JP2018203510A - エレベータの診断運転方法、エレベータ制御装置及びエレベータの診断運転プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
実施形態における運転方法では、診断対象項目が所定の診断ブロックに分けられていることを前提にする。診断ブロック単位で診断運転を実施し、一つ診断ブロックの診断が終了する都度、診断結果を診断結果格納部36に格納する。そして、一つの診断ブロックの診断が終了する前に、かご呼びが発生したときには、診断ブロックの診断を最後まで実施し、その診断結果を診断結果格納部36に格納させた後、診断を一時中断してかご呼びに応答するようにしている。
エレベータ制御装置30が遠隔監視装置20から遠隔診断開始情報を受信した際、運行制御部32に備えられた遠隔診断プログラムにて実施する診断運転は、図3に示すように、以下の6つの診断ブロックで構成される。
リミットスイッチ診断について、図5を参照して説明する。
乗場かご診断時にかご呼びが発生し、かご呼びに応答するために、診断運転を中断して中断後に診断運転を再開する場合を例に再開時における診断運転パターンについて図6を参照して説明する。以下に示すパターンP1〜P4は再開時運転パターン判断部38に保存されており、診断時にかご呼び等の中断事由が発生した場合に呼び出されて最適な診断再開を実現する。図6中、斜線で示すかご4は、診断中にかご呼びが発生したときのかご位置を示す。白抜きのかご4は、かご呼びが発生した際に移動するかご4を示しており、移動順序を矢印で結んで示す。黒塗りのかご4はかご呼びが終了し診断再開時のかご位置を示している。
18階でかご呼びが発生し、利用者が1階(乗り捨て階)で降りた場合を想定する。1階から6階までの乗場ドア診断は終了しているので、8階までの乗場ドア診断を実施して、第4ブロックB4の診断ブロックの診断結果を診断結果格納部36に格納する。その後、乗場呼びに応答して18階まで直行し、利用者が1階(乗り捨て階)で降りた場合、かご4を9階まで直行させて、第5ブロックB5の診断ブロックを実施する。第5ブロックの診断が終了後は、診断結果を記憶する。
かご呼びが4階で発生し、利用者が10階(乗り捨て階)で降りた場合を想定する。この場合も、8階までの乗場ドア診断を実施して、第4ブロックB4の診断ブロックの診断結果を診断結果格納部36に格納する。その後、乗場呼びに応答してかご4を8階から4階まで直行させ、利用者を乗せて10階(乗り捨て階)まで運行した後、10階から8階まで下降して、第5ブロックB5の診断ブロックを開始する。
かご呼びが18階で発生し、利用者が25階(乗り捨て階)で降りた場合を想定する。
第4ブロックB4の診断が終了し、かご呼びに応答した後、8階まで下降して第5ブロックB5の診断ブロックから再開するのは、効率的ではない。この場合には、21階からスタートする第6ブロックB6の高層階乗場ドア診断をスタートさせる。高層階の乗場ドア診断では、21階から35階まで順次上昇して、乗場ドア診断を実施する。
かご呼びが18階で発生し、利用者が30階(乗り捨て階)で降りた場合を想定する。この場合、診断ブロックを再開させるのに乗り捨て階である30階から一番近い階は35階である。35階から下降して第6ブロックB6の高層階乗場ドア診断を21階まで実施する。第6ブロックB6の高層階乗場ドア診断が終了後は、続けて、第5ブロックB5の中層階乗場ドア診断を実施する。
Claims (10)
- エレベータ制御装置が、昇降路内に設置されたエレベータのかごを走行させて当該エレベータの診断運転を実施する診断運転方法であって、
診断対象項目を所定の診断ブロックに分け、
診断ブロック単位で診断運転を実施し、一つ診断ブロックの診断が終了する都度、診断結果を診断結果格納部に格納し、
一つの診断ブロックの診断が終了する前に、かご呼びが発生したときには、当該診断ブロックの診断を最後まで実施し、その診断結果を前記診断結果格納部に格納させた後、診断を一時中断して前記かご呼びに応答する、
ことを特徴とするエレベータの診断運転方法。 - 前記診断ブロックで実施される診断には、最下階のリミットスイッチ診断、上昇運転時並びに下降運転時の各昇降路内リミットスイッチ診断、巻上機のブレーキ状態診断、最上階のリミットスイッチ診断、各階のドア開閉診断、及び上昇運転時並びに下降運転時の定格速度診断が含まれる、
ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータの診断運転方法。 - 最下階からの診断運転では、最下階のリミットスイッチ診断、上昇運転時の定格速度診断、上昇運転時の昇降路内リミットスイッチ診断、最上階のリミットスイッチ診断、巻上機のブレーキ状態診断、下降運転時の定格速度診断、下降運転時の昇降路リミットスイッチ診断、及び各階のドア開閉診断の順序で実施し、
最上階からの診断運転では、最上階のリミットスイッチ診断、巻上機のブレーキ状態診断、下降運転時の定格速度診断、下降運転時の昇降路リミットスイッチ診断、最下階のリミットスイッチ診断、上昇運転時の定格速度診断、上昇運転時の昇降路内リミットスイッチ診断、及び各階のドア開閉診断の順序で実施する、
ことを特徴とする請求項2に記載のエレベータの診断運転方法。 - 前記診断の再開に際しては、前記かご呼びが発生したときに診断中であった診断ブロックの次に診断が予定されている診断ブロックから再開する、
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のエレベータの診断運転方法。 - 前記診断の再開に際しては、かご呼びに対する応答が終了したときのかご位置に応じて、最短時間で再開できる診断ブロックから再開する、
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のエレベータの診断運転方法。 - 前記最短時間で再開できる診断ブロックから再開するパターンが再開パターンとして予め設定されており、前記診断の再開に際しては、かご呼びに対する応答が終了したときのかご位置に応じて、最適な再開パターンを選択して、診断を実施する、
ことを特徴とする請求項5に記載のエレベータの診断運転方法。 - 診断運転中にかご呼びが発生した場合、一つのブロックの診断運転が所定の時間内に終了する場合には診断運転を継続し、診断運転が終了した後、前記かご呼びに応答し、
一つの診断ブロックの診断運転が所定の時間内に終了しない場合には、診断運転を中断してかご呼びを優先させる、
ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のエレベータの診断運転方法。 - 全ての診断ブロックの診断が終了した後、各診断ブロックの診断終了時に格納されている診断結果を、前記エレベータ制御装置と通信回線を介して接続されている監視センターに一括送信する、
ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載のエレベータの診断運転方法。 - 請求項1乃至8の何れか1項に記載のエレベータの診断運転方法を実行することを特徴とするエレベータ制御装置。
- 請求項1乃至8の何れか1項に記載のエレベータの診断運転方法をエレベータ制御装置に実行させることを特徴とするエレベータの診断運転プログラム。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021011365A (ja) * | 2019-07-08 | 2021-02-04 | 東芝エレベータ株式会社 | エレベータ遠隔診断方法およびエレベータ遠隔診断装置 |
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JPH0524759A (ja) * | 1991-07-25 | 1993-02-02 | Hitachi Building Syst Eng & Service Co Ltd | エレベーターの自動点検装置 |
JPH05186153A (ja) * | 1992-01-14 | 1993-07-27 | Hitachi Building Syst Eng & Service Co Ltd | エレベーターの診断運転装置 |
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2017
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