JP2018500360A5 - - Google Patents

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JP2018500360A5
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Figure 2018500360
(1)式I:
Figure 2018500360
式I
の化合物またはその医薬的に許容され得る塩であって、
実線と破線が一緒になって示される各結合、
Figure 2018500360
は、単結合または二重結合であることができ;
は、C −C アルキル、C −C ハロアルキル、−(C −C アルキル)シクロアルキル、−(C −C アルキル)フェニル、またはN、S、及びOから独立して選択された1、2、もしくは3個の環原子を有する4〜10個の環原子の単環式もしくは二環式複素環であり、ここでR は、ヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、ニトロ、オキソ、−(C −C アルキル)フェニル、−O−(C −C アルキル)フェニル、C −C アルキル、C −C アルケニル、C −C アルキニル、C −C アルキルチオ、C −C アルコキシ、C −C ハロアルキル、C −C ハロアルコキシ、−(C −C アルキル)シクロアルキル、−O−(C −C アルキル)シクロアルキル、−(C −C アルキル)CO 、−(C −C アルキル)C(O)NR 、−(C −C アルキル)OR 、−(C −C アルキル)NR 、−(C −C アルキル)NR C(O)R 、ならびにN、O、及びSから独立して選択された1、2、または3個の環原子を有する4〜6個の環原子の単環式複素環から独立して選択された0〜3個の置換基により置換されており、4〜6個の環原子のこの単環式複素環は、ハロゲン、シアノ、−CO H、C −C アルキル、C −C アルコキシ、C −C ハロアルキル、及びC −C ハロアルコキシから独立して選択された1個または複数の置換基と任意選択で置換され;
は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、−CO H、C −C アルキル、C −C アルケニル、C −C アルキニル、C −C アルコキシ、−(C −C アルキル)シクロアルキル、もしくはフェニルであり、ハロゲン、シアノ、及び−CO H以外のこのR はそれぞれ、O、S、もしくはN(R )と置き換えられた1つもしくは複数のメチレンを有することができ、Nにより置き換えられた1つもしくは複数のメチンを有することができるか、またはR は、N、O、及びSから独立して選択された1〜4個の環原子を有する5個の環原子の単環式ヘテロアリールであり、ハロゲン、シアノ、及び−CO H以外のこのR はそれぞれ、ハロゲン、ヒドロキシル、C −C アルキル、−OR 、−SR 、NR 、C −C ハロアルキル、フェニル、及びC −C ハロアルコキシから選択された1個または複数の置換基と任意選択で置換され;R は、C −C アルキル、シアノ、−CO 、−C(O)C −C アルキル、−C(O)NR 、または−(C −C アルキル)NR であり;
は、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、−CO H、C −C アルキル、C −C アルケニル、C −C アルキニル、C −C アルコキシ、またはC −C ハロアルキルであり;
Aは、フェニルまたはN、O、及びSから独立して選択された1〜4個の環原子を有する5もしくは6個の環原子の単環式ヘテロアリールであり、Aは、ハロゲン、シアノ、C −C アルキル、C −C アルコキシ、C −C ハロアルキル、C −C ハロアルコキシ、−(C −C アルキル)シクロアルキル、−O(C −C アルキル)シクロアルキル、−(C −C アルキル)CO 、及び−(C −C アルキル)C(O)NR から選択された0〜2個の置換基と置換されており;
Bは、フェニル、−(C −C アルキル)フェニル、−(C −C アルケニル)フェニル、−(C −C アルキニル)フェニル、C −C シクロアルキル、またはN、O、及びSから独立して選択された1、2、もしくは3個の環原子を有する5もしくは6個の環原子の単環式複素環であり、Bは、ヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、C −C アルキル、C −C アルケニル、C −C アルキニル、C −C アルコキシ、−C −C アルキルNR 、C −C ハロアルキル、C −C ハロアルコキシ、−(C −C アルキル)シクロアルキル、−(C −C アルキル)フェニル、−O−(C −C アルキル)フェニル、−(C −C アルキル)シクロアルキル、−O(C −C アルキル)シクロアルキル、−(C −C アルキル)CO 、−(C −C アルキル)C(O)NR 10 、−(C −C アルキル)NR 10 、及び−(C −C アルキル)OR から独立して選択された0〜3個の置換基と置換されているか;または
A及びBは、一緒になって8〜10個の環原子の二環式ヘテロアリールとなることができ、これはN、O、及びSから独立して選択された1、2、または3個の環原子を有し、前記二環式ヘテロアリールは、ハロゲン、シアノ、C −C アルキル、C −C アルコキシ、C −C ハロアルキル、及びC −C ハロアルコキシから独立して選択された0〜2個の置換基と置換されており;
、R 、R 、R 、及びR 10 はそれぞれ、水素、C −C アルキル、及び−(C −C アルキル)シクロアルキルから存在ごとに独立して選択され;
は、水素、C −C アルキル、−(C −C アルキル)シクロアルキル、−(C −C アルキル)フェニル、またはN、O、及びSから独立して選択された1、2、もしくは3個の環原子を有する4〜7員のヘテロシクロアルキル環であり、ここで各R は、ヒドロキシル、ハロゲン、オキソ、C −C アルキル、C −C アルコキシ、C −C ハロアルキル、C −C ハロアルコキシ、−(C −C アルキル)シクロアルキル、−(C −C アルキル)フェニル、−(C −C アルキル)CO 11 、−(C −C アルキル)C(O)NR 11 12 、−(C −C アルキル)NR 11 C(O)R 12 、−(C −C アルキル)OR 11 、及び−(C −C アルキル)NR 11 12 から独立して選択された0〜3個の置換基と置換されており;
同一の窒素原子に結合した、任意のR 及びR 、またはR 及びR は、一緒になって4〜7員の単環式ヘテロシクロアルキル環または6〜11員の架橋二環式ヘテロシクロアルキル環を形成してよく、そのヘテロシクロアルキル環は、N、O、及びSから選択された0、1、または2個の追加のヘテロ原子を含有し、そのヘテロシクロアルキル環は、任意の炭素環原子にて、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、オキソ、C −C アルキル、C −C アルコキシ、C −C ハロアルキル、C −C ハロアルコキシ、−(C −C アルキル)シクロアルキル、−(C −C アルキル)フェニル、−(C −C アルキル)CO 11 、−(C −C アルキル)C(O)NR 11 12 、−(C −C アルキル)OR 11 、−(C −C アルキル)NR 11 12 、3〜7個の炭素のスピロ縮合シクロアルキル環、またはO、S、及びNから選択された1〜3個の環原子を伴う3〜7個の環原子のスピロ縮合ヘテロシクロアルキル環と任意選択で置換されており、3〜7個の環原子の前記スピロ縮合ヘテロシクロアルキル環の前記N原子は、C −C アルキルと任意選択で置換されており、C −C アルキルまたは−(C −C アルキル)シクロアルキルとの置換に利用可能な任意の窒素環原子にて任意選択で置換されており;
同一の窒素原子に結合した、任意のR 及びR 10 は、一緒になって4〜7員のヘテロシクロアルキル環を形成してよく、そのヘテロシクロアルキル環は、N、O、及びSから選択された0、1、または2個の追加のヘテロ原子を含有し、そのヘテロシクロアルキル環は、任意の炭素環原子にて、ハロゲン、ヒドロキシル、オキソ、C −C アルキル、C −C アルコキシ、C −C ハロアルキル、C −C ハロアルコキシ、−(C −C アルキル)シクロアルキルと任意選択で置換されており、C −C アルキルまたは−(C −C アルキル)シクロアルキルによる置換に利用可能な任意の窒素環原子にて任意選択で置換されており;
11 及びR 12 はそれぞれ、水素、C −C アルキル、及び−(C −C アルキル)シクロアルキルから存在ごとに独立して選択される、前記化合物またはその医薬的に許容され得る塩。
(2)式IA
Figure 2018500360
式IA
の(1)に記載の化合物または塩。
(3)R が、ヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、ニトロ、オキソ、−(C −C アルキル)フェニル、−O−(C −C アルキル)フェニル、C −C アルキル、C −C アルキルチオ、C −C アルコキシ、C −C ハロアルキル、C −C ハロアルコキシ、−(C −C アルキル)シクロアルキル、−O−(C −C アルキル)シクロアルキル、−(C −C アルキル)フェニル、−O−(C −C アルキル)フェニル、−(C −C アルキル)CO 、−(C −C アルキル)C(O)NR 、−(C −C アルキル)OR 、−(C −C アルキル)NR 、−(C −C アルキル)NR C(O)R 、ならびにN、O、及びSから独立して選択された1、2、または3個の環原子を有する4〜6個の環原子の単環式複素環から独立して選択された0〜3個の置換基により置換されたフェニル、ピリジル、またはテトラヒドロナフチルであり、4〜6個の環原子の前記単環式複素環が、ハロゲン、シアノ、−CO H、C −C アルキル、C −C アルコキシ、C −C ハロアルキル、及びC −C ハロアルコキシから独立して選択された1個または複数の置換基と任意選択で置換され;
が、C −C アルキル、C −C アルケニル、C −C アルキニル、−(C −C アルキル)OR 、−(C −C アルキル)SR 、−(C −C アルキル)NR 、−(C −C アルキル)ヘテロシクロアルキル、または−(C −C アルキル)シクロアルキルであり;
Aが、フェニルまたはN、O、及びSから独立して選択された1〜4個の環原子を有する5もしくは6個の環原子の単環式ヘテロアリールであり、Aは、ハロゲン、C −C アルキル、C −C ハロアルキル、−(C −C アルキル)シクロアルキル、−O(C −C アルキル)シクロアルキル、−(C −C アルキル)CO 、及び−(C −C アルキル)C(O)NR から選択された0〜2個の置換基と置換されている、(1)に記載の化合物または塩。
(4)R が、ヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C −C アルキル、C −C アルキルチオ、C −C アルコキシ、C −C ハロアルキル、C −C ハロアルコキシ、−(C −C アルキル)C −C シクロアルキル、−O−(C −C アルキル)C −C シクロアルキル、−(C −C アルキル)フェニル、−O−(C −C アルキル)フェニル、−(C −C アルキル)CO 、−(C −C アルキル)C(O)NR 、−(C −C アルキル)OR 、−(C −C アルキル)NR 、及び−(C −C アルキル)NR C(O)R から独立して選択された0〜3個の置換基によって置換されたフェニルまたはピリジルであり;
が、C −C アルキル、C −C アルケニル、C −C アルキニル、または−(C −C アルキル)シクロアルキルであり;
が、−C(O)NR であり;
が、水素またはC −C アルキルであり;
Aが、N、O、及びSから独立して選択された1〜4個の環原子を有する5または6個の環原子の単環式ヘテロアリールであり、Aは、ハロゲン、シアノ、C −C アルキル、C −C アルコキシ、C −C ハロアルキル、及びC −C ハロアルコキシ、−(C −C アルキル)シクロアルキル、−O(C −C アルキル)シクロアルキル、−(C −C アルキル)CO 、及び−(C −C アルキル)C(O)NR から独立して選択された0〜2個の置換基と置換されており、
Bが、ヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、C −C アルキル、C −C アルコキシ、C −C ハロアルキル、C −C ハロアルコキシ、−(C −C アルキル)シクロアルキル、−O−(C −C アルキル)シクロアルキル、−(C −C アルキル)フェニル、−O−(C −C アルキル)フェニル、−(C −C アルキル)シクロアルキル、−O(C −C アルキル)シクロアルキル、−(C −C アルキル)CO 、−(C −C アルキル)C(O)NR 10 、−(C −C アルキル)NR 10 、及び−(C −C アルキル)OR から独立して選択された0〜3個の置換基と置換されたフェニルまたはピリジルである、(1)に記載の化合物または塩。
(5)R が、ヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、C −C アルキル、C −C アルキルチオ、C −C アルコキシ、C −C ハロアルキル、C −C ハロアルコキシ、−(C −C アルキル)C −C シクロアルキル、−O−(C −C アルキル)C −C シクロアルキル、フェニル、フェノキシ、ベンジルオキシ、−(C −C アルキル)CO 、−(C −C アルキル)C(O)NR 、−(C −C アルキル)OR 、−(C −C アルキル)NR 、及び−(C −C アルキル)NR C(O)R から独立して選択された0〜3個の置換基と置換されたフェニルまたはピリジルであり;
が、C −C アルキル、C −C アルケニル、または−(C −C アルキル)シクロアルキルであり;
が、−C(O)NR であり;ここで、R 及びR は一緒になって4〜7員のヘテロシクロアルキル環を形成し、そのヘテロシクロアルキル環は、N、O、及びSから選択された0、1、または2個の追加のヘテロ原子を含有し、そのR /R 環は、任意の炭素環原子にて、ハロゲン、ヒドロキシル、オキソ、C −C アルキル、C −C アルコキシ、C −C ハロアルキル、C −C ハロアルコキシ、−(C −C アルキル)シクロアルキル、−(C −C アルキル)フェニル、−(C −C アルキル)CO 11 、−(C −C アルキル)C(O)NR 11 12 、−(C −C アルキル)OR 11 、または−(C −C アルキル)NR 11 12 と任意選択で置換されており、C −C アルキルまたは−(C −C アルキル)シクロアルキルによる置換に利用可能な任意の窒素環原子にて任意選択で置換されており;
が、水素であり;
Aが、N、O、及びSから独立して選択された1〜4個の環原子を有する5個の環原子の単環式ヘテロアリールであり、Aは、ハロゲン、C −C アルキル、C −C ハロアルキル、−(C −C アルキル)シクロアルキル、−O(C −C アルキル)シクロアルキル、−(C −C アルキル)CO 、及び−(C −C アルキル)C(O)NR から選択された0〜1個の置換基と置換されており;
Bが、ヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、C −C アルキル、C −C アルコキシ、C −C ハロアルキル、C −C ハロアルコキシ、−(C −C アルキル)シクロアルキル、−(C −C アルキル)フェニル、−O−(C −C アルキル)フェニル、−(C −C アルキル)シクロアルキル、−O(C −C アルキル)シクロアルキル、−(C −C アルキル)CO 、−(C −C アルキル)C(O)NR 10 、−(C −C アルキル)NR 10 、及び−(C −C アルキル)OR から独立して選択された0〜3個の置換基と置換されたフェニルまたはピリジルである、(1)に記載の化合物または塩。
(6)Aが、以下:
Figure 2018500360
Figure 2018500360
Figure 2018500360
Figure 2018500360
Figure 2018500360
Figure 2018500360
Figure 2018500360
Figure 2018500360
Figure 2018500360
Figure 2018500360
Figure 2018500360
Figure 2018500360
Figure 2018500360
Figure 2018500360
Figure 2018500360
Figure 2018500360
Figure 2018500360
Figure 2018500360
または
Figure 2018500360
(互変異性形を含む)のうちの1つであり、そのAのそれぞれが、ハロゲン、C −C アルキル、C −C ハロアルキル、−(C −C アルキル)シクロアルキル、−O(C −C アルキル)シクロアルキル、−(C −C アルキル)CO 、及び−(C −C アルキル)C(O)NR から独立して選択された置換基と置換されていてもいなくてもよい、(1)〜(5)のいずれかに記載の化合物または塩。
(7)R が、−C(O)NR であり、ここでR 及びR は一緒になってピペラジン環を形成し、これは、任意の炭素環原子にて、ハロゲン、ヒドロキシル、オキソ、C −C アルキル、C −C アルコキシ、C −C ハロアルキル、C −C ハロアルコキシ、−(C −C アルキル)シクロアルキル、−(C −C アルキル)フェニル、−(C −C アルキル)CO 11 、−(C −C アルキル)C(O)NR 11 12 、−(C −C アルキル)OR 11 、及び−(C −C アルキル)NR 11 12 から独立して選択された1個または2個の置換基と任意選択で置換されており、C −C アルキルまたは−(C −C アルキル)シクロアルキルとの置換に利用可能な任意の窒素環原子にて任意選択で置換されている、(1)〜(6)のいずれかに記載の化合物または塩。
(8)R が、ヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、C −C アルキル、C −C アルキルチオ、C −C アルコキシ、C −C ハロアルキル、C −C ハロアルコキシ、−(C −C アルキル)シクロアルキル、−O−(C −C アルキル)シクロアルキル、フェニル、フェニルオキシ、ベンジルオキシ、−(C −C アルキル)CO 、−(C −C アルキル)C(O)NR 、−(C −C アルキル)OR 、−(C −C アルキル)NR 、及び−(C −C アルキル)NR C(O)R から独立して選択された1〜3個の置換基によって置換されたフェニルまたはピリジルであり、前記1〜3個のR 置換基のうちの少なくとも1つが式I中のR 付着の点に対してオルトでなければならない、(1)〜(7)のいずれかに記載の化合物または塩。
(9)R が、ハロゲン、ヒドロキシル、−COOH、C −C アルキル、C −C アルキルチオ、C −C アルコキシ、−N(CH 、−CH CF 、−CF 、−OCF 、−(C −C アルキル)シクロプロピル、−O−(C −C アルキル)シクロプロピル、フェニル、フェノキシ、及びベンジルオキシから独立して選択された1〜2個の置換基と置換されたフェニルまたはピリジルである、(1)〜(8)のいずれかに記載の化合物または塩。
(10)R が、2,6−ジエチルフェニル、2−エトキシ−5−コロロ(choloro)フェニル、2−クロロ−5−エトキシフェニル、または2−エチル−5−メトキシフェニルであり;
が、イソブチルまたは2,2−ジメチルビニルであり;
が、
Figure 2018500360
Figure 2018500360
Figure 2018500360
または
Figure 2018500360
;であり;
が、水素であり;
Aが、
Figure 2018500360
;または
Figure 2018500360
であり;
Bが、4−クロロフェニル、4−(トリフルオロメチル)フェニル、4−(ジフルオロメチル)フェニル、6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジル、または6−(ジフルオロメチル)−3−ピリジルである、(1)に記載の化合物または塩。
(11)R が、2,6−ジエチルフェニル、2−エトキシ−5−コロロ(choloro)フェニル、2−クロロ−5−エトキシフェニル、または2−エチル−5−メトキシフェニルである、(1)に記載の化合物または塩。
(12)R が、イソブチルまたは2,2−ジメチルビニルである、(1)に記載の化合物または塩。
(13)R が、
Figure 2018500360
Figure 2018500360
Figure 2018500360
または
Figure 2018500360
である、(1)に記載の化合物または塩。
(14)R が、水素である、(1)に記載の化合物または塩。
(15)Aが、
Figure 2018500360
または
Figure 2018500360
である、(1)に記載の化合物または塩。
(16)Bが、4−クロロフェニル、4−(トリフルオロメチル)フェニル、4−(ジフルオロメチル)フェニル、6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジル、または6−(ジフルオロメチル)−3−ピリジルである、(1)に記載の化合物または塩。
(17)R が、2,6−ジエチルフェニルである、(1)〜(7)のいずれかに記載の化合物または塩。
(18)R が、5−メチル−2−エトキシピリジン−3−イル、5−フルオロ−2−エトキシピリジン−3−イルまたは5−クロロ−2−エトキシピリジン−3−イルである、(1)〜(7)のいずれかに記載の化合物または塩。
(19)R が、2−クロロ−5−メトキシフェニル、5−クロロ−2−エトキシフェニル、または5−クロロ−2−イソプロポキシフェニルである、(1)〜(7)のいずれかに記載の化合物または塩。
(20)R が、2,2−ジメチルビニルである、(1)〜(7)のいずれかに記載の化合物または塩。
(21)R が、
Figure 2018500360
である、(1)〜(7)のいずれかに記載の化合物または塩。
(22)Aが、チアゾリルまたはピラゾリル基であり、そのそれぞれがメチルまたはハロゲンと任意選択で置換されている、(1)〜(9)のいずれかに記載の化合物または塩。
(23)Bが、フェニルであり、これが、ハロゲン、メチル、メトキシ、トリフルオロメチル、及びトリフルオロメトキシから独立して選択された1個または2個の置換基と置換されていないまたはされている、(1)〜(9)のいずれかに記載の化合物または塩。
(24)R が、フェニルまたは3−ピリジルであり、そのR が、クロロ、フルオロ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、及びトリフルオロメチルから独立して選択された1個または2個の置換基と置換されていないまたはされている、(1)〜(9)のいずれかに記載の化合物または塩。
(25)Bが、ハロゲン、メチル、メトキシ、トリフルオロメチル、及びトリフルオロメトキシから選択された1個の置換基と、Aへの付着点に対してパラに置換されたフェニルである、(23)に記載の化合物または塩。
(26)Bが、4−クロロフェニルである、(23)に記載の化合物または塩。
(27)Bが、4位にてハロまたはC ハロアルキルと置換された3−ピリジルである、(1)〜(14)のいずれかに記載の化合物または塩。
(28)式II:
Figure 2018500360
式II
の化合物またはその医薬的に許容され得る塩であって、
実線と破線が一緒になって示される各結合、
Figure 2018500360
は、単結合、二重結合、または芳香族結合であることができ;
は、CR 19 20 、NR 19 またはOであり;
は、CR 21 22 、NR 21 であるかまたは存在せず;
13 は、C −C アルキル、C −C ハロアルキル、−(C −C アルキル)シクロアルキル、−(C −C アルキル)フェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、またはN、S、及びOから独立して選択された1、2、もしくは3個の環原子を有する4〜10個の環原子の単環式もしくは二環式複素環であり、R 13 は、ヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、ニトロ、オキソ、−(C −C アルキル)フェニル、−O−(C −C アルキル)フェニル、C −C アルキル、C −C アルケニル、C −C アルキニル、C −C アルキルチオ、C −C アルコキシ、C −C ハロアルキル、C −C ハロアルコキシ、−(C −C アルキル)シクロアルキル、−O−(C −C アルキル)シクロアルキル、−(C −C アルキル)CO 23 、−(C −C アルキル)C(O)NR 23 24 、−(C −C アルキル)NR 23 C(O)R 24 、−(C −C アルキル)OR 23 、−(C −C アルキル)NR 23 24 、ならびにN、O、及びSから独立して選択された1、2、または3個の環原子を有する4〜6個の環原子の単環式複素環から独立して選択された0〜3個の置換基によって置換されており、4〜6個の環原子のその単環式複素環は、ハロゲン、シアノ、−CO H、C −C アルキル、C −C アルコキシ、C −C ハロアルキル、及びC −C ハロアルコキシから独立して選択された1個または複数の置換基と任意選択で置換されており;
14 は、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、−CO H、C −C アルキル、C −C アルコキシ、C −C アルケニル、C −C アルキニル、またはC −C ハロアルキルであり;
Yは、フェニルまたはN、O、及びSから独立して選択された1〜4個の環原子を有する5もしくは6個の環原子の単環式ヘテロアリールであり、Yは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、C −C アルキル、C −C アルコキシ、C −C ハロアルキル、C −C ハロアルコキシ、−(C −C アルキル)シクロアルキル、−O(C −C アルキル)シクロアルキル、−(C −C アルキル)CO 23 、及び−(C −C アルキル)C(O)NR 23 24 から選択された0〜2個の置換基と置換されており;
Zは、フェニル、−(C −C アルキル)フェニル、−(C −C アルケニル)フェニル、−(C −C アルキニル)フェニル、C −C シクロアルキル、またはN、O、及びSから独立して選択された1、2、もしくは3個の環原子を有する5もしくは6個の環原子の単環式複素環であり、Zは、ヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、C −C アルキル、C −C アルケニル、C −C アルキニル、C −C アルコキシ、−C −C アルキルNR 25 26 、C −C ハロアルキル、C −C ハロアルコキシ、−(C −C アルキル)シクロアルキル、−O(C −C アルキル)シクロアルキル、−(C −C アルキル)フェニル、−O−(C −C アルキル)フェニル、−(C −C アルキル)CO 25 、−(C −C アルキル)C(O)NR 25 26 、−(C −C アルキル)NR 25 26 、及び−(C −C アルキル)OR 25 から独立して選択された0〜3個の置換基と置換されている;または
Y及びZは、一緒になって、N、O、及びSから独立して選択された1、2、または3個の環原子を有する8〜10個の環原子の二環式ヘテロアリールとなることができ、前記二環式ヘテロアリールは、ヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、C −C アルキル、C −C アルコキシ、C −C ハロアルキル、C −C ハロアルコキシ、−(C −C アルキル)シクロアルキル、−(C −C アルキル)フェニル、−O−(C −C アルキル)フェニル、−(C −C アルキル)CO 23 、−(C −C アルキル)C(O)NR 23 24 、−(C −C アルキル)NR 23 24 、及び−(C −C アルキル)OR 23 から独立して選択された0〜2個の置換基と置換されており;
15 及びR 16 はそれぞれ、水素、C −C アルキル、及び−(C −C アルキル)シクロアルキルから存在ごとに独立して選択される;または
が存在せず、X がNR 19 であるときは、R 19 及びR 15 は接合してピロリジンまたはピペリジン環を形成することができ、前記ピロリジンまたはピペリジン環は、C −C アルキル、及び−(C −C アルキル)シクロアルキルから選択された0〜3個の置換基と置換され;
17 及びR 18 はそれぞれ、水素、ヒドロキシル、C −C アルキル、C −C アルコキシ、及び−(C −C アルキル)シクロアルキルから存在ごとに独立して選択されるか、またはR 17 及びR 18 は、一緒になってオキソ基を形成してよく;
19 、R 20 、R 21 、及びR 22 はそれぞれ、水素、C −C アルキル、−(C −C アルキル)シクロアルキル、−C(O)C −C アルキル、及び−C(O)OC −C アルキルから存在ごとに独立して選択され;
23 及びR 24 はそれぞれ、水素、C −C アルキル、及び−(C −C アルキル)シクロアルキルから存在ごとに独立して選択され;
25 及びR 26 はそれぞれ、水素、C −C アルキル、及び−(C −C アルキル)シクロアルキルから存在ごとに独立して選択される;または
同一の窒素原子に結合した、R 23 及びR 24 、またはR 25 及びR 26 は、一緒になって4〜7員のヘテロシクロアルキル環を形成してよく、そのヘテロシクロアルキル環は、N、O、及びSから選択された0、1、または2個の追加のヘテロ原子を含有し、そのヘテロシクロアルキル環は、任意の炭素環原子にて、ハロゲン、ヒドロキシル、オキソ、C −C アルキル、C −C アルコキシ、C −C ハロアルキル、C −C ハロアルコキシ、−(C −C アルキル)シクロアルキル、−(C −C アルキル)フェニル、−(C −C アルキル)CO 25 、−(C −C アルキル)C(O)NR 25 26 、−(C −C アルキル)OR 25 、または−(C −C アルキル)NR 25 26 と任意選択で置換されており、C −C アルキルまたは−(C −C アルキル)シクロアルキルによる置換に利用可能な任意の窒素環原子にて任意選択で置換されており;
Yは、以下の条件:
a)X 及びX の少なくとも1つが、置換された炭素原子でない、または
b)R 17 及びR 18 が、オキソ基として一緒にならない、または
c)R 13 が、フェニルでないか、もしくはハロゲン、C 1− アルキル、及びメトキシから選択された1個もしくは2個の置換基とのみ置換されたフェニルである、または
d)Zが、フェニルでないか、もしくはハロゲン、メチル、及びメトキシから選択された1個もしくは2個の置換基とのみ置換されたフェニルである;
のうちの少なくとも1つが存在しない限り、チアゾールでなく、
前記化合物が
Figure 2018500360
または
Figure 2018500360
でない、
前記化合物またはその医薬的に許容され得る塩。
(29)式III:
Figure 2018500360
式III
の(28)に記載の化合物または塩。
(30)X が、CR 19 20 であり;
が、CR 21 22 である、(28)または(29)のいずれかに記載の化合物または塩。
(31)R 15 及びR 16 が両方とも水素であり;
19 及びR 20 が両方とも水素であり;
21 及びR 22 が両方とも水素または両方ともメチルである、(30)に記載の化合物または塩。
(32)R 13 が、ヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、−(C −C アルキル)フェニル、−O−(C −C アルキル)フェニル、C −C アルキル、C −C アルキルチオ、C −C アルコキシ、C −C ハロアルキル、C −C ハロアルコキシ、−(C −C アルキル)シクロアルキル、−O−(C −C アルキル)シクロアルキル、−(C −C アルキル)CO 23 、−(C −C アルキル)C(O)NR 23 24 、−(C −C アルキル)NR 23 C(O)R 24 、−(C −C アルキル)OR 23 、−(C −C アルキル)NR 23 24 、ならびにN、O、及びSから独立して選択された1、2、または3個の環原子を有する4〜6個の環原子の単環式複素環から独立して選択された0〜3個の置換基により置換されたフェニル、ピリジル、チオフェニル、またはテトラヒドロナフチルであり、4〜6個の環原子の前記単環式複素環が、ハロゲン、シアノ、−CO H、C −C アルキル、C −C アルコキシ、C −C ハロアルキル、及びC −C ハロアルコキシから独立して選択された1個または複数の置換基と任意選択で置換されている、(28)〜(31)のいずれかに記載の化合物または塩。
(33)R 14 が、水素である、(28)〜(32)のいずれかに記載の化合物または塩。
(34)Zが、ヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、C −C アルキル、C −C アルコキシ、C −C ハロアルキル、C −C ハロアルコキシ、−(C −C アルキル)シクロアルキル、−(C −C アルキル)フェニル、−O−(C −C アルキル)フェニル、−(C −C アルキル)CO 23 、−(C −C アルキル)C(O)NR 23 24 、−(C −C アルキル)NR 23 24 、及び−(C −C アルキル)OR 23 から独立して選択された0〜3個の置換基と置換されたフェニルまたはピリジルである、(28)〜(33)のいずれかに記載の化合物または塩。
(35)Yが、以下:
Figure 2018500360
Figure 2018500360
Figure 2018500360
Figure 2018500360
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Figure 2018500360
Figure 2018500360
または
Figure 2018500360
(互変異性形を含む)のうちの1つであり、各Yが、開位置にて、ハロゲン、C −C アルキル、またはC −C ハロアルキルから選択された0〜1個の置換基と置換され得る、(28)〜(34)のいずれかに記載の化合物または塩。
(36)Yが、以下:
Figure 2018500360
Figure 2018500360
Figure 2018500360
Figure 2018500360
Figure 2018500360
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Figure 2018500360
Figure 2018500360
Figure 2018500360
または
Figure 2018500360
(互変異性形を含む)のうちの1つであり、各Yが、開位置にて、ハロゲン、C −C アルキル、またはC −C ハロアルキルから選択された0〜1個の置換基と置換され得る、(28)〜(34)のいずれかに記載の化合物または塩。
(37)Yが、
Figure 2018500360
または
Figure 2018500360
である、(28)〜(34)のいずれかに記載の化合物または塩。
(38)R 19 及びR 20 が両方とも水素であり、R 21 及びR 22 が両方ともメチルである、(28)〜(37)のいずれかに記載の化合物または塩。
(39)R 13 が、ヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、C −C アルキル、C −C アルキルチオ、C −C アルコキシ、C −C ハロアルキル、C −C ハロアルコキシ、−(C −C アルキル)シクロアルキル、−O−(C −C アルキル)シクロアルキル、フェニル、フェニルオキシ、ベンジルオキシ、−(C −C アルキル)CO 23 、−(C −C アルキル)C(O)NR 23 24 、−(C −C アルキル)OR 23 、−(C −C アルキル)NR 23 24 、及び−(C −C アルキル)NR 23 C(O)R 24 から独立して選択された1〜3個の置換基により置換されたフェニルであり;前記1〜3個のR 13 置換基のうちの少なくとも1つが、式IIまたは式III内のR 13 付着の点に対してオルトでなければならない、(28)〜(38)のいずれかに記載の化合物または塩。
(40)R 13 が、ハロゲン、ヒドロキシル、−COOH、C −C アルキル、C −C アルキルチオ、C −C アルコキシ、−N(CH 、−CH CF 、−CF 、−OCF 、−(C −C アルキル)シクロプロピル、及び−O−(C −C アルキル)シクロプロピルから独立して選択された1〜2個の置換基と置換された、フェニルである、(39)に記載の化合物または塩。
(41)R 13 が、式II内のR 13 付着の点に対してオルトに、−CF 、−CH CF 、−COOH、シクロプロピル、またはイソプロピルと置換されたフェニルである、(40)に記載の化合物または塩。
(42)R 13 が、2,6−ジエチルフェニルである、(40)に記載の化合物または塩。
(43)R 13 が、2,6−ジエチルフェニル、2−エトキシ−5−コロロ(choloro)フェニル、2−クロロ−5−エトキシフェニル、または2−エチル−5−メトキシフェニルであり;
14 が、水素であり;
Yが、
Figure 2018500360
であり;
Zが、4−クロロフェニル、4−(トリフルオロメチル)フェニル、4−(ジフルオロメチル)フェニル、6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジル、または6−(ジフルオロメチル)−3−ピリジルである、(28)〜(31)のいずれかに記載の化合物または塩。
(44)R 13 が、2,6−ジエチルフェニル、2−エトキシ−5−コロロ(choloro)フェニル、2−クロロ−5−エトキシフェニル、または2−エチル−5−メトキシフェニルである、(28)〜(31)のいずれかに記載の化合物または塩。
(45)Yが、
Figure 2018500360
である、(28)〜(31)のいずれかに記載の化合物または塩。
(46)Zが、4−クロロフェニル、4−(トリフルオロメチル)フェニル、4−(ジフルオロメチル)フェニル、6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジル、または6−(ジフルオロメチル)−3−ピリジルである、(28)〜(31)のいずれかに記載の化合物または塩。
(47)表1もしくは表2に示す構造を有する化合物またはその医薬的に許容され得る塩。
(48)医薬的に許容され得る担体と一緒に、(1)〜(47)のいずれかに記載の化合物または塩を含む医薬組成物。
(49)IDH1変異の存在を特徴とする癌を処置する方法であって、前記IDH1変異が、患者においてR(−)−2−ヒドロキシグルタル酸へのa−ケトグルタル酸のNADPH依存性還元を触媒する酵素の新しい能力をもたらし、それを必要とする患者に治療剤を提供するステップを含み、前記治療剤が(1)〜(47)のいずれかに記載の化合物またはその塩である、方法。
(50)前記IDH1変異が、IDH1 R132HまたはIDH1 R132C変異である、(49)に記載の方法。
(51)前記癌が、神経膠腫(膠芽腫)、急性骨髄性白血病(acute myelogenous leukemia)、急性骨髄性白血病(acute myeloid leukemia)、骨髄異形成/骨髄増殖性腫瘍、肉腫、慢性骨髄単球性白血病、非ホジキンリンパ腫、星細胞腫、メラノーマ、非小細胞肺癌、胆管癌、軟骨肉腫、または結腸癌から選択される、(49)に記載の方法。
(52)それを必要とする前記患者に、少なくとも1つの追加の治療剤を投与することをさらに含む、(49)〜(51)のいずれかに記載の方法。

Claims (31)

  1. 式I
    Figure 2018500360
    式I
    の化合物またはその医薬的に許容され得る塩であって、
    実線と破線が一緒になって示される各結合、
    Figure 2018500360
    は、単結合または二重結合であることができ;
    は、C−Cハロアルキル、−(C−Cアルキル)シクロアルキル、フェニル、またはN、S、及びOから独立して選択された1、2、もしくは3個の環原子を有する4〜10個の環原子の単環式もしくは二環式複素環であり、ここでRは、ヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、ニトロ、オキソ、−(C−Cアルキル)フェニル、−O−(C−Cアルキル)フェニル、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cアルキルチオ、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、−(C−Cアルキル)シクロアルキル、−O−(C−Cアルキル)シクロアルキル、−(C−Cアルキル)CO、−(C−Cアルキル)C(O)NR、−(C−Cアルキル)OR、−(C−Cアルキル)NR、−(C−Cアルキル)NRC(O)R、ならびにN、O、及びSから独立して選択された1、2、または3個の環原子を有する4〜6個の環原子の単環式複素環から独立して選択された0〜3個の置換基により置換されており、4〜6個の環原子のこの単環式複素環は、ハロゲン、シアノ、−COH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、及びC−Cハロアルコキシから独立して選択された1個または複数の置換基と任意選択で置換され;
    は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、−COH、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cアルコキシ、−(C−Cアルキル)シクロアルキル、もしくはフェニルであり、ハロゲン、シアノ、及び−COH以外のこのRはそれぞれ、O、S、もしくはN(R)と置き換えられた1つもしくは複数のメチレンを有することができ、Nにより置き換えられた1つもしくは複数のメチンを有することができるか、またはRは、N、O、及びSから独立して選択された1〜4個の環原子を有する5個の環原子の単環式ヘテロアリールであり、ハロゲン、シアノ、及び−COH以外のこのRはそれぞれ、ハロゲン、ヒドロキシル、C−Cアルキル、−OR、−SR、NR、C−Cハロアルキル、フェニル、及びC−Cハロアルコキシから選択された1個または複数の置換基と任意選択で置換され;
    は、C−Cアルキル、シアノ、−C(O)C−Cアルキル、または−C(O)NRであり;
    は、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、−COH、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cアルコキシ、またはC−Cハロアルキルであり;
    Aは、フェニルまたはN、O、及びSから独立して選択された1〜4個の環原子を有する5もしくは6個の環原子の単環式ヘテロアリールであり、Aは、ハロゲン、シアノ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、−(C−Cアルキル)シクロアルキル、−O(C−Cアルキル)シクロアルキル、−(C−Cアルキル)CO、及び−(C−Cアルキル)C(O)NRから選択された0〜2個の置換基と置換されており;
    Bは、フェニル、−(C−Cアルキル)フェニル、−(C−Cアルケニル)フェニル、−(C−Cアルキニル)フェニル、C−Cシクロアルキル、またはN、O、及びSから独立して選択された1、2、もしくは3個の環原子を有する5もしくは6個の環原子の単環式複素環であり、Bは、ヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cアルコキシ、−C−CアルキルNR、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、−(C−Cアルキル)シクロアルキル、−(C−Cアルキル)フェニル、−O−(C−Cアルキル)フェニル、−(C−Cアルキル)シクロアルキル、−O(C−Cアルキル)シクロアルキル、−(C−Cアルキル)CO、−(C−Cアルキル)C(O)NR10、−(C−Cアルキル)NR10、及び−(C−Cアルキル)ORから独立して選択された0〜3個の置換基と置換されているか;または
    A及びBは、一緒になって8〜10個の環原子の二環式ヘテロアリールとなることができ、これはN、O、及びSから独立して選択された1、2、または3個の環原子を有し、前記二環式ヘテロアリールは、ハロゲン、シアノ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、及びC−Cハロアルコキシから独立して選択された0〜2個の置換基と置換されており;
    、R、R、R、及びR10はそれぞれ、水素、C−Cアルキル、及び−(C−Cアルキル)シクロアルキルから存在ごとに独立して選択され;
    は、水素、C−Cアルキル、−(C−Cアルキル)シクロアルキル、−(C−Cアルキル)フェニル、またはN、O、及びSから独立して選択された1、2、もしくは3個の環原子を有する4〜7員のヘテロシクロアルキル環であり、ここで各Rは、ヒドロキシル、ハロゲン、オキソ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、−(C−Cアルキル)シクロアルキル、−(C−Cアルキル)フェニル、−(C−Cアルキル)CO11、−(C−Cアルキル)C(O)NR1112、−(C−Cアルキル)NR11C(O)R12、−(C−Cアルキル)OR11、及び−(C−Cアルキル)NR1112から独立して選択された0〜3個の置換基と置換されており;
    同一の窒素原子に結合した、任意のR及びR、またはR及びRは、一緒になって4〜7員の単環式ヘテロシクロアルキル環または6〜11員の架橋二環式ヘテロシクロアルキル環を形成してよく、そのヘテロシクロアルキル環は、N、O、及びSから選択された0、1、または2個の追加のヘテロ原子を含有し、そのヘテロシクロアルキル環は、任意の炭素環原子にて、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、オキソ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、−(C−Cアルキル)シクロアルキル、−(C−Cアルキル)フェニル、−(C−Cアルキル)CO11、−(C−Cアルキル)C(O)NR1112、−(C−Cアルキル)OR11、−(C−Cアルキル)NR1112、3〜7個の炭素のスピロ縮合シクロアルキル環、またはO、S、及びNから選択された1〜3個の環原子を伴う3〜7個の環原子のスピロ縮合ヘテロシクロアルキル環と任意選択で置換されており、3〜7個の環原子の前記スピロ縮合ヘテロシクロアルキル環の前記N原子は、C−Cアルキルと任意選択で置換されており、C−Cアルキルまたは−(C−Cアルキル)シクロアルキルとの置換に利用可能な任意の窒素環原子にて任意選択で置換されており;
    同一の窒素原子に結合した、任意のR及びR10は、一緒になって4〜7員のヘテロシクロアルキル環を形成してよく、そのヘテロシクロアルキル環は、N、O、及びSから選択された0、1、または2個の追加のヘテロ原子を含有し、そのヘテロシクロアルキル環は、任意の炭素環原子にて、ハロゲン、ヒドロキシル、オキソ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、−(C−Cアルキル)シクロアルキルと任意選択で置換されており、C−Cアルキルまたは−(C−Cアルキル)シクロアルキルによる置換に利用可能な任意の窒素環原子にて任意選択で置換されており;
    11及びR12はそれぞれ、水素、C−Cアルキル、及び−(C−Cアルキル)シクロアルキルから存在ごとに独立して選択される、前記化合物またはその医薬的に許容され得る塩。
  2. が、ヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−Cアルキル、C−Cアルキルチオ、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、−(C−Cアルキル)C−Cシクロアルキル、−O−(C−Cアルキル)C−Cシクロアルキル、−(C−Cアルキル)フェニル、−O−(C−Cアルキル)フェニル、−(C−Cアルキル)CO、−(C−Cアルキル)C(O)NR、−(C−Cアルキル)OR、−(C−Cアルキル)NR、及び−(C−Cアルキル)NRC(O)Rから独立して選択された0〜3個の置換基によって置換されたフェニルまたはピリジルであり;
    が、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、または−(C−Cアルキル)シクロアルキルであり;
    が、−C(O)NRであり;
    が、水素またはC−Cアルキルであり;
    Aが、N、O、及びSから独立して選択された1〜4個の環原子を有する5または6個の環原子の単環式ヘテロアリールであり、Aは、ハロゲン、シアノ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、及びC−Cハロアルコキシ、−(C−Cアルキル)シクロアルキル、−O(C−Cアルキル)シクロアルキル、−(C−Cアルキル)CO、及び−(C−Cアルキル)C(O)NRから独立して選択された0〜2個の置換基と置換されており、
    Bが、ヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、−(C−Cアルキル)シクロアルキル、−O−(C−Cアルキル)シクロアルキル、−(C−Cアルキル)フェニル、−O−(C−Cアルキル)フェニル、−(C−Cアルキル)シクロアルキル、−O(C−Cアルキル)シクロアルキル、−(C−Cアルキル)CO、−(C−Cアルキル)C(O)NR10、−(C−Cアルキル)NR10、及び−(C−Cアルキル)ORから独立して選択された0〜3個の置換基と置換されたフェニルまたはピリジルである、請求項1に記載の化合物または塩。
  3. Aが、以下:
    Figure 2018500360
    Figure 2018500360
    Figure 2018500360
    Figure 2018500360
    Figure 2018500360
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    Figure 2018500360
    Figure 2018500360
    Figure 2018500360
    または
    Figure 2018500360
    (互変異性形を含む)のうちの1つであり、そのAのそれぞれが、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、−(C−Cアルキル)シクロアルキル、−O(C−Cアルキル)シクロアルキル、−(C−Cアルキル)CO、及び−(C−Cアルキル)C(O)NRから独立して選択された置換基と置換されていてもいなくてもよい、請求項1または2に記載の化合物または塩。
  4. が、2,6−ジエチルフェニル、2−エトキシ−5−クロロフェニル、2−クロロ−5−エトキシフェニル、または2−エチル−5−メトキシフェニルであり;
    が、イソブチルまたは2,2−ジメチルビニルであり;
    が、
    Figure 2018500360
    Figure 2018500360
    Figure 2018500360
    または
    Figure 2018500360
    ;であり;
    が、水素であり;
    Aが、
    Figure 2018500360
    ;または
    Figure 2018500360
    であり;
    Bが、4−クロロフェニル、4−(トリフルオロメチル)フェニル、4−(ジフルオロメチル)フェニル、6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジル、または6−(ジフルオロメチル)−3−ピリジルである、請求項1に記載の化合物または塩。
  5. (a)が、2,6−ジエチルフェニルである
    (b)R が、5−メチル−2−エトキシピリジン−3−イル、5−フルオロ−2−エトキシピリジン−3−イルまたは5−クロロ−2−エトキシピリジン−3−イルである;
    (c)R が、2−クロロ−5−メトキシフェニル、5−クロロ−2−エトキシフェニル、または5−クロロ−2−イソプロポキシフェニルである;
    (d)R が、フェニルまたは3−ピリジルであり、そのR が、クロロ、フルオロ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、及びトリフルオロメチルから独立して選択された1個または2個の置換基と置換されていないまたはされている;
    (e)R が、2,2−ジメチルビニルである;
    (f)R が、
    Figure 2018500360
    である;
    (g)Aが、チアゾリルまたはピラゾリル基であり、そのそれぞれがメチルまたはハロゲンと任意選択で置換されている;
    (h)Bが、フェニルであり、これが、ハロゲン、メチル、メトキシ、トリフルオロメチル、及びトリフルオロメトキシから独立して選択された1個または2個の置換基と置換されていないまたはされている;
    の(a)から(h)のうちの少なくとも1つを満たす、請求項1〜のいずれかに記載の化合物または塩。
  6. 式II:
    Figure 2018500360
    式II
    の化合物またはその医薬的に許容され得る塩であって、
    実線と破線が一緒になって示される各結合、
    Figure 2018500360
    は、単結合、二重結合、または芳香族結合であることができ;
    は、CR1920、NR19またはOであり;
    は、CR2122、NR21であるかまたは存在せず;
    13は、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、−(C−Cアルキル)シクロアルキル、−(C−Cアルキル)フェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、またはN、S、及びOから独立して選択された1、2、もしくは3個の環原子を有する4〜10個の環原子の単環式もしくは二環式複素環であり、R13は、ヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、ニトロ、オキソ、−(C−Cアルキル)フェニル、−O−(C−Cアルキル)フェニル、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cアルキルチオ、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、−(C−Cアルキル)シクロアルキル、−O−(C−Cアルキル)シクロアルキル、−(C−Cアルキル)CO23、−(C−Cアルキル)C(O)NR2324、−(C−Cアルキル)NR23C(O)R24、−(C−Cアルキル)OR23、−(C−Cアルキル)NR2324、ならびにN、O、及びSから独立して選択された1、2、または3個の環原子を有する4〜6個の環原子の単環式複素環から独立して選択された0〜3個の置換基によって置換されており、4〜6個の環原子のその単環式複素環は、ハロゲン、シアノ、−COH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、及びC−Cハロアルコキシから独立して選択された1個または複数の置換基と任意選択で置換されており;
    14は、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、−COH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、またはC−Cハロアルキルであり;
    Yは、フェニルまたはN、O、及びSから独立して選択された1〜4個の環原子を有する5もしくは6個の環原子の単環式ヘテロアリールであり、Yは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、−(C−Cアルキル)シクロアルキル、−O(C−Cアルキル)シクロアルキル、−(C−Cアルキル)CO23、及び−(C−Cアルキル)C(O)NR2324から選択された0〜2個の置換基と置換されており;
    Zは、フェニル、−(C−Cアルキル)フェニル、−(C−Cアルケニル)フェニル、−(C−Cアルキニル)フェニル、C−Cシクロアルキル、またはN、O、及びSから独立して選択された1、2、もしくは3個の環原子を有する5もしくは6個の環原子の単環式複素環であり、Zは、ヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cアルコキシ、−C−CアルキルNR2526、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、−(C−Cアルキル)シクロアルキル、−O(C−Cアルキル)シクロアルキル、−(C−Cアルキル)フェニル、−O−(C−Cアルキル)フェニル、−(C−Cアルキル)CO25、−(C−Cアルキル)C(O)NR2526、−(C−Cアルキル)NR2526、及び−(C−Cアルキル)OR25から独立して選択された0〜3個の置換基と置換されている;または
    Y及びZは、一緒になって、N、O、及びSから独立して選択された1、2、または3個の環原子を有する8〜10個の環原子の二環式ヘテロアリールとなることができ、前記二環式ヘテロアリールは、ヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、−(C−Cアルキル)シクロアルキル、−(C−Cアルキル)フェニル、−O−(C−Cアルキル)フェニル、−(C−Cアルキル)CO23、−(C−Cアルキル)C(O)NR2324、−(C−Cアルキル)NR2324、及び−(C−Cアルキル)OR23から独立して選択された0〜2個の置換基と置換されており;
    15及びR16はそれぞれ、水素、C−Cアルキル、及び−(C−Cアルキル)シクロアルキルから存在ごとに独立して選択される;または
    が存在せず、XがNR19であるときは、R19及びR15は接合してピロリジンまたはピペリジン環を形成することができ、前記ピロリジンまたはピペリジン環は、C−Cアルキル、及び−(C−Cアルキル)シクロアルキルから選択された0〜3個の置換基と置換され;
    17及びR18はそれぞれ、水素、ヒドロキシル、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、及び−(C−Cアルキル)シクロアルキルから存在ごとに独立して選択されるか、またはR17及びR18は、一緒になってオキソ基を形成してよく;
    19、R20、R21、及びR22はそれぞれ、水素、C−Cアルキル、−(C−Cアルキル)シクロアルキル、−C(O)C−Cアルキル、及び−C(O)OC−Cアルキルから存在ごとに独立して選択され;
    23及びR24はそれぞれ、水素、C−Cアルキル、及び−(C−Cアルキル)シクロアルキルから存在ごとに独立して選択され;
    25及びR26はそれぞれ、水素、C−Cアルキル、及び−(C−Cアルキル)シクロアルキルから存在ごとに独立して選択される;または
    同一の窒素原子に結合した、R23及びR24、またはR25及びR26は、一緒になって4〜7員のヘテロシクロアルキル環を形成してよく、そのヘテロシクロアルキル環は、N、O、及びSから選択された0、1、または2個の追加のヘテロ原子を含有し、そのヘテロシクロアルキル環は、任意の炭素環原子にて、ハロゲン、ヒドロキシル、オキソ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、−(C−Cアルキル)シクロアルキル、−(C−Cアルキル)フェニル、−(C−Cアルキル)CO25、−(C−Cアルキル)C(O)NR2526、−(C−Cアルキル)OR25、または−(C−Cアルキル)NR2526と任意選択で置換されており、C−Cアルキルまたは−(C−Cアルキル)シクロアルキルによる置換に利用可能な任意の窒素環原子にて任意選択で置換されており;
    Yは、以下の条件:
    a)X及びXの少なくとも1つが、置換された炭素原子でない、または
    b)R17及びR18が、オキソ基として一緒にならない、または
    c)R13が、フェニルでないか、もしくはハロゲン、C1−アルキル、及びメトキシから選択された1個もしくは2個の置換基とのみ置換されたフェニルである、または
    d)Zが、フェニルでないか、もしくはハロゲン、メチル、及びメトキシから選択された1個もしくは2個の置換基とのみ置換されたフェニルである;
    のうちの少なくとも1つが存在しない限り、チアゾールでなく、
    前記化合物が
    Figure 2018500360
    または
    Figure 2018500360
    でない、
    前記化合物またはその医薬的に許容され得る塩。
  7. 式III:
    Figure 2018500360
    式III
    の請求項に記載の化合物または塩。
  8. が、CR1920であり;
    が、CR2122である、請求項またはに記載の化合物または塩。
  9. 15及びR16が両方とも水素であり;
    19及びR20が両方とも水素であり;
    21及びR22が両方とも水素または両方ともメチルである、請求項に記載の化合物または塩。
  10. 13が、ヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、−(C−Cアルキル)フェニル、−O−(C−Cアルキル)フェニル、C−Cアルキル、C−Cアルキルチオ、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、−(C−Cアルキル)シクロアルキル、−O−(C−Cアルキル)シクロアルキル、−(C−Cアルキル)CO23、−(C−Cアルキル)C(O)NR2324、−(C−Cアルキル)NR23C(O)R24、−(C−Cアルキル)OR23、−(C−Cアルキル)NR2324、ならびにN、O、及びSから独立して選択された1、2、または3個の環原子を有する4〜6個の環原子の単環式複素環から独立して選択された0〜3個の置換基により置換されたフェニル、ピリジル、チオフェニル、またはテトラヒドロナフチルであり、4〜6個の環原子の前記単環式複素環が、ハロゲン、シアノ、−COH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、及びC−Cハロアルコキシから独立して選択された1個または複数の置換基と任意選択で置換されている、請求項のいずれか一項に記載の化合物または塩。
  11. 14が、水素である、請求項10のいずれか一項に記載の化合物または塩。
  12. Zが、ヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、−(C−Cアルキル)シクロアルキル、−(C−Cアルキル)フェニル、−O−(C−Cアルキル)フェニル、−(C−Cアルキル)CO23、−(C−Cアルキル)C(O)NR2324、−(C−Cアルキル)NR2324、及び−(C−Cアルキル)OR23から独立して選択された0〜3個の置換基と置換されたフェニルまたはピリジルである、請求項11のいずれか一項に記載の化合物または塩。
  13. Yが、以下:
    Figure 2018500360
    Figure 2018500360
    Figure 2018500360
    Figure 2018500360
    Figure 2018500360
    Figure 2018500360
    Figure 2018500360
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    Figure 2018500360
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    Figure 2018500360
    Figure 2018500360
    Figure 2018500360
    Figure 2018500360
    または
    Figure 2018500360
    (互変異性形を含む)のうちの1つであり、各Yが、開位置にて、ハロゲン、C−Cアルキル、またはC−Cハロアルキルから選択された0〜1個の置換基と置換され得る、請求項12のいずれかに記載の化合物または塩。
  14. Yが、以下:
    Figure 2018500360
    Figure 2018500360
    Figure 2018500360
    Figure 2018500360
    Figure 2018500360
    Figure 2018500360
    Figure 2018500360
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    Figure 2018500360
    Figure 2018500360
    Figure 2018500360
    または
    Figure 2018500360
    (互変異性形を含む)のうちの1つであり、各Yが、開位置にて、ハロゲン、C−Cアルキル、またはC−Cハロアルキルから選択された0〜1個の置換基と置換され得る、請求項12のいずれかに記載の化合物または塩。
  15. Yが、
    Figure 2018500360
    または
    Figure 2018500360
    である、請求項12のいずれか一項に記載の化合物または塩。
  16. 19及びR20が両方とも水素であり、R21及びR22が両方ともメチルである、請求項15のいずれか一項に記載の化合物または塩。
  17. 13が、ヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、C−Cアルキル、C−Cアルキルチオ、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、−(C−Cアルキル)シクロアルキル、−O−(C−Cアルキル)シクロアルキル、フェニル、フェニルオキシ、ベンジルオキシ、−(C−Cアルキル)CO23、−(C−Cアルキル)C(O)NR2324、−(C−Cアルキル)OR23、−(C−Cアルキル)NR2324、及び−(C−Cアルキル)NR23C(O)R24から独立して選択された1〜3個の置換基により置換されたフェニルであり;前記1〜3個のR13置換基のうちの少なくとも1つが、式IIまたは式III内のR13付着の点に対してオルトでなければならない、請求項16のいずれか一項に記載の化合物または塩。
  18. 13が、ハロゲン、ヒドロキシル、−COOH、C−Cアルキル、C−Cアルキルチオ、C−Cアルコキシ、−N(CH、−CHCF、−CF、−OCF、−(C−Cアルキル)シクロプロピル、及び−O−(C−Cアルキル)シクロプロピルから独立して選択された1〜2個の置換基と置換された、フェニルである、請求項17に記載の化合物または塩。
  19. 13が、式II内のR13付着の点に対してオルトに、−CF、−CHCF、−COOH、シクロプロピル、またはイソプロピルと置換されたフェニルである、請求項18に記載の化合物または塩。
  20. 13が、2,6−ジエチルフェニルである、請求項18に記載の化合物または塩。
  21. 13が、2,6−ジエチルフェニル、2−エトキシ−5−コロロ(choloro)フェニル、2−クロロ−5−エトキシフェニル、または2−エチル−5−メトキシフェニルであり;
    14が、水素であり;
    Yが、
    Figure 2018500360
    であり;
    Zが、4−クロロフェニル、4−(トリフルオロメチル)フェニル、4−(ジフルオロメチル)フェニル、6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジル、または6−(ジフルオロメチル)−3−ピリジルである、請求項のいずれか一項に記載の化合物または塩。
  22. 13が、2,6−ジエチルフェニル、2−エトキシ−5−コロロ(choloro)フェニル、2−クロロ−5−エトキシフェニル、または2−エチル−5−メトキシフェニルである、請求項のいずれか一項に記載の化合物または塩。
  23. Yが、
    Figure 2018500360
    である、請求項のいずれか一項に記載の化合物または塩。
  24. Zが、4−クロロフェニル、4−(トリフルオロメチル)フェニル、4−(ジフルオロメチル)フェニル、6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジル、または6−(ジフルオロメチル)−3−ピリジルである、請求項のいずれか一項に記載の化合物または塩。
  25. 表1もしくは表2に示す構造を有する化合物またはその医薬的に許容され得る塩。
  26. 医薬的に許容され得る担体と一緒に、請求項1〜25のいずれか一項に記載の化合物または塩を含む医薬組成物。
  27. IDH1変異の存在を特徴とする癌を処置する方法であって、前記IDH1変異が、患者においてR(−)−2−ヒドロキシグルタル酸へのa−ケトグルタル酸のNADPH依存性還元を触媒する酵素の新しい能力をもたらし、それを必要とする患者に治療剤を提供するステップを含み、前記治療剤が請求項1〜25のいずれか一項に記載の化合物またはその塩である、方法。
  28. 前記IDH1変異が、IDH1 R132HまたはIDH1 R132C変異である、請求項27に記載の方法。
  29. 前記癌が、神経膠腫(膠芽腫)、急性骨髄性白血病(acute myelogenous leukemia)、急性骨髄性白血病(acute myeloid leukemia)、骨髄異形成/骨髄増殖性腫瘍、肉腫、慢性骨髄単球性白血病、非ホジキンリンパ腫、星細胞腫、メラノーマ、非小細胞肺癌、胆管癌、軟骨肉腫、または結腸癌から選択される、請求項27に記載の方法。
  30. それを必要とする前記患者に、少なくとも1つの追加の治療剤を投与することをさらに含む、請求項2729のいずれか一項に記載の方法。
  31. (a)R が、2,6−ジエチルフェニル、2−エトキシ−5−クロロフェニル、2−クロロ−5−エトキシフェニル、または2−エチル−5−メトキシフェニルである;
    (b)R が、イソブチルまたは2,2−ジメチルビニルである;
    (c)R が、
    Figure 2018500360
    Figure 2018500360
    Figure 2018500360
    または
    Figure 2018500360
    ;である;
    (d)R が、水素である;
    (e)Aが、
    Figure 2018500360
    ;または
    Figure 2018500360
    である;
    (f)Bが、4−クロロフェニル、4−(トリフルオロメチル)フェニル、4−(ジフルオロメチル)フェニル、6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジル、または6−(ジフルオロメチル)−3−ピリジルである、
    の(a)から(f)のうちの少なくとも1つを満たす、請求項1に記載の化合物または塩。
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