JP2018202986A - 車両用シートスライド装置 - Google Patents

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隆裕 山本
Takahiro Yamamoto
隆裕 山本
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Abstract

【課題】部品点数を追加することなく、高い剥離強度を有するシートスライド装置を提供することを目的とする。【解決手段】アッパーレール11において、リテーナ15の設置位置よりも車両前方側に、アッパーレールの側壁部11bから連結部11cよりも下方側に位置するように延びる側壁延長部11eが形成される。これにより衝突時に側壁延長部11eを支点として剥離荷重が作用するようになり、側壁延長部11eを形成しない場合よりも支点の位置が車両前方側に変化して、支点とベルトアンカーブラケット16の作用点までの距離が長くなっているため、レールにかかる荷重が低減されてシートスライド装置10の剥離強度が向上する。【選択図】図2

Description

本発明は、車両用シートスライド装置に関するものである。
一般に、車両用シートスライド装置は、車両フロアに取付けブラケットを介して固定される一対のロアレールと、ロアレールに対して移動自在に組み付けられ車両用シートが取り付けられるアッパーレールを備える。そして、車両用シートには、乗員をシートに安定的に保持するシートベルトが設けられている。
上記スライドレールは、アッパーレールとロアレールとが互いに高さ方向や幅方向に外れないように掛かり合った状態に組み付けられているが、車両の衝突発生等に伴う第荷重の入力によりアッパーレールがロアレールから剥離しないように、別途スライドレールのレール外空間に設けられた剥離防止構造により大荷重入力時の剥離移動が規制された構成がある。
特許文献1には、ロアレールに固定されるロアフックと、アッパーレールに固定されてロアフックと係合可能なアッパーフックとを有するものが開示されている。これは、両ベルトアンカからアッパーレールに剥離荷重が加えられた際に、ロアフックとアッパーフックとを係合させて剥離荷重に耐え得る構成となっている。
特許文献2には、ロアレールの底壁部に長手方向に延在して貫設された長穴と、アッパーレールの上壁部に固定されるとともに、下端側が下方に延在して長穴を貫通して長穴の延在方向に移動自在に、且つアッパーレールの上方移動を規制するように長穴の下側周縁に係止される荷重受承部材とを有する剥離防止機構を備えた構成が開示されている。
実開平3−53330号公報 特開2010−173497号公報
しかしながら、特許文献1では、部品を追加したことにより断面が大きくなっており、素手で触れる可能性がある部分が増えているため、カバー類の形状を変更する等の危害感対策を行なう必要があるという課題があった。特許文献2では、ロアレールの底壁部に長手方向に延在して貫設された長穴をアッパーレールが移動する範囲に設けなければならず、ロアレールの強度が低下するため、補強対策を行なう必要があるという課題があった。そこで本発明は、部品点数を追加することなく、且つレールの強度を低下させない手段で高い剥離強度を持つシートスライド装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、車両フロアに固定されるロアレールと、そのロアレールに摺動自在に支持されシートが載置されるアッパーレールとを有するスライドレール装置において、ロアレールには、車両フロアに水平な底部と、その底部の両端から上方に延びた一対の第1側部と、第1側部の各上端からレールの中央に延びた一対の鍔部と、上端が鍔部と接続し下方に延びた一対の第2側部とを設け、アッパーレールには、ロアレールの底部と略平行な上部と、その上部の両端から下方に延びた一対の側壁部と、第1回転子を保持する一対の傾斜部と、側壁部の下端と傾斜部を接続する連結部とを設け、第1回転子は前記ロアレールの第1側部と鍔部との連結部分に内接し、アッパーレールの連結部とロアレールの底部の間に介在する第2回転子と、第1回転子と第2回転子を回転自在に保持するリテーナとを有する車両用スライドレール装置であって、リテーナの設置位置よりも車両前方側で、アッパーレールの側壁部から連結部よりも下方側に位置するように延びる側壁延長部が形成されることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、アッパーレールの側壁延長部が、前記アッパーレールの車両前方向端部の側壁部から延びて形成されることを特徴とする。
請求項1の発明は、アッパーレールの側壁延長部を形成したことにより、車両の衝突時(前突時)にアッパーレールの後方が持ち上がろうと作用する支点の位置を変化させることができ、荷重が作用する作用点から支点までの距離を長くなり、剥離荷重を低減させることができるため、シートスライド装置の剥離強度を向上させることができる。
請求項2の発明は、アッパーレールの前方端部に側壁延長部を形成したことにより、アッパーレールの後方が持ち上がろうと作用する支点の位置の変化が大きくなるため、剥離強度の向上がより大きくなる。
本発明の実施例を図を参照して説明する。図1は本発明のシートスライド装置10が設置された車両用シート1全体を示す図である。車両用シート1はシートクッション2とシートバック3を備え、シートバック3はシートクッション2に対して回動可能に取り付けられている。シートクッション2の下方にはシートスライド装置10が取り付けられ、シートスライド装置10によって車両用シート1は前後摺動可能にフロア4に固定されている。
図2はシートスライド装置10の分解斜視図を示している。シートスライド装置10は、車両の前後方向に長いアッパーレール11とロアレール12と、アッパーレール11とロアレール12の間に介在する球形状で金属製の第1スチールボール(第1回転子)13,13および第2スチールボール(第2回転子)14,14と、そのスチールボールを保持する金属製のリテーナ15,15を備えている。
アッパーレール11は車両フロア4に略水平でシートクッション2がブラケット等を介して取り付けられる11aと該上部11aの両端から垂設されている側壁部11b,11bと、側壁部11b,11bの下端から上方に屈曲して折れ曲がっている連結部11c,11cと、第1スチールボール13をロアレール12との間の空間に保持する傾斜部11d,11dを備えている。さらに、アッパーレール11の車両前方端部に、側壁部11b,11bの下端部から更に下方に向けて延び、連結部11c,11cよりも下方側に位置する側壁延長部11e,11eを備えている。
ロアレール12は車両フロア4に略水平で前記アッパーレール11の上部11aに対向しフット部材5を介して車両フロア4に固定される底部12aと、底部12aの両端から上方に延出した第1側部12b,12bと、第1側部12b,12bの上端から中央に向かって底部12aと略平行に設けられている鍔部12c,12cと、鍔部12c,12cの端末から底部12aに向かって第1側部12b,12bと略平行に延出している第2側部12d,12dを備えている。
アッパーレール11はその上部11aがロアレール12の底部12aと対向し、ロアレール12の第1側部12bと第2側部12dの間の空間にアッパーレール11の傾斜部11dが入り込むように配置されている。そしてロアレール12の第1側部12dから鍔部12cとの間のコーナー部分とアッパーレール11の傾斜部11dの間には第1スチールボール13が配置され、ロアレール12の底部12aと第1側部12bとの間のコーナー部分とアッパーレールの連結部11cの間には第2スチールボール14が配置されている。第1スチールボール13と第2スチールボール14は薄板で金属製のリテーナ15に保持されており、アッパーレール11とロアレール12は車両前後方向に円滑に摺動できるようになっている。ここでは第1および第2回転子を金属製で球形状のスチールボールを用いているが、円筒形状のローラ部材を用いることも可能である。
図3はシートスライド装置10の断面を示している。アッパーレール11の側壁延長部11e,11eは、連結部11c,11cよりも下方側に位置しているが、ロアレールの底部12aとは隙間が空いている。衝撃荷重が加わって、アッパーレール11の前方部が下方に沈み込むように作用した際には、側壁延長部11e,11eも下方に移動してロア―レールの底部12aに接するようになっている。
図4は従来の剥離荷重作用時のシートスライド装置10を示している。アッパーレールの後端部の上部11aには、シートベルトアンカーが締結されるベルトアンカーブラケット16が設けられている。車両の衝突時(前突時)には、ロアレールの底部12aと接している第2回転子14を支点として、ベルトアンカーブラケット16からアッパーレール11の後方を持ち上げてロアレール12から引き離そうとする荷重F1が作用する。このとき、第2回転子14の支点からベルトアンカーブラケット16までの距離はL1となる。
図5は本実施形態の剥離荷重作用時のシートスライド装置10を示している。車両の衝突時には、アッパーレールの側壁延長部11eが下方に移動してロアレールの底部12aと当接し、側壁延長部11eの前方端を支点として、ベルトアンカーブラケット16からアッパーレール11の後方を持ち上げるような荷重F2が作用する。このとき、側壁延長部11eの支点からベルトアンカーブラケット16までの距離はL2となる。
上述したように、アッパーレールに側壁延長部11eを形成したことで、剥離荷重作用時の支点が変化し、支点とベルトアンカーブラケット16の作用点までの距離が長くなるため(L2>L1)、レールにかかる荷重が低減される(F2<F1)。よって、部品点数を追加することなく、且つレールの強度を低下させない手段でシートスライド装置10の剥離強度を向上させることができる。
本発明に係るシートスライド装置が設置される車両用シートの平面図である。 本発明に係るシートスライド装置の実施形態を示す分解斜視図である。 本発明に係るシートスライド装置の実施形態を示す側面図である。 従来の剥離荷重作用時のシートスライド装置を示す側面図である。 本実施形態の剥離荷重作用時のシートスライド装置を示す側面図である。
1 車両用シート
2 シートクッション
3 シートバック
4 フロア
5 フット部材
10 シートスライド装置
11 アッパーレール
11a 上部
11b 側壁部
11c 連結部
11d 傾斜部
11e 側壁延長部
12 ロアレール
12a 底部
12b 第1側部
12c 鍔部
12d 第2側部
13 第1回転子
14 第2回転子
15 リテーナ
16 ベルトアンカーブラケット

Claims (2)

  1. 車両フロアに固定されるロアレールと、そのロアレールに摺動自在に支持されシートが載置されるアッパーレールとを有するスライドレール装置において、
    前記ロアレールには、車両フロアに水平な底部と、その底部の両端から上方に延びた一対の第1側部と、第1側部の各上端からレールの中央に延びた一対の鍔部と、上端が前記鍔部と接続し下方に延びた一対の第2側部とを設け、
    前記アッパーレールには、前記ロアレールの底部と略平行な上部と、その上部の両端から下方に延びた一対の側壁部と、第1回転子を保持する一対の傾斜部と、側壁部の下端と傾斜部を接続する連結部とを設け、
    前記第1回転子は前記ロアレールの第1側部と鍔部との連結部分に内接し、アッパーレールの連結部とロアレールの底部の間に介在する第2回転子と、第1回転子と第2回転子を回転自在に保持するリテーナとを有する車両用スライドレール装置であって、
    前記リテーナの設置位置よりも車両前方側で、前記アッパーレールの側壁部から連結部よりも下方側に位置するように延びる側壁延長部が形成されることを特徴とする車両用スライドレール装置。
  2. 前記側壁延長部が、前記アッパーレールの車両前方向端部の側壁部から延びて形成されることを特徴とする請求項1に記載の車両用スライドレール装置。
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