JP2018507851A - 皮膚の蛍光着色剤としてのHylocereus undatus果実抽出物の使用 - Google Patents

皮膚の蛍光着色剤としてのHylocereus undatus果実抽出物の使用 Download PDF

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Abstract

本発明は、UV光(例えば太陽光)を含む光源に曝された際に青色の蛍光を発するHylocereus Undatusの白い果実の抽出物、および化粧品用途での蛍光着色剤としてのその使用に関する。皮膚に適用された場合、抽出物は、皮膚の欠陥の知覚を低減する。化粧品用途には、自然で均一で綺麗な皮膚の外観が望まれる全ての皮膚用製品が包含される。【選択図】なし

Description

本発明は、Hylocereus Undatus果実抽出物、および化粧品用組成物における光活性化蛍光着色剤としてのその使用に関する。化粧品用組成物には、均一で欠点のない自然な皮膚の外観が望まれる全ての皮膚用製品が包含される。
美しい皮膚の標準的な定義には、均一な色のアンダートーンを有する皮膚が包含される。皮膚の色は、皮膚構造自体に左右される。ヒトの皮膚の外層である角質層は、血管および色素が存在する皮膚のより深い層が僅かに見えることを可能にする半透明の層である。皮膚の色として見えるものは、血管のヘモグロビンの赤みを帯びた色合い、メラニンの褐色/黒色の色合い、基本的な皮膚色素、および皮膚層からの光の反射の組み合わせに起因する。皮膚のイエローアンダートーンは、少量の褐色メラニンの存在およびコラーゲンの存在の結果である。滑らかで均一な表面、目に見える欠点が無いこと、および均一な色分布は、皮膚の美しさと外観の最も望ましい要素である。
化粧品には、皮膚の欠陥の視認を低減することを目的とする製品が包含される。好ましい化合物は、皮膚に自然な見た目を与えつつも欠点および皮膚の色調のむらを覆い隠すものである。
蛍光剤を化粧品用組成物に使用することが提唱されている。例えば、米国特許第6,613,359号は、セルライト、陰影、皮膚の変色およびしわの視認を低減するための化粧品、トイレタリーまたは医薬品に使用するための光学的に活性化される粒子を開示する。
米国特許第6,313,181号は、化粧品に許容されるビヒクルと共に蛍光に有効な量の少なくとも1種の蛍光増白剤を含む化粧品用組成物を開示する。当該組成物は、皮膚に適用された場合、容易に識別できる量の色を皮膚に与えることなく、時間による老化または光による老化のせいで失われてしまった可能性がある蛍光を補充する。
米国特許出願公開第2006/0078518号は、皮膚の外観の向上をもたらす着色された化粧品またはパーソナルケア用調製物を調製するのに有用である、白色以外の少なくとも1種の蛍光着色剤と少なくとも1種の非蛍光着色剤とを含む化粧品用組成物またはパーソナルケア用組成物を開示する。
米国特許出願公開第2009/0288674号は、少なくとも1種の蛍光染料と少なくとも1種のアミノシリコーンとを含む、ヒトのケラチン物質に対する美白効果を有する化粧品染料組成物、およびケラチン繊維(特にヒトケラチン繊維)を染色するプロセスを開示する。
ヒモサボテン属(Hylocereus)は、中央アメリカおよびメキシコで知られている約16の種を有するサボテンの属である。最もよく知られている種は、「ピタヤ」、「ピタハヤ」および「ドラゴンフルーツ」とも呼称される食用の果実を有する種であり、これには、Hylocereus polyrhizus(レッドドラゴンフルーツ)、Hylocereus undatus(ホワイトドラゴンフルーツ)およびHylocereus megalanthus(イエロードラゴンフルーツ)が包含される。Hylocereus megalanthus、Hylocereus polyrhizusおよびHylocereus undatusの品種ならびにこれら3種の交配種が世界中で商業的に栽培されている。H.undatusは白い果肉とピンク色の果皮を有し、H.polyrhizusは赤い果肉とピンク色の果皮を有するが、H.megalanthusは白い果肉と黄色の果皮を有する。果肉は、傷みやすく、果汁が多く、数多くの小さな柔らかい種子を含む。
ドラゴンフルーツは、ビタミンおよび抗酸化物質が豊富であることが知られている。レッドドラゴンフルーツ(H.polyrhizus)は、ベタレイン色素(ベタシアニンおよびベタキサンチンを含む)が豊富である。ベタレインは、食品産業の様々な分野で天然の食品着色剤として使用されている。
本発明の出願人は、化粧品(特に、細胞増殖を鈍化させることによって皮膚の老化を防止するための化粧品)における用途を有するホワイトドラゴンフルーツ(H.undatus)の水性抽出物を以前に開示している(米国特許出願公開第2006/0160702号;同第2009/0264291号)。また、当該抽出物は、皮膚の固有発光に影響を及ぼすとともに皮膚の水和を維持することも見出された。
目に見える欠点のカムフラージュおよび皮膚の色の均一性を提供する、化粧品用途のための皮膚適合性化合物が依然として必要とされている。
本発明は、皮膚の欠陥の視認を低減するための化粧品に使用するためのHylocereus undatus果実(ホワイトドラゴンフルーツ)の抽出物を提供する。
本発明は、太陽光および/または紫外線の下でH.undatus果実の抽出物が青領域の波長の蛍光を発するという予想外の発見に部分的に基づく。H.undatusの果実は白色であり、レッドドラゴンフルーツに存在する色素ベタレインのように顕著な量の色素を有することは知られていないため、このような蛍光は非常に予想外である。さらに、ベタレインは緑領域の蛍光を発することが知られているが、本発明の抽出物は青領域において顕著な発光を示す。いかなる特定の理論または作用機序にも束縛されることを望むものではないが、蛍光活性は抽出物の調製プロセスに起因する可能性がある。
太陽光および/またはUV光の下でのH.undatus果実抽出物の予想外の青色発光は、化粧品(特に皮膚の欠陥を覆い隠すための化粧品)において非常に有利である。色対立プロセス(color opponent process)によれば、ヒトの眼は、対立するチャネル(赤対緑、青対黄、および黒対白)間の差を記録する。対立するチャネルの一方の色に対する応答は、他方の色に対する応答に対して拮抗する。従って、黄色がかった皮膚上の青い色合いは目に対して白の知覚をもたらし、視界から欠点を排除する。
さらに、H.undatus果実抽出物は本質的に無色であり、従って、対象の皮膚へのその適用は、斑点等を覆い隠しつつ皮膚の自然な外観を保つ。
一態様によれば、本発明は、皮膚の欠陥の視認を低減するための方法を提供し、当該方法は、それを必要とするヒト対象の欠陥のある皮膚領域上にH.undatus果実抽出物またはそれを含む組成物を、欠陥のある皮膚領域に薄層カバーをもたらすのに十分な量で適用することを含み、それにより、紫外(UV)光を含む光源に曝された場合に前記皮膚領域の欠陥の視認を低減する。
一部の実施形態によれば、UV光を含む光源は太陽光である。
特定の実施形態によれば、方法は、それを必要とするヒト対象を特定するステップをさらに含む。一部の実施形態によれば、それを必要とするヒト対象を特定することは、対象から得られる情報であって前記対象が皮膚の欠陥の視認の低減を必要とすることを示す情報に基づく。一部の実施形態によれば、情報は、アンケートに対する対象の回答から得られる。さらに別の実施形態によれば、それを必要とするヒト対象を特定することは、対象の皮膚(特に顔の皮膚)の専門的評価に基づく。
特定の実施形態によれば、ヒト対象の皮膚のアンダートーンカラーは、イエロー、イエロー〜オリーブおよびオリーブのアンダートーンからなる群より選択される。それぞれの可能性が本発明の別個の実施形態を表す。
特定の実施形態によれば、皮膚の欠陥は、皮膚の変色、開いた毛穴、軽度の傷跡、痣(blotchiness)およびそれらの任意の組み合わせからなる群より選択される。それぞれの可能性が本発明の別個の実施形態を表す。
一部の実施形態によれば、方法は、均一な皮膚の色調の視認をもたらす。
特定の実施形態によれば、抽出物は、果実の多肉質の食用果肉から得られる。果実の果皮(表皮、外皮、または皮として知られる)は抽出物の一部を構成しないということが明確に理解されるべきである。
特定の実施形態によれば、H.undatus果実抽出物は、約340nm〜約395nmという広範な波長範囲にわたって励起された際の、青領域における蛍光発光を特徴とする。
特定の例示的実施形態によれば、H.undatus果実抽出物は、370nm〜390nmの波長を有する光で励起された際の、460nm〜470nmという波長範囲にピークを有する蛍光発光を特徴とする。
特定の実施形態によれば、本発明の抽出物は、
(a)食用果肉を果皮から分離するステップと、
(b)果肉をすり潰してスラリーを得るステップと、
(c)スラリーから不溶性固形物を分離して果肉を含まない汁を得るステップと、
(d)果肉を含まない汁を加熱するステップと、
(e)加熱した果肉を含まない汁から不溶性固形物を分離して液体抽出物を得るステップと、
を含むプロセスによって作製される。
特定の実施形態によれば、果肉を含まない汁は、100〜120℃で加熱される。
任意選択で、好適な防腐剤(複数可)および/または安定剤(複数可)が液体抽出物に添加される。
特定の実施形態によれば、ステップ(c)または(e)における不溶性固形物の分離は、遠心分離、濾過またはそれらの組み合わせによって実施される。それぞれの可能性が本発明の別個の実施形態を表す。
本発明のH.undatus果実抽出物は、それ自体が投与されてよいか、または化粧品用組成物中に組み込まれてよい。
皮膚への局所適用に好適であることが知られている任意の化粧品用組成物を、調合物が抽出物のUV光および/または可視光の下で蛍光を発する能力を保つ限り、本発明の教示に従って使用できる。
特定の実施形態によれば、H.undatus果実抽出物は、化粧品に許容される希釈剤、担体または賦形剤をさらに含む化粧品用組成物に調合される。
特定の実施形態によれば、化粧品用組成物は、限定されるものではないが安定剤、防腐剤、顔料、pH緩衝剤、皮膚軟化剤、消毒剤、脂肪、乳化剤および共乳化剤、親水性または親油性のゲル化剤、溶媒、香料、フィラー、染料、中和剤、浸透促進剤およびポリマーならびにそれらの任意の組み合わせを含め、添加剤をさらに含む。これらの様々な添加剤の量は、当業者に知られているように化粧品および皮膚用製剤に従来通りに使用される量である。それぞれの可能性が本発明の別個の実施形態を表す。
特定の例示的実施形態によれば、化粧品用組成物は、H.undatus果実抽出物と少なくとも1種の安定剤および/または防腐剤とを含む。一部の実施形態によれば、防腐剤および/または安定剤は、メタ重亜硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、フェノキシエタノール、パラベン、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ベンジルアルコールおよびそれらの任意の組み合わせからなる群より選択される。本明細書において以下で例示するように、防腐剤および/または安定剤を含む組成物は、その蛍光特性を維持する。
特定の例示的実施形態によれば、化粧品用組成物は、H.undatus果実抽出物と少なくとも1種の溶媒とを含む。特定の実施形態によれば、追加的な溶媒は、エタノール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、メタノール、グリセロールおよびアセトンからなる群より選択される。それぞれの可能性が本発明の別個の実施形態を表す。本発明による化粧品用組成物はさらに、軟膏、クリーム、エマルジョン、懸濁液、分散系、粉末または溶液からなる群より選択される形態に、化粧品用途のために調合されてよい。
特定の例示的実施形態によれば、本発明の化粧品用組成物は、ファンデーション、コンシーラー、BBクリーム、CCクリーム、フェイシャルパウダーおよびボディパウダーからなる群より選択される形態に調合される。それぞれの可能性が本発明の別個の実施形態を表す。
さらなる実施形態によれば、本発明の化粧品用組成物は、ブラッシュ、ハイライター、アイシャドウ、アイライナーおよび輪郭形成用調製物(contouring preparation)からなる群より選択される形態に調合される。それぞれの可能性が本発明の別個の実施形態を表す。
特定の例示的実施形態によれば、本発明の化粧品用組成物は、顔用ファンデーションの形態である。顔用ファンデーションは、液体または粉末(プレストまたはルース)の形態であってよい。他の例示的実施形態によれば、本発明の化粧品用組成物は、コンシーラーの形態である。さらに別の例示的実施形態によれば、本発明の組成物は、フェイシャルパウダーまたはボディパウダーの形態である。
特定の例示的実施形態によれば、H.undatus果実抽出物を含む化粧品用組成物および/または調合物はノンカラーの化粧品であり、それによって、綺麗な素肌の生き生きとした見た目の視認を維持する。他の実施形態によれば、化粧品用組成物および/または調合物は、化粧品に許容される着色剤をさらに含む。特定の例示的実施形態によれば、少なくとも1種の着色剤は、無機顔料、天然着色剤、合成有機モノマー着色剤、合成有機ポリマー着色剤、セルフタナーおよびそれらの組み合わせからなる群より選択される。それぞれの可能性が本発明の別個の実施形態を表す。
特定の実施形態によれば、化粧品用組成物および/または調合物は、H.undatus果実抽出物を約0.1%〜約100%含む。他の実施形態によれば、化粧品用組成物および/または調合物は、約0.5%〜約50%の濃度でH.undatus果実抽出物を含む。特定の現在例示的な実施形態によれば、H.undatus果実抽出物の濃度は、約0.5%〜約5%である。特定の例示的実施形態によれば、化粧品用組成物および/または調合物は、1%の濃度でH.undatus果実抽出物を含む。
特定の例示的実施形態によれば、本発明の方法は、H.undatus果実抽出物を1%〜5%含む化粧品用組成物を対象の欠陥のある皮膚領域上に適用することを含む。さらなる例示的実施形態によれば、組成物は、H.undatus果実抽出物を2%含む。さらなる例示的実施形態によれば、組成物は、H.undatus果実抽出物を1%含む。一部の実施形態によれば、欠陥のある皮膚領域上に適用される化粧品用組成物の量は、約0.1g〜約5.0gである。特定の例示的実施形態によれば、適用される量は、約0.5g〜約1.0gである。
本発明の抽出物またはそれを含む化粧品用組成物による皮膚の欠陥の視認の低減は、皮膚領域が覆われている限り持続するということが明確に理解されるべきである。
特定の実施形態によれば、皮膚の欠陥の視認の低減は、最大12時間持続する。他の実施形態によれば、皮膚の欠陥の視認の低減は、最大8時間持続する。さらなる実施形態によれば、皮膚の欠陥の視認の低減は、2〜4時間持続する。
本発明の他の目的、特徴および利点は、以下の説明および図面から明らかになるであろう。
図1は、H.undatusの果肉を含まない汁と比較した、安定剤および防腐剤を含む場合と含まない場合の本発明のH.undatus果実抽出物の蛍光を示す。図1A:H.undatusの果肉を含まない汁の蛍光。(1)Ex−390〜370;Em−463〜466(明るい青);(2)Ex−340〜360;Em−433〜439(青)。 図1は、H.undatusの果肉を含まない汁と比較した、安定剤および防腐剤を含む場合と含まない場合の本発明のH.undatus果実抽出物の蛍光を示す。図1B:H.undatus果実抽出物(防腐剤無し)の蛍光。(1)Ex−390〜370;Em−463〜466(明るい青);(2)Ex−340〜360;Em−433〜439(青)。 図1は、H.undatusの果肉を含まない汁と比較した、安定剤および防腐剤を含む場合と含まない場合の本発明のH.undatus果実抽出物の蛍光を示す。図1C:防腐剤であるフェノキシエタノールおよび安定剤であるメタ重亜硫酸ナトリウムを含むH.undatus果実抽出物の蛍光。(1)Ex−360〜390;Em−445〜463(青)。 図2は、フルスペクトル光に曝された顔の皮膚を示す。図2Aは、素顔の写真を示し、図2Bは、H.undatus果実抽出物を1%含むクリームが適用された顔の写真を示す。
本発明は、ヒトの皮膚に高度に適合する、UV光および/または可視光の下で蛍光活性を有する化粧品用組成物、ならびに皮膚のでこぼこおよび表面の欠点の視認性を最小化して皮膚(特に顔の皮膚)の外観を改善するためのその使用を提供する。組成物中の有効成分は、ホワイトドラゴンフルーツ(Hylocereus undatusの果実)の果肉(flesh)(果肉(pulp))から得られる抽出物である。
定義
本明細書で使用される場合、「Hylocereus undatus果実の抽出物」または「H.undatus果実抽出物」または「抽出物」なる用語は、H.undatus(ピタハヤ)果実の多肉質の食用部分から分離された液体の画分を指す。この画分は、果肉をすり潰して固体破片を除去した後に得られる果肉を含まない汁を加熱し、加熱の間に生じた固体粒子を分離し、得られた透明な液体を回収することにより得られる。抽出物は、約380nmに発光のピークを有する、340nm〜395nmの波長を有する光を吸収した際の青色蛍光の発光を特徴とする。抽出物は、光学的増白剤を含まない白い紙の上に配置されて360nm〜370nmの波長範囲で照射された際、ヒトの肉眼には青色に見える。本明細書で使用される場合、「果肉を含まない汁」または「果肉を含まない果汁」なる用語は、食用果肉を果皮から分離し、果肉をすり潰してスラリーを得て、加熱することなくスラリーから、典型的には遠心分離によって、固形物を分離することにより得られるH.undatus果実の汁を指す。
本明細書で使用される場合、「UV光を含む光源」なる用語は、約200nm〜約400nm(特に約340nm〜395nm)のUV領域における放射を含む任意の光源を指す。一部の実施形態によれば、紫外線を含む光源は太陽光である。他の実施形態によれば、紫外線を含む光源は人工光である。
本明細書で使用される場合、「防腐剤」なる用語は、微生物の増殖によるH.undatus果実抽出物の汚染、ならびに/または微生物汚染の後の望ましくない化学的変化による抽出物および/もしくはその成分の分解、を防止するために本発明の組成物に添加される物質を指す。
本明細書で使用される場合、「安定剤」なる用語は、組成物および/またはその成分の物理的変化および/または化学的変化を、特に保管中に、防止するか鈍化させるために本発明の組成物に添加される物質を指す。
当技術分野において知られているように、単一の化合物が、防腐剤および安定剤の両方として作用し得る。
本明細書で使用される場合、「視認」なる用語は、可視光に含まれる情報を処理することにより周囲環境を理解することを指す。結果として生じる知覚は、視野、視界または視覚としても知られている。
本明細書で使用される場合、「化粧品用組成物」は、局所適用(特に哺乳動物における皮膚上への局所適用)に好適な組成物を指す。特定の実施形態によれば、組成物は、本明細書に記載されるような皮膚に対する美容上有益な効果を有する。
Hylocereus Undatus(「ドラゴンフルーツ」、「ピタヤ」および「ピタハヤ」を含め、いくつかのシノニムで知られている)は、観賞用植物および果実作物として世界的に認知されている、上に伸びるつる性のサボテンの種(climbing vine cactus species)である。Hylocereus Undatusは、オーストラリア、中国、イスラエル、台湾およびベトナムにおいて、とりわけ作物として定着している。その果実は、様々な用途を有する栄養価の高い果実である。果実の食用部分である果肉は、熟した果実の70〜80%を占める。果実は、結腸癌および糖尿病の防止、重金属などの有毒物質の中和、コレステロールおよび高血圧の低減、出血の抑制ならびに歯の健康の促進を含め、医薬的特性を有することが知られている。果肉の赤い品種は、抗酸化物質が豊富である(Gunasena,H.P.M.,et al.「Dragon Fruit Hylocereus undatus (Haw.) Britton and Rose.」 Underutilized fruit trees in Sri Lanka. New Delhi, World Agroforesty Centre(2007):110−142)。
ベタレインは、ドラゴンフルーツの赤い果皮(外皮)に、または赤い果実の果肉中に、存在することが知られている色素である。ベタレインには、赤色〜紫色を有するベタシアニンおよび黄色〜オレンジ色を有するベタキサンチンという2つのカテゴリーが存在する。ベタシアニンは、約400nmという紫色波長の光を発することが知られている。ベタキサンチンは、463nm〜474nmの間に励起極大(すなわち、青色光領域における吸収)を有し且つ509nm〜512nmの間(すなわち、緑領域)に発光極大を有する、スペクトルを示す。
それとは逆に、本発明のH.undatus果実抽出物は、青色の蛍光発光(約430nm〜約470nm)をもたらす約340nm〜約395nmの波長を有する光を吸収する。いかなる特定の理論または作用機序にも束縛されることを望むものではないが、本発明の抽出物の蛍光は、ベタシアニンおよび/またはベタキサンチンの存在に起因し得ない。特定の例示的実施形態によれば、抽出物は、ベタシアニン、ベタキサンチンまたはそれらの組み合わせを欠いている。一部の実施形態によれば、抽出物は、ベタシアニンを欠いている。他の実施形態によれば、抽出物は、ベタキサンチンを欠いている。
本発明は、本発明のH.undatus果実抽出物の光吸収と蛍光のプロファイルが生の果肉を含まない果汁のものとは異なるということをさらに示す。本明細書において以下で例示されるように、H.undatus果実抽出物が約340〜395という広範な波長範囲で励起された時に青色蛍光を発するのに対し、果肉を含まない果汁は、約360nmで励起された時にのみ、そのような青色蛍光を発する。さらに、抽出物の青色蛍光は、果肉を含まない果汁のものに比べて顕著に高かった(図1A〜図1B)。抽出物への防腐剤および/または安定剤の添加は、抽出物の青色蛍光に顕著には影響しなかった(図1C)。
H.undatus果実抽出物の治療用途および化粧品用途については、とりわけ、抽出物が培養下の正常なヒト線維芽細胞および/または角化細胞の増殖を鈍化させるのに有効であるということを示したことに基づいて、以前に説明されている(米国特許出願公開第2009/0264291号)。細胞増殖の鈍化は、皮膚の老化防止および細胞資源の維持において有益な効果を有する。そこで説明されているように、抽出物の化粧品用途は、その可逆的抗増殖活性に依存する。細胞増殖の阻害は、長期的には皮膚の寿命を延ばし、短期的には細胞の完全な成熟のための手段を提供する。どちらの場合においても、抽出物は、それが適用される細胞の固有活性に影響し、抗増殖活性の所望の効果を達成するためには継続投与が必要である。
本発明の抽出物の青色光の蛍光は、化粧品における使用についての莫大な潜在能力を有する。青い色合いは、皮膚の自然な黄色がかった色と接触すると、皮膚の外観をより白く変化させる。さらに、皮膚の全体的な外観(および特に皮膚の色調)は、より均一に見える。この現象は、皮膚の自然な発光に対するH.undatus果実抽出物の長期的な効果とは異なるものであり、皮膚がH.undatus抽出物またはそれを含む組成物に覆われている限り持続する。長期的な効果は、少なくとも2週間にわたって1日に少なくとも1回、皮膚上に抽出物を適用することを必要とする。
有利なことに、抽出物は、いかなる視覚的に明確な色も皮膚に与えない。従って、抽出物は、「無色」の化粧品として使用でき、皮膚の外観を著しく改善しつつ、「マスク様」の見た目を伴うことなく、その自然な外観を保つ。
本発明の抽出物またはそれを含む組成物は、ノンカラーの化粧品(例えば、適用後に皮膚に色をほとんどまたは全く与えないことが意図されたスキンケア用化粧品または透明な化粧品または半透明の化粧品)に使用できる。あるいは、抽出物またはそれを含む組成物は、限定されるものではないがファンデーション、ブラッシュ、およびコンシーラー、BBクリーム、CCクリームを含む、ヒトの皮膚の色を模倣および改善することが意図されたカラー化粧品に添加できる。
一態様によれば、本発明は、皮膚の欠陥の視認を低減するための方法を提供し、当該方法は、対象の欠陥のある皮膚領域上にH.undatus果実抽出物またはそれを含む組成物を、欠陥のある皮膚領域に薄層カバーをもたらすのに十分な量で適用することを含み、それにより、紫外線および/または太陽光に曝された場合に前記皮膚領域の欠陥の可視性を低減する。
特定の実施形態によれば、方法は、それを必要とするヒト対象を特定するステップをさらに含む。
特定の例示的実施形態によれば、本発明は、皮膚の欠陥の視認を低減するための方法を提供し、当該方法は、
(a)皮膚の欠陥の視認の低減を必要とするヒト対象を特定することと、
(b)対象の欠陥のある皮膚領域上にH.undatus果実抽出物またはそれを含む組成物を、欠陥のある皮膚領域に薄層による被覆をもたらすのに十分な量で適用し、それにより、UV光および/または太陽光に曝された場合に前記皮膚領域の欠陥の視認性を低減することと、
を含む。
特定の実施形態によれば、対象は、イエロー、イエロー〜オリーブおよびオリーブからなる群より選択される自然な皮膚のアンダートーンを有するヒト対象である。
一部の実施形態によれば、それを必要とするヒト対象を特定することは、対象から得られる情報であって前記対象が皮膚の欠陥の視認の低減を必要とすることを示す情報に基づく。一部の実施形態によれば、情報は、アンケートに対する対象の回答から得られる。
皮膚の欠陥の視認の低減を必要とする対象を特定するためのアンケートの設計および分析は、当業者の通常の知識の範囲内に属する。アンケートは、典型的には、対象の性別、年齢および全体的な健康状態についての一般的な質問;化粧品、皮膚用製品または治療用製品の使用に関する質問;ならびに皮膚の欠陥の領域に関する情報の要求を含む。それを必要とする対象を特定するために、アンケートは、処置の前に、興味を示している対象に渡される。アンケートに対する回答は、対象の必要性に従って抽出物またはそれを含む組成物の適用を設計できる熟練者によって分析される。
さらに別の実施形態によれば、それを必要とするヒト対象を特定することは、対象の皮膚(特に顔の皮膚)の専門的評価に基づく。
特定の実施形態によれば、皮膚の欠陥は、皮膚の変色、開いた毛穴、軽度の傷跡、痣およびそれらの任意の組み合わせからなる群より選択される。それぞれの可能性が本発明の別個の実施形態を表す。「皮膚の変色」なる用語は、本明細書では、その最も広い範囲の意味を有し、正常なプロセスならびに病気によるプロセス(例えば、皮膚の色素沈着、ニキビ、皮膚の炎症、特定の薬物(ミノサイクリンおよび経口避妊薬など)の使用、内分泌疾患(アジソン病など)、ヘモクロマトーシス(鉄過剰)、日光曝露、妊娠、特定の真菌感染症(癜風など)、白色粃糠疹および白斑)の結果である可能性がある皮膚の色調の変化を包含するということが明確に理解されるべきである。
特定の例示的実施形態によれば、本発明の抽出物またはそれを含む組成物は、皮膚上の暗影または線の出現を低減するために使用される。
他の例示的実施形態によれば、本発明の抽出物またはそれを含む組成物は、皮膚の色調の外観および均一化を改善するために使用される。
本発明の抽出物は、皮膚上の変色、暗影および目の下のくまを隠すために、皮膚の色調を均一にする目的で、主成分として単独で使用できる。
本発明の教示によるH.undatus果実抽出物は、顔のケアまたは露出した皮膚の任意の他の部分のケアのための化粧品用組成物において通常使用される任意の種類のビヒクル中に組み込むことができる。例えば、抽出物は、溶液、コロイド分散系、エマルジョン(水中油型または油中水型)、懸濁液、粉末、クリーム、ローション、ゲル、フォーム、ムース、スプレー等に添加できる。種々のビヒクルのタイプの調合のための方法論は、当技術分野において周知であり、例えばRemington’s The Science and Practice of Pharmacy, 19th Edition, Volume IIに見出すことができる。
一部の実施形態によれば、抽出物は、皮膚の色調の粉末カラー化粧品(フェイスパウダーまたはボディパウダーなど)またはパウダーブラッシュに使用される。他の実施形態によれば、抽出物は、液体、固体または半固体のカラー化粧品(液体タイプ、クリームタイプ、ゲルタイプもしくはスティックタイプのファンデーション、コンシーラーまたはブラッシュなど)の一部として使用できる。このタイプの組成物は、鮮やかな色のものではなく、むしろ皮膚の自然な色を模倣しており、従って、最も自然で好都合で認識可能な皮膚の若い見た目の補充を可能にする。
皮膚の色調の粉末カラー化粧品において本発明の抽出物を使用する場合、抽出物は、製品に実質的に全く色を与えないであろう。カラー化粧品において、抽出物は、典型的には、他の顔料または染料と組み合わされるであろう。追加的な色成分は、有機性または無機性のいずれかであってよい。有用な無機顔料の例としては、鉄酸化物(黄色、赤色、褐色または黒色)、フェロシアン化三価鉄アンモニウム(ferric ammonium ferrocyanide)(青色)、マンガンバイオレット、ウルトラマリンブルー、酸化クロム(緑色)、タルク、レシチン改質タルク(lecithin modified talc)、ゼオライト、カオリン、レシチン改質カオリン(lecithin modified kaolin)、二酸化チタン(白色)およびそれらの混合物が挙げられる。他の有用な顔料は真珠光沢顔料であり、これには雲母、オキシ塩化ビスマスおよび処理された雲母(チタン化雲母(titanated micas)およびレシチン改質雲母(lecithin modified micas)など)が包含される。
有機顔料には、天然の着色剤ならびに合成のモノマー着色剤およびポリマー着色剤が包含される。例としては、フタロシアニンブルー顔料およびフタロシアニングリーン顔料、ジアリライドイエロー顔料およびジアリライドオレンジ顔料、ならびにアゾ系赤色顔料およびアゾ系黄色顔料(トルイジンレッド、リソレッド(litho red)、ナフトールレッドおよびナフトールブラウン顔料など)がある。また、不溶性基材(アルミナ、バリウムまたはカルシウムの水和物など)上における有機染料の沈殿および吸収によって形成される、顔料であるレーキも有用である。ポリマー着色剤には、ナイロン粉末、ポリエチレン、およびポリエステルが包含される。ポリエステルには、着色剤と共に共重合される1種以上のジオールと1種以上のジカルボン酸を用いて作製される直鎖状、熱可塑性、結晶性または非晶質の材料が包含され得る。化粧品に許容される着色剤の例示的なリストは、the International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook, 7th Edition, CTFA,1997,pp.1628−1630に見出すことができる。本発明のカラー化粧品において、着色剤(本発明の蛍光抽出物は含まない)は通常、組成物の約0.1重量%〜約30重量%を占め、その量は、求められる色に応じて変動するであろう。
代替的な実施形態では、本発明の抽出物は、ノンカラーの化粧品(透明な製品または半透明の製品)に使用される。
化粧品用組成物中の本発明の抽出物の量は、蛍光の強度、使用の目的および組成物が適用される皮膚のタイプに応じて変動してよい。特定の実施形態によれば、量は、約0.01%〜約100%であってよい。他の実施形態によれば、使用される量は、約0.1%〜約50%または約0.5%〜約50%であろう。特定の例示的実施形態によれば、量は、0.5%〜5.0%である。特定の現在例示的な実施形態によれば、化粧品用組成物中のH.undatus果実抽出物の量は1.0%である。
特定の実施形態によれば、化粧品用組成物は、化粧品または皮膚科学的に許容される希釈剤、賦形剤または担体をさらに含む。一部の実施形態によれば、化粧品に許容される担体は、リポソーム、ミセル構造、マイクロカプセルおよびそれらの組み合わせからなる群より選択される。それぞれの可能性が本発明の別個の実施形態を表す。
一部の実施形態によれば、化粧品用組成物は、許容される添加剤をさらに含む。特定の実施形態によれば、添加剤は、安定剤、防腐剤、顔料、pH緩衝剤、皮膚軟化剤、脂肪、乳化剤、共乳化剤、親水性ゲル化剤、親油性ゲル化剤、溶媒、香料、フィラー、親水性濾過材、親油性濾過材、染料、中和剤、浸透促進剤、ポリマーおよびそれらの任意の組み合わせからなる群より選択される。それぞれの可能性が本発明の別個の実施形態を表す。
様々な添加剤の量は、当業者に知られているように化粧品および皮膚用製剤に従来通りに使用される量である。
特定の例示的実施形態によれば、H.undatus果実抽出物を含む化粧品用組成物は、防腐剤および/または安定剤をさらに含む。一部の実施形態によれば、防腐剤/安定剤は、メタ重亜硫酸ナトリウム、フェノキシエタノール、ベンジルアルコール、安息香酸、その塩およびエステル、ソルビン酸およびその塩、パラベン類およびそれらの塩、トリクロサン、イミダゾリジニル尿素、フェノキシエタノール、DMDMヒダントイン、ジアゾリジニル尿素ならびにクロルフェネシンからなる群より選択される。それぞれの可能性が本発明の別個の実施形態を表す。
さらなる実施形態によれば、本発明の抽出物を含む組成物は、追加的なスキンケアトリートメントの有効成分をさらに含み、これには、限定されるものではないが、年齢による染み、角化症およびしわを改善または根絶するための有効成分、鎮痛剤、麻酔剤、抗ニキビ剤、抗細菌剤、抗酵母剤、抗真菌剤、抗ウイルス剤、抗皮膚炎剤、抗掻痒剤、抗炎症剤、過剰角質溶解防止剤(anti-hyperkeratolytic agent)、抗ドライスキン剤(anti-dry skin agent)、制汗剤、抗乾癬剤、抗脂漏剤、老化防止剤、抗しわ剤、日焼け防止剤、抗ヒスタミン剤、皮膚美白剤、脱色剤(depigmenting agent)、創傷治癒剤、ビタミン、コルチコステロイドならびにセルフタンニング剤が包含される。任意の所与の調合物に使用される有効成分の量は、その通常の用量に従って容易に決定される。
本発明の組成物の適用様式は、最終的な使用目的に左右されるであろう。カラー化粧品/メークアップ製品においては、抽出物を含む組成物は通常、使用者の毎日のメークアップルーチンの一部として顔に、または任意選択で身体に、必要に応じて適用されるであろう。組成物はノンカラーの化粧品として、単に、皮膚の自然な外観を補充するために、およびそのままの皮膚をより健康的に欠点なく見せるために、メークアップの有無によらず毎日適用できる。組成物はまた、特定の問題箇所(目の下の暗影(dark under-eye shadow)など)または皮膚の色が不均一な箇所に、それらが目に付くことを低減するために適用されてもよい。適用される製品の量はまた、薄層カバーが達成される限りにおいて、最終用途および達成しようとする外観によっても異なるであろう。
特定の例示的実施形態によれば、H.undatus果実抽出物を約1%〜約5%含む化粧品用組成物は、欠陥のある皮膚領域上に0.1g〜5.0gの量で適用される。特定の例示的実施形態によれば、組成物は、H.undatus果実抽出物を1%含み、欠陥のある皮膚領域上に約0.5g〜約1.0gの量で適用される。
さらなる態様によれば、本発明は、H.undatus果実抽出物を含む化粧品用組成物であって睫毛、眉または皮膚のためのメークアップ用組成物として調合される組成物を提供する。それぞれの可能性が本発明の別個の実施形態を表す。
特定の実施形態によれば、メークアップ用組成物は、アイシャドウ、パウダー、リップスティック、ファンデーション、マスカラ、ブラッシュおよびアイライナーからなる群より選択される形態である。
一部の実施形態によれば、メークアップ用組成物は、固体、ペースト状、無水または水性の形態からなる群より選択される形態である。
特定の例示的実施形態によれば、メークアップ用組成物の形態は、水中油型エマルジョン、油中水型エマルジョン、非イオン性小胞分散系および懸濁液からなる群より選択される。
特定の例示的実施形態によれば、本発明の方法は、本明細書に記載されるメークアップ用組成物を利用する。
以下の実施例は、本発明の一部の実施形態をより完全に説明するために提示される。しかし、これらは、本発明の広い範囲を限定するものとして決して解釈されるべきではない。当業者であれば、本発明の範囲から逸脱することなく、本明細書に開示される原理の多くの変形および改変を容易に考案できる。
実施例1:H.undatus果実抽出物の作製
熟したHylocereus Undatus果実を洗浄し、果肉を外皮から分離した。次に、均一になるまで(フードプロセッサまたは同様のものを用いて)果肉をすり潰し、得られたスラリーを遠心分離した(少なくとも1800gで15〜60分)。沈殿物を捨て、上清(果肉を含まない果汁)を回収した。
上清を0.5〜2時間、100〜120℃に加熱した。加熱後、得られた混合物を遠心分離した(少なくとも1800gで15〜60分)。沈殿物を捨て、メンブレンフィルター(典型的には最大0.22ミクロン)を通して上清を濾過してH.undatus果実抽出物を得た。
任意選択で、関連する最終用途に好適な防腐剤および安定剤を添加する。
実施例2:H.undatus果実抽出物の蛍光
予想外にも、上記のように作製されたH.undatus果実抽出物は、UV光(358nm)を照射すると青色光を発するということが見出された。従って、広範囲の波長の検査を可能にする定量法を用いた、この抽出物の蛍光能を、蛍光光度計(FL920 Edinburgh Inc,英国)を用いて調べた。抽出物の蛍光を、H.undatusの果肉を含まない果汁の蛍光と比較した。上述の通り、果肉を含まない果汁は、すり潰した果肉のスラリーから不溶性固形物を除去した後(加熱および本発明の抽出物を得るためのさらなる処理の前)に得られる液体である。さらに、組成物への防腐剤および安定剤の添加(それぞれ、フェノキシエタノール(0.9%)およびメタ重亜硫酸ナトリウム(0.2%))の影響も調べた。
励起放射は、250nmから600nmまで、10nmの間隔で適用した。発光は、3nmごとに測定した。測定は、蛍光測定に好適な4面の石英キュベット中の不希釈サンプル(100%の抽出物)を用いて行った。3種の調製物について得られた発光データを比較すると、果肉を含まない果汁と本発明の抽出物(それぞれ、図1Aと図1B)の間で明確な差異が示された。340〜390nmの範囲での励起は、H.undatus果実抽出物の場合に青領域(430〜470)のみで高強度の発光ピークを生じさせたが、果肉を含まない果汁は、青領域(450〜460)および緑領域(515〜535)にわたって顕著に低い発光ピークを示した。H.undatus果実抽出物へのフェノキシエタノールおよびメタ重亜硫酸ナトリウム(MBS)の添加は、励起波長のいくらかのシフトを生じさせたが、青領域(445〜465nm)における高強度のピークを保った。
実施例3:例示的調合物
以下の表1は、H.undatus果実抽出物を1%含むクリームの例示的調合物である。
Figure 2018507851
実施例4:H.undatus果実抽出物を1%含むクリームのインビボでの有効性の評価
上記の実施例1に記載される通りに得られたH.undatus果実抽出物を含むクリームを、H.undatus果実抽出物のインビボでの有効性の予備的評価のために使用した(表1に提示されるクリーム調合物)。1人の健康な志願者が、このアッセイに参加した。フルスペクトル光の下で写真を撮影し、VISIA−CR(登録商標)による画像分析を用いて効果を評価した。志願者の顔の1枚目の写真(図2A)は、クリームの適用の前に撮影した。その後、クリームを適用して、顔を覆う薄膜を形成した。2枚目の写真(図2B)は、クリームを適用してから1時間後に撮影した。2枚の写真の比較から明らかなように、H.undatus果実抽出物を含むクリームは、均一な皮膚の色調の知覚をもたらし、皮膚の開いた毛穴および皮膚の染みの可視性を顕著に低減する。
特定の実施形態についての前述の説明は、現在の知識を適用することによって他者が、過度の実験をすることなく、および一般概念から逸脱することなく、そのような特定の実施形態を様々な用途のために容易に改変および/または適合できる程度に十分に本発明の一般的性質を明らかにするであろう。従って、そのような適合および改変は、開示される実施形態の均等物の意味および範囲内に包含されるべきであり、また、そのように意図される。本明細書で使用される表現または用語は説明を目的としており、限定を目的とするものではないということが理解されるべきである。開示される様々な機能を実施するための手段、材料、およびステップは、本発明から逸脱することなく、様々な代替形態をとってよい。

Claims (26)

  1. 皮膚の欠陥の視認を低減するための方法であって、それを必要とするヒト対象の欠陥のある皮膚領域上にHylocereus undatus果実抽出物またはそれを含む組成物を、前記欠陥のある皮膚領域に薄層カバーをもたらすのに十分な量で適用し、それにより、紫外(UV)光を含む光源に曝された場合に前記皮膚領域の欠陥の視認を低減することを含む方法。
  2. 前記それを必要とするヒト対象を特定するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ヒト対象の皮膚のアンダートーンカラーが、イエロー、イエロー〜オリーブおよびオリーブのアンダートーンからなる群より選択される、請求項1〜2のいずれか1項に記載の方法。
  4. 前記皮膚の欠陥が、皮膚の開いた毛穴、皮膚の変色、軽度の傷跡、痣およびそれらの任意の組み合わせからなる群より選択される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記皮膚の欠陥が、開いた毛穴である、請求項4に記載の方法。
  6. 前記皮膚の欠陥が、不均一な皮膚の色調である、請求項4に記載の方法。
  7. 前記H.undatus果実抽出物が、果実の果肉食用部分から得られる、請求項1に記載の方法。
  8. 前記H.undatus果実抽出物が、約340nm〜約395nmの波長範囲にわたって励起された際の青領域における蛍光発光を特徴とする、請求項7に記載の方法。
  9. 前記H.undatus果実抽出物が、370nm〜390nmの波長を有する光で励起された際の460nm〜470nmの波長範囲にピークを有する蛍光発光を特徴とする、請求項8に記載の方法。
  10. 前記H.undatus果実抽出物が、
    (a)食用果肉を果皮から分離するステップと、
    (b)前記果肉をすり潰してスラリーを得るステップと、
    (c)前記スラリーから不溶性固形物を分離して果肉を含まない汁を得るステップと、
    (d)前記果肉を含まない汁を加熱するステップと、
    (e)加熱した前記果肉を含まない汁から不溶性固形物を分離して液体抽出物を得るステップと、
    を含むプロセスによって作製される、請求項7〜9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記H.undatus果実抽出物を含む組成物が、化粧品に許容される安定剤、防腐剤またはそれらの組み合わせをさらに含む化粧品用組成物である、請求項1に記載の方法。
  12. 前記化粧品用組成物が、化粧品に許容される希釈剤、担体または賦形剤をさらに含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記化粧品用組成物が、粉末、溶液、クリーム、エマルジョン、懸濁液、分散系、軟膏およびスティックからなる群より選択される形態に調合される、請求項11〜12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 前記化粧品用組成物が、ファンデーション、コンシーラー、フェイシャルパウダーおよびボディパウダーからなる群より選択される形態である、請求項11〜13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 前記化粧品用組成物が、ブラッシュ、ハイライター、アイシャドウ、アイライナーおよび輪郭形成用調製物からなる群より選択される形態である、請求項11〜13のいずれか1項に記載の方法。
  16. 前記化粧品用組成物が、ノンカラーの化粧品用組成物である、請求項11〜15のいずれか1項に記載の方法。
  17. 前記化粧品用組成物が、カラー化粧品用組成物である、請求項11〜15のいずれか1項に記載の方法。
  18. 前記化粧品用組成物が、化粧品に許容される少なくとも1種の着色剤をさらに含む、請求項17に記載の方法。
  19. 前記少なくとも1種の着色剤が、無機顔料、天然着色剤、合成有機モノマー着色剤、合成有機ポリマー着色剤、セルフタナーおよびそれらの任意の組み合わせからなる群より選択される、請求項18に記載の方法。
  20. 前記化粧品用組成物が、メークアップ用組成物である、請求項11〜19のいずれか1項に記載の方法。
  21. 前記化粧品用組成物が、前記H.undatus果実抽出物を約0.5%〜約50%含む、請求項11〜20のいずれか1項に記載の方法。
  22. 前記化粧品用組成物が、前記H.undatus果実抽出物を約0.5%〜約5%含む、請求項21に記載の方法。
  23. 前記化粧品用組成物が、欠陥のある皮膚上に約0.1g〜約5.0gの量で適用される、請求項21〜22のいずれか1項に記載の方法。
  24. 皮膚の欠陥の視認の低減が、前記H.undatus果実抽出物またはそれを含む組成物を適用した時点から最大12時間持続する、請求項1に記載の方法。
  25. 皮膚の欠陥の視認の低減が、最大8時間持続する、請求項24に記載の方法。
  26. 皮膚の欠陥の視認の低減が、2〜4時間持続する、請求項25に記載の方法。
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