JPH0225734A - ラックの床固定装置 - Google Patents
ラックの床固定装置Info
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- JPH0225734A JPH0225734A JP63173825A JP17382588A JPH0225734A JP H0225734 A JPH0225734 A JP H0225734A JP 63173825 A JP63173825 A JP 63173825A JP 17382588 A JP17382588 A JP 17382588A JP H0225734 A JPH0225734 A JP H0225734A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は原子力発電所から排出される固体廃棄物などを
貯蔵するためのラックの床固定装置に関する。
貯蔵するためのラックの床固定装置に関する。
(従来の技術)
以下、沸騰水型原子炉に併設された燃料プール水中に据
付けられる燃料貯蔵ラック(以下ラックと呼ぶンを例に
とり説明する。
付けられる燃料貯蔵ラック(以下ラックと呼ぶンを例に
とり説明する。
原子力発電所で使用される燃料集合体は一定期間の使用
侵に原子炉炉心から取り出され、燃料プールへ水中移送
された後、遮蔽を保つため水中に設置されたラック内に
水中貯蔵され、崩壊熱除去の目的で一定期間冷却される
。
侵に原子炉炉心から取り出され、燃料プールへ水中移送
された後、遮蔽を保つため水中に設置されたラック内に
水中貯蔵され、崩壊熱除去の目的で一定期間冷却される
。
ラックは一般に使用済の燃料集合体を垂直に保持すると
ともにその燃料集合体が未臨界状態を維持し得るように
中性子の吸収能力を有する複数のステンレス鋼製角管か
ら構成されている。すなわら、これらの角管内にそれぞ
れ使用済の燃料集合体を貯蔵した状態でそれぞれの間隔
を必要距離だけ保ってそれぞれの角管を集合し、結束し
た構造が採られている。
ともにその燃料集合体が未臨界状態を維持し得るように
中性子の吸収能力を有する複数のステンレス鋼製角管か
ら構成されている。すなわら、これらの角管内にそれぞ
れ使用済の燃料集合体を貯蔵した状態でそれぞれの間隔
を必要距離だけ保ってそれぞれの角管を集合し、結束し
た構造が採られている。
また、ラックは地震時においても使用済の燃料集合体を
適切に保持し、未臨界性を維持するため、地震による水
平力が作用しても転倒しないように燃料プール床に固定
装置で強固に固定されている。
適切に保持し、未臨界性を維持するため、地震による水
平力が作用しても転倒しないように燃料プール床に固定
装置で強固に固定されている。
従来のラックの床固定装置は第3図にその要部のみを部
分的に示したように燃料プール床Fに埋込まれた下地材
24に基礎ボルト21が取付けられたものである。ラッ
ク25はその据付脚21を介して基礎ボルト21とナツ
ト22によって燃料プール床Fに強固に取付けられてい
る。
分的に示したように燃料プール床Fに埋込まれた下地材
24に基礎ボルト21が取付けられたものである。ラッ
ク25はその据付脚21を介して基礎ボルト21とナツ
ト22によって燃料プール床Fに強固に取付けられてい
る。
即ち、ラック25は据付脚27のボルト穴27aが基礎
ボルト21に入り込むよう垂直に燃料プール床F面へ吊
り降しボルト21のねじ部を突出した後、燃料ラック2
5のベースプレート26に設けられたナツト締付用穴2
8を利用した長尺のナツトレンチ(図示せず)でラック
25の上端からナツト22をボルト21のねじ部に締め
込み取付けを終了する。
ボルト21に入り込むよう垂直に燃料プール床F面へ吊
り降しボルト21のねじ部を突出した後、燃料ラック2
5のベースプレート26に設けられたナツト締付用穴2
8を利用した長尺のナツトレンチ(図示せず)でラック
25の上端からナツト22をボルト21のねじ部に締め
込み取付けを終了する。
このようにしてラック25は燃料プール床Fに強固に取
付けられるため地震時に水平荷重が作用しても転倒する
ことがない。
付けられるため地震時に水平荷重が作用しても転倒する
ことがない。
なお、ライナープレート23は燃料プール床Fおよび壁
面に内張りされている。
面に内張りされている。
また、ラック25を取り外す場合は上記据付操作工程と
、反対の工程を行えばよい。
、反対の工程を行えばよい。
(発明が解決しようとする課題)
従来のラックの床固定装置によればラック25の据付け
に際して、据付脚27のボルト穴27aに基礎ボルト2
1がぴったりと合致して挿入するように床面に吊り下し
た後、ラック25の上端から長尺のナツトレンチにより
ナツト22を締め付けなければならない。このため据付
工事の期間が長く要るとともに困難な作業を伴っていた
。
に際して、据付脚27のボルト穴27aに基礎ボルト2
1がぴったりと合致して挿入するように床面に吊り下し
た後、ラック25の上端から長尺のナツトレンチにより
ナツト22を締め付けなければならない。このため据付
工事の期間が長く要るとともに困難な作業を伴っていた
。
また、使用済燃料再処理サイクルの見通しの不確定さ等
に起因して、既設原子力発電所の燃料貯蔵プールの容量
増も考えられており、据付済の旧ラックを取外してより
いっそう稠密度の高いラックに取り替えることによって
その意図が達成されることになる。
に起因して、既設原子力発電所の燃料貯蔵プールの容量
増も考えられており、据付済の旧ラックを取外してより
いっそう稠密度の高いラックに取り替えることによって
その意図が達成されることになる。
この場合、既設原子力発電所の燃料貯蔵プールには当然
ながら使用済燃料が貯蔵されており、放射線遮蔽のため
に水が張られている。このため、据付済の旧ラックの取
外しおよび新しいラックの据付に際しては燃料交換フロ
ア−上から作業を行わなければならず、沸騰水型原子力
発電の例でいうと約12〜13m下の水中下でナツトを
締め付けなければならない。
ながら使用済燃料が貯蔵されており、放射線遮蔽のため
に水が張られている。このため、据付済の旧ラックの取
外しおよび新しいラックの据付に際しては燃料交換フロ
ア−上から作業を行わなければならず、沸騰水型原子力
発電の例でいうと約12〜13m下の水中下でナツトを
締め付けなければならない。
このような取替え作業は工期も非常に長くなるとともに
14〜15m程度の長尺のナツトレンチ等の特殊な治工
具が必要となり、また非常に熟練した作業者を必要とし
、コストが1弄する欠点があった。
14〜15m程度の長尺のナツトレンチ等の特殊な治工
具が必要となり、また非常に熟練した作業者を必要とし
、コストが1弄する欠点があった。
本発明は上記欠点を除去するためになされたもので、ラ
ックの据付及び水中下での取外しが特殊な治具、熟練し
た作業者の助けを借りることなしに容易に行うことがで
き、その据付、取外しの工程が短縮できるとともに地震
時にあってはラックに働く水平地震力に対向してラック
を保持し得るラックの床固定装置を提供することにある
。
ックの据付及び水中下での取外しが特殊な治具、熟練し
た作業者の助けを借りることなしに容易に行うことがで
き、その据付、取外しの工程が短縮できるとともに地震
時にあってはラックに働く水平地震力に対向してラック
を保持し得るラックの床固定装置を提供することにある
。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
本発明はラックと、このラックを着座させるための据付
脚と、前記ラックに取付けられた流体シリンダと、この
流体シリンダ内に挿入され調整孔を有するピストン部と
、このピストン部に連結されたソケットと、このソケッ
トと垂直方向から嵌合、取外し自在なスパッドと、この
スパッド内に上下動し得るプラグと、前記ラックの下降
運動を検知し得るように床面に設けられたピンと、この
ピンの下降運動に連動して前記プラグを前記スパッド内
の上方に移動し前記スパッドおよびソケットとの結合の
解除を防止する解除防止機構とを具備したことを特徴と
する。
脚と、前記ラックに取付けられた流体シリンダと、この
流体シリンダ内に挿入され調整孔を有するピストン部と
、このピストン部に連結されたソケットと、このソケッ
トと垂直方向から嵌合、取外し自在なスパッドと、この
スパッド内に上下動し得るプラグと、前記ラックの下降
運動を検知し得るように床面に設けられたピンと、この
ピンの下降運動に連動して前記プラグを前記スパッド内
の上方に移動し前記スパッドおよびソケットとの結合の
解除を防止する解除防止機構とを具備したことを特徴と
する。
(作 用)
ラックを据付る場合、ラックを垂直に吊り下すだけで所
定の据付作業が完了する。
定の据付作業が完了する。
即ち、ラックをゆっくりとプール床面の所定位置に下し
て行くに従って、まず、燃料プール床面のスパッドとラ
ック側のソケットが嵌合する。
て行くに従って、まず、燃料プール床面のスパッドとラ
ック側のソケットが嵌合する。
その後ざらにラックを下げてゆくと、ラックの下降運動
に伴って解除防止機構が作動し、ラック底面が燃料プー
ル床面に着座した時点で解除防止機構がソケットとスパ
ッドを強固に結合させる。
に伴って解除防止機構が作動し、ラック底面が燃料プー
ル床面に着座した時点で解除防止機構がソケットとスパ
ッドを強固に結合させる。
一方、ラック側のソケットはラックに固定されたシリン
ダ内の調整孔を有するピストンによってラック側に取付
けられているため、ソケットとスパッドが嵌合した後、
ラックを下降させてもラックに対して相対的にスライド
することができ、据付の妨げとならない。
ダ内の調整孔を有するピストンによってラック側に取付
けられているため、ソケットとスパッドが嵌合した後、
ラックを下降させてもラックに対して相対的にスライド
することができ、据付の妨げとならない。
ラックの取外しに当っては、上述の作業とは逆にラック
を徐々に上がざぜれば逆の手段によって容易に取外しを
することができる。
を徐々に上がざぜれば逆の手段によって容易に取外しを
することができる。
ざらに、地震時の様に短い時間に大きな荷重が作用しラ
ックに転倒モーメントが働く場合はソケットに結合した
シリンダ内のピストンを利用したダンパーの作用によっ
てその転倒モーメントに十分に対向してラックを保持し
jqる。
ックに転倒モーメントが働く場合はソケットに結合した
シリンダ内のピストンを利用したダンパーの作用によっ
てその転倒モーメントに十分に対向してラックを保持し
jqる。
(実施例)
以下本発明の一実施例を第1図および第2図を参照して
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第1図に示すように、燃料プール床面Fに埋め込まれた
下地材4にスパッド1が取付けられている。このスパッ
ド1は図に示すように外側面に突部1aを有する断面形
状のやや厚手の板片を数個円周上に配列してなるもので
あり、ラック11側に取付けられたソケット13の下端
凹部13aのくぼみ13bにスパッド1の突部1aが挿
入し第2図に示すように容易に嵌合することができる。
下地材4にスパッド1が取付けられている。このスパッ
ド1は図に示すように外側面に突部1aを有する断面形
状のやや厚手の板片を数個円周上に配列してなるもので
あり、ラック11側に取付けられたソケット13の下端
凹部13aのくぼみ13bにスパッド1の突部1aが挿
入し第2図に示すように容易に嵌合することができる。
即ち、それぞれのスパッド1の一端を下地材4に固定し
他端が開放された片持ち支持として容易にたわみ得る構
造としておく。この構造によってソケット13を上方か
ら下してくるだけでそれぞれのスパッド1は中心方向に
たわみ、ついにはソケット13とスパッド1が嵌合し得
る状態になる。
他端が開放された片持ち支持として容易にたわみ得る構
造としておく。この構造によってソケット13を上方か
ら下してくるだけでそれぞれのスパッド1は中心方向に
たわみ、ついにはソケット13とスパッド1が嵌合し得
る状態になる。
同様に、これを解放する場合にはソケット13を垂直上
方に持ち上げるだけでソケット13をスパッド1から取
外すことができる。
方に持ち上げるだけでソケット13をスパッド1から取
外すことができる。
一方、プラグ2を第2図に示すようにスパッド1の内部
の上端まで上昇させればそれぞれのスパッド1の中心方
向へたわみが阻止されるため、スパッド1とソケット1
3は強固に結合され垂直方向の荷重に抗し得る。
の上端まで上昇させればそれぞれのスパッド1の中心方
向へたわみが阻止されるため、スパッド1とソケット1
3は強固に結合され垂直方向の荷重に抗し得る。
プラグ2の上部はスパッド1の内径よりわずかに小さく
しておき自由にスパッド1の内部を上昇。
しておき自由にスパッド1の内部を上昇。
下降できるようにしておく。また、プラグ2の下部は下
地材4に設けられたプラグ用シリンダ5に挿入されてお
り、ピストンとシリンダの関係を持っている。
地材4に設けられたプラグ用シリンダ5に挿入されてお
り、ピストンとシリンダの関係を持っている。
一方、下地材4の片端にピン用シリンダ6が設けられて
おり、この内部にピン3下端のピストン部が挿入されて
いる。このプラグ用シリンダ5とピン用シリンダ6は下
地材4の内部で連結孔7によって連絡されている。
おり、この内部にピン3下端のピストン部が挿入されて
いる。このプラグ用シリンダ5とピン用シリンダ6は下
地材4の内部で連結孔7によって連絡されている。
また、ピン用シリンダ6の上部には燃料プール内へ向け
て出入孔8が設けられてあり、ピン3の上下動に伴うピ
ン用シリンダ6からの流体の排出またはピン用シリンダ
6への流体の流入の役目を担っている。
て出入孔8が設けられてあり、ピン3の上下動に伴うピ
ン用シリンダ6からの流体の排出またはピン用シリンダ
6への流体の流入の役目を担っている。
以上のように構成し、プラグ用シリンダ5.ピン用シリ
ンダ6及び連結孔7内に非圧縮性の流体、例えば水を封
入しておけばピン3の下降に従ってプラグ2を上昇させ
ることができる。
ンダ6及び連結孔7内に非圧縮性の流体、例えば水を封
入しておけばピン3の下降に従ってプラグ2を上昇させ
ることができる。
一方、ピン3に較べてプラグ2を十分に重くしておけば
ピン3から垂直下方の荷重を取り除いた場合には第1図
に示す位置関係に復帰させることができる。
ピン3から垂直下方の荷重を取り除いた場合には第1図
に示す位置関係に復帰させることができる。
ライナープレート9は通常ステンレス鋼が使用され、燃
料プールの内張りとしてバウンダリーを形成している。
料プールの内張りとしてバウンダリーを形成している。
ラック11は燃料集合体と、ラック構造の自重を支える
ベースプレート16と、そのベースプレート16の下部
に取付けられ、ラック11を燃料プール床面に着座させ
るとともにその重量を伝達する据付脚12を持っている
。前述したスパッド1と嵌合するソケット13はその上
端にピストン部13cを持ち、そのピストン部13Cは
ソケット用シリンダ15内に挿入されており、−服的な
ピストンとシリンダの関係を保っている。
ベースプレート16と、そのベースプレート16の下部
に取付けられ、ラック11を燃料プール床面に着座させ
るとともにその重量を伝達する据付脚12を持っている
。前述したスパッド1と嵌合するソケット13はその上
端にピストン部13cを持ち、そのピストン部13Cは
ソケット用シリンダ15内に挿入されており、−服的な
ピストンとシリンダの関係を保っている。
また、ソケット13のピストン部13Cには調整孔14
が穿たれている。このソケット用シリンダ15内に水の
様な非圧縮性流体を満たしておき、この調整孔14の大
きさを適切なものとすればラック11の据付、取外しの
際に生じる様なラック11とソケット13の間の緩慢な
垂直方向の相対運動に当してはソケット13のピストン
部13Cの調整孔14を通してソケット用シリンダ15
内の流体が移動可能である。
が穿たれている。このソケット用シリンダ15内に水の
様な非圧縮性流体を満たしておき、この調整孔14の大
きさを適切なものとすればラック11の据付、取外しの
際に生じる様なラック11とソケット13の間の緩慢な
垂直方向の相対運動に当してはソケット13のピストン
部13Cの調整孔14を通してソケット用シリンダ15
内の流体が移動可能である。
ソケット13はラック11に対して変位し得る。
しかしながら、地震時のように、急激な負荷が作用しラ
ック11に転倒モーメントが働き、据付脚12が上昇し
た場合のような急激な相対運動に対しては調整孔14を
通してのソケット用シリンダ15内の急速な流体の移動
が出来ないため、ソケット13はラック11に対して変
位出来ず、転倒モーメントに抗することができる。
ック11に転倒モーメントが働き、据付脚12が上昇し
た場合のような急激な相対運動に対しては調整孔14を
通してのソケット用シリンダ15内の急速な流体の移動
が出来ないため、ソケット13はラック11に対して変
位出来ず、転倒モーメントに抗することができる。
次に本発明の詳細な説明する。
第1図はラック11を燃料プール床面上に据付ける直前
の状態を示しており、第2図は据付後の状態を示してい
る。
の状態を示しており、第2図は据付後の状態を示してい
る。
据付に際して、ラック11を所定の場所へ原子炉建屋の
天井クレーン等を使ってゆっくりと下して行く。この場
合、第1図に示すようにソケット13はその自重により
最下端位置にあり、また燃料プール側のプラグ2も最下
降位置にある。
天井クレーン等を使ってゆっくりと下して行く。この場
合、第1図に示すようにソケット13はその自重により
最下端位置にあり、また燃料プール側のプラグ2も最下
降位置にある。
そのままラック11をゆっくりと下して行くと、まず、
スパッド1とソケット13が嵌合し、ツク゛ット13は
スパッド1上に乗り上げる。
スパッド1とソケット13が嵌合し、ツク゛ット13は
スパッド1上に乗り上げる。
更にラック11をゆっくりと下して行くと、据付脚12
がピン3上に乗り上げ、これを押し下げることにより、
ピン用シリンダ6、連結孔7用プラグシリンダ5へと順
次流体が移動し、プラグ2が上昇するところとなる。
がピン3上に乗り上げ、これを押し下げることにより、
ピン用シリンダ6、連結孔7用プラグシリンダ5へと順
次流体が移動し、プラグ2が上昇するところとなる。
この場合、ラック11の下降が緩慢であるため、調整孔
14を通してのソケット用シリンダ15内の流体の移動
がラック11の下降運動に追従することができる。これ
により、ソケット13がスパッド1上に乗り上げた状態
のままラック11が下降することができる。
14を通してのソケット用シリンダ15内の流体の移動
がラック11の下降運動に追従することができる。これ
により、ソケット13がスパッド1上に乗り上げた状態
のままラック11が下降することができる。
ラック11の据付脚12が燃料プール床の下地材14上
に着座した時点で第2図に示すようにプラグ2は最上点
に達しスパッド1とソケット13を強固に結合する。以
上により、据付が完了する。
に着座した時点で第2図に示すようにプラグ2は最上点
に達しスパッド1とソケット13を強固に結合する。以
上により、据付が完了する。
一方、地震時に急激な地震荷重が働き、ラック11に転
倒モーメントが作用したときの事を考える。
倒モーメントが作用したときの事を考える。
この場合、転倒モーメントにより据付脚12が急激に燃
料プール床面より持ち上げられる方向の力が動くが、ソ
ケット13上端のピストン部13Cの調整孔14の断面
積が充分小さいために急激な運動に追従したソケット用
シリンダ15内の流体の移動が行えず、結果的に据付脚
12の急激な上昇運動を規制するところとなる。
料プール床面より持ち上げられる方向の力が動くが、ソ
ケット13上端のピストン部13Cの調整孔14の断面
積が充分小さいために急激な運動に追従したソケット用
シリンダ15内の流体の移動が行えず、結果的に据付脚
12の急激な上昇運動を規制するところとなる。
又、万一上記の運動により据付脚12が燃料プール床面
から離れてピン3への垂直下方の荷重が除荷されたとし
ても、ピン用シリンダ6の出入孔8を充分小さくしてお
けば上述の場合と同様にピン用シリンダ6のプール水が
急激に排出できないためプラグ2は急激に下降せず、ス
パッド1とソケット13の結合が外れる様な事態には到
らない。
から離れてピン3への垂直下方の荷重が除荷されたとし
ても、ピン用シリンダ6の出入孔8を充分小さくしてお
けば上述の場合と同様にピン用シリンダ6のプール水が
急激に排出できないためプラグ2は急激に下降せず、ス
パッド1とソケット13の結合が外れる様な事態には到
らない。
なお、通常燃料プール内には水が張っであるため、ピン
用シリンダ6の上部にはプール水が流入しているが、気
中で据付けを行う場合等では出入孔8の効果が期待でき
ない。この場合には連結孔7の断面積の調整により同様
の効果を明侍し得る。
用シリンダ6の上部にはプール水が流入しているが、気
中で据付けを行う場合等では出入孔8の効果が期待でき
ない。この場合には連結孔7の断面積の調整により同様
の効果を明侍し得る。
ラック11の取外しに当っては据付の場合と逆の工程を
たどることにより垂直に持ち上げるだけでソケット13
とスパッド1が解除される。
たどることにより垂直に持ち上げるだけでソケット13
とスパッド1が解除される。
以上の実施例によれば、ラック11の据付に際して、こ
れを垂直に下すだけで燃料プール床に設けられたスパッ
ド1とラック11に設けられたソケット13を嵌合させ
更にプラグ2の上昇により強固に結合することができ、
その後のナツト締付工程が省けるため工程の短縮ができ
る。取外しの場合においても逆の工程をたどるだけで済
むため工程の短縮が実現できる。また、地震時の様な急
激な相対運動に対しても十分ラックを保持できる。
れを垂直に下すだけで燃料プール床に設けられたスパッ
ド1とラック11に設けられたソケット13を嵌合させ
更にプラグ2の上昇により強固に結合することができ、
その後のナツト締付工程が省けるため工程の短縮ができ
る。取外しの場合においても逆の工程をたどるだけで済
むため工程の短縮が実現できる。また、地震時の様な急
激な相対運動に対しても十分ラックを保持できる。
[発明の効果]
本発明によれば、ラックの据付工事がそのラックを燃料
プール床面の所定の位置に吊り降すだけで良くなるため
据付作業が容易となり、工期の短縮が図れるとともにコ
ストの低減を図ることができる。
プール床面の所定の位置に吊り降すだけで良くなるため
据付作業が容易となり、工期の短縮が図れるとともにコ
ストの低減を図ることができる。
即ら1.燃料貯蔵プールの容量増を実現させるためのよ
り稠密なラックへの取り替えに当っては燃料交換フロア
ー上から14〜15IrL下の水中になるナツトのゆる
め、締め付けの作業か不要となるとともに垂直に吊り上
げまたは吊り下しをすることに′よってラックの取外し
、据付ができる。
り稠密なラックへの取り替えに当っては燃料交換フロア
ー上から14〜15IrL下の水中になるナツトのゆる
め、締め付けの作業か不要となるとともに垂直に吊り上
げまたは吊り下しをすることに′よってラックの取外し
、据付ができる。
しかも、特殊な治工具、熟練した作業者等が不要となり
、併せて工期の短縮が図れるため、燃料プールの増容半
生のコストを低減させ得る。
、併せて工期の短縮が図れるため、燃料プールの増容半
生のコストを低減させ得る。
第1図は本発明に係るラックの床固定装置の一実施例を
示ず縦断面図、第2図は第1図における装置によりラッ
ク据付を終了した状態を示す縦断面図、第3図は従来の
固定装置によるラックの据付状態を示す縦断面図である
。 13・・・ソケッI−,14・・・調整孔15・・・ソ
ケット用シリンダ ト・・スパッド。 3・・・ピン。 5・・・プラグ用シリンダ 6・・・ピン用シリンダ 7・・・連結孔。 11・・・ラック。 2・・・プラグ 4・・・下地材 8・・・出入孔 12・・・据付脚 (8733)代理人
示ず縦断面図、第2図は第1図における装置によりラッ
ク据付を終了した状態を示す縦断面図、第3図は従来の
固定装置によるラックの据付状態を示す縦断面図である
。 13・・・ソケッI−,14・・・調整孔15・・・ソ
ケット用シリンダ ト・・スパッド。 3・・・ピン。 5・・・プラグ用シリンダ 6・・・ピン用シリンダ 7・・・連結孔。 11・・・ラック。 2・・・プラグ 4・・・下地材 8・・・出入孔 12・・・据付脚 (8733)代理人
Claims (1)
- ラックと、このラックを着座させるための据付脚と、前
記ラックに取付けられた流体シリンダと、この流体シリ
ンダ内に挿入され調整孔を有するピストン部と、このピ
ストン部に連結されたソケットと、このソケットと垂直
方向から嵌合、取外し自在なスパッドと、このスパッド
内に上下動し得るプラグと、前記ラックの下降運動を検
知し得るように床面に設けられたピンと、このピンの下
降運動に連動して前記プラグを前記スパッド内の上方に
移動し前記スパッドおよびソケットとの結合の解除を防
止する解除防止機構とを具備したことを特徴とするラッ
クの床固定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63173825A JPH0225734A (ja) | 1988-07-14 | 1988-07-14 | ラックの床固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63173825A JPH0225734A (ja) | 1988-07-14 | 1988-07-14 | ラックの床固定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0225734A true JPH0225734A (ja) | 1990-01-29 |
Family
ID=15967854
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63173825A Pending JPH0225734A (ja) | 1988-07-14 | 1988-07-14 | ラックの床固定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0225734A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016075652A (ja) * | 2014-10-09 | 2016-05-12 | 株式会社東芝 | 核燃料貯蔵設備および核燃料貯蔵方法 |
JP2018141796A (ja) * | 2018-04-09 | 2018-09-13 | 株式会社東芝 | 核燃料貯蔵設備および核燃料貯蔵方法 |
-
1988
- 1988-07-14 JP JP63173825A patent/JPH0225734A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016075652A (ja) * | 2014-10-09 | 2016-05-12 | 株式会社東芝 | 核燃料貯蔵設備および核燃料貯蔵方法 |
JP2018141796A (ja) * | 2018-04-09 | 2018-09-13 | 株式会社東芝 | 核燃料貯蔵設備および核燃料貯蔵方法 |
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