JP2005247512A - エレベータの故障時救出運転装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 永久磁石式同期電動機6によりロープ3を介して乗客を乗せたかご1を昇降するエレベータと、このエレベータのかご1を静止保持するブレーキ13と、電動機6を制御する制御装置8とを備えたものにおいて、エレベータが故障した時にブレーキ13を開放するブレーキ開放スイッチ15と、エレベータのかご1の移動距離を検出し、エレベータのかご1が規定の距離移動する毎にブレーキ13を動作させる検出板17およびリセットスイッチ14を備える。
【選択図】 図1
Description
一方で、エレベータのかごの積載荷重が最大積載荷重に近く、釣合いおもりとの重量差が大きいと、エレベータのかごの異常増速を抑えるために発電制動は有効であるが、エレベータのかごの最大積載荷重が定格負荷の50%に近いと、エレベータのかごの積載荷重と釣合いおもりとの重量差が少なくなり、更に発電制動による制動力がかかるので、極めて微速でしかエレベータのかごが移動せず、それだけ救出に時間がかかってしまうという問題点あった。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータの故障時救出運転装置を示す構成図である。
図1において、乗客が乗るエレベータのかご1と巻上機の負荷等を軽減するための釣合いおもり2が、シーブ4およびそらせ車5に巻き掛けられたロープ3により連結される。また、シーブ4を駆動する永久磁石式同期電動機6が設けられ、この永久磁石式同期電動機6は電動機駆動装置7により駆動され、電動機駆動装置7はエレベータ制御装置8により制御される。また、エレベータ制御装置8に故障検出リレー9が接続され、その常閉接点9a〜9cが永久磁石式同期電動機6と電動機駆動装置7の間に配設される。
例えば、電動機駆動装置7に故障が発生した場合、永久磁石式同期電動機6はこの電動機駆動装置7から切り離されるが、ここでは、仮にかご1の積載荷重と釣合いおもり2との重量差は僅かにかご1の積載荷重が重く、かご1が床11の上方で停止するものとして動作を説明する。
図3のステップS1において、電動機駆動装置7が故障したか否かを判別し、故障してなければ、ステップS2において、通常運転を持続し、故障していれば、ステップS3において、故障検出リレー9により常閉接点9a〜9cを開放して永久磁石式同期電動機6を電動機駆動装置7から切り離す。すると、上述の仮定から、ここでは、かご1の積載荷重と釣合いおもり2との重量差は僅かにかご1の積載荷重が重く、かご1は床11の上方で停止する。
また、そらせ車やシーブ、永久磁石式同期電動機の制御に使用されるエンコーダ(図示しない)などを利用して距離を求めても同様に動作させることが可能である。
図3は、この発明の実施の形態2によるエレベータの故障時救出運転装置を示す構成図である。なお、図3において、図1と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明を省略する。
本実施の形態では、上記実施の形態1で用いたかご1の移動距離を検出する検出板19およびリミットスイッチ14の代わりに、ガバナ17に取り付けられた検出板20と、この検出板20を介してかご1の速度を検出する速度検出機21とを用い、リミットスイッチ14の時延形の常閉接点14aの代わりに、速度検出機21の出力によりその開閉を制御される時延形の常閉接点21aを用いる。なお、検出板20と速度検出機21およびその時延形の常閉接点21aは、実質的にブレーキを動作させるブレーキ駆動手段を構成する。
例えば、電動機駆動装置7に故障が発生した場合、永久磁石式同期電動機6はこの電動機駆動装置7から切り離されるが、ここでは、仮にかご1の積載荷重と釣合いおもり2との重量差は遥かにかご1の積載荷重が重く、かご1が床11の上方で停止するものとして動作を説明する。
図6のステップS1において、電動機駆動装置7が故障したか否かを判別し、故障してなければ、ステップS2において、通常運転を持続し、故障していれば、ステップS3において、故障検出リレー9により常閉接点9a〜9cを開放して永久磁石式同期電動機6を電動機駆動装置7から切り離す。すると、上述の仮定から、ここでは、かご1の積載荷重と釣合いおもり2との重量差は遥かにかご1の積載荷重が重く、かご1は床11の上方で停止する。
また、そらせ車やシーブ、永久磁石式同期電動機の制御に使用されるエンコーダ(図示しない)などを利用して速度を求めても同様に動作させることが可能である。
なお、上記実施の形態1、2におけるエレベータのかご1を静止保持するブレーキ13は、少なくとも2つ以上のブレーキシュウ(図示せず)を有し、ブレーキ13を動作させてエレベータかご1を停止させる際に、ーつまたは複数のブレーキシュウを選択的に、ブレーキドラムないしはブレーキディスク(いずれも、図示せず)に押し付けるようにしてもよい。これにより、停止時のショックも、通常2つ以上設けられるブレーキシュウを選択的に動作させることで、制動力を調節し、停止時のショックを和らげることが可能である。
また、検出板19とミットスイッチ14およびその時延形の常閉接点14aからなり、ブレーキ13aを動作させるブレーキ駆動手段は、エレベータがサービスする各階床とエレベータのかご1の床位置を合わせた距離毎に動作させるようにしてもよい。これにより、エレベータ故障時に、乗客を効率よく救出することができる。
また、エレベータのかご1の移動速度は、調速機(図示せず)を用いて検出するようにしてもよい。これにより、エレベータのかご1の移動速度を検出する検出手段を専用に設ける必要が無く、コストの低廉化が図れる。
Claims (6)
- 永久磁石式同期電動機によりロープを介して乗客を乗せたかごを昇降するエレベータと、該エレベータのかごを静止保持するブレーキと、前記電動機を制御する制御装置とを備えたものにおいて、
エレベータが故障した時に、前記ブレーキを開放するブレーキ開放手段と、
該ブレーキの開放による前記エレベータのかごの移動距離または速度を検出し、その検出結果に基づいて前記ブレーキを動作させるブレーキ駆動手段と
を備えたことを特徴とするエレベータの故障時救出運転装置。 - 前記ブレーキ駆動手段は、前記エレベータのかごが規定の距離移動する毎に前記ブレーキを動作させることを特徴とする請求項1記載のエレベータの故障時救出運転装置。
- 前記ブレーキ駆動手段は、前記エレベータのかごの移動速度が規定の速度に達する毎に前記ブレーキを動作させることを特徴とする請求項1記載のエレベータの故障時救出運転装置。
- 前記エレベータのかごを静止保持するブレーキは、少なくとも2つ以上のブレーキシュウを有し、前記ブレーキを動作させて前記エレベータのかごを停止させる際に、ーつまたは複数のブレーキシュウを選択的に、ブレーキドラムまたはブレーキディスクに押し付けることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエレベータの故障時救出運転装置。
- 前記ブレーキ駆動手段は、エレベータがサービスする各階床と前記エレベータのかごの床位置を合わせた距離毎に前記ブレーキを動作させることを特徴とする請求項2記載のエレベータの故障時救出運転装置。
- 前記ブレーキ駆動手段は、前記エレベータのかごの移動速度を調速機から検出することを特徴とする請求項3記載のエレベータの故障時救出運転装置。
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