ1055は、支持構造物1000の1つ以上の受容領域内に含まれる原子炉モジュールに関連する格納容器フランジのおおよその位置に対応してもよい。一部の例では、支持高さ1055は、原子炉モジュールの1つ以上の蒸気発生器接続部またはアクセスポートに対応してもよい。
原子炉モジュールの重量は、支持構造物1000の受容領域内に配置された支持スカートによって原子炉建屋床1050上に支持されてもよい。一部の例では、原子炉モジュールの実質的に全体の重量が、原子炉モジュールの下部ヘッドが原子炉建屋床1050の上方に浮くように、支持構造物1000によって(第1のサブ構造物1010などによって)支持されてもよい。
1つ以上の支持構造物(第1のサブ構造物1010および/または第2のサブ構造物1020など)は、3つの側面を備えてもよい。1つ以上のサブ構造物の横方向の開口または出入口は、対応する原子炉モジュール受容領域への/からの原子炉モジュールの進入および/または取り出しを容易にするように構成されてもよい。さらに、上部構造物1040、1060間に形成された中央通路1075は、構造物1000への/からの原子炉モジュールの進入および/または取り出しを容易にし得る。
図11は、複数の原子炉モジュールおよび第1の構成の例示的な支持構造物1100を示す。支持構造物1100は、第1の受容領域1110および第2の受容領域1120を含むものとして示されている。第1の受容領域1110は、第1の原子炉モジュール1115および第2の原子炉モジュール1125などの隣り合う原子炉モジュール間の所定の距離を維持するように構成されたリガメント1130によって第2の受容領域1120から離されてもよい。
支持構造物1100の頂部は、原子炉建屋床1150の上方の支持高さ1155に配置されてもよい。支持高さ1155に対応する、第1の原子炉モジュール1115の部分は、支持構造物1100の第1の受容領域1110内に配置されてもよい。支持高さ1155は、第1の原子炉モジュール1115に関連する格納容器フランジのおおよその位置に対応してもよい。支持高さ1155は、第1の原子炉モジュール1115の全高の約4分の1から2分の1の位置に配置されてもよい。一部の例では、支持高さ1155は、第1の原子炉モジュール1115の全高の約3分の1であってもよい。
地震力および/または動的力は、支持高さ1155において支持構造物1100から第1の原子炉モジュール1115に伝達され得る。一部の例では、支持構造物1100と第1の原子炉モジュール1115との実質的に唯一の接触は、支持高さ1155で起こり得る。
第1の受容領域1110は、第1の原子炉モジュール1115の下部を受容するサイズに形成されてもよい。一部の例では、支持構造物1100は、第1の受容領域1110内で第1の原子炉モジュール1115の下部を少なくとも部分的に囲むように構成されてもよい。第1の受容領域1110は、3つの側面を備えてもよい。1つ以上のサブ構造物の横方向の開口または出入口は、第1の受容領域1110への/からの第1の原子炉モジュール1115の進入および/または取り出しを容易にするように構成されてもよい。
保持部材1160は、第1の原子炉モジュール1115の動作中などに、第1の原子炉モジュール1115を第1の受容領域1110内に保持するように構成されてもよい。保持部材1160は、おおよそ支持高さ1155に配置されてもよい。さらに、保持部材1160は、第1の原子炉モジュール1115を部分的に囲み得る保持リングまたは「cリング」として構成されてもよい。保持部材1160は、第1の受容領域1110から外への第1の原子炉モジュール1115の半径方向または横方向の移動を阻止または制限するように構成されてもよい。一部の例では、保持部材1160は、第1の原子炉モジュール1115の垂直方向移動を阻止または制限するように構成されてもよい(そうでなければ、地震発生中に、このような垂直方向移動が発生する)。さらに、保持部材1160は、第2の保持領域1120から第2の原子炉モジュール1125を取り出すことなく第1の保持領域1110から第1の原子炉モジュール1115を取り出すことができるように構成されてもよい。
第1の原子炉モジュール1115は、第1の受容領域1110内に配置されたベース支持体または支持スカート1170によって原子炉建屋床1150上に支持されてもよい。支持構造物1100は、支持スカート1170に接触することなく第1の原子炉モジュール1115の下部を少なくとも部分的に囲むように構成されてもよい。一部の例では、支持構造物1100は、原子炉建屋床に固定されなくてもよい。第1の原子炉モジュール1115は、地震発生中に支持構造物1100内で傾斜するように構成されてもよく、保持部材1160は、原子炉モジュール1115が傾斜したときに第1の原子炉モジュール1115の下部と接触するように構成されてもよい。
保持部材1160を備える保持システムは、支持構造物1100の上面の近くに配置されてもよい。保持部材1160は、地震発生中に第1の原子炉モジュール1115の下部と接触するように構成されてもよい。原子炉建屋床1150の上方にある保持部材1160の高さは、支持高さ1155と等しくてもよい。一部の例では、原子炉建屋床1150の上方にある保持部材1160の高さは、第1の原子炉モジュール1115の全高の約2分の1以下であってもよい。
第1の原子炉モジュール1115の上部は、支持構造物1100に接触することなく保持部材1160の上方に延在してもよい。一部の例では、保持システムの高さは、第1の原子炉モジュール1115の全高の約3分の1であってもよい。さらに、第1の原子炉モジュール1115の上部の長さは、第1の原子炉モジュール1115の全高の約3分の2であってもよい。第1の原子炉モジュール1115の下部は、フランジによって原子炉モジュールの上部に取り付けられてもよい。一部の例では、保持部材1160は、地震発生中にフランジと接触するように構成されてもよい。
保持部材1160と第1の原子炉モジュール1115との間には、第1の受容領域1110内に第1の原子炉モジュール1115を設置する際の取付公差を設けるために、比較的小さい隙間または間隔が存在してもよい。一部の例では、この間隔は、約8分の1インチから2分の1インチであってもよい。保持部材1160は、第1の原子炉モジュール1115を第1の受容領域1110から取り出すか、または第1の受容領域1110に設置することができるように格納、回転、取り外し、あるいは移動されるよう構成されてもよい。
支持構造物1100は、原子炉建屋床1150に固定して組み付けられてもよい。原子炉ベイは、1つ以上の原子炉建屋壁1175を備えてもよい。支持構造物1100は、原子炉建屋壁1175に取り付けられてもよい。他の例では、支持構造物1100は、原子炉建屋壁1175から震動絶縁されてもよいし、これからある程度の距離だけ物理的に離されてもよく、これにより、支持構造物1100は、原子炉建屋床1150のみによって物理的に支持されてもよい。
図12は、複数の原子炉モジュールおよび第2の構成の例示的な支持構造物1200を示す。支持構造物1100(図11)と同様に、支持構造物1200は、受容領域1210などの1つ以上の受容領域を含むものとして示されている。
支持構造物1200の頂部は、原子炉建屋床1250の上方の支持高さ1255に配置されてもよい。支持高さ1255に対応する、原子炉モジュール1215の部分は、支持構造物1200によって支持されてもよい。支持高さ1255は、原子炉モジュール1215の1つ以上の蒸気発生器接続部1240またはアクセスポートに対応してもよい。支持高さ1255は、原子炉モジュール1215の全高の約2分の1から4分の3の位置に配置されてもよい。一部の例では、支持高さ1255は、原子炉モジュール1215の全高の約3分の2であってもよい。
保持部材1260は、原子炉モジュール1215の動作中などに、原子炉モジュール1215を受容領域1210内に保持するように構成されてもよい。保持部材1260は、原子炉モジュール1215の全高の約4分の1から2分の1の位置に配置されてもよい。一部の例では、保持部材1260は、原子炉モジュール1215の全高の約3分の1の位置に配置されてもよい。さらに他の例では、保持部材1260は、おおよそ支持高さ1255に配置されてもよい。
保持部材1260は、原子炉モジュール1215を部分的に囲み得る保持リングまたは「cリング」として構成されてもよい。一部の例では、保持部材1260と原子炉モジュール1215との間には、受容領域1210内に原子炉モジュール1215を設置する際の取付公差を設けるために、比較的小さい隙間または間隔が存在してもよい。
支持構造物1200は、原子炉建屋床1250に固定して組み付けられてもよい。原子炉ベイは、1つ以上の原子炉建屋壁1275を備えてもよい。支持構造物1200は、原子炉建屋壁1275に取り付けられてもよい。他の例では、支持構造物1200は、原子炉建屋壁1275からある程度の距離だけ物理的に離されてもよく、これにより、支持構造物1200は、原子炉建屋床1250のみによって物理的に支持されてもよい。
保持部材1260に加えて、支持構造物は、図2に示した第1の支持部材210および/または第2の支持部材220と同様の1つ以上の支持部材をさらに備えてもよい。1つ以上の支持部材は、地震発生中に原子炉モジュール1215の上部と接触するように構成されてもよく、および/または蒸気発生器接続部1240の近くに配置されてもよい。一部の例では、1つ以上の支持部材は、支持高さ1255に配置されてもよい。
原子炉建屋床1250の上方にある1つ以上の支持部材の高さは、原子炉モジュールの全高の約2分の1以上であってもよい。原子炉モジュール1215の上部は、1つ以上の支持部材に接触することなく、および/または支持構造物1200に接触することなく保持部材1260の上方に延在してもよい。原子炉モジュール1215と1つ以上の支持部材との間には、地震発生中に原子炉モジュール1215が支持構造物1200内でわずかに動くことができるように、間隔または隙間が設けられてもよい。一部の例では、1つ以上の支持部材の高さは、原子炉モジュール1215の全高の約3分の2であってもよく、原子炉モジュール1215の上部の長さは、原子炉モジュール1215の全高の約3分の1であってもよい。
図13は、代替構成で構成された原子炉モジュール1350と共に例示的な支持システム1300を示す。原子炉モジュール1350は、傾斜位置1375にあるものとして示されているが、これは、以下でさらに詳細に述べるように、地震の発生に応答した状態であり得る。原子炉モジュール1350は、上部格納ヘッド1310および下部格納ヘッド1320を備えてもよい。下部格納ヘッド1320は、略基準線1330より下に配置されてもよい。フランジ1340は、上部格納ヘッド1310を原子炉モジュール1350の本体に取り外し可能に取り付けるように構成されてもよい。下部格納ヘッド1320は、原子炉モジュール1350の本体と一体のアセンブリを形成するように溶接および/または製造されてもよい。一部の例では、下部格納ヘッド1320も、フランジ1340と同様に、フランジによって原子炉モジュール1350の本体に取り外し可能に取り付けられてもよい。
原子炉モジュール1350の重量の実質的にすべては、ベース支持体1370によって原子炉建屋および/または原子炉ベイの床1380上に支持されてもよい。一部の例では、ベース支持体1370は、床1380上に置かれる円筒形状のスカートとして構成されてもよい。原子炉モジュール1350は、床1380から上部格納ヘッド1310の頂部まで測定される全高1355と関連していてもよい。
上部格納ヘッド1310を含む、フランジ1340の上方に位置する原子炉モジュール1350の上部は、原子炉モジュール1350の全高1355の2分の1未満の長さ1345と関連していてもよい。さらに、フランジ1340の下方に位置する、原子炉モジュール1350の下部は、原子炉モジュール1350の全高1355の2分の1よりも大きい長さ1335と関連していてもよい。一部の例では、原子炉モジュール1350の上部の長さ1345は、全高1355の約3分の1であってもよく、原子炉モジュール1350の下部の長さ1335は、全高1355の約3分の2であってもよい。
原子炉モジュール1350は、断面図で示されている格納構造物1325によって少なくとも部分的に囲まれてもよい。格納構造物1325は、図1〜図12に記載したものと同様の1つ以上の構造物を備えてもよく、燃料交換作業中などに、格納構造物1325への/からの原子炉モジュール1350の設置および/または取り出しを容易にする開口または入口を含んでもよい。保持構造物1360は、格納構造物1325の上面の位置またはその近くに配置されてもよい。保持構造物1360は、図1〜図12で提供した様々な他の例に関して説明した保持装置、保持部材、および/または保持システムの1つ以上と同様に構成されてもよい。
格納構造物1325は、1つ以上の取付装置1390によって床1380に固定して取り付けられてもよい。1つ以上の取付装置1390は、ボルト、溶接物、コンクリート製造物、他の実質的に硬質のおよび/もしくは不動の取付装置、またはこれらの任意の組み合わせを備えてもよい。一部の例では、取付装置1390は、床1380のコンクリート基礎に設置され得るボルト、ロッド、または鉄筋を備えてもよい。さらに、格納構造物1325は、水のプールで完全に覆われてもよい。格納構造物1325は、格納構造物の外から、原子炉モジュール1350を収容する格納構造物1325内に配置された受容領域の中に水を通過させることができるように構成された1つ以上の流路1385を備えてもよい。
地震などの地震発生中に、地震力は、床1380を介して地面から原子炉モジュール1350に伝達され得る。一部の例では、地震力は、ベース構造物1370の少なくとも一部を床1380から浮かせ得るか、あるいは移動させ得る。次に、ベース構造物1370の移動は、1つ以上の接点1365でフランジ1340を保持構造物1360に接触させ得る。例えば、原子炉モジュール1350は、保持構造物1360との接触がなされるまで、ベース構造物1370の限られた境界内で移動または傾斜し得る(1375)。したがって、支持構造物1325は、原子炉モジュール1350が静止しているときに存在する、フランジ1365と保持構造物1360との間の初期距離または初期間隔に応じて、地震発生中に原子炉モジュール1350の移動量を制限するように構成されてもよい。
支持構造物1325の組成、高さ、幅、ならびに他の幾何学的および材料的特性は、地面または床1380から原子炉モジュール1350に伝達される地震力に関連する振幅および周波数を制御するように構成されてもよい。一部の例では、支持構造物1325は、支持構造物1325が原子炉建屋または原子炉ベイの他の構造物または壁から震動絶縁され得るように床1380にのみ取り付けられる。
図14は、少なくとも部分的に地面の下に配置された支持構造物1460を有する例示的な原子炉建屋1400を示す。さらに、原子炉建屋1400自体が、少なくとも部分的に地面の下に配置されてもよく、場合によっては様々な構造物または壁1420によって接続および/または分離され得る複数の領域、部屋、または区画を備えてもよい。前述したように、原子炉モジュール1410などの原子炉モジュールに伝えられる地震力は、地震力が原子炉モジュール1410に到達する際に伝わる介在する構造物および/またはシステムの数および/または長さに応じて振幅および/または周波数の累積的な増大および/または増幅を受け得る。
地面は、少なくとも部分的に原子炉建屋1400を囲んでもよい。一部の例では、地震力は、壁1420などの1つ以上の介在構造物によって地面から原子炉ベイ1430に伝えられ得る。原子炉ベイ床1450は、地下地面1490の上方および/または近傍に配置されてもよい。同様に、原子炉建屋床1470は、地下地面1490の上方および/または近傍に配置されてもよい。したがって、原子炉ベイ床1450および原子炉建屋床1470の一方または両方は、地面1490に対する直接経路を提供すると考えられ得る。この経路は、少なくとも接触経路に沿って、本質的に原子炉建屋1400の介在構造物なしに設けられてもよく、そうでなければ、それは、地面1490内に発生する、または地面1490によって伝達される地震力または地震加速度を増大または増幅させる。
原子炉モジュール1410は、原子炉ベイ床1450上に支持されるため、原子炉モジュール1410の底部は、原子炉ベイ床1450の下方に位置する地面1490に対して直接垂直経路1455を有すると考えられ得る。同様に、支持構造物1460は、原子炉建屋床1470のわずかに下に配置されたものとして示されており、支持構造物1460もまた、原子炉建屋床1470の下方に位置する地面1490に対して直接水平経路1475を有すると考えられ得る。したがって、原子炉モジュール1410は、原子炉ベイ床1450以外には原子炉建屋1400の介在構造物なしに原子炉モジュール1410と地面1490との間に1つ以上の直接経路を設けるように原子炉ベイ床1450および支持構造物1460によって支持され得る。
図1〜図13に関して説明した1つ以上の支持構造物および/または支持システムは、原子炉建屋1400に利用され得る。支持構造物1460は、原子炉モジュール1410の下半部に配置されたものとして示されているが、一部の例では、支持構造物は、原子炉モジュールの上半部に配置されてもよい。例えば、支持構造物は、上部格納ヘッドを原子炉モジュールの本体に組み付けるために使用されるフランジの位置またはその近くに配置されてもよい。その場合、原子炉モジュールの上部は、原子炉モジュールの上部格納ヘッドを備えるものとして規定されてもよく、原子炉モジュールの下部は、上部フランジの下方に位置する原子炉モジュール本体および/または下部格納ヘッドを備えるものとして規定されてもよい。
図15は、1つ以上の原子炉モジュールを支持するための例示的なプロセスを示す。原子炉モジュールにおける地震力を減衰させるための支持構造物は、床および複数の壁を有する原子炉建屋内に収容されてもよい。工程1510では、支持構造物が、原子炉建屋床に固定して取り付けられ得る。支持構造物は、1つ以上のボルト、ロッド、鉄筋、溶接物、コンクリート製造物、他の取付装置、またはこれらの任意の組み合わせを含む取り付け構造物によって床に固定して取り付けられてもよい。
一部の例では、支持構造物は、原子炉モジュールを囲み得る、または部分的に囲み得る原子炉建屋壁および/または原子炉ベイ壁のすべてから震動絶縁されてもよい。同様に、支持構造物は、原子炉建屋または原子炉ベイに関連する天井または頭上構造物から震動絶縁されてもよい。一部の例では、支持構造物は、建屋床または原子炉ベイ床にのみ取り付けられる。
工程1520では、原子炉モジュールの下部が、支持構造物の受容領域に受容され得る。支持構造物は、受容手段内で原子炉モジュールの下部を少なくとも部分的に囲むように構成されてもよく、これにより、原子炉モジュールの上部は、支持構造物の上面の上方に延在してもよい。一部の例では、原子炉モジュールの上部は、支持構造物に接触することなく上面の上方に延在してもよい。
支持構造物は、原子炉建屋内に収容される多数の原子炉モジュール用に複数の受容領域を備えてもよい。例えば、原子炉建屋は、一体型のおよび/または互いに隣接する複数の原子炉ベイを備えてもよい。一部の例では、支持構造物は、6つ以上の対応する原子炉モジュールを収容するために6つ以上の受容領域を備えてもよい。
複数の受容領域は、支持構造物を介して互いに強固に結合されてもよい。さらに、受容領域は、水などの冷却材が原子炉モジュール間の熱および/または中性子遮蔽を形成することを可能にする、隣り合う原子炉モジュール間の所定の距離を設けるように互いに離間されてもよい。支持構造物およびその中に収容された各原子炉モジュールの少なくとも一部分は、原子炉建屋内の水のプールによって覆われてもよい。
工程1530では、原子炉建屋床を介して伝達される地震力は、支持構造物の上面の位置またはその近くに配置された保持システムによって減衰され得る。一部の例では、保持システムは、支持構造物の上面の内縁または内周を備えてもよい。他の例では、保持システムは、支持構造物に組み付けられた1つ以上の支持部材または保持装置を備えてもよい。保持システムは、原子炉モジュールの外面および/またはフランジを少なくとも部分的に囲む「cリング」形状の構造物として構成されてもよい。
保持システムは、地震発生中に原子炉モジュールの下部および/またはフランジと接触するように構成されてもよい。原子炉建屋床の上方にある保持システムおよび/または支持構造物の上面に関連する高さは、原子炉モジュールの全高の約2分の1以下であってもよい。一部の例では、保持システムの高さは、原子炉モジュールの全高の約3分の1であってもよい。原子炉モジュールの上部は、支持構造物に接触することなく保持システムの上方にあってもよい。
工程1540では、地震力は、工程1530で減衰された後に原子炉モジュールに伝達され得る。一部の例では、原子炉モジュールは、原子炉モジュールの重量の実質的にすべてを支持するように構成され得るベース支持体またはベーススカートを備えてもよい。一部の例では、原子炉モジュールおよび/またはベース支持体は、外部構造物に強固に取り付けられず、これにより、原子炉モジュールは、1つ以上の方向にある程度自由に移動し得る。原子炉モジュールは、原子炉モジュールおよび/または原子炉モジュールのフランジが支持構造物の上部に接触し得るようにベース支持体を中心に揺動、傾斜、または傾くように構成されてもよい。
本明細書に記載されている支持構造物の1つ以上は、原子炉モジュールを支持し、かつ地震発生中に敏感な周波数範囲内の基本モードの数を低減するように構成されてもよい。支持構造物の1つ以上の態様または特徴は、原子炉モジュールに関連する個々の構成要素をこのような周波数から離して設計するように構成または配置されてもよい。さらに、1つ以上の支持構造物を原子炉建屋床に結合することは、原子炉モジュールおよび/または構成要素の励振または加速を低減および/または制限する働きをし得る。
本明細書に記載されている1つ以上の支持構造物は、工場環境においてモジュール形態で製造されてもよく、これにより、建設時間および建設費用が低減されてもよい。さらに、1つ以上の支持構造物の設計は、原子炉建屋床に対する原子炉モジュールの転倒モーメントを最小にしながら剛性を最適化するように構成されてもよい。
加圧水型原子炉および/または軽水型原子炉で機能することに加えて、本明細書で提供された例の少なくとも一部は他の種類の電力システムにも適用されることが理解され得ることは当業者には明らかなはずである。例えば、1つ以上の例またはその変形例はまた、沸騰水型原子炉、ナトリウム液体金属原子炉(sodium liquid metal reactor)、ガス冷却型原子炉、ペブルベッド型原子炉、および/または他の種類の原子炉設計で機能可能にされ得る。
本明細書に記載されている割合および値は単なる例として提供されていることにさらに留意されたい。他の割合および値は、原子炉システムの原寸大モデルまたは縮小モデルの構築などの実験を通して決定されてもよい。さらに、特定の例示的な構造物は、鋼またはコンクリートを備えるものとして記載されているが、他の構造材料が、例示的な材料の代わりにまたはこれと組み合わせて使用されてもよい。
本明細書で様々な例を説明し図示してきたが、他の例が、構成および詳細に関して修正され得ることは明らかなはずである。本発明者らは、以下の特許請求の範囲の精神および範囲内に入るすべての修正例および変形例を請求する。

Claims (20)

  1. 原子炉モジュールにおける地震力を減衰させるためのシステムであって、
    原子炉建屋床および複数の原子炉建屋壁を備える原子炉建屋と、
    前記原子炉建屋床に固定され、かつ前記原子炉建屋壁から震動絶縁された支持構造物であって、
    前記原子炉モジュールの下部を受容するサイズに形成された受容領域であって、前記支持構造物が、前記受容領域内で前記原子炉モジュールの前記下部を少なくとも部分的に囲むように構成されている、受容領域と、
    前記支持構造物の上面の近くに配置された保持システムであって、地震発生中に前記原子炉モジュールの前記下部と接触するように構成された保持システムと
    を備える支持構造物と
    を具備するシステム。
  2. 前記原子炉建屋床の上方にある前記保持装置の高さが、前記原子炉モジュールの全高の約2分の1以下であり、前記原子炉モジュールの上部が、前記支持構造物に接触することなく前記保持システムの上方に延在している、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記保持システムの前記高さが、前記原子炉モジュールの前記全高の約3分の1であり、前記原子炉モジュールの前記上部の長さが、前記原子炉モジュールの前記全高の約3分の2である、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記下部が、フランジによって前記原子炉モジュールの上部に取り付けられており、前記保持システムが、前記地震発生中に前記フランジと接触するように構成されている、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記原子炉モジュールが、前記原子炉建屋床に置かれたベース支持体を備え、前記支持構造物が、前記ベース支持体に接触することなく前記原子炉モジュールの前記下部を少なくとも部分的に囲むように構成されている、請求項1に記載のシステム。
  6. 前記ベース支持体が、前記原子炉建屋床に固定されておらず、前記原子炉モジュールが、前記地震発生中に前記支持構造物内で傾斜するように構成されており、前記保持システムが、前記原子炉モジュールが傾斜したときに前記原子炉モジュールの前記下部と接触するように構成されている、請求項5に記載のシステム。
  7. 前記支持構造物が、前記地震発生中に前記原子炉モジュールの上部と接触するように構成された1つ以上の支持部材をさらに備える、請求項1に記載のシステム。
  8. 前記1つ以上の支持部材が、前記原子炉モジュールを貫く蒸気発生器接続部の近くに配置されている、請求項7に記載のシステム。
  9. 前記原子炉建屋床の上方にある前記1つ以上の支持部材の高さが、前記原子炉モジュールの全高の約2分の1以上であり、前記原子炉モジュールの上部が、前記支持構造物に接触することなく前記1つ以上の支持部材の上方に延在している、請求項7に記載のシステム。
  10. 前記1つ以上の支持部材の前記高さが、前記原子炉モジュールの前記全高の約3分の2であり、前記原子炉モジュールの前記上部の長さが、前記原子炉モジュールの前記全高の約3分の1である、請求項9に記載のシステム。
  11. 原子炉建屋内に収容された1つ以上の原子炉モジュールにおける地震力を減衰させるための支持構造物であって、
    前記支持構造物を前記原子炉建屋の床に固定するように構成された取り付け構造物と、
    原子炉モジュールの下部を受容するサイズに形成された受容領域であって、前記支持構造物が、前記受容領域内で前記原子炉モジュールの前記下部を少なくとも部分的に囲むように構成されている、受容領域と、
    前記支持構造物の上面の近くに配置された保持システムであって、前記保持システムが、地震発生中に前記原子炉モジュールの前記下部と接触するように構成されており、前記原子炉モジュールの上部が、前記支持構造物に接触することなく前記保持システムの上方に延在している、保持システムと
    を備える支持構造物。
  12. 前記原子炉建屋内に収容された第1の原子炉モジュールを受容するように構成された第1の受容領域と、
    前記原子炉建屋内に収容された第2の原子炉モジュールを受容するように構成された第2の受容領域と、
    前記第1の受容領域と前記第2の受容領域とを接続するリガメント構造物であって、前記第1の原子炉モジュールと前記第2の原子炉モジュールとの間の最小間隔を維持するように構成されたリガメント構造物と
    をさらに備える、請求項11に記載の支持構造物。
  13. 前記保持システムが、前記第2の原子炉モジュールを取り出すことなく前記支持構造物から前記第1の原子炉モジュールを取り出すことができるように構成されている、請求項12に記載の支持構造物。
  14. 前記下部が、フランジの位置で前記原子炉モジュールに取り外し可能に結合されており、前記保持システムが、前記地震発生中に前記フランジと接触するように構成されたc字形状のリング支持体を備える、請求項11に記載の支持構造物。
  15. 前記受容領域が、前記支持構造物内に降ろされる、前記原子炉モジュールの下部に適合するサイズに形成された凹状空間を備える、請求項11に記載の支持構造物。
  16. 前記凹状空間が、前記支持構造物の上面から前記原子炉建屋の前記床まで延在している実質的に円柱形状の受容領域を形成している、請求項15に記載の支持構造物。
  17. 前記凹状空間が、前記支持構造物の5つ以上の互いに隣接する壁によって囲まれている、請求項15に記載の支持構造物。
  18. 前記原子炉建屋が、複数の壁を備え、前記支持構造物が、前記原子炉建屋の前記壁から震動絶縁されている、請求項15に記載の支持構造物。
  19. 床および複数の壁を有する原子炉建屋内に収容された原子炉モジュールにおける地震力を減衰させるための支持構造物であって、
    前記支持構造物を前記原子炉建屋の前記床に固定して取り付けるための手段であって、前記支持構造物が前記原子炉建屋の前記壁から震動絶縁されている、手段と、
    原子炉モジュールの下部を受容するための手段であって、前記支持構造物が、前記受容するための手段内で前記原子炉モジュールの前記下部を少なくとも部分的に囲むように構成されている、手段と、
    前記原子炉モジュールにおける前記地震力を減衰させるための手段であって、地震発生中に前記原子炉モジュールの前記下部と接触するように構成されている手段と
    を備える支持構造物。
  20. 前記原子炉建屋の前記床の上方にある前記減衰させるための手段の高さが、前記原子炉モジュールの全高の約2分の1以下であり、前記原子炉モジュールの上部が、前記支持構造物に接触することなく前記減衰させるための手段の上方に延在している、請求項19に記載の支持構造物。
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