JP4327337B2 - 炉内構造物据付け用足場装置および炉内構造物据付け方法 - Google Patents

炉内構造物据付け用足場装置および炉内構造物据付け方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、沸騰水型原子力発電プラントの建設時等において、原子炉圧力容器内で配管溶接その他の原子炉内部構造物(以下炉内構造物という)の据付けを行う場合に利用する炉内構造物据付け用足場装置および炉内構造物据付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、沸騰水型原子力発電プラントの建設等の際に、原子炉圧力容器(RPV)内に炉内構造物を据付ける場合には、例えば図7に示すように、RPV本体1の内部に炉心シュラウド2および炉心支持板3を設置した状態で、作業者が炉内構造物である給水スパージャ4、コアスプレイ5、LPCI(低圧注水系)カップリング11等の溶接を、足場6上において行っている。
【0003】
この作業の際には、RPV本体1の上部開口が大型揚重機で吊り降したRPVカバープレート7によって覆われ、RPVカバープレート7には、上部クリーンハウス8が設置される。
【0004】
そして、溶接等による炉内構造物の据付け作業がある程度進行した後に、炉心シュラウド2の上端部に上部格子板を設置する。この上部格子板を据付ける手順としては、図8に示すように、炉内に一旦据付けた前記の足場およびRPVカバープレート7を大型揚重機9にて撤去した後、同様に大型揚重機9を使用して上部格子板10の炉内への搬入および据付けを行い、その後、再度RPVカバープレート7を復旧している。
【0005】
また、上述した従来の炉内構造物据付け用足場装置6は、図9に示すように、複数の足場パイプ12からなる脚と、この脚上に設けられた平坦な作業足場13とによって構成され、この作業足場13は、鋼製アングル,チャンネル,チェッカープレートおよび木材等からなっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来では平坦な1枚構造の作業足場13とこれを支持する脚としての足場パイプ12とからなる炉内構造物据付け用足場装置6を炉心シュラウド2上に単に設置して炉内構造物の据付けを行うことから、上部格子板10の据付けに際しては、一旦設置した炉内構造物据付け用足場装置6およびRPVカバープレート7を大型揚重機9にて取外し、その後、大型揚重機9を利用して上部格子板10を炉内に搬入して据付ける必要があった。
【0007】
したがって、従来技術においては、上部格子板10の搬入据付けを実施するために、大型揚重機9を準備し、炉内構造物据付け用足場装置6およびRPVカバープレート7を取り外す作業が発生することから、作業が大掛かりになるとともに、大型揚重機9を重複して使用するという余分な手間がかかり、作業能率上問題があった。
【0008】
本発明はかかる従来の事情に対処してなされたものであり、上部格子板の搬入据付け等に際して大型揚重機の使用頻度を少くし、作業性を大幅に向上させることができる炉内構造物据付け用足場装置および炉内構造物据付け方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明では、沸騰水型原子炉の原子炉圧力容器内に設置された炉心シュラウド上に配置され、炉内構造物の据付作業を行う作業足場を備えた炉内構造物据付け用足場装置において、この作業足場は、炉心シュラウドの上方に配置される上段作業足場と、この上段作業足場に吊り下げられて前記炉心シュラウド内に配置される下段作業足場とを備え、上段作業足場の下部に、炉心シュラウドの上部に設置すべき上部格子板を着脱可能に保持する上部格子板保持具を設けたことを特徴とする炉内構造物据付け用足場装置を提供する。
【0011】
請求項2の発明では、請求項1記載の炉内構造物据付け用足場装置において、上部格子板保持具は、上段作業足場の下面側にて上部格子板を支持する支持部材と、前記上部格子板の外縁部を外周側から固定する固定部材とを有することを特徴とする炉内構造物据付け用足場装置を提供する。
【0012】
請求項3の発明では、請求項1または2記載の炉内構造物据付け用足場装置において、下段作業足場は、上部格子板の格子間隙間を上下方向に通過できる組立ておよび分解可能な部材により構成され、上段作業足場は前記部材を上下方向に挿通できる開口部を有することを特徴とする炉内構造物据付け用足場装置を提供する。
【0015】
請求項4の発明では、沸騰水型原子炉の原子炉圧力容器内への炉内構造物および上部格子板の据付に際し、炉内構造物の据付に使用する上段作業足場の下方に上部格子板を上部格子保持具によって保持させ炉心シュラウドの上方に設置し、次いで原子炉圧力容器の開口部をカバープレートで覆い、この状態で上段作業足場およびこの上段作業足場に吊下げられて炉心シュラウドないに配置された下段作業足場を使用して炉心シュラウド付近の炉内構造物の据付作業を行った後、カバープレートに取付けた吊り具を用いて上部格子板を下降させて炉心シュラウドに据付け、上段作業足場および下段作業足場を使用した炉内構造物の据付作業と炉心シュラウドへの上部格子板据付作業とを原子炉圧力容器の開口構造をカバープレートで覆ったまま連続して行うことを特徴とする炉内構造物据付け方法を提供する。
【0016】
請求項5の発明では、請求項1からまでのいずれかに記載の炉内構造物据付け用足場装置を使用して、請求項4記載の作業を行うことを特徴とする炉内構造物据付け方法を提供する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る炉内構造物据付け用足場装置および炉内構造物据付け方法の実施形態について、図1〜図6を参照して説明する。なお、原子炉圧力容器および炉内構造物については従来例の説明として示した図7〜図9の符号と同一の符号を使用し、それらの重複説明は省略する。
【0018】
第1実施形態(図1、図2)
図1は、本発明の第1実施形態による炉内構造物据付け用足場装置を原子炉圧力容器内に設置した状態を示す概略的な構成図であり、図2は図1に示した足場装置の拡大図である。
【0019】
本実施形態は炉内構造物据付け用足場装置の基本的な構成についてのものである。すなわち、図1および図2に示すように、本実施形態の炉内構造物据付け用足場装置においては、RPV本体1内に設置された炉心シュラウド2に搭載される作業足場21が、炉心シュラウド2の上方に配置される上段作業足場22と、この上段作業足場22に吊り下げられ炉心シュラウド2内に配置される下段作業足場23とにより2段構造とされている。そして、上段作業足場22の下面側に、炉心シュラウド2の上部に設置すべき上部格子板10が上部格子板保持具24によって着脱可能に保持されている。
【0020】
上段作業足場22は、炉心シュラウド2のシュラウドサポートリング2aと略同一径の円板状とされ、この上段作業足場22の下面側にその周縁部に沿って設けられた複数の足場パイプからなる脚25により、シュラウドサポートリング2a上に同軸的配置で着脱可能に搭載されている。なお、上段作業足場22は、鋼製アングル,チャンネル,チェッカープレートおよび木材等からなっており、この上段作業足場22には、図示しない梯子等が炉心シュラウド2の側方等から架設され、その上に作業者が昇降できるようになっている。そして、この上段作業足場22の上では、作業者が例えば炉内構造物である給水スパージャ4、コアスプレイ5等の溶接による据付け作業を行うことができる。
【0021】
また、下段作業足場23は炉心シュラウド2の内径よりも小径な円板状とされており、垂直なロッド状の複数の連結具26によって上段作業足場22から吊下げられ、炉心シュラウド2内の例えばシュラウドサポート2a付近に配置されている。なお、下段作業足場23にも、図示しない梯子等が炉心シュラウド2の上方から架設され、その上に作業者が往来できるようになっている。そして、この下段作業足場23の上では、例えば炉内構造物であるLPCIカップリング11等の溶接、その他の据付け作業を行うことができる。また、下段作業足場23は、例えば複数の分解可能な部材によって組立てられ、作業後には分解された各部材を炉心シュラウド2の上方に取り出すことができるようになっている。
【0022】
さらに、上部格子板保持具24は、上段作業足場22または脚25等にブラケット状に突出して設けられており、上部格子板10の周縁部を支持するとともに、その外周側を固定するようになっている。また、上部格子板10は、チェンブロック、ワイヤ等を用いた吊り具27によってRPVカバープレート7に吊下げられている。
【0023】
原子炉建設時の炉内構造物据付け作業の際には、上下段作業足場22,23を上部格子板10支持状態でRPV本体1内に吊り降す。これにより、炉心シュラウド2の上方に予め上部格子板10を一時仮置きした状態とし、この状態で上段作業足場22を使用して給水スパージャ4、コアスプレイ5等の溶接作業等を行うとともに、下段作業足場23を使用してLPCIカップリング11等の溶接作業等を行う。この際、上部格子板10は下段作業足場23の上方に仮置き状態で配置されているので、その下段作業足場23上において、上部格子板10の健全性点検等を行うことができる。
【0024】
そして、所定の作業が終了した後には、下段作業足場23上にて上部格子板保持具24の取外し作業を行い、その後、吊り具27の操作等によって上部格子板10を下降させ、炉心シュラウド2に据付けることができる。その後、他の作業が終了した後、上下段作業足場22,23を撤去すればよい。
【0025】
このような本実施形態によると、上部格子板10を既に炉内構造物据付け用足場装置に組込んだ状態で、上下足場22,23を使用した炉内構造物据付け作業を行った後、これに続けて上部格子板10の炉心シュラウド2への据付け作業を一連の作業として行うことができる。したがって、従来技術と異なり、RPVカバープレート7および作業足場22,23を大型揚重機により一旦取り外す等の大掛かりな作業を必要とすることがなく、作業性を大幅に向上することができる。
【0026】
第2実施形態(図3)
図3は、本発明の第2実施形態による炉内構造物据付け用足場装置を示す説明図である。図3(A)は上段作業足場を示す構成図であり、図3(B)は図3(A)のB部拡大図である。なお、装置全体の構成については、図1および図2で示した第1実施形態と略同様である。
【0027】
図3(A),(B)に示すように、本実施形態では、上部格子板保持具24が、上段作業足場22の下面から垂下したブラケット28と、このブラケット28の下端に接合した水平な支持台29とを有し、全体として断面L字形をなしている。支持台29はブラケット28に固定ボルト30によって着脱可能に締結され、この支持台29の上面には例えばゴム板等からなる上部格子板保護板31が貼付けてあり、その上に上部格子板10が支持されている。
【0028】
また、ブラケット28には外側方から押しボルト32が螺挿してあり、この押しボルト32の先端をブラケット28に貫通させて上部格子板10の外縁面に圧接させることにより、上部格子板10を中心側に向って押圧固定し、所定位置に位置決めしてある。
【0029】
なお、上段作業足場22の下面と上部格子板10の上面との間には、弾性材等からなる保護部材35が設けられている。
【0030】
このような構成によると、上部格子板10を上段作業足場22の下部に安定保持することができるとともに、上部格子板保護板31および保護部材35によって損傷なく保護して安全に支持することができる。また、ブラケット28の側方に設けた押しボルト32によって上部格子板10の支持位置を容易かつ確実に調整することができ、さらに、ブラケット28の下端に設けた固定ボルト30を抜き差しすることによって、上部格子板10を容易に支持状態および解放状態とすることができる。
【0031】
したがって、本実施の形態によれば、上部格子板10の早期搬入、据付け、仮置き、解放および保護養生等を安定状態で、能率よく、容易に、かつ安全に行うことができる。
【0032】
第3実施形態(図4)
図4は、本発明の第3実施形態を示す説明図である。
【0033】
この図4に示すように、本実施形態の炉内構造物据付け用足場装置においては、下段作業足場23が木材その他の材料からなる複数の組立ておよび分解可能な部材23aによって構成されており、これらの各部材23aは上部格子板10の格子間隙間10aを上下方向に通過できる大きさとされている。また、上段作業足場22には例えば複数の格子間隙間10aを含める大きさの開口部33が形成されており、この開口部33を介して下段作業足場23の各部材23aが上段作業足場22に対しても上下方向に挿通できるようになっている。
【0034】
そして、例えば下段作業足場23上での炉内構造物据付け作業が終了したような場合には、下段作業足場23を分解して各部材23aごとに分離させ、図4に示すように、分離した各部材23aを上方から吊下げたワイヤ34に装着して、上部格子板10の格子間隙間10aおよび上段作業足場22の開口部33を介して上方に搬出することができる。なお、ワイヤ34は、例えば前述したRPVカバープレート7に設けた搬出入用チェンブロック等によって昇降操作することができる。
【0035】
したがって、本実施形態によれば、上部格子板10を炉内へ搬入した後においても、下段作業足場23をRPV本体1外へ容易に搬出することができる。
【0036】
第4実施形態(図5)
図5は、本発明の第4実施形態を示す説明図である。本実施形態の炉内構造物据付け用足場装置は、上部格子板10を吊り下げるための吊り具27を、より具体化したものである。
【0037】
この図5に示すように、本実施形態においては、吊り具27が、RPVカバープレート7の下部に設置された吊ピース36と、この吊りピース36に取付けられたチェンブロック37と、このチェンブロック37から垂下したワイヤ38とによって構成されている。
【0038】
そして、各ワイヤ38が、上段作業足場22に設けられた孔を通して下方に導かれ、そのワイヤ38の下端部が上部格子板10に連結されている。他の構成については、第1実施形態と略同様である。
【0039】
上部格子板10の据付けの際には、チェンブロック37を操作してワイヤ38を昇降させることにより、ワイヤ38の下端に連結した上部格子板10の高さ調整を行い、炉心シュラウド2に据付ける。これにより、RPVカバープレート7に設けたチェンブロック37を操作するだけで、上部格子板10の高さ調整を行い、炉心シュラウド2に容易に据付けることができる。
【0040】
したがって、本実施形態によれば、オペレーションフロアへ大型揚重機を用意する必要がなく、またRPVカバープレート7および上下作業用足場22,23を取り外す必要がなく、上部格子板10を容易に炉心シュラウド2に据付けることができる。
【0041】
第5実施形態(図6)
図6は、本発明の第5実施形態を示す説明図である。本実施形態は、前述した上下段作業足場22,23をRPV本体1または炉心シュラウド2に当接させて装置使用時の安定化を図るものである。
【0042】
すなわち、図6に示すように、本実施形態の炉内構造物据付け用足場装置においては、上段作業足場22の外周部に、RPV本体1の内面に当接する固定具としての上段突張りボルト39が設けられている。また、下段作業足場23の外周部には、炉心シュラウド2の内面に当接する固定具としての下段突張りボルト40が設けられている。他の構成は前記各実施形態と略同様である。
【0043】
このような構成によると、上下段作業足場22,23の外周部が上下段突張りボルト39,40によって炉内に固定保持されるため、例えば上部格子板10の仮置き時の重心が高い位置に有る場合においても、地震等による横揺れに対し、足場としての安定性を高めることができる。
【0044】
したがって、本実施の形態によれば、上部格子板仮置き状態下で地震等の横揺れが発生した場合の足場安定性保持が有効に図れる。
【0045】
【発明の効果】
以上で詳述したように、本発明によれば、上部格子板の搬入据付け等に際して大型揚重機の使用頻度を少くし、作業性を大幅に向上することができるという効果が奏される。
【0046】
すなわち、請求項1記載の発明によれば、作業足場の直下に上部格子板を仮置きでき、上部格子板の早期搬入、すなわち後入れ不用とすることによりRPVカバープレートおよび炉内構造物据付け用足場装置の搬出作業が削減され、作業効率の向上が図れる。請求項2記載の発明によれば、炉内構造物据付け用足場装置を少なくとも上下2段有することにより、上段作業足場直下の仮置き中の上部格子板の健全確認、点検等も行える。請求項3記載の発明によれば、上部格子板保持具により上部格子板を上段作業足場の直下に保持することができ、上部格子板据付け時に一部解放することによって上部格子板を所定の位置へ据付けることができる。また、上部格子板仮置き中の水平方向での移動を防止することができる。請求項4記載の発明によれば、下段作業足場の構成部材を分解することにより、炉外への搬出を容易に行うことができる。請求項5記載の発明によれば、RPVカバープレートに設けた吊り具の利用により、大型揚重機を利用せずに、かつRPVカバープレートおよび足場を取り外す必要なく上部格子板を据付けることができる。請求項6記載の発明によれば、足場を固定具により炉内に固定保持することにより、地震等の横揺れに対する足場の安定性を向上することができる。請求7および8記載の発明によれば、作業足場を使用した炉内構造物の据付け作用および上部格子板据付け作業を一連の連続した作業として行うことにより、作業性を大幅に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による炉内構造物据付け用足場装置を示す全体構成図。
【図2】図1に示した第1実施形態による炉内構造物据付け用足場装置の要部を拡大して示す斜視図。
【図3】(A)は本発明の第2実施形態による上部格子板保持具を示す断面図、(B)は(A)のB部を示す詳細断面図。
【図4】本発明の第3実施形態による下段作業足場解体時の概念図。
【図5】本発明の第4実施形態によるRPVカバープレートを利用した上部格子板据付け手順を示すRPV断面概念図。
【図6】本発明の第5実施形態による炉内構造物据付け用足場装置横揺れ防止用押しボルトの設置位置を示すRPV断面概念図。
【図7】従来技術による炉内構造物据付け状況を示すRPV断面図。
【図8】従来技術による大型揚重機を利用した上部格子板据付け手順を示すRPV断面図。
【図9】従来技術による炉内構造物据付け用足場装置を示す斜視図。
【符号の説明】
1 RPV本体
2 炉心シュラウド
2a シュラウドサポートリング
3 炉心支持板
4 給水スパージャ
5 コアスプレイ配管
6 従来の作業足場
7 RPVカバープレート
8 上部クリーンハウス
9 大型揚重機
10 上部格子板
10a 格子間隙間
11 LPCIカップリング
12 足場パイプ
21 作業足場
22 上段作業足場
23 下段作業足場
23a 足場構成用部材
24 上部格子板保持具
25 脚
26 連結具
27 吊り具
28 ブラケット
29 支持台
30 固定ボルト
31 上部格子板保護板
32 押しボルト
33 開口部
34 ワイヤ
35 吊り具
36 吊ピース
37 チェンブロック
38 ワイヤ
39 上段突張りボルト
40 下段突張りボルト

Claims (5)

  1. 沸騰水型原子炉の原子炉圧力容器内に設置された炉心シュラウド上に配置され、炉内構造物の据付作業を行う作業足場を備えた炉内構造物据付け用足場装置において、この作業足場は、炉心シュラウドの上方に配置される上段作業足場と、この上段作業足場に吊り下げられて前記炉心シュラウド内に配置される下段作業足場とを備え、上段作業足場の下部に、炉心シュラウドの上部に設置すべき上部格子板を着脱可能に保持する上部格子板保持具を設けたことを特徴とする炉内構造物据付け用足場装置。
  2. 請求項1記載の炉内構造物据付け用足場装置において、上部格子板保持具は、上段作業足場の下面側にて上部格子板を支持する支持部材と、前記上部格子板の外縁部を外周側から固定する固定部材とを有することを特徴とする炉内構造物据付け用足場装置。
  3. 請求項1または2記載の炉内構造物据付け用足場装置において、下段作業足場は、上部格子板の格子間隙間を上下方向に通過できる組立ておよび分解可能な部材により構成され、上段作業足場は前記部材を上下方向に挿通できる開口部を有することを特徴とする炉内構造物据付け用足場装置。
  4. 沸騰水型原子炉の原子炉圧力容器内への炉内構造物および上部格子板の据付に際し、炉内構造物の据付に使用する上段作業足場の下方に上部格子板を上部格子保持具によって保持させて炉心シュラウドの上方に設置し、次いで原子炉圧力容器の開口部をカバープレートで覆い、この状態で上段作業足場およびこの上段作業足場に吊下げられて炉心シュラウドないに配置された下段作業足場を使用して炉心シュラウド付近の炉内構造物の据付け作業を行った後、カバープレートに取付けた吊り具を用いて上部格子板を下降させて炉心シュラウドに据付け、上段作業足場および下段作業足場を使用した炉内構造物の据付作業と炉心シュラウドへの上部格子板据付作業とを原子炉圧力容器の開口構造をカバープレートで覆ったまま連続して行うことを特徴とする炉内構造物据付け方法。
  5. 請求項1から3までのいずれかに記載の炉内構造物据付け用足場装置を使用して、請求項4記載の作業を行うことを特徴とする炉内構造物据付け方法。
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