JP2018505787A - 切削工具及びバリを切削除去するための方法 - Google Patents

切削工具及びバリを切削除去するための方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、特に空洞内の縁部のバリを取るため、例えば互いに交差する孔の縁部のバリを除去するために構成された切削工具、及び中空円筒の内側の第1の端部で空間的に延在する縁部のバリ、特に互いに貫通する孔によって形成される縁部のバリを切削除去するための方法に関する。切削工具(Z)は特に空洞内の縁部(300)のバリ取りに適している。切削工具(Z)は突出する第1の刃(10)を有する少なくとも1つの切断要素(1)を含んでおり、第1の刃(10)の切れ刃(14)が基本的に平行な2つの平面(E1,E2)の間に延在する。第1の刃(10)は切れ刃(14)の各端部領域(11,12)に配置された少なくとも1つの第1の切断部位(20)及び第2の切断部位(30)を備えている。第1の切断部位(20)は第1の刃物角(21)を有し、第2の切断部位(30)は第2の刃物角(31)を有している。その際、第1の刃物角(21)及び第2の刃物角(31)の最小値はそれぞれ88°より小さく、各刃物角(21,31)によって形成される逃げ面(23,33)はそれぞれ平行な両方の平面(E1,E2)の一方に向けられている。

Description

本発明は、特に空洞内の縁部のバリを取るため、例えば互いに交差する孔の縁部のバリを除去するために構成された切削工具に関する。
本発明はさらに、中空円筒の内側の第1の端部で空間的に延在する縁部のバリ、特に互いに貫通する孔によって形成される縁部のバリを切削除去するための、特に本発明による切削工具を用いて実施される方法に関する。
物体内に空洞を形成した後、例えば中実材料の穿孔の後には、そこに生じたバリを除去する必要がある。この処理が複雑になるのは、特に孔又は空洞が互いに交わっている、又は貫通している場合である。その際に生じる縁部と縁部に存在するバリは比較的遠く離れていて加工工具を接近させにくいので、このバリ除去は比較的多くの時間を要し、及び/又は工具への依存度が高い。加えて、バリ取り処理の後にはバリが完全に除去されたかどうかの比較的労力のかかる点検が必要である。特に流動媒体を案内する際、バリが残存していれば流動条件に関して不利な影響を及ぼす恐れがあり、また場合によってはバリ部分が折れた際に接続されたユニットに障害が生じる恐れもある。
そのため、形成されたバリを完全かつ確実に除去する必要性がある。
このようなバリ除去は、特に鋭角をなして交差する孔の場合に困難である。その場合に生じる貫通縁は空間的に延在する楕円形に形成される。
つまり、この楕円形は孔の交差角度に応じて対称的又は非対称的に形成される曲線を空間内に画定する。この楕円形を形成する縁部の角度は曲線の形状にわたって一定ではない。孔の交差角度に応じて縁部の角度も通常は15°から165°までの範囲内で変化する。さらに、交差する孔の間隔、角度、及び直径に関する公差も同様に、縁部の空間曲線の各点における縁部の角度の大きさに影響を与える。
孔内のバリを除去するための様々な方法及び装置が知られている。その際、特にフライス加工法は二次バリが形成されるので、空洞内、特に交差する孔内のバリを排除するには最適ではないことが分かっている。二次バリは追加の作業工程によって除去しなければならず、必要となる時間及び費用の面でも悪影響を及ぼす。
特許文献1より、斜めに延在する横断孔の突き合わせ縁のバリを排除するための工具が知られている。この工具は、嵌め込み端を有する工具軸と工具側の軸端に配置された支持体とを備えている。支持体は、肩部のある刃を備えた切断体を支持するために設けられている。これにより、切断体を所定の押付力でバリ取り対象の縁部に当接させることができる。工具がその縦軸を中心に回転すると、切断体の刃がバリ取り対象の縁部を移動することによってこの縁部に存在するバリを排除することができる。縁部角度が最小となる縁部の領域においてこの工具を用いてバリを折り曲げるので、後続の加工工程によってこの折り曲げられたバリを分離することができる。
特許文献2は、特にワークの非円形の凹部のバリを取るためのバリ取り工具を教示している。このバリ取り工具は、段階的にその縦軸を中心に回転する、及び/又は変位駆動される、その縦軸方向に振動しながら変位可能な立削り工具及び/又は引抜き工具として機能するように構成されている。これに応じて、工具の刃は圧縮力を加えることによってバリを変形させ、続いてバリを分離できるように形成されている。つまり、変形及び分離の2つの作業工程を互いに組み合わせて行わなければならない。このため、作業が非連続的に行われて二次バリが形成されるので、作製される製品の品質が低下してしまい、又は別途の作業工程によってこの二次バリを除去しなければならない。
特許文献3より、特許文献1の工具と同様に嵌め込み端を有する工具軸と切断体を支持する支持体とを備えたバリ取り工具が知られている。流体圧力が加えられることによって、切断体が退出したりバリ取り対象の縁部に当接したりする。切断体の刃は時計回り及び反時計回りに使用可能に形成されている。
DE102007020207B9 DE102012005246A1 DE10215004B4
本発明の基礎となる課題は、空洞内、特に互いに貫通又は交差する孔の縁部のバリを容易、確実、及び安価に除去することが可能な切削工具及びバリを切削除去するための方法を提供することである。
この課題は、請求項1による切削工具、及び請求項9による中空円筒の内側の第1の端部で空間的に延在する縁部のバリを切削除去するための方法によって解決される。切削工具の有利な構成は従属請求項2から8に記載されている。バリを切削除去するための方法の有利な構成は従属請求項10から14に記載されている。
本発明は、請求項15による上記方法を実施するためのコンピュータ・プログラムによって補足される。
上記課題を解決するために、本発明によれば特に空洞内の縁部のバリ取りに適した切削工具が提供される。この切削工具は突出する第1の刃を有する少なくとも1つの切断要素を含んでおり、この第1の刃の切れ刃は基本的に平行な2つの平面の間に延在する。その際、第1の刃は切れ刃の各端部領域に配置された少なくとも1つの第1の切断部位及び第2の切断部位を備えている。第1の切断部位は第1の刃物角を有し、第2の切断部位は第2の刃物角を有している。
第1の刃物角及び第2の刃物角の最小値はそれぞれ88°より小さい。各刃物角によって形成される逃げ面はそれぞれ平行な両方の平面の一方に向けられている。つまり、第1の刃物角によって第1の逃げ面が形成され、この逃げ面が第1の平面に向けられており、第2の刃物角によって第2の逃げ面が形成され、この逃げ面が第1の平面と平行に延在する第2の平面に向けられている。このように、第1の逃げ面は第2の逃げ面が向けられた平面とは異なる平面に向けられている。基本的に第1の平面と第2の平面との間に同様にこれら両方の平面と平行に延在する第3の平面を画定した場合、第1の刃物角の二等分線が第3の平面に対して120°から160°までの角度範囲内に延在し、第2の刃物角の二等分線が第3の平面に対して300°から340°までの角度範囲内に延在する。
このように、切断要素には反対方向に向けられた2つの刃物角が設けられており、これらの刃物角が切断要素の各部位に形成されている。これにより、回転方向を逆にして工具を操作することが可能になるので、特に鋭角をなして交差する孔の縁部又はこの縁部に存在するバリを同じ工具で加工することができる。その際、それぞれの回転方向に応じて、切断部位とバリとの間に逃げ面を形成する対応する切断部位をバリと係合させることができる。使用する切断部位を交換するには、回転方向を逆にして切削工具を適宜に並進させて位置決めするだけでよく、それによって切削工具が各切断部位を係合させることができる。その結果、工具を他方の側から加工対象物に進入させる必要がなくなり、及び/又は切削処理の他に別途の作業工程を実施する必要がなくなる。
本発明による切削工具の有利な構成では、切削工具の刃が第1の切断部位と第2の切断部位との間に第3の切断部位を備えており、第3の切断部位の刃物角が第1の切断部位及び第2の切断部位の最大の刃物角より大きい。好ましくは、第3の切断部位の刃物角は90°である。第3の切断部位の長さは第1の切断部位及び第2の切断部位の長さに対して比較的小さくてよいので、基本的には第1の切断部位及び第2の切断部位が第1の刃の中央領域内部まで、又は中央領域に到達するまで伸長する。
その場合、第3の切断部位の長さは第1の切断部位及び第2の切断部位の最小長より短くてよい。換言すれば、第3の切断部位の長さは第1及び第2の切断部位と称される両方の切断部位の短い方より短い。第3の切断部位の長さは、切断要素の他の両方の切断部位が基本的に切れ刃上の1点で互いに合流するように短く設定されてよい。
本発明による切削工具の有利な構成では、第1の刃が円弧状部を有しているので、第1の切断部位及び第2の切断部位が円弧状に形成されている。つまり、第1の刃はその円弧の第1の端部領域に第1の刃物角を有するとともにその円弧の第2の端部領域に第2の刃物角を有しており、第1の刃物角及び第2の刃物角はそれぞれ85°より小さい。各刃物角によって形成される両方の面はそれぞれ平行な両方の平面の他方に向けられている。刃又はその切れ刃が湾曲していることにより、この刃又は切れ刃が平行な両方の平面の間に延在する空間座標において円弧状に伸長するという効果がある。その際、第1の刃物角が形成されることによって生じる第1の逃げ面は第1の平面に向けられ、第2の刃物角が形成されることによって生じる第2の逃げ面は第2の平面に向けられている。両方の刃物角は平行な両方の平面の間に刃の互いに対向する側に配置され、両方の刃物角は平行な両方の平面に対してそれぞれ反対方向に伸長している。両方の端部領域は、基本的に円弧の中央領域に配置された領域によって互いから分離されている。この領域は第3の切断部位によって形成されてよく、88°から90°までの刃物角を有していてよい。
縁部を円弧状に形成する場合、この縁部は有利には対数螺旋の部分に対応した形状であってよい。その場合、この部分は好適には170°から180°までの範囲内で平行な両方の平面の間に延在している。その場合、切れ刃の中央の半径は特に0.5mmから1mmまでであってよい。
ただしその場合、第1の刃の形状は前述の円弧状に限定されず、両方の切断部位、及び第3の切断部位が設けられている場合は第3の切断部位も同様に、直線状の切れ刃を形成してよい。
好適には、各切断部位が切断部位の端部から第1の刃の中央領域の方向に延びる過程で各刃物角が大きくなる。この場合、切断部位の端部は第1の刃の切れ刃の各端部でもある。つまり、切れ刃端部から離れるにつれて、平行な両方の平面の一方に向かって開口する各刃物角が大きくなる。つまり、刃物角は各切断部位の長さにわたって一定には形成されていない。
その場合、刃物角は各切断部位からの距離に応じて直線的又は指数関数的に増大してよい。
好適には第1の切断部位及び第2の切断部位の刃物角の最小値は84°から87°の間の大きさである。
第1の刃に十分な強度を与えるために、この第1の刃の好適には中央領域に補強要素が設けられている。この中央領域は第3の切断部位が存在する場合にはこの第3の切断部位に形成される。第3の切断部位が存在しなければ、この補強要素は肩部とも称される補強要素として好適には第1及び第2の切断部位の間の基本的にちょうど中央に配置されるので、場合によっては補強要素が第1及び第2の切断部位を互いに分離させることになる。このいわゆる肩部はその長手方向が補強要素の縦軸の切れ刃との交点に位置する接線に対して基本的に垂直に延在する。補強要素又は肩部の幅は好適には0.4mmから1mmの間である。この構成では、補強要素又は肩部は切れ刃に到達せず、切れ刃の少なくとも0.1mm手前で終端している。
本発明による切削工具の別の有利な構成では、切削工具の切断要素が第2の刃を備えており、第2の刃が第1の刃の第1の端部に接続し、第2の刃が接続された第1の刃の領域に対して90°から130°までの角度をなして延在する。つまり、切断部位が直線状の場合、約110°から130°までの角度が第2の刃と第2の刃が接続された第1の刃の切断部位との間に存在する。したがって、第1の刃が円弧状の場合、約90°から130°までの角度が、第2の刃と第2の刃が接続された第1の刃の切断部位に対する接線であって、刃の端部から該当する切断部位の長さの最大で10分の1の距離をおいてこの刃に当接する接線との間に存在する。第2の刃も少なくとも部分的に円弧状に形成されてよい。
さらに、本発明による切削工具の切断要素は第1の刃の第2の端部に接続する第3の刃を備えていてよい。その際、第3の刃は第3の刃が接続された第1の刃の領域と90度から130度までの角度をなす。つまり、第2の刃及び円弧状に延在する第1の刃の場合と同様に、ここでも90°から130°までの角度が、第3の刃と第3の刃が接続された第1の刃の切断部位に対する接線であって、刃の端部に該当する切断部位の長さの最大で10分の1の距離をおいてこの刃に当接する接線との間に形成される。
切断部位が直線状である場合、好適には約110°から130°までの角度が第3の刃と第3の刃が接続された第1の刃の領域との間に形成される。
第2の刃と第3の刃の配置も、刃物角が88°より小さい切断部位を第1の刃が備えていなければ技術的に妥当である。
第3の刃も少なくとも部分的に円弧状に形成されてよく、円弧状の部分及び直線状の部分を組み合わせて有していてもよい。
好適には第2の刃及び/又は第3の刃の各すくい面の長さ及び幅はそれぞれ0.02mmより大きい。
切削工具の高さは第2の刃又は第3の刃を通る断面において0.2mmより大きくてよい。その際、前述の長さ、幅、及び高さは直交座標系の座標方向に、したがって互いに垂直に延在する。
さらに、本発明による切削工具は有利には縦伸長部を有する工具軸を備えており、切断要素は縦伸長部の方向に前に延在する軸に対して基本的に垂直に変位可能に取り付けられている。その場合、切削工具の縦軸又はこの縦軸に平行な軸は工具の回転軸を形成するので、切断要素は径方向に可動に取り付けられる。
この構成では、切断要素を機械的に支持可能な、又は支持する支持体を備えていれば、切削工具が有利に構成される。
つまり、好適にはエラストマー材からなる支持体が工具軸の開口部内に可動に配置された切断要素の支持面を支持し、それによって切断要素が被加工材と係合した際に切断要素に対して径方向に力を加える。
代替の構成では、切削工具が切断要素を静的及び/又は動的流体圧力にさらすことが可能な流体供給装置を備えているので、圧力が加えられることによって切断要素が可動である。その結果、圧力を受けて工具軸の貫通孔内で押圧される液状又は気体状物質及び/又は気液混合物からなる物質によって切断要素を外側へ動かすことができる。したがって、流体圧力の低下によって、及び切削領域の復元力によって、切断要素を再び径方向に進入させることもできる。
支持体の範囲内の切削工具の具体的な構造的構成、ならびに支持体の機能及び切断要素への作用は特許文献3に詳述されており、特許文献3のこれに関する構成はこれをもって明示的に本特許出願の開示内容に援用される。
しかし、本発明による切削工具は切断要素を1つだけ含む場合に限定されず、特に工具軸が回転対称的に形成されている場合には、好適には説明したように径方向に退出及び進入可能な複数の切断要素を工具軸の周囲に備えていてよい。
さらに、上記課題を解決するために、中空円筒の第1の端部で空間的に延在する縁部のバリを切削除去するための方法が提供される。この方法では、切削工具の切断要素の切れ刃の少なくとも一部が除去対象のバリを中空円筒の長手方向に覆うように切削工具をバリ取り対象の縁部に対して位置決めする。切断要素を中空円筒に対して回転動作及び中空円筒の長手方向に並進動作させることによって、切断要素の切れ刃が中空円筒の空間的に延在する縁部を少なくとも部分的に移動し、縁部にあるバリを少なくとも部分的に切除する。
実際のバリ取り処理の前に、切断要素を例えば切れ刃上の1点で中空円筒の内壁に当接させてよい。ただし、既に回転している工具をバリ取り対象の縁部に近づける場合を除外するものではない。
その場合、切断要素の回転は並進と同時に行われる。空間的に延在する縁部は3次元的に形成されている。つまり、直交座標系のx軸、y軸、及びz軸方向に伸長している。切断要素はこの縁部を少なくとも部分的に、好適には縁部全体を移動する。つまり、バリのある縁部に対して刃が3次元的に、すなわち同時に回転動作及び並進動作しながら動くことによって、刃が縁部の3次元的な形状をたどる。
並進送り量は好適には1回転当たり0.05〜0.1mmである。
ここで、好ましい送り出し動作は並進送り方向のみにおいて行われる。つまり、バリ除去のために切断要素が基本的に空間曲線の経路上を動かされるが、バリ取り対象の縁部の空間曲線は、その間に延在する2つの平面と平行に延在する平面上のこの空間曲線の投影と、同様に平行な平面上のこの縁部の投影の輪郭が一致する。
本方法の好ましい実施形態では、除去対象のバリが中空円筒の内側の第1の端部で空間的に延在する縁部、特に互いに貫通する孔によって形成される縁部に位置しており、この縁部からバリが除去される。
その際、本発明による方法を対象物、特に円筒の外側に対して実施するという本方法の一例を除外するものではない。その場合、ここでは例えば孔の形をとった中空円筒が円筒を通って伸長し、特に径方向に円筒を通って延在する。
孔又は中空円筒を中実円筒内に径方向に形成する際に生じるバリは、本発明による同時に行われる回転動作及び中空円筒の長手方向の並進運動によって除去することができる。つまり、ここでは中空円筒の内側で空間的に延在する縁部ではなく、中空円筒又は孔の外側、したがって基本的に円筒の外側のバリが除去される。
本発明による方法を用いれば、特に互いに斜めに貫通及び/又は交差する孔によって形成されるような3次元的に延在する縁部を最適にバリ取りすることができる。その際、本方法は互いに接続された配管に対する加工に限定されず、内側が中空円筒状に形成されているが外側がほぼ任意の各形状である物体又は対象物に対しても本方法を使用することができる。
その場合、切削工具を中空円筒の第1の端部に対向する中空円筒の第2の端部を通して進入させてよい。その際、中空円筒のこの第1の端部は除去対象のバリを有しており、別の孔又は別の中空円筒内で終端しているので、中空円筒の第2の端部はこの別の孔又はこの別の中空円筒に対して間隔をあけて配置されている。
中空円筒に対する切断要素の回転動作及び並進動作は、中空円筒又はワークを固定して切断要素を回転動作及び並進動作させることによって実施してよい。ただし、中空円筒又はワークの回転及び並進の少なくとも一方の動作を実施し、その動作の種類において切断要素を固定しておく、又は逆方向の動作を実施するという代替例を除外するものではない。その結果、回転と並進との間には好適には3軸又は5軸制御を介して制御される制御技術的な関連性が生じる。それによって、切断要素が3次元的に延在する3次元的な縁部を少なくとも部分的に移動することができ、好適には縁部全体を移動する。
したがって、本方法は回転動作及び並進動作を用いて、90°より小さい角度αをなして互いに交差する2つの孔によって生じる縁部のバリを除去するのに特に適している。その際に大きい方の配管に生じる貫通縁は平面視で楕円形を有しており、2つの孔の間の角度αが90°であればこの楕円形が円形になる。その場合、バリのある楕円形の縁部は縁部曲線の極大点を通って延在する極大点平面と縁部曲線の極小点を通って延在する極小点平面との間に延在し、極大点平面及び極小点平面は、中空円筒の間の角度αが広がる平面に対してそれぞれ垂直であるが互いに対して平行に延在する。
好適には、切断要素のすくい面は切断要素の切れ刃の空間的に延在する縁部との接点における接線に対して基本的に垂直に案内される。この基本的に垂直な切断要素のすくい面の案内は、すくい面が接線に対して75°から100°まで、好適には87°から93°の角度をとるように実施する。
本方法の別の有利な構成では、切断要素の切れ刃を形成する刃が突出して形成されており、切断要素の切れ刃のバリとの接点において切れ刃に当接する法線がバリの伸長方向と平行に延在するようにこの刃を動かす。切れ刃が直線状の切断部位によって形成されている場合、この法線は直線状の各切断部位縁部に対して垂直にバリの伸長方向に延在する。切れ刃が弓形の切断部位又は複数の弓形の切断部位によって形成されている場合、この法線は弓形の切断部位のバリとの接点において弓形の切れ刃に当接する接線に対して垂直に延在し、したがってここでもバリの伸長方向に延在する。その際、バリ伸長方向は空間的に延在する縁部を起点としてバリが突出する方向である。したがって、前述の法線はバリ伸長方向と一致する。
その場合、突出する刃は弓形の縁部を備えていてよいので、この刃は凸状部を有する。したがって、刃を形成する切断部位が直線状である場合、刃は角張って突出する。
好適には法線とバリ伸長方向との間の許容最大角度偏差は5°である。
実際の切削処理の開始前に切削工具を位置決めするために、本方法の構成では、切削工具を中空円筒の長手方向に中空円筒の第1の端部を越えて外側へ動かした後、切断要素の切れ刃を除去対象のバリに当接させる、又は切断要素がその上を移動すべき空間的に延びる縁部に当接させる。つまり、切削工具を中空円筒の第1の端部に対向する中空円筒の第2の端部を通して進入させる。中空円筒の第1の端部が第2の端部の下方に位置している場合、切断要素をバリ取り対象の縁部の下方の位置まで移動させ、それから再び第2の端部の方向に戻すので、第1の端部の下側の刃がバリ取り対象の縁部に当接する。その後、切削工具を回転動作及び並進動作させることによって切削処理を開始することができる。したがって、中空円筒の第2の端部から第1の端部の方向に見た中空円筒を通る断面において、バリが切断要素に重なる。
つまり、切断要素の位置決め後に初めて、中空円筒の第2の端部から見て第1の端部の後方において回転動作及び並進動作が開始され、これらの動作によってバリが除去される。その際、バリに作用する切断力は切削工具内に作用する引張力によってもたらされる。
本方法の代替の実施形態では、実際の切削処理の開始前に切断要素を外側からバリ取り対象の中空円筒又は中空円筒の除去対象のバリまで案内し、適宜に位置決めしてからバリ除去のための切断処理を開始する。つまり、バリに作用する切断力が切削工具内に作用する圧縮力によってもたらされる。
本方法の好ましい構成では、切断要素の回転と同時に起こる切断要素の並進をバリ根元の方向に基本的に連続的に行う。つまり、並進を好適には同じ速度で行い、その際の許容最大速度変動は20パーセントである。この連続的動作を複数の個々の並進工程によって実施してもよい。
z軸が中空円筒の縦軸の方向であり、x軸及びy軸がその間に空間的に延在する縁部が配置された極小点平面及び極大点平面と平行である直交座標系を画定した場合、切削工具が回転する度に切削工具が好適にはz軸方向に0.01mmから1mmまで、特に0.1mmから0.5mmまで送り出される。その場合、並進動作が好適には0.1mm/minから10mm/minの間、好適には0.6mm/minであることが分かっている。
回転速度は好ましくは1min−1から1000min−1の間、好適には30min−1から200min−1の間、特に120min−1であり、その際この回転速度は、中空円筒の縦軸に対する空間的に延在する縁部がその間に配置された2つの平面の傾斜角度によって決まる。その場合、空間的に延在する縁部がその間に配置された2つの平面の間の0°から90°までの角度範囲、及び中空円筒の縦軸に関して、互いに交差する中空円筒の間の角度αが大きくなるにつれて回転数が高くなることが有効である。その場合、好適には回転速度ωに対する角度αの割合はα/ω=0.09...0.25[rad/min]であることが有効である。
その場合、本方法は通常、空間的に延在する縁部の各点を切断要素の切れ刃が複数回移動するように実施される。
さらに有利には、切削工具は縦伸長部を有する工具軸を備えており、切断要素は縦伸長部の方向に延在する縦軸に対して基本的に垂直に変位可能に取り付けられ、回転は工具軸の縦軸を中心として行われる。
本方法の代替の構成では、切削工具が縦伸長部を有する工具軸を備えており、切断要素が縦伸長部の方向に延在する縦軸に対して基本的に垂直に変位可能に取り付けられ、工具軸の縦軸と平行に間隔をあけて配置された回転軸を中心として回転が行われる。
上記の方法の両方の例について、刃は切削工具の縦軸に対して好適には径方向に変位可能に取り付けられることが有効である。切削工具又は工具軸の縦軸が回転軸に対して間隔を有する場合、この間隔が理論上は無制限に大きくてよい。その際、好適にはこの間隔が、楕円形に形成された空間的に延在する縁部の最大の縦伸長の差と、切削工具の縦軸に対する切断部位の切れ刃が最大に退出したときの間隔とに一致する。
本方法の別の有利な構成では、バリ取り工程の際に切断要素が縦軸に対して基本的に垂直に、場合によっては5°の角度動作で変位する。このように変位させるには、特に切削工具が切断要素を機械的に支持可能な、又は支持する支持体を備えており、この支持体が切断要素をこのように変位動作させるのに適した弾性を有していればよい。代替的に、切削工具は切断要素を静的及び/又は動的流体にさらす流体供給装置を備えており、それによって切断要素が動かされる。つまり、好適にはエラストマー材からなる支持体が工具軸の貫通口内に可動に配置された切断要素の支持面を支持することによって、切断要素に径方向の力を加える。
代替的に、圧力を受けて工具軸の貫通孔内で押圧される液状もしくは気体状物質及び/又は気液混合物からなる物質が切断要素を外側へ動かす。したがって、流体圧力の低下によって、及び切削領域の復元力によって、切断要素を再び径方向に進入させることもできる。
本方法の別の有利な構成では、切削工具が複数の切断要素を備えており、回転動作中、及び複数の切断要素のうちの1つの切断要素の切れ刃が除去対象のバリ又は切れ刃がその上を移動すべき空間的に延在する縁部に当接した後、少なくとも1つの切れ刃がこのバリ又は縁部と常時係合する。その場合、複数の切断要素は切削工具の工具軸の周囲に基本的に規則的に配置される。切断要素は好ましくは説明したように径方向に退出及び進入可能である。
本方法の別の有利な構成では、各切断要素が第2の刃を備えており、この第2の刃が第1の刃の第1の端部に接続し、第2の刃が接続された第1の刃の領域に対して90°から130°までの角度をなして延在する、及び/又は、各切断要素が第3の刃を備えており、この第3の刃が第1の刃の第2の端部に接続し、第3の刃と第3の刃が接続された第1の刃の領域とが90°から130°までの角度をなす。バリを切削除去するための方法は、主中空円筒内に導入された副中空円筒内において中空円筒の第1の端部で空間的に延在する縁部に対して実施され、その後切削工具が主中空円筒内に導入され、主中空円筒と副中空円筒との間の縁部のバリが第2又は第3の刃によって除去される。本方法の実施が特に有利になるのは、バリのある縁部の曲率半径があまりに小さいので、厚さが必要なため切断要素が縁部全体を移動できず、特に狭く湾曲した領域においてこの湾曲に割線を形成する場合である。第2及び第3の刃の配置によって、割線が生じた領域内のバリを主円筒から同じ工具を用いて分離することができ、この工具を用いて副円筒のバリの加工も行うことができる。
上記課題を解決するために、コンピュータ・プログラムが補足的に提供される。このコンピュータ・プログラムはコンピュータにおいて実行されるときに前述の請求項の何れか一項に記載の全ての方法工程を実施するためのプログラム・コードを備えている。つまり、ソフトウェアが同様に本発明による教示内容の一部を構成するが、それはコンピュータの機能を実行する制御装置によってこのソフトウェアが実現される場合に、このソフトウェアが本発明による方法工程を実施するのに適している場合である。
以下では本発明を、添付図面に示す実施例に基づいて説明する。
様々な実施形態における様々な視点からの本発明による切削工具の図である。図1aは、本発明による切削工具の第1の実施形態の側面図、図1bは、図1aの断面D−Dに沿った本発明による切削工具の断面図、図1cは、図1aの断面E−Eに沿った本発明による切削工具の断面図、図1dは、第2の実施形態における本発明による方法を実施するための本発明による切削工具の図、図1eは、図1dに示す切削工具の第1の正面図、図1fは、図1dに示す切削工具の第2の正面図、図1gは、図1dに示す切削工具の断面B−Bに沿った断面図、図1hは、図1dに示す切削工具の断面A−Aに沿った断面図、図1iは、図1dに示す切削工具の上面図、図1jは、図1dに示す切削工具の断面C−Cに沿った断面図である。 互いに交差する2つの中空円筒の側面図である。 図2のX部の拡大図である。 図2及び図3に示す交差する中空円筒の間の接続縁部の上面図である。 縁部の鈍角領域のバリ取りの際の本発明による切削工具の図である。 縁部の鋭角領域のバリ取りの際の本発明による切削工具の図である。 縁部の鋭角領域のバリ除去の際の本発明による切削工具の図である。 互いに貫通する孔の縁部のバリ取りの際の切削工具の図である。 孔によって貫通された中実材料のバリ除去の際の第1の位置における切削工具の図である。 孔によって貫通された中実材料のバリ除去の際の図9に対して反対側における切削工具の図である。
本発明による方法を好適に実施する本発明による切削工具を説明するために、個々の図a〜jに視点及び実施形態が示された図1をまずは参照する。
図1aによれば、切削工具Zは基本的に工具軸70に対して突出して形成された切断要素1を含んでいる。
切断要素1はその突出領域が第1の刃10によって画定されており、この第1の刃10は切れ刃14によって境界付けられているので、第1の刃10は第1の端部11及び第1の端部11に対向する第2の端部12を有している。
図1aに示す実施形態では、直線状に形成された第1の切断部位20、及び第2の、同様に直線状に形成された第2の切断部位30がはっきりと見分けられる。第1の切断部位20及び第2の切断部位30は、同様に基本的に直線状に延在するとともに本実施形態では第3の切断部位41として形成されている第1の刃の中央領域40によって互いから分離されている。
その際、第1の刃の長さLsは中央領域の長さLzの少なくとも2倍の長さである。第1の刃の長さLsは特に1.5から2mmの間であってよく、中央領域の長さLzは0.6から1mmの間であってよい。
ただし、切削工具は、切断部位20、30が直線状の場合にこれらの切断部位20、30が第3の切断部位41によって互いから分離されることに限定されず、第1の切断部位20及び第2の切断部位30が第1の刃の中央領域40において互いに直接互いに接続されるように構成されてもよい。図1dには、本発明による切削工具Zの別の実施形態が示されている。しかし本実施形態では、第1の刃10が凸円弧状部13を有しているので、第1の切断部位20及び第2の切断部位30も凸円弧状に形成されている。本実施形態においても、第1の刃の中央領域40には第3の切断部位が存在しており、この第3の切断部位は第1及び第2の切断部位20、30が円弧状である場合に好ましくは同様に円弧状に形成されている。
上記の両方の実施形態において第1の刃の中央領域40に補強要素42が配置されているが、この補強要素42は切れ刃14まで到達していない。
図1a及び図1dに示された両方の実施例では、第1の切断部位20が第1の刃物角21を有し、第2の切断部位30が第2の刃物角31を有している。したがって、特に図1iから明らかなように、切断要素1の平面がバリ取り対象の縁部に基本的に垂直に案内される際に、第1の刃物角21によって第1の逃げ面23が形成され、第2の刃物角31によって第2の逃げ面33が形成される。これらの逃げ面は、図1e及び図1fに示された側面図においても同様に見て取れる。
図1jには、第1の刃10が基本的に第1の平面E1と第2の平面E2との間に延在することが示されている。その際、第1の切断部位20の第1の刃物角21が第2の平面E2に向かって開口しており、第2の切断部位30の第2の刃物角31は第1の平面E1に向かって開口している。つまり、両方の刃物角21、31は第1の平面E1と第2の平面E2との間に延在する第3の平面E3に対して互いに反対側に向けられて開口している。
その場合、第1の刃物角の二等分線が第3の平面に対して120°から160°までの角度範囲内に延在し、第2の刃物角の二等分線が第3の平面E3に対して300°から340°までの角度範囲内に延在する。
その結果、第1の刃10の第1の端部には第1の刃物角21が形成され、第1の刃10の第2の端部12には第2の刃物角31が形成され、両方の刃物角21、31は、切削工具を具現化した際に切削工具が反対の回転方向に利用可能となるように方向付けられている。その際、第1の回転方向において第1の切断部位20を係合させることができ、その反対の第2の回転方向において第2の切断部位30を係合させることができる。
図1aに示された切削工具Zの実施例によれば、第1の刃10の第1の端部11に第2の刃50が接続しており、第2の刃50はこの図示の実施形態では僅かに円弧状に延在しているが、これに限定されず、第2の刃50は直線状に延在してもよい。
第1の刃10の第2の端部12には第3の刃60が接続しており、第3の刃はこの図示の実施例では基本的に直線状に形成されているが、第2の刃と同様に円弧状の断面で第1の刃10に接続している。
図1bには、図1aの線D−Dに沿った断面が示されており、ここでは第2の刃50のすくい面51がはっきりと認められる。
同様に図1cには図1aの断面E−Eに沿った断面の様子が示されているので、ここでは第3の刃60のすくい面61がはっきりと認められる。第2の刃50及び第3の刃60がそれぞれ90°より小さい刃物角で形成されていることが同様に見分けられる。
各すくい面51、61の長さL及び幅Bはそれぞれ0.2mm以上である。同様に高さHは0.2mmより大きい。
図2には、本発明による方法が実施される、例えば穿孔によって形成可能な互いに交差する2つの中空円筒が示されている。いわゆる副中空円筒100が主中空円筒200に鋭角をなして交差又は潜入しているのが分かる。その際、副中空円筒100の第1の端部101が主中空円筒200に突き合わされている。それに対して副中空円筒100の第2の端部102は主中空円筒200から離れている。副中空円筒100及び主中空円筒200の縦軸は角度αをなしている。
図3には図2に示すX部の拡大図が見られる。ここでは副中空円筒100及び主中空円筒200の間に形成された縁部300にそのバリ根元401によって接続するバリ400がはっきりと見分けられる。
この縁部300は、副中空円筒100の図示が省略されていることによって図4の主中空円筒200の上面図においてもう一度はっきりと見ることができる。
楕円形の縁部300は、副中空円筒100が主中空円筒200に鋭角をなして接続されることによって生じる。
図2から明らかなように、この鋭角の配置において縁部300は3次元的に延在しているので、縁部300は第1の極大点301及びこれに対向して第2の極大点302を形成するとともに、基本的に90°ずれた位置に第1の極小点303及び第2の極小点304を有している。つまり、この図示の実施形態では楕円形の縁部300が、第1の極大点301及び第2の極大点302が配置された極大点平面305と、第1の極小点303及び第2の極小点304が配置された極小点平面306との間に延在する。
図5から図7には、図示の本発明による切削工具を用いて実施される本発明による方法の個々の工程が示されている。
図5には、切削工具Zが副中空円筒100の第2の端部102を通ってこの副中空円筒100内に進入し、第1の切断部位20で縁部300に係合している様子が示されている。ここでは第1の切断部位20は縁部300の鈍角領域を移動する。その際、切削工具Zは図示の回転軸500を中心に回転する。切削工具Zはこの回転と同時にz軸に沿って並進動作600を行うことによって、図2及び図4に示された3次元的に延在する縁部300を移動する。
図6には、図5に示された位置に対して基本的に180°回転した位置に切削工具Zが示されている。さらに、第2の切断部位30が縁部300の鋭角領域に作用していることが認められる。切削工具Zをさらに回転させれば、切削工具Zを再び座標zに沿った並進方向600に戻るように動かすことができる。
図5及び図6の概観より、第1の切断部位20及び第2の切断部位30を係合させるには切削工具Zの回転方向を逆にすればよいことが明らかであり、その結果、各刃物角21、31がバリ400において各切断処理を実施することができる。
図7には、本発明による方法の別の方法態様が示されている。この態様では、ここでは直線状の切断部位20、30のみで構成されている切削工具Zが、副中空円筒100ではなく主中空円筒200内で縁部300と係合している。この図示の状況では、第3の刃60が縁部300又は縁部300に存在するバリ400と係合している。切削工具Zが回転することによって、第2の極大点302もそこに存在している縁部300のこの点においてバリ400を除去することができる。これに応じて、切削工具Zが主中空円筒200の長手方向にさらに並進することによって、第1の極大点301が存在するとともに両方の中空円筒100、200が鈍角をなして互いに突き合わされている領域において、第2の刃50を縁部300と係合させることができる。
図8は、主中空円筒200が副中空円筒100と貫通する場合の、互いに貫通する孔によって生じる縁部のバリを除去する際の、好適には本発明による切削工具を用いた本発明による方法の実施形態を示している。
ここでは、下方の副中空円筒100が主中空円筒200に潜入することによって形成される縁部300に切削工具Zが当接し、切削工具Zがある位置において副中空円筒100を通って進入していることが分かる。その際、切削工具は第2の切断部位20で縁部300と係合している。この方法の実施形態においても、空間的に延在する縁部300が切削工具の同時の回転及び並進によってバリ取りされ、その際切削工具Zは基本的に縁部300の輪郭をたどる。このことから明らかなように、図5から図7に示された方法構成を同様に実現する切削工具と同じ切削工具を使用可能であり、その際、切削工具Zの好適には互いに反対側に向けられた刃物角に基づいて回転方向を逆にするだけでよい。その場合、本発明は刃物角が反対側を向くように形成された切削工具を使用することに限定されず、場合によっては第1の刃10において刃物角が同じ側を向くように構成してもよい。
図9及び図10に見られる方法の実施形態では、円形の中実材料700において副中空円筒100との貫通によって形成された縁部300のみに対して切削工具が使用されている。図9より、切削工具Zが座標zの方向に潜入動作した際にこの切削工具Zに対向する縁部300が第1の切断部位20によって加工されることが分かる。
切削工具Zが中実材料700の対向側まで副中空円筒100内を通過した後、この対向側にも存在する縁部300を同じ切削工具Zで加工することができる。ここでは今度は図示の通り第2の切断部位30が縁部300と係合する。その際、図9及び図10に示された方法の実施形態においても、切削工具Zは並進動作及び回転動作を同時に行うことによって、縁部300の空間的に延在する経路をたどってそこに存在するバリを除去する。
ただし、本発明は図9及び図10に示された切削工具Zの位置又は動作に限定されず、中実材料700の上面に対して、又は中実材料700の断面の最上点に当接する接線に対して、切削工具Zの回転軸が基本的に垂直に延在するように、バリ取り工程の際にこの切削工具を中実材料700に対して位置決めしてもよい。
Z 切削工具
1 切断要素
10 第1の刃
11 第1の刃の第1の端部
12 第1の刃の第2の端部
13 凸円弧状部
14 切れ刃
20 第1の切断部位
21 第1の刃物角
22 第1の刃物角の二等分線
23 第1の逃げ面
30 第2の切断部位
31 第2の刃物角
32 第2の刃物角の二等分線
33 第2の逃げ面
40 第1の刃の中央領域
41 第3の切断部位
42 補強要素
50 第2の刃
51 第2の刃のすくい面
60 第3の刃
61 第3の刃のすくい面
E1 第1の平面
E2 第2の平面
E3 第3の平面
70 工具軸
100 副中空円筒
101 副中空円筒の第1の端部
102 副中空円筒の第2の端部
200 主中空円筒
300 楕円形の縁部
301 第1の極大点
302 第2の極大点
303 第1の極小点
304 第2の極小点
305 極大点平面
306 極小点平面
400 バリ
401 バリ根元
500 回転軸
600 並進
700 中実材料
α 角度
L 長さ
B 幅
H 高さ
Ls 第1の刃の長さ
Lz 中央領域の長さ
この課題は、請求項1による切削工具、及び請求項による中空円筒の内側の第1の端部で空間的に延在する縁部のバリを切削除去するための方法によって解決される。切削工具の有利な構成は従属請求項2からに記載されている。バリを切削除去するための方法の有利な構成は従属請求項から13に記載されている。
本発明は、請求項14による上記方法を実施するためのコンピュータ・プログラムによって補足される。
上記課題を解決するために、本発明によれば特に空洞内の縁部のバリ取りに適した切削工具が提供される。この切削工具は突出する第1の刃を有する少なくとも1つの切断要素を含んでおり、この第1の刃の切れ刃は基本的に平行な2つの平面の間に延在する。その際、第1の刃は切れ刃の各端部領域に配置された少なくとも1つの第1の切断部位及び第2の切断部位を備えている。第1の切断部位は第1の刃物角を有し、第2の切断部位は第2の刃物角を有している。さらに、本発明による切削工具は有利には縦伸長部を有する工具軸を備えており、切断要素は縦伸長部の方向に前に延在する軸に対して基本的に垂直に変位可能に取り付けられている。
このように、切断要素には反対方向に向けられた2つの刃物角が設けられており、これらの刃物角が切断要素の各部位に形成されている。これにより、回転方向を逆にして工具を操作することが可能になるので、特に鋭角をなして交差する孔の縁部又はこの縁部に存在するバリを同じ工具で加工することができる。その際、それぞれの回転方向に応じて、切断部位とバリとの間に逃げ面を形成する対応する切断部位をバリと係合させることができる。使用する切断部位を交換するには、回転方向を逆にして切削工具を適宜に並進させて位置決めするだけでよく、それによって切削工具が各切断部位を係合させることができる。その結果、工具を他方の側から加工対象物に進入させる必要がなくなり、及び/又は切削処理の他に別途の作業工程を実施する必要がなくなる。
この構成では、切断要素を機械的に支持可能な、又は支持する支持体を備えていれば、切削工具が有利に構成される。
本実施形態によれば、好適にはエラストマー材からなる支持体が工具軸の開口部内に可動に配置された切断要素の支持面を支持し、それによって切断要素が被加工材と係合した際に切断要素に対して径方向に力を加える切削工具を提供することができる。

Claims (15)

  1. 特に空洞内の縁部(300)のバリを取るための切削工具(Z)であって、
    突出する第1の刃(10)を有する少なくとも1つの切断要素(1)を含んでおり、前記第1の刃(10)の切れ刃(14)が基本的に平行な2つの平面(E1、E3)の間に延在する、切削工具(Z)において、
    前記第1の刃(10)が、前記切れ刃(14)の各端部領域(11、12)に配置された少なくとも1つの第1の切断部位(20)及び第2の切断部位(30)を備えており、
    前記第1の切断部位(20)が第1の刃物角(21)を有し、前記第2の切断部位(30)が第2の刃物角(31)を有しており、
    前記第1の刃物角(21)及び前記第2の刃物角(31)の最小値がそれぞれ88°より小さく、各前記刃物角(21、31)によって形成される逃げ面(23、33)がそれぞれ平行な両方の前記平面(E1、E3)の一方に向けられている、切削工具。
  2. 前記第1の刃(10)が前記第1の切断部位(20)と前記第2の切断部位(30)との間に第3の切断部位(41)を備えており、前記第3の切断部位(41)の刃物角が前記第1の切断部位(20)及び前記第2の切断部位(30)の最大の前記刃物角(21、31)より大きいことを特徴とする、請求項1記載の切削工具。
  3. 前記第3の切断部位(41)の長さが前記第1の切断部位(20)及び前記第2の切断部位(30)の最小長より短いことを特徴とする、請求項2記載の切削工具。
  4. 前記第1の刃(10)が凸円弧状部(13)を有しているので、前記第1の切断部位(20)及び前記第2の切断部位(30)も凸円弧状に形成されていることを特徴とする、請求項1〜3の何れか一項に記載の切削工具。
  5. 各前記切断部位(20、30)が前記切断部位の端部から前記第1の刃(10)の中央領域(40)の方向に延在する過程で前記刃物角(21、31)が大きくなることを特徴とする、請求項1〜4の何れか一項に記載の切削工具。
  6. 前記切断要素(1)が第2の刃(50)を備えており、前記第2の刃(50)が前記第1の刃(10)の第1の端部(11)に接続し、前記第2の刃(50)が接続された前記第1の刃(10)の領域に対して90°から130°までの角度をなして延在することを特徴とする、請求項1〜5の何れか一項に記載の切削工具。
  7. 前記切断要素(1)が第3の刃(60)を備えており、前記第3の刃(60)が前記第1の刃(10)の第2の端部(12)に接続し、前記第3の刃(60)と前記第3の刃(60)が接続された前記第1の刃(10)の領域とが90°から130°までの角度をなすことを特徴とする、請求項1〜6の何れか一項に記載の切削工具。
  8. 縦伸長部を有する工具軸(70)を備えており、
    前記切断要素(1)が、前記縦伸長部の方向に延在する縦軸に対して基本的に垂直に変位可能に取り付けられていることを特徴とする、請求項1〜7の何れか一項に記載の切削工具。
  9. 中空円筒(100)の第1の端部(101)で空間的に延在する縁部(300のバリ(400)を切削除去するための方法であって、
    切削工具(Z)、特に請求項1から8の何れか一項に記載の切削工具を、前記切削工具(Z)の切断要素(1)の切れ刃(14)の少なくとも一部が除去対象のバリを前記中空円筒の長手方向に覆うようにバリ取り対象の縁部に対して位置決めし、
    前記切断要素(1)を前記中空円筒(100)に対して回転動作及び前記中空円筒(100)の長手方向に並進動作させることにより、前記切断要素(1)の前記切れ刃(14)が前記中空円筒(100)の空間的に延在する前記縁部(300)を少なくとも部分的に移動し、前記縁部(300)にある前記バリ(400)を少なくとも部分的に切除する、バリを切削除去するための方法。
  10. 中空円筒(100)の内側の第1の端部(101)で空間的に延在する縁部(300)のバリ、特に互いに貫通する孔によって形成される縁部(300)のバリ(400)を除去することを特徴とする、請求項9記載のバリを切削除去するための方法。
  11. 前記切断要素(1)のすくい面を、前記切断要素(1)の前記切れ刃(14)の空間的に延在する前記縁部(300)との接点における接線に対して基本的に垂直に案内することを特徴とする、請求項9又は10記載のバリを切削除去するための方法。
  12. 前記切断要素(1)の前記切れ刃(14)を形成する刃(10)が突出して形成されており、
    前記切断要素(1)の前記切れ刃(14)の前記バリ(400)との接点において前記切れ刃(14)に当接する法線が前記バリ(400)の伸長方向と平行に延在するように前記刃(10)を動かすことを特徴とする、請求項9〜11の何れか一項に記載のバリを切削除去するための方法。
  13. 前記中空円筒(100)が前記第1の端部(101)に対向する第2の端部(102)を備えており、
    前記切削工具(Z)を前記第2の端部(102)を通して前記中空円筒(100)内に進入させ、
    前記切削工具(Z)の前記切断要素を前記中空円筒(100)の長手方向に前記中空円筒(100)の前記第1の端部(101)を越えて外側へ動かした後、前記バリを除去するための切断処理を開始することを特徴とする、請求項9〜12の何れか一項に記載のバリを切削除去するための方法。
  14. 前記切断要素(1)の回転と同時に起こる前記切断要素(1)の並進をバリ根元(401)の方向に基本的に連続的に行うことを特徴とする、請求項9〜13の何れか一項に記載のバリを切削除去するための方法。
  15. コンピュータにおいて実行されるときに請求項9〜14の何れか一項に記載の全ての方法工程を実施するためのプログラム・コードを備えたコンピュータ・プログラム。
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