JP2018203894A - 高分子重合体組成物 - Google Patents

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健 藤岡
Takeshi Fujioka
健 藤岡
佳津江 児玉
Katsue Kodama
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Abstract

【課題】ウェットグリップ性能を向上させることが可能なタイヤ用途、さらには、ゴム成分に熱可塑性エラストマーやテルペン系樹脂等を配合することにより、これまでよりもさらに高温領域で優れ、かつ、安定した制振性能を発揮しうる制振ゴムを提供すること。【解決手段】(A)(A−1)共役ジエン系ゴムおよび/または(A−2)熱可塑性エラストマーからなる高分子重合体成分100重量部に対し、(B)水添テルペンフェノール系樹脂5〜200重量部、さらに必要に応じて(C)充填剤や(D)架橋剤を配合した高分子重合体組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、タイヤトレッドや制振材などに有用な高分子重合体組成物に関し、特にタイヤのトレッド部材に用いることで、転がり抵抗等の他の性能を悪化させること無く、ウェットグリップ性能を向上させることが可能であり、また幅広い温度域、特に高温領域において優れた制振性能を発揮しうる制振ゴムに有用な高分子重合体組成物に関するものである。
昨今、湿潤路面における車両の安全性を向上させるために、タイヤのウェットグリップ性能を向上させることが求められている。しかしながら、これまでの天然ゴム、ポリイソプレンゴムやポリブタジエンゴムは、優れた物理特性を有し、タイヤ部材のゴム成分として汎用されているが、一般にガラス転移温度が低いため、これらをゴム成分の主成分とするゴム組成物は0℃におけるtanδが低く、タイヤのトレッド部材に使用すると、タイヤのウェットグリップ性能が低下してしまうことが知られている。
一方、制振ゴムは、不要な振動を吸収するための材料として様々な分野で使用されている。特に近年では、例えば自動車用部品及び建材として多用されており、その場合にはより広い温度領域、とりわけ高温域で安定した振動吸収性能を発揮することが求められる。このような要求を満足させるために、従来、イソブチレン−イソプレン共重合体と、ポリスチレン−ビニルポリイソプレンブロック共重合体からなる熱可塑性エラストマーとからなるゴム組成物が提案されている(特許文献1)。しかしながら、このゴム組成物においても、高温領域で優れ、かつ、安定した制振性能を発揮しうる制振ゴムには至っていないのが現状である。
特開2007−70419号公報
本発明は、上記従来技術の問題を解決し、他の性能を悪化させること無く、ウェットグリップ性能を向上させることが可能なタイヤ用高分子重合体組成物を提供することにある。
また、本発明は、ゴム成分に、熱可塑性エラストマーやテルペン系樹脂等を配合することにより、これまでよりもさらに高温領域で優れ、かつ、安定した制振性能を発揮しうる制振ゴムを提供することにある。
本発明は、以下の請求項1〜10から構成される。
<請求項1>
(A)(A−1)共役ジエン系ゴムおよび/または(A−2)熱可塑性エラストマーからなる高分子重合体成分100重量部に対し、(B)水添テルペンフェノール系樹脂5〜200重量部を配合した高分子重合体組成物。
<請求項2>
(A)成分100重量部に対し、さらに(C)無機充填剤を5〜200重量部配合してなる請求項1記載の高分子重合体組成物。
<請求項3>
(A)成分100重量部に対し、さらに(D)架橋剤を0.5〜20重量部配合してなる、請求項1または2記載の高分子重合体組成物。
<請求項4>
(A−1)共役ジエン系ゴムが、天然ゴム(NR)、ポリイソプレンゴム(IR)、ポリブタジエンゴム(BR)、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム(SBR)、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)、クロロプレンゴム(CR)、ブチルゴム(IIR)、ハロゲン化ブチルゴム、およびアクリロニリトル−ブタジエンゴム(NBR)の群から選ばれた少なくとも1種である、請求項1〜3いずれかに記載の高分子重合体組成物。
<請求項5>
(A−2)熱可塑性エラストマーが、水添1,2−ポリブタジエン、水添スチレン−ブタジエン共重合体、水添スチレン−イソプレン共重合体、エチレン−プロピレンエラストマー、スチレングラフトエチレン−プロピレンエラストマー、熱可塑性ポリエステルエラストマー、およびエチレン系アイオノマー樹脂の群から選ばれた少なくとも1種である、請求項1〜4いずれかに記載の高分子重合体組成物。
<請求項6>
(B)水添テルペンフェノール系樹脂が、α-ピネン、β-ピネン、ジペンテン、リモネン、カンフェン、Δ3カレン選ばれる1種以上のテルペンと、フェノール、クレゾール、キシレノール、ビスフェノールから選ばれる1種以上のフェノール系化合物との共重合体を水素添加してなる、請求項1〜5いずれかに記載の高分子重合体組成物。
<請求項7>
(C)無機充填剤が、カーボンブラック、シリカ、アルミナ、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、および酸化チタンの群から選ばれた少なくとも1種である、請求項1〜6いずれかに記載の高分子重合体組成物。
<請求項8>
(D)架橋剤が、硫黄系架橋剤であり、硫黄と加硫促進剤との組み合わせからなる、請求項1〜7いずれかに記載の高分子重合体組成物。
<請求項9>
請求項1〜8いずれかに記載の高分子重合体組成物をトレッド部材に用いたタイヤ。
<請求項10>
請求項1〜8いずれかに記載の高分子重合体組成物からなる制振材。
本発明によれば、特定のゴム成分および/またはエラストマー成分に対して、水添テルペンフェノール樹脂を特定量配合してなり、タイヤのトレッド部材に用いることで、転がり抵抗等の他の性能を悪化させること無く、ウェットグリップ性能を向上させることが可能なタイヤ用高分子重合体組成物を提供することができる。
また、本発明によれば、特定のゴム成分および/またはエラストマー成分に対して、水素テルペンフェノール系樹脂を特定量配合してなり、従来に比して顕著に高い温度領域で優れた制振性能を発揮する制振材用の高分子重合体組成物を提供することができる。
本発明の高分子重合体組成物は、(A)(A−1)共役ジエン系ゴムおよび/または(A−2)熱可塑性エラストマーからなる高分子重合体成分100重量部に対し、(B)水添テルペンフェノール系樹脂5〜200重量部を配合した高分子重合体組成物であり、さらに必要に応じて(C)無機充填剤や、(D)架橋剤などが配合されていてもよい。以下、本発明の高分子重合体組成物を、構成要件別に詳述する。
(A)成分
(A−1)共役ジエン系ゴム
(A−1)としては、例えば天然ゴム(NR)のほか、ポリブタジエンゴム(BR)、1,2−ポリブタジエンゴム(BR)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、ポリイソプレンゴム(IR)、クロロピレンゴム(CR)、イソブチレン−イソプレンゴム(IIR)などの共役ジエン系重合体が挙げられるが、共役ジエン系ゴムの範疇に入るものはすべて含まれる。
(A−1)共役ジエン系ゴムのポリスチレン換算の重量平均分子量(Mw)は、通常、200,000〜400,000程度である。
ここで、Mwは、ゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)による測定値を基に標準ポリスチレン換算で測定した値である。
(A)成分中、(A−1)共役ジエン系ゴムの割合は、100〜0重量%、好ましくは90〜60重量%[ただし、(A−1)+(A−2)=100重量%]である。
ここで、(A)成分中に、(A−1)共役ジエン系ゴムが100重量%の場合には、得られる組成物はタイヤトレッドなどに好適であり、60〜90重量%の場合には、得られる組成物はタイヤサイドウォールや制振ゴム、防振ゴム、防音材などに好ましい。
(A−2)熱可塑性エラストマー
(A−2)熱可塑性エラストマーとしては、例えば、水添1,2−ポリブタジエン水添スチレン−ブタジエン共重合体、水添スチレン−イソプレン共重合体、エチレン−プロピレンエラストマー、スチレングラフトエチレン−プロピレンエラストマー、熱可塑性ポリエステルエラストマー、およびエチレン系アイオノマー樹脂の群から選ばれた少なくとも1種などが挙げられるが、そのほか、熱可塑性エラストマーの範疇に属するものはすべて含まれると広義に解釈すべきである。
(A)成分中、(A−2)熱可塑性エラストマーの割合は、0〜70重量%、好ましくは0〜40重量%[ただし、(A−1)+(A−2)=100重量%]である。
ここで、(A)成分中に、(A−2)熱可塑性エラストマーが0重量%の場合には、得られる組成物はタイヤトレッドなどに好適であり、10〜40重量%の場合には、得られる組成物はタイヤサイドウォールや制振ゴム、防振ゴム、防音材などに好ましい。
(B)水添テルペンフェノール系樹脂
本発明の組成物中に、(B)水添テルペンフェノール系樹脂を配合することにより、従来のテルペン樹脂、石油系樹脂、ロジン系樹脂や、未水添テルペンフェノール樹脂を添加する手法に比べて、ウェットグリップ性能、ドライグリップ性能及び耐久性を高次元にバランスよく改善することができる。
すなわち、(B)水添テルペンフェノール系樹脂は、水素添加により樹脂の構造体のフレキシビリティーが高くなるため、分子量や軟化点の大きさの割にトレッド表面へのブルームが早い。また、水素添加により二重結合やフェノール由来の芳香環が少なくなるため、ジエン系ゴム中の該樹脂の分散性が大きく高まると共に、架橋剤の硫黄を吸着せずにゴムの架橋を促進し、ゴムポリマー間の架橋位置を均一化して加硫後のゴム組成物のモジュラスを大きくする。更に、ゴムの架橋が均一かつタイトになることにより耐久性、ブロー性も良好となる。
ここで、水添テルペンフェノール系樹脂の製造方法は、テルペン化合物の1種以上と、フェノール化合物の1種以上とを任意の組み合わせで反応させて得ることができるテルペンフェノール系樹脂を、任意の方法で水添することにより製造することができる。
本発明で使用されるテルペン化合物は、イソプレンを構成単位とする炭化水素を主骨格として有する化合物であれば、特に限定はされないが、好ましくは、分子内に1個以上の炭素環、または複素環を含有するテルペン化合物である。例えば、α−ピネン、β−ピネン、ジペンテン、リモネン、α−フェランドレン、β−フェランドレン、α−テルピネン、β−テルピネン、γ−テルピネン、テルピノーレン、ミルセン、アロオシメン、1,8−シネオール、1,4−シネオール、α−ターピネオール、β−ターピネオール、γ−ターピネオール、4−ターピネオール、サビネン、カンフェン、トリシクレン、パラメンテン−1、パラメンテン−2、パラメンテン−3、パラメンテン−8、パラメンタジエン類、Δ2−カレン、Δ3−カレン、カリオフィレン、ロンギフォーレンなどが挙げられる。また、これらのテルペン化合物は、単独で使用することもでき、2種以上を混合して使用することもできる。これらの中でも、α-ピネン、β-ピネン、ジペンテン、リモネン、カンフェン、Δ3カレンが好ましい。
本発明で使用されるフェノール化合物としては、例えば、フェノール、クレゾール、キシレノール、プロピルフェノール、ノニルフェノール、ハイドロキノン、レゾルシン、メトキシフェノール、ブロモフェノール、ビスフェノールA、ビスフェノールFなどが挙げられる。また、これらのフェノール化合物は、単独で使用することもでき、2種以上を混合して使用することもできる。これらの中でも、フェノール、クレゾール、キシレノール、ビスフェノールが好ましい。
テルペンフェノール系樹脂は、テルペン化合物の1種以上と、フェノール化合物の1種以上とを任意の組み合わせで反応させて得ることができ、製造方法は特に限定されないが、例えばテルペン化合物1モルに対してフェノール化合物を0.1〜6モル、好ましくは0.5〜4モル使用し、酸性触媒の存在下で20〜150℃の温度で1〜20時間反応させることにより得られる。その酸性触媒としては、塩酸、硫酸、リン酸、ポリリン酸、三フッ化硼素もしくはその錯体、三塩化アルミニウム、陽イオン交換樹脂、ヘテロポリ酸、活性白土などが挙げられる。その際、反応溶媒は使用しなくてもよいが、芳香族系炭化水素類、アルコール類、エーテル類などの溶媒を使用することもできる。
テルペンフェノール系樹脂の分子量は、通常、数平均分子量で100〜10,000であるが、好ましくは数平均分子量150〜5,000で、より好ましくは200〜1,000である。数平均分子量が100未満では、得られる組成物の耐久性が劣り、一方数平均分子量が10,000を超えると得られる組成物のグリップ性の改善効果が劣る場合がある。
本発明に用いられる(B)水添テルペンフェノール系樹脂は、上記テルペンフェノール系樹脂のテルペンの二重結合、および/またはフェノール系化合物の芳香環を水素添加して得られる。水素添加の方法は従来公知のもので特に限定されない。例えば、特開平10−330315号公報などに水素添加の方法が記載されている。二重結合の水素添加率は、5〜100%、好ましくは70〜100%である。二重結合の水素添加率5%未満では、水素添加による特性が十分発現されない。芳香環の水素添加率は特に限定されないが、0.1〜100%、好ましくは1〜90%である。
なお、水素添加の方法は特に限定されない。
ここで、水素添加率(水添率)は、H−NMR(プロトンNMR)による二重結合由来ピークの各積分値から、下記式により、算出される値である。
水添率(%)={(A−B)/A}×100
A:水素添加前の二重結合のピークの積分値
B:水素添加後の二重結合のピークの積分値
また、芳香環の水添率は、IR(赤外線分光光度計)によるスチレン化合物またはフェノール化合物由来の吸光度のピーク高さから、下記式により、算出される値である。
水添率(%)={(C−D)/C}×100
C:水素添加前の芳香環由来の吸光度ピーク高さ
D:水素添加後の芳香環由来の吸光度ピーク高さ
上記(B)水添テルペンフェノール系樹脂の具体例としては、ヤスハラケミカル製YSポリスターUH115、YSポリスターNH等が挙げられる。さらに、未水添のテルペンフェノール系樹脂を水素添加して使用してもよい。未水添のテルペンフェノール系樹脂の具体例としては、ヤスハラケミカル製YSポリスターシリーズ等が挙げられる。
なお、以上の水素添加の方法は、特に限定されない。
また、これらの(B)水添テルペンフェノール系樹脂は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
(B)水添テルペンフェノール系樹脂の配合量は、(A)成分100重量部に対し、5〜200重量部、好ましくは5〜40重量部である。5重量部未満では、ウェットグリップ性の改善効果が現れにくく、一方200重量部を超えると、耐摩耗性や加工性が低下する。
(C)充填剤
本発明の高分子重合体組成物は、(A)(A−1)共役ジエン系ゴムおよび/または(A−2)可塑性エラストマーならびに(B)水添テルペン系樹脂を主成分とするが、これに加えて、さらに(C)充填剤を配合することができる。
本発明の組成物において、補強用の(C)充填剤としては、カーボンブラック、シリカ、アルミナ、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、酸化チタン等を配合することができ、これらの中でも、カーボンブラック及び/又はシリカを配合することが好ましい。これら補強性充填剤は、一種単独で使用してもよいし、二種以上を組み合わせて使用してもよい。
(C)充填剤の配合量は、マトリックス成分である(A)成分100重量部に対し、5〜500重量部、好ましくは20〜200重量部である。5重量部未満であると、ゴム組成物への強度と耐久性の改善効果が低い。一方、200重量部を超える場合には加工性が悪く充填剤の分散性の低下を招き均一な強度と耐久性を保てなくなる。
(D)架橋剤
本発明の組成物には、さらに(D)架橋剤を配合することができる。
本発明で使用する(D)架橋剤としては、例えば硫黄を用いることが出来る。硫黄としては、粉末硫黄、沈降硫黄、不溶性硫黄、コロイド硫黄、表面処理硫黄などが使用でき、また加熱によって硫黄を生成させる化合物としてテトラメチルチウラムジスルフィド、テトラエチルチウラムジスルフィドなどが使用できる。
硫黄や加熱により、硫黄を生成させる化合物に併用する加硫促進剤としては、例えばテトラメチルチウラムジスルフィド(TMTD)、テトラメチルチウラムモノスルフィド(TMTM)、N−オキシジエチレン−2−ベンゾチアゾリル・スルフェンアミド(OBS)、N−シクロヘキシリル−2−ベンゾチアゾリル・スルフェンアミド(CBS)、ジベンソチアジルスルフィド(MBTS)、2−メルカプトベンゾチアゾ−ル(MBT)、ジンクジ−n−ブチルジオカ−バイト(ZnBDC)、ジンクジメチルジチオカ−バイト(ZnMDC)などである。
硫黄系の(D)架橋剤の配合量は、(A)成分100重量部に対して0.5〜15重量部、好ましくは0.5〜10重量部である。0.5重量部未満の場合、架橋度が不足し、架橋後の硬度および剛性が低下し、一方15重量部を超える場合、架橋後に弾性体としてのゴム組成物の実用性が損なわれる。また充分なスコーチタイムの確保ができなくなる恐れがある。
なお、(D)架橋剤としては、そのほか、有機過酸化物を用いることもできる。
有機過酸化物としては、ジクミルペルオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルペルオキシ)ヘキサン、2,5−ジメエチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3、ジ−t−ブチルペルオキシド、ジ−t−ブチルペルオキシ−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンおよびt−ジブチルヒドロペルオキシド等を例示できる。これらのうち、ジクミルペルオキシド、ジ−t−ブチルペルオキシドおよびジ−t−ブチルペルオキシ−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンが好ましい。
有機過酸化物の配合量は、(A)成分100重量部に対し、通常、1〜15重量部、好ましくは1〜10重量部程度である。
加硫剤として有機過酸化物を用いる場合、加硫助剤の併用が好ましい。加硫助剤としては硫黄およびp−キノンジオキシム等のキノンジオキシム系;エチレングリコールジメタクリレートおよびトリメチロールプロパントリメタクリレート等のアクリル系;ジアリルフタレートおよびトリアリルイソシアヌレート等のアリル系;その他マレイミド系;ジビニルベンゼン等が挙げられる。
加硫助剤の配合量は、使用する有機過酸化物1モルに対して、通常0.5〜2モル、好ましくは0.5〜1.5モル、より好ましくはほぼ等モルの量とするのが望ましい。
さらに、本発明の組成物は、予備成形し、電子線照射により架橋させることもできる。この架橋する場合は、予備成形された組成物に、0.1〜10MeVのエネルギーを有する電子線を、吸収線量が通常0.5〜35Mrad、好ましくは0.5〜20Mrad、より好ましくは1〜10Mradになるように照射すればよい。
以上の本発明の組成物には、上記(A)〜(D)分のほかに、ゴム工業界で通常使用される配合剤、例えば、軟化剤、老化防止剤、カップリング剤などを、本発明の目的を害しない範囲内で適宜選択して、通常の配合量の範囲内で配合することができる。これら配合剤としては、市販品を好適に使用することができる。
本発明の組成物は、上記(A)〜(B)成分、さらに(C)〜(D)成分など、必要に応じて適宜選択した各種配合剤を配合して、混練り、熱入れ、押出等することにより製造することができる。
また、本発明の組成物を用いたタイヤは、上述した本発明の高分子重合体組成物をトレッド部材に用いたものである。本発明のタイヤは、上述の組成物をトレッド部材に用いて生タイヤを成形し、常法に従って生タイヤを加硫することで製造できる。なお、本発明のタイヤのトレッド部材には、上述の組成物が用いられているため、本発明のタイヤは、転がり抵抗等の他の性能が十分に確保されている上、ウェットグリップ性能が特に良好である。また、本発明のタイヤに充填する気体としては、通常の或いは酸素分圧を調整した空気の他、窒素、アルゴン、ヘリウム等の不活性ガスを用いることができる。
また、本発明の組成物を用いて、制振材を製造するには、例えば(A)〜(D)成分、及び他の配合剤を、バンバリー型ミキサー、加圧ニーダー、オープンロールなど一般のゴム配合物に対して使用される混合方法を用いて混合し、このようにして得られる未架橋配合物は、カレンダー、ロール、押し出し機等を利用して、たとえばシート状に成形した後、熱空気などの熱媒体中で架橋に供される。
以上の本発明の組成物の架橋温度は、120℃〜200℃、好ましくは140℃〜180℃の範囲の熱空気中で加熱して架橋を行う。このときに、特に加圧する必要はなく、大気圧下で架橋することが可能である。
<タイヤトレッド評価>
次に、実施例を挙げ、本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に何ら制約されるものではない。
<水添テルペンフェノール系樹脂の合成>
ヤスハラケミカル社製YSポリスターT130を300g、イソプロパノールを1,200g、および粉末状の安定化ニッケル触媒15.0gをオートクレーブに仕込み、次いで、これを密閉し、雰囲気を窒素ガスで置換した後、水素ガス10kg/cmの圧力をかけながら導入した。そして攪拌しながら加熱し180℃となったところで、水素の圧力を100kg/cmとし、吸収された水素を補うことで圧力を100kg/cmに保ちながら20時間反応させた。反応後触媒をろ過し、イソプロパノールを減圧蒸留にて除去して、水添ポリスターTを得た。軟化点は、JIS K2207に記載される環球法で測定した結果、132℃であった。
実施例1〜3
以下に実施例および比較例において用いた各種薬品を示す。
E−SBR:JSR製 1502 結合スチレン量23.5% ムーニー粘度ML1+4(100℃)=52(M)
BR:JSR製 T700 cis1,4結合95% ムーニー粘度ML1+4(100℃) =42(M)
カーボンブラック:CABOT製 ショウブラックN−330L HAF NSA 75m2/g DBP102ml/100g
シリカ:EVONIK製 ULTRASIL VN3 NSA 175m2/g
老化防止剤:川口化学製 アンテージ6C(6PPD)、川口化学製 アンテージRD (TMQ)
酸化亜鉛:和光純薬製試薬 純度99%
ステアリン酸:和光純薬製試薬 純度95%
シランカップリング剤:EVONIK製 Si75 ビス(3-トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド
粘着付与樹脂:ヤスハラケミカル製 YSポリスターUH115、YSポリスターNH、水添ポリスターT
硫黄粉末:和光純薬製試薬 純度98%
加硫促進剤:川口化学製 アクセルCZ(CBS)、アクセルD(DPG)
表1に示す配合内容のうち、硫黄粉末と加硫促進剤を除く各種薬品を、東洋精機製 ラボプラストミル4C150バンバリーミキサーにて混練りした。続いて硫黄粉末、加硫促進剤を添加し、仕上げ練りを行うことで未加硫ゴムを得た。
得られた未加硫ゴム組成物を150℃の条件下で30分間プレス加硫することにより、実施例1〜2の加硫ゴム組成物を作製し、粘弾性試験および引張り試験を行った。
比較例1〜2
比較のために粘着付与樹脂にテルペン樹脂のYSレジンPX1000、未水添テルペンフェノール樹脂のYSポリスターN125をそれぞれ使用した以外は、全て実施例と同じ条件で行った。
<粘弾性試験>
作成した試験片を幅4.5mm、長さ40mm、厚さ0.5mmに切り出し(株)ユービーエム製 粘弾性装置DVE−V4を用いて、JIS K 6394に基づき、周波数10Hz、平均歪み3.0%、歪み振幅±0.5、チャック間距離10mmで−75℃〜180℃の温度範囲で0℃及び60℃での損失正接tanδを測定した。0℃でのtanδが大きいほどウェットグリップ特性において優れていることを示し、tanδが小さいほど転がり抵抗が低く省燃費特性において優れることを示す。
<引張り試験>
加硫ゴム組成物からなる3号ダンベル型試験片を用いて、JIS K 6251「加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−引張り特性の求め方」に準じて引張り試験を実施し、破断時伸びEB(%)を測定した。EBが大きいほど、フィラーが分散しゴム強度に優れ、耐久性に優れることを示す。
表1より、水添テルペンフェノール樹脂(YSポリスターUH115、YSポリスターNH、水添ポリスターT)を配合した実施例は、従来の樹脂(YSレジンPX1000、YSポリスターN125)を配合した比較例に比べ、低燃費性能およびウェットグリップ性が向上することがわかる。
<防振ゴム評価>
実施例を挙げ、本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に何ら制約されるものではない。
実施例4〜6
以下に実施例および比較例において用いた各種薬品を示す。
IIR:JSR製 BUTYL065 ムーニー粘度ML1+4(125℃)=32(M)
SIPS:クラレ製 ポリスチレン−ビニルポリイソプレンブロック共重合体 ハイブラー5127 スチレン量 20%
粘着付与樹脂:ヤスハラケミカル製 YSポリスターUH115、YSポリスターNH、水添ポリスターT
酸化亜鉛:和光純薬製試薬 純度99%
ステアリン酸:和光純薬製試薬 純度95%
加硫剤:川口化学製 アクターQ(QO)
加硫促進剤:川口化学製 アクセルDM(MBTS)
表2に示す配合内容のうち、加硫剤と加硫促進剤を除く各種薬品を、東洋精機製 ラボプラストミル4C150バンバリーミキサーにて混練りした。続いて加硫剤と加硫促進剤を添加し、仕上げ練りを行うことで未加硫ゴムを得た。
得られた未加硫ゴム組成物を150℃の条件下で30分間プレス加硫することにより、実施例4〜6の加硫ゴム組成物を作製し、動的粘弾性を測定した。
比較例3〜4
比較のために粘着付与樹脂にYSレジンPX1000、YSポリスターN125をそれぞれ使用した以外は、全て実施例と同じ条件で行った。
<粘弾性試験>
作成した試験片を幅4.5mm、長さ40mm、厚さ1mmに切り出し(株)ユービーエム製 粘弾性装置DVE−V4を用いて、周波数100Hz、初期歪み0.2%、チャック間距離10mmで−75℃〜180℃の温度範囲で測定した。その結果を表2に示す。損失正接tanδが高く、温度領域が広いほど振動減衰特性において優れることを示す。
表2より、水添テルペンフェノール樹脂(YSポリスターUH115、YSポリスターNH、水添ポリスターT)を配合した実施例は、従来の樹脂(YSレジンPX1000、YSポリスターN125)を配合した比較例に比べ、広範な温度領域で振動減衰特性を有していることが分かる。
本発明の高分子重合体組成物は、例えばタイヤのトレッド部材に用いることで、転がり抵抗等の他の性能を悪化させること無く、ウェットグリップ性能を向上させることが可能なタイヤ用高分子重合体組成物として、また従来に比して顕著に高い温度領域で優れた制振性能を発揮する制振材用の高分子重合体組成物として有用である。
また、本発明の高分子重合体組成物は、オイルホース、燃料ホース、ガスホース、ブレーキホース等のホース類、これらホースのカバー類、パッキング、ガスケット、O−リング、ベルト、ライニング、オイルシール、ダストブーツ等の工業用部品、航空機、自動車の部品の製造に好適に用いられる。また、自動車のバンパー、外装用モール、ウィンドシール用ガスケット、ドアシール用ガスケット、トランクシール用ガスケット、ルーフサイドレール、エンブレム、インナーパネル、コンソールボックス等の内外装表皮材、ウエザーストリップ、レザーシート、航空機・船舶用のシール材及び内外装表皮材等、土木・建築用のシール材、内外装表皮材あるいは防水シート材等、一般機械・装置用のシール材等、弱電部品のパッキンあるいはハウジング等、医療用機器部品、電線、日用雑貨品、スポーツ用品等の一般加工品にも幅広く利用することができる。
さらに、本発明の高分子重合体組成物は、トレッドのほか、サイドウォール、カーカスなどのタイヤ用途などの成形品として好適に用いることができ、また、本発明の組成物からなる成形品は、ベルト、ホース、防振ゴム、制振材、防音材、電線被覆材、各種履き物、おもちゃ、まな板や(包丁)グリップなどの家庭・雑貨用品、カーマット、バンパー、マッドガード、イナパネ表皮やサイドモールなどの自動車内・外装用品や、さらには本発明の組成物を織布および/または不織布と一体化させた自動車内装構成物、タイルやカーマット、絨毯などに使われるバッキング材、輸液チューブやシリンジなどの医療用品などのその他の工業用品にも好適に用いることができる。
さらにまた、本発明の組成物を用いて、大きな衝撃の加わる環境下や激しい振動が伴う環境下など、高度なクッション性、耐衝撃性あるいは制振性が要求される分野の製品・部材などの成形品、住宅の免震用ゴム、バイク・自転車のハンドルグリップ、ステップ、動力工具のグリップ、道路工事用の空圧削岩機、地固め用ランマ等のグリップ、ゴルフクラブ、テニスラケット、野球バットなどの打撃を伴う各種スポーツ用具のグリップ、歩行用杖の路面との接触時に生じる衝撃吸収用などに好適に使用できる。さらに、弾球遊技機における遊技球の過度の反発に対する防止用に好適に使用できる。



Claims (10)

  1. (A)(A−1)共役ジエン系ゴムおよび/または(A−2)熱可塑性エラストマーからなる高分子重合体成分100重量部に対し、(B)水添テルペンフェノール系樹脂5〜200重量部を配合した高分子重合体組成物。
  2. (A)成分100重量部に対し、さらに(C)無機充填剤を5〜200重量部配合してなる請求項1記載の高分子重合体組成物。
  3. (A)成分100重量部に対し、さらに(D)架橋剤を0.5〜20重量部配合してなる、請求項1または2記載の高分子重合体組成物。
  4. (A−1)共役ジエン系ゴムが、天然ゴム(NR)、ポリイソプレンゴム(IR)、ポリブタジエンゴム(BR)、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム(SBR)、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)、クロロプレンゴム(CR)、ブチルゴム(IIR)、ハロゲン化ブチルゴム、およびアクリロニリトル−ブタジエンゴム(NBR)の群から選ばれた少なくとも1種である、請求項1〜3いずれかに記載の高分子重合体組成物。
  5. (A−2)熱可塑性エラストマーが、水添1,2−ポリブタジエン、水添スチレン−ブタジエン共重合体、水添スチレン−イソプレン共重合体、エチレン−プロピレンエラストマー、スチレングラフトエチレン−プロピレンエラストマー、熱可塑性ポリエステルエラストマー、およびエチレン系アイオノマー樹脂の群から選ばれた少なくとも1種である、請求項1〜4いずれかに記載の高分子重合体組成物。
  6. (B)水添テルペンフェノール系樹脂が、α-ピネン、β-ピネン、ジペンテン、リモネン、カンフェン、Δ3カレン選ばれる1種以上のテルペンと、フェノール、クレゾール、キシレノール、ビスフェノールから選ばれる1種以上のフェノール系化合物との共重合体を水素添加してなる、請求項1〜5いずれかに記載の高分子重合体組成物。
  7. (C)無機充填剤が、カーボンブラック、シリカ、アルミナ、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、および酸化チタンの群から選ばれた少なくとも1種である、請求項1〜6いずれかに記載の高分子重合体組成物。
  8. (D)架橋剤が、硫黄系架橋剤であり、硫黄と加硫促進剤との組み合わせからなる、請求項1〜7いずれかに記載の高分子重合体組成物。
  9. 請求項1〜8いずれかに記載の高分子重合体組成物をトレッド部材に用いたタイヤ。
  10. 請求項1〜8いずれかに記載の高分子重合体組成物からなる制振材。

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